JP6394633B2 - 構造物製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、構造物製造方法に関する。
立体構造物を製造する技術の一つとして、加熱により膨張する膨張層を含む被印刷媒体に黒いインク又はトナーで所望のパターンを印刷し、その後、被印刷媒体に一様に光を照射する技術が知られている。この技術は、黒いインク又はトナーで印刷された領域は印刷されていない領域に比べて熱の吸収率が高く高温に加熱されることを利用したものであり、黒いインク又はトナーで印刷された領域が膨張して***するというものである。特許文献1には、この技術を用いた立体印刷装置が記載されている。
立体構造物は、視覚を通じて情報を提供するだけではなく、それに触れた者の触覚を通じて情報を提供することが可能である。このため、印刷技術を用いて立体構造物を製造する上述した技術は、点字、触図などの分野での利用が大いに期待されている。
特開2012−171317号公報
ところで、上述した技術では、形成される構造物の高さは印刷濃度により指定される。しかしながら、上述した技術には、所定領域を一定の濃度で印刷したにも関わらず、その領域に形成された構造物の高さが均一にならず、構造物のエッジ部分が鈍ってしまうといった課題がある。このため、所望の形状の構造物を製造することが難しい。
以上のような実情を踏まえ、本発明は、被印刷媒体に所望の形状の立体構造物を製造するための技術を提供することを課題とする。
本発明の一態様は、加熱により膨張する膨張層を含む被印刷媒体の第1の表面に、電磁波エネルギーを熱エネルギーに変換する第1の材料で第1のパターンを形成し、前記被印刷媒体の前記第1の表面の反対側の表面であって前記第1の表面よりも前記膨張層に近い第2の表面に、電磁波エネルギーを熱エネルギーに変換する第2の材料で、前記第1のパターンによる前記膨張層の膨張を補完するように前記膨張層を膨張させるための第2のパターンを形成し、前記被印刷媒体の前記第1の表面側から電磁波を照射し、前記被印刷媒体の前記第2の表面側から電磁波を照射する構造物製造方法を提供する。
上記の構造物製造方法では、前記第1のパターンは、一様な濃度である一様濃度領域を含む濃淡パターンであり、前記第2のパターンは、前記被印刷媒体のうち前記一様濃度領域の外周縁に対応する部分に設けられてもよい。また、前記第2のパターンは、前記第1のパターンを前記被印刷媒体の前記第1の表面に形成し、かつ、前記第2のパターンを前記被印刷媒体の前記第2の表面に形成しなかった場合に比べて、製造しようとする構造物のうち前記第1のパターンの境界領域に対応する部分における断面形状の曲率をより大きくするためのパターンである、当該断面形状の角部を直角により近い形状に近づけるためのパターンである、及び、当該構造物のエッジ部分をより鋭くするためのパターンである、の少なくともいずれかであってもよい。また、前記第2のパターンは、前記第1のパターンで特定される製造されるべき構造物の形状と、前記第1の表面側からの電磁波の照射により前記膨張層が膨張することで製造される構造物の形状との差を補完するパターンであってもよい。
上記の構造物製造方法では、前記第2のパターンは、前記被印刷媒体と前記第1のパターンに基づいて決定されたパターンであってもよい。また、上記の構造物製造方法では、前記第1の表面の側から電磁波を照射する前に、前記第2の表面の側から電磁波を照射してもよい。
本発明によれば、被印刷媒体に所望の形状の立体構造物を製造するための技術を提供することができる。
構造物製造システム1の構成を示した図である。 被印刷媒体Mの構成を示した図である。 印刷装置40の構成を示した図である。 加熱装置50の構成を示した図である。 従来の立体構造物製造システムで製造された立体構造物を例示した図である。 構造物製造システム1で製造された立体構造物を例示した図である。 第1のパターンP1と第2のパターンP2を例示した図である。 従来の立体構造物製造システムで製造され得る立体構造物を例示した図である。 画像データ生成処理のフローチャートである。 第2の濃度画像データ生成処理のフローチャートである。 第1のパターンP1により形成される構造物の形状について説明するための図である。 第2の濃度画像データ生成処理で参照する予め記憶されているデータの構造を例示した図である。 第1のパターンP1´と第2のパターンP2´を例示した図である。 第1の実施形態に係る立体構造物形成処理のフローチャートである。 第2の実施形態に係る立体構造物形成処理のフローチャートである。 第3の実施形態に係る立体構造物形成処理のフローチャートである。
図1は、構造物製造システム1の構成を示した図である。図2は、被印刷媒体Mの構成を示した図である。図3は、印刷装置40の構成を示した図である。図4は、加熱装置50の構成を示した図である。
構造物製造システム1は、図1に示すように、コンピュータ10と、表示装置20と、入力装置30と、印刷装置40と、加熱装置50を備えている。構造物製造システム1は、コンピュータ10で生成された濃度画像である濃淡パターンを、膨張層を含む被印刷媒体Mに印刷装置40で形成し、濃淡パターンが形成された被印刷媒体Mを加熱装置50で加熱することで、被印刷媒体Mに立体構造物を製造する。構造物製造システム1は、さらに、コンピュータ10で生成されたカラー画像であるカラーパターンを印刷装置40で被印刷媒体Mに形成し、着色された立体構造物を製造する。
被印刷媒体Mは、図2に示すように、基材M1に膨張層M2が積層された多層構造を有する熱膨張性シートである。膨張層M2は、熱可塑性樹脂内に加熱により膨張する無数のマイクロカプセルを含む層であり、吸収した熱量に応じて膨張する。基材M1は、例えば、紙、キャンバス地などの布、プラスティックなどのパネル材などからなるが、その材質は特に限定されない。なお、膨張層M2の表面FSと基材M1の表面BSには、後述するように印刷装置により黒の濃淡パターンが形成される。なお、表面FSについては、後述する第2のパターンが形成されることから第2の表面とも記す。また、表面BSについては、後述する第1のパターンが形成されることから第1の表面とも記す。表面BSと表面FSは、被印刷媒体Mの互いに反対側の表面であると言える。
後述するように、膨張層M2には、その表面に直接又は近接して電磁波熱変換材料(例えば、カーボンブラックを含むブラックKのインク)で面積階調による濃淡のパターンが形成される。この材料に照射された電磁波エネルギーは電磁波熱変換材料により吸収され、熱エネルギーに変換される。ここで、膨張層M2のうち電磁波熱変換材料でパターンが形成されている部分では、電磁波熱変換材料でパターンが形成されていない部分に比べて、より効率良く電磁波熱エネルギー変換が行われる。このようにして生成された熱エネルギーが伝導することによって、膨張層M2のうち電磁波熱変換材料でパターンが形成された部分が主に加熱されて、膨張層M2は電磁波熱変換材料で形成されたパターンに対応する形状に膨張する。なお、膨張層M2に電磁波熱変換材料で面積階調による濃淡を含むようにパターンを形成することで、電磁波熱変換材料の形成濃度が高い部分では、その形成濃度が低い部分よりも多くの熱エネルギーが伝導し、膨張層M2をより高く膨張させることができる。なお、本明細書では、膨張層M2の表面にある物質でパターンを形成すると言う場合、その表面に直接又は近接してその物質でパターンを形成することを意味するものとする。
コンピュータ10は、図1に示すように、プロセッサ11、メモリ12、ストレージ13を備える演算装置である。コンピュータ10は、プロセッサ11がプログラムを実行することにより画像データを生成し、画像データに応じた印刷データを印刷装置40へ出力する。表示装置20は、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイなどであり、コンピュータ10からの信号に従って画像を表示する。入力装置30は、例えば、キーボード、マウスなどであり、コンピュータ10へ信号を出力する。
印刷装置40は、入力された印刷データに基づいて被印刷媒体Mに印刷を行うインクジェットプリンタである。印刷装置40は、図3に示すように、媒体搬送方向(副走査方向D1)に直交する両方向矢印で示す方向(主走査方向D2)に往復移動可能に設けられたキャリッジ41を備える。キャリッジ41には、印刷を実行する印刷ヘッド42と、インクを収容したインクカートリッジ43(43k、43c、43m、43y)が取り付けられている。カートリッジ43k、43c、43m、43yには、それぞれ、ブラックK、シアンC、マゼンタM、イエローYの色インクが収容されている。各色のインクは、印刷ヘッド42の対応するノズルから吐出される。
なお、後述するように、ブラックKのインクは、電磁波熱変換材料としてのカーボンブラックを含む場合と、含まない場合がある。カーボンブラックを含むブラックKのインクを用いて膨張層M2の表面に濃度画像(グレースケール画像)を形成した場合には、その画像に対して電磁波を照射することで生成された熱エネルギーが伝導し、膨張層M2が膨張する。しかし、カーボンブラックを含まないブラックKのインクや、シアンC、マゼンタM、イエローYの色インクの混色により同様の濃度画像を形成した場合には、その濃度画像に対して電磁波を照射しても熱エネルギーが生成されないので、膨張層M2の濃度画像が形成された部分が膨張することはない。
キャリッジ41は、ガイドレール44に滑動自在に支持され、駆動ベルト45に狭持されている。モータ45mの回転により駆動ベルト45を駆動することで、キャリッジ41は、印刷ヘッド42とインクカートリッジ43とともに、主走査方向D2に移動する。フレーム47の下部には、印刷ヘッド42と対向する位置に、主走査方向D2に延在したプラテン48が配設されている。さらに、給紙ローラ対49a(下のローラは不図示)と排紙ローラ対49b(下のローラは不図示)は、プラテン48に支持された被印刷媒体Mを副走査方向D1に搬送するように配設されている。
フレキシブル通信ケーブル46を介して印刷ヘッド42に接続された印刷装置40の制御部は、コンピュータ10からの印刷データ及び印刷制御データに基づいて、モータ45m、印刷ヘッド42、給紙ローラ対49a、及び排紙ローラ対49bを制御する。これにより、被印刷媒体Mに、少なくとも濃淡パターンが形成され、さらに必要に応じてカラーパターンが形成される。換言すると、少なくとも上述の濃度画像が形成され、さらに必要に応じてカラー画像が印刷される。なお、膨張層M2を膨張させる必要がない場合は、濃淡パターンを形成せずに、カラーパターンのみを膨張層M2に形成して良いことは言うまでもない。
ここで、濃淡パターンは、その形成後に電磁波を照射することにより、加熱によって膨張層M2を所望の高さまで膨張させることで所望の構造物を得るため、膨張層M2の表面に形成される画像である。従って、本明細書において濃淡パターンと言う場合は、上述の電磁波熱変換材料を用いて膨張層M2の表面に形成された画像のことを意味し、電磁波熱変換材料を含まない材料を用いて形成された濃淡を含む画像は、濃淡パターンではない。また、カラー画像の少なくとも一部を、電磁波熱変換材料を用いて形成しても良い。ただし、詳しくは後述するが、そのようなカラー画像を形成後に電磁波を照射すると、膨張層M2が、濃淡パターンの形成によって予定される所望の高さを超えて膨張してしまうため、カラー画像を形成した後は、カラー画像が形成された膨張層M2の表面側から電磁波を照射することは避けることが望ましい。
加熱装置50は、電磁波を照射することで被印刷媒体Mを加熱する装置である。加熱装置50は、図4に示すように、案内溝52が形成された載置台51と、光源ユニット54を支持する支柱53と、光源を備えた光源ユニット54を備える。載置台51には、濃淡パターンが形成された被印刷媒体Mが載置される。支柱53は、案内溝52に沿って摺動するように構成されている。光源ユニット54に設けられた光源は、電磁波を放射する。
加熱装置50では、光源ユニット54が電磁波を放射しながら方向D3に支柱53と共に移動することで、被印刷媒体Mに一様に電磁波が照射される。前述の通り、電磁波は濃淡パターンが印刷された領域で効率よく吸収されて熱エネルギーに変換されるため、濃淡パターンに応じた領域が加熱されて膨張し、濃淡パターンに応じた立体構造物が製造される。
なお、濃淡パターンがカーボンブラックを含むブラックKのインクで印刷される場合には、電磁波は赤外領域の波長を含むことが望ましい。ただし、濃淡パターンの形成に使用されるインクで印刷された領域が印刷されていない領域によりも効率よく熱を吸収し加熱される限り、電磁波の波長域は特に限定されない。また、濃淡パターンの形成に使用されるインクは、電磁波を吸収して熱に変換する材料を含んでいればよい。
図5は、従来の立体構造物製造システムで形成された立体構造物を例示した図である。上述したように、従来の構造物製造システムでは、被印刷媒体Mの表面BSに全体が一様な濃度の濃淡パターンである第1のパターンP1を形成し電磁波を照射しても、第1のパターンP1が形成された領域全体にわたって一様な高さを有する構造物は形成されず、図5に示すように、エッジ部分が鈍った構造物E1が形成されてしまう。言い換えると、第1のパターンP1の境界領域、即ち、外周縁(輪郭)での断面形状の曲率が小さい構造物E1が形成されてしまう。これは、立体構造物の表面に黒いインクが残ってしまうことを避けるために、第1のパターンP1を膨張層M2の表面FSに形成した場合に比べて、膨張層M2から遠い表面BSに形成した場合に、より顕著である。なお、本明細書では、第1のパターンP1の外周縁に略直交する平面を切断面としたときに現れる構造物E1の平面形状を断面形状と言うものとする。
そこで、構造物製造システム1では、被印刷媒体M(表面BS、第1の表面)に図7(a)に示すような一様な濃度の第1のパターンP1を形成しても、その境界領域においてエッジ部分が鈍った構造物が形成されてしまうことを見越して、図6(a)及び図7(b)に示すように、表面BSの反対側の表面であって表面BSよりも膨張層M2に近い表面FS(第2の表面)に第1のパターンP1による膨張層M2の膨張を補完するように膨張層M2を膨張させるための第2のパターンP2を形成する。より詳細には、第2のパターンP2は、第1のパターンP1で特定される形成されるべき構造物の形状と、表面BS側からの電磁波の照射により膨張層M2が膨張することで形成される構造物の形状との差を補完するパターンである。その結果、第2のパターンP2に対応する構造物E2(図6(b)に示す構造物Eのうちその断面形状にて破線よりも外側の部分)により構造物Eのエッジ部分が補われるため、図6(b)に示すように、全体にわたって略一様な高さを有する所望の構造物Eを形成することができる。
言い換えると、第2のパターンP2は、第1のパターンP1を基材M1の表面BSに形成し、かつ、第2のパターンP2を膨張層M2の表面FSに形成しなかった場合に比べて、製造しようとする構造物Eのうち第1のパターンP1の境界領域に対応する部分における断面形状の曲率をより大きく(つまり、曲率半径を小さく)するためのパターン、その断面形状の角部を直角により近い形状に近づけるためのパターン、又は、構造物Eのエッジ部分をより鋭くするためのパターンである。このように、第2のパターンP2は、特に、第1のパターンP1の境界領域での断面形状を改善する、即ち、境界領域においても構造物Eを所望する高さにまで膨張させるのに有効である。
第2のパターンP2は、第1のパターンP1を補完する為のパターンであるので、図7(b)に示すように第1のパターンP1に比べて狭い範囲に形成される。このため、立体構造物の表面に黒いインクが残ってしまうことに起因する好ましくない影響を少なく抑えることができる。
なお、表面FSに形成する濃淡のパターンが第1のパターンP1を補完する第2のパターンP2ではない場合には、図8(a)及び図8(b)に示されるように、所望の構造物Eは形成されない。これは、第1のパターンP1の濃度や被印刷媒体M等を考慮することなく形成したパターン(第3のパターンP3)に対応する構造物E3は、所望の形状を有する構造物のエッジ部分を補うような形状を有しないからである。
以下、第1のパターンP1と第2のパターンP2の画像データを生成する方法について、図9から図12を参照しながら具体的に説明する。図9は、画像データ生成処理のフローチャートである。図10は、第2の濃度画像データ生成処理のフローチャートである。図11は、第1のパターンP1により形成される構造物の形状について説明するための図である。図12は、第2の濃度画像データ生成処理で参照する予め記憶されているデータの構造を例示した図である。なお、第1のパターンP1と第2のパターン2は、いずれも黒インクKによって形成される濃淡のパターンであり、濃度画像である。従って、以降では、第1のパターンP1、第2のパターンP2を、それぞれ第1の濃度画像、第2の濃度画像とも記す。
図9に示す画像データ生成処理は、例えば、コンピュータ10が画像生成プログラムを実行することにより行われる。まず、コンピュータ10は、第1の濃度画像の画像データ(以降、第1の濃度画像データと記す)を取得する(ステップS10)。ステップS10では、コンピュータ10は、例えば、利用者が入力装置30を用いて入力した情報から第1の濃度画像データを生成することで第1の濃度画像データを取得しても良く、図示しない外部装置から第1の濃度画像データを取得してもよい。
第1のパターンP1(第1の濃度画像)は、形成されるべき構造物の形状を濃淡のパターンに置き換えたものであり、被印刷媒体Mに形成されるべき構造物の形状は、第1のパターンP1により特定される。なお、以降では、説明を簡略化するため、図7(a)に示すような全体が一様な濃度の濃淡パターンである第1のパターンP1を表す第1の濃度画像データを取得した場合を例に説明する。
第1の濃度画像データを取得すると、コンピュータ10は、取得した第1の濃度画像データと第1のパターンP1が形成される被印刷媒体Mとに基づいて、第2の濃度画像データを生成する(ステップS20)。第2の濃度画像データは、第1のパターンP1を補完する第2のパターンP2である第2の濃度画像の画像データである。
図10に示す第2の濃度画像データ生成処理が開始されると、コンピュータ10は、第1の濃度画像から輪郭を抽出する(ステップS21)。例えば、第1の濃度画像が図7(a)に示すパターンP1の場合、長方形の輪郭が抽出される。
輪郭が抽出されると、コンピュータ10は、抽出した輪郭に基づいて、補完対象箇所を特定する(ステップS22)。例えば、被印刷媒体Mの輪郭を構成する部分については補完する必要性が乏しいため、被印刷媒体Mの輪郭を構成しない部分を補完対象箇所として特定する。これにより無駄な補完処理を省くことができる。ここでは、図7(a)に示すパターンP1の長方形の輪郭のうち、被印刷媒体Mの輪郭を構成しない2つの長辺l、lに沿って延在する部分を補完対象箇所として特定する。なお、必要であれば、被印刷媒体Mの輪郭を構成する2つの短辺s、sに沿って延在する部分も含めて、補完対象箇所として特定してよい。また、補完対象箇所は少なくとも前述の一様濃度領域に含まれる。この例では、図7(b)に示すように、補完対象箇所は2つの長辺l、lに沿って延在する細長い矩形状をなす。
補完対象箇所が特定されると、コンピュータ10は、第1の濃度画像の代表濃度に基づいて、形成されるべき構造物の高さHを算出する(ステップS23)。代表濃度は、例えば、第1の濃度画像中の補完対象箇所の濃度である。高さHと濃度との関係は、被印刷媒体M毎に既知であるので、ステップS23ではこの既知の関係に基づいて高さHを算出する。
高さHを算出すると、コンピュータ10は、第1の濃度画像の幅Wに基づいて補完の要否を判定する(ステップS24)。ここでは、コンピュータ10は、例えば、第1の濃度画像の幅Wが所定の長さよりも短い場合に補完不要と判定してもよい。また、幅Wと高さHに基づいて、補完の要否を判定してもよい。図11に示すように、第1のパターンP1が全体にわたって一様な濃度を有する場合、第1のパターンP1により形成される構造物の高さHとそのエッジ部分の長さLは一定の相関関係を有する。そして、例えば、2L<Wの条件を満たさない場合には、第1のパターンP1により形成される構造物の高さHの領域が狭すぎるため、補完不要と判定してもよい。
幅Wに基づいて補完が必要であると判定されると、コンピュータ10は、さらに、高さHに基づいて補完の要否を判定する(ステップS25)。ここでは、ステップS23で算出した高さHが所定の高さ(例えば、0.5mm)以上であるか否かを判定する。高さHが低すぎる場合には、補完によって得られる効果が小さいため、補完不要と判定する。
なお、ステップS24又はステップS25で補完不要と判定した場合には、コンピュータ10は、第2の濃度画像データを生成せずに、第2の濃度画像データ生成処理を終了する。
高さHに基づいて補完が必要であると判定されると、コンピュータ10は、被印刷媒体Mと高さHに基づいて、グレースケールデータを取得する(ステップS26)。グレースケールデータは、エッジ部分を補完するための濃度分布を表すデータであり、被印刷媒体Mと高さHの組み合わせ毎に、コンピュータ10のストレージ13に予め記録されている。コンピュータ10は、被印刷媒体MとステップS23で算出した高さHとに基づいて、ストレージ13から該当するグレースケールデータを取得する。
ストレージ13には、図12に示すように、被印刷媒体Mの種類毎にテーブル(ここでは、被印刷媒体M1からM4に対応するテーブルT1からT4)が設けられている。各テーブルには、構造物の高さH毎に、エッジ部分の長さL、データ長、グレースケールデータが格納されている。データ長は印刷装置40で補完対象箇所に印刷するピクセル数(ドット数)であり、グレースケールデータは、そのデータ長分のグレースケール階調値からなるデータである。グレースケールデータは、およそ中心のピクセル(例えば、nピクセル分の階調値からなるグレースケールデータであればn/2番目のピクセル)で最大の階調値を有し、中心から外側に向かって階調値が低下するような階調分布を有している。グレースケールデータは、例えば、被印刷媒体Mと高さHの組み合わせ毎に予め実験等を行い、その結果、各エッジ部分を補完できる濃淡のパターンが求められ、その濃淡のパターンに基づいて決定されて、ストレージ13に記録される。
グレースケールデータを取得すると、コンピュータ10は、ステップS22で特定した補完対象箇所とステップS26で取得したグレースケールデータとに基づいて、第2の濃度画像データを生成する(ステップS27)。ここでは、コンピュータ10は、まず、矩形状の補完対象箇所の輪郭をなす長辺l、lを構成するピクセルを順番に選択する。そして、選択したピクセル毎に、そのピクセルから長辺l、lと直交する方向へ輪郭の内側に向かって(第1のパターンP1の内方へ向かって)1ピクセルずつグレースケールデータを構成する階調値を順に割り当てる。即ち、データ長がnのグレースケールデータが取得された場合であれば、矩形領域から内側に向かってnピクセルだけ階調値が割り当てられる。コンピュータ10は、補完対象箇所の全てのピクセルに対して、上述した処理を繰り返すことで、第2の濃度画像データを生成する。なお、上記の例では、補完対象箇所の輪郭は直線であったが、曲線の場合も同様に処理できる。その場合に、ある一つのピクセルに複数の濃度値(階調値)が対応する場合は、例えば、それらの平均値をその一つのピクセルの濃度値としても良い。また、ある一つのピクセルに濃度値が一つも対応しなかった場合は、近傍のピクセルの平均値をその一つのピクセルの濃度値としても良い。
第2の濃度画像データが生成されると、コンピュータ10は、ステップS10で取得した第1の濃度画像データとステップS20で生成した第2の濃度画像データを記録して(ステップS30)、図9に示す画像データ生成処理を終了する。
図9に示す画像データ生成処理によれば、第1のパターンP1で特定される形成されるべき構造物の形状と、第1のパターンP1により形成される構造物の形状との差を補完する第2のパターンP2を算出し、第2のパターンP2を表す第2の濃度画像データを生成して記録することができる。
なお、以上では、補完対象箇所が2つある例を示したが、補完対象箇所は1つ以上であればよく、第2のパターンは第1のパターンの輪郭の少なくとも一部に対応するパターンであることが望ましい。例えば、第1の濃度画像が図13(a)に示すパターンP1´である場合には、ステップS22で特定される補完対象箇所は長方形の輪郭の1辺のみである。この場合、図13(b)に示すパターンP2´を表す第2の濃度画像データが生成される。
以下、図9に示す画像データ生成処理で生成された第1の濃度画像データと第2の濃度画像データを用いて被印刷媒体Mに所望の形状の構造物を製造する方法について、第1の実施形態から第3の実施形態で具体的に説明する。
[第1の実施形態]
図14は、本実施形態に係る立体構造物形成処理のフローチャートである。本実施形態では、印刷装置40のインクカートリッジ43kには、カーボンブラックを含むブラックKのインクが収容されている。なお、カーボンブラックを含むブラックKのインクは、電磁波を吸収し熱エネルギーに変換する材料である。
構造物製造システム1は、まず、第2の表面(表面FS)に第2のパターンP2を形成する(ステップS101)。ここでは、まず、利用者が、表面FSが印刷ヘッド42側を向くように印刷装置40に被印刷媒体Mをセットし、コンピュータ10に第2のパターンP2の形成指示を入力する。これにより、コンピュータ10が第2の濃度画像データに対応する印刷データ及び印刷制御データを生成し印刷装置40へ出力する。印刷装置40は、印刷データ及び印刷制御データに基づいて、被印刷媒体Mに表面FSに、ブラックKのインクで第2のパターンP2を形成する。なお、印刷装置40は、印刷濃度を、例えば面積階調によって制御する。
さらに、構造物製造システム1は、第2の表面(表面FS)にカラーパターンを形成する(ステップS102)。ここでは、利用者が、コンピュータ10にカラーパターンの形成指示を入力する。これにより、コンピュータ10がカラー画像データに対応する印刷データ及び印刷制御データを生成し印刷装置40へ出力する。印刷装置40は、印刷データ及び印刷制御データに基づいて、被印刷媒体Mに表面FSに、シアンC、マゼンタM、イエローYの色インクでカラーパターンを形成する。なお、カラーパターンに含まれるブラックは、シアンC、マゼンタM、イエローYの混色によって作られる。シアンC、マゼンタM、イエローYの色インクは、カーボンブラックを初めとする、電磁波を吸収し熱エネルギーに変換する材料を一切含まない。従って、これらの混色により作られるブラックを構成するインクに電磁波を照射しても、それが電磁波を吸収し熱エネルギーに変換することはない。なお、ステップS101とステップS102のパターン形成は、1度に行われても良い。
第2の表面にパターンが形成されると、構造物製造システム1は、第1の表面(表面BS)に第1のパターンP1を形成する(ステップS103)。ここでは、利用者が、表面BSが印刷ヘッド42側を向くように印刷装置40に被印刷媒体Mをセットし、コンピュータ10に第1のパターンP1の形成指示を入力する。これにより、コンピュータ10が第1の濃度画像データに対応する印刷データ及び印刷制御データを生成し印刷装置40へ出力する。印刷装置40は、印刷データ及び印刷制御データに基づいて、被印刷媒体Mに表面BSに、ブラックKのインクで第1のパターンP1を形成する。
これにより、例えば図6(a)に示すような、第1の表面に第1のパターンP1が電磁波エネルギーを熱エネルギーに変換する材料で形成され、第2の表面に第1のパターンを補完する第2のパターンが電磁波エネルギーを熱エネルギーに変換する材料で形成されている加工媒体が出来上がる。この加工媒体を所定の条件で電磁波を照射するだけで、所望の形状の構造物を製造することができる。
その後、構造物製造システム1は、被印刷媒体Mの第2の表面(表面FS)側から被印刷媒体Mに向けて電磁波を照射する(ステップS104)。ここでは、利用者が、パターンが形成された被印刷媒体Mを、表面FSを上に向けた状態で、加熱装置50の載置台51に載置する。その後、加熱装置50が被印刷媒体Mの表面FSに赤外線などの電磁波を一様に照射する。これにより、第2のパターンP2を形成したカーボンブラックを含むブラックKのインクに電磁波が照射されて熱が発生する。その結果、膨張層M2のうち、第2のパターンP2が形成された領域が加熱されて膨張し、最終的な立体構造物においてエッジ部分を補完することとなる補完立体構造物が形成される。
最後に、構造物製造システム1は、被印刷媒体Mの第1の表面(表面BS)側から被印刷媒体Mに向けて電磁波を照射し(ステップS105)、図14に示す立体構造物形成処理を終了する。ここでは、利用者が、パターンが形成された被印刷媒体Mを、表面BSを上に向けた状態で、加熱装置50の載置台51に載置する。その後、加熱装置50が被印刷媒体Mの表面BSに赤外線などの電磁波を一様に照射する。これにより、第1のパターンP1を形成したカーボンブラックを含むブラックKのインクに電磁波が照射されて熱が発生する。これにより、第1のパターンP1に応じた膨張層M2の領域が基材M1を通じて加熱されて膨張する。
本実施形態によれば、エッジ部分の鈍りが抑制されて、全体にわたって略一様な高さとされた構造物Eを製造することができる。言い換えれば、第2のパターンP2を膨張層M2の表面FSに形成しなかった場合に比べて、製造しようとする構造物のうち第1のパターンP1の境界領域に対応する部分における断面形状の曲率を大きくし、その断面形状の角部を直角により近い形状に近づけ、又は、そのエッジ部分をより鋭くすることができる。
[第2の実施形態]
図15は、本実施形態に係る立体構造物形成処理のフローチャートである。本実施形態でも構造物製造システム1が使用される。ただし、構造物製造システム1には、印刷装置40の代わりに、カーボンブラックを含むブラックKのインクを収容するインクカートリッジ43kに加えて、カーボンブラックを含まないブラックK´のインクを収容するインクカートリッジ43k´を有する印刷装置が備えられている。
構造物製造システム1は、まず、第2の表面(表面FS)に第2のパターンP2とカラーパターンを形成する(ステップS201)。ここでは、まず、利用者が、表面FSが印刷ヘッド42側を向くように印刷装置40に被印刷媒体Mをセットし、コンピュータ10に第2のパターンP2とカラーパターンの形成指示を入力する。これにより、コンピュータ10が第2の濃度画像データとカラー画像データに対応する印刷データ及び印刷制御データを生成し印刷装置40へ出力する。印刷装置40は、印刷データ及び印刷制御データに基づいて、被印刷媒体Mに表面FSに、ブラックKのインクで第2のパターンP2を形成し、シアンC、マゼンタM、イエローY及びブラックK´のインクでカラーパターンを形成する。
第2の表面にパターンが形成されると、構造物製造システム1は、第1の表面(表面BS)に第1のパターンP1を形成する(ステップS202)。なお、ステップS202は、図14のステップS103と同様である。ここまでの処理により、第1の表面に第1のパターンP1が電磁波エネルギーを熱エネルギーに変換する材料で形成され、第2の表面に第1のパターンを補完する第2のパターンが電磁波エネルギーを熱エネルギーに変換する材料で形成されている、たとえば、図6(a)に示すような加工媒体が出来上がる。
さらに、構造物製造システム1は、第2の表面(表面FS)に電磁波を照射し(ステップS203)、その後、第1の表面(表面BS)に電磁波を照射して(ステップS204)、図15に示す立体構造物形成処理を終了する。なお、ステップS203、ステップS204は、図14のステップS104、ステップS205と同様である。
本実施形態によっても、エッジ部分の鈍りが抑制されて、全体にわたって略一様な高さとされた構造物Eを製造することができる。言い換えれば、第2のパターンP2を膨張層M2の表面FSに形成しなかった場合に比べて、製造しようとする構造物のうち第1のパターンP1の境界領域に対応する部分における断面形状の曲率を大きくし、その断面形状の角部を直角により近い形状に近づけ、又は、そのエッジ部分をより鋭くすることができる。また、本実施形態では、カラーパターンに含まれるブラックがカーボンブラックを含まないブラックK´のインクで表現されるため、シアンC、マゼンタM、イエローYでブラックを表現する場合に比べて、インクの消費量を抑えながら、発色のよい表現が可能となる。
[第3の実施形態]
図16は、本実施形態に係る立体構造物形成処理のフローチャートである。本実施形態でも、印刷装置40のインクカートリッジ43kには、カーボンブラックを含むブラックKのインクが収容されている。
構造物製造システム1は、まず、第2の表面(表面FS)に第2のパターンP2を形成する(ステップS301)。ステップS301は、図14のステップS101と同様である。
次に、構造物製造システム1は、第2の表面(表面FS)側から電磁波を照射する(ステップS302)。ステップS302は、図14のステップS104と同様である。
その後、構造物製造システム1は、第2の表面(表面FS)にカラーパターンを形成する(ステップS303)。ここでは、利用者が、コンピュータ10にカラーパターンの形成指示を入力する。これにより、コンピュータ10がカラー画像データに対応する印刷データ及び印刷制御データを生成し印刷装置40へ出力する。印刷装置40は、印刷データ及び印刷制御データに基づいて、被印刷媒体Mに表面FSに、シアンC、マゼンタM、イエローY、及び、ブラックKのインクでカラーパターンを形成する。
なお、ステップS303では、表面FSには第2のパターンに対応する立体構造物が形成されているが、後述する第1のパターンにより形成される立体構造物のエッジ部分を補うためのものであるので、その最大高さも規定の高さ以内である。このため、印刷装置40によるカラーパターンの形成を妨げるものではなく、又、印刷品位の低下もほとんど生じない。
第2の表面にカラーパターンが形成されると、構造物製造システム1は、第1の表面(表面BS)に第1のパターンP1を形成し(ステップS304)、その後、第1の表面(表面BS)側から電磁波を照射し(ステップS305)、図16に示す立体構造物形成処理を終了する。ステップS304、ステップS305は、図14のステップS103、ステップS105と同様である。
本実施形態によっても、エッジ部分の鈍りが抑制されて、全体にわたって略一様な高さとされた構造物Eを製造することができる。言い換えれば、第2のパターンP2を膨張層M2の表面FSに形成しなかった場合に比べて、製造しようとする構造物のうち第1のパターンP1の境界領域に対応する部分における断面形状の曲率を大きくし、その断面形状の角部を直角により近い形状に近づけ、又は、そのエッジ部分をより鋭くすることができる。また、本実施形態では、カラーパターンに含まれるブラックが、カーボンブラックを含むブラックKのインクで表現されるため、シアンC、マゼンタM、イエローYでブラックを表現する場合に比べて、インクの消費量を抑えながら、発色のよい表現が可能となる。
上述した実施形態は、発明の理解を容易にするために具体例を示したものであり、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。構造物製造方法、加工媒体、データ生成方法、及びプログラムは、特許請求の範囲に記載される本発明を逸脱しない範囲において、さまざまな変形、変更が可能である。
図3では、インクジェットプリンタを例示したが、印刷装置は、インクジェットプリンタに限られない。例えば、レーザプリンタなど任意の印刷装置であってもよい。図4では、光源ユニットが被印刷媒体Mに対して移動する加熱装置を例示したが、これは加熱装置50の一例にすぎず、加熱装置は、被印刷媒体Mに一様に電磁波を照射するものであればよい。即ち、例えば、加熱装置50は、載置台51に光源ユニット54が固定設置されて、かつ、図示しない搬送機構を備えるように構成し、搬送機構によって、被印刷媒体Mが光源ユニット54に対して相対的に移動するように、被印刷媒体Mを搬送させるものであっても良い。また、被印刷媒体M全体に同時に電磁波を照射する光源ユニットを備える加熱装置であってもよい。
また、上述した実施形態で示した手順は立体構造物を製造する手順の例示であり、各工程の順番は変更してもよい。例えば、図14から図16では、第2のパターンを形成後に第1のパターンを形成する例が示されているが、第1のパターンを形成した後に第2のパターンを形成しても良く、また、これらのパターンを同時に形成してもよい。また、図14から図16では、第1の表面の側から第1のパターンを形成した材料に電磁波を照射する前に、第2の表面の側から第2のパターンを形成した材料に電磁波を照射する例が示されている。この点については、実施形態で示した順番で処理すること、つまり、第2の表面に電磁波を照射した後に、第1の表面に電磁波を照射することが望ましい。これは、第2のパターンにより形成される構造物は第1のパターンにより形成される構造物に比べて小さいため、条件(例えば、膨張層M2の状態や光源までの距離)の変化によって形状が変化しやすいからである。
また、第1のパターンと第2のパターンを同じ材料で形成する例を示したが、第1のパターンを形成する材料と第2のパターンを形成する材料は、電磁波エネルギーを熱エネルギーに変換する材料であればよい。このため、第1のパターンを形成する第1の材料と第2のパターンを形成する第2の材料は、電磁波エネルギーを熱エネルギーに変換する異なる材料であってもよい。
また、第2のパターンが第1のパターンの輪郭部分の少なくとも一部である例を示したが、第2のパターンは第1のパターンの輪郭部分に限られない。例えば、第1のパターン中に段差が有る場合には、第2のパターンはその段差部分の少なくとも一部であってもよい。段差部分は、輪郭部分と同様に構造物がなまりやすい部分であり、補完することにより所望の形状に近づける効果が発揮されやすいという点で好適である。
また、上述の各実施形態においては、第1のパターンP1は、その全体にわたって一様な濃度の濃淡パターンであるとして説明したが、少なくともその境界領域を含む周縁部に一様な濃度である一様濃度領域を含む濃淡パターンであっても良い。その場合、膨張層M2の表面FSにおける、一様濃度領域の外周縁のうち第1のパターンP1の外周縁と一致する部分に、第2のパターンP2を形成することによって、構造物のエッジ部分がより鋭くなった構造物を製造することができる。言い換えれば、第2のパターンP2を膨張層M2の表面FSに形成しなかった場合に比べて、製造しようとする構造物のうち第1のパターンP1の境界領域(外周縁)に対応する部分における断面形状の曲率を大きくし、その断面形状の角部を直角により近い形状に近づけ、又は、そのエッジ部分をより鋭くすることができる。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
加熱により膨張する膨張層を含む被印刷媒体の第1の表面に、電磁波エネルギーを熱エネルギーに変換する第1の材料で第1のパターンを形成し、
前記被印刷媒体の前記第1の表面の反対側の表面であって前記第1の表面よりも前記膨張層に近い第2の表面に、電磁波エネルギーを熱エネルギーに変換する第2の材料で、前記第1のパターンによる前記膨張層の膨張を補完するように前記膨張層を膨張させるための第2のパターンを形成し、
前記被印刷媒体の前記第1の表面側から電磁波を照射し、
前記被印刷媒体の前記第2の表面側から電磁波を照射する
ことを特徴とする構造物製造方法。
[付記2]
付記1に記載の構造物製造方法において、
前記第1のパターンは、一様な濃度である一様濃度領域を含む濃淡パターンであり、
前記第2のパターンは、前記被印刷媒体のうち前記一様濃度領域の外周縁に対応する部分に設けられる
ことを特徴とする構造物製造方法。
[付記3]
付記1又は付記2に記載の構造物製造方法において、
前記第2のパターンは、
前記第1のパターンを前記被印刷媒体の前記第1の表面に形成し、かつ、前記第2のパターンを前記被印刷媒体の前記第2の表面に形成しなかった場合に比べて、
製造しようとする構造物のうち前記第1のパターンの境界領域に対応する部分における断面形状の曲率をより大きくするためのパターンである、当該断面形状の角部を直角により近い形状に近づけるためのパターンである、及び、当該構造物のエッジ部分をより鋭くするためのパターンである、の少なくともいずれかである
ことを特徴とする構造物製造方法。
[付記4]
付記1乃至付記3のいずれか一つに記載の構造物製造方法において、
前記第2のパターンは、
前記第1のパターンで特定される製造されるべき構造物の形状と、前記第1の表面側からの電磁波の照射により前記膨張層が膨張することで製造される構造物の形状との差を補完するパターンである
ことを特徴とする構造物製造方法。
[付記5]
付記1乃至付記4のいずれか1つに記載の構造物製造方法において、さらに、
前記第2のパターンは、前記被印刷媒体と前記第1のパターンに基づいて決定されたパターンである
ことを特徴とする構造物製造方法。
[付記6]
付記1乃至付記5のいずれか1つに記載の構造物製造方法において、
前記第1の表面の側から電磁波を照射する前に、前記第2の表面の側から電磁波を照射する
ことを特徴とする構造物製造方法。
[付記7]
加熱により膨張する膨張層を含む加工媒体の第1の表面であって、第1のパターンが電磁波エネルギーを熱エネルギーに変換する第1の材料で形成されている前記第1の表面と、
前記加工媒体の前記第1の表面の反対側の表面であって前記第1の表面よりも前記膨張層に近い第2の表面であって、前記第1のパターンによる前記膨張層の膨張を補完するように前記膨張層を膨張させるための第2のパターンが電磁波エネルギーを熱エネルギーに変換する第2の材料で形成されている前記第2の表面と、を備える
ことを特徴とする加工媒体。
[付記8]
加熱により膨張する膨張層を含む被印刷媒体の第1の表面に電磁波エネルギーを熱エネルギーに変換する第1の材料で形成すべき第1のパターンである第1の濃度画像の画像データを取得し、
前記第1の濃度画像の画像データと前記被印刷媒体に基づいて、前記被印刷媒体の前記第1の表面の反対側の表面であって前記第1の表面よりも前記膨張層に近い第2の表面に、電磁波エネルギーを熱エネルギーに変換する第2の材料で形成すべき第2のパターンであって前記第1のパターンによる前記膨張層の膨張を補完するように前記膨張層を膨張させるための第2のパターンである第2の濃度画像の画像データを生成する
ことを特徴とするデータ生成方法。
[付記9]
コンピュータを、
加熱により膨張する膨張層を含む被印刷媒体の第1の表面に電磁波エネルギーを熱エネルギーに変換する第1の材料で形成すべき第1のパターンである第1の濃度画像の画像データを取得する手段、
前記第1の濃度画像の画像データと前記被印刷媒体に基づいて、前記被印刷媒体の前記第1の表面の反対側の表面であって前記第1の表面よりも前記膨張層に近い第2の表面に、電磁波エネルギーを熱エネルギーに変換する第2の材料で形成すべき第2のパターンであって前記第1のパターンによる前記膨張層の膨張を補完するように前記膨張層を膨張させるための第2のパターンである第2の濃度画像の画像データを生成する手段
として機能させることを特徴とするプログラム。
1・・・構造物製造システム、10・・・コンピュータ、11・・・プロセッサ、12・・・メモリ、13・・・ストレージ、20・・・表示装置、30・・・入力装置、40・・・印刷装置、41・・・キャリッジ、42・・・印刷ヘッド、43・・・インクカートリッジ、44・・・ガイドレール、45・・・駆動ベルト、45m・・・モータ、46・・・フレキシブル通信ケーブル、47・・・フレーム、48・・・プラテン、49a・・・給紙ローラ対、49b・・・排紙ローラ対、50・・・加熱装置、51・・・載置台、52・・・案内溝、53・・・支柱、54・・・光源ユニット、M・・・被印刷媒体、M1・・・基材、M2・・・膨張層、FS、BS・・・表面、P1、P1’、P2、P2’、P3・・・パターン、E1、E2、E3・・・構造物、T1、T2、T3、T4・・・テーブル

Claims (6)

  1. 加熱により膨張する膨張層を含む被印刷媒体の第1の表面に、電磁波エネルギーを熱エネルギーに変換する第1の材料で第1のパターンを形成し、
    前記被印刷媒体の前記第1の表面の反対側の表面であって前記第1の表面よりも前記膨張層に近い第2の表面に、電磁波エネルギーを熱エネルギーに変換する第2の材料で、前記第1のパターンによる前記膨張層の膨張を補完するように前記膨張層を膨張させるための第2のパターンを形成し、
    前記被印刷媒体の前記第1の表面側から電磁波を照射し、
    前記被印刷媒体の前記第2の表面側から電磁波を照射する
    ことを特徴とする構造物製造方法。
  2. 請求項1に記載の構造物製造方法において、
    前記第1のパターンは、一様な濃度である一様濃度領域を含む濃淡パターンであり、
    前記第2のパターンは、前記被印刷媒体のうち前記一様濃度領域の外周縁に対応する部分に設けられる
    ことを特徴とする構造物製造方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の構造物製造方法において、
    前記第2のパターンは、
    前記第1のパターンを前記被印刷媒体の前記第1の表面に形成し、かつ、前記第2のパターンを前記被印刷媒体の前記第2の表面に形成しなかった場合に比べて、
    製造しようとする構造物のうち前記第1のパターンの境界領域に対応する部分における断面形状の曲率をより大きくするためのパターンである、当該断面形状の角部を直角により近い形状に近づけるためのパターンである、及び、当該構造物のエッジ部分をより鋭くするためのパターンである、の少なくともいずれかである
    ことを特徴とする構造物製造方法。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の構造物製造方法において、
    前記第2のパターンは、
    前記第1のパターンで特定される製造されるべき構造物の形状と、前記第1の表面側からの電磁波の照射により前記膨張層が膨張することで製造される構造物の形状との差を補完するパターンである
    ことを特徴とする構造物製造方法。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の構造物製造方法において、さらに、
    前記第2のパターンは、前記被印刷媒体と前記第1のパターンに基づいて決定されたパターンである
    ことを特徴とする構造物製造方法。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の構造物製造方法において、
    前記第1の表面の側から電磁波を照射する前に、前記第2の表面の側から電磁波を照射する
    ことを特徴とする構造物製造方法。
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