JP6382425B1 - 垂直循環式駐車装置及びその改造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】異なる高さの車両搬送ケージを備え駐車台数を効率的に確保した垂直循環式駐車装置を、簡便な構造にすることができる垂直循環式駐車装置及び垂直循環式駐車装置の改造方法を提供する。
【解決手段】電動機によって回転駆動される駆動スプロケットと、駆動スプロケットに対して鉛直方向に離間して設けられる従動プレートと、駆動スプロケット及び従動プレート間に巻装され、所定数のリンクを有するリンクグループLGが複数接続されてなる搬送チェーン20と、リンクグループLG毎に吊り下げられる車両搬送ケージ28と、を備える垂直循環式駐車装置であって、リンクグループLGは、等ピッチとされた等長リンク22と、等長リンクとピッチが異なる異種ピッチリンク24と、を備え、駆動スプロケットは、等長リンク22及び異種ピッチリンク24に噛み合い、従動プレートの外周面には、歯が形成されていない。
【選択図】図3

Description

本発明は、垂直循環式駐車装置及びその改造方法に関する。
駐車装置の一例として、タワー状の駐車塔内に複数の車両を格納できるようにした垂直循環式駐車装置が知られている。このような垂直循環式駐車装置は、周知のように、鉛直方向に離間して設けられた駆動スプロケット及び従動スプロケットと、これら上下のスプロケット間に巻装された環状の搬送チェーンと、この搬送チェーンに所定の間隔を空けて取り付けられた車両搬送ケージを備えている。
図3(c)に示すように、搬送チェーン20’は所定数の等長リンク22が連結されており、この等長リンク22には所定の間隔でアタッチメント26が設けられ、このアタッチメント26に車両搬送ケージ28’(格納部の高さH1)が吊り下げられている。ここでは、例えば4つの等長リンク22が1つのリンクグループLG’を構成しており、このリンクグループLG’に1つずつアタッチメント26が設けられている。各等長リンク22の長さは、各車両搬送ケージ28’の間に無駄な空きスペースが発生しないように設定され、1台でも多くの車両を収容できるようになっている。
近年、ミニバンやSUVタイプの乗用車の需要増加に伴い、車高の高い乗用車が増加傾向にある。このような車両が少なかった数十年前に建設された垂直循環式駐車装置においては、比較的に車高の低いセダン車しか収容できない全高の低い車両搬送ケージ28’を、車高の高い車も収容できる全高の高い車両搬送ケージ28に順次交換する改造が進められている。
改造された駐車装置の例としては、図3(d)に示すように、リンクグループLG’における等長リンク22の数を、例えば4つから5つに増やしてリンクグループLG’’とし、アタッチメント26の取り付け間隔を伸ばし、全高の低い車両搬送ケージ28’(格納部の高さH1)を、全高の高い車両搬送ケージ28(格納部の高さH2)に交換したものがある。
しかしながら、等長リンク22の数を単純に1つ増やしたリンクグループLG’’を用いた駐車装置では、全高の高い新規の車両搬送ケージ28の高さに対して柔軟に対応することができず、図3(d)に示すように、車両搬送ケージ28の間に無駄な空きスペースΔHが発生してしまい、これにより改造後の駐車台数が減ってしまうという課題が発生した。
そこで、特許文献1では、リンクピッチの異なる2種類のリンク、及び、これら2種類のリンクに噛み合う上下のスプロケットを新たに用いることで、車両搬送ケージ間の間隔を比較的自由に調整・設定できることとした。
特許第4592678号公報
ところが、特許文献1で新たに用いる上下のスプロケットは、交換前のスプロケットと比較して歯数を増加させる必要があり、製作コストの増加、現場施工性の悪化が想定される。また、歯数の増加に伴って、上下のスプロケットとリンクとの接触箇所も増加するため、騒音の増加が懸念される。
本発明はこのような事情を鑑みてなされたものであり、異なる高さの車両搬送ケージを備え駐車台数を効率的に確保した垂直循環式駐車装置を、簡便な構造にすることができる垂直循環式駐車装置及び垂直循環式駐車装置の改造方法を提供する。
上記課題を解決するために、垂直循環式駐車装置及びその改造方法は以下の手段を採用する。
即ち、本発明の一態様にかかる垂直循環式駐車装置は、電動機によって回転駆動される駆動スプロケットと、前記駆動スプロケットに対して鉛直方向に離間して設けられる従動プレートと、前記駆動スプロケット及び前記従動プレート間に巻装され、所定数のリンクがリンク接続部によって接続されることで形成されたリンクグループが複数接続されてなる搬送チェーンと、前記リンクグループ毎に吊り下げられる車両搬送ケージと、を備える垂直循環式駐車装置であって、前記リンクグループは、等ピッチとされた等長リンクと、前記等長リンクとピッチが異なる異種ピッチリンクと、を備え、前記駆動スプロケットは、前記等長リンク及び前記異種ピッチリンクに噛み合い、前記従動プレートの外周面には、歯が形成されていないことを特徴とする。
所定数の等長リンクと、等長リンクとピッチが異なる異種ピッチリンクと、を備えるリンクグループによって、搬送チェーンを構成することとした。また、駆動スプロケットは、等長リンク及び異種ピッチリンクに噛み合うスプロケットとされている。これにより、リンクグループのピッチ調整が可能となる。例えば、従来はXmm(1リンクのピッチに相当)単位で行っていた調整を、約0.5Xmm単位で調整することができる。これにより、全て等長リンクによって構成された搬送チェーンを用いた場合と比較して、全高の高い車両搬送ケージを搬送チェーンに取付けるとき、各車両搬送ケージ間に無駄なスペースが発生することを防止し、駐車台数の減少を最小限に抑えることができる。
また、従動プレートは、外周面に歯が形成されていないプレートとした。これにより、従動側に歯切りを施す必要がなくなり、製作コストの削減を図ることができる。また、従動プレートは歯が省略された分、歯が形成されている通常の従動スプロケットと比較して、外径が小さくなるので、軽量化と運搬性向上を実現できる。また、チェーンとの噛み合いがなくなるので、低騒音化の実現と現場施工性の向上が可能となる。
また、本発明の一態様にかかる垂直循環式駐車装置は、前記従動プレートが、その辺に前記リンク接続部が接触する多角形状の多角形プレートである。
従動プレートを多角形状の多角形プレートとした。これにより、従動側に歯切りを施す必要がなくなり、製作コストの削減を図ることができる。また、従動プレートは歯が省略された分、従動スプロケットと比較して、外径が小さくなるので、軽量化と運搬性向上を実現できる。また、チェーンとの噛み合いがなくなるので、低騒音化の実現と現場施工性の向上が可能となる。更に、従動プレートは多角形とされているので、従動プレートがリンクに対して摺動することを抑制することができる。
また、本発明の一態様にかかる垂直循環式駐車装置は、前記従動プレートが前記駆動スプロケットの歯数に対応する角数を有する多角形状である。
従動プレートを駆動スプロケットの歯数に対応する角数を有する多角形状の多角形プレートとした。これにより、リンク(リンク接続部)は、従動プレートの1辺の定位置にしか接触しないため、焼入れを施す箇所を特定でき、製作コストの削減を図ることができる。
また、本発明の一態様にかかる垂直循環式駐車装置は、前記搬送チェーンにテンションを付加するテンション付加機構を備える。
テンション付加機構を備えることとした。これにより、搬送チェーンの弛みによって生じる、騒音、摩耗、歯飛び、歯飛びによる搬送チェーンの損傷を防ぐことができる。
本発明の一態様にかかる垂直循環式駐車装置の改造方法は、電動機によって回転駆動される駆動スプロケットと、前記駆動スプロケットに対して鉛直方向に離間して設けられた従動スプロケットと、前記駆動スプロケット及び前記従動スプロケット間に巻装され、等ピッチとされた所定数の等長リンクを備えたリンクグループが複数接続されてなる搬送チェーンと、前記リンクグループ毎に吊り下げられた車両搬送ケージと、を備える垂直循環式駐車装置の改造方法であって、複数の前記リンクグループに、前記等長リンクとピッチが異なる異種ピッチリンクを設け、前記駆動スプロケットを、前記等長リンク及び前記異種ピッチリンクに噛み合い、前記駆動スプロケットよりも歯数が多いスプロケットに交換し、前記従動スプロケットを、外周面に歯が形成されていない従動プレートに交換する。
所定数の等長リンクにより構成されるリンクグループに、等長リンクとピッチが異なる異種ピッチリンクを設けることとした。また、駆動スプロケットを、等長リンク及び異種ピッチリンクに噛み合う駆動スプロケットに交換することとした。これにより、リンクグループのピッチ調整が可能となる。例えば、従来はXmm(1リンクのピッチに相当)単位で行っていた調整を、約0.5Xmm単位で調整することができる。これにより、全て等長リンクによって構成された搬送チェーンを用いた場合と比較して、全高の高い車両搬送ケージを搬送チェーンに取付けるとき、各車両搬送ケージ間に無駄なスペースが発生することを防止し、改造後の駐車台数の減少を最小限に抑えることができる。
また、従動スプロケットを、歯が形成されていない従動プレートに交換することとした。これにより、従動側に歯切りを施す必要がなくなり、製作コストの削減を図ることができる。また、従動プレートは歯が省略された分、従動スプロケットと比較して、外径が小さくなるので、軽量化と運搬性向上を実現できる。また、チェーンとの噛み合いがなくなるので、低騒音化の実現と現場施工性の向上が可能となる。
本発明に係る垂直循環式駐車装置によれば、等長リンクと異種ピッチリンクを備えるチェーングループによって搬送チェーンを構成し、駆動スプロケットを、等長リンク及び異種ピッチリンクに噛み合うスプロケットとし、更に、従動プレートを、外周面に歯が形成されていないプレートとすることで、異なる高さの車両搬送ケージを備え駐車台数を効率的に確保した垂直循環式駐車装置を簡便な構造にすることができる。
本発明の参考実施形態に係る垂直循環式駐車装置の縦断面図である。 図1のII-II線に沿う垂直循環式駐車装置の縦断面図である。 (a)は本発明の参考実施形態に係る搬送チェーンと車両搬送ケージの一例を示した図であり、(b)は本発明の参考実施形態に係る搬送チェーンと車両搬送ケージの他の例を示した図であり、(c)は改造前の垂直循環式駐車装置に係る搬送チェーンと車両搬送ケージを示した図であり、(d)は改造後の垂直循環式駐車装置の一例に係る搬送チェーンと車両搬送ケージを示した図である。 本発明の参考実施形態に係る従動プレートと搬送チェーンを示した図である。 本発明に係る垂直循環式駐車装置への改造が可能な垂直循環式駐車装置の縦断面図である。 本発明の第1実施形態に係る従動プレートと搬送チェーンを示した図である。
以下に、本発明の一実施形態について、図1乃至図6を参照して説明する。
参考実施形態]
図1及び図2に示すように、この垂直循環式駐車装置1は、複数の車両を収容可能であり、地上部に車両の入出庫口3(図2参照)が開口する駐車塔2を備えている。
駐車塔2は、例えば鉄骨で形成された躯体の外面に軽量コンクリート板が設置された構造であり、入出庫口3の内側は車両が乗り入れる乗入室4となっている。なお、乗入室4(入出庫口3)は必ずしも駐車塔2の最下部に設けられるとは限らず、駐車塔2の中間部や最上部に設けられることもある(地下式の場合等)。
駐車塔2内の鉛直方向上方には電動機14によって駆動される駆動スプロケット10が軸支されている。また、駆動スプロケット10に対応して、鉛直方向下方には従動プレート12Aが軸支されている。従動プレート12Aは、中心軸線回りに遊転できるように軸支されている。
駆動スプロケット10と従動プレート12との間には、無端とされた環状の搬送チェーン20が巻装され、上下方向に延びる長円形状の循環路を形成している。
図3(a)に示すように、搬送チェーン20は、所定数(本実施形態では5個)のリンク同士がピン、ブッシュ、ローラを備えるリンク接続部25によって回動可能に接続されることでリンクグループLGを形成し、更に、そのリンクグループLGが複数接続されることで形成されている。また、本実施形態では、5個のリンクの内、等ピッチ(Xmm)とされた等長リンク22が4個、等長リンク22よりも短いピッチ(約0.5Xmm)とされた異種ピッチリンク24が1個とされている。即ち、リンクグループLGとしては約4.5Xmmのピッチとなる。
なお、図3(b)に示すように、4個のリンクの内、等ピッチ(Xmm)とされた等長リンク22を3個、等長リンク22よりも長いピッチ(約1.5Xmm)とされた異種ピッチリンク24を1個としても良い。この場合も、リンクグループLGとしては約4.5Xmmのピッチとなる。
リンクグループLGには、リンクグループLG毎にアタッチメント26を介して全高の高い車両搬送ケージ28(格納部の高さH2)が吊設されており、車両搬送ケージ28に車両を格納することができる。このように、リンクグループLGは、隣り合うアタッチメント26間に設けられた所定数のリンク22,24の組を意味する。
図1に示す駆動スプロケット10は、等長リンク22及び異種ピッチリンク24に噛み合う歯を備えている。例えば、図3(a)に示す実施形態の場合、異種ピッチリンク24のリンク接続部25間に1つの歯が噛み合い、等長リンク22のリンク接続部25間には2つの歯が噛み合うような構造となっている。
図4には、本実施形態の従動プレート12Aが示されている。従動プレート12Aは、駆動スプロケット10と異なり、その外周面に歯が形成されておらず、円盤状の円形プレートである。つまり、従動プレート12Aは、搬送チェーン20が備えるリンク22,24と噛み合うことなく、搬送チェーン20との摩擦力によって回転する。
入出庫口3から乗入室4に入庫した車両は、乗入室4内で車両搬送ケージ28内に格納される。車両搬送ケージ28は、電動機14によって駆動される駆動スプロケット10と従動プレート12Aとの間に巻装されている搬送チェーン20に備えられるアタッチメント26に吊設されており、駆動スプロケット10の回転に伴う搬送チェーン20の循環によって上昇(下降)する。このとき、車両搬送ケージ28は、格納された車両の水平方向を維持するようにアタッチメント26に吊設されている。このようにして車両は駐車塔2内に格納される。
図5には、本実施形態に係る垂直循環式駐車装置1への改造が可能な垂直循環式駐車装置の一例を示す。
なお、本実施形態に係る垂直循環式駐車装置1と、改造が可能な垂直循環式駐車装置の一例とでは、搬送チェーン20、駆動スプロケット10、従動プレート12及び車両搬送ケージ28の形態が異なり、その他の点については同様である。したがって、本実施形態に係る垂直循環式駐車装置1と異なる点についてのみ説明し、その他の点については同一の符号を用いてその説明を省略する。
駐車塔2内の鉛直方向上方には電動機14によって駆動される駆動スプロケット10’が軸支されている。また、駆動スプロケット10’に対応して、鉛直方向下方には従動スプロケット16が軸支されている。
図3(c)に示すように、搬送チェーン20’は、所定数(例としては4個)の等長リンク22(ピッチはXmmとする)からなるリンクグループLG’が複数接続されることで形成されている。即ち、リンクグループLG’としてのピッチは4Xmmとなる。駆動スプロケット10’及び従動スプロケット16は、等長リンク22に噛み合う歯を備えている。具体的には、等長リンク22のリンク接続部25間には1つの歯が噛み合うような構造となっている。
リンクグループLG’毎にアタッチメント26を介して全高の低い車両搬送ケージ28’(格納部の高さH1)が吊設されており、車両搬送ケージ28’に車両を格納することができる。
上述した、改造が可能な垂直循環式駐車装置の一例を本実施形態に係る垂直循環式駐車装置1に改造する方法は以下の通りである。
図3(a)に示すように、リンクグループLG’に等長リンク22よりも短いピッチ(約0.5Xmm)とされた異種ピッチリンク24を1個追加することで、リンクグループLGとする。即ち、リンクグループLGとしてのピッチは約4.5Xmmとなる。この延長されたリンクグループLGに備えられるアタッチメント26に全高の高い車両搬送ケージ28を吊設して、車両搬送ケージ28の格納部の高さを確保する。
なお、図3(b)に示すように、4個のリンクの内、等ピッチ(Xmm)とされた等長リンク22を3個に変更し、等長リンク22よりも長いピッチ(約1.5Xmm)とされた異種ピッチリンク24を1個追加しても良い。この場合も、リンクグループLGとしては約4.5Xmmのピッチとなる。
また、駆動スプロケット10’は、等長リンク22及び異種ピッチリンク24に噛み合い、歯数が駆動スプロケット10’よりも多い駆動スプロケット10に交換することとする。具体的には、本実施形態の場合、異種ピッチリンク24のリンク接続部25間に1つの歯が噛み合い、等長リンク22のリンク接続部25間には2つの歯が噛み合うような駆動スプロケット10に交換する。
更に、従動スプロケット16は、外周面に歯が形成されていない従動プレート12に交換することとする。
本実施形態によれば以下の効果を奏する。
所定数の等長リンク22と、等長リンク22とピッチが異なる異種ピッチリンク24とを備えるリンクグループLGによって、搬送チェーン20を構成することとした。また、駆動スプロケット10は、等長リンク22及び異種ピッチリンク24に噛み合うスプロケットとされている。これにより、リンクグループLGのピッチ調整が可能となる。例えば、従来はXmm(1リンクのピッチに相当)単位で行っていた調整を、約0.5Xmm単位で調整することができる。これにより、全て等長リンク22によって構成された搬送チェーン20を用いた場合と比較して、全高の高い車両搬送ケージ28を搬送チェーン20に取付けるとき、各車両搬送ケージ28間に無駄なスペースが発生することを防止し、駐車台数の減少を最小限に抑えることができる。
また、従動プレート12Aは、外周面に歯が形成されていないプレートとした。これにより、従動側に歯切りを施す必要がなくなり、製作コストの削減を図ることができる。また、従動プレート12Aは歯が省略された分、歯が形成されている通常の従動スプロケット16と比較して、外径が小さくなるので、軽量化と運搬性向上を実現できる。また、搬送チェーン20との噛み合いがなくなるので、低騒音化の実現と現場施工性の向上が可能となる。
なお、従動プレート12Aの外周面には、搬送チェーン20に摩擦力を付与する溝や模様が設けられていてもよい。これにより、従動プレート12Aがリンク22,24に対して摺動することを抑制し、リンク22,24(特にリンク接続部25)の摩耗を抑制することができる。また、摺動を抑制することで、従動プレート12Aとリンク22,24間のびびり振動の発生を抑制し、結果として、振動によって生じる騒音の低減を図ることができる。
第1実施形態]
次に、本発明の第1実施形態に係る垂直循環式駐車装置1について説明する。本実施形態は、参考実施形態に対して、従動プレート12の形態が異なり、その他の点については同様である。したがって、参考実施形態と異なる点についてのみ説明し、その他は同一の符号を用いてその説明を省略する。
図6には、本実施形態の従動プレート12Bが示されている。従動プレート12Bは、駆動スプロケット10と異なり、その外周面に歯が形成されておらず、多角形プレートである。つまり、搬送チェーン20が備えるリンクと噛み合うことなく、リンク22,24のリンク接続部25が、多角形プレートの辺と接することで、従動プレート12Bを回転させる。
本実施形態によれば以下の効果を奏する。
従動プレート12Bを多角形状の多角形プレートとした。これにより、従動側に歯切りを施す必要がなくなり、製作コストの削減を図ることができる。また、従動プレート12Bは歯が省略された分、従動スプロケット16と比較して、外径が小さくなるので、軽量化と運搬性向上を実現できる。また、搬送チェーン20との噛み合いがなくなるので、低騒音化の実現と現場施工性の向上が可能となる。更に、従動プレート12Bは多角形とされているので、従動プレート12Bがリンクに対して摺動することを抑制することができる。
なお、従動プレート12Bは、駆動スプロケット10の歯数に対応する角数を有する多角形状としてもよい。これにより、リンク22,24(リンク接続部25)は、従動プレート12Bの1辺の定位置にしか接触しないため、焼入れを施す箇所を特定でき、製作コストの削減を図ることができる。
また、第1及び第2実施形態において、搬送チェーン20にテンションを付加するテンション付加機構を備えてもよい。これにより、搬送チェーンの弛みによって生じる、騒音、摩耗、歯飛び、歯飛びによる搬送チェーンの損傷を防ぐことができる。更に、等長リンク22と異種ピッチリンク24の個数は目標とする車両搬送ケージの高さによって変更することができ、例えば、等長リンク22が5個,異種ピッチリンク24が1個とされてもよい。また、異種ピッチリンク24の長さも適宜変更でき、それに合わせて駆動スプロケット10の歯数を変更することは言うまでもない。更に、従動プレート12は、中実のプレートに限定されるものではなく、プレートの一部がくり抜かれた構造としても良く、この場合、従動プレート12の更なる軽量化を実現できる。
1,1’ 垂直循環式駐車装置
2 駐車塔
3 入出庫口
4 乗入室
10,10’ 駆動スプロケット
12(12A,12B) 従動プレート
14 電動機
16 従動スプロケット
20,20’ 搬送チェーン
22 等長リンク(リンク)
24 異種ピッチリンク(リンク)
25 リンク接続部
26 アタッチメント
28,28’ 車両搬送ケージ
LG,LG’,LG’’ リンクグループ

Claims (4)

  1. 電動機によって回転駆動される駆動スプロケットと、
    前記駆動スプロケットに対して鉛直方向に離間して設けられる従動プレートと、
    前記駆動スプロケット及び前記従動プレート間に巻装され、所定数のリンクがリンク接続部によって接続されることで形成されたリンクグループが複数接続されてなる搬送チェーンと、
    前記リンクグループ毎に吊り下げられる車両搬送ケージと、
    を備える垂直循環式駐車装置であって、
    前記リンクグループは、等ピッチとされた等長リンクと、前記等長リンクとピッチが異なる異種ピッチリンクと、を備え、
    前記駆動スプロケットは、前記等長リンク及び前記異種ピッチリンクに噛み合い、
    前記従動プレートは、その辺に前記リンク接続部が接触する多角形状の多角形プレートとされ、前記従動プレートの外周面には、歯が形成されていないことを特徴とする垂直循環式駐車装置。
  2. 前記従動プレートは、前記駆動スプロケットの歯数に対応する角数を有する多角形状である請求項に記載の垂直循環式駐車装置。
  3. 前記搬送チェーンにテンションを付加するテンション付加機構を備える請求項1または2に記載の垂直循環式駐車装置。
  4. 電動機によって回転駆動される駆動スプロケットと、
    前記駆動スプロケットに対して鉛直方向に離間して設けられた従動スプロケットと、
    前記駆動スプロケット及び前記従動スプロケット間に巻装され、等ピッチとされた所定数の等長リンクがリンク接続部によって接続されることで形成されたリンクグループが複数接続されてなる搬送チェーンと、
    前記リンクグループ毎に吊り下げられた車両搬送ケージと、
    を備える垂直循環式駐車装置の改造方法であって、
    複数の前記リンクグループに、前記等長リンクとピッチが異なる異種ピッチリンクを設け、
    前記駆動スプロケットを、前記等長リンク及び前記異種ピッチリンクに噛み合い、前記駆動スプロケットよりも歯数が多いスプロケットに交換し、
    前記従動スプロケットを、その辺に前記リンク接続部が接触する多角形状の多角形プレートとされた外周面に歯が形成されていない従動プレートに交換する垂直循環式駐車装置の改造方法。
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