JP6374874B2 - ワインボトルのパッケージとディスプレイのための方法と器具 - Google Patents

Description

ワインは、普通にはガラスボトル入りで売られている。ガラスはかなり壊れやすい材質であるので、大量のボトルを搬送することは、注意を要する作業である。多くの場合、ガラスボトルは同じコンテナで輸送され、もし適切な予防策が取られないと、不注意な搬送によりボトルが割れて中身が出てしまい、よってワイン製品を無駄にする危険にさらすことになる。輸送の最後に、輸送されたワインを消費者に販売する必要がある。ワインを宣伝する一般的な方法は、ワイン製品の近くに小型の広告板のようなディスプレイを置くことである。そして、これらのディスプレイは、普通は供給者や販売者の所望の宣伝を提供する。

したがって、ごく接近して置かれたガラスボトルを安全に搬送し、販売者と顧客とのやり取りの売り場での宣伝になり得る方法と器具への要求がある。

ワインボトルパッケージの仕切りとディスプレイのための方法と器具が開示される。例示の実施形態に従い、向かい合う側方端と向かい合う上下端を有する仕切りが提供される。仕切りは、仕切りを第１部分と第２部分とに分離する分割線を有し、第１部分と第２部分の少なくとも１つは宣伝をディスプレイすることができる。仕切りはまた、少なくとも１対の細長い開口を有し、少なくとも１対の細長い開口のそれぞれは、向かい合う上下端のうちの１つに近接して端部を有し、少なくとも１対の細長い開口は、上下端のうちの１つに向け開放することができ、宣伝をディスプレイする鉛直壁にスライド可能に連結することができる。ガラスボトルをパッケージする容器内に大きさを合わせるように、仕切りを分割線に沿って折りたたむ。

実施や構成の組合せの新規な種々の詳細を含んで、上記および他の好適な特徴は、ここに添付の図面を参照してより具体的に述べられ、特許請求の範囲で指摘される。特定の方法と器具が、説明のためだけであって限定としてではなく、示されることが理解されるであろう。当業者には明らかなように、ここで説明される原理と特徴とは、種々の多くの実施形態で用いられることが可能である。

添付の図面は、本明細書の一部として含まれるが、本発明の現時点での好適な実施形態を説明し、上記の一般的な記載と、下記の好適な実施形態の詳細な記載とともに、本発明の原理を説明し教示するのに役立つ。

図１は、一実施形態によるワインボトルパッケージの仕切りとディスプレイ道具の好適な実施形態の概略図である。 図２は、一実施形態による例示のワインボトルパッケージの仕切りとディスプレイ道具が、どのようにワイン搬送容器に大きさを合わせられるかを示す斜視図である。 図３Ａは、一実施形態によるワインボトルパッケージの仕切りのディスプレイ媒体としての例示の使用を説明する。 図３Ｂは、一実施形態によるワインボトルパッケージの仕切りのディスプレイ媒体としての別の例示の使用を説明する。 図４Ａは、一実施形態による、角度をもって折られたパッケージ具の外側間仕切りを有するワインボトルパッケージの仕切りのディスプレイ媒体としての別の使用を説明する。 図４Ｂは、一実施形態による、パッケージ具を取り除かれた外側間仕切りを有するワインボトルパッケージの仕切りのディスプレイ媒体としての別の使用を説明する。

図は、必ずしも縮尺を合わせて描かれておらず、構造の要素や機能は一般的に図を通して図解の目的のために符号で表わされることに留意願う。また、図は、本書で説明される種々の実施形態の説明を容易にすることだけを意図されていることにも留意願う。図は、本書で説明される教示のすべての局面を説明するものではなく、特許請求の範囲を限定するものでもない。

以下の説明では、説明の明確性と簡潔性のために、概略図に示される符号付き構成のすべてを説明する訳ではない。符号付き構成は、図面に示されて、本発明の完全な実施のための開示を当業者に対し提供する。多くの構成の動作は、当業者には理解されるであろう。

本書に開示される各追加的特徴や教示は、ワインボトルパッケージの仕切りやディスプレイ道具を提供するのに、他の特徴や教示と別々にあるいは共に利用することができる。このような追加的特徴や教示の多くを、別々にでも共にでも利用する代表的な例は、添付の図面を参照してさらに詳細に説明される。この詳細な説明は、本教示の好適な局面を実施するための詳細を当業者に教示することを意図しただけであり、特許請求の範囲を限定することは意図していない。したがって、以下の詳細な説明に開示される特徴の組合せは、最も広い意味での教示の実施には必要ではなく、本教示の特別に代表的例を単に説明するために記載されているのかも知れない。

さらに、代表的例や従属請求項の種々の特徴は、本教示の追加的有用な実施形態を提供するために、具体的に明白に列挙されることなく、組み込まれてもよい。さらに、明細書および／または請求項に開示されたすべての特徴は、実施形態および／または請求項における特徴の構成に独立した請求項の主題を限定する目的に加え、最初の開示の目的のために、互いに別々に、そして独立して、開示されることが意図されていることを明確に留意願う。また、すべての数値範囲または実体の組の表示は、請求項の主題を限定する目的に加え、最初の開示の目的のために、いかなる可能な中間値または中間実体の開示であることを明確に留意願う。図に示された構成の寸法や形状は、本教示がどのように実施するかを理解するのを助けるために決められ、例に示された寸法や形状に限定することは意図されていない。

図１〜４を参照し、主題はワインボトルパッケージの仕切りとディスプレイのための方法と器具に向けられる。その方法と器具は、パッケージのセパレータおよび搬送中の保護具として役立ち、小売店または販売店に到着した際には宣伝媒体に改造することができる。

図１は、一実施形態に従う、ワインボトルパッケージの仕切りとディスプレイ道具の好適な実施形態の概略図である。ワインボトルパッケージの仕切りおよびディスプレイ道具 １００（以降「仕切り」という）は、概略、直方体形状であり、当該分野で公知のパッケージ材料で組み立てることができる。仕切り１００は、分割線１１０、間仕切り１３０、１４０、１５０、細長い開口１６０および取り外し部分１７０を含む。一実施形態では、仕切り１００は、仕切り１００の少なくとも１つの縁に沿った複数の三角切り込み１２０を含む。

本実施形態では、仕切り１００は３つの部分に分割され、２本の分割線１１０がミシン目を入れられ、折り目が付けられて、間仕切り１３０、１５０が折り曲げられ、または、間仕切り１４０にある角度で位置することができる。仕切り１００は、以下の図２でさらに説明されるように、ワインボトルを搬送するのに適するワイン搬送容器に大きさを合わせられるようなサイズとされる。

さらに、仕切り１００は、少なくとも１対の細長い開口１６０を有するようになされる。好適な実施形態では、細長い開口１６０は、分割線１１０に平行に切られ、三角切り込み１２０の近くに置かれて取り外し部分１７０を簡単に切りまたは破けるようにする。細長い開口１６０は、交互の構成となった間仕切り１３０、１４０、１５０と共に、仕切り１００が適切な方法でワイン搬送容器の壁の１つの頂部にスライド可能に連結されるように、離れて配置される。あるいは、仕切り１００は、取り外し部分１７０が切られまたは破り取られたときに、適切な鉛直壁にスライド可能に連結されてもよい。そして、宣伝が間仕切り１３０、１４０、１５０のいずれかを横断して印刷される。そして、販売者または小売業者は、図３Ａに示されるように、間仕切り１３０、１４０、１５０のいずれかを横断して印刷された宣伝を設置する。当業者には、上記説明からの種々の改変や展開が生じ、仕切り１００を上記の説明とは異なった要素の構成とすることができるであろう。

図２は、一実施形態に従った、例示のワインボトルパッケージの仕切りおよびディスプレイ道具がどのようにワイン搬送容器に大きさを合わせられるのかを示す斜視図である。図２を参照すると、仕切り２００は、複数のワインボトルを搬送するのに適したワイン搬送容器２１０に大きさを合わせられるようなサイズとされる。一実施形態では、間仕切り２４０の長さ２２０は、ワイン搬送箱２１０の幅２６０と適合するサイズとされ、間仕切り２３０、２５０の長さ２８０、２９０の合計は、ワイン搬送箱２１０の長さ２７０より短いか同じ長さである。当業者には、開示されたパッケージの構成から種々の改変や展開が生じ、仕切り２００を上記の説明とは異なった寸法とすることができるであろう。

図３Ａは、一実施形態による、ディスプレイ媒体としてのワインボトルパッケージの仕切りの例示的使用を図解する。図３Ａは、ワイン搬送容器３１０の壁３２０の一つにスライド可能に連結する仕切り３００を示す。本実施形態では、取り外し部分３３０が取り除かれ、細長い開口３４０、３５０を開放している。そして、仕切り３００は壁３２０の１つにスライド可能に連結され、ワイン搬送容器３１０上に目につく宣伝を形成する。図３Ｂは、図３Ａと同じ実施形態を図解するが、透視で描写された例としてのワインボトルを含む。

図４Ａは、一実施形態による、パッケージ具の外側間仕切りをある角度で折り曲げたディスプレイ媒体としてのワインボトルパッケージの仕切りの別の使用を図解する。図３で説明した実施形態のように、仕切り４００はワイン搬送容器４１０に取り付けられる。本実施形態では、仕切り４００は、外側間仕切り４３０、４５０を間仕切り４４０に対しある角度で折り曲げている。図４Ｂは、一実施形態による、パッケージ具の外側間仕切りが取り除かれたディスプレイ媒体としてのワインボトルパッケージの仕切りの別の使用を図解する。図４Ｂは、外側間仕切り４３０、４５０が取り除かれた、よってディスプレイ媒体として間仕切り４４０を残した、仕切り４００を示す。

本書で説明した実施形態は、以前に開発された実施に対し顕著な利点を有している。当業者には明白であるように、一般的範囲内で他の類似の器具配置が可能である。上記で説明した実施形態は、限定するのではなく例示となることを意図したものであり、境界は、特許請求の範囲より定められるべきである。

Claims (20)

1. ガラスボトルをパッケージする仕切りであって：
   向かい合う側方端と；
   上端と；
   下端と；
   前記仕切りを第１部分と第２部分とに分割する分割線であって、前記第１部分と第２部分の少なくとも１つは宣伝をディスプレイすることが可能である、分割線と；
   前記上端に近接して端部を有する細長い開口であって、前記仕切りの材料により完全に囲まれる細長い開口と；
   前記上端に沿って形成される三角切り込みであって、前記細長い開口の上方に位置する三角切り込みと；
   前記三角切り込みを前記細長い開口から離す前記仕切りの取り外し部分であって、該取り外し部分は破けるようになされ、前記宣伝をディスプレイするために鉛直壁にスライドされるように、前記上端から前記三角切り込みを経て前記細長い開口が繋がるように破かれる、取り外し部分を備える；
   ガラスボトルをパッケージする仕切り。
2. 前記鉛直壁は容器の壁である、
   請求項１に記載の仕切り。
3. 前記分割線はミシン目が入れられている、
   請求項１に記載の仕切り。
4. 前記第１部分は前記第２部分に関してある角度で分割線に沿って折り曲げられる、
   請求項３に記載の仕切り。
5. 前記第１部分は前記第２部分から切り取られる、
   請求項３に記載の仕切り。
6. 前記細長い開口は前記分割線と平行になされる、
   請求項３に記載の仕切り。
7. 前記鉛直壁は容器の壁であり、
   前記容器は６本のガラスボトルを収容する、
   請求項６に記載の仕切り。
8. 前記鉛直壁は容器の壁であり、
   前記容器は１２本のガラスボトルを収容する、
   請求項６に記載の仕切り。
9. ガラスボトルをパッケージするシステムであって：
   鉛直壁を有する容器と；
   仕切りであって、
   向かい合う側方端と、
   上端と、
   下端と、
   前記仕切りを第１部分と第２部分に分割する分割線であって、前記第１部分と第２部分の少なくとも１つは宣伝をディスプレイすることが可能である、分割線と、
   前記上端に近接して端部を有する細長い開口と、
   前記上端に沿って、前記細長い開口の上方に形成される三角切り込みと；
   前記三角切り込みを前記細長い開口から離す前記仕切りの取り外し部分であって、該取り外し部分は破けるようになされ、破かれて、前記細長い開口を前記上端に繋げる、取り外し部分とを備え；
   前記仕切りは前記容器の鉛直壁にスライドされて連結される；
   システム。
10. 前記第１部分は前記第２部分に関してある角度で分割線に沿って折り曲げられる、
    請求項９に記載のシステム。
11. 前記容器は６本のガラスボトルを収容する、
    請求項９に記載のシステム。
12. 前記容器は１２本のガラスボトルを収容する、
    請求項９に記載のシステム。
13. ガラスボトルをパッケージする方法であって：
    仕切りを提供する工程であって、仕切りは、
    向かい合う側方端と、
    上端と、
    下端と、
    前記仕切りを第１部分と第２部分に分割する分割線であって、前記第１部分と第２部分の少なくとも１つは宣伝をディスプレイすることが可能である、分割線と、
    前記上端に近接して端部を有する細長い開口と、
    前記上端に沿って、前記細長い開口の上方に形成される三角切り込みとを備える、仕切りを提供する工程と；
    前記仕切りの前記三角切り込みから前記細長い開口までの取り外し部分を破く工程と；
    前記仕切りを鉛直壁にスライドさせて、該鉛直壁を前記破かれた取り外し部分を通って前記細長い開口までスライドさせる工程とを備える；
    方法。
14. 前記鉛直壁はガラスボトル用容器の壁である、
    請求項１３に記載の方法。
15. 前記分割線はミシン目が入れられている、
    請求項１３に記載の方法。
16. 前記第１部分は前記第２部分に関してある角度で分割線に沿って折り曲げられる、
    請求項１５に記載の方法。
17. 前記第１部分を前記第２部分から切り取る工程をさらに備える、
    請求項１５に記載の方法。
18. 前記細長い開口は前記分割線と平行になされる、
    請求項１５に記載の方法。
19. 前記容器は６本のガラスボトルを収容する、
    請求項１４に記載の方法。
20. 前記容器は１２本のガラスボトルを収容する、
    請求項１４に記載の方法。

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