JP6400326B2 - 磁気共鳴イメージング装置及び傾斜磁場コイル - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置及び傾斜磁場コイル Download PDF

Info

Publication number
JP6400326B2
JP6400326B2 JP2014095378A JP2014095378A JP6400326B2 JP 6400326 B2 JP6400326 B2 JP 6400326B2 JP 2014095378 A JP2014095378 A JP 2014095378A JP 2014095378 A JP2014095378 A JP 2014095378A JP 6400326 B2 JP6400326 B2 JP 6400326B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shim
magnetic field
heat conducting
conducting member
magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014095378A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015211766A (ja
Inventor
資弘 三浦
資弘 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Canon Medical Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Medical Systems Corp filed Critical Canon Medical Systems Corp
Priority to JP2014095378A priority Critical patent/JP6400326B2/ja
Publication of JP2015211766A publication Critical patent/JP2015211766A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6400326B2 publication Critical patent/JP6400326B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Description

本発明の実施形態は、磁気共鳴イメージング装置及び傾斜磁場コイルに関する。
従来、磁気共鳴イメージング装置には、被検体が置かれる撮像空間における静磁場の不均一性を補正するための磁性体シム(例えば、鉄シムなど)を備えるものがある。この磁性体シムは、撮像中に周囲の温度などによって発熱することがあり、その発熱によって温度が変化すると、飽和磁束密度が変化する。この結果、磁性体シムに収束する磁束の大きさが変化し、それに伴って静磁場の均一性が変化することがある。一般的に、磁気共鳴イメージング装置では複数の磁性体シムが用いられるが、各磁性体シムの温度変化はそれぞれが配置される位置によって異なるため、静磁場が局所的に不均一になることがある。
特開2011−15840号公報
本発明が解決しようとする課題は、磁性体シムの温度変化によって静磁場が局所的に不均一になることを抑えることができる磁気共鳴イメージング装置及び傾斜磁場コイルを提供することである。
実施形態に係る磁気共鳴イメージング(MRI:Magnetic Resonance Imaging)装置は、静磁場磁石と、傾斜磁場コイルと、シムトレイと、熱伝導部材とを備える。静磁場磁石は、被検体が置かれる撮像空間に静磁場を発生させる。傾斜磁場コイルは、前記撮像空間に傾斜磁場を発生させる。シムトレイは、前記傾斜磁場コイルに設けられ、前記静磁場の不均一性を補正するための磁性体シムを収納可能な複数のシムポケットを有する。熱伝導部材は、前記シムトレイの内部に設けられる。また、熱伝導部材は、前記複数のシムポケットのうちの異なるシムポケットに収納された磁性体シムを熱結合させる。
図1は、第1の実施形態に係るMRI装置の構成例を示す図である。 図2は、第1の実施形態に係る傾斜磁場コイルの構成例を示す斜視図である。 図3は、第1の実施形態に係るシムトレイの構成例を示す斜視図である。 図4は、第1の実施形態に係るシムトレイの構成例を示す断面図である。 図5は、第2の実施形態に係るシムトレイの構成例を示す断面図である。 図6は、第3の実施形態に係るシムトレイの構成例を示す断面図である。 図7は、第4の実施形態に係るシムトレイの構成例を示す断面図である。 図8は、第5の実施形態に係るシムトレイの構成例を示す断面図である。
以下に、図面に基づいて、MRI装置及び傾斜磁場コイルの実施形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るMRI装置100の構成例を示す図である。例えば、図1に示すように、MRI装置100は、静磁場磁石10と、傾斜磁場コイル20と、RFコイル30と、天板40と、傾斜磁場電源50と、送信部60と、受信部70と、シーケンス制御装置80と、計算機システム90とを有する。
静磁場磁石10は、概略円筒状(円筒の中心軸に直交する断面が楕円となるものを含む)に形成された真空容器11と、真空容器11の中で冷却液に浸漬された超伝導コイル12とを有する。この静磁場磁石10は、静磁場磁石10の円筒内部に、被検体Sが置かれる撮像空間(ボア)を形成し、その撮像空間に静磁場を発生させる。
傾斜磁場コイル20は、概略円筒状(円筒の中心軸に直交する断面が楕円となるものを含む)に形成され、静磁場磁石10の内側に配置される。この傾斜磁場コイル20は、傾斜磁場電源50から供給される電流により、被検体Sが置かれる撮像空間に傾斜磁場を発生させる。例えば、傾斜磁場コイル20は、撮像空間におけるX軸,Y軸,Z軸それぞれの方向に沿った傾斜磁場を発生させるメインコイル21と、メインコイル21の漏洩磁場をキャンセルするシールドコイル22とを有する。ここで、メインコイル21とシールドコイル22との間には、シムトレイ挿入ガイド23が形成される。このシムトレイ挿入ガイド23には、撮像空間における静磁場の不均一性を補正するための鉄シム25を収納したシムトレイ24が挿入される。なお、傾斜磁場コイル20の構成については、後に詳細に説明する。
RFコイル30は、概略円筒状(円筒の中心軸に直交する断面が楕円となるものを含む)に形成され、傾斜磁場コイル20の内側に配置される。このRFコイル30は、送信部60から供給されるRFパルスを受けて、被検体Sが置かれた撮像空間に高周波磁場を発生させる。また、RFコイル30は、高周波磁場によって水素原子核が励起されることで被検体Sから放出される磁気共鳴信号を受信する。
天板40は、図示していない寝台に水平方向へ移動可能に設けられ、撮影時には被検体Sが載置され撮像空間へ移動される。傾斜磁場電源50は、シーケンス制御装置80からの指示に基づいて、傾斜磁場コイル20に電流を供給する。
送信部60は、シーケンス制御装置80からの指示に基づいて、RFコイル30にRFパルスを供給する。受信部70は、RFコイル30によって受信された磁気共鳴信号を受信し、受信した磁気共鳴信号をデジタル化して得られる生データをシーケンス制御装置80に対して送信する。
シーケンス制御装置80は、計算機システム90による制御のもと、傾斜磁場電源50、送信部60及び受信部70をそれぞれ駆動することで、被検体Sのスキャンを行う。そして、シーケンス制御装置80は、スキャンを行った結果、受信部70から生データが送信されると、その生データを計算機システム90に送信する。
計算機システム90は、MRI装置100全体を制御する。具体的には、この計算機システム90は、操作者から各種入力を受け付ける入力部や、操作者から入力される撮像条件に基づいてシーケンス制御装置80にスキャンを実行させるシーケンス制御部、シーケンス制御装置80から送信された生データに基づいて画像を再構成する画像再構成部、再構成された画像などを記憶する記憶部、再構成された画像など各種情報を表示する表示部、操作者からの指示に基づいて各機能部の動作を制御する主制御部などを有する。
図2は、第1の実施形態に係る傾斜磁場コイル20の構成例を示す斜視図である。例えば、図2に示すように、傾斜磁場コイル20は、概略円筒状に形成されたメインコイル21と、メインコイル21の外側に配置されたシールドコイル22とを有する。また、メインコイル21とシールドコイル22との間には、複数のシムトレイ挿入ガイド23が形成される。
シムトレイ挿入ガイド23は、傾斜磁場コイル20の両端面に開口を形成する貫通孔であり、傾斜磁場コイル20の長手方向に全長にわたって形成される。例えば、シムトレイ挿入ガイド23は、メインコイル21及びシールドコイル22に挟まれた領域に、互いに平行となるように円周方向に等間隔に形成される。そして、各シムトレイ挿入ガイド23には、シムトレイ24が挿入される。
シムトレイ24は、樹脂によって概略棒状に形成される。このシムトレイ24には、所定数の鉄シム25が収納される。例えば、シムトレイ24は、傾斜磁場コイル20の両端部を除いた長さを有する。また、シムトレイ24は、各シムトレイ挿入ガイド23に挿入されて、それぞれ傾斜磁場コイル20の中央部に固定される。なお、図2には示していないが、例えば、傾斜磁場コイル20には、傾斜磁場コイル20を冷却するための複数の冷却管が円筒形状に沿って螺旋状に埋設される。
図3は、第1の実施形態に係るシムトレイ24の構成例を示す斜視図である。例えば、図3に示すように、シムトレイ24は、細長箱状のトレイ本体24aと、蓋体24bとから構成される。トレイ本体24aは、長手方向に連続して形成され、それぞれ磁性体シム24cを収納可能な複数のシムポケット24dを有する。磁性体シム24cは、薄板状に形成された磁性体の部材であり、撮像空間における静磁場の不均一性を補正するために、必要な箇所のシムポケット24dに必要な枚数だけ収納される。例えば、磁性体シム24cは、鉄、パーメンジュール、センダストなどで作製される。
以上、本実施形態に係るMRI装置100の構成について説明した。このような構成のもと、本実施形態に係るMRI装置100では、シムトレイ24が、複数のシムポケット24dのうちの異なるシムポケットに収納された磁性体シム24cを熱結合させる。
従来、磁性体シムは、撮像中に、傾斜磁場コイルの発熱などの周囲の温度や磁性体シム自身の渦電流損などによって発熱することがあり、発熱によって温度が変化すると、飽和磁束密度が変化する。この結果、磁性体シムに収束する磁束の大きさが変化し、それに伴って静磁場の均一性が変化することがある。一般的に、磁気共鳴イメージング装置では複数の磁性体シムが用いられるが、各磁性体シムの温度変化はそれぞれが配置される位置によって異なるため、静磁場が局所的に不均一になることがある。
これに対し、本実施形態に係るMRI装置では、シムトレイ24によって、異なるシムポケットに収納された磁性体シム24cが熱結合されるので、各磁性体シム24cの温度が均一化される。これにより、磁性体シム24cの温度変化によって静磁場が局所的に不均一になることを抑えることができる。以下では、本実施形態に係るシムトレイ24の構成例について説明する。
図4は、第1の実施形態に係るシムトレイ24の構成例を示す断面図である。図4は、シムトレイ24の略中心を通り、かつ、シムトレイ24の長手方向及び厚さ方向に平行な断面を示している。図4に示すように、シムトレイ24は、細長箱状のトレイ本体24aと、蓋体24bとから構成される。
トレイ本体24aは、長手方向に連続して形成された複数のシムポケット24dを有する。各シムポケット24dには、撮像空間における静磁場の不均一性を補正するために必要な枚数の磁性体シム24cが積層されて収納される。なお、各シムポケット24dに必要な枚数の磁性体シム24cが収納された結果、全てのシムポケット24dに磁性体シム24cが収納される場合もあるが、一部のシムポケット24dに磁性体シム24cが1枚も収納されない場合もある。
蓋体24bは、複数のシムポケット24dを覆うように、トレイ本体24aに固定される。また、各シムポケット24dにおいて、積層された磁性体シム24cと蓋体24bとの間には、適切な厚さのスペーサ24eが配置される。スペーサ24eは、磁性体シム24cがシムポケット24d内で移動しないように、蓋体24bが固定される際に、シムポケット24dの底部に磁性体シム24cを押しつけて位置決めする。
そして、シムトレイ24は、複数のシムポケット24dに跨って設けられた熱伝導部材24fを有する。熱伝導部材24fは、異なるシムポケット24dに収納された磁性体シム24cに直接的又は他の熱伝導部材を介して間接的に接触して、各磁性体シムを熱結合させる。これにより、特定の磁性体シム24cが大きく発熱した場合でも、その熱が熱伝導部材24fを介して他の磁性体シム24cに分散されることになり、各磁性体シム24cの温度が均一化される。
ここで、熱伝導部材24fは、シムポケット24dの底部に設けられる。例えば、熱伝導部材24fは、熱伝導性を有する材料で形成された板状又はシート状の部材であり、トレイ本体24aの底部を形成する樹脂に埋め込まれる。
より具体的には、例えば、熱伝導部材24fは、各シムポケット24dに磁性体シム24cが収納された際に磁性体シム24cに直接的に接触するように、各シムポケット24dの底面で少なくとも一部が露出するように埋め込まれる。ここで、シムポケット24dの底面で熱伝導部材24fが露出する範囲は、シムポケット24dの底面全体であってもよいし、シムポケット24dの底面の一部であってもよい。また、熱伝導部材24fは、磁性体シム24cに直接的に接触するのではなく、シムポケット24dの底面と磁性体シム24cとの間に挿入された熱伝導性を有するスペーサなどを介して、間接的に磁性体シム24cに接触してもよい。
また、例えば、熱伝導部材24fは、シムトレイ24を形成する材料と比べて熱伝導性が高い材料で形成される。このような材料として、例えば、銅を用いることができる。一般的に、シムトレイ24を形成する樹脂は熱伝導性が低いため、各シムポケット24dに収納された磁性体シム24cは、熱伝導部材24fが設けられない場合は熱的に絶縁されることになる。したがって、熱伝導部材24fをシムトレイ24と比べて熱伝導性が高い材料で形成することによって、各シムポケット24dに収納された磁性体シム24cの間で熱を伝導させることができる。
また、例えば、熱伝導部材24fは、シムトレイ24を形成する材料と比べて熱容量が大きい材料で形成されてもよい。このような材料として、例えば、アルミニウム用いることができる。熱伝導部材24fは、磁性体シムと同様に周囲の温度などによって発熱する場合があり、静磁場の均一性を乱す原因となり得る。これに対し、熱伝導部材24fをシムトレイ24と比べて熱容量が大きい材料で形成することによって、熱伝導部材24fの温度の温度上昇を抑えることができる。この結果、熱伝導部材24の温度変化を抑えることができ、熱伝導部材24の発熱による静磁場の均一性の変動を抑えることができる。
以上、第1の実施形態について説明したが、上記実施形態で説明したMRI装置100は、図1〜4に示した基本的な構成を変えずに、シムトレイ24の構成を適宜に変更して実施することが可能である。以下では、MRI装置100に関する他の実施形態について、シムトレイの構成を中心に説明する。なお、以下で説明する各実施形態では、第1の実施形態で説明した構成要素と同一の構造又は機能を有する構成要素については同一の符号を付すこととし、その詳細な説明を省略する。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態に係るシムトレイ124の構成例を示す断面図である。図5は、シムトレイ124の略中心を通り、かつ、シムトレイ124の長手方向及び厚さ方向に平行な断面を示している。なお、本実施形態に係るシムトレイ124は、第1の実施形態で説明したシムトレイ24と略同一の構成を有するが、熱伝導部材の構成が第1の実施形態とは異なる。
図5に示すように、シムトレイ124は、第1の実施形態で説明したシムトレイ24と同様に、複数のシムポケット24dに跨って設けられた熱伝導部材124fを有する。
ここで、本実施形態では、熱伝導部材124fは、第1の熱伝導部材124faと、第2の熱伝導部材124fbとを接合して形成される。第1の熱伝導部材124faは、シムトレイ124を形成する材料と比べて熱伝導性が高い材料で形成される。このような材料として、例えば、銅を用いることができる。また、第2の熱伝導部材124fbは、シムトレイ124を形成する材料と比べて熱容量が大きい材料で形成される。このような材料として、例えば、アルミニウムを用いることができる。そして、第1の熱伝導部材124faは、異なるシムポケットに収納された磁性体シム24cに直接的又は他の熱伝導部材を介して間接的に接触する位置に設けられる。
例えば、第1の熱伝導部材124fa及び第2の熱伝導部材124fbは、それぞれ熱伝導性を有する材料で形成された板状又はシート状の部材であり、それぞれが積層された状態で、トレイ本体24aの底部を形成する樹脂に埋め込まれる。ここで、例えば、第1の熱伝導部材124faは、各シムポケット24dに磁性体シム24cが収納された際に磁性体シム24cに直接的に接触するように、各シムポケット24dの底面で少なくとも一部が露出するように埋め込まれる。なお、シムポケット24dの底面で第1の熱伝導部材124faが露出する範囲は、シムポケット24dの底面全体であってもよいし、シムポケット24dの底面の一部であってもよい。また、第1の熱伝導部材124faは、磁性体シム24cに直接的に接触するのではなく、シムポケット24dの底面と磁性体シム24cとの間に挿入された熱伝導性を有するスペーサなどを介して、間接的に磁性体シム24cに接触してもよい。また、第2の熱伝導部材124fbは、第1の熱伝導部材124faにおけるシムポケット24d側を表側とした場合に、第1の熱伝導部材124faの裏側の面に密着した状態で埋め込まれる。
(第3の実施形態)
図6は、第3の実施形態に係るシムトレイ224の構成例を示す断面図である。図6は、シムトレイ224におけるシムポケット24dの底面を通る断面を示している。なお、本実施形態に係るシムトレイ224は、第1の実施形態で説明したシムトレイ24と略同一の構成を有するが、熱伝導部材の形状が第1の実施形態とは異なる。
図6に示すように、シムトレイ224は、第1の実施形態で説明したシムトレイ24と同様に、複数のシムポケット24dに跨って設けられた熱伝導部材224fを有する。
ここで、本実施形態では、熱伝導部材224fには、少なくとも1つのスリットが形成される。ここでいうスリットは、例えば、熱伝導部材224fの面に沿って形成された細長い矩形状の孔であり、熱伝導部材224fの表側の面から裏側の面へ貫通するように形成される。前述したように、熱伝導部材224fは、電導材料で形成された場合には、傾斜磁場の切り替え時に誘起電流が生じてしまい、MRI装置100内に渦電流を発生させる原因となり得る。これに対し、熱伝導部材224fにスリットを設けることで、熱伝導部材224f内に発生する有機電流の流れを分断することができ、渦電流の発生を抑えることができる。また、渦電流損による熱伝導部材224fの発熱を抑えることができる。
例えば、図6に示すように、熱伝導部材224fには、各シムポケット24dの位置に、シムトレイ224の長手方向に沿った2本のスリット224hが形成される。また、例えば、図6に示すように、熱伝導部材224fには、隣り合うシムポケット24dの間の位置に、シムトレイ224の短手方向に沿った2本のスリット224iが形成される。このように各スリットを形成することで、例えば、各シムポケット24dの間に形成されたスリット224iによって、シムトレイ224の長手方向にシムポケット24dの位置ごとに分断された渦電流が、さらに、各シムポケット24dの位置に形成されたスリット224hによって、シムトレイ224の短手方向に分断されることになる。
なお、熱伝導部材224fに形成されるスリットの数、位置、形状は、必ずしも図6に示したものに限られない。スリットの数、位置、形状は、熱伝導部材224fに生じる誘起電流を効率よく分断することができるように適宜決められる。また、熱伝導部材224fに渦電流がどのように生じるかは、シムトレイ224が配置される位置に応じて変化する。したがって、例えば、熱伝導部材224fに形成されるスリットの数、位置、形状は、傾斜磁場コイル20においてシムトレイ224が配置される位置に応じて決められてもよい。
(第4の実施形態)
図7は、第4の実施形態に係るシムトレイ324の構成例を示す断面図である。図7は、シムトレイ324の略中心を通り、かつ、シムトレイ324の長手方向及び厚さ方向に平行な断面を示している。なお、本実施形態に係るシムトレイ324は、第1の実施形態で説明したシムトレイ24と略同一の構成を有するが、熱伝導部材が配置される位置が第1の実施形態とは異なる。
図7に示すように、シムトレイ324は、第1の実施形態で説明したシムトレイ24と同様に、細長箱状のトレイ本体324aと、蓋体324bとから構成される。また、シムトレイ324は、複数のシムポケット24dに跨って設けられた熱伝導部材324fを有する。熱伝導部材324fは、異なるシムポケット24dに収納された磁性体シム24cに直接的又は他の熱伝導部材を介して間接的に接触して、各磁性体シムを熱結合させる。これにより、特定の磁性体シム24cが大きく発熱した場合でも、その熱が熱伝導部材324fを介して他の磁性体シム24cに分散されることになり、各磁性体シム24cの温度が均一化される。
ここで、本実施形態では、熱伝導部材324fは、シムポケット24dを覆う蓋体324bに設けられる。そして、各シムポケット24dにおいて、積層された磁性体シム24cと蓋体324bとの間には、適切な厚さのスペーサ324eが配置される。スペーサ324eは、磁性体シム24cがシムポケット24d内で移動しないように、蓋体324bが固定される際に、シムポケット324の底部に磁性体シム24cを押しつけて位置決めする。
ここで、本実施形態では、スペーサ324eは、熱伝導性を有する材料で形成される。これにより、蓋体324bに設けられた熱伝導部材324fが、スペーサ324を介して、シムポケット24dに収納された磁性体シム24cに間接的に接触することになる。また、例えば、シムポケット24dの底面と磁性体シム24cとの間に適切な厚さのスペーサを配置することで、蓋体324bに設けられた熱伝導部材324fと磁性体シム24cとを直接的に接触させるようにしてもよい。
なお、例えば、熱伝導部材324fは、第1の実施形態で説明した熱伝導部材24fと同様に、シムトレイ324を形成する材料と比べて熱伝導性が高い材料、又は、シムトレイ324を形成する材料と比べて熱容量が大きい材料で形成される。
また、例えば、熱伝導部材324fは、第2の実施形態で説明した熱伝導部材124fと同様に、シムトレイ324を形成する材料と比べて熱伝導性が高い材料で形成された第1の熱伝導部材と、シムトレイ324を形成する材料と比べて熱伝導性が高い材料で形成された第2の熱伝導部材とを接合して形成されてもよい。この場合には、第1の熱伝導部材及び第2の熱伝導部材は、それぞれが積層された状態で、蓋体324bを形成する樹脂に埋め込まれる。ここで、第1の熱伝導部材は、蓋体324bにおけるトレイ本体324a及びシムポケット24dと対向する側に埋め込まれる。また、第2の熱伝導部材は、第1の熱伝導部材におけるシムポケット24d側を表側とした場合に、第1の熱伝導部材の裏側の面に密着した状態で埋め込まれる。
また、熱伝導部材324fは、第3の実施形態と同様に、少なくとも1つのスリットが形成されてもよい。
なお、上述した第1〜第4の実施形態では、シムトレイにおいて、シムポケットの底部又は蓋体に熱伝導部材が設けられる場合の例を説明したが、熱伝導部材が設けられる位置はこれらに限られない。例えば、熱伝導部材は、シムトレイにおける長手方向に沿った側部に設けられてもよい。その場合には、熱伝導部材は、各シムポケットに磁性体シムが収納された際に磁性体シムの端部に直接的に接触するように、各シムポケットの内側の側面で少なくとも一部が露出するように埋め込まれる。また、熱伝導部材は、磁性体シムに直接的に接触するのではなく、シムポケットの内側の側面と磁性体シムとの間に挿入された熱伝導性を有するスペーサなどを介して、間接的に磁性体シムに接触してもよい。
また、上述した第1〜第4の実施形態において、例えば、熱伝導部材は、非磁性材料で形成される。このような材料として、例えば、銅又はアルミニウムを用いることができる。熱伝導部材は、磁性材料で形成されると、磁性体シムによって調整された静磁場の均一性を乱す原因となり得る。これに対し、熱伝導部材を非磁性材料で形成することによって、熱伝導部材が静磁場の均一性を乱す原因となるのを防ぐことができる。
また、上述した第1〜第4の実施形態において、例えば、熱伝導部材は、非電導材料で形成される。このような材料として、例えば、銅又はアルミニウムを用いることができる。熱伝導部材は、シムトレイとともに傾斜磁場コイルに設けられるので、電導材料で形成されると傾斜磁場の切り替え時に誘起電流が生じてしまい、MRI装置内に渦電流を発生させる原因となり得る。これに対し、熱伝導部材を非電導材料で形成することによって、熱伝導部材が渦電流の原因となるのを防ぐことができる。
(第5の実施形態)
図8は、第5の実施形態に係るシムトレイ424の構成を示す図である。図8は、シムトレイ424の略中心を通り、かつ、シムトレイ424の長手方向及び厚さ方向に平行な断面を示している。なお、本実施形態に係るシムトレイ424は、第1の実施形態で説明したシムトレイ24と略同一の形状を有するが、熱伝導部材を有する代わりに、シムトレイ424の少なくとも一部が熱伝導性を有する点が第1の実施形態とは異なる。
図8に示すように、シムトレイ424は、第1の実施形態で説明したシムトレイ24と同様に、細長箱状のトレイ本体424aと、蓋体424bとから構成される。
ここで、本実施形態では、シムトレイ424は、複数のシムポケット24dに跨る部分の少なくとも一部が熱伝導性を有する材料で形成される。例えば、トレイ本体424a及び蓋体424bそれぞれが、熱伝導性を有する材料で形成される。例えば、トレイ本体424a及び蓋体424bは、銅などの熱伝導性を有する微粉末を混入した樹脂で形成される。これにより、特定の磁性体シム24cが大きく発熱した場合でも、その熱がトレイ本体424a及び蓋体424bを介して他の磁性体シム24cに分散されることになり、各磁性体シム24cの温度が均一化される。
また、例えば、トレイ本体424a及び蓋体424bは、必ずしも両方が熱伝導性を有する材料で形成されなくてもよく、いずれか一方が熱伝導性を有する材料で形成されていればよい。この場合に、例えば、トレイ本体424aが熱伝導性を有する材料で形成される場合には、シムポケット24dの底面と磁性体シム24cとを直接的に接触させる。また、例えば、蓋体424bが熱伝導性を有する材料で形成される場合には、第4の実施形態と同様に、蓋体424bと磁性体シム24cとの間に熱伝導性を有するスペーサを挿入することで、蓋体424bを間接的に磁性体シム24cに接触させる。
なお、上述した第1〜第5の実施形態では、シムトレイが、長手方向に連続して形成された複数のシムポケットを有する一体のものである場合の例を説明したが、実施形態はこれに限られない。例えば、シムトレイは、それぞれが1つ又は複数のシムポケットを有する複数のサブトレイに分割可能に構成されてもよい。各サブトレイは、長手方向に連結されて、1つのシムトレイとして用いられる。
この場合には、熱伝導部材もサブトレイごとに分割される。すなわち、各サブトレイが、個別に熱伝導部材を有するように構成される。そして、各サブトレイが有する熱伝導部材は、各サブトレイが連結された際に、隣接するサブトレイ間で接続されて、第1〜第5の実施形態で説明した熱伝導部材と同様に機能する。
上述した各実施形態によれば、異なるシムポケットに収納された磁性体シム24cが熱結合されるので、各磁性体シム24cの温度が均一化される。これにより、特定の磁性体シム24cの温度が変化するのではなく、熱結合された磁性体シム24c全体の温度が均一化されるので、特定の位置で静磁場が不均一となることを緩和できる。また、磁性体シム24cを熱結合することによって、特定の磁性体シム24cの温度が発熱した場合でも、その熱が他の磁性体シム24cに分散されることになり、磁性体シム24c全体の温度上昇を抑えることができる。また、磁性体シム24c全体の温度上昇が抑えられることによって、磁性体シム24c全体の温度変化が抑制されるので、静磁場の均一性の変動を抑えることができる。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、磁性体シムの温度変化によって静磁場が局所的に不均一になることを抑えることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
100 磁気共鳴イメージング(MRI:Magnetic Resonance Imaging)装置
10 静磁場磁石
20 傾斜磁場コイル
24 シムトレイ

Claims (11)

  1. 被検体が置かれる撮像空間に静磁場を発生させる静磁場磁石と、
    前記撮像空間に傾斜磁場を発生させる傾斜磁場コイルと、
    前記傾斜磁場コイルに設けられ、前記静磁場の不均一性を補正するための磁性体シムを収納可能な複数のシムポケットを有するシムトレイと
    前記シムトレイの内部に設けられた熱伝導部材とを備え、
    前記熱伝導部材は、前記複数のシムポケットのうちの異なるシムポケットに収納された磁性体シムを熱結合させることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  2. 記熱伝導部材は、前記複数のシムポケットに跨って設けられており、前記異なるシムポケットに収納された磁性体シムに直接的又は他の熱伝導部材を介して間接的に接触して、各磁性体シムを熱結合させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 前記熱伝導部材は、前記シムトレイを形成する材料と比べて熱伝導性が高い材料で形成されることを特徴とする請求項2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 前記熱伝導部材は、前記シムトレイを形成する材料と比べて熱容量が大きい材料で形成されることを特徴とする請求項2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 被検体が置かれる撮像空間に静磁場を発生させる静磁場磁石と、
    前記撮像空間に傾斜磁場を発生させる傾斜磁場コイルと、
    前記傾斜磁場コイルに設けられ、前記静磁場の不均一性を補正するための磁性体シムを収納可能な複数のシムポケットを有するシムトレイとを備え、
    前記シムトレイは、前記複数のシムポケットに跨って設けられた熱伝導部材を有し、
    前記熱伝導部材は、前記シムトレイを形成する材料と比べて熱伝導性が高い材料で形成された第1の熱伝導部材と、前記シムトレイを形成する材料と比べて熱容量が大きい材料で形成された第2の熱伝導部材とを接合して形成され、
    前記第1の熱伝導部材は、前記複数のシムポケットのうちの異なるシムポケットに収納された磁性体シムに直接的又は他の熱伝導部材を介して間接的に接触する位置に設けられ、各磁性体シムを熱結合させ
    ことを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  6. 前記熱伝導部材には、少なくとも1つのスリットが形成されることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一つに記載の磁気共鳴イメージング装置。
  7. 前記熱伝導部材は、前記シムポケットの底部に設けられることを特徴とする請求項2〜6のいずれか一つに記載の磁気共鳴イメージング装置。
  8. 被検体が置かれる撮像空間に静磁場を発生させる静磁場磁石と、
    前記撮像空間に傾斜磁場を発生させる傾斜磁場コイルと、
    前記傾斜磁場コイルに設けられ、前記静磁場の不均一性を補正するための磁性体シムを収納可能な複数のシムポケットを有するシムトレイとを備え、
    前記シムトレイは、前記複数のシムポケットに跨って設けられた熱伝導部材を有し、
    前記熱伝導部材は、前記シムポケットを覆う蓋体に設けられ、前記複数のシムポケットのうちの異なるシムポケットに収納された磁性体シムに直接的又は他の熱伝導部材を介して間接的に接触して、各磁性体シムを熱結合させる
    とを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  9. 前記熱伝導部材は、非磁性材料で形成されることを特徴とする請求項2〜8のいずれか一つに記載の磁気共鳴イメージング装置。
  10. 被検体が置かれる撮像空間に静磁場を発生させる静磁場磁石と、
    前記撮像空間に傾斜磁場を発生させる傾斜磁場コイルと、
    前記傾斜磁場コイルに設けられ、前記静磁場の不均一性を補正するための磁性体シムを収納可能な複数のシムポケットを有するシムトレイとを備え、
    前記シムトレイは、前記複数のシムポケットに跨って設けられて前記シムポケットを覆う蓋体を有し、当該蓋体が熱伝導性を有する材料で形成され、前記複数のシムポケットのうちの異なるシムポケットに収納された磁性体シムを熱結合させることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  11. 被検体が置かれる撮像空間における静磁場の不均一性を補正するための磁性体シムを収納可能な複数のシムポケットを有するシムトレイと、
    前記シムトレイの内部に設けられた熱伝導部材とを備え、
    前記熱伝導部材は、前記複数のシムポケットのうちの異なるシムポケットに収納された磁性体シムを熱結合させることを特徴とする傾斜磁場コイル。
JP2014095378A 2014-05-02 2014-05-02 磁気共鳴イメージング装置及び傾斜磁場コイル Active JP6400326B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014095378A JP6400326B2 (ja) 2014-05-02 2014-05-02 磁気共鳴イメージング装置及び傾斜磁場コイル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014095378A JP6400326B2 (ja) 2014-05-02 2014-05-02 磁気共鳴イメージング装置及び傾斜磁場コイル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015211766A JP2015211766A (ja) 2015-11-26
JP6400326B2 true JP6400326B2 (ja) 2018-10-03

Family

ID=54696447

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014095378A Active JP6400326B2 (ja) 2014-05-02 2014-05-02 磁気共鳴イメージング装置及び傾斜磁場コイル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6400326B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111315293B (zh) * 2017-10-26 2023-11-07 佳能医疗***株式会社 核磁共振摄像装置用静磁场调整器具及超导磁体
WO2019170561A1 (en) 2018-03-08 2019-09-12 Koninklijke Philips N.V. Resolving and steering decision foci in machine learning-based vascular imaging
EP3553547A1 (en) * 2018-04-12 2019-10-16 Koninklijke Philips N.V. Shim irons for a magnetic resonance apparatus

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5052761B2 (ja) * 2005-05-09 2012-10-17 株式会社日立メディコ 磁気共鳴イメージング装置
JP4847236B2 (ja) * 2006-07-07 2011-12-28 株式会社日立メディコ 磁気共鳴イメージング装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015211766A (ja) 2015-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10241177B2 (en) Ferromagnetic augmentation for magnetic resonance imaging
JP5349177B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP5570910B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
US10168400B2 (en) Magnetic resonance imaging apparatus including RF shield including slits
JP2008194449A (ja) 傾斜磁場コイルユニット、mri装置用ガントリ、及びmri装置
JP6400326B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置及び傾斜磁場コイル
US8680862B2 (en) Magnetic resonance imaging apparatus
JP2019141226A (ja) 傾斜磁場コイル
US20150338482A1 (en) Magnetic resonance imaging device and gradient coil
JP6377296B1 (ja) 磁気共鳴撮像装置用静磁場調整器具及び超電導マグネット
JP5060151B2 (ja) 磁場均一度調整装置、およびこれを用いた超伝導磁石装置、並びに磁気共鳴撮像装置
US20160054406A1 (en) System for reducing thermal shield vibrations
JP4886482B2 (ja) 超電導磁石装置及び核磁気共鳴イメージング装置
JP4814765B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP6296631B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP7080746B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
CN111973187A (zh) 磁共振成像装置及超导磁铁
JP6454789B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP4866215B2 (ja) 超電導磁石装置及び核磁気共鳴イメージング装置
JP4118015B2 (ja) 超電導磁石装置及びこれを用いた磁気共鳴イメージング装置
US20240077559A1 (en) Static magnetic field magnet and mri apparatus
JP7076339B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
US20240077558A1 (en) Static magnetic field magnet and mri apparatus
JP7179514B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP5416528B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20151102

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20160513

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20160929

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20161021

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170306

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171220

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180807

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180905

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6400326

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150