JP6398552B2 - 表示制御プログラム、表示制御方法及び表示制御装置 - Google Patents

表示制御プログラム、表示制御方法及び表示制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、表示制御プログラム、表示制御方法及び表示制御装置に関する。
タブレット端末を活用した次世代型授業が実施されている。かかる次世代型授業では、一例として、記憶力や集中力の育成を目指すドリル教材の他、教師と生徒および生徒同士が教え学び合う協働教育を支援する支援教材などのデジタル教材が用いられることがある。例えば、上記の協働教育の場では、教師端末から生徒端末へ課題を送信し、生徒端末から教師端末へ課題に対する意見を回答させ、教師端末にて意見をまとめ、電子黒板等のスクリーンにマトリクス状に各生徒の意見を一覧表示させて議論を行う授業が実施される。
特開2011−53851号公報
しかしながら、上記の技術では、授業で課題に対する議論が進行する場面ごとにそれに相応しい意見を数ある意見の中から取り上げるのは困難であるので、授業の進行が滞る場合がある。
1つの側面では、本発明は、授業の進行を支援できる表示制御プログラム、表示制御方法及び表示制御装置を提供することを目的とする。
一態様の表示制御プログラムは、コンピュータに、課題の指定を受け付け、課題ごとに前記課題に関する複数の論点及び前記課題の授業で各論点を進行させる順序を含むシナリオが対応付けられたシナリオデータを参照し、前記指定を受け付けた課題に対応するシナリオの順序にしたがって前記複数の論点の中から1の論点を選択し、前記1の論点が選択される度に、前記複数の論点を含むシナリオの表示のうち前記1の論点を他の論点と異なる表示にすると共に、課題ごとに前記課題に対する回答が対応付けられた回答データを参照し、前記指定を受け付けた課題に対応する回答の一覧表示のうち前記1の論点に対応する回答を他の回答と異なる表示をする処理を実行させる。
授業の進行を支援できる。
図1は、実施例1に係る授業支援システムの構成を示す図である。 図2は、実施例1に係る教師端末の機能的構成を示すブロック図である。 図3は、生徒データの一例を示す図である。 図4は、課題データの一例を示す図である。 図5は、シナリオデータの一例を示す図である。 図6は、回答データの一例を示す図である。 図7は、課題選択画面の一例を示す図である。 図8は、回答画面の一例を示す図である。 図9は、意見板の一例を示す図である。 図10は、意見板の一例を示す図である。 図11は、実施例1に係る授業支援処理の手順を示すフローチャートである。 図12は、実施例1に係る分類処理の手順を示すフローチャートである。 図13は、実施例1に係る表示制御処理の手順を示すフローチャートである。 図14は、意見板の一例を示す図である。 図15は、実施例1及び実施例2に係る表示制御プログラムを実行するコンピュータの一例について説明するための図である。
以下に添付図面を参照して本願に係る表示制御プログラム、表示制御方法及び表示制御装置について説明する。なお、この実施例は開示の技術を限定するものではない。そして、各実施例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
[システム構成]
図1は、実施例1に係る授業支援システムの構成を示す図である。図1に示す授業支援システム1は、デジタル教材を通じた授業支援の一形態として、ある課題に対する生徒の回答の一覧表示情報(以下、意見板と言う)を電子黒板20上で公開し、教師と生徒および生徒同士が教え学び合う協働教育を支援する協働教育支援サービスを提供する。
かかる協働教育支援サービスの一環として、授業支援システム1は、課題に対する複数の論点が順序立てられたシナリオが進行する度にシナリオの表示のうち進行中の論点を強調表示すると共に課題への回答の一覧表示のうち進行中の論点に対応する回答を強調表示し、もって授業の進行を支援する。
図1に示すように、授業支援システム1には、教師端末10と、電子黒板20と、生徒端末30A〜30Cとが収容される。なお、図1には、3つの生徒端末を図示したが、授業支援システム1は任意の数の生徒端末を収容できる。以下では、生徒端末30A〜30Cの各装置を区別なく総称する場合には、「生徒端末30」と記載する場合がある。
これら教師端末10及び生徒端末30の間は、ネットワーク5を介して相互に通信可能に接続される。かかるネットワーク5には、有線または無線を問わず、LAN(Local Area Network)やVPN(Virtual Private Network)などの構内通信網を始め、インターネット(Internet)などの任意の種類の通信網を採用できる。
教師端末10は、教師が使用する端末装置である。ここで言う「教師」とは、授業の参加者のうち教える側の人物を指す。一例としては、各種の教員が挙げられるが、必ずしも各種の教員免許を有する有資格者でなくともかまわない。
一実施形態として、教師端末10には、パッケージソフトウェアやオンラインソフトウェアとして上記の協働教育支援サービスを実現する教師端末用の協働教育支援プログラムがインストールされる。かかる教師端末用の協働教育支援プログラムを教師端末10のプロセッサ上で動作させることによって、一例として、協働教育を実施する課題の選択、各生徒端末30への課題の送信、各生徒端末30から回答された意見の一覧表示などの機能を実現できる。
例えば、教師端末10には、タブレット型の情報処理端末、いわゆるタブレット端末を採用できる。このように教師端末10にタブレット端末を採用することによって、教師端末10では、タッチペンや手指を介して各種の指示操作を受け付けることができる。この他、教師端末10では、後述のタッチパネル11上で、文字列やマークなどの手書き入力を受け付けることができる。以下では、タッチペンや手指によって手書きの文字列やマークをタッチパネルへ入力することを「手書き入力」と記載するとともに、タッチパネルが手書き入力を介して受け付ける文字列やマークのことを「マーク記述」と記載する場合がある。
電子黒板20は、所定のプロジェクタ等から出力される画像を表示する装置である。
一実施形態として、電子黒板20には、インタラクティブ・ホワイトボードを採用できる。この電子黒板20には、図示しないプロジェクタが接続される。このプロジェクタによって、教師端末10が表示を指示する映像が電子黒板20に投影される。かかる電子黒板20には、教師端末10によって表示される画像と同一の画像を表示させることもできるし、あるいは異なる画像を表示させることもできる。なお、上記の電子黒板20には、ユニット型、ボード型あるいは一体型のいずれのタイプを採用することもできるのは言うまでもない。
生徒端末30は、生徒が使用する端末装置である。ここで言う「生徒」とは、授業の参加者のうち教わる側の人物を指す。一例としては、各種の学生が挙げられるが、必ずしも学生でなくともかまわない。
一実施形態として、生徒端末30には、生徒端末用の協働教育支援プログラムがインストールされる。かかる生徒端末用の協働教育支援プログラムを生徒端末30のプロセッサ上で動作させることによって、一例として、教師端末10からの課題の受信、課題に対する意見の入力、教師端末10への回答の送信などの機能を実現できる。
例えば、生徒端末30には、上記の教師端末10と同様に、タブレット端末を採用できる。かかるタブレット端末を採用することによって、生徒端末30では、タッチペンや手指を介して協働教育支援プログラムに対する各種の指示操作を受け付けることができる。
なお、本実施例では、教師端末10及び生徒端末30の間で教師端末10をサーバ装置として機能させる一方で生徒端末30をクライアント端末として機能させる場合を例示するが、授業支援システム1の物理的構成はこれに限定されない。例えば、教師端末10とは別にサーバ装置を設置し、教師端末10及び生徒端末30の両方をクライアント端末として収容するクライアントサーバシステムを構築することとしてもかまわない。
また、本実施例では、教師端末10や生徒端末30がタブレット端末として実装される場合を例示するが、教師端末10や生徒端末30の実装形態はこれに限定されない。例えば、教師端末10や生徒端末30は、スマートフォン、携帯電話機やPHS(Personal Handyphone System)などの移動体通信端末を含む携帯端末装置として実装されることとしてもかまわない。また、教師端末10及び生徒端末30は、パーソナルコンピュータを始めとする据置き型の情報処理装置やノート型のパーソナルコンピュータとして実装されることとしてもかまわない。
[教師端末10の構成]
続いて、本実施例に係る教師端末10の機能的構成について説明する。図2は、実施例1に係る教師端末10の機能的構成を示すブロック図である。図2に示すように、教師端末10は、タッチパネル11と、通信I/F(InterFace)部12と、記憶部13と、制御部15とを有する。
上記の教師端末10は、図2に示した機能部以外にも既知のコンピュータが有する各種の機能部を有することとしてもかまわない。例えば、教師端末10がタブレット端末として実装される場合には、加速度センサや角速度センサなどのモーションセンサをさらに有することとしてもよい。また、教師端末10が移動体通信端末として実装される場合には、アンテナ、GPS(Global Positioning System)受信機などの機能部をさらに有していてもかまわない。なお、図2には、一例として、教師端末10がタブレット端末として実装される場合の機能部が例示されているが、教師端末10を据置き端末として実装する場合には、キーボード、マウスやディスプレイなどの入出力デバイスを有することとしてもよい。
図2に示すタッチパネル11は、表示可能かつ入力可能なデバイスである。表示に関する一側面として、タッチパネル11は、教師端末10上で実行される協働教育支援プログラムを始め、OS(Operating System)やアプリケーションプログラムによって出力される画像を表示する。入力に関する一側面として、タッチパネル11は、タッチペンや手指などによる手書き入力を始め、タッチパネル11のスクリーン上でなされるタップ、フリック、スイープ、ピンチインやピンチアウトなどのタッチ操作を受け付ける。なお、ここでは、教師端末10に対する指示入力を行う入力デバイスとしてタッチパネル11を例示したが、これに限らず、タッチパネル11との間で相補的な入力を実現する物理キーなどをさらに有していてもかまわない。
通信I/F部12は、他の装置、例えば電子黒板20や生徒端末30などとの間で通信制御を行うインタフェースである。
一実施形態として、通信I/F部12には、LANカードなどのネットワークインタフェースカードを採用できる。例えば、通信I/F部12は、協働教育を実施する課題を生徒端末30へ配信したり、生徒端末30から課題に対する回答、例えば意見を受信したりする。また、通信I/F部12は、電子黒板20に表示させる画像、例えば意見板を電子黒板20へ送信したり、電子黒板20から電子黒板20上で受け付けた操作を受け付けたりする。
記憶部13は、制御部15で実行されるOSを始め、上記の協働教育支援プログラムなどの各種プログラムに用いられるデータを記憶する記憶デバイスである。
一実施形態として、記憶部13は、教師端末10における主記憶装置として実装される。例えば、記憶部13には、各種の半導体メモリ素子、例えばRAM(Random Access Memory)やフラッシュメモリを採用できる。また、記憶部13は、補助記憶装置として実装することもできる。この場合、HDD(Hard Disk Drive)、光ディスクやSSD(Solid State Drive)などを採用できる。
記憶部13は、制御部15で実行されるプログラムに用いられるデータの一例として、生徒データ13a、課題データ13b、シナリオデータ13c及び回答データ13dを記憶する。なお、上記のデータ以外にも、他の電子データ、例えば記憶力や集中力の育成を目指すドリル教材なども併せて記憶することもできる。
生徒データ13aは、生徒に関するデータである。
一実施形態として、生徒データ13aには、生徒ID(IDentifier)、生徒名および生徒端末IPアドレスなどの項目が対応付けられたデータを採用できる。ここで言う「生徒ID」とは、授業に参加する生徒を識別する識別情報を指し、ある一面で生徒が使用する生徒端末30の識別情報であるともいえる。また、「生徒名」とは、生徒の名字を指す。また、「生徒端末IPアドレス」とは、各生徒端末30が持つIPアドレスを指す。
図3は、生徒データ13aの一例を示す図である。図3には、8名の生徒に関する生徒ID、生徒名及び生徒端末IPアドレスが図示されている。例えば、図3に示す1番目のレコードの例で言えば、生徒ID「1001」によって識別される生徒名が「田中」であり、かかる田中が使用する生徒端末のIPアドレスが「XX.YY.ZZ.A1」であることを意味する。この他の2番目以降のレコードについても項目が持つ値は異なるがその意味合いは同様である。なお、図3には、生徒のエントリが8つである場合を例示したが、エントリ数は任意の数であってよい。また、生徒がクラス分けされている場合には、クラス別に生徒ID、生徒名及び生徒端末IPアドレスを管理することもできる。
課題データ13bは、課題に関するデータである。
一実施形態として、課題データ13bには、課題ID、課題内容および回答制限時間などの項目が対応付けられたデータを採用できる。ここで言う「課題ID」とは、協働教育等の授業で生徒に与える課題を識別する識別情報を指す。また、「課題内容」とは、課題の内容を指し、例えば、教師と生徒間および生徒間で議論する議題などが挙げられる。また、「回答制限時間」とは、生徒が課題を回答する場合に課す制限時間を指す。なお、上記の課題データ13bは、予め支援教材として格納しておくこともできるし、教師が教師端末10を通じて入力する課題を登録することとしてもかまわない。
図4は、課題データ13bの一例を示す図である。図4に示す1番目のレコードの例で言えば、課題ID「0001」によって識別される課題の内容が「未成年の中絶についてどう思うか?」であり、当該課題に対する意見などを回答する時間が20分以内であることを意味する。また、図4に示す2番目のレコードの例で言えば、課題ID「0002」によって識別される課題の内容が「被災地からの瓦礫受け入れについてどう思うか?」であり、当該課題に対する意見などを回答する時間が30分以内であることを意味する。この他の3番目以降のレコードについても項目が持つ値は異なるがその意味合いは同様である。
シナリオデータ13cは、シナリオに関するデータである。ここで言う「シナリオ」とは、論理、思考や判断を展開する順序を指し、例えば、課題に関する複数の論点と、課題の授業で各論点の議論を進行させる進行順序とを含む。
一実施形態として、シナリオデータ13cには、課題ID、論点ID、論点内容、キーワード及び配分時間などの項目が対応付けられたデータを採用できる。ここで言う「シナリオID」とは、上記のシナリオを識別する識別情報を指す。また、「論点ID」とは、上記の論点を識別する識別情報を指す。例えば、シナリオが含む各論点には、進行順序に対応する番号が昇順に採番されることとする。かかる論点IDの採番を行う場合、各々の論点に固有の値が付与されると共に、各論点に付与される値は進行順序を表すことになる。このため、論点IDは、論点の識別情報として用いると共に、進行順序の識別情報としても活用することができる。また、「論点内容」とは、上記の論点の内容を指す。
また、「キーワード」は、課題に対する回答を分類するのに用いる単語を指し、例えば、課題に対応するシナリオが含む論点に関する単語が設定される。かかるキーワードは、一例として、回答に含まれる文字列と一致する場合に、回答へ付与されるポイントの大きさによって「大」、「中」及び「小」の3つの区分に分けられる。これら各区分は、論点との相関がキーワードの区分「大」、区分「中」、区分「小」の順に高いこととする。ここでは、一例として、区分「大」のキーワードと一致する場合には、3ポイントが付与され、区分「中」のキーワードと一致する場合には、2ポイントが付与され、区分「小」のキーワードと一致する場合には、1ポイントが付与される場合を想定する。また、「配分時間」とは、協働教育の授業で課題の議論に与えられる時間のうち各論点に配分される時間を指す。なお、以下では、回答からキーワードを検索する場合にキーワードと一致する文字列を検索する場合を例示するが、類似検索を行うことによって関連語や類語も検索結果に含めることとしてもかまわない。
図5は、シナリオデータ13cの一例を示す図である。図5には、図4に示した課題ID「0002」によって識別される課題「被災地からの瓦礫受け入れについてどう思うか?」に関するシナリオが例示されている。図5に示すシナリオID「SC1」の例で言えば、シナリオが「助け合い」、「運搬」、「受け入れ」及び「放射能」の4つの論点を含み、その議論の進行順序が「助け合い」、「運搬」、「受け入れ」、「放射能」の順であることを意味する。さらに、シナリオID「SC1」が含む論点「助け合い」の例で言えば、キーワード「助け」またはキーワード「協力」が回答に含まれる場合に、その回答へ3ポイントが付与され、キーワード「協調」が回答に含まれる場合に、その回答へ2ポイントが付与され、また、キーワード「連携」が回答に含まれる場合に、その回答へ1ポイントが付与されることを意味する。これ以外の論点に関するキーワードについても、値は異なれどもその意味合いは同様である。さらに、論点「助け合い」の議論には、協働教育の授業で課題の議論に与えられる全20分間のうち4分間の時間が配分されており、論点「運搬」の議論にも、4分間の時間が配分されており、論点「受け入れ」の議論には、5分間の時間が配分されており、論点「放射能」の議論には、7分間の時間が配分されていることも意味する。
回答データ13dは、課題への回答に関するデータである。
一実施形態として、回答データ13dには、課題ID、生徒ID、回答内容、論点ID1、論点ID2、ポイント、代表意見フラグおよび意見表示エリア座標などの項目が対応付けられたデータを採用できる。
ここで言う「回答内容」とは、課題に対する生徒の主張や考えの内容を指し、例えば、賛否の理由や課題へのアプローチなどが挙げられる。また、「論点ID1」とは、回答の文字列が分類の範疇とする論点の論点IDを指し、例えば、論点ID1には、キーワードと一致する文字列が回答に含まれることを条件に当該回答へキーワードに紐付けられた論点IDが登録される。かかる論点ID1には、上記の条件を満たすキーワードごとに論点IDが登録されるので、複数の論点に関するキーワードを含む回答の場合、複数の論点IDが登録されることがある。また、「論点ID2」とは、回答の文字列が分類された論点の論点IDを指し、例えば、論点ID1の中から1つの論点IDが選択される。詳細は後述するが、シナリオが含む論点が進行順序にしたがって選択されることによって進行するシナリオの進行度が論点ID2の論点に到達した場合、意見板による回答の一覧表示のうち当該論点に対応する回答が強調表示される。また、「ポイント」は、回答の文字列と論点ID2の論点との相関の高さを表すスコアである。例えば、ポイントは、回答の文字列に対する検索でヒットするキーワードの点数を合計することによって算出できる。また、「代表意見フラグ」とは、論点ID2の値が同一である回答のうち各回答を代表する回答(意見)に付与されるフラグを指す。
また、「意見表示エリア座標」とは、生徒端末30から回答された意見が意見板上で表示されるエリアの座標を指す。例えば、生徒の意見が表示されるエリアを矩形とする場合、意見表示エリア座標は、エリアの4つの頂点「左上」、「左下」、「右上」及び「右下」の座標によって表すことができる。以下では、意見板のうち1つの意見が表示されるエリアのことを「意見表示エリア」と記載する場合がある。なお、ここでは、意見表示エリアが4つの頂点によって定義される場合を例示したが、意見表示エリアは他の任意の方法で定義することができる。例えば、意見表示エリアは、1つの頂点もしくは重心と、エリアの高さ及び幅などによって定義することもできる。
図6は、回答データ13dの一例を示す図である。図6には、図4に示した課題ID「0002」によって識別される課題に対し、図3に示した8名の生徒が回答した回答内容が示されている。また、図6には、座標系の一例として、意見板の左下の頂点を原点とする座標系が採用される場合が例示されている。図6に示す例では、意見板が縦に2つ、横に4つに8等分割されることによって1つのエリアが縦30ドット及び横40ドットの大きさで意見板上に表示される。すなわち、意見板の左から田中のエリア、山田のエリア、鈴木のエリア、山本のエリアの順に各意見が表示されるとともに、田中の意見の下には、黒田の意見、山田の意見の下には、本田の意見、鈴木の意見の下には、佐藤の意見、山本の意見の下には、浅井の意見が表示されることを意味する。
例えば、図6に示す生徒ID「1003」のレコードの例で言えば、鈴木の回答は、論点ID1の情報より「助け合い」及び「運搬」の2つの論点が含まれていることがわかるが、論点ID2の情報より、これらのうち論点「運搬」に分類されており、シナリオの進行度が論点「運搬」に到達した場合に鈴木の回答が強調表示されることを意味する。さらに、鈴木の回答は、代表フラグ意見が1であることから、シナリオの進行度が論点「運搬」に到達した場合に論点「運搬」の代表意見として用いられることも意味している。この他のレコードについても項目が持つ値は異なれどもその意味合いは同様である。また、図6に示す回答データ13dの全体で見れば、上記の生徒ID「1003」の鈴木の他、生徒ID「1007」の佐藤の回答が「助け合い」及び「放射能」を含む複数の論点に分類され得ることをコンピュータに識別させることができる。さらに、上記の生徒ID「1003」の鈴木の他、生徒ID「1001」の田中、生徒ID「1006」の本田及び生徒ID「1007」の佐藤の回答が各論点へシナリオが進行する場合に代表意見として用いられることをコンピュータに識別させることができる。
なお、ここでは、意見板上における各生徒の意見表示エリアが予め決定されている場合、すなわち回答が得られる前から意見内容以外の項目が初期設定されている場合を想定するが、どの表示エリアにどの生徒の意見を表示するのかは動的に変更することもできる。例えば、課題への賛否を回答としてさらに受け付け、課題への賛否によって意見を並べて表示することもできるし、回答を受け付けた順に意見を並べて表示することもできるし、教師端末10によって指定される順に意見を並べて表示することもできる。
なお、図3〜図6には、データがテーブル形式で記憶される場合を例示したが、オブジェクトやXML(Extensible Markup Language)などの他の形式でデータが記憶されることとしてもかまわない。
制御部15は、各種のプログラムや制御データを格納する内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行するものである。
一実施形態として、制御部15は、中央処理装置、いわゆるCPU(Central Processing Unit)として実装される。なお、制御部15は、必ずしも中央処理装置として実装されずともよく、MPU(Micro Processing Unit)として実装されることとしてもよい。また、制御部15は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードワイヤードロジックによっても実現できる。
制御部15は、各種のプログラムを実行することによって下記の処理部を仮想的に実現する。例えば、制御部15は、図2に示すように、受付部15aと、分類部15bと、選択部15cと、表示制御部15dとを有する。
受付部15aは、課題の指定を受け付ける処理部である。
一実施形態として、受付部15aは、生徒端末30へ配信する課題を教師端末10に指定させることができる。例えば、受付部15aは、タッチパネル11に表示されたメニュー画面から課題選択の項目が選択された場合に処理を起動する。すなわち、受付部15aは、課題IDの選択肢や課題の配信を要求する課題送信ボタンなどを含む課題選択画面をタッチパネル11に表示させる。なお、ここでは、タッチパネル11に対する操作によって課題を指定させる場合を例示したが、授業の時間割として時刻及び課題を対応付けて記憶しておくことによって時間割に含まれる時刻への到達を条件に当該時刻に対応する課題を自動的に指定することもできる。
そして、受付部15aは、課題選択画面で課題IDが選択された上で課題送信ボタンが押下された場合、課題データ13bに含まれる課題内容のうち課題選択画面で選択を受け付けた課題IDに対応する課題内容を含む回答画面を生成する。続いて、受付部15aは、先に生成された回答画面を生徒端末30へ送信する。例えば、受付部15aは、課題内容の表示とともに、課題に対する意見などの回答を記入する入力フォームが設けられた回答画面データを生成して生徒端末30へ送信することができる。なお、ここでは、教師端末10が回答画面を生成する場合を例示したが、受付部15aが課題IDまたは課題IDに対応する課題を送信し、生徒端末30上で実行される生徒端末用の協働教育支援プログラムが課題IDまたは課題を用いて回答画面を生成することとしてもかまわない。
例えば、回答画面には、テキストを入力するテキストボックス等のGUIコンポーネントを含めることができる。これによって、課題に対する意見をソフトウェアキーボード等のGUIを介して受け付けることができる。さらに、回答画面には、教師端末10への回答の送信を指示するボタンを含めることができる。これによって、テキストボックス等のGUIを介して入力された課題に対する意見を回答として教師端末10へ送信する意思表示を受け付けることができる。
上記の回答画面の送信後、受付部15aは、課題データ13bに含まれる回答制限時間のうち課題選択画面を介して選択を受け付けた課題IDに対応付けられた回答制限時間を取得する。そして、受付部15aは、生徒端末30から送信された回答、すなわち回答画面に記入された回答の文字列を受け付けた場合に、回答データ13dに含まれるレコードのうち当該生徒端末30のIPアドレスに対応する生徒IDのレコードに回答の文字列を登録する。その後、受付部15aは、全ての生徒端末30から回答を受け付けるか、あるいは回答制限時間を経過するまで、回答が生徒端末30から教師端末10へ送信されるのを待機し、回答を受信した場合に、回答を回答データ13dへ登録する処理を繰り返し実行する。
分類部15bは、課題に対する回答を分類する処理部である。
一実施形態として、分類部15bは、全ての生徒端末30から回答を受け付けるか、あるいは回答制限時間が経過すると、記憶部13に記憶された回答データ13dのうち生徒端末30へ送信した課題の課題IDに対応する回答を読み出す。そして、分類部15bは、先に読み出した回答のうち1つを選択する。その上で、分類部15bは、シナリオデータ13cに含まれるキーワードのうち生徒端末30へ送信した課題の課題IDに対応付けられたキーワードを用いて、先に選択された回答に含まれる文字列を検索する。このとき、分類部15bは、キーワードで検索結果がヒットした場合、回答データ13dのうち先に選択された回答のエントリがあるレコードの論点ID1のフィールドに、当該キーワードと紐付けられたひとつまたは複数の論点IDを登録する。
ここで、検索結果がヒットしたキーワードが複数の論点にまたがる場合(すなわち、論点ID1のフィールドに複数の論点IDが含まれている場合)には、分類部15bは、回答データ13dのうち先に選択された回答のエントリがあるレコードの論点ID2のフィールドに対し、検索結果がヒットした各キーワードと紐付けられた論点IDのうちIDの値が最大である論点IDを登録する。一方、検索結果がヒットしたキーワードが複数の論点にまたがらない場合には、分類部15bは、回答データ13dのうち先に選択された回答のエントリがある論点ID2のフィールドに、検索結果がヒットしたキーワードと紐付けられた論点IDを登録する。その後、分類部15bは、記憶部13から読み出した回答データ13dの全ての回答に対し、キーワード検索、さらには、論点ID1及び論点ID2のフィールドへの論点IDの登録などの処理を繰返し実行する。なお、ここでは、1つのレコードずつ順番に上記の処理を実行する場合を例示したが、各回答を並列して処理することとしてもかまわない。
このように、分類部15bは、検索結果がヒットしたキーワードと紐付けられた論点IDを回答データ13dが持つ論点ID2のフィールドに登録する。これによって、回答は、課題に対応するシナリオが含む論点の少なくとも1つに分類されることになる。
その後、分類部15bは、回答データ13dのうち生徒端末30へ送信された課題IDに対応する各レコードの論点ID2のエントリの間で全ての論点に関する論点IDが揃っているか否かを判定する。このとき、全ての論点に関する論点IDが揃っていない場合、分類部15bは、当該揃っていない論点IDを論点ID1のエントリに含むレコードが存在するか否かをさらに判定する。そして、不足中の論点に関する論点IDを論点ID1のエントリに持つレコードが存在する場合、分類部15bは、当該レコードの論点ID2のフィールドに不足中の論点IDに置き換える。これによって、生徒端末30から収集された回答の分類に偏りがある場合に、複数の論点へ分類可能な回答を回答の分類が不足している論点へ再分類できる結果、回答の分類に関する偏りを平滑化できる。
そして、分類部15bは、回答データ13dのうち生徒端末30へ送信された課題IDに対応するレコードごとに、論点ID2のエントリに紐付けられたキーワードのうち回答の文字列が含むキーワードのポイントを合計することによって回答及び論点の類似度を算出する。なお、ここで算出されたポイントの算出結果が回答データ13dの各レコード内のポイントのエントリに登録される。その上で、分類部15bは、論点ID2の論点IDが同一である回答のうちポイントが最大である回答の代表意見フラグをON状態、例えば「1」に設定する。なお、ポイントが同点である回答が複数存在する場合には、代表意見フラグをON状態に設定する回答をランダムで決定することもできるし、論点ID1へのエントリ数が少ない回答を優先することもできる。
選択部15cは、シナリオデータ13cを参照し、課題に対応するシナリオの順序にしたがって複数の論点の中から1の論点を選択する処理部である。
一実施形態として、選択部15cは、分類部15bによる回答の分類が終了した後に、記憶部13に記憶されたシナリオデータ13cのうち生徒端末30へ送信された課題IDに対応するシナリオ、すなわち進行順序に連なる一連の論点ID及び各論点の配分時間などを読み出す。その上で、選択部15cは、先に読み出されたシナリオに含まれる一連の論点IDのうち最初の論点ID、すなわち進行順序が1番目である論点を選択する。その後、選択部15cは、先に選択された論点IDに対応する配分時間を監視する。そして、選択部15cは、配分時間が経過すると、一連の論点IDの中に選択中の論点IDの次の論点IDが存在するか否かを判定する。このとき、次の論点IDが存在する場合には、選択部15cは、次の論点IDを選択し、配分時間の監視を継続する。このように、選択部15cがシナリオに含まれる一連の論点IDを進行順序にしたがって選択する処理を繰り返すことによってシナリオを進行させる。
なお、ここでは、配分時間の経過を条件に論点の選択が実行される場合を例示したが、タッチパネル11等を通じて一連の論点の中から論点の指定を受け付けた場合に当該指定を受け付けた論点を選択することとしてもかまわない。
表示制御部15dは、タッチパネル11や電子黒板20に対する表示制御を実行する処理部である。
一実施形態として、表示制御部15dは、全ての生徒端末30から回答を受け付けるか、あるいは回答制限時間が経過すると、記憶部13に記憶された回答データ13dのうち生徒端末30へ送信された課題IDに対応する回答を読み出す。その後、表示制御部15dは、選択部15cによって論点IDが選択される度、すなわちシナリオが進行する度に、次のような処理を実行する。すなわち、表示制御部15dは、先に読み出された回答のうち選択部15cが選択中である論点IDを論点ID2のエントリに持つ回答の表示色を白色に設定すると共に、選択部15cが選択中である論点IDを論点ID2のエントリに持たない回答の表示色を灰色に設定する。さらに、表示制御部15dは、進行順序に連なる一連の論点のうち選択部15cが選択中である論点の表示色を白色に設定すると共に、それ以外の論点の表示色を灰色に設定する。
その上で、表示制御部15dは、各回答の意見表示エリアを意見表示エリア座標にしたがってマトリクス状に配置すると共に、先に設定された表示色にしたがって各回答の意見表示エリアの塗りつぶしを描画することによって意見板による回答の一覧を電子黒板20へ表示させる。さらに、表示制御部15dは、進行順序に連なる一連の論点の塗りつぶしが先に設定された表示色にしたがって描画されたシナリオ標示を先の意見板に含めてタッチパネル11へ表示させる。以下では、タッチパネル11に表示させるシナリオ標示を含む意見板のことを「シナリオ標示付きの意見板」と記載する場合がある。なお、ここでは、塗りつぶしの表示色のコントラストによって強調表示を実現する場合を例示したが、表示制御部15dが用いる強調表示の方法はこれに限定されず、互いの表示態様が異なるのであれば、任意の強調表示を行うことができる。例えば、意見表示エリアの塗りつぶしや網掛けの輝度や色相を変えることによって強調表示を行うこととしてもよし、また、表示枠の形状や大きさを変えることによって強調表示を行うこととしてもよし、文字のフォントを変えることによって強調表示を行うこととしてもかまわない。
このように、シナリオ標示付きの意見板をタッチパネル11に表示させる場合、表示制御部15dは、選択部15cが選択中である論点よりも進行順序が1つ後である次の論点に分類された回答のうち代表意見フラグがON状態に設定された回答を強調表示したり、代表意見であることを表すマークを付加したりすることもできる。
なお、ここでは、タッチパネル11に表示させる画面の内容と電子黒板20に表示させる画面の内容とを場合によって変更する場合を例示したが、両者に同一の内容の画面を表示させることとしてもかまわない。
[記録制御の具体例]
次に、図7〜図10を用いて、上記の表示制御の具体例について説明する。図7は、課題選択画面の一例を示す図である。図8は、回答画面の一例を示す図である。図9及び図10は、意見板の一例を示す図である。なお、図9には、シナリオの進行度が論点「助け合い」である場合、すなわち論点「助け合い」が選択中である場合の意見板220が示される一方で、図10には、シナリオの進行度が論点「運搬」である場合、すなわち論点「運搬」が選択中である場合の意見板230が示されていることとする。
例えば、タッチパネル11に表示されたメニュー画面から課題配信の選択を受け付けた場合、図7に示す課題選択画面200がタッチパネル11に表示される。この課題選択画面200は、一例として、図4に示した課題データ13bから生成される。図7に示すように、課題選択画面200には、図4に示した課題データ13bに含まれる課題ID及び課題内容が一覧表示されるとともに、生徒端末30へ配信する課題を選択する選択ボタンが課題IDの左側に表示される。
かかる選択ボタンのチェックボックスにチェックを入れた状態、すなわち図示の例では課題ID「0002」のチェックボックスにチェックを入れた状態で課題送信ボタン200Aが押下操作される。この場合、チェックが入れられた課題ID「0002」の課題に回答させる回答画面が教師端末10から生徒端末30A〜30Cへ配信される。一方、キャンセルボタン200Bが押下操作された場合には、生徒端末30に課題が配信されることなく、メニュー画面の表示に戻る。なお、ここでは、課題ID「0002」だけが選択される場合を例示したが、1度に複数の課題を選択させることとしてもかまわない。
図8には、教師端末10から生徒端末30へ送信される回答画面210が示されている。図8に示すように、回答画面210には、生徒に回答させる課題ID「0002」の課題内容が含まれる。この他、課題への意見を記入する意見欄のテキストボックス210Cと、回答を教師端末10へ送信する送信ボタン210Dと、意見をクリアする意見クリアボタン210Eとが含まれる。これらのGUIコンポーネントの配置の下、生徒は、意見欄のテキストボックス210Cに対し、文字列のテキスト入力を行うことによって課題に対する主張や考えなどの意見を記述することができる。このように、意見欄のテキストボックス210Cに文字列がテキスト入力された状態で送信ボタン210Dが押下操作された場合、テキストボックスに入力されていた文字列が回答として生徒端末30から教師端末10へ返信される。なお、意見クリアボタン210Eが押下操作された場合には、それまでに入力された賛否および意見の入力をクリアし、最初から入力をやり直すことができる。
このようにして生徒端末30から課題に対する回答が収集されると、タッチパネル11及び電子黒板20のうち教師が使用する教師端末10には、図9に示すシナリオ標示付きの意見板が表示される。図9に示すシナリオ標示付きの意見板220には、課題ID「0002」の課題に対する各生徒の回答が図6に示した回答データ13dの意見表示エリア座標にしたがってマトリクス状に一覧表示される。図9に示すように、シナリオ標示付きの意見板220には、1つの意見が表示されるエリアを縦30ドット及び横40ドットとし、各生徒の意見が2×4の行列で表示される。すなわち、意見板220の上段には、左上から右上へ田中さん、山田さん、鈴木さん、山本さんの順に意見が表示されるとともに、意見板220の下段には、左下から右下へ黒田さん、本田さん、佐藤さん、浅井さんの順に意見が表示されている。なお、電子黒板20には、シナリオ標示300が非表示である以外はシナリオ標示付きの意見板220と表示内容は変わらない。
ここで、シナリオ標示付きの意見板220では、各意見表示エリアの間で一律の表示が行われる訳ではなく、シナリオが含む一連の論点のうち選択中の論点に関する表示とそれ以外の表示との間で異なる表示がなされる。すなわち、図9に示すシナリオ標示付きの意見板220には、一連の論点が「助け合い」、「運搬」、「受け入れ」、「放射能」の順に進行する進行順序が標示されたシナリオ標示300が含まれる。かかるシナリオ標示300に含まれるSC1−1〜SC1−4の4つの論点のうちシナリオの進行度に対応する論点SC1−1の標示「助け合い」が強調表示されている。すなわち、論点SC1−1の標示「助け合い」が白色で表示される一方で、それ以外の論点SC1−2〜SC1−4「運搬」、「受け入れ」及び「放射能」が灰色で表示されている。かかる強調表示によって、教師にシナリオの進行順序や進行度を目視で確認させることができるので、各論点で議論に割く時間をスケジューリングしやすくできる。この結果、授業時間に過不足が生じる事態を抑制できるので、授業の進行を支援できる。さらに、論点別に回答数の内訳が表示されるので、生徒の意見の偏りも把握できる。
さらに、図9に示すシナリオ標示付きの意見板220では、各意見表示エリアのうちシナリオの進行度に対応する論点「助け合い」に分類されている回答が強調表示されている。すなわち、論点「助け合い」に分類されている田中及び山田の回答が白色で表示される一方で、それ以外の論点「運搬」、「受け入れ」及び「放射能」に分類されている鈴木、山本、黒田、本田、佐藤及び浅井の回答が灰色で表示されている。かかる強調表示によって、論点「助け合い」の議論を行うにあたって田中及び山田が論点との相関が高い回答を行っていることを教師に把握させることができる。このため、論点「助け合い」の議論に田中や山田の回答を取り上げればよいことを教師に把握させることができるので、協働教育の場で議論を進行させる材料を提示できる。この結果、授業の進行を支援できる。
加えて、図9に示すシナリオ標示付きの意見板220では、各意見表示エリアのうち次の論点へシナリオが進行した段階で議論する予定の論点「運搬」に分類されている回答の中でも、鈴木の回答を代表意見として確認できるマーク「次の代表」を表示させる。これによって、現在進行中の論点の議論が終わった後には、鈴木の回答を取り上げて議論を進めればよいことがわかる。この結果、協働教育の場で議論を進行させる手順を提示できる。この結果、授業の進行を支援できる。
その後、論点「助け合い」に配分された4分間が経過し、シナリオの進行度が論点「運搬」に進んだ場合、図10に示すシナリオ標示付きの意見板230が表示される。かかるシナリオ標示付きの意見板230によれば、シナリオ標示310の強調表示によってシナリオの進行度が2つ目の論点SC1−2であることを教師に目視で確認させることができる。さらに、意見表示エリアの強調表示によって、論点「運搬」の議論に鈴木の回答を取り上げればよいことを教師に把握させることができる。加えて、次の論点の代表意見の表示によって、現在進行中の論点の議論が終わった後には、山本の回答を取り上げて議論を進めればよいことを教師に把握させることができる。このように、シナリオのチェックポイントである論点が切り替わる度に、意見板、シナリオ標示及び次の論点の代表意見の表示が更新される。これによって、シナリオで議論される各論点の間で切れ間なく授業支援を行うことができる。
なお、上記の意見板220や上記の意見板230では、上記8名の生徒の意見をタッチペンや手指で触れることによって1つの意見を個別に選択できる。また、意見板220や意見板230の右下に設けられた終了ボタン220Aが押下操作された場合には、当該課題に関する協働教育を終了し、メニュー画面に戻る。
[処理の流れ]
次に、本実施例に係る教師端末10の処理の流れについて説明する。なお、ここでは、教師端末10によって実行される(1)授業支援処理、(2)分類処理、(3)表示制御処理について説明することとする。
(1)授業支援処理
図11は、実施例1に係る授業支援処理の手順を示すフローチャートである。この処理は、一例として、タッチパネル11に表示されたメニュー画面から課題配信の選択を受け付けた場合に実行される。
図11に示すように、受付部15aは、課題IDの選択肢や課題の配信を要求する課題送信ボタンなどを含む課題選択画面をタッチパネル11に表示させる(ステップS101)。
そして、課題選択画面で課題IDが選択された上で課題送信ボタンが押下された場合(ステップS102Yes)、受付部15aは、次のような処理を実行する。すなわち、受付部15aは、課題データ13bに含まれる課題内容のうち課題選択画面で選択を受け付けた課題IDに対応する課題内容を含む回答画面を生成する(ステップS103)。続いて、受付部15aは、ステップS103で生成された回答画面を生徒端末30へ送信する(ステップS104)。
また、受付部15aは、課題データ13bに含まれる回答制限時間のうち課題選択画面で選択を受け付けた課題IDに対応付けられた回答制限時間を取得する(ステップS105)。
その後、生徒端末30から回答、すなわち回答画面に記入された課題への意見を受け付けた場合(ステップS106Yes)、受付部15aは、次のような処理を実行する。すなわち、受付部15aは、回答データ13dに含まれるレコードのうち当該回答を受け付けた生徒端末30に対応する生徒IDのレコードに回答を登録する(ステップS107)。そして、受付部15aは、全ての生徒端末30から回答を受け付けたか否かを判定する(ステップS108)。このとき、全ての生徒端末30から回答を受け付けた場合(ステップS108Yes)には、そのまま処理を終了する。
一方、生徒端末30から回答を受信しなかった場合、あるいは全ての生徒端末30から回答を受け付けていない場合(ステップS106NoまたはステップS108No)には、受付部15aは、次のような処理を実行する。すなわち、受付部15aは、回答制限時間を経過したか否かを判定する(ステップS109)。
その後、回答制限時間を経過するまで(ステップS109No)、受付部15aは、上記のステップS106〜ステップS108の処理を繰返し実行する。その後、回答制限時間が経過すると(ステップS109Yes)、受付部15aは、処理を終了する。
(2)分類処理
図12は、実施例1に係る分類処理の手順を示すフローチャートである。この分類処理は、一例として、図11に示したフローチャートの処理の終了後、すなわち全ての生徒端末30から回答を受け付けるか、あるいは回答制限時間が経過すると、起動される。
図12に示すように、分類部15bは、記憶部13に記憶された回答データ13dのうち生徒端末30へ送信した課題の課題IDに対応する回答を読み出す(ステップS301)。そして、分類部15bは、ステップS301で読み出した回答のうち1つを選択する(ステップS302)。
その上で、分類部15bは、シナリオデータ13cに含まれるキーワードのうち生徒端末30へ送信した課題の課題IDに対応付けられたキーワードを用いて、ステップS302で選択された回答に含まれる文字列を検索する(ステップS303)。
このとき、キーワードで検索結果がヒットした場合(ステップS304Yes)、分類部15bは、回答データ13dのうちステップS302で選択された回答のエントリがあるレコードの論点ID1のフィールドに、当該キーワードと紐付けられた論点IDを登録する(ステップS305)。なお、キーワードで検索結果がヒットしない場合(ステップS304No)、ステップS305〜ステップS308の処理をとばし、ステップS309へ移行する。
ここで、検索結果がヒットしたキーワードが複数の論点にまたがる場合(ステップS306Yes)には、分類部15bは、次のような処理を実行する。すなわち、分類部15bは、回答データ13dのうちステップS302で選択された回答のエントリがあるレコードの論点ID2のフィールドに対し、検索結果がヒットした各キーワードと紐付けられた論点IDのうちID(論点ID1のフィールドに登録されている論点ID)の値が最大である論点IDを登録する(ステップS307)。
一方、検索結果がヒットしたキーワードが複数の論点にまたがらない場合(ステップS306No)には、分類部15bは、次のような処理を実行する。すなわち、分類部15bは、回答データ13dのうちステップS302で選択された回答のエントリがある論点ID2のフィールドに、検索結果がヒットしたキーワードと紐付けられた論点ID(論点ID1のフィールドに登録されている論点ID)を登録する(ステップS308)。
そして、分類部15bは、ステップS301で読み出した全ての回答が選択されるまで(ステップS309No)、上記のステップS302〜ステップS308までの処理を繰返し実行する。
その後、ステップS301で読み出した全ての回答が選択されると(ステップS309Yes)、分類部15bは、次のような判定を実行する。すなわち、分類部15bは、回答データ13dのうち生徒端末30へ送信された課題IDに対応する各レコードの論点ID2のエントリに全ての論点に関する論点IDが揃っているか否かを判定する(ステップS310)。
このとき、全ての論点に関する論点IDが揃っていない場合(ステップS310No)、分類部15bは、当該揃っていない(不足中の)論点IDを論点ID1のエントリに含むレコードが存在するか否かをさらに判定する(ステップS311)。
そして、不足中の論点に関する論点IDを論点ID1のエントリに持つレコードが存在する場合(ステップS311Yes)、分類部15bは、当該レコードの論点ID2のフィールドに不足中の論点IDを登録する(ステップS312)。なお、全ての論点に関する論点IDが揃っている場合または不足中の論点に関する論点IDを論点ID1のエントリに持つレコードが存在しない場合(ステップS310YesまたはステップS311No)には、ステップS313の処理へ移行する。
その後、分類部15bは、回答データ13dのうち生徒端末30へ送信された課題IDに対応するレコードごとに、論点ID2のエントリに紐付けられたキーワードのうち回答の文字列が含むキーワードのポイントを合計することによって回答及び論点の類似度を算出する(ステップS313)。
その上で、分類部15bは、論点ID2の論点IDが同一である回答のうちポイントが最大である回答の代表意見フラグをON状態、例えば「1」に設定し(ステップS314)、処理を終了する。
(3)表示制御処理
図13は、実施例1に係る表示制御処理の手順を示すフローチャートである。この処理は、全ての生徒端末30から回答を受け付けるか、あるいは回答制限時間が経過した場合に実行される。より好ましくは、図12に示した分類処理の終了後に実行される。
図13に示すように、表示制御部15dは、記憶部13に記憶された回答データ13dのうち生徒端末30へ送信された課題IDに対応する回答を読み出す(ステップS501)。
続いて、選択部15cは、記憶部13に記憶されたシナリオデータ13cのうち生徒端末30へ送信された課題IDに対応するシナリオに含まれる一連の論点IDの中から最初の論点ID、すなわち進行順序が1番目である論点を選択する(ステップS502)。
そして、表示制御部15dは、ステップS501で読み出された回答のうちステップS502で選択された論点IDを論点ID2のエントリに持つ回答の表示色を白色に設定すると共に、選択部15cが選択中である論点IDを論点ID2のエントリに持たない回答の表示色を灰色に設定する(ステップS503)。
さらに、表示制御部15dは、進行順序に連なる一連の論点のうちステップS502で選択された論点の表示色を白色に設定すると共に、それ以外の論点の表示色を灰色に設定する(ステップS504)。
その上で、表示制御部15dは、各回答の意見表示エリアを意見表示エリア座標にしたがってマトリクス状に配置すると共に、ステップS503で設定された表示色にしたがって各回答の意見表示エリアの塗りつぶしを描画することによって意見板による回答の一覧を電子黒板20へ表示させる(ステップS505)。
さらに、表示制御部15dは、進行順序に連なる一連の論点の塗りつぶしがステップS504で設定された表示色にしたがって描画されたシナリオ標示をステップS505の意見板に含めてタッチパネル11へ表示させる(ステップS506)。
その後、選択部15cは、ステップS502で選択された論点IDに対応する配分時間を監視する(ステップS507)。そして、配分時間が経過すると(ステップS508Yes)、選択部15cは、一連の論点IDの中にステップS502で選択された論点IDの次の論点IDが存在するか否かを判定する(ステップS509)。
このとき、次の論点IDが存在する場合(ステップS509Yes)には、選択部15cは、次の論点IDを選択し(ステップS510)、ステップS502で選択された論点IDの代わりに、ステップS510で選択された論点IDを用いて、上記のステップS503〜508までの処理を繰り返す。
その後、配分時間が経過し、かつ次の論点IDが存在しない場合(ステップS508YesかつステップS509No)に、処理を終了する。
[効果の一側面]
上述してきたように、本実施例に係る教師端末10は、課題に対する複数の論点の進行順を定めたシナリオが進行する度にシナリオのうち進行中の論点を強調表示すると共に課題の回答の一覧表示のうち進行中の論点に関する回答を強調表示する。したがって、本実施例に係る教師端末10によれば、授業の進行を支援できる。
さて、これまで開示の装置に関する実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、本発明に含まれる他の実施例を説明する。
[意見板の形状]
上記の実施例1では、意見板の形状として矩形を採用する場合を例示したが、意見板の形状はこれに限定されない。すなわち、意見板の形状には、他の形状、例えば多角形、円や楕円などを採用することもできる。
[意見板の分割方法]
また、上記の実施例1では、生徒の意見が意見板へマトリクス状に一覧表示される場合を例示したが、必ずしも意見板をマトリクス状に分割せずともよく、また、意見板を等分割せずともよく、意見板の分割にも任意の分割方法を採用できる。例えば、生徒の意見、例えば賛否等によって生徒をグループ分けし、全体に占めるグループの人数によってグループに重みを付与し、グループが持つ重みの多寡によって意見板でグループの意見が表示される領域の大きさや形状を変えることできる。
[シナリオ標示の応用例]
上記の実施例1では、図9や図10に示すシナリオ標示を例示したが、必ずしもシナリオ標示は図示の例に限定されない。すなわち、少なくとも各論点の標示が表示されればよく、さらに、進行順序が表示されればより好ましい。図14は、意見板の一例を示す図である。図14に示すシナリオ標示付きの意見板240のように、各論点を成分とする授業のタイムテーブルをシナリオ標示320として表示させることもできる。かかるシナリオ標示320では、授業時間の全体が各論点の配分時間で案分された帯の時間幅が設定された上で表示される。かかるタイムテーブル上にスライダ321を表示させることによって、授業の進行度をより直感的に把握させやすくできる結果、授業の残り時間をより有効に使用させることができる。
[他の実装例]
上記の実施例1では、教師端末10及び生徒端末30の間で教師端末10をサーバ装置として機能させる一方で生徒端末30をクライアント端末として機能させる場合を例示したが、授業支援システム1の物理的構成はこれに限定されない。例えば、教師端末10及び生徒端末30の両方をクライアント端末として収容するサーバ装置をさらに有するクライアントサーバシステムとして実装することもできる。この場合、サーバ装置が教師端末10の制御部15内の各機能を実装することとすればよい。例えば、サーバ装置は、上記の協働教育支援サービスを提供するWebサーバとして実装することとしてもよいし、アウトソーシングによって協働教育支援サービスを提供するクラウドとして実装することとしてもかまわない。この場合、図11〜図13に示した各処理の実行主体を上記のサーバ装置とし、サーバ装置がタッチパネル11を介して受け付けられるコマンドの操作情報を入力として取得し、処理の結果として各種の画面が得られる場合、各種の画面をタッチパネル11及び電子黒板20に表示することとすればよい。
[表示制御プログラム]
また、上記の実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図15を用いて、上記の実施例と同様の機能を有する表示制御プログラムを実行するコンピュータの一例について説明する。
図15は、実施例1及び実施例2に係る表示制御プログラムを実行するコンピュータの一例について説明するための図である。図15に示すように、コンピュータ100は、操作部110aと、スピーカ110bと、カメラ110cと、ディスプレイ120と、通信部130とを有する。さらに、このコンピュータ100は、CPU150と、ROM160と、HDD170と、RAM180とを有する。これら110〜180の各部はバス140を介して接続される。
HDD170には、図15に示すように、上記の実施例1で示した受付部15a、分類部15b、選択部15c及び表示制御部15dと同様の機能を発揮する表示制御プログラム170aが予め記憶される。この表示制御プログラム170aについては、図2に示した各々の受付部15a、分類部15b、選択部15c及び表示制御部15dとの各構成要素と同様、適宜統合又は分離してもよい。すなわち、HDD170に格納される各データは、必ずしも全てのデータがHDD170に格納されておらずともよく、処理に用いるデータがHDD170に格納されればよい。
そして、CPU150が、表示制御プログラム170aをHDD170から読み出してRAM180に展開する。これによって、図15に示すように、表示制御プログラム170aは、表示制御プロセス180aとして機能する。この表示制御プロセス180aは、HDD170から読み出した各種データをRAM180上の表示制御プロセス180aに割り当てられた領域に展開し、この展開した各種データに基づいて各種処理を実行する。なお、表示制御プロセス180aは、図2に示した受付部15a、分類部15b、選択部15c及び表示制御部15dにて実行される処理、例えば図11〜図13に示す処理を含む。また、CPU150上で仮想的に実現される各処理部は、必ずしも全ての処理部がCPU150上で動作せずともよく、処理に用いる処理部のみが仮想的に実現されればよい。
なお、上記の表示制御プログラム170aについては、必ずしも最初からHDD170やROM160に記憶させておかずともよい。例えば、コンピュータ100に挿入されるフレキシブルディスク、いわゆるFD、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」に各プログラムを記憶させる。そして、コンピュータ100がこれらの可搬用の物理媒体から各プログラムを取得して実行するようにしてもよい。また、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ100に接続される他のコンピュータまたはサーバ装置などに各プログラムを記憶させておき、コンピュータ100がこれらから各プログラムを取得して実行するようにしてもよい。
1 授業支援システム
5 ネットワーク
10 教師端末
11 タッチパネル
12 通信I/F部
13 記憶部
13a 生徒データ
13b 課題データ
13c シナリオデータ
13d 回答データ
15 制御部
15a 受付部
15b 分類部
15c 選択部
15d 表示制御部
20 電子黒板
30A,30B,30C 生徒端末

Claims (6)

  1. コンピュータに、
    課題の指定を受け付け、
    課題ごとに前記課題に関する複数の論点及び前記課題の授業で各論点を進行させる順序を含むシナリオが対応付けられたシナリオデータを参照し、前記指定を受け付けた課題に対応するシナリオの順序にしたがって前記複数の論点の中から1の論点を選択し、
    前記1の論点が選択される度に、前記複数の論点を含むシナリオの表示のうち前記1の論点を他の論点と異なる表示にすると共に、前記課題に対して複数の生徒端末から受信された回答が対応付けられた回答データを課題ごとに参照し、前記指定を受け付けた課題に対応する回答の一覧表示のうち前記1の論点に対応する回答を他の回答と異なる表示をする
    処理を実行させることを特徴とする表示制御プログラム。
  2. 前記コンピュータに、
    論点ごとに前記論点に関するキーワードが対応付けられたキーワードデータを参照し、前記回答データに含まれる回答の文字列を前記キーワードデータに含まれるキーワードで検索し、
    前記キーワードで検索された結果として検索結果が得られる場合、前記回答を前記キーワードに対応付けられた論点に分類する処理
    をさらに実行させ、
    前記異なる表示をする処理は、前記回答の一覧表示のうち前記1の論点に分類された回答を他の回答と異なる表示をすることを特徴とする請求項1に記載の表示制御プログラム。
  3. 前記異なる表示をする処理は、前記1の論点よりも順序が後である次の論点に対応する回答のうち1の回答に関する表示を前記シナリオの表示または前記回答の一覧表示に含めることを特徴とする請求項1または2に記載の表示制御プログラム。
  4. 前記異なる表示をする処理は、前記論点別の回答数の内訳表示を前記シナリオの表示に含めることを特徴とする請求項1、2または3に記載の表示制御プログラム。
  5. コンピュータが、
    課題の指定を受け付け、
    課題ごとに前記課題に関する複数の論点及び前記課題の授業で各論点を進行させる順序を含むシナリオが対応付けられたシナリオデータを参照し、前記指定を受け付けた課題に対応するシナリオの順序にしたがって前記複数の論点の中から1の論点を選択し、
    前記1の論点が選択される度に、前記複数の論点を含むシナリオの表示のうち前記1の論点を他の論点と異なる表示にすると共に、前記課題に対して複数の生徒端末から受信された回答が対応付けられた回答データを課題ごとに参照し、前記指定を受け付けた課題に対応する回答の一覧表示のうち前記1の論点に対応する回答を他の回答と異なる表示をする
    処理を実行することを特徴とする表示制御方法。
  6. 課題の指定を受け付ける受付部と、
    課題ごとに前記課題に関する複数の論点及び前記課題の授業で各論点を進行させる順序を含むシナリオが対応付けられたシナリオデータを参照し、前記指定を受け付けた課題に対応するシナリオの順序にしたがって前記複数の論点の中から1の論点を選択する選択部と、
    前記1の論点が選択される度に、前記複数の論点を含むシナリオの表示のうち前記1の論点を他の論点と異なる表示にすると共に、前記課題に対して複数の生徒端末から受信された回答が対応付けられた回答データを課題ごとに参照し、前記指定を受け付けた課題に対応する回答の一覧表示のうち前記1の論点に対応する回答を他の回答と異なる表示をする表示制御部と
    を有することを特徴とする表示制御装置。
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