JP6379028B2 - 上げ下げ窓 - Google Patents

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Description

本発明は、窓枠内に配置される外障子および内障子を備える上げ下げ窓に関する。
従来、サッシ枠と、サッシ枠内の室外側上方に固定された外障子と、サッシ枠内の室内側下方に上下移動自在に配置された内障子とを備えた上げ下げ窓が知られている(特許文献1参照)。
サッシ枠は、上枠、下枠および左右の竪枠を枠組みして構成され、内障子を任意位置に維持可能に吊設するバランサを備えている。外障子および内障子は、上框、下框および左右の竪框を枠組みし、各框の区画内にガラスパネルを装着して構成されている。
下枠には、内障子の下框と下枠との隙間を室外側から塞ぐ下枠遮蔽材が固定されており、下框の屋外面に対向する位置と下枠の上面に対向する位置とに熱膨張耐火材がそれぞれ設けられている。下枠遮蔽材は、内障子の下框の下部を覆っており、当該下框よりも室外側に位置する下枠の傾斜面部に固定されている。
特開2014−221986号公報
ところで、上下移動自在な内障子には、左右の竪枠に沿って案内されて上下方向に摺動する樹脂製(ポリアセタール等)の摺動部材が設けられる。この摺動部材は、内障子の上側両端部と下側両端部とのそれぞれに設けられ、バランサに連結されている。
窓閉鎖状態では、内障子の下框は下枠に装着されたタイト材などに当接するだけであるため、このタイト材などが火災時に焼失すると当該下框と下枠との間に隙間が生じてしまい、この隙間に火炎が入り込むと、内障子の下側両端部に設けられた樹脂製の摺動部材が火炎に晒されて発火するおそれがある。
特許文献1に記載の上げ下げ窓では、内障子の下框と下枠との隙間の室外側に下枠遮蔽材が配置され、この下枠遮蔽材に熱膨張耐火材が設けられているため、火災時に熱膨張耐火材が膨張することで内障子の下框と下枠との隙間を塞ぐことができる。
しかし、下枠遮蔽材は、内障子の下框の下部を覆っているが上部を覆っていないため、火災時に下框の上部が火炎に晒されて熱せられ、この熱が下框の上部から摺動部材まで熱伝導することで、摺動部材が発火するおそれがある。
また、前述した樹脂製の摺動部材に代え、金属不燃材料(ステンレス、アルミ、亜鉛の鋳物等)と樹脂材料(ポリアセタール等)とを組み合わせて摺動部材を構成し、発火しやすい樹脂材料を減らすことで摺動部材の発火を抑制できる。しかし、このような摺動部材は高価であり、部品コストの抑制が困難となる。
本発明の目的は、遮炎性を向上できるとともに部品コストを抑制できる上げ下げ窓を提供することにある。
本発明の上げ下げ窓は、上枠、下枠および左右の縦枠を枠組みして構成される窓枠と、前記窓枠内に配置される外障子と、前記窓枠内に上下スライド可能に配置される内障子とを備え、前記内障子は、上框、下框、左右の縦框および面材を框組みして構成され、窓閉鎖状態で前記下枠と当接する前記下框の両端側には、前記縦枠に沿って摺動可能な樹脂製の摺動部材が取り付けられ、前記下枠は、窓閉鎖状態で前記摺動部材を収容可能な溝部と、前記溝部よりも室外側に位置する枠見込み片部とを有し、前記下框には、前記下框および前記溝部の室外側を覆う框カバー材が取り付けられ、前記框カバー材と前記下框および前記溝部との間には第1加熱膨張材が配置され、前記枠見込み片部の窓開口側の面には、前記框カバー材よりも室外側に第2加熱膨張材が配置され、前記枠見込み片部には、係合部材が取り付けられ、前記係合部材には、前記框カバー材よりも室外側で前記第2加熱膨張材を覆う枠カバー材が係合している、ことを特徴とする。
本発明の上げ下げ窓によれば、下框および溝部の室外側を覆う框カバー材を備え、框カバー材と下框および溝部との間に第1加熱膨張材が配置されるため、火災時における第1加熱膨張材の膨張によって框カバー材と下框間および框カバー材と溝部間を埋めることができ、室外側から摺動部材への熱伝導を遮断できる。
さらに、框カバー材が下框に取り付けられ、枠見込み片部の窓開口側の面には、框カバー材よりも室外側に第2加熱膨張材が配置されるため、火災時において第2加熱膨張材が框カバー材の取付け部分などに妨げられることなく膨張し、この膨張によって框カバー材の室外側を効率的に覆うことができ、室外側から摺動部材への熱伝導をより確実に遮断できる。
また、火災時における第2加熱膨張材の膨張によって枠カバー材と係合部材との係合を解除でき、当該枠カバー材を速やかに脱落させることができる。このため、第2加熱膨張材の膨張が枠カバー材によって妨げられることがない。
加えて、第1加熱膨張材が框カバー材と下框間および框カバー材と溝部間に配置されるため、框カバー材によって第1加熱膨張材を室外側から保護でき、かつ、框カバー材が下框および溝部の室外側を覆うため、第1加熱膨張材、下框および溝部を室外側から目隠しできる。また、枠カバー材によって第2加熱膨張材を覆うことで、第2加熱膨張材を室外側から保護できるとともに目隠しできる。
さらに、摺動部材を金属等の不燃材料を利用して構成する必要がなく、従前から使用されているポリアセタール等の樹脂製の摺動部材を採用でき、摺動部材の部品コストを抑制できる。
本発明の上げ下げ窓では、前記框カバー材は、前記下框への取付状態で、前記下框の室外面に対向する第1カバー片部と、前記溝部の室外面に対向する第2カバー片部とを有し、前記第1加熱膨張材は、前記第1カバー片部に設置される加熱膨張材と、前記第2カバー片部に設置される加熱膨張材とによって構成され、前記第1カバー片部は前記第2カバー片部よりも室内側に位置することが好ましい。
このような構成によれば、框カバー材の下框への取付状態で、第1カバー片部が第2カバー片部よりも室内側に位置するため、第1カバー片部および第1加熱膨張材を下框に対して隙間なく配置することが容易となる。これにより、火災時に第1加熱膨張材が膨張温度に達していない場合に、第1カバー片部および第1加熱膨張材と下框との隙間に火炎などが入り込むことがなく、この隙間へ火炎が入り込むことで下框が温度上昇することを抑制することができる。
本発明の上げ下げ窓では、前記枠カバー材の前記枠見込み片部側の面には、加熱膨張材が設置されることが好ましい。
このような構成によれば、枠カバー材の加熱膨張材が、枠カバー材の枠見込み片部側の面に設置されるため、火災時に加熱膨張材が膨張することで枠カバー材と係合部材との係合を解除でき、枠カバー材を下枠から確実に脱落できる。
本発明の上げ下げ窓では、前記下框は、框ホロー部を備え、前記框ホロー部には、第3加熱膨張材が配置され、前記溝部には、第4加熱膨張材が配置されることが好ましい。
このような構成によれば、第3加熱膨張材が框ホロー部に配置され、かつ、第4加熱膨張材が溝部に配置されるため、火災時において、第3加熱膨張材が膨張することで框ホロー部を埋めることができるとともに、第4加熱膨張材が膨張することで溝部を埋めることができる。これにより、前述した室外側の第1,2加熱膨張材による熱遮断のほか、前述した框ホロー部および溝部における輻射熱を第3,4加熱膨張材によって遮断でき、樹脂製の摺動部材の発火をより確実に抑制できる。
本発明の上げ下げ窓では、前記下枠は、前記枠見込み片部の下方に枠ホロー部を備え、前記枠ホロー部に第5加熱膨張材が配置されることが好ましい。
このような構成によれば、第5加熱膨張材が枠見込み片部の下方の枠ホロー部に配置されるため、火災時に第5加熱膨張材が膨張することで枠ホロー部を埋めることができる。これにより、枠ホロー部における輻射熱を第5加熱膨張材によって遮断できる。また、例えば、室外空間と枠ホロー部とを連通する排水口がある場合、この排水口から枠ホロー部に火炎などが入り込むことを防止でき、枠見込み片部などが熱せられて摺動部材に熱伝達されることを抑制できる。このように樹脂製の摺動部材の発火をより確実に抑制できる。
本発明によれば、遮炎性を向上できるとともに部品コストを抑制できる上げ下げ窓を提供できる。
本実施形態に係る上げ下げ窓を示す斜視図。 前記実施形態に係る上げ下げ窓の縦断面図。 図2に示すIII−III線に沿った横断面図。 図2に示すIV−IV線に沿った横断面図。 前記実施形態に係る上げ下げ窓の要部を示す縦断面図。 前記実施形態に係る上げ下げ窓の要部の加熱膨張材の膨張時を示す縦断面図。
[本実施形態の構成]
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜4において、本実施形態に係る上げ下げ窓1は、戸建て住宅等の建物の外壁開口部に設けられて建物の室内空間と室外空間とを仕切る片上げ下げ窓であって、上枠11、下枠12および左右の縦枠13を枠組みした窓枠10と、この窓枠10の内側に支持された外障子20および内障子30とを備えて構成されている。窓枠10に形成される窓開口5において、外障子20は室外側上方に配置され、内障子30は室内側下方に配置されている。
窓枠10の上枠11、下枠12および左右の縦枠13は、室外側に位置するアルミ製の押出し形材14と室内側に位置する樹脂製材料15とが組み合わされた複合体によって形成されている。
外障子20は、上框21、下框22(外召合せ框)、左右の縦框23および複層のガラスパネル24(面材)を框組みして構成されている。上框21および左右の縦框23は、室外側に位置するアルミ製の押出し形材25と室内側に位置する樹脂製材料26とが組み合わされた複合体によって形成されており、下框22は、アルミ製の押出し形材25Aによって形成されている。
内障子30は、上框31(内召合せ框)、下框32、左右の縦框33および複層のガラスパネル34を框組みして構成されている。上框31、下框32および左右の縦框33は、室外側に位置するアルミ製の押出し形材35と室内側に位置する樹脂製材料36とが組み合わされた複合体によって形成されている。内障子30は、上框31の両端に設けられた樹脂製の上部摺動片38と、内障子30の下端部(下框32の両端側)に連結された樹脂製の下部摺動片39(摺動部材)とが、縦枠13の室内側見付け片132および中間部見付け片133間に案内されることで上下方向に摺動可能に構成されている。また、上部摺動片38は、内障子30を任意位置に維持するバランサに吊設されている。
窓枠10、外障子20および内障子30に使用される樹脂製材料15,26,36は、ポリ塩化ビニル樹脂(PVC)によって構成されている。なお、PVCは、火炎から離されていれば消化する自己消火性に優れるため、これ自体が火炎に直接さらされない限り、発火可能性は低い。
また、上部摺動片38および下部摺動片39は、ポリアセタール樹脂によって構成されている。ポリアセタール樹脂(POM)は、摺動性能に優れる反面、酸化指数が高くて発火しやすい(400℃程度で発火可能性あり)。
外障子20は、窓枠10の上枠11および縦枠13に位置決めされて固定された固定障子であり、内障子30よりも室外側に設けられている。
内障子30は、窓枠10の縦枠13に案内され、外障子20の室内側に沿って上下スライド開閉可能に支持された可動障子である。
これらの外障子20の下框22(外召合せ框)と内障子30の上框31(内合せ框)とが見込み方向に重なると、上げ下げ窓1が閉じられるようになっている。
内障子30の上框31の略中央部にはクレセント錠37が設けられ、外障子20の下框22には錠受け27が設けられており、外障子20および内障子30を閉じた窓閉鎖状態でクレセント錠37を錠受け27に係合させることで、上げ下げ窓1が施錠されるようになっている。
窓枠10の縦枠13は、見込み方向に延びる見込み片部131と、見込み片部131の室内側、中間部および室外側からそれぞれ見付け方向内側に延びる室内側見付け片132、中間部見付け片133、室外側見付け片134および網戸係合用見付け片135とを有して形成されている。
室内側見付け片132は、樹脂製材料15によって形成され、見込み片部131、室外側見付け片134および網戸係合用見付け片135はアルミ製の押出し形材14の一部、中間部見付け片133がアルミ製の押出し形材14と樹脂製材料15との組み合わせとして形成されている。
なお、網戸係合用見付け片135には網戸40が係合している。図1,5,6では、説明の便宜上、網戸40の図示を省略している。
窓枠10の下枠12は、図5に示すように、溝形成部121と、枠見込み片部122と、垂下片部123,124と、仕切り片部125と、底片部126とを有している。枠見込み片部122、垂下片部123,124および仕切り片部125は、枠ホロー部127を形成している。
溝形成部121は、上方に立ち上げられた一対の延出片部121A,121Bと、延出片部121A,121Bの下端に連続した底片部121Cとによって形成されている。延出片部121Aは、延出片部121Bよりも室外側に位置している。延出片部121Aの先端(上端窓閉鎖状態で下框32の室外部分に当接する気密材121Dが装着されている。延出片部121Bには、窓閉鎖状態で下框32の室内部分に当接する突部121Eが形成されている。延出片部121A,121Bおよび底片部121Cによって下部摺動片39を収容可能な溝部120が形成されている。
枠見込み片部122は、延出片部121Aの下部から室外側に延出して形成され、溝部120よりも室外側に位置している。垂下片部123は、枠見込み片部122の室外側寄りの位置から垂下して形成され、垂下片部124は、底片部121Cから垂下して形成されている。垂下片部123,124の先端(下端)には、底片部126が連続して形成され、枠見込み片部122と底片部126との中間位置には、仕切り片部125が垂下片部123,124に連続して形成されている。なお、垂下片部123には排水口が形成されている(図示省略)。
延出片部121A、底片部121C、枠見込み片部122、垂下片部123,124、仕切り片部125および底片部126は、アルミ製の押出し形材14によって形成されており、延出片部121Bは、アルミ製の押出し形材14の一部と樹脂製材料15とが組み合わされて形成されている。
外障子20は、縦枠13の中間部見付け片133および室外側見付け片134間に設けられる固定部材50によって、下辺両端部である下框22の端部および縦框23の下端部が支持されるとともに、上辺両端部である上框21の端部および縦框23の上端部に取り付けた位置決め部材51が上枠11によって位置決めされることで窓枠10に固定されている。
下框22内には、ガラスパネル24の荷重を間接的に支持する断面略柄杓形状の框補強材52が設けられている。框補強材52は、スチール等の金属製で不燃性を有し、下框22の長手方向に沿って連続した長尺状に形成されている。
内障子30の下框32は、図5に示すように、室外見付け片部321と、室内見付け片部322と、下框見込み片部323と、仕切り片部324と、係合片部325とを備えて構成されている。室外見付け片部321、下框見込み片部323、仕切り片部324および係合片部325は、框ホロー部326を形成している。
室外見付け片部321の上片部は、ガラスパネル34の室外面に対向して位置している。室外見付け片部321の下片部は、室外側に延出し、その先端が下方に垂下して形成されている。室外側見付け片部の前述した上片部および下片部間の中間片部は、当該上片部に対して段部321Aを介して若干室内側に形成されている。
下框見込み片部323および仕切り片部324は、室外見付け片部321の中間片部に連続して形成されている。
仕切り片部324は、下框見込み片部323よりも上方に位置している。
係合片部325は、下框見込み片部323および仕切り片部324の室内縁部に連続して形成されている。係合片部325の上下縁には係合部が形成されている。
室内見付け片部322は、係合片部325に係合した被係合部を有して形成されている。室内見付け片部322の上片部は、ガラスパネル34の室内面に対向して位置している。
室外見付け片部321、下框見込み片部323、仕切り片部324および係合片部325はアルミ製の押出し形材35によって形成されており、室内見付け片部322は樹脂製材料36によって形成されている。
窓閉鎖状態では、下框32は下枠12の溝形成部121と当接し、室外見付け片部321の下部は、延出片部121Aの気密材121Dに当接し、室内見付け片部322は延出片部121Bの突部121Eに当接する。この際、下部摺動片39は、溝部120に収容された状態となる。
<熱遮断構造>
ここで、上げ下げ窓1は、火災時に下部摺動片39を室内外から熱遮断するための熱遮断構造60として、框カバー材61と、枠カバー材62と、樹脂アタッチメント63(係合部材)と、框補強材64と、枠補強材65と、熱遮断用の各加熱膨張材71,72,73,74,75,76,77,78,79と、枠カバー材脱落補助用の加熱膨張材80とを備えている。
框カバー材61は、アルミ製であって室外見付け片部321および延出片部121Aに沿って延びている。框カバー材61は、室外見付け片部321に対向して位置する第1カバー片部611と、窓閉鎖状態で延出片部121Aに対向して位置する第2カバー片部612と、第1カバー片部611および第2カバー片部612を連結する連結片部613とを有している。第1カバー片部611の長手方向の両端部は、室外見付け片部321にビス6によってビス止めされている。第1カバー片部611の上縁には、室内側に突出した突出部が形成されている。この突出部は、段部321Aに当接している。第2カバー片部612の下縁の室内側には、凹部が形成されている。
第1カバー片部611の室内面および第2カバー片部612の室内面には、加熱膨張材71,72(第1加熱膨張材)が設置されている。加熱膨張材71の室内面は、室外見付け片部321の室外面に当接しており、その上縁は第1カバー片部611の前述した突出部に当接している。加熱膨張材72の室内面は、延出片部121Aに対して隙間を隔てて対向している。加熱膨張材72の下縁は、第2カバー片部612の凹部に嵌め込まれている。
加熱膨張材73(第2加熱膨張材)は、第2カバー片部612よりも室外側に設置されている。本実施形態では、加熱膨張材73は、延出片部121Aから室外側にわたって枠見込み片部122の窓開口5側の面に設置されている。加熱膨張材73の室外縁は第2カバー片部612よりも室外側に位置している。
枠カバー材62は、アルミ製であって枠見込み片部122に沿って延びており、第2カバー片部612よりも室外側において加熱膨張材73を覆って配置されている。
枠カバー材62は、加熱膨張材73を覆う本体片部621と、本体片部621から枠見込み片部122側に延出した一対の延出片部622,623とを有している。延出片部622,623には、樹脂アタッチメント63に係合可能な突部が形成されている。延出片部622,623の先端は、加熱膨張材73に当接している。本体片部621の枠見込み片部122側の面のうち延出片部622,623間に位置する部分には、枠カバー材62の脱落補助用の加熱膨張材80が設置されている。
樹脂アタッチメント63は、加熱膨張材73の膨張温度と同じ軟化温度か、または当該膨張温度よりも低い軟化温度を有して断面略コ字形状で単尺状に形成され、ビス7によって枠見込み片部122にビス止めされている。この樹脂アタッチメント63は、延出片部622,623の突部に係合している。
框ホロー部326には、断面コ字形状の框補強材64が挿入配置されており、框補強材64には、加熱膨張材74(第3加熱膨張材)が設置されている。加熱膨張材74は、室外見付け片部321の中間片部に沿って配置されている。
溝形成部121には、加熱膨張材75,76,77(第4加熱膨張材)が設置されている。具体的には、延出片部121Aの溝部120を形成する面に加熱膨張材75が設置され、底片部121Cの溝部120を形成する面に加熱膨張材76が設置され、延出片部121Bの溝部120を形成する面に加熱膨張材77が設置されている。
枠ホロー部127には、断面L字形状の枠補強材65が挿入配置されており、枠補強材65には、加熱膨張材78,79(第5加熱膨張材)が設置されている。加熱膨張材78は、垂下片部123に沿って配置され、加熱膨張材79は、仕切り片部125に沿って配置されている。
なお、上枠11、縦枠13、上框21,31、下框22,32および縦框23,33にも、熱遮断用の加熱膨張材91や断面略コ字形状の補強材92が適宜設けられている。
[本実施形態の作用]
以下、本実施形態に係る上げ下げ窓1の作用について説明する。例えば、室外側において火災が発生した場合は次の通りである。
室外側での火災時、上げ下げ窓1は、室外側から輻射熱を受けて次第に温度上昇する。
各加熱膨張材71〜80,91は、膨張温度(150℃程度)に達すると図6に示すように膨張する。なお、図6に示す断面位置は、框カバー材61の両端部間の略中央位置である。
加熱膨張材71,72の膨張によって框カバー材61と室外見付け片部321および延出片部121A間が埋められる。この際、框カバー材61は室外側から熱せられてビス6に対し若干の緩みが生じ、撓み変形しやすい状態となる。このため、框カバー材61は、膨張する加熱膨張材71,72によって室外側に膨らむように撓み変形する。これにより、膨張した加熱膨張材71,72の肉厚は増加する。
樹脂アタッチメント63は、各加熱膨張材71〜80,91の膨張温度またはこれにより低い所定の軟化温度に達すると軟化を生じ、樹脂アタッチメント63と枠カバー材62との係合を解除しやすい状態となる。この状態で加熱膨張材80が下方に向かって膨張して樹脂アタッチメント63に圧接することで、枠カバー材62に枠見込み片部122側から離間する方向の力を加える。この力により、枠カバー材62は、樹脂アタッチメント63との係合が解除されて枠見込み片部122から脱落される。
加熱膨張材73は、加熱膨張材80とほぼ同タイミングで上方に向かって膨張し、枠カバー材62の脱落を補助しつつ框カバー材61の室外側を覆う。なお、樹脂アタッチメント63は軟化しているため、加熱膨張材73の膨張によってビス7から容易に外れ、枠見込み片部122から脱落する。
このように加熱膨張材71,72,73が膨張することで下部摺動片39の室外側は熱遮断される。
また、加熱膨張材74の膨張によって框ホロー部326が埋められ、加熱膨張材75〜77の膨張によって溝部120が埋められる。これにより、下部摺動片39の上方、下方および室内側は熱遮断される。
さらに、加熱膨張材78,79の膨張によって枠ホロー部127が埋められる。これにより、例えば垂下片部123の排水口(図示省略)から火炎などが枠ホロー部127に入り込むことを防止する。
なお、各加熱膨張材91の膨張によって上枠11、縦枠13、上框21,31、下框22,32および縦框23,33における各所定箇所を熱遮断する。
[本実施形態の効果]
(1)下框32および溝形成部121の室外側を覆う框カバー材61を備え、框カバー材61と下框32および溝形成部121との間に加熱膨張材71,72が配置されるため、火災時における加熱膨張材71,72の膨張によって框カバー材61と下框32および溝形成部121との間を埋めることができ、室外側から下部摺動片39への熱伝導を遮断できる。
さらに、框カバー材61が下框32に取り付けられ、枠見込み片部122の窓開口5側の面には、框カバー材61よりも室外側に加熱膨張材73が配置されるため、火災時において加熱膨張材73が框カバー材61の取付け部分などに妨げられることなく膨張し、この膨張によって框カバー材61の室外側を効率的に覆うことができ、室外側から下部摺動片39への熱伝導をより効果的に遮断できる。
また、框カバー材61よりも室外側に位置する枠カバー材62が樹脂アタッチメント63を介して枠見込み片部122に取り付けられるため、火災時に加熱膨張材73が膨張温度に達するまでには樹脂アタッチメント63が軟化することで枠カバー材62が外れやすい状態となり、加熱膨張材73の膨張によって速やかに脱落させることができる。このため、加熱膨張材73の膨張が枠カバー材62によって妨げられることがない。
加えて、加熱膨張材71,72が框カバー材61と下框32および溝形成部121との間に配置されるため、框カバー材61によって加熱膨張材71,72を室外側から保護でき、かつ、框カバー材61が下框32および溝形成部121の室外側を覆うため、加熱膨張材71,72、下框32および溝形成部121を室外側から目隠しできる。また、枠カバー材62によって加熱膨張材73を覆うことで、加熱膨張材73を室外側から保護できるとともに目隠しできる。
さらに、下部摺動片39を金属等の不燃材料で構成する必要がなく、従前から使用されているポリアセタール等の樹脂製の摺動部材を下部摺動片39として採用でき、下部摺動片39の部品コストを抑制できる。
(2)框カバー材61の下框32への取付状態で、第1カバー片部611が第2カバー片部612よりも室内側に位置するため、第1カバー片部611および加熱膨張材71を下框32に対して隙間なく配置することが容易となる。これにより、火災時に加熱膨張材71が膨張温度に達していない場合に、第1カバー片部611および加熱膨張材71と下框32との隙間に火炎などが入り込むことがなく、この隙間へ火炎が入り込むことで下框32が温度上昇することを抑制することができる。
(3)加熱膨張材73が、第2カバー片部612よりも室外側から延出片部121Aにわたって枠見込み片部122に設置されているため、枠見込み片部122の室外側での露呈面を少なくでき、断熱性を向上できる。また、加熱膨張材73の室内縁を延出片部121Aに当接することで当該加熱膨張材73の位置決めを容易に行うことができ、所定位置に簡単に設置できる。
(4)枠カバー材62の脱落補助用の加熱膨張材80が、枠カバー材62の枠見込み片部122側の面に設置されるため、火災時に加熱膨張材80が膨張することで枠カバー材62と樹脂アタッチメント63との係合を解除でき、枠カバー材62を下枠12から確実に脱落できる。
(5)加熱膨張材74が框ホロー部326に配置され、かつ、加熱膨張材75〜77が溝部120に配置されるため、火災時において、加熱膨張材74が膨張することで框ホロー部326を埋めることができるとともに、加熱膨張材75〜77が膨張することで溝部120を埋めることができる。これにより、框ホロー部326および溝部120における輻射熱を加熱膨張材74〜77によって遮断でき、下部摺動片39の発火をより確実に抑制できる。
(6)框補強材64に加熱膨張材74が設置されるため、框補強材64の框ホロー部326への挿入によって、下框32の補強および加熱膨張材74の設置を簡単に行うことができる。
(7)加熱膨張材78,79が枠見込み片部122の下方の枠ホロー部127に配置されるため、火災時に加熱膨張材78,79が膨張することで枠ホロー部127を埋めることができる。これにより、枠ホロー部127における輻射熱を加熱膨張材78,79によって遮断できる。また、室外空間と枠ホロー部127とを連通する排水口(図示省略)から枠ホロー部127に火炎などが入り込むことを防止でき、枠見込み片部122などが熱せられて下部摺動片39に熱伝達されることを抑制できる。このように下部摺動片39の発火をより確実に抑制できる。
(8)枠補強材65に加熱膨張材78,79が設置されるため、枠補強材65の枠ホロー部127への挿入によって、下枠12の補強および加熱膨張材78,79の設置を簡単に行うことができる。
[変形例]
本発明は、以上の実施形態で説明した構成のものに限定されず、本発明の目的を達成できる範囲での変形例は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態では、框ホロー部326、溝部120、枠ホロー部127に加熱膨張材71〜79がそれぞれ設けられているが、これらの一部または全部の構成を省略してもよい。
前記実施形態では、第1カバー片部611は第2カバー片部612よりも室内側に位置しているが、これに限定されず、第2カバー片部612と鉛直線上に並んで位置していてもよく、また、第2カバー片部612よりも室外側に位置していてもよい。
前記実施形態では、框カバー材61の両端部がビス止めされているが、当該両端部間でのビス止め箇所を増設してもよい。
前記実施形態では、枠カバー材62に脱落補助用の加熱膨張材80が設けられているが、この構成を省略してもよい。この場合、枠カバー材62は、主に加熱膨張材73の膨張によって樹脂アタッチメント63との係合が解除され、下枠12から脱落する。
前記実施形態では、框ホロー部326、枠ホロー部127には、框補強材64、枠補強材65がそれぞれ挿入されているが、この構成を省略してもよい。この場合、加熱膨張材74は框ホロー部326に配置されて下框32に直接設置され、加熱膨張材78,79は枠ホロー部127に配置されて当該枠ホロー部127を形成する垂下片部123、仕切り片部125などに直接設置される。
前記実施形態では、上げ下げ窓1は、外障子20を固定障子とし、内障子30を可動障子とした片上げ下げ窓として構成されているが、これに限定されず、外障子20および内障子30の双方を可動障子とした両上げ下げ窓として構成されてもよい。
1…上げ下げ窓、10…窓枠、11…上枠、12…下枠、120…溝部、121…溝形成部、121A,121B,622,623…延出片部、121C,126…底片部、121D…気密材、121E…突部、122…枠見込み片部、123,124…垂下片部、125,324…仕切り片部、127…枠ホロー部、13…縦枠、131…見込み片部、132…室内側見付け片、133…中間部見付け片、134…室外側見付け片、135…網戸係合用見付け片、14,25,25A,35…押出し形材、15,26,36…樹脂製材料、20…外障子、21,31…上框、22,32…下框、23,33…縦框、24,34…ガラスパネル、27…錠受け、30…内障子、321…室外見付け片部、321A…段部、322…室内見付け片部、323…下框見込み片部、325…係合片部、326…框ホロー部、37…クレセント錠、38…上部摺動片、39…下部摺動片、40…網戸、5…窓開口、50…固定部材、51…位置決め部材、52…框補強材、6,7…ビス、60…熱遮断構造、61…框カバー材、611…第1カバー片部、612…第2カバー片部、613…連結片部、62…枠カバー材、621…本体片部、63…樹脂アタッチメント(係合部材)、64…框補強材、65…枠補強材、71〜80,91…加熱膨張材、92…補強材。

Claims (5)

  1. 上枠、下枠および左右の縦枠を枠組みして構成される窓枠と、前記窓枠内に配置される外障子と、前記窓枠内に上下スライド可能に配置される内障子とを備え、
    前記内障子は、上框、下框、左右の縦框および面材を框組みして構成され、
    窓閉鎖状態で前記下枠と当接する前記下框の両端側には、前記縦枠に沿って摺動可能な樹脂製の摺動部材が取り付けられ、
    前記下枠は、窓閉鎖状態で前記摺動部材を収容可能な溝部と、前記溝部よりも室外側に位置する枠見込み片部とを有し、
    前記下框には、前記下框および前記溝部の室外側を覆う框カバー材が取り付けられ、
    前記框カバー材と前記下框および前記溝部との間には第1加熱膨張材が配置され、
    前記枠見込み片部の窓開口側の面には、前記框カバー材よりも室外側に第2加熱膨張材が配置され、
    前記枠見込み片部には、係合部材が取り付けられ、
    前記係合部材には、前記框カバー材よりも室外側で前記第2加熱膨張材を覆う枠カバー材が係合している、
    ことを特徴とする上げ下げ窓。
  2. 請求項1に記載の上げ下げ窓において、
    前記框カバー材は、前記下框への取付状態で、前記下框の室外面に対向する第1カバー片部と、前記溝部の室外面に対向する第2カバー片部とを有し、
    前記第1加熱膨張材は、前記第1カバー片部に設置される加熱膨張材と、前記第2カバー片部に設置される加熱膨張材とによって構成され、
    前記第1カバー片部は前記第2カバー片部よりも室内側に位置する
    ことを特徴とする上げ下げ窓。
  3. 請求項1または請求項2に記載の上げ下げ窓において、
    前記枠カバー材の前記枠見込み片部側の面には加熱膨張材が設置される
    ことを特徴とする上げ下げ窓。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の上げ下げ窓において、
    前記下框は、框ホロー部を備え、
    前記框ホロー部には、第3加熱膨張材が配置され、
    前記溝部には、第4加熱膨張材が配置される
    ことを特徴とする上げ下げ窓。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の上げ下げ窓において、
    前記下枠は、前記枠見込み片部の下方に枠ホロー部を備え、
    前記枠ホロー部に第5加熱膨張材が配置される
    ことを特徴とする上げ下げ窓。
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