JP6393091B2 - 撮像装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents

撮像装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置の撮影時に発生する外光変化(一般的にはフリッカと呼ばれる)による露光ムラの補正技術に関する。
近年、デジタルカメラの高感度化に伴いフリッカの発生する人工光源下でも、高速シャッタが切れるようになってきた。 フリッカ光源下で高速シャッタを切ると外光の変化により、連続撮影でフレーム毎の露出にバラツキが発生する。また、1フレーム内でもこの間に光源の明るさが変化すれば、画面の上下で露出ムラが発生する。この様な問題に対して、例えば、撮影後に画像のゲインを上げ下げし、露出を合わせる方法が提案されている。
特許文献1には、静止画撮影時に撮像素子の全画素を一度リセットすることで露光を開始し、レンズシャッタを閉じることにより露光を停止する撮影システムが開示されている。そして、あらかじめフリッカによる露光ムラが発生しにくい露光時間で撮影を行うようにプログラム線図を制御することで露光ムラを防ぐようにしている。
特許文献2には、フォーカルプレーン式の露光を停止するメカ後幕シャッタとそれに先行して露光を開始するために走行する電子先幕シャッタの組合せにより静止画の撮影を行う撮影装置が開示されている。そして、この様な電子シャッタとメカシャッタの組合せにより発生する画面内の露光ムラを補正する仕組みについて記載している。
特開2008−236808号公報 特開2007−053742号公報
しかしながら、撮影後に画像のゲインを変更して露出を合わせた場合、明るい部分は白く飛んでしまったり、暗い部分はS/Nが悪くなったりしてしまう。また、特許文献1の様に、プログラム線図でフリッカによる露光ムラが発生しないように制御すると、一眼レフカメラで撮影するようにユーザが意図するシャッタスピード、絞り値で撮影することが出来なくなってしまう。そして、静止画撮影時に撮像素子の全画素を一度リセットすることで露光を開始し、レンズシャッタを閉じることにより露光を停止する特許文献1の撮影システムでは、フォーカルプレーンシャッタによる画面上下で発生するムラについては言及していない。
特許文献2では、電子先幕シャッタとメカ後幕シャッタとの組み合わせにより発生する露光ムラに対して、レンズの射出瞳距離(PO値)など撮影条件として決定されるパラメータにより電子先幕シャッタの走行カーブを補正している。そのため、フリッカによる露光ムラは補正することが出来ない。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、フリッカによる露光ムラを効果的に補正することができる撮像装置を提供することである。
本発明に係わる撮像装置は、外光の明るさを検出する検出手段と、複数の画素を有するXYアドレス型の撮像素子と、前記撮像素子の画素への受光を順番に停止するように遮光するメカ式の後幕シャッタを有するフォーカルプレーン型のシャッタと、前記メカ式の後幕シャッタの走行に先行して前記画素をラインごとに順番にリセットし、前記画素に電荷の蓄積を開始させる電子式の先幕シャッタと、前記検出手段により外光を一定の期間についてサンプリングし、周期的な光量の変化を検出する周期検出手段と、前記周期検出手段により検出された前記外光の光量の変化の周期に基づいて、所定の露光時間における光量の変化を予測する予測手段と、前記外光の変化を積分し、前記撮像素子の複数のラインにおける露光時間と露光量の関係を示す曲線を算出し、該曲線に基づいて、前記複数のラインの露光時間を算出する算出手段と、前記予測手段により予測された外光の光量の変化と前記算出手段により算出した前記複数のラインの露光時間に応じて、それぞれのラインごとの画素の電荷蓄積量が所定の範囲になるように、前記電子式の先幕シャッタのリセットタイミングを制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、フリッカによる露光ムラを効果的に補正することができる撮像装置を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係わるデジタル一眼レフカメラのブロック図。 交換レンズ、カメラの本体における各ブロックの配置図。 一実施形態における撮像素子の構成を示す図。 電子シャッタ及びメカシャッタの駆動方法を示すタイミングチャート。 ミラー、メカシャッタ、電子シャッタの動作タイミングを示した図。 外光の変化及び積分された露光量の変化を示した図。 一実施形態におけるメカシャッタ、電子シャッタ、積分された露光量の関係を示した図。 一実施形態におけるメカシャッタ、電子シャッタ、積分された露光量の関係を示した図。 変化する外光の周期性を検出するための方法を示した図。
以下、本発明の一実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。ここで、本実施形態においては、撮像装置としてデジタル一眼レフカメラを適用した例を挙げて説明を行う。
図1は、本実施形態に係るデジタル一眼レフカメラシステム(撮像装置)の概略構成を示すブロック図である。図1において、100はデジタル一眼レフカメラ、200は交換式の交換レンズである。また、図2は図1で示したブロックのカメラ内での実際の配置について示した図である。
図1と図2において、101は、各種の演算処理と、デジタル一眼レフカメラ100と交換レンズ200の全体統括制御を行う全体制御・演算部である。200はデジタル一眼レフカメラ用の交換レンズであり、202は被写体の光学像を第1の撮像素子106に結像させる撮影レンズである。203は撮影レンズをピント(焦点)が合うように駆動する駆動装置、204は被写体像からの反射光がレンズを通る光量を制御する絞り機構、205は絞り機構を駆動する絞り駆動装置である。
撮影用の交換レンズ200とデジタル一眼レフカメラ100との間は、交換のため取り外すことが可能で、交換レンズ200とデジタル一眼レフカメラ100との間では情報交換のための通信を行っている。このときの通信はデジタル一眼レフカメラ100の全体制御・演算部101と交換レンズ200のレンズ制御部201が通信を行い、送信/受信の管理を行っている。
100は撮像装置の本体であるデジタル一眼レフカメラで、102はクイックリターン(QR)ミラーである。クイックリターンミラー102は、撮影レンズ202を通過した光学像を、ファインダー使用時にはファインダー123とAE(自動露出)用の第2の撮像素子116に導く。また、撮影時には跳ね上がり、光学像を第1の撮像素子106へと導く。103はクイックリターンミラー102を駆動するミラー駆動装置である。
104は一眼レフカメラに一般的に使用される先幕、後幕のシャッタ幕を有するフォーカルプレーン型のシャッタであり、撮影レンズ202を通ってきた光学像をライン毎に順番に遮光し、露光時間の制御と遮光を行う。105はシャッタ104の駆動を行うシャッタ駆動装置である。106は撮影レンズ202により結像された被写体の光学像を画像信号として取り込むための第1の撮像素子である。本実施形態の第1の撮像素子106は、例えば、CMOSセンサのようなXYアドレス型のセンサで構成されている。
107は第1の撮像信号処理部である。第1の撮像信号処理部107は、第1の撮像素子106から出力される画像信号の増幅処理や、アナログからデジタルへの変換を行うA/D変換処理を行う。また、A/D変換後の画像データに対するキズ補正等の各種の補正処理、或いは、画像データを圧縮する圧縮処理等を行う。108は第1の撮像素子106と第1の撮像信号処理部107に対して各種のタイミング信号を出力する第1のタイミング発生部である。
109は第1の撮像信号処理部107により処理された画像データ等を一時的に記憶し、また各種の調整値や全体制御・演算部101による各種の制御を実行させるためのプログラムなどを恒久的に記憶するためのメモリ部である。110は記録媒体111に対する画像データ等の記録処理又は記録媒体111から画像データ等の読み出し処理を行うための記録媒体制御インターフェース(I/F)部である。111は画像データ等の各種のデータを記録する半導体メモリ等からなる着脱可能な記録媒体である。
112は撮影した静止画像や動画像等を表示する表示装置113を駆動する表示駆動部である。114は外部インターフェースであり、コンピュータ115のような外部機器と画像信号、制御信号等の情報のやりとりを行う。116は、AE信号および光源検知信号を取得するための第2の撮像素子で、RBGのベイヤ配置のセンサとなっている。一般的にグローバル電子シャッタの機能を有するCCDを用いるが、読み出しの早い(読み出し時間の短い)センサーであればCMOSセンサーを用いても良い。
117は第2の撮像信号処理部である。第2の撮像信号処理部117は、第2の撮像素子116から出力される画像信号の増幅処理や、アナログからデジタルへの変換を行うA/D変換処理を行う。また、A/D変換後の画像データに対するキズ補正等の各種の補正処理、或いは、画像データを圧縮する圧縮処理等を行う。118は第2の撮像素子116と第2の撮像信号処理部117に対して各種のタイミング信号を出力する第2のタイミング発生部である。119はペンタプリズムで、クイックリターンミラー103で曲げられた光線を図示されていないファインダーと第2の撮像素子116へ導く。
121は位相差方式による焦点検出部であり、図示されていないがクイックリターンミラー103を透過した光線を受光し、被写体のデフォーカス量により位相が変化する1対の画像を取得する。この2画像のズレ量から被写体のデフォーカス量を演算して、撮影レンズ202を移動させる。120は焦点検出部121を駆動する焦点検出駆動装置である。
図3は、撮像装置に配置される撮像素子の概略構成図である。この図は複数の画素が配置されたXYアドレス型の走査方法を用いる第1の撮像素子106の構成を示したものである。図3において、301は、駆動の単位である1つの画素を示している。302は、光を電荷に変換するフォトダイオード(以下、このフォトダイオードを「PD」と称する)である。306は、電荷を一時的に蓄積しておく領域であるフローティングディフュージョン部(以下、このフローティングディフュージョン部を「FD」と称する)である。303は、転送パルスφTXによってPD302で発生した電荷をFD306に転送する転送スイッチである。307は、ソースフォロアとして機能する増幅MOSアンプである。308は、選択パルスφSELVによって画素を選択する選択スイッチである。309は、リセットパルスφRESによってFD306に蓄積された電荷を除去するリセットスイッチである。
311は、増幅MOSアンプ307の負荷となる定電流源である。315は、選択スイッチ308で選択された画素のFD306に蓄積された電荷を、増幅MOSアンプ307と定電流源311による電荷・電圧変換で電圧に変換した後、信号出力線310を経て画素データとして読み出す読み出し回路である。312は、読み出し回路315で読み出された画素データ(画素信号)を選択する選択スイッチであり、水平走査回路316によって駆動される。水平走査回路316によって選択された画素データは出力アンプ313で増幅されて第1の撮像素子106から出力される。314は、スイッチ303,308,309を選択するための垂直走査回路である。ここで、φTX、φRES、φSELVのそれぞれにおいて、垂直走査回路314によって走査選択された第n番目の走査ラインをφTXn、φRESn、φSELVn、第n+1番目の走査ラインをφTXn+1、φRESn+1、φSELVn+1とする。図3には、説明の便宜上、第n番目の走査ラインから第n+6番目の走査ラインまでを示している。また、FD306、増幅MOSアンプ307及び定電流源311により、「フローティングディフュージョンアンプ」が構成される。
次に、図4を用いて、電子式の先幕シャッタとメカ式の後幕シャッタを用いて第1の撮像素子106の露光量を制御する電子先幕シャッタ動作について説明する。図4は、電子先幕シャッタ撮影の際に電子式の先幕シャッタとメカ式の後幕シャッタとを用いて露光量が適正となるように制御を行い、画素データを読み出す固体撮像素子の動作を示すシーケンス図である。
電子先幕シャッタに先行してメカ先幕シャッタを走行させる。この走行タイミングは撮影者がレリーズボタンを押したタイミングに合わせているので、撮影者に対してレリーズタイムラグによる違和感が起きないようにしている。
電子先幕シャッタの動作では、第nラインにおいて、まず時刻t401からt402の間、φRESnとφTXnにパルスが印加されて、転送スイッチ303及びリセットスイッチ309がオンする。これにより、第nラインのPD302とFD306に蓄積されている不要電荷が除去されてリセット動作が行われる(リセットタイミング)。続いて、時刻t402でφRESnとφTXnへのパルスの印加が解除されて、転送スイッチ303及びリセットスイッチ309がオフになり、第nラインのPD302に発生する電荷の蓄積動作が開始される。
同様に、時刻t403で第n+1ラインの蓄積動作が開始され、時刻t404で第n+2ラインの蓄積動作、時刻t405で第n+3ラインの蓄積動作、時刻t408で第n+4ラインの蓄積動作が開始される。さらに、時刻t410で第n+5ラインの蓄積動作、時刻t413で第n+6ラインの蓄積動作が開始される。この様に、順次ラインのリセットを解除し電荷の蓄積動作を開始することで電子的な先幕シャッタ動作を実現している。
これに続いて、メカの後幕シャッタを走行させることで各ラインの露光量が適切になるように制御している。ここで第nラインに戻り、時刻t405からt406の間、φTXnにパルスが印加されて、転送スイッチ303がオンし、PD302に蓄積された電荷をFD306に転送する転送動作が行われる。第nラインの転送動作の終了に続いて、時刻t406からt407の間、φSELVnにパルスが印加されて選択スイッチ308がオンすることにより、FD306で保持した電荷が電圧に変換され、画素データ(画素信号)として読み出し回路315に出力される。読み出し回路315で一時的に保持された画素データは、水平走査回路316によって時刻t407より順次出力される。そして、時刻t409で第nラインにおける画素からの画素データの読み出しが完了する。
第n+1ラインにおいて、時刻t409からt411の間、φTXn+1にパルスが印加されて、転送スイッチ303がオンし、PD302に蓄積された電荷をFD306に転送する転送動作が行われる。第n+1ラインの転送動作の終了に続いて、時刻t411からt412の間、φSELVn+1にパルスが印加されて選択スイッチ308がオンすることにより、FD306で保持した電荷が電圧に変換され、画素データとして読み出し回路315に出力される。読み出し回路315で一時的に保持された画素データは、水平走査回路316によって時刻t412より順次出力される。そして、時刻t413で第n+1ラインにおける画素からの画素データの読み出しが完了する。この様に、電子先幕シャッタの露光開始タイミングを変化させることによりシャッタ走行中に外光が変化した場合でもライン毎の露光量を適正にすることが可能となる。
図5は、ミラーのアップ/ダウン、メカ先幕シャッタとメカ後幕シャッタ、電子先幕シャッタの走行を示した図である。ここで、点線の電子先幕シャッタは外光が変化しない場合の走行カーブを示し、実線の電子先幕シャッタはフリッカ光源の様に外光が変化した場合の走行カーブを示し、破線はメカシャッタの走行カーブを示している。ここで示されるように、外光の変化に対応して電子先幕シャッタの走行カーブを変化させることで従来は露光ムラとなっていた露光タイミングを補正することが可能となる。
図6は、外光の変化と露光される光量を積分した時の変化を示した図であり、点線は外光が変化しない場合を示し、実線は外光が変化した場合を示している。これは、第2の撮像素子116から得られる信号である。図6から分かるように、外光が変化しない点線の場合は、積分された露光量は直線的に増えていくので所定の時間での露光量は一定である。それに対し、実線のように外光が変化する場合には、蓄積された露光量は曲線となって増えていくので所定の時間での露光量はタイミングによって変わってしまう。
図7は、破線のメカシャッタの走行カーブと、点線の電子先幕シャッタの走行カーブと、外光が変化しない場合に積分された露光量の直線を示している。この積分された露光量は第2の撮像素子116の信号から得られる。シャッタの走行カーブは、初めにメカの先幕が走行し次に電子の先幕が走行し露光を開始する。最後にメカの後幕が走行して露光を停止する。
ここで、あらかじめ測定してあるメカ後幕シャッタの走行カーブからあるタイミングtaに注目してみると、露光時間がTの場合電子先幕シャッタのタイミングはtbとなる。この時に必要な露光量はLとなりメカ後幕シャッタの走行カーブのどのタイミングでも一定となる。そのため、外光が一定で変化しない場合には、メカ後幕シャッタの走行カーブと電子先幕シャッタの走行カーブとは同じ形状となる。
図8は、破線のメカシャッタの走行カーブと、実線の電子先幕シャッタの走行カーブと、外光が変化する場合に積分された露光量の曲線を示している。この積分された露光量は第2の撮像素子116の信号から得られる。図7と同様に、シャッタの走行カーブは、初めにメカの先幕が走行し次に電子の先幕が走行し露光を開始する。最後にメカの後幕が走行して露光を停止する。
ここで、あらかじめ測定してあるメカ後幕シャッタの走行カーブからあるタイミングtaに注目してみると、この時に必要な露光量Lから、電子先幕シャッタのタイミングはtcとなり、露光時間はT’となる。ここから分かるように外光が変化する場合に、画面全体の露光量を一定にするためにはT’の時間を電子先幕シャッタの全てのタイミングで求める必要がある。そして、そのタイミング毎に変化するT’時間で電子先幕シャッタの走行カーブを制御することで画面全体の露光量を一定とすることが出来る。
但し、画面内の一部分が極端に暗い場合(照明が消えているタイミングがある場合)、その部分だけT'時間が長くなり、これに引っ張られて全体のレリーズタイムラグが長くなる問題が発生してしまう。そのため、撮影のリズムを崩さないようにするには、蓄積時間T'を所定の時間で打ち切る必要がある。
ここで、積分された露光量(電荷蓄積量)の曲線において、時間から露光量を求めるための多項式近似を算出しこれを元にして時間から露光量を求める。同様に露光量から時間を求めるための多項式近似を算出し、これを元にして露光量から時間を求めるようにすることで、算出演算を簡素化することが可能となる。
図9は、第2の撮像素子116の信号により得られた外光変化の周期性を検出する方法の1例を説明する図である。灰色の線で示される外光変化の一定期間のサンプリング結果に対して、WindowAの波形とWindowBの波形との一致度を求める。一致度としては、例えば波形の差分の絶対値を合計して求める。そして、WindowBを移動させて一致度(自己相関)を求めていく。一致度が一番高い場合(絶対値の合計が一番小さい場合)が周期的な外光変化の周期となる(周期検出)。ここで求めた周期を元にシャッタが走行するタイミングの外光変化を予測して、露光の積分曲線を求める。
以上説明したように、上記の実施形態によれば、撮影画像の露光ムラをゲインにより補正しないので、白飛びやS/Nの悪化が発生しない。また、電子先幕シャッタの走行前にメカ先幕シャッタが走行するため、撮影者がシャッタを切ったタイミングでメカシャッタが走行することとなり、撮影者に対してシャッタのタイミングズレによる違和感を感じさせない。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
例えば、本実施形態では、電子先幕シャッタとメカ後幕シャッタで露光制御を行う構成を説明したが、電子先幕シャッタと電子後幕シャッタを用いて露光制御を行う構成であってもよい。その場合、本実施形態で説明した電子先幕シャッタの走行カーブの制御と同様の方法で電子後幕シャッタの走行カーブの制御を行い画面全体の露光量を一定とすればよい。あるいは、電子先幕シャッタの走行カーブと電子後幕シャッタの走行カーブとの組み合わせにより画面全体の露光量を一定とすればよい。
(他の実施形態)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100:デジタル一眼レフカメラ、101:全体制御部・演算部、102:ミラー、103:ミラー駆動装置、104:シャッタ、105:シャッタ駆動装置、106:第1の撮像素子、116:第2の撮像素子、200:交換レンズ、202:撮影レンズ

Claims (13)

  1. 外光の明るさを検出する検出手段と、
    複数の画素を有するXYアドレス型の撮像素子と、
    前記撮像素子の画素への受光を順番に停止するように遮光するメカ式の後幕シャッタを有するフォーカルプレーン型のシャッタと、
    前記メカ式の後幕シャッタの走行に先行して前記画素をラインごとに順番にリセットし、前記画素に電荷の蓄積を開始させる電子式の先幕シャッタと、
    前記検出手段により外光を一定の期間についてサンプリングし、周期的な光量の変化を検出する周期検出手段と、
    前記周期検出手段により検出された前記外光の光量の変化の周期に基づいて、所定の露光時間における光量の変化を予測する予測手段と、
    前記外光の変化を積分し、前記撮像素子の複数のラインにおける露光時間と露光量の関係を示す曲線を算出し、該曲線に基づいて、前記複数のラインの露光時間を算出する算出手段と、
    前記予測手段により予測された外光の光量の変化と前記算出手段により算出した前記複数のラインの露光時間に応じて、それぞれのラインごとの画素の電荷蓄積量が所定の範囲になるように、前記電子式の先幕シャッタのリセットタイミングを制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記算出手段は、前記露光時間と露光量の関係を示す曲線を多項式で近似して、前記複数のラインの露光時間を求めることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記検出手段により外光を一定の期間についてサンプリングしたデータから外光の周期的な変化を検出するために、自己相関の一致度を用いることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記撮像素子のそれぞれのラインにおける必要な露光時間が所定の値よりも長くなった場合に、前記制御手段は、前記必要な露光時間が前記所定の値よりも長くならないように制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  5. 撮像素子と、
    機械式の先幕シャッタと後幕シャッタを備えるフォーカルプレーン型のシャッタと、
    前記シャッタの走行開始タイミングを制御するシャッタ制御手段と、
    前記後幕シャッタの前記撮像素子を遮光する方向への走行に先行して前記撮像素子の領域ごとに電荷の蓄積を順次開始させる蓄積制御手段と、
    外光の周期的な光量の変化を検出する検出手段と、を備え、
    前記シャッタ制御手段は、ユーザによる撮像開始の指示に応じて前記先幕シャッタの走行を開始させ、
    前記蓄積制御手段は、前記検出手段の検出結果に基づいて前記外光の周期的な光量の変化を抑制するために、前記撮像素子の複数の領域の中で露光時間の長さが異なる領域が存在するように前記撮像素子のそれぞれの領域ごとの電荷蓄積の開始タイミングを制御し、
    前記撮像素子のそれぞれの領域ごとの電荷蓄積の開始タイミングは、当該それぞれの領域において、前記先幕シャッタが走行した後であって、前記後幕シャッタが走行する前であることを特徴とする撮像装置。
  6. 前記蓄積制御手段は、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記撮像素子のそれぞれの領域ごとの電荷蓄積の開始タイミングを示すカーブの形状を変更することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  7. 外光の明るさを検出する検出手段と、複数の画素を有するXYアドレス型の撮像素子と、前記撮像素子の画素への受光を順番に停止するように遮光するメカ式の後幕シャッタを有するフォーカルプレーン型のシャッタと、前記メカ式の後幕シャッタの走行に先行して前記画素をラインごとに順番にリセットし、前記画素に電荷の蓄積を開始させる電子式の先幕シャッタと、を備える撮像装置を制御する方法であって、
    前記検出手段により外光を一定の期間についてサンプリングし、周期的な光量の変化を検出する周期検出工程と、
    前記周期検出工程において検出された前記外光の光量の変化の周期に基づいて、所定の露光時間における光量の変化を予測する予測工程と、
    前記外光の変化を積分し、前記撮像素子のそれぞれのラインにおける露光時間と露光量の関係を示す曲線を算出し、該曲線に基づいて、それぞれのラインに必要な露光時間を算出する算出工程と、
    前記予測工程において予測された外光の光量の変化と前記複数のラインの露光時間に応じて、それぞれのラインごとの画素の電荷蓄積量が所定の範囲になるように、前記電子式の先幕シャッタのリセットタイミングを制御する制御工程と、
    を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  8. 前記露光時間と露光量の曲線を多項式で近似して、前記必要な露光時間を求めることを特徴とする請求項に記載の撮像装置の制御方法。
  9. 前記検出手段により外光を一定の期間についてサンプリングしたデータから外光の周期的な変化を検出するために、自己相関の一致度を用いることを特徴とする請求項に記載の撮像装置の制御方法。
  10. 前記撮像素子のそれぞれのラインにおける必要な露光時間が所定の値よりも長くなった場合に、前記制御工程では、前記必要な露光時間が前記所定の値よりも長くならないように制御することを特徴とする請求項又はに記載の撮像装置の制御方法。
  11. 撮像素子と、機械式の先幕シャッタと後幕シャッタを備えるフォーカルプレーン型のシャッタと、を備えた撮像装置の制御方法であって、
    前記シャッタの走行開始タイミングを制御するシャッタ制御工程と、
    前記後幕シャッタの前記撮像素子を遮光する方向への走行に先行して前記撮像素子の領域ごとに電荷の蓄積を順次開始させる蓄積制御工程と、
    外光の周期的な光量の変化を検出する検出工程と、を備え、
    前記シャッタ制御工程では、ユーザによる撮像開始の指示に応じて前記先幕シャッタの走行を開始させ、
    前記蓄積制御工程では、前記検出工程での検出結果に基づいて前記外光の周期的な光量の変化を抑制するために、前記撮像素子の複数の領域の中で露光時間の長さが異なる領域が存在するように前記撮像素子のそれぞれの領域ごとの電荷蓄積の開始タイミングを制御することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  12. 請求項乃至11のいずれか1項に記載の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  13. 請求項乃至11のいずれか1項に記載の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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