JP6396085B2 - 自動分析装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、被検体から採取された試料に含まれる成分を分析する自動分析装置に関する。
自動分析装置は、生化学検査項目や免疫検査項目等を対象とし、試料と各検査項目の試薬との混合液の反応によって生ずる色調や濁りの変化を、光学的に測定する。この測定により、試料に含まれる各検査項目成分の濃度や酵素の活性等で表される分析データを生成する。
この自動分析装置では、試料や試薬の分注、混合液の測定が行われる分析部に恒温槽を備えている。検査前には、分析部に血清や尿等の試料を収容する試料容器及び各検査項目の試薬を収容する試薬容器等が載置される。検査が開始されると、試料容器内の試料及び試薬容器内の試薬が反応容器に分注される。反応容器に分注された試料と試薬の混合液は、恒温槽に貯留された熱媒体により一定の温度に保持される。
特開2014−16208号公報
しかしながら、恒温槽に貯留された熱媒体は液体であるため、恒温槽から熱媒体がこぼれでて電気系統等にかかる恐れがあり、地震等の予期せぬ揺れに備えての注意が必要である。
実施形態は、上記問題点を解決するためになされたもので、予期せぬ揺れによる影響を軽減することができる自動分析装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、実施形態の自動分析装置は、試料容器内の試料及び試薬容器内の試薬を反応容器に分注し、前記反応容器内における前記試料及び試薬の混合液を測定する分析部を備えた自動分析装置において、前記混合液を所定の温度に保持するための液状の熱媒体を貯留する前記分析部に設けられた恒温槽と、前記恒温槽の近傍に配置され、当該恒温槽の揺れを検出可能な揺れ検出部と、前記揺れ検出部により検出される揺れの情報に基づいて、前記分析部の動作を継続させるか否かを判定する判定部とを備え、前記判定部は、前記揺れ検出部により揺れが検出された場合、前記分析部の動作の継続を中止させる判定を行い、前記分析部の動作に必要な電力の供給を停止させる
実施形態に係る自動分析装置の構成を示すブロック図。 実施形態に係る分析部の構成を示す斜視図。 実施形態に係る恒温部の構成を示す図。 実施形態に係る恒温槽の構成を示す平面図。 実施形態に係る第1の導体の他の配置例を示す図。 実施形態に係る恒温槽の傾きを示す斜視図。 実施形態に係る恒温槽の揺れによる熱媒体の波立ちの一例を示す図。 実施形態に係る第1の検出部の他の例を示す図。 実施形態に係る判定部の判定並びにこの判定情報及び受信部の地震情報に基づくシステム制御部の制御の一例を示す図。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
図1は、実施形態に係る自動分析装置の構成を示したブロック図である。この自動分析装置100は、試料と試薬とを分注しその混合液を測定する装置本体60と、商用電源等の外部電源110から供給される電力により装置本体60に電力を供給する電源部65とを備えている。
装置本体60は、各検査項目の標準試料と試薬の混合液や被検試料と各検査項目の試薬の混合液を測定して標準データや被検データを生成する分析部10と、分析部10の測定に関る各分析ユニットを駆動する駆動部35とを備えている。また、駆動部35を制御する分析制御部36と、分析部10での測定により生成される標準データや被検データに基づいて検量データや分析データの生成を行うデータ処理部40とを備えている。
また、装置本体60は、データ処理部40で生成された検量データや分析データを出力する出力部45と、分析部10の揺れを検出する揺れ検出部50とを備えている。また、揺れ検出部50で検出された揺れに基づいて分析部10の動作を継続させるか否かを判定する判定部53を備えている。
更に、装置本体60は、気象庁から発せられた地震情報をネットワーク120を介して受信する受信部55と、各検査項目の分析パラメータを設定するための入力等を行う操作部56とを備えている。また、分析制御部36、データ処理部40、出力部45、揺れ検出部50、判定部53及び受信部55を制御するシステム制御部57を備えている。
図2は、分析部10の構成を示した斜視図である。この分析部10は、各検査項目の標準試料や被検試料等の各試料を収容する試料容器11と、この試料容器11を移動可能に保持するサンプルテーブル12とを備えている。また、各検査項目の第1及び第2試薬を収容する試薬容器13と、試薬容器13内の第1試薬を保冷する試薬庫15と、試薬容器13内の第2試薬を保冷する試薬庫16とを備えている。
また、試薬容器13を移動可能に保持する試薬庫15,16内に配置された2つの試薬ラック14と、円周上に配置された複数の反応容器17と、この反応容器17を回転移動可能に保持する反応テーブル18とを備えている。また、サンプルテーブル12に保持された試料容器11内の試料を吸引して反応容器17へ吐出する分注を行うサンプル分注プローブ19と、サンプル分注プローブ19を回動及び上下移動可能に保持するサンプル分注アーム20とを備えている。
また、試薬ラック14に保持された試薬容器13内の第1試薬を吸引して試料が分注された反応容器17に吐出する分注を行う第1試薬分注プローブ21と、第1試薬分注プローブ21を回動及び上下移動可能に保持する第1試薬分注アーム22とを備えている。また、反応容器17の試料及び第1試薬の混合液を撹拌する第1撹拌子23と、第1撹拌子23を回動及び上下移動可能に保持する第1撹拌アーム24とを備えている。
また、試薬ラック14に保持された試薬容器13内の第2試薬を吸引して試料及び第1試薬が分注された反応容器17に吐出する分注を行う第2試薬分注プローブ25と、第2試薬分注プローブ25を回動及び上下移動可能に保持する第2試薬分注アーム26とを備えている。
また、反応容器17内の試料、第1試薬及び第2試薬の混合液を撹拌する第2撹拌子27と、第2撹拌子27を回動及び上下移動可能に保持する第2撹拌アーム28とを備えている。また、反応容器17内の混合液を予め設定された測定温度に保持する恒温部29と、反応容器17に光を照射して測定温度の混合液を光学的に測定する測定部30と、測定部30により測定を終了した反応容器17を洗浄する洗浄ノズル31とを備えている。
測定部30は、光源及びこの光源からの光を検出する検出器を備えている。そして、回転移動している測定位置の反応容器17に光を照射し、反応容器17の標準試料を含む混合液を透過した光を検出する測定により標準データを生成する。また、反応容器17の被検試料を含む混合液を透過した光を検出する測定により被検データを生成する。そして、生成した標準データや被検データをデータ処理部40に出力する。
図1に示した駆動部35は、分析部10に配置された各分析ユニットを駆動するための駆動源、この駆動源を作動させるための電気系統及び駆動源からの駆動力を伝達して各分析ユニットを駆動させる機構等を備えている。そして、サンプルテーブル12を駆動して試料容器11を移動する。また、各試薬ラック14を駆動して試薬容器13を回動する。また、反応テーブル18を駆動して反応容器17を回転移動する。また、サンプル分注アーム20、第1試薬分注アーム22、第1撹拌アーム24、第2試薬分注アーム26及び第2撹拌アーム28を夫々回動駆動及び上下駆動して、サンプル分注プローブ19、第1試薬分注プローブ21、第1撹拌子23、第2試薬分注プローブ25及び第2撹拌子27をそれぞれ移動する。また、洗浄ノズル31を上下移動する。
分析制御部36は、分析部10のサンプルテーブル12に保持された試料容器11内の試料をこの試料の液面とサンプル分注プローブ19との接触により検出する試料液面検出器を備えている。そして、サンプル分注プローブ19を試料が検出される検出位置よりも所定の距離下方の吸引位置で停止させ、サンプル分注プローブ19に試料の吸引を行わせる。
また、分析制御部36は、試薬ラック14に保持された試薬容器13内の第1試薬をこの第1試薬の液面と第1試薬分注プローブ21との接触により検出する第1試薬液面検出器を備えている。そして、第1試薬分注プローブ21を試料が検出される検出位置よりも所定の距離下方の吸引位置で停止させ、第1試薬分注プローブ21に第1試薬の吸引を行わせる。
また、分析制御部36は、試薬ラック14に保持された試薬容器13内の第2試薬をこの第2試薬の液面と第2試薬分注プローブ25との接触により検出する第2試薬液面検出器を備えている。そして、第2試薬分注プローブ25を第2試薬が検出される検出位置よりも所定の距離下方の吸引位置で停止させ、第2試薬分注プローブ25に第2試薬の吸引を行わせる。
データ処理部40は、分析部10の測定部30で生成された標準データや被検データを処理して各検査項目の検量データや分析データを生成する演算部41と、演算部41で生成された標準データや分析データを保存するデータ記憶部42とを備えている。
演算部41は、測定部30で生成された標準データ及び標準試料に対して予め設定された標準値に基づいて各検査項目の検量データを生成する。また、測定部30で生成された被検データ及びこの被検データに対応する検査項目の検量データに基づいて濃度値や酵素の活性値として表される分析データを生成する。また、データ記憶部42は、ハードディスク等のメモリデバイスを備え、演算部41で生成された検量データを検査項目毎に保存する。また、演算部41で生成された各検査項目の分析データを被検試料毎に保存する。
出力部45は、データ処理部40の演算部41で生成された検量データや分析データを印刷出力する印刷部46を備えている。また、演算部41で生成された検量データや分析データ、揺れ検出部50で検出された揺れ情報、判定部53で判定された判定情報、受信部55で受信された地震情報等を表示出力する表示部47を備えている。
揺れ検出部50は、分析部10の揺れを検出する第1及び第2の検出部51,52を備えている。また、判定部53は、揺れ検出部50の各第1及び第2の検出部51,52により検出された揺れの情報に基づいて、分析部10における試料、第1試薬及び第2試薬の各液体の分注動作、撹拌動作、測定動作、及び洗浄動作等の各動作を継続させるか否かを判定する。
受信部55は、気象庁から発信された自動分析装置100が設置されている地域の地震情報を、ネットワーク120を介して受信する。そして、受信した地震情報をシステム制御部57に出力する。
操作部56は、キーボード、マウス、ボタン、タッチキーパネルなどの入力デバイスを備え、分析部10の反応容器17に分注させる試料の分注量、第1試薬の分注量及び第2試薬の分注量等の分析パラメータを設定するための入力、検査対象の被検試料の識別情報の入力、検査対象の被検試料に検査項目を設定するための入力等を行う。
システム制御部57はCPU及び記憶回路を備え、操作部56から入力された各検査項目の分析パラメータ、検査対象の被検試料の識別情報及び検査項目等の入力情報を記憶回路に記憶した後、これらの入力情報に基づいて、装置本体60の分析制御部36、データ処理部40、出力部45、揺れ検出部50、判定部53及び受信部55、並びに電源部65の各部を統括してシステム全体を制御する。また、判定部53の判定情報及び受信部55により受信された地震情報に基づいて各部を制御する。
電源部65は、装置本体60の各部へ交流や直流の電力を供給する電源ユニット66と、外部電源110から電源ユニット66への電力の供給及び停止を可能とするスイッチ67とを備えている。そして、判定部53の判定情報に基づいて、システム制御部57により制御される。
次に、分析部10の恒温部29及び揺れ検出部50の構成について説明する。
図3は、恒温部29の構成を示した図である。この恒温部29は、反応容器17内の混合液を測定温度に保持するための水等の液状の熱媒体70と、この熱媒体70を貯留する環状の恒温槽71とを備えている。また、恒温槽71内の熱媒体70を測定温度に調節する恒温ユニット72と、この恒温ユニット72を経由して恒温槽71内の熱媒体70を循環する循環ポンプ73とを備えている。また、恒温槽71内の熱媒体70の液位を検知する液位センサ74と、恒温槽71内に熱媒体70を供給する供給ポンプ75とを備えている。
恒温槽71は、図4に示すように、循環ポンプ73の循環動作により熱媒体70が流れる環状の流路を有する。その流路を形成している底面が水平になり、外周側壁の上端面と内周側壁の上端面が同じ高さとなるように、支持台32に水平に支持されている。この支持台32に、サンプルテーブル12及び各試薬ラック14、並びにサンプルテーブル12及び各試薬ラック14を駆動する駆動部35が保持されている。また、恒温槽71の流路には反応容器17が配置され、その流路を覆うように反応テーブル18が配置されている。また、恒温槽71の内側には試薬庫16が配置されている。
液位センサ74は、図4に示すように、恒温槽71内周側壁の内側に恒温槽71内と連通して熱媒体70を貯留可能に設けた外槽711に配置される。そして、恒温槽71に貯留されている熱媒体70の液位を検知する。また、供給ポンプ75は、液位センサ74により検知された恒温槽71内の熱媒体70の液位が反応容器17内の混合液を測定温度に保持可能な測定位置よりも低下すると、熱媒体70を測定位置に達するまで恒温槽71内に供給する。
揺れ検出部50の第1の検出部51は、恒温部29における恒温槽71の流路に沿って配置可能なように環状をなし、耐食性を有する例えばステンレススチールにより形成された一対の第1及び第2の導体511,512を備えている。また、第1及び第2の導体511,512間の電気抵抗を測定する回路計を備えている。
第1の導体511は、反応テーブル18の下面に固定されている。そして、第2の導体512、並びに水平に支持された恒温槽71に貯留される液位が測定位置の熱媒体70から離間して上方に配置される。また、恒温槽71外周側壁の上端部である外周縁部の近傍に配置される。
第2の導体512は、第1の導体511から離間して配置され、恒温槽71の熱媒体70に接触する流路に配置される。なお、恒温槽71を絶縁部材より形成し、図5に示すように、第1の導体511を恒温槽71における外周縁部の上端面に配置するようにしてもよい。
そして、恒温槽71が水平に支持されている場合、第1の導体511と恒温槽71内の熱媒体70とが離間しているため、第1の導体511と第2の導体512間の抵抗が予め設定された接触抵抗値よりも大きい抵抗値を示す。このとき、第1の検出部51は、恒温槽71の揺れを検出しない。
また、水平に支持された恒温槽71が地震等により揺れて傾斜すると、反応テーブル18も一体となって傾斜する。そして、図6に示すように、熱媒体70の液面と外周縁部上端の一部が同じ高さになるまで恒温槽71が傾斜した傾斜角度θにおいて、第1の導体511と恒温槽71内の熱媒体70とが接触するため、第1の導体511と第2の導体512間の抵抗が予め設定された接触抵抗値以下の抵抗値を示す。また、図7に示すように、恒温槽71が揺れて熱媒体70の液面が波立って第1の導体511に接触することにより、第1の導体511と第2の導体512間の抵抗が接触抵抗値以下の抵抗値を示す。このようなとき、第1の検出部51は、熱媒体70が漏液するほどの恒温槽71の揺れを検出する。なお、第1の導体511と恒温槽71内の熱媒体70とが接触したときの静電容量の変化を測定して、恒温槽71の揺れを検出するように実施してもよい。
このように、恒温槽71の外周縁部近傍に第1の導体511を配置し、恒温槽71に貯留された熱媒体70と第1の導体511との接触を検出することにより、熱媒体70が漏液するほどの恒温槽71の揺れを検出することができる。
なお、図8に示すように、恒温槽71外周側壁の外側に恒温槽71内と連通して熱媒体70を貯留可能な少なくとも3つの外槽712を設け、恒温槽71内の熱媒体70の液位を少なくとも3箇所で検知可能なように各外槽712に液位センサ74aを配置する。そして、各外槽712に配置された液位センサ74aのうちの、いずれかの液位センサ74aの恒温槽71外周縁部の上端とほぼ同じ高さとなる液位の検知により、熱媒体70が漏液するほどの恒温槽71の揺れを検出するように実施してもよい。また、恒温槽71の寸法、各液位センサ74aが配置された位置及び各液位センサ74aが検知した液位から恒温槽71の傾きを算出する。そして、図7に示すように、算出した恒温槽71の傾きが傾斜角度θ以上である場合に、熱媒体70が漏液するほどの恒温槽71の揺れとして検出するように実施してもよい。
第2の検出部52は水平方向2成分及び上下方向の加速度を計測する3軸加速度センサを備え、例えば支持台32に配置される。そして、計測した加速度に基づいて、恒温槽71を含む分析部10の各分析ユニットの揺れを検出する。ここでは、計測した加速度から計測震度を計算し、計算した計測震度を変換した各震度1,2,3,4,5弱,5強,6弱,6強,7に基づいて、分析部10に影響を及ぼす各分析ユニットの揺れを検出する。
次に、図1乃至図9を参照して、揺れ検出部50により検出された揺れの情報に基づく判定部53の判定、並びにこの判定の情報及び受信部55により受信された地震情報に基づくシステム制御部57の制御について説明する。
図9は、判定部53の判定並びにこの判定情報及び受信部55の地震情報に基づくシステム制御部57の制御の一例を示した図である。そして、図9(a)は第1の検出部51により検出された揺れの情報に基づく判定並びにこの判定情報に基づく制御を示している。また、図9(b)は第2の検出部52により検出された揺れの情報に基づく判定並びにこの判定情報に基づく制御を示している。また、図9(c)は地震情報に基づく制御を示している。
判定部53は、分析部10に影響を及ぼさない揺れとして、第2の検出部52が例えば震度3未満の第1の揺れを検出した場合、分析部10の動作を継続させる判定を行う。そして、その震度の情報を判定情報としてシステム制御部57に出力する。
また、判定部53は、分析部10に影響を及ぼす揺れとして、第2の検出部52が例えば震度3以上となる第1の揺れよりも大きい第2の揺れを検出した場合、分析部10の動作の継続を中止させる判定を行う。そして、その判定情報及び操作者に警告を促すための警告情報をシステム制御部57に出力する。
ここで、第2の揺れである場合、恒温槽71の揺れにより熱媒体70の液位を測定位置に保つことができないため、混合液を測定温度に保持することができない問題の発生を想定することができる。また、サンプルテーブル12に保持された試料容器11の揺れにより、試料の液面が傾いたり波立ったりして、サンプル分注プローブ19が試料を吸引するときの液面が接触したときの液面よりも低いため、設定された分注量の試料を吸引することができない問題の発生を想定することができる。また、試薬容器13の揺れにより、第1試薬や第2試薬の液面が傾いたり波立ったりして、第1試薬分注プローブ21や第2試薬分注プローブ25が第1試薬や第2試薬を吸引するときの液面が接触したときの液面よりも低いため、設定された分注量の第1試薬や第2試薬を吸引することができない問題の発生を想定することができる。
このように、第2の検出部52が第1の揺れよりも大きい第2の揺れを検出した場合、分析部10の動作の継続を中止させることにより、分析部10の揺れにより悪化する可能性のある分析データの生成を未然に防ぐことができる。
なお、第2の揺れの検出により分析部10の動作の継続を中止させる場合、第2の揺れが検出されたとき、反応容器17への試料、第1試薬及び第2試薬の各液体の分注のうち、1番目の分注であるサンプル分注プローブ19による試料の分注の継続を中止させる。また、第2の揺れが検出されたときに分注された試料を収容する反応容器17への第1及び第2試薬の分注、混合液の撹拌及び混合液の測定の各動作を継続させる。そして、各動作の継続によりデータ処理部40で分析データを生成させ、生成した分析データに揺れの影響あることを示すエラーコードを付加させて出力させるように実施してもよい。
また、判定部53は、分析部10に影響を及ぼす揺れとして、第2の検出部52が例えば震度5弱以上の第2の揺れよりも大きい第3の揺れを検出した場合、又は第1の検出部51が揺れを検出した場合、分析部10の動作の継続を中止させる判定を行い、分析部10の動作に必要な電力の供給の停止を判断する。そして、その判定及び判断の情報をシステム制御部57に出力する。
このように、第1の検出部51が揺れを検出した場合又は第2の検出部52が第3の揺れを検出した場合、分析部10の動作に必要な電力の供給を停止させることにより、恒温槽71からの熱媒体70の漏液、試料容器11からの試料の漏液、試薬容器13からの第1試薬の漏液又は試薬容器13からの第2試薬の漏液による、分析部10又はこの近傍に配置された例えば電気系統の漏電を防ぐことができる。これにより、危険を未然に防いで安全を確保することができる。
また、判定部53は、第1の検出部51と第2の検出部52が同じタイミングで揺れを検出した場合、分析部10の動作の継続を中止させる判定を行い、分析部10の動作に必要な電力の供給の停止を判断する。そして、その判定及び判断の情報をシステム制御部57に出力する。
システム制御部57は、第2の検出部52により第1の揺れが検出された場合の判定部53からの震度の情報を表示部47に表示させる。また、第2の検出部52により第2の揺れが検出された場合の判定部53からの判定情報及び警告情報に基づいて、分析制御部36に分析部10の動作の継続を中止させる。また、分析部10に影響を及ぼす揺れであることを通知する警告情報を表示部47に表示させる。
また、システム制御部57は、第1の検出部51により揺れが検出された場合又は第2の検出部52により第3の揺れが検出された場合の判定部53からの判定及び判断情報に基づいて、分析制御部36に分析部10の動作の継続を中止させる。更に電源部65に外部電源110からの電力を遮断させることにより、分析部10の動作に必要な電力を停止させる。
また、システム制御部57は、受信部55で受信した地震情報に応じた情報を表示部47に表示させる。そして、地震情報が分析部10に影響を及ぼさない第1の揺れである場合、表示部47に震度の情報を表示させる。また、地震情報が分析部10に影響を及ぼす第2の揺れである場合、表示部47に分析部10に影響を及ぼす揺れであることを通知する警告情報を表示させる。また、地震情報が分析部10に影響を及ぼす第3の揺れである場合、表示部47に試料や試薬の飛散、漏電の危険等があるため分析部10から離れるよう通知する危険情報を表示させる。
このように、気象庁からの地震情報に応じた情報を表示部47に表示させることができる。そして、分析部10に影響を及ぼす揺れであることを通知する警告情報を表示部47に表示させることができる。また、試料や試薬の飛散、漏電の危険等を通知する危険情報を表示部47に表示させることができる。これにより、操作者の危険を防止することができる。
以上述べた実施形態によれば、恒温槽71の外周縁部近傍に第1の導体511を配置した第1の検出部51により、熱媒体70が漏液するほどの恒温槽71の揺れを検出することができる。また、第2の検出部52により、分析部10に影響を及ぼす揺れを検出することができる。
そして、第2の検出部52が分析部10に影響を及ぼす第2の揺れを検出した場合、分析部10の動作の継続を中止させることができる。これにより、分析部10の揺れにより悪化する可能性のある分析データの生成を未然に防ぐことができる。また、第1の検出部51が揺れを検出した場合、又は第2の検出部52が第2の揺れよりも大きい第3の揺れを検出した場合、分析部10の動作の継続を中止させ、分析部10の動作に必要な電力の供給を停止させることができる。これにより、恒温槽71からの熱媒体70の漏液、試料容器11からの試料の漏液、試薬容器13からの第1試薬の漏液又は試薬容器13からの第2試薬の漏液による、分析部10又はこの近傍に配置された電気系統の漏電を防ぐことができる。これにより、危険を未然に防いで安全を確保することができる。
また、気象庁からの地震情報に応じた情報を表示部47に表示させることができる。そして、第1の揺れよりも大きい第2の揺れである場合、分析部10に影響を及ぼす揺れであることを通知する警告情報を表示部47に表示させることができる。また、第2の揺れよりも大きい第3の揺れである場合、試料や試薬の飛散、漏電の危険等の危険情報を表示部47に表示させることができる。これにより、操作者の危険を防止することができる。
以上により、予期せぬ揺れによる影響を軽減することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 分析部
50 揺れ検出部
51 第1の検出部
52 第2の検出部
53 判定部
70 熱媒体
71 恒温槽

Claims (8)

  1. 試料容器内の試料及び試薬容器内の試薬を反応容器に分注し、前記反応容器内における前記試料及び試薬の混合液を測定する分析部を備えた自動分析装置において、
    前記混合液を所定の温度に保持するための液状の熱媒体を貯留する前記分析部に設けられた恒温槽と、
    前記恒温槽の近傍に配置され、当該恒温槽の揺れを検出可能な揺れ検出部と、
    前記揺れ検出部により検出される揺れの情報に基づいて、前記分析部の動作を継続させるか否かを判定する判定部とを
    備え
    前記判定部は、前記揺れ検出部により揺れが検出された場合、前記分析部の動作の継続を中止させる判定を行い、前記分析部の動作に必要な電力の供給を停止させる、
    自動分析装置。
  2. 前記揺れ検出部は、前記熱媒体から離間して上方に配置された導体を有し、前記導体と前記熱媒体との接触により、前記恒温槽の揺れを検出する、
    請求項1に記載の自動分析装置。
  3. 前記導体は、前記恒温槽の外周縁部近傍に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の自動分析装置。
  4. 前記恒温槽は、絶縁部材により形成され、
    前記導体は、前記恒温槽における外周縁部の上端面に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の自動分析装置。
  5. 前記揺れ検出部は、前記恒温槽内の熱媒体の液位を少なくとも3箇所で検知可能な前記恒温槽の外周側壁近傍に配置された液位センサを有し、前記液位センサで検知された前記恒温槽内の熱媒体の液位に基づいて前記恒温槽の揺れを検出する、
    請求項1に記載の自動分析装置。
  6. 前記揺れ検出部は加速度センサを有し、前記加速度センサにより検出された加速度に基づいて、前記恒温槽の揺れを含む前記分析部の揺れを検出することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の自動分析装置。
  7. 前記判定部は、前記揺れ検出部が前記分析部に影響を及ぼす揺れを検出した場合に前記分析部の動作の継続を中止させ、前記揺れ検出部が当該揺れよりも大きい揺れを検出した場合に前記分析部の動作に必要な電力の供給を停止させるようにしたことを特徴とする請求項6に記載の自動分析装置。
  8. 前記自動分析装置が設置された地域の地震情報をネットワークを介して受信する受信部及びこの受信部により受信された地震情報に応じて警告情報又は危険情報を出力する出力部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の自動分析装置。
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