JP6402963B2 - 画像記録装置 - Google Patents

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Description

この発明は、液体を吐出するヘッドユニットをユニットホルダーに対して着脱可能に構成した画像記録装置に関する。
特許文献1には、回転ドラムに支持される記録媒体に対してヘッドユニットからインクを吐出して、記録媒体に画像を記録する装置が記載されている。この際、回転ドラムに対するヘッドユニットの位置決めは、ヘッドユニットをキャリッジにより保持することで実現されている。特に、特許文献1では、キャリッジはヘッドユニットを着脱可能に保持しており、作業者は、ヘッドユニットをキャリッジに差し込んだり、ヘッドユニットをキャリッジから引き抜いたりすることができる。
特開2011−93174号公報
キャリッジのようなユニットホルダーに対してヘッドユニットの着脱を円滑に行うためには、着脱されるヘッドユニットが周辺の部材と干渉しないことが重要となる。しかしながら、上記装置では、ヘッドユニットの周辺に部材を配置する必要がある。このため、ユニットホルダーに対してヘッドユニットを着脱する際に、ユニットホルダーの周辺に設けられた部材とヘッドユニットとの干渉を避けることが難しかった。
この発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、ユニットホルダーに対してヘッドユニットを着脱する際に、ユニットホルダーの周辺に設けられた部材とヘッドユニットとの干渉を避けることを可能とする技術の提供を目的とする。
この発明の第1態様にかかる画像記録装置は、上記目的を達成するために、液体を吐出可能な第1ヘッドユニットと、第1ヘッドユニットを着脱可能に保持するユニットホルダーと、ユニットホルダーに対して移動可能な部材とを備え、第1ヘッドユニットがユニットホルダーに着脱される際に第1ヘッドユニットが通過する軌跡を第1軌跡とした時に、部材は、第1軌跡に重なるようにユニットホルダーに対して位置する第1位置と、第1軌跡から外れるようにユニットホルダーに対して位置する第2位置との間で移動可能である。
このように構成された本発明の第1態様(画像記録装置)では、部材は、第1位置と第2位置との間でユニットホルダーに対して移動可能に構成されており、部材は、第1位置において、ユニットホルダーに着脱される際に第1ヘッドユニットが通過する第1軌跡に重なる一方、第2位置において、第1軌跡から外れる。したがって、ユニットホルダーに対して第1ヘッドユニットを着脱しない間は、部材を第1位置に位置させておけば良い。一方、ユニットホルダーに対して第1ヘッドユニットを着脱する際には、部材を第2位置に位置させれば、第1ヘッドユニットと部材との干渉を回避しつつユニットホルダーに対する第1ヘッドユニットの着脱を行うことができる。
また、部材とユニットホルダーとに固定され、部材がユニットホルダーに対して移動可能となるように、部材とユニットホルダーとを連結する連結部材を備えるように、画像記録装置を構成しても良い。かかる構成に対しても、本発明を好適に適用することができる。
また、記録媒体を支持する支持部と、第1ヘッドユニットにメンテナンスを実施可能なメンテナンスユニットとをさらに備え、ユニットホルダーは、第1ヘッドユニットが支持部に支持された前記記録媒体に液体を吐出する第3位置と、第1ヘッドユニットがメンテナンスユニットによるメンテナンスを受ける第4位置と、第1ヘッドユニットが支持部およびメンテナンスユニットから外れる第5位置との間で、部材を伴って移動可能であるように、画像記録装置を構成しても良い。かかる構成に対しても、本発明を好適に適用することができる。
ちなみに、かかる構成では、第1ヘッドユニットが記録媒体に液体を吐出する間や、第1ヘッドユニットがメンテナンスユニットによるメンテナンスを受ける間は、そもそもユニットホルダーに対して第1ヘッドユニットを着脱できない。したがって、ユニットホルダーに対する第1ヘッドユニットの着脱に伴って、第1ヘッドユニットと部材とが干渉することを考慮する必要は無い。一方、ヘッドユニットが支持部およびメンテナンスユニットから外れる第5位置にユニットホルダーが位置する間は、第1ヘッドユニットはインク吐出やメンテナンスに供さないため、ユニットホルダーに対して着脱され得る。
そこで、ユニットホルダーに保持された第1ヘッドユニットが第5位置に位置するとき、第2位置は、支持部およびメンテナンスユニットとは重ならない位置であるように、画像記録装置を構成しても良い。かかる構成では、支持部およびメンテナンスユニットとの干渉を回避しつつ部材を第2位置に位置させて、ユニットホルダーに対する第1ヘッドユニットの着脱に備えることができる。
また、連結部材は、接続部と、ユニットホルダーと接続部とを連結する第1蝶番と、接続部と部材とを連結する第2蝶番とを有するように、画像記録装置を構成しても良い。かかる構成では、第1蝶番と第2蝶番との少なくとも2個の自由度で、ユニットホルダーに対して部材を移動させることができる。したがって、部材の自転を抑制しつつ、部材をユニットホルダーの回りで公転させることで、部材を第1位置と第2位置の間で移動させることができる。
特に、部材から第1ヘッドユニットへ繋がる可撓性の可撓性部材をさらに備えた画像記録装置に対しては好適である。なんとなれば、部材の自転によって、可撓性部材が極度に湾曲したり、可撓性部材が部材に巻き付いたりすることを抑制できるからである。
また、ユニットホルダーに着脱可能に保持されて液体を吐出する第2ヘッドユニットをさらに備え、部材は、第1位置にあるとき、ユニットホルダーに着脱される際に第2ヘッドユニットが通過する第2軌跡から外れ、第2位置にあるとき、第2軌跡に重なるように、画像記録装置を構成しても良い。
つまり、本発明では、上述のとおり、部材を第2位置に位置させることで、第1ヘッドユニットと部材との干渉を回避しつつユニットホルダーに対して第1ヘッドユニットの着脱を行うことができる。ちなみに、ユニットホルダーに対して着脱される第2ヘッドユニットについても、第2位置に位置する部材との干渉を回避しようとすると、第1ヘッドユニットが着脱される第1軌跡のみならず、第2ヘッドユニットが着脱される第2軌跡に対しても第2位置を外す必要がある。そのため、両ヘッドユニットから外して第2位置のためのスペースを確保する必要があり、装置の大型化を招くことも考えられる。
これに対して、当該構成では、第2ヘッドユニットがユニットホルダーに対して着脱される際の軌跡は、第2位置にある部材には重なるが、第1位置にある部材からは外れる。したがって、部材を第1位置に位置させることで、第2ヘッドユニットと部材との干渉を回避しつつユニットホルダーに対して第2ヘッドユニットの着脱を行うことができる。よって、第2ヘッドユニットから外してまで第2位置のためのスペースを確保する必要が無い。その結果、第1および第2ヘッドユニットと部材の干渉を避けつつユニットホルダーに対する第1および第2ヘッドユニットの着脱を可能とし、さらに装置のコンパクト化も図ることが可能となっている。
部材としては、種々のものが考えられる。例えば、部材としては、ユニットホルダーに対して移動可能に構成されて第1ヘッドユニットに液体を供給する液体供給システムが挙げられる。
この発明の第2態様にかかる画像記録装置は、上記目的を達成するために、液体を吐出可能な第1ヘッドユニットと、第1ヘッドユニットを着脱可能に保持するユニットホルダーと、ユニットホルダーに連結されており、且つ、第1位置と第2位置との間を移動可能な部材と、を備え、部材が第1位置に位置する時に、第1ヘッドユニットはユニットホルダーに対して着脱不能であり、部材が第2位置に位置する時に、第1ヘッドユニットはユニットホルダーに対して着脱可能である。
このように構成された本発明の第2態様(画像記録装置)では、部材は、第1位置と第2位置との間でユニットホルダーに対して移動可能に構成されている。そして、部材が第1位置に位置する時に、第1ヘッドユニットはユニットホルダーに対して着脱不能であり、部材が第2位置に位置する時に、第1ヘッドユニットはユニットホルダーに対して着脱可能である。したがって、ユニットホルダーに対して第1ヘッドユニットを着脱しない間は、部材を第1位置に位置させておけば良い。一方、ユニットホルダーに対して第1ヘッドユニットを着脱する際には、部材を第2位置に位置させれば、第1ヘッドユニットと部材との干渉を回避しつつユニットホルダーに対する第1ヘッドユニットの着脱を行うことができる。
本発明を適用可能なプリンターの概略構成を模式的に例示する正面図。 インク供給システムとヘッドユニットの吐出ヘッドとを模式的に例示した図。 図1に示すプリンターの概略構成を模式的に例示する側面図。 ヘッドユニットの外観構成を模式的に例示した斜視図。 キャリッジが有するユニット装着部の概略構成を模式的に例示した斜視図。 ヘッドユニットを着脱する動作を模式的に例示した側面図。 図1〜6に示すプリンターを制御する電気的構成を模式的に示すブロック図。 図1〜図7に示したプリンターの内部構成を例示した斜視図。 キャリッジが手作業メンテナンス位置に位置する状態を例示した図。 キャリッジとインク供給システムとを連結する回動連結部品を例示する図。 キャリッジが手作業メンテナンス位置に位置する状態を例示した図。 タンクとヘッドユニットとの配置関係を模式的に例示する平面図。 プリンターが備える電気的構成の配置を例示する斜視図。
図1は、本発明を適用可能なプリンターの概略構成を模式的に例示する正面図である。なお、図1や以下の図面では必要に応じて、装置各部の配置関係を明確にするために、プリンター1の左右方向X、前後方向Yおよび鉛直方向Zに対応したXYZ直交座標系を表示する。
図1に示すように、プリンター1では、その両端が繰出軸20および巻取軸40にロール状に巻き付けられた1枚のシートS(ウェブ)が搬送経路Pcに沿って張架されており、シートSは、繰出軸20から巻取軸40へ向かう搬送方向Dsへ搬送されつつ、画像記録を受ける。シートSの種類は、紙系とフィルム系に大別される。具体例を挙げると、紙系には上質紙、キャスト紙、アート紙、コート紙等があり、フィルム系には合成紙、PET(Polyethylene terephthalate)、PP(polypropylene)等がある。概略的には、プリンター1は、繰出軸20からシートSを繰り出す繰出部2(繰出領域)と、繰出部2から繰り出されたシートSに画像を記録するプロセス部3(プロセス領域)と、プロセス部3で画像の記録されたシートSを巻取軸40に巻き取る巻取部4(巻取領域)とを備え、X方向に並ぶこれら機能部2、3、4をハウジング10に収容する。なお、以下の説明では、シートSの両面のうち、画像が記録される面を表面と称する一方、その逆側の面を裏面と称する。
繰出部2は、シートSの端を巻き付けた繰出軸20と、繰出軸20から引き出されたシートSを巻き掛ける従動ローラー21とを有する。繰出軸20は、シートSの表面を外側に向けた状態で、シートSの端を巻き付けて支持する。そして、繰出軸20が図1の紙面において時計回りに回転することで、繰出軸20に巻き付けられたシートSが従動ローラー21を経由してプロセス部3へと繰り出される。ちなみに、シートSは、繰出軸20に着脱可能な芯管(図示省略)を介して繰出軸20に巻き付けられている。したがって、繰出軸20のシートSが使い切られた際には、ロール状のシートSが巻き付けられた新たな芯管を繰出軸20に装着して、繰出軸20のシートSを取り換えることが可能となっている。
プロセス部3は、繰出部2から繰り出されたシートSを回動ドラム30で支持しつつ、回動ドラム30の外周面に沿って配置されたプロセスユニットPUにより処理を適宜行って、シートSに画像を印刷するものである。このプロセス部3では、回動ドラム30の両側に前駆動ローラー31と後駆動ローラー32とが設けられており、前駆動ローラー31から後駆動ローラー32へと搬送されるシートSが回動ドラム30に支持されて、画像の印刷を受ける。
前駆動ローラー31は、溶射によって形成された複数の微小突起を外周面に有しており、繰出部2から繰り出されたシートSを裏面側から巻き掛ける。そして、前駆動ローラー31は図1の紙面において時計回りに回転することで、繰出部2から繰り出されたシートSを搬送経路Pcの下流側へと搬送する。なお、前駆動ローラー31に対してはニップローラー31nが設けられている。このニップローラー31nは、前駆動ローラー31側へ付勢された状態でシートSの表面に当接しており、前駆動ローラー31との間でシートSを挟み込む。これによって、前駆動ローラー31とシートSの間の摩擦力が確保され、前駆動ローラー31によるシートSの搬送を確実に行なうことができる。
回動ドラム30は、Y方向に平行な中心線を持つ円筒形状のドラムであり、その外周面にシートSを巻き掛ける。さらに回動ドラム30は、その円筒形状の中心線を通って軸方向に延びる回動軸300を有している。回動軸300は、図示を省略する支持機構によって回動可能に支持されており、回動ドラム30は、回動軸300を中心に回動する。
このような回動ドラム30の外周面に、前駆動ローラー31から後駆動ローラー32へと搬送されるシートSが裏面側から巻き掛けられる。そして、回動ドラム30は、シートSとの間の摩擦力を受けてシートSの搬送方向Dsに従動回動しつつ、シートSを裏面側から支持する。ちなみに、プロセス部3では、回動ドラム30への巻き掛け部の両側でシートSを折り返す従動ローラー33、34が設けられている。これらのうち従動ローラー33は、前駆動ローラー31と回動ドラム30の間でシートSの表面を巻き掛けて、シートSを折り返す。一方、従動ローラー34は、回動ドラム30と後駆動ローラー32の間でシートSの表面を巻き掛けて、シートSを折り返す。このように、回動ドラム30に対して搬送方向Dsの上・下流側それぞれでシートSを折り返すことで、回動ドラム30へのシートSの巻き掛け部を長く確保することができる。
後駆動ローラー32は、溶射によって形成された複数の微小突起を外周面に有しており、回動ドラム30から従動ローラー34を経由して搬送されてきたシートSを裏面側から巻き掛ける。そして、後駆動ローラー32は図1の紙面において時計回りに回転することで、シートSを巻取部4へと搬送する。なお、後駆動ローラー32に対してはニップローラー32nが設けられている。このニップローラー32nは、後駆動ローラー32側へ付勢された状態でシートSの表面に当接しており、後駆動ローラー32との間にシートSを挟み込む。これによって、後駆動ローラー32とシートSの間の摩擦力が確保され、後駆動ローラー32によるシートSの搬送を確実に行なうことができる。
このように、前駆動ローラー31から後駆動ローラー32へと搬送されるシートSは、回動ドラム30の外周面に支持される。また、プロセス部3では、回動ドラム30に支持されるシートSの表面に対してカラー画像を印刷するために、プロセスユニットPUが設けられている。このプロセスユニットPUは、ヘッドユニット36a〜36g、UV照射器37a〜37eおよびインク供給システム7をキャリッジ51で支持した構成を具備する。
搬送方向Dsに順番に並ぶ7個のヘッドユニット36a〜36gは、ホワイト、ホワイト、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックおよびクリアー(透明)に対応し、インクジェット方式で対応する色のインクをノズルから吐出する。各ヘッドユニット36a〜36gは、図2を用いて後述する吐出ヘッド360を先端に取り付けた構成を具備している。各ヘッドユニット36a〜36gの吐出ヘッド360(図2)では、Y方向にシートSの幅に渡って複数のノズルが配列されたノズル列が設けられて、ノズル列の各ノズルからインクが吐出される。これら7個のヘッドユニット36a〜36gは回動ドラム30の回動軸300から放射状に配置されて、回動ドラム30の外周面に沿って並ぶ。そして、各ヘッドユニット36a〜36gは、キャリッジ51によって回動ドラム30に対して位置決めされ、若干のクリアランス(ペーパーギャップ)を空けて回動ドラム30に対向する。これによって、各ヘッドユニット36a〜36gは、所定のペーパーギャップを空けて、回動ドラム30に巻き掛けられたシートS表面に対向する。こうしてキャリッジ51によってペーパーギャップが規定された状態で、各ヘッドユニット36a〜36gがインクを吐出することで、シートS表面の所望の位置にインクが着弾して、シートS表面にカラー画像が形成される。
ちなみに、ホワイトのインクを吐出するヘッドユニット36a、36bは、透明のシートSに画像を印刷する場合に、ホワイトの背景をシートSに形成するために用いられる。具体的には、ヘッドユニット36a、36bは、画像形成の対象となる領域の全面を埋め尽くすようにホワイトのインクを吐出して背景を形成する。そして、イエロー、シアン、マゼンタおよびブラックのインクを吐出するヘッドユニット36c〜36fが、白色の背景に重ねてカラー画像を形成する。また、ヘッドユニット36gは、カラー画像に重ねてクリアーのインクを吐出して、カラー画像をクリアーのインクで覆う。これによって、光沢感やマット感などの質感がカラー画像に与えられる。
ヘッドユニット36a〜36gで使用するインクとしては、紫外線(光)を照射することで硬化するUV(ultraviolet)インク(光硬化性インク)が用いられる。そこで、インクを硬化させてシートSに定着させるために、UV照射器37a〜37eが設けられている。なお、このインク硬化は、本硬化と仮硬化とを使い分けて実行される。ここで、本硬化は、比較的強い照射強度の紫外線をインクに照射することでインクの濡れ広がりが停止する程度にインクを硬化させる処理であり、仮硬化は、比較的弱い照射強度の紫外線をインクに照射することでインクの濡れ広がり方が紫外線を照射しない場合に比べて十分に遅くなる程度にインクを硬化させる処理である。
具体的には、ホワイトのヘッドユニット36bとシアンのヘッドユニット36cの間には、本硬化用のUV照射器37aが配置されている。したがって、ヘッドユニット36a、36bによって形成されたホワイトの背景は、ヘッドユニット36c〜36fからのインクが重ねられる前に、UV照射器37aからの紫外線を受けて本硬化する。イエロー、シアン、マゼンタおよびブラックのヘッドユニット36c〜36fの各間には、仮硬化用のUV照射器37b〜37dが配置されている。したがって、ヘッドユニット36c〜36eそれぞれが吐出したインクは、搬送方向Dsの下流側のヘッドユニット36d〜36fからのインクが重ねられる前に、UV照射器37b〜37dからの紫外線を受けて仮硬化する。これによって、ヘッドユニット36c〜36eそれぞれから吐出されたインクが混ざり合うといった混色の発生が抑制されている。ブラックのヘッドユニット36fとクリアーのヘッドユニット36gの間には、本硬化用のUV照射器37eが配置されている。したがって、ヘッドユニット36b〜36fにより形成されたカラー画像は、ヘッドユニット36gからのインクが重ねられる前に、UV照射器37eからの紫外線を受けて本硬化する。
また、キャリッジ51の後側(+Y側)には、2個のインク供給システム7がX方向に並んで取り付けけられている。左側(+X側)のインク供給システム7は、ホワイト、ホワイト、イエロー、シアンのインクを供給する機構(インク流動制御機構)を色毎に有してハウジング70に収容した構成を具備しており、4個のヘッドユニット36a、36b、36c、36dのそれぞれへ対応する色のインクを供給する。右側(+X側)のインク供給システム7は、マゼンタ、ブラック、クリアーのインクを供給する機構(インク流動制御機構)を色毎に有してハウジング70に収容した構成を具備しており、3個のヘッドユニット36e、36f、36gのそれぞれへ対応する色のインクを供給する。
ここで、インク供給システム7がヘッドユニットにインクを供給する構成の詳細について、図2を用いて説明しておく。図2は、インク供給システム7とヘッドユニットの吐出ヘッドとを模式的に例示したブロック図である。インク供給システム7はインク流動制御機構71を色毎に具備するが、インク流動制御機構71の構成は各色で同様であるため、同図では1個のインク流動制御機構71のみが模式的に例示されている。また、ヘッドユニット36a〜36gそれぞれが先端に具備する吐出ヘッド360の構成も各色で同様であるため、同図では1個の吐出ヘッド360のみが模式的に例示されている。
吐出ヘッド360は、ノズル形成面NSに開口するノズルNと、インクを一時的に貯留するリザーバーRSと、ノズルNとリザーバーRSとを連通するキャビティCVとを有し、リザーバーRSからキャビティCVを介してノズルNへインクが供給される。そして、キャビティCVがインクに圧力を加えることで、ノズルNからインクが吐出される。
一方、インク供給システム7が内蔵するインク流動制御機構71は、インクを貯留するタンク710(サブタンク)と吐出ヘッド360との間でインクを循環させる。具体的には、インク流動制御機構71は、タンク710の他に、リザーバーRSとタンク710を接続する供給流路711(供給用配管)、供給流路711に設けられた循環ポンプ712、およびリザーバーRSとタンク710を接続する回収流路713(回収用配管)を有する。こうして、タンク710、供給流路711、リザーバーRS、回収流路713およびタンク710をこの順番でインクが流動する循環経路71Cが形成され、循環ポンプ712が順方向に回転することで、インクが循環経路71Cを循環する。つまり、循環ポンプ712を順回転させることで、供給流路711(往路)を介してタンク710からリザーバーRSへインクを供給できるとともに、回収流路713(復路)を介してリザーバーRSからタンク710へインクを回収できる。
なお、供給流路711のうち、インク供給システム7のハウジング70から出てヘッドユニット36に到るまでは、可撓性の配管711aで構成されている。また、回収流路713のうち、ヘッドユニット36から出てインク供給システム7のハウジング70に到るまでは、可撓性の配管713aで構成されている。
また、インク流動制御機構71は、供給流路711を開閉する弁714を有する。この弁714は、循環経路71Cに沿って循環ポンプ712からリザーバーRSに到る途中に設けられている。したがって、弁714を開くことで、タンク710からリザーバーRSへのインクの供給を実行できるとともに、弁714を閉じることで、タンク710からリザーバーRSへのインクの供給を停止できる。
さらに、インク流動制御機構71は、タンク710にインクを供給するインク供給路715(インク供給用配管)と、タンク710内の圧力を調整する圧力調整流路716(圧力調整用配管)を有する。インク供給流路715は、インクカートリッジやインクパックに接続されており、これらからタンク710へインクを供給する。ちなみに、タンク710へ供給されるインクは、例えば28℃〜40度において15[mPa・s]の粘度を有する。また、圧力調整流路716は、ポンプに接続されており、このポンプを回転させることでタンク710内の圧力を調整する。これによって、タンク710の圧力を、負圧・大気圧・正圧のそれぞれに調整することができる。
図1に戻って説明を続ける。上述したように7個のヘッドユニット36a〜36g、5個のUV照射器37a〜37eおよび2個のインク供給システム7がキャリッジ51に搭載されて、プロセスユニットPUが構成されている。なお、キャリッジ51のX方向(搬送方向Ds)の両端部それぞれに対向して、Y方向へ延びるガイドレール52が配置されており、キャリッジ51は、2本のレール52にX方向から架け渡されている。したがって、キャリッジ51は、ヘッドユニット36a〜36g、UV照射器37a〜37eおよびインク供給システム7を伴ってガイドレール52上をY方向へ移動可能となっている。具体的には、図3を用いて後述するように、プロセスユニットPUは、Y方向に並ぶ印刷位置Ta、自動メンテナンス位置Tb、手作業メンテナンス位置Tcとの間で適宜移動する。
また、プロセス部3では、ヘッドユニット36gに対して搬送方向Dsの下流側には、本硬化用のUV照射器38が設けられている。したがって、ヘッドユニット36gによってカラー画像に重ねて吐出されたクリアーのインクは、UV照射器38からの紫外線を受けて本硬化する。なお、UV照射器38は、キャリッジ51には搭載されていない。
プロセス部3によりカラー画像の形成されたシートSは、後駆動ローラー32によって巻取部4へと搬送される。この巻取部4は、シートSの端を巻き付けた巻取軸40の他に、巻取軸40と後駆動ローラー32の間でシートSを裏面側から巻き掛ける従動ローラー41を有する。巻取軸40は、シートSの表面を外側に向けた状態で、シートSの端を巻き取って支持する。つまり、巻取軸40が図1の紙面において時計回りに回転すると、後駆動ローラー32から搬送されてきたシートSが従動ローラー41を経由して巻取軸40に巻き取られる。ちなみに、シートSは、巻取軸40に着脱可能な芯管(図示省略)を介して巻取軸40に巻き取られる。したがって、巻取軸40に巻き取られたシートSが満杯になった際には、芯管ごとシートSを取り外すことが可能となっている。
以上が正面視におけるプリンター1の構成の概要である。続いては、側面視におけるプリンター1の構成の概要について、図3を用いて説明する。ここで、図3は、図1に示すプリンター1の概略構成を模式的に例示する側面図である。図3に示すように、キャリッジ51は、Y方向に並ぶ2枚の円弧状の支持フレーム511と、円弧状の支持フレーム511の両端それぞれに対して設けられて2枚の支持フレーム511の下端を接続するベースフレーム512とで構成されている。そして、上述したヘッドユニット36a〜36g、UV照射器37a〜37eは、2枚の支持フレーム511にY方向から挟まれて保持されており、インク供給システム7は、後側(−Y側)の支持フレーム511に取り付けられて保持されている。なお、図3においては、ヘッドユニット36a〜36g、UV照射器37a〜37eおよびインク供給システム7の図示が省略されているとともに、キャリッジ51が選択的に位置決めされる印刷位置Ta、自動メンテナンス位置Tbおよび手作業メンテナンス位置Tcのうち、印刷位置Taに位置する場合のキャリッジ51が実線で表され、自動メンテナンス位置Tbあるいは手作業メンテナンス位置Tcに位置する場合のキャリッジ51が破線で示されている。
プリンター1のハウジング部材10内では、印刷領域Ra、自動メンテナンス領域Rbおよび手作業メンテナンス領域RcがY方向へ並んでいる。印刷領域Raでは、繰出部2、プロセス部3および巻取部4といった図1に示した各機能部が収容されて、シートSへの印刷が行われる。印刷領域Ra、自動メンテナンス領域Rb、手作業メンテナンス領域Rcのそれぞれでは、印刷位置Ta、自動メンテナンス位置Tb、手作業メンテナンス位置Tcが設けられている。そして、Y方向に並ぶ各位置Ta、Tb、Tcに渡って延設された左右2本のガイドレール52に沿ってキャリッジ51を移動させることで、キャリッジ51を各位置Ta、Tb、Tcに択一的に位置決めすることができる。印刷位置Taにキャリッジ51を位置決めした場合、キャリッジ51に保持されたヘッドユニット36a〜36gおよびUV照射器37a〜37eは、シートSの搬送経路Pcに対向する。したがって、ヘッドユニット36a〜36gからのインクの吐出やUV照射器37a〜37eからの紫外線の照射を行って、搬送経路Pcに沿って搬送されるシートSに画像の印刷を行うことができる。また、自動メンテナンス位置Tbあるいは手作業メンテナンス位置Tcにキャリッジ51を位置決めした場合、キャリッジ51に保持されたヘッドユニット36a〜36gおよびUV照射器37a〜37eは、シートSの搬送経路PcからY方向へ退避する。したがって、搬送経路PcのシートSとの干渉を防止しつつ、所望のメンテナンスを行うことができる。
自動メンテナンス位置Tbの下方には、メンテナンスユニットMUが配置されており、自動メンテナンス位置Tbにキャリッジ51を位置決めした状態において、ヘッドユニット36a〜36g、UV照射器37a〜37eは、メンテナンスユニットMUに上方から対向する。メンテナンスユニットMUは、円周部が上方を向く半円筒形状を有し、Y方向から見てその円弧が回動ドラム30に対して一致あるいはやや内側に位置する状態で、Y方向から回動ドラム30に隣り合う。そして、メンテナンス位置Tbに位置するキャリッジ51に保持されたヘッドユニット36a〜36gに対して、メンテナンスユニットMUは、キャッピング、クリーニングおよびワイピングといった各種メンテナンスを行う。
キャッピングは、ヘッドユニット36a〜36gにおいてノズルNが開口する面(ノズル形成面NS)をメンテナンスユニットMUが具備するキャップで覆う動作である。このキャッピングにより、ヘッドユニット36a〜36gのノズルN内でインクの粘性が増大するのを抑えることができる。また、クリーニングは、ヘッドユニット36a〜36gをキャッピングした状態で、メンテナンスユニットMUがキャップ内に負圧を発生させて、ノズルNからインクを強制的に排出する動作である。このクリーニングにより、粘性が増大したインクやインク中の気泡等をノズルから除去することができる。ワイピングは、ヘッドユニット36a〜36gのノズル形成面NSを、メンテナンスユニットMUが具備するワイパーにより拭く動作である。このワイピングにより、ヘッドユニット36a〜36gのノズル形成面NSからインクを拭き取ることができる。
手作業メンテナンス位置Tcの下方は開放されており、手作業メンテナンス位置Tcにキャリッジ51を位置決めした状態において、ヘッドユニット36a〜36g、UV照射器37a〜37eの下方には手作業スペースが確保される。したがって、作業者は、手作業メンテナンス位置Tcに位置決めされたキャリッジ51に保持されたヘッドユニット36a〜36gおよびUV照射器37a〜37eに対して、インクの拭き取り等の手作業によるメンテナンスを手作業スペースで実行することができる。
ちなみに、ヘッドユニット36a〜36gの手作業メンテナンスの効率化等を図るために、ヘッドユニット36a〜36gのそれぞれは、キャリッジ51に着脱可能に保持されている。続いては、図4〜図6を用いて、ヘッドユニット36a〜36gを着脱可能に保持する機構について詳述する。図4は、ヘッドユニットの外観構成を模式的に例示した斜視図である。図5は、キャリッジ51が有するユニット装着部の概略構成を模式的に例示した斜視図である。図6は、キャリッジ51のユニット装着部に対してヘッドユニットを着脱する動作を模式的に例示した側面図である。なお、ユニット装着部53はヘッドユニット36a〜36gのそれぞれに対応して設けられており、キャリッジ51には7個のユニット装着部53が固定されているが、各ユニット装着部53の構成は共通するため、ここでは1個のユニット装着部53について説明を行う。また、ヘッドユニット36a〜36gの構成も共通するため、ここでは、1個のヘッドユニットについて符号36を付しつつ説明を行う。
図4に示すように、ヘッドユニット36は、金属製の剛性部材であるヘッドプレート362を有する。ヘッドプレート362は棒状に延びた矩形状を有しており、複数の吐出ヘッド360がヘッドプレート362の長尺方向に並んで、ヘッドプレート362の一方面(図4の下面)に着脱可能に取り付けられている。また、ヘッドプレート362の他方面(図4の上面)には、矩形状のユニットカバー364が取り付けられている。このユニットカバー364には、各吐出ヘッド360を制御するヘッド制御回路や、インク流動制御機構71から供給されたインクを各吐出ヘッド360に分配するマニホールドを収容する。さらに、ヘッドプレート362の長尺方向の一端には、側方へ向けて突出する2個の係合突起366がヘッドプレート362の長尺方向に並んでいる。これら係合突起366の外周面は、外力に従動して回動するように構成されており、係合突起366は、後述するように、キャリッジ51のユニット装着部53(図5)に対するヘッドユニット36の装着を案内する役割を果たす。
図5に示すように、ユニット装着部53は、フロントプレート531、サイドプレート532、リアプレート533および補助プレート534で、ヘッドユニット36が装着される空間を囲んだ概略構成を具備しており、これらのプレート531〜534によって図5の下方を向く開口530が規定されている。フロントプレート531は、キャリッジ51を構成する2枚の支持フレーム511のうち前側の支持フレーム511に、フロントプレート531の平面がY方向を向いて取り付けられている。サイドプレート532と補助プレート534とは、Y方向に直交する方向に互いに対向しつつフロントプレート531に取り付けられており、フロントプレート531からY方向の後側(−Y側)へ延設されている。そして、リアプレート533は、Y方向の後側(−Y側)からフロントプレート531に対向しつつ、補助プレート534に取り付けられている。
図5および図6に示すように、フロントプレート531には、ユニット装着部53に装着されたヘッドユニット36のヘッドプレート362の前端(+Y側の端)に係合する係合部531aが設けられている。また、リアプレート533には、ユニット装着部53に装着されたヘッドユニット36のヘッドプレート362の後端(−Y側の端)に係合する係合部533aが設けられている。さらに、サイドプレート532の内側面(補助プレート534側の面)には、Y方向に延設されたガイド溝535が設けられている。ガイド溝535は、Y方向の前側(+Y側)へ向かうに連れて開口530に近づく傾斜部535aと、傾斜部535aの前端(+Y側の端)からY方向の前側(+Y側)に延びてY方向に平行な平行部535bとを有する。そして、ガイド溝535の傾斜部535aの後端(−Y側の端)には、Y方向の後側(−Y側)に開いた開口535cが設けられている。
図6を用いて、ユニット装着部53にヘッドユニット36を装着する動作の一例について説明する。なお、図6の動作は、作業者の手作業によって実行される。まず、図6(a)に示すように、ヘッドプレート362の長尺方向がガイド溝535の傾斜部535aに略平行となるようにヘッドユニット36を傾けて保持しつつ、ヘッドユニット36の係合突起366を、ガイド溝535の開口535cに後側(−Y側)から臨ませる。続いて、図6(b)に示すように、ヘッドユニット36の係合突起366をガイド溝535の開口535cから差し入れて、ガイド溝535に沿ってY方向の前側(+Y側)に押し込む。この際、2個の係合突起366が並ぶ向きはガイド溝535の傾斜部535aに沿うように規制される。そのため、ヘッドユニット36は、ガイド溝535の傾斜部535aの傾斜に倣って、Y方向に対して傾いた姿勢に保持されつつ、ユニット装着部53に差し込まれる。図6(c)に示すように、係合突起366がガイド溝535の傾斜部535aと平行部535bとの境界に差し掛かった以後は、2個の係合突起366が並ぶ向きはガイド溝535の平行部535bに沿うように規制される。そのため、図6(c)〜図6(d)では、ヘッドユニット36は、Y方向に対して略平行な姿勢に保持されつつ、ユニット装着部53に差し込まれる。その結果、図6(d)に示すように、ヘッドプレート362の前端(+Y側の端)がフロントプレート531の係合部531aに係合しつつ、ヘッドプレート362の後端(−Y側の端)がリアプレートの係合部533aに係合して、ヘッドユニット36がユニット装着部53に対して位置決めされる。
このように、ヘッドユニット36は、図6(a)において破線で示した軌跡P36をY方向の前側(+Y側)へ向けて移動して、ユニット装着部53に装着される。以上が、ユニット装着部53にヘッドユニット36を装着する動作の一例である。一方、ユニット装着部53からヘッドユニット36を取り外す動作は、上述した手順と逆の手順により実行することができる。したがって、ヘッドユニット36は、軌跡P36をY方向の後側(−Y側)へ向けて移動して、ユニット装着部53から取り外される。
以上がプリンター1の装置構成の概要である。続いて、プリンター1を制御する電気的構成について説明を行なう。図7は、図1〜6に示すプリンター1を制御する電気的構成を模式的に示すブロック図である。上述したプリンター1の動作は、図7に示すホストコンピューター10によって制御される。ホストコンピューター10はプリンター1が備えていてもよいし、プリンター1とは別にプリンター1の外部に備えるようにしてもよい。ホストコンピューター10では、制御動作を統括するホスト制御部100がCPU(Central Processing Unit)やメモリーにより構成されている。また、ホストコンピューター10にはドライバー120が設けられており、このドライバー120がメディア122からプログラム124を読み出す。なお、メディア122としては、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、USB(Universal Serial Bus)メモリー等の種々のものを用いることができる。そして、ホスト制御部100は、メディア122から読み出したプログラム124に基づいて、ホストコンピューター10の各部の制御やプリンター1の動作の制御を行なう。
さらに、ホストコンピューター10には作業者とのインターフェースとして、液晶ディスプレー等で構成されるモニター130と、キーボードやマウス等で構成される操作部140とが設けられている。モニター130には、印刷対象の画像の他にメニュー画面が表示される。したがって、作業者は、モニター130を確認しつつ操作部140を操作することで、メニュー画面から印刷設定画面を開いて、印刷媒体の種類、印刷媒体のサイズ、印刷品質等の各種の印刷条件を設定することができる。なお、作業者とのインターフェースの具体的構成は種々の変形が可能であり、例えばタッチパネル式のディスプレーをモニター130として用い、このモニター130のタッチパネルで操作部140を構成しても良い。
一方、プリンター1では、ホストコンピューター10からの指令に応じてプリンター1の各部を制御するプリンター制御部200が設けられている。そして、ヘッドユニット、UV照射器およびシート搬送系の装置各部はプリンター制御部200によって制御される。これら装置各部に対するプリンター制御部200の制御の詳細は次のとおりである。
プリンター制御部200は、キャリッジ51に搭載される各ヘッドユニット36a〜36gのインク吐出タイミングをシートSの搬送に応じて制御するヘッド制御ボード210A、210Bを有する。詳しくは、このインク吐出タイミングの制御は、回動ドラム30の回動軸に取り付けられて、回動ドラム30の回動位置を検出するドラムエンコーダーE30の出力(検出値)に基づいて実行される。つまり、回動ドラム30はシートSの搬送に伴って従動回転するため、回動ドラム30の回転位置を検出するドラムエンコーダーE30の出力を参照すれば、シートSの搬送位置を把握することができる。そこで、ヘッド制御ボード210A、210Bは、ドラムエンコーダーE30の出力からpts(print timing signal)信号を生成し、このpts信号に基づいて各ヘッドユニット36a〜36gのインク吐出タイミングを制御することで、各ヘッドユニット36a〜36gが吐出したインクを搬送されるシートSの目標位置に着弾させて、カラー画像を形成する。ちなみに、ヘッド制御ボード210Aは、4個のヘッドユニット36a〜36dの制御を担当し、ヘッド制御ボード210Bは、3個のヘッドユニット36e〜36gの制御を担当する。
また、プリンター制御部200は、キャリッジ51に搭載されるUV照射器37a〜37eの点灯・消灯のタイミングや照射光量を制御する照射器制御ボード220A、220Bを有する。この際、照射器制御ボード220Aは、3個のUV照射器37a〜37cの制御を担当し、照射器制御ボード220Bは、2個のUV照射器37d、37eの制御を担当する。
さらに、プリンター制御部200は、UV照射器38や各種モーターなどのキャリッジ51に搭載されない機能部を制御する汎用制御ボード230を有する。つまり、UV照射器38の点灯・消灯のタイミングや照射光量は、汎用制御ボード230によって制御される。また、図1を用いて詳述したシートSの搬送も、汎用制御ボード230によって制御される。つまり、シート搬送系を構成する部材のうち、繰出軸20、前駆動ローラー31、後駆動ローラー32および巻取軸40それぞれにはモーターが接続されている。そして、汎用制御ボード230はこれらのモーターを回動させつつ、各モーターの速度やトルクを制御して、シートSの搬送を制御する。このシートSの搬送制御の詳細は次のとおりである。
汎用制御ボード230は、繰出軸20を駆動する繰出モーターM20を回動させて、繰出軸20から前駆動ローラー31にシートSを供給する。この際、汎用制御ボード230は、繰出モーターM20のトルクを制御して、繰出軸20から前駆動ローラー31までのシートSのテンション(繰出テンション)を調整する。つまり、繰出軸20と前駆動ローラー31の間に配置された従動ローラー21には、繰出テンションを検出するテンションセンサーS21が取り付けられている。このテンションセンサーS21は、例えばシートSから受ける力を検出するロードセルによって構成することができる。そして、汎用制御ボード230は、テンションセンサーS21の検出結果に基づいて、繰出モーターM20のトルクをフィードバック制御して、シートSの繰出テンションを調整する。
また、汎用制御ボード230は、前駆動ローラー31を駆動する前駆動モーターM31と、後駆動ローラー32を駆動する後駆動モーターM32とを回動させる。これによって、繰出部2から繰り出されたシートSがプロセス部3を通過する。この際、前駆動モーターM31に対しては速度制御が実行される一方、後駆動モーターM32に対してはトルク制御が実行される。つまり、汎用制御ボード230は、前駆動モーターM31のエンコーダー出力に基づいて、前駆動モーターM31の回動速度を一定に調整する。これによって、シートSは、前駆動ローラー31によって一定速度で搬送される。
一方、汎用制御ボード230は、後駆動モーターM32のトルクを制御して、前駆動ローラー31から後駆動ローラー32までのシートSのテンション(プロセステンション)を調整する。つまり、回動ドラム30と後駆動ローラー32の間に配置された従動ローラー34には、プロセステンションを検出するテンションセンサーS34が取り付けられている。このテンションセンサーS34は、例えばシートSから受ける力を検出するロードセルによって構成することができる。そして、汎用制御ボード230は、テンションセンサーS34の検出結果に基づいて、後駆動モーターM32のトルクをフィードバック制御して、シートSのプロセステンションを調整する。
また、汎用制御ボード230は、巻取軸40を駆動する巻取モーターM40を回動させて、後駆動ローラー32が搬送するシートSを巻取軸40に巻き取る。この際、汎用制御ボード230は、巻取モーターM40のトルクを制御して、後駆動ローラー32から巻取軸40までのシートSのテンション(巻取テンション)を調整する。つまり、後駆動ローラー32と巻取軸40の間に配置された従動ローラー41には、巻取テンションを検出するテンションセンサーS41が取り付けられている。このテンションセンサーS41は、例えばシートSから受ける力を検出するロードセルによって構成することができる。そして、汎用制御ボード230は、テンションセンサーS41の検出結果に基づいて、巻取モーターM40のトルクをフィードバック制御して、シートSの巻取テンションを調整する。
汎用制御ボード230は、キャリッジ51をY方向に駆動するキャリッジモーターM6の制御も担当する。具体的には、汎用制御ボード230は、操作部140を介して入力された作業者からの指令に従ってキャリッジモーターM6を制御することで、キャリッジ51を、印刷位置Ta、自動メンテナンス位置Tbおよび手作業メンテナンス位置Tcに選択的に位置決めする。
このように、プリンター1では、キャリッジ51に搭載される機能部36a〜36g、37a〜37eのための制御ボード210A、210B、220A、220Bと、キャリッジ51に搭載されないUV照射器38、M20、M31、M32、M40、M6のための制御ボード230とが分けられている。そして、制御ボード210A、210B、220A、220Bはキャリッジ51に搭載されて、キャリッジ51に伴って移動するように構成され、制御ボード230は、キャリッジ51とは別に配置されている。
以上がプリンター1の装置構成の概要である。続いて、プリンター1の装置構成について、より詳細に説明を行う。図8は、図1〜図7に示したプリンター1の内部構成を例示した斜視図である。同図では、キャリッジ51が印刷位置Taに位置する状態が例示されている。図8に示すとおり、ヘッドユニット36a〜36gおよびUV照射器37a〜37eは、2枚の支持フレーム511の各円弧部にY方向から挟まれて保持されている。また、インク供給システム7は、後側(−Y側)の支持フレーム511に取り付けられて保持されている。上述した通り、キャリッジ51は、X方向(搬送方向Ds)の両端部に設けられた2本のガイドレール52に架け渡されており、これらガイドレール52に案内されてY方向へ移動可能となっている。そして、キャリッジ51は、図8に示した駆動機構6によって、ガイドレール52に沿ってY方向へ駆動される。
具体的には、駆動機構6は、駆動プーリー611、従動プーリー612およびプーリー611、612に架け渡されたベルト613で構成されるコンベヤー61を有する。各プーリー611、612は複数の歯が所定ピッチで並んだ歯列を有する歯付プーリーであり、ベルト613は複数の歯が所定ピッチで並んだ歯列を有する歯付ベルトである。そして、プーリー611、612それぞれの歯とベルト613の歯とが相互に噛み合った状態で、プーリー611、612にベルト613が巻き掛けられている。したがって、駆動プーリー611を回動させると、駆動プーリー611に従動してベルト613が回動し、ベルト613の回動に従動して従動プーリー612が回動する。この際、駆動プーリー611、従動プーリー612は前後方向Yに並んで配置されているため、ベルト613のうちこれらプーリー611、612の間で張られた部分は、前後方向Yに沿って移動する。また、ベルト613の両端部は、キャリッジ51のベースフレーム512(図3)に固定されている。したがって、駆動プーリー611に従動してベルト613が回動すると、キャリッジ51がベルト613に伴ってY方向へ移動する。駆動機構6では、このようなコンベヤー61が、各ガイドレール52のX方向の左側(+X側)にそれぞれ隣接しており、各コンベヤー61のベルト613が隣接するガイドレール52に沿って前後方向Yへ移動できるように構成されている。
駆動機構6は、Y方向に延びるリンクシャフト63を有しており、左端部に設けられたコンベヤー61の駆動プーリー611と、右端部に設けられたコンベヤー61の駆動プーリー611とをリンクシャフト63で相互に接続する。したがって、左端部の駆動プーリー611と右端部の駆動プーリー611との間では、リンクシャフト63を介して動力が伝達され、これら2個の駆動プーリー611は同期して回動する。さらに、駆動機構6は、左端部の駆動プーリー611を駆動して当該駆動プーリーを回動させるモーターM6を有する。したがって、モーターM6を回動させることで、2個の駆動プーリー611それぞれに巻き掛けられた各ベルト613を同期して回動させることができる。詳述すると、2個の駆動プーリー611の径は互いに等しく、2個の駆動プーリー611の歯列における歯の配列ピッチも互いに等しい。また、2本のベルト613の歯列における歯の配列ピッチも互いに等しい。したがって、モーターM6を回動させると、2個の駆動プーリー611に設けられた歯列が互いに等しい速度で移動し、2本のベルト613も互いに等しい速度で同一方向(前後方向Y)へ向けて移動する。こうして、左右両端部に設けられた2本のベルト613を同期して回動させると、キャリッジ51は、各ベルト613から伝達される駆動力を受けて、左右両端部のガイドレール52に沿ってY方向へ移動する。ちなみに、モーターM6は、作業者が操作部140(図7)を介して入力した指令に応じて回動して、キャリッジ51を位置決めする。
そして、キャリッジ51に固定された7個のユニット装着部53に対するヘッドユニット36a〜36gの着脱は、図9に示すようにキャリッジ51を手作業メンテナンス位置Tcに移動させて、手作業により実行される。ここで、図9は、キャリッジ51が手作業メンテナンス位置に位置する状態におけるプリンター1の内部構成を例示した図であり、図9(a)では斜視図が例示され、図9(b)では平面図が例示されている。
ちなみに、上述のとおり、ユニット装着部53に対するヘッドユニット36a〜36gの着脱はY方向の後側(−Y側)から実行される。これに対して、図1、図9等から判るように、ヘッドユニット36a〜36gのうち中央部に装着される4個のヘッドユニット36c、36d、36e、36fのY方向の後側(−Y側)には、障害物となる部材が無く、着脱作業に用いることができる空間が確保されている。したがって、ユニット装着部53に対するヘッドユニット36c、36d、36e、36fの着脱は、かかる空間を利用して実行することができる。一方、ヘッドユニット36a〜36gのうち両端部に装着されるヘッドユニット36a、36b、36gのY方向の後側(−Y側)には、インク供給システム7が位置するため、着脱作業に用いることができる空間が無い。これに対応するために、この実施形態では、キャリッジ51は回動連結部品8を介してインク供給システム7を保持しており、図9においてインク供給システム7が配置されている第1位置L1と、第1位置L1よりもX方向の内側の第2位置L2(後述の図11)との間で、インク供給システム7が移動可能となっている。
図10は、キャリッジ51とインク供給システム7とを連結する回動連結部品8を例示する図である。同図の(a)〜(c)のそれぞれでは、回動連結部品8の異なる動作状態が例示されており、具体的には、同図(a)は、インク供給システム7が第1位置L1に位置する場合に対応し、同図(c)は、インク供給システムが第2位置L2(後述する図11の状態)に位置する場合に対応し、同図(b)は、インク供給システム7が位置L1、L2の間に位置する場合に対応する。
同図に示すように、回動連結部品8は、金属製のアーム81の両端に蝶番83、85を取り付けた概略構成を具備する。蝶番83は、2枚の金属板831、832と、これら金属板831、832を相互に回動可能に接続する回動軸833とを有し、蝶番85は、2枚の金属板851、852と、これら金属板851、852を相互に回動可能に接続する回動軸853とを有している。蝶番83の金属板832がアーム81の一端に取り付けられ、蝶番85の金属板851がアーム81の他端に取り付けられており、蝶番83、85の各回動軸833、853は鉛直方向Zを向いている。
そして、アーム81の一端に取り付けられた蝶番83の金属板831が、キャリッジ51の後側(−Y側)の支持フレーム511に取り付けられ、アーム81の他端に取り付けられた蝶番85の金属板853がインク供給システム7のハウジング70の側壁に取り付けられている。したがって、インク供給システム7は、回動軸833を中心として比較的大径で回動できるとともに、回動軸853を中心として比較的小径で回動できる。この際、蝶番83、85の各回動軸833、853が鉛直方向Zを向いているため、インク供給システム7は水平に移動する。その結果、インク供給システム7の移動がタンク710とノズルNとの水頭差に与える影響を抑制することが可能となっている。
ちなみに、アーム81の側面には、係合部材87が設けられており、図10(a)に示す状態においては、係合部材87はキャリッジ51に係合して、回動軸833を中心としたアーム81の回動を規制できる。つまり、係合部材87をキャリッジ51に係合させることで、第1位置L1にあるインク供給システム7をキャリッジ51に対して相対的に静止させることができる。なお、係合部材87のキャリッジ51への係合は、作業者の手作業によって容易に解除できるように構成されている。
キャリッジ51に対してヘッドユニット36a、36b、36gを着脱する際には、図11に示すように、X方向において第1位置L1より内側の第2位置L2まで各インク供給システム7を回動させる。ここで、図11は、キャリッジ51が手作業メンテナンス位置に位置する状態におけるプリンター1の内部構成を例示した図であり、図11(a)では斜視図が例示され、図11(b)では平面図が例示されている。これによって、ヘッドユニット36a、36b、36gのY方向の後側(−Y側)から、障害物となっていた各インク供給システム7が外れて、着脱作業に用いることができる空間が確保される。その結果、かかる空間を利用することで、ユニット装着部53に対するヘッドユニット36a、36b、36gの着脱を実行することができる。
このように、第1位置L1は、ヘッドユニット36a、36b、36gの装着箇所(換言すればユニット装着部53)に対してY方向の後側(−Y側)から対向する一方で、ヘッドユニット36c、36d、36e、36fの装着箇所(換言すればユニット装着部53)のY方向の後側(−Y側)から外れる。したがって、第1位置L1に位置するインク供給システム7は、キャリッジ51に着脱されるヘッドユニット36a、36b、36gが通過する軌跡P36に重なる一方、キャリッジ51に着脱されるヘッドユニット36c、36d、36e、36fが通過する軌跡P36からはX方向の外側に外れる。よって、インク供給システム7を第1位置L1に位置させることで、ヘッドユニット36c、36d、36e、36fをキャリッジ51に対して着脱することができる。
一方、第2位置L2は、ヘッドユニット36c、36d、36e、36fの装着箇所(換言すればユニット装着部53)に対してY方向の後側(−Y側)から対向する一方で、ヘッドユニット36a、36b、36gの装着箇所(換言すればユニット装着部53)のY方向の後側(−Y側)から外れる。したがって、第2位置L2に位置するインク供給システム7は、キャリッジ51に着脱されるヘッドユニット36c、36d、36e、36fが通過する軌跡P36に重なる一方、キャリッジ51に着脱されるヘッドユニット36a、36b、36gが通過する軌跡P36からはX方向の内側に外れる。よって、インク供給システム7を第2位置L2に位置させることで、ヘッドユニット36a、36b、36gをキャリッジ51に対して着脱することができる。
なお、第1位置L1および第2位置L2は、キャリッジ51に対する相対的な位置として定義され、キャリッジ51に伴って移動する。また、キャリッジ51が手作業メンテナンス位置Tcに位置するとき、第1位置L1と第2位置L2との間におけるインク供給システム7の移動経路はメンテナンスユニットMUや回動ドラム30から外れており、メンテナンスユニットMUや回動ドラム30に干渉されることなく、インク供給システム7を第1位置L1と第2位置L2との間で移動できるように構成されている。
以上に説明したように、本実施形態では、インク供給システム7は、第1位置L1と第2位置L2との間でキャリッジ51に対して移動可能に構成されており、インク供給システム7は、第1位置L1において、キャリッジ51に着脱される際にヘッドユニット36a、36b、36gが通過する軌跡P36に重なる一方、第2位置L2において、キャリッジ51に着脱される際にヘッドユニット36a、36b、36gが通過する軌跡P36から外れる。したがって、キャリッジ51に対してヘッドユニット36a、36b、36gを着脱しない間は、インク供給システム7を第1位置L1に位置させておけば良い。一方、キャリッジ51に対してヘッドユニット36a、36b、36gを着脱する際には、インク供給システム7を第2位置L2に位置させれば、ヘッドユニット36a、36b、36gとインク供給システム7との干渉を回避しつつキャリッジ51に対するヘッドユニット36a、36b、36gの着脱を行うことができる。
ところで、上述のような構成では、ヘッドユニット36a、36b、36gがシートSにインクを吐出する間や、ヘッドユニット36a、36b、36gがメンテナンスユニットMUによるメンテナンスを受ける間は、そもそもキャリッジ51に対してヘッドユニット36a、36b、36gを着脱できない。したがって、キャリッジ51に対するヘッドユニット36a、36b、36gの着脱に伴って、ヘッドユニット36a、36b、36gとインク供給システム7とが干渉することを考慮する必要は無い。一方、ヘッドユニット36a、36b、36gが回動ドラム30およびメンテナンスユニットMUから外れる位置Tcにキャリッジ51が位置する間は、ヘッドユニット36a、36b、36gはインク吐出やメンテナンスに供さないため、キャリッジ51に対して着脱され得る。
本実施形態では、キャリッジ51に保持されるヘッドユニット36a、36b、36gが回動ドラム30およびメンテナンスユニットMUから外れる位置Tcにキャリッジ51を位置させると、回動ドラム30およびメンテナンスユニットMUが第2位置L2から外れる。したがって、回動ドラム30およびメンテナンスユニットMUとの干渉を回避しつつインク供給システム7を第2位置L2に位置させて、キャリッジ51に対するヘッドユニット36a、36b、36gの着脱に備えることができる。
また、本実施形態では、蝶番83、85の2個の自由度でキャリッジ51に対してインク供給システム7を移動させることができる。したがって、インク供給システム7の自転を抑制しつつ、インク供給システム7をキャリッジ51の回りで公転させることで、インク供給システム7を第1位置L1と第2位置L2の間で移動させることができる。
特に、インク供給システム7からヘッドユニット36a、36b、36gへ繋がる可撓性の配管711a、713aを備えた上記構成に対しては好適である。なんとなれば、インク供給システム7の自転によって、配管711a、713aが極度に湾曲したり、配管711a、713aがインク供給システム7に巻き付いたりすることを抑制できるからである。
また、本実施形態では、キャリッジ51に着脱可能に保持されてインクを吐出するヘッドユニット36c、36d、36e、36fが具備されている。そして、インク供給システム7は、第1位置L1にあるとき、キャリッジ51に着脱されるヘッドユニット36c、36d、36e、36fが通過する軌跡P36から外れ、第2位置L2にあるとき、キャリッジ51に着脱されるヘッドユニット36c、36d、36e、36fが通過する軌跡P36に重なるように構成されている。
つまり、本実施形態では、上述のとおり、インク供給システム7を第2位置L2に位置させることで、ヘッドユニット36a、36b、36eとインク供給システム7との干渉を回避しつつキャリッジ51に対してヘッドユニット36a、36b、36eの着脱を行うことができる。ちなみに、キャリッジ51に対して着脱されるヘッドユニット36c、36d、36e、36fについても、第2位置L2に位置するインク供給システム7との干渉を回避しようとすると、ヘッドユニット36a、36b、36gが着脱される軌跡P36のみならず、ヘッドユニット36c、36d、36e、36fが着脱される軌跡P36に対しても第2位置L2を外す必要がある。そのため、7個のヘッドユニット36a〜36gの全てから外して第2位置L2のためのスペースを確保する必要があり、装置の大型化を招くことも考えられる。
これに対して、当該構成では、ヘッドユニット36c、36d、36e、36fがキャリッジ51に対して着脱される軌跡P36は、第2位置L2にあるインク供給システム7には重なるが、第1位置L1にあるインク供給システム7からは外れる。したがって、インク供給システム7を第1位置L1に位置させることで、ヘッドユニット36c、36d、36e、36fとインク供給システム7との干渉を回避しつつキャリッジ51に対してヘッドユニット36c、36d、36e、36fの着脱を行うことができる。よって、ヘッドユニット36c、36d、36e、36fから外してまで第2位置L2のためのスペースを確保する必要が無い。その結果、7個のヘッドユニット36a〜36gとインク供給システム7の干渉を避けつつキャリッジ51に対する7個のヘッドユニット36a〜36gの着脱を可能とし、さらに装置のコンパクト化も図ることが可能となっている。
また、本実施形態では、インク供給システム7は、第1位置L1と第2位置L2との間でキャリッジ51に対して移動可能に構成されている。そして、インク供給システム7が第1位置L1に位置する時に、ヘッドユニット36a、36b、36gはキャリッジ51に対して着脱不能であり、インク供給システム7が第2位置L2に位置する時に、ヘッドユニット36a、36b、36gはキャリッジ51に対して着脱可能である。したがって、キャリッジ51に対してヘッドユニット36a、36b、36gを着脱しない間は、インク供給システム7を第1位置L1に位置させておけば良い。一方、キャリッジ51に対してヘッドユニット36a、36b、36gを着脱する際には、インク供給システム7を第2位置L2に位置させれば、ヘッドユニット36a、36b、36gとインク供給システム7との干渉を回避しつつキャリッジ51に対するヘッドユニット36a、36b、36gの着脱を行うことができる。
このように、本実施形態では、プリンター1が本発明の「画像記録装置」の一例に相当し、ヘッドユニット36a、36b、36gが本発明の「第1ヘッドユニット」の一例に相当し、ヘッドユニット36c、36d、36e、36fが本発明の「第2ヘッドユニット」の一例に相当し、キャリッジ51が本発明の「ユニットホルダー」の一例に相当し、インク供給システム7が本発明の「部材」あるいは「液体供給システム」の一例に相当し、軌跡P36が本発明の「第1軌跡」あるいは「第2軌跡」の一例に相当し、回動連結部品8が本発明の「連結部材」の一例に相当し、第1位置L1が本発明の「第1位置」の一例に相当し、第2位置L2が本発明の「第2位置」の一例に相当し、印刷位置Taが本発明の「第3位置」の一例に相当し、自動メンテナンス位置Tbが本発明の「第4位置」の一例に相当し、手作業メンテナンス位置Tcが本発明の「第5位置」の一例に相当し、シートSが本発明の「記録媒体」の一例に相当し、インクが本発明の「液体」の一例に相当し、回動ドラム30が本発明の「支持部」の一例に相当し、メンテナンスユニットMUが本発明の「メンテナンスユニット」の一例に相当し、アーム81が本発明の「接続部」の一例に相当し、蝶番833が本発明の「第1蝶番」の一例の相当し、蝶番853が本発明の「第2蝶番」の一例に相当し、配管711a、713aが本発明の「可撓性部材」の一例に相当する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したものに対して種々の変更を加えることが可能である。例えば、上記説明では、インク供給システム7に収容されるタンク710とヘッドユニット36との配置関係については特に詳述しなかった。そこで、図12に示すように、これらを配置しても良い。ここで、図12は、インク供給システム7に収容されるタンクとヘッドユニットとの配置関係を模式的に例示する平面図であり、インク供給システム7が第1位置L1にある場合が例示されている。同図に示すように、インク供給システム7内では、X方向の左側(+X側)において2個のタンク710がY方向に並んでおり、X方向の右側(−X側)において2個のタンク710がY方向に並んでいる。そして、4個のヘッドユニット36a〜36dのうち、X方向の左側(+X側)に配置されたヘッドユニット36a、36bは、インク供給システム7内でX方向の左側(+X側)に配置されたタンク710と配管711a、713aで接続されている。また、4個のヘッドユニット36a〜36dのうち、X方向の右側(−X側)に配置されたヘッドユニット36c、36dは、インク供給システム7内でX方向の右側(−X側)に配置されたタンク710と配管711a、713aで接続されている。その上で、各配管711a、713aの長さが、各ヘッドユニット36a〜36dで同一となっている。このような構成では、インク供給システム7を第1位置L1と第2位置L2との間で移動するにあたっても、各配管711a、713aが絡み合ったりインク供給システム7に巻き込まれたりすることを抑制することができるといった利点がある。
また、上記説明では、プリンター1が備える電気的構成の具体的配置については特に詳述しなかった。そこで、図13に示すように、各電気的構成を配置しても良い。ここで、図13は、プリンター1が備える電気的構成の配置を例示する斜視図である。同図に示すように、図13のプリンター1では、それぞれ制御ボードを収容する4個の収容ボックス91〜94が設けられている。収容ボックス91は、キャリッジ51とは別にプリンター1の底部に取り付けられている。一方、収容ボックス92〜94はキャリッジ51に取り付けられて、キャリッジ51に伴って移動可能である。より具体的には、収容ボックス92、93はキャリッジ51の左側(+X側)の端部に取り付けられており、収容ボックス94はキャリッジ51の右側(−X側)の端部に取り付けられている。このように収容ボックス91〜94を配置した場合、例えば、ヘッド制御ボード210Aおよび照射器制御ボード220Aを収容ボックス92、93に収容し、ヘッド制御ボード210Bおよび照射器制御ボード220Bを収容ボックス94に収容しても良い。これによって、各制御ボード210A、210B、220A、220Bと収容ボックス92〜94とを繋ぐ配線の長さを短く抑えることができる。また、汎用制御ボード230は、収容ボックス91に収容しておけば良い。
また、上記実施形態では、インク供給システム7を回動させることで、インク供給システム7を第1位置L1と第2位置L2との間で移動させていた。しかしながら、インク供給システム7を第1位置L1と第2位置L2との間で移動させる具体的な態様は回動に限られず、例えば直線的な移動によるものであっても良い。
また、上記実施形態では、本発明の「部材」としてインク供給システム7を用いた場合が例示されていた。しかしながら、本発明の「部材」として機能し得るものはインク供給システム7に限られない。
また、上記実施形態では、円筒形の支持部(回動ドラム30)でシートSを支持するプリンター1に本発明を適用した場合を例示した。しかしながら、シートSを支持する具体的構成はこれに限られない。したがって、平板形状を有する支持部が有する平面でシートSを支持するように構成しても構わない。
また、ヘッドユニット36a〜36gの個数、配置、吐出する色等についても適宜変更が可能である。UVランプ37a〜37e、38の個数、配置、紫外線強度等についても適宜変更が可能である。さらには、シートSの搬送態様についても、適宜変更が可能であり、上記のようなロール・トゥ・ロール以外の態様でシートSを搬送するように構成しても構わない。
また、上記実施形態では、UVインクを吐出するヘッドユニット36a〜36gを備えたプリンター1に本発明を適用していた。しかしながら、UVインク以外のインク、例えばレジンインク等の水性インクを吐出するヘッドユニットを備えたプリンターに対して本発明を適用しても構わない。あるいは、トナー等インク以外のものを用いて印刷を行うプリンターに対して本発明を適用しても構わない。
1…プリンター、30…回動ドラム、36a〜36g…ヘッドユニット、51…キャリッジ、7…インク供給システム、P36…軌跡、MU…メンテナンスユニット、L1…第1位置、L2…第2位置、S…シートS、Pc…搬送経路、Ta…印刷位置、Tb…自動メンテナンス位置、Tc…手作業メンテナンス位置

Claims (5)

  1. 記録媒体を支持する支持部と、
    前記支持部に支持された前記記録媒体にインクを吐出可能な第1ヘッドユニットと、
    前記第1ヘッドユニットを着脱可能に保持するユニットホルダーと、
    インクを貯留するタンクを有し、前記ユニットホルダーに対して移動可能なインク供給システムと
    前記インク供給システムと前記ユニットホルダーとに固定され、前記インク供給システムが前記ユニットホルダーに対して移動可能となるように、前記インク供給システムと前記ユニットホルダーとを連結する連結部材と、
    前記第1ヘッドユニットにメンテナンスを実施可能なメンテナンスユニットと、
    を備え、
    前記インク供給システムは、前記第1ヘッドユニットが前記ユニットホルダーに着脱される際に前記第1ヘッドユニットが通過する第1軌跡に重なるように前記ユニットホルダーに対して位置する第1位置と、前記第1軌跡から外れるように前記ユニットホルダーに対して位置する第2位置との間で移動可能であり
    前記ユニットホルダーは、前記第1ヘッドユニットが前記支持部に支持された前記記録媒体にインクを吐出する第3位置と、前記第1ヘッドユニットが前記メンテナンスユニットによるメンテナンスを受ける第4位置と、前記第1ヘッドユニットが前記支持部および前記メンテナンスユニットから外れる第5位置との間で、前記インク供給システムを伴って移動可能である画像記録装置。
  2. 前記ユニットホルダーに保持された前記第1ヘッドユニットが前記第5位置に位置するとき、前記第2位置は、前記支持部および前記メンテナンスユニットとは重ならない位置である請求項に記載の画像記録装置。
  3. 前記連結部材は、接続部と、前記ユニットホルダーと前記接続部とを連結する第1蝶番と、前記接続部と前記インク供給システムとを連結する第2蝶番とを有する請求項1または2に記載の画像記録装置。
  4. 前記インク供給システムから前記第1ヘッドユニットへ繋がる可撓性の可撓性部材をさらに備えた請求項1ないし3のいずれか一項に記載の画像記録装置。
  5. 前記ユニットホルダーに着脱可能に保持されてインクを吐出する第2ヘッドユニットをさらに備え、
    前記インク供給システムは、前記第1位置にあるとき、前記ユニットホルダーに着脱される際に前記第2ヘッドユニットが通過する第2軌跡から外れ、前記第2位置にあるとき、前記第2軌跡に重なる請求項1ないしのいずれか一項に記載の画像記録装置。
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