JP6401447B2 - シート供給装置および供給方法、並びにシート貼付装置および貼付方法 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載のシート供給装置は、剥離材(剥離シート)に接着シートおよび帯状のスペーサシート(周辺シート)が仮着された原反を保持する保持ローラと、保持ローラから繰り出された原反の剥離材から接着シートを剥離するピールプレート(剥離手段)と、剥離材からスペーサシートを剥離するスペーサ巻取ローラとを備え、ピールプレートの前段でスペーサシートをスペーサ巻取ローラで巻き取ることで、剥離材とスペーサシートとの伸縮性の違いによるスペーサシートの剥離材からの剥がれを抑制して、剥離したスペーサシートがウエハとプレスローラ(押圧手段)との間に入り込むことを防止し、接着シートの貼付不良やウエハの損傷が生じないように構成されている。
なお、本実施形態におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、所定平面内の軸とし、Z軸は、前記所定平面に直交する軸とする。さらに、本実施形態では、Y軸と平行な図1の手前方向から観た場合を基準とし、方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」がY軸の紙面に直交する手前方向で「後」がその逆方向とする。
先ず、当接手段51が剥離板3から離間した状態で、作業者が原反RSを図1に示すようにセットした後、図示しない操作パネルやパーソナルコンピュータ等の操作手段を介して運転開始の信号を入力すると、周辺シート押さえ手段5が直動モータ52を駆動し、原反RSを当接手段51と剥離板3とで挟み込む。
そして、原反RSを違う原反に切り替える場合には、支持ローラ21から原反RSを取り外すとともに、剥離シートRLを周辺シートUSごと回収ローラ26から取り外した後、違う原反を支持ローラ21に掛け、当該違う原反を図1に示すように掛け回してそのリード端を回収ローラ26に固定する。
各当接手段71は、左右方向に延出された支持フレーム71Aと、支持フレーム71Aの右端側に支持され、図示しない駆動手段である駆動機器によって駆動される駆動プーリ71Bと、支持フレーム71Aの左端側に支持された第1従動プーリ71Cと、第1従動プーリ71Cの支持軸71Dに回転可能に支持された揺動フレーム71Eと、揺動フレーム71Eの揺動端側に支持された第2従動プーリ71Fと、駆動プーリ71B、第1従動プーリ71Cおよび第2従動プーリ71Fに巻回された当接部材としての丸ベルトや平ベルト等のベルト71Gとをそれぞれ備えている。
各付勢手段72は、剥離板3の側面に支持され、その出力軸72Aで支持フレーム71Aを支持する駆動機器としての直動モータ72Bと、支持フレーム71Aに支持され、その出力軸72Cで揺動フレーム71Eを支持する駆動機器としての直動モータ72Dとをそれぞれ備えている。
各当接手段81は、支持フレーム81Aと、支持フレーム81Aの左端側に支持され、図示しない駆動手段である駆動機器によって駆動される駆動プーリ81Bと、駆動プーリ81Bの支持軸81Cに回転可能に支持された揺動フレーム81Dと、揺動フレーム81Dの上端側に支持された従動プーリ81Eと、駆動プーリ81Bおよび従動プーリ81Eに巻回された当接部材としての丸ベルトや平ベルト等のベルト81Fとをそれぞれ備えている。
各付勢手段82は、剥離板3の側面に支持され、その出力軸82Aで支持フレーム81Aを支持する駆動機器としての直動モータ82Bと、支持フレーム81Aに支持され、その出力軸82Cで揺動フレーム81Dを支持する駆動機器としての直動モータ82Dとをそれぞれ備えている。
検出手段53は、省略してもよく、この場合、周辺シートUSの浮き上がりの有無にかかわらず、接着シートASの間欠動作における繰出動作が開始される毎や、当該間欠動作の所定回数毎、あるいは所定時間毎等の所定のタイミングで、当接手段51、71および81を一旦周辺シートUSから離間させた後、再度周辺シートUSを当接手段51、71および81と剥離板3とで挟み込むようにしてもよい。
ウエハWFを移動させるとともに、シート供給装置をウエハWFの移動の反対方向へ移動させてもよいし、支持手段6を省略し、ウエハWFを停止させておいて、シート供給装置を移動させてもよいし、他の装置でウエハWFを搬送する場合、本願発明において支持手段6は省略することができる。
周辺シートUSは、原反RSの繰出方向に沿う1ヶ所に設けられているものでもよいし、3ヶ所以上に設けられているものでもよく、周辺シート押さえ手段5、7および8の数も、周辺シートUSの位置と数に合わせて単数または3以上設けてもよい。
周辺シートUSは、剥離シートRLの長さよりも短く、所定間隔を隔てた短冊状や枚葉状のものでもよいし、直線状のものの他、円形、楕円形、三角形や四角形等の多角形、その他の形状であってもよい。周辺シートUSが短冊状や枚葉状のものの場合、周辺シート押さえ手段5、7および8は、当該周辺シートUSの一部または全部を剥離板3とで挟み込むように構成してもよい。
当接手段51、71、81および押圧手段は、ブレード材、ゴム、樹脂、スポンジ、ローラ等による押圧部材を採用したり、エア噴き付けにより周辺シートUSや接着シートASを押さえ付けたりする構成を採用することができる。
周辺シート押さえ手段5、7および8は、駆動プーリ55、71Bおよび駆動プーリ81Bを駆動させる回動モータ55Aおよび図示しない駆動機器を省略してもよい。
周辺シート押さえ手段5、7および8は、付勢手段52、72および82を省略してもよく、この場合、当接手段51、71、81が剥離板3に当接するか、当該剥離板3と微小な隙間をあけた状態で固定されていればよい。
付勢手段は、ゴム、樹脂、ダンパ(ショックアブソーバ)、ばね等で構成してもよい。
また、前記実施形態における駆動機器は、回動モータ、直動モータ、リニアモータ、単軸ロボット、多関節ロボット等の電動機器、エアシリンダ、油圧シリンダ、ロッドレスシリンダおよびロータリシリンダ等のアクチュエータ等を採用することができる上、それらを直接的または間接的に組み合せたものを採用することもできる(実施形態で例示したものと重複するものもある)。
2…繰出手段
3…剥離板(剥離手段)
31…剥離部
4…押圧ローラ(押圧手段)
5、7、8…周辺シート押さえ手段
51、71、81…当接手段
52…直動モータ(付勢手段)
55A…回動モータ(駆動手段)
57、71G、81F…ベルト(当接部材)
72、82…付勢手段
AS…接着シート
RL…剥離シート
RS…原反
US…周辺シート
WF…ウエハ(被着体)
Claims (6)
- 複数の接着シートおよび単数または複数の周辺シートが帯状の剥離シートの一方の面に仮着された原反を繰り出す繰出手段と、
前記繰出手段で繰り出された原反を折り返して前記剥離シートから前記接着シートを剥離する剥離部を有する剥離手段とを備え、
前記繰出手段で繰り出される前記原反における周辺シートの少なくとも一部を前記剥離手段とで挟み込み、当該周辺シートが前記剥離シートに仮着した状態を維持して前記剥離部を通過させる周辺シート押さえ手段を有することを特徴とするシート供給装置。 - 複数の接着シートおよび単数または複数の周辺シートが帯状の剥離シートの一方の面に仮着された原反を繰り出す工程と、
繰り出された原反を剥離手段の剥離部で折り返して前記剥離シートから前記接着シートを剥離する工程と、
前記繰り出される前記原反における周辺シートの少なくとも一部を周辺シート押さえ手段と前記剥離手段とで挟み込み、当該周辺シートが前記剥離シートに仮着した状態を維持して前記剥離部を通過させる工程とを実施することを特徴とするシート供給方法。 - 複数の接着シートおよび単数または複数の周辺シートが帯状の剥離シートの一方の面に仮着された原反を繰り出す繰出手段と、
前記繰出手段で繰り出された原反を折り返して前記剥離シートから前記接着シートを剥離する剥離部を有する剥離手段と、
前記剥離手段で剥離された接着シートを被着体に押圧して貼付する押圧手段とを備え、
前記繰出手段で繰り出される前記原反における周辺シートの少なくとも一部を前記剥離手段とで挟み込み、当該周辺シートが前記剥離シートに仮着した状態を維持して前記剥離部を通過させる周辺シート押さえ手段を有することを特徴とするシート貼付装置。 - 前記周辺シート押さえ手段は、前記周辺シートに当接する当接手段と、当該当接手段を前記剥離シートに向けて付勢する付勢手段とを有し、
前記付勢手段は、前記繰出手段の繰出動作の初期段階において、前記当接手段を一旦前記周辺シートから離間させた後、再度前記周辺シートを当接手段と剥離手段とで挟み込むように制御されることを特徴とする請求項3に記載のシート貼付装置。 - 前記当接手段は、当接部材と、当該当接部材で当接された周辺シート部分を前記原反の繰出方向に送る駆動手段とを備え、前記繰出手段による原反の繰出速度よりも速い速度で前記周辺シートを送ることを特徴とする請求項3または請求項4に記載のシート貼付装置。
- 複数の接着シートおよび単数または複数の周辺シートが帯状の剥離シートの一方の面に仮着された原反を繰り出す工程と、
繰り出された原反を剥離手段の剥離部で折り返して前記剥離シートから前記接着シートを剥離する工程と、
前記繰り出される前記原反における周辺シートの少なくとも一部を周辺シート押さえ手段と前記剥離手段とで挟み込み、当該周辺シートが前記剥離シートに仮着した状態を維持して前記剥離部を通過させる工程と、
剥離された前記接着シートを被着体に押圧して貼付する工程とを実施することを特徴とするシート貼付方法。
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