JP6379356B2 - 照明装置と、それを搭載した自動車 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、自動車のヘッドライトとして活用される照明装置と、それを搭載した自動車に関するものである。
特定周波数のレーザー光を主体的に発するレーザー素子を用いた照明装置は、このレーザー素子と、このレーザー素子からのレーザー光進行方向に配置されるとともに、前記レーザー光を照明用光に変換する蛍光体と、この蛍光体の照明用光進行方向に配置した投光レンズと、前記蛍光体で反射したレーザー光を検出可能な検出素子と、この検出素子に接続された制御部とを備えた構成となっている(これに類似する先行文献としては下記特許文献1が存在する)。
特開2011−86432号公報
上記従来例では、レーザー素子から出射されたレーザー光を蛍光体によって照明用光に変換することで、照明、および安全性を高めている。
つまり、レーザー素子から出射されたレーザー光は、特定周波数のコヒーレント光であるので、これが目にそのまま到達すると、極度にパワー密度が高まり、安全性に問題が発生するので、蛍光体によって照明用光に変換するようにしている。
また、蛍光体が損傷すると、そのまま無変換のレーザー光が出射されてしまうので、前記蛍光体の損傷を、検出素子によって検出し、前記レーザー素子からのレーザー光を停止、または減衰させる構成としている。
つまり、レーザー素子から蛍光体に向けて出射させたレーザー光の一部を、この蛍光体のレーザー素子側面で反射させ、これを検出素子で検出するようになっているのである。
具体的には、検出素子への反射光があるということは、蛍光体が損傷していない状態であるので、レーザー素子からのレーザー光出射は継続するが、検出素子への反射光が無いということは、蛍光体が損傷している状態であるので、レーザー素子からのレーザー光出射を停止、または減衰させるようにしている。
しかしながら、この照明装置を、例えば自動車に装着した場合、その自動車の周囲環境によって明るさが変化し、その状態における外来光が照明装置内に到達すると、誤動作を起こしてしまう虞がある。
つまり、外来光には、レーザー光と同じ特定周波数分も存在し、これが投光レンズを介して前記検出素子に到達すると、上記蛍光体が損傷していても、レーザー光と同じ特定周波数分(外来光の一部)を検出することで、蛍光体の損傷を検出することが出来ないこともあり、信頼性の低いものになる。また、検出素子は紫外光から近赤外光の広い周波数範囲に渡って検出感度を有するため(シリコンフォトダイオードの場合、300nmから1100nmの波長に対して検出感度を有する)、外来光に紫外光から近赤外光に相当する
周波数分が存在する場合、これが投光レンズを介して前記検出素子に到達すると、上記蛍光体が損傷していても、外来光をレーザー光として誤検出することで、蛍光体の損傷を検出することが出来ないこともあり、信頼性の低いものになる。
そこで、本発明は、安全性に対する信頼性を高めることを目的とするものである。
そして、この目的を達成するために本発明は、レーザー光を発するレーザー素子と、このレーザー素子からのレーザー光進行方向に配置されるとともに、前記レーザー光を照明用光に変換する蛍光体と、この蛍光体の照明用光進行方向に配置した投光レンズと、前記蛍光体の照明用光進行方向に配置されたレーザー光反射体と、このレーザー光反射体で反射したレーザー光、および外来光を検出可能な検出素子と、この検出素子に接続された制御部とを備え、前記制御部は、前記レーザー素子からのレーザー光出射時における前記検出素子の検出量(A)と、前記レーザー素子からのレーザー光非出射時における前記検出素子の検出量(B)を比較し、この比較値(A−B)が、第1の所定値(C)よりも大きくなると、前記レーザー素子からのレーザー光を停止、または減衰させる構成とし、これにより所期の目的を達成するものである。
以上のように本発明は、蛍光体の照明用光進行方向に配置したレーザー光反射体と、このレーザー光反射体で反射したレーザー光、および外来光を検出可能な検出素子と、この検出素子に接続された制御部とを備え、前記制御部は、前記レーザー素子からのレーザー光出射時における前記検出素子の検出量(A)と、前記レーザー素子からのレーザー光非出射時における前記検出素子の検出量(B)を比較する。この比較値(A−B)が、第1の所定値(C)よりも大きくなると、前記レーザー素子からのレーザー光を停止、または減衰させる構成としたので、安全性に対する信頼性の高いものとなる。
すなわち、本発明においては、蛍光体の照明用光進行方向にレーザー光反射体を配置したので、蛍光体が損傷しても、特定周波数のレーザー光が投光レンズを介して照明エリアに照射されることは無いので、安全性の高いものとなる。
また、前記レーザー素子からのレーザー光出射時における前記検出素子の検出量(A)と、前記レーザー素子からのレーザー光非出射時における前記検出素子の検出量(B)を比較し、この比較値(A−B)が、第1の所定値(C)よりも大きくなると、前記レーザー素子からのレーザー光を停止、または減衰させる構成としたので、外来光の影響を受けることが少なく、この点からも、安全性に対する信頼性の高いものとなる。
本発明の実施形態1の照明装置を搭載した自動車を示す正面図 同、照明装置の断面図 同、照明装置の制御ブロック図 同、照明装置の動作を説明する図 同、照明装置の動作を説明する図 同、照明装置の動作フローチャート 本発明の実施形態2の照明装置の断面図 本発明の実施形態3の照明装置の断面図 本発明の実施形態4の照明装置の断面図 本発明の実施形態5の照明装置の断面図 本発明の実施形態1の動作を説明する図 本発明の実施形態1の動作を説明する図
以下、本発明の一実施形態にかかる照明装置を自動車に搭載した例を、添付図面を用いて説明する。
(実施形態1)
図1において、自動車1の本体ボディ2の前方両側には、ヘッドライトといわれる照明装置3が配置されている。
照明装置3は、図2のごとく、前方側に開口部4を有する本体ケース5と、この本体ケース5内に配置され、特定周波数(例えば、波長が405nm)のレーザー光を主体的に発するレーザー素子6と、このレーザー素子6からのレーザー光進行方向に配置されるとともに、前記レーザー光を集光させる集光レンズ7と、この集光されたレーザー光を照明用光(R、G、B)に変換する蛍光体8と、この蛍光体8の照明用光進行方向に配置した投光レンズ9と、前記蛍光体8の照明用光進行方向に配置されたレーザー光反射体10と、このレーザー光反射体10で反射したレーザー光、および前記投光レンズ9を介して到達する外来光を検出可能な検出素子11と、この検出素子11に接続された図3の制御部12と、図2に示す前記本体ケース5の開口部4に装着されたアウターレンズ13とを備えている。
前記レーザー光反射体10は、蛍光体8と、投光レンズ9間に配置されている。
具体的には、前記レーザー光反射体10は、投光レンズ9の蛍光体8側面にスパッタ、蒸着、塗布等により形成され、上記特定周波数(例えば、波長が405nm以下)の光は略100%反射するような構成となっている。
また、制御部12には、図3に示すように、レーザー素子6と、検出素子11以外に、自動車1の車内から点灯、消灯操作をおこなう操作部14、動作プログラム等を格納したメモリ15、警報装置16が接続されている。
本実施形態の特徴は、図2に示すように、蛍光体8の照明用光進行方向にレーザー光反射体10を配置したことである。
すなわち、このような構成にすると、例えば、図11のごとく、蛍光体8が損傷し、レーザー素子6からの特定周波数のレーザー光が投光レンズ9側に進行しても、この投光レンズ9の蛍光体8側にレーザー光反射体10を配置したので、前記レーザー光は投光レンズ9の蛍光体8側へと略100%反射される。この結果として、レーザー素子6からの特定周波数のレーザー光が投光レンズ9を介して照明エリアに照射されることは無く、安全性の高いものとなる。
また、本実施形態では、図4のごとく、制御部12は、前記レーザー素子6からのレーザー光出射時(図4のX)における前記検出素子11の検出量(A)と、前記レーザー素子6からのレーザー光非出射時(図4のY)における前記検出素子の検出量(B)を比較し、この比較値(A−B)が、第1の所定値(C)よりも大きくなると、前記レーザー素子6からのレーザー光を停止、または減衰させる構成とした。
つまり、図11のごとく、蛍光体8が損傷し、レーザー素子6からの特定周波数のレーザー光が投光レンズ9側に進行すると、レーザー光反射体10によって反射し、検出素子11で検出される検出量(A)が、図11(b)の右側のように大きくなる。
そして、これにより制御部12は、蛍光体8の損傷を検出し、前記レーザー素子6から
のレーザー光を停止、または減衰させる構成としたので、レーザー素子6からの特定周波数のレーザー光が投光レンズ9を介して照明エリアに照射されることは無く、安全性の高いものとなる。
尚、図4、および図11において、(a)はレーザー素子6からのレーザー光出力状態を示し、断続的に出力が行われるような状態となっている。
図4、および図11において、(b)は検出素子11で検出される検出量(A)、図4、および図11において、(c)は前記レーザー素子6からのレーザー光出射時(図4のX)における前記検出素子11の検出量(A)と、前記レーザー素子6からのレーザー光非出射時(図4のY)における前記検出素子の検出量(B)を比較した値である。この比較値(A−B)は、例えば第一の基準値(図4のH)よりも大きいと、制御部12は、蛍光体8の損傷を検出し、前記レーザー素子6からのレーザー光を停止、または減衰させる構成とした。
このため、レーザー素子6からの特定周波数のレーザー光が投光レンズ9を介して照明エリアに実質的に照射されることは無く、安全性の高いものとなる。
また、図12は投光レンズ9が損傷(定位置から外れた状態を含む)した状態で、このときには、投光レンズ9のレーザー素子6側面のレーザー光反射体10が存在しない状態となるので、図12(b)の右側のように検出素子11で検出される検出量(A)が小さくなる。
このときには、レーザー素子6からの特定周波数のレーザー光が投光レンズ9側に進行しても、蛍光体8が存在するので、照明用光(R、G、B)に変換され、安全性は確保される。
しかし、その後、蛍光体8も損傷すると、レーザー素子6からの特定周波数のレーザー光がアウターレンズ13を介して照明エリアに照射されるので、危険な状態となることが予想される。
そこで、本実施形態では、前記レーザー素子6からのレーザー光出射時(図4のX)における前記検出素子11の検出量(A)と、前記レーザー素子6からのレーザー光非出射時(図4のY)における前記検出素子の検出量(B)を比較し、この比較値(A−B)が、例えば第二の基準値(図4、図12のL)よりも小さいと、制御部12によって、損傷を検出し、前記レーザー素子6からのレーザー光を停止、または減衰させる構成とした。
この結果、レーザー素子6からの特定周波数のレーザー光が投光レンズ9を介して照明エリアに照射されることは無く、安全性の高いものとなる。
尚、図12において、(a)はレーザー素子6からのレーザー光出力状態を示し、断続的に出力が行われるような状態となっている。
図12において、(b)は検出素子11で検出される検出量(A)、図12において、(c)は前記レーザー素子6からのレーザー光出射時(図4のX)における前記検出素子11の検出量(A)と、前記レーザー素子6からのレーザー光非出射時(図4のY)における前記検出素子の検出量(B)を比較した値となる。この比較値(A−B)が、例えば第二の基準値(図4、図12のL)よりも小さいと、制御部12は、損傷を検出し、前記レーザー素子6からのレーザー光を停止、または減衰させる構成とした。
このため、レーザー素子6からの特定周波数のレーザー光がアウターレンズ13を介して照明エリアに実質的に照射されることは無く、安全性の高いものとなる。
以上の構成において、先ずは、操作部14によって点灯操作を行うと(図6のS1)、制御部12は、検出素子11を検出可能状態とし、そのときの検出量を検出する。
つまり、照明装置3からの外来光の状態を検出する(図6のS2)。
これは、自動車1の外部環境(時間、天気等)によって、アウターレンズ13、投光レンズ9を介して照明装置3に入射する外来光のうち、レーザー素子6からの特定周波数と同じ周波数の光は、検出素子11に入射し、これが検出量の基準となる。
その後、制御部12はレーザー素子6を駆動し、レーザー素子6から特定周波数の光を出射させる(図4のa、および図6のS3)。
すると、レーザー素子6からの特定周波数のレーザー光が、集光レンズ7、蛍光体8に照射され、蛍光体8で照明用光(R、G、B)に変換され、投光レンズ9、アウターレンズ13を介して照明エリアに照射される状態となる。
この状態においては、制御部12は、前記レーザー素子6からのレーザー光出射時(図4のX)における前記検出素子11の検出量(A)と、前記レーザー素子6からのレーザー光非出射時(図4のY)における前記検出素子の検出量(B)を比較し、この比較値(A−B)が、第1の所定値(C)よりも大きくなると、前記レーザー素子6からのレーザー光を停止、または減衰させる構成とした(図6のS4、S5)。
つまり、図11のごとく、蛍光体8が損傷し、レーザー素子6からの特定周波数のレーザー光が投光レンズ9側に進行すると、レーザー光反射体10によって反射し、検出素子11で検出される検出量(A)が、図11(b)の右側のように大きくなる。
そして、これにより制御部12は、蛍光体8の損傷を検出し、前記レーザー素子6からのレーザー光を停止、または減衰させる構成としたので、レーザー素子6からの特定周波数のレーザー光が投光レンズ9を介して照明エリアに照射されることは無く、安全性の高いものとなる。
また、制御部12は、前記レーザー素子6からのレーザー光出射時(図4のX)における前記検出素子11の検出量(A)と、前記レーザー素子6からのレーザー光非出射時(図4のY)における前記検出素子の検出量(B)を比較し、この比較値(A−B)が、第二の基準値(図4、図12のL)よりも小さいと、この制御部12によって、損傷を検出し、前記レーザー素子6からのレーザー光を停止、または減衰させる(図6のS4、S5)。
この結果、レーザー素子6からの特定周波数のレーザー光が投光レンズ9を介して照明エリアに照射されることは無く、安全性の高いものとなる。
その後、制御部12は、再度、前記レーザー素子6からのレーザー光出射時(図4のX)における前記検出素子11の検出量(A)と、前記レーザー素子6からのレーザー光非出射時(図4のY)における前記検出素子の検出量(B)を比較し、この比較値(A−B)が、第一の基準値(図4のH)よりも大きいと、制御部12は、蛍光体8の損傷を検出し、前記レーザー素子6からのレーザー光を停止、または減衰させる(図6のS6)。
また、前記レーザー素子6からのレーザー光出射時(図4のX)における前記検出素子11の検出量(A)と、前記レーザー素子6からのレーザー光非出射時(図4のY)における前記検出素子の検出量(B)を比較する。この比較値(A−B)が、第二の基準値(図4、図12のL)よりも小さいと、この制御部12によって、損傷を検出し、前記レーザー素子6からのレーザー光を停止、または減衰させる(図6のS6)。
また、この状態では、警報装置16から警報を発する(図6のS7)。
さらに、図6のS4において、前記レーザー素子6からのレーザー光出射時(図4のX)における前記検出素子11の検出量(A)と、前記レーザー素子6からのレーザー光非出射時(図4のY)における前記検出素子の検出量(B)を比較する。この比較値(A−B)が、第一の基準値(図4のH)よりも大きくなく、また、前記レーザー素子6からのレーザー光出射時(図4のX)における前記検出素子11の検出量(A)と、前記レーザー素子6からのレーザー光非出射時(図4のY)における前記検出素子の検出量(B)を比較し、この比較値(A−B)が、第二の基準値(図4、図12のL)よりも小さくないと、制御部12は、レーザー素子6からのレーザー光を継続させる(図6のS8)。
その後、操作部14によって、消灯操作が行われると、(図6のS9)、レーザー素子6は消灯される(図6のS10、S11)。
また、外来光がアウターレンズ13、投光レンズ9を介して照明装置3内に進入すると、その光のうちのレーザー素子6からの特定周波数と同じ周波数の光は、検出素子11に到達することになる。
すると、図6のS4における前記レーザー素子6からのレーザー光非出射時(図4のY)における前記検出素子の検出量(B)が図5(b)の右側のように上昇するが、このときには、前記レーザー素子6からのレーザー光出射時(図4のX)における前記検出素子11の検出量(A)も上昇しているので、この比較値(A−B)としては、外来光の影響をうけなくなり、適切な制御動作が実行される。
つまり、このときにも、図6のS4において、前記レーザー素子6からのレーザー光出射時(図4のX)における前記検出素子11の検出量(A)と、前記レーザー素子6からのレーザー光非出射時(図4のY)における前記検出素子の検出量(B)を比較し、この比較値(A−B)が、第一の基準値(図4のH)よりも大きくなく、また、前記レーザー素子6からのレーザー光出射時(図4のX)における前記検出素子11の検出量(A)と、前記レーザー素子6からのレーザー光非出射時(図4のY)における前記検出素子の検出量(B)を比較する。この比較値(A−B)が、第二の基準値(図4、図12のL)よりも小さくないと、制御部12は、レーザー素子6からのレーザー光を継続させる(図6のS8)。つまり、外来光の影響を受けることなく、適切な制御が行えるものとなる。
尚、図5において、(a)はレーザー素子6からのレーザー光出力状態を示し、断続的に出力が行われるような状態となっている。
図5おいて、(b)は検出素子11で検出される検出量(A)、図5において、(c)は前記レーザー素子6からのレーザー光出射時(図4のX)における前記検出素子11の検出量(A)と、前記レーザー素子6からのレーザー光非出射時(図4のY)における前記検出素子の検出量(B)を比較した値で、この比較値(A−B)が、例えば第二の基準値(図5、図12のL)よりも小さいと、制御部12は、損傷を検出し、前記レーザー素子6からのレーザー光を停止、または減衰させる構成とした。
このため、レーザー素子6からの特定周波数のレーザー光がアウターレンズ13を介して照明エリアに実質的に照射されることは無く、安全性の高いものとなる。
(実施形態2)
図7は本発明の(実施形態2)を示し、この実施形態では、レーザー光反射体10を投光レンズ9の蛍光体8側面全面に設けるのではなく、投光レンズ9の蛍光体8側面で、蛍光体8に対向する部分にだけ設けたものである。
その他の構成は、図1〜図6に示した(実施形態1)と同じものとなっている。
(実施形態3)
図8は本発明の(実施形態3)を示し、この実施形態では、レーザー光反射体10を投光レンズ9の照明光照射側に配置したものである。
具体的には、アウターレンズ13の投光レンズ9側に設け、検出素子11もアウターレンズ13の投光レンズ9側に設けた。
基本動作、および、その他の構成は、図1〜図6に示した(実施形態1)と同じものとなっている。
(実施形態4)
図9は本発明の(実施形態4)を示し、この実施形態では、特定の周波数として450nmのレーザー光を出射させるレーザー素子6と、このレーザー素子6からのレーザー光進行方向に配置されるとともに、前記レーザー光を照明用光に変換する蛍光体8と、この蛍光体8の照明用光進行方向に配置した投光レンズ9と、前記蛍光体8のレーザー素子6側面で反射したレーザー光、および前記アウターレンズ13、投光レンズ9を介して到達する外来光を検出可能な検出素子11と、この検出素子11に接続された制御部12とを設けた。
また、前記制御部12は、上記(実施形態1)と同じように、前記レーザー素子6からのレーザー光出射時における前記検出素子の検出量(A)と、前記レーザー素子からのレーザー光非出射時における前記検出素子の検出量(B)を比較し、この比較値(A−B)が、第1の所定値(C)よりも大きくなると、前記レーザー素子からのレーザー光を停止、または減衰させる構成とした。
また、制御部12は、上記(実施形態1)と同じように、前記レーザー素子6からのレーザー光出射時における前記検出素子11の検出量(A)と、前記レーザー素子6からのレーザー光非出射時における前記検出素子11の検出量(B)を比較し、この比較値(A−B)が、第2の所定値(D)よりも小さくなると、前記レーザー素子6からのレーザー光を停止、または減衰させる構成とした。
尚、基本動作、および、その他の構成は、図1〜図6に示した(実施形態1)と同じものとなっている。
(実施形態5)
図10は本発明の(実施形態5)を示し、この実施形態では、特定の周波数として450nmのレーザー光を出射させるレーザー素子6と、このレーザー素子6からのレーザー光進行方向に配置されるとともに、前記レーザー光を照明用光に変換する蛍光体8と、この蛍光体8の照明用光進行方向に配置した投光レンズ9と、前記投光レンズ9の蛍光体8側面で反射したレーザー光、および前記投光レンズ9を介して到達する外来光を検出可能な検出素子11と、この検出素子11に接続された制御部12とを備えた物となっている。
また、前記制御部12は、前記レーザー素子6からのレーザー光出射時における前記検
出素子11の検出量(A)と、前記レーザー素子6からのレーザー光非出射時における前記検出素子11の検出量(B)を比較し、この比較値(A−B)が、第1の所定値(C)よりも大きくなると、前記レーザー素子からのレーザー光を停止、または減衰させる構成とした。
また、前記制御部12は、前記レーザー素子6からのレーザー光出射時における前記検出素子11の検出量(A)と、前記レーザー素子6からのレーザー光非出射時における前記検出素子11の検出量(B)を比較し、この比較値(A−B)が、第2の所定値(D)よりも小さくなると、前記レーザー素子6からのレーザー光を停止、または減衰させる構成とした。
尚、基本動作、および、その他の構成は、図1〜図6に示した(実施形態1)と同じものとなっている。
以上のように本発明は、蛍光体の照明用光進行方向にレーザー光反射体を配置したので、蛍光体が損傷しても、特定周波数のレーザー光が投光レンズを介して照明エリアに照射されることは無いので、安全性の高いものとなる。
また、前記レーザー素子からのレーザー光出射時における前記検出素子の検出量(A)と、前記レーザー素子からのレーザー光非出射時における前記検出素子の検出量(B)を比較し、この比較値(A−B)が、第1の所定値(C)よりも大きくなると、前記レーザー素子からのレーザー光を停止、または減衰させる構成としたので、外来光の影響を受けることが少なく、この点からも、安全性に対する信頼性の高いものとなる。
したがって、照明装置と、それを搭載した自動車としての活用が期待される。
1 自動車
2 本体ボディ
3 照明装置
4 開口部
5 本体ケース
6 レーザー素子
7 集光レンズ
8 蛍光体
9 投光レンズ
10 レーザー光反射体
11 検出素子
12 制御部
13 アウターレンズ
14 操作部
15 メモリ
16 警報装置

Claims (11)

  1. レーザー光を発するレーザー素子と、このレーザー素子からのレーザー光進行方向に配置されるとともに、前記レーザー光を照明用光に変換する蛍光体と、この蛍光体の照明用光進行方向に配置した投光レンズと、前記蛍光体の照明用光進行方向に配置されたレーザー光反射体と、このレーザー光反射体で反射したレーザー光、および外来光を検出可能な検出素子と、この検出素子に接続された制御部とを備え、前記制御部は、前記レーザー素子からのレーザー光出射時における前記検出素子の検出量(A)と、前記レーザー素子からのレーザー光非出射時における前記検出素子の検出量(B)を比較し、この比較値(A−B)が、第1の所定値(C)よりも大きくなると、前記レーザー素子からのレーザー光を停止、または減衰させる構成とした照明装置。
  2. 前記制御部は、前記レーザー素子からのレーザー光出射時における前記検出素子の検出量(A)と、前記レーザー素子からのレーザー光非出射時における前記検出素子の検出量(B)を比較し、この比較値(A−B)が、第2の所定値(D)よりも小さくなると、前記レーザー素子からのレーザー光を停止、または減衰させる構成とした請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記レーザー光反射体は、蛍光体と、投光レンズ間に配置した請求項1または2に記載の照明装置。
  4. 前記レーザー光反射体は、投光レンズの蛍光体側面に形成した請求項3に記載の照明装置。
  5. 前記レーザー光反射体は、投光レンズの照明用光進行方向に配置した請求項1または2に記載の照明装置。
  6. 前記投光レンズの照明用光進行方向にアウターレンズを設け、このアウターレンズの投光レンズ側面にレーザー光反射体を配置した請求項5に記載の照明装置。
  7. レーザー光を発するレーザー素子と、このレーザー素子からのレーザー光進行方向に配置されるとともに、前記レーザー光を照明用光に変換する蛍光体と、この蛍光体の照明用光進行方向に配置した投光レンズと、前記蛍光体のレーザー素子側面で反射したレーザー光、および外来光を検出可能な検出素子と、この検出素子に接続された制御部とを備え、前記制御部は、前記レーザー素子からのレーザー光出射時における前記検出素子の検出量(A)と、前記レーザー素子からのレーザー光非出射時における前記検出素子の検出量(B)を比較し、この比較値(A−B)が、第1の所定値(C)よりも大きくなると、前記レーザー素子からのレーザー光を停止、または減衰させる構成とした照明装置。
  8. 前記制御部は、前記レーザー素子からのレーザー光出射時における前記検出素子の検出量(A)と、前記レーザー素子からのレーザー光非出射時における前記検出素子の検出量(B)を比較し、この比較値(A−B)が、第2の所定値(D)よりも小さくなると、前記レーザー素子からのレーザー光を停止、または減衰させる構成とした請求項7に記載の照明装置。
  9. レーザー光を発するレーザー素子と、このレーザー素子からのレーザー光進行方向に配置されるとともに、前記レーザー光を照明用光に変換する蛍光体と、この蛍光体の照明用光進行方向に配置した投光レンズと、前記投光レンズの蛍光体側面で反射したレーザー光、および外来光を検出可能な検出素子と、この検出素子に接続された制御部とを備え、前記制御部は、前記レーザー素子からのレーザー光出射時における前記検出素子の検出量(A
    )と、前記レーザー素子からのレーザー光非出射時における前記検出素子の検出量(B)を比較し、この比較値(A−B)が、第1の所定値(C)よりも大きくなると、前記レーザー素子からのレーザー光を停止、または減衰させる構成とした照明装置。
  10. 前記制御部は、前記レーザー素子からのレーザー光出射時における前記検出素子の検出量(A)と、前記レーザー素子からのレーザー光非出射時における前記検出素子の検出量(B)を比較し、この比較値(A−B)が、第2の所定値(D)よりも小さくなると、前記レーザー素子からのレーザー光を停止、または減衰させる構成とした請求項9に記載の照明装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか一つに記載の照明装置を、本体ボディの前方側に配置した自動車。
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