JP6399805B2 - ジャム検出機構および走査装置 - Google Patents

ジャム検出機構および走査装置 Download PDF

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Description

本発明は、ジャム検出機構および走査装置に関する。
従来から特許文献1に開示されているようなジャム検出機構は、キャリッジ(走査体)の内側に折り曲げ自在に板状部材を配設しており、板状部材が走査体の内側へ折れ曲がることでメディアの浮き上がり(ジャム)を検出する。
特開2006−110974号公報
ところで、板状部材が走査体の内側へ折れ曲がることでメディアのジャムを検出するジャム検出機構では、板状部材が走査体の内側へのみ折れ曲がるため、メディアのジャム部分が走査体の直下に侵入してしまった場合、走査体をジャム部分から脱する際には、板状部材が走査体の内側から外側へと折れ曲がらない。このため、走査体をジャム部分から脱する際に、ジャム部分が板状部材に引っかかってしまい、メディアを傷つけたり汚したりするという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、メディアが傷つけられたり汚れたりすることを抑制することができるジャム検出機構および走査装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るジャム検出機構は、メディアと対向しつつ走査方向に往復動する走査体に取り付け可能な本体部材と、前記本体部材に配設され、前記走査方向に移動可能に前記本体部材に支持される連結部材と、前記連結部材に対して前記メディア側に配設され、前記走査方向に移動可能に前記連結部材に支持されており、前記メディアの状態に応じて、前記メディアと当接可能な当接部材と、前記本体部材に対する前記連結部材の前記走査方向のうち一方に向かって移動することを規制し、かつ、前記本体部材に対する前記連結部材の前記走査方向のうち他方に向かって移動することを許容する第一規制機構と、前記連結部材に対する前記当接部材の前記走査方向のうち他方に向かって移動することを規制し、かつ、前記連結部材に対する前記当接部材の前記走査方向のうち一方に向かって移動することを許容する第二規制機構と、前記当接部材が前記走査方向に移動したことを検出するセンサーと、を備えることを特徴とする。
この発明では、第一規制機構により連結部材が他方に向かって移動することのみが許容され、第二規制機構により当接部材が一方に向かってのみ移動することが許容される。このために、当接部材に主走査方向のうち一方に向かって外力が作用すると、当接部材のみが一方に向かって移動し、当接部材に主走査方向のうち他方に向かって外力が作用すると、連結部材と当接部材とが一体に他方に向かって移動する。したがって、走査体に対して当接部材が、主走査方向の一方と他方の双方に回転することとなるので、当接部材がメディアに引っかかることを抑制することができ、メディアが傷つけられたり汚れたりすることを抑制することができる。
また、連結部材を本体部材に対して走査方向の両方向に揺動可能に支持し、当接部材を連結部材に対して走査方向の両方向に揺動可能に支持し、付勢手段が当接部材を基準位置に位置付ける付勢力を生じる。このために、当接部材に外力が作用しない状態では、走査体が主走査方向に往復動しても、当接部材が回転することを規制でき、当接部材を基準位置に位置付けることができる。
また、上記ジャム検出機構において、前記当接部材には、前記センサーが検出するセンサー検出部が設けられており、前記センサーは、前記本体部材に設けられており、前記センサー検出部が前記センサーに対して移動したことを検出することが好ましい。
この発明では、当接部材にセンサー検出部を設け、本体部材に当接部材の移動を検出するセンサーを設けている。このように、走査体に対して主走査方向の一方と他方の双方に移動する当接部材に、センサーが検出するセンサー検出部を設けているので、センサーを一つのみ設けても、当接部材の主走査方向の一方と他方の双方の移動を検出できる。したがって、走査体が主走査方向の一方と他方の双方に移動する際のメディアのジャムを検出でき、部品点数が増加することを抑制することができる。
また、上記ジャム検出機構において、前記付勢手段は、前記第一揺動軸と前記第二揺動軸との中間部に位置し、かつ、両端部が前記本体部材と前記当接部材とに支持されており、前記当接部材における前記付勢手段の支持位置から、前記第一揺動軸までの距離と、前記支持位置から前記第二揺動軸までの距離とが等しいことが好ましい。
この発明では、支持位置から第一揺動軸までの距離と、支持位置から第二揺動軸までの距離とが等しいので、走査体に対して当接部材が一方の方向に回転する際の付勢手段の付勢力と、走査体に対して当接部材が他方の方向に回転する際の付勢手段の付勢力とが等しくなる。このために、当接部材が一方の方向と他方の方向に回転する際のジャムを同様に検出することができる。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る走査装置は、メディアと対向しつつ走査方向に往復動する走査体と、前記走査体に取り付けられたジャム検出機構と、を備える走査装置であって、前記ジャム検出機構は、前記走査体に取り付け可能な本体部材と、前記本体部材に配設され、前記走査方向に移動可能に前記本体部材に支持される連結部材と、前記連結部材に対して前記メディア側に配設され、前記走査方向に移動可能に前記連結部材に支持されており、前記メディアの状態に応じて、前記メディアと当接可能な当接部材と、前記本体部材に対する前記連結部材の前記走査方向のうち一方に向かって移動することを規制し、かつ、前記本体部材に対する前記連結部材の前記走査方向のうち他方に向かって移動することを許容する第一規制機構と、前記連結部材に対する前記当接部材の前記走査方向のうち他方に向かって移動することを規制し、かつ、前記連結部材に対する前記当接部材の前記走査方向のうち一方に向かって移動することを許容する第二規制機構と、前記当接部材が前記走査方向に移動したことを検出するセンサーとを備えることを特徴とする。
この発明では、前述したジャム検出機構を備えているので、当接部材がメディアに引っかかることを抑制することができ、メディアが傷つけられたり汚れたりすることを抑制することができる。
また、上記走査装置において、前記当接部材の当接部から前記メディアの表面までの距離が、前記走査体の前記メディアと対向する対向部から前記表面までの距離より短いことが好ましい。
この発明では、メディアにジャムが生じても、走査体よりも当接部材の当接部がメディアに先に接触するので、走査体の主走査方向の一方の端面のみにジャム検出機構を設けても、走査体にメディアが接触する前にメディアのジャムを検出することができる。
特に、走査体にプリンタヘッドが搭載され、前記走査方向が前記メディアが搬送される搬送方向と直交する方向である場合には、ジャムがヘッドに接触するよりも先にジャム検出機構がジャムを検出することで、ヘッドにジャムが接触する前に走査体の動作を停止させることができ、プリンタヘッドへ影響を与えることなく走査体をメディアのジャム部分から脱することができる。
本発明に係るジャム検出機構および走査装置は、メディアが傷つけられたり汚れたりすることを抑制することができる。
図1は、実施形態に係る走査装置が配設されたインクジェットプリンタの概略構成を示す概略構成図である。 図2は、実施形態に係る走査装置の構成を示す斜視図である。 図3は、実施形態に係る走査装置のジャム検出機構の構成を示す斜視図である。 図4は、実施形態に係るジャム検出機構の構成を示す他の斜視図である。 図5は、実施形態に係るジャム検出機構の構成を示す側面図である。 図6は、実施形態に係るジャム検出機構の当接部材に主走査方向の一方に向かう外力が作用した状態を示す側面図である。 図7は、実施形態に係るジャム検出機構の当接部材に主走査方向の他方に向かう外力が作用した状態を示す側面図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能、かつ、容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
〔実施形態〕
本発明の実施形態に係る走査装置及びジャム検出機構を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、実施形態に係る走査装置が配設されたインクジェットプリンタの概略構成を示す概略構成図である。図2は、実施形態に係る走査装置の構成を示す斜視図である。
本発明の実施形態に係る走査装置4(図1に示す)は、例えばインクジェットプリンタ1等に配設されるものである。インクジェットプリンタ1は、インクを吐出するプリンタヘッド9を有するキャリッジ8(走査体に相当)を主走査方向(走査方向に相当)に往復動させながら、載置台2に載置されたメディアMに印刷を行うものであり、キャリッジ8の主走査方向の端部には、ジャム検出機構10が取り付けられている。インクジェットプリンタ1は、載置台2と、Yバー3と、走査装置4と、キャリッジ駆動装置5と、メディア搬送装置6と、制御装置7と、を含んで構成されている。
載置台2は、インクジェットプリンタ1によって印刷が行われるメディアMを載置するものである。載置台2は、例えば、プラテン、テーブル等により構成される。
Yバー3は、載置台2の載置表面に対して平行に延在されており、載置台2の鉛直方向の上方に間隔をおいて配設されている。Yバー3は、走査装置4の主走査方向に沿った往復動をガイドするガイドレールとして機能する。
キャリッジ駆動装置5は、Yバー3に対して走査装置4を主走査方向に相対移動させる駆動装置である。キャリッジ駆動装置5は、例えば、走査装置4のキャリッジ8に連結された搬送ベルト、搬送ベルトを駆動するモータ等を含んで構成されており、制御装置7により制御される。
メディア搬送装置6は、走査装置4とメディアMとを主走査方向に直交する印刷搬送方向(副走査方向)に相対移動させる搬送装置である。メディア搬送装置6は、例えば、少なくともYバー3またはメディアMの一方を他方に対して相対移動させる複数の搬送ローラ、複数の搬送ローラを駆動する駆動モータ等を含んで構成されており、制御装置7により制御される。
制御装置7は、インクジェットプリンタ1の全体の動作を制御するものである。制御装置7は、機能概念的に、キャリッジ駆動制御部71、メディア搬送制御部72、ジャム検出部73等を含んで構成されている。制御装置7は、演算装置やメモリ等のハードウェア、およびこれらの機能を実現させるプログラムから構成されている。
キャリッジ駆動制御部71は、キャリッジ駆動装置5を制御し、走査装置4の主走査方向に沿った相対移動を制御するものである。メディア搬送制御部72は、メディア搬送装置6を制御し、走査装置4とメディアMとの副走査方向に沿った相対移動を制御するものである。ジャム検出部73は、ジャム検出機構10の後述するセンサー80から出力される検出信号に基づいて、載置台2からのメディアMの浮き上がり(ジャム)を検出するものである。
また、制御装置7は、ジャム検出部73によりメディアMのジャムが検出されると、キャリッジ駆動制御部71によりキャリッジ駆動装置5の動作を停止させ、メディア搬送制御部72によりメディア搬送装置6の動作を停止させることで、メディアMに対する印刷を中断する。また、メディアMに対する印刷を中断した時には、制御装置7は、操作パネルのディスプレイ等を介して、メディアMのジャムが検出されたことによる印刷の中断を作業員に対して報知することが好ましい。
走査装置4は、Yバー3に対して主走査方向に往復動可能に支持されており、載置台2上のメディアMに対して主走査方向に往復動しつつインクを吐出することで印刷するものである。
走査装置4は、前述したキャリッジ8と、キャリッジ8に取り付けられたジャム検出機構10と、を備えている。キャリッジ8は、メディアMと対向しつつYバー3に移動自在に支持されて主走査方向に往復動する。キャリッジ8は、メディアMと対向する対向部としてのプリンタヘッド9が設けられている。キャリッジ8は、プリンタヘッド9およびジャム検出機構10を支持し、これらを主走査方向に移動させるものである。キャリッジ8は、キャリッジ駆動装置5により主走査方向に往復動可能に、Yバー3に支持されている。
プリンタヘッド9は、メディアMに対してインクを吐出するものであり、例えばマゼンタ、イエロー、シアン、ブラック等のインクを吐出するノズルを複数有している。
次に、ジャム検出機構10を図面に基いて説明する。図3は、実施形態に係る走査装置のジャム検出機構の構成を示す斜視図である。図4は、実施形態に係るジャム検出機構の構成を示す他の斜視図である。図5は、実施形態に係るジャム検出機構の構成を示す側面図である。図6は、実施形態に係るジャム検出機構の当接部材に主走査方向の一方に向かう外力が作用した状態を示す側面図である。図7は、実施形態に係るジャム検出機構の当接部材に主走査方向の他方に向かう外力が作用した状態を示す側面図である。
ジャム検出機構10は、載置台2に対するメディアMの浮き上がり(ジャム)を検出するものである。なお、以下、主走査方向のうち図5中の左側に向かう方向を一方、図5中右側に向かう方向を他方と記す。ジャム検出機構10は、図1及び図2などに示すように、キャリッジ8の主走査方向の他方の端部8aに取り付けられている。
ジャム検出機構10は、図2、図3、図4、図5、図6及び図7に示すように、本体部材20と、連結部材30と、当接部材40と、第一揺動軸33と、第二揺動軸43と、付勢手段50と、第一規制機構60(図6及び図7に示す)と、第二規制機構70(図6及び図7に示す)と、センサー80(図6及び図7に示す)と、を備えている。
本体部材20は、キャリッジ8の他方の端部8aに取り付け可能な部材である。本体部材20は、図3及び図4に示すように、水平方向(載置台2の載置表面)と略平行な天板21と、取付板22と、一対の装着板23と、側面板24と、を一体に有して形成されている。天板21は、副走査方向と略平行な矩形状に形成されている。天板21には、副走査方向に間隔をあけて一対の装着孔21aが開口している。
取付板22は、天板21の主走査方向の一方側の端部に連なった平板状に形成されている。取付板22は、キャリッジ8の他方の端部8aに重ねられて、キャリッジ8の他方の端部8aに取り付けられる。取付板22には、例えばキャリッジ8の端部8aに締結可能なボルト等の締結部材が通される取付穴22aが開口している。取付板22は、副走査方向の中央部で天板21との間に補強壁22bを一体に設けており、機械強度が補強されている。また、取付板22は、副走査方向の中央部から鉛直方向の下方に延在し、かつ付勢手段50が取り付けられる付勢手段取付穴22dが形成された付勢手段取付部22cを有している。付勢手段取付穴22dは、鉛直方向において、図5(b)に示すように、付勢手段50の軸線が水平方向(載置台2の載置表面)と略平行となり、付勢手段50の軸線と第一揺動軸33との鉛直方向での距離と、付勢手段50の軸線と第二揺動軸43との鉛直方向での距離とが等しくなる位置に設定されている。
一対の装着板23は、天板21の副走査方向の両端部と取付板22と一体に連なった平板状に形成されている。一対の装着板23の互いに対向する面のうち天板21より鉛直方向の下方側には、連結部材30が本体部材20に連結される際、連結部材30の後述する第一揺動軸33を通すためのガイド溝23a(図6、7参照)が形成されている。また、一対の装着板23は、第一揺動軸33を装着する装着穴(図示省略)が開口している。
側面板24は、天板21に対して取付板22とは反対側、つまり天板21の主走査方向の他方側の端部と一対の装着板23とに連なった平板状に形成されている。側面板24の鉛直方向の幅は、本体部材20に対して連結部材30が主走査方向の他方に向かって基準位置から回転する際には、連結部材30の回転可能範囲においては連結部材30と当接せず、本体部材20に対して基準位置に位置する連結部材30と当接する幅に設定されている。本実施形態では、側面板24の鉛直方向の下端部の位置は、本体部材20に連結部材30が連結された状態で、鉛直方向において、第一揺動軸33と同等の位置である。
連結部材30は、本体部材20に対してメディアM側に配設され、主走査方向に移動可能に本体部材20に支持されるものであり、本体部材20と当接部材40とに連結される部材である。連結部材30は、図3、4に示すように、側面板31と、一対の支持板32と、を一体に有して形成されている。連結部材30は、第一揺動軸33により本体部材20と連結される。
側面板31は、連結部材30が本体部材20に連結され、本体部材20に対して連結部材30が基準位置に位置する状態で、本体部材20の側面板24と平行な平板状に形成されている。側面板31は、本体部材20の側面板24よりもキャリッジ8側に配置される。側面板31は、連結部材30が本体部材20に連結された状態で、本体部材20に対して連結部材30が基準位置に位置すると、本体部材20の側面板24のキャリッジ8側の面と当接する。
本実施形態では、側面板31の鉛直方向の上端部の位置は、連結部材30が本体部材20に連結された状態で、本体部材20の側面板24の鉛直方向の下端部より上方の位置であり、側面板31の鉛直方向の下端部の位置は、当接部材40が連結部材30に連結された状態で、当接部材40の後述する第二揺動軸43より下方の位置である。
側面板31の鉛直方向の中央部側には、当接部材40が連結部材30に連結された状態で、当接部材40の側面板41の鉛直方向の上端部側を侵入可能に開口された開口部31cが開口している。つまり、開口部31cは、当接部材40が連結部材30に連結された状態で、連結部材30に対して当接部材40が主走査方向の一方に向かって基準位置から回転する際に、側面板41の鉛直方向の上端部である付勢手段取付部41cが開口部31から主走査方向の他方の方向に突出することで、当接部材40の主走査方向の一方に向かった基準位置からの回転を許容する。また、側面板31の開口部31cの鉛直方向の上方には、当接部材40が連結部材30に連結された状態で、連結部材30に対して当接部材40が主走査方向の一方に向かって基準位置から回転する際に、当接部材40の後述するセンサー検出部44が侵入可能に開口された挿通穴31dが開口している。
一対の支持板32は、側面板31の副走査方向の両端部に連なった平板状に形成されている。一対の支持板32は、本体部材20の一対の装着板23の内側の面に対して、連結部材30が基準位置から主走査方向の他方に向かって回転することができる間隔をあけて対向して配置される。一対の支持板32の互いに対向する面には、当接部材40が連結部材30に連結される際、当接部材40の後述する第二揺動軸43を通すガイド溝32a(図6、図7参照)が形成されている。また、一対の支持板32は、第二揺動軸43を装着する装着穴(図示省略)を有している。
当接部材40は、連結部材30に対してメディアM側に配設され、主走査方向に移動可能に連結部材30に支持されており、メディアMの状態に応じてメディアMと当接可能なものである。本発明では、メディアMの状態に応じて当接部材40がメディアMと当接可能であるとは、載置台2からのメディアMが浮き上がって、メディアMにジャム部分Ma(図6及び図7に示す)が発生して、当接部材40が載置台2から浮き上がったメディアMのジャム部分Maと当接可能となることをいう。当接部材40は、図3及び図4に示すように、側面板41と、一対の支持板42とを一体に有しており、第二揺動軸43により連結部材30と連結されている。
側面板41は、当接部材40が連結部材30に連結され、連結部材30に対して当接部材40が基準位置に位置する状態で、連結部材30の側面板31と平行な平板状に形成されている。側面板41は、連結部材30の側面板31よりもキャリッジ8側に配置されている。側面板41は、当接部材40が連結部材30に連結された状態で、当接部材40が基準位置に位置すると連結部材30の側面板31と当接する。本実施形態では、連結部材30が本体部材20に連結された状態において、側面板41の鉛直方向の上端部の位置は、連結部材30の側面板31の開口部31cの鉛直方向の上端部より下方の位置であり、側面板41の鉛直方向の下端部の位置は、連結部材30の側面板31の下端部より下方の位置である。
側面板41は、連結部材30の側面板31の下端部から鉛直方向の下方に延出した当接部41a、41bを有している。当接部41a,41bの下端は、キャリッジ8のプリンタヘッド9よりも鉛直方向の下方に位置する。このために、図1に示すように、当接部41a,41bからメディアMの表面までの距離は、キャリッジ8のメディアMと対向するプリンタヘッド9からメディアMの表面までの距離より短い。
また、側面板41は、副走査方向の中央部に付勢手段50が取り付けられる付勢手段取付穴41dが形成された付勢手段取付部41cを有している。付勢手段取付穴41dは、付勢手段取付穴22dと水平方向に並ぶ位置に配置され、鉛直方向において、第一揺動軸33までの距離と、第二揺動軸43までの距離が等しくなる位置に配置されている。なお、付勢手段取付穴41dにより付勢手段50を支持する位置は、当接部材40における付勢手段50の支持位置A(図5(b)に示す)である。
一対の支持板42は、図4に示すように、側面板41の副走査方向の両端部に連なった平板状に形成されている。一対の支持板42は、連結部材30の一対の支持板32の内側の面に対して、当接部材40が基準位置から主走査方向の一方に向かって回転することができる間隔をあけて対向している。当接部材40は、一対の支持板42と側面板41とに連なった複数の補強板42a、42bを備えている。
第一揺動軸33は、本体部材20に対して連結部材30を主走査方向の両方向に向かって揺動可能に支持するものである。第一揺動軸33は、副走査方向と平行に配置され、本体部材20の装着板23と連結部材30の支持板32とを軸心回りに回転自在に連結するものである。第一揺動軸33は、一対の支持板32の鉛直方向の上端部側に設けられている。第一揺動軸33は、付勢手段取付部41cよりも上方に設けられている。
第二揺動軸43は、連結部材30に対して当接部材40を主走査方向の両方向に向かって揺動可能に支持するものである。第二揺動軸43は、副走査方向と平行に配置され、連結部材30の支持板32と当接部材40の支持板42とを軸心回りに回転自在に連結するものである。第二揺動軸43は、付勢手段取付部41cより下方に設けられている。第二揺動軸43は、本体部材20に対して連結部材30が基準位置に位置して連結された状態、かつ連結部材30に対して当接部材40が基準位置に位置して連結された状態で、第一揺動軸33の鉛直方向の下方に位置している。
付勢手段50は、当接部材40に外力が作用していない状態で、当接部材40を本体部材20に対して基準位置(図5(a)に示す位置)に位置付ける付勢力を当接部材40に作用させるものである。本実施形態では、図5(b)に示すように、付勢手段50は、いわゆる引張コイルばねである。付勢手段50は、主走査方向の一方の端部が本体部材20の付勢手段取付部22cに取り付けられて支持され、主走査方向の他方の端部が当接部材40の付勢手段取付部41cに取り付けられて支持されている。つまり、付勢手段50の両端部が本体部材20と当接部材40とに支持されている。
また、付勢手段50は、本体部材20に対して連結部材30及び当接部材40が基準位置に位置すると、その軸心(付勢手段50の軸心)方向が主走査方向と略平行に配置され、鉛直方向において第一揺動軸33と第二揺動軸43との中間部に位置する。
ここで、当接部材40に外力が作用せず、連結部材30および当接部材40を基準位置に位置付けた状態において、図5(b)に示すように、当接部材40における付勢手段50の支持位置Aと第一揺動軸33とを結ぶ仮想線aの長さと、支持位置Aと第二揺動軸43とを結ぶ仮想線bの長さとが等しい。つまり、当接部材40における付勢手段50の支持位置Aから第一揺動軸33までの距離と、支持位置Aから第二揺動軸43までの距離とが等しい。このため、当接部材40に主走査方向の一方及び他方に向かって同等の外力が作用した場合に、図6に示す当接部材40が連結部材30に対して基準位置から主走査方向の一方に向かって所定の角度で回転する際の付勢手段50の伸び量と、図7に示す連結部材30と当接部材40とが一体となって本体部材20に対して基準位置から主走査方向の他方に向かって所定の角度で回転する際の付勢手段50の伸び量とが等しい。
なお、本実施形態で、当接部材40に外力が作用していない状態とは、キャリッジ8が往復運動中または停止中に、当接部材40がメディアMと非接触である状態でメディアMから離間している状態をいう。当接部材40に外力が作用している状態とは、キャリッジ8が往復運動中または停止中に、当接部材40がメディアMと接触して、特にキャリッジ8の主走査方向の往復動により当接部材40にメディアMから外力が作用している状態をいう。また、本実施形態で、連結部材30と当接部材40とが基準位置に位置付けられた状態は、図3及び図5(a)に示すように、本体部材20に対して連結された連結部材30の側面板31が本体部材20の側面板24と当接し、連結部材30に対して連結された当接部材40の側面板41が連結部材30の側面板31と当接する状態であり、本体部材20に対して連結部材30と当接部材40とが鉛直方向に並んだ状態をいう。
第一規制機構60は、図6に示すように、基準位置における当接部材40に対して、主走査方向のうち一方に向かって外力が作用した際に、本体部材20に対する連結部材30の主走査方向のうち一方に向かって回転(移動)することを規制し、かつ、本体部材20に対する連結部材30の主走査方向のうち他方に向かって回転(移動)することを許容するものである。本実施形態では、第一規制機構60は、本体部材20の側面板24と、基準位置で側面板24と当接する連結部材30の側面板31の上端部から凸の第一当接突起31aとから構成されている。第一規制機構60は、側面板24に第一当接突起31aが当接することで本体部材20に対して連結部材30が第一揺動軸33回りに主走査方向の一方に向かって基準位置より回転することを規制するが、本体部材20に対する連結部材30の第一揺動軸33回りの主走査方向の他方に向かう回転は許容する。
第二規制機構70は、図7に示すように、基準位置における当接部材40に対して、主走査方向のうち他方に向かって外力が作用した際に、連結部材30に対する当接部材40の主走査方向のうち他方に向かって回転(移動)することを規制し、かつ、連結部材30に対する当接部材40の主走査方向のうち一方に向かって回転(移動)することを許容するものである。本実施形態では、第二規制機構70は、当接部材40の側面板41と、基準位置で側面板41と当接する連結部材30の側面板31の鉛直方向の下端部から凸の第二当接突起31bとから構成されている。第二規制機構70は、側面板42に第二当接突起31bが当接することで連結部材30に対して当接部材40が第二揺動軸43回りに主走査方向の他方に向かって基準位置より回転することを規制するが、連結部材30に対する当接部材40の第二揺動軸43回りの主走査方向の一方に向かう回転を許容する。
このために、付勢手段50は、当接部材40に主走査方向の一方の方向に外力が作用すると、第一規制機構60により本体部材20に対する連結部材30の回転が規制されているために、当接部材40のみが連結部材30及び本体部材20に対して第二揺動軸43回りに主走査方向の一方に向かう回転をし、伸張される。これにより、本体部材20に対して基準位置に位置付ける付勢力を当接部材40に作用させる。また、付勢手段50は、当接部材40に主走査方向の他方の方向に外力が作用すると、第二規制機構70により連結部材30に対する当接部材40の回転が規制されているために、当接部材40と連結部材30とが一体となって本体部材20に対して第一揺動軸33回りに主走査方向の他方に向かう回転をし、伸張される。これにより、当接部材40を連結部材30とともに本体部材20に対して基準位置に位置付ける付勢力を当接部材40に作用させる。
また、前述した当接部材40には、センサー80が検出するセンサー検出部44が一体に設けられている。センサー検出部44は、図4及び図6に示すように、複数の補強板42a,42bのうち、最も上方の補強板42bの上端部から鉛直方向の上方に延在され、副走査方向の幅より主走査方向の幅が大きい平板状に形成されている。センサー検出部44は、鉛直方向において、第一揺動軸33と第二揺動軸43との間に位置している。センサー検出部44は、副走査方向において、本体部材20の天板21に設けられた一対の装着孔21a間に配置されている。このため、センサー検出部44は、連結部材30に対して当接部材40が主走査方向の一方に向かって回転する際には、センサー80に対して第二揺動軸43回りに主走査方向の他方に向かって回転することで、センサー80に対して主走査方向の他方に向かって移動する。一方、本体部材20に対して連結部材30と当接部材40とが一体となって主走査方向の他方に向かって回転する際には、センサー80に対して第一揺動軸33回りに主走査方向の他方に向かって回転することで、センサー80に対して主走査方向の他方に向かって移動する。
センサー80は、キャリッジ8が主走査方向の往復運動中に、当接部材40がメディアMと接触することで、本体部材20に対して基準位置から当接部材40が主走査方向に移動したことを検出するものである。センサー80は、一方の装着孔21a内に装着されかつ基準位置のセンサー検出部44に対向して検出光を出射する発光素子81aと、他方の装着孔21a内に装着されかつ基準位置のセンサー検出部44に対向して検出光を受光可能な受光素子81bと、を備える。こうして、センサー80は、発光素子81a及び受光素子81bが装着孔21a内に装着されることで、本体部材20に設けられる。センサー80は、基準位置に当接部材40が位置すると、発光素子81aの出射する検出光がセンサー検出部44により遮られて受光素子81bに受光されない。
センサー80は、本体部材20に対して当接部材40が一方又は他方に向かって回転すると、発光素子81aの出射する検出光がセンサー検出部44により遮られなくなり受光素子81bに受光される。このように、センサー80は、当接部材40が基準位置においてセンサー検出部44と対向していることを検出し、当接部材40が本体部材20に対して基準位置から主走査方向に向かって回転することで、センサー検出部44がセンサー80に対して移動したことを検出する。こうして、センサー80は、発光素子81aが出射する検出光を受光素子81bが受光する又は受光しないことを検出することで、本体部材20に対して当接部材40が基準位置から主走査方向の一方と他方の双方に回転したか否かを検出する。センサー80は、検出結果を制御装置7のジャム検出部73に出力する。
以上のように構成された実施形態に係る走査装置4及びジャム検出機構10の動作について説明する。なお、本実施形態では、走査装置4は、インクジェットプリンタ1に搭載されている。
走査装置4は、キャリッジ駆動制御部71によりキャリッジ駆動装置5が制御され、メディア搬送制御部72によりメディア搬送装置6が制御されることで、キャリッジ8が主走査方向に往復動し、キャリッジ8とメディアMとが副走査方向に相対移動されながらプリンタヘッド9からインクを吐出して、メディアMに対して印刷を行う。
ここで、図6に示すように、Yバー3に沿ってキャリッジ8が主走査方向の他方に向かって移動される時に、メディアMの載置台2から浮き上がったジャム部分Maが発生すると、ジャム部分Maが当接部材40の当接部41a,41bなどに当接する。すると、当接部材40の当接部41a,41bに主走査方向の一方に向かう外力が作用する。この場合、第一規制機構60が本体部材20に対する第一揺動軸33回りの連結部材30の一方に向かう回転を規制し、第二規制機構70が連結部材30に対する第二揺動軸43回りの当接部材40の一方に向かう回転を許容しているので、図6に示すように、当接部41a,41bが一方の方向に向かうように、当接部材40(当接部41a,41b)が連結部材30及び本体部材20に対して第二揺動軸43回りに回転する。
また、当接部41a,41bが一方の方向に向かうように、当接部材40が連結部材30及び本体部材20に対して第二揺動軸43回りに回転すると、付勢手段50が伸張されて、付勢手段50が当接部材40を基準位置に付勢する付勢力を生じる。このために、当接部材40の当接部41a,41bにジャム部分Maなどが当接しなくなると、当接部材40が基準位置に復帰する。
また、図7に示すように、Yバー3に対してキャリッジ8が主走査方向の一方に向かって移動される時に、メディアMの載置台2から浮き上がったジャム部分Maが発生すると、ジャム部分Maが当接部材40の当接部41a,41bなどに当接する。すると、当接部材40の当接部41a,41bに主走査方向の他方に向かう外力が作用する。この場合、第一規制機構60が本体部材20に対する第一揺動軸33回りの連結部材30の他方に向かう回転を許容し、第二規制機構70が連結部材30に対する第二揺動軸43回りの当接部材40の他方に向かう回転を規制しているので、図7に示すように、当接部41a,41bが他方の方向に向かうように、当接部材40と連結部材30とが一体となって本体部材20に対して第一揺動軸33回りに回転する。また、当接部41a,41bが他方の方向に向かうように、当接部材40と連結部材30とが一体となって本体部材20に対して第一揺動軸33回りに回転すると、付勢手段50が伸張されて、付勢手段50が当接部材40を基準位置に付勢する付勢力を生じる。このために、当接部材40の当接部41a,41bにジャム部分Maなどが当接しなくなると、当接部材40が基準位置に復帰する。
以上の実施形態に係るジャム検出機構10によれば、第一規制機構60により本体部材20に対して連結部材30が他方に向かって回転することが許容され、第二規制機構70により連結部材30に対して当接部材40が一方に向かって回転することが許容される。このために、当接部材40に主走査方向のうち一方に向かって外力が作用すると、当接部材40のみが一方に向かって回転し、当接部材40に主走査方向のうち他方に向かって外力が作用すると、連結部材30と当接部材40とが一体に他方に向かって回転する。したがって、キャリッジ8に対して当接部材40が、主走査方向の一方と他方の双方に回転することとなるので、当接部材40がメディアMに引っかかることを抑制することができ、メディアMが傷つけられたり汚れたりすることを抑制することができる。
また、第一規制機構60が本体部材20に対して連結部材30が一方に向かって回転することを規制し、第二規制機構70が連結部材30に対して当接部材40が他方に向かって回転することを規制し、付勢手段50が当接部材40を基準位置に位置付ける付勢力を生じる。このために、当接部材40に外力が作用しない状態では、キャリッジ8が主走査方向に往復動しても、当接部材40がキャリッジ8に対して回転することを規制でき、当接部材40を基準位置に位置付けることができる。したがって、メディアMのジャムの誤検出を抑制することができる。
また、ジャム検出機構10では、当接部材40にセンサー検出部44を設け、本体部材20に当接部材40の基準位置からの回転を検出するセンサー80を設けている。このように、キャリッジ8に対して主走査方向の一方と他方の双方に回転する当接部材40にセンサー80が検出するセンサー検出部44を設け、キャリッジ8に固定される本体部材20にセンサー80を設けている。このために、センサー80を一つのみ設けても、当接部材40の主走査方向の一方と他方の双方の回転を検出できる。したがって、キャリッジ8が主走査方向の一方と他方の双方に移動する際のメディアMのジャム部分Maを検出でき、部品点数が増加することを抑制することができる。
ジャム検出機構10では、支持位置Aから第一揺動軸33までの距離と、支持位置Aから第二揺動軸43までの距離とが等しいので、キャリッジ8に対して当接部材40が一方の方向に回転する際の付勢手段50の付勢力と、キャリッジ8に対して当接部材40が他方の方向に回転する際の付勢手段50の付勢力とが等しくなる。このために、当接部材40が一方の方向と他方の方向に回転する際のジャムを同様に、つまり同程度の検出感度で検出することができる。
走査装置4は、前述したジャム検出機構10を備えているので、当接部材40がメディアMに引っかかることを抑制することができ、メディアMが傷つけられたり汚れたりすることを抑制することができる。
また、走査装置4は、メディアMにジャムが生じても、キャリッジ8よりも当接部材40の当接部41a,41bがメディアMに先に接触するので、キャリッジ8の主走査方向の他方の端部8aのみにジャム検出機構10を設けても、キャリッジ8にメディアMが接触する前にメディアMのジャム部分Maを検出することができる。
なお、上記の実施形態では、走査装置4がインクジェットプリンタ1に配設されていたが、本発明ではこれに限定されない。即ち、本発明は、種々のメディアMに対向して往復動する種々の走査体に取り付けてもよい。
前述したように、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、これらに限定されない。本発明では、実施形態をその他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、組み合わせの変更等を行うことができる。
4 走査装置
8 キャリッジ(走査体)
9 プリンタヘッド(対向部)
10 ジャム検出機構
20 本体部材
30 連結部材
33 第一揺動軸
40 当接部材
41a,41b 当接部
43 第二揺動軸
44 センサー検出部
50 付勢手段
60 第一規制機構
70 第二規制機構
80 センサー
A 支持位置
M メディア

Claims (7)

  1. メディアと対向しつつ走査方向に往復動する走査体に取り付け可能な本体部材と、
    前記本体部材に配設され、前記走査方向に移動可能に前記本体部材に支持される連結部材と、
    前記連結部材に対して前記メディア側に配設され、前記走査方向に移動可能に前記連結部材に支持されており、前記メディアの状態に応じて、前記メディアと当接可能な当接部材と、
    前記本体部材に対する前記連結部材の前記走査方向のうち一方に向かって移動することを規制し、かつ、前記本体部材に対する前記連結部材の前記走査方向のうち他方に向かって移動することを許容する第一規制機構と、
    前記連結部材に対する前記当接部材の前記走査方向のうち他方に向かって移動することを規制し、かつ、前記連結部材に対する前記当接部材の前記走査方向のうち一方に向かって移動することを許容する第二規制機構と、
    前記当接部材が前記走査方向に移動したことを検出するセンサーと、
    を備えることを特徴とするジャム検出機構。
  2. 前記連結部材を前記本体部材に対して前記走査方向の両方向に向かって揺動可能に支持する第一揺動軸と、
    前記当接部材を前記連結部材に対して前記走査方向の両方向に向かって揺動可能に支持する第二揺動軸と、
    前記当接部材に外力が作用していない状態で、前記当接部材を前記本体部材に対して基準位置に位置付ける付勢力を前記当接部材に作用させる付勢手段を有することを特徴とする請求項1に記載のジャム検出機構。
  3. 前記付勢手段は、
    前記第一揺動軸と前記第二揺動軸との中間部に位置し、かつ、両端部が前記本体部材と前記当接部材とに支持されており、
    前記当接部材における前記付勢手段の支持位置から、前記第一揺動軸までの距離と、前記支持位置から前記第二揺動軸までの距離とが等しい、
    ことを特徴とする請求項に記載のジャム検出機構。
  4. 前記当接部材には、前記センサーが検出するセンサー検出部が設けられており、
    前記センサーは、前記本体部材に設けられており、前記センサー検出部が前記センサーに対して移動したことを検出する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載のジャム検出機構。
  5. メディアと対向しつつ走査方向に往復動する走査体と、
    前記走査体に取り付けられたジャム検出機構と、を備える走査装置であって、
    前記ジャム検出機構は、
    前記走査体に取り付け可能な本体部材と、
    前記本体部材に配設され、前記走査方向に移動可能に前記本体部材に支持される連結部材と、
    前記連結部材に対して前記メディア側に配設され、前記走査方向に移動可能に前記連結部材に支持されており、前記メディアの状態に応じて、前記メディアと当接可能な当接部材と、
    前記本体部材に対する前記連結部材の前記走査方向のうち一方に向かって移動することを規制し、かつ、前記本体部材に対する前記連結部材の前記走査方向のうち他方に向かって移動することを許容する第一規制機構と、
    前記連結部材に対する前記当接部材の前記走査方向のうち他方に向かって移動することを規制し、かつ、前記連結部材に対する前記当接部材の前記走査方向のうち一方に向かって移動することを許容する第二規制機構と、
    前記当接部材が前記走査方向に移動したことを検出するセンサーと、
    を備える、
    ことを特徴とする走査装置。
  6. 前記当接部材の当接部から前記メディアの表面までの距離が、前記走査体の前記メディアと対向する対向部から前記表面までの距離より短い、
    ことを特徴とする請求項5に記載の走査装置。
  7. 前記走査体はインクを吐出するプリンタヘッドを有し、
    前記走査方向は、前記メディアが搬送される搬送方向と直交する方向である請求項5又は請求項6に記載の走査装置。
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