JP6396137B2 - 顕微鏡照明装置、顕微鏡照明方法および顕微鏡 - Google Patents

顕微鏡照明装置、顕微鏡照明方法および顕微鏡 Download PDF

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Description

本発明は、顕微鏡照明装置、顕微鏡照明方法および顕微鏡に関するものである。
従来、カバーガラスの表面直近の極薄い範囲の標本を観察する技術としてエバネッセント照明を利用した顕微鏡が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
エバネッセント照明は、液浸対物レンズの後ろ側焦点位置においてレンズ辺縁部に集光したレーザ光を液浸対物レンズに入射させ、液浸対物レンズによって略平行光となったレーザ光をカバーガラスと液体との界面において全反射させることにより、カバーガラス側にエバネッセント光を染み出させる照明方法である。カバーガラスの表面直近の極薄い範囲の標本を高コントラストで観察できる一般的な顕鏡手法であるが、1方向から照明する全反射照明では偏った蛍光情報しか得られないという問題がある。
そこで、カバーガラスへのレーザ光の入射方向を液浸対物レンズの軸線回りに回転させ、時間平均化された画像を取得することにより、偏射照明による画像中の陰影の形成やスペックルノイズを抑制する手法が示されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2001−272606号公報 特開2003−131141号公報
しかしながら、視野範囲を広げるために液浸対物レンズの後ろ側焦点位置に入射するレーザ光のNAを増大させる場合には、当該後ろ側焦点位置におけるレーザ光のエネルギ密度が極めて高くなり、液浸対物レンズが熱によって損傷するという不都合がある。すなわち、レーザ光のNAを増大させて照野を広げると、後ろ側焦点位置に形成されるレーザ光のスポット径が小さくなるうえに、広がった照野の明るさを広がる前と同等にするためには、その分、高いエネルギのレーザ光を入射させる必要があり、後ろ側焦点位置におけるレーザ光のエネルギ密度は相乗的に増加してしまうという不都合がある。さらに、時間平均化が必要なため、高速で撮影することができず、ガルバノミラーやモーターなどの振動により、被写体ズレが生じてしまう欠点がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、レーザ光を集光させてケーラー照明を行うレンズの熱による損傷を防止しつつ視野範囲を拡大することができ、さらにスペックルノイズを生じることなく標本を照明することができる顕微鏡照明装置、顕微鏡照明方法および顕微鏡を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明の一態様は、光源から発せられたレーザ光を入射させ、その入射光軸に対して所定の角度をなして広がる円錐面上に分布する主光軸を有しかつNAを有しかつ前記入射光軸を進んできた光を含むレーザ光に変換して出射させる光変換部と、該光変換部から出射されたレーザ光を前記入射光軸に平行な方向に偏向する、パワーを有しない光学素子と、前記光変換部から出射されたレーザ光を前記入射光軸の延長軸線回りに回転させる回転機構とを備え、前記光学素子から出射されたレーザ光を、標本を照明するための集光レンズの瞳位置またはその共役位置に集光させる顕微鏡照明装置を提供する。
本態様によれば、光源から発せられたレーザ光が光変換部に入射されると、レーザ光は光変換部において円錐面上に分布する主光軸を有しかつ該主光軸に沿って集光するNAを有するレーザ光に変換される。光変換部から出射されたレーザ光は光学素子を通過することにより偏向されて入射光軸に平行な円筒面上に主光軸を分布させたNAを有するレーザ光となる。
そして、このようなレーザ光が集光レンズの瞳位置またはその共役位置に集光されることにより、集光レンズによって集光されたレーザ光はケーラー照明として標本を照明する。この場合において、集光レンズに入射するレーザ光は集光レンズの光軸を中心として周方向に主光軸を分布させているので、周方向の複数方向から同時に標本に射入射されて標本を照明する。
したがって、偏射照明による問題は解消されるとともに、集光レンズの瞳位置におけるレーザ光の集光位置が分散されているので、レーザ光のNAを大きくしかつ大きなエネルギのレーザ光を導入しても、集光位置におけるエネルギ密度が過大とはならず、集光レンズを健全な状態に維持することができる。さらに、時間平均化を必要としないため、高速での撮像が可能かつ、振動原を有しないので被写体ブレも生じない。
また、光学素子はパワーを有しないので、光学素子の通過前後においてレーザ光のNAは変化無く保存される。すなわち、入射光軸に対して所定の角度をなして広がる途中の光軸上のどの位置に光学素子を配置するかによって、光学素子から出射されるレーザ光の主光軸が配置される円筒面の径寸法が変化し、集光レンズによって標本に入射されるケーラー照明の角度を連続的に変化させることができ、対物レンズや標本、観察条件に最適な照明状態を提供できる。そして、この場合においてもレーザ光のNAが変化しないので、ケーラー照明の光束径を一定に維持し、照野における明るさを一定に維持することができる。
さらに、集光レンズに入射するレーザ光を回転機構によって円筒面上において周方向に回転させると、集光レンズから標本へ照射されるレーザ光も、集光レンズの光軸回りに回転する。集光レンズから標本へ照射されるレーザ光の分割数が少なく、図5(a),(b)に示されるような、レーザ光の干渉性に起因するスペックルノイズがレーザ光に含まれている場合には、該スペックルノイズもレーザ光の照明領域内において回転し、スペックルノイズに起因する明暗が照明領域において時間的に平均化されて視認されない程度まで低減される。これにより、実質的にスペックルノイズを生じることなく標本を照明することができる。
上記態様においては、前記光変換部が、レーザ光を偏向しかつNAを付与する回折格子であってもよい。
このようにすることで、単一の回折格子により、簡易に集光レンズの瞳位置におけるレーザ光のエネルギ密度を分散させ、ケーラー照明を行う集光レンズの損傷を防止しつつ視野範囲を拡大することができる。
また、上記態様においては、前記光変換部が、レーザ光にNAを付与する正のパワーを有するレンズと、レーザ光を偏向する回折格子とを備えていてもよい。
このようにすることで、回折格子の機能を単純化して簡易なものにすることができる。レンズによってNAを付与した後のレーザ光を回折格子によって偏向させてもよいし、逆でもよい。
また、上記態様においては、前記回転機構が、前記回折格子を、前記入射光軸に平行な回転軸線回りに回転させてもよい。
このようにすることで、回折格子の回転に伴って、回折格子から射出されるレーザ光を入射光軸の延長軸線回りに回転させることができる。ここで、回折格子から出射されるレーザ光の主光軸の位置および方向は、回折格子自身の中心軸と、回転機構による回折格子の回転軸線と、入射光軸との相対位置関係に依存しない。すなわち、回折格子は、光源からのレーザ光が入射する位置に配置されていればよく、周辺の光学素子に対する回折格子の精密なアライメントは不要である。さらに、回折格子は小さな板状の部材であるため、毎分10000回転以上の高速の回転速度においても安定した回転が可能である。
また、上記態様においては、前記回転機構は、前記レーザ光の照射によって前記標本から発せられる観察光を撮影する撮像素子の露光時間をT秒としたときに、毎秒1/T回転以上の回転速度で前記光変換部を回転させることが好ましい。
このようにすることで、撮像素子が1フレーム分の観察光を露光している間に、標本を照明するレーザ光が1回転(360°)以上回転することによって、レーザ光の照明領域全体にわたって照度分布が時間的に平均化される。これにより、均一な照度分布を有するレーザ光によって標本を照明したときと同等の、スペックルノイズを含まない画像を撮像素子によって取得することができる。
また、上記態様においては、前記光変換部が、前記円錐面上に全周にわたって連続的に分布するレーザ光に変換してもよい。
このようにすることで、集光レンズの瞳位置に集光するレーザ光のエネルギ密度を最も低くすることができ、広く明るい視野範囲を確保することができる。
また、上記態様においては、前記光学素子が、前記レーザ光の入射光軸方向に沿って移動可能に設けられていてもよい。
このようにすることで、集光レンズの瞳位置へのレーザ光の径方向の入射位置を変化させ、集光レンズによる標本へのケーラー照明の入射角度を連続的に調節することができる。この場合に、入射角度を変化させても照野の明るさを一定に維持することができる。
また、本発明の他の態様は、光源から発せられたレーザ光を、その入射光軸に対して所定の角度をなして広がる円錐面上に分布する主光軸を有しかつNAを有しかつ前記入射光軸を進んできた光を含むレーザ光に変換する第1のステップと、該第1のステップにおいて変換されたレーザ光を、パワーを有しない光学素子によって前記入射光軸に平行な方向に偏向する第2のステップと、該第2のステップにおいて偏向されたレーザ光を、標本を照明するための集光レンズの瞳位置またはその共役位置に集光させる第3のステップと、前記光学素子を前記レーザ光の入射光軸方向に沿って移動させる第4のステップと、前記第3のステップにおいて前記集光レンズの瞳位置またはその共役位置に集光させるレーザ光を前記入射光軸の延長軸線回りに回転させる第5のステップとを含む顕微鏡照明方法を提供する。
また、本発明の他の態様は、標本を搭載するステージと、該ステージに搭載された標本に対向して配置される集光レンズと、該集光レンズにレーザ光を入射させる上記いずれかに記載の顕微鏡照明装置とを備える顕微鏡を提供する。
本発明によれば、レーザ光を集光させてケーラー照明を行うレンズの熱による損傷を防止しつつ視野範囲を拡大することができ、さらにスペックルノイズを生じることなく標本を照明することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る顕微鏡の構成を示す模式図である。 図1の顕微鏡において、矢視A−Aの(a)レーザ光の集光パターンの一例、(b)他の例をそれぞれ示す図である。 図1の顕微鏡においてアキシコンレンズを光軸方向に移動させた場合の光束の形状の変化を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る顕微鏡照明方法を説明するフローチャートである。 (a)〜(d)図1の顕微鏡において、矢視A−Aにおけるレーザ光の集光パターン(上段)と、カバーガラスの底面におけるレーザ光の照明領域に発生するスペックルノイズとを示す模式図である。 図1の顕微鏡において、回折格子の位置と、該回折格子から出射されるレーザ光との関係を説明する模式図である。 図1の顕微鏡の(a)本実施形態に係る顕微鏡照明装置、(b)変形例に係る顕微鏡照明装置をそれぞれ示す模式図である。 図1の顕微鏡の他の変形例に係る顕微鏡照明装置を示す模式図である。
本発明の一実施形態に係る顕微鏡照明装置4、顕微鏡1および顕微鏡照明方法について、図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る顕微鏡1は、図1に示されるように、標本Sを搭載するステージ2と、該ステージ2の下方に近接して上向きに配置された液浸対物レンズ(集光レンズ)3と、該液浸対物レンズ3を介して標本Sにレーザ光を照射させる顕微鏡照明装置4とを備えている。
標本SはカバーガラスGに載せた状態でステージ2に搭載されている。ステージ2には開口部2aが設けられ、液浸対物レンズ3によって集光されたレーザ光が開口部2aを介してステージ2上のカバーガラスG越しに標本Sに下方から照射されるようになっている。
液浸対物レンズ3は、図中、単一のレンズによって表示しているが、実際には多数のレンズを組み合わせて構成されている。液浸対物レンズ3の最先端のレンズの上面3aとカバーガラスGとの隙間には、純水等の液体Bが注入され、表面張力によって隙間内に保持されるようになっている。
本実施形態に係る顕微鏡照明装置4は、光ファイバ5によって導光されてきた光源からのレーザ光L1を集光して略平行光からなるレーザ光L2に変換するコリメートレンズ6と、該コリメートレンズ6によって略平行光に変換されたレーザ光L2を透過させる際に回折させる回折格子7と、該回折格子7から出射されたレーザ光L3を偏向する、パワーを有しないアキシコンレンズ8とを備えている。
図中、符号9,10は、液浸対物レンズ3の瞳位置Pをリレーするリレーレンズ、符号11は絞り、符号12はミラー、符号18は撮像素子である。
回折格子7は、略平行光からなるレーザ光L2を入射させ、透過させる際に、図1に示されるように、その入射光軸Xに対して所定の角度をなして広がる円錐面上に分布する主光軸を有しかつNAを有するレーザ光L3に変換して出射させるようになっている。すなわち、回折格子7によって回折されたレーザ光L3は、図2(a)に示されるように、その集光位置において、周方向に連続する円環状のパターンCを有して集光するようになっている。
なお、本実施形態においては、回折格子7において、図2(a)に示されるように、周方向に連続するパターンCで集光するレーザ光L3に変換することにしたが、連続していることは必ずしも必要ではなく、図2(b)に示されるように周方向に間隔をあけて多数の位置に集光するパターンC’のレーザ光L3に変換してもよい。スポットの個数は2以上の任意の個数でよく、多ければ多いほど効果的である。
アキシコンレンズ8は、入射端側にテーパ面8aを有している。テーパ面8aの傾斜角度は、回折格子7から出射されたレーザ光L3の主光軸を回折格子7への入射光軸Xに平行な方向に偏向する角度に設定されている。アキシコンレンズ8はパワーを有していないので、アキシコンレンズ8を通過する前後においてレーザ光L3,L4のNAは変化しない。
回折格子7およびアキシコンレンズ8は、アキシコンレンズ8から出射されたレーザ光L4の集光位置が、リレーレンズ9,10を構成する後ろ側のレンズ9の後ろ側焦点位置Qに一致するように配置されている。すなわち、アキシコンレンズ8から出射されたレーザ光L4は液浸対物レンズ3の瞳位置Pと光学的に共役な位置Qに集光されるようになっている。
また、アキシコンレンズ8は、回折格子7へのレーザ光L2の入射光軸Xに沿う方向に移動可能に設けられている。この方向にアキシコンレンズ8を移動させると、図3に示されるように、回折格子7から出射されたレーザ光L3のアキシコンレンズ8のテーパ面8aへの入射位置が径方向に変化する結果、レーザ光L4の集光位置におけるパターンの径寸法が変化するようになっている。図3に示す例では、アキシコンレンズ8を回折格子7に近接する方向に移動させることで、レーザ光L4の集光位置Qにおける円形パターンの径寸法を小さくするようになっている。
さらに、顕微鏡照明装置4は、回折格子7をレーザ光L2の入射光軸Xに平行な回転軸線Y回りに回転させる回転機構17を備えている。図1において、回転軸線Yは入射光軸Xと一致しているが、後で説明するように、回転軸線Yは入射光軸Xに対して偏心していてもよい。回転機構17は、例えば、中空モータである。中空モータは、回折格子7の外側に取り付けられ、回折格子7が回転軸線Y回りに回転可能となるように、回折格子7の外周面を支持する。あるいは、回転機構17は、モータと、該モータから出力される回転力を回折格子7に伝達するギヤの組み合わせとから構成されていてもよい。
回転機構17によって回折格子7が回転させられると、回折格子7から出射されるレーザ光L3の主光軸は、入射光軸X上に頂点が位置し入射光軸Xの延長軸線に対して対称な円錐面に沿って入射光軸Xの延長軸線回りに回転し、アキシコンレンズ8から出射されるレーザ光4の主光軸も、入射光軸Xの延長軸線を中心とする円筒面に沿って前記延長軸線回りに回転する。その結果、後述するように、液浸対物レンズ3からカバーガラスGへ向かって出射される、円錐面上に分布するレーザ光L5が、前記円錐面に沿って液浸対物レンズ3の光軸Z回りに回転するようになっている。
回転機構17による回折格子7の回転速度は、撮像素子18の露光時間T(秒)に応じて決定され、毎秒1/T回転(1/Trps)以上の高速に設定される。例えば、撮像素子18の露光時間Tが1/60秒(フレームレートが60fpm)である場合、回折格子7の回転速度は、60rps以上に設定される。
さらに、観察対象が生体反応のような高速の現象である場合には、回折格子7の回転速度は、10000rpm以上であることが好ましい。生体反応の速度は、速いものでは数ミリ秒である。このような生体反応を観察するためには、撮像素子18の露光時間Tを生体反応の速度と同程度にまで短縮する必要があり、撮像素子18の露光時間Tの短縮に伴って回折格子7の回転速度も高める必要がある。例えば、数ミリ秒規模の生体反応を観察するために撮像素子18の露光時間Tが10ミリ秒に設定されている場合には、回折格子7の回転速度は10000rpmに設定される。
このように構成された本実施形態に係る顕微鏡照明装置4および顕微鏡1を用いた顕微鏡照明方法について以下に説明する。
本実施形態に係る顕微鏡1を用いて標本Sの観察を行うには、カバーガラスGに載せた標本Sをステージ2に搭載し、光源からのレーザ光L1を光ファイバ5の出射端から出射させる。
本実施形態に係る顕微鏡照明方法は、図4に示されるように、光ファイバ5の出射端から出射されコリメートレンズ6によって略平行光に変換されたレーザ光L2を、回折格子7によってその入射光軸Xを中心として広がる円錐面上に分布する主光軸を有しかつNAを有するレーザ光L3に変換する第1のステップS1と、該第1のステップS1において変換されたレーザ光L3を、パワーを有しないアキシコンレンズ8によって入射光軸に平行な方向に偏向する第2のステップS2と、該第2のステップS2において偏向されたレーザ光L4を、液浸対物レンズ3の瞳位置Pと共役な位置Qに集光させる第3のステップS3と、アキシコンレンズ8を入射光軸方向に沿って移動させる第4のステップS4と、回折格子7の回転によって、位置Qに集光するレーザ光L4を入射光軸Xの延長軸線回りに高速で回転させる第5のステップS5とを含んでいる。
光ファイバ5の出射端から出射されたレーザ光L1は、コリメートレンズ6によって略平行光からなるレーザ光L2に変換された後に、第1のステップS1において回折格子7に入射させられる。レーザ光L2は回折格子7において回折されることにより、入射光軸Xを中心とした円錐面上に延びる主光軸を有する円環状のパターンを有しかつ、所定のNAによって集光するレーザ光l3に変換される。レーザ光L3は、その後、第2のステップS2においてアキシコンレンズ8を透過させられることにより、入射光軸Xに平行な方向に主光軸が偏向されて、入射光軸Xを中心とした円筒面上に延びる主光軸を有する円環状のパターンを有するレーザ光L4となって、第3のステップS3においてリレーレンズ9の後ろ側焦点位置Qに集光される。
集光されたレーザ光L4はリレーレンズ9,10によってリレーされ、ミラー12によって90°偏向されて液浸対物レンズ3の後ろ側焦点位置である瞳位置Pに集光される。これにより、液浸対物レンズ3によって集光されたレーザ光L5は、平行光となって液体B内を伝播し、液浸対物レンズ3の全周方向からカバーガラスGの底面に斜入射される。レーザ光L5の入射角度が臨界角度を超えて浅くなっている場合にはレーザ光L5はカバーガラスGと液体Bとの界面において全反射し、エバネッセント光がカバーガラスGを通過してカバーガラスGの上面に接着している標本Sの接着面近傍の極薄い領域を照明する。
ここで、第5のステップS5において回折格子7を高速で回転させながら、前述のステップS1からステップS3を行うことによって、ステップS3において、レーザ光L4を入射光軸Xの延長軸線回りに回転させながら位置Qに集光させる。これにより、レーザ光L5は、液浸対物レンズ3の光軸Z回りに回転しながら、液浸対物レンズ3からカバーガラスGへ斜入射される。
エバネッセント光が照射された結果、標本Sの接着面近傍において発生した蛍光(観察光)Lfが、液浸対物レンズ3によって集光される。ミラー12は、レーザ光L4,L5を反射する一方、蛍光Lfを透過させるダイクロイックミラーである。液浸対物レンズ3によって集光された蛍光Lfは、ミラー12によってレーザ光L5から分離され、レンズ19によって撮像素子18の撮像面上に集光され、撮像素子18によって撮影されることにより、蛍光画像を得ることができる。
この場合において、本実施形態に係る顕微鏡照明装置4によれば、回折格子7によってレーザ光L4を輪帯状に分散させているので、液浸対物レンズ3の瞳位置Pにおけるレーザ光L4が一点に集中することなく、全周にわたって分散される。
これにより、視野範囲を増大させるために、液浸対物レンズ3の瞳位置Pに入射させるレーザ光L4のNAを増大させることで、瞳位置Pにおけるスポット径が縮小されても、さらに、広がった照野の明るさを維持するためにレーザ光L1のエネルギが増大させられても、瞳位置Pにおけるレーザ光L4のエネルギ密度が過度に高くなることが防止され、液浸対物レンズ3の熱による損傷を防止することができるという利点がある。
また、本実施形態に係る顕微鏡照明装置4および顕微鏡1によれば、第4のステップS4においてアキシコンレンズ8をその光軸方向に連続的に移動させることにより、リレーレンズ9の後ろ側焦点位置Qにおいて集光させられるレーザ光L4のパターンの径を連続的に変化させることができる。その結果、図3に示されるように、液浸対物レンズ3から標本Sに向けて出射されるレーザ光L5の傾斜角度を連続的に変化させることができる。傾斜角度を変化させることで、エバネッセント光の標本S側への染み出し量を連続的に調節することができる。
この場合において、本実施形態に係る顕微鏡照明装置4によれば、アキシコンレンズ8がパワーを有していないので、光軸方向に移動させても透過するレーザ光L4の集光位置を光軸方向に変化させずに済み、また、レーザ光L4のNAも変化させずに済むという利点がある。
すなわち、集光位置を変化させないので、エバネッセント光の染み出し量を調節するためにアキシコンレンズ8を光軸方向に移動させても、液浸対物レンズ3の瞳位置Pにレーザ光L4を精度よく集光させ続けて、ケーラー照明を持続することができる。また、NAを変化させないので、エバネッセント光の染み出し量を調節しても照野の広さと明るさを維持することができるという利点がある。
さらに、本実施形態に係る顕微鏡照明装置4および顕微鏡1によれば、回転機構17によって回折格子7を高速で回転させながら、レーザ光L5による標本Sの照明と、撮像素子18による蛍光Lfの撮影とを行うことによって、スペックルノイズを含まない蛍光画像を撮像素子18によって取得することができるという利点がある。
すなわち、レーザ光L1〜L4が通過するレンズ表面の汚れに起因して、レーザ光L5には、図5(a)に示されるように、局所的な干渉模様が含まれることがある。さらに、レーザ光L3〜L5が、図2(b)に示されるような、周方向に間隔を空けた複数の位置に集光するパターンC’を有する場合、カバーガラスGの底面の照明領域においては、図5(b)〜(d)に示されるように、複数方向から同時に斜入射されたレーザ光L5同士が干渉することによって、そのパターンC’に応じた干渉縞が発生する。図5(a)〜(d)の下段に示されるようなスペックルノイズは、エバネッセント光および蛍光Lfにも強度ムラを生じさせ、その結果、液浸対物レンズ3によって結像される蛍光像にもスペックルノイズが残る。
図5(a)〜(d)において、上段は、瞳位置Pまたはこれと共役な位置Qにおけるレーザ光L3,L4の集光パターンC,C’を示し、下段は、カバーガラスGの底面におけるレーザ光L5の照度分布を示している。また、図5(b),(c),(d)の上段は、レーザ光L3が2本、4本、36本に分割されて、2個、4個、36個の位置に集光するパターンC’をそれぞれ示している。
本実施形態においては、カバーガラスGの底面の照明領域に形成されたスペックルノイズも、レーザ光L5の光軸Z回りの回転に伴って、撮像素子18の露光時間Tの間に、光軸Z回りに1回転以上する。これにより、照明領域においては、スペックルノイズに起因する不均一なレーザ光L5の照度分布が時間的に平均化されて視認されない程度にまで低減され、エバネッセント光および該エバネッセント光によって励起される蛍光Lfの、スペックルノイズに起因する明暗も時間的に平均化される。撮像素子18は、このようにしてスペックルノイズが実質的に除去された蛍光像を撮影するので、均一な照度分布を有するレーザ光を用いて蛍光Lfを励起した場合と同等の、スペックルノイズを含まない蛍光画像を取得することができる。
また、回折格子7は、直径約10mmまたはそれ以下の円板状の小さな部材であるので、12000rpm程度の高速の回転速度においても、安価かつ簡易な回転機構17による安定した回転が可能である。
さらに、レーザ光L3を回転させる回転機構17として、回折格子7を回転させる方式を採用することによって、特別な構成や制御を必要とせずにレーザ光L3を入射光軸Xの延長軸線回りに正確に回転させることができる。
すなわち、回折格子7から出射されるレーザ光L3は、図6(a),(b)に示されるように、回折格子7の回折面に形成されている格子の、回転軸線Y回りの角度のみによって制御され、回折格子7の、入射光軸Xに交差する方向の並進移動は、レーザ光L3に何ら影響しない。したがって、図6(b)に示されるように、入射光軸Xと、回転機構17による回折格子7の回転軸線Yと、回折格子7の中心軸Wとの三者は必ずしも一致している必要が無く、回折格子7は、どの回転角度においてもレーザ光L2が入射する位置に配置されていればよい。これにより、回折格子7の高精度なアライメントを不要とし、機械的な回転等に伴って回折格子7の位置ずれが発生したとしてもこれを許容することができる。
なお、本実施形態においては、回折格子7を回転させることによってレーザ光L3を回転させる回転機構17について説明したが、回転機構17の構成はこれに限定されるものではなく、他の光学素子、例えば像回転プリズムまたは2枚のガルバノミラーを用いてレーザ光L3またはL4を回転させる構成を採用してもよい。ただし、像回転プリズムおよびガルバノミラーを用いる場合には、高精度なアライメントや制御が必要となる。
例えば、アキシコンレンズ8とリレーレンズ9との間に配置した図示しない像回転プリズムの回転によってレーザ光L4を回転させる場合には、像回転プリズム自身の中心軸と、像回転プリズムの回転軸線と、入射光軸Xの延長軸線との三者が正確に一致していなければならない。さらに、像回転プリズムは比較的大きな部材であるため、回転に伴って数ミクロン規模の位置ずれが生じやすい。したがって、像回転プリズムの高精度なアライメントや、像回転プリズムの位置ずれを補償するための高度な制御が必要となる。
2枚のガルバノミラーによってレーザ光L4を互いに直交する方向に走査することによってレーザ光L4を回転させる場合にも、ガルバノミラーの反射光軸と、入射光軸Xの延長軸線とが正確に一致していなければならない。さらに、レーザ光L4を回転させるためには、2つのガルバノミラーを正確に同期させながら駆動しなければならない。もし2つのガルバノミラーの振動の位相および振幅がわずかでも理想値からずれてしまうと、レーザ光L4の回転軌跡が真円筒面ではなく楕円筒面になってしまう。したがって、ガルバノミラーの高度な制御が必要となる。
また、本実施形態においては、回折格子7を透過したレーザ光L3を偏向する光学素子として、図7(a)に示されるように、レーザ光L3を透過させる際に偏向するアキシコンレンズ8を例示したが、これに限定されるものではなく、図7(b)に示されるように、テーパ面状の反射面13aとテーパ内面状の反射面14aとを組み合わせて反射によりレーザ光を偏向するミラー13,14を採用してもよい。
また、本実施形態においては、回折格子7において、レーザ光L2を漸次広がる円錐面上に主光軸を有し、かつ、NAを有するレーザ光L3に変換したが、これに代えて、図8に示されるように、コリメートレンズ6によって略平行光に変換されたレーザ光L2にNAを付与する集光レンズ15を設け、回折格子16としては、集光レンズ15から出射されたNAを有するレーザ光を円錐面上に沿う主光軸を有する光に変換するためのパワーを有しないものを採用してもよい。このようにすることで、回折格子16の機能を単純化して簡易に構成することができる。また、回折格子16に平行光を入射させ、回折格子16から射出されたレーザ光にNAを付与するレンズを回折格子16の後段に設けることにしてもよい。
また、本実施形態においては液体BとカバーガラスGとの界面においてレーザ光L5を全反射させる全反射照明を行う顕微鏡照明装置4を例示したが、これに代えて、コンデンサレンズによって光軸に対して傾斜した方向から偏射照明したレーザ光L5を全反射させること無く透過させ、透過光が入射しない光軸上の位置において蛍光を観察するための暗視野照明を行う顕微鏡照明装置に適用することにしてもよい。
また、本実施形態においては、図1のアキシコンレンズ8から出射されたレーザ光L4の集光位置である、液浸対物レンズ3の瞳位置Pと光学的に共役な位置Qにレーザスペックルリデューサ(ランダム位相変調素子:図示略)を配置して、標本Sに照射されるレーザ光に含まれるスペックルノイズを低減することにしてもよい。
1 顕微鏡
2 ステージ
3 液浸対物レンズ(集光レンズ)
4 顕微鏡照明装置
7,16 回折格子(光変換部)
8 アキシコンレンズ(光学素子)
15 集光レンズ(レンズ:光変換部)
17 回転機構
P 瞳位置
Q 共役な位置
S 標本
S1 第1のステップ
S2 第2のステップ
S3 第3のステップ
S4 第4のステップ
S5 第5のステップ

Claims (9)

  1. 光源から発せられたレーザ光を入射させ、その入射光軸に対して所定の角度をなして広がる円錐面上に分布する主光軸を有しかつNAを有しかつ前記入射光軸を進んできた光を含むレーザ光に変換して出射させる光変換部と、
    該光変換部から出射されたレーザ光を前記入射光軸に平行な方向に偏向する、パワーを有しない光学素子と、
    前記光変換部から出射されたレーザ光を前記入射光軸の延長軸線回りに回転させる回転機構とを備え、
    前記光学素子から出射されたレーザ光を、標本を照明するための集光レンズの瞳位置またはその共役位置に集光させる顕微鏡照明装置。
  2. 前記光変換部が、レーザ光を偏向しかつNAを付与する回折格子である請求項1に記載の顕微鏡照明装置。
  3. 前記光変換部が、レーザ光にNAを付与する正のパワーを有するレンズと、レーザ光を偏向する回折格子とを備える請求項1に記載の顕微鏡照明装置。
  4. 前記回転機構が、前記回折格子を、前記入射光軸に平行な回転軸線回りに回転させる請求項2または請求項3に記載の顕微鏡照明装置。
  5. 前記回転機構は、前記レーザ光の照射によって前記標本から発せられる観察光を撮影する撮像素子の露光時間をT秒としたときに、毎秒1/T回転以上の回転速度で前記光変換部を回転させる請求項1から請求項4のいずれかに記載の顕微鏡照明装置。
  6. 前記光変換部が、前記円錐面上に全周にわたって連続的に分布するレーザ光に変換する請求項1から請求項5のいずれかに記載の顕微鏡照明装置。
  7. 前記光学素子が、前記レーザ光の入射光軸方向に沿って移動可能に設けられている請求項1から請求項6のいずれかに記載の顕微鏡照明装置。
  8. 光源から発せられたレーザ光を、その入射光軸に対して所定の角度をなして広がる円錐面上に分布する主光軸を有しかつNAを有しかつ前記入射光軸を進んできた光を含むレーザ光に変換する第1のステップと、
    該第1のステップにおいて変換されたレーザ光を、パワーを有しない光学素子によって前記入射光軸に平行な方向に偏向する第2のステップと、
    該第2のステップにおいて偏向されたレーザ光を、標本を照明するための集光レンズの瞳位置またはその共役位置に集光させる第3のステップと、
    前記光学素子を前記レーザ光の入射光軸方向に沿って移動させる第4のステップと、
    前記第3のステップにおいて前記集光レンズの瞳位置またはその共役位置に集光させるレーザ光を前記入射光軸の延長軸線回りに回転させる第5のステップとを含む顕微鏡照明方法。
  9. 標本を搭載するステージと、
    該ステージに搭載された標本に対向して配置される集光レンズと、
    該集光レンズにレーザ光を入射させる請求項1から請求項7のいずれかに記載の顕微鏡照明装置とを備える顕微鏡。
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