JP6381103B2 - 椅子 - Google Patents

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Description

この発明は、椅子用肘掛部材を備えた椅子に関するものである。
事務用等として用いられる椅子として、着座者の肘から腕先を載せ置くための肘掛部材が取り付けられたものがある(例えば、特許文献1〜3参照)。
特許文献1〜3に記載の椅子で採用される椅子用肘掛部材は、上面に前後方向に延出する肘載せ面を有する荷重受部と、その荷重受部の下方から座体の裏面に沿って屈曲する椅子取付部と、荷重受部と椅子取付部を連結する連結部と、を備え、荷重受部と連結部が断面が板状で、かつ全体が閉ループ状に形成されている。この椅子用肘掛部材は、荷重受部から連結部に亘る領域が一定幅の板状に形成されているため、軽量でありながら上方からの荷重に強く、着座者が立ち上がるときに肘載せ面に腕を載せた際に体重を掛け易いというメリットがある。
実開平05−018354号公報 特許第3156116号公報 特許第3714591号公報
しかし、上記従来の椅子用肘掛部材においては、荷重受部から連結部に亘る領域が一定幅に形成されているため、上方からの荷重を高い剛性をもって椅子取付部に伝達できる利点がある反面、連結部の前縁部の内面が座体に着座した着座者の下肢に近接し、着座者の下肢の側方スペースを圧迫する可能性が高くなる。
そこでこの発明は、着座者の下肢の側方スペースを圧迫することなく、荷重受部に入力された荷重を高い剛性をもって椅子取付部に伝達することのできる椅子を提供しようとするものである。
この発明に係る椅子は、上記課題を解決するために、以下の構成を採用した。
即ち、この発明に係る椅子は、座体を有する椅子本体と、前記椅子本体に取り付けられる椅子用肘掛部材と、を備え、前記椅子用肘掛部材は、上面に一方向に延出する肘載せ面を有する荷重受部と、該荷重受部の下方において前記肘載せ面の延出方向と略直交する幅方向に延出する椅子取付部と、前記荷重受部から下方に延出して前記椅子取付部に連結される連結部と、を備えている椅子であって、前記連結部は、前記荷重受部のうちの前記肘載せ面の延出方向の一端寄り領域から、前記幅方向について当該荷重受部と略同幅で下方に延出する補強壁部と、前記荷重受部のうちの前記肘載せ面の延出方向の他端寄り領域から、前記幅方向について当該荷重受部よりも狭い幅で下方に延出する狭幅壁部と、を有し、前記狭幅壁部と前記補強壁部とは、少なくとも前記椅子取付部の近傍において相互に連結され、当該連結された部位には、前記椅子取付部の延出方向と相反する方向に凹状に窪む湾曲面が設けられており、前記肘載せ面を上に向け前記椅子取付部が前記椅子本体の座体の裏側に取り付けられた状態において、前記狭幅壁部の下縁は、前記湾曲面に連続する部位が前記椅子本体の座体の側面を包み込むように配置され、前記補強壁部の下縁は、前記湾曲面に連続する部位が前記椅子本体の座体の後部寄りの側面と側部寄りの後面を包み込むように配置されていることを特徴とする。
この構成により、荷重受部に入力された荷重は補強壁部と狭幅壁部を通して椅子取付部に伝達される。このとき、補強壁部は、荷重受部と略同幅で下方にて延出していることから、荷重受部に入力された荷重を高い剛性をもって椅子取付部に伝達することができる。一方、狭幅壁部は、荷重受部よりも狭い幅で下方に延出していることから、椅子取付部が椅子本体に取り付けられたときに、座体に着座した着座者の下肢の側方スペースを圧迫しなくなる。
また、椅子用肘掛部材が椅子本体に取り付けられると、椅子用肘掛部材の凹状に窪む湾曲面が椅子本体の側面に対向することになる。これにより、椅子用肘掛部材の湾曲面に向かって座体の側部の位置を延長することが可能になる。したがって、狭幅壁部と補強壁部が連結される部位に設けられた湾曲面によって着座者の下肢の側方スペースがさらに拡大されるとともに、椅子本体の座体もより拡大できるようになる。
また、座体の側部に対向する狭幅壁部の下縁が補強壁部よりも狭幅であることと、補強壁部の下縁が座体の後部寄りの側面と側部寄りの後面を包み込むように配置されていることにより、座体の側部位置及び後部位置をより延長することができる。
前記狭幅壁部の前記補強壁部と離間する側の縁部は、前記荷重受部から前記椅子取付部に向かって前記補強壁部に近接する側に傾斜していることが望ましい。
この場合、椅子取付部が椅子本体に取り付けられたときに、狭幅壁部の縁部と椅子本体の座面との間に側面視が略V字となる凹部が形成され、その凹部によって着座者の下肢の側方スペースがより拡大されるようになる。
前記荷重受部と前記狭幅壁部と前記補強壁部とは、板状断面が閉ループ状に連続して形成されるようにしても良い。
この場合、軽量構造でありながら、着座者の下肢の側方スペースを圧迫することなく、荷重受部に入力された荷重を高い剛性をもって椅子取付部に伝達することが可能になる。
前記狭幅壁部と前記補強壁部とは、前記椅子取付部に向かって幅広面の方向を変化させるように捩れて形成されるとともに、前記椅子取付部に近接する位置で相互の幅広面が連続するように連結されることが望ましい。
この場合、駄肉の少ない連続した構造でありながら、着座者の下肢の側方スペースを圧迫することなく、荷重受部に入力された荷重を高い剛性をもって椅子取付部に伝達することが可能になる。したがって、製品の歩留まりを高めることができるとともに、さらなる軽量化を図ることが可能になる。
この発明によれば、連結部が、肘載せ面の延出方向の一端寄り領域から延出する補強壁部と、他端寄り領域から延出する狭幅壁部と、を有し、補強壁部が荷重受部と略同幅に形成され、狭幅壁部が荷重受部よりも狭い幅に形成されているため、着座者の下肢の側方スペースを圧迫することなく、荷重受部に入力された荷重を高い剛性をもって椅子取付部に伝達することができる。
この発明の一実施形態の椅子の左側面図である。 この発明の一実施形態の椅子の上面図である。 この発明の一実施形態の椅子の正面図である。 この発明の一実施形態の図1のIV−IV断面に対応する断面図である。 この発明の一実施形態の図1のV−V断面に対応する断面図である。 この発明の一実施形態の図1のVI−VI断面に対応する断面図である。 この発明の一実施形態の肘掛部材の斜視図である。 この発明の一実施形態の肘掛部材の正面図である。 この発明の一実施形態の肘掛部材の上面図である。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明においては、椅子に正規姿勢で着座した人の正面が向く図中矢印FRの指す向きを「前」と呼び、それと逆側の向きを「後」と呼ぶものとする。また、「上」,「下」と「左」,「右」については、椅子に正規姿勢で着座した人の上方の図中矢印UPの指す向きを「上」、それと逆側の向きを「下」と呼び、椅子1に正規姿勢で着座した人の左側の図中矢印LHの指す向きを「左」、それと逆側の向きを「右」と呼ぶものとする。
図1は、この実施形態の椅子1の全体構成を示す側面図であり、図2は、同椅子1の上面図、図3は、同椅子1の左半部の正面図である。
これらの図に示すように、この実施形態の椅子1は、フロアF上に載置される脚部2と、脚部2の上端に設置されるボックス状の支基3と、着座者が着座する座体4と、支基3の上面に取り付けられ座体4を支持する座受部材5と、支基3から後部上方側に延出して座体4に着座した着座者の背中を支持する背凭れ部6と、座体4の下方の左右の座受部材5に取り付けられた椅子用肘掛部材7(以下、「肘掛部材7」と呼ぶ)と、を備えている。
なお、この実施形態においては、椅子1のうちの肘掛部材7を除く残りの部分を椅子本体12と呼ぶものとする。
脚部2は、キャスタ8a付きの多岐脚8と、多岐脚8の中央部より起立し昇降機構であるガススプリングを内蔵する脚柱9と、を備え、脚柱9の上端部に支基3が水平方向に回転可能に取り付けられている。支基3には、脚柱9の昇降調整機構と背凭れ部6の傾動調整機構が内蔵されている。背凭れ部6は、側面視略L字状の背凭れ支持フレーム10と、背凭れ支持フレーム10の後上部の前面に取り付けられ座体4に着座した着座者の背中を直接支持する背凭れ本体11と、を備え、背凭れ支持フレーム10の前部下端が支基3内の傾動調整機構に連結されている。
座体4は、骨格部を成す基板13と、基板13の上部に取り付けられるウレタン等から成るクッション材40(図4〜図6参照)と、クッション材40の外側面から基板13の外周縁部に掛けてを覆う張材14と、を備えている。座体4は、図2に示すように、四隅が丸みを帯びた略方形状の上面視形状に形成されている。左右の肘掛部材7は、座体4の下方の前後方向の中央よりも後方側領域において、座受部材5に取り付けられている。
図4,図5,図6は、図1のIV−IV断面、V−V断面、VI−VI断面にそれぞれ対応する断面を示す図であり、図7,図8,図9は、左側の肘掛部材7を示す図である。以下、肘掛部材7の詳細な構造について説明するが、左右の肘掛部材7は、左右対称形状であるものの基本構造は同様であるため、以下では、左側の肘掛部材7を代表として説明し、右側の肘掛部材7については説明を省略するものとする。また、以下の説明では、肘掛部材7についての上下、前後、左右の向きは、特別に断らない限り、肘掛部材7を椅子本体12に取り付けた状態での上下、前後、左右の向きを意味するものとする。
この実施形態の肘掛部材7は、硬質の樹脂材料によって一体に形成され、座体4の下面側において座受部材5にボルト15によって締結固定される。肘掛部材7は、前後方向(一方向)に延出する肘載せ面16aを有る荷重受部16と、荷重受部16の下方において側方(肘載せ面16aの延出方向と略直交する方向)に延出する椅子取付部17と、荷重受部16から下方に延出して椅子取付部17の基端に連結される連結部18と、を備えている。連結部18は、荷重受部16の後端部からほぼ鉛直下方に延出する後部壁18Aと、荷重受部16の前端部から後方側に傾斜しつつ下方に延出する前部壁18Bと、を備え、後部壁18Aと前部壁18Bとが側面視で略V字形状をなすように下端部同士で相互に連結されている。後部壁18Aと前部壁18Bは、この下端の下部連結領域18aにおいて椅子取付部17の基端に接続されている。椅子取付部17は、座体4の下面に略沿う台形状の板状片によって形成され、その先端側に座受部材5に対する取付座17aが設けられている。
この実施形態の肘掛部材7は、荷重受部16と、下端で相互に連結された前部壁18B及び後部壁18Aとが、ほぼ一定厚みの連続した帯状に形成され、全体として側面視が閉ループ形状とされている。この閉ループ形状は、荷重受部16が略水平となり、前部壁18Bと後部壁18Aの下端の下部連結領域18aで収斂する略三角のループ形状とされている。また、前部壁18Bと後部壁18Aとは、それぞれの幅広面の方向を変化させるように座体4に臨む側の側縁部が外向きに適宜捩られた形状とされている。前部壁18Bと後部壁18Aは、下部連結領域18aで板厚方向がほぼ整合する連続形状とされている。
ここで、連結部18のうちの後部壁18Aは、荷重受部16の後端部から板厚方向がほぼ前後方向に向く姿勢のまま下方に向かって延出し、下端の下部連結領域18aの近傍において、座体4に臨む側の側縁部が後方側に若干開くように捩れている。したがって、後部壁18Aは、上端部から下端の近傍まで荷重受部16と略同幅とされ、下端の下部連結領域18aにおいて捩れ分だけ若干幅が狭まっている。この実施形態においては、荷重受部16と略同幅の後部壁18Aが、上方や側方側からの荷重入力に対して剛性の高い補強壁部を構成している。
一方、連結部18のうちの前部壁18Bは、荷重受部16の前端部での連接位置では板厚方向がほぼ前後方向に向いているが、上端部付近から下方に向かって座体4に臨む側の側縁部が前方側に次第に開くように(板厚方向がほぼ左右方向に向くように)捩れている。したがって、前部壁18Bは、図3,図8に示すように、前方から見たときに上部付近から荷重受部16よりも狭い幅になって椅子取付部17に向かって延出している。この実施形態の場合、前部壁18Bは下部連結領域18aに達する前に板厚方向が左右方向に向き、下部連結領域18aでは左右方向の幅が大きく狭まっている。この実施形態においては、荷重受部16よりも幅が狭くなる前部壁18Bが狭幅壁を構成している。
また、前部壁18Bと後部壁18Aの下端の下部連結領域18aは、座体4方向に湾曲して椅子取付部17に連続する部分であるが、この下部連結領域18aの座体4に臨む側には、前部壁18Bと後部壁18Aの上述の捩れにより、左右方向の外側に(椅子取付部17の延出方向と相反する方向に)凹状に窪む湾曲面20が設けられている。
また、下部連結領域18aの略水平方向の断面は、前端部から前後方向のほぼ中央領域までは前後方向に略沿って直線状に形成されているが、前後方向の略中央領域よりも後方側は、椅子取付部17の延出方向に向かって湾曲している。
肘掛部材7は、図1〜図6に示すように、椅子取付部17が座体4の下方の座受部材5に締結固定された状態において、前部壁18Bと後部壁18Aの下部連結領域18aが座体4の側面4aと側部寄りの後面4b(後コーナ部)の外側を包み込むように配置される。具体的には、下部連結領域18aのうちの前部壁18Bの下縁部分は座体4の側面4aの外側に配置され、下部連結領域18aのうちの後部壁18Aの下縁部分は座体4の側部寄りの後面4bの外側に配置される。
この実施形態に係る肘掛部材7は、以上のような構成であるため、座体4に着座した着座者が立ち上がるときに、肘載せ面16aに腕を置いて体重を掛けた際には、荷重受部16に入力された荷重を、前部壁18Bと後部壁18Aを通して椅子取付部17に剛的に伝達することができる。特に、この肘掛部材7の場合、前部壁18Bこそ荷重受部16よりも幅が狭まっているものの、後部壁18Aは荷重受部16と略同幅で椅子取付部17に向かって延出しているため、荷重受部16に入力された荷重を高い剛性をもって椅子取付部17に伝達することができる。したがって、この肘掛部材7の取り付けられた椅子1においては、肘載せ面16aに加えられた着座者の荷重を椅子本体12に安定的に支持させることができる。
さらに、この肘掛部材7においては、前部壁18Bが荷重受部16よりも狭い幅で椅子取付部17に向かって延出しているため、椅子取付部17が椅子本体12に取り付けられた状態において、図2,図3に示すように、座体4に着座した着座者の下肢Lの外側の側方スペースを拡大することができる。
したがって、この実施形態に係る肘掛部材7と、肘掛部材7を採用した椅子1においては、着座者の下肢Lの外側の側方スペースを圧迫することなく、荷重受部16に入力された荷重を高い剛性をもって椅子本体12に伝達することができる。
また、この実施形態に係る肘掛部材7では、前部壁18Bが後下方に傾斜しているため、図1に示すように、椅子本体12に取り付けられた状態において、座体4の上面と前部壁18Bとの間に、側面視で前方側に略V字状に開口する凹部が形成される。このため、ここで形成される凹部により、着座者の下肢Lの外側の側方スペースをより拡大することができる。
また、この実施形態に係る肘掛部材7の場合、前部壁18Bと後部壁18Aの下端の下部連結領域18aの座体4に臨む部分に、左右方向の外側に凹状に窪む湾曲面20が設けられているため、この湾曲面20によって座体4に着座した着座者の下肢Lの側方スペースをさらに左右方向に拡大することができるとともに、椅子本体12の座体4を肘掛部材7によって制約を受けずに左右方向により拡大することができる。即ち、肘掛部材7が椅子本体12に取り付けられると、肘掛部材7の凹状に窪む湾曲面20が椅子本体12の側面に対向することになるため、座体4の側部の位置を肘掛部材7の湾曲面20に向かって延長することが可能になる。したがって、この肘掛部材7を採用することにより、椅子1の座り心地をより高めることができる。
また、この実施形態の肘掛部材7は、連結部18が前部壁18Bと後部壁18Aによって形成され、荷重受部16と前部壁18Bと後部壁18Aとが、板状断面が閉ループ状に連続する形状とされているため、前部壁18Bと後部壁18Aの間に空間部を有する軽量構造でありながら、着座者の下肢Lの側方スペースを圧迫することなく、荷重受部16に入力された荷重を高い剛性をもって椅子取付部17に伝達することができる。
さらに、この実施形態の場合、肘掛部材7の前部壁18Bと後部壁18Aとが、椅子取付部17に向かって幅広面の方向を変化させるように捩れて形成されるとともに、椅子取付部17に近接する位置で相互の幅広面が連続するように連結されているため、駄肉の少ない連続した構造でありながら、着座者の下肢Lの側方スペースを圧迫することなく、荷重受部16に入力された荷重を高い剛性をもって椅子取付部17に伝達することができる。
したがって、この実施形態の肘掛部材7においては、製品の歩留まりを高めることができるとともに、さらなる軽量化を図ることができる。
また、この実施形態に係る肘掛部材7を採用した椅子1は、下部連結領域18aの前後方向のほぼ中央よりも前方側(前部壁18Bの下縁)が椅子本体12の座体4の側面4aを包み込み、下部連結領域18aの後方側(後部壁18Aの下縁)が椅子本体12の座体4の側部寄りの後面4bを包み込むようにして、肘掛部材7が椅子本体12に取り付けられているため、肘掛部材7による制約を受けずに座体4を側方と後方とにより拡大することができる。即ち、肘掛部材7を採用したこの実施形態の椅子1の場合、座体4の側部に対向する前部壁18Bの下縁が後部壁18Aよりも狭幅であり、しかも、後部壁18Aの下縁が座体4の側部寄りの後面を包み込むように配置されていることから、座体4の側部位置と後部位置とをより延長することができる。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、上記の実施形態においては、荷重受部と前部壁と後部壁が閉ループ状に形成されているが、荷重受部の長手方向の一端寄り領域から荷重受部と略同幅の補強壁部が延出し、荷重壁部の長手方向の他端寄り領域から荷重受部よりも幅の狭い狭幅壁部が延出する構造であれは、連結部は側面視で開口のない(閉ループ状でない)構造であっても良い。
また、上記の実施形態は、前部壁と後部壁の各幅広面が捩れた構成とされているが、前部壁や後部壁は必ずしも捩れた構成である必要がなく、板厚方向を上端から下方にかけて一定にしたまま、前部壁に幅の狭い部位を形成するようにしても良い。
また、肘掛部材は、以下の(a),(b)のような構造であっても良い。
(a)荷重受部と、荷重受部の後端部から鉛直下方に延出する後壁部と、荷重受部の前端部から後部壁よりも短く鉛直下方に延出する前壁部と、前部壁の下端から後斜め下方に延出して後部壁の下端に連結される下部壁と、を備え、前部壁と後部壁の一方、若しくは、両方に荷重受部よりも幅の狭い部分を有するもの。
(b)荷重受部と、荷重受部の後端部から鉛直下方に延出する後部壁と、荷重受部の前端部から後部壁とほぼ同長さに鉛直下方に延出する前部壁と、前後方向に延出して前部壁の下端と後部壁の下端を連結する下部壁と、を備え、前部壁に荷重受部よりも幅の狭い部分を有するもの。
1 椅子
4 座体
7 肘掛部材
12 椅子本体
16 荷重受部
16a 肘載せ面
17 椅子取付部
18 連結部
18A 後部壁(補強壁部)
18B 前部壁(狭幅壁部)
20 湾曲面

Claims (4)

  1. 座体を有する椅子本体と、前記椅子本体に取り付けられる椅子用肘掛部材と、を備え、
    前記椅子用肘掛部材は、
    上面に一方向に延出する肘載せ面を有する荷重受部と、
    該荷重受部の下方において前記肘載せ面の延出方向と略直交する幅方向に延出する椅子取付部と、
    前記荷重受部から下方に延出して前記椅子取付部に連結される連結部と、を備えている椅子であって
    前記連結部は、
    前記荷重受部のうちの前記肘載せ面の延出方向の一端寄り領域から、前記幅方向について当該荷重受部と略同幅で下方に延出する補強壁部と、
    前記荷重受部のうちの前記肘載せ面の延出方向の他端寄り領域から、前記幅方向について当該荷重受部よりも狭い幅で下方に延出する狭幅壁部と、を有し
    前記狭幅壁部と前記補強壁部とは、少なくとも前記椅子取付部の近傍において相互に連結され、当該連結された部位には、前記椅子取付部の延出方向と相反する方向に凹状に窪む湾曲面が設けられており、
    前記肘載せ面を上に向け前記椅子取付部が前記椅子本体の座体の裏側に取り付けられた状態において、前記狭幅壁部の下縁は、前記湾曲面に連続する部位が前記椅子本体の座体の側面を包み込むように配置され、前記補強壁部の下縁は、前記湾曲面に連続する部位が前記椅子本体の座体の後部寄りの側面と側部寄りの後面を包み込むように配置されていることを特徴とする椅子
  2. 前記狭幅壁部の前記補強壁部と離間する側の縁部は、前記荷重受部から前記椅子取付部に向かって前記補強壁部に近接する側に傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の椅子
  3. 前記荷重受部と前記狭幅壁部と前記補強壁部とは、板状断面が閉ループ状に連続して形成されていることを特徴とする請求項2に記載の椅子。
  4. 前記狭幅壁部と前記補強壁部とは、前記椅子取付部に向かって幅広面の方向を変化させるように捩れて形成されるとともに、前記椅子取付部に近接する位置で相互の幅広面が連続するように連結されていることを特徴とする請求項3に記載の椅子。
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