JP6390944B2 - 投写型映像表示装置 - Google Patents

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Description

本開示は、映像光の光路を所定の周期でシフトしながら映像を投写可能な投写型映像表示装置に関する。
従来、高解像度で高品質な映像を実現するために、液晶表示素子などの映像生成部で生成された映像光の光路を制御し、投写面上で表示させる位置を変化させる素子である、所謂、ウォブリング素子を備えた投写型映像表示装置が知られている。
このウォブリング素子を用いることにより、投写型映像表示装置は、映像生成部の解像度よりも高い解像度の映像入力信号が入力された場合でも、高解像度の映像を提供することができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2006-047414号公報
従来の投写型映像表示装置では、映像光の光路変更に同期して、サブフレームの映像を順次表示する。このため、サブフレーム映像を切り替えるたびにウォブリング素子を駆動し、投写面上での映像光の表示位置を変更する。しかしながら、ウォブリング素子を高速で駆動すると、表示位置が変更される間の映像の切り替わりにより映像がぼやけてしまい、映像の品質が低下するという問題があった。
本開示は、映像光の光路を所定の周期でシフトすることで高解像度の映像を投写可能な投写型映像表示装置であって、映像品質の低下を抑制する投写型映像表示装置を提供することを目的とする。
本開示の投写型映像表示装置は、映像光を生成する映像生成部と、映像光を投写面に投写する光学系と、映像光の光路上に設けられ、映像光の前記投写面上での表示位置を変更する光路変更部と、映像入力信号に基いて映像生成部および光路変更部を制御する制御部とを備える。制御部は、映像入力信号の各フレームの信号を空間的に分割して複数種類のサブフレームの信号を生成する。制御部は、映像信号のフレームの切り替わりの前後において、映像光の投写面上での表示位置が維持されるように光路変更部を制御する。さらに、制御部は、フレームの切り替わり直前のフレームにおける最後のサブフレームの種類と、フレームの切り替わり直後のフレームにおける最初のサブフレームの種類とが同じになるように映像生成部を制御する。
制御部は、映像入力信号から、立体映像用の左眼用映像信号と右眼用映像信号を生成してもよい。制御部は、直前のフレームの最後のサブフレームの映像光が左眼用の映像である場合は、直後のフレームの最初のサブフレームにおいて左眼用の映像光を生成し、直前のフレームの最後のサブフレームの映像光が右眼用の映像の場合は、前記直後のフレームの最初のサブフレームにおいて右眼用の映像光を生成するように、映像生成部を制御してもよい。
本開示によれば、光路を変更する回数を低減させることができ、映像の品質を維持しながら、高い解像度感を有する映像を表示することが可能となる。
本開示に係る投写型映像表示装置の外観斜視図 本開示に係る投写型映像表示装置の構成を示すブロック図 本開示に係る投写型映像表示装置の光学的構成を説明した図 第1実施形態における投写型映像表示装置の映像生成部から投写光学系までの光学的構成を示す図 投写型映像表示装置の制御部の構成を説明するブロック図 映像入力信号の解像度と表示素子の解像度とが同じ場合における映像入力信号と映像出力信号の画素の対応を説明した図 映像入力信号の解像度が表示素子の解像度の4倍である場合における映像入力信号と映像出力信号の画素の対応関係を説明した図 映像入力信号の解像度が表示素子の解像度の4倍である場合における映像入力信号と映像出力信号の画素の対応関係を説明した図。 光路変更部によりシフトされる、複数のサブフレームのスクリーン上での表示位置(投写位置)を説明した図。 圧電素子の駆動電圧と、サブフレームの表示順(スクリーン上での表示位置)とのタイミングチャート(図10(a)は本開示による制御を示し、図10(b)は比較例の制御を示す。) 第2実施形態の投写型映像表示装置における映像生成部から投写光学系までの光学的構成を示す図 第2実施形態における光路変更部のレンズユニットの一例を示す図 第2実施形態における、映像入力信号の解像度が表示素子の解像度の4倍である場合における映像入力信号と映像出力信号の画素の対応関係を説明した図 第2実施形態における、光路変更部を介して投写されるときの、複数のサブフレームのスクリーン上での表示位置の関係を説明した図 第2実施形態における、(a)レンズをX方向にシフトさせる圧電素子の駆動電圧、(b)レンズをY方向にシフトさせる圧電素子の駆動電圧、および(c)サブフレームの表示順(及びスクリーン上での表示位置)とのタイミングチャート。 第2実施形態の比較例における、(a)レンズをX方向にシフトさせる圧電素子の駆動電圧、(b)レンズをY方向にシフトさせる圧電素子の駆動電圧、および(c)サブフレームの表示順(及びスクリーン上での表示位置)のタイミングチャート 第3実施形態における立体映像を表示可能な投写型映像表示装置の外観斜視図である。 第3実施形態における、(a)圧電素子の駆動電圧、(b)液晶シャッタの切替信号、及び(c)サブフレームの表示順(及びスクリーン上での表示位置)のタイミングチャート 第3実施形態の比較例における、(a)圧電素子の駆動電圧、(b)液晶シャッタの切替信号、及び(c)サブフレームの表示順(及びスクリーン上での表示位置)のタイミングチャート 液晶表示素子を備えた光路変更部の構成を説明するための図 2つのガラス部材を備え、映像光の光路を二軸方向にシフト可能な光路変更部の構成を説明するための図 2つの液晶表示素子を備え、映像光の光路を二軸方向にシフト可能な光路変更部の構成を説明するための図
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、出願人は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
〔第1実施形態〕
1.投写型映像表示装置の構成
投写型映像表示装置の構成について図1および図2を用いて説明する。図1は、投写型映像表示装置100の外観斜視図である。図1に示すように、投写型映像表示装置100は、映像入力信号に応じて生成した映像光をスクリーン(投写面)200へ投写する。
図2は、投写型映像表示装置100の構成を示すブロック図である。投写型映像表示装置100は、光源部10と、映像入力信号に応じて映像光を生成する映像生成部20と、光源部10からの光を映像生成部20へ導く導光光学系50と、生成された映像光をスクリーン200へ投写する投写光学系60と、光源部10や映像生成部20などの制御を行う制御部70とを有する。
投写型映像表示装置100は、映像生成部20にて生成された映像光の光路を変更するための光路変更部80をさらに備える。具体的には、光路変更部80は、映像生成部20にて生成された映像光の、スクリーン200上での表示位置を、画素ピッチ以下の範囲(例えば、1/2画素)内でずらす(この動作の詳細は後述)。これにより、投写型映像表示装置100は解像度感の高い映像を提供することができる。
1.1 投写型映像表示装置の光学的な構成
投写型映像表示装置100の光学的な構成について図3を用いて説明する。図3は、投写型映像表示装置100の光学的な構成を示す模式図である。
光源部10から出射した白色光は導光光学系50に入射する。導光光学系50に入射した光は、まずレンズ52に入射し、ロッド54の入射面近傍で集光される。ロッド54に入射した光は、ロッド内部で複数回反射することによって、光強度分布が実質的に均一化されて出射する。ロッド54から出射した光は、レンズ56によって集光される。レンズ56は、ロッド54の出射面の像を後述するDMD(Digital Mirror Device)に結像させるリレー系のレンズである。レンズ56から出射した光は、ミラー58で反射した後、映像生成部20に入射する。
映像生成部20に入射した光は、レンズ22を介して全反射プリズム24に入射する。レンズ22は、入射した光を略平行に集光するレンズである。
全反射プリズム24は2つのプリズムから構成され、互いのプリズムの近接面には薄い空気層26が介在している。空気層26は臨界角以上の角度で入射する光を全反射する。レンズ22を介して、全反射プリズム24に入射した光は、空気層26(全反射面)で反射されて、カラープリズム28に入射する。
カラープリズム28は3つのプリズムからなり、それぞれのプリズムの近接面には、青反射のダイクロイック膜30と赤反射のダイクロイック膜32が形成されている。カラープリズム28に入射した光は、青反射のダイクロイック膜30と赤反射のダイクロイック膜32とによって、青、赤、緑の光に分離され、それぞれDMD34、36、38に入射する。DMD34、36、38は、映像入力信号に応じてマイクロミラーを偏向させることで入射した光の反射方向を変更し、投写光学系60を構成する投写レンズに入射させたり、投写レンズの有効領域外へ進行させたりする。
DMD34、36、38によって反射された光は、再度、カラープリズム28を透過する。カラープリズム28を透過する過程で、分離された青、赤、緑の各色光は合成され、全反射プリズム24に入射する。全反射プリズム24に入射した光は空気層26に臨界角以下で入射するため、透過して、投写光学系60に入射する。このようにして、DMD34、36、38によって形成された映像光がスクリーン上に投写される。
映像表示素子としてDMD34、36、38を用いているため、液晶表示素子(液晶パネル)に比べて、耐光性、耐熱性が高い投写型映像表示装置を構成できる。さらに、青、赤、緑の各色に対して3つのDMDを用いているため、色再現が良好で、明るく高精細な投写映像を得ることができる。
1.2 光路変更部の構成
光路変更部80の構成について図4を用いて説明する。図4は、映像生成部20から投写光学系60までの光学的な構成を示す模式図である。
光路変更部80は、屈折率の変化を利用して映像生成部20からの映像光の光路を屈折させるガラス部材82と、ガラス部材82の配置角度を変化させる圧電素子84とから構成される。圧電素子84には、圧電素子84に電力を供給し、圧電素子84の伸縮を制御する圧電素子駆動部72が接続されている。ガラス部材82は、映像光の光軸に直交する軸を中心に回転可能であり、配置角度が変化され得るようになっている。
圧電素子84は、所定の電圧を加えられると伸長し、ガラス部材82に接触する。圧電素子84により押圧されたガラス部材82は、映像光の光軸に直交する軸を中心に配置角度が変化し、それにより、ガラス部材82へ入射する映像光の入射角度が変化する。その結果、映像光の進行方向が微小に変化し、スクリーン200上での映像光の表示位置が移動する。
2.投写型映像表示装置の動作
投写型映像表示装置100は、映像投写モードとして、通常モードと、通常モード時よりも高い解像度で映像を投写する高解像度モードとを有する。通常モードでは、DMD34、36、38の解像度と同じ解像度の映像を投写する。
2.1 光路変更部の動作
投写型映像表示装置100の制御部70による制御について図5〜図10を用いて説明する。図5は、制御部70の構成を示すブロック図である。制御部70は、映像信号生成部74と、表示素子駆動部76と、圧電素子駆動部72とから構成される。
2.1.1 通常モードでの動作
映像信号生成部74は、制御部70に入力された映像入力信号を、DMD34、36、38へ出力する映像出力信号に変換する。さらに、映像信号生成部74は、映像入力信号を、DMD34、36、38で生成される映像光と圧電素子84の駆動間の同期を取るための同期信号に変換する。すなわち、映像信号生成部74は、映像入力信号に基いて、映像出力信号と同期信号とを生成する。
映像信号生成部74は、DMD34、36、38と同じ解像度の映像入力信号を入力したときは、図6に示すように、DMD34、36、38の各画素に対応している映像入力信号を、そのまま映像出力信号として表示素子駆動部76へ出力する。
一方、DMD34、36、38の解像度の4倍の解像度の映像入力信号を入力したときは、映像信号生成部74は次にようにして映像出力信号を生成する。1フレームの映像の全領域において、2×2画素で構成される複数の領域(以下「ブロック」という)を設定する。映像信号生成部74は、図7に示すように、例えば、各ブロック内の4画素のうち、左上の画素(○を付した画素)の信号をサンプリングした信号を映像出力信号として表示素子駆動部76へ出力する。または、映像信号生成部74は、各ブロック内の4画素の信号値の平均値を算出して、補間画素の信号を求め、DMD34、36、38の各画素への映像出力信号として出力してもよい。
2.1.2 高解像度モードでの動作
高解像度モードの場合、制御部70は、光路変更部80を駆動して、DMD34、36、38の解像度の2倍密の映像を表示する。映像信号生成部74は、1フレーム分(例えば、Nフレーム目)の映像入力信号を画素毎に(空間的に)分割して、画素位置が異なる2種類のサブフレームを生成する。2種類のサブフレームは1フレーム期間内において順次出力される。具体的には、図8に示すように、例えば、2×2画素を含むブロック内の4画素の信号のうち、左上の画素(○を付した画素)の信号を第1サブフレームの映像信号とし、右下の画素(△を付した画素)の信号を第2サブフレームの映像出力信号として、この順に表示素子駆動部76へ出力する。一方、圧電素子駆動部72は、DMD34、36、38において第1サブフレームと第2サブフレームとが切り替わるタイミングと、光路変更部80がスクリーン200上の表示位置をずらす(映像光の光路を変更する)タイミングとが一致するように同期信号を出力する。
図9に示すように、光路変更部80は、DMD34、36、38において第1サブフレームの映像を表示している間、スクリーン200上の破線で示す位置に映像光を投写する。DMD34、36、38において第2サブフレームの映像を表示している間、光路変更部80は、スクリーン200上の実線で示す位置、詳細には、第1サブフレームの映像の表示位置に対して、縦横の両方向に1/2画素だけシフトした位置に映像光を投写するように、光路を変更する。これにより、元の映像入力信号の画素位置と、第2サブフレームの映像信号の画素位置との整合性が取れると共に、DMD34、36、38の解像度の2倍の解像度感のある映像を表示することができる。
次に、Nフレーム目の映像からN+1フレーム目の映像へ切り替わるときの制御について説明する(Nは自然数)。映像信号生成部74は、図10(a)に示すように、Nフレーム目からN+1フレーム目へ切り替わり点において、スクリーン200上での映像光の表示位置が維持されるように、光路変更部80を制御する。
具体的には、映像信号生成部74は、N+1フレーム目の映像入力信号の、2×2画素を含むブロック内の4画素の信号のうち、左上の画素の信号を第1サブフレームとし、右下の画素の信号を第2サブフレームとして映像出力信号を生成する。映像信号生成部74は、生成された第2サブフレームと第1サブフレームを、この順に表示素子駆動部76へ出力する。一方、映像信号生成部74は、圧電素子駆動部72に対しては、DMD34、36、38の表示が第2サブフレームから第1サブフレームへ切り替わるタイミングと、光路変更部80がスクリーン200上の表示位置をずらすタイミングとが一致するように同期信号を生成して出力する。
すなわち、映像信号生成部74は、DMD34、36、38において、Nフレーム目の第2サブフレームの次に、N+1フレーム目の第2サブフレームを表示するように制御する。すなわち、映像信号生成部74は、フレームの切り替わり点において、スクリーン200上の表示位置を変更しないように、同じ種類のサブフレームを表示するように制御している。例えば、フレームの切り替わり直前に第1サブフレーム(または第2サブフレーム)が表示されるときは、切り替わり直後においても同じ第1サブフレーム(または第2サブフレーム)が表示されるように制御される。換言すれば、フレームの切り替わり点において、圧電素子84を駆動させないように制御している。
図10(b)は、第1サブフレームと第2サブフレームの切り替わり毎に圧電素子84を駆動する場合の圧電素子84への印加電圧の変化を示した図である。図10(b)では、第1サブフレーム(Nフレーム目)→第2サブフレーム(Nフレーム目)→第1サブフレーム(N+1フレーム目)→第2サブフレーム(N+1フレーム目)の順に映像を表示している。
図10(a)に示すような本実施形態の圧電素子の駆動方法により、図10(b)に示すような第1サブフレームと第2サブフレームの切り替わり毎に圧電素子84を駆動する場合に比べ、圧電素子84の駆動周波数を1/2に低減することができる。これにより、圧電素子の駆動に起因する騒音を低減でき、さらに、映像の品質を維持することができるほか、圧電素子の信頼性の向上も期待できる。また、圧電素子を高速で駆動した場合、駆動音が発生し得る場合があり、その駆動音はユーザにとって騒音として認知される。このような場合に、本実施形態の圧電素子の駆動方法により騒音の発生を抑制できる。
3.効果、等
以上のように投写型映像表示装置100は、映像光を生成する映像生成部20と、映像光を投写面200に投写する光学系50、60と、映像光の光路上に設けられ、映像光の投写面200上での表示位置を変更する光路変更部80と、映像入力信号に基いて、映像生成部20および光路変更部80を制御する制御部70と、を備える。制御部70は、映像入力信号の各フレームの信号を空間的に分割して複数種類のサブフレームの信号を生成する。制御部70は、映像信号のフレームの切り替わりの前後において、映像光の投写面200上での表示位置が維持されるように(すなわち、映像光の投写面上でのフレーム切り替わり前の表示位置とフレーム切り替わり後の表示位置とが同じになるように)、光路変更部80を制御する。さらに、制御部70は、フレームの切り替わりの直前のフレームにおける最後のサブフレームの種類(第1/第2サブフレーム)と、フレームの切り替わりの直後のフレームにおける最初のサブフレームの種類とが同じになるように映像生成部20を制御する。
上記の構成により、映像光の光路を変更する回数を低減でき、映像の品質を維持でき、圧電素子の信頼性の向上、低騒音化といった効果も期待できる。
〔第2実施形態〕
投写型映像表示装置の別の構成例を示す。本実施形態の投写型映像表示装置は、基本的には、実施の形態1の投写型映像表示装置と同様の構成を有するが、光路変更部の構成が実施の形態1のものと異なる。また、本実施形態の投写型映像表示装置の高解像度モードでは、映像光の投写面上での表示位置をX方向及び/またはY方向にそれぞれ1/2画素ずつシフトしながら第1〜第4サブフレームを時分割で順次表示する。
本実施形態における投写型映像表示装置の光路変更部80の構成について図11を用いて説明する。図11は、本実施形態の投写型映像表示装置における、映像生成部20から投写光学系60までの光学的な構成を示す模式図である。
光路変更部80は、2つのレンズ86、87を含み、屈折率を打ち消しあうように構成されるレンズユニット85と、投写光学系60の光軸に垂直な面においてレンズユニット85の一方のレンズを2方向に移動させる圧電素子88、89とから構成される。圧電素子88、89には、圧電素子88、89に電力を供給し、圧電素子88、89の伸縮を制御する圧電素子駆動部72が接続されている。レンズユニット85は、3枚以上のレンズを含んでもよい。
レンズユニット85のレンズ86は、全反射プリズム24側が平坦な面を有し、レンズ87側が凹レンズとなる平凹レンズである。レンズ86の平坦な面は、全反射プリズム24に接した状態で固定されている。レンズユニット85のレンズ87は、レンズ86側が凸レンズで、投写光学系60側が平坦な面を有する平凸レンズである。レンズ87は、投写光学系60及びレンズ86との間に所定の間隔をあけて、投写光学系60とレンズ86の間に配置されている。
レンズユニット85の圧電素子88、89は、圧電素子駆動部72に接続されており、圧電素子駆動部72からの駆動信号(印加電圧)に応じて、レンズ87を、投写光学系60の光軸に垂直な面内において、少なくとも2つ以上の方向に移動させる。
図12は、レンズユニット85の構成の一例を説明するための模式図である。図12に示すように、レンズユニット85の圧電素子88、89は、レンズ外枠201、レンズ内枠202、及びガラス基板からなるレンズ固定部材203を有する。
レンズ内枠202には、支柱204、支柱205、支柱206、及び支柱207が設けられている。また、レンズ外枠201には、受穴208、受穴209、受穴210、及び受穴211が設けられている。支柱204は受穴208に挿入され、支柱205は受穴209に挿入され、支柱206は受穴210に挿入され、支柱207は受穴211に挿入されている。各穴の断面積は、各支柱の断面積よりも大きい。従って、レンズ内枠202は、レンズ外枠201に対して移動可能に保持されている。
レンズ固定部材203には、支柱212、支柱213、支柱214、及び支柱215が設けられている。レンズ内枠202には、受穴216、受穴217、受穴218、及び受穴219が設けられている。支柱212は受穴216に挿入され、支柱213は受穴217に挿入され、支柱214は受穴218に挿入され、支柱215は受穴219に挿入されている。各穴の断面積は、各支柱の断面積よりも大きい。従って、レンズ固定部材203は、レンズ内枠202に対して移動可能に保持されている。
圧電素子88、89は、電圧の印加により長さが変動する素子で、電圧を印加することにより伸長し、電圧の印加を停止することにより短縮する動作を行う。圧電素子89はレンズ外枠201に固定され、レンズ内枠202に接している。圧電素子88は、レンズ内枠202に固定されレンズ固定部材203に接している。圧電素子88、89は、圧電素子駆動部72に接続され、圧電素子駆動部72は、圧電素子88、89それぞれに個別の駆動信号(電圧)を供給する。圧電素子88、89は、圧電素子駆動部72から駆動信号が供給されると、伸長する動作を行う。
バネ222は、圧電素子89近傍に配置され、両端がそれぞれレンズ外枠201及びレンズ内枠202に固定されている。バネ222は、圧電素子89が伸長する方向の力に抗するように、レンズ内枠202とレンズ外枠201とを引きよせる引張力を加えている。圧電素子89が伸長し、レンズ内枠202を押すことで、レンズ内枠202は、レンズ外枠201に対してX軸のマイナス方向に移動する。また、圧電素子89が短縮し、バネ222がレンズ内枠202を引くことで、レンズ内枠202は、レンズ外枠201に対してX軸のプラス方向に移動する。
バネ223は、圧電素子88近傍に配置され、両端がそれぞれレンズ内枠202及びレンズ固定部材203に固定されている。バネ223は、圧電素子88が伸長する方向の力に抗するように、レンズ固定部材203とレンズ内枠202とを引きよせる引張力を加えている。圧電素子88が伸長し、レンズ固定部材203を押すことで、レンズ87は、レンズ固定部材203と共にレンズ内枠202に対してY軸のプラス方向に移動する。また、圧電素子88が短縮し、バネ223がレンズ固定部材203を引くことで、レンズ87は、レンズ固定部材203と共に、レンズ内枠202に対してY軸のマイナス方向に移動する。
圧電素子89とバネ222は、レンズ87と、そのレンズ87を保持するレンズ保持部としてのレンズ内枠202、及びレンズ固定部材203とから構成されるレンズ部のY軸方向の重心G1近傍に配置されている。圧電素子88とバネ223は、レンズ部のX軸方向の重心G2近傍に配置されている。
上記の光路変更部80の構成により、本実施形態では、高解像度モードにおいて、DMD34、36、38の解像度の4倍の解像度の映像を表示することが可能となる。以下に、4倍の解像度を実現するための制御について図13、図14を用いて説明する。
DMD34、36、38の解像度の4倍の解像度の映像を表示するために、映像信号生成部74は、1フレーム分(例えば、Nフレーム目)の映像入力信号を画素毎に(空間的に)分割して、画素位置が異なる4種類のサブフレームを生成する。4種類のサブフレームは1フレーム期間内において順次出力される。具体的には、図13に示すように、映像信号生成部74は、例えば、2×2の4画素を含むブロック内の画素の信号のうち、左上の画素の信号を第1サブフレームの映像信号として(図13(b)参照)、右上の画素の信号を第2サブフレームの映像信号として(図13(c)参照)、右下の画素の信号を第3サブフレームの映像信号として(図13(d)参照)、そして、左下の画素の信号を第4サブフレームの映像出力信号として(図13(e)参照)、この順に表示素子駆動部76へ出力する。また、映像信号生成部74は、圧電素子駆動部72に対して、各サブフレームが切り替わるタイミングと、光路変更部80がスクリーン200上の表示位置をずらす(映像光の光路を変更する)タイミングとを一致させるための同期信号を出力する。
光路変更部80は、DMD34、36、38において第1サブフレームの映像を表示している間(図14(a1)参照)、スクリーン200上の所定の位置(基準位置)に映像光を投写する(図14(a2)参照)。次に、DMD34、36、38において第2サブフレームの映像を表示している間(図14(b1)参照)、光路変更部80は、破線で示す基準位置から左方向に1/2画素移動した実線で示す位置に映像光を投写するように、光路を変更する(図14(b2)参照)。具体的には、圧電素子89が伸長し、レンズユニット85が映像光の光路を曲げる。
DMD34、36、38において第3サブフレームの映像を表示している間(図14(c1)参照)、光路変更部80は、さらに下方向に1/2画素移動し、基準位置から縦横それぞれ1/2画素移動した実線で示す位置に映像光を投写するように、光路を変更する(図14(c2)参照)。最後に、DMD34、36、38において第4サブフレームの映像を表示している間(図14(d1)参照)、光路変更部80は、右方向に1/2画素移動し、基準位置から下方向に1/2画素移動した実線で示す位置に映像光を投写するように、光路を変更する(図14(d2)参照)。これにより、元の映像入力信号の画素位置との整合が取れると共に、DMD34、36、38の解像度の4倍の解像度感のある映像を表示することができる。
次に、Nフレーム目の映像からN+1フレーム目の映像へ切り替わるときの制御について説明する。図15に、本実施形態における圧電素子88、89に対する駆動電圧波形を示す。図15(a)は、レンズ87をX方向に移動させる圧電素子89に対する駆動電圧の変化を示す。図15(b)は、レンズ87をY方向に移動させる圧電素子88に対する駆動電圧の変化を示す。図15(c)は、スクリーン上でのシフトされた画像の投写位置を示す。本実施形態においても、第1実施形態と同様に、フレームの切り替わり前後において表示されるサブフレームの種類(第1〜第4サブフレーム)が同じになるようにサブフレームの切り替えを制御する。例えば、フレームの切り替わり直前に第1サブフレーム(または第4サブフレーム)が表示されるときは、切り替わり直後においても同じ第1サブフレーム(または第4サブフレーム)が表示されるように制御される。映像信号生成部74は、図15に示すように、Nフレーム目からN+1フレーム目へ切り替わるとき、スクリーン200上での映像光の表示位置が維持されるように、光路変更部80を制御する。
具体的には、N+1フレーム目において、映像信号生成部74は、Nフレーム目と同様に、N+1フレーム目の映像入力信号の、2×2画素を含むブロックの画素の信号のうち、左上の画素の信号を第1サブフレーム、右上の画素の信号を第2サブフレーム、右下の画素の信号を第3サブフレーム、左下の画素の信号を第4サブフレームの映像出力信号として生成する。そして、映像信号生成部74は、第4サブフレーム、第3サブフレーム、第2サブフレーム、第1サブフレームの順に映像出力信号を表示素子駆動部76へ出力する。また、映像信号生成部74は、圧電素子駆動部72に対して、DMD34、36、38における各サブフレームに切り替わるタイミングと、光路変更部80がスクリーン200上の表示位置をずらすタイミングとを一致させるための同期信号を出力する。
すなわち、映像信号生成部74は、DMD34、36、38において、Nフレーム目の第4サブフレームの次に、N+1フレーム目の第4サブフレームを表示する(1→2→3→4→4→3→2→1→1→2)ように制御する。
図16は、サブフレームの順を1→2→3→4→1→2→3→4→1→2の順に切り替えながら映像を表示する場合の圧電素子88、89の駆動電圧を示した図である。図16(a)は、レンズ87をX方向に移動させる圧電素子89に対する駆動電圧の変化を示す。図16(b)は、レンズ87をY方向に移動させる圧電素子88に対する駆動電圧の変化を示す。図16(c)は、スクリーン上でのシフトされた画像の投写位置を示す。
表示させるサブフレームを図16に示すように切り替える場合に比べ、図15に示すように本実施形態のようにサブフレームを切り替えることにより、圧電素子88の駆動周波数を1/2に低減することができる(図15(b)、図16(b)参照)。したがって、本実施形態においても、映像の品質を維持することができ、圧電素子の信頼性の向上や低騒音化といった効果も期待できる。
〔第3実施形態〕
本実施形態では、第1実施形態の原理を立体映像の表示に応用した構成を説明する。本実施形態の投写型映像表示装置の構成、動作は基本的に実施の形態1で示したものと同様である。以下の説明では、第3実施形態の投写型映像表示装置について、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
本実施形態では、左眼用映像と右眼用映像の各々の表示位置に対応する4つのサブフレームの出力順を切り替える。光路変更部80および立体映像を鑑賞する際に装着する液晶シャッタメガネの開閉タイミングを制御することにより、光路変更部80の圧電素子および液晶シャッタメガネ301の液晶シャッタの動作周波数を半分にする。これにより、立体表示による輝度低下を低減することが可能となる。
本実施形態における立体映像を表示可能な投写型映像表示装置の構成について図17を用いて説明する。図17は、立体映像を表示可能な投写型映像表示装置300の外観斜視図である。本実施形態の投写型映像表示装置300は、制御部70により、映像入力信号に応じて生成した左眼用画像と右眼用画像を生成する。そして、図17に示すように、投写型映像表示装置300は、映像入力信号に応じて生成した左眼用画像と右眼用画像を示す映像光を時間的に交互にスクリーン200へ投写する。投写型映像表示装置300は、表示する画像に同期して液晶シャッタメガネ301の開閉を制御する制御信号を出力するためのエミッタ302を備える。液晶シャッタメガネ301は、エミッタ302からの制御信号を受信する受光部(不図示)を備える。液晶シャッタメガネ301は、制御信号にしたがい、投写型映像表示装置300が表示する画像に同期して、左眼用の液晶シャッタと右眼用の液晶シャッタのいずれか一方を閉じるように制御する。
次に、投写型映像表示装置300の映像出力動作について説明する。図18(a)は、圧電素子84に対する駆動電圧の変化を示した図である。図18(b)は、液晶シャッタメガネ301の液晶シャッタの切替信号の変化を示した図である(Highのとき、左眼用シャッタが開かつ右眼用シャッタが閉、Lowのとき、左眼用シャッタが閉かつ右眼用シャッタが開)。図18(c)は、表示されるサブフレームの種類及びスクリーン上でのシフトされた画像の投写位置を示した図である。
本実施形態においては、フレームの切り替わり前後において同じ種類の画像(左眼用映像/右眼用映像およびサブフレーム)を表示するようにしている。例えば、フレームが切り替わる直前において第1サブフレームの左眼画像を表示する場合、フレームが切り替わった直後においても第1サブフレームの左眼画像を表示するようにする。または、フレームが切り替わる直前において第2サブフレームの右眼画像を表示する場合、フレームが切り替わった直後においても第2サブフレームの右眼画像を表示する。
すなわち、投写型映像表示装置300は、図18に示すように、Nフレーム目の、左眼用第1サブフレーム(L1)→左眼用第2サブフレーム(L2)→右眼用第2サブフレーム(R2)→右眼用第1サブフレーム(R1)→N+1フレーム目の、右眼用第1サブフレーム(R1)→右眼用第2サブフレーム(R2)→左眼用第2サブフレーム(L2)→左眼用第1サブフレーム(L1)の順に表示する。すなわち、通常のフレームレート(例えば、60Hz)の4倍の速度(例えば、240Hz)でサブフレームを出力する。
図19は、左眼画像および右眼画像のそれぞれにおいて最初に第1サブフレームを表示し、次に第2サブフレームを表示するように制御する場合の、(a)圧電素子84への駆動電圧、(b)液晶シャッタの切替信号、及び(c)表示されるサブフレームの種類及びスクリーン上での投写位置をそれぞれ示した図である。
左眼用映像および右眼用映像の出力順序及び表示するサブフレームの順序を図18に示すように制御することで、圧電素子84および液晶シャッタの動作周波数が、図19に示すような場合の半分になる。
すなわち、映像信号生成部74は、Nフレーム目は、L1→L2→R2→R1の順で出力し、N+1フレーム目は、R1→R2→L2→L1の順で出力する。これにより、Nフレーム目における2番目のサブフレームから3番目のサブフレームへ映像が切り替わるとき、および、Nフレーム目の映像からN+1フレーム目の映像へ切り替わるとき、スクリーン200上での映像光の表示位置が維持されるので、圧電素子の動作周波数を、図19に示すように、フレーム毎に左眼画像、右眼画像の順に表示し、かつ左眼画像または右眼画像において第1サブフレーム、第2サブフレームの順に表示する場合に比べて半分にすることができる。
本実施形態では、出力される映像に同期して、液晶シャッタメガネ301は、通常のフレームレート(例えば、60Hz)と同じ速度(例えば、60Hz)で左眼または右眼の切替を行なう。すなわち、切替タイミングは、Nフレーム目において、2番目のサブフレームから3番目のサブフレームへ映像が切り替わるとき、左眼側液晶シャッタが閉、右眼側液晶シャッタが開となる。そして、N+1フレーム目において、2番目のサブフレームから3番目のサブフレームへ映像が切り替わるとき、左眼側液晶シャッタが開、右眼側液晶シャッタが閉となる。
以上のように、本実施形態では、制御部70は映像入力信号から、立体映像用の左眼用映像信号と右眼用映像信号を生成する。制御部70は、直前のフレームの最後のサブフレームの映像光が左眼用の映像である場合は、直後のフレームの最初のサブフレームにおいて左眼用の映像光を生成するように映像生成部20を制御する。また、制御部70は、直前のフレームの最後のサブフレームの映像光が右眼用の映像の場合は、直後のフレームの最初のサブフレームにおいて右眼用の映像光を生成するように映像生成部20を制御する。
本実施形態によれば、図19に示す通常の動作と同様の視聴体験を、圧電素子および液晶シャッタの駆動周波数を半分にしても実現することができる。よって、映像表示に使用できる期間が増加し、立体表示による輝度低下を抑制することができる。
〔その他の実施形態〕
上述の実施形態では、光源部10を具体的には規定しなかったが、ランプ光源や固体光源、特に、レーザ光源と蛍光体とを組み合わせた光源などを用いることができる。3枚のDMDを備える映像生成部20の構成を説明したが、これに限定されるものではない。映像生成部が1枚のDMDのみを備えるようにしてもよい。また、表示素子として、DMDに代えて、透過型および反射型の液晶表示素子を用いることもできる。
上述の実施形態では、光路変更部80を振動させる駆動源として圧電素子を用いて説明したが、これに限定されるものではなく、ボイスコイルモータなども用いることができる。光路変更部80は、映像生成部20と投写光学系60との間に配置したが、映像生成部20からスクリーン200までの間に配置されればよく、例えば、投写光学系60内のレンズ間に挿入されてもよい。レンズユニット85において、映像生成部20を基準にして、平凹レンズ86、平凸レンズ87の順に配置した構成を説明したが、これに限定されるものではない。レンズユニット85内の2つのレンズは屈折率を打ち消しあうように構成されていればよい。従って、映像生成部20を基準にして、平凸レンズ87、平凹レンズ86の順に配置してもよい。
第1の実施形態では、高解像度モードにおいて、2倍密の映像表示を実現するため、左上の画素の信号を第1サブフレームとし、右下の画素の信号を第2サブフレームとする例を説明したが、サブフレームはこれに限定されるものではない。例えば、右上の画素の信号を第1サブフレームとし、左下の画素の信号を第2サブフレームとしてもよい。この場合、光路変更部は、サンプリングする画素の位置に合わせて、映像光の投写面上の表示位置が右上と左下を移動するように映像光の光路を制御する。
上述の実施形態では、映像信号生成部におけるサブフレームの映像信号の生成について、ブロック内の左上の画素の信号を第1サブフレームとして説明したが、これに限定されるものではない。他の位置の画素の信号を第1サブフレームとして設定してもよい。または、画素間の補間信号を生成して、第1サブフレームとして設定することも可能である。
上記の実施形態において、光路変更部は、光路変更部材として、ガラス部材やレンズを用いたが、光路変更部材として液晶表示素子を用いてもよい。すなわち、液晶表示素子の屈折率を変更させることで光路をシフトさせても良い。図20に、液晶表示素子を用いた光路変更部の構成を示す。光路変更部80bは、液晶表示素子83と、液晶表示素子83を駆動する駆動回路72bとで構成される。駆動回路72bは、液晶表示素子83への印加電圧を制御することで、液晶表示素子の屈折率を変化させ、透過光の光路を所定の方向にシフトさせる。このような構成を有する光路変更部によっても、光路をシフトさせることができる。なお、光路変更部80bに対する駆動制御として、図10(a)に示したような駆動電圧及びサブフレームの切替え制御の考え方が同様に適用できる。
また、第2実施形態では、図11及び図12に示すように、レンズ87を2軸方向(X方向、Y方向)にシフトさせることで光路を変更させる構成を説明したが、光路変更部の構成はこれに限定されるものではない。例えば、第1実施形態で示したようなガラス部材を2つ組み合わせて、2軸方向に光路をシフト可能な光路変更部を構成してもよい。図21にその構成を示す。光路変更部80cは、屈折率の変化を利用して映像生成部20からの映像光の光路を屈折させるガラス部材82a、82bと、ガラス部材82a、82bの配置角度をそれぞれ変化させる圧電素子84a、84bとから構成される。ガラス部材82aは、画素の投写位置をY方向にシフトさせ、ガラス部材82bは、画素の投写位置をX方向にシフトさせる。圧電素子84a、84bは圧電素子駆動部72により駆動される。2つのガラス部材82a、82bを組合せることで、光路をX方向及びY方向にシフトさせることができる。
また、映像光の光路を2つの液晶表示素子を用いて2軸方向にシフトさせても良い。図22に、2つの液晶表示素子を用いて2軸方向に光路をシフトさせるための光路変更部の構成を示す。光路変更部80dは、Y方向に光路をシフトさせる液晶表示素子83aと、X方向に光路をシフトさせる液晶表示素子83bと、液晶表示素子83a、83bを駆動する駆動回路72bとから構成される。なお、光路変更部80c、80dに対する駆動制御として、図15に示したような駆動電圧及びサブフレームの切替え制御の考え方が同様に適用できる。
第3の実施形態では、液晶シャッタメガネ301を用いて説明したが、これに限定されるものではなく、他のフィールドシーケンシャル3D方式で実現されても良い。例えば、偏光メガネを用いる方式でも、投写される映像光の偏光方向を変調する装置の駆動周波数を半分にすることができる。また、波長分割方式においては、多層膜のフィルタの切り替え周波数を半分にすることができる。
以上のように、添付図面および詳細な説明によって、ベストモードと考える実施の形態と他の実施の形態とを提供した。これらは、特定の実施の形態を参照することにより、当業者に対して、特許請求の範囲に記載の主題を例証するために提供されるものである。したがって、特許請求の範囲またはその均等の範囲において、上述の実施の形態に対して、種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、プロジェクタ等の投写型映像表示装置に適用できる。
10 光源部
20 映像生成部
22、52、56、86、87 レンズ
24 全反射プリズム
26 空気層
28 カラープリズム
30、32 ダイクロイック膜
34、36、38 DMD
50 導光光学系
54 ロッド
58 ミラー
60 投写光学系
70 制御部
72 圧電素子駆動部
74 映像信号生成部
76 表示素子駆動部
80 光路変更部
82 ガラス部材
84、88、89 圧電素子
85 レンズユニット
100、300 投写型映像表示装置
200 スクリーン
201 レンズ外枠
202 レンズ内枠
203 レンズ固定部材
204、205、206、207、212、213、214、215 支柱
208、209、210、211、216、217、218、219 受穴
222、223 バネ
301 液晶シャッタメガネ
302 エミッタ

Claims (5)

  1. 映像光を生成する映像生成部と、
    前記映像光を投写面に投写する光学系と、
    前記映像光の光路上に設けられ、前記映像光の前記投写面上での表示位置を変更する光路変更部と、
    映像入力信号に基いて、前記映像生成部および前記光路変更部を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記映像入力信号の各フレームの信号を空間的に分割して複数種類のサブフレームの信号を生成し、
    前記制御部は、映像信号のフレームの切り替わりの前後において、前記映像光の前記投写面上での表示位置が維持されるように前記光路変更部を制御し、さらに、
    フレームの切り替わり直前のフレームにおける最後のサブフレームの種類と、フレームの切り替わり直後のフレームにおける最初のサブフレームの種類とが同じになるように前記映像生成部を制御し、
    さらに、前記制御部は、前記映像入力信号から、立体映像用の左眼用映像信号と右眼用映像信号を生成し、前記直前のフレームの最後のサブフレームの映像光が左眼用の映像である場合は、前記直後のフレームの最初のサブフレームにおいて左眼用の映像光を生成し、前記直前のフレームの最後のサブフレームの映像光が右眼用の映像の場合は、前記直後のフレームの最初のサブフレームにおいて右眼用の映像光を生成するように、前記映像生成部を制御する
    ことを特徴とする投写型映像表示装置。
  2. 前記光路変更部は、第1の方向に映像光の光路をシフトすることが可能な第1の光路変更部材と、前記第1の方向とは異なる第2の方向に映像光の光路をシフトすることが可能な第2の光路変更部材とを備え、
    前記制御部は、前記フレームの切り替わりの前後において、前記第1の光路変更部材による前記第1の方向における映像光のシフト位置及び前記第2の光路変更部材による前記第2の方向における映像光のシフト位置が維持されるように、前記光路変更部を制御する、
    請求項1記載の投写型映像表示装置。
  3. 前記制御部は、前記映像入力信号の1フレームが示す映像の領域を複数のブロックに分割して得られる各ブロック内の所定の画素をサンプリングすることでサブフレームの映像信号を生成する、ことを特徴とする請求項1または2に記載の投写型映像表示装置。
  4. 前記光路変更部はガラス部材、液晶表示素子、およびレンズのいずれかを含む、ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の投写型映像表示装置。
  5. 前記映像生成部は、DMD(Digital Mirror Device)および液晶表示素子のいずれかを含む、ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の投写型映像表示装置。
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