JP6397704B2 - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
従来、店舗、物品(例えば、商品)またはコンテンツ(例えば、文章、音楽、動画)を、推薦をする対象となる利用者(以下、対象ユーザという)に推薦するシステムが知られている。従来のシステムでは、飲食店、ホテルといったジャンル毎に、対象ユーザに店舗またはホテルを推薦していた。しかしながら、飲食店、ホテルといったジャンルの垣根を超えて、対象ユーザに推薦することが行われていなかった。
特開2003−6512号公報 特開2004−326227号公報
そこで本発明の実施形態が解決しようとする課題は、複数のジャンルに渡る情報を対象ユーザに推薦することが可能な情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムを提供することである。
一の実施形態によれば、情報処理装置は、推薦をする対象となる対象ユーザの複数のジャンルに渡る嗜好を示す嗜好情報を取得する嗜好情報取得部を備える。情報処理装置は、前記対象ユーザの前記嗜好情報と、アクセス可能な記憶装置に記憶された複数のジャンルに渡る複数の推薦候補に関する推薦候補情報とを用いて、前記複数の推薦候補から前記対象ユーザへ推薦する推薦項目を決定する推薦項目決定部を備える。
第1の実施形態における情報処理システム100の構成を示す図。 第1の実施形態における情報処理装置1のハードウェア構成を示す図。 第1の実施形態における情報処理装置1の論理的な構成を示す図。 第1の実施形態における処理の一例を示すフローチャート。 第1の実施形態の第1の変形例における情報処理装置1bの論理的な構成を示す図。 対象ユーザの対象の推薦候補に対する評価推定値の計算例を説明するための図。 第1の実施形態の第2の変形例における情報処理装置1cの論理的な構成を示す図。 第1の実施形態の第3の変形例における情報処理装置1dの論理的な構成を示す図。 第1の実施形態の第3の変形例の処理の流れの一例を示す図。 第1の実施形態の第4の変形例における情報処理装置1eの論理的な構成を示す図。 第1の実施形態の第5の変形例における情報処理装置1fの論理的な構成を示す図。 第2の実施形態における情報処理装置1gの論理的な構成を示す図。 各ユーザの購買履歴の一例を示す模式図。 第2の実施形態に係る補正合致度の計算例を示す図。 第2の実施形態における処理の一例を示すフローチャート。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態について説明する。図1は、第1の実施形態における情報処理システム100の構成を示す図である。図1に示すように、情報処理システム100は、情報処理装置1、端末装置2−1、2−2、基地局3、及びネットワーク網4を備える。
情報処理装置1は、基地局3とネットワーク網4を介して接続されている。基地局3は、端末装置2−1、2−2と無線通信する。これにより、情報処理装置1は、ネットワーク網4及び基地局3を介して、端末装置2−1、2−2と通信する。情報処理装置1は、例えば、サーバである。
端末装置2−1、2−2は、基地局3と無線通信可能であり、基地局3を介して情報処理装置1と通信する。端末装置2−1、2−2は、例えば、携帯電話、タブレット端末、腕時計型端末、ゴーグル型端末またはノートパソコンなどである。以下、端末装置2−1、2−2を総称して、端末装置2という。
端末装置2が対象ユーザの操作に基づき推薦表示画面を表示すると、端末装置2は、対象ユーザを識別する識別情報等を含む推薦リクエストを情報処理装置1へネットワーク網4を介して送信する。情報処理装置1は、端末装置2から推薦リクエストを受信した場合、後述するような処理を行うことで、対象ユーザ向けの推薦内容を生成し、この推薦内容を端末装置2へ返送する。端末装置2は、情報処理装置1から受信した推薦内容を対象ユーザへ提示する。
図2は、第1の実施形態における情報処理装置1のハードウェア構成を示す図である。情報処理装置1は、記憶装置11、RAM(Random Access Memory)12、CPU(Central Processing Unit)13、及び通信部14を備える。
記憶装置11は、各種データ及びCPU13が実行するためのプログラムが記憶されている。
RAM12は、情報を一時記憶する。
CPU13は、記憶装置11からプログラムをRAM12に読み出して実行することにより、図3に示す嗜好情報取得部21及び推薦項目決定部22として機能する。
通信部14は、ネットワーク網4を介して端末装置2と通信する。
図3は、第1の実施形態における情報処理装置1の論理的な構成を示す図である。記憶装置11は、ユーザ情報記憶部111、及び推薦候補記憶部112を有する。
ユーザ情報記憶部111には、情報処理システム100のユーザを識別するユーザ識別情報と、当該ユーザの複数のジャンルに渡る嗜好を示す嗜好情報とが関連づけられて記憶されている。ここで、嗜好情報は、例えば、ユーザが登録した情報、ユーザのアンケート回答に基づいた情報、あるいはユーザの行動履歴を予め分析することで得られた情報、または他のサービスでユーザが登録した情報などであるが、それらに限定されるものではない。また、嗜好情報には、ユーザの趣味も含まれる。ユーザが登録した情報には、ユーザの人口統計学的属性(デモグラフィック)を示すデモグラフィック情報が含まれる。例えば、ユーザ情報記憶部111には、ユーザの人口統計学的属性(デモグラフィック)を示すデモグラフィック情報とユーザ識別情報とが関連づけられて記憶されている。ここで、デモグラフィックは、性別、年齢、居住地域、所得、職業、学歴、人種、家族構成など、そのユーザの持つ社会経済的な特質データである。
推薦候補記憶部112には、推薦候補に関する推薦候補情報が記憶されている。ここで、推薦候補情報は、推薦候補の名称、ジャンル、価格、写真、有効期限などを含むが、それらに限定されない。また、推薦候補記憶部112は、推薦項目決定部22で必要となる固有の情報も記憶する。
嗜好情報取得部21は、推薦をする対象となる対象ユーザの複数のジャンルに渡る嗜好を示す嗜好情報を取得する。具体的には例えば、嗜好情報取得部21は、端末装置2から送信されたユーザ識別情報に基づいて、ユーザ情報記憶部111から、このユーザ識別情報に対応する嗜好情報を取得する。
推薦項目決定部22は、対象ユーザの嗜好情報と、アクセス可能な記憶装置11に記憶された複数のジャンルに渡る複数の推薦候補に関する推薦候補情報とを用いて、複数の推薦候補から対象ユーザへ推薦する推薦項目を決定する。具体的には例えば、推薦項目決定部22は、取得された嗜好情報と推薦候補記憶部112に記憶されている推薦候補とを用いて、対象ユーザに提示する推薦項目リストを生成する。そして、推薦項目決定部22は、生成した推薦項目リストを含む推薦内容を通信部14から携帯端末2へ送信させる。
図4は、第1の実施形態における処理の一例を示すフローチャートである。
(ステップS11)まず、ユーザの操作に応じて、端末装置2は、推薦表示画面を表示する。
(ステップS12)次に、端末装置2は、例えば、GPS(Global Positioning System)を用いて端末装置2の位置を測定する。これにより、端末装置2は、端末装置2の位置を示す位置情報を取得することができる。
(ステップS13)次に、端末装置2は、ユーザ識別情報と位置情報とを含む推薦リクエストを情報処理装置1へ送信する。
(ステップS21)次に、情報処理装置1の通信部14は、端末装置2が送信した推薦リクエストを受信する。
(ステップS22)次に、情報処理装置1の嗜好情報取得部21は、ステップS21で受信された推薦リクエストに含まれるユーザ識別情報に基づいて、嗜好情報を取得する。
(ステップS23)次に、情報処理装置1の推薦項目決定部22は、ステップS22で取得した嗜好情報と推薦候補情報とを用いて、複数の推薦項目を含む推薦項目リストを生成する。
(ステップS24)次に、情報処理装置1の通信部14は、推薦項目リストを含む推薦内容を端末装置2へ送信する。
(ステップS14)次に、端末装置2は、情報処理装置1から推薦内容を受信する。
(ステップS15)次に、端末装置2は、ステップS14で受信した推薦内容を表示する。
これにより、端末装置2を使用する対象ユーザは、自らの嗜好に合致し且つ複数のジャンルに渡る推薦項目を知ることができる。
以上、第1の実施形態において、嗜好情報取得部21は、推薦をする対象となる対象ユーザの複数のジャンルに渡る嗜好を示す嗜好情報を取得する。推薦項目決定部22は、対象ユーザの嗜好情報と、アクセス可能な記憶装置11に記憶された複数のジャンルに渡る複数の推薦候補に関する推薦候補情報とを用いて、上記複数の推薦候補から対象ユーザへ推薦する推薦項目を決定する。
これにより、複数のジャンルの推薦候補が推薦項目に決定されるので、複数のジャンルの推薦項目を対象ユーザに提示できる。このように、複数のジャンルに渡る情報を対象ユーザに推薦することができる。
なお、ユーザの来店を検知する来店センサが店舗に設けられており、来店センサが設置された店舗を識別する店舗識別情報を、対象ユーザが使用する端末装置2へ無線で送信してもよい。そして、端末装置2は、店舗識別情報を含む推薦リクエストを情報処理装置1へ送信してもよい。その場合、情報処理装置1の推薦候補記憶部112には、予め店舗識別情報と店舗の属性(例えば、名称、住所など)を示す店舗属性情報とが関連づけられて記憶されている。そして、情報処理装置1の通信部14が、店舗識別情報を含む推薦リクエストを取得した場合、推薦項目決定部22は、この店舗識別情報に対応する店舗属性情報を推薦候補記憶部112から読み出してもよい。これにより、情報処理装置1は、端末装置2を使用する対象ユーザが来店した店舗、及び/または端末装置2の位置すなわち対象ユーザの位置を特定することができる。このため、GPSによる測位の困難な屋内であっても精度の高い滞在店舗推定または位置推定を行うことができる。
なお、推薦項目決定部22は、端末装置2の位置を示す位置情報を取得し、嗜好情報と推薦候補情報に加えて、更に位置情報を用いて、推薦項目を決定してもよい。例えば、推薦項目が店舗の場合、推薦項目決定部22は、嗜好情報が嗜好に合致する推薦候補情報のうち、位置情報が示す位置に応じた範囲内に存在する店舗を抽出し、抽出した店舗を含む推薦項目リストを生成してもよい。ここで、位置情報が示す位置に応じた範囲とは、この位置情報が示す位置を中心に予め決められた範囲であってもよいし、この位置情報が示す位置を含む商業エリアであってもよい。これにより、情報処理装置1は、対象ユーザの嗜好に合致する店舗のうち、対象ユーザの位置から所定の範囲に存在する店舗のみを推薦することができる。
推薦項目決定部22での処理や、そのために必要な情報の保持方法には、様々な変形例が考えられる。以下では、それらの変形例について説明する。
(第1の変形例)
この変形例では、対象ユーザに対して提示する推薦項目リストを作成するため、情報処理装置1bは、対象ユーザの各推薦候補への評価推定値を、対象ユーザに類似する類似ユーザによる各推薦候補への評価値を用いて決定し、決定した評価推定値が高いものから順に推薦候補を並べた一覧を作成する。
図5は、第1の実施形態の第1の変形例における情報処理装置1bの論理的な構成を示す図である。なお、図3と共通する要素には同一の符号を付し、その具体的な説明を省略する。第1の実施形態の第1の変形例における情報処理装置1bの構成は、第1の実施形態における情報処理装置1の構成に対して、推薦項目決定部22が推薦項目決定部22bに変更されたものになっている。
推薦項目決定部22bは、評価部221と決定部222とを備える。
評価部221は、対象ユーザの推薦候補それぞれに対する評価推定値を決定する。
決定部222は、評価部221が決定した評価推定値を用いて、複数の推薦候補から対象ユーザへ推薦する推薦項目を決定する。
評価部221は、ユーザ類似度決定部2211、評価値取得部2212、及び評価値推定部2213を備える。
ユーザ類似度決定部2211は、対象ユーザの嗜好情報と、複数の他のユーザの嗜好情報とを用いて、対象ユーザと他のユーザそれぞれとの間の類似度を決定する。具体的には例えば、ユーザ類似度決定部2211は、ユーザ情報記憶部111から、各ユーザの属性情報を読み出す。この属性情報には、デモグラフィック、ユーザの行動履歴、及び他のユーザとのソーシャルネットワーク上の友達関係の近さの情報のうち少なくとも一つが含まれる。
また、ユーザ類似度決定部2211は、嗜好情報取得部21によって取得された各ユーザの嗜好情報を取得する。そしてユーザ類似度決定部2211は、読み出した各ユーザの属性情報と取得した各ユーザの嗜好情報とに基づいて、対象ユーザと他のユーザそれぞれとの間の類似度を決定する。
類似度は、例えば、−1.0から1.0の間の数値をとる指標であり、ユーザ同士が似ているほど1.0に近づき、全く似ていないときには0になる。また、反対の嗜好を持っている場合には、類似度は、負の値をとってもよい。類似度の算出には、様々な指標を用いることができる。例えば、ユーザ類似度決定部2211は、デモグラフィック(例えば、ユーザの年齢、性別)、嗜好情報、ユーザの行動履歴(例えば、閲覧履歴または購買履歴)、及びソーシャルネットワーク上の友達関係の近さの少なくとも一つを類似度の算出に用いてもよい。嗜好情報は、ユーザからアンケートで取得して得られる場合と、ユーザの行動履歴から推定される場合とがある。
例えば、ユーザ類似度決定部2211は、0.5×0.9の値を類似度として算出してもよい。ここで、係数aは性別が違うときに1、性別が同じ時に0であり、係数bは年齢の差の絶対値である。なお、これは、年齢及び性別に基づいた類似度の算出例であって、類似度はこれに限定されるものではない。
嗜好情報としては、様々な対象に対する嗜好の強さを数値として表したものをユーザ毎に用意し、それらの間の相関係数を用いてもよいし、ベクトルとしてなす角度のコサインを用いてもよいが、これらに限定されるものではない。
嗜好の強さは、アンケートによって「読書」、「映画」、「ファッション」、「イタリアンレストラン」、「和食」といったジャンル毎の嗜好の強さを取得してもよい。また、ユーザが推薦候補を評価する仕組みがある場合には、推薦候補毎の評価値や購買または閲覧などの履歴を用いてもよいし、あるいはジャンル毎に累計もしくは平均した評価値を用いてもよい。ここで、ユーザが推薦候補を評価する仕組みには、ユーザによる五段階評価またはユーザによる「いいね」ボタンの押下などがある。
計算例として、第1のユーザの「読書」、「映画」、「ファッション」に対する嗜好の強さがそれぞれ(1,2,2)であり、第2のユーザの嗜好の強さがそれぞれ(0,2,4)であった場合、この二つのデータ列の間の相関係数0.87が類似度としても算出されてもよい。また、これらのベクトルのなす角度のコサイン0.89が類似度として算出されてもよい。また、ベクトルのなす角度のコサインを用いる場合には、予め全ユーザの平均を計算しておき、それを差し引いた結果のベクトルの角度を用いてもよい。
また、ユーザの嗜好が不明な成分には、平均値を用いてもよい。また、平均値を差し引く場合には、ユーザの嗜好が不明な成分はゼロとなる。
仮に、全ユーザの嗜好の平均が(0,1.5,3)であるとき、これを差し引いた結果の第1のユーザの嗜好の強さ、第2のユーザの嗜好の強さはそれぞれ(1,0.5,−1), (0,0.5,1)となる。この場合、これらのベクトルのなす角度のコサイン−0.45が類似度として算出されてもよい。
評価値取得部2212は、複数の他のユーザの複数の推薦候補それぞれに対する評価値を取得する。例えば、評価値取得部2212は、ユーザと推薦候補の各組に対して、当該ユーザの当該推薦候補に対する評価値が計算可能な場合には計算する。
例えば、ユーザが商品等を五段階評価で評価可能であれば、評価値取得部2212は、その評価値を用いてもよい。また、ユーザが「いいね」ボタンの押下や「はずれ」ボタンの押下といったフィードバック及び「購買」、「閲覧」といった行動それぞれに対して点数が予め設けられていてもよい。例えば、「いいね」ボタンの押下ならば2点、「はずれ」ボタンの押下なら−2点、「購買」ならば3点、「閲覧」ならば1点と点数が設けられていてもよい。そして、評価値取得部2212は、行われたフィードバックまたは行動に対応する点数の総和を評価値としてもよい。
また、評価値取得部2212は、ユーザがいずれの評価も行動も行っていない推薦候補に対しては評価不能として扱ってもよい。また、評価値は、そのユーザの評価値の平均を差し引いたものを評価値としてもよい。そうすることによって、ユーザによる評価値のバイアスの影響を低減できる。
評価値推定部2213は、決定された複数の類似度と取得された複数の評価値とを用いて、対象ユーザの推薦候補それぞれに対する評価推定値を決定する。具体的には例えば、評価値推定部2213は、対象ユーザvに類似したユーザの各推薦候補iに対する評価値に基づいて、対象ユーザvの各推薦候補iに対する評価推定値を推定する。
ここで、評価値推定部2213は、例えば、類似したユーザとして、ユーザ類似度決定部2211によって決定された、対象ユーザvとの類似度が大きい順に予め設定された上限人数までのユーザを用いる。この際、評価値推定部2213は、評価値取得部2212で評価不能になったユーザは除いたうえで上限人数に達するまでのユーザを用いてもよい。また、類似度が負になるようなユーザは除いてもよい。
そうして得られた類似ユーザの集合Nを用いて、各類似ユーザuの類似度がsim_u、対象の推薦候補に対する評価値がval_uであるときに、評価値推定部2213は、その重み付き和S=Σu∈N.sim_u×val_uを、対象ユーザvの対象の推薦候補に対する評価推定値としてもよい。あるいは、評価値推定部2213は、その重み付き和Sを類似度の絶対値の総和で割った S/(Σu∈N|sim_u|)を、対象ユーザvの対象の推薦候補に対する評価推定値としてもよい。後者の場合の計算例を図6を用いて説明する。
図6は、対象ユーザの対象の推薦候補に対する評価推定値の計算例を説明するための図である。図6に示すように、例えば、対象の推薦候補に対する評価推定値は、第1のユーザU1が2で、第2のユーザU2が5で、第3のユーザU3が3である。また、第4のユーザU4が未評価である。対象ユーザUTとの類似度は、第1のユーザが0.7で、第2のユーザが0.3で、第3のユーザが0.2で、第4のユーザU4が0.4である。
第4のユーザU4が未評価であるので、一例として第4のユーザU4を無視する。このとき、対象ユーザUTの対象の推薦候補に対する評価推定値は、(0.7×2+0.3×5+0.2×3)/(0.7+0.3+0.2)≒2.917である。
続いて、決定部222は、例えば、決定された評価推定値が高いものから順に並んだ推薦項目リストを生成する。なお、この推薦項目リストは、推薦候補全てを含んでもよいし、評価推定値が高いものから順に一定個数まで含む一覧でもよいし、評価推定値が一定以上のものだけからなる一覧でもよいし、あるいは評価推定値が高いものから順に前者二ついずれかの条件に接触するまでの項目からなる一覧でもよい。
以上、第1の変形例における情報処理装置1bにおいて、ユーザ類似度決定部2211は、対象ユーザの嗜好情報と、複数の他のユーザの嗜好情報とを用いて、対象ユーザと他のユーザそれぞれとの間の類似度を決定する。また、評価値取得部2212は、複数の他のユーザの複数の推薦候補それぞれに対する評価値を取得する。そして、評価値推定部2213は、決定された複数の類似度と取得された複数の評価値とを用いて、対象ユーザの推薦候補それぞれに対する評価推定値を決定する。決定部222は、評価値推定部2213が決定した評価推定値を用いて、複数の推薦候補から前記対象ユーザへ推薦する推薦項目を決定する。
これにより、対象ユーザとの類似度が高い他のユーザの評価値が、対象ユーザの評価推定値により反映されるので、対象ユーザの嗜好をより反映した推薦項目を対象ユーザに提示することができる。
(第2の変形例)
続いて、第2の変形例について説明する。第2の変形例では、ユーザに提示する推薦項目リストを生成するために、対象ユーザの嗜好情報に合致する推薦候補を選択し、選択した推薦候補を用いて、推薦項目リストを生成する。
図7は、第1の実施形態の第2の変形例における情報処理装置1cの論理的な構成を示す図である。なお、図5と共通する要素には同一の符号を付し、その具体的な説明を省略する。第1の実施形態の第2の変形例における情報処理装置1cの構成は、第1の実施形態における第1の変形例における情報処理装置1bの構成に対して、推薦候補記憶部112が推薦候補記憶部112cに変更され、推薦項目決定部22bが推薦項目決定部22cに変更されたものになっている。
推薦候補記憶部112cには、第1の変形例の推薦候補記憶部112内に保存されている情報に加えて、複数の推薦候補それぞれ毎に当該推薦候補が有する複数のジャンルに渡る属性が関連づけられて記憶されている。具体的には例えば、推薦候補記憶部112cには、推薦候補それぞれ毎に、予め設定された複数の属性それぞれを有するか否かの情報が関連づけられて記憶されている。
この「複数の属性それぞれを有するか否かの情報」は、例えば、その推薦候補が「イタリアン料理である」という属性、「クラシック音楽である」という属性、「対象顧客層が女性である」という属性、「対象顧客年齢層がF1/M1層(女性20〜34歳か男性20〜34歳)である」という属性を有するか否かの情報である。
推薦項目決定部22cは、推薦の対象となる対象ユーザの嗜好情報と、複数の推薦候補それぞれ毎に関連づけられた複数のジャンルに渡る属性とを比較し、比較結果に応じて、複数の推薦候補から対象ユーザへ推薦する推薦項目を決定する。その一例として、推薦項目決定部22cは、対象ユーザの嗜好情報に加えて、対象ユーザのデモグラフィックを示すデモグラフィック情報を、複数の推薦候補それぞれ毎に関連づけられた複数のジャンルに渡る属性と比較し、比較結果に応じて、複数の推薦候補から対象ユーザへ推薦する推薦項目を決定する。
ここで、推薦項目決定部22cは、推薦候補抽出部223と、推薦項目選択部224とを備える。
推薦候補抽出部223は、推薦の対象となる対象ユーザのデモグラフィック情報及び嗜好情報と、複数の属性それぞれを有するか否かの情報とを比較し、比較結果に応じて、複数の推薦候補から対象ユーザへ推薦する推薦項目を抽出する。
具体的には例えば、推薦候補抽出部223は、推薦候補のうち、推薦候補の対象顧客層の性別と年齢層が対象ユーザの性別と年齢とそれぞれと合致し、かつ推薦候補に関連づけられた嗜好性に関する属性のいずれかが対象ユーザの嗜好情報が示す嗜好に合致する推薦候補を抽出する。 ここで、嗜好性に関する属性は、例えば「イタリアン料理」、「フランス料理」、「中華」、「和食」、「軽食」である。ユーザの属性に対する嗜好は、アンケートでその属性を有する項目を好きと答えていたり、その属性を有する店舗の利用頻度が閾値以上であったり、あるいは行動履歴(例えば、購買履歴、閲覧履歴など)において当該属性を有する商品を頻繁に購入または閲覧などを行っているといったことで判定する。
なお、推薦候補抽出部223は、アンケート回答に、扶養家族に関する情報を回答している場合など、扶養家族の情報がある場合には、本人の情報もしくは扶養家族の情報のいずれかが合致する場合に合致すると判断してもよい。
また、合致の判定は「レストラン」、「ファッション」、「映画」などの推薦候補のジャンル毎にそれぞれ別々の判定の仕方をしてもよい。特に、嗜好性が合致するか否かを判断する際に用いる属性は、それぞれのジャンル毎に異なる属性を用いることが好ましい。
続いて、推薦項目選択部224は、例えば、推薦候補抽出部223により抽出された推薦候補から最終的な推薦項目を選択し、選択した推薦項目リストを生成する。例えば、推薦項目選択部224は、抽出された推薦候補から予め決められた個数を上限としてランダムに選択してもよい。但し、完全にランダムに選択されると、推薦候補の件数が多いジャンルの推薦候補が、推薦項目リストの上位の多くの割合を占めることになり、推薦項目の多様性が損なわれる。これを避けるために、例えば、ジャンル(例えば、「食料品」、「洋菓子」、「和菓子」、「レストラン」、「カフェ」、「居酒屋」など)毎に推薦項目の数の上限を設定してもよい。そして、推薦項目選択部224は、ランダムに推薦候補を選択する際に、選択した推薦候補が、既に上限に達したジャンルに属する場合、その選択した推薦項目は一旦除外し、残りの推薦候補から再度ランダムに選択してもよい。その後、残りの推薦候補が尽きた場合、推薦項目選択部224は、一旦除外した推薦候補を再度含めて、選択された推薦候補の数が予め設定された指定件数に達するまで完全にランダムに選択してもよい。このようにすることで、推薦項目リストに含まれる上位の推薦項目のジャンルの多様性を向上させることができる。
以上、第2の変形例の情報処理装置1cは、対象ユーザの嗜好情報と、複数の推薦候補それぞれ毎に関連づけられた複数のジャンルに渡る属性とを比較し、比較結果に応じて、複数の推薦候補から対象ユーザへ推薦する推薦項目を決定する推薦項目決定部22cを備える。これにより、推薦候補の属性と対象ユーザの嗜好とが合致する推薦候補が推薦項目に決定される。これにより、情報処理装置1cは、対象ユーザの嗜好性を反映した推薦項目を対象ユーザに提示することができる。
(第3の変形例)
続いて、第3の変形例について説明する。第2の変形例では、推薦項目決定部22cは、推薦候補の属性が対象ユーザの嗜好に合致するか否かの0、1の判定を行った。それに対し、第3の変形例では、推薦項目決定部22dは、推薦候補に対するユーザの嗜好の合致度を連続的な数値として決定し、合致度が大きな順に推薦項目が並んだ推薦項目リストを生成する。
図8は、第1の実施形態の第3の変形例における情報処理装置1dの論理的な構成を示す図である。なお、図7と共通する要素には同一の符号を付し、その具体的な説明を省略する。第1の実施形態の第3の変形例における情報処理装置1dの構成は、第1の実施形態における第2の変形例における情報処理装置1cの構成に対して、推薦項目決定部22cが推薦項目決定部22dに変更されたものになっている。
推薦項目決定部22dは、評価部225と決定部222dとを備える。
評価部225は、推薦候補に対するユーザの嗜好の合致度を前記推薦候補毎に評価する。ここで、評価部225は、嗜好度決定部2251と合致度評価部2252とを備える。
嗜好度決定部2251は、対象ユーザの回答または行動履歴(例えば、購買履歴または閲覧履歴)に基づいて、複数の推薦候補それぞれ毎に関連づけられた複数のジャンルに渡る各属性への対象ユーザの嗜好度を決定する。
合致度評価部2252は、推薦候補それぞれに関連づけられた複数のジャンルに渡る属性と、各属性への対象ユーザの嗜好度とを用いて、推薦候補毎に、当該推薦候補に対するユーザの嗜好の合致度を評価する。
決定部222dは、推薦候補それぞれに対するユーザの嗜好の上記合致度を用いて、対象ユーザへ推薦する推薦項目を決定する。例えば、決定部222dは、各推薦候補に対する嗜好度が高いものから順に並んだ推薦項目の一覧を生成する。
以下、図9を用いて、嗜好度決定部2251の処理例について説明する。図9は、第1の実施形態の第3の変形例の処理の流れの一例を示す図である。
図9の例では、記憶装置11は、アンケート回答−属性加算値対応テーブルT1を保持している。アンケート回答−タグ加算値対応テーブルT1は、アンケートの回答毎に、嗜好度が加算される属性とその加算値とが対応づけられている。
(ステップS101)まず、嗜好度決定部2251は、アンケート回答−属性加算値対応テーブルT1を参照して、アンケート回答に関連づけられた属性に対して対応する加算値を加算することにより、各属性への嗜好度を計算する。
(ステップS102)次に、嗜好度決定部2251は、ある推薦候補に対して、対象ユーザが購買または評価(例えば、「いいね」ボタンの押下または「はずれ」ボタンの押下)を行った場合、当該推薦候補に関連づけられた属性への嗜好度を補正する。
この補正は、例えば、プラスの評価(例えば、「いいね」ボタンの押下)、購買などの場合、予め設定された数値を加算し、マイナスの評価(例えば、「はずれ」ボタンの押下)の場合、予め設定された数値を減算する補正である。嗜好度決定部2251は、この補正を、行動履歴に含まれる履歴の分だけ繰り返す。
これにより、図9の結果R1に示すように、ユーザ毎に、属性と嗜好度の組が得られる。このように、嗜好度決定部2251は、以上のような処理を行うことによって、ユーザ毎に、当該ユーザの各属性への嗜好度を計算することができる。
(ステップS103)次に、合致度評価部2252は、推薦候補毎に、当該推薦候補に対するユーザの嗜好の合致度を計算する。これにより、図9の結果R2に示すように、ユーザ毎に推薦候補毎の合致度が得られる。図9では、推薦候補の一例としてアイテムA、アイテムD、アイテムBが示されており、その合致度は、それぞれ13点、10点、5点である。
計算方法の一例として、合致度評価部2252は、推薦候補に付与された各属性についてのユーザの嗜好度の総和を、当該推薦候補に対するユーザの嗜好の合致度として計算する。これは推薦候補に付与された各属性の有無を示す第1のベクトルと、ユーザの各属性への嗜好度のベクトルの内積を計算していることに等しい。ここで、第1のベクトルは、各属性の有無を互いに異なる次元の成分に割り当てたベクトルである。第1のベクトルは、属性が付与されているときには対応する成分が1、属性が付与されていないときには対応する成分が0である。
更に、他の方法として、合致度評価部2252は、上記第1のベクトルと、各属性のユーザの嗜好度を表す第2のベクトルのコサイン類似度を計算してもよい。
また、合致度評価部2252は、各推薦候補について、第2のベクトルの成分の平均値を求め、第2のベクトルから対応する平均値を差し引いた第3のベクトルと第1のベクトルとのコサイン類似度を計算してもよい。また、合致度評価部2252は、ユーザ毎に、第2のベクトルの成分の平均値を求め、第2のベクトルから対応する平均値を差し引いた第4のベクトルと第1のベクトルとのコサイン類似度を計算してもよい。
(ステップS104)次に、決定部222dは、合致度が高いものから順に並べた推薦項目リストを生成する。これにより、図9の結果R3に示すように、ユーザ毎に推薦項目リストが得られる。
なお、決定部222dは、推薦項目リストに推薦候補全てを含んでもよいし、合致度が高いものから順に一定個数まで推薦候補を含んでもよい。また、決定部222dは、合致度が一定以上の推薦候補だけから推薦項目リストを生成してもよいし、あるいは合致度が高いものから順に前者二ついずれかの条件に達するまでの推薦候補を含む推薦項目リストを生成してもよい。
以上、第3の変形例において、嗜好度決定部2251は、対象ユーザの回答または行動履歴に基づいて、複数の推薦候補それぞれ毎に関連づけられた複数のジャンルに渡る各属性への対象ユーザの嗜好度を決定する。そして、合致度評価部2252は、推薦候補それぞれに関連づけられた複数のジャンルに渡る属性と、各属性への対象ユーザの嗜好度とを用いて、推薦候補の属性と対象ユーザの嗜好の合致度を推薦候補毎に評価する。そして、決定部222dは、推薦候補それぞれに対するユーザの嗜好の上記合致度を用いて、対象ユーザへ推薦する推薦項目を決定する。
これにより、合致度の高い推薦候補を推薦項目に決定することができるので、より対象ユーザの嗜好に合致する推薦項目を対象ユーザに提示することができる。
(第4の変形例)
続いて、第4の変形例について説明する。第1の変形例から第3の変形例までの単一の方法によって推薦項目を決定した。それに対し、第4の変形例では、複数の方法で決定した推薦項目を互い違いに並べることによって、最終的な推薦項目リストを生成する。
図10は、第1の実施形態の第4の変形例における情報処理装置1eの論理的な構成を示す図である。なお、図8と共通する要素には同一の符号を付し、その具体的な説明を省略する。第1の実施形態の第4の変形例における情報処理装置1eの構成は、第1の実施形態における第3の変形例における情報処理装置1dの構成に対して、推薦項目決定部22dが削除され、推薦項目決定部22−1、…、22−M(Mは正の整数)と統合部23が追加されたものになっている。
推薦項目決定部22−1、…、22−MまでのM個の推薦項目決定部22−i(iは1からMまでの整数)それぞれは、第1の変形例から第3の変形例まで推薦項目決定部22b、22c、22dのいずれかの構成を有する。
なお、一部の推薦項目決定部22−iは、その他の方法により、推薦項目を決定してもよい。また、上記の構成に限らず、第4の変形例における情報処理装置1eは、第1の変形例から第3の変形例までの推薦項目決定部22b、22c、22dのうち、互いに異なる推薦項目決定部を少なくとも二つ有していればよい。
統合部23は、複数の推薦項目決定部22−iが決定した推薦項目を統合することにより、対象ユーザへ推薦する項目を決定する。例えば、統合部23は、複数の推薦項目決定部22−iが決定した推薦項目を互い違いに並べた推薦項目リストを生成する。
例えば、Mが3の場合に、推薦項目決定部22−1が第1の変形例の推薦項目決定部22bで、推薦項目決定部22−2が第2の変形例の推薦項目決定部22cであり、推薦項目決定部22−3が第3の変形例の推薦項目決定部22dである場合を想定する。
その場合に、推薦項目決定部22−1が「A、B、C」という第1の推薦項目リストを生成し、推薦項目決定部22−2が「E、F、G」という第2の推薦項目リストを生成し、推薦項目決定部22−3が「I、J、K」という第3の推薦項目リストを生成した例について説明する。その例において、統合部23は、「A、B、C」、「E、F、G」、「I、J、K」を互い違いに並べて、推薦項目が「A、E、I、B、F、J、C、G、K」の順に並んだ推薦項目リストとして生成する。
但し、同じ推薦項目が第1〜第3の推薦項目に含まれる場合があるため、統合部23が先頭から順に並べる推薦項目を選択していく際に、既に選択した推薦項目があった場合には、その推薦項目を飛ばし、その次の推薦項目を選択してもよい。例えば、「A、B、C」、「E、A、G」、「I、J、K」という第1〜第3の推薦項目リストが与えられた場合、「A、E、I、B」の次は、第2の推薦項目リストのAは既に選択されているので、これを飛ばして次のGを選ぶことにより、「A,E,I,B,G,…」となる。統合部23は、生成する推薦項目リストに含まれる推薦項目の数が、予め指定した件数以下となるように推薦項目リストを生成してもよい。
以上、第4の変形例に係る情報処理装置1eは、第1の変形例から第3の変形例までの推薦項目決定部22b、22c、22dのうち、互いに異なる推薦項目決定部を少なくとも二つと、複数の推薦項目決定部が決定した推薦項目を統合することにより、対象ユーザへ推薦する項目を決定する統合部23とを備える。
これにより、推薦の生成手法はそれぞれ異なる情報を用いて、異なった傾向を持った推薦項目を決定できるため、ユーザに対して多様な推薦項目を提示することができる。
(第5の変形例)
続いて、第5の変形例について説明する。第4の変形例に係る情報処理装置1eは、互いに異なる推薦項目決定部が決定した推薦項目を統合することにより、対象ユーザへ推薦する項目を決定した。それに対し、第5の変形例に係る情報処理装置1fは、第1の変形例の評価部221が決定した評価推定値と、第3の変形例の評価部225が評価した合致度とを用いて、推薦項目を決定する。
図11は、第1の実施形態の第5の変形例における情報処理装置1fの論理的な構成を示す図である。なお、図8と共通する要素には同一の符号を付し、その具体的な説明を省略する。第1の実施形態の第5の変形例における情報処理装置1fの構成は、第1の実施形態における第3の変形例における情報処理装置1dの構成に対して、推薦項目決定部22dが推薦項目決定部22fに変更されたものになっている。
推薦項目決定部22fは、評価部221−1、…、221−N(Nは正の整数)と、決定部222fとを備える。
評価部221−1、…、221−NまでのN個の評価部221−j(jは1からNまでの整数)それぞれは、第1の変形例の評価部221、または第3の変形例の評価部225いずれかの構成を有する。なお、評価部221−jは、第1の変形例の評価部221及び第3の変形例の評価部225とは異なる方法によって評価推定値を決定してもよい。
決定部22fは、第1の変形例の評価部221が推定した対象ユーザの推薦候補それぞれに対する評価推定値と、第3の変形例の評価部225が評価した推薦候補に対するユーザの嗜好の合致度とを用いて、複数の推薦候補から対象ユーザへ推薦する推薦項目を決定する。より詳細には、決定部22fは、対象ユーザの推薦候補それぞれに対する評価推定値と、対象ユーザの推薦候補それぞれに対する嗜好の合致度とを用いて第2の評価推定値を決定し、この第2の評価推定値に基づいて、対象ユーザに推薦する推薦項目を決定する。ここで、決定部222fは、評価値決定部2221と推薦項目選択部2222とを備える。
評価値決定部2221は、対象ユーザの推薦候補それぞれに対する評価推定値と、対象ユーザの推薦候補それぞれに対する嗜好度とを用いて、第2の評価推定値を決定する。
例えば、評価部221−1、…、221−Nは、評価推定値または合致度として、値v1、…、vNを決定した場合を想定する。その場合、評価値決定部2221は、例えば、予め与えられた関数fを用いて、第2の評価推定値f(v,…,v)を計算する。予め与えられた定数c、…、cを用いて、関数fは例えば、f(v,…,v)=c×v+…+c×vである。
推薦項目選択部2222は、第2の評価推定値f(v,…,v)に基づいて、複数の推薦候補から対象ユーザに推薦する推薦項目を選択する。例えば、推薦項目選択部2222は、推薦候補のうち、この第2の評価推定値f(v,…,v)が大きいものから順に含めた推薦項目リストを生成する。なお、推薦項目リストに含まれる推薦項目の数には、予め指定した件数が上限として設定されていてもよい。
以上、第5に変形例に係る情報処理装置1fは、第1の変形例の評価部221と、第3の変形例の評価部225とを備える。そして、決定部222fは、評価部221が推定した対象ユーザの推薦候補それぞれに対する評価推定値と、評価部225が評価した推薦候補に対するユーザの嗜好の合致度とを用いて、複数の推薦候補から対象ユーザへ推薦する推薦項目を決定する。
これにより、評価部221が推定した評価推定値と評価部225が評価した合致度とを組み合わせて決定された第2の評価推定値の高い推薦項目を対象ユーザに推薦することができる。それによって、例えば類似ユーザ層からの評価が高く、かつ対象ユーザ自身の嗜好にもあっている推薦項目を対象ユーザに推薦することができる。
なお、第5の変形例では、評価推定値と合致度を引数とする関数を用いて、新たな第2の評価推定値を決定したがこれに限ったものではない。決定部222fは、評価推定値と合致度とを用いて、予め設定された辞書式順序に従って、複数の推薦候補から対象ユーザへ推薦する推薦項目を決定してもよい。具体的には、決定部222fは、対象ユーザの推薦候補それぞれに対する評価推定値と推薦候補に対するユーザの嗜好の合致度とを、予め設定された評価推定値と合致度との関係と推薦候補間の第2の評価値の比較結果との対応関係を参照することによって、複数の推薦候補から対象ユーザへ推薦する推薦項目を決定してもよい。
例えば、推薦候補Aへの評価推定値がa1、合致度がa2、推薦候補Bへの評価推定値がb1、合致度がb2であるとき、推薦候補Aの第2の評価推定値が推薦候補Bの第2の評価推定値よりも高いのは、a1>b1であるか、a1=b1かつa2>b2であるときであるとする対応関係が予め設定されているものとする。このとき、実際のデータが例えばa1>b1であった場合には、推薦候補Aが推薦候補Bより第2の評価推定値が高いので、決定部222fは例えば、推薦候補Aを推薦候補Bより上位に並べた推薦項目リストを生成する。
このように、決定部222fは、評価推定値a1、b1、合致度a2、b2と予め設定された対応関係とを照合することにより、第2の評価推定値の高いものから推薦候補を順に含めた推薦項目リストを生成してもよい。なお、推薦項目リストに含まれる推薦項目の数には、予め指定した件数が上限として設定されていてもよい。
(第2の実施形態)
続いて、第2の実施形態について説明する。従来、ネットショッピングにおいては、多数の人の購買履歴やチェック履歴を解析し、それに基づいた商品の推薦が広く行われているが、実店舗を対象とした推薦はこれまで行われてこなかった。それに対し、本実施形態では、実店舗を対象とした推薦が可能な情報処理装置1について説明する。
ここで、携帯端末を利用しながら行動中のユーザに対し実店舗を推薦する場合、ユーザが現在滞在している店舗と競合する店舗や商品を推薦することは、その店舗にとっては商機を逃す行為となるため一般に嫌われ、店舗を超えた単位での推薦サービスの導入への障壁となる。
このような推薦を避けるため、従来は、競合店を個別に定義して個別に制御するか、店舗のカテゴリ分けや、扱っている商品による属性付けを行って、ある店舗にユーザがいるときに同種の他店舗の推薦を行わないといったことが行われていた。
しかし、そのような処理には細かな調整のために多大な労力を要する。また、例えば、 惣菜店とレストランなど異種の店舗間で競合関係にある場合もあるし、惣菜屋同士が補完関係にある場合もあるので、どのような店舗が競合するかは自明ではない。ここで、店舗間の競合関係とは、ほぼ同様な目的で顧客が来店し、且つほぼ同種類の満足を顧客に与えるため、一方の店舗での顧客の来店が増えると、他方の店舗での顧客の来店が減る関係である。店舗の補完関係とは、お茶を販売する店舗とお茶菓子を販売する店舗との関係のように、一方の店舗での顧客の来店が増えると、他方の店舗での顧客の来店が増える関係である。
このため、本来競合しないものを推薦できないことに繋がるか、逆に実際には競合しているものを誤って推薦してしまうことに繋がってしまう可能性がある。前者の場合には推薦項目が限られることでユーザにとっての推薦の魅力が低下し、後者の場合には競合店舗を推薦することで顧客店舗の満足度が低下してしまうという問題がある。
そこで、上述した問題に鑑み、本実施形態に係る情報処理装置1gは、対象ユーザが滞在している店舗と競合関係にある店舗の推薦頻度を低減させつつ、補完関係にある店舗を優先的に推薦することを目的とする。
本実施形態に係る情報処理装置1gは、嗜好情報と、アクセス可能な記憶装置に記憶された複数のジャンルに渡る複数の推薦候補とを用いて、推薦候補に対するユーザの嗜好の合致度を決定する。そして、情報処理装置1gは、推薦候補毎に、対象項目と当該推薦候補との間が競合関係か補完関係かを表す関係情報に応じて、当該推薦候補に対応する合致度を補正し、補正して得た補正合致度に応じて、推薦候補から推薦項目を決定する。
本実施形態に係る情報処理システムの構成は、図1に示す第1の実施形態に係る情報処理システム100の構成と同様であるので、その説明を省略する。
続いて、本実施形態に係る情報処理システムの処理の概要について説明する。端末装置2が対象ユーザの操作に基づいて推薦表示画面を表示すると、端末装置2はGPSによる測位を行って端末装置2の位置を示す位置情報を取得する。端末装置2は、この位置情報及びユーザ識別情報を含む推薦リクエストを情報処理装置1gへ、基地局3及びネットワーク網4を介して送信する。
情報処理装置1gは、端末装置2から推薦リクエストを受信した場合、後述するような処理を行うことにより、対象ユーザ向けの推薦内容を生成し、生成した推薦内容を端末装置2へ返送する。端末装置2は、情報処理装置1gから受信した推薦内容を対象ユーザへ提示する。
続いて、本実施形態に係る情報処理装置1gの構成について説明する。本実施形態に係る情報処理装置1gのハードウェア構成は、図2に示す第1の実施形態に係る情報処理装置1のハードウェア構成と同様であるので、その説明を省略する。
続いて、図12を用いて第2の実施形態における情報処理装置1gの論理的な構成について説明する。図12は、第2の実施形態における情報処理装置1gの論理的な構成を示す図である。なお、図3と共通する要素には同一の符号を付し、その具体的な説明を省略する。第2の実施形態における情報処理装置1gの構成は、図3の第1の実施形態における情報処理装置1の構成に対して、推薦項目決定部22が推薦項目決定部22gに変更され、対象項目取得部24と関係情報生成部25が追加され、記憶装置11の推薦候補記憶部112が推薦候補記憶部112gに変更され、記憶装置11が更に購買履歴情報記憶部113と関係情報記憶部114を有するようになったものである。
購買履歴情報記憶部113は、複数のユーザの購買履歴を示す購買履歴情報が記憶されている。
関係情報生成部25は、購買履歴情報を用いて、推薦候補の組毎に、競合関係か補完関係かを表す関係情報を生成する。具体的には例えば、関係情報生成部25は、購買履歴情報記憶部113から購買履歴情報を読み出し、読み出した購買履歴情報を用いて、推薦候補の組毎に、競合関係か補完関係かを表す関係情報を生成する。
そして、関係情報生成部25は、得られた関係情報を、推薦候補の組毎に関連づけて関係情報記憶部114に記憶させる。これにより、関係情報記憶部114には、推薦候補の組と、競合関係か補完関係かを表す関係情報とが関連づけられて記憶される。
以下、関係情報生成部25による関係情報の生成処理の一例について説明する。
(1)まず、関係情報生成部25は、購買データをユーザ毎に、規定の時間(例えば、一時間、一日など)毎に分類し、まとめられた購買データの集合をT,T,T,…,Tとする。
以下、この購買データの集合T,T,T,…,Tを図13を用いて説明する。
図13は、各ユーザの購買履歴の一例を示す模式図である。図13に示すように、第1のユーザは、例えば、第1の日に店舗A、B、Cで購入したので、T={A,B,C}に設定される。また、第1のユーザは、第2の日に店舗Aで購入したので、T={A}に設定される。また、第2のユーザは、第1の日に店舗C、Dで購入したので、T={C,D}に設定される。また、第2のユーザは、第2の日に店舗B、Aで購入したので、T={B,A}に設定される。
(2)次に、関係情報生成部25は、購買データの集合T〜Tの中で第1の推薦候補Item1を含む購買データの割合α = |{Ti | Item1∈Ti}| / nと、購買データの集合T〜Tの中で、第2の推薦候補Item2を含む購買データの中での第1の推薦候補Item1を含む購買データの割合β = |{Ti | Item1∈Ti, Item2∈Ti}| / |{Ti | Item2∈Ti}|とを算出する。そして、関係情報生成部25は、割合αと割合βの比β/αを関係情報として算出する。関係情報生成部25は、この比β/αを、推薦候補Item1と推薦候補Item2の組と関連づけて関係情報記憶部114に記憶させる。
ここで、β≫αであれば、第2の推薦候補Item2で購買される際には、第1の推薦候補Item1での購買も増えているため、これらは補完関係にある。
一方、β≪αであれば、第2の推薦候補Item2で購買される際には、第1の推薦候補Item1での購買は減少しているため、これらは競合関係にある。
また、β≒αであれば、第1の推薦候補Item1と第2の推薦候補Item2の間の関係性は小さい。
よって、第1の推薦候補Item1と第2の推薦候補Item2とは、比β/αが1より大きくなるほど補完関係が強くなり、比β/αが1より小さくなるほど競合関係が強くなる。
このように、関係情報は、規定の時間毎に分類された複数の購買データのうち第1の推薦候補を含む購買データの割合αと、上記複数の購買データのうち第2の推薦候補を含む購買データ中での第1の推薦候補を含む購買データの割合βとに基づく情報であり、本実施形態では一例として、割合αと割合βの比β/αである。
推薦候補記憶部112gには、推薦候補に関する推薦候補情報の他に、店舗の位置を示す位置情報と店舗の属性(例えば、名称など)を示す店舗属性情報とが関連づけられて記憶されている。
対象項目取得部24は、ユーザによる興味対象、訪問対象、消費対象、受領対象、参加対象、または閲覧対象となる対象項目を取得する。ここで、本実施形態では、一例として、対象項目は、対象ユーザが滞在する店舗である。例えば、対象項目取得部24は、通信部14が端末装置2から受信した推薦リクエストに含まれる位置情報と、推薦候補記憶部112gに記憶された位置情報を照合する。そして、対象項目取得部24は、推薦リクエストに含まれる位置情報が示す位置に最も近い店舗を対象ユーザが滞在する店舗として取得する。
なお、対象項目取得部24は例えば、文献「Learning to Rank for Spatiotemporal Search」(Blake Shaw, Jon Shea, Siddhartha Sinha, Andrew Hogue; WSDM 2013)に記載されている高度な推定方法を用いて、対象ユーザが滞在する店舗を推定してもよい。
推薦項目決定部22gは、対象ユーザに推薦する推薦項目を決定する。例えば、推薦項目決定部22gは、上記嗜好情報と上記推薦候補情報とに加えて、対象項目と推薦候補との間が競合関係か補完関係かを表す関係情報を用いて、複数の推薦候補から上記推薦項目を決定する。ここで、本実施形態に係る推薦項目は、一例として、対象ユーザが滞在する店舗とは異なる店舗である。ここで、推薦項目決定部22gは、推薦決定部226と決定部222gとを備える。
推薦決定部226は、対象ユーザの嗜好情報と、アクセス可能な記憶装置11に記憶された複数のジャンルに渡る複数の推薦候補とを用いて、推薦候補毎に、当該推薦候補に対するユーザの嗜好の合致度を決定する。具体的には例えば、推薦決定部226は、ユーザの嗜好情報と推薦候補記憶部112gに記憶された推薦候補とを用いて、推薦候補毎に、当該推薦候補に対するユーザの嗜好の合致度を決定する。そして、例えば、推薦決定部226は、合致度の高い順に全てもしくは一部のみ推薦候補を抽出する。ここで、合致度の決定の処理の詳細については、第1の実施形態の変形例3と同様であるので、その説明を省略する。
決定部222gは、推薦候補毎に、対象項目と当該推薦候補との間が競合関係か補完関係かを表す関係情報に応じて、当該推薦候補に対応する合致度を補正し、補正して得た補正合致度に応じて、推薦候補から推薦項目を決定する。本実施形態では一例として、この補正は、推薦決定部226が抽出した推薦候補毎に行われる。
また補正の際、決定部22gは、対象項目と当該推薦候補との間が競合関係である場合、当該推薦候補に対する合致度を下げるように補正し、対象項目と当該推薦候補との間が補完関係である場合、当該推薦候補に対する合致度を上げるように補正する。具体的には、決定部22gは、推薦候補それぞれの合致度Sに、補正係数(β/α)を乗じて(Cは定数)、補正合致度S´を算出する。そして、例えば、決定部22gは、補正合致度S´の大きい順に推薦候補を並べた推薦項目リストを生成する。
続いて、図14を用いて、決定部22gによる合致度Sの補正について説明する。図14は、第2の実施形態に係る補正合致度の計算例を示す図である。この図14は、対象ユーザの現在の滞在店舗が「和食の惣菜屋E」である場合の、推薦候補となる各店舗についての合致度Sと、補正係数(β/α)と、補正合致度S´との組を示す表である。
例えば、レストランGは、合致度が5.0に補正係数0.3を乗じることにより、補正合致度S´の値が1.5となる。一方、味噌汁専門店Mは、合致度が2.0に補正係数2.5を乗じることにより、補正合致度S´の値が5となる。これにより、決定部22gは、補完関係にある味噌汁専門店Mの方が、競合関係にあるレストランGよりも推薦項目リストの上位に並べることができるので、競合関係にある店舗の推薦頻度を低減させつつ、補完関係にある店舗を優先的に推薦することができる。
なお、決定部22gは、補正係数(β/α)が1より小さいものは競合関係にあるものとして、推薦項目リストに含めないようにしてもよい。
続いて、図15は、第2の実施形態における処理の一例を示すフローチャートである。
(ステップS31)まず、ユーザの操作に応じて、端末装置2は、推薦表示画面を表示する。
(ステップS32)次に、端末装置2は、例えば、GPS(Global Positioning System)を用いて端末装置2の位置を測定する。これにより、端末装置2は、端末装置2の位置を示す位置情報を取得することができる。
(ステップS33)次に、端末装置2は、ユーザ識別情報と位置情報とを含む推薦リクエストを情報処理装置1gへ送信する。
(ステップS41)次に、情報処理装置1gの通信部14は、端末装置2が送信した推薦リクエストを受信する。
続いて、情報処理装置1gは、ステップS42及びS43の一連の処理と、ステップS44の処理とを並行して行う。なお、ステップS42及びS43の一連の処理と、ステップS44の処理とは、順不同である。
(ステップS42)次に、情報処理装置1の嗜好情報取得部21は、ステップS41で受信された推薦リクエストに含まれるユーザ識別情報に基づいて、嗜好情報を取得する。
(ステップS43)次に、情報処理装置1の推薦決定部226は、嗜好情報と推薦候補情報とを用いて、合致度と推薦候補との組からなる推薦リストを生成する。
(ステップS44)ステップS42及びS43と並行して、情報処理装置1gの対象項目取得部24は、ステップS41で受信された推薦リクエストに含まれる位置情報を用いて、滞在店舗を推定する。
(ステップS45)次に、情報処理装置1gの決定部222gは、滞在店舗と推薦候補との間における関係情報に応じて、合致度を補正する。
(ステップS46)次に、情報処理装置1gの決定部222gは、例えば、補正合致度が大きい順に所定の数の推薦候補を含む推薦項目リストを生成する。
(ステップS47)次に、情報処理装置1gの通信部14は、推薦項目リストを含む推薦内容を端末装置2へ送信する。
(ステップS34)次に、端末装置2は、情報処理装置1から推薦内容を受信する。
(ステップS35)次に、端末装置2は、ステップS34で受信した推薦内容を表示する。
以上、第2の実施形態において、対象項目取得部24は、対象ユーザが滞在している店舗を対象項目として取得する。そして、推薦決定部226は、対象ユーザの嗜好情報と、アクセス可能な記憶装置11に記憶された複数のジャンルに渡る複数の推薦候補とを用いて、推薦候補毎に、当該推薦候補に対するユーザの嗜好の合致度を決定する。決定部222gは、推薦候補毎に、対象項目と当該推薦候補との間が競合関係か補完関係かを表す関係情報に応じて、当該推薦候補に対応する合致度を補正し、補正して得た補正合致度に応じて、推薦候補から推薦項目を決定する。
これにより、対象ユーザが滞在している店舗と競合関係にある店舗が推薦項目に含まれる確率を低減させることができるので、競合店舗の推薦頻度を低減させることができる。このため、顧客店舗の満足度を向上させることができる。その一方、対象ユーザが滞在している店舗と補完関係にある店舗を優先的に推薦項目に含ませることができるので、補完店舗を優先的に推薦することができる。このため、ユーザの購買意欲を向上させることができる。また、従来手法のように競合店排除を個別に設定する労力が必要ないので、運用に係るコストを低減することができる。
また、本実施形態では、決定部222gは一例として、補正合致度S´の大きい順に推薦候補を並べた推薦項目リストを生成する。これにより、推薦項目が必要以上に絞られてしまうことがないので、ユーザにとっての魅力が低下することを避けることができる。
なお、本実施形態では、一例として、推薦する対象の項目を店舗としたが、これに限らず、物品(例えば、商品)、サービス、イベントまたはコンテンツを推薦してもよい。例えば、推薦する対象の項目を商品とする場合、対象ユーザが購入した商品の競合財の推薦頻度を低減させつつ、対象ユーザが購入した商品の補完財を優先的に推薦することができる。ここで、競合財(代替財)とは、対象の商品またはサービスと競合関係にある商品またはサービスである。具体的には競合財は、パンとご飯、コーヒーと紅茶、バターとマーガリンなどのように、ほぼ同様な目的に使用され、ほぼ同種類の満足を与えることから競合する財である。補完財とは、対象の商品またはサービスと組み合わせて利用する商品またはサービスである。具体的には、補完財は、パンとバターなどのように、一方の消費または利用が増えるにつれ、他方の消費または利用も増えるという補完的関係にある商品またはサービスである。
これにより、競合財の推薦頻度を低減させることができるので、対象ユーザが対象の商品またはサービスを購入または利用した顧客店舗の満足を高めることができる。また補完財を優先的に対象ユーザに推薦することができるので、対象ユーザの購買意欲を向上させることができる。
なお、記憶装置11の関係情報記憶部114には、互いに補完関係にある項目同士が関連づけられて記憶されていてもよい。その場合、推薦項目決定部22gは、互いに補完関係にある項目同士が関連づけられて記憶されている記憶装置11を参照して、複数の推薦候補のうち対象項目と補完関係にある項目を推薦項目に決定してもよい。
具体的には例えば、推薦決定部226は、嗜好情報と、アクセス可能な記憶装置11に記憶された複数のジャンルに渡る複数の推薦候補とを比較し、比較結果に応じて、複数の推薦候補から推薦項目を決定してもよい。そして、決定部222gは、互いに補完関係にある項目同士が関連づけられて記憶されている記憶装置11を参照して、推薦候補のうち対象項目と補完関係にある項目を推薦項目に決定してもよい。
なお、第1の実施形態と同様に、ユーザの来店を検知する来店センサが店舗に設けられており、来店センサが設置された店舗を識別する店舗識別情報を、対象ユーザが使用する端末装置2へ無線で送信してもよい。そして、端末装置2は、店舗識別情報を含む推薦リクエストを情報処理装置1へ送信してもよい。
その場合、情報処理装置1gの推薦候補記憶部112には、予め店舗識別情報と店舗の属性(例えば、名称、住所など)を示す店舗属性情報とが関連づけられて記憶されている。そして、情報処理装置1の通信部14が、店舗識別情報を含む推薦リクエストを取得した場合、推薦項目決定部22gは、この店舗識別情報に対応する店舗属性情報を推薦候補記憶部112gから読み出してもよい。これにより、情報処理装置1は、対象ユーザが来店した店舗を特定することができる。このため、GPSによる測位の困難な屋内であっても精度の高い滞在店舗推定を行うことができる。
なお、推薦決定部226は、推薦候補毎に、当該推薦候補に対するユーザの嗜好の合致度を決定したが、これに限らず、第1の実施形態の第1の変形例と同じ手順で、対象ユーザの推薦候補それぞれに対する評価推定値を決定する場合もある。その場合、決定部222gは、推薦候補毎に、対象項目と当該推薦候補との間が競合関係か補完関係かを表す関係情報に応じて、当該推薦候補に対する評価推定値を補正し、補正して得た補正評価推定値に応じて、推薦候補から推薦項目を決定してもよい。
なお、各実施形態の情報処理装置の各構成が複数の装置に分散しており、これら複数の装置を備えるシステムが、各実施形態の情報処理装置の各処理を、これらの複数の装置で分散して処理してもよい。また、各実施形態において、端末装置は、情報処理装置の一部の構成を、情報処理装置の替わりに有していてもよい。
また、各実施形態の情報処理装置の各処理を実行するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、当該記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、プロセッサが実行することにより、各実施形態の情報処理装置に係る上述した種々の処理を行ってもよい。
なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
更に、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。更に、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
以上、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に渡る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
100 情報処理システム
1、1b、1c、1d、1e、1f、1g 情報処理装置
11 記憶装置
111 ユーザ情報記憶部
112、112c、112g 推薦候補記憶部
113 購買履歴情報記憶部
114 関係情報記憶部
12 RAM
13 CPU
14 通信部
2、2−1、2−2 端末装置
3 基地局
4 ネットワーク網
21 嗜好情報取得部
22、22b、22c、22d、22−1、…、22−M、22f、22g 推薦項目決定部
221、225、221−1、…、221−N 評価部
2211 ユーザ類似度決定部
2212 評価値取得部
2213 評価値推定部
222、222d、222f、222g 決定部
2221 評価値決定部
223 推薦候補抽出部
224、2222 推薦項目選択部
2251 嗜好度決定部
2252 合致度評価部
226 推薦決定部
23 統合部
24 対象項目取得部
25 関係情報生成部

Claims (13)

  1. 推薦をする対象となる対象ユーザの複数のジャンルに渡る嗜好を示す嗜好情報を取得する嗜好情報取得部と、
    前記対象ユーザの前記嗜好情報と、アクセス可能な記憶装置に記憶された複数のジャンルに渡る複数の推薦候補に関する推薦候補情報とを用いて、前記複数の推薦候補から前記対象ユーザへ推薦する推薦項目を決定する推薦項目決定部と、
    少なくとも前記対象ユーザによる興味対象、訪問対象、消費対象、受領対象、参加対象、または閲覧対象のいずれかである対象項目を取得する対象項目取得部と、
    前記対象ユーザの購買履歴に基づいて、前記対象項目と推薦候補との間が競合関係か補完関係かを表す関係情報を生成する関係情報生成部と、を備え、
    前記推薦項目決定部は、前記嗜好情報と前記推薦候補情報とに加えて、前記関係情報に基づいて、前記複数の推薦候補から前記推薦項目を決定する情報処理装置。
  2. 前記推薦項目決定部は、
    前記対象ユーザの前記嗜好情報と、アクセス可能な記憶装置に記憶された複数のジャンルに渡る複数の推薦候補とを用いて、前記推薦候補毎に、当該推薦候補に対するユーザの嗜好の合致度を決定する推薦決定部と、
    前記推薦候補毎に、前記対象項目と当該推薦候補との間が競合関係か補完関係かを表す関係情報に応じて、当該推薦候補に対応する合致度を補正し、補正して得た補正合致度に応じて、前記推薦候補から前記推薦項目を決定する決定部と、
    を備える請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 推薦をする対象となる対象ユーザの複数のジャンルに渡る嗜好を示す嗜好情報を取得する嗜好情報取得部と、
    前記対象ユーザの前記嗜好情報と、アクセス可能な記憶装置に記憶された複数のジャンルに渡る複数の推薦候補に関する推薦候補情報とを用いて、前記複数の推薦候補から前記対象ユーザへ推薦する推薦項目を決定する推薦項目決定部と、
    少なくとも前記対象ユーザによる興味対象、訪問対象、消費対象、受領対象、参加対象、または閲覧対象のいずれかである対象項目を取得する対象項目取得部と、を備え、
    前記推薦項目決定部は、
    前記対象ユーザの前記嗜好情報と、アクセス可能な記憶装置に記憶された複数のジャンルに渡る複数の推薦候補とを用いて、前記推薦候補毎に、当該推薦候補に対するユーザの嗜好の合致度を決定する推薦決定部と、
    前記推薦候補毎に、前記対象項目と当該推薦候補との間が競合関係か補完関係かを表す関係情報に応じて、当該推薦候補に対応する合致度を補正し、補正して得た補正合致度に応じて、前記推薦候補から前記推薦項目を決定する決定部と、を備える情報処理装置。
  4. 推薦をする対象となる対象ユーザの複数のジャンルに渡る嗜好を示す嗜好情報を取得する嗜好情報取得部と、
    前記対象ユーザの前記嗜好情報と、アクセス可能な記憶装置に記憶された複数のジャンルに渡る複数の推薦候補に関する推薦候補情報とを用いて、前記複数の推薦候補から前記対象ユーザへ推薦する推薦項目を決定する推薦項目決定部と、
    少なくとも前記対象ユーザによる興味対象、訪問対象、消費対象、受領対象、参加対象、または閲覧対象のいずれかである対象項目を取得する対象項目取得部と、を備え、
    前記推薦項目決定部は、
    前記対象ユーザの前記推薦候補それぞれに対する評価推定値を決定する推薦決定部と、
    前記推薦候補毎に、前記対象項目と当該推薦候補との間が競合関係か補完関係かを表す関係情報に応じて、当該推薦候補に対する評価推定値を補正し、補正して得た補正評価推定値に応じて、前記推薦候補から前記推薦項目を決定する決定部と、を備える情報処理装置。
  5. 前記決定部は、前記対象項目と当該推薦候補との間が競合関係で有る場合、当該推薦候補に対する合致度を下げるように補正し、前記対象項目と当該推薦候補との間が補完関係で有る場合、当該推薦候補に対する合致度を上げるように補正する
    請求項2乃至4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記関係情報は、規定の時間毎に分類された複数の購買データのうち第1の推薦候補を含む購買データの割合と、第2の推薦候補を含む購買データ中の前記第1の推薦候補を含む購買データの割合とに基づく情報である
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記推薦項目決定部は、
    前記対象ユーザの前記推薦候補それぞれに対する評価推定値を決定する推薦決定部と、
    前記推薦候補毎に、前記対象項目と当該推薦候補との間が競合関係か補完関係かを表す関係情報に応じて、当該推薦候補に対する評価推定値を補正し、補正して得た補正評価推定値に応じて、前記推薦候補から前記推薦項目を決定する決定部と、
    を備える請求項1に記載の情報処理装置。
  8. コンピュータに、
    推薦をする対象となる対象ユーザの複数のジャンルに渡る嗜好を示す嗜好情報を取得するステップと、
    前記対象ユーザの前記嗜好情報と、アクセス可能な記憶装置に記憶された複数のジャンルに渡る複数の推薦候補に関する推薦候補情報とを用いて、前記複数の推薦候補から前記対象ユーザへ推薦する推薦項目を決定するステップと、
    前記対象ユーザによる興味対象、訪問対象、消費対象、受領対象、参加対象、または閲覧対象となる対象項目を取得するステップと、
    前記対象ユーザの購買履歴に基づいて、前記対象項目と推薦候補との間が競合関係か補完関係かを表す関係情報を生成するステップと、を実行させ
    前記推薦項目を決定するステップは、前記嗜好情報と前記推薦候補情報とに加えて、前記関係情報に基づいて、前記複数の推薦候補から前記推薦項目を決定する情報処理方法。
  9. コンピュータに、
    推薦をする対象となる対象ユーザの複数のジャンルに渡る嗜好を示す嗜好情報を取得するステップと、
    前記対象ユーザの前記嗜好情報と、アクセス可能な記憶装置に記憶された複数のジャンルに渡る複数の推薦候補に関する推薦候補情報とを用いて、前記複数の推薦候補から前記対象ユーザへ推薦する推薦項目を決定するステップと、
    少なくとも前記対象ユーザによる興味対象、訪問対象、消費対象、受領対象、参加対象、または閲覧対象のいずれかである対象項目を取得するステップと、を実行させ
    前記推薦項目を決定するステップは、
    前記対象ユーザの前記嗜好情報と、アクセス可能な記憶装置に記憶された複数のジャンルに渡る複数の推薦候補とを用いて、前記推薦候補毎に、当該推薦候補に対するユーザの嗜好の合致度を決定するステップと、
    前記推薦候補毎に、前記対象項目と当該推薦候補との間が競合関係か補完関係かを表す関係情報に応じて、当該推薦候補に対応する合致度を補正し、補正して得た補正合致度に応じて、前記推薦候補から前記推薦項目を決定するステップと、を実行させる情報処理方法。
  10. コンピュータに、
    推薦をする対象となる対象ユーザの複数のジャンルに渡る嗜好を示す嗜好情報を取得するステップと、
    前記対象ユーザの前記嗜好情報と、アクセス可能な記憶装置に記憶された複数のジャンルに渡る複数の推薦候補に関する推薦候補情報とを用いて、前記複数の推薦候補から前記対象ユーザへ推薦する推薦項目を決定するステップと、
    少なくとも前記対象ユーザによる興味対象、訪問対象、消費対象、受領対象、参加対象、または閲覧対象のいずれかである対象項目を取得するステップと、を実行させ
    前記推薦項目を決定するステップは、
    前記対象ユーザの前記推薦候補それぞれに対する評価推定値を決定するステップと、
    前記推薦候補毎に、前記対象項目と当該推薦候補との間が競合関係か補完関係かを表す関係情報に応じて、当該推薦候補に対する評価推定値を補正し、補正して得た補正評価推定値に応じて、前記推薦候補から前記推薦項目を決定するステップと、を実行させる情報処理方法。
  11. コンピュータに、
    推薦をする対象となる対象ユーザの複数のジャンルに渡る嗜好を示す嗜好情報を取得するステップと、
    前記対象ユーザの前記嗜好情報と、アクセス可能な記憶装置に記憶された複数のジャンルに渡る複数の推薦候補に関する推薦候補情報とを用いて、前記複数の推薦候補から前記対象ユーザへ推薦する推薦項目を決定するステップと、
    前記対象ユーザによる興味対象、訪問対象、消費対象、受領対象、参加対象、または閲覧対象となる対象項目を取得するステップと、
    前記対象ユーザの購買履歴に基づいて、前記対象項目と推薦候補との間が競合関係か補完関係かを表す関係情報を生成するステップと、を実行させ、
    前記決定するステップは、前記嗜好情報と前記推薦候補情報とに加えて、前記関係情報に基づいて、前記複数の推薦候補から前記推薦項目を決定する、ためのプログラム。
  12. コンピュータに、
    推薦をする対象となる対象ユーザの複数のジャンルに渡る嗜好を示す嗜好情報を取得するステップと、
    前記対象ユーザの前記嗜好情報と、アクセス可能な記憶装置に記憶された複数のジャンルに渡る複数の推薦候補に関する推薦候補情報とを用いて、前記複数の推薦候補から前記対象ユーザへ推薦する推薦項目を決定するステップと、
    少なくとも前記対象ユーザによる興味対象、訪問対象、消費対象、受領対象、参加対象、または閲覧対象のいずれかである対象項目を取得するステップと、を実行させ、
    前記推薦項目を決定するステップは、
    前記対象ユーザの前記嗜好情報と、アクセス可能な記憶装置に記憶された複数のジャンルに渡る複数の推薦候補とを用いて、前記推薦候補毎に、当該推薦候補に対するユーザの嗜好の合致度を決定するステップと、
    前記推薦候補毎に、前記対象項目と当該推薦候補との間が競合関係か補完関係かを表す関係情報に応じて、当該推薦候補に対応する合致度を補正し、補正して得た補正合致度に応じて、前記推薦候補から前記推薦項目を決定するステップと、を備えるプログラム。
  13. コンピュータに、
    推薦をする対象となる対象ユーザの複数のジャンルに渡る嗜好を示す嗜好情報を取得するステップと、
    前記対象ユーザの前記嗜好情報と、アクセス可能な記憶装置に記憶された複数のジャンルに渡る複数の推薦候補に関する推薦候補情報とを用いて、前記複数の推薦候補から前記対象ユーザへ推薦する推薦項目を決定するステップと、
    少なくとも前記対象ユーザによる興味対象、訪問対象、消費対象、受領対象、参加対象、または閲覧対象のいずれかである対象項目を取得するステップと、を実行させ、
    前記推薦項目を決定するステップは、
    前記対象ユーザの前記推薦候補それぞれに対する評価推定値を決定するステップと、
    前記推薦候補毎に、前記対象項目と当該推薦候補との間が競合関係か補完関係かを表す関係情報に応じて、当該推薦候補に対する評価推定値を補正し、補正して得た補正評価推定値に応じて、前記推薦候補から前記推薦項目を決定するステップと、を備えるプログラム。
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