JP6381218B2 - ネットワークデバイス、ネットワークデバイスの制御方法およびそのプログラム - Google Patents

ネットワークデバイス、ネットワークデバイスの制御方法およびそのプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ネットワークデバイス、ネットワークデバイスの制御方法およびそのプログラムに関する。
近年、複合機(ネットワークデバイス)等の情報処理装置の設定値に関して、そのマスターデータをネットワーク接続された管理サーバ等の他の情報処理装置に保存して一元管理することがある。それらの値は同期されており、管理サーバ上のマスターデータの値を変更すると、変更後の値が複合機に通知されて複合機内の設定値の値も変更される。同様に、複合機内の設定値の値を変更すると、管理サーバ上のマスターデータの設定値も変更される。また、設定値によっては、複数の複合機間で値を同期するものも存在し、設定値の値が変更されると、サーバ上のマスターデータ、および同期対象のすべての複合機内の設定値の値が変更される。
複合機が有する設定値は、複合機が提供する多くの機能性を支えるパラメータであるため、複合機の機種や搭載されるファームウェアのバージョンによって設定値DBの内容が大きく異なることがある。このため、複合機のファームバージョンアップを行った際、設定値DBの再構成を行う必要がある。特許文献1には、上記のような設定値のマスターデータをサーバで管理する構成において、同じくファームを配信するサーバを立てると共にファームバージョンによる設定差分をサーバ側で管理する技術が開示されている。そして、その構成下でファームを配信すると共に新ファームウェアに対応するマスターデータをサーバ側で再構成し、複合機側に同期させていくという方法が開示されている。
特開2013−130923号公報
しかしながら、複合機のファームバージョンアップは、配信されるだけではなく、サービスマン等によって複合機上のみで行われることも多い。特許文献1に示す配信サーバ前提の構成のみでは、サーバによるマスターデータ管理とファームバージョンアップを両立することが難しい。また、複合機側で先にDBを更新する処理を行うと、サーバ側がマスター、複合機側がスレーブという基本構成を取っているにも関わらず、先にスレーブ側のDBを更新し、これをマスター側に反映させる処理となる。このため、一旦、同期制御を中断し安全に更新できるようにすることが必要となる。
本発明は、上記課題を鑑みて、ネットワークデバイスのデータを管理する管理サーバと同期し、ネットワークデバイス側のファームアップに伴うデータベースの再構築を安全に管理サーバに反映できるネットワークデバイスを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のネットワークデバイスは、複数のネットワークデバイスに設定すべき設定値のマスターデータを管理する管理サーバと通信するネットワークデバイスであって、当該ネットワークデバイスにおけるファームウェアのアップデートに従う設定値のマイグレーションの要否を検出する検出手段と、前記マイグレーションが必要であることが検出されたことに応じて、前記管理サーバとの設定値の同期処理を中断する制御手段と、前記マイグレーションを実行する実行手段と、前記マイグレーションによる設定値を前記管理サーバに対して通知する通知手段と、前記通知手段により通知された設定値を用いた前記マスターデータの再構築の完了を示す通知を前記管理サーバから受信する受信手段と、を有し、前記制御手段は、前記再構築の完了を示す通知の受信に応じて、前記管理サーバとの設定値の同期処理を再開し、前記通知手段は、前記マイグレーションにより変更された設定値の差分データを通知することを特徴とする。

本発明によれば、管理をサーバ側のマスターDBを使う構成であったとしても、複合機上でのファームバージョンアップに追従して容易かつ安全にサーバ上のマスターDBも新ファームバージョンに適応した再構成を行うことができる。
同期システムの全体を示すシステム構成図である。 管理サーバの構成を表すブロック図である。 複合機の構成を表すブロック図である。 管理サーバで管理されるマスターデータの構成を表すブロック図である。 マスターデータに含まれるデータベースの構成を表す図である。 複合機のHDDに格納される設定値DBの構成を表す図である。 管理サーバおよび複合機のソフトウェア構成を表す図である。 ファームアップデート後の設定値DBのマイグレーションから同期の再開までのフローチャートである。 データマイグレーション時におけるDBの更新を示す図である。 第2実施形態に係るファームアップデート後の設定値DBのマイグレーションから同期の再開までのフローチャートである。 第2実施形態に係る中断制御判断のテーブルの一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面などを参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態に係る同期システム全体を示すシステム構成図である。ネットワーク100には、管理サーバ110、複合機120aおよび120bが接続されている。管理サーバ110は、複合機120aや複合機120bの設定値のマスターデータを管理している。マスターデータに変更があった場合は、複合機120a、複合機120bにネットワーク100を介して変更情報を通知する。また、複合機120a、複合機120bから設定値の変更情報を受信した際には、自身のマスターデータの値を変更する。
複合機120は、複数種類の機能(コピー、FAX等)を実現する機器(ネットワークデバイス)であり、内部にそれらの機能の実行時に利用する設定値を記憶している。この設定値に変更があった場合は、管理サーバ110にネットワーク100を介して変更情報を通知する。また、管理サーバ110から設定値のマスターデータの変更情報を受信した際には、自身の設定値の値を変更する。なお、設定値によっては、複合機120aと複合機120b間のような複数の複合機間で値の同期を行ってもよい。
管理サーバ110上のマスターデータに設定値の変更があった場合、複合機120aおよび複合機120bの両方に設定値の変更情報が通知される。また、複合機120aまたは複合機120bどちらかの設定値に変更があった場合、初めに、管理サーバ110に変更情報が通知され、その後、管理サーバ110からネットワーク100を介して他方の複合機にも変更情報が通知される。管理サーバ110、複合機120についての詳細な説明については後述する。
図2は、本実施形態に係る管理サーバ110の構成を表すブロック図である。管理サーバ110は、コントローラユニット200、操作部220、表示部230を備える。コントローラユニット200は、CPU(Central Processing Unit)203を有する。CPU203は、システム全体を制御するプロセッサであり、ROM(Read Only Memory)206に格納されているブートプログラムによりOS(Operating System)を起動する。
CPU203は、このOS上で、HDD(Hard Disk Drive)205に格納されているアプリケーションプログラムを実行し、各種処理を実行する。このCPU203の作業領域としてはRAM(Random Access Memory)204が用いられる。HDD205は、上記アプリケーションプログラムと複合機120a、120bの設定値のマスターデータ等を格納する。マスターデータの管理方法に関する詳細については後述する。
CPU203には、システムバス210を介して、ROM206およびRAM204とともに、操作部I/F201、表示部I/F202、Network207が接続される。操作部I/F201は、マウス、キーボード等から構成される操作部220とのインタフェースであり、操作部220によってユーザにより入力された情報をCPU203に送信する。表示部I/F202は、ディスプレイ等から成る表示部230に表示すべき画像データを表示部230に対して出力する。また、Network207は、ネットワーク100に接続され、ネットワーク100を介してネットワーク100上の各装置との間で情報の入出力を行う。
図3は、本実施形態に係る複合機120の構成を表すブロック図である。複合機120は、コントローラユニット300、操作部320、スキャナ330、プリンタ340を含んでいる。コントローラユニット300には、操作部320が接続されるとともに、画像入力デバイスであるスキャナ330や画像出力デバイスであるプリンタ340が接続される。
コントローラユニット300は、CPU302を有し、CPU302は、ROM306に格納されているブートプログラムによりOSを起動する。CPU302は、このOS上で、HDD305に格納されているアプリケーションプログラムを実行し、各種処理を実行する。このCPU302の作業領域として、RAM303が用いられる。また、RAM303は、作業領域を提供するとともに、画像データを一時記憶するための画像メモリ領域を提供する。HDD305は、上記アプリケーションプログラムや画像データ、各種設定値を格納する。複合機120における設定値の管理方法については後述する。
CPU302には、システムバス310を介して、ROM306およびRAM303とともに、操作部I/F301、デバイスI/F304、Network307、画像処理部308が接続される。操作部I/F301は、タッチパネルを有する操作部320とのインタフェースであり、操作部320に表示すべき画像データを操作部320に対して出力する。また、操作部I/F301は、操作部320によってユーザにより入力された情報をCPU302に送出する。
デバイスI/F304には、スキャナ330およびプリンタ340が接続され、デバイスI/F304は、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。Network307は、ネットワーク100に接続され、ネットワーク100を介してネットワーク100上の各装置との間で情報の入出力を行う。画像処理部308では、スキャナからの入力画像処理やプリンタへの出力画像処理、画像回転、画像圧縮、解像度変換、色空間変換、階調変換などの処理を行う。
図4は、本実施形態に係る管理サーバ110で管理されるマスターデータの構成を表すブロック図である。マスターデータ401は、設定値情報DB410と、共通設定値DB411と、デバイス管理DB412と、個別設定値DB413と、構成情報管理DB414から構成される。
図5(A)は、設定値情報DB410に格納されるデータを示す図である。設定値情報DB410は、管理サーバ110で管理する各設定値に関するメタデータを格納するデータベースである。設定値情報DB410には、ユーザに提示する際の文言、複合機120と通信を行う際に設定値を識別するためのキー識別子、初期値、値域、適応機種/バージョン、設定値の表示条件が格納される。
設定値情報DB410で管理する各設定値は、複合機120の機種やファームウェアのバージョンに依存して、設定値が存在するかどうかなど、設定値の値域や初期値が異なる場合がある。図5(A)では、キー識別子が“settings.pattern”で表される設定値は、機種A、機種Bでは全ての個体に存在しているが、機種Cでは、ファームウェアのバージョンが3.01以降の個体にのみ存在していることを表している。また、キー識別子が“settings.density”で表される設定値は、機種Bではインストールされているファームウェアのバージョンにより設定値の値域や初期値が異なることを表している。
図5(B)は、共通設定値DB411に格納されるデータを示す図である。共通設定値DB411は、管理サーバ110によって設定値を管理する複数の複合機102の全てで共通に使用される設定値の値を管理するデータベースである。共通設定値DB411は、キー識別子と、識別子に対応する値が格納される。なお、本実施形態では、このキー識別子は、設定値情報DB410のキー識別子と同一の体系をもつ識別子である。
図5(C)は、個別設定値DB413に格納されるデータを表した図である。個別設定値DB413は、管理サーバ110によって設定値を管理する複数の複合機102の各々で値が異なる設定値を管理するデータベースである。なお、個別設定値DB413は、複合機の個体に対応して複数存在するものとする。個別設定値DB413は、キー識別子と、識別子に対応する値が格納される。このキー識別子は、設定値情報DB410のキー識別子と同一の体系をもつ識別子である。
図5(D)は、構成情報管理DB414で管理される複合機の個体毎のデバイス構成情報の内容を表した図である。構成情報管理DB414は、このデバイス構成情報を複数格納・管理するデータベースである。このデバイス構成情報は、複合機120の個体を識別する個体識別子、機種名、ファームウェアのバージョン、利用可能な機能を表すライセンス情報などを含む。なお、機種名、ファームウェアのバージョン、ライセンス等は、設定値情報DB410に格納されているものと同一の体系を有する。
デバイス管理DB412は、管理サーバ110で設定値を管理する複合機120の個体の個体識別子を管理するためのデータベースである。管理サーバ110は、上記で説明したマスターデータ401の各データベースを利用して、管理対象の複合機120の各々で異なる設定値や、管理対象の複合機全てで共通の設定値および各設定値そのもののメタデータを一括管理することが可能である。
図6は、本実施形態に係る複合機120のHDD305に格納される設定値DB601の構成の一例を表す図である。設定値DB601は、複合機120で使用する設定値を格納するデータベースである。設定値DB601に格納される設定値は、設定値を識別するためのキー識別子、設定値の値、UI表示文言、初期値、値域、表示条件等の要素から構成される。これらの要素は、マスターデータ401で管理されているものと同一の体系で管理されるものである。管理サーバ110もしくは複合機120において設定値が変更された場合には、図6に示されるデータのうち少なくともキー識別子および値を通信することにより設定値を同期する。
図7は、管理サーバ110および複合機120におけるソフトウェア構成モジュールの一例を表す図である。管理サーバ110側には、マスターデータ401のデータを編集するDB管理モジュール701があり、全てのデータは、このモジュールを介して編集される。このモジュールにアクセスするウェブアプリケーションを配置し、マスターDBのブラウジングやデータの編集も可能である。サーバモジュール702は、ネットワーク100を利用してクライアントからのデータ取得要求や変更要求を受け、DB管理モジュール701に対して読み書きの指示を行う。
一方、複合機120側には、設定値DB601が配置され、設定値管理モジュール711を介して読み書きが行われる。不図示ではあるが、複合機120上で動作する全てのアプリケーションプログラムは、この設定値管理モジュール711を利用して設定値DB601のデータにアクセスする。構成情報管理モジュール712は、複合機120を構成する要素の情報を収集する。構成要素としては、図5(D)に示すようなファームバージョンやインストールされているソフトウェアの構成、接続されるアクセサリの構成等が含まれる。
制御モジュール713は、ファームアップデート後やデータインポートなどにより新たなデータベースを複合機内に受理した際、設定値DB601に対してマイグレーションを実行するように、設定値管理モジュール711に対して指示を出すモジュールである。クライアントモジュール714は、ネットワーク100を介して管理サーバ110側のサーバモジュールと通信を行う。主に、定期的なポーリングによるサーバ側のDB変更の複合機側への取り込み、あるいは複合機側の設定値DBの更新をサーバ側のDBに反映させるための動作を行う。この設定値DB601の変更をマスターデータ401に反映する動作、およびマスターデータ401の変更を検知して設定値DB601に反映させる一連の動作を本実施形態に係る同期制御とする。また構成情報管理モジュール712が管理する情報に変更があった際にも変更通知を行う。
図8は、本実施形態に係るファームアップデート後の設定値DBのマイグレーションから同期の再開までのフローチャートである。図中左側のフローが複合機120側で行われる処理であり、右側のフローが管理サーバ110側で行われる処理である。まず、複合機120上でファームウェアのアップデートが行われる。複合機120のファームウェアアップデートは、通常起動とは別のアップデート用の特別モードで起動し、ファームのアップデートを実行しアップデートが終了したら通常起動モードで再起動を行う仕組みが一般的である。図8に示すフローチャートは、ファームアップデート後の最初の通常起動時のフローチャートである。
ファームアップデート後の起動では、複合機120内に今まで運用していた設定値DB601とは別に、新ファームウェアに対応する新しい設定値セットが用意される。まず、ステップS801で、制御モジュール713は、この新設定値セットが存在するか否かを判定する。すなわち、複合機120のDBのマイグレーションの実施が必要か否かを判定する。新設定値セットが存在する場合(YES)、マイグレーションの実施が必要であるので、ステップS802に進む。ステップS802で、制御モジュール713は、クライアントモジュール714に指示しクライアントモジュール714は、サーバとの同期制御を中断する。一方、新設定値セットが存在しない場合(NO)、マイグレーションの実施の必要がないので、マイグレーションの実施が必要になるまで、ステップS801にてマイグレーションの要否の検出を続ける。
ステップS802において同期制御が中断された後、ステップS803で、制御モジュール713は、設定値管理モジュール711に指示して設定値管理モジュール711がデータベース(DB)のマイグレーションを実行する。ここで、マイグレーションとは、それまで運用していた設置値DB601の内容を新構造のDBにデータを移行し、移行したデータを新しい設定値DB601として運用を開始する状態にすることである。また、新構造のDBにしかない項目や構造は、初期値が採用され、新旧DB間で引き継げるデータを引き継ぎ、新DBで不要になった値は、削除される。このマイグレーションの詳細については後述する。
マイグレーションにより設定値DB601は、新ファームウェア対応のデータベースに再構築される。なお、この時点まで完了すると複合機120内の各種アプリケーションは、新設定値DB601を利用可能になり、以降で説明する処理と並行して複合機120内のアプリケーションは、起動処理およびアプリケーションの動作が可能になる。この再構築が完了すると、ステップS804で、設定値管理モジュール711は、マイグレーション実施において変更した設定値の差分を抽出する。
次に、ステップS805で、制御モジュール713は、クライアントモジュール714にサーバへの通知を指示する。そして、クライアントモジュール714は、抽出された差分情報(差分データ)と併せて構成情報管理モジュール712から最新のファームバージョンを含めた構成情報と共にサーバにマイグレーション実行が終了した旨を通知する。すなわち、管理サーバ110側にマスターDBの再構築依頼を通知する。
管理サーバ110側では、ステップS811で、サーバモジュール702は、このDB再構築依頼の通知を受理(受信)したか否かを判定する。通知を受理した場合(YES)、ステップS812に進み、受理していない場合(NO)、通知を受理するまでステップS811の判定を続ける。そして、ステップS812で、サーバモジュール702は、DB管理モジュール701を利用してマスターDB401の再構築を実施する。具体的には、個別設定値DB413および構成情報管理DB414を、受理したDB再構築依頼に基づいて再構築する。
DBの再構築の完了後、ステップS814で、共通設定値DB411を採用して個別設定値DB413に対してマージが必要なものを再度マージする。これにより、ファームアップ後に新規項目の追加があった場合でも、予め管理サーバ110上に共通設定が用意されている場合は、即座にその値をマスターに反映することができ、後の同期再開により複合機120側のDBにも取り込むことができる。次に、ステップS815で、サーバモジュール702は、管理サーバ110側の処理(DB再構築処理)が完了したことを、複合機120側に通知する。
ステップS806で、複合機120側のクライアントモジュール714は、管理サーバ110から処理完了の通知を受け取り、処理が正常に終了したか否かを判定する。正常に終了した通知を受け取った場合、ステップS807に進む。そして、ステップS807で、クライアントモジュール714は、中断していた複合機120側での変更の通知や管理サーバ110側の変更の取り込みの動作の同期制御を再開し、管理サーバ110との間のそれまでの状態を回復する。一方、ステップS806で、管理サーバ110からの処理完了通知がNGである(正常に処理が終了していない)場合、ステップS808に進み、同期モードを中断して複合機120単独(StandAloneモード)でデータ制御を行う。
次に、図9を用いて、データマイグレーションの詳細について説明する。マイグレーションされるデータ構造としては、図6で説明したデータ構造と同様であり、図9には項目を抜粋してイメージを示している。本実施形態では、DBのキー識別子、値、初期値といたスキーマの構造変更はなく、項目の増減のみがある場合について説明する。
設定値DB900は、ファームアップ後に新ファームとともに複合機120内に保持される新構造のDBの内部のデータ構造である。また、設定値DB910および設定値DB920は、設定値DB601の内部状況の変化を示しており、設定値DB910がマイグレーション前の状態、設定値DB920が設定値DB900からのマイグレーション実施後のデータ構造である。
ファームアップ前の運用中の設定値DB910には、“settings.sw1”と“settings.str1”いう2つのキーが運用されている。また、ファームバージョンアップ後の新構造データの設定値DB900には、“settings.sw1”と“settings.str2”という構造を有するデータが保持されている。
これを受けてマイグレーション実施後は、設定値DB920の状態となる。“settings.sw1”は、それまで運用していた現在値である1をそのまま採用している。“settings.str1”は、項目そのものが削除される。“settings.str2”は、新規で運用開始するキーのため初期値である文字列“SEND”を運用値として採用する。このようにしてマイグレーションが実施される。
以上、本実施形態によれば、複合機上でのファームバージョンアップに追従して、容易かつ安全にサーバ上のマスターDBも新ファームバージョンに適応した再構成を行うことができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る同期システムについて説明する。第1実施形態では、図8のステップS801で説明した通り、ファームアップデート後に新ファームウェアが有する新しい設定値DBが存在することを検知して同期の中断再開の処理が進むフローである。しかしながら、ファームのバージョンアップの内容によっては、新DBのデータ構造が旧DBのデータ構造と全く等しい場合や、単純な項目追加のみなど、マイグレーション自体が従来運用の設定の変更における同期処理の延長で処理できる場合がある。
この場合について、図10を用いて説明する。図10は、本実施形態に係る複合機120側のファームアップデート後の設定値DBのマイグレーションから同期の再開までのフローチャートである。ステップS1001、S1003、S1004、S1005、S1006、S1007は、第1実施形態の図8に示すステップS801、S803、S804、S805、S806、S808と同様の処理であるため、その詳細を省略する。
ステップS1001で、制御モジュール713は、新設定値セットの存在を検知し、マイグレーションが必要であるというと判定すると、ステップS1002で、マイグレーションの内容についてどのような変更があるかを確認する。この詳細については後述する。次に、ステップS1002で、マイグレーションの内容に基づいて、同期中断をするか否かを判定する。同期中断すると判定した場合(YES)、図8のステップS802に進み、以降、第1実施形態の図8に示す処理が実施されるため、その説明を省略する。
一方、ステップS1002で、同期中断しないと判定した場合(NO)、ステップS1003へ進み、制御モジュール713は、設定値管理モジュール711に指示して設定値管理モジュール711がデータベースマイグレーションを実行する。この間、第1実施形態のような同期中断がないため、他のアプリケーションよる設定変更、または管理サーバ110側のマスターDB401の変更等があれば、並行して同期処理を行うことができる。
ステップS1004で、設定値管理モジュール711は変更差分を抽出し、ステップS1005で、クライアントモジュール714は管理サーバ110へ差分情報と構成情報と共に管理サーバ110にマイグレーション実行が終了した旨を通知する。情報を受理した管理サーバ110側のサーバモジュール702は、図8のステップS811〜S815の処理を第1実施形態と同様に行うため、その詳細を省略する。
ステップS1002の判定の後に管理サーバ110側の処理へ進んでいるため、この処理は、通常の更新処理に近い処理となり、特に大きなDB再構築の処理にならない。これにより、通常の運用動作を中断せずに途中に割り込んで動作している点が第1実施形態と大きく異なる点である。中断制御を行わずに作業を継続しているため、管理サーバ110から処理完了の通知を受け取って、ステップS1006で、管理サーバ110からの正常に更新完了した通知を受理した場合、特に何もせず同期制御を継続する。一方、処理完了がNGである場合、ステップS1007に進み、同期モードを中断し複合機単独でデータ制御を行うモードに入る。
図11を用いてステップS1002における同期中断の判定条件の一例を示す。ここでは、新旧のデータベースにおいて構造の変更があるかないか、および設定項目について増減があるかを判定基準としたテーブルとしている。構造変更がある場合、ステップS1002で、同期制御の中断判定を行う。構造変更が無い場合、項目数の増減を調べ純粋増加(それまで存在していた項目は全て今まで通り使える状態)の場合にのみ、同期中断が不要という判定で、1つでも項目が減少していれば、同期を中断させるという判定をするものとする。なお、図9のマイグレーション例では、同一構造のDB引き継ぎであるが“settings.str1”という項目の削除が存在しているため、同期中断が必要である判定がなされる。
以上、本実施形態によれば、複合機上でのファームバージョンアップに追従して、容易かつ安全にサーバ上のマスターDBも新ファームバージョンに適応した再構成を行うことができる。
(他の実施例)
本発明は、上述した実施形態を適宜組み合わせることにより構成された装置あるいはシステムやその方法も含まれるものとする。
ここで、本発明は、上述した実施形態の機能を実現する1以上のソフトウェア(プログラム)を実行する主体となる装置あるいはシステムである。また、その装置あるいはシステムで実行される上述した実施形態を実現するための方法も本発明の一つである。また、そのプログラムは、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給され、そのシステム或いは装置の1以上のコンピュータ(CPUやMPU等)によりそのプログラムが読み出され、実行される。つまり、本発明の一つとして、さらにそのプログラム自体、あるいは該プログラムを格納したコンピュータにより読み取り可能な各種記憶媒体も含むものとする。また、上述した実施形態の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても、本発明は実現可能である。
また、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。

Claims (8)

  1. 複数のネットワークデバイスに設定すべき設定値のマスターデータを管理する管理サーバと通信するネットワークデバイスであって、
    当該ネットワークデバイスにおけるファームウェアのアップデートに従う設定値のマイグレーションの要否を検出する検出手段と、
    前記マイグレーションが必要であることが検出されたことに応じて、前記管理サーバとの設定値の同期処理を中断する制御手段と、
    前記マイグレーションを実行する実行手段と、
    前記マイグレーションによる設定値を前記管理サーバに対して通知する通知手段と、
    前記通知手段により通知された設定値を用いた前記マスターデータの再構築の完了を示す通知を前記管理サーバから受信する受信手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、前記再構築の完了を示す通知の受信に応じて、前記管理サーバとの設定値の同期処理を再開し、
    前記通知手段は、前記マイグレーションにより変更された設定値の差分データを通知することを特徴とするネットワークデバイス。
  2. 前記制御手段は、前記再構築が正常に完了しなかったことを示す通知を受信した場合、前記同期処理を再開しない
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワークデバイス。
  3. 前記制御手段は、前記マイグレーションすることによるデータ構造またはデータの項目数の変化に応じて前記同期処理を中断する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のネットワークデバイス。
  4. 前記制御手段は、前記マイグレーションすることにより前記データ構造が変更されると判定した場合、前記同期処理を中断し、前記データ構造が変更されないと判定した場合、前記同期処理を中断しないで、前記実行手段によりマイグレーションが実行される
    ことを特徴とする請求項3に記載のネットワークデバイス。
  5. 前記制御手段は、前記マイグレーションすることにより前記データの項目数が減少すると判定した場合、前記同期処理を中断し、前記データの項目数が増加すると判定した場合、前記同期処理を中断しないで、前記実行手段によりマイグレーションが実行される
    ことを特徴とする請求項3に記載のネットワークデバイス。
  6. 前記複数のネットワークデバイスは、複合機である
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のネットワークデバイス。
  7. 複数のネットワークデバイスに設定すべき設定値のマスターデータを管理する管理サーバと通信するネットワークデバイスの制御方法であって、
    当該ネットワークデバイスにおけるファームウェアのアップデートに従う設定値のマイグレーションの要否を検出する検出工程と、
    前記マイグレーションが必要であることが検出されたことに応じて、前記管理サーバとの設定値の同期処理を中断する制御工程と、
    前記マイグレーションを実行する実行工程と、
    前記マイグレーションによる設定値を前記管理サーバに対して通知する通知工程と、
    前記通知工程において通知された設定値を用いた前記マスターデータの再構築の完了を示す通知を前記管理サーバから受信する受信工程と、
    を有し、
    前記制御工程において、前記再構築の完了を示す通知の受信に応じて、前記管理サーバとの設定値の同期処理を再開し、
    前記通知工程において、前記マイグレーションにより変更された設定値の差分データを通知する
    ことを特徴とするネットワークデバイスの制御方法。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の前記ネットワークデバイスのコンピュータを機能させるためのプログラム。

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