JP6401504B2 - X線検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、X線を用いて被検査物を検査するX線検査装置に関し、特に、被検査物の搬送方向にX線ラインセンサを複数備えるX線検査装置に関するものである。
一般に、X線検査装置は、搬送路上を所定間隔で順次搬送されてくる各品種の被検査物(例えば、肉、魚、加工食品、医薬品など)にX線発生器からX線を照射し、被検査物を透過したX線の透過量を検出することで、被検査物中の異物(金属、ガラス、石、骨など)の有無や欠品の有無などを検査するようになっている。
この種のX線検査装置には、X線ラインセンサを被検査物の搬送方向に複数本併設し、複数のX線ラインセンサからの検出信号を合成することにより、検査精度を向上させるようにしたものがある。
このX線検査装置では、各X線ラインセンサの検出タイミングが同時刻であると、各X線ラインセンサから出力されるX線画像において被検査物の位置にズレが発生する。
このため、各X線ラインセンサからのX線画像を合成した合成画像において、被検査物のエッジが不明瞭になったり、微小な異物のコントラストが低下してしまうため、異物検査性能や形状検査性能が低下してしまう。
これに対し、従来、各X線ラインセンサの間隔等に基づいて、搬送方向の上流側のX線ラインセンサほどそのX線ラインセンサからの検出信号の出力を遅延させるようにしたものが知られている(特許文献1参照)。
特開2011−145253号公報
ここで、X線検査装置において、X線には、X線発生器の一点から放射状に照射されることによる拡大効果、すなわちX線拡大効果がある。このため、各X線ラインセンサに対する被検査物の通過時刻の差は、搬送ベルトから遠くX線発生器に近い位置では小さく、搬送ベルトの表面に近くX線発生器から遠い位置では大きくなり、一定ではない。
したがって、各X線ラインセンサの検出タイミングに適用する遅延時間は、搬送ベルトの表面からの高さに応じて、X線拡大効果を考慮した最適な値に設定する必要がある。
しかしながら、従来のX線検査装置は、X線拡大効果を考慮していないため、遅延時間を最適な値に設定することができなかった。このため、被検査物を精度良く検査をすることができないという問題があった。
一方、遅延時間を設けずに複数のX線ラインセンサからの検出信号を取得した後に、画像データ上で被検査物の境界が一致するように遅延時間を算出し、この遅延時間を複数のX線ラインセンサの検出タイミング、または画像バッファからの検出信号の読み出しタイミングに適用することも考えられる。
この場合、画像データ上での被検査物の位置合わせは画素単位で行われるので、画像上の1画素未満に相当する分解能で遅延時間を精度良く算出することはできない。したがって、画像データ上で被検査物の境界が一致するように遅延時間を算出する手法では、被検査物を精度良く検査をすることができないという問題があった。
そこで、本発明は、前述のような従来の問題を解決するためになされたもので、複数のX線ラインセンサから出力されるX線画像において被検査物の位置にズレが発生することを防止し、精度良く検査を行うことができるX線検査装置を提供することを目的としている。
本発明に係るX線検査装置は、筐体(4)と、前記筐体に設けられ、被検査物(W)が載置される搬送ベルト(2a)と、前記搬送ベルトを第1方向または前記第1方向と反対の第2方向に移動するよう前記搬送ベルトを駆動する駆動モータ(6)とを有し、前記搬送ベルトにより前記被検査物を搬送する搬送部(2)と、前記筐体の内部に前記搬送ベルト上を搬送される前記被検査物にX線を照射するX線発生器(9)と、前記X線発生器と対向して前記搬送ベルトを挟んで前記被検査物の搬送方向に並設され、前記被検査物を透過するX線に応じた検出信号を検出して出力する複数のX線ラインセンサ(50、60)を備えたX線検出器(10)と、を備えた検査部(3)と、を備えたX線検査装置において、前記複数のX線ラインセンサのうち互いに隣接する一方のX線ラインセンサ(60)に対する前記被検査物の通過タイミングと、互いに隣接する他方の前記X線ラインセンサ(50)に対する前記被検査物の通過タイミングとが一致するよう、一方の前記X線ラインセンサ(60)の検出タイミングを他方の前記X線ラインセンサ(50)の検出タイミングに対して遅延させるタイミング遅延部(44)と、前記複数のX線ラインセンサからの検出信号を合成して前記被検査物に対応する画像データとして出力する合成部(46)と、前記合成部が出力する画像データに基づいて前記被検査物の良否を判定する判定部(48)と、前記搬送部による前記被検査物の搬送方向を設定する設定操作部(49)と、前記被検査物の搬送速度を取得する搬送速度取得部(47)と、前記タイミング遅延部が用いる遅延時間を算出する遅延時間算出部(45)と、を備え、前記遅延時間算出部は、複数の前記X線ラインセンサ、前記X線発生器および前記搬送ベルトの配置によって決まる値と、前記被検査物について検査対象とする前記搬送ベルトからの所定高さと、から求まるX線拡大効果を考慮した前記遅延時間を、検査パラメータとして前記設定操作部で設定された前記被検査物の搬送方向と、前記搬送速度取得部が取得した搬送速度とに応じて算出することを特徴とする。
この構成により、X線拡大効果が考慮され、かつ、被検査物の搬送方向と搬送速度に応じた遅延時間を遅延時間算出部により算出することができる。このため、複数のX線ラインセンサから出力されるX線画像において被検査物の位置にズレが発生することを防止し、精度良く検査を行うことができる。
また、本発明に係るX線検査装置は、前記設定操作部は、前記搬送部による前記被検査物の搬送速度を設定するように構成され、前記搬送速度取得部は、前記設定操作部で設定された前記搬送速度を取得することを特徴とする。
この構成により、設定操作部で設定された搬送速度を搬送速度取得部が取得することで、被検査物の搬送速度を検出するためのセンサを不要にすることができ、簡易な構成で遅延時間を算出することができる。
また、本発明に係るX線検査装置は、前記駆動モータの回転速度を検出する回転速度検出部(27)を備え、前記搬送速度取得部は、前記回転速度検出部で検出された前記駆動モータの回転速度から前記搬送速度を算出し、該算出した搬送速度を取得することを特徴とする。
この構成により、駆動モータの回転速度から算出された搬送速度を搬送速度取得部が取得することで、設定操作部から設定された搬送速度に対して駆動モータの回転速度に誤差がある場合であっても、遅延時間算出部は、正確な遅延時間を算出することができる。
また、本発明に係るX線検査装置は、前記搬送ベルトの移動速度を検出する搬送ベルト速度検出部(28)を備え、前記搬送速度取得部は、前記搬送ベルト速度検出部で検出された前記搬送ベルトの移動速度を、前記搬送速度として取得する。
この構成により、搬送ベルト速度検出部で検出された搬送ベルトの移動速度を搬送速度取得部が搬送速度として取得することで、駆動モータと搬送ベルトとの間にスリップが生じている場合であっても、遅延時間算出部は、正確な遅延時間を算出することができる。
また、本発明に係るX線検査装置は、前記回転速度検出部は、前記駆動モータの回転軸に一体回転可能に設けられ、その全周に渡って一定間隔でスリット(32)が形成されたスリット円板(31)と、前記スリットを光学的に読み取るスリット読み取りセンサ(33)と、からなることを特徴とする。
この構成により、回転速度検出部は、スリット円板のスリットをスリット読み取りセンサにより光学的に読み取ることで、駆動モータに負荷を与えることなく非接触で駆動モータの回転速度を検出することができる。
また、本発明に係るX線検査装置は、前記搬送ベルト速度検出部は、前記搬送ベルトの全周に渡って一定間隔で形成された被検出マーク(35)と、前記被検出マークを光学的に読み取る被検出マーク読み取りセンサ(36)と、からなる。
この構成により、搬送ベルト速度検出部は、被検出マークを被検出マーク読み取りセンサにより光学的に読み取ることで、搬送ベルトに負荷を与えることなく搬送ベルトの移動速度を検出することができる。
本発明は、複数のX線ラインセンサから出力されるX線画像において被検査物の位置にズレが発生することを防止し、精度良く検査を行うことができるX線検査装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るX線検査装置の概略構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るX線検査装置の側面および内部構成を示す図である。 (a)は、本発明の一実施形態に係るX線検査装置のX線検出器の構成を示す斜視図であり、(b)は、X線検出器の上面図である。 本発明の一実施形態に係るX線検査装置の回転速度検出部の構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るX線検査装置のベルト速度検出部の構成を示す斜視図である。 (a)は、本発明の一実施形態に係るX線検査装置での遅延時間の算出手法を説明する図であり、(b)は、各X線ラインセンサの検出タイミングの遅延時間を説明する図である。 (a)は、下流側のX線ラインセンサの検出タイミングを遅延させたときの合成部の出力結果を示す図であり、(b)は、検出タイミングを遅延させないときの合成部の出力結果を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。まず構成について説明する。図1、図2に示すように、X線検査装置1は、搬送部2と検査部3とを筐体4の内部に備え、表示器5を筐体4の前面上部に備えている。このX線検査装置1では、搬送部2により搬送方向に搬送中の被検査物Wに対して、検査部3によりX線を用いた検査が行われる。
搬送部2は、筐体4に対して水平に配置された駆動ローラ23および従動ローラ24〜26と、これら駆動ローラ23および従動ローラ24〜26に掛け回された無端状の搬送ベルト2aと、予め設定された速度で駆動ローラ23を回転させる駆動モータ6とを備えている。
駆動ローラ23および従動ローラ24〜26は、全体的に見て逆向きの台形となるように配置されており、駆動ローラ23は搬入搬出口8側の上部に配置され、従動ローラ26は搬入搬出口7側の上部に配置されている。また、従動ローラ24は搬入搬出口8側の下部に配置され、従動ローラ25は搬入搬出口7側の下部に配置されている。
搬送部2では、駆動モータ6が正転することで、搬送ベルト2aの載置面が第1方向(図2中、右方向)に移動され、搬入搬出口7から搬入された被検査物Wが搬送ベルト2a上で搬入搬出口8に向かって搬送されるようになっている。
また、搬送部2では、駆動モータ6が逆転することで、搬送ベルト2aの載置面が第2方向(図2中、左方向)に移動され、搬入搬出口8から搬入された被検査物Wが搬送ベルト2a上で搬入搬出口7に向かって搬送されるようになっている。
筐体4内部において搬送ベルト2a上を搬入搬出口7から搬入搬出口8まで貫通する空間は搬送路21を形成している。
検査部3は、X線発生源としてのX線発生器9と、X線検出器10とを備えている。X線発生器9は、搬送路21途中の検査空間22の上方に所定高さ離隔して配置されている。X線検出器10は、X線発生器9と搬送部2内に対向して配置されている。
検査部3は、搬送路21の途中の検査空間22において、順次搬送される被検査物Wに対し、X線発生器9によりX線を照射するとともに、被検査物Wを透過するX線をX線検出器10により検出するようになっている。
X線発生器9は、円筒状のX線管12と、このX線管12を絶縁油に浸漬した状態で収納する金属製の箱体11とを備えており、X線管12の陰極からの電子ビームを陽極のターゲットに照射させてX線を生成するようになっている。
X線管12は、その長手方向が被検査物Wの搬送方向(X方向)となるよう箱体11内に配置されている。X線管12により生成されたX線は、下方のX線検出器10に向けて、図示しないスリットにより略三角形状のスクリーン状となって搬送方向(X方向)を横切るように照射されるようになっている。
ここで、X線管12の陽極と陰極との間に流す電流(管電流)に比例して、X線管12が発生するX線の強度は変化する。また、X線管12の陽極と陰極との間に印加する電圧(管電圧)が高くなるに連れて、X線管12が発生するX線の波長が短くなりX線の透過力が強くなる。このため、X線管12の管電流および管電圧は、検出対象とする異物および被検査物Wの種類や搬送速度に応じて調整されるようになっている。
搬送路21内の天井部21aには、搬送方向(X方向)に沿って複数個所にX線遮蔽用の遮蔽カーテン16が吊り下げ配置されている。遮蔽カーテン16は、X線を遮蔽する鉛粉を混入したゴムシートをのれん状(上部が繋がっており下部が帯状に分割された状態)に加工したものから構成されており、検査空間22から搬送路21を介してX線が筐体4の外部に漏えいすることを防止するようになっている。
遮蔽カーテン16は、本実施形態では、搬入搬出口7と検査空間22との間、および検査空間22と搬入搬出口8との間にそれぞれ2枚ずつ設けられており、1つの遮蔽カーテン16が被検査物Wと接触して弾性変形して隙間が生じた場合でも、他の遮蔽カーテン16がX線を遮蔽することで、漏えい基準量を超えることなくX線の漏えいを防止できるようになっている。搬送路21における遮蔽カーテン16により囲まれた内側の空間は検査空間22を構成している。
X線検出器10は、図3(a)、図3(b)に示すように、Y方向に直線状に延在する複数のX線ラインセンサ50、60を搬送ベルト2aの下方に備えている。X線ラインセンサ50とX線ラインセンサ60は搬送方向に隙間なく並んで設けられている。
X線ラインセンサ50は搬入搬出口7側に配置され、X線ラインセンサ60は搬入搬出口8側に配置されている。X線ラインセンサ50、60は、同じエネルギーのX線を検出するシングルエナジー、または、X線を一方が高エネルギーで検出し他方が低エネルギーで検出するデュアルエナジーセンサーとして構成されている。
X線ラインセンサ50は、複数のセンサモジュール51、52、53、54をY方向にそれぞれ直線状に接続したものから構成されている。X線ラインセンサ60は、複数のセンサモジュール61、62、63、64をY方向にそれぞれ直線状に接続したものから構成されている。
各センサモジュール51、52、53、54、61、62、63、64は、それぞれX線検知部51a、52a、53a、54a、61a、62a、63a、64aを基板51b、52b、53b、54b、61b、62b、63b、64b上に実装したものから構成されている。
X線検知部51a、52a、53a、54a、61a、62a、63a、64aは、検出素子としてのフォトダイオード(図示せず)と、フォトダイオード上に設けられたシンチレータ(図示せず)とから構成されている。
X線検知部51a、52a、53a、54a、61a、62a、63a、64aは、X線発生器9から被検査物Wに対してX線が照射されているとき、被検査物Wを透過してくるX線をシンチレータで受けて光に変換するようになっている。
また、X線検知部51a、52a、53a、54a、61a、62a、63a、64aは、シンチレータで変換された光をフォトダイオードで受光し、受光した光を電気信号に変換して出力するようになっている。
X線検出器10はA/D変換部41を備えており、このA/D変換部41は、X線ラインセンサ50、60からの検出信号(輝度値データ)を画像にして異物を検出するためのデジタルデータに変換して濃度データとして出力するようになっている。
ここで、X線検出器10がA/D変換部41を備える代わりに、制御部40がA/D変換部41を備えるようにしてもよい。すなわち、X線検出器10から制御部40への出力を、デジタルデータに変換された後の濃度データとする代わりに、デジタルデータに変換される前の輝度値データをX線検出器10の側で出力し、制御部40の側で輝度値データをデジタルデータである濃度データに変換するように構成してもよい。
図2に示すように、駆動モータ6には回転速度検出部27が設けられており、この回転速度検出部27は、駆動モータ6の回転速度を検出するようになっている。回転速度検出部27は、後述する搬送速度取得部47に電気的に接続されており、検出信号を搬送速度取得部47に出力するようになっている。搬送速度取得部47では、回転速度検出部27で検出された駆動モータ6の回転速度から被検査物Wの搬送速度が算出される。
回転速度検出部27は、図4に示すように、スリット円板31と、スリット読み取りセンサ33とを有している。スリット円板31は、駆動モータ6の回転軸6aの後端に一体回転可能に設けられている。スリット円板31は、その全周に渡って一定間隔でスリット32が複数形成されている。
スリット読み取りセンサ33は、フォトセンサ等から構成されており、スリット32を光学的に非接触で読み取るようになっている。スリット読み取りセンサ33は、スリット円板31の回転に伴って検出部位をスリット32が通過する毎に、パルス状の検出信号を搬送速度取得部47に出力するようになっている。
また、図2に示すように、搬入搬出口7の近傍には、搬送ベルト速度検出部28が設けられており、この搬送ベルト速度検出部28は、搬送ベルト2aの移動速度を検出するようになっている。搬送ベルト速度検出部28は、後述する搬送速度取得部47に電気的に接続されており、検出信号を搬送速度取得部47に出力するようになっている。
搬送ベルト速度検出部28は、図5に示すように、搬送ベルト2aの全周に渡って一定間隔で形成された複数の被検出マーク35と、この被検出マーク35を光学的に非接触で読み取る被検出マーク読み取りセンサ36と、を有している。
被検出マーク読み取りセンサ36はフォトセンサ等から構成されており、搬送ベルト2aの駆動に伴って検出部位を被検出マーク35が通過する毎に、パルス状の検出信号を搬送速度取得部47に出力するようになっている。
また、図2に示すように、X線検査装置1は制御部40を備えており、この制御部40は、X線検出器10からの検出信号に基づいて被検査物Wの良否判定を行うようになっている。また、制御部40は、被検査物Wの良否判定の他に、X線検査装置1全体の制御を行うようになっている。
制御部40は、一時記憶部42と、合成部46と、判定部48とを有しており、一時記憶部42に記憶されたX線ラインセンサ50、60からの検出データを合成部46で合成し、合成画像に基づいて判定部48で被検査物Wの良否を判定し、判定結果を表示器5により表示するようになっている。また、X線検査装置1は、表示器5と設定操作部49とを備えており、これら表示器5および設定操作部49は、筐体4の前面上部に互いに隣接して配置されている。
また、本実施形態では、制御部40は、タイミング遅延部44と、遅延時間算出部45と、搬送速度取得部47とを有しており、遅延時間算出部45により算出された遅延時間を用いて、タイミング遅延部44がX線ラインセンサ50、60の検出タイミングを制御するようになっている。
一時記憶部42は、X線ラインセンサ50、60からの検出データ(濃度データ)を一時的に記憶するようになっており、データを高速に記憶および読み出しが可能な半導体メモリ等のバッファから構成されている。
合成部46は、X線ラインセンサ50、60の検出データを一時記憶部42から読み出すとともに、読み出した検出データ合成して被検査物Wに対応する画像データとして出力するようになっている。
判定部48は、合成部46で合成された濃度データに対して被検査物Wと異物との判別を行って異物の混入の有無を判定するようになっている、表示器5は、判定部48による判定結果を表示するようになっている。判定部48は、合成部46で合成された濃度データとしての画像データ10dm(図7(a)参照)に基づいて、被検査物Wの中から異物を検出し、異物の混入の有無を判定するようになっている。
設定操作部49は、不図示のキーボードおよびタッチパネル等から構成されており、X線発生器9のX線出力の設定、および、搬送部2による被検査物Wの搬送方向および搬送速度等の検査パラメータの設定操作、および、動作モードの選択操作が行われるようになっている。
設定操作部49では、搬入搬出口7から搬入搬出口8に向かう第1方向、または、この第1方向とは反対に搬入搬出口8から搬入搬出口7に向かう第2方向の何れかに、搬送部2の搬送方向が設定されるようになっている。
また、設定操作部49では、被検査物Wの搬送速度、すなわち、搬送ベルト2aの駆動速度が設定されるようになっている。設定操作部49で設定された搬送方向および搬送速度となるように、制御部40により駆動モータ6が制御される。
搬送速度取得部47は、被検査物Wの搬送速度を取得するものであり、設定操作部49で設定された搬送速度、または、回転速度検出部27で検出された駆動モータ6の回転速度から算出された搬送速度、または、搬送ベルト速度検出部28で搬送ベルト2aの駆動速度として検出された搬送速度、の何れかを取得するようになっている。搬送速度取得部47がこれらの3種の搬送速度の何れを取得するかは、設定操作部49から予め設定されるようになっている。
換言すると、搬送速度取得部47では、設定操作部49で設定された設定値としての搬送速度と、回転速度検出部27または搬送ベルト速度検出部28で検出された実測値としての搬送速度が取得される。
ここで、搬送速度取得部47は、具体的には、回転速度検出部27で検出された駆動モータ6の回転速度から搬送速度を算出し、この算出した搬送速度を取得するようになっている。また、搬送速度取得部47は、具体的には、搬送ベルト速度検出部28で検出された搬送ベルト2aの移動速度を、搬送速度として取得するようになっている。
タイミング遅延部44は、複数のX線ラインセンサ50、60のうち互いに隣接する一方のX線ラインセンサに対する被検査物Wの通過タイミングと、互いに隣接する他方のX線ラインセンサに対する被検査物Wの通過タイミングとが一致するよう、一方のX線ラインセンサの検出タイミングを他方のX線ラインセンサの検出タイミングに対して遅延させるようになっている。
具体的には、タイミング遅延部44は、被検査物Wの搬送方向が第1方向であるとき、X線ラインセンサ60の検出タイミングをX線ラインセンサ50の検出タイミングに対して遅延させ、被検査物Wの搬送方向が第2方向であるとき、X線ラインセンサ50の検出タイミングをX線ラインセンサ60の検出タイミングに対して遅延させるようになっている。ここで、X線ラインセンサ50、60の検出タイミングとは、X線ラインセンサ50、60の蓄積(蓄光)開始のタイミングである。
遅延時間算出部45は、タイミング遅延部44が用いる遅延時間を算出するようになっている。遅延時間算出部45には、搬送速度取得部47で取得された被検査物Wの搬送速度が入力される。
遅延時間算出部45は、複数のX線ラインセンサ50、60、X線発生器9および搬送ベルト2aの配置と、搬送ベルト2aからの所定高さと、から求まるX線拡大効果を考慮した遅延時間を、設定操作部49で設定された搬送方向と、搬送速度取得部47が取得した搬送速度とに応じて算出するようになっている。
ここで、「搬送ベルト2aからの所定高さ」とは、遅延時間を設定して検査対象とする高さのことである。また、X線ラインセンサ50、60およびX線発生器9の配置とは、図6(a)に示すように、X線ラインセンサ50とX線ラインセンサ60との距離d、および、X線発生器9と搬送ベルト2aとの距離H1、および、X線発生器9とX線ラインセンサ50、60との距離H2のことである。
換言すると、X線ラインセンサ50、60およびX線発生器9の配置とは、X線検査装置1の構成に関する既知の値である。なお、X線ラインセンサ50とX線ラインセンサ60との距離dと、X線発生器9とX線ラインセンサ50、60との距離H2に代えて、X線発生器9から照射されるX線の拡大率を用いてもよい。
ここで、被検査物Wの実際の搬送速度をV、最適な遅延時間、すなわちX線ラインセンサ50、60から出力されるX線画像において被検査物Wの位置にズレが発生しないような遅延時間をtとすると、X線ラインセンサ50、60が設けられた平面における最適な遅延時間tは、t=d/Vの数式から求めることができる。
また、高さがhの被検査物Wの高さ方向中央部(高さh/2の部位)における最適な遅延時間tは、X線拡大効果を考慮した次の数式(1)から算出される。
Figure 0006401504
なお、高さがhの被検査物Wの上面部(高さhの部位)における最適な遅延時間tは、数式(1)においてh/2をhに置換することで求めることができる。遅延時間算出部45には、予め数式(1)が記憶されており、この数式(1)を参照することで、遅延時間算出部45は最適な遅延時間tを算出している。
タイミング遅延部44は、搬送部2による被検査物Wの搬送方向が第1方向のときは、図6(b)に示すように、X線ラインセンサ50の検出タイミングに対してX線ラインセンサ60の検出タイミングを、遅延時間算出部45で算出された最適な遅延時間tだけ遅延させるようになっている。なお、搬送部2による被検査物Wの搬送方向が第2方向のときは、タイミング遅延部44は、X線ラインセンサ60の検出タイミングに対してX線ラインセンサ50の検出タイミングを遅延させる。
なお、遅延時間算出部45は、搬送部2による被検査物Wの搬送方向が第1方向のときは、搬送速度Vを正の値として用いて数式(1)から最適な遅延時間tを算出し、搬送方向が第2方向のときは搬送速度Vを負の値として用いて数式(1)から最適な遅延時間tを算出する。
これにより、搬送方向が第1方向であるために搬送速度Vが正の値であるときは最適な遅延時間tが正の値となり、搬送方向が第2方向であるために搬送速度Vが負の値であるときは最適な遅延時間tが負の値となる。
タイミング遅延部44は、X線ラインセンサ50の検出タイミングに対するX線ラインセンサ60の検出タイミングの遅延時間を正の値として取り扱うようになっている。これにより、自ずから、最適な遅延時間tが正の値のときは、X線ラインセンサ50の検出タイミングに対してX線ラインセンサ60の検出タイミングが遅延され、最適な遅延時間tが負の値のときは、X線ラインセンサ60の検出タイミングに対してX線ラインセンサ50の検出タイミングが遅延される。
次に動作を説明する。まず、ユーザにより設定操作部49において、搬送部2での搬送方向および搬送速度の設定と、搬送速度取得部47での搬送速度の取得元の設定が行われる。
制御部40は、設定操作部49で設定された搬送方向および搬送速度で搬送部2の搬送ベルト2aを駆動して被検査物Wを搬送するとともに、予め設定された強度でX線発生器9から被検査物WにX線を照射する。次いで、被検査物Wの搬送速度が、搬送速度取得部47により取得される。
次いで、遅延時間算出部45は、X線ラインセンサ50、60、X線発生器9および搬送ベルト2aの配置と、搬送ベルト2aからの所定高さと、から求まるX線拡大効果を考慮した遅延時間を、設定操作部49で設定された搬送方向と、搬送速度取得部47が取得した搬送速度とに応じて算出する。
タイミング遅延部44は、搬送部2による被検査物Wの搬送方向が第1方向のときは、X線ラインセンサ60の検出タイミングをX線ラインセンサ50の検出タイミングに対して、遅延時間算出部45で算出された遅延時間だけ遅延させる。
また、タイミング遅延部44は、搬送部2による被検査物Wの搬送方向が第2方向のときは、X線ラインセンサ50の検出タイミングをX線ラインセンサ60の検出タイミングに対して、遅延時間算出部45で算出された遅延時間だけ遅延させる。
次いで、制御部40は、X線検出器10から出力されるX線ラインセンサ50の濃度データとX線ラインセンサ60の濃度データとを一時記憶部42に記憶する。
次いで、制御部40は、合成部46により、図7(a)に示すように、X線ラインセンサ50、60の濃度データの合成を行って、被検査物Wの形状に対応する画像データとして出力する。
図7(a)において、タイミング遅延部44により検出タイミングが調整されたX線ラインセンサ50、60からの濃度データ50d、60dは、合成部46により合成(重ね合わせ)されるとともに被検査物Wの形状に対応する画像データ10dm(濃度データ)として出力されている。
次いで、制御部40は、合成部46で合成された画像データ10dmに基づいて、判定部48により、被検査物Wの中から異物を検出し、異物の混入の有無を判定する。また、制御部40は、判定部48による判定結果を、合成部46で合成された画像データとともに表示器5に表示する。
ここで、X線ラインセンサ50、60のそれぞれの検出タイミングの間に遅延時間が設けられていない場合、図7(b)に示すように、合成部46が出力する画像データ10dmは、X線ラインセンサ50の濃度データ50dに基づく被検査物Wの画像の境界と、X線ラインセンサ60の濃度データ60dに基づく被検査物Wの画像の境界とが一致しないものとなる。
なお、本実施形態では、搬送速度取得部47が搬送速度を取得する取得元を3つ備え、3つの取得元の何れから搬送速度を取得するかの設定操作を設定操作部49で行うように構成されているが、搬送速度の取得元を1つ備える構成としてもよい。すなわち搬送速度の取得元の数は3つに限定されるものではなく、4つ以上または2つ以下でもよい。例えば、回転速度検出部27および搬送ベルト速度検出部28を備えずに、設定操作部49で設定された搬送速度を搬送速度取得部47が取得するとともに、この搬送速度に基づいて遅延時間算出部45が遅延時間を算出するように構成してもよい。
また、X線の照射方向は図2、図3に示したような鉛直下方向のみに限定せず、左右方向、鉛直上方向であってもよい。つまり、X線源(X線発生器9)とX線ラインセンサ50、60を搬送ベルト2aの上方と下方にそれぞれ配置してX線を上方から下方に向かって照射する構成だけでなく、X線源とX線ラインセンサ50、60を搬送ベルト2aの下方と上方にそれぞれ配置してX線を下方から上方に向かって照射するように構成してもよい。または、X線を搬送ベルト2aの幅方向一端側と他端側に配置して、X線を横向きに一端側から他端側に向かって照射するように構成してもよい。
以上のように、本実施形態に係るX線検査装置1において、遅延時間算出部45は、複数のX線ラインセンサ50、60、X線発生器9および搬送ベルト2aの配置と、搬送ベルト2aからの所定高さと、から求まるX線拡大効果を考慮した遅延時間を、設定操作部49で設定された被検査物Wの搬送方向と、搬送速度取得部47が取得した搬送速度とに応じて算出するようにしている。
この構成により、X線拡大効果が考慮され、かつ、被検査物Wの搬送方向と搬送速度に応じた遅延時間を遅延時間算出部45により算出することができる。
このため、複数のX線ラインセンサ50、60から出力されるX線画像において被検査物Wの位置にズレが発生することを防止し、精度良く検査を行うことができる。
また、本実施形態に係るX線検査装置1において、設定操作部49は、搬送部2による被検査物Wの搬送速度を設定するように構成され、搬送速度取得部47は、設定操作部49で設定された搬送速度を取得している。
この構成により、設定操作部49で設定された搬送速度を搬送速度取得部47が取得することで、被検査物Wの搬送速度を検出するためのセンサを不要にすることができ、簡易な構成で遅延時間を算出することができる。
また、本実施形態に係るX線検査装置1において、搬送部2は、設定操作部49で設定された搬送速度に基づいて搬送ベルト2aを駆動する駆動モータ6と、駆動モータ6の回転速度を検出する回転速度検出部27とを有している。そして、搬送速度取得部47は、回転速度検出部27で検出された駆動モータ6の回転速度から搬送速度を算出し、この算出した搬送速度を取得している。
この構成により、駆動モータ6の回転速度から算出された搬送速度を搬送速度取得部47が取得することで、設定操作部49から設定された搬送速度に対して駆動モータ6の回転速度に誤差がある場合であっても、遅延時間算出部45は、正確な遅延時間を算出することができる。
また、本実施形態に係るX線検査装置1において、搬送ベルト2aの移動速度を検出する搬送ベルト速度検出部28を備え、搬送速度取得部47は、搬送ベルト速度検出部28で検出された搬送ベルト2aの移動速度を、搬送速度として取得している。
この構成により、搬送ベルト速度検出部28で検出された搬送ベルト2aの移動速度を搬送速度取得部が搬送速度として取得することで、駆動モータ6と搬送ベルト2aとの間にスリップが生じている場合であっても、遅延時間算出部45は、正確な遅延時間を算出することができる。
また、本実施形態に係るX線検査装置1において、回転速度検出部27は、駆動モータ6の回転軸6aに一体回転可能に設けられ、その全周に渡って一定間隔でスリット32が形成されたスリット円板31と、スリット32を光学的に読み取るスリット読み取りセンサ33と、からなる。
この構成により、回転速度検出部27は、スリット円板31のスリット32をスリット読み取りセンサ33により光学的に読み取ることで、駆動モータ6に負荷を与えることなく非接触で駆動モータ6の回転速度を検出することができる。
また、本実施形態に係るX線検査装置1において、搬送ベルト速度検出部28は、搬送ベルト2aの全周に渡って一定間隔で形成された被検出マーク35と、被検出マーク35を光学的に読み取る被検出マーク読み取りセンサ36と、からなる。
この構成により、搬送ベルト速度検出部28は、被検出マーク35を被検出マーク読み取りセンサ36により光学的に読み取ることで、搬送ベルト2aに負荷を与えることなく非接触で搬送ベルト2aの移動速度を検出することができる。
以上のように、本発明に係るX線検査装置は、複数のX線ラインセンサから出力されるX線画像において被検査物の位置にズレが発生することを防止し、精度良く検査を行うことができるという効果を有し、X線ラインセンサを被検査物の搬送方向に複数備えるX線検査装置として有用である。
1 X線検査装置
2 搬送部
2a 搬送ベルト
6 駆動モータ
6a 回転軸
9 X線発生器
27 回転速度検出部
28 搬送ベルト速度検出部
31 スリット円板
32 スリット
33 スリット読み取りセンサ
35 被検出マーク
36 被検出マーク読み取りセンサ
44 タイミング遅延部
45 遅延時間算出部
46 合成部
47 搬送速度取得部
48 判定部
49 設定操作部
50、60 X線ラインセンサ
W 被検査物

Claims (6)

  1. 筐体(4)と、
    前記筐体に設けられ、被検査物(W)が載置される搬送ベルト(2a)と、前記搬送ベルトを第1方向または前記第1方向と反対の第2方向に移動するよう前記搬送ベルトを駆動する駆動モータ(6)とを有し、前記搬送ベルトにより前記被検査物を搬送する搬送部(2)と、
    前記筐体の内部に前記搬送ベルト上を搬送される前記被検査物にX線を照射するX線発生器(9)と、前記X線発生器と対向して前記搬送ベルトを挟んで前記被検査物の搬送方向に並設され、前記被検査物を透過するX線に応じた検出信号を検出して出力する複数のX線ラインセンサ(50、60)を備えたX線検出器(10)と、を備えた検査部(3)と、を備えたX線検査装置において
    前記複数のX線ラインセンサのうち互いに隣接する一方のX線ラインセンサ(60)に対する前記被検査物の通過タイミングと、互いに隣接する他方の前記X線ラインセンサ(50)に対する前記被検査物の通過タイミングとが一致するよう、一方の前記X線ラインセンサ(60)の検出タイミングを他方の前記X線ラインセンサ(50)の検出タイミングに対して遅延させるタイミング遅延部(44)と、
    前記複数のX線ラインセンサからの検出信号を合成して前記被検査物に対応する画像データとして出力する合成部(46)と、
    前記合成部が出力する画像データに基づいて前記被検査物の良否を判定する判定部(48)と、
    前記搬送部による前記被検査物の搬送方向を設定する設定操作部(49)と、
    前記被検査物の搬送速度を取得する搬送速度取得部(47)と、
    前記タイミング遅延部が用いる遅延時間を算出する遅延時間算出部(45)と、を備え、
    前記遅延時間算出部は、複数の前記X線ラインセンサ、前記X線発生器および前記搬送ベルトの配置によって決まる値と、前記被検査物について検査対象とする前記搬送ベルトからの所定高さと、から求まるX線拡大効果を考慮した前記遅延時間を、検査パラメータとして前記設定操作部で設定された前記被検査物の搬送方向と、前記搬送速度取得部が取得した搬送速度とに応じて算出することを特徴とするX線検査装置。
  2. 前記設定操作部は、前記搬送部による前記被検査物の搬送速度を設定するように構成され、
    前記搬送速度取得部は、前記設定操作部で設定された前記搬送速度を取得することを特徴とする請求項1に記載のX線検査装置。
  3. 前記駆動モータの回転速度を検出する回転速度検出部(27)を備え、
    前記搬送速度取得部は、前記回転速度検出部で検出された前記駆動モータの回転速度から前記搬送速度を算出し、該算出した搬送速度を取得することを特徴とする請求項1に記載のX線検査装置。
  4. 前記搬送ベルトの移動速度を検出する搬送ベルト速度検出部(28)を備え、
    前記搬送速度取得部は、前記搬送ベルト速度検出部で検出された前記搬送ベルトの移動速度を、前記搬送速度として取得することを特徴とする請求項1に記載のX線検査装置。
  5. 前記回転速度検出部は、
    前記駆動モータの回転軸に一体回転可能に設けられ、その全周に渡って一定間隔でスリット(32)が形成されたスリット円板(31)と、
    前記スリットを光学的に読み取るスリット読み取りセンサ(33)と、からなることを特徴とする請求項3に記載のX線検査装置。
  6. 前記搬送ベルト速度検出部は、
    前記搬送ベルトの全周に渡って一定間隔で形成された被検出マーク(35)と、
    前記被検出マークを光学的に読み取る被検出マーク読み取りセンサ(36)と、からなることを特徴とする請求項4に記載のX線検査装置。
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