JP6376172B2 - 自動車の配索体ホルダ構造 - Google Patents
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Description
このような配索体ホルダには、車体に設けたスタッドボルトのねじ山に、配索体ホルダの係止爪が係止されることで、車体に装着されるものがある。
上記配索体は、ブレーキオイル、燃料、あるいはエアなどの流体が流下する配管、各部を電気的に接続するワイヤーハーネス、または各部を機械的に連結する操作ケーブルなどとすることができる。
上記開口部は、略円形状の開口、略長楕円形状の開口、あるいは略長方形の開口とすることができる。
上記延設部は、挿脱方向へ延びる略筒状、または挿脱方向へ延びる略平板状とすることができる。
具体的には、係止孔を介してホルダ本体を車体の被係止部に挿着すると、ホルダ本体の係止爪が被係止部に係止されるため、自動車の配索体ホルダ構造は、挿脱方向における被係止部に対するホルダ本体の相対位置を決定することができる。
これにより、自動車の配索体ホルダ構造は、挿脱方向に対して交差する方向における被係止部とホルダ本体との相対位置を、弾性部材によって容易に決定することができる。
さらに、挿着孔と被係止部との間に介在する弾性部材の延設部によって、自動車の配索体ホルダ構造は、被係止部とホルダ本体との接触を防止することができる。
従って、自動車の配索体ホルダ構造は、組付け性を損なうことなく、車体振動による異音の発生を防止することができる。
具体的には、車体の被係止部にホルダ本体を挿着しただけでは、挿脱方向に対して交差する方向における被係止部とホルダ本体との相対位置が決定されないため、自動車の配索体ホルダ構造は、被係止部にホルダ本体を挿通した状態において、開口部の長手方向へ沿ってホルダ本体を容易に移動させることができる。
従って、自動車の配索体ホルダ構造は、ホルダ本体に対する弾性部材の組付け性をより向上するとともに、異音の発生を確実に防止することができる。
この発明により、自動車の配索体ホルダ構造は、複数の配索体を1つのホルダ本体で保持することができる。
従って、自動車の配索体ホルダ構造は、車体振動による異音の発生を防止するとともに、部品点数を抑えた配索体の配索を容易に実現することができる。
エンジンなどが配置される車両前部と乗員が乗り込む車室部とを隔てるダッシュパネル1の前面において、3つのブレーキ配管2を一体的に保持する配管ホルダ3について、図1から図6を用いて詳しく説明する。
また、図中において、矢印Fr及びRrは車両前後方向を示しており、矢印Frは車両前方を示し、矢印Rrは車両後方を示している。さらに、矢印Rh及びLhは車幅方向を示しており、矢印Rhは車両右方向を示し、矢印Lhは車両左方向を示している。加えて、図1中の上方を車両上方とし、図1中の下方を車両下方とする。
そして、ブレーキ配管2は、図1及び図2に示すように、車幅方向に沿って延びる直線形状に形成された部分が、配管ホルダ3を介してダッシュパネル1に固定されている。
配管ホルダ3は、図1から図3に示すように、複数のブレーキ配管2を保持する合成樹脂製のホルダ本体10と、ホルダ本体10に装着された弾性を有する合成ゴム製のグロメット20とで構成されている。
より詳しくは、嵌合保持部11は、図3及び図4に示すように、車両上下方向に沿って並置された4つの保持部分111と、4つの保持部分111における後部を一体的に支持する支持部分112とで一体形成されている。
具体的には、ホルダ基部12は、図3から図5に示すように、ダッシュパネル1と近接対向する略長楕円形状の後面131を有する後方部分13と、略ボックス状の中間部分14と、後方部分13の後面131に対して車両前方側で対向する略矩形の前面151を有する前方部分15とを、車両後方からこの順番で連結して一体形成されている。
さらに、中間部分14には、図3に示すように、弾性を有するとともに、ダッシュパネル1の前面に当接する上方当接部16、及び下方当接部17が一体形成されている。
グロメット挿着孔152は、車幅方向に長い正面視略長楕円形状であって、後方部分13のボルト挿通孔132に対して車両前方で対向する位置に開口形成されている。
加えて、前方部分15には、図4に示すように、後述するグロメット20の突起部分224が嵌合する側面視略矩形の嵌合孔154が、車幅方向における両側面に開口形成されている。
円筒部22は、図3から図5に示すように、ホルダ本体10のグロメット挿着孔152と略同等の外径を有する車幅方向に長い背面視略長楕円形状の筒状体にであって、車両上下方向で対向する略平板状の平板部分221と、車幅方向で対向する略円弧状の円弧部分222とで構成されている。
より詳しくは、円筒部22は、平板部分221の肉厚tが、車両上下方向におけるホルダ本体10のグロメット挿着孔152とスタッドボルト4との間隔dよりも僅かに厚肉に形成されている。なお、円筒部22の円弧部分222は、平板部分221の肉厚tと略同等の肉厚で形成されているものとする。
加えて、円筒部22における円弧部分222の外周面には、図4及び図5に示すように、ホルダ本体10の嵌合孔154に嵌合する突起部分224が、車幅方向外側へ向けて突設されている。
まず、ダッシュパネル1のスタッドボルト4に対して、嵌合保持部11を車両下方側にしたホルダ本体10を、ボルト挿通孔132を介して車両前方から車両後方へ向けて挿通させる。
具体的には、グロメット挿着孔152を介してホルダ本体10をダッシュパネル1のスタッドボルト4に挿着すると、ホルダ本体10の上面係止爪142、及び下面係止爪143がスタッドボルト4に係止されるため、自動車の配管ホルダ構造は、車両前後方向におけるスタッドボルト4に対するホルダ本体10の相対位置を決定することができる。
これにより、自動車の配管ホルダ構造は、車両上下方向、及び車幅方向におけるスタッドボルト4に対するホルダ本体10の相対位置を、グロメット20によって容易に決定することができる。
従って、自動車の配管ホルダ構造は、組付け性を損なうことなく、車体振動による異音の発生を防止することができる。
従って、自動車の配管ホルダ構造は、ホルダ本体10に対するグロメット20の組付け性をより向上するとともに、異音の発生を確実に防止することができる。
従って、自動車の配管ホルダ構造は、車体振動による異音の発生を防止するとともに、部品点数を抑えたブレーキ配管2の配索を容易に実現することができる。
この発明の車体は、実施形態のダッシュパネル1に対応し、
以下同様に、
被係止部は、スタッドボルト4に対応し、
開口部は、ボルト挿通孔132、中間部分14の内部空間、及びグロメット挿着孔152に対応し、
配索体は、ブレーキ配管2に対応し、
弾性部材は、グロメット20に対応し、
自動車の配索体ホルダ構造は、自動車の配管ホルダ構造に対応し、
挿脱方向は、車両前後方向に対応し、
車体と近接対向する対向面は、ホルダ基部12の後面131に対応し、
係止爪は、上面係止爪142、及び下面係止爪143に対応し、
係止孔は、ボルト挿通孔132、及び上面係止爪142と下面係止爪143とが形成された中間部分14の内部空間に対応し、
対向面と対向する面は、ホルダ基部12の前面151に対応し、
挿着孔は、グロメット挿着孔152に対応し、
直交方向は、車両上下方向に対応し、
延設部は、グロメット20の平板部分221に対応し、
挿着孔と被係止部との間隔は、グロメット挿着孔152とスタッドボルト4との間隔dに対応し、
延設部における直交方向の肉厚は、平板部分221の肉厚tに対応し、
挿脱方向に対して交差する方向は、車幅方向に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
また、ホルダ本体10の側方開口部141を車幅方向に沿って開口した構成としたが、これに限定せず、グロメット20の先端が視認可能な開口であれば、例えば、車両上下方向に沿って開口した開口部であってもよい。
また、ダッシュパネル1の前面に挿着される配管ホルダ3としたが、これに限定せず、保持対象物である配管の配索経路に応じて、車体の適宜の箇所に挿着される配管ホルダとしてもよい。例えば、ダッシュパネル1の後面、車室を構成する車体、あるいは車両後部の荷室を構成する車体部分に挿着される配管ホルダとしてもよい。
2…ブレーキ配管
4…スタッドボルト
10…ホルダ本体
11…嵌合保持部
12…ホルダ基部
14…中間部分
20…グロメット
131…後面
132…ボルト挿通孔
141…側方開口部
142…上面係止爪
143…下面係止爪
151…前面
152…グロメット挿着孔
221…平板部分
d…間隔
t…肉厚
Claims (4)
- 自動車の車体に突設した被係止部に挿着される開口部を有するとともに、前記車体に配索される配索体を保持するホルダ本体と、
弾性を有する材料で、前記開口部に挿着可能な形状に形成された弾性部材とで構成された自動車の配索体ホルダ構造であって、
前記被係止部に対して前記ホルダ本体が挿脱される方向を挿脱方向として、
前記ホルダ本体の前記開口部を、
前記車体と近接対向する対向面から前記被係止部が挿入可能な大きさで開口するとともに、前記被係止部に係止する係止爪が周面に突設された係止孔と、
前記対向面と対向する面から開口するとともに、前記対向面と対向する面側から前記弾性部材が挿着される挿着孔とが、前記挿脱方向に沿って連結された構成とし、
前記ホルダ本体の前記挿着孔が、
前記被係止部よりも大きい内径で形成されるとともに、前記挿着孔の内部に前記被係止部の先端近傍が突出可能な前記挿脱方向の長さで形成され、
前記挿脱方向に沿った断面における前記弾性部材の断面形状が、
前記挿脱方向に対して略直交する直交方向で対向するとともに、前記ホルダ本体の前記挿着孔に挿着された状態において、前記被係止部を弾性支持可能な一対の延設部を有して、前記挿脱方向における車体側が開口した断面略門型形状に形成され、
前記延設部が、
前記挿着孔と前記被係止部との間に介在可能な前記挿脱方向の長さで、前記挿着孔の周面に沿うように前記挿脱方向へ延設されるとともに、前記挿着孔と前記被係止部との間隔に対して前記直交方向の肉厚が僅かに厚肉に形成された
自動車の配索体ホルダ構造。 - 前記開口部が、
前記直交方向を短手方向とする略長楕円形状または略長方形に形成され、
前記挿脱方向に沿った断面における前記弾性部材の前記一対の延設部が、
前記開口部の短手方向で対向する形状に形成された
請求項1に記載の自動車の配索体ホルダ構造。 - 前記ホルダ本体に、
前記開口部の前記係止孔から前記挿脱方向に対して交差する方向に沿って開口形成した側方開口部を備え、
前記弾性部材の前記延設部が、
前記挿着孔における前記挿脱方向の長さよりも長い前記挿脱方向の長さで形成された
請求項1または請求項2に記載の自動車の配索体ホルダ構造。 - 前記ホルダ本体を、
前記開口部が形成されたホルダ基部と、
該ホルダ基部から前記挿脱方向に対して交差する方向へ延設するとともに、複数の前記配索体を嵌合保持する嵌合保持部とで構成した
請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の自動車の配索体ホルダ構造。
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