JP6392549B2 - アルカリ可溶性樹脂組成物及びアルカリ可溶性樹脂組成物の硬化膜を有するプリント配線板 - Google Patents

アルカリ可溶性樹脂組成物及びアルカリ可溶性樹脂組成物の硬化膜を有するプリント配線板 Download PDF

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Description

本発明は、指触乾燥性(タック性)、アルカリ現像性及びはんだ耐熱性に優れた硬化物を得ることができるアルカリ可溶性樹脂組成物に関するものである。
プリント配線板は、基板の上に導体回路のパターンを形成し、そのパターンのはんだ付けランドに電子部品をはんだ付けにより搭載するために使用され、そのはんだ付けランドを除く回路部分は絶縁被膜としてのソルダーレジスト膜で被覆される。これにより、プリント配線板に電子部品をはんだ付けする際に、はんだが不必要な部分に付着するのを防止すると共に、回路導体が空気に直接曝されて酸化や湿度により腐食されるのを防止する。
上記ソルダーレジスト膜には、高い耐熱性(はんだ耐熱性)と、露光及び現像工程の作業性及び塗膜外観の点から優れた指触乾燥性が求められる。さらに、プリント配線板の高密度化が顕著であることから、微細なラインを精度良く形成するために優れたアルカリ現像性が要求されている。
そこで、(A)成分:少なくとも、エポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸を反応させて得られる化合物、(B)成分:エチレン性不飽和結合を有する重合性化合物、(C)成分:ウレタンビーズ、及び(D)成分:光重合開始剤、を含有する感光性樹脂組成物が提案されている(特許文献1)。
しかし、特許文献1では、依然として、アルカリ現像性及び耐熱性が十分とはいえず、さらに、指触乾燥性(タック性)をより改善する必要があるという問題があった。
特開2013−205624号公報
上記事情に鑑み、本発明の目的は、指触乾燥性(タック性)、アルカリ現像性及びはんだ耐熱性に優れた硬化物を得ることができるアルカリ可溶性樹脂組成物を提供することである。
本発明の態様は、(A)1分子中に少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基と少なくとも1つのカルボキシル基とを有する樹脂、(B)光重合開始剤、(C)反応性希釈剤を含有するアルカリ可溶性樹脂組成物であって、前記(A)1分子中に少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基と少なくとも1つのカルボキシル基とを有する樹脂が、1分子中に少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基と少なくとも1つの水酸基とを有する化合物に、下記一般式(1)
Figure 0006392549
(式中、Rは、水素原子、直鎖状若しくは分岐状の炭素数1〜8のアルキル基またはアリール基、カルボキシル基、またはヒドロキシル基を表し、mは1〜3の整数である。)で表される化合物を付加させて得られることを特徴とするアルカリ可溶性樹脂組成物である。
上記本発明の態様では、(A)1分子中に少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基と少なくとも1つのカルボキシル基とを有する樹脂(以下、「(A)樹脂」ということがある。)は、一般式(1)で表される三塩基酸無水物が、1分子中に少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基と少なくとも1つの水酸基とを有する化合物の水酸基と反応することで得られるものである。なお、明細書中、「(メタ)アクリロイル基」とは、アクリロイル基及び/またはメタクリロイル基を意味する。
本発明の態様は、前記1分子中に少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基と少なくとも1つの水酸基とを有する化合物が、エポキシ基を有する化合物と、(メタ)アクリロイル基とカルボキシル基とを有する化合物若しくは(メタ)アクリル酸と、を反応させて得られる化合物、またはカルボキシル基を有する化合物と、(メタ)アクリロイル基とエポキシ基とを有する化合物と、を反応させて得られる化合物であることを特徴とするアルカリ可溶性樹脂組成物である。
明細書中、「(メタ)アクリル酸」とは、アクリル酸及び/またはメタクリル酸を意味する。
本発明の態様は、前記1分子中に少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基と少なくとも1つの水酸基とを有する化合物が、エポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸との反応によって得られるエポキシ(メタ)アクリレート化合物、(メタ)アクリル酸と(メタ)アクリル酸エステルとを共重合させて得られる樹脂に、1分子中に少なくとも1つのエポキシ基と少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基とを有する化合物を付加反応させて得られる化合物、または1分子中に少なくとも1つのエポキシ基と少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基とを有する化合物と(メタ)アクリル酸エステルとを共重合させて得られる樹脂に、(メタ)アクリル酸を付加反応させて得られる化合物であることを特徴とするアルカリ可溶性樹脂組成物である。
本発明の態様は、前記(A)1分子中に少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基と少なくとも1つのカルボキシル基とを有する樹脂の固形分酸価が、30〜150mgKOH/gであることを特徴とするアルカリ可溶性樹脂組成物である。
本発明の態様は、前記(C)反応性希釈剤が、前記(A)1分子中に少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基と少なくとも1つのカルボキシル基とを有する樹脂100質量部に対して、5〜35質量部含まれることを特徴とするアルカリ可溶性樹脂組成物である。
本発明の態様は、前記一般式(1)で表される化合物が、シクロヘキサン−1,2,4−トリカルボン酸−1,2−無水物であることを特徴とするアルカリ可溶性樹脂組成物である。
本発明の態様は、プリント配線板のソルダ−レジスト用であることを特徴とするアルカリ可溶性樹脂組成物である。
本発明の態様は、前記アルカリ可溶性樹脂組成物の硬化膜を有するプリント配線板である。
本発明によれば、1分子中に少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基と少なくとも1つの水酸基とを有する化合物に、上記一般式(1)で表される化合物を付加させて得られる(A)樹脂を使用することにより、指触乾燥性(タック性)、アルカリ現像性及びはんだ耐熱性に優れた硬化物を得ることができる。
本発明によれば、(A)樹脂の固形分酸価が、30〜150mgKOH/gであることにより、アルカリ現像の良好な速度を有しつつ、アルカリ現像液による露光部の膨潤を防止して露光パターンを維持できる。
本発明の態様によれば、(C)反応性希釈剤が、(A)樹脂100質量部に対して、5〜35質量部含まれることにより、はんだ耐熱性等の機械的諸特性をより向上させることができる。
本発明の態様によれば、一般式(1)で表される化合物が、シクロヘキサン−1,2,4−トリカルボン酸−1,2−無水物であることにより、指触乾燥性(タック性)、アルカリ現像性及び耐熱性をより確実に向上させることができる。
次に、本発明のアルカリ可溶性樹脂組成物について詳細に説明する。本発明のアルカリ可溶性樹脂組成物は、(A)1分子中に少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基と少なくとも1つのカルボキシル基とを有する樹脂、(B)光重合開始剤、(C)反応性希釈剤を含有するアルカリ可溶性樹脂組成物であって、前記(A)1分子中に少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基と少なくとも1つのカルボキシル基とを有する樹脂が、1分子中に少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基と少なくとも1つの水酸基とを有する化合物に、下記一般式(1)
Figure 0006392549
(式中、Rは、水素原子、直鎖状若しくは分岐状の炭素数1〜8のアルキル基またはアリール基、カルボキシル基、またはヒドロキシル基を表し、mは1〜3の整数である。)で表される化合物を付加させて得られることを特徴とする。上記各成分は、以下の通りである。
(A)1分子中に少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基と少なくとも1つのカルボキシル基とを有する樹脂
(A)樹脂は、(a)1分子中に少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基と少なくとも1つの水酸基とを有する化合物に、(b)上記一般式(1)で表される化合物を付加させて得られる。
(a)1分子中に少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基と少なくとも1つの水酸基とを有する化合物
1分子中に少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基と少なくとも1つの水酸基とを有する化合物は、(メタ)アクリロイル基と水酸基とを有する化合物であれば特に限定されず、例えば、エポキシ基を有する化合物((メタ)アクリロイル基とカルボキシル基は有しても有さなくてもよい)と、 (メタ)アクリロイル基とカルボキシル基とを有する化合物(エポキシ基は有しても有さなくてもよい)若しくは(メタ)アクリル酸と、を反応させて得られる化合物、及びカルボキシル基を有する化合物((メタ)アクリロイル基とエポキシ基は有しても有さなくてもよい)と、 (メタ)アクリロイル基とエポキシ基とを有する化合物(カルボキシル基は有しても有さなくてもよい)と、を反応させて得られる化合物を挙げることができる。
このうち、本発明のアルカリ可溶性樹脂組成物の感光性及びその硬化物のはんだ耐熱性等、基本特性をより向上させる点から、(a1)エポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸との反応によって得られるエポキシ(メタ)アクリレート化合物、(a2)(メタ)アクリル酸と(メタ)アクリル酸エステルとを共重合させて得られる樹脂に、1分子中に少なくとも1つのエポキシ基と少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基とを有する化合物を付加反応させて得られる化合物及び(a3)1分子中に少なくとも1つのエポキシ基と少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基とを有する化合物と(メタ)アクリル酸エステルとを共重合させて得られる樹脂に、(メタ)アクリル酸を付加反応させて得られる化合物が好ましい。
(a1)エポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸との反応によって得られるエポキシ(メタ)アクリレート化合物
エポキシ樹脂は、特に限定されず、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールAD型等のフェノールノボラック型エポキシ樹脂、ビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂、フェニルアラルキル型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂、シリコーン変性エポキシ樹脂等のゴム変性エポキシ樹脂、ε−カプロラクトン変性エポキシ樹脂、о−クレゾールノボラック型等のクレゾールノボラック型エポキシ樹脂、環状脂肪族多官能エポキシ樹脂、グリシジルエステル型多官能エポキシ樹脂、グリシジルアミン型多官能エポキシ樹脂、複素環式多官能エポキシ樹脂、ビスフェノール変性ノボラック型エポキシ樹脂、多官能変性ノボラック型エポキシ樹脂、フェノール類とフェノール性水酸基を有する芳香族アルデヒドとの縮合物型エポキシ樹脂、フルオレン骨格を含有するエポキシ樹脂、アダマンタン骨格を導入したエポキシ樹脂等を挙げることができる。
これらのうち、本発明のアルカリ可溶性樹脂組成物の優れた感光性と、その硬化物の優れた折り曲げ性及び低反り性の点から、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂が好ましい。
これらのエポキシ樹脂は単独で使用してもよく、2種以上を混合して使用してもよい。また、エポキシ当量は特に限定されないが、1000以下が好ましく、100〜500が特に好ましい。(メタ)アクリル酸の含有量(仕込み量)は特に限定されず、例えば、感光性とアルカリ現像性のバランスの点から、エポキシ樹脂100質量部に対して20〜50質量部が好ましく、30〜40質量部が特に好ましい。
上記したエポキシ樹脂のエポキシ基と(メタ)アクリル酸のカルボキシル基との反応により、エポキシ基が開裂し水酸基とエステル結合が生成する。エポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸との反応方法は、特に限定されず、例えば、エポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸を適当な希釈剤中で加熱することにより反応させることができる。
希釈剤としては、例えば、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、メタノール、イソプロパノール、シクロヘキサノール、などのアルコール類、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の脂環式炭化水素類、石油エーテル、石油ナフサ等の石油系溶剤類、セロソルブ、ブチルセロソルブ等のセロソルブ類、カルビトール、ブチルカルビトール等のカルビトール類、酢酸エチル、酢酸ブチル、セロソルブアセテート、ブチルセロソルブアセテート、カルビトールアセテート、ブチルカルビトールアセテート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート等の酢酸エステル類等を挙げることができる。また触媒としては、例えば、トリエチルアミン、トリブチルアミンなどのアミン類、トリフェニルホスフィン、トリフェニルホスフェートなどのリン化合物等を挙げることができる。また、加熱温度は、適宜設定可能であり、例えば、その下限値は、反応速度が遅くなるのを防止する点から80℃が好ましく、その上限値は、(メタ)アクリル酸の熱重合を防止する点から140℃が好ましい。
(a2)(メタ)アクリル酸と(メタ)アクリル酸エステルとを共重合させて得られる樹脂に、1分子中に少なくとも1つのエポキシ基と少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基とを有する化合物を付加反応させて得られる化合物
(メタ)アクリル酸エステルは特に限定されず、例えば、(メタ)アクリル酸メチルエステル、(メタ)アクリル酸エチルエステル、(メタ)アクリル酸ブチルエステル、(メタ)アクリル酸エチルヘキシルエステル等の(メタ)アクリル酸アルキルエステル、フェノキシメチル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート等の芳香環含有(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらは単独で使用してもよく、2種以上を混合して使用してもよい。
(メタ)アクリル酸の含有量(仕込み量)は特に限定されず、例えば、本発明のアルカリ可溶性樹脂組成物の硬化物の優れたアルカリ現像性の点から、(メタ)アクリル酸エステル100質量部に対して5〜50質量部が好ましく、10〜30質量部が特に好ましい。
(メタ)アクリル酸と(メタ)アクリル酸エステルとの重合反応方法は、特に限定されず、例えば、(メタ)アクリル酸と(メタ)アクリル酸エステルを適当な希釈剤中で加熱することにより反応できる。希釈剤及び加熱温度は、上記したエポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸との反応方法のそれと同様とすることができる。また、重合反応時には、通常公知の重合開始剤及び連鎖移動剤等を適宜使用することができる。
1分子中に少なくとも1つのエポキシ基と少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基とを有する化合物は特に限定されず、例えば、グリシジル(メタ)アクリレート、2−メチルグリシジル(メタ)アクリレート、3,4−エポキシブチル(メタ)アクリレート、6,7−エポキシヘプチル(メタ)アクリレート、3,4−エポキシシクロヘキシル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エポキシアルキルエステルや、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレートモノグリシジルエーテル等のグリシジルエーテルが挙げられる。これらは単独で使用してもよく、2種以上を混合して使用してもよい。
1分子中に少なくとも1つのエポキシ基と少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基とを有する化合物の含有量(仕込み量)は特に限定されず、例えば、感光性とアルカリ現像性のバランスの点から、(メタ)アクリル酸エステル100質量部に対して5〜50質量部が好ましく、10〜30質量部が特に好ましい。
(メタ)アクリル酸と(メタ)アクリル酸エステルとを共重合させて得られる樹脂に、1分子中に少なくとも1つのエポキシ基と少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基とを有する化合物を付加する反応は、上記エポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸との反応方法と同様の方法にて行うことができる。
(a3)1分子中に少なくとも1つのエポキシ基と少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基とを有する化合物と(メタ)アクリル酸エステルとを共重合させて得られる樹脂に、(メタ)アクリル酸を付加反応させて得られる化合物
1分子中に少なくとも1つのエポキシ基と少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基とを有する化合物は特に限定されず、上記と同様の化合物、すなわち、例えば、グリシジル(メタ)アクリレート、2−メチルグリシジル(メタ)アクリレート、3,4−エポキシブチル(メタ)アクリレート、6,7−エポキシヘプチル(メタ)アクリレート、3,4−エポキシシクロヘキシル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エポキシアルキルエステルや、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレートモノグリシジルエーテル等のグリシジルエーテルが挙げられる。これらは単独で使用してもよく、2種以上を混合して使用してもよい。
(メタ)アクリル酸エステルは特に限定されず、上記と同様の(メタ)アクリル酸エステル、すなわち、例えば、(メタ)アクリル酸メチルエステル、(メタ)アクリル酸エチルエステル、(メタ)アクリル酸ブチルエステル、(メタ)アクリル酸エチルヘキシルエステル等の(メタ)アクリル酸アルキルエステル、フェノキシメチル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート等の芳香環含有(メタ)アクリレート等を挙げることができる。これらは単独で使用してもよく、2種以上を混合して使用してもよい。
1分子中に少なくとも1つのエポキシ基と少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基とを有する化合物の含有量(仕込み量)は特に限定されず、例えば、感光性とアルカリ現像性のバランスの点から、(メタ)アクリル酸エステル100質量部に対して5〜50質量部が好ましく、10〜30質量部が特に好ましい。
1分子中に少なくとも1つのエポキシ基と少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基とを有する化合物と(メタ)アクリル酸エステルとの重合反応方法は、特に限定されず、例えば、1分子中に少なくとも1つのエポキシ基と少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基とを有する化合物と(メタ)アクリル酸エステルを適当な希釈剤中で加熱することにより反応させることができる。希釈剤及び加熱温度は、上記したエポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸との反応方法のそれと同様とすることができる。また、重合反応時には、通常公知の重合開始剤及び連鎖移動剤等を適宜使用することができる。
(メタ)アクリル酸の含有量(仕込み量)は特に限定されず、例えば、感光性とアルカリ現像性のバランスの点から、(メタ)アクリル酸エステル100質量部に対して5〜40質量部が好ましく、5〜20質量部が特に好ましい。
1分子中に少なくとも1つのエポキシ基と少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基とを有する化合物と(メタ)アクリル酸エステルとを共重合させて得られる樹脂に、(メタ)アクリル酸を付加する反応は、上記エポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸との反応方法と同様の方法にて行うことができる。
(b)一般式(1)で表される化合物
一般式(1)の三塩基酸無水物は、前記(a)1分子中に少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基と少なくとも1つの水酸基とを有する化合物の水酸基に反応して、前記(a)1分子中に少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基と少なくとも1つの水酸基とを有する化合物に遊離のカルボキシル基が導入される。
一般式(1)で示される三塩基酸無水物は、1分子中に遊離のカルボキシル基と酸無水物基とを有するので、(a)1分子中に少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基と少なくとも1つの水酸基とを有する化合物の水酸基と、上記化合物の酸無水物基とが反応して、エステル結合により樹脂骨格に導入される。このとき、一般式(1)で示される三塩基酸無水物1分子当たり、2つのカルボキシル基を樹脂に導入できることとなる。従って、少ない水酸基にて、効率良くアルカリ溶解性を得るのに必要な量のカルボキシル基を(A)樹脂に導入することができる。これにより、予備乾燥後の優れたアルカリ現像性を得ることができる。特に、同じカルボン酸量に設計しながら、一般式(1)で示される三塩基酸無水物を導入した本発明のアルカリ可溶性樹脂である(A)樹脂は、一般式(1)で示される化合物以外の酸無水物を導入したアルカリ可溶性樹脂と比べて、より短時間でのアルカリ現像を行うことができる。なお、これらの化合物は単独で使用してもよく、アルカリ現像性を適度に調整するために、2種以上混合して使用してもよい。
一般式(1)で表される三塩基酸無水物としては、指触乾燥性(タック性)、アルカリ現像性及びはんだ耐熱性をバランス良く向上させる点から、シクロヘキサン−1,2,4−トリカルボン酸−1,2−無水物が好ましい。
(A)樹脂の固形分酸価は、特に限定されないが、その下限値は、アルカリ現像の速度の低下を防止して良好な生産性を維持する点から30mgKOH/gが好ましく、35mgKOH/gが特に好ましい。一方、その上限値は、アルカリ現像液による露光部の膨潤を防止して露光パターンを確実に維持する点から150mgKOH/gが好ましく、100mgKOH/gが特に好ましい。
また、(A)樹脂の質量平均分子量は、特に限定されないが、その下限値は、硬化物の強靭性及び指触乾燥性をより向上させる点から3000が好ましく、5000が特に好ましい。一方、その上限値は、アルカリ現像性の低下を確実に防止する点から50000が好ましく、30000が特に好ましい。
(B)光重合開始剤
光重合開始剤は、一般的に使用されるものであれば特に限定されず、例えば、オキシムエステル系光重合開始剤、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾイン‐n‐ブチルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、アセトフェノン、ジメチルアミノアセトフェノン、2,2‐ジメトキシ‐2‐フェニルアセトフェノン、2,2‐ジエトキシ‐2‐フェニルアセトフェノン、2‐ヒドロキシ‐2‐メチル‐1‐フェニルプロパン‐1‐オン、1‐ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2‐メチル‐1‐〔4‐(メチルチオ)フェニル〕‐2‐モルフォリノ‐プロパン‐1‐オン、4‐(2‐ヒドロキシエトキシ)フェニル‐2‐(ヒドロキシ‐2‐プロピル)ケトン、ベンゾフェノン、p‐フェニルベンゾフェノン、4,4′‐ジエチルアミノベンゾフェノン、ジクロルベンゾフェノン、2‐メチルアントラキノン、2‐エチルアントラキノン、2‐ターシャリーブチルアントラキノン、2‐アミノアントラキノン、2‐メチルチオキサントン、2‐エチルチオキサントン、2‐クロルチオキサントン、2,4‐ジメチルチオキサントン、2,4‐ジエチルチオキサントン、ベンジルジメチルケタール、アセトフェノンジメチルケタール、P‐ジメチルアミノ安息香酸エチルエステル、2、4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、ビス(2、4,6−トリメチルベンゾイル)フェニルホスフィンオキサイド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチル−ペンチルホスフィンオキサイド、(2,4,6‐トリメチルベンゾイル)エトキシフェニルフォスフィンオキサイド、1,2−オクタンジオン,1−[4−(フェニルチオ)−,2−(O−ベンゾイルオキシム)]、2−プロパンジオン−2−O−ベンゾイルオキシム、1−フェニル−1,2−プロパンジオン−2−O−ベンゾイルオキシム、エタノン,1‐[9‐エチル‐6‐(2‐メチルベンゾイル) ‐9H‐カルバゾール‐3‐イル] ‐ ,1‐(O‐アセチルオキシム)等が挙げられる。これらは単独で使用してもよく、2種以上を混合して使用してもよい。
波長300〜450nmの紫外光が本発明のアルカリ可溶性樹脂組成物に照射されると、上記光重合開始剤からフリーラジカルが生成して、(A)樹脂の(メタ)アクリロイル基のラジカル重合を開始させることで、アルカリ可溶性樹脂組成物を硬化させることができる。光重合開始剤の配合量は、特に限定されないが、(A)樹脂100質量部に対して、2〜20質量部が好ましく、5〜15質量部が特に好ましい。
(C)反応性希釈剤
反応性希釈剤は、紫外線の照射により光硬化することで、露光の際のアルカリ可溶性樹脂組成物の光硬化に寄与する感光性の化合物であり、耐酸性、耐アルカリ性などを有する硬化物を得るために使用する。反応性希釈剤には、例えば、1分子当たり少なくとも2つ以上の重合性二重結合を有する化合物である、光重合性モノマーを挙げることができる。
反応性希釈剤には、例えば、1,4‐ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6‐ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールアジペートジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニルジ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジシクロペンテニルジ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性燐酸ジ(メタ)アクリレート、アリル化シクロヘキシルジ(メタ)アクリレート、イソシアヌレートジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、プロピオン酸変性ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、プロピレンオキシド変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレート、プロピオン酸変性ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらは単独で使用してもよく、2種以上を混合して使用してもよい。
反応性希釈剤の配合量は、特に限定されないが、(A)樹脂100質量部に対して、1〜150質量部が好ましく、10〜100質量部がより好ましく、はんだ耐熱性等の機械的諸特性をより向上させる点から、5〜35質量部が特に好ましい。
本発明のアルカリ可溶性樹脂組成物では、上記各成分の他に、必要に応じて、エポキシ化合物、着色剤、非反応性希釈剤、各種添加剤、消泡剤等をさらに配合させることができる。
エポキシ化合物は、アルカリ可溶性樹脂組成物の硬化物について、その架橋密度を上げて、硬化物に十分な機械的強度を付与するためのものである。エポキシ化合物には、例えば、エポキシ樹脂を挙げることができる。エポキシ樹脂としては、例えば、上記した(a1)エポキシ(メタ)アクリレート化合物の調製に使用するエポキシ樹脂、すなわち、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールAD型等のフェノールノボラック型エポキシ樹脂、ビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂、フェニルアラルキル型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂、シリコーン変性エポキシ樹脂等のゴム変性エポキシ樹脂、ε−カプロラクトン変性エポキシ樹脂、о−クレゾールノボラック型等のクレゾールノボラック型エポキシ樹脂、環状脂肪族多官能エポキシ樹脂、グリシジルエステル型多官能エポキシ樹脂、グリシジルアミン型多官能エポキシ樹脂、複素環式多官能エポキシ樹脂、ビスフェノール変性ノボラック型エポキシ樹脂、多官能変性ノボラック型エポキシ樹脂、フェノール類とフェノール性水酸基を有する芳香族アルデヒドとの縮合物型エポキシ樹脂、フルオレン骨格を含有するエポキシ樹脂、アダマンタン骨格を導入したエポキシ樹脂等を挙げることができる。これらの化合物は単独で使用してもよく、2種以上混合して使用してもよい。
エポキシ化合物を用いる場合の配合量は、特に限定されないが、硬化後に十分な機械的強度の塗膜を得る点から、(A)樹脂100質量部に対して、10〜50質量部が好ましく、20〜30質量部が特に好ましい。
着色剤には、例えば、白色着色剤、黒色着色剤、青色着色剤、黄色着色剤等が挙げられる。これらの着色剤の具体例としては、酸化チタン等といった金属酸化物系の無機顔料、フタロシアニン類、ペリレン類、アントラキノン類といった有機顔料、アセチレンブラック等のカーボン系等が挙げられる。
非反応性希釈剤は、アルカリ可溶性樹脂組成物の粘度や乾燥性を調節するために使用するものであり、例えば、有機溶媒等の溶剤を挙げることができる。具体例としては、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、メタノール、イソプロパノール、シクロヘキサノール、などのアルコール類、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の脂環式炭化水素類、石油エーテル、石油ナフサ等の石油系溶剤類、セロソルブ、ブチルセロソルブ等のセロソルブ類、カルビトール、ブチルカルビトール等のカルビトール類、酢酸エチル、酢酸ブチル、セロソルブアセテート、ブチルセロソルブアセテート、カルビトールアセテート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ブチルカルビトールアセテート等の酢酸エステル類等を挙げることができる。
非反応性希釈剤を用いる場合の配合量は、特に限定されないが、アルカリ可溶性樹脂100重量部に対して、1〜500重量部が好ましい。
各種添加剤には、例えば、シラン系、チタネート系、アルミナ系等のカップリング剤といった分散剤、三フッ化ホウ素−アミンコンプレックス、ジシアンジアミド(DICY)及びその誘導体、有機酸ヒドラジド、ジアミノマレオニトリル(DAMN)及びその誘導体、メラミン及びその誘導体、グアナミン及びその誘導体、アミンイミド(AI)並びにポリアミン等の潜在性硬化剤、アセチルアセナートZn及びアセチルアセナートCr等のアセチルアセトンの金属塩、エナミン、オクチル酸錫、第4級スルホニウム塩、トリフェニルホスフィン、イミダゾール、イミダゾリウム塩並びにトリエタノールアミンボレート等の熱硬化促進剤を挙げることができる。また、消泡剤には、公知のものを使用でき、例えば、シリコーン系ポリマー、オレフィン系共重合物、アクリル系ポリマー等を挙げることができる。
上記した本発明のアルカリ可溶性樹脂組成物の製造方法は、特定の方法に限定されず、例えば、上記各成分を所定割合で配合後、室温にて、三本ロール、ボールミル、サンドミル等の混練手段、またはスーパーミキサー、プラネタリーミキサー等の攪拌手段により混練または混合して製造することができる。また、前記混練または混合の前に、必要に応じて、予備混練または予備混合してもよい。
次に、上記した本発明のアルカリ可溶性樹脂組成物の使用方法例について説明する。ここでは、銅箔をエッチングして形成した回路パターンを有するプリント配線板用基板上に、本発明のアルカリ可溶性樹脂組成物を塗工して、ソルダーレジスト膜を形成する方法を例にとって説明する。
銅箔をエッチングして形成した回路パターンを有するプリント配線板用基板上に、上記のように製造したアルカリ可溶性樹脂組成物をスクリーン印刷法、スプレーコート法等の公知の方法を用いて所望の厚さに塗布する。非反応性希釈剤(溶剤)を含有する場合、塗布後、アルカリ可溶性樹脂組成物中の非反応性希釈剤(溶剤)を揮散させるために60〜80℃程度の温度で15〜60分間程度加熱する予備乾燥を行い、アルカリ可溶性樹脂組成物から非反応性希釈剤を揮発させて塗膜の表面をタックフリーの状態にする。塗布したアルカリ可溶性樹脂組成物上に、回路パターンのランド以外を透光性にしたパターンを有するネガフィルムを密着させ、その上から紫外線(例えば、波長300〜450nmの範囲)を照射させる。そして、前記ランドに対応する非露光領域を希アルカリ水溶液で除去することにより塗膜が現像される。現像方法には、スプレー法、シャワー法等が用いられ、使用される希アルカリ水溶液としては、例えば、0.5〜5質量%の炭酸ナトリウム水溶液が挙げられる。次いで、130〜170℃の熱風循環式の乾燥機等で20〜80分間キュアを行うことにより、プリント配線板用基板上に目的とするソルダーレジスト膜を形成させることができる。
次に、本発明の実施例を説明するが、本発明はその趣旨を超えない限り、これらの例に限定されるものではない。
(A)1分子中に少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基と少なくとも1つのカルボキシル基とを有する樹脂について
物性測定条件
1.固形分は、(A)樹脂を150℃で2時間乾燥させ、乾燥前後の質量比から求めた。固形分酸価は、まず、(A)樹脂の酸価を、アルカリ中和滴定に基づくフェノールフタレイン変色法により測定し、その後、前記固形分の比率を乗じることによって算出した。
(A)樹脂であるA‐1)〜A‐6)の合成例を以下に説明する。
合成例A‐1)
撹拌羽、還流管、温度計、窒素または空気流入管を備えた1Lのセパラブルフラスコに、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(840:DIC社製)を370g、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテートを383g仕込み、窒素雰囲気下で110℃で撹拌し、均一な溶液とした。次いで、空気雰囲気下として、アクリル酸を144g、トリフェニルホスフィンを1.0g、4-メトキシフェノールを0.3gで混合した溶液を30分間で滴下投入した。100℃で10〜20時間撹拌し、酸価が3mgKOH/g以下になるまで反応させた後、シクロヘキサン-1,2,4-トリカルボン酸-1,2-無水物(H-TMAn:三菱ガス化学社製)を60g投入し、100℃で1〜3時間撹拌し、FT−IRにて酸無水物由来の1780cm−1が消失したことを確認して反応を完了した。得られた化合物は、酸価60mgKOH/g、固形分60%であった。
合成例A‐2)
合成例A‐1)と同様に、ビスフェノールF型エポキシ樹脂(830:DIC社製)を350g、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテートを371g仕込み、窒素雰囲気下で110℃で撹拌し、均一な溶液とした。次いで、空気雰囲気下として、アクリル酸を147g、トリフェニルホスフィンを1.0g、4-メトキシフェノールを0.3gで混合した溶液を30分間で滴下投入した。100℃で10〜20時間撹拌し、酸価が3mgKOH/g以下になるまで反応させた後、シクロヘキサン-1,2,4-トリカルボン酸-1,2-無水物(H-TMAn:三菱ガス化学社製)を60g投入し、100℃で1〜3時間撹拌し、FT−IRにて酸無水物由来の1780cm−1が消失したことを確認して反応を完了した。得られた化合物は、酸価62mgKOH/g、固形分60%であった。
合成例A‐3)
合成例A‐1)と同様に、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂(N−680:DIC社製)を350g、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテートを353g仕込み、窒素雰囲気下で110℃で撹拌し、均一な溶液とした。次いで、空気雰囲気下として、アクリル酸を119g、トリフェニルホスフィンを1.0g、4-メトキシフェノールを0.3gで混合した溶液を30分間で滴下投入した。100℃で10〜20時間撹拌し、酸価が3mgKOH/g以下になるまで反応させた後、シクロヘキサン-1,2,4-トリカルボン酸-1,2-無水物(H-TMAn:三菱ガス化学社製)を60g投入し、100℃で1〜3時間撹拌し、FT−IRにて酸無水物由来の1780cm−1が消失したことを確認して反応を完了した。得られた化合物は、酸価65mgKOH/g、固形分60%であった。
合成例A‐4)
撹拌羽、還流管、温度計、窒素または空気流入管を備えた1Lのセパラブルフラスコに、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテートを265g仕込み、窒素雰囲気下で110℃まで昇温した。次いで、メタクリル酸を50g、メタクリル酸ブチルを100g、フェノキシエチルメタクリレート150g、ラジカル重合開始剤(V-601:和光純薬社製)を20gの混合溶液を2時間かけて撹拌しながら滴下した。滴下後、3時間撹拌した後、空気雰囲気下で、グリシジルメタクリレートを57g、トリフェニルホスフィンを0.6g、4-メトキシフェノールを0.2gで混合した溶液を30分間で滴下投入し、100℃で10〜20時間撹拌し、酸価が30mgKOH/g以下になるまで反応させた後、シクロヘキサン-1,2,4-トリカルボン酸-1,2-無水物(H-TMAn:三菱ガス化学社製)を40g投入し、100℃で1〜3時間撹拌し、FT−IRにて酸無水物由来の1780cm−1が消失したことを確認して反応を完了した。得られた化合物は、酸価83mgKOH/g、固形分60%であった。
合成例A‐5)
撹拌羽、還流管、温度計、窒素または空気流入管を備えた1Lのセパラブルフラスコに、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテートを245g仕込み、窒素雰囲気下で110℃まで昇温した。次いで、グリシジルメタクリレートを50g、フェノキシエチルメタクリレート250g、ラジカル重合開始剤(V-601:和光純薬社製)を20gの混合溶液を2時間かけて撹拌しながら滴下した。滴下後、3時間撹拌した後、空気雰囲気下で、アクリル酸を25g、トリフェニルホスフィンを0.6g、4-メトキシフェノールを0.2gで混合した溶液を30分間で滴下投入し、100℃で10〜20時間撹拌し、酸価が3mgKOH/g以下になるまで反応させた後、シクロヘキサン-1,2,4-トリカルボン酸-1,2-無水物(H-TMAn:三菱ガス化学社製)を40g投入し、100℃で1〜3時間撹拌し、FT−IRにて酸無水物由来の1780cm−1が消失したことを確認して反応を完了した。得られた化合物は、酸価63mgKOH/g、固形分60%であった。
合成例A‐6)
合成例A‐1)と同様に、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(840:DIC社製)を370g、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテートを410g仕込み、窒素雰囲気下で110℃で撹拌し、均一な溶液とした。次いで、空気雰囲気下として、アクリル酸を144g、トリフェニルホスフィンを1.0g、4-メトキシフェノールを0.3gで混合した溶液を30分間で滴下投入した。100℃で10〜20時間撹拌し、酸価が3mgKOH/g以下になるまで反応させた後、シクロヘキサン-1,2,4-トリカルボン酸-1,2-無水物(H-TMAn:三菱ガス化学社製)を100g投入し、100℃で1〜3時間撹拌し、FT−IRにて酸無水物由来の1780cm−1が消失したことを確認して反応を完了した。得られた化合物は、酸価93mgKOH/g、固形分60%であった。
比較合成例1
合成例A‐1)と同様に、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(840:DIC社製)を370g、ジエチレングリコールモノエチルアセテートを371g仕込み、窒素雰囲気下で110℃で撹拌し、均一な溶液とした。次いで、空気雰囲気下として、アクリル酸を144g、トリフェニルホスフィンを1.0g、4-メトキシフェノールを0.3gで混合させた溶液を30分間で滴下投入した。100℃で10〜20時間撹拌し、酸価が3mgKOH/g以下になるまで反応させた後、シクロヘキセン-1,2-ジカルボン酸無水物(リカシッドTH:新日本理化社製)を100g投入し、100℃で1〜3時間撹拌し、FT−IRにて酸無水物由来の1780cm−1が消失したことを確認して反応を完了した。得られた化合物は、酸価60mgKOH/g、固形分60%であった。
比較合成例2
合成例A‐1)と同様に、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(840:DIC社製)を370g、ジエチレングリコールモノエチルアセテートを371g仕込み、窒素雰囲気下で110℃で撹拌し、均一な溶液とした。次いで、空気雰囲気下として、アクリル酸を144g、トリフェニルホスフィンを1.0g、4-メトキシフェノールを0.3gで混合させた溶液を30分間で滴下投入した。100℃で10〜20時間撹拌し、酸価が3mgKOH/g以下になるまで反応させた後、;ジヒドロフラン-2,5-ジオン(リカシッドSA:新日本理化社製)を65g投入し、100℃で1〜3時間撹拌し、FT−IRにて酸無水物由来の1780cm−1が消失したことを確認して反応を完了した。得られた化合物は、酸価60mgKOH/g固形分60%であった。
比較合成例3
合成例A‐1)と同様に、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(840:DIC社製)を370g、ジエチレングリコールモノエチルアセテートを371g仕込み、窒素雰囲気下で110℃で撹拌し、均一な溶液とした。次いで、空気雰囲気下として、アクリル酸を144g、トリフェニルホスフィンを1.0g、4-メトキシフェノールを0.3gで混合させた溶液を30分間で滴下投入した。100℃で10〜20時間撹拌し、酸価が3mgKOH/g以下になるまで反応させた後、1,2,5-ベンゼントリカルボン酸1,2-無水物(TMA:三菱ガス化学社製)を65g投入し、100℃で1〜3時間撹拌し、FT−IRにて酸無水物由来の1780cm−1が消失したことを確認して反応を完了した。得られた化合物は、酸価60mgKOH/g固形分60%であった。
実施例1〜6、比較例1〜3
下記表1に示す各成分を下記表1に示す配合割合にて配合し、3本ロールを用いて室温にて混合分散させて、実施例1〜6、比較例1〜3にて使用するアルカリ可溶性樹脂組成物を調製した。なお、下記表1に示す配合量は質量部をし、配合量の空欄部は0質量部を意味する。
表1中の各成分についての詳細は、以下の通りである。
(B)光重合開始剤
・chemcure DETX:日本シイベルヘグナー(株)製。
・イルガキュア907:チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製。
(C)反応性希釈剤
・ライトアクリレート4EG−A:共栄社化学(株)製。
エポキシ化合物
・EPICRON 860:DIC社製。
着色剤
・LIONOL BLUE FG7351:東洋インキ製造(株)製。
・クロモフタルイエロー AGR:チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製。
非反応性希釈剤
・ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート:三洋化成品(株)製。
各種添加剤
・DICY−7:三菱化学(株)製。
・メラミン:日産化学工業(株)製
消泡剤
・シリコーン系ポリマー:信越化学工業(株)製。
試験片作製工程
上記のように調製したアルカリ可溶性樹脂組成物を、以下のように塗工して試験片を作製した。
ポリイミドフィルム(東レ・デュポン(株)製、「カプトン100H」)に回路パターンを形成したプリント配線板用基板を希硫酸(3質量%)により表面処理後、スクリーン印刷法にて、調製したアルカリ可溶性樹脂組成物を塗布後、BOX炉にて80℃で20分の予備乾燥を行った。予備乾燥後、回路パターンのランド以外を透光性にしたパターンを有するネガフィルムを塗膜上に密着させ、その上から紫外線を露光装置(オーク社製HMW−680GW)にて500mJ/cmまで露光した。その後、30℃の1質量%炭酸ナトリウム現像液にて現像後、BOX炉にて150℃で60分のキュアを行うことで、上記基板上に硬化塗膜を形成し、実施例1〜6、比較例1〜3の試験片を得た。硬化塗膜の厚みは、いずれも20〜23μmであった。
評価項目
(1)指触乾燥性
予備乾燥後の塗膜を指先で触り、塗膜の粘着性を評価した。評価は、○:粘着性を感じない、×:粘着性を感じる、の2段階で行った。
(2)アルカリ現像性
上記試験片作製工程の予備乾燥後の塗膜を、0.2MPaのスプレー圧にて現像(30℃、1質量%の炭酸ナトリウム現像液を使用)するのに必要な時間をブレークポイントとし、該時間を測定した。評価は、○:ブレークポイント30秒未満、△:ブレークポイント30秒以上60秒未満、×:ブレークポイント60秒以上、の3段階で行った。
(3)はんだ耐熱性
試験片の硬化塗膜を、JIS C−6481の試験方法に準じて、260℃のはんだ槽に10秒間浸せきし、セロハンテープによるピーリング試験(剥離試験)を1回行った後の塗膜状態を目視により評価した。評価は、○:ピーリング試験後も塗膜に変化が認められない ×:ピーリング試験後の塗膜に剥離または膨れが認められる、の2段階で行った。
実施例1〜6、比較例1〜3の評価結果を下記表1に示す。
Figure 0006392549
表1の実施例1〜6から、樹脂に遊離のカルボキシル基を導入するために、Rが水素原子である一般式(1)の化合物に相当するシクロヘキサン−1,2,4−トリカルボン酸−1,2−無水物を使用すると、指触乾燥性、アルカリ現像性及びはんだ耐熱性ともに優れた硬化塗膜を得ることができた。また、実施例1〜6から、(A)樹脂の固形分酸価は36.0〜55.8mgKOH/gの範囲で、いずれも、優れた指触乾燥性、アルカリ現像性及びはんだ耐熱性が得られた。
一方、樹脂に遊離のカルボキシル基を導入するために、一般式(1)の化合物に相当しない、シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸無水物を使用した比較例1では、指触乾燥性が得られず、同じく、一般式(1)の化合物に相当しない、ジヒドロフラン−2,5−ジオンを使用した比較例2では、指触乾燥性及びはんだ耐熱性が得られず、また、三塩基酸無水物ではあるが一般式(1)の化合物には相当しない、1,2,5−ベンゼントリカルボン酸1,2−無水物を使用した比較例3では、アルカリ現像性及びはんだ耐熱性が得られなかった。
本発明のアルカリ可溶性樹脂組成物は、指触乾燥性(タック性)、アルカリ現像性及びはんだ耐熱性ともに優れた硬化物を得ることができるので、例えば、プリント配線板の被覆の分野で利用価値が高い。

Claims (6)

  1. (A)1分子中に少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基と少なくとも1つのカルボキシル基とを有する樹脂、(B)光重合開始剤、(C)反応性希釈剤を含有するアルカリ可溶性樹脂組成物であって、
    前記(A)1分子中に少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基と少なくとも1つのカルボキシル基とを有する樹脂が、1分子中に少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基と少なくとも1つの水酸基とを有する化合物に、下記一般式(1)
    Figure 0006392549
    (式中、Rは、水素原子、直鎖状若しくは分岐状の炭素数1〜8のアルキル基またはアリール基、カルボキシル基、またはヒドロキシル基を表し、mは1〜3の整数である。)で表される化合物を付加させて得られ、
    前記1分子中に少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基と少なくとも1つの水酸基とを有する化合物が、(メタ)アクリル酸と(メタ)アクリル酸エステルとを共重合させて得られる樹脂に、1分子中に少なくとも1つのエポキシ基と少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基とを有する化合物を付加反応させて得られる化合物であり、
    前記(メタ)アクリル酸エステル100質量部に対して、前記(メタ)アクリル酸の含有量が5〜50質量部、前記1分子中に少なくとも1つのエポキシ基と少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基とを有する化合物の含有量が5〜50質量部であることを特徴とするアルカリ可溶性樹脂組成物。
  2. 前記(A)1分子中に少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基と少なくとも1つのカルボキシル基とを有する樹脂の固形分酸価が、30〜150mgKOH/gであることを特徴とする請求項1に記載のアルカリ可溶性樹脂組成物。
  3. 前記(C)反応性希釈剤が、前記(A)1分子中に少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基と少なくとも1つのカルボキシル基とを有する樹脂100質量部に対して、5〜35質量部含まれることを特徴とする請求項1または2に記載のアルカリ可溶性樹脂組成物。
  4. 前記一般式(1)で表される化合物が、シクロヘキサン−1,2,4−トリカルボン酸−1,2−無水物であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のアルカリ可溶性樹脂組成物。
  5. プリント配線板のソルダ−レジスト用であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のアルカリ可溶性樹脂組成物。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のアルカリ可溶性樹脂組成物の硬化膜を有するプリント配線板。
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