JP6390191B2 - 画像形成装置,制限方法,および記憶媒体 - Google Patents

画像形成装置,制限方法,および記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は,通話機能とファクシミリ機能とを有する画像形成装置,制限方法,および記憶媒体に関する。さらに詳細には,外部装置から画像形成装置のファクシミリ機能を利用する場合の技術に関するものである。
従来から,電話回線を利用する機能として,受話器を使用して通話を行う通話機能と,画像データを転送するファクシミリ通信を行うファクシミリ機能とを有する画像形成装置が実用化されている。また近年,スマートフォン等の外部装置から,画像形成装置のファクシミリ機能を利用する技術が知られている。
外部装置から画像形成装置の機能を利用する技術としては,例えば特許文献1がある。特許文献1では,タブレット型のモバイル装置と通信する画像形成装置であって,モバイル装置の位置情報を取得し,モバイル装置との距離が近い場合に,当該画像形成装置への操作を許可する構成が開示されている。
特開2013−183215号公報
しかしながら,前記した従来の技術には,次のような問題があった。すなわち,外部装置からの要求に応じて画像形成装置がファクシミリ通信を行っている最中に,ユーザによって画像形成装置の受話器が使用されると,実行中のファクシミリ通信と受話器を介しての通話との少なくとも一方に悪影響を及ぼすおそれがある。また,画像形成装置の受話器を介しての通話中に,外部装置からファクシミリ通信の実行要求を受け付けた場合にも,悪影響が懸念される。
本発明は,前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,通話機能とファクシミリ機能とを有する画像形成装置であって,外部装置からの要求に応じてファクシミリ通信を行う際の,相互の機能への影響を軽減する技術を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた画像形成装置は,ネットワークを介して第1の外部装置と通信を行うネットワーク通信部と,電話回線と接続する電話回線接続部と,前記電話回線に接続される第2の外部装置との通話に用いる受話器と,制御部とを備え,前記制御部は,前記電話回線と接続してファクシミリ通信を行うファクシミリ処理と,前記受話器が使用されている間,少なくとも前記ネットワークを介して前記第1の外部装置から受け付けた要求に基づく前記ファクシミリ処理の実行を制限し,少なくとも前記ネットワークを介して前記第1の外部装置から受け付けた要求に基づく前記ファクシミリ処理が実行されている間,前記受話器の使用を制限する制限処理とを実行することを特徴としている。
本明細書に開示される画像形成装置は,電話回線を利用する機能として,受話器を使用した通話機能と,ファクシミリ機能とを有している。そして,画像形成装置は,受話器が使用されている間,ファクシミリ処理の実行を制限し,ファクシミリ処理が実行されている間,受話器の使用を制限する。なお,画像形成装置は,受話器が使用されている間,少なくともファクシミリ処理の実行が制限されればよく,印刷処理や読取処理等,電話回線と接続しない処理については実行を制限してもしなくてもよい。また,受話器の使用制限については,少なくともファクシミリ処理が実行されている間であればよく,印刷処理や読取処理等,電話回線と接続しない処理が実行されている間は,受話器の使用を制限してもしなくてもよい。
すなわち,本明細書に開示される画像形成装置では,受話器を使用する期間と,ネットワークを介して第1の外部装置から受け付けた要求に基づくファクシミリ通信を行う期間と,を排他的に制御する。これにより,通話機能と,ファクシミリ機能とが,同時に実行される機会が低減され,その結果として相互の機能への悪影響の軽減が期待できる。
また,前記制御部は,前記制限処理では,前記受話器が使用されている場合に,前記ファクシミリ処理の実行要求を含む前記ネットワークを介した前記第1の外部装置からの自装置に対する要求を制限するとよい。受話器の使用中,第1の外部装置からの自装置に対する要求を制限することで,確実に通話機能への影響を回避できる。
また,前記制御部は,前記制限処理では,前記受話器が使用されている場合に,前記ファクシミリ通信を行うための操作を制限し,前記ファクシミリ通信を行うための操作以外の操作を制限しない構成でもよい。受話器を使用中であっても,ファクシミリ通信に関連しない操作であれば通話機能への影響は小さい。そのため,ファクシミリ通信を行うための操作以外の操作は受け付けることで,第1の外部装置のユーザの利便性を確保できる。なお,ファクシミリ通信を行うための操作としては,ファクシミリ処理の実行要求を入力する操作の他,例えば,複数の機能の中からファクシミリ機能の利用を選択する操作が該当する。
また,前記制御部は,前記制限処理にて前記ファクシミリ処理の実行を制限した場合に,前記受話器が使用中である旨を前記第1の外部装置に報知させる第1制限報知処理を実行するとよい。ファクシミリ処理の実行を制限すると,第1の外部装置のユーザに自装置の故障等の誤解を与えるおそれがある。受話器が使用中である旨を第1の外部装置に報知させることで,第1の外部装置のユーザがファクシミリ処理を実行できない理由を知ることになり,当該ユーザの誤解を軽減できる。
また,前記制御部は,前記制限処理にて前記受話器の使用を制限した場合に,前記電話回線が使用中である旨を報知する第2制限報知処理を実行するとよい。受話器の使用を制限すると,自装置のユーザに受話器の故障等の誤解を与えるおそれがある。電話回線が使用中である旨を報知することで,自装置のユーザが受話器を使用できない理由を知ることになり,当該ユーザの誤解を軽減できる。
また,前記制御部は,前記制限処理にて前記ファクシミリ処理の実行を制限した後,前記受話器の使用が終了した場合に,前記ファクシミリ処理の実行制限を解除する第1解除処理を実行するとよい。受話器の使用が終了した後は,ファクシミリ処理を制限する必要が無くなるため,ファクシミリ処理の実行制限を解除する方が好ましい。
また,前記制御部は,前記第1解除処理にて前記ファクシミリ処理の実行制限を解除した場合に,前記ファクシミリ処理を実行できる旨を前記第1の外部装置に報知させる第1解除報知処理を実行するとよい。ファクシミリ処理の実行制限を解除した後は,その旨を速やかに第1の外部装置に報知させることで,画像形成装置の利便性を確保できる。
また,前記制御部は,前記制限処理にて前記受話器の使用を制限した後,前記ファクシミリ処理の実行を終了した場合に,前記受話器の使用制限を解除する第2解除処理を実行するとよい。ファクシミリ処理が終了した後は,受話器の使用を制限する必要が無くなるため,受話器の使用制限を解除する方が好ましい。
また,前記制御部は,前記第2解除処理にて前記受話器の使用制限を解除した場合に,前記受話器が使用できる旨を報知する第2解除報知処理を実行するとよい。受話器の使用制限を解除した後は,その旨を速やかに報知することで,画像形成装置の利便性を確保できる。
上記画像形成装置の機能を実現するための制御方法,コンピュータプログラム,および当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能な記憶媒体も,新規で有用である。
本発明によれば,通話機能とファクシミリ機能とを有する画像形成装置であって,外部装置からの要求に応じてファクシミリ通信を行う際の,相互の機能への影響を軽減する技術が実現される。
実施の形態にかかる画像処理システムの構成を示すブロック図である。 ファクシミリ通信中の概念を示す図である。 通話中の概念を示す図である。 第1の形態にかかるセッション要求処理の手順を示すフローチャートである。 第1の形態にかかる通話処理の手順を示すフローチャートである。 第2の形態にかかるセッション要求処理の手順を示すフローチャートである。 第2の形態にかかる通話処理の手順を示すフローチャートである。
以下,本実施形態にかかる画像形成装置について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,読取機能,印刷機能,および画像データの転送を行うファクシミリ機能を有する複合機(MFP:Multi Function Peripheral)に本発明を適用したものである。
[画像処理システムの全体構成]
本形態の画像処理システム900は,図1に示すように,MFP100と,モバイル装置200と,ファクシミリ装置300と,電話器400とを備えている。MFP100と通信するデバイスは,図示されたモバイル装置200等の他にも何台接続されていてもよい。MFP100は,画像形成装置の一例である。
本形態の画像処理システム900では,モバイル装置200とMFP100との間で,無線通信によるデータの受け渡しが可能になっている。データの受け渡しは,不図示のアクセスポイントを介して行ってもよいし,装置間で直接行ってもよい。モバイル装置200は,第1の外部装置の一例である。なお,画像処理システム900は,サーバあるいはアクセスポイントを備え,モバイル装置200からサーバあるいはアクセスポイントを介してMFP100と通信してもよい。
また,本形態の画像処理システム900では,MFP100と,ファクシミリ装置300および電話器400とが,電話回線(公衆回線)を介して接続している。そのため,MFP100とファクシミリ装置300との間で,ファクシミリ通信が可能である。また,MFP100と電話器400の間で,通話が可能である。電話器400は,第2の外部装置の一例である。
[MFPの構成]
続いて,MFP100の概略構成について説明する。MFP100は,図1に示したように,CPU31と,ROM32と,RAM33と,NVRAM(Non Volatile RAM)34とを備えるコントローラ30を有している。なお,図1中のコントローラ30は,CPU31等,MFP100の制御に利用されるハードウェアを纏めた総称であって,実際にMFP100に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。
ROM32には,MFP100を制御するための制御プログラムであるファームウェアや各種設定,初期値等が記憶されている。RAM33およびNVRAM34は,各種制御プログラムが読み出される作業領域として,あるいはデータを一時的に記憶する記憶領域として利用される。
CPU31は,ROM32から読み出した制御プログラムや各種センサから送られる信号に従って,その処理結果をRAM33またはNVRAM34に記憶させながら,MFP100の各構成要素を制御する。CPU31は,制御部の一例である。なお,コントローラ30が制御部の一例であってもよい。
また,MFP100は,シートに画像を印刷する画像形成部10と,原稿の画像を読み取る画像読取部11と,表示機能と入力機能とを兼ねる操作パネル40と,受話器41と,無線LANインターフェース36と,電話回線インターフェース37とを有し,これらがCPU31によって制御される。
画像形成部10は,カラー印刷が可能であってもモノクロ印刷のみが可能であってもよい。また,印刷方式についても,電子写真方式であってもインクジェット方式であってもよい。また,画像読取部11は,カラースキャンが可能であってもモノクロスキャンのみが可能であってもよい。また,読取機構についても,CCDであってもCISであってもよい。
無線LANインターフェース36は,IEEEの802.11の規格およびそれに準ずる規格に基づいて,無線通信を可能にするインターフェースである。本形態では,WiFi方式での無線通信を行う。MFP100は,無線LANインターフェース36を介してモバイル装置200から送信されるデータを受信する。さらに,MFP100は,無線LANインターフェース36を介してモバイル装置200にデータを送信する。無線LANインターフェース36は,ネットワーク通信部の一例である。
電話回線インターフェース37は,電話回線接続を制御するNCUと,音声信号とデジタル信号との変調を行うモデムとを備え,電話回線を使用した通信を可能にするインターフェースである。MFP100は,電話回線インターフェース37を介してファクシミリ装置300との間でファクシミリ通信を行う。さらに,MFP100は,電話回線インターフェース37を介して電話器400のユーザとの通話を可能にする。電話回線インターフェース37は,電話回線接続部の一例である。
操作パネル40は,MFP100の外装に設けられ,ユーザ入力を受け付ける各種のボタンと,メッセージや設定内容を表示するタッチパネルとを有している。各種のボタンとしては,例えば,画像処理の開始指示を入力するOKボタンや,画像処理のキャンセル指示を入力するキャンセルボタンがある。また,タッチパネルは,ユーザがタッチ操作することによっても各種の入力が可能であり,例えば,各種の設定やユーザ情報がタッチパネルから入力される。
受話器41は,マイクとスピーカとを内蔵し,音声の入力および出力に用いられる。受話器41は,受話器41の置き台から外された状態で使用中となり,当該置き台に置かれた状態で非使用中となる。
[モバイル装置の構成]
続いて,モバイル装置200の概略構成について説明する。モバイル装置200は,CPU,ROM,RAM,HDD等を有するコントローラ50を備えている。また,モバイル装置200は,表示機能と入力機能とを兼ねる操作部60と,無線LANインターフェース55と,電話部70とを有し,これらがコントローラ50によって制御される。モバイル装置200の具体例としては,スマートフォンやタブレット型のPCが該当する。
操作部60は,モバイル装置200の前面に設けられ,ユーザ入力を受け付ける各種のボタンと,メッセージや設定内容を表示するタッチパネルとを有している。また,タッチパネルは,ユーザがタッチ操作することによっても各種の入力が可能であり,例えば,画像を印刷させるジョブや画像を転送させるジョブがタッチパネルへの操作によって入力される。
無線LANインターフェース55は,外部装置との通信を可能にするハードウェアである。モバイル装置200は,無線LANインターフェース55を介して,MFP100に対してジョブの送信を行う。なお,本形態の無線LANインターフェース55は,MFP100の無線LANインターフェース36と同じ通信方式である。
電話部70は,マイク,スピーカ,電話回線インターフェース等,電話機能を実現するためのハードウェアで構成される,不図示の基地局との間で携帯電話の通信方式(例えば,W−CDMA)に準ずる規格に基づいて,無線通信を可能にするインターフェースである。電話部70は,電話や,基地局を介したインターネット接続などに用いられる。
また,モバイル装置200には,OSや,インターネット上のファイルを閲覧するためのブラウザ,各種のデバイスを制御するデバイスドライバ等が組み込まれている。また,MFP100に印刷,読み取り,データ転送等を実行させるジョブを受け付けるアプリケーションプログラム(以下,「アプリ」とする)も記憶されている。データ転送には,ファクシミリ通信によるデータの送信も含まれる。
[MFPの動作]
[リモート通信の概要]
続いて,MFP100がモバイル装置200から要求されたジョブを実行するための動作について説明する。MFP100は,モバイル装置200との間で無線LANインターフェース36を介したリモート通信を行うため,モバイル装置200からの通信を許可する状態となるセッションを形成する。
具体的に,モバイル装置200からMFP100を利用する場合,モバイル装置200に記憶されているMFP100を制御するためのアプリを起動する。モバイル装置200は,そのアプリを介してMFP100の利用開始の要求を受け付けると,MFP100に対してセッションの形成要求を送信する。
MFP100は,モバイル装置200からセッションの形成要求を受け付けると,モバイル装置200との通信を許可する場合にセッションを形成する。なお,MFP100は,他の装置との間でセッションが形成されていない場合や,セッションの形成が制限されていない場合には,モバイル装置200との通信を許可する。モバイル装置200は,セッションが形成されると,ユーザからのMFP100に対する各種の機能の実行要求を受け付ける。
MFP100は,モバイル装置200とセッションが形成されている間,モバイル装置200からのジョブを受け付ける。換言すると,MFP100は,モバイル装置200とセッションが形成されていない場合,モバイル装置200からのジョブを受け付けない。また,MFP100は,セッションを形成すると,特定のコマンドを除いて操作パネル40への入力を許可せず,操作パネル40を介してのジョブの入力を受け付けない。なお,特定のコマンドとしては,例えば,セッションの強制解除コマンドが該当する。
モバイル装置200は,アプリを介してMFP100の利用対象の機能が選択される。MFP100は,印刷,読み取り,ファクシミリ送信が可能であり,これらの中から選択される。さらにモバイル装置200は,利用対象の機能が選択された後,ジョブが入力されると,当該ジョブの実行要求をMFP100に送信する。MFP100は,モバイル装置200からジョブの実行要求を受け付けると,そのジョブの実行を開始する。
また,MFP100は,モバイル装置200からセッションの解除要求を受け付けると,セッションを解除する。これにより,他の装置に対するMFP100の利用制限が解除される。また,操作パネル40を介してのジョブの入力制限も解除される。なお,モバイル装置200からのセッションの解除要求の他,MFP100からモバイル装置200への問合せに対する応答が無い場合や,一定期間以上モバイル装置200からの要求が無い場合には,MFP100が自主的にセッションを解除する。
[機能制限の概要]
続いて,MFP100が実行する機能制限について説明する。MFP100は,電話回線インターフェース37を用いる機能として,ファクシミリ通信機能と通話機能とを有している。そこで,MFP100は,一方の機能の利用中,他方の機能による一方の機能への影響を回避するため,両機能を排他的に利用させる。すなわち,MFP100は,一方の機能の利用中,他方の機能の利用を制限する。
例えば,MFP100がモバイル装置200からファクシミリ送信ジョブを受け付けた場合,図2に示すように,MFP100は,無線LANインターフェース36を介してモバイル装置200から画像データを受信し,ファクシミリ装置300との電話回線を接続し,受信した画像データを電話回線インターフェース37を介してファクシミリ装置300に送信する。
このモバイル装置200からの要求に基づくファクシミリ通信中,MFP100は受話器41の使用を制限する。具体的にMFP100は,受話器41から出力される信号を無効にする。ファクシミリ通信が終了した後は,MFP100は受話器41の使用制限を解除する。
一方,MFP100のユーザが受話器41を使用して電話器400のユーザと通話を行う場合,図3に示すように,MFP100は,電話器400との電話回線を接続し,受話器41のマイクを介して音声を受け付け,その音声データを電話回線インターフェース37を介して電話器400に送信する。また,電話器400から電話回線インターフェース37を介して受け付けた音声データを,受話器41のスピーカを介して出力する。
この受話器41の使用中,MFP100はモバイル装置200からの要求に基づくファクシミリ通信の実行を制限する。具体的にMFP100は,モバイル装置200との通信を制限にする,あるいはモバイル装置200との通信は制限しないものの電話回線インターフェース37の使用を制限する。通話が終了した場合には,MFP100はモバイル装置200に対する使用制限を解除する。
[使用制限の手順]
続いて,前述した機能制限を実現するMFP100の動作について,モバイル装置200からの要求を受け付けた場合と,受話器41の使用を開始した場合とに分けて説明する。さらには,モバイル装置200からの利用を制限する態様として,受話器41の使用中にモバイル装置200との通信を制限する態様を第1の形態として,受話器41の使用中にモバイル装置200との通信は制限せず,モバイル装置200からのファクシミリ通信の実行を制限する態様を第2の形態として,それぞれ説明する。
[第1の形態]
[セッション要求処理]
始めに,受話器41の使用中にモバイル装置200との通信を制限する第1の形態におけるセッション要求処理について,図4のフローチャートを参照しつつ説明する。セッション要求処理は,モバイル装置200からセッションの形成要求を受け付けたことを契機に,CPU31によって実行される。
第1の形態のセッション要求処理では,MFP100は先ず,受話器41が使用中か否かを判断する(S101)。受話器41が使用中の場合(S101:YES),MFP100はセッションの形成を拒否する(S111)。これにより,モバイル装置200は,ファクシミリ通信を含むMFP100への要求が全て制限される。その結果として,無線LANインターフェース36を介した電話回線インターフェース37の使用が制限される。S111は,制限処理の一例である。
さらに,MFP100は,受話器41が使用中である旨のメッセージを報知するようにモバイル装置200に指示を送信する(S112)。モバイル装置200は,当該指示を受信すると,自身の操作部60にメッセージを表示する。メッセージを報知することで,モバイル装置200のユーザがMFP100を使用できない理由を知ることになり,当該ユーザにMFP100の故障等の誤解を与える可能性を低減できる。なお,報知方法は,メッセージに限らず,例えば音声ガイダンスであってもよい。S112は,第1制限報知処理の一例である。
その後,MFP100は,受話器41の使用が継続されているか否かを判断する(S113)。受話器41の使用が継続されている場合(S113:YES),MFP100はキャンセル条件を満たすか否かを判断する(S121)。キャンセル条件としては,例えば,セッションの形成要求を受信してから所定時間が経過したこと,モバイル装置200からセッション形成のキャンセル要求を受け付けたことが該当する。
キャンセル条件を満たさない場合には(S121:NO),S113に移行して,受話器41の使用の終了あるいはキャンセル条件が満たされるのを待つ。キャンセル条件を満たす場合には(S121:YES),セッション要求処理を終了する。
一方,受話器41の使用が終了している場合(S113:NO),MFP100はMFP100を使用可能である旨を報知するようにモバイル装置200に指示を送信する(S114)。モバイル装置200は,当該指示を受信すると,自身の操作部60にメッセージを表示する。MFP100は,使用制限を解除した後は,その旨を速やかにモバイル装置200に報知させることで,MFP100の利便性を確保できる。S114は,第1解除報知処理の一例である。また,S113でNOの場合からS102に移行する処理は,第1解除処理の一例である。
S114の後,あるいは受話器41が使用中でなければ(S101:NO),MFP100はセッションを形成するセッション形成処理を行う(S102)。具体的にS102では,他の装置とのセッションが形成されていなければ,セッションを形成し,他の装置とのセッションが形成されていれば,セッションを形成しない。なお,セッションの形成結果は,モバイル装置200に送信される。
S102の後,MFP100はセッションが形成されたか否かを判断する(S103)。セッションが形成されなかった場合には(S103:NO),セッション要求処理を終了する。
セッションが形成された場合(S103:YES),MFP100はその後にモバイル装置200からのジョブを受信したか否かを判断する(S141)。ジョブを受信した場合には(S141:YES),MFP100は当該ジョブを実行する(S142)。例えば,ファクシミリ通信によって画像データをファクシミリ装置300に送信するファクシミリ送信ジョブであれば,電話回線インターフェース37によってファクシミリ装置300との電話回線を接続し,受信した画像データをファクシミリ装置300に送信する。この場合,S142は,ファクシミリ処理の一例となる。また,例えば,画像データをシートに印刷させる印刷ジョブであれば,受信した画像データに基づいて画像形成部10に画像を印刷させる。
S142の後,あるいはジョブを受信していない場合(S141:NO),MFP100はセッションを解除する解除条件を満たしたか否かを判断する(S143)。解除条件としては,例えば,直近のジョブの終了から所定時間が経過したこと,モバイル装置200からセッションの解除要求を受け付けたことが該当する。
解除条件を満たしていない場合には(S143:NO),S141に移行して,ジョブの受信あるいは解除条件が満たされるのを待つ。解除条件を満たす場合には(S143:YES),MFP100はモバイル装置200との間のセッションを解除する(S144)。S144の後,セッション要求処理を終了する。
[通話処理]
続いて,ファクシミリ通信中に受話器41の使用を制限する第1の形態における通話処理について,図5のフローチャートを参照しつつ説明する。通話処理は,受話器41の使用が開始された,すなわち受話器41が図示しない置き台から持ち上げられたことの検知を契機に,CPU31によって実行される。
第1の形態の通話処理では,MPF100は先ず,外部装置(本形態ではモバイル装置200)とのセッションが形成されているか否かを判断する(S151)。セッションが形成されている場合,すなわち外部装置がMFP100を使用している場合(S151:YES),受話器41の使用を制限する(S161)。これにより,MFP100のユーザは,受話器41を使用した通話が制限される。S161は,制限処理の一例である。
さらに,MFP100は,電話回線が使用中である旨のメッセージを操作パネル40に報知させる(S162)。メッセージを報知することで,MFP100のユーザが受話器41を使用できない理由を知ることになり,当該ユーザにMFP100の故障等の誤解を与える可能性を低減できる。なお,報知方法は,メッセージに限らず,例えば音声ガイダンスであってもよい。S162は,第2制限報知処理の一例である。
その後,MFP100は,セッションが継続して形成されているか否かを判断する(S163)。セッションが継続して形成されている場合(S163:YES),MFP100は受話器41が置き台に置かれたか否か,すなわち受話器41が元の位置に戻されたか否かを判断する(S171)。
受話器41が元の位置に戻されていない場合には(S171:NO),S163に移行して,セッションの解除あるいは受話器41が元の位置に戻されるのを待つ。受話器41が元の位置に戻された場合には(S171:YES),通話処理を終了する。
一方,セッションが解除された場合(S163:NO),MFP100は受話器41を使用できる旨を操作パネル40に報知させる(S164)。受話器41の使用制限を解除した後は,その旨を速やかに報知することで,MFP100の利便性を確保できる。S164は,第2解除報知処理の一例である。また,S163でNOの場合からS191に移行する処理は,第2解除処理の一例である。
S164の後,あるいはセッションが形成されていなければ(S151:NO),MFP100は通話の開始条件を満たしたか否かを判断する(S191)。本形態では,通話の相手先の電話番号が入力され,さらにその電話番号に基づいて電話回線が接続された場合に通話の開始条件を満たしたと判断する。通話の開始条件を満たした場合には(S191:YES),通話を開始する(S192)。
S192の後,あるいは通話の開始条件を満たしていない場合(S191:NO),MFP100は受話器41が元の位置に戻されたか否かを判断する(S193)。受話器41が元の位置に戻されていない場合には(S193:NO),S191に移行して,受話器41が戻されるあるいは通話の開始条件が満たされるのを待つ。受話器41が元の位置に戻された場合には(S193:YES),通話処理を終了する。
以上詳細に説明したように第1の形態では,MFP100は,受話器41を使用する期間と,無線LANインターフェース36を介してモバイル装置200との間でセッションを形成する期間と,を排他的に制御する。すなわち,MFP100は,受話器41の使用中,モバイル装置200とのセッションの形成を制限することで,結果としてモバイル装置200からの要求に基づくファクシミリ通信を制限する。また,MFP100は,モバイル装置200とのセッション形成中,受話器41の使用を制限する。これにより,MFP100では,通話機能と,ファクシミリ機能とが,同時に実行される機会が低減される。そのため,相互の機能への悪影響の軽減が期待できる。
[第2の形態]
[セッション要求処理]
続いて,受話器41の使用中にモバイル装置200との通信は制限せず,モバイル装置200からのファクシミリ通信の実行を制限する第2の形態におけるセッション要求処理について,図6のフローチャートを参照しつつ説明する。なお,第2の形態の処理中,第1の形態と同じ処理については同じ符号を付して説明を省略する。
第2の形態のセッション要求処理では,MFP100は先ず,セッション形成処理を行う(S102)。S102の後,MFP100はセッションが形成されたか否かを判断する(S103)。セッションが形成されなかった場合には(S103:NO),セッション要求処理を終了する。
セッションが形成された場合(S103:YES),MFP100はその後にモバイル装置200からのファクシミリ送信ジョブを受信したか否かを判断する(S201)。ファクシミリ送信ジョブを受信した場合には(S201:YES),MFP100は受話器41を使用中か否かを判断する(S101)。
受話器41を使用中の場合(S101:YES),MFP100はファクシミリ送信ジョブの実行を拒否する(S211)。これにより,無線LANインターフェース36を介した電話回線インターフェース37の使用が制限される。S211は,制限処理の一例である。
さらに,MFP100は,ファクシミリ通信が実行不可である旨のメッセージを報知するようにモバイル装置200に指示を送信する(S212)。モバイル装置200は,当該指示を受信すると,自身の操作部60にメッセージを表示する。S212は,第1制限報知処理の一例である。
その後,MFP100は,受話器41の使用が継続されているか否かを判断する(S113)。受話器41の使用が継続されている場合(S113:YES),MFP100はキャンセル条件を満たすか否かを判断する(S221)。キャンセル条件としては,例えば,ファクシミリ送信ジョブを受信してから所定時間が経過したこと,モバイル装置200からファクシミリ送信ジョブのキャンセル要求を受け付けたことが該当する。キャンセル条件を満たさない場合には(S221:NO),S113に移行して,受話器41の使用の終了あるいはキャンセル条件の満了を待つ。
一方,受話器41の使用が終了している場合(S113:NO),MFP100はファクシミリ通信が使用可能になった旨を報知するようにモバイル装置200に指示を送信する(S214)。モバイル装置200は,当該指示を受信すると,自身の操作部60にメッセージを表示する。S214は,第1解除報知処理の一例である。また,S113でNOの場合からS202に移行する処理は,第1解除処理の一例である。
S214の後,あるいは受話器41が使用中でなければ(S101:NO),MFP100はファクシミリ送信ジョブを実行する(S202)。S202は,ファクシミリ処理の一例である。
S202の後,あるいはキャンセル条件を満たしている場合(S221:YES),あるいはファクシミリ送信ジョブを受信していない場合(S201:NO),MFP100はファクシミリ送信ジョブ以外のジョブである非ファクシミリ送信ジョブを受信したか否かを判断する(S241)。非ファクシミリ通信ジョブを受信した場合には(S241:YES),MFP100は当該非ファクシミリ通信ジョブを実行する(S242)。すなわち,MFP100は,非ファクシミリ送信ジョブであれば,受話器41の使用状態に拘らず実行する。
S242の後,あるいは非ファクシミリ送信ジョブを受信していない場合(S241:NO),MFP100はセッションを解除する解除条件を満たしたか否かを判断する(S143)。
解除条件を満たさない場合には(S143:NO),S201に移行して,ファクシミリ送信ジョブの受信あるいは非ファクシミリ送信ジョブの受信あるいは解除条件が満たされるのを待つ。解除条件を満たす場合には(S143:YES),MFP100はセッションを解除する(S144)。S144の後,セッション要求処理を終了する。
[通話処理]
続いて,ファクシミリ通信中に受話器41の使用を制限する第2の形態における通話処理について,図7のフローチャートを参照しつつ説明する。なお,第2の形態の処理中,第1の形態と同じ処理については同じ符号を付して説明を省略する。
第2の形態の通話処理では,MPF100は先ず,外部装置からの要求に基づいてファクシミリ通信が行われているか否かを判断する(S251)。ファクシミリ通信が行われている場合,すなわち外部装置がMFP100の電話回線インターフェース37を使用中の場合(S251:YES),受話器41の使用を制限する(S161)。S161は,制限処理の一例である。さらに,MFP100は,電話回線が使用中である旨のメッセージを操作パネル40に報知させる(S162)。S162は,第2制限報知処理の一例である。
その後,MFP100は,ファクシミリ通信が継続して実行されているか否かを判断する(S263)。ファクシミリ通信が継続して実行されている場合(S263:YES),MFP100は受話器41が元の位置に戻された否かを判断する(S171)。受話器41が元の位置に戻されていない場合には(S171:NO),S263に移行して,ファクシミリ通信の終了あるいは受話器41が元の位置に戻されるのを待つ。受話器41が元の位置に戻された場合には(S171:YES),通話処理を終了する。
一方,ファクシミリ通信が終了した場合(S263:NO),MFP100は受話器41を使用である旨を操作パネル40に報知させる(S164)。S164は,第2解除報知処理の一例である。また,S263でNOの場合からS191に移行する処理は,第2解除処理の一例である。
S164の後,あるいはファクシミリ通信が行われていなければ(S251:NO),MFP100は通話の開始条件を満たしたか否かを判断する(S191)。通話の開始条件を満たした場合には(S191:YES),通話を開始する(S192)。
S192の後,あるいは通話の開始条件を満たしていない場合(S191:NO),MFP100は受話器41が元の位置に戻されたか否かを判断する(S193)。受話器41が元の位置に戻されていない場合には(S193:NO),S191に移行して,受話器41が元の位置に戻されるあるいは通話の開始条件が満たされるのを待つ。受話器41が元の位置に戻された場合には(S193:YES),通話処理を終了する。
以上詳細に説明したように第2の形態では,MFP100は,受話器41を使用する期間と,無線LANインターフェース36を介してモバイル装置200からの要求に基づくファクシミリ通信を行う期間と,を排他的に制御する。これにより,MFP100では,第1の形態と同様に,通話機能と,ファクシミリ機能とが,同時に実行される機会が低減される。そのため,相互の機能への悪影響の軽減が期待できる。
また,第2の形態では,受話器41が使用されている場合に,モバイル装置200からのファクシミリ送信ジョブの実行を制限するものの,非ファクシミリ送信ジョブの実行を制限しない。そのため,第1の形態と比較して,モバイル装置200のユーザにとって利便性が良い。一方,第1の形態では,受話器41が使用されている場合に,モバイル装置200からのファクシミリ送信ジョブを含む全てのジョブの実行を制限する。そのため,第2の形態と比較して,より確実に通話機能への影響を回避できる。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,画像形成装置は,ファクシミリ通信によるデータの送信機能と通話機能とを有していればよく,読取機能や印刷機能を有していない装置であってもよい。
また,実施の形態では,無線通信としてWiFiを採用しているが,無線通信の種類はこれらに限るものではない。例えば,NFC,Bluetooth(登録商標),TransferJetであってもよい。
また,実施の形態では,MFP100が外部装置と無線通信によって接続しているが,有線接続であってもよい。この場合,MFP100と外部装置との間でセッションを形成する必要はない。そのため,セッション要求処理に相当する処理を,ジョブを受け付けたことを契機に実行し,セッションに関する処理は省略すればよい。
また,実施の形態では,受話器41の使用やファクシミリ送信ジョブの実行を制限した場合に,その旨を報知し,さらに制限が解除された場合にも,その旨を報知しているが,これらの報知は行わなくてもよい。ただし,報知を行った方が利便性がよい。
また,実施の形態では,モバイル装置200がMFP100に対して要求を行う際にセッションを形成し,他のデバイスからのアクセスを制限しているが,他のデバイスのアクセスを制限しなくてもよい。すなわち,複数のデバイスに対してセッションを形成してもよい。この場合,MFP100は,複数のデバイスのいずれかのファクシミリ送信ジョブを実行中であれば受話器41の使用を制限し,受話器41が使用中であれば複数のデバイスの全てでファクシミリ送信ジョブの実行を制限すればよい。
また,実施の形態に開示されている処理は,単一のCPU,複数のCPU,ASICなどのハードウェア,またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また,実施の形態に開示されている処理は,その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体,または方法等の種々の態様で実現することができる。
36 無線LANインターフェース
37 電話回線インターフェース
41 受話器
100 MFP
200 モバイル装置
300 ファクシミリ装置
400 電話器
900 画像処理システム

Claims (13)

  1. ネットワークを介して第1の外部装置と通信を行うネットワーク通信部と,
    電話回線と接続する電話回線接続部と,
    前記電話回線に接続される第2の外部装置との通話に用いる受話器と,
    制御部と,
    を備え,
    前記制御部は,
    前記電話回線と接続してファクシミリ通信を行うファクシミリ処理と,
    前記受話器が使用されている間,少なくとも前記ネットワークを介して前記第1の外部装置から受け付けた要求に基づく前記ファクシミリ処理の実行を制限し,少なくとも前記ネットワークを介して前記第1の外部装置から受け付けた要求に基づく前記ファクシミリ処理が実行されている間,前記受話器の使用を制限する制限処理と,
    を実行可能であり,
    前記第1の外部装置から前記ファクシミリ処理の実行要求を受け付け,前記制限処理にて前記実行要求に基づく前記ファクシミリ処理の実行を制限した後,所定時間が経過する前に前記受話器の使用が終了した場合に,前記制限処理で制限した前記実行要求に基づく前記ファクシミリ処理を実行し,前記所定時間が経過した場合に,前記制限処理で制限した前記実行要求に基づく前記ファクシミリ処理を実行しない,
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. ネットワークを介して第1の外部装置と通信を行うネットワーク通信部と,
    電話回線と接続する電話回線接続部と,
    前記電話回線に接続される第2の外部装置との通話に用いる受話器と,
    制御部と,
    を備え,
    前記制御部は,
    前記電話回線と接続してファクシミリ通信を行うファクシミリ処理と,
    前記受話器が使用されている間,少なくとも前記ネットワークを介して前記第1の外部装置から受け付けた要求に基づく前記ファクシミリ処理の実行を制限し,少なくとも前記ネットワークを介して前記第1の外部装置から受け付けた要求に基づく前記ファクシミリ処理が実行されている間,前記受話器の使用を制限する制限処理と,
    を実行可能であり,
    前記制限処理では,前記受話器が使用されている場合に,前記第1の外部装置とのセッションを形成しない,
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1に記載する画像形成装置において,
    前記制御部は,
    前記制限処理では,前記受話器が使用されている場合に,前記ファクシミリ通信を行うための操作を制限し,前記ファクシミリ通信を行うための操作以外の操作を制限しないことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    前記制御部は,
    前記制限処理にて前記ファクシミリ処理の実行を制限した場合に,前記受話器が使用中である旨を前記第1の外部装置に報知させる第1制限報知処理を実行することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    前記制御部は,
    前記制限処理にて前記受話器の使用を制限した場合に,前記電話回線が使用中である旨を報知する第2制限報知処理を実行することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    前記制御部は,
    前記制限処理にて前記ファクシミリ処理の実行を制限した後,前記受話器の使用が終了した場合に,前記ファクシミリ処理の実行制限を解除する第1解除処理を実行することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項6に記載する画像形成装置において,
    前記制御部は,
    前記第1解除処理にて前記ファクシミリ処理の実行制限を解除した場合に,前記ファクシミリ処理を実行できる旨を前記第1の外部装置に報知させる第1解除報知処理を実行することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1つに記載する画像形成装置において,
    前記制御部は,
    前記制限処理にて前記受話器の使用を制限した後,前記ファクシミリ処理の実行を終了した場合に,前記受話器の使用制限を解除する第2解除処理を実行することを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項8に記載する画像形成装置において,
    前記制御部は,
    前記第2解除処理にて前記受話器の使用制限を解除した場合に,前記受話器が使用できる旨を報知する第2解除報知処理を実行することを特徴とする画像形成装置。
  10. ネットワークを介して第1の外部装置と通信を行うネットワーク通信部と,
    電話回線と接続する電話回線接続部と,
    前記電話回線に接続される第2の外部装置との通話に用いる受話器と,
    を備える画像形成装置の制限方法であって,
    前記電話回線と接続してファクシミリ通信を行うファクシミリステップと,
    前記受話器が使用されている間,少なくとも前記ネットワークを介して前記第1の外部装置から受け付けた要求に基づく前記ファクシミリ通信を制限し,少なくとも前記ネットワークを介して前記第1の外部装置から受け付けた要求に基づく前記ファクシミリ通信が行われている間,前記受話器の使用を制限する制限ステップと,
    を含み,
    前記第1の外部装置から前記ファクシミリ通信の実行要求を受け付け,前記制限ステップにて前記実行要求に基づく前記ファクシミリ通信を制限した後,所定時間が経過する前に前記受話器の使用が終了した場合に,前記制限ステップで制限した前記実行要求に基づく前記ファクシミリ通信を行い,前記所定時間が経過した場合に,前記制限ステップで制限した前記実行要求に基づく前記ファクシミリ通信を行わない,
    ことを特徴とする制限方法。
  11. ネットワークを介して第1の外部装置と通信を行うネットワーク通信部と,
    電話回線と接続する電話回線接続部と,
    前記電話回線に接続される第2の外部装置との通話に用いる受話器と,
    を備える画像形成装置の制限方法であって,
    前記電話回線と接続してファクシミリ通信を行うファクシミリステップと,
    前記受話器が使用されている間,少なくとも前記ネットワークを介して前記第1の外部装置から受け付けた要求に基づく前記ファクシミリ通信を制限し,少なくとも前記ネットワークを介して前記第1の外部装置から受け付けた要求に基づく前記ファクシミリ通信が行われている間,前記受話器の使用を制限する制限ステップと,
    を含み,
    前記制限ステップでは,前記受話器が使用されている場合に,前記第1の外部装置とのセッションを形成しない,
    ことを特徴とする制限方法。
  12. ネットワークを介して第1の外部装置と通信を行うネットワーク通信部と,
    電話回線と接続する電話回線接続部と,
    前記電話回線に接続される第2の外部装置との通話に用いる受話器と,
    を備える画像形成装置に,
    前記電話回線と接続してファクシミリ通信を行うファクシミリ処理と,
    前記受話器が使用されている間,少なくとも前記ネットワークを介して前記第1の外部装置から受け付けた要求に基づく前記ファクシミリ処理の実行を制限し,少なくとも前記ネットワークを介して前記第1の外部装置から受け付けた要求に基づく前記ファクシミリ処理が実行されている間,前記受話器の使用を制限する制限処理と,
    を実行させることが可能であり,
    前記第1の外部装置から前記ファクシミリ処理の実行要求を受け付け,前記制限処理にて前記実行要求に基づく前記ファクシミリ処理の実行を制限させた後,所定時間が経過する前に前記受話器の使用が終了した場合に,前記制限処理で制限させた前記実行要求に基づく前記ファクシミリ処理を実行させ,前記所定時間が経過した場合に,前記制限処理で制限させた前記実行要求に基づく前記ファクシミリ処理を実行させない,
    プログラムを記憶することを特徴とする記憶媒体。
  13. ネットワークを介して第1の外部装置と通信を行うネットワーク通信部と,
    電話回線と接続する電話回線接続部と,
    前記電話回線に接続される第2の外部装置との通話に用いる受話器と,
    を備える画像形成装置に,
    前記電話回線と接続してファクシミリ通信を行うファクシミリ処理と,
    前記受話器が使用されている間,少なくとも前記ネットワークを介して前記第1の外部装置から受け付けた要求に基づく前記ファクシミリ処理の実行を制限し,少なくとも前記ネットワークを介して前記第1の外部装置から受け付けた要求に基づく前記ファクシミリ処理が実行されている間,前記受話器の使用を制限する制限処理と,
    を実行させることが可能であり,
    前記制限処理では,前記受話器が使用されている場合に,前記第1の外部装置とのセッションを形成させない,
    プログラムを記憶することを特徴とする記憶媒体。
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