JP6392549B2 - アルカリ可溶性樹脂組成物及びアルカリ可溶性樹脂組成物の硬化膜を有するプリント配線板 - Google Patents
アルカリ可溶性樹脂組成物及びアルカリ可溶性樹脂組成物の硬化膜を有するプリント配線板 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6392549B2 JP6392549B2 JP2014110495A JP2014110495A JP6392549B2 JP 6392549 B2 JP6392549 B2 JP 6392549B2 JP 2014110495 A JP2014110495 A JP 2014110495A JP 2014110495 A JP2014110495 A JP 2014110495A JP 6392549 B2 JP6392549 B2 JP 6392549B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- meth
- alkali
- group
- resin composition
- compound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 0 C*(CC(C(C1)C(O2)=O)C2=O)CC1C(O)=O Chemical compound C*(CC(C(C1)C(O2)=O)C2=O)CC1C(O)=O 0.000 description 1
Landscapes
- Materials For Photolithography (AREA)
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
- Non-Metallic Protective Coatings For Printed Circuits (AREA)
Description
(A)樹脂は、(a)1分子中に少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基と少なくとも1つの水酸基とを有する化合物に、(b)上記一般式(1)で表される化合物を付加させて得られる。
1分子中に少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基と少なくとも1つの水酸基とを有する化合物は、(メタ)アクリロイル基と水酸基とを有する化合物であれば特に限定されず、例えば、エポキシ基を有する化合物((メタ)アクリロイル基とカルボキシル基は有しても有さなくてもよい)と、 (メタ)アクリロイル基とカルボキシル基とを有する化合物(エポキシ基は有しても有さなくてもよい)若しくは(メタ)アクリル酸と、を反応させて得られる化合物、及びカルボキシル基を有する化合物((メタ)アクリロイル基とエポキシ基は有しても有さなくてもよい)と、 (メタ)アクリロイル基とエポキシ基とを有する化合物(カルボキシル基は有しても有さなくてもよい)と、を反応させて得られる化合物を挙げることができる。
エポキシ樹脂は、特に限定されず、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールAD型等のフェノールノボラック型エポキシ樹脂、ビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂、フェニルアラルキル型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂、シリコーン変性エポキシ樹脂等のゴム変性エポキシ樹脂、ε−カプロラクトン変性エポキシ樹脂、о−クレゾールノボラック型等のクレゾールノボラック型エポキシ樹脂、環状脂肪族多官能エポキシ樹脂、グリシジルエステル型多官能エポキシ樹脂、グリシジルアミン型多官能エポキシ樹脂、複素環式多官能エポキシ樹脂、ビスフェノール変性ノボラック型エポキシ樹脂、多官能変性ノボラック型エポキシ樹脂、フェノール類とフェノール性水酸基を有する芳香族アルデヒドとの縮合物型エポキシ樹脂、フルオレン骨格を含有するエポキシ樹脂、アダマンタン骨格を導入したエポキシ樹脂等を挙げることができる。
(メタ)アクリル酸エステルは特に限定されず、例えば、(メタ)アクリル酸メチルエステル、(メタ)アクリル酸エチルエステル、(メタ)アクリル酸ブチルエステル、(メタ)アクリル酸エチルヘキシルエステル等の(メタ)アクリル酸アルキルエステル、フェノキシメチル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート等の芳香環含有(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらは単独で使用してもよく、2種以上を混合して使用してもよい。
1分子中に少なくとも1つのエポキシ基と少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基とを有する化合物は特に限定されず、上記と同様の化合物、すなわち、例えば、グリシジル(メタ)アクリレート、2−メチルグリシジル(メタ)アクリレート、3,4−エポキシブチル(メタ)アクリレート、6,7−エポキシヘプチル(メタ)アクリレート、3,4−エポキシシクロヘキシル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エポキシアルキルエステルや、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレートモノグリシジルエーテル等のグリシジルエーテルが挙げられる。これらは単独で使用してもよく、2種以上を混合して使用してもよい。
一般式(1)の三塩基酸無水物は、前記(a)1分子中に少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基と少なくとも1つの水酸基とを有する化合物の水酸基に反応して、前記(a)1分子中に少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基と少なくとも1つの水酸基とを有する化合物に遊離のカルボキシル基が導入される。
光重合開始剤は、一般的に使用されるものであれば特に限定されず、例えば、オキシムエステル系光重合開始剤、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾイン‐n‐ブチルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、アセトフェノン、ジメチルアミノアセトフェノン、2,2‐ジメトキシ‐2‐フェニルアセトフェノン、2,2‐ジエトキシ‐2‐フェニルアセトフェノン、2‐ヒドロキシ‐2‐メチル‐1‐フェニルプロパン‐1‐オン、1‐ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2‐メチル‐1‐〔4‐(メチルチオ)フェニル〕‐2‐モルフォリノ‐プロパン‐1‐オン、4‐(2‐ヒドロキシエトキシ)フェニル‐2‐(ヒドロキシ‐2‐プロピル)ケトン、ベンゾフェノン、p‐フェニルベンゾフェノン、4,4′‐ジエチルアミノベンゾフェノン、ジクロルベンゾフェノン、2‐メチルアントラキノン、2‐エチルアントラキノン、2‐ターシャリーブチルアントラキノン、2‐アミノアントラキノン、2‐メチルチオキサントン、2‐エチルチオキサントン、2‐クロルチオキサントン、2,4‐ジメチルチオキサントン、2,4‐ジエチルチオキサントン、ベンジルジメチルケタール、アセトフェノンジメチルケタール、P‐ジメチルアミノ安息香酸エチルエステル、2、4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、ビス(2、4,6−トリメチルベンゾイル)フェニルホスフィンオキサイド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチル−ペンチルホスフィンオキサイド、(2,4,6‐トリメチルベンゾイル)エトキシフェニルフォスフィンオキサイド、1,2−オクタンジオン,1−[4−(フェニルチオ)−,2−(O−ベンゾイルオキシム)]、2−プロパンジオン−2−O−ベンゾイルオキシム、1−フェニル−1,2−プロパンジオン−2−O−ベンゾイルオキシム、エタノン,1‐[9‐エチル‐6‐(2‐メチルベンゾイル) ‐9H‐カルバゾール‐3‐イル] ‐ ,1‐(O‐アセチルオキシム)等が挙げられる。これらは単独で使用してもよく、2種以上を混合して使用してもよい。
反応性希釈剤は、紫外線の照射により光硬化することで、露光の際のアルカリ可溶性樹脂組成物の光硬化に寄与する感光性の化合物であり、耐酸性、耐アルカリ性などを有する硬化物を得るために使用する。反応性希釈剤には、例えば、1分子当たり少なくとも2つ以上の重合性二重結合を有する化合物である、光重合性モノマーを挙げることができる。
物性測定条件
1.固形分は、(A)樹脂を150℃で2時間乾燥させ、乾燥前後の質量比から求めた。固形分酸価は、まず、(A)樹脂の酸価を、アルカリ中和滴定に基づくフェノールフタレイン変色法により測定し、その後、前記固形分の比率を乗じることによって算出した。
撹拌羽、還流管、温度計、窒素または空気流入管を備えた1Lのセパラブルフラスコに、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(840:DIC社製)を370g、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテートを383g仕込み、窒素雰囲気下で110℃で撹拌し、均一な溶液とした。次いで、空気雰囲気下として、アクリル酸を144g、トリフェニルホスフィンを1.0g、4-メトキシフェノールを0.3gで混合した溶液を30分間で滴下投入した。100℃で10〜20時間撹拌し、酸価が3mgKOH/g以下になるまで反応させた後、シクロヘキサン-1,2,4-トリカルボン酸-1,2-無水物(H-TMAn:三菱ガス化学社製)を60g投入し、100℃で1〜3時間撹拌し、FT−IRにて酸無水物由来の1780cm−1が消失したことを確認して反応を完了した。得られた化合物は、酸価60mgKOH/g、固形分60%であった。
合成例A‐1)と同様に、ビスフェノールF型エポキシ樹脂(830:DIC社製)を350g、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテートを371g仕込み、窒素雰囲気下で110℃で撹拌し、均一な溶液とした。次いで、空気雰囲気下として、アクリル酸を147g、トリフェニルホスフィンを1.0g、4-メトキシフェノールを0.3gで混合した溶液を30分間で滴下投入した。100℃で10〜20時間撹拌し、酸価が3mgKOH/g以下になるまで反応させた後、シクロヘキサン-1,2,4-トリカルボン酸-1,2-無水物(H-TMAn:三菱ガス化学社製)を60g投入し、100℃で1〜3時間撹拌し、FT−IRにて酸無水物由来の1780cm−1が消失したことを確認して反応を完了した。得られた化合物は、酸価62mgKOH/g、固形分60%であった。
合成例A‐1)と同様に、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂(N−680:DIC社製)を350g、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテートを353g仕込み、窒素雰囲気下で110℃で撹拌し、均一な溶液とした。次いで、空気雰囲気下として、アクリル酸を119g、トリフェニルホスフィンを1.0g、4-メトキシフェノールを0.3gで混合した溶液を30分間で滴下投入した。100℃で10〜20時間撹拌し、酸価が3mgKOH/g以下になるまで反応させた後、シクロヘキサン-1,2,4-トリカルボン酸-1,2-無水物(H-TMAn:三菱ガス化学社製)を60g投入し、100℃で1〜3時間撹拌し、FT−IRにて酸無水物由来の1780cm−1が消失したことを確認して反応を完了した。得られた化合物は、酸価65mgKOH/g、固形分60%であった。
撹拌羽、還流管、温度計、窒素または空気流入管を備えた1Lのセパラブルフラスコに、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテートを265g仕込み、窒素雰囲気下で110℃まで昇温した。次いで、メタクリル酸を50g、メタクリル酸ブチルを100g、フェノキシエチルメタクリレート150g、ラジカル重合開始剤(V-601:和光純薬社製)を20gの混合溶液を2時間かけて撹拌しながら滴下した。滴下後、3時間撹拌した後、空気雰囲気下で、グリシジルメタクリレートを57g、トリフェニルホスフィンを0.6g、4-メトキシフェノールを0.2gで混合した溶液を30分間で滴下投入し、100℃で10〜20時間撹拌し、酸価が30mgKOH/g以下になるまで反応させた後、シクロヘキサン-1,2,4-トリカルボン酸-1,2-無水物(H-TMAn:三菱ガス化学社製)を40g投入し、100℃で1〜3時間撹拌し、FT−IRにて酸無水物由来の1780cm−1が消失したことを確認して反応を完了した。得られた化合物は、酸価83mgKOH/g、固形分60%であった。
撹拌羽、還流管、温度計、窒素または空気流入管を備えた1Lのセパラブルフラスコに、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテートを245g仕込み、窒素雰囲気下で110℃まで昇温した。次いで、グリシジルメタクリレートを50g、フェノキシエチルメタクリレート250g、ラジカル重合開始剤(V-601:和光純薬社製)を20gの混合溶液を2時間かけて撹拌しながら滴下した。滴下後、3時間撹拌した後、空気雰囲気下で、アクリル酸を25g、トリフェニルホスフィンを0.6g、4-メトキシフェノールを0.2gで混合した溶液を30分間で滴下投入し、100℃で10〜20時間撹拌し、酸価が3mgKOH/g以下になるまで反応させた後、シクロヘキサン-1,2,4-トリカルボン酸-1,2-無水物(H-TMAn:三菱ガス化学社製)を40g投入し、100℃で1〜3時間撹拌し、FT−IRにて酸無水物由来の1780cm−1が消失したことを確認して反応を完了した。得られた化合物は、酸価63mgKOH/g、固形分60%であった。
合成例A‐1)と同様に、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(840:DIC社製)を370g、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテートを410g仕込み、窒素雰囲気下で110℃で撹拌し、均一な溶液とした。次いで、空気雰囲気下として、アクリル酸を144g、トリフェニルホスフィンを1.0g、4-メトキシフェノールを0.3gで混合した溶液を30分間で滴下投入した。100℃で10〜20時間撹拌し、酸価が3mgKOH/g以下になるまで反応させた後、シクロヘキサン-1,2,4-トリカルボン酸-1,2-無水物(H-TMAn:三菱ガス化学社製)を100g投入し、100℃で1〜3時間撹拌し、FT−IRにて酸無水物由来の1780cm−1が消失したことを確認して反応を完了した。得られた化合物は、酸価93mgKOH/g、固形分60%であった。
合成例A‐1)と同様に、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(840:DIC社製)を370g、ジエチレングリコールモノエチルアセテートを371g仕込み、窒素雰囲気下で110℃で撹拌し、均一な溶液とした。次いで、空気雰囲気下として、アクリル酸を144g、トリフェニルホスフィンを1.0g、4-メトキシフェノールを0.3gで混合させた溶液を30分間で滴下投入した。100℃で10〜20時間撹拌し、酸価が3mgKOH/g以下になるまで反応させた後、シクロヘキセン-1,2-ジカルボン酸無水物(リカシッドTH:新日本理化社製)を100g投入し、100℃で1〜3時間撹拌し、FT−IRにて酸無水物由来の1780cm−1が消失したことを確認して反応を完了した。得られた化合物は、酸価60mgKOH/g、固形分60%であった。
合成例A‐1)と同様に、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(840:DIC社製)を370g、ジエチレングリコールモノエチルアセテートを371g仕込み、窒素雰囲気下で110℃で撹拌し、均一な溶液とした。次いで、空気雰囲気下として、アクリル酸を144g、トリフェニルホスフィンを1.0g、4-メトキシフェノールを0.3gで混合させた溶液を30分間で滴下投入した。100℃で10〜20時間撹拌し、酸価が3mgKOH/g以下になるまで反応させた後、;ジヒドロフラン-2,5-ジオン(リカシッドSA:新日本理化社製)を65g投入し、100℃で1〜3時間撹拌し、FT−IRにて酸無水物由来の1780cm−1が消失したことを確認して反応を完了した。得られた化合物は、酸価60mgKOH/g固形分60%であった。
合成例A‐1)と同様に、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(840:DIC社製)を370g、ジエチレングリコールモノエチルアセテートを371g仕込み、窒素雰囲気下で110℃で撹拌し、均一な溶液とした。次いで、空気雰囲気下として、アクリル酸を144g、トリフェニルホスフィンを1.0g、4-メトキシフェノールを0.3gで混合させた溶液を30分間で滴下投入した。100℃で10〜20時間撹拌し、酸価が3mgKOH/g以下になるまで反応させた後、1,2,5-ベンゼントリカルボン酸1,2-無水物(TMA:三菱ガス化学社製)を65g投入し、100℃で1〜3時間撹拌し、FT−IRにて酸無水物由来の1780cm−1が消失したことを確認して反応を完了した。得られた化合物は、酸価60mgKOH/g固形分60%であった。
下記表1に示す各成分を下記表1に示す配合割合にて配合し、3本ロールを用いて室温にて混合分散させて、実施例1〜6、比較例1〜3にて使用するアルカリ可溶性樹脂組成物を調製した。なお、下記表1に示す配合量は質量部をし、配合量の空欄部は0質量部を意味する。
(B)光重合開始剤
・chemcure DETX:日本シイベルヘグナー(株)製。
・イルガキュア907:チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製。
(C)反応性希釈剤
・ライトアクリレート4EG−A:共栄社化学(株)製。
・EPICRON 860:DIC社製。
着色剤
・LIONOL BLUE FG7351:東洋インキ製造(株)製。
・クロモフタルイエロー AGR:チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製。
非反応性希釈剤
・ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート:三洋化成品(株)製。
各種添加剤
・DICY−7:三菱化学(株)製。
・メラミン:日産化学工業(株)製
消泡剤
・シリコーン系ポリマー:信越化学工業(株)製。
上記のように調製したアルカリ可溶性樹脂組成物を、以下のように塗工して試験片を作製した。
ポリイミドフィルム(東レ・デュポン(株)製、「カプトン100H」)に回路パターンを形成したプリント配線板用基板を希硫酸(3質量%)により表面処理後、スクリーン印刷法にて、調製したアルカリ可溶性樹脂組成物を塗布後、BOX炉にて80℃で20分の予備乾燥を行った。予備乾燥後、回路パターンのランド以外を透光性にしたパターンを有するネガフィルムを塗膜上に密着させ、その上から紫外線を露光装置(オーク社製HMW−680GW)にて500mJ/cm2まで露光した。その後、30℃の1質量%炭酸ナトリウム現像液にて現像後、BOX炉にて150℃で60分のキュアを行うことで、上記基板上に硬化塗膜を形成し、実施例1〜6、比較例1〜3の試験片を得た。硬化塗膜の厚みは、いずれも20〜23μmであった。
(1)指触乾燥性
予備乾燥後の塗膜を指先で触り、塗膜の粘着性を評価した。評価は、○:粘着性を感じない、×:粘着性を感じる、の2段階で行った。
上記試験片作製工程の予備乾燥後の塗膜を、0.2MPaのスプレー圧にて現像(30℃、1質量%の炭酸ナトリウム現像液を使用)するのに必要な時間をブレークポイントとし、該時間を測定した。評価は、○:ブレークポイント30秒未満、△:ブレークポイント30秒以上60秒未満、×:ブレークポイント60秒以上、の3段階で行った。
試験片の硬化塗膜を、JIS C−6481の試験方法に準じて、260℃のはんだ槽に10秒間浸せきし、セロハンテープによるピーリング試験(剥離試験)を1回行った後の塗膜状態を目視により評価した。評価は、○:ピーリング試験後も塗膜に変化が認められない ×:ピーリング試験後の塗膜に剥離または膨れが認められる、の2段階で行った。
Claims (6)
- (A)1分子中に少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基と少なくとも1つのカルボキシル基とを有する樹脂、(B)光重合開始剤、(C)反応性希釈剤を含有するアルカリ可溶性樹脂組成物であって、
前記(A)1分子中に少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基と少なくとも1つのカルボキシル基とを有する樹脂が、1分子中に少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基と少なくとも1つの水酸基とを有する化合物に、下記一般式(1)
前記1分子中に少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基と少なくとも1つの水酸基とを有する化合物が、(メタ)アクリル酸と(メタ)アクリル酸エステルとを共重合させて得られる樹脂に、1分子中に少なくとも1つのエポキシ基と少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基とを有する化合物を付加反応させて得られる化合物であり、
前記(メタ)アクリル酸エステル100質量部に対して、前記(メタ)アクリル酸の含有量が5〜50質量部、前記1分子中に少なくとも1つのエポキシ基と少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基とを有する化合物の含有量が5〜50質量部であることを特徴とするアルカリ可溶性樹脂組成物。 - 前記(A)1分子中に少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基と少なくとも1つのカルボキシル基とを有する樹脂の固形分酸価が、30〜150mgKOH/gであることを特徴とする請求項1に記載のアルカリ可溶性樹脂組成物。
- 前記(C)反応性希釈剤が、前記(A)1分子中に少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基と少なくとも1つのカルボキシル基とを有する樹脂100質量部に対して、5〜35質量部含まれることを特徴とする請求項1または2に記載のアルカリ可溶性樹脂組成物。
- 前記一般式(1)で表される化合物が、シクロヘキサン−1,2,4−トリカルボン酸−1,2−無水物であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のアルカリ可溶性樹脂組成物。
- プリント配線板のソルダ−レジスト用であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のアルカリ可溶性樹脂組成物。
- 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のアルカリ可溶性樹脂組成物の硬化膜を有するプリント配線板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014110495A JP6392549B2 (ja) | 2014-05-28 | 2014-05-28 | アルカリ可溶性樹脂組成物及びアルカリ可溶性樹脂組成物の硬化膜を有するプリント配線板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014110495A JP6392549B2 (ja) | 2014-05-28 | 2014-05-28 | アルカリ可溶性樹脂組成物及びアルカリ可溶性樹脂組成物の硬化膜を有するプリント配線板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015225249A JP2015225249A (ja) | 2015-12-14 |
JP6392549B2 true JP6392549B2 (ja) | 2018-09-19 |
Family
ID=54842017
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014110495A Active JP6392549B2 (ja) | 2014-05-28 | 2014-05-28 | アルカリ可溶性樹脂組成物及びアルカリ可溶性樹脂組成物の硬化膜を有するプリント配線板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6392549B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI746707B (zh) * | 2017-01-31 | 2021-11-21 | 日商日本化藥股份有限公司 | 反應性多元羧酸化合物、使用該化合物的活性能量線硬化型樹脂組成物、該組成物的硬化物及該硬化物的用途 |
JP7236812B2 (ja) | 2017-04-27 | 2023-03-10 | 日本化薬株式会社 | 反応性ポリカルボン酸化合物、それを用いた活性エネルギー線硬化型樹脂組成物、その硬化物及びその用途 |
JP7236813B2 (ja) * | 2017-04-28 | 2023-03-10 | 日本化薬株式会社 | 反応性ポリカルボン酸化合物、それを用いた活性エネルギー線硬化型樹脂組成物、その硬化物及びその用途 |
JP7236817B2 (ja) * | 2017-06-19 | 2023-03-10 | 日本化薬株式会社 | 反応性ポリカルボン酸化合物、それを用いた活性エネルギー線硬化型樹脂組成物、その硬化物及びその用途 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4634905B2 (ja) * | 2005-10-07 | 2011-02-16 | 互応化学工業株式会社 | 感光性樹脂組成物、硬化物及びプリント配線板 |
JP2012532334A (ja) * | 2009-07-02 | 2012-12-13 | 東友ファインケム株式会社 | 300nm以下の超短波長露光器を利用した固体撮像素子のカラーフィルター製造用着色感光性樹脂組成物、これを利用したカラーフィルターおよびこれを含む固体撮像素子 |
KR101466147B1 (ko) * | 2011-12-05 | 2014-11-27 | 제일모직 주식회사 | 컬러필터용 감광성 수지 조성물 및 이를 이용한 컬러필터 |
JP6061576B2 (ja) * | 2012-09-10 | 2017-01-18 | 株式会社タムラ製作所 | 感光性樹脂組成物及び感光性樹脂組成物の硬化被膜を有するプリント配線板 |
JP6204734B2 (ja) * | 2013-07-16 | 2017-09-27 | 互応化学工業株式会社 | ソルダーレジスト用樹脂組成物 |
-
2014
- 2014-05-28 JP JP2014110495A patent/JP6392549B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015225249A (ja) | 2015-12-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5352340B2 (ja) | 感光性樹脂組成物、プリント配線板用のソルダーレジスト組成物およびプリント配線板 | |
JP5007453B2 (ja) | 黒色硬化性樹脂組成物 | |
JP5766671B2 (ja) | 黒色硬化性樹脂組成物およびそれを用いたプリント配線基板 | |
JP5855405B2 (ja) | 感光性樹脂組成物 | |
JP2013522687A (ja) | 光硬化性及び熱硬化性を有する樹脂組成物、並びにドライフィルムソルダレジスト | |
JP5117416B2 (ja) | 感光性樹脂組成物、プリント配線板用のソルダーレジスト組成物およびプリント配線板 | |
JP5583091B2 (ja) | 黒色硬化性樹脂組成物 | |
JP6111248B2 (ja) | アルカリ現像型樹脂、それを用いた感光性樹脂組成物 | |
JP6392549B2 (ja) | アルカリ可溶性樹脂組成物及びアルカリ可溶性樹脂組成物の硬化膜を有するプリント配線板 | |
JP2015172664A (ja) | 感光性樹脂組成物 | |
JP5809182B2 (ja) | 感光性樹脂組成物 | |
JP6538390B2 (ja) | 感光性樹脂組成物 | |
JP4309246B2 (ja) | 光硬化性・熱硬化性樹脂組成物 | |
JP4547212B2 (ja) | 光硬化性・熱硬化性ドライフィルム、及び光・電気混載基板 | |
JP7229211B2 (ja) | 感光性樹脂組成物 | |
JP6114799B2 (ja) | 感光性樹脂組成物並びに感光性樹脂組成物の硬化被膜を有するプリント配線板及び反射シートの製造方法 | |
JP2018163336A (ja) | 黒色感光性樹脂組成物 | |
JP2020025092A (ja) | 黒色硬化性樹脂組成物およびプリント配線基板 | |
WO2003032090A1 (fr) | Composition de resine photosensible | |
JP7405803B2 (ja) | 感光性樹脂組成物、感光性樹脂組成物の光硬化物及び感光性樹脂組成物を塗布したプリント配線板 | |
JP6986534B2 (ja) | 感光性樹脂組成物、感光性樹脂組成物を有するドライフィルム及び感光性樹脂組成物の光硬化物を有するプリント配線板 | |
JP6487376B2 (ja) | 感光性樹脂組成物 | |
CN112538157A (zh) | 环氧丙烯酸酯树脂、碱可溶性树脂及其制造方法、硬化性与感光性树脂组合物及其硬化物 | |
CN113176705A (zh) | 感光性树脂组合物 | |
KR20230041628A (ko) | 감광성 수지 조성물, 감광성 수지 조성물을 갖는 드라이 필름 및 감광성 수지 조성물의 경화물을 갖는 프린트 배선판 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170413 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20171219 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171220 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180208 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20180409 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180705 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20180712 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180813 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180823 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6392549 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |