JP6372902B2 - 遊技用装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、所定の遊技媒体を払い出すことが可能な遊技用装置及びプログラムに関する。
近年では、遊技球、メダルなどの遊技媒体を、従来よりも低い貸出レートで貸し出す遊技場が増加している。このような遊技場では、一般的に、複数種類の貸出レートを設定しており、例えば、1個の遊技球を1円、2円、4円など、1枚のメダルを5円、10円、20円などの複数種類の貸出レートで貸し出している。
また、このような遊技場では、貸出レート別に遊技機を設置しており、例えば、1円レートで貸し出された遊技球で遊べるパチンコ機を設置した1円コーナー、2円レートで貸し出された遊技球で遊べるパチンコ機を設置した2円コーナーなど、遊技機を貸出レート別に区分して設置することにより、手持ちの遊技資金に応じて遊技機を選択できるようにしてある。
さらに、近年では、遊技者の獲得した遊技媒体を預かるとともに再度その遊技者が来店したときに引き出し可能として再プレイさせる、いわゆる貯玉再プレイシステムを導入している遊技場がある。
このような貯玉再プレイシステムでは、一の遊技者が預け入れた遊技媒体の数量を、貯留遊技媒体として、貸出レートごとに設けられた口座別に管理しており、例えば、1円レートの口座に遊技球をX個、2円レートの口座に遊技球をY個、4円レートの口座に遊技球をZ個というように管理している。
そして、このように口座別に貯留遊技媒体を管理する貯玉再プレイシステムが導入された遊技場においては、遊技者は、一の貸出レートが設定された遊技コーナーにおいて、この一の貸出レートと異なる他の貸出レートの口座の貯留遊技媒体を引き出して再プレイを行いたいような場合がある。
例えば、4円口座の貯留遊技媒体を引き出して、1円コーナーに設置されている遊技機で再プレイを行いたいような場合である。
そこで、このような遊技者のニーズを実現する技術の一例が、特許文献1に、「遊技媒体払出システム」として開示されている。
この「遊技媒体払出システム」では、所定の遊技媒体を遊技者に払い出す遊技媒体払出装置が遊技コーナーごとに設置されており、一の遊技媒体払出装置に予め設定された貸出レートを所属貸出レートとし、この所属貸出レートとは異なる他の貸出レートが設定された口座から貯留遊技媒体を引き出す際に、この貯留遊技媒体の数量を、所属貸出レートと同価値となるように所属貸出レートの数量に換算し、換算して得られた遊技媒体数の中から所定数の遊技媒体を払い出すようになっている。
特開2009−045362号公報
しかしながら、従来の遊技用装置には、改善の余地があった。
この目的を達成するため、本発明の遊技用装置は、第1レートが対応付けられ、遊技媒体を払い出すことが可能な遊技用装置において、所定の情報を表示可能な表示手段と、前記第1レートに対応して記憶されている遊技媒体数を利用して、遊技媒体を払い出すことが可能な払出手段と、を備え、前記払出手段は、前記第1レートとは異なる第2レートに対応して記憶されている遊技媒体数を利用して、遊技媒体を払い出すことが可能であり、前記表示手段は、前記第2レートに対応して記憶されている遊技媒体数を利用して、前記払出手段により遊技媒体が払い出されることに基づいて、前記第2レートに対応して記憶されている遊技媒体数のうち、前記払出手段による遊技媒体の払い出しに利用された遊技媒体数に関する情報である第1情報と、前記払出手段により払い出される遊技媒体数に関する情報である第2情報と、を同時に表示可能な構成としてある。
また、本発明のプログラムは、第1レートが対応付けられ、遊技媒体を払い出すことが可能な遊技用装置のコンピュータを、所定の情報を表示可能な表示手段、及び、前記第1レートに対応して記憶されている遊技媒体数を利用して、遊技媒体を払い出すことが可能な払出手段、として機能させ、前記払出手段は、前記第1レートとは異なる第2レートに対応して記憶されている遊技媒体数を利用して、遊技媒体を払い出すことが可能であり、前記表示手段は、前記第2レートに対応して記憶されている遊技媒体数を利用して、前記払出手段により遊技媒体が払い出されることに基づいて、前記第2レートに対応して記憶されている遊技媒体数のうち、前記払出手段による遊技媒体の払い出しに利用された遊技媒体数に関する情報である第1情報と、前記払出手段により払い出される遊技媒体数に関する情報である第2情報と、を同時に表示可能にしてある。
本発明の第一実施形態に係る遊技用システムの構成を模式的に示す図である。 景品交換装置の内部構成を示すブロック図である。 貯留遊技媒体データベースの構成を示す図表である。 再プレイ機の外観斜視図である。 再プレイ機の内部構成を示すブロック図である。 使用口座選択画面の構成を示す図である。 価値変更確認画面の構成を示す図である。 再プレイ数選択画面の構成を示す図である。 払出結果表示画面の構成を示す図である。 再プレイ数選択画面の他の構成を示す図である。 払出結果表示画面の他の構成を示す図である。 本発明の第一実施形態に係る再プレイによる貯留遊技媒体の払い出しに関する処理手順を示す動作手順図である。 本発明の第一実施形態に係る再プレイ機で実行される価値変更処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第二実施形態に係る遊技用システムの構成を模式的に示す図である。 遊技機及び各台計数機の外観図である。 各台計数機の内部構成を示すブロック図である。 価値変更確認画面の構成を示す図である。 再プレイ数選択画面の構成を示す図である。 払出結果表示画面の構成を示す図である。 再プレイ数選択画面の他の構成を示す図である。 払出結果表示画面の他の構成を示す図である。
以下、本発明に係る遊技媒体貸出装置、遊技媒体貸出システム及び遊技媒体貸出方法の好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
[第一実施形態]
本発明の遊技媒体貸出装置、遊技媒体貸出システム及び遊技媒体貸出方法の第一実施形態について、図1〜図13を参照して説明する。
(I)遊技用システム
本実施形態に係る遊技用システムSは、本発明における遊技媒体貸出システムとして動作するコンピュータシステムであって、図1に示すように、パチンコ機100a及びスロットマシン100bなどの遊技機100、遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出機20(20aは玉貸機,20bはメダル貸機)、台管理装置30、島管理装置40、遊技機100ごとの遊技データを集計する遊技場管理装置50、遊技者が獲得した遊技媒体の数量を計数する計数装置60(60aは遊技球計数機,60bはメダル計数機)、遊技者の獲得した遊技媒体をその数量に応じた景品と交換する処理を行う景品交換装置70、遊技者により遊技場に預け入れられた貯留遊技媒体から当該遊技者の所望する数量の遊技媒体を払い出す再プレイ機80(遊技球を払い出す再プレイ機80a,メダルを払い出す再プレイ機80b)などの遊技場に設置される複数の遊技用装置等で構成され、これらの遊技用装置は、それぞれ通信手段を備え、所定のネットワーク(例えば、ローカル・エリア・ネットワーク)を介してデータ通信可能に接続されている。
また、本実施形態の遊技場では、パチンコ機100a及びスロットマシン100bは、貸出レート別に設置され、例えば、図1に示す4円,2円,1円,0.5円の各コーナーには、それぞれ4円,2円,1円,0.5円レートで貸し出された遊技球で遊べるパチンコ機100aが設置され、20円,10円,5円の各コーナーには、それぞれ20円,10円,5円レートで貸し出されたメダルで遊べるスロットマシン100bが設置されている。
さらに、各計数装置60は、それぞれコーナー専用の計数機として設置され、例えば、遊技球計数機60aは、設定された一の貸出レートの遊技球のみ計数可能に設置され、メダル計数機60bは、設定された一の貸出レートのメダルのみ計数可能に設置されている。
また、再プレイ機80は、計数装置60と同様、遊技コーナーごとに専用の再プレイ機として設置され、例えば、再プレイ機80aは、設定された一の貸出レートで遊技球を払い出すように、当該貸出レートが設定された遊技コーナーの所定の箇所(遊技機島の島端など)に設置され、再プレイ機80bは、設定された一の貸出レートでメダルを払い出すように、当該貸出レートが設定された遊技コーナーの所定の箇所に設置されている。
このような遊技場の構成において、通常の遊技場と同様、遊技機100及び遊技媒体貸出機20から出力される、アウト信号、セーフ信号、大当り信号、及び貸出信号などの遊技機100の稼動に係る遊技信号が、台管理装置30、島管理装置40などの中継情報処理装置を介して、遊技場管理装置50に伝送され、遊技場管理装置50において、遊技機100ごとの遊技データを集計、管理するようになっている。
また、本実施形態の遊技用システムSは、貯玉再プレイシステムとして構築されている。
貯玉再プレイシステムとは、遊技者の獲得した遊技媒体を遊技場が預かるとともに再度その遊技者が来店したときに再プレイ可能に引き出すことができるシステムであり、例えば、本実施形態では、計数装置60で計数された数量の遊技媒体を貯留遊技媒体として景品交換装置70で管理するともに、その貯留遊技媒体を再プレイ機80から引き出し可能とし、この再プレイ機80が設置された遊技コーナーに配置されている遊技機100において再プレイできるようになっている。
さらに、貯留遊技媒体は、景品交換装置70において、貸出レートごとに設けられた口座別に管理されている。しかも、貯留遊技媒体は、それら口座のそれぞれにおいて、遊技者が当日獲得した遊技媒体の数量である当日獲得遊技媒体数と、遊技者により前日以前に遊技場に預け入れられた貯留遊技媒体の数量である日前貯留遊技媒体数と、これら当日獲得遊技媒体数と日前貯留遊技媒体数との合計値である貯留合計遊技媒体数の、三つのデータにより、記憶管理される。
そして、本実施形態の再プレイ機80は、遊技媒体の払い出しが許容される貸出レートとして当該再プレイ機80に設定された一の貸出レートを指定貸出レートとし、この指定貸出レートが設定された口座に記憶されている貯留遊技媒体を、この貯留遊技媒体の数量の範囲内で払い出すとともに、払い出しが許容されていない貸出レート(指定貸出レート以外の貸出レート)が設定された口座に記憶されている貯留遊技媒体の数量を、指定貸出レートに対応する遊技媒体数に換算する価値変更を行って算出された遊技媒体数の範囲内で払い出すことを可能としている。
以下、本実施形態において特徴的な動作を行う、景品交換装置70と再プレイ機80について説明する。
(II)景品交換装置
景品交換装置70は、本発明における貯留遊技媒体管理装置の一例として動作し、遊技者の獲得した遊技媒体をその数量に応じた景品と交換する交換処理を行う機能と、遊技者が遊技場に預け入れた遊技媒体を貯留遊技媒体として管理する機能とを備えた情報処理装置であって、少なくとも、貯留遊技媒体の数量を遊技者(会員)ごとに管理する貯留数管理機能と、貯留遊技媒体の数量を再プレイ機80に設定された指定貸出レートに応じた数量(換算後貯留数)に換算する貯留数換算機能と、再プレイ機80等との間で貯留遊技媒体に関する情報(貯留遊技媒体の数量や換算後貯留数等)を送受信する通信機能等を備えており、遊技者ごとに貯留遊技媒体数を管理するとともに、この貯留遊技媒体数を、遊技者により当日獲得された遊技媒体の数量である当日獲得遊技媒体数と、遊技者により前日以前に預け入れられた遊技媒体の数量である日前貯留遊技媒体数と、の合計値として管理することで、遊技者が、前日以前に預け入れた遊技媒体だけでなく、当日獲得した遊技媒体についても引き出すことができ、この引き出した貯留遊技媒体を用いて再プレイ可能となっている。
このような各機能を実現すべく、景品交換装置70は、図2に示すように、再プレイ機80等との間で貯留遊技媒体に関する情報などを送受信する通信部71、景品交換装置70が備える各種機能を実行するためのプログラムを記憶するとともに、会員に関する情報や貯留遊技媒体に関する情報等を記憶する記憶部72、液晶ディスプレイなどで構成され会員や貯留遊技媒体に関する情報等を表示する表示部73、キーボードやマウスなどで構成され所定のデータや指示などを入力できる入力部74、CPUにより構成され景品交換装置70が備える各種機能を制御する制御部75、所定の演算処理を行う演算部76、プリンタなどで構成され所定のデータを出力する出力部77等を備えており、制御部75が、これら各部を制御することにより、景品交換装置70が以下のように動作する。
具体的には、景品交換装置70は、貯留数管理機能を実行するため、記憶部72に、例えば会員データベース、貯留遊技媒体データベース、換算後貯留数等を記憶している。
会員データベースは、例えば、会員である遊技者を特定可能な会員ID、会員本人であるか否かを確認するための暗証番号等の会員に関する項目によって構成されている。
貯留遊技媒体データベースは、図3に示すように、例えば、遊技者が当日獲得した遊技媒体の数量である当日獲得遊技媒体数(図3に示す「当日」)と、前日以前に遊技場に預け入れられた遊技媒体の数量である日前貯留遊技媒体数(図3に示す「前日以前」)と、これら当日獲得遊技媒体数と日前貯留遊技媒体数との合計値である貯留合計遊技媒体数(図3に示す「合計」)とを、貸出レートごとに設けられた口座別に記憶するとともに、それら当日獲得遊技媒体数と日前貯留遊技媒体数と貯留合計遊技媒体数が会員IDに関連付けられて、遊技者(会員)ごとに記憶されている。
具体的には、例えば、遊技媒体が遊技球の場合には、この遊技球に設定された複数の貸出レートのそれぞれに対応して、4円/玉の貸出レートに係る4円口座、2円/玉の貸出レートに係る2円口座、1円/玉の貸出レートに係る1円口座、0.5円/玉の貸出レートに係る0.5円口座が設けられており、各口座ごとに、当日獲得遊技媒体数と日前貯留遊技媒体数と貯留合計遊技媒体数が会員IDに関連付けられて記憶されている。
なお、遊技媒体がメダルの場合には、このメダルに設定された複数の貸出レートのそれぞれに対応して、例えば、20円/枚の貸出レートに係る20円口座と、10円/枚の貸出レートに係る10円口座と、5円/枚の貸出レートに係る5円口座とを設けることができる。そして、これら口座ごとに、当日獲得遊技媒体数と日前貯留遊技媒体数と貯留合計遊技媒体数が会員IDに関連付けられて記憶される。
この貯留遊技媒体データベースで管理される遊技媒体数のうち、当日獲得遊技媒体数は、計数装置60で計数された遊技媒体の数量を示す計数値であって、当該計数装置60にて会員カードから読み取られた会員IDに関連付けられて、当該計数装置60から送信されてきたデータである。
日前貯留遊技媒体数は、遊技者が前日以前に遊技場に預け入れた遊技媒体の数量であって、遊技場の営業時間終了後に実行される日替わり処理により、更新される。すなわち、日替わり処理では、各遊技者の各口座ごとに、当日獲得遊技媒体数が日前貯留遊技媒体数に加算され、加算後の合計値が新たな日前貯留遊技媒体数として記憶される。そして、当日獲得遊技媒体数が「0」に更新(リセット)されることにより、この日替わり処理の実行前に遊技場に預け入れられた遊技媒体のすべてが、日前貯留遊技媒体数として管理されるようになる。
また、景品交換装置70は、通信機能を実行するため、通信部71が、再プレイ機80から送信されてきた会員データ(会員ID、暗証番号等)と、再プレイ機80を特定可能な機体ID等を受信する。
このとき、景品交換装置70は、会員データベースに登録されている複数の会員ID及び暗証番号の中に、受信した会員ID及び暗証番号と一致するものがあるか否かの検索を行うことにより、当該会員の認証を行う。検索の結果、景品交換装置70は、一致するものがあると判断した場合には、貯留遊技媒体データベースにおいて当該会員IDに関連付けられた貯留遊技媒体からの引き出しを許容し、記憶部72に記憶されている貯留遊技媒体データ(貯留合計遊技媒体数、換算後貯留数等)を、通信部71を介して再プレイ機80へ送信する。
また、景品交換装置70は、貯留数換算機能を実行するため、演算部76が、再プレイ機80に予め設定された貸出レートである指定貸出レートと、引き落とす口座として遊技者により指定された口座である使用口座の貸出レートとが異なるときに、当該使用口座に記憶されている貯留合計遊技媒体数を、指定貸出レートに対応する遊技媒体数に換算する価値変更を実行し、この換算により得られた遊技媒体の数量である換算後貯留数を、再プレイ機80において払い出しが可能な遊技媒体の数量として記憶する貯留遊技媒体数換算処理を実行する。
さらに、景品交換装置70は、その換算後貯留数が小数点以下の数を含む数量として算出されるとき、その貯留合計遊技媒体数から端数を減算し、減算後の遊技媒体数を用いて、換算後貯留数を算出する。
具体例をもって説明する。例えば、再プレイ機80の指定貸出レートが4円/玉であり、引き落とす口座として遊技者により指定された口座である使用口座の貸出レートが2円/玉であるものとする。そして、この2円口座には、貯留合計遊技媒体数として「10001玉」が記憶されているものとする。
まず、換算後貯留数を算出する。換算後貯留数は、次式を用いて算出することができる。
換算後貯留数=「貯留合計遊技媒体数」×(「使用口座の貸出レート」÷「指定貸出レート」) (式1)
なお、この式1における(「使用口座の貸出レート」÷「指定貸出レート」)を換算比というものとする。
この式1に上記の数値例を代入すると、次式のようになる。
「10001玉」×(「2円/玉」÷「4円/玉」)=「5000.5玉」 (式2)
なお、この式2において、換算比は、(「2円/玉」÷「4円/玉」)=0.5として算出される。
このように、換算後貯留数は、式1を用いて算出することができる。
ただし、換算後貯留数は、式2に示すように、小数点以下の数値を含む数量として算出されることがある。
この小数点以下の数値、すなわち、式2により算出された換算後貯留数のうちの0.5玉については、再プレイ機80から払い出すことができない。
そこで、換算後貯留数が小数点以下の数値を含まない整数として算出されるようにするために、その小数点以下の数値を使用口座の貸出レートで換算した数量を端数として算出し、この端数を貯留合計遊技媒体数から減算した後の遊技媒体数を用いて、換算後貯留数を算出する。
端数は、次式を用いて算出できる。
端数=「換算後貯留数のうち小数点以下の数値」÷「換算比」 (式3)
この式3に上記の数値例を代入すると、次式のようになる。
「0.5玉」÷「0.5」=1 (式4)
この端数を貯留合計遊技媒体数から減算する。
「10001玉」−「1」=「10000玉」 (式5)
そして、その端数を減算した後の遊技媒体数に換算比を乗算して、換算後貯留数を算出する。
「10000玉」×「0.5」=「5000玉」 (式6)
このような手順により、換算後貯留数を、小数点以下の数値が含まれていない「5000玉」として算出することができる。
この手順を実行して算出された換算後貯留数と端数は、記憶部72に記憶される。
そして、換算後貯留数は、所定のタイミングで再プレイ機80に送信される。ただし、端数は、再プレイ機80に送信されない。これにより、端数は、再プレイ機80から払い出される遊技媒体からは除外されることとなり、景品交換装置70に記憶されている貯留遊技媒体データベースに残存した状態となる。
なお、貯留合計遊技媒体数に換算比を乗算した場合、すなわち、式1に示す演算を行った場合において、換算後貯留数が小数点以下の数値を含まない数として算出されたとき、この式1を用いて算出された商を換算後貯留数として再プレイ機80に送信することができる。この場合、式3〜式6に示す演算は、実行しない。
また、上記の手順では、(「使用口座貸出レート」÷「指定貸出レート」)を算出して得られた数値を換算比としたが、例えば、(「指定貸出レート」÷「使用口座貸出レート」)を算出して得られた数値を換算比とすることができる。
具体的に、上記の数値例を代入した場合、当該換算比は、次式のように算出される。
「4円/玉」÷「2円/玉」=2 (式7)
この場合、換算後貯留数は、次式を用いて算出できる。
換算後貯留数=「貯留合計遊技媒体数」÷「換算比」 (式8)
この式8に上記の数値例を代入すると、換算後貯留数は、次式のように算出される。
「10001玉」÷「2」=「5000.5玉」 (式9)
この式9に示すように、当該換算比を用いた場合でも、換算後貯留数が小数点以下の数値を含む数量として算出されることがある。
この算出結果は、式2に示す算出結果と同様である。
そこで、式9を用いて算出された換算後貯留数のうち小数点以下の数値を用いて、式3〜式6に示す演算を行うことにより、換算後貯留数を、小数点以下の数値が含まれていない「5000玉」として算出することができる。
また、景品交換装置70は、貯留数管理機能を実行するため、通信部71が、再プレイ機80から引き出された遊技媒体の数量を減算した後の貯留合計遊技媒体数を当該再プレイ機80から受信すると、制御部75が、この受信された貯留合計遊技媒体数を貯留遊技媒体データベースに上書きすることで、当該貯留合計遊技媒体数を更新する。
また、景品交換装置70は、演算部76が、再プレイ機80から引き出された遊技媒体の数量(指定貸出レートと使用口座の貸出レートが異なるときは、引き出された遊技媒体の数量を使用口座の貸出レートで換算した後の遊技媒体の数量)を、使用口座の当日獲得遊技媒体数又は日前貯留遊技媒体数のいずれか一方から引き落とす。このとき、当日獲得遊技媒体数又は日前貯留遊技媒体数のどちらから引き落とすかについては、遊技場の管理者により設定可能とすることができる。ただし、日前貯留遊技媒体数から引き落とすときには手数料を徴収し、当日獲得遊技媒体数から引き落とすときには手数料を徴収しないこととしている遊技場においては、当日獲得遊技媒体数からの引き落としを優先する設定とすることができる。なお、このような遊技場においても、当日獲得遊技媒体数又は日前貯留遊技媒体数のどちらから引き落とすかについては、当該遊技場の管理者が任意に設定可能とすることができる。
また、再プレイ機80から送信されてくるデータは、上述したように、引き出された遊技媒体の数量が減算された後の貯留合計遊技媒体数とすることができる。この場合、引き出された遊技媒体の数量を貯留合計遊技媒体数から減算する処理は、再プレイ機80が行うことになる。ただし、この処理を、例えば、景品交換装置70が行うようにすることができる。具体的には、景品交換装置70が、再プレイ機80から、引き出された遊技媒体の数量を受信し、指定貸出レートと使用口座の貸出レートが異なるときは、引き出された遊技媒体の数量を使用口座の貸出レートで換算した後の遊技媒体の数量を算出し、この遊技媒体数を貯留合計遊技媒体数から減算し、この減算により得られた遊技媒体数を新たな貯留合計遊技媒体数として、貯留遊技媒体データベースに上書きすることで、当該貯留合計遊技媒体数を更新することができる。
このように、景品交換装置70は、各遊技者の各口座ごとに日前貯留遊技媒体数と当日獲得遊技媒体数と貯留合計遊技媒体数とを管理する機能、各口座ごとに貯留合計遊技媒体数を指定貸出レートに対応した遊技媒体数に換算する機能などを備えており、これら貯留合計遊技媒体数や換算後貯留数等を再プレイ機80に送信可能となっている。
次に、再プレイ機80の構成について、図4〜図11を参照して説明する。
(III)再プレイ機
再プレイ機80は、本発明における遊技媒体貸出装置の一例として動作する情報処理装置であって、少なくとも、景品交換装置70との間で貯留遊技媒体に関する情報(貯留合計遊技媒体数,換算後貯留数等)を送受信する通信機能と、再プレイに関する各画面を遊技者に選択可能に表示する表示機能と、貯留合計遊技媒体数の範囲内において遊技者に遊技媒体を払い出す貯玉払出機能(再プレイ機能)と、再プレイにより払い出した遊技媒体数分を貯留合計遊技媒体数から減算する貯玉減算機能等を備えた装置である。
このような各機能を実現すべく、再プレイ機80は、図4に示すように、所定のカード(例えば、会員カード)を挿入/返却可能なカード挿入口81、遊技媒体を払い出す遊技媒体払出口82、液晶ディスプレイなどで構成され所定の表示及び入力が可能なタッチパネル部83を外部に備えている。
また、再プレイ機80は、図5に示すように、景品交換装置70等との間で所定の情報を送受信する通信部84、再プレイ機80が備える各種機能を実行するためのプログラムやデータを記憶する記憶部85、カード挿入口81に挿入されたカードから会員IDを読み取る読取部86、遊技媒体を払い出す払出部87、CPUにより構成され再プレイ機80が備える各種機能を制御する制御部88、所定の演算処理を実行する演算部89を内部に備えており、制御部88が、これら各部を制御することにより、以下のような特徴的な動作を行う。
具体的には、再プレイ機80は、記憶部85が本発明における貸出レート記憶手段として動作することで、当該再プレイ機80に設定されている貸出レートを指定貸出レートとして記憶する。
具体的には、例えば、4円コーナーに設置された再プレイ機80の記憶部85には、指定貸出レートとして「4円/玉」が記憶される。
また、再プレイ機80は、通信機能を実行するため、通信部84を介して、会員データ(会員ID、暗証番号等)や機体ID等を景品交換装置70へ送信する。
さらに、再プレイ機80は、通信部84及び制御部88が本発明における貯留量取得手段及び換算値取得手段として動作することで、景品交換装置70から送信されてきた貯留遊技媒体データ(貯留合計遊技媒体数、換算後貯留数等)などを受信することにより、それら貯留遊技媒体データを取得する。
そして、再プレイ機80は、受信した貯留遊技媒体データ(貯留合計遊技媒体数、換算後貯留数)を記憶部85に記憶する。この記憶される貯留遊技媒体データのうち、貯留合計遊技媒体数は、貸出レートごとに設けられた口座別に記憶される。また、換算後貯留数は、例えば、4円用の再プレイ機80aの場合には、2円口座,1円口座,0.5円口座等のそれぞれの貯留合計遊技媒体数を4円/玉で換算した、換算後貯留数が記憶される。
再プレイ機80は、表示機能を実行するため、タッチパネル部83が、画像,テキスト,テンキーなどの各種操作キー等を表示するとともに、指やタッチペンで画面上の表示に触れることにより入力(選択操作、通信操作等)を受け付ける。
また、再プレイ機80は、タッチパネル部83が本発明における表示手段及び口座選択手段として動作することで、再プレイに関する各画面を表示するとともに、引き落としを行う口座を遊技者が選択可能となっている。
具体的には、タッチパネル部83が、遊技媒体を引き出す際に引き落とす口座を使用口座として指定するための「使用口座選択画面」(図6参照)、「使用口座選択画面」において再プレイ機80の指定貸出レート以外の貸出レートが選択されたときに、その選択された貸出レートの口座から引き落としを行ってもよいか否かを確認するための「価値変更確認画面」(図7参照)、遊技媒体の引き出し数である再プレイ数を選択するための「再プレイ数選択画面」(図8、図10参照)、使用口座から貯留遊技媒体を引き落とすことによりその貯留合計遊技媒体数が変動する状況を表示する「払出結果表示画面」(図9、図11参照)等を表示する。
これら表示画面の具体的な態様について、図6〜図11を参照して説明する。
「使用口座選択画面」は、再プレイ機80において会員カードの挿入と暗証番号の入力が行われた後にタッチパネル部83に表示される画面であって、遊技媒体の引き落としを行う口座を使用口座として遊技者が選択するための画面である。
この「使用口座選択画面」に表示される項目には、例えば、図6に示すように、この「使用口座選択画面」を表示している再プレイ機80に設定された貸出レートである指定貸出レート(図6に示す<4円払出>)、所定の遊技媒体に設定されている複数の貸出レートのそれぞれに対応した遊技機100の略称を示す口座選択ボタン(「4パチ」等)、各口座のそれぞれに記憶されている貯留合計遊技媒体数(図6に示す「貯玉残」)、各口座ごとに貯留合計遊技媒体数を指定貸出レートで換算した後の遊技媒体数である換算後貯留数(図6に示す「換算数」)、使用口座の選択を終了するときに押下する取消ボタン、所定のメッセージ(例えば操作案内など)等がある。
これらのうち、指定貸出レート(図6に示す<4円払出>)は、当該再プレイ機80から払い出される遊技媒体の貸出レートを、遊技者に対して明示するために表示される情報である。
口座選択ボタンは、所定の遊技媒体に設定されている複数の貸出レートのそれぞれに対応した遊技機100の略称をすべて表示するとともに、これら複数の口座選択ボタンの中から一の口座選択ボタンを選択することで、この選択された口座選択ボタンに記載された遊技機100の略称により特定される一の貸出レートが設定された口座が、貯留遊技媒体を引き落とす使用口座として選択できるようになっている。
具体的には、例えば、図6に示すように、複数の貸出レートのそれぞれに対応した遊技機100の略称として、「4パチ」、「2パチ」、「1パチ」、「0.5パチ」が記載された口座選択ボタンが、選択可能に表示される。なお、例えば、「4パチ」とは、「4円/玉」の貸出レートで貸し出された遊技球を用いて遊技を行うパチンコ機100aの略称である。
そして、遊技者が「4パチ」と記載された口座選択ボタンを選択したとき、この選択された「4パチ」により特定される「4円/玉」という貸出レートが設定された口座である4円口座が、貯留遊技媒体を引き落とす口座として選択される。
このように、「使用口座選択画面」においては、所定の遊技媒体に設定されている複数の貸出レートのすべてが、遊技機100の略称として、また口座選択ボタンの形態で表示されており、遊技者は、それら複数の口座選択ボタンの中から一つの口座選択ボタンを選択することにより、貯留遊技媒体を引き落とす口座を選択できるようになっている。
特に、「使用口座選択画面」においては、指定貸出レートが設定された口座を示す口座選択ボタンと、他の貸出レートが設定された口座を示す口座選択ボタンのすべてが表示される。このため、遊技者は、当該再プレイ機80に設定された指定貸出レートが設定されている口座を使用口座として選択できるだけでなく、他の貸出レートが設定されている口座についても、使用口座として、同一画面上で選択することができる。
また、「使用口座選択画面」においては、口座ごとに、貯留合計遊技媒体数(「貯玉残」)と換算後貯留数(「換算数」)が表示される。さらに、貯留合計遊技媒体数は、当日獲得遊技媒体数と日前貯留遊技媒体数との合計値として表示され、換算後貯留数は、その合計値の換算値として表示される。このため、遊技者は、その「使用口座選択画面」を一見しただけで、各口座ごとに引き落とし可能な貯留遊技媒体の数量を、即座に知得できる。
この効果について、さらに説明する。口座から貯留遊技媒体を引き出す場合、遊技者にとっては、口座ごとに貯留遊技媒体数がどれだけあるか、つまり、引き出し可能な貯留遊技媒体の総数を口座ごとに把握したいとの要求がある。また、引き落としを行う使用口座の貸出レートと再プレイ機80に設定された指定貸出レートが異なる場合、その使用口座から引き出したときに実際に再プレイ機80から払い出される貯留遊技媒体の数量を把握したいとの要求もある。
そこで、「使用口座選択画面」においては、当日獲得遊技媒体数と日前貯留遊技媒体数との合計値である貯留合計遊技媒体数と、この貯留合計遊技媒体数の換算値である換算後貯留数を、口座ごとに表示することとした。これにより、遊技者は、この「使用口座選択画面」を視認することで、口座ごとに引き落とし可能な貯留遊技媒体の総数を、すべての口座について、かつ、口座ごとに、確実に知得できる。また、指定貸出レート以外の貸出レートが設定された口座から貯留遊技媒体を引き出した場合に、実際に再プレイ機80から払い出される遊技媒体の数量を確実に把握できる。そして、これら表示されたデータを、引き落としを行う口座を選択する際の判断材料として有用できる。
なお、図6に示す「使用口座選択画面」においては、貯留合計遊技媒体数を「貯玉残」として表示しているが、例えば、当日獲得遊技媒体数と日前貯留遊技媒体数と貯留合計遊技媒体数を、一の「使用口座選択画面」に列挙して表示させるようにすることもできる。
また、図6に示す「使用口座選択画面」においては、「0.5パチ」を示す口座選択ボタンと、この「0.5パチ」の「貯玉残」である「0玉」の表示と、この「0.5パチ」の「換算数」である「0玉」の表示が、網掛け表示となっている。これは、この「0.5パチ」の「貯玉残」が「0玉」であるために、この「0.5パチ」の口座からは貯留遊技媒体の引き落としが不能であることから、「0.5パチ」を示す口座選択ボタンの選択が不可能となっていることを示したものである。
図7に示す「価値変更確認画面」は、「使用口座選択画面」において選択された口座選択ボタンに記載された遊技機100の略称により特定される貸出レートが当該再プレイ機80に設定されている指定貸出レートと異なるときに、タッチパネル部83に次に表示される画面であって、「使用口座選択画面」にて選択された口座選択ボタンの示す貸出レートが設定された口座に記憶されている貯留合計遊技媒体数を指定貸出レートで換算する価値変更を行って、当該口座から貯留遊技媒体を引き出してもよいか否かを遊技者に確認させるための画面である。
この「価値変更確認画面」に表示される項目には、例えば、この「価値変更確認画面」を表示している再プレイ機80に設定された指定貸出レート(図7に示す<4円払出>)、「使用口座選択画面」において選択された口座選択ボタンの示す貸出レートが設定された口座に記憶されている貯留合計遊技媒体数(図7に示す「2パチ貯玉残 10001玉」)、この貯留合計遊技媒体数が使用口座の貸出レートから指定貸出レート(4円/玉)に換算されたときの換算後貯留数(図7に示す「4パチへの換算数 5000玉」)、価値変更を決定するための決定ボタン(「はい」,「いいえ」)、所定のメッセージ(操作案内など)等がある。
なお、図7に示す「価値変更確認画面」は、図6に示す「使用口座選択画面」において「2パチ」を示す口座選択ボタンが選択されたときに次に表示される「価値変更確認画面」の表示例である。
このような内容の「価値変更確認画面」を表示することにより、遊技者は、指定貸出レートと異なる貸出レートの口座から貯留遊技媒体を引き落とすこと、そして、このように指定貸出レートと異なる貸出レートの口座から貯留遊技媒体を引き落とすために貸出レートの換算という価値変更の処理が実行されることを、この段階で再確認することができる。
そして、価値変更を行いたくない場合や、使用口座を変更したい場合には、「いいえ」の決定ボタンを押すことで、タッチパネル部83に「使用口座選択画面」を再度表示させることができる。これにより、遊技者は、その「使用口座選択画面」において、指定貸出レートが設定された口座を選択したり、使用口座を変更したりすることができる。
一方、価値変更を行ってもよい場合には、「はい」の決定ボタンを押すことで、「使用口座選択画面」で選択した口座選択ボタンの示す貸出レートが設定された口座を使用口座として確定することができる。
図8に示す「再プレイ数選択画面」は、「価値変更確認画面」において「はい」の決定ボタンが選択されたとき、又は、「使用口座選択画面」において選択された口座選択ボタンに記載された遊技機100の略称により特定される貸出レートが当該再プレイ機80に設定されている指定貸出レートと同じであるときに、タッチパネル部83に次に表示される画面であって、再プレイ機80から払い出される遊技媒体の数量である再プレイ数を選択するための画面である。
この「再プレイ数選択画面」に表示される項目には、例えば、この「再プレイ数選択画面」を表示している再プレイ機80に設定された指定貸出レート(図8に示す<4円払出>)、「使用口座選択画面」において選択された口座選択ボタンの示す口座に記憶されている貯留合計遊技媒体数(図8に示す「4パチ貯玉残 10000玉」)、再プレイ数として払出可能な遊技媒体の数量を示す複数の再プレイ数ボタン(「125」等)、遊技媒体の引き落としを行う口座を変更するときに押下する取消ボタン、所定のメッセージ(操作案内など)等がある。
また、図8に示す「再プレイ数選択画面」は、「使用口座選択画面」において選択された口座選択ボタンが「4パチ」であるときに次に表示される画面であるが、その選択された口座選択ボタンが「2パチ」であって、次に表示された「価値変更確認画面」において「はい」の決定ボタンが選択されたときは、図10に示す「再プレイ数選択画面」が表示され、その選択された口座選択ボタンの示す口座、すなわち、2円口座に記憶されている貯留合計遊技媒体数の換算後貯留数として「4パチへの換算数 5000玉」が表示される。
このように、「使用口座選択画面」において選択された口座選択ボタンの示す貸出レートが指定貸出レートであるときは、「再プレイ数選択画面」には、その指定貸出レートが設定された口座の貯留合計遊技媒体数が「貯玉残」として表示され、「使用口座選択画面」において選択された口座選択ボタンの示す貸出レートが指定貸出レート以外の貸出レートであるときは、「再プレイ数選択画面」には、その貸出レートが設定された口座の貯留合計遊技媒体数の換算後貯留数が「換算数」として表示される。
「再プレイ数選択画面」に表示されている再プレイ数ボタンは、再プレイ機80からの引き出しが可能な遊技媒体の数量として予め定められた数量である引出単位数を表示するボタンであって、遊技者により選択されると、この引出単位数分の遊技媒体が当該再プレイ機80から払い出されるようになっている。
なお、図8、図10に示す「再プレイ数選択画面」において、「全部」を示す再プレイ数ボタンが網掛け表示になっているのは、当該「全部」を示す再プレイ数ボタンが選択不可能であることを示したものである。これは、「貯玉残」又は「換算数」として表示されている「10000玉」と「5000玉」が、一回の引き出し操作で引き出し可能な遊技媒体数の上限(例えば、1000玉)を超えていることから、それら「10000玉」又は「5000玉」の遊技媒体数を一回で引き出すことが不可能であることを、「全部」を示す再プレイ数ボタンに施された網掛け表示をもって示したものである。
図9に示す「払出結果表示画面」は、「再プレイ数選択画面」において再プレイ数ボタンが選択されると次に表示される画面であって、再プレイ機80から遊技媒体が払い出されることに伴って引き落としが行われる使用口座に残留する貯留遊技媒体の数量を確認するための画面である。
この「払出結果表示画面」に表示される項目には、例えば、「再プレイ数選択画面」において選択された再プレイ数ボタンにより示された引出単位数(図9に示す「払い出し数 125玉」)、口座から引き落とされる遊技媒体の数量を示す引落遊技媒体数(図9に示す「4パチ使用数 125玉」)、引き落としを行う前に口座に記憶されていた貯留合計遊技媒体数から引落遊技媒体数を減算した後に残留した遊技媒体の数量を示す引落後貯留数(図9に示す「4パチ貯玉残 9875玉」)、所定のメッセージ等がある。
また、図9に示す「払出結果表示画面」は、図8に示す「再プレイ数選択画面」において口座選択ボタンである「125玉」が選択されたときに表示される画面であるが、図10に示す「再プレイ数選択画面」において口座選択ボタンである「125玉」が選択されたときは、図11に示す「払出結果表示画面」が表示される。
具体的に、図11に示す「払出結果表示画面」においては、「使用口座選択画面」で選択された口座選択ボタンである「2パチ」の示す2円口座を使用口座とし、この2円口座から引き落とされる遊技媒体の数量である引落遊技媒体数が「2パチ使用数 250玉」として表示され、その2円口座に記憶されていた貯留合計遊技媒体数である「10001玉」から引落遊技媒体数である「250玉」を減算して残留した引落後貯留数である「9751玉」が「2パチ貯玉残 9751玉」として表示される。
このように、「払出結果表示画面」においては、遊技者に実際に払い出される再プレイ数と、口座から引き落とされる引落遊技媒体数と、引き落としが行われた後に使用口座に残留する引落後遊技媒体数とが、一の画面上に同時に表示される。
これにより、遊技者は、その「払出結果表示画面」の表示内容を視認することにより、貯留遊技媒体の引き出しに伴う貯留合計遊技媒体数の変動状況を一目で認識できる。
また、この「払出結果表示画面」に表示される引落後貯留数は、端数も加えられた数量として表示される。
例えば、「使用口座選択画面」等に表示される換算後貯留数は、端数が減算された後の貯留合計遊技媒体数を指定貸出レートに換算したときの数量で表示される。これは、再プレイ機80からの払い出しができない端数を減算することで、払い出し可能な貯留遊技媒体の最大数を遊技者に明示するためである。
これに対し、「払出結果表示画面」に表示される引落後貯留数は、払い出し後に使用口座に残存する貯留遊技媒体数を示すものであり、この残存する貯留遊技媒体数には端数も含まれるため、その「払出結果表示画面」に表示される引落後貯留数についても、端数も加えられた数量として表示することとしたものである。この引落後貯留数を視認することで、遊技者は、払い出し後に使用口座に残存する貯留遊技媒体数を正確に把握できる。
また、「払出結果表示画面」においては、メッセージとして、当該再プレイ機80から払い出される遊技媒体の貸出レートを示す表示、具体的には、例えば、「4円価値の玉が払い出されます」という文章が表示される。これにより、遊技者は、当該メッセージを視認することで、当該再プレイ機80から払い出される遊技媒体の貸出レートを知得できる。
さらに、「払出結果表示画面」においては、メッセージとして、「会員カードをお取りください」という文章を表示させることができる。これにより、遊技者は、当該メッセージを視認することで、実行可能な操作内容を知得できる。
また、再プレイ機80は、貯玉払出機能を実行するため、払出部87及び制御部88が本発明における遊技媒体貸出手段として動作することで、タッチパネル部83に表示される再プレイに関する各画面から遊技者による引き出し操作を受け付けて、制御部88が払出部87を制御することにより貯留遊技媒体を払い出す。
さらに、再プレイ機80は、所定の単位数ごとに貯留遊技媒体を払い出すようになっており、例えば、記憶部85に、遊技者による一回の引き出し要求によって貯留遊技媒体から引き出す遊技媒体数を示す引出単位数を記憶している。
引出単位数は、例えば、「再プレイ数選択画面」(図8、図10参照)における再プレイ数ボタンに表示され、再プレイ数ボタンが遊技者により選択されると、表示されている引出単位数の遊技媒体が払い出されるようになっている。
例えば、引出単位数は、図5に示すように、再プレイ数ボタンに「125」、「250」、「500」、「1000」のように表示される。なお、引出単位数は、これらの数値に限るものではなく、任意の数値とすることができ、再プレイ機80ごと又は貸出レートごとに設定してもよい。
また、引出単位数は、例えば、遊技場管理装置50で記憶、管理することで、遊技場ごと又は再プレイ機80ごとに、設定するようにしてもよい。この場合、再プレイ機80は、所定のタイミングで遊技場管理装置50から引出単位数を受信する構成としてもよい。
また、再プレイ機80は、貯玉減算機能を実行するため、演算部89が、遊技者による再プレイの引き出し操作に応じて上記の貯玉払出機能により払い出した遊技媒体数分を記憶部85の貯留合計遊技媒体数から減算する(貯玉数減算処理)。
具体的には、「使用口座選択画面」(図6参照)において指定貸出レートが設定された口座が使用口座として選択されたとき、つまり、遊技者により価値変更を行わない選択がなされた場合には、再プレイ機80は、「再プレイ数選択画面」(図8参照)において遊技者により選択された再プレイ数ボタンに対応する引出単位数を、当該使用口座の貯留合計遊技媒体数から減算する。
一方、「使用口座選択画面」(図6参照)において指定貸出レート以外の貸出レートが設定された口座が使用口座として選択された場合であって、「価値変更確認画面」(図7参照)において遊技者により価値変更を行うことを示す「はい」の決定ボタンが選択されたときには、再プレイ機80は、「再プレイ数選択画面」(図10参照)において遊技者により選択された再プレイ数ボタンに対応する引出単位数を、使用口座の貸出レートで換算した遊技媒体数である引落遊技媒体数を算出し、この算出した引落遊技媒体数を、当該使用口座の貯留合計遊技媒体数から減算する。
そして、再プレイ機80は、引き出された遊技媒体数分を減算した後の貯留合計遊技媒体数を、通信部84を介して景品交換装置70へ送信する。
なお、貯留遊技媒体が引き出された後に再プレイ機80から景品交換装置70へ送信される貯留合計遊技媒体数は、複数の口座のそれぞれに記憶されている貯留合計遊技媒体数のすべてであってもよく、あるいは、引き出された遊技媒体数分を減算する処理がなされた貯留合計遊技媒体数のみであってもよい。
また、再プレイ機80では、遊技者に対して貯留遊技媒体の価値変更のサービスを許可するか否かを設定することができる。
具体的には、再プレイ機80は、記憶部85に、再プレイ機80において貯留遊技媒体の価値変更の許可又は禁止を管理するための価値変更フラグを記憶している。例えば、貯留遊技媒体の価値変更を禁止する場合には価値変更フラグに「1」を、貯留遊技媒体の価値変更を許可する場合には価値変更フラグに「0」を記憶する。
価値変更フラグは、再プレイ機80における全ての口座に対して設定してもよく、あるいは、それぞれの口座に対して個別に設定してもよい。このように、指定貸出レート以外の貸出レートが設定された口座に記憶されている貯留遊技媒体からの払い出しを、再プレイ機80単位に遊技場の従業員によって任意に設定することができる。
なお、価値変更フラグは、例えば、遊技場管理装置50で記憶、管理してもよい。この場合、例えば、上記のように再プレイ機80単位で価値変更フラグを管理してもよく、あるいは、遊技場単位、すなわち、全ての再プレイ機80に対して一括に価値変更フラグを設定し、管理するようにしてもよい。これらの場合には、再プレイ機80は、所定のタイミングで遊技場管理装置50から価値変更フラグを受信する構成としてもよい。
なお、本実施形態の再プレイ機80は、カード挿入口81に挿入された会員カードから会員IDなどを読み取るようにしているが、これに限らず、読取部86で読み取り可能なカードは、会員データ(会員IDなど)を読み取り可能な記憶媒体であれば、どのような構成のカードであってもよい。また、読取部86で読み取り可能な記憶媒体は、カードに限らず、例えば、ICコインやバーコードが表示されたチケットでもよく、あるいは、携帯端末に表示されるQRコード(登録商標)を読み取り可能な構成としてもよい。これらの場合には、カード挿入口81に代えて、ICコインを投入可能な投入口を設けてもよく、バーコードやQRコード(登録商標)を読取可能な読取部を備えることとしてもよい。
このように構成された遊技用システムSにおいて、遊技者が再プレイにより貯留遊技媒体を引き出す際の、再プレイ機80と景品交換装置70との間における貯留遊技媒体に関する情報のやり取りを示す貯留遊技媒体の払出処理を、遊技媒体貸出方法として、次に説明する。
(IV)遊技媒体貸出方法
図12は、本実施形態に係る再プレイによる貯留遊技媒体の払い出しに関する処理手順を示す動作手順図である。
図13は、本実施形態に係る再プレイ機で実行される価値変更処理を示すフローチャートである。
図12に示すように、再プレイ機80の制御部88は、カード挿入口81に会員カードが挿入されたか否かを判断する(S10)。
カード挿入口81に会員カードが挿入されていないときは(S10:NO)、制御部88は、会員カードが挿入されるまで待機する。
一方、カード挿入口81に会員カードが挿入されたときは(S10:YES)、制御部88は、その会員カードに記憶されている会員IDなどの会員情報を読取部86に読み取らせ、読み取られた会員情報を記憶部85に記憶させる。
次いで、制御部88は、タッチパネル部83における操作により暗証番号の入力がされたか否かを判断する(S11)。
タッチパネル部83における操作により暗証番号の入力がされていないときは、制御部88は、その入力がされるまで待機する(S11:NO)。
一方、タッチパネル部83における操作により暗証番号の入力がされたときは(S11:YES)、制御部88は、その入力された暗証番号を記憶部85に記憶させる。
そして、制御部88は、記憶部85から当該再プレイ機80の機体IDと、会員情報と、暗証番号とを取り出すと、通信部84を介して、景品交換装置70へ送信する(S12)。なお、景品交換装置70へ送信される会員情報には、少なくとも会員IDが含まれている。
景品交換装置70の通信部71は、再プレイ機80から送信されてきた会員情報と暗証番号と機体IDを受信する(S13)。
景品交換装置70の制御部75は、通信部71で受信された会員情報と暗証番号と機体IDを、記憶部72に記憶させる。
制御部75は、記憶部72に記憶されている会員データベースを参照し、この会員データベースに登録されている会員ID及び暗証番号の中から、通信部71で受信された会員ID及び暗証番号と一致するものがあるか否かを検索する。これにより、その受信された会員IDにより特定される会員の認証を行う(S14)。
会員データベースに登録されている会員ID及び暗証番号の中に、通信部71で受信された会員ID及び暗証番号と一致するものがないと判断したときは(S14:NO)、制御部75は、認証不可であることを再プレイ機80に通知する。この通知を受けた再プレイ機80は、S11の処理に移行して、遊技者に暗証番号を再入力させる。
一方、会員データベースに登録されている会員ID及び暗証番号の中に、通信部71で受信された会員ID及び暗証番号と一致するものがあるときは(S14:YES)、制御部75は、当該会員IDが読み取られた会員カードの所持者であって当該暗証番号を入力した者が正規の会員であるものと判断し、貯留遊技媒体の引き出し(再プレイ)を許可する。
また、制御部75は、通信部71で受信された機体IDにもとづいて、送信してきた再プレイ機80を特定するとともに、この再プレイ機80に設定されている指定貸出レートを特定する。
具体的には、例えば、制御部75は、その機体IDを遊技場管理装置50へ送信する。遊技場管理装置50は、記憶部に記憶されている機体データベースを参照することにより、該機体IDにより特定される再プレイ機80に設定された指定貸出レートを取得して、景品交換装置70へ送信する。景品交換装置70は、その指定貸出レートを受信すると、この指定貸出レートを当該再プレイ機80に設定されている指定貸出レートとして特定する。
次いで、景品交換装置70の演算部76は、特定された指定貸出レートと異なる貸出レートが設定された口座に記憶されている貯留合計遊技媒体数を、指定貸出レートで換算することにより、換算後貯留数を算出する(S15)。この算出された換算後貯留数は、記憶部72に記憶される。
制御部75は、口座ごとに、貯留合計遊技媒体数と換算後貯留数を、記憶部72から読み取り、通信部71を介して再プレイ機80へ送信する(S16)。
再プレイ機80の通信部84は、貸出レートごとに設けられた各口座の貯留合計遊技媒体数と換算後貯留数を受信する(S17)。制御部88は、それら各口座の貯留合計遊技媒体数と換算後貯留数を記憶部85に記憶させる。
次いで、制御部88は、「使用口座選択画面」(図6参照)をタッチパネル部83に表示させる(S18)。これにより、各口座の貯留合計遊技媒体数と換算後貯留数がタッチパネル93に表示される。
そして、制御部88は、「使用口座選択画面」において、貯留遊技媒体の引き落としを行う口座を使用口座として特定するための口座選択ボタンが選択されたか否かを判断する(S19)。
口座選択ボタンが選択されていないと判断したときは(S19:NO)、制御部88は、その選択がされるまで待機する。
一方、口座選択ボタンが選択されたと判断したときは(S19:YES)、制御部88は、選択された口座選択ボタンにより特定される使用口座の貸出レートと当該再プレイ機80の指定貸出レートが異なるものであるか否かを判断する(S20)。これにより、その遊技者による口座選択ボタンの選択が、使用口座に記憶されている貯留合計遊技媒体数を指定貸出レートで換算して換算後貯留数を得る価値変更を伴うものであるか否かが判断される。
選択された口座選択ボタンにより特定される使用口座の貸出レートと当該再プレイ機80の指定貸出レートが異なるものであるときは(S20:YES)、制御部88は、価値変更処理を実行する(S21)。
一方、選択された口座選択ボタンにより特定される使用口座の貸出レートと当該再プレイ機80の指定貸出レートが同じであるときは(S20:NO)、制御部88は、「再プレイ数選択画面」(図8参照)をタッチパネル部83に表示させる(S22)。
そして、制御部88は、「再プレイ数選択画面」において、再プレイ数選択ボタンが選択されることにより貯留遊技媒体の引き出し操作が行われたか否かを判断する(S23)。
再プレイ数選択ボタンが選択されることにより貯留遊技媒体の引き出し操作がされたときは(S23:YES)、制御部88は、選択された再プレイ数ボタンに表示されている引出単位数分の遊技媒体を、払出部87を介して払い出す。ただし、全部ボタンが選択操作されたときは、制御部88は、指定貸出レートが設定された口座に記憶されている貯留合計遊技媒体数の全てを、払出部87を介して払い出す。
次いで、制御部88は、演算部89に貯玉数減算処理を実行させる(S24)。
具体的には、演算部89は、遊技者により選択された引出単位数を、指定貸出レートが設定された使用口座の貯留合計遊技媒体数から減算する貯玉数減算処理を実行し、この減算後の遊技媒体数を新たな貯留合計遊技媒体数として記憶部85に記憶させる。
貯玉数減算処理の終了後、制御部88は、タッチパネル部83に「払出結果表示画面」(図9参照)を表示させる(S25)。
この「払出結果表示画面」の表示後、又は、「再プレイ数選択画面」において取消ボタンが選択されたときは(S23:NO)、制御部88は、遊技者により所定の終了操作(例えば、会員カードの排出操作等)がされたか否かを判断する(S26)。
遊技者により終了操作がされていないと判断したとき(S26:NO)、制御部88は、S20へ処理を移行して、再プレイ処理を続ける。
一方、遊技者から終了操作がされたと判断したとき(S26:YES)、制御部88は、貯玉数減算処理により算出された貯留合計遊技媒体数を記憶部85から取り出して、景品交換装置70へ送信するとともに(S27)、会員カードを排出する(S28)。これにより、再プレイ機80が実行する一連の処理を終了する。
景品交換装置70は、再プレイ機80から送信されてきた貯留合計遊技媒体数を、通信部71を介して受信し(S29)、この受信した貯留合計遊技媒体数を、記憶部72の貯留遊技媒体データベースに記憶する(S30)。
次に、上述した再プレイによる貯留遊技媒体の払出処理における、価値変更処理(S21)について、図13を参照して説明する。
再プレイ機80のタッチパネル部83に「使用口座選択画面」(図6参照)が表示されている場合において、一の口座選択ボタンが選択され、この選択された口座選択ボタンにより特定される使用口座の貸出レートと当該再プレイ機80の指定貸出レートが異なるとき、すなわち、その口座選択ボタンの選択が、使用口座に記憶されている貯留合計遊技媒体数を指定貸出レートで換算して換算後貯留数を得る価値変更を伴うものであるときは(図12のS20:YES)、制御部88は、その口座選択ボタンにより特定される使用口座に記憶された貯留合計遊技媒体数と、この貯留合計遊技媒体数を当該再プレイ機80の指定貸出レートに換算した換算後貯留数とを表示項目とする「価値変更確認画面」(図7参照)をタッチパネル部83に表示させる(S40)。
制御部88は、「価値変更確認画面」において、遊技者により決定ボタンの「はい」又は「いいえ」のいずれが選択されたか否かを判断する(S41)。
遊技者により決定ボタンの「いいえ」が選択されたと判断したときは(S41:NO)、制御部88は、図12のS18へ処理を移行して、タッチパネル部83に「使用口座選択画面」を表示させて、再プレイ処理を続ける。
一方、遊技者により決定ボタンの「はい」が選択されたと判断したときは(S41:YES)、制御部88は、「再プレイ数選択画面」(図10参照)をタッチパネル部83に表示させる(S42)。
そして、制御部88は、「再プレイ数選択画面」において、再プレイ数選択ボタンが選択されることにより貯留遊技媒体の引き出し操作が行われたか否かを判断する(S43)。
再プレイ数選択ボタンが選択されることにより貯留遊技媒体の引き出し操作がされたときは(S43:YES)、制御部88は、選択された再プレイ数ボタンに表示されている引出単位数分の遊技媒体を、払出部87を介して払い出す。ただし、全部ボタンが選択操作されたときは、制御部88は、指定貸出レートが設定された口座に記憶されている貯留合計遊技媒体数の全てを、払出部87を介して払い出す。
次いで、制御部88は、演算部89に貯玉数減算処理を実行させる(S44)。
具体的には、演算部89は、遊技者により選択された引出単位数を、指定貸出レートから使用口座の貸出レートに換算して引落遊技媒体数を算出し、この引落遊技媒体数を使用口座の貯留合計遊技媒体数から減算する貯玉数減算処理を実行し、この減算後の遊技媒体数を新たな貯留合計遊技媒体数として記憶部85に記憶させる。
貯玉数減算処理の終了後、制御部88は、タッチパネル部83に「払出結果表示画面」(図11参照)を表示させる(S45)。
この「払出結果表示画面」の表示後、又は、「再プレイ数選択画面」において取消ボタンが選択されたときは(S43:NO)、図12のS26へ処理を移行して、再プレイ処理を続ける。
以上説明したように、本実施形態の遊技媒体貸出装置、遊技媒体貸出システム及び遊技媒体貸出方法によれば、遊技者により再プレイ機から貯留遊技媒体を払い出す操作が行われたときに、貯留遊技媒体の引き落としを行う口座を選択可能な「使用口座選択画面」をタッチパネル部に表示させることにより、その引き落としを行う口座を遊技者自身が選択できる。
また、景品交換装置においては、前日以前に預け入れた遊技媒体の数量と当日獲得された遊技媒体の数量が合計値で管理され、再プレイ機のタッチパネル部には、その合計値である貯留合計遊技媒体数が表示され、貯留遊技媒体が払い出されると、この引出遊技媒体数が貯留合計遊技媒体数から減算されるため、前日以前に預け入れた遊技媒体だけでなく、当日獲得した遊技媒体についても、引き出して再プレイを行うことができる。
[第二実施形態]
次に、本発明の遊技媒体貸出装置、遊技媒体貸出システム及び遊技媒体貸出方法の第二実施形態について、図14〜図21を参照して説明する。
図14に示すように、本実施形態の遊技用システムSは、第一実施形態と比較すると、遊技機100と一対一で対応して設けられる各台計数機1を備えるとともに、会員管理装置90と持ち玉管理装置110が遊技場内に配置されている点で相違する。
本実施形態では、第一実施形態における遊技媒体貸出機20、計数装置60及び再プレイ機80の各機能を各台計数機1が備えており、この各台計数機1が、各台計数機1に併設された遊技機100で獲得された遊技媒体を計数するとともに、計数した遊技媒体数(計数値)を遊技場に預け入れが可能であり、かつ、預け入れた貯留遊技媒体を引き出し可能に構成されることにより、遊技機100において再プレイすることができるようになっている。
なお、本実施形態において、第一実施形態と同様の構成部分については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
(I)各台計数機
各台計数機1は、本発明における遊技媒体貸出装置の一例として動作し、少なくとも、遊技機100で獲得された遊技媒体を計数する計数機能と、計数により得た計数値を持ち玉管理装置110又は会員管理装置90に送信して当日獲得遊技媒体数(日替わり処理後は、日前貯留遊技媒体数)として貯留させる貯留遊技媒体機能と、貯留合計遊技媒体数の範囲内において遊技者に貯留遊技媒体を払い出す払出機能(再プレイ機能)と、各装置との間で所定の情報を送受信する通信機能と、所定の表示を行う表示機能等を備えた装置である。
具体的には、各台計数機1は、図15及び図16に示すように、計数部10と台間部20´とで構成されている。
計数部10は、計数センサ10a、レバー11、受皿12を備え、計数手段として動作し、例えば、遊技機100の下皿(不図示)から投下される遊技媒体を受皿12で貯留し、レバー11を操作すると、受皿12の底面を開閉するシャッター(不図示)が動作することで、受皿12に貯留されている遊技媒体の貯留又は投下を選択することができる。そして、機内へ投下された遊技媒体は、例えば、計数センサ10aによって検出される。
台間部20´は、所定の紙幣を投入する紙幣投入口21、会員カードを挿入/返却可能な会員カード挿入口22、液晶ディスプレイなどで構成され会員認証を行うための暗証番号の入力や所定の選択操作等の入力及び遊技に関する情報や貯留遊技媒体に関する情報等を表示する台間表示器23、遊技の終了時などに会員カード等を返却するための精算ボタン24a、遊技媒体を払い出す際に操作される払出ボタン24bを外部に備えている。
また、各台計数機1は、上記のような各機能を実現すべく、遊技機100、会員管理装置90又は持ち玉管理装置110等との間で所定の情報を送受信する通信部25、各台計数機1が備える各種機能を実行するためのプログラムや所定のデータを記憶する記憶部26、会員カード挿入口22に挿入された会員カードから会員IDを読み取る読取部27、遊技媒体を払い出す払出部28、CPUにより構成され各台計数機1が備える各種機能を制御する制御部29を内部に備えており、制御部29が、これら各部を制御することにより、以下のような特徴的な動作を行う。
各台計数機1は、台間表示器23が本発明における表示手段及び口座選択手段として動作することで、第一実施形態において説明した再プレイに関する各画面を表示するとともに、貯留遊技媒体の引き出しの際に引き落としを行う口座の指定を遊技者から受け付ける。
具体的には、台間表示器23は、第一実施形態と同様に遊技者による操作に応じて図17〜図21に示す表示画面を表示する。
なお、本実施形態では、図17が第一実施形態の図7と対応し、図18が第一実施形態の図8と対応し、図19が第一実施形態の図9と対応し、図20が第一実施形態の図10と対応し、図21が第一実施形態の図11と対応する画面である。また、第一実施形態の図6に示された「使用口座選択画面」は、本実施形態の各台計数機1の台間表示器23にも表示される。
ここで、本実施形態では、図18と図20に示す「再プレイ数選択画面」が、第一実施形態と異なる態様で表示されるようになっている。
例えば、第一実施形態の「再プレイ数選択画面」では再プレイ数ボタンが表示されるが、本実施形態の「再プレイ数選択画面」では再プレイ数ボタンが表示されない。これは、各台計数機1が、再プレイによる一回の引き出し要求によって貯留遊技媒体から引き出す遊技媒体数(引出単位数)を一定数(例えば、125玉)としているためである。
なお、これに限らず、第一実施形態と同様に、「再プレイ数選択画面」に再プレイ数ボタンを表示し、遊技者によって引出単位数を選択可能としてもよい。
各台計数機1は、通信部25、制御部29及び記憶部26が本発明における貯留量取得手段及び換算値取得手段として動作することで、持ち玉管理装置110又は会員管理装置90から送信されてきた貯留遊技媒体データ(貯留合計遊技媒体数、換算後貯留数等)などを受信して記憶部26に記憶させることにより、それら貯留遊技媒体データを取得する。
また、各台計数機1は、払出部28が本発明における遊技媒体貸出手段として動作することで、遊技者に貸し出される遊技媒体を払い出す。
各台計数機1は、記憶部26が本発明における貸出レート記憶手段として動作することで、当該各台計数機1に設定されている貸出レートを指定貸出レートとして記憶する。
また、各台計数機1は、記憶部26が、持ち玉管理装置110又は会員管理装置90から送信されてきた価値変更に関する設定情報、例えば、所定の遊技媒体に設定された複数の貸出レートなどを記憶する。価値変更に関する設定情報は、持ち玉管理装置110又は会員管理装置90に設けられた、価値変更に関する設定情報の入力部で入力設定され、通信手段により送信されてきた情報である。なお、価値変更に関する設定情報の入力部を各台計数機1に設け、リモコンなどを用いて価値変更に関する設定情報を入力設定する構成とすることもできる。
(II)持ち玉管理装置、会員管理装置
持ち玉管理装置110は、本発明における貯留遊技媒体管理装置の一例として動作し、少なくとも、各台計数機1で計数された計数値を貯留遊技媒体として遊技者ごとに管理する貯留遊技媒体管理機能と、各台計数機1又は会員管理装置90との間で貯留遊技媒体に関する情報を送受信する通信機能等を備えた装置である。
具体的には、持ち玉管理装置110は、遊技者により所定の終了操作(各台計数機1における精算ボタン24aの操作など)がされることで、計数値と媒体ID(会員カードの会員IDやICコインのコインID等)を各台計数機1から受信し、媒体IDをキーとして、その計数値を、記憶部の貯留遊技媒体データベースにおける当日獲得遊技媒体数に記憶する。この場合、計数値は、貸出レートごとに設けられた口座別に当日獲得遊技媒体数に記憶される。
持ち玉管理装置110は、遊技場の営業時間終了後に日替わり処理を実行し、記憶部の貯留遊技媒体データベースにおいて、各遊技者(会員)の各口座ごとに、当日獲得遊技媒体数を日前貯留遊技媒体数へ移行させる。これにより、当日獲得遊技媒体数は、翌日以降は、日前貯留遊技媒体数として管理される。
持ち玉管理装置110は、所定のタイミングで、貯留遊技媒体データベースに記憶されている遊技媒体数(当日獲得遊技媒体数,日前貯留遊技媒体数,貯留合計遊技媒体数のすべて又は一部)を、媒体IDに関連付けて、会員管理装置90に送信する。
また、持ち玉管理装置110は、貯留合計遊技媒体数を、他の口座の貸出レートに対応する遊技媒体数に換算する価値変更を実行して、換算後貯留数を得る。この換算後貯留数は、記憶部に記憶される。
持ち玉管理装置110は、各台計数機1において行われた遊技者による引き出し要求に応じて、媒体IDと関連付けられた貯留合計遊技媒体数と換算後貯留数を、当該各台計数機1に送信する。
なお、持ち玉管理装置110は、図2に示す構成と同様の内部構成を備えており、上記の各処理を適宜実行するようになっている。
会員管理装置90は、本発明における貯留遊技媒体管理装置の一例として動作し、少なくとも、持ち玉管理装置110から送信されてきた遊技媒体数(当日獲得遊技媒体数,日前貯留遊技媒体数,貯留合計遊技媒体数のすべて又は一部)を受信して管理する貯留遊技媒体管理機能と、持ち玉管理装置110及び各台計数機1との間で貯留遊技媒体に関する情報を送受信する通信機能等を備えた装置である。
なお、本実施形態においては、各台計数機1において行われた遊技者による引き出し要求に応じて、持ち玉管理装置110が、媒体IDと関連付けられた貯留合計遊技媒体数と換算後貯留数を、当該各台計数機1に送信する構成としているが、会員管理装置90が、それら貯留合計遊技媒体数等を当該各台計数機1に送信する構成とすることもできる。
(III)遊技媒体貸出方法
次に、本実施形態における、再プレイによる貯留遊技媒体の払出処理(遊技媒体貸出方法)について説明する。
本実施形態における再プレイによる貯留遊技媒体の払出処理は、第一実施形態における再プレイによる貯留遊技媒体の払出処理と同様の処理が行われる。すなわち、図12、図13に示す処理手順が、本実施形態においても実行される。
ただし、本実施形態と第一実施形態は、次の点で相違する。
例えば、第一実施形態では、再プレイ機80と景品交換装置70との間で再プレイによる貯留遊技媒体の払出処理が実行されるのに対し、本実施形態では、各台計数機1と持ち玉管理装置110又は会員管理装置90との間で再プレイによる貯留遊技媒体の払出処理が実行される。つまり、第一実施形態において再プレイ機80が実行している処理は、本実施形態では、各台計数機1が実行する。また、第一実施形態において景品交換装置70が実行している処理は、本実施形態では、持ち玉管理装置110又は会員管理装置90が実行する。
また、上述したように、第一実施形態の「再プレイ数選択画面」には再プレイ数ボタンが表示されるが、本実施形態の「再プレイ数選択画面」には再プレイ数ボタンが表示されない。このため、図12に示すS23と図13に示すS43の各処理について、第一実施形態では、再プレイ数ボタンが選択されたか否かによって判断しているが、本実施形態では、各台計数機1の払出ボタン24bが押されたか否かによって判断する。
これらの相違点以外の処理については、本実施形態においても、第一実施形態と同様の処理が行われるため、詳細な説明は省略する。
以上説明したように、本実施形態の遊技媒体貸出装置、遊技媒体貸出システム及び遊技媒体貸出方法によれば、第一実施形態の遊技媒体貸出装置、遊技媒体貸出システム及び遊技媒体貸出方法とほぼ同様の効果を奏する。
また、各台計数機1を備えることにより、再プレイ機80が設置されている遊技機島の島端まで移動することなく再プレイを行うことができる。
さらに、持ち玉管理装置110又は会員管理装置90が記憶する貯留遊技媒体データベースにおいて、当日獲得遊技媒体数と日前貯留遊技媒体数と貯留合計遊技媒体数が管理され、各台計数機1では、その貯留合計遊技媒体数からの引き出しが可能となっていることから、遊技者は、前日以前に預け入れた貯留遊技媒体だけでなく、当日獲得した遊技媒体から引き出して再プレイすることができる。
さらに、遊技機100を封入式遊技機とした場合においても、第一実施形態及び第二実施形態と同様の効果を得ることができる。このように、遊技機100を封入式遊技機とした場合、遊技媒体貸出装置では、遊技媒体を払い出さずに、遊技媒体の数量等を示す電子情報を封入式遊技機から受信するか、あるいは、封入式遊技機にクレジットとして遊技媒体の数量を加算するようにすることができる。また、このように遊技機100を封入式遊技機とすることにより、遊技媒体の投入や払い出しが行われないので、遊技場側で、遊技媒体の貸し出し、払い出し、回収の管理を正確に行うことができる。なお、遊技機100を封入式遊技機とした場合、遊技媒体には、遊技媒体の数量等を示す電子情報が含まれる。
以上、本発明の遊技媒体貸出装置、遊技媒体貸出システム及び遊技媒体貸出方法の好ましい実施形態について説明したが、本発明に係る遊技媒体貸出装置、遊技媒体貸出システム及び遊技媒体貸出方法は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、遊技機100の例としてパチンコ機100aとスロットマシン100bを挙げたが、遊技機100は、これらに限るものではなく、遊技球を用いて遊技を行うスロットマシンであるパロットなど、所定の遊技媒体を用いて遊技可能な遊技機を、本発明の遊技機100とすることができる。
また、上述した実施形態では、再プレイ機80又は各台計数機1が指定貸出レートを記憶する構成としたが、この構成に限るものではなく、例えば、遊技場管理装置50等が指定貸出レートを記憶し、再プレイ機80又は各台計数機1が遊技場管理装置50等から指定貸出レートを受信する構成とすることもできる。この場合、再プレイ機80又は各台計数機1は、受信した指定貸出レートを、記憶部85、26に記憶する。
また、上述した実施形態では、貯留合計遊技媒体数を使用口座の貸出レートから指定貸出レートに換算する手段を、景品管理装置80,持ち玉管理装置110又は会員管理装置90に備える構成としたが、その手段を、再プレイ機80又は各台計数機1等の遊技媒体貸出装置に備える構成としてもよい。この場合、遊技媒体貸出装置は、景品管理装置80,持ち玉管理装置110又は会員管理装置90から貯留合計遊技媒体数を受信し、受信した貯留合計遊技媒体数にもとづいて貯留合計遊技媒体数の換算処理を行なうようにしてもよい。
さらに、上述した実施形態では、遊技媒体貸出装置が貯玉数減算処理を行う構成としたが、これに限らず、景品管理装置80,持ち玉管理装置110又は会員管理装置90が行う構成としてもよい。この場合、景品管理装置80,持ち玉管理装置110又は会員管理装置90は、遊技者による再プレイの引き出し操作ごとに、遊技媒体貸出装置から引出単位数を受信し、受信した引出単位数にもとづいて貯玉数減算処理を行ない、この結果を遊技媒体貸出装置へ送信することとしてもよい。
また、上述した実施形態では、貯留遊技媒体管理装置の例として、景品管理装置80,持ち玉管理装置110又は会員管理装置90を挙げたが、これらに限定されるものではなく、例えば、遊技場管理装置50、台管理装置30、島管理装置40を貯留遊技媒体管理装置として動作させてもよい。この場合、貯留遊技媒体管理装置が備える各種手段(貯留遊技媒体数を換算する手段、貯留遊技媒体数を記憶する手段、換算後貯留数を記憶する手段等)を、各装置が備えることで、動作させるようにしてもよい。
さらに、図12に示すフローチャートにおいて、S26に示す終了操作が行われなかった場合であって、S20に示す価値変更の有無の判断がYESであるとき、S21の価値変更処理へ移行して、図13のS40に示す価値変更確認画面を表示することとしているが、これら図12及び図13に示すフローチャートの手順において、一度、価値変更確認画面を表示したときは、それ以降は、その価値変更確認画面を表示しないようにすることができる。
S 遊技用システム
1 各台計数機(遊技媒体貸出装置)
23 台間表示器(表示手段、口座選択手段)
26 記憶部(貸出レート記憶手段)
28 払出部(遊技媒体貸出手段)
29 制御部(貯留量取得手段、換算値取得手段、引落数取得手段)
70 景品交換装置(貯留遊技媒体管理装置)
80 再プレイ機(遊技媒体貸出装置)
83 タッチパネル部(表示手段、口座選択手段)
85 記憶部(貸出レート記憶手段)
87 払出部(遊技媒体貸出手段)
88 制御部(貯留量取得手段、換算値取得手段、引落数取得手段)
90 会員管理装置(貯留遊技媒体管理装置)
110 持ち玉管理装置(貯留遊技媒体管理装置)

Claims (6)

  1. 第1レートが対応付けられ、遊技媒体を払い出すことが可能な遊技用装置において、
    所定の情報を表示可能な表示手段と、
    前記第1レートに対応して記憶されている遊技媒体数を利用して、遊技媒体を払い出すことが可能な払出手段と、
    を備え、
    前記払出手段は、前記第1レートとは異なる第2レートに対応して記憶されている遊技媒体数を利用して、遊技媒体を払い出すことが可能であり、
    前記表示手段は、前記第2レートに対応して記憶されている遊技媒体数を利用して、前記払出手段により遊技媒体が払い出されることに基づいて、前記第2レートに対応して記憶されている遊技媒体数のうち、前記払出手段による遊技媒体の払い出しに利用された遊技媒体数に関する情報である第1情報と、前記払出手段により払い出される遊技媒体数に関する情報である第2情報と、を同時に表示可能である
    ことを特徴とする遊技用装置。
  2. 前記表示手段は、前記第2レートに対応して記憶されている遊技媒体数を利用して、前記払出手段により遊技媒体が払い出されることに基づいて、前記第2情報と、前記第2レートに対応して記憶されている遊技媒体数から、前記払出手段による遊技媒体の払い出しに利用された遊技媒体数を減算した残り遊技媒体数に関する情報である第3情報と、を同時に表示可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技用装置。
  3. 前記第1情報は、前記第2レートに対応して記憶されている遊技媒体数を利用して、前記払出手段により遊技媒体が払い出されることに基づいて、前記第2レートに対応して記憶されている遊技媒体数のうち、前記払出手段による遊技媒体の払い出しに利用された遊技媒体数を示す情報であり、
    前記第2情報は、前記払出手段により払い出される遊技媒体数を示す情報である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技用装置。
  4. 前記第2レートに対応して記憶された遊技媒体数は、遊技者が当日獲得した第遊技媒体数と、遊技者が前日以前に預け入れた第遊技媒体数と、を含み、
    前記払出手段は、前記第2レートに対応して記憶された遊技媒体数を利用して遊技媒体を払い出す場合、前記第遊技媒体数を前記第遊技媒体数よりも優先的に利用して、遊技媒体を払い出すことが可能である
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の遊技用装置。
  5. 遊技者による所定の操作を受け付け可能な操作手段と、
    前記操作手段が所定の操作を受け付けたことに基づいて、前記払出手段が前記第2レートに対応して記憶されている遊技媒体数を利用して、遊技媒体を払い出すことを選択可能な選択手段と、
    を備え、
    前記表示手段は、前記払出手段が前記第2レートに対応して記憶されている遊技媒体数を利用して、遊技媒体を払い出すことを前記選択手段により選択されたことに基づいて、前記第2レートに対応して記憶された遊技媒体数を利用するか否かを遊技者に確認させるための確認情報を表示可能である
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の遊技用装置。
  6. 第1レートが対応付けられ、遊技媒体を払い出すことが可能な遊技用装置のコンピュータを、
    所定の情報を表示可能な表示手段、及び
    前記第1レートに対応して記憶されている遊技媒体数を利用して、遊技媒体を払い出すことが可能な払出手段、として機能させ、
    前記払出手段、前記第1レートとは異なる第2レートに対応して記憶されている遊技媒体数を利用して、遊技媒体を払い出させることが可能であり、
    前記表示手段、前記第2レートに対応して記憶されている遊技媒体数を利用して、前記払出手段により遊技媒体が払い出されることに基づいて、前記第2レートに対応して記憶されている遊技媒体数のうち、前記払出手段による遊技媒体の払い出しに利用された遊技媒体数に関する情報である第1情報と、前記払出手段により払い出される遊技媒体数に関する情報である第2情報と、を同時に表示させることが可能である
    ことを特徴とするプログラム。
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