JP6378727B2 - メッセージ送信方法、メッセージ送信用プログラム、及びメッセージ送信装置 - Google Patents
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Description
本発明は、メッセージ送信方法、メッセージ送信用プログラム、及びメッセージ送信装置に関する。
従来、ユーザ間で情報を交換するメッセージシステムでは、メッセージを送信する送信者が、そのメッセージの内容(以下、単に「メッセージ」とも記載する)、そのメッセージを受け取る受信者、及びそのメッセージを送信するタイミングを決定する。近年、サービスの拡充、社会の変化等に伴って、上記の枠組み以外でメッセージをやり取り可能にするメッセージシステムが現れてきている。例えば、特許文献1では、緊急地震速報等の通報をトリガとして、発信者情報、位置情報及び時刻情報を含むメールを作成し、予め指定された送信アドレスに当該作成したメールを送信する携帯電話システムが提案されている。
例えば、特定の相手に遺言を送るケース等、本件発明者は、送信者が何らかの事情(例えば、死亡する)でメッセージを送信することができなくなったときに、当該送信者の所望する特定の相手に所定のメッセージを送信可能にするサービスのニーズがあることを見出した。
しかしながら、上記のようなシステムでは、トリガとなる事象が発生しない限り、予め指定した受信者に対してメッセージを送信することができない。そのため、適切なタイミングでメッセージを送信できない可能性がある。また、上記事象の発生タイミングが予測できる場合には、メッセージの送信日時を予め決定しておくことで、所望のタイミングに特定の相手(送信先)に所定のメッセージを送信することは可能であるが、通常、上記事象の発生タイミングは予測するのが困難である。
そこで、従来のメッセージシステムにおいて、送信者は、メッセージの送信の実行を信頼できる第三者に依頼することで、上記事象が発生したときに、所定のメッセージが特定の送信先に送信されるようにすることがあった。すなわち、送信者は、メッセージの内容と送信先とを予め決定しておき、メッセージを送信するタイミングを計ることのみを第三者に委ねることで、所望のタイミングでの特定の送信先に対する所定のメッセージの送信を実現することがあった。
しかしながら、この方法によれば、送信者は、例えば、電子メールの送受信に用いるユーザ名及びパスワード、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス;Social Networking Service)等のサービスで利用するログインID及びパスワード等のメッセージを送信するためのユーザ認証情報(アカウント情報)を第三者に開示することになる。そのため、例えば、なりすましに利用されたり、メッセージの内容及び送信先を改ざんされたりする等、開示したユーザ認証情報が第三者に悪用される危険性があった。
本発明は、一側面では、このような点を考慮してなされたものであり、ユーザを認証するためのユーザ認証情報、特に、ログインのためのパスワード、を開示することなく、メッセージの送信の実行を第三者に依頼することを可能にする技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述した課題を解決するために、以下の構成を採用する。
すなわち、本発明の一側面に係るメッセージを送信するための情報処理方法は、コンピュータが、メッセージ及び当該メッセージの送信先の登録を受け付ける登録ステップと、前記メッセージを登録したユーザを認証するためのユーザ認証情報とは別に設定されたメッセージ認証情報に基づいて、前記メッセージの送信のための認証を受け付ける認証ステップと、前記認証が成立した場合に、登録された前記メッセージの送信先に登録された前記メッセージを送信する送信ステップと、を実行するメッセージ送信方法である。
当該構成では、一般的なユーザ認証とは異なるステップとして、ユーザの登録したメッセージを送信するトリガとなるメッセージ送信の認証ステップが設けられる。そして、この認証ステップでは、ユーザ認証に利用するユーザ認証情報とは別の情報(メッセージ認証情報)に基づいて、メッセージを送信するか否かの判定(認証)が行われる。
したがって、当該構成では、送信者(ユーザ)は、ユーザ認証情報ではなく、メッセージ認証情報を第三者に伝達することで、登録したメッセージを特定の送信先に送信するタイミングを当該第三者に委ねることができる。すなわち、当該構成によれば、送信者(ユーザ)は、ユーザ認証情報を開示することなく、所望の送信先に対する所望のメッセージの送信の実行を第三者に依頼することができる。なお、メッセージ認証情報は、メッセージ送信の認証に可能な情報であれば特に限定されなくてもよく、例えば、文字列、画像、音声等で構成されてよい。
また、上記一側面に係るメッセージ送信方法の別の形態として、前記コンピュータが、前記メッセージを登録するユーザの識別子と関連付けて前記メッセージ認証情報を登録する認証情報登録ステップを更に実行してもよく、前記認証ステップでは、前記コンピュータは、前記ユーザの識別子及び前記メッセージ認証情報に基づいて、前記メッセージの送信のための認証を受け付けてもよい。当該構成によれば、ユーザ認証情報(特に、パスワード)を開示することなく、メッセージの送信を第三者に依頼可能にした上で、ユーザの識別子とメッセージ認証情報とを紐付けておくことによって、送信対象となるメッセージの特定を容易にすることができる。また、ユーザの識別子とメッセージ認証情報とによって送信認証を行うため、送信対象となるメッセージを取り違える可能性を低くすることができる。更に、当該構成によれば、事前に登録されたユーザの識別子にメッセージ認証情報が紐付けられる。そのため、メッセージの送り元であるユーザを特定することができ、第三者の悪意によるなりすましを防止することができる。
また、上記一側面に係るメッセージ送信方法の別の形態として、前記コンピュータが、前記メッセージを登録するユーザに対して、前記メッセージ認証情報の登録を受け付ける認証情報受付ステップを更に実行してもよい。当該構成によれば、メッセージ認証情報として、送信者(ユーザ)の指定する文字列等の情報を利用することができる。また、送信者(ユーザ)がメッセージ認証情報を任意に指定することができるため、送信者(ユーザ)及び/又はメッセージの送信を依頼する第三者にとって忘れにくい情報(例えば、誕生年月日、結婚記念日等)をメッセージ認証情報に登録することができる。
また、上記一側面に係るメッセージ送信方法の別の形態として、前記コンピュータが、所定の方法に基づいて、前記メッセージ認証情報を作成する認証情報作成ステップを更に実行してもよい。当該構成によれば、コンピュータの処理によって、メッセージ認証情報を自動で作成することができる。また、当該自動作成のアルゴリズム(例えば、ランダムに文字列を形成する)を適切に選択することで、セキュリティの高いメッセージ認証情報を作成するようにすることができる。
また、上記一側面に係るメッセージ送信方法の別の形態として、前記認証ステップでは、前記コンピュータは、認証用メッセージを受け付け、当該受け付けた認証用メッセージと前記メッセージ認証情報とを照合することによって、前記メッセージを送信するための認証が成立するか否かを判定してもよい。当該構成によれば、メッセージの送信の実行を委ねられた第三者は、上記コンピュータに認証用メッセージを送信することで、上記メッセージの送信のための認証を行うことができる。そのため、第三者は、上記コンピュータにアクセスする等の手間をかけることなく、メッセージの送信を実行することができる。
また、上記一側面に係るメッセージ送信方法の別の形態として、前記メッセージ及び前記認証用メッセージは、電子メール、ショートメッセージ、電話での通話、及び特定アプリケーション内でやりとりされるメッセージのうちのいずれかであってよい。当該構成によれば、既存のメッセージシステムを利用して、上記メッセージを送信するためのシステムを構築することができる。また、既存のシステムを利用することができるため、メッセージ送信のトリガとなる第三者がメッセージ送信の認証のための使用方法を新たに習得しなければならなくなることが想定されにくい。そのため、送信者(ユーザ)は、過度に負荷を強いることなく、メッセージの送信を第三者に依頼することができる。すなわち、利便性の高いメッセージ送信代行システムを構築することができる。ただし、上記メッセージ送信方法の適用可能なシステムは、これらのメッセージシステムに限定されなくてもよい。上記メッセージ送信方法は、情報のやり取りをすることが可能なあらゆるシステムに広く適用可能である。
なお、上記各形態に係るメッセージ送信方法の別の形態として、以上の各構成を実現する情報処理装置であってもよいし、プログラムであってもよいし、このようなプログラムを記録したコンピュータその他装置、機械等が読み取り可能な記憶媒体であってもよい。ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、プログラム等の情報を、電気的、磁気的、光学的、機械的、又は、化学的作用によって蓄積する媒体である。
例えば、本発明の一側面に係るプログラムは、上記いずれかの形態に係るメッセージ送信方法における各ステップをコンピュータに実行させるためのメッセージ送信用プログラムである。
また、例えば、本発明の一側面に係る情報処理装置は、メッセージ及び当該メッセージの送信先の登録を受け付けるメッセージ登録受付部と、前記メッセージを登録したユーザを認証するためのユーザ認証情報とは別に設定されたメッセージ認証情報に基づいて、前記メッセージの送信のための認証を受け付けるメッセージ送信認証部と、前記認証が成立した場合に、登録された前記メッセージの送信先に登録された前記メッセージを送信するメッセージ送信部と、を備えるメッセージ送信装置である。
また、上記一側面に係るメッセージ送信装置の別の形態として、上記メッセージ送信装置は、前記メッセージを登録するユーザの識別子と関連付けて前記メッセージ認証情報を登録する認証情報登録部を更に備えてもよく、前記メッセージ送信認証部は、前記ユーザの識別子及び前記メッセージ認証情報に基づいて、前記メッセージの送信のための認証を受け付けてもよい。
また、上記一側面に係るメッセージ送信装置の別の形態として、上記メッセージ送信装置は、前記メッセージを登録するユーザに対して、前記メッセージ認証情報の登録を受け付ける認証情報受付部を更に備えてもよい。
また、上記一側面に係るメッセージ送信装置の別の形態として、上記メッセージ送信装置は、所定の方法に基づいて、前記メッセージ認証情報を作成する認証情報作成部を更に備えてもよい。
また、上記一側面に係るメッセージ送信装置の別の形態として、前記メッセージ送信認証部は、認証用メッセージを受け付け、当該受け付けた認証用メッセージと前記メッセージ認証情報とを照合することによって、前記メッセージを送信するための認証が成立するか否かを判定してもよい。
また、上記一側面に係るメッセージ送信装置の別の形態として、前記メッセージ及び前記認証用メッセージは、電子メール、ショートメッセージ、電話での通話、及び特定アプリケーション内でやりとりされるメッセージのうちのいずれかであってよい。
本発明によれば、ユーザを認証するためのユーザ認証情報を開示することなく、メッセージの送信の実行を第三者に依頼することができるようになる。
以下、本発明の一側面に係る実施の形態(以下、「本実施形態」とも表記する)を、図面に基づいて説明する。ただし、以下で説明する本実施形態は、あらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。つまり、本発明の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。なお、本実施形態において登場するデータを自然言語により説明しているが、より具体的には、コンピュータが認識可能な疑似言語、コマンド、パラメタ、マシン語等で指定される。
§1 適用場面
まず、図1を用いて、本発明が適用される場面について説明する。図1は、本実施形態に係るメッセージ送信装置1の利用場面を模式的に例示する。本実施形態に係るメッセージ送信装置1は、メッセージの送信者たるユーザが何らかの事情でメッセージを送信できなくなったときに、当該ユーザからメッセージの送信を託された第三者からの依頼に基づいて当該メッセージの送信を可能にするサービスを提供する情報処理装置である。
まず、図1を用いて、本発明が適用される場面について説明する。図1は、本実施形態に係るメッセージ送信装置1の利用場面を模式的に例示する。本実施形態に係るメッセージ送信装置1は、メッセージの送信者たるユーザが何らかの事情でメッセージを送信できなくなったときに、当該ユーザからメッセージの送信を託された第三者からの依頼に基づいて当該メッセージの送信を可能にするサービスを提供する情報処理装置である。
具体的には、図1に例示されるように、メッセージ送信装置1は、メッセージ及びそのメッセージの送信先の登録をユーザから受け付ける。ユーザは、このメッセージ送信装置1を利用して、メッセージの送信を所望する者(送信者)であり、ユーザ端末2を利用して、メッセージ送信装置1にネットワークを介してアクセスし、メッセージの内容の入力及び送信先の選択を行う。この操作に応じて、メッセージ送信装置1は、ユーザの入力したメッセージの内容及び選択した送信先を登録(記憶)する。
登録したメッセージには、当該メッセージの送信を認証するためのメッセージ認証情報(後述する「認証コード」)が設定される。このメッセージ認証情報は、メッセージ送信装置1によって自動的に作成されてもよいし、ユーザの指定によって決定されてもよい。メッセージ認証情報は、登録された上記メッセージの送信を実行するトリガとなる情報であり、サービスの利用者であるユーザを認証するためのユーザ認証情報とは別個に設定される。
すなわち、ユーザ認証情報は、システム(例えば、メッセージ送信装置1)がユーザを特定し、アクセスの制限を行うための認証情報であり、例えば、ログインパスワード、USB(Universal Serial Bus)キー、生体情報等である。これに対して、本実施形態で設定されるメッセージ認証情報は、ユーザの登録したメッセージの送信を実行するのに利用される専用の認証情報である。なお、ユーザ認証情報とメッセージ認証情報とが結果的に同じ(例えば、同じ文字列)になることは許容されてよい。
ユーザは、メッセージの送信を依頼する第三者に、この設定されたメッセージ認証情報を伝達する。第三者は、ユーザから、何らかの事情が生じたときに登録されたメッセージの送信を実行するように託された者(「送信実行者」又は「受託者」と称してもよい)である。第三者は、一人であってもよいし、複数人であってもよい。また、登録されたメッセージの送信先となる受信者が当該第三者に指定されてもよい。なお、メッセージ認証情報の伝達手段は、特に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。ユーザは、例えば、口頭、書面、ユーザ端末(2、3)間でのやりとり等で、メッセージ認証情報を第三者に伝達することができる。
メッセージ送信装置1は、メッセージ認証情報に基づくメッセージの送信のための認証を受け付けており、第三者は、上記事情が生じたときに、ユーザ端末3を利用して、ネットワークを介してメッセージ送信装置1にメッセージ認証情報を通知する。これに応じて、メッセージ送信装置1は、メッセージの送信のための認証を行い、当該認証が成立した場合に、登録されたメッセージの送信先に対して登録されたメッセージを送信する。これにより、メッセージの送信先である受信者は、ユーザ端末4を利用して、ネットワークを介して当該ユーザのメッセージを受け取ることができる。
以上のとおり、本実施形態に係るメッセージ送信装置1は、ユーザの登録したメッセージの送信の実行を認証するのに、ユーザ認証に利用するユーザ認証情報ではなく、それとは別のメッセージ認証情報を利用する。したがって、本実施形態によれば、ユーザは、ユーザ認証に利用するユーザ認証情報を開示することなく、所望の送信先に対する所望のメッセージの送信の実行を第三者に依頼することができる。
このメッセージ送信装置1は、例えば、ユーザが死亡したときに、ユーザの遺言を特定の相手に送るために利用することができる。すなわち、ユーザは、遺言の内容と当該遺言の送信先をメッセージ送信装置1に登録する。そして、ユーザは、当該遺言に設定されたメッセージ認証情報を第三者に伝達して、将来、自身が死亡したときに当該遺言の送信を実行することを第三者に依頼する。これにより、ユーザは、自身が死亡したときに、所望の相手に遺言が届くようにすることができる。ただし、メッセージ送信装置1の利用方法は、このような遺言送付の委託サービスの提供に限られなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。
なお、図1の例では、ユーザ、第三者、及び受信者はそれぞれユーザ端末2〜4を利用することを想定している。しかしながら、ユーザ、第三者、及び受信者は、ユーザ端末2〜4を利用せず、メッセージ送信装置1に直接アクセスしてもよい。メッセージ送信装置1にアクセスする方法は、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。
§2 構成例
[ハードウェア構成]
<メッセージ送信装置>
次に、図2を用いて、メッセージ送信装置1のハードウェア構成の一例を説明する。図2は、本実施形態に係るメッセージ送信装置1のハードウェア構成の一例を模式的に例示する。図2に例示されるように、本実施形態に係るメッセージ送信装置1は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を含む制御部11、制御部11で実行されるプログラム8、後述する各マスタ等を記憶する記憶部12、ネットワークを介した通信を行うための通信インタフェース13、及び記憶媒体9に記憶されたプログラムを読み込むためのドライブ14が電気的に接続されたコンピュータである。ただし、図2では、通信インタフェースは、「通信I/F」と記載されている。以下の図3でも同様の表記を用いる。
[ハードウェア構成]
<メッセージ送信装置>
次に、図2を用いて、メッセージ送信装置1のハードウェア構成の一例を説明する。図2は、本実施形態に係るメッセージ送信装置1のハードウェア構成の一例を模式的に例示する。図2に例示されるように、本実施形態に係るメッセージ送信装置1は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を含む制御部11、制御部11で実行されるプログラム8、後述する各マスタ等を記憶する記憶部12、ネットワークを介した通信を行うための通信インタフェース13、及び記憶媒体9に記憶されたプログラムを読み込むためのドライブ14が電気的に接続されたコンピュータである。ただし、図2では、通信インタフェースは、「通信I/F」と記載されている。以下の図3でも同様の表記を用いる。
記憶部12に記憶されるプログラム8は、メッセージ送信装置1の制御部11に各構成要素を制御させ、上記メッセージの登録及び送信に関する各処理を実行させるためのプログラムである。このプログラム8は、本発明の「メッセージ送信用プログラム」に相当する。このプログラム8は、記憶媒体9に記憶されていてもよい。
記憶媒体9は、コンピュータその他装置、機械等が記憶されたプログラム等の情報を読み取り可能なように、当該プログラム等の情報を、電気的、磁気的、光学的、機械的又は化学的作用によって蓄積する媒体である。なお、図2では、記憶媒体9の一例として、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)等のディスク型の記憶媒体を例示している。しかしながら、記憶媒体9の種類は、ディスク型に限定される訳ではなく、ディスク型以外であってもよい。ディスク型以外の記憶媒体として、例えば、フラッシュメモリ等の半導体メモリを挙げることができる。
なお、メッセージ送信装置1の具体的なハードウェア構成に関して、実施の形態に応じて、適宜、構成要素の省略、置換、及び追加が可能である。例えば、制御部11は、複数のプロセッサを含んでもよい。また、メッセージ送信装置1は、提供されるサービス専用に設計された情報処理装置の他、サーバマシン等の汎用の情報処理装置であってもよい。メッセージ送信装置1は、上記メッセージの登録及び送信受付のサービスを、SNS等の他のサービスと共に提供してもよいし、単独で提供してもよい。更に、メッセージ送信装置1は、1又は複数台のコンピュータにより構成されてよい。
<ユーザ端末>
次に、図3を用いて、各ユーザ端末2〜4のハードウェア構成の一例を説明する。図3は、ユーザ端末2〜4のハードウェア構成の一例を模式的に例示する。各ユーザ端末2〜4は、CPU、RAM、ROM等を含む制御部21、制御部21で実行するプログラム等を記憶する記憶部22、ネットワークを介して通信を行うための通信インタフェース23、マウス、キーボード等の入力を行うための入力装置24、及びディスプレイ、スピーカ等の出力を行うための出力装置25が電気的に接続されたコンピュータである。
次に、図3を用いて、各ユーザ端末2〜4のハードウェア構成の一例を説明する。図3は、ユーザ端末2〜4のハードウェア構成の一例を模式的に例示する。各ユーザ端末2〜4は、CPU、RAM、ROM等を含む制御部21、制御部21で実行するプログラム等を記憶する記憶部22、ネットワークを介して通信を行うための通信インタフェース23、マウス、キーボード等の入力を行うための入力装置24、及びディスプレイ、スピーカ等の出力を行うための出力装置25が電気的に接続されたコンピュータである。
なお、各ユーザ端末2〜4の具体的なハードウェア構成に関して、上記メッセージ送信装置1と同様に、実施形態に応じて適宜構成要素の省略、置換、及び、追加が可能である。例えば、制御部21は、複数のプロセッサを含んでもよい。また、例えば、入力装置24及び出力装置25は、タッチパネルディスプレイに置き換えられてもよい。各ユーザ端末2〜4は、例えば、提供されるサービス専用に設計された端末の他、スマートフォンを含む携帯電話、タブレット端末、固定電話、PC(Personal Computer)等が用いられてもよい。各ユーザ端末2〜4は、文字、画像、音声等でメッセージのやり取りが可能な端末であれば、特に限定されなくてもよい。更に、図3では、各ユーザ端末2〜4は、互いに同じハードウェア構成を有しているが、このような例に限定されなくてもよい。各ユーザ端末2〜4は、互いに異なるハードウェア構成を有していてもよい。
また、図1に例示されるように、本実施形態では、メッセージ送信装置1と各ユーザ端末2〜4との間、及び各ユーザ端末2〜4の間における情報の伝達は、ネットワークを介したデータ通信によって行われる。当該データ通信に利用されるネットワークの種類は、各ユーザ端末2〜4の利用可能な通信キャリア(回線)により適宜選択可能である。例えば、当該データ通信には、インターネット、無線通信網、移動通信網、電話網、専用網等が用いられてよい。
[機能構成]
次に、図4を用いて、メッセージ送信装置1の機能構成について説明する。図4は、本実施形態に係るメッセージ送信装置1の機能構成の一例を模式的に例示する。本実施形態では、メッセージ送信装置1の制御部11が、記憶部12に記憶されたプログラム8をRAMに展開する。そして、制御部11は、RAMに展開されたプログラム8をCPUにより解釈及び実行して、各構成要素を制御する。これにより、本実施形態に係るメッセージ送信装置1は、メッセージ登録受付部111、メッセージ送信認証部112、メッセージ送信部113、認証情報登録部114、認証情報受付部115、及び認証情報作成部116を備えるコンピュータとして機能する。
次に、図4を用いて、メッセージ送信装置1の機能構成について説明する。図4は、本実施形態に係るメッセージ送信装置1の機能構成の一例を模式的に例示する。本実施形態では、メッセージ送信装置1の制御部11が、記憶部12に記憶されたプログラム8をRAMに展開する。そして、制御部11は、RAMに展開されたプログラム8をCPUにより解釈及び実行して、各構成要素を制御する。これにより、本実施形態に係るメッセージ送信装置1は、メッセージ登録受付部111、メッセージ送信認証部112、メッセージ送信部113、認証情報登録部114、認証情報受付部115、及び認証情報作成部116を備えるコンピュータとして機能する。
メッセージ登録受付部111は、ユーザに対して、メッセージ及びメッセージの送信先の登録を受け付ける。メッセージ送信認証部112は、メッセージの送信の実行をユーザから依頼された第三者に対して、メッセージ認証情報に基づくメッセージの送信のための認証を受け付ける。メッセージ送信部113は、当該認証が成立した場合に、登録されたメッセージを、登録された送信先(受信者)に送信する。
また、認証情報登録部114は、メッセージを登録したユーザの識別子と関連付けてメッセージ認証情報を後述するユーザ情報マスタ121に登録する。認証情報受付部115は、ユーザに対して、メッセージ認証情報の登録を受け付ける。認証情報作成部116は、所定の方法(例えば、ランダムな文字列を作成する)に基づいて、メッセージ認証情報を自動作成する。
なお、本実施形態では、これらの機能がいずれも汎用のCPUによって実現される例を説明している。しかしながら、これらの機能の一部又は全部が、1又は複数の専用のプロセッサにより実現されてもよい。また、メッセージ送信装置1の機能構成に関して、実施の形態に応じて、適宜、機能の省略、置換、及び追加が行われてもよい。例えば、メッセージ認証情報の登録をメッセージ送信装置1以外の装置で行う場合には、認証情報登録部114は省略されてもよい。メッセージ認証情報をユーザが指定できるようにしない場合には、認証情報受付部115は省略されてもよい。メッセージ認証情報の自動生成を行わない場合には、認証情報作成部116は省略されてもよい。各機能に関しては後述する動作例で詳細に説明する。
[データ構成例]
次に、図5〜図7を更に用いて、本実施形態に係るメッセージ送信装置1の保持するデータの構成例について説明する。図4に例示されるように、本実施形態では、上記ユーザのアカウント、メッセージの内容、及びメッセージの送信先を管理(及び記憶)するために、ユーザ情報マスタ121、送信先登録マスタ122、及びメッセージ登録マスタ123を保持している。図5〜図7は、各マスタ121〜123の構成の一例を模式的に例示する。以下、各マスタ121〜123の構成について説明する。
次に、図5〜図7を更に用いて、本実施形態に係るメッセージ送信装置1の保持するデータの構成例について説明する。図4に例示されるように、本実施形態では、上記ユーザのアカウント、メッセージの内容、及びメッセージの送信先を管理(及び記憶)するために、ユーザ情報マスタ121、送信先登録マスタ122、及びメッセージ登録マスタ123を保持している。図5〜図7は、各マスタ121〜123の構成の一例を模式的に例示する。以下、各マスタ121〜123の構成について説明する。
<ユーザ情報マスタ>
まず、図5を用いて、ユーザ情報マスタ121について説明する。ユーザ情報マスタ121は、ユーザ認証情報及びメッセージ認証情報を管理するためのマスタデータであり、システムユーザID、ログインID、ログインパスワード、及び認証コードを保持するためのフィールドを含んでいる。図5に例示されるテーブルでは、1行分のデータ(1レコード)が、1ユーザ分のデータに相当する。
まず、図5を用いて、ユーザ情報マスタ121について説明する。ユーザ情報マスタ121は、ユーザ認証情報及びメッセージ認証情報を管理するためのマスタデータであり、システムユーザID、ログインID、ログインパスワード、及び認証コードを保持するためのフィールドを含んでいる。図5に例示されるテーブルでは、1行分のデータ(1レコード)が、1ユーザ分のデータに相当する。
システムユーザIDは、メッセージ送信装置1(システム)内でユーザを特定するためのID(識別子)である。システムユーザIDは、メッセージ送信装置1によって任意に設定されてよい。ログインIDは、メッセージ送信装置1におけるユーザ認証(ログイン)に利用されるID(識別子)である。例えば、図5に例示されるように、ログインIDには、ユーザの電子メールアドレスが用いられてもよい。システムユーザID及びログインIDはそれぞれ、本発明の「ユーザの識別子」に相当する。
ログインパスワードは、メッセージ送信装置1におけるユーザ認証(ログイン)に利用されるパスワードである。このログインパスワードと上記ログインIDとの組み合わせは、本発明の「ユーザ認証情報」に相当する。図5に例示されるように、ログインパスワードは、例えば、任意の文字列で構成される。また、認証コードは、本発明の「メッセージ認証情報」に相当し、ユーザによって登録されたメッセージの送信を実行するための認証に利用されるコードである。図5に例示されるように、本実施形態に係る認証コードは、例えば、任意の文字列で構成される。
なお、ログインID、ログインパスワード、及び認証コードはそれぞれ、メッセージ送信装置1によって自動的に設定されてよいし、ユーザによって設定されてもよい。また、ログインID、ログインパスワード、及び認証コードはそれぞれ、ユーザからの要求に応じて、変更可能であってもよい。
<送信先登録マスタ>
次に、図6を用いて、送信先登録マスタ122について説明する。送信先登録マスタ122は、ユーザの登録したメッセージの送信先を管理するためのマスタデータであり、システムユーザID及び送信先を保持するためのフィールドを含んでいる。図6に例示されるテーブルでは、1つのシステムユーザIDに割り当てられているデータ(1レコード)が、当該システムユーザIDで特定されるユーザが登録した(1件の)メッセージに対して登録されている送信先を示すデータに相当する。
次に、図6を用いて、送信先登録マスタ122について説明する。送信先登録マスタ122は、ユーザの登録したメッセージの送信先を管理するためのマスタデータであり、システムユーザID及び送信先を保持するためのフィールドを含んでいる。図6に例示されるテーブルでは、1つのシステムユーザIDに割り当てられているデータ(1レコード)が、当該システムユーザIDで特定されるユーザが登録した(1件の)メッセージに対して登録されている送信先を示すデータに相当する。
送信先を保持するためのフィールド(以下、「送信先フィールド」と称する)には、メッセージの送信先、すなわち、メッセージの受信者を特定するための送信先情報が格納される。送信先情報の種類は、メッセージの送信先を特定可能であれば、特に限定されなくてもよく、登録されたメッセージの送信方法に応じて適宜決定されてよい。例えば、登録されたメッセージの送信が、電子メール、ショートメッセージ、電話での通話で行われる場合には、送信先情報は、図6に例示されるように、電子メールアドレス、電話番号等であってよい。また、例えば、登録されたメッセージの送信が、SNSのメッセンジャー等のメッセージを送信するための特定アプリケーション内で行われる場合には、その特定アプリケーション内で送信先を特定するための情報(例えば、アカウント名)であってよい。なお、図6の例では、送信先フィールドには、複数件の送信先が登録されている。しかしながら、送信先フィールドに登録可能な送信先の件数は、このような例に限定されなくてもよく、1件であってもよい。
<メッセージ登録マスタ>
次に、図7を用いて、メッセージ登録マスタ123について説明する。メッセージ登録マスタ123は、ユーザが登録したメッセージを管理するためのマスタデータであり、システムユーザID及びメッセージの内容を保持するためのフィールドを含んでいる。図7に例示されるテーブルでは、1つのシステムユーザIDに割り当てられているデータ(1レコード)が、当該システムユーザIDで特定されるユーザが登録した(1件の)メッセージを示すデータに相当する。
次に、図7を用いて、メッセージ登録マスタ123について説明する。メッセージ登録マスタ123は、ユーザが登録したメッセージを管理するためのマスタデータであり、システムユーザID及びメッセージの内容を保持するためのフィールドを含んでいる。図7に例示されるテーブルでは、1つのシステムユーザIDに割り当てられているデータ(1レコード)が、当該システムユーザIDで特定されるユーザが登録した(1件の)メッセージを示すデータに相当する。
メッセージは、送信先(受信者)に伝達されることをユーザが所望する情報である。図7に例示されるように、メッセージは、例えば、所定の言語に基づいた文章を示すテキストデータで構成されてよい。また、テキストデータの形式には、例えば、RTF(Rich Text Format)形式、HTML(HyperText Markup Language)形式等が用いられてもよい。しかしながら、メッセージは、文章に限定されなくてもよく、送信先に送信可能な情報であれば、特に限定されなくてもよい。例えば、メッセージは、テキストデータの他、音声データ、画像データ等で構成されてもよい。また、メッセージは、文章と画像との組み合わせ等、複数種類のデータで構成されてもよい。
<その他>
なお、各マスタ121〜123の構成は、このような例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。また、ユーザのアカウント、メッセージの内容、及びメッセージの送信先の情報を管理(及び記憶)する方法は、各マスタ121〜123を用いた方法に限定されなくてもよい。すなわち、これらの情報の管理は、公知の方法を用いて適宜行われてもよい。
なお、各マスタ121〜123の構成は、このような例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。また、ユーザのアカウント、メッセージの内容、及びメッセージの送信先の情報を管理(及び記憶)する方法は、各マスタ121〜123を用いた方法に限定されなくてもよい。すなわち、これらの情報の管理は、公知の方法を用いて適宜行われてもよい。
また、図5〜図7では、各マスタ121〜123は、テーブル形式で表現されている。しかしながら、各マスタ121〜123のデータ形式は、テーブル形式に限定されなくてもよく、テーブル形式以外のデータ形式であってもよい。加えて、図5〜図7の各レコードに格納された値は、本実施形態を説明するために便宜上記載したものであり、このような例に限定される訳ではない。各レコードに格納される値は、実施の形態に応じて適宜指定されてよい。
また、図5〜図7の例では、各ユーザは、メッセージ送信装置1に1件のメッセージを登録することができる。しかしながら、メッセージ送信装置1に登録可能なメッセージの件数は、1件に限定されなくてもよく、複数件であってもよい。複数件のメッセージを登録可能に構成される場合、メッセージ送信装置1は、登録されるメッセージ毎に認証コードを設定してもよいし、複数件のメッセージの間で共通の認証コードを設定してもよい。複数件のメッセージの間で共通の認証コードを設定する場合、メッセージ送信装置1は、メッセージ毎に専用のID(識別子)を付与し、当該IDに基づいて各メッセージを識別してもよい。
また、各マスタ121〜123の格納場所は、制御部11(CPU)が使用する際にアクセス可能であれば、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。例えば、各マスタ121〜123は、記憶部12に記憶されていてもよいし、メッセージ送信装置1からネットワークを介してアクセス可能な外部の記憶装置に記憶されていてもよい。
§3 動作例
次に、図8及び図9を用いて、メッセージ送信装置1の動作例を説明する。図8は、メッセージ送信装置1におけるメッセージ登録の処理手順の一例を例示する。図9は、メッセージ送信装置1が第三者からの要求に応じて登録メッセージの送信を実行する際の処理手順の一例を例示する。以下で説明するメッセージの登録及び送信の処理手順は、本発明の「メッセージ送信方法」に相当する。ただし、以下で説明する処理手順は一例に過ぎず、各処理は可能な限り変更されてもよい。また、以下で説明する処理手順について、実施の形態に応じて、適宜、ステップの省略、置換、及び追加が可能である。
次に、図8及び図9を用いて、メッセージ送信装置1の動作例を説明する。図8は、メッセージ送信装置1におけるメッセージ登録の処理手順の一例を例示する。図9は、メッセージ送信装置1が第三者からの要求に応じて登録メッセージの送信を実行する際の処理手順の一例を例示する。以下で説明するメッセージの登録及び送信の処理手順は、本発明の「メッセージ送信方法」に相当する。ただし、以下で説明する処理手順は一例に過ぎず、各処理は可能な限り変更されてもよい。また、以下で説明する処理手順について、実施の形態に応じて、適宜、ステップの省略、置換、及び追加が可能である。
<メッセージの登録>
(ステップS101及びS102)
まず、図8を用いて、メッセージ登録の処理手順を説明する。最初のステップS101では、メッセージ送信装置1の制御部11は、メッセージの登録を所望するユーザのユーザ認証を受け付ける。そして、次のステップS102では、制御部11は、ステップS101で受け付けたユーザ認証が成立するか否かを判定し、ユーザ認証が成立した場合には、次のステップS103に処理を進め、ユーザ認証が成立しなかった場合には、ステップS101に処理を戻す。これによって、制御部11は、ユーザのログイン処理を行う。
(ステップS101及びS102)
まず、図8を用いて、メッセージ登録の処理手順を説明する。最初のステップS101では、メッセージ送信装置1の制御部11は、メッセージの登録を所望するユーザのユーザ認証を受け付ける。そして、次のステップS102では、制御部11は、ステップS101で受け付けたユーザ認証が成立するか否かを判定し、ユーザ認証が成立した場合には、次のステップS103に処理を進め、ユーザ認証が成立しなかった場合には、ステップS101に処理を戻す。これによって、制御部11は、ユーザのログイン処理を行う。
例えば、メッセージの登録を所望するユーザは、ユーザ端末2を利用して、ネットワークを介してメッセージ送信装置1にアクセスする。上記ステップS101では、制御部11は、当該ユーザに対して、ユーザ認証用のウェブページを提示して、ログインID及びログインパスワードの入力を受け付ける。ユーザは、ユーザ端末2の入力装置24を操作して、ログインID及びログインパスワードを入力する。
これに応じて、上記ステップS102では、制御部11は、ログインID及びログインパスワードについて、ユーザにより入力されたデータとユーザ情報マスタ121に格納されたデータとを照合し、両データの一致するユーザが存在するか否かを判定する。両データの一致するユーザが存在した場合には、ユーザ認証は成立したとして、制御部11は、アクセスしてきたユーザはその一致するデータの示すユーザであると識別して、次のステップS103に処理を進める。一方、両データの一致するユーザが存在しなかった場合には、ユーザ認証は成立しなかったとして、制御部11は、ステップS101に処理を戻し、ユーザ認証用のウェブページを提示して、ログインID及びログインパスワードの入力を再び受け付ける。
(ステップS103及びステップS104)
次のステップS103では、制御部11は、メッセージ登録受付部111として機能し、メッセージ及びそのメッセージの送信先の登録を受け付ける。そして、次のステップS104では、制御部11は、ステップS103で入力されたメッセージ及び送信先をそれぞれメッセージ登録マスタ123及び送信先登録マスタ122に登録する。
次のステップS103では、制御部11は、メッセージ登録受付部111として機能し、メッセージ及びそのメッセージの送信先の登録を受け付ける。そして、次のステップS104では、制御部11は、ステップS103で入力されたメッセージ及び送信先をそれぞれメッセージ登録マスタ123及び送信先登録マスタ122に登録する。
例えば、ステップS103では、制御部11は、メッセージ及び送信先の記入欄を設けたウェブページをユーザに提示して、当該メッセージ及び送信先の登録を受け付ける。ユーザは、ユーザ端末2の入力装置24を操作して、登録を所望するメッセージ及び送信先を入力する。このとき、メッセージの送信先となる受信者の連絡先のリストがユーザ端末2の記憶部22に格納されている場合には、ユーザは、当該連絡先のリストから選択することで、メッセージの送信先を入力してもよい。また、ユーザは、予め作成したファイルを読み込ませる(アップロードする)ことで、メッセージの入力を行ってもよい。また、例えば、メッセージとして音声データの登録を受け付ける場合には、制御部11は、ユーザ端末2との通信により、音声の録音を受け付けてもよいし、ユーザ端末2により録音された音声データの受信を受け付けてもよい。また、例えば、メッセージとして画像データの登録を受け付ける場合には、制御部11は、ユーザ端末2との通信により、画像データの受信を受け付けてもよい。メッセージの受け付け方法は、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。
メッセージ及び送信先の入力が完了すると、制御部11は、ステップS104の処理として、入力されたメッセージ及び送信先をそれぞれメッセージ登録マスタ123及び送信先登録マスタ122に登録する。メッセージ及び送信先の登録が初めてである場合には、制御部11は、各マスタ(122、123)において、ステップS101及びS102で特定したユーザのシステムユーザIDを格納した新たなレコードを作成して、対象ユーザのレコードを追加する。そして、制御部11は、入力されたメッセージ及び送信先をそれぞれ、各マスタ(122、123)における対象ユーザのレコードに登録する。
一方、メッセージ及び送信先の登録が既に行われている場合には、制御部11は、各マスタ(122、123)において、ステップS101及びS102で特定したユーザのシステムユーザIDに基づいて、登録対象のユーザのレコードを検索する。そして、制御部11は、上記ウェブページに入力されたメッセージ及び送信先をそれぞれ、各マスタ(122、123)において検索された対象ユーザのレコードに上書きする。
なお、この場合、制御部11は、上記メッセージ及び送信先の登録を受け付ける前に、各マスタ(122、123)において、対象ユーザのレコードを検索してもよい。そして、制御部11は、検索された対象ユーザのレコードに格納されたメッセージ及び送信先を、上記ウェブページのメッセージ及び送信先の記入欄に記載した上で、当該ウェブページをユーザに提示してもよい。これにより、ユーザは、過去に登録したメッセージ及び送信先を確認しながら、これらを修正することができる。
以上により、各マスタ(122、123)において、メッセージ及び送信先の登録が完了すると、メッセージの登録に係る本動作例の処理は終了する。なお、上記の登録処理は、メッセージ及び送信先を最初に登録する際に、各マスタ(122、123)に対象ユーザのレコードが作成されるシステムを前提としている。しかしながら、各マスタ(122、123)にメッセージ及び送信先を登録する方法は、このような例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。
(認証コードの設定)
上記処理により登録されるメッセージには、当該メッセージの送信の実行を認証するための認証コードが設定される。認証コードは、メッセージ送信装置1(制御部11)により自動的に作成されてもよいし、ユーザにより指定されてもよい。
上記処理により登録されるメッセージには、当該メッセージの送信の実行を認証するための認証コードが設定される。認証コードは、メッセージ送信装置1(制御部11)により自動的に作成されてもよいし、ユーザにより指定されてもよい。
具体的には、制御部11は、上記ステップS103及びS104の処理に伴い、認証情報作成部116として機能し、所定の方法(例えば、ランダムな文字列を作成する)に基づいて、認証コードを作成してもよい。また、制御部11は、認証情報受付部115として機能し、例えば、上記ステップS103で提示するウェブページに認証コードの記入欄を設けることで、メッセージの登録を所望するユーザに対して、認証コードの登録を受け付けてもよい。
これらの認証コードの設定方法は、併存してもよいし、場面に応じていずれかが選択されてもよい。例えば、制御部11は、メッセージを最初に登録する際には、認証情報作成部116として機能して認証コードを作成し、既に登録されたメッセージの修正の際には、認証情報受付部115として機能して、ユーザに対して、認証コードの登録を受け付けてもよい。なお、制御部11が認証コードを作成した場合には、作成された認証コードは、ユーザに通知される。
そして、制御部11は、認証情報登録部114として機能し、上記ステップで作成した又はユーザにより入力された認証コードを、システムユーザID及びログインIDに関連付けてユーザ情報マスタ121に登録する。例えば、制御部11は、ステップS101及びS102のユーザ認証が成立した値を保持するユーザ情報マスタ121のレコードにアクセスし、上記ステップで作成した又はユーザにより入力された認証コードを当該レコードの認証コードフィールドに上書きする。これによって、認証コードの登録を行うことができる。
ユーザは、メッセージを送信するタイミング(例えば、自身が死亡したとき)を指示するのと共にこの認証コードを第三者に伝達することで、上記処理により登録したメッセージの送信を当該第三者に依頼することができる。なお、送信タイミングの指示及び認証コードの伝達はそれぞれ、口頭、書面、ユーザ端末(2、3)間でのやりとり等により行われてよい。
<メッセージの送信>
(ステップS201及びS202)
次に、図9を用いて、メッセージ送信の処理手順を説明する。最初のステップS201では、メッセージ送信装置1の制御部11は、メッセージ送信認証部112として機能し、メッセージの送信を依頼された第三者に対して、認証コード及びログインIDに基づくメッセージの送信のための認証を受け付ける。そして、次のステップS202では、制御部11は、ステップ201で受け付けた認証コード及びログインIDに基づく認証が成立するか否かを判定し、認証が成立した場合には、次のステップS203に処理を進め、認証が成立しなかった場合には、ステップS201に処理を戻す。これによって、制御部11は、メッセージの送信のための認証処理を行う。
(ステップS201及びS202)
次に、図9を用いて、メッセージ送信の処理手順を説明する。最初のステップS201では、メッセージ送信装置1の制御部11は、メッセージ送信認証部112として機能し、メッセージの送信を依頼された第三者に対して、認証コード及びログインIDに基づくメッセージの送信のための認証を受け付ける。そして、次のステップS202では、制御部11は、ステップ201で受け付けた認証コード及びログインIDに基づく認証が成立するか否かを判定し、認証が成立した場合には、次のステップS203に処理を進め、認証が成立しなかった場合には、ステップS201に処理を戻す。これによって、制御部11は、メッセージの送信のための認証処理を行う。
メッセージの送信のための認証を受け付ける方法は、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。例えば、上記ユーザ認証と同様に、上記ステップS201では、制御部11は、第三者に対して、メッセージ送信の認証用のウェブページを提示して、メッセージの送信を依頼したユーザのログインID及び認証コードの入力を受け付けてもよい。この場合、第三者は、ユーザにより指示されたタイミングで、ユーザ端末3を利用して、ネットワークを介してメッセージ送信装置1にアクセスする。そして、第三者は、ユーザ端末3の入力装置を操作して、上記ウェブページ内の各入力欄に依頼元のユーザのログインID及び認証コードを入力する。
これに応じて、上記ステップS202では、制御部11は、ログインID及び認証コードについて、第三者により入力されたデータとユーザ情報マスタ121に格納されたデータとを照合し、両データの一致するユーザが存在するか否かを判定する。両データの一致するユーザが存在した場合には、メッセージの送信のための認証が成立したとして、制御部11は、次のステップS203に処理を進める。一方、両データの一致するユーザが存在しなかった場合には、メッセージの送信のための認証が成立しなかったとして、制御部11は、ステップS201に処理を戻して、メッセージ送信の認証用のウェブページを提示して、ログインID及び認証コードの入力を再び受け付ける。
また、例えば、制御部11は、図10に例示される認証用メッセージの受信を受け付けることにより、メッセージの送信のための認証を受け付けてもよい。図10は、認証用メッセージを送信する際のユーザ端末3の出力装置における画面50の一例を例示する。画面50は、電子メールを送信するアプリケーションの画面であり、宛先入力欄51、件名入力欄52、メッセージ記入欄53、及び送信実行ボタン54を備えている。
図10の例では、第三者は、宛先入力欄51にメッセージ送信装置1の電子メールアドレスを入力し、件名入力欄52にログインIDを入力し、メッセージ記入欄53に認証コードを入力する。そして、第三者は、送信実行ボタン54を操作することで、当該電子メールをメッセージ送信装置1宛てに送信する。
メッセージ送信装置1は、上記ステップS201では、ネットワークを介してユーザ端末3から当該認証用メッセージ(電子メール)を受信可能な状態になっている。そして、認証用メッセージを受信すると、制御部11は、上記ステップS202の処理により、この認証用メッセージとユーザ情報マスタ121に格納された認証コードとを照合して、メッセージの送信のための認証を行う。
具体的には、制御部11は、認証用メッセージの件名フィールド内に入力された文字列をログインIDとして取得し、メッセージフィールド内に入力された文字列を認証コードとして取得する。そして、上記と同様に、制御部11は、ログインID及び認証コードについて、取得したデータとユーザ情報マスタ121に格納されたデータとを照合し、両データの一致するユーザが存在するか否かを判定することで、メッセージの送信のための認証を行う。
なお、認証用メッセージは、上記メッセージの送信のための認証を行うための入力データ(本実施形態では、ログインID及び認証コード)をメッセージ送信装置1に通知するためのメッセージである。そのため、認証用メッセージの種類は、当該入力データをメッセージ送信装置1に通知可能であれば、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。
例えば、認証用メッセージは、電子メール、ショートメッセージ、電話での通話、及び特定アプリケーション内でやりとりされるメッセージのうちのいずれかであってよい。特定アプリケーションは、SNSのメッセンジャー等、情報(メッセージ)のやり取りが可能なアプリケーションであれば、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。
また、上記認証用メッセージでは、ログインIDを件名フィールド内に入力し、認証コードをメッセージフィールド内に入力するようになっている。しかしながら、ログインID及び認証コードを入力するフィールドは、このような例に限定されなくてもよく、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。例えば、ログインID及び認証コードは共に、メッセージフィールド内に入力されてもよい。
また、上記認証用メッセージの送信先となるメッセージ送信装置1の電子メールアドレスは、対象ユーザ毎にユニークに与えられてもよい。この場合、第三者は、ログインIDの入力を省略し、認証コードのみを認証用メッセージで通知してもよい。
また、ユーザ端末3は、認証コード及び/又はログインIDを暗号化した上で、メッセージ送信装置1に通知してもよい。この場合、メッセージ送信装置1(制御部11)は、ユーザ端末3から受信したデータを復号化することで、認証コード及びログインIDを取得することができる。
また、認証コード及びログインIDが数字で構成される場合、メッセージ送信装置1は、第三者に対して音声入力案内を行い、認証コード及びログインIDのプッシュを受け付けてもよい。この場合、例えば、第三者は、ユーザ端末3を利用して、ダイヤル通話等により、メッセージ送信装置1にアクセスする。そして、第三者は、メッセージ送信装置1からの音声入力案内に従い、認証コード及びログインIDを示す数字をプッシュする。これにより、メッセージ送信装置1は、認証コード及びログインIDを取得することができる。
(ステップS203)
次のステップS203では、制御部11は、メッセージ送信部113として機能し、登録されたメッセージの送信先に登録されたメッセージを送信する。
次のステップS203では、制御部11は、メッセージ送信部113として機能し、登録されたメッセージの送信先に登録されたメッセージを送信する。
例えば、制御部11は、上記ステップS201及びS202で認証されたユーザのシステムユーザIDをクエリに利用して、送信先登録マスタ122及びメッセージ登録マスタ123から対象ユーザのレコードを抽出する。制御部11は、送信先登録マスタ122から抽出されたレコードから送信先の情報を取得し、メッセージ登録マスタ123から抽出されたレコードからメッセージを取得する。そして、制御部11は、メッセージ登録マスタ123から取得したメッセージを、送信先登録マスタ122から取得した送信先に送信する。これにより、メッセージの送信に係る本動作例の処理は終了する。登録された送信先の受信者は、ユーザ端末4を利用して、ネットワークを介してユーザのメッセージを受信することができる。
なお、メッセージ送信装置1により送信されるメッセージの種類は、実施の形態に応じて適宜選択されてよい。例えば、メッセージは、上記認証用メッセージと同様に、電子メール、ショートメッセージ、電話での通話、及び特定アプリケーション内でやりとりされるメッセージのうちのいずれかであってよい。また、制御部11は、登録されたメッセージの送信先に応じて、メッセージの送信方法を決定してもよい。例えば、電子メールアドレスにより送信先が指定されている場合には、制御部11は、電子メールにより、登録されたメッセージを当該送信先に送信してもよい。また、例えば、電話番号により送信先が指定されている場合には、制御部11は、ショートメッセージ、又は電話での通話により、登録されたメッセージを当該送信先に送信してもよい。なお、電話での音声通話によりメッセージを送信する場合には、メッセージ送信装置1は、事前に登録された番号に順次発信し、着呼し受信者が出たら自動的に事前に登録された音声メッセージを流すとしてもよい。
また、制御部11は、次のようにして、登録されたメッセージを受信者に間接的に送信してもよい。すなわち、制御部11は、例えば、メッセージを掲載したウェブページを作成し、作成した当該ウェブページのURL(Uniform Resource Locator)等の所在情報を受信者のユーザ端末4に送信してもよい。受信者は、ユーザ端末4を利用して、所在情報の示す場所にアクセスすることで、ユーザの登録したメッセージを取得することができる。この方法によれば、例えば、ショートメッセージサービス(SMS)等、送信可能なメッセージの容量に制限がある場合に、受信者に有効にメッセージを伝達することができる。
なお、上記ステップS201における認証用メッセージのやりとりの方法と本ステップS203におけるメッセージのやりとりの方法とを一致させておくことで、次の効果を期待することができる。すなわち、両ステップの通信処理を同一方法に集約することができるため、メッセージ送信装置1をシンプルな構成にすることができる。また、電子メール、電話等、日常利用されている方法を両ステップの通信処理に用いることで、日頃より使い慣れた方法でメッセージの送信及び当該送信の認証を行うようにすることができる。ただし、上記ステップS201における認証用メッセージのやりとりの方法と本ステップS203におけるメッセージのやりとりの方法とは、必ずしも一致していなくてもよく、それぞれ適宜選択されてよい。
[作用・効果]
以上のように、本実施形態に係るメッセージ送信装置1は、上記ステップS201及びS202において、ユーザが登録したメッセージの送信の実行を認証するのに、ユーザ認証情報とは別に設定された認証コード(メッセージ認証情報)を利用する。そのため、本実施形態に係るメッセージ送信装置1によれば、ユーザは、ユーザ認証情報を開示することなく、所望の送信先に対する所望のメッセージの送信の実行を第三者に依頼することができる。
以上のように、本実施形態に係るメッセージ送信装置1は、上記ステップS201及びS202において、ユーザが登録したメッセージの送信の実行を認証するのに、ユーザ認証情報とは別に設定された認証コード(メッセージ認証情報)を利用する。そのため、本実施形態に係るメッセージ送信装置1によれば、ユーザは、ユーザ認証情報を開示することなく、所望の送信先に対する所望のメッセージの送信の実行を第三者に依頼することができる。
また、本実施形態に係るメッセージ送信装置1は、上記ステップS103でメッセージの登録を受け付ける前に、上記ステップS101及びS102において、ユーザ認証情報に基づくユーザ認証を要求している。そのため、ユーザは、メッセージの内容及び送信先を秘匿したまま、当該メッセージを送信するタイミングの決定のみを第三者に委託することができる。すなわち、伝達した認証コードではユーザ認証をクリアすることができないため、メッセージの送信の実行を依頼した第三者によって、メッセージ及び送信先が改ざんされてしまうのを防ぐことができる。
また、本実施形態によれば、メッセージの送信先は、ユーザによって予め登録される。そのため、例えば、このメッセージ送信装置1を上記遺言の委託サービスの提供に利用した場合に、遺言の送信を委託された第三者は、ユーザの交友関係を知らなくても、又は知るのが困難であっても、当該ユーザの所望する相手に遺言を送付することができる。
§4 変形例
以上、本発明の実施の形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。
以上、本発明の実施の形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態では、システムユーザIDとログインIDとが別々に与えられている。しかしながら、システムユーザID及びログインIDは、一つのID(識別子)に統一されてもよい。
また、例えば、上記実施形態では、ステップS201及びS202では、メッセージ送信装置1は、ログインIDと認証コードとの組み合わせによって、メッセージ送信の認証を行っている。しかしながら、認証コードと組み合わせる情報は、認証対象のメッセージを特定可能であれば、ログインIDに限定されなくてもよい。例えば、ステップS201及びS202では、メッセージ送信装置1は、システムユーザIDと認証コードとの組み合わせによって、メッセージ送信の認証を行ってもよい。また、例えば、通知先(例えば、ウェブページ、認証用メッセージの送信先)がメッセージ毎にユニークに与えられている場合等、認証対象のメッセージがその他の方法で既に特定されている場合には、ステップS201及びS202では、メッセージ送信装置1は、認証コードのみでメッセージ送信の認証を行ってもよい。
また、例えば、上記実施形態では、上記ステップS101及びS102において、パスワードによるユーザ認証を行うため、ユーザ情報マスタ121には、ユーザ毎に、ログインIDとログインパスワードとが格納されている。しかしながら、ステップS101及びS102におけるユーザ認証は、パスワード形式によるものに限定されなくてもよい。上記ステップS101及びS102では、パスワード以外の形式でユーザ認証が行われてもよい。この場合、ユーザ情報マスタ121には、ユーザ認証に利用する情報が適宜格納されてよい。
また、例えば、上記実施形態では、メッセージ認証情報として、文字列で構成された認証コードが用いられている。しかしながら、メッセージ認証情報は、ユーザから第三者に伝達可能で、かつネットワーク等を介して第三者がメッセージ送信装置1に通知可能であればよく、文字列で構成された認証コードに限定されなくてもよい。
また、例えば、上記ステップS203において、ユーザのメッセージの付記として、第三者の入力したコメントも送付されるようにしてもよい。例えば、制御部11は、上記ステップS201の認証に伴い、又はステップS202とステップS203との間で、第三者に対して、コメントの入力を受け付けてもよい。そして、制御部11は、上記ステップS203において、入力されたコメントを、ユーザのメッセージと共に送信してもよい。これにより、例えば、メッセージ送信装置1を上記遺言の委託サービスの提供に利用した場合に、ユーザが死に至った経緯、葬儀に関する案内を遺言と共に送付することができる。
1…メッセージ送信装置
2〜4…ユーザ端末、
11…制御部、12…記憶部、13…通信インタフェース、
14…ドライブ、
111…メッセージ登録受付部、112…メッセージ送信認証部、
113…メッセージ送信部、114…認証情報登録部、
115…認証情報受付部、116…認証情報作成部、
121…ユーザ情報マスタ、122…送信先登録マスタ、
123…メッセージ登録マスタ
2〜4…ユーザ端末、
11…制御部、12…記憶部、13…通信インタフェース、
14…ドライブ、
111…メッセージ登録受付部、112…メッセージ送信認証部、
113…メッセージ送信部、114…認証情報登録部、
115…認証情報受付部、116…認証情報作成部、
121…ユーザ情報マスタ、122…送信先登録マスタ、
123…メッセージ登録マスタ
Claims (9)
- コンピュータが、
メッセージ及び当該メッセージの送信先の登録を受け付ける登録ステップと、
前記メッセージを登録したユーザを認証するためのユーザ認証情報とは別に設定された認証コードであって、自動的に作成された認証コードに基づいて、前記メッセージの送信のための認証を受け付ける認証ステップと、
前記認証が成立した場合に、登録された前記メッセージの送信先に登録された前記メッセージを送信する送信ステップと、
を実行するメッセージ送信方法。 - 前記コンピュータが、前記メッセージを登録するユーザの識別子と関連付けて前記認証コードを登録する認証情報登録ステップを更に実行し、
前記認証ステップでは、前記コンピュータは、前記ユーザの識別子及び前記認証コードに基づいて、前記メッセージの送信のための認証を受け付ける、
請求項1に記載のメッセージ送信方法。 - 前記認証ステップでは、前記コンピュータは、認証用メッセージを受け付け、当該受け付けた認証用メッセージと前記認証コードとを照合することによって、前記メッセージを送信するための認証が成立するか否かを判定する、
請求項1又は2に記載のメッセージ送信方法。 - 前記メッセージ及び前記認証用メッセージは、電子メール、ショートメッセージ、電話での通話、及び特定アプリケーション内でやりとりされるメッセージのうちのいずれかである、
請求項3に記載のメッセージ送信方法。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載のメッセージ送信方法における各ステップをコンピュータに実行させるためのメッセージ送信用プログラム。
- メッセージ及び当該メッセージの送信先の登録を受け付けるメッセージ登録受付部と、
前記メッセージを登録したユーザを認証するためのユーザ認証情報とは別に設定された認証コードであって、ユーザにより任意に指定された又は自動的に作成された認証コードに基づいて、前記メッセージの送信のための認証を受け付けるメッセージ送信認証部と、
前記認証が成立した場合に、登録された前記メッセージの送信先に登録された前記メッセージを送信するメッセージ送信部と、
を備えるメッセージ送信装置。 - 前記メッセージを登録するユーザの識別子と関連付けて前記認証コードを登録する認証情報登録部を更に備え、
前記メッセージ送信認証部は、前記ユーザの識別子及び前記認証コードに基づいて、前記メッセージの送信のための認証を受け付ける、
請求項6に記載のメッセージ送信装置。 - 前記メッセージ送信認証部は、認証用メッセージを受け付け、当該受け付けた認証用メッセージと前記認証コードとを照合することによって、前記メッセージを送信するための認証が成立するか否かを判定する、
請求項6又は7に記載のメッセージ送信装置。 - 前記メッセージ及び前記認証用メッセージは、電子メール、ショートメッセージ、電話での通話、及び特定アプリケーション内でやりとりされるメッセージのうちのいずれかである、
請求項8に記載のメッセージ送信装置。
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