JP6387597B2 - 帳票加工システム、帳票 - Google Patents

帳票加工システム、帳票 Download PDF

Info

Publication number
JP6387597B2
JP6387597B2 JP2013210790A JP2013210790A JP6387597B2 JP 6387597 B2 JP6387597 B2 JP 6387597B2 JP 2013210790 A JP2013210790 A JP 2013210790A JP 2013210790 A JP2013210790 A JP 2013210790A JP 6387597 B2 JP6387597 B2 JP 6387597B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
identification information
processing
information
paper piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013210790A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015074133A (ja
Inventor
佐藤 潤
潤 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2013210790A priority Critical patent/JP6387597B2/ja
Publication of JP2015074133A publication Critical patent/JP2015074133A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6387597B2 publication Critical patent/JP6387597B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)

Description

本発明は、レーザ加工を行う帳票加工システム、帳票に関するものである。
従来、レーザ加工をして帳票を作成する加工システムがあった(例えば特許文献1)。
しかし、従来のシステムは、加工データ通りに加工されているかを、正確に判定できるものではなかった。
特許第3413553号公報
本発明の課題は、加工データ通りに加工されているかを判定できる帳票加工システム、帳票を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
・第1の発明は、加工用紙(W)に対して単位紙片毎に異なる加工形状のレーザ加工をして帳票を製造する帳票加工システム(50)において、各単位紙片(20)と、加工形状(23)に対応した形状の光学インク印刷領域(22)とを対応づけて記憶する光学インク印刷領域記憶部(52d)と、各単位紙片(20)と、加工形状とを対応づけて記憶する加工形状記憶部(53d)と、前記光学インク印刷領域記憶部の光学インク印刷領域に基づいて、赤外線発光インク又は紫外線発光インクである光学インクを印刷する光学インク印刷部(52)と、前記加工形状記憶部の加工形状に基づいて、前記光学インク印刷領域上から、レーザ加工を行い、前記光学インク印刷領域から前記加工形状の領域の光学インクを除去するレーザ加工部(53)と、を備える帳票加工システムである。
・第2の発明は、第1の発明の帳票加工システムにおいて、光学インクに対応した波長を用いて、前記光学インク印刷領域(22)におけるレーザ加工後の撮像情報である加工形状撮像情報(41)を取得する加工形状撮像部(54c)と、前記光学インク印刷領域から前記加工形状の領域を除去した形状の検査情報(24)を記憶する検査情報記憶部(54d)と、前記加工形状撮像部が取得した前記加工形状撮像情報と、前記検査情報記憶部が記憶した検査情報とを照合する処理である加工形状照合処理を行う加工形状照合部(54e)とを備えること、を特徴とする帳票加工システムである。
・第3の発明は、第1又は第2の発明の帳票加工システムにおいて、可視インクによって、単位紙片(20)の識別情報である単位紙片識別情報(31)を、単位紙片に印刷する可視インク印刷部(51)を備え、前記光学インク印刷部(52)は、光学インクで、可視インクによる前記単位紙片識別情報の印刷領域にベタ印刷し、光学インクで、前記可視インクと同一の単位紙片識別情報(32)を、単位紙片に印刷し、光学インクに対応した波長を用いて、ベタ印刷(L)の印刷領域の撮像情報であるベタ領域撮像情報(43)と、光学インクによる前記単位紙片識別情報の印刷領域の撮像情報である識別情報撮像情報(42)とを取得する識別情報撮像部(54c)と、前記ベタ領域撮像情報に基づいて可視インクによる前記単位紙片識別情報(31)を抜き文字として判別し、前記抜き文字と、前記識別情報撮像情報とを照合する処理である識別情報照合処理を行う識別情報照合部(54e)とを備えること、を特徴とする帳票加工システムである。
・第4の発明は、第3の発明の帳票加工システムにおいて、前記加工形状記憶部(54d)は、単位紙片(20)の加工形状(24)と、単位紙片の識別情報とを対応づけて記憶し、前記レーザ加工部(53)は、前記ベタ印刷(L)の抜き文字(31)及び前記識別情報撮像情報(42)のうち少なくとも1つの情報に基づいて、前記加工形状記憶部(54d)から単位紙片の加工形状を読み出して、レーザ加工すること、を特徴とする帳票加工システムである。
・第5の発明は、第3の発明の帳票加工システムにおいて、前記可視インク印刷部(51)及び前記光学インク印刷部(52)は、単位紙片(20)を計数する計数部(51e,52e)を備え、前記単位紙片識別情報として、前記計数部の計数情報を用いること、を特徴とする帳票加工システムである。
・第6の発明は、第1から第5のいずれかの発明の帳票加工システムにおいて、前記光学インク印刷部(52)は、光学インクで、単位紙片の一部の印刷領域にベタ印刷(L2)をし、光学インクで、単位紙片(220)の識別情報である単位紙片識別情報(32)を、単位紙片に印刷し、前記レーザ加工部(53)は、前記光学インクと同一の単位紙片識別情報(33)を、前記一部のベタ印刷の印刷領域にレーザ加工し、光学インクに対応した波長を用いて、ベタ印刷(L2)の印刷領域の撮像情報であるベタ領域撮像情報(44)と、光学インクによる前記単位紙片識別情報の印刷領域の撮像情報である識別情報撮像情報(42)とを取得する識別情報撮像部(54c)と、前記ベタ領域撮像情報に基づいてレーザ加工による前記単位紙片識別情報(33)を抜き文字として判別し、前記抜き文字と、前記識別情報撮像情報とを照合する処理である識別情報照合処理を行う識別情報照合部(54e)とを備えること、を特徴とする帳票加工システムである。
・第7の発明は、加工用紙に対して単位紙片毎に異なる加工形状のレーザ加工をして帳票を製造する帳票加工システムにおいて、各単位紙片と、加工形状とを対応づけて記憶する加工形状記憶部と、赤外線発光インク又は紫外線発光インクである光学インクを印刷する光学インク印刷部(52)と、前記加工形状記憶部の加工形状に基づいて、レーザ加工を行うレーザ加工部とを備え、前記光学インク印刷部は、光学インクで、単位紙片の一部の印刷領域にベタ印刷をし、光学インクで、単位紙片(220)の識別情報である単位紙片識別情報を、単位紙片に印刷し、前記レーザ加工部は、前記光学インクと同一の単位紙片識別情報を、前記一部のベタ印刷の印刷領域にレーザ加工し、光学インクに対応した波長を用いて、ベタ印刷(L2)の印刷領域の撮像情報であるベタ領域撮像情報(44)と、光学インクによる前記単位紙片識別情報の印刷領域の撮像情報である識別情報撮像情報(42)とを取得する識別情報撮像部(54c)と、前記ベタ領域撮像情報に基づいてレーザ加工による前記単位紙片識別情報(33)を抜き文字として判別し、前記抜き文字と、前記識別情報撮像情報とを照合する処理である識別情報照合処理を行う識別情報照合部(54e)とを備えること、を備える帳票加工システムである。
・第8の発明は、第1から第7のいずれかの発明の帳票加工システムにおいて、前記レーザ加工部(53)は、ハーフカット加工又はマーキング加工を行うこと、を特徴とする帳票加工システムである。
・第9の発明は、レーザ加工されたレーザ加工範囲(13)と、前記レーザ加工範囲よりも大きく、前記レーザ加工範囲に対応した位置に赤外線発光インク又は紫外線発光インクである光学インクが印刷された光学インク印刷範囲(12)と、を備える帳票である。
本発明によれば、加工データ通りに加工されているかを判定できる帳票加工システム、帳票を提供できる。
第1実施形態の帳票10(10A〜10C)を示す図である。 第1実施形態の加工システム50の構成を説明する図である。 第1実施形態の各記憶部51d,52d,53d,54dの記憶情報を説明する図である。 第1実施形態の各工程終了時の加工用紙Wを示す図である。 第1実施形態の単位紙片20Aの可視光による観察画像、紫外線を用いた撮像画像を示す図である。 第2実施形態の各工程終了時の加工用紙Wを示す図である。 第2実施形態の単位紙片220Aの可視光による観察画像、紫外線を用いた撮像画像を示す図である。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
[帳票10の構成]
図1は、第1実施形態の帳票10(10A〜10C)を示す図である。
図1(A1)は、帳票10Aの上面を上側Z2から見た図である。
図1(A2)は、図1(A1)のA2−A2部断面図である。
図1(B)、図1(B)は、第1実施形態の帳票10B,10Cの上面を上側Z2から見た図である。
なお、第1実施形態では、便宜上、図1に示す状態を基準に、左右方向X、縦方向Y、鉛直方向Z(厚さ方向)として説明するが、各方向は、その配置に応じて、適宜定めることができる。
帳票10の用途は、限定されないが、例えば、銀行口座、クレジットカードの口座等の申し込み用紙や、保険の更新申込み用紙等に用いられる。
帳票10(10A〜10C)は、可視インク印刷範囲11(11A〜11C)、蛍光インク印刷範囲(12A〜12C)(光学インク印刷領域)、加工範囲13(13A〜13C)を備える。
可視インク印刷範囲11は、口座申し込み者の氏名、宛先等や、その他の必要な事項等が印刷された領域である。これらの情報は、観察者が肉眼で観察できる。つまり、可視インク印刷領域は、観察者が肉眼で観察可能な波長に反応する可視インクで印刷される。
蛍光インク印刷範囲12は、蛍光インク(紫外線発光インク)が印刷された領域である。蛍光インク印刷範囲12の外形は、加工範囲13の外形よりも一回り大きい。
蛍光インクは、可視光では観察できないが、紫外線を当てると弱い蛍光によって発光する光学インクである。つまり、蛍光インク印刷範囲12は、可視光では確認できないが、紫外線を照射することにより観察できる。
加工範囲13は、レーザ加工により、ハーフカット加工された領域である(図1(A2)参照)。
なお、後述する加工システム50を用いることにより、帳票10A〜10Cのように、バリアブルに、つまり、帳票毎に可変で、印刷内容、加工形状等を設定できる。
[加工システム50]
図2は、第1実施形態の加工システム50の構成を説明する図である。
加工システム50(帳票加工システム)は、例えば、帳票10を製造する場合には、帳票10の左右方向Xを送り方向xにし、かつ、帳票10の縦方向Yを奥行方向yにして加工する。
第1実施形態では、切断前の各帳票10の状態を、単位紙片20(図4参照)という。加工用紙W(ワーク)は、単位紙片20が切断予定線(図4に示す二点鎖線参照)を介して送り方向xに複数枚(例えば、数百〜数万枚程度)連続したものである。加工システム50は、加工用紙Wに対して単位紙片20毎に異なるレーザ加工をして帳票を製造する。
以下、複数枚のうち、1〜3枚目までの帳票10A,10B,10Cに対応した単位紙片20A,20B,20Cについて詳細に説明する。
加工システム50は、加工用紙Wの送り方向xの上流側x2から順に、送出ローラ50a、可視インクプリンタ51(可視インク印刷部)、蛍光インクプリンタ52(光学インク印刷部)、レーザ加工装置53(レーザ加工部)、検査装置54、切断加工装置55、積層部56が、インラインで接続されている。
各装置(可視インクプリンタ51、蛍光インクプリンタ52、レーザ加工装置53、検査装置54、切断加工装置55)は、送り駆動用のローラ(図示せず)が複数設けられており、ローラの回転量を制御して、加工用紙Wの送り量を制御できるようになっている。
各装置の各記憶部51d,52d,53d,54d(後述する)は、各装置の動作に必要なプログラム、情報等を記憶するためのハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶装置である。また、各装置の各制御部51e,52e,53e,54e,55e(後述する)は、それぞれ各装置を統括的に制御する制御部であり、CPU等から構成される。
送出ローラ50aは、加工前の加工用紙Wが巻かれたローラであり、送り方向xの上流側x2に設けられている。
可視インクプリンタ51は、加工用紙Wに可視インクを印刷する汎用の印刷装置である。可視インクプリンタ51は、例えば、カラー印刷タイプのレーザビームプリンタ、インクジェットプリンタ等である。
可視インクプリンタ51は、ヘッド51c、記憶部51d、制御部51e(計数部)を備える。
ヘッド51cは、例えば、インクジェットヘッド等であり、加工用紙Wに対して、文字、図形、マークM等の情報を、実際に印刷する装置である。
記憶部51dは、単位紙片20の印刷情報(後述する)を記憶する。
制御部51eは、記憶部51dの印刷情報に基づいて、ヘッド51cを制御して、加工用紙Wに単位紙片20毎に印刷する。
蛍光インクプリンタ52は、加工用紙Wに蛍光インクを印刷する汎用の印刷装置である。蛍光インクプリンタ52は、例えば、インクジェットプリンタ等である。
蛍光インクプリンタ52は、マーク検出部52a、ヘッド52c、記憶部52d、制御部52e(計数部)を備える。
マーク検出部52aは、マークMを検出する光学センサである。マーク検出部53aは、奥行方向yにおいて、マークMに対応した位置に配置されている。
ヘッド52cは、例えば、蛍光インクを射出するインクジェットヘッド等である。
記憶部52dは、蛍光インク印刷領域22(後述する)を記憶する。
制御部52eは、記憶部52dの蛍光印刷情報に基づいて、ヘッド52cを制御して、蛍光インクを加工用紙Wに印刷する。
レーザ加工装置53は、加工用紙Wに対してレーザ加工によって、ハーフカット加工する装置である。
レーザ加工装置53は、マーク検出部53a、レーザ照射部53c、記憶部53d(レーザ加工情報記憶部)、制御部53e(レーザ加工制御部)を備える。
マーク検出部53aは、マーク検出部52aと同様な光学センサである。
レーザ照射部53cは、加工用紙Wに対して、レーザ光を実際に照射して、レーザ加工するヘッドである。レーザ照射部53cは、いわゆるXYスキャナ等を備え、レーザ光を送り方向x及び送り方向xに直交した方向である奥行方向yに、加工用紙W上をスキャンできる。
記憶部53dは、加工形状23(後述する)等を記憶する。
制御部53eは、記憶部53dの加工情報等に基づいて、レーザ照射部53cを制御して、加工用紙Wにレーザ加工する。
検査装置54は、各単位紙片20と、可視インクの印刷内容、蛍光インクの印刷内容、加工形状とが一致しているか否かを検査する装置である。
検査装置54は、マーク検出部54a、撮像部54c(加工形状撮像部、識別情報撮像部)、記憶部54d(検査情報記憶部)、制御部54e(加工形状照合部、識別情報照合部)を備える。
マーク検出部54aは、マーク検出部52aと同様な光学センサである。
撮像部54cは、紫外線を用いて、各単位紙片20の撮像情報を取得するカメラ等である。撮像部54cは、紫外線を発光するフラッシュ(図示せず)等を備える。
記憶部54dは、各単位紙片20の後述する検査形状24(検査情報)を記憶する。
制御部54eは、単位紙片20が正確に加工されたか否かを判定したりする。
切断加工装置55は、加工用紙Wを切断加工する装置である。
切断加工装置55は、マーク検出部55a、カッタ55b(切断加工部)、制御部55eを備える。
マーク検出部55aは、マーク検出部52aと同様な光学センサである。
カッタ55bは、加工用紙Wを実際に切断する切断刃である。
制御部55eは、カッタ55bを制御して、加工用紙Wを、切断予定線(図4に示す二点鎖線参照)で切断して、各帳票10へと個別化する。
積層部56は、切断加工装置55が切断した帳票10を順次積層して収容する。
なお、加工システム50は、必要に応じて、構成を適宜変更可能である。加工システム50は、例えば、マージナル孔を利用して紙送りする場合には、工程の最後にマージナルを切断するスリッタ加工装置を追加してもよい。
[記憶部51d,52d,53d,54dの記憶情報]
図3は、第1実施形態の各記憶部51d,52d,53d,54dの記憶情報を説明する図である。
可視インクプリンタ51の記憶部51dは、各単位紙片20と、宛名等の文字、図形等の印刷情報とを、対応づけて記憶する。印刷情報には、印刷内容21(21A,21B,21C,・・・)及びその位置(座標位置等)の情報が含まれる。
例えば、記憶部51dは、単位紙片20Aの印刷情報として、宛先「A様」等の印刷内容21A、マークM、これらの位置を記憶する。マークMの情報は、全ての単位紙片20で共通である。
蛍光インクプリンタ52の記憶部52dは、各単位紙片20と、蛍光インクの印刷情報とを対応づけて記憶する。印刷情報には、蛍光インク印刷領域22(22A,22B,22C,・・・)の形状及びその位置(座標位置等)の情報と、ベタ印刷Lの形状及びその位置の情報とが含まれる。
例えば、記憶部52dは、単位紙片20Aの印刷情報として、円環状の蛍光インク印刷領域22A及びその位置と、ベタ印刷Lの形状及びその位置とを記憶する。ベタ印刷Lの情報は、全ての単位紙片20で共通である。
レーザ加工装置53の記憶部53dは、各単位紙片20と、レーザ加工の加工情報とを対応づけて記憶する。加工情報には、加工形状23(23A,23B,23C,・・・)、加工位置、加工条件(レーザ光の走査速度等)の情報が含まれる。
例えば、記憶部53dは、単位紙片20Aの加工情報として、円環状の加工形状23A及びその位置等を記憶する。
検査装置54の記憶部54dは、検査情報として、各単位紙片20と、検査情報とを対応づけて記憶する。検査情報には、検査形状24(24A,24B,24C,・・・)及びその位置(座標位置等)の情報が含まれる。
ここで、上記各蛍光インク印刷領域22、各加工形状23の関係は、各蛍光インク印刷領域22が、各加工形状23よりも一回り大きい。このため、蛍光インク印刷領域22から、加工形状23を除去すると、この一回り大きい形状が残る。この形状が検査形状24である。
例えば、単位紙片20Aの円環状の蛍光インク印刷領域22Aから、円環状の加工形状23Aを除去すると、2つの円環が残る。記憶部54dは、単位紙片20Aの検査形状24Aとして、2つの円環及びその位置を記憶する。
なお、加工形状が数種類の場合は、記憶部53dは、加工形状そのものの情報ではなく、各単位紙片20と加工形状の識別情報(例えば、NO.1、NO.2、・・・等)とを対応づけて記憶しておいてもよい。同様に、各記憶部52d,54dは、蛍光インク印刷領域22の印刷情報の識別情報、検査情報の識別情報を記憶しておけばよい。この場合には、識別情報と加工形状等とを対応づけて記憶装置に記憶しておき、各制御部52e,53e,54eが識別情報に対応した加工形状等を、記憶部52d,53d,54dから読み出すようにすればよい。
上記各情報は、例えば、加工システム50を管理する管理サーバ(図示せず)から送信され、各装置51〜54が、各記憶部51d〜54dに記憶する。
[加工システム50の動作]
次に、加工システム50の動作について説明する。
図4は、第1実施形態の各工程終了時の加工用紙Wを示す図である。
図5は、第1実施形態の単位紙片20Aの可視光による観察画像、紫外線を用いた撮像画像を示す図である。
(可視インク印刷工程)
図4(A)に示すように、可視インクプリンタ51の制御部51eは、送られてくる加工用紙Wに対して、記憶部51dの印刷情報に基づいて、ヘッド51cを制御して、加工用紙Wに単位紙片20毎に順次印刷していく。
制御部51eは、単位紙片20の印刷情報を、記憶部51dから順番に読み出す。制御部51eは、例えば、1〜3枚目の印刷であれば、単位紙片20A〜20Cの印刷内容21A〜21C等を順次読み出して印刷する。
これにより、可視インクが、単位紙片20毎に順番に印刷される。
また、制御部51eは、マークM、枚目情報31(31A,31B,31C,・・・)(単位紙片識別情報,計数情報)を、規定位置に印刷する。規定位置は、後述する切断工程で、切断除去される領域である。
枚目情報31は、単位紙片20の枚目の数値であり、単位紙片20を識別可能な識別情報である。すなわち、制御部51eは、単位紙片20の印刷回数をカウント(計数)して、その回数を印刷する。枚目情報31の色彩は、紫外線を吸収する色彩(黒色等)である。
制御部51eは、例えば、単位紙片20Aであれば、記憶部51dの「A様」の印刷内容21A、マークM、枚目情報31Aとして「0001」等を印刷する。
(蛍光インク印刷工程)
蛍光インクプリンタ52のマーク検出部52aは、加工用紙Wに印刷されたマークMを検出する。制御部52eは、マークMの検出回数をカウントして、記憶部52dを参照して、その枚目の蛍光インク印刷領域22の情報を読み出す。
図4(B)に示すように、制御部52eは、マークMの検出位置を基準にして、蛍光インクを蛍光インク印刷領域22に印刷する。なお、制御部52eは、印刷位置を、奥行方向yの位置をヘッド52cの駆動量、送り方向xの位置をローラの回転量から算出すればよい。
また、制御部52eは、枚目情報32(32A,32B,32C,・・・)(単位紙片識別情報,計数情報)、ベタ印刷Lを、規定位置に印刷する。規定位置は、後述する切断工程で、切断除去される領域である。
枚目情報32は、可視インク印刷工程と同様にカウント(計数)され、規定位置(図4(B)の例では、枚目情報31の左右対称の位置)印刷される。ベタ印刷Lの印刷領域は、可視インク印刷工程で印刷された枚目情報31を覆う領域である。
これにより、蛍光インクが、加工形状に対応した形状の蛍光インク印刷領域22に、単位紙片20毎に順番に印刷され、また、枚目情報、ベタ印刷Lが規定位置に印刷される。枚目情報32は、可視インクの枚目情報31と同一である。
制御部52eは、例えば、マークMの検出回数が1回目であれば、記憶部52dを参照して単位紙片20Aの蛍光インク印刷領域22Aを読み出して印刷し、枚目情報32Aとして「0001」を印刷し、また、ベタ印刷Lを枚目情報31A上に印刷する。同様に、制御部52eは、例えば、2,3枚目の印刷であれば、蛍光インクを蛍光インク印刷領域22B,22C等に印刷する。
(レーザ加工工程)
レーザ加工装置53のマーク検出部53aは、加工用紙Wに印刷されたマークMを検出する。制御部53eは、蛍光インク印刷工程と同様に、マークMの検出回数をカウントして、記憶部53dを参照して、その枚目の加工形状23を読み出す。
また制御部53eは、蛍光インク印刷工程と同様に、マークMの検出位置を基準にして、レーザ照射部53cを駆動して、加工形状に、ハーフカット加工する。
これにより、制御部53eは、蛍光インク印刷領域22上から読み出した加工形状23に基づいてレーザ加工を行って、蛍光インク印刷領域22からその加工形状23の領域の蛍光インクを除去し、また、単位紙片20の上面から一部深さ分を除去する。
制御部53eは、例えば、マークMの検出回数が1回目であれば、記憶部53dを参照して単位紙片20Aの円環状の加工形状23Aを読み出して、蛍光インク印刷領域22A上からレーザ加工する。これにより、図1(A1)に示す蛍光インク印刷範囲12Aが形成され、また、図1(A2)に示す断面形状に加工される。同様に、制御部52eは、例えば、2,3枚目の加工であれば、加工形状23A,23Bを読み出して、レーザ加工する。
(検査工程)
検査工程は、各単位紙片20に、その単位紙片20に対応した加工形状に加工されたか否かを判定する工程である。検査工程は、以下の順序で行われる。
・撮像工程
検査装置54のマーク検出部54aは、加工用紙Wに印刷されたマークMを検出する。制御部54eは、マークMの検出に基づいてフラッシュから紫外線を発光し、また、撮像部54cを制御して単位紙片20の上面の撮像情報を取得する。
このように、単位紙片20は、蛍光インクに対応した波長である紫外線を発光して撮像される。このため、撮像情報は、単位紙片20上の蛍光インクが存在する領域が、紫外線に反応したものなる。
例えば、単位紙片20Aであれば、図5(A)に示す可視光で観察される画像は、紫外線を利用すると、図5(B)に示す撮像情報が取得される。
すなわち、撮像情報は、以下の3つの態様である。以下、単位紙片20Aを例にして説明する。
(1)蛍光インク印刷領域22から加工形状が除去された加工形状画像41(加工形状撮像情報)
(2)蛍光インクによって印刷された枚目情報32Aの枚目画像42(識別情報撮像情報)
(3)蛍光インクによってベタ印刷された領域の画像であり、可視インクによって印刷された枚目情報31Aが抜き文字になったベタ画像43(ベタ領域撮像情報)
可視インクの枚目情報31Aが抜きとなる理由は、可視インクは、紫外線を吸収するからである。
・検査情報読み出し処理
また、制御部54eは、マークMの上記検出に基づいて、検出回数をカウントして、記憶部54dを参照して、その枚目の検査形状を読み出す。
なお、撮像工程、検査情報読み出し処理の順序は、逆でもよく、また、同時でもよい。
(照合処理)
制御部54eは、撮像情報を画像処理することにより、蛍光インクが印刷された部分を認識し、以下の照合を行う。
・加工形状照合処理
制御部52eは、上記(1)の加工形状画像41と、上記検査情報読み出し処理で記憶部54dから読み出した検査形状24Aとを照合し、両者が一致するか否かを判定する。
単位紙片20に対して、その枚目の単位紙片20に対応した加工形状が加工された場合には、両者が一致する。このため、制御部54eは、その単位紙片20に対応したレーザ加工がされたかを否かを判定できる。
また、レーザ加工の位置ずれが生じた場合には、両者が不一致になる。このため、制御部52eは、加工位置のずれの有無についても判定できる。
・識別情報照合処理
制御部54eは、上記(2)の枚目画像42の枚目情報42と、上記(3)のベタ画像43の枚目情報31とが一致するか否かを判定する。この場合、制御部54eは、画像に基づいて数値を判定して、数値同士を比較する。つまり、制御部54eは、単位紙片20Aであれば、枚目画像42の枚目情報32Aの数値「0001」と、ベタ画像43の枚目情報31Aの数値「0001」とが一致するか否か判定する。
単位紙片20に対して、その枚目の単位紙片20に対応した可視インクの印刷内容が印刷され、かつ、その枚目の単位紙片20に対応した蛍光インク印刷領域22が印刷された場合には、両者が一致する。このため、制御部54eは、その単位紙片20に対応した印刷内容が印刷された否かを判定できる。
このように、加工システム50は、同一面(上面)の撮像情報を取得すれば、これを画像処理することにより、正しく加工されたか否かを容易に判定できる。この場合、ハーフカットのように、貫通孔ではない加工でも判別できる。
また、加工形状照合処理に加えて、識別情報照合処理を行うことにより、より正確な判定を行うことができる。
例えば、5種類の加工形状を繰り返し印刷するように設定されている場合において、蛍光インクプリンタ52が5枚分の単位紙片20を多くカウントしてしまったときでも、加工形状照合処理では、一致すると判定されてしまう。このときでも、識別情報照合処理を行うことにより、単位紙片20と、蛍光インク印刷領域22との整合性を判定できる。
制御部54eは、加工形状照合処理、識別情報照合処理のうち少なくとも1つが不一致であると判定した場合には、発光装置、音出力装置等の報知部(図示せず)を制御して、作業者に報知する。
作業者は、これに応じて、加工システム50の操作部(図示せず)を操作して、加工システム50の動作を停止する。なお、制御部54eが、加工システム50を駆動停止してもよい。
そして、作業者は、不一致と判定された単位紙片20を確認し、その単位紙片20から新たに製造等を開始する等の処置を行うことができる。
(切断加工工程、積層工程)
切断加工装置55の制御部55eは、レーザ加工装置53の制御部53eと同様に、マークMの検出に基づいてカッタ55bを制御して、加工用紙Wを切断予定線で切断し、各単位紙片20を個別化し、帳票10の形態に加工する。
その後、積層部56は、個片にされた帳票10を付き揃えながら、順番に積み重ねる。
以上説明したように、本実施形態の加工システム50は、バリアブルでレーザ加工して帳票10を製造する場合に、加工データ通りに加工されているか否かを容易に判定できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、以下の説明及び図面において、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾(下2桁)に同一の符号を適宜付して、重複する説明を適宜省略する。
図6は、第2実施形態の各工程終了時の加工用紙Wを示す図である(図4に相当する図)。
図7は、第2実施形態の単位紙片220Aの可視光による観察画像、紫外線を用いた撮像画像を示す図である(図5に相当する図)。
本実施系形態の単位紙片220A,220B,220C,・・・は、第1実施形態と同様な加工システム50を用いて、第1実施形態と同様な加工順序で加工できる。
(蛍光インク印刷工程)
図6(B)に示すように、蛍光インクプリンタの制御部(図2に示す蛍光インクプリンタ52、制御部52e参照)は、ベタ印刷L等に加えて、他のベタ印刷L2を、規定位置に印刷する。ベタ印刷L2の印刷領域は、蛍光インクプリンタの記憶部(図3に示す記憶部52dの記憶内容参照)が記憶しておけばよい。
(レーザ加工工程)
図6(C)に示すように、レーザ加工装置の制御部(図2に示すレーザ加工装置53、制御部53e参照)は、加工形状23(23A,23B,23C・・・)に加えて、枚目情報33(33A,33B,33C,・・・)(単位紙片識別情報,計数情報)をレーザ加工する。
枚目情報33は、加工形状23を読み出すためにカウントしたものと同一のものである。枚目情報33は、ベタ印刷L2の印刷領域上に、加工される。枚目情報33の加工は、短時間で加工可能であるマーキング加工が好適であるが、ハーフカット加工、孔開け加工でもよい。
これにより、レーザ加工装置は、蛍光インクのベタ印刷L2から、その枚目情報33の加工領域の蛍光インクを除去する。
(検査工程)
以下、単位紙片220Aの検査工程について説明するが、他の単位紙片220についても同様である。
上記工程における、ベタ印刷L2の印刷、枚目情報のレーザ加工によって、図7(A)に示す単位紙片220Aの可視光で観察される画像は、紫外線を利用すると、図7(B)に示す撮像情報が取得される。
すなわち、検査装置の制御部は、撮像部を制御して(図2に示す検査装置54、制御部54e、撮像部54c参照)、撮像情報として、加工形状画像41(加工形状撮像情報)、枚目画像42(識別情報撮像情報)、ベタ画像43(ベタ領域撮像情報)に加えて、ベタ印刷L2のベタ画像44(ベタ領域撮像情報)を取得する。
ベタ印刷L2は、レーザ加工によって、枚目情報33の加工領域の蛍光インクを除去されている。このため、ベタ印刷L2のベタ画像44は、ベタ画像43と同様に、枚目情報33Aが抜き文字になった画像になる。
(照合処理)
制御部は、識別情報照合処理を行う。
制御部は、枚目画像42の枚目情報42の数値と、ベタ画像43の枚目情報31の数値と、ベタ画像44の枚目情報33の数値とが全て一致しているかを判定する。
これにより、加工システムは、単位紙片220の枚目のレーザ加工情報と、可視インクの印刷内容及び蛍光インクの印刷内容とが完全に一致しているか否かを判定できる。
このように、本実施形態の加工システムは、単位紙片220の枚目に対応した加工データに基づいて加工されたかを、より正確に検査できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、後述する変形形態等のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、前述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)実施形態において、レーザ加工は、ハーフカットである例を示したが、これに限定されない。例えば、レーザ加工は、印刷された蛍光インクを除去し、さらに帳票の表面の一部を変色させるマーキング加工でもよい。
(2)実施形態において、レーザ加工部は、マークをカウントしてその枚目の単位紙片のレーザ加工情報を読み出す例を示したが、これに限定されない。レーザ加工部は、例えば、単位紙片に可視インクで印刷された枚目情報(単位紙片識別情報)、及び蛍光インクで印刷された枚目情報(単位紙片識別情報)を撮像して、これらのうち少なくとも1つの情報に基づいて、単位紙片の枚目のレーザ加工情報を読み出してもよい。この場合には、レーザ加工部に、これらの枚目情報を撮像する撮像部を設ければよい。また、蛍光インクで印刷された枚目情報を取得するには、実施形態と同様に、紫外線を発光するフラッシュを設ければよい。
この場合には、各単位紙片と、各加工情報とをより正確に整合させることができる。
また、この場合には、例えば、紙片を貫通させる加工(ミシン目加工等)であっても、各単位紙片と、各加工情報とを整合させることができる。
(3)第2実施形態において、加工システムは、可視インクの枚目情報をベタ印刷上に印刷しその数値を利用して、検査工程を行う例を示したが、これに限定されない。例えば、可視インクの枚目情報は、印刷しなくてもよい。この場合には、加工システムは、蛍光インクによる枚目情報(枚目画像42)と、蛍光インクのベタ印刷から枚目情報をレーザ加工したものの撮像画像(ベタ画像44)とを照合すればよい。この場合には、加工システムは、単位紙片の枚目のレーザ加工情報と、蛍光インクの印刷内容とが完全に一致しているか否かを判定できる。
(4)実施形態において、光学インクは、蛍光インクである例を示したが、これに限定されない。例えば、光学インクは、赤外線発光インクを用いてもよい。この場合にも、検査工程で赤外線を照射して撮像することにより、実施形態と同様な効果を奏する。
(5)実施形態において、帳票は、1枚構成である例を示したが、これに限定されない。帳票は、例えば、複数枚積層して帳合したものでもよい。この場合には、加工システムに帳合機等を加えればよい。
(6)実施形態において、加工システムは、インライン加工時に、検査した加工用紙を切断して個別化する例を示したが、これに限定されない。加工システムは、例えば、巻き取りローラを設けて、加工用紙を検査した加工用紙をロール形状に巻き取るようにしてもよい。この場合には、加工システムで加工した後に、様々な後加工(仕様変更等に対応した加工、帳票の発行日の印刷等)を、連続して処理できる。
10…帳票 11…可視インク印刷範囲 12…蛍光インク印刷範囲 20,220…単位紙片 21…印刷内容 22…蛍光インク印刷領域 23…加工形状 24…検査形状 31,32,33…枚目情報 41…加工形状画像 42…枚目画像 43…ベタ画像 50…加工システム 51…可視インクプリンタ 52…蛍光インクプリンタ 53…レーザ加工装置 54…検査装置 L,L2…ベタ印刷 M…マーク W…加工用紙

Claims (8)

  1. 加工用紙に対して単位紙片毎に異なる加工形状のレーザ加工をして帳票を製造する帳票加工システムにおいて、
    各単位紙片と、加工形状に対応した形状の光学インク印刷領域とを対応づけて記憶する光学インク印刷領域記憶部と、
    各単位紙片と、加工形状とを対応づけて記憶する加工形状記憶部と、
    前記光学インク印刷領域記憶部の光学インク印刷領域に基づいて、赤外線発光インク又は紫外線発光インクである光学インクを印刷する光学インク印刷部と、
    前記加工形状記憶部の加工形状に基づいて、前記光学インク印刷領域上から、レーザ加工を行い、前記光学インク印刷領域から前記加工形状の領域の光学インクを除去するレーザ加工部と、
    を備える帳票加工システム。
  2. 請求項1に記載の帳票加工システムにおいて、
    光学インクに対応した波長を用いて、前記光学インク印刷領域におけるレーザ加工後の撮像情報である加工形状撮像情報を取得する加工形状撮像部と、
    前記光学インク印刷領域から前記加工形状の領域を除去した形状の検査情報を記憶する検査情報記憶部と、
    前記加工形状撮像部が取得した前記加工形状撮像情報と、前記検査情報記憶部が記憶した検査情報とを照合する処理である加工形状照合処理を行う加工形状照合部とを備えること、
    を特徴とする帳票加工システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の帳票加工システムにおいて、
    可視インクによって、単位紙片の識別情報である単位紙片識別情報を、単位紙片に印刷する可視インク印刷部を備え、
    前記光学インク印刷部は、
    光学インクで、可視インクによる前記単位紙片識別情報の印刷領域にベタ印刷し、
    光学インクで、前記可視インクと同一の単位紙片識別情報を、単位紙片に印刷し、
    光学インクに対応した波長を用いて、ベタ印刷の印刷領域の撮像情報であるベタ領域撮像情報と、光学インクによる前記単位紙片識別情報の印刷領域の撮像情報である識別情報撮像情報とを取得する識別情報撮像部と、
    前記ベタ領域撮像情報に基づいて可視インクによる前記単位紙片識別情報を抜き文字として判別し、前記抜き文字と、前記識別情報撮像情報とを照合する処理である識別情報照合処理を行う識別情報照合部とを備えること、
    を特徴とする帳票加工システム。
  4. 請求項3に記載の帳票加工システムにおいて、
    前記加工形状記憶部は、単位紙片の加工形状と、単位紙片の識別情報とを対応づけて記憶し、
    前記レーザ加工部は、前記ベタ印刷の抜き文字及び前記識別情報撮像情報のうち少なくとも1つの情報に基づいて、前記加工形状記憶部から単位紙片の加工形状を読み出して、レーザ加工すること、
    を特徴とする帳票加工システム。
  5. 請求項3に記載の帳票加工システムにおいて、
    前記可視インク印刷部及び前記光学インク印刷部は、
    単位紙片を計数する計数部を備え、
    前記単位紙片識別情報として、前記計数部の計数情報を用いること、
    を特徴とする帳票加工システム。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の帳票加工システムにおいて、
    前記光学インク印刷部は、
    光学インクで、単位紙片の一部の印刷領域にベタ印刷をし、
    光学インクで、単位紙片の識別情報である単位紙片識別情報を、単位紙片に印刷し、
    前記レーザ加工部は、前記光学インクと同一の単位紙片識別情報を、前記一部のベタ印刷の印刷領域にレーザ加工し、
    光学インクに対応した波長を用いて、ベタ印刷の印刷領域の撮像情報であるベタ領域撮像情報と、光学インクによる前記単位紙片識別情報の印刷領域の撮像情報である識別情報撮像情報とを取得する識別情報撮像部と、
    前記ベタ領域撮像情報に基づいてレーザ加工による前記単位紙片識別情報を抜き文字として判別し、前記抜き文字と、前記識別情報撮像情報とを照合する処理である識別情報照合処理を行う識別情報照合部とを備えること、
    を特徴とする帳票加工システム。
  7. 加工用紙に対して単位紙片毎に異なる加工形状のレーザ加工をして帳票を製造する帳票加工システムにおいて、
    各単位紙片と、加工形状とを対応づけて記憶する加工形状記憶部と、
    赤外線発光インク又は紫外線発光インクである光学インクを印刷する光学インク印刷部と、
    前記加工形状記憶部の加工形状に基づいて、レーザ加工を行うレーザ加工部とを備え、
    前記光学インク印刷部は、
    光学インクで、単位紙片の一部の印刷領域にベタ印刷をし、
    光学インクで、単位紙片の識別情報である単位紙片識別情報を、単位紙片に印刷し、
    前記レーザ加工部は、前記光学インクと同一の単位紙片識別情報を、前記一部のベタ印刷の印刷領域にレーザ加工し、
    光学インクに対応した波長を用いて、ベタ印刷の印刷領域の撮像情報であるベタ領域撮像情報と、光学インクによる前記単位紙片識別情報の印刷領域の撮像情報である識別情報撮像情報とを取得する識別情報撮像部と、
    前記ベタ領域撮像情報に基づいてレーザ加工による前記単位紙片識別情報を抜き文字として判別し、前記抜き文字と、前記識別情報撮像情報とを照合する処理である識別情報照合処理を行う識別情報照合部とを備えること、
    を備える帳票加工システム。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載の帳票加工システムにおいて、
    前記レーザ加工部は、ハーフカット加工又はマーキング加工を行うこと、
    を特徴とする帳票加工システム。
JP2013210790A 2013-10-08 2013-10-08 帳票加工システム、帳票 Active JP6387597B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013210790A JP6387597B2 (ja) 2013-10-08 2013-10-08 帳票加工システム、帳票

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013210790A JP6387597B2 (ja) 2013-10-08 2013-10-08 帳票加工システム、帳票

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018112511A Division JP6562125B2 (ja) 2018-06-13 2018-06-13 帳票、単位紙片、加工用紙

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015074133A JP2015074133A (ja) 2015-04-20
JP6387597B2 true JP6387597B2 (ja) 2018-09-12

Family

ID=52999381

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013210790A Active JP6387597B2 (ja) 2013-10-08 2013-10-08 帳票加工システム、帳票

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6387597B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6562125B2 (ja) * 2018-06-13 2019-08-21 大日本印刷株式会社 帳票、単位紙片、加工用紙

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001121737A (ja) * 1999-10-29 2001-05-08 Toppan Forms Co Ltd マーキング装置及びこれによりマーキングされた被マーキング体
JP2006098104A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Sunx Ltd 印字検査システムおよびレーザマーキング装置
JP2009172811A (ja) * 2008-01-23 2009-08-06 National Printing Bureau 印刷物、該印刷物の品質管理方法及び真偽判別方法
JP5151560B2 (ja) * 2008-03-03 2013-02-27 カシオ電子工業株式会社 紫外線蛍光画像可視化方法
JP5710397B2 (ja) * 2010-06-30 2015-04-30 シャープ株式会社 印刷検査装置、印刷検査方法、および当該印刷検査方法で所定パターンを印刷するために用いる版
JP5831156B2 (ja) * 2011-11-17 2015-12-09 大日本印刷株式会社 連続帳票の加工装置、連続帳票の印刷加工システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015074133A (ja) 2015-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6378909B2 (ja) Rfid媒体の読書き検証装置およびその読書き検証方法
JP5884760B2 (ja) 画像検査システムおよび画像検査装置
US8390897B2 (en) Method and system for controlled production of security documents, especially banknotes
US9361550B2 (en) Processing webs using printed graphic code symbol relating to web features
EP1844865B1 (de) Elektronisches Markieren zum Sortieren von in Objektverbänden hergestellten und geprüften Einzelobjekten
CN104837633A (zh) 用于生产连续纸幅的方法及用于执行所述方法的设备
US20190224778A1 (en) System and method for cutting, kiss-cutting, scoring or perforating material
EP1785276B1 (de) Qualitätskontrollsystem für eine Druckmaschine
JP6387597B2 (ja) 帳票加工システム、帳票
JP6562125B2 (ja) 帳票、単位紙片、加工用紙
JP2008229883A (ja) 連続番号製品の製造システム
CA3021477C (en) A method of inspecting the quality of blanks, in particular of blanks to be processed into packaging material, and quality inspection system
US20200290394A1 (en) Method for making window, embedded watermark and other integrated security features in a thermoplastic security document
JPH11245548A (ja) 方向判別可能な印刷物及びその製造方法並びにその方向判別方法
JP6241063B2 (ja) 帳票、帳票の加工システム
JP2018120602A (ja) Rfid媒体の読書き検証装置およびその読書き検証方法
JP2017065009A (ja) 印刷パターン照合装置、印刷媒体、及び印刷パターン照合方法
JP6354166B2 (ja) 表裏照合検査システム
JP4186180B2 (ja) 感光材料の加工方法
JP6286235B2 (ja) マーキング装置およびマーキング方法
JP5870514B2 (ja) 印刷物の製造方法
JP6405673B2 (ja) 偽造防止絵柄付きクーポン製造システムおよび偽造防止絵柄付きクーポン
CN111278658A (zh) 用于在卷筒纸上连续印刷认证的标识元素的方法
WO2016139779A1 (ja) 紙葉類処理装置、紙葉類処理システムおよび紙葉類処理方法
JP2006001193A (ja) クジ及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160829

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160928

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170829

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171024

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180313

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180613

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20180620

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180717

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180730

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6387597

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150