JP6395136B2 - 二重環縫いミシンの糸切り装置 - Google Patents

二重環縫いミシンの糸切り装置 Download PDF

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Description

本発明は、例えば偏平縫いミシン等の二重環縫いミンンによる所定の縫製動作終了後に縫製生地の裏面側に突出している針糸部及びルーパ糸部を切断する二重環縫いミシンの糸切り装置に関する。
例えば、二本針二重環縫いミシンを例にとって説明すると、該二本針二重環縫いミシンは、図16(A),(B)及び図17に示すように、左右の針糸NTa,NTbを保持して針板2に対して上下に往復運動する左右の針1a,1bと、ルーパ糸LTを保持して前記針1a,1bの上下往複運動経路に略直交する方向に進退動作可能で、進出動作時に前記針1a,1bが針板2下に形成するループ状針糸NTa,NTbを捕捉するルーパ3と、前記針板2及びルーパ3に対して近接した左前方への進出位置P1と該進出位置P1よりも右後方の退避位置P2との間に亘って往復駆動移動可能で、所定の縫製動作終了後、つまり、縫い終わり時に前記退避位置P2から前記進出位置P1に移動される糸切り装置4と、を備えており、前記ループ状針糸NTa,NTbを前記ルーパ3が保持するルーパ糸LTでルーピングすることにより、図18に示すように、縫製生地Wに所定長さの二重環縫い縫目Mを形成する。
前記糸切り装置4は、縫製生地Wに所定長さの二重環縫い縫目Mを形成した縫い終わり時において、図18に示すように、縫製生地Wの裏面側に突出する針糸部NTa1,NTb1及びルーパ糸部LT1を切断するものであって、該糸切り装置4は、可動メス5と、固定メス6と、前記可動メス5の下部に配置されて切断されたルーパ糸部LTの端部を前記可動メス5との間に弾性的に挟み保持する板バネ製のルーパ糸挟み部材7と、該ルーパ糸挟み部材7の挟み保持力調整用の糸挟み補助バネ8と、を有している。前記可動メス5、固定メス6、ルーパ糸挟み部材7及び糸挟み補助バネ8からなる糸切り装置4を前記退避位置P2と前記進出位置P1との間に亘って往復駆動移動させると共に、糸切り装置4が前記進出位置P1にまで移動された後は可動メス5のみを針落ち位置の一側寄り外部位置(進出位置)と針落ち位置の他側寄り外部位置との間に亘って往復駆動移動させる往復駆動移動機構9が具備されている。
なお、前記往復駆動移動機構9は、後述する本発明の実施の形態における往復駆動移動機構と同じ構成であるため、対応する構成部材には本発明の実施の形態における往復駆動移動機構と同一の符号を付している。
上記のような基本的構成を有する二重環縫いミシンの糸切り装置4として、従来は、図16(A),(B)及び図17に示すように、可動メス5先端の側縁部に該可動メス5が前記針落ち位置の他側寄り外部位置から一側寄り外部位置に向けて復行駆動移動される時に、前記縫製生地Wの裏面側に突出するルーパ糸部LT1を引掛けて捕捉するルーパ糸捕捉部10が形成されていると共に、該ルーパ糸捕捉部10よりも前記可動メス5の基端寄りの側縁部に該可動メス5が前記針落ち位置の他側寄り外部位置から一側寄り外部位置に向けて復行駆動移動される時に、前記縫製生地Wの裏面側に突出する左右の針糸部NTa1,NTb1を順次引掛けて捕捉する針糸捕捉部11が形成されていた(例えば、特許文献1参照)。
次に、上記した従来の二重環縫いミシンの糸切り装置4による糸切り動作について説明する。
まず、図17(a)に示すように、縫い終わり時に糸切り装置4が針落ち位置の一側寄り外部位置である前記進出位置P1にまで移動された後、図17(b)に示すように、可動メス5のみが前記進出位置P1から針落ち位置の他側寄り外部位置に向けて矢印X方向に往行駆動移動される。この往行駆動移動により、図17(c)に示すように、可動メス5先端側のルーパ糸捕捉部10がルーパ3の先端近くと縫製生地Wの裏面側との間に掛け渡されているルーパ糸部LT1を越えた直後に可動メス5の移動方向が反転されて前記ルーパ糸捕捉部10にルーパ糸部LT1が引掛けられ捕捉される。続いて、図17(d)に示すように、可動メス5が前記針落ち位置の他側寄り外部位置から前記進出位置P1に向けて矢印Y方向に復行駆動移動され、この復行駆動移動時に針糸捕捉部11に縫製生地Wの裏面側に突出する左右の針糸部NTa1,NTb1が引掛けられて捕捉される。そして、可動メス5が更に矢印Y方向に復行駆動移動されることによって、図17(e)に示すように、前記針糸捕捉部11に捕捉された針糸部NTa1、NTb1及びルーパ糸捕捉部10に捕捉されたルーパ糸部LT1が各捕捉部11,10と固定メス6との摺接により切断される。その後、図17(f)に示すように、針1a,1bは針板2の上方へ移動すると共に、ルーパ3に保持されているルーパ糸LTの端部が可動メス5とルーパ糸挟み部材7との間に弾性的に挟み保持されて次の縫製に備える。
実公平6−32072号公報
上記のような構成を有し、上記のような糸切り動作を行う特許文献1に開示の従来の二重環縫いミシンの糸切り装置においては、縫い終わり時において縫製生地Wの裏面側に突出している針糸部NTa1,NTb1及びルーパ糸部LT1が可動メス5と固定メス6との摺接により所定の位置で切断されることにより、それら各糸部NTa1,NTb1及びLT1を長さにばらつきがないように、ほぼ平均化した長さに揃えることが可能である。
しかしながら、従来の糸切り装置4においては、可動メス5の先端の側縁部及びそれより可動メス5の基端寄りの側縁部に形成のルーパ糸捕捉部10及び針糸捕捉部11により引掛け捕捉されたルーパ糸部LT1及び針糸部NTa1、NTb1が、固定メス6の配置された切断位置にまで移送されて切断されるものであり、また、各糸捕捉部10及び11は、前記固定メス6の刃部との摺接により確実な糸切断が行えるように刃付きに形成されていた。そのため、縫製生地Wに連なる状態で縫製生地Wの裏面側に突出している針糸部NTa1,NTb1には、針糸捕捉部11により引掛け捕捉された位置から固定メス6が配置された切断位置にまで移送される際にかなり大きな引張り力が加えられることになる。そのため、針糸の種類(素材、番手等)によっては針糸部NTa1,NTb1が所定の切断位置に移送される途中、つまり、所定の切断位置の手前で針糸捕捉部11の刃により引き千切り切断されてしまったり、所定の切断位置まで移送されて切断されたり、縫製生地Wに繋がって垂れ下がり状態で残る針糸の長さにばらつきを生じ、その結果、縫い終わり部分の仕上り具合、見栄えが不均一なものになるという問題があった。
本発明は上述の実情に鑑みてなされたもので、糸の種類に関係なく、縫い終わり時に縫製生地の裏面側に突出する針糸部を確実に所定の切断位置にまで移送して、ばらつきのない安定した糸残り長さで切断することができ、縫い終わり部分の仕上り、見栄えを均一、良好なものとすることができる二重環縫いミシンの糸切り装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る二重環縫いミシンの糸切り装置は、針糸を保持して上下に往復運動する1本又は複数本の針と、ルーパ糸を保持して前記針の上下往復運動経路に略直交する方向に進退動作可能で、進出動作時に前記針が針板下に形成する針糸ループを捉えるルーパと、前記ルーパの進出動作により捉えた前記針糸ループを該ルーパが保持するルーパ糸でルーピングすることにより前記針板上において送り移動される縫製生地に二重環縫い縫目を形成する所定の縫製動作後に前記縫製生地の裏面側に突出する針糸部及びルーパ糸部を切断する糸切り装置と、を備え、前記糸切り装置は、前記針板における針落ち位置の一側寄り外部位置と前記針落ち位置の他側寄り位置との間に亘って往復駆動移動可能な可動メスと、前記針の上下往復運動経路内に入らない範囲で前記針落ち位置の一側寄り外部位置に配置された固定メスと、切断後のルーパ糸の端部を前記可動メスとの間に弾性的に挟み保持するルーパ糸挟み部材と、から構成されている二重環縫いミシンの糸切り装置において、前記可動メスの先端側縁部には、該可動メスが前記針落ち位置の他側寄り位置から前記一側寄り外部位置に向けて復行駆動移動される時に、前記縫製生地の裏面側に突出するルーパ糸部を引掛け捕捉して前記固定メスの刃部の位置にまで移送し、前記固定メスの刃部との摺接により前記ルーパ糸を切断する刃付きルーパ糸捕捉切断部が形成されていると共に、前記刃付きルーパ糸捕捉切断部よりも前記可動メスの基端寄り側縁部で可動メスの往復駆動移動方向の前後位置には、前記可動メスの前記復行移動時に前記縫製生地の裏面側に突出する針糸部を引掛け捕捉したままで前記固定メスの刃部を越えた位置にまで移送する刃無し針糸捕捉部と、該刃無し針糸捕捉部により前記固定メスの刃部を越えた位置にまで移送された前記針糸部を前記固定メスの刃部との摺接により切断する針糸切断刃部とが形成されていることを特徴としている。
上記のごとき特徴を有する本発明に係る二重環縫いミシンの糸切り装置によれば、所定の縫製動作後(縫い終わり後)において、可動メスが針落ち位置の他側寄り外部位置から一側寄り外部位置に向けて復行駆動移動されるとき、縫製生地の裏面側に突出するルーパ糸部は刃付きルーパ糸捕捉切断部に引掛け捕捉され、且つ、縫製生地の裏面側に突出する針糸部は刃無し針糸捕捉部に引掛け捕捉された後、前記一側寄り外部位置よりも他側寄り位置に配置された固定メスに向けて移送される。そして、刃無し針糸捕捉部に捕捉された針糸部は、該刃無し針糸捕捉部と固定メスの刃部との摺接による切断が行われないまま固定メスの刃部を越えた位置にまで移送され、続いて、移動してくる針糸切断部が前記固定メスの刃部と摺接することにより、該刃部を越えた位置にまで移送された針糸部が所定の切断位置で切断されると共に、前記刃付きルーパ糸捕捉切断部が固定メスの刃部と摺接することにより、該刃付きルーパ糸捕捉切断部に捕捉されて移送されてきたルーパ糸部が所定の切断位置で切断され、その切断されたルーパ糸の端部が前記可動メスとルーパ糸挟み部材との間に弾性的に挟み保持される。
上記したように、縫い終わり時に縫製生地の裏面側に突出しているルーパ糸部及び針糸部を引掛け捕捉して固定メスが位置する切断位置にまで移送させて切断する際、縫製生地に連なる状態にあることから、移送に伴ってかなり強い引張り力が加わる針糸部に対する切断処理機能部として、固定メスの刃部に摺接しないで専ら捕捉移送を行う刃無し針糸捕捉部と固定メスの刃部に摺接して専ら切断を行う針糸切断刃部とに機能分離して形成することによって、針糸部が所定の切断位置よりも手前で不測に切断されることを防ぎ、常に所定の切断位置にまで確実に移送して切断することができる。これによって、糸の種類等に関係なく、縫製生地の縫い終わり部分に垂れ下がり状態で残る針糸の長さをばらつきのない安定した長さに統一することができ、その結果、縫い終わり部分の仕上り具合、見栄えを均一且つ良好なものとすることができるといった効果を奏する。
本発明に係る二重環縫いミシンの糸切り装置において、前記可動メスにおる前記刃無し針糸捕捉部と前記針糸切断刃部との間の可動メスの側縁部分には、前記刃無し針糸捕捉部が引掛け捕捉した針糸部を該刃無し針糸捕捉部と前記固定メスの刃部との摺接による糸切断が行われないようにするための凹状段部が形成されていることが好ましい。この場合は、前記刃無し針糸捕捉部と前記針糸切断刃部とを別々の板材に形成して両板材を張り合わせることで段部を形成するといった面倒かつコストのかかる製作加工を行う必要がなく、1枚の板材を用い、その側縁部分に凹状段部を加工するだけで、それぞれが捕捉移送と切断という専用作用を行う刃無し針糸捕捉部と針糸切断刃部とを形成することができ、可動メス全体の製作加工を容易にし、かつ、製作コストを低く抑えることができる。
また、本発明に係る二重環縫いミシンの糸切り装置において、前記可動メスにおける前記刃無し針糸捕捉部と前記針糸切断刃部とは、それらの先端が同一または略同一の突出高さになるように形成されていることが好ましい。この場合は、刃無し針糸捕捉部による針糸部の捕捉移送作用及び針糸切断刃部による針糸切断作用を共に確実かつ安定よく行わせることができる。
本発明の実施の形態に係る二重環縫いミシン全体を、ミシンベッド部の上カバーを取り外した状態で示す外観斜視図である。 図1の要部の拡大斜視図である。 同上二重環縫いミシンの糸切り装置における往復駆動移動機構の構成を説明する分解斜視図である。 同上往復駆動移動機構により糸切り装置が退避位置に後退された状態を示し、(A)は要部の平面図であり、(B)は図4(A)のA−A線に沿った縦断面図である。 同上往復駆動移動機構により糸切り装置が進出位置に進出され、可動メスが最も左方にまで往行駆動移動された状態を示し、(A)は要部の平面図であり、(B)は図5(A)のB−B線に沿った縦断面図である。 糸切り装置における可動メスの拡大平面図である。 図6のC−C線に沿った縦断面図である。 糸切り装置が進出位置にまで移動された状態を示す要部の斜視図である。 糸切り装置の可動メスが往行駆動移動される状態を示す要部の斜視図である。 糸切り装置の可動メスのルーパ糸捕捉切断部がルーパ糸部を越えた位置にまで移動した状態を示す要部の斜視図である。 糸切り装置の可動メスが進出位置に向けて復行駆動移動されて針糸部が切断される直前の状態を示す要部の斜視図である。 糸切り装置の可動メスのルーパ糸捕捉切断部と固定メスとによりルーパ糸部を切断した直後の状態を示す要部の斜視図である。 糸切り装置による針糸部及びルーパ糸部の切断後における状態を示す要部の斜視図である。 縫い上がり及び糸切断後の縫目構造を縫製生地の裏面側から見た図である。 糸切り装置の可動メスの動作を縫製進行方向の下流側から見た要部の拡大正面図で、(A)は刃無し針糸捕捉部が針糸部を捕捉して固定メスに向けて移送する状態を示し、(B)は刃無し針糸捕捉部が固定メスの刃部を越えた位置にまで移動した状態を示し、(C)は針糸部を針糸切断部と固定メスの刃部との摺接により切断する状態を示す図である。 従来の二重環縫いミシンの糸切り装置全体が進出位置に進出した状態を示し、(A)は要部の平面図であり、(B)は図11(A)のC−C線に沿った縦断面図である。 (a)〜(f)は従来の糸切り装置の糸切り動作を順番に説明する要部の斜視図である。 従来の二重環縫いミシンの糸切り装置による縫い上がり及び糸切断後の縫目構造を縫製生地の裏面側から見た図である。
以下、本発明の実施の形態を図面にもとづいて説明する。なお、本実施の形態において従来の二重環縫いミシンと同一の構成要素には同一の符号を付して説明する。
図1は本発明に係る二本針二重環縫いミシン全体を、ミシンベッド部の上カバーを取り外した状態で示す外観斜視図であり、図2は図1の要部の拡大斜視図である。同二本針二重環縫いミシンは、ミシン本体20の上部及び下部から左側方に向けてミシンアーム部21とミシンベッド部22とが互いに略平行に延設されている。ミシンアーム部21の内部には、ミシン主軸、左右の針1a,1b(後述する)を上下に往復運動させる針駆動機構、布押え(図示省略)を上下に往復運動させる押え駆動機構やそれら各駆動機構への動力伝達機構等が組み込まれているが、それら駆動機構や動力伝達機構は周知のため、説明を省略する。
ミシンベッド部22の上面部には、針落ち位置を形成する針落ち溝部を有する針板2が固定されている。この針板2の下方部のミシンベッド部22内には、ルーパ糸LTを保持して前記針1a,1bの上下往複運動経路に略直交する左右方向に進退動作するルーパ3、糸切り装置4及び該糸切り装置4の固定メス6の刃部6eが、図4(A),(B)に示すように、前記針板2及びルーパ3に対して近接する位置で後述するストッパー部材33に後述する当たり部材34が当接する左前方への進出位置P1と、図5(A),(B)に示すように、前記進出位置P1よりも右後方の退避位置P2との間に亘って往復駆動移動させると共に、糸切り装置4が前記進出位置P1に移動された状態において後述する可動メス5のみを針落ち位置の一側(右側)寄り外部位置と他側(左側)寄り外部位置との間に亘ってX−Y方向に直線的に往復駆動移動させる往復駆動移動機構9等が組み込まれている。
上記構成の二本針二重環縫いミシンは、前記針1a,1bが針板2下に形成するループ状針糸NTa,NTbを前記ルーパ3が保持するルーパ糸LTでルーピングすることにより、図14に示すように、縫製生地Wに所定長さの二重環縫い縫目Mを形成する。
前記糸切り装置4は、該糸切り装置4が前記往復駆動移動機構9を介して前記針板2及びルーパ3に対して近接した前記進出位置P1と該進出位置P1よりも右後方の退避位置P2との間に亘って往復駆動移動可能に構成されている。そして、糸切り装置4は、所定の縫製動作終了後、つまり、縫い終わり時に前記縫製生地Wの裏面側に突出する左右の針糸部NTa1,NTb1及びルーパ糸部LT1を捕捉し移送して切断する糸切断用の可動メス5と、前記進出位置P1において前記左右の針1a,1bのうち右針1bの上下往複運動経路内に入らない範囲で針落ち位置に接近する位置に刃部6eが配置される固定メス6と、前記可動メス5の下部に配置されて切断されたルーパ糸部LTの端部を前記可動メス5との間に弾性的に挟み保持する板バネ製のルーパ糸挟み部材7と、該ルーパ糸挟み部材7の挟み保持力調整用の糸挟み補助バネ8と、を有している。
前記可動メス5は、図6及び図7に示すように、左右方向に長い帯状板材から構成され、この長い帯状板材からなる可動メス5の先端側縁部には、該可動メス5が前記針落ち位置の他側(左側)寄り外部位置から一側(右側)寄り外部位置に向けて復行駆動移動される時に、前記針板3上の縫製生地Wの裏面側に突出するルーパ糸部LT1を引掛けて捕捉する刃付きルーパ糸捕捉切断部10が形成されている。この刃付きルーパ糸捕捉切断部10で捕捉したルーパ糸部LT1を前記針落ち位置の一側(右側)寄り外部位置よりも他側(右側)寄り位置にまで移送して該ルーパ糸捕捉切断部10の刃部10eと前記固定刃6の刃部6eとの摺接により切断するように構成されている。
また、前記ルーパ糸捕捉切断部10よりも可動メス5の基端寄り側縁部で可動メス5の往復駆動移動方向の前後に離れた位置には、該可動メス5が前記針落ち位置の他側(左側)寄り外部位置から一側(右側)寄り外部位置に向けて復行駆動移動される時に、前記針板3上の縫製生地Wの裏面側に突出する右左の針糸部NTb1、NTa1を引掛け捕捉して前記針落ち位置の一側(右側)寄り外部位置よりも他側(右側)寄り位置にまで移送する刃無し針糸捕捉部11と、該刃無し針糸捕捉部11で捕捉された針糸部NTb1、NTa1を前記固定メス6の刃部6eとの摺接により切断する針糸切断刃部12とが形成されている。
前記刃無し針糸捕捉部11と前記針糸切断刃部12との間の可動メス5(帯状板材)の側縁部分には、凹状段部5dが形成されている。この凹状段部5dの存在によって、前記刃無し針糸捕捉部11は、捕捉した針糸部NTb1、NTa1を前記固定メス6の刃部6eとの摺接により切断することなく、該刃部6eを越えた位置にまで移送するように構成されている。
また、前記可動メス5における前記刃無し針糸捕捉部11と前記針糸切断刃部12とは、それらの先端が可動メス5の往復駆動移動経路の中心線cから同一または略同一の突出高さとなるように形成されている。この突出高さは、前記刃無し針糸捕捉部11により引掛け捕捉した針糸部NTb1、NTa1を移送途中で外れることなく前記固定メス6の刃部6eを越える位置にまで確実に移送できること、及び、前記固定メス6の刃部6eを越えた位置にまで移送された針糸部NTb1、NTa1を前記針糸切断刃部12により確実に切断できることを考慮して決定されている。
なお、前記刃無し針糸捕捉部11の突出高さが針糸部NTb1、NTa1を移送途中で外すことなく、固定メス6の刃部6eを越える位置にまで確実に移送できるという所定の捕捉移送機能を満たす高さに形成されている場合、前記針糸切断刃部12の突出高さは、前記刃無し針糸捕捉部11の突出高さと同一または略同一でなく多少差のある高さとしてもよい。
前記糸切り装置4を、前記進出位置P1と前記退避位置P2との間に亘って往復駆動移動させると共に、糸切り装置4が前記進出位置P1に移動された状態において前記可動メス5のみを針落ち位置の一側(右側)寄り外部位置と他側(左側)寄り外部位置との間に亘ってX−Y方向に直線的に往復駆動移動させる往復駆動移動機構9は、図3、図4(A),(B)及び図5(A),(B)に示すように構成されている。
即ち、前記可動メス5は、その右端部下面を、ネジ23を介して可動メス台24に固定されている。この可動メス台24の長手方向(左右方向)の略中央部にはU字状の切欠部25が形成されていると共に、この切欠部25を挟んだ左右位置には可動メス台24の長手方向に沿って長い左右一対のスリット26a,26bが形成されている。
前記固定メス6は、前記可動メス5の上面に配置されており、該固定メス6の右端部下面には、メス台ガイド27及び前記ルーパ糸挟み部材7の右端部が重合配置されており、これら固定メス6、メス台ガイド27及びルーパ糸挟み部材7がネジ28を介して固定メス台29の左端部に固定されている。前記可動メス台24は、前記固定メス台29の裏面(下面)に挿通される頭付きボルト48と左右一対のリンク40a,40bの一端部にその上面側から挿入されるツバ付き円柱状ナット31a,31bとにより、前記ツバ付き円柱状ナット31a,31bが前記左右一対のリンク40a,40bの一端部の回動を許容する状態で、かつ、前記可動メス台24における左右一対のスリット26a,26bの長さ範囲内で摺動移動可能な状態に挟持されている。
前記左右一対のリンク40a,40bの他端部は、その上面側から挿入されて左右一対のリンク40a,40bの他端部内での回動を許容するツバ付きスリーブ41a,41bを皿ネジ42a,42bを介して装置取付台30にネジ止めされている。これによって、前記可動メス台24及び固定メス台29は、左右一対のリンク40a,40bの揺動運動に伴い、左右方向に往復移動可能な状態で装置取付台30に支持される。
なお、ツバ付きスリーブ41a,41bのうち、右側のツバ付きスリーブ41bは、右側のリンク40bの両端穴のピッチを変更することで、左側のリンク40aのツバ付きスリーブ41aを支点として糸切り装置4の前記進出位置P1における可動メス5の針落ち部及びルーパ3に対する生地送り方向での進出移動起点の位置を微調整可能とするべくエキセンカム状に形成されている。
前記固定メス台29には、左右一対のリンク40a,40bのうち左側のリンク40aの下方位置において前記装置取付台30にネジ止めされたストッパー部材33に当接する当たり部材34が形成されている。
また、前記固定メス台29の長手方向中央部の後部には、前記可動メス台24の左端より少し右寄り位置から後方に突出された突起35に当接離間する係合突起36が形成されており、この係合突起36が前記突起35に当接することにより、可動メス台24が単独でそれ以上右方向へ移動できないように構成されている。更に、前記可動メス台24は、前記装置取付台30にネジ止めされ、かつ、一端部が前記当たり部材34の右端面に弾接されたバネ37を介して常に左方向へ移動するように弾性的に付勢されている。
前記装置取付台30には、前記固定メス台29が左右方向に摺動自在に嵌入する溝46が形成されており、周囲に配置した複数個のネジ47を介してミシンベッド部22に固定されている。また、装置取付台30には、エアシリンダ(図示省略)のピストン48の先端部に段付きネジ43を介して枢支連結されて、装置取付台30に軸44を中心として矢印a−b方向に駆動揺動可能な駆動レバー45が取り付けられており、この駆動レバー45の先端の先細円形部45aが前記可動メス台24の略中央部に形成のU字状の切欠部25に係合されている。
上記のように構成された往復駆動移動機構9によれば、図4(A),(B)に示すように、ピストン48の伸長により駆動レバー45がb方向に駆動揺動されている時、糸切り装置4はバネ37の弾性付勢力に抗して右方に移動して係合突起36と突起35とが当接した状態となるとともに、左右一対のリンク40,41の円柱状ナット31a,31bは左右一対のスリット26a,26b内の最も左側に寄った状態に移動し、固定メス台29の当たり部材34の左端面はストッパー部材33から離間している。この状態において、糸切り装置4は、退避位置P2にあり、ルーパ3の移動を妨げないような傾斜姿勢で待機している。
次に、図5(A),(B)に示すように、前記ピストン48の収縮により駆動レバー45がa方向に駆動揺動されると、固定メス台29の当たり部材34がバネ37の弾性付勢力により左方に移動する。これに伴って、前記係合突起36と突起35とが当接したまま糸切り装置4が左右一対のリンク40,41の揺動により前記傾斜姿勢の傾斜角度を減じながら、固定メス台29の当たり部材34の左端面がストッパー部材33に当接するまで左方へ移動する。これによって、糸切り装置4が、進出位置P1にまで移動し、縫い進行方向に対して略直交した姿勢となる。
この状態からピストン48が更に収縮して前記駆動レバー45がa方向に駆動揺動されると、固定メス台29を前記進出位置P1に残したまま、可動メス台24が針板2の針落ち位置を通過して左方向(x方向)に移動する。すなわち、可動メス台24に固定された可動メス5のみが針板3とルーパ3との間を左進(往行移動)する。このとき、前記可動メス台24及び固定メス台29は、左右一対のリンク40a,40bの揺動運動に伴い、左右方向に往復移動可能な状態で装置取付台30に支持されているので、可動メス5は左右一対のリンク40,41により直線的に移動されるように制御される。
次いで、ピストン48が伸長されることにより、前記駆動レバー45がb方向に駆動揺動され、これに伴って、可動メス5が最も左進した位置より右方向(y方向)に移動して前記進出位置P1で待機中の固定メス6の下部にまで右退(復行移動)する。この状態から更にピストン48が収縮することにより、糸切り装置4は、図4(A),(B)に示す退避位置P2に後退移動される。
次に、上記のように構成された本実施の形態に係る二本針二重環縫いミシンに糸切り装置4の糸切断動作を、図8乃至図13に基づいて説明する。
まず、図8に示すように、縫い終わり時に糸切り装置4が針落ち位置の一側寄り外部位置である前記進出位置P1にまで移動された後、図9に示すように、可動メス5のみが前記進出位置P1から針落ち位置の他側寄り外部位置に向けて矢印x方向に往行駆動移動(左進)される。
次に、図10に示すように、可動メス5先端側のルーパ糸捕捉切断部10がルーパ3の先端近くと縫製生地Wの裏面側との間に掛け渡されているルーパ糸部LT1を越えた直後に可動メス5の移動方向が反転される。続いて、図11に示すように、可動メス5が前記針落ち位置の他側寄り外部位置から前記進出位置P1に向けて矢印y方向に復行駆動移動(右退)される。この復行駆動移動時に縫製生地Wの裏面側に突出するルーパ糸部LT1がルーパ糸捕捉切断部10に引掛け捕捉されて固定メス6に向けて移送されると共に、縫製生地Wの裏面側に突出する左右の針糸部NTa1、NTb1は、図15(A)にも示すように、刃無し針糸捕捉部11に引掛け捕捉されてルーパ糸部LT1と同様に固定メス6に向けて移送される。
この状態で、可動メス5が更に矢印y方向に復行駆動移動されることによって、図12及び図15(B)に示すように、前記刃無し針糸捕捉部11に捕捉された左右の針糸部NTa1、NTb1は前記固定メス6の刃部6eを越えた位置にまで移送される。このとき、左右の針糸部NTa1、NTb1は凹状段部5dを通って固定メス6の刃部6eに軽く接触する状態にあり、この状態で、前記刃無し針糸捕捉部11に続いて針糸切断刃部12が固定メス6に向けて駆動移動されてくることにより、図15(C)に示すように、左右の針糸部NTa1、NTb1は前記針糸切断刃部12と固定メス6の刃部6eとの摺接により切断される。続いて、前記ルーパ糸捕捉切断部10に捕捉されたルーパ糸部LT1が該ルーパ糸捕捉切断部10の刃部10eと固定メス6の刃部6eとの摺接により切断される。
その後、図13に示すように、針1a,1bは針板2の上方へ移動すると共に、ルーパ3に保持されているルーパ糸LTの端部が可動メス5とルーパ糸挟み部材7との間に弾性的に挟み保持され、さらに、糸切り装置4が往復駆動移動機構9を介して、図4(A),(B)に示すような退避位置P2に移動されルーパ3の移動を妨げないような傾斜姿勢で次の縫製を待機することになる。
以上のように、本実施の形態に係る二重環縫いミシンの糸切り装置4によれば、所定の縫製動作後(縫い終わり後)に、可動メス5を針落ち位置の他側寄り外部位置から一側寄り外部位置に向けて復行駆動移動される時に該可動メス5に形成の刃付きルーパ糸捕捉切断部10に縫製生地Wの裏面側に突出するルーパ糸部LT1を引掛け捕捉するとともに、縫製生地Wの裏面側に突出する左右の針糸部NTa1、NTb1を刃無し針糸捕捉部11に引掛け捕捉した後、共に固定メス6に向けて移送されたのち、固定メス6により切断される。
このうち、刃無し針糸捕捉部11に捕捉された左右の針糸部NTa1、NTb1は、該刃無し針糸捕捉部11と固定メス6の刃部6eとの摺接による切断が行われないまま固定メス6の刃部6eを越えた位置にまで移送され、次に刃無し針糸捕捉部11に続いて移動してくる針糸切断部12と前記固定メス6の刃部6eとの摺接により切断されるといったように、縫製生地Wに連なる状態にあることから、移送に伴ってかなり強い引張り力が加わる針糸部NTa1、NTb1に対する処理機能を、固定メス6の刃部6eに摺接しない刃無し針糸捕捉部11による糸捕捉移送専用機能と固定メス6の刃部6eに摺接する針糸切断刃部12による糸切断専用機能とに分離することによって、針糸部NTa1、NTb1が所定の切断位置よりも手前の移送途中で不測に切断されることを防ぎ、常に所定の切断位置にまで確実に移送して切断することができる。これによって、糸の種類等に関係なく、縫製生地W終わり部分に垂れ下がり状態で残る針糸の長さをばらつきのない安定した長さに統一することができる。従って、縫い終わり部分の仕上り具合、見栄えを均一且つ良好なものとすることができる。
なお、上記実施の形態においては、前記可動メス5(一枚の帯状板材)の側縁部分に凹状段部5dを形成することにより、前記刃無し針糸捕捉部11が捕捉して移送されてくる針糸部NTb1、NTa1が前記固定メス6の刃部6eとの摺接により切断されることなく、該刃部6eを越えた位置にまで移送されるように構成したが、前記刃無し針糸捕捉部11と前記針糸切断刃部12とを別々の板材に形成して両板材を張り合わせることで、針糸部NTb1、NTa1が前記固定メス6の刃部6eとの摺接により切断されずに刃部6eを越えた位置にまで移送可能とする段部を形成してもよい。
また、本発明の糸切り装置は、偏平縫いミシン等の二本針二重環縫いミシンにおける糸切り装置として特に有効に適用可能であるが、一本針や三本以上の複数本針二重環縫いミシンやそれ以外の各種形態のミシンにおける糸切り装置に適用してもよいこともちろんである。
1a,1b 針
2 針板
3 ルーパ
4 糸切り装置
5 可動メス
5e 刃部
5d 凹状段部
6 固定メス
6e 刃部
7 ルーパ糸挟み部材
10 刃付きルーパ糸捕捉切断部
11 刃無し針糸捕捉部
12 針糸切断刃部
NTa,NTb 針糸
NTa1,NTb1 突出し切断される針糸部
LT ルーパ糸
LT1 突出し切断されるルーパ糸部
W 縫製生地
M 二重環縫い縫目

Claims (3)

  1. 針糸を保持して上下に往復運動する1本又は複数本の針と、ルーパ糸を保持して前記針の上下往復運動経路に略直交する方向に進退動作可能で、進出動作時に前記針が針板下に形成する針糸ループを捉えるルーパと、前記ルーパの進出動作により捉えた前記針糸ループを該ルーパが保持するルーパ糸でルーピングすることにより前記針板上において送り移動される縫製生地に二重環縫い縫目を形成する所定の縫製動作後に前記縫製生地の裏面側に突出する針糸部及びルーパ糸部を切断する糸切り装置と、を備え、
    前記糸切り装置は、前記針板における針落ち位置の一側寄り外部位置と前記針落ち位置の他側寄り位置との間に亘って往復駆動移動可能な可動メスと、前記針の上下往復運動経路内に入らない範囲で前記針落ち位置の一側寄り外部位置に配置された固定メスと、切断後のルーパ糸の端部を前記可動メスとの間に弾性的に挟み保持するルーパ糸挟み部材と、から構成されている二重環縫いミシンの糸切り装置において、
    前記可動メスの先端側縁部には、該可動メスが前記針落ち位置の他側寄り位置から前記一側寄り外部位置に向けて復行駆動移動される時に、前記縫製生地の裏面側に突出するルーパ糸部を引掛け捕捉して前記固定メスの刃部の位置にまで移送し、前記固定メスの刃部との摺接により前記ルーパ糸を切断する刃付きルーパ糸捕捉切断部が形成されていると共に、
    前記刃付きルーパ糸捕捉切断部よりも前記可動メスの基端寄り側縁部で可動メスの往復駆動移動方向の前後位置には、前記可動メスの前記復行移動時に前記縫製生地の裏面側に突出する針糸部を引掛け捕捉したままで前記固定メスの刃部を越えた位置にまで移送する刃無し針糸捕捉部と、該刃無し針糸捕捉部により前記固定メスの刃部を越えた位置にまで移送された前記針糸部を前記固定メスの刃部との摺接により切断する針糸切断刃部とが形成されていることを特徴とする二重環縫いミシンの糸切り装置。
  2. 前記可動メスにおる前記刃無し針糸捕捉部と前記針糸切断刃部との間の可動メスの側縁部分には、前記刃無し針糸捕捉部が引掛け捕捉した針糸部を該刃無し針糸捕捉部と前記固定メスの刃部との摺接による糸切断が行われないようにするための凹状段部が形成されている請求項1に記載の二重環縫いミシンの糸切り装置。
  3. 前記可動メスにおける前記刃無し針糸捕捉部と前記針糸切断刃部とは、それらの先端が同一または略同一の突出高さになるように形成されている請求項1又は2に記載の二重環縫いミシンの糸切り装置。
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