JP6380927B2 - 冷凍機 - Google Patents

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Description

本発明は、冷凍機に関する。
従来、スーパーマーケットに設置されるショーケース等の冷却器と室外に設置される冷凍機とを冷媒配管で繋いで構成される冷凍回路において、冷凍機に収納される凝縮器と冷却器との間の冷媒配管から分岐して流れる冷媒で冷媒配管をさらに冷却するエコノマイザを備え、エコノマイザで冷却に使用された冷媒を圧縮機のインジェクションポートに戻す技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の構成によれば、冷媒配管をエコノマイザで冷却して冷凍回路の冷却能力を向上できるとともに、インジェクションポートに戻る冷媒によって圧縮機を冷却できる。
特開2010−7975号公報
ところで、上記従来のようなエコノマイザを備える冷凍回路では、エコノマイザの下流の冷媒配管の温度が従来よりも低くなるため、冷却器側で冷媒配管に結露が生じ易くなる。スーパーマーケット等の冷凍回路の設置施設において、冷凍回路の全体を新設や入れ替えによって設ける場合には、冷媒配管の必要な箇所に断熱処理を施すことで、冷却器側の冷媒配管の結露を防止できる。他方、冷凍回路の全体を入れ替えずに冷凍機だけを入れ替え、冷却器側において既設の冷媒配管を利用して冷凍回路を構成する場合には、設置スペースや設置作業等の制約により、冷媒配管に断熱処理を施すことが困難になり、冷却器側の冷媒配管の結露を有効に防止することが難しい場合がある。すなわち、冷却器側の設置状態に応じて、簡単な構成で冷媒配管の結露を防止することが課題となる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、冷却器側の設置状態に応じて、簡単な構成で冷媒配管の結露を防止することが可能な冷凍機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、圧縮機および凝縮器を備え、前記圧縮機の上流側の冷媒配管および前記凝縮器の下流側の冷媒配管が冷却器に接続される冷凍機において、凝縮器の下流側の冷媒配管から分岐して圧縮機の冷却用インジェクションポートに接続される分岐管と、前記分岐管の中途部に配置され、前記凝縮器から流出する冷媒と前記分岐管を流れる冷媒とを熱交換させるエコノマイザと、前記分岐管の前記エコノマイザの上流側と下流側とを接続するバイパス管と、を備え、前記分岐管に流入する冷媒を前記エコノマイザに通す流路と、前記バイパス管に通す流路とを選択可能とし、前記冷却器の冷媒配管に断熱処理が施されている場合は、前記エコノマイザに通す流路を選択し、前記冷却器の冷媒配管に断熱処理が施されていない場合は、前記バイパス管に通す流路を選択することを特徴とする。
また、本発明は、冷媒を前記エコノマイザに通す流路を開閉するエコノマイザ流路開閉弁と、前記バイパス管の流路を開閉するバイパス管流路開閉弁と、を備え、前記エコノマイザ流路開閉弁および前記バイパス管流路開閉弁を開閉することで、流路を選択することを特徴とする。
また、本発明は、前記分岐管の中途部であって前記エコノマイザ及び前記バイパス管の上流側に冷媒を膨張させる膨張手段を設けたことを特徴とする。
さらに、本発明は、前記冷却器の冷媒配管に断熱処理が施されている場合は、前記エコノマイザ流路開閉弁を開にするとともに前記バイパス管流路開閉弁を閉にし、前記冷却器の冷媒配管に断熱処理が施されていない場合は、前記エコノマイザ流路開閉弁を閉にするとともに前記バイパス管流路開閉弁を開にすることを特徴とする。
また、本発明は、前記膨張手段は膨張弁であり、前記エコノマイザに通す流路が選択されている場合には、前記バイパス管に通す流路が選択されている場合よりも、前記膨張弁の開度が大きく制御されることを特徴とする。
また、本発明は、前記凝縮器と前記エコノマイザとの間に、冷媒を冷却する過冷却器が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、冷却器側の設置状態に応じて、簡単な構成で冷媒配管の結露を防止することが可能な冷凍機を提供できる。
本発明の実施の形態に係る冷凍機を備えた冷凍回路の模式図である。 冷凍回路の全体を新設した状態の模式図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態に係る冷凍回路について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る冷凍機を備えた冷凍回路の模式図である。
冷凍回路10は、飲料や冷蔵商品を冷蔵した状態で陳列するショーケース内を冷却するために設けられる。冷凍回路10は、例えばコンビニエンスストアやスーパーマーケット等の施設に設けられ、ショーケースは店舗内の床に設置される。
冷凍回路10は、冷却器11と、冷却器11が設置された部屋とは異なる場所である機械室等に配置される冷凍機12とを備える。また、冷凍回路10は、冷凍機12及び冷却器11の動作を制御する制御部(不図示)を備える。
冷凍回路10は、圧縮機13と、オイルセパレータ14と、凝縮器15と、レシーバタンク16と、過冷却器17と、エコノマイザ18と、膨張弁19と、蒸発器20と、アキュムレータ21とを順に冷媒配管22で環状に繋いで構成される。
冷却器11は、ショーケース40と、冷媒配管22とを備える。ショーケース40は、ケース本体(不図示)と、上記膨張弁19及び蒸発器20とを備える。
冷凍機12は、圧縮機13、オイルセパレータ14、凝縮器15、レシーバタンク16、過冷却器17、エコノマイザ18、アキュムレータ21、及び、冷媒配管22とを備える。
オイルセパレータ14は、冷媒中のオイルを分離して圧縮機13に戻す。レシーバタンク16には、余剰冷媒が貯留される。エコノマイザ18は、エコノマイザ18を通って蒸発器20側へ流れる冷媒を冷却する。
凝縮器15は、冷媒を冷却する送風ファン15aを備える。過冷却器17は凝縮器15と一体的に設けられる空冷式の熱交換器であり、送風ファン15aの送風によって熱交換が促進される。
蒸発器20は送風ファン20aを備え、送風ファン20aの送風によって蒸発器20と空気との熱交換が促進され、ショーケース40内が冷却される。
冷媒配管22は、凝縮器15の出口と蒸発器20の入口とを接続する液冷媒配管26と、蒸発器20の出口と凝縮器15の入口とを接続するガス冷媒配管27とを備える。液冷媒配管26の一部は、冷却器11に接続される凝縮器15の下流側の冷媒配管を構成する。ガス冷媒配管27の一部は、圧縮機13の上流側の冷媒配管を構成する。
詳細には、液冷媒配管26は、凝縮器15の出口と冷却器11の膨張弁19とを繋ぐ高圧液配管26aと、膨張弁19と蒸発器20の入口とを繋ぐ低圧液配管26bとを備える。また、ガス冷媒配管27は、蒸発器20の出口と圧縮機13の吸入口とを繋ぐ低圧ガス配管27aと、圧縮機13の吐出口と凝縮器15の入口とを繋ぐ高圧ガス配管27bとを備える。
圧縮機13で圧縮された高温・高圧のガス冷媒は、高圧ガス配管27bに流れ、オイルセパレータ14を経て凝縮器15に達し、凝縮器15で凝縮されて高圧の液冷媒となる。高圧の液冷媒は、高圧液配管26aに流れ、レシーバタンク16、過冷却器17、及びエコノマイザ18を経て膨張弁19に達し、膨張弁19を通過する際に減圧されて低圧の液冷媒となる。膨張弁19を通過した後の低圧の液冷媒は、低圧液配管26bを通って蒸発器20に達し、蒸発器20で蒸発して低圧のガス冷媒となり、低圧ガス配管27aを通って圧縮機13に戻る。本実施の形態では、冷媒が過冷却器17及びエコノマイザ18で冷却されるため、冷媒の過冷却度を増加させることができ、冷却器11の冷却能力を向上できる。
冷凍回路10は、高圧液配管26aから分岐して圧縮機13の冷却用インジェクションポート13aに接続される分岐管30と、分岐管30上に設けられたエコノマイザ18をバイパスして分岐管30の上流部と下流部とを接続するバイパス管31とを備える。
分岐管30は、高圧液配管26aにおいて過冷却器17とエコノマイザ18との間の位置から分岐して分岐管30の流路におけるエコノマイザ18の入口18aに接続されるエコノマイザ接続管32と、エコノマイザ18の出口18bと冷却用インジェクションポート13aとを接続するインジェクションポート接続管33とを備える。
エコノマイザ接続管32は、分岐管30の流路を開閉可能なサービス用バルブ34を一端側に有し、エコノマイザ18の近くの他端側に、電動の分岐管膨張弁35(膨張手段)を備える。また、エコノマイザ接続管32は、分岐管膨張弁35の下流でエコノマイザ18の上流に、エコノマイザ接続管32の流路を開閉するエコノマイザ流路開閉弁36を備える。
エコノマイザ18は、入口18aから流入した冷媒を出口18bに通す冷却用配管18cを備える。また、エコノマイザ18は、高圧液配管26aの一部を構成する配管18dを備える。冷却用配管18cは、配管18dに対して効率良く熱交換できるように、配管18dに近接して設けられ、例えば、冷却用配管18c及び配管18dは2重管構造で設けられる。また、エコノマイザ18は、冷却用配管18cを流れる冷媒が、配管18dを流れる冷媒に対して対向流となるように設けられている。このため、冷却用配管18cの冷媒を効率良く冷却できる。
バイパス管31は、一端がエコノマイザ接続管32における分岐管膨張弁35の下流でエコノマイザ流路開閉弁36よりも上流の位置に接続され、他端がインジェクションポート接続管33の途中に接続される。バイパス管31は、バイパス管31の流路を開閉するバイパス管流路開閉弁37を備える。
本実施の形態では、バイパス管流路開閉弁37及びエコノマイザ流路開閉弁36の開閉状態を切り替えることで、分岐管30に流入する冷媒を、エコノマイザ18に流す流路とバイパス管31に流す流路とのいずれかに流すように選択可能である。
詳細には、バイパス管流路開閉弁37を閉じるとともにエコノマイザ流路開閉弁36を開いた状態(以下、この状態を「エコノマイザ使用状態」と呼ぶ。)では、高圧液配管26aから分岐管30側に分岐してエコノマイザ接続管32に流入した冷媒は、分岐管膨張弁35を通って膨張して温度が低下し、その後、エコノマイザ18を通り、インジェクションポート接続管33を通って冷却用インジェクションポート13aに流入する。この場合、配管18dを通る冷媒を冷却用配管18cを通る冷媒によって冷却して蒸発器20の冷却能力を向上できるとともに、冷却用インジェクションポート13aに流れる冷媒によって圧縮機13を冷却できる。ただし、エコノマイザ18によって大きく冷却された冷媒が高圧液配管26aを通るため、高圧液配管26aの温度が低下し、エコノマイザ18の下流側の高圧液配管26aの表面には結露が生じ易い。結露が発生すると、結露が落下して設置施設の汚れ等の原因となり、問題となる。
他方、バイパス管流路開閉弁37を開くとともにエコノマイザ流路開閉弁36を閉じた状態(以下、この状態を「バイパス状態」と呼ぶ。)では、高圧液配管26aから分岐管30側に分岐してエコノマイザ接続管32に流入した冷媒は、分岐管膨張弁35を通って膨張して温度が低下し、その後、バイパス管31を通ってインジェクションポート接続管33に流れ、冷却用インジェクションポート13aに流入する。この場合、配管18dを通る冷媒はエコノマイザ18で冷却されないため、蒸発器20の冷却能力は増加しないが、高圧液配管26aの温度はそれほど低くならず、高圧液配管26aの表面には結露が生じ難い。また、圧縮機13は、冷却用インジェクションポート13aに流れる冷媒によって効果的に冷却される。エコノマイザ流路開閉弁36がエコノマイザ18の上流にあるため、「バイパス状態」状態では、分岐管30を通る冷媒はエコノマイザ18内に流入しない。
「バイパス状態」及び「エコノマイザ使用状態」の切り替えは、例えば、冷凍機12の設置時に作業者によって手動で行われるが、この切り替えは、前記制御部が制御する電磁弁によって行われても良い。
冷凍機12は、店舗等の設置施設に設置される際、冷凍機12、冷却器11及び冷媒配管22を含む冷凍回路10の全体を新設される場合がある。
また、冷凍機12は、店舗等の設置施設に設置される際、冷凍機12側の冷媒配管を含む冷凍機12のみが古いものから新しいものに入れ替えられ、冷却器11側の冷媒配管22を含む冷却器11がそのまま利用される場合がある。ここでは、入れ替えられずに再び利用される冷却器11側の冷媒配管を既設配管41と呼ぶ。
図1は、冷凍機12側の冷媒配管22を含む冷凍機12のみが新しいものに入れ替えられ、冷却器11側の冷媒配管22を含む冷却器11は既設のものが用いられた状態を示している。図1では、既設配管41は、冷却器11内の全ての冷媒配管である。
図1の冷凍機12は、エコノマイザを備えていない従来の冷凍機に対応して設けられていたものであり、既設配管41の温度はそれほど低温にはならなかったため、既設配管41には断熱処理は施されていない。すなわち、既設配管41は、より低温で使用される場合には結露が生じ易い配管である。ここでは、上記断熱処理としては、既設配管41の外周面に巻かれる断熱材が挙げられる。
エコノマイザ18を備えた新たな冷凍機12に対応させて、既設配管41に断熱材を設けることが考えられる。しかし、既設配管41は、店舗等の天井裏、壁内、及び、床下等の配置の制約を受ける場所に設けられているため、断熱材を既設配管41に追加して設けることは、作業性、配置スペース及びコスト等の問題から困難である。
このため、図1の構成では、冷凍機12は、「バイパス状態」で使用される。「バイパス状態」とすることで、既設配管41側に流れる冷媒がそれほど低温にならないため、断熱材を備えていない既設配管41にエコノマイザ18を備えた新たな冷凍機12を接続した場合であっても、既設配管41の結露の発生を防止できる。また、「バイパス状態」では、バイパス管31からインジェクションポート接続管33に流れる冷媒によって、圧縮機13を効果的に冷却できる。
図2は、冷凍回路10の全体を新設した状態の模式図である。
図2の構成では、冷媒配管22のうち冷却器11内に配置される配管42に断熱処理が施されている。断熱処理は、配管42の表面に巻かれる断熱材43である。断熱材43は、例えば、配管42上において、冷却器11内の最も上流の位置と蒸発器20の入口との間の区間に亘って設けられる。断熱材43は、設置施設に新設される冷却器11と同時に設けられ、図1の既設配管41に設ける場合のような制約を受けないため、天井裏等に設けられる場合であっても容易に設けられる。
図2の構成では、断熱材43によって配管42の結露が防止されるため、冷凍機12は、「エコノマイザ使用状態」で使用される。このため、冷却器11を、エコノマイザ18で冷却能力を向上させた状態で使用できる。本実施の形態では、「エコノマイザ使用状態」及び「バイパス状態」をバイパス管流路開閉弁37及びエコノマイザ流路開閉弁36の開閉状態を切り替えて容易に選択できるため、既設配管41を使用するか否かによって冷凍機12の構造を変更する必要がなく、冷凍機12の製造や取り扱い等が容易である。
尚、上記のような断熱材43は、エコノマイザ18から冷却器11に至る液冷媒配管26にも設けられる。
また、「エコノマイザ使用状態」では、制御部は、分岐管膨張弁35の開度を「バイパス状態」よりも増加させる。このため、エコノマイザ18に冷媒を流す場合であっても、冷却用インジェクションポート13aに十分な量の冷媒を供給でき、圧縮機13を効果的に冷却できる。
さらに、過冷却器17を通って冷却された冷媒がエコノマイザ18の配管18dを通り、配管18dの冷媒は、過冷却器17から分岐管30して分岐管膨張弁35で膨張した冷媒と熱交換してさらに冷却されるため、冷却器11に流れる冷媒の過冷却度を増加させることができ、冷却器11の冷却能力を向上できる。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、冷凍機12は、圧縮機13および凝縮器15を備え、圧縮機13の上流側の冷媒配管および凝縮器15の下流側の冷媒配管が冷却器11に接続され、凝縮器15の下流側の高圧液配管26aから分岐して圧縮機13の冷却用インジェクションポート13aに接続される分岐管30と、分岐管30の中途部に配置され、凝縮器15から流出する冷媒と分岐管30を流れる冷媒とを熱交換させるエコノマイザ18と、分岐管30のエコノマイザ18の上流側と下流側とを接続するバイパス管31と、を備え、分岐管30に流入する冷媒をエコノマイザ18に通す流路と、バイパス管31に通す流路とを選択可能とした。これにより、冷却器11側の設置状態によって冷媒配管22に結露が発生し易い場合には、バイパス管31に通す流路を選択することで、エコノマイザ18よる冷媒の熱交換を停止でき、冷却器11側の冷媒配管22の温度が大きく低下しないため、冷却器11側の冷媒配管22の結露を防止できる。また、冷却器11側の設置状態によって冷媒配管22に結露が発生し難い場合には、エコノマイザ18に通す流路を選択することで、エコノマイザ18で冷媒の熱交換を行って冷却器11側の冷却能力を向上できるとともに、冷却器11側の冷媒配管22の結露の発生を防止できる。このため、冷却器11側の設置状態に応じて、簡単な構成で冷媒配管22の結露を防止できる。また、バイパス管31に通す流路及びエコノマイザ18に通す流路のいずれを選択した場合であっても、冷却用インジェクションポート13aに冷媒を流して圧縮機13を効果的に冷却できる。
また、冷凍機12は、冷媒をエコノマイザ18に通す流路を開閉するエコノマイザ流路開閉弁36と、バイパス管31の流路を開閉するバイパス管流路開閉弁37と、を備え、エコノマイザ流路開閉弁36およびバイパス管流路開閉弁37を開閉することで、流路を選択する。このため、エコノマイザ流路開閉弁36及びバイパス管流路開閉弁37を開閉するだけで、エコノマイザ18に通す流路とバイパス管31に通す流路とを簡単に選択できる。
また、分岐管30の中途部であってエコノマイザ18及びバイパス管31の上流側に冷媒を膨張させる分岐管膨張弁35を設けたため、バイパス管31に通す流路及びエコノマイザ18に通す流路のいずれを選択した場合であっても、これらの流路に分岐管膨張弁35で膨張した冷媒を流すことができる。
さらに、冷却器11の配管42に断熱処理としての断熱材43が設けられている場合は、エコノマイザ流路開閉弁36を開にするとともにバイパス管流路開閉弁37を閉にし、冷却器11の既設配管41に断熱処理が施されていない場合は、エコノマイザ流路開閉弁36を閉にするとともにバイパス管流路開閉弁37を開にする。このため、冷却器11の配管42に断熱材43が施されている場合は、エコノマイザ18で冷媒の熱交換を行って冷却器11側の冷却能力を向上できるとともに、冷却器11側の配管42の結露の発生を防止できる。また、冷却器11の既設配管41に断熱処理が施されていない場合は、エコノマイザ18に対して冷媒をバイパスさせて既設配管41の結露を防止できる。
また、膨張手段は分岐管膨張弁35であり、エコノマイザ18に通す流路が選択されている場合には、バイパス管31に通す流路が選択されている場合よりも、分岐管膨張弁35の開度が大きく制御されるため、エコノマイザ18で冷媒を冷却する場合であっても、圧縮機13の冷却に十分な量の冷媒を供給できる。
また、凝縮器15とエコノマイザ18との間に、冷媒を冷却する過冷却器17が設けられているため、分岐管30からエコノマイザ18に流れる冷媒をより低温にでき、冷却器11側の冷却能力を効果的に向上できる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、図1において、冷却器11側の冷媒配管22を含む冷却器11は既設のものが用いられるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。冷凍機12を「バイパス状態」で使用する場合は、少なくとも既設配管41が既設のものであれば良く、既設配管41以外の冷却器11を構成する部分は、新設されても良い。
また、上記実施の形態では、分岐管30は、高圧液配管26aにおいて過冷却器17とエコノマイザ18との間の位置から分岐するエコノマイザ接続管32を有するものとして説明したが、分岐管30が高圧液配管26aから分岐する位置は、レシーバタンク16と冷却器11との間の位置であれば良い。例えば、エコノマイザ18の下流の高圧液配管26aから分岐管30を分岐させても良い。
11 冷却器
12 冷凍機
13 圧縮機
13a 冷却用インジェクションポート
15 凝縮器
17 過冷却器
18 エコノマイザ
22 冷媒配管
30 分岐管
31 バイパス管
35 分岐管膨張弁(膨張手段)
36 エコノマイザ流路開閉弁
37 バイパス管流路開閉弁
43 断熱材(断熱処理)

Claims (6)

  1. 圧縮機および凝縮器を備え、前記圧縮機の上流側の冷媒配管および前記凝縮器の下流側の冷媒配管が冷却器に接続される冷凍機において、
    凝縮器の下流側の冷媒配管から分岐して圧縮機の冷却用インジェクションポートに接続される分岐管と、
    前記分岐管の中途部に配置され、前記凝縮器から流出する冷媒と前記分岐管を流れる冷媒とを熱交換させるエコノマイザと、
    前記分岐管の前記エコノマイザの上流側と下流側とを接続するバイパス管と、を備え、
    前記分岐管に流入する冷媒を前記エコノマイザに通す流路と、前記バイパス管に通す流路とを選択可能とし、
    前記冷却器の冷媒配管に断熱処理が施されている場合は、前記エコノマイザに通す流路を選択し、前記冷却器の冷媒配管に断熱処理が施されていない場合は、前記バイパス管に通す流路を選択することを特徴とする冷凍機。
  2. 冷媒を前記エコノマイザに通す流路を開閉するエコノマイザ流路開閉弁と、前記バイパス管の流路を開閉するバイパス管流路開閉弁と、を備え、
    前記エコノマイザ流路開閉弁および前記バイパス管流路開閉弁を開閉することで、流路を選択することを特徴とする請求項1に記載の冷凍機。
  3. 前記冷却器の冷媒配管に断熱処理が施されている場合は、前記エコノマイザ流路開閉弁を開にするとともに前記バイパス管流路開閉弁を閉にし、
    前記冷却器の冷媒配管に断熱処理が施されていない場合は、前記エコノマイザ流路開閉弁を閉にするとともに前記バイパス管流路開閉弁を開にすることを特徴とする請求項2に記載の冷凍機。
  4. 前記分岐管の中途部であって前記エコノマイザおよび前記バイパス管の上流側に冷媒を膨張させる膨張手段を設けたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の冷凍機。
  5. 前記膨張手段は膨張弁であり、前記エコノマイザに通す流路が選択されている場合には、前記バイパス管に通す流路が選択されている場合よりも、前記膨張弁の開度が大きく制御されることを特徴とする請求項4に記載の冷凍機。
  6. 前記凝縮器と前記エコノマイザとの間に、冷媒を冷却する過冷却器が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の冷凍機。
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