JP6145743B2 - 遊技用システム及び遊技媒体付与方法 - Google Patents
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Description
このような遊技場が提供するサービスのひとつに、遊技者が獲得した遊技媒体を貯遊技媒体(貯玉,貯メダル)として遊技場が預かるとともに、遊技者が再度来場したときに、その貯遊技媒体を引き出し可能として再プレイさせる、いわゆる貯玉再プレイシステムがある。
このように貸出単価ごとに遊技コーナーを設ける遊技場において、それぞれの遊技コーナーに、貯玉を引き出すための会員用の遊技媒体払出装置を設置する場合がある。この遊技媒体払出装置には、遊技機ごとに設けられるいわゆる台間機や、遊技島の島端等に設けられるいわゆる再プレイ機などがあり、通常、遊技媒体払出装置は、それぞれの遊技コーナー専用に設置され、遊技コーナーごとに予め設定された貸出単価の遊技媒体のみ払い出し可能となっている。
そして、このように貸出単価ごとの口座別に貯遊技媒体を管理する貯玉再プレイシステムが導入された遊技場においては、遊技者は、ある一の貸出単価の遊技媒体を用いた遊技が許容されている遊技コーナー(遊技機)において、この一の貸出単価と異なる他の貸出単価の口座の貯遊技媒体を引き出して再プレイを行いたいような場合がある。
例えば、遊技者が、2円コーナーに設置された遊技機で遊技する場合、2円口座の貯遊技媒体数が遊技に満たない場合に、4円口座の貯遊技媒体を充当することで再プレイを行いたいような場合である。
すなわち、遊技媒体払出装置において、遊技媒体の払い出しが予め許容されている一の貸出単価と異なる他の貸出単価の遊技媒体を貯遊技媒体から引き出して、再プレイを行う場合である(これを、「再プレイの乗り入れ」という)。
特許文献1に記載の技術では、遊技媒体払出装置に予め設定された一の貸出単価とは異なる他の貸出単価に係る口座から貯遊技媒体を引き出す際に、この貯遊技媒体数を、一の貸出単価と同価値となるように一の貸出単価の数量に換算し、換算して得られた遊技媒体数の中から遊技媒体を払い出すようになっている。
本発明の遊技用システム及び遊技媒体付与方法の第一実施形態について、図1〜図11を参照して説明する。
[遊技用システム]
本実施形態に係る遊技用システムSは、図1に示すように、遊技機100(パチンコ機100a,スロットマシン100b)、遊技媒体貸出機20(玉貸機20a,メダル貸機20b)、台管理装置30、島管理装置40、遊技場管理装置50、遊技者(会員)が遊技によって獲得した遊技球やメダルを貯遊技媒体(以下、貯玉という)として管理する会員管理装置60、遊技者が獲得した遊技媒体を計数する計数装置70(遊技球計数機70a,メダル計数機70b)、遊技者の獲得した遊技媒体をその数量に応じた景品との交換処理を行う景品交換装置80、遊技者が所望する数量の遊技媒体を貯玉から払い出す再プレイ機90(遊技球を払い出す再プレイ機90a,メダルを払い出す再プレイ機90b)などの遊技場に設置される複数の装置等で構成され、これらの装置は、それぞれ通信手段を備え、所定のネットワーク(例えば、ローカル・エリア・ネットワーク)を介してデータ通信可能に接続されている。
そして、このような構成からなる遊技用システムSは、遊技者が獲得した遊技媒体を貯玉として会員管理装置60で管理するとともに、この貯玉を遊技者により再プレイ機90から引き出し可能とし、遊技機100において再プレイ可能な貯玉再プレイシステムとして構築されている。
また、多数のスロットマシン100bが設置された遊技場の複数階又は一フロアを二つの区画に分け、一の区画においては、メダル1枚の貸出単価を20円/玉とする20円コーナーとし、他の区画においては、メダル1枚の貸出単価を5円/玉とする5円コーナーとしている。
このように、遊技場では、貸出単価の異なる遊技媒体を遊技者に貸し出すとともに、遊技場内を貸出単価ごとに区分けして遊技機100を設置しており、遊技機100は、区分けされた遊技コーナーごとに予め設定された、ある一の貸出単価の遊技媒体を用いて遊技を行うように定められている。
さらに、本実施形態の再プレイ機90は、遊技媒体の払い出しが許容される一の貸出単価と異なる遊技媒体の払い出しが許容されていない他の貸出単価の口座に記憶された貯玉を、一の貸出単価の貯玉として振り替えて払い出すことで、再プレイの乗り入れを可能としている。
以下、本実施形態において特徴的な動作を行う、会員管理装置60と再プレイ機90について説明する。
会員管理装置60は、本発明における管理手段の一例として動作する情報処理装置であって、少なくとも、遊技者が遊技場に予め預け入れた貯玉数を遊技者(会員)ごとに管理する貯玉管理機能と、この貯玉数を乗り入れ元貸出単価の数量(換算後貯玉数)に換算する貯玉換算機能と、再プレイ機90との間で貯玉に関する情報(貯玉数や換算後貯玉数等)を送受信する通信機能等を備えており、再プレイにより貯玉が引き出されたことで減算された残りの貯玉数を通信機能によって再プレイ機90から受信し、この受信した貯玉数を、貯玉管理機能によって記憶されている貯玉数に代えて更新するようになっている。
会員データベースは、例えば、遊技者(会員)を特定可能な会員ID、会員本人であるか否かを確認するための暗証番号等の会員に関する項目によって構成されている。
貯玉データベースは、例えば、会員ID、遊技者が遊技で獲得した遊技媒体のうち遊技場に預け入れた遊技媒体の数量である貯玉数、換算後貯玉数等によって構成されている。
例えば、貸出単価(4円/玉)に係る口座にA玉、貸出単価(2円/玉)に係る口座にB玉、貸出単価(20円/枚)に係る口座にC枚、貸出単価(5円/枚)に係る口座にD枚というように、貯玉数が貸出単価ごとの口座別に記憶され、管理されている。
この貯玉数は、再プレイ機90において、遊技者により貯玉が引き出されると、引き出された遊技媒体数分だけ減算された貯玉数が、再プレイ機90から送信されることで、更新されるようになっている。
このとき、会員管理装置60は、受信した会員IDと暗証番号が、会員データベースの会員ID及び暗証番号と一致するか否かの認証を行う(会員認証処理)。認証の結果、会員管理装置60は、一致すると判断した場合には、当該会員IDの貯玉からの引き出しを許容し、通信部61を介して、記憶部62に記憶されている貯玉データ(貯玉数、換算後貯玉数等)を再プレイ機90へ送信する。
つまり、本実施形態における貯玉数換算処理では、再プレイ機90において遊技媒体の払い出しが許容されていない乗り入れ元貸出単価の口座の貯玉数を、乗り入れ先貸出単価と同価値となるように換算し、再プレイ機90において遊技媒体の払い出しが可能な換算後貯玉数として算出するようになっている。
そして、この貯玉数換算処理では、異なる貸出単価間で貯玉数の換算を行う際に、換算により端数が生じないように処理されるようになっている。つまり、乗り入れ元指定貸出単価の口座に記憶されている貯玉数を、乗り入れ先貸出単価で換算したときの、換算後貯玉数が整数となるように処理される。
例えば、遊技者が2円/玉の遊技コーナーに設置された再プレイ機90において貯玉を引き出す場合、会員管理装置60は、再プレイ機90において遊技媒体の払い出しが許容されている乗り入れ先貸出単価(2円/玉)と異なる貸出単価であって、再プレイ機90において遊技媒体の払い出しが許容されていない乗り入れ元貸出単価(4円/玉,2.5円/玉,1円/玉等)に対応する各口座それぞれの貯玉数を、乗り入れ先貸出単価(2円/玉)で換算したときの各数値を、換算後貯玉数として記憶する。
このように、換算後貯玉数を、貸出単価ごとに設けられた口座に記憶することなく、例えば、記憶部62のRAM領域に記憶することで、一の口座内で異なる複数の貸出単価の貯玉数を二重に管理することがなく、貯玉を管理するための複雑な制御プログラムが不要となり、該口座内の記憶容量を抑えることができる。
次に、本発明の特徴である、「貯玉数換算処理」について具体的に説明する。
会員管理装置60は、貯玉数換算処理として、乗り入れ先貸出単価と乗り入れ元指定貸出単価との最小公倍数を算出する「最小公倍数算出処理」と、算出した最小公倍数にもとづいて乗り入れ元の口座の貯玉数のうち引き出し可能な貯玉数(公倍数)を算出する「引き出し可能貯玉数算出処理」と、算出した引き出し可能貯玉数を乗り入れ先貸出単価の数量に換算する「貸出単価換算処理」とを実行する。
つまり、乗り入れ元となる4円口座から乗り入れ先となる2.5円口座へ乗り入れる場合を例に挙げて説明する。したがって、乗り入れ元指定貸出単価が「4円/玉」、乗り入れ先貸出単価が「2.5円/玉」となり、乗り入れ元指定貸出単価に係る口座(4円口座)に貯玉数が「101玉」記憶されている場合で説明する。
「換算後貯玉数」=「乗り入れ元口座の貯玉数」×貸出単価比(「乗り入れ元指定貸出単価」÷「乗り入れ先貸出単価」)
ところが、この右辺の数値の組合せよっては、換算後貯玉数が整数とならない場合があり、特に、貸出単価比が整数とならないときには、換算後貯玉数は整数とならない。
そこで、貯玉数換算処理では、以下に示すように、(1)最小公倍数算出処理と(2)引き出し可能貯玉数算出処理によって、「乗り入れ元口座の貯玉数」に一致又は近似する最小公倍数の倍数を求めることで、換算後貯玉数が整数となるように処理するようになっている。
乗り入れ先貸出単価と乗り入れ元指定貸出単価との最小公倍数を算出する。
具体的には、「乗り入れ先貸出単価に100を乗算した数値」と「乗り入れ元指定貸出単価に100を乗算した数値」の最小公倍数を求め、この最小公倍数を100で除算した数値(以下、この数値を最小公倍数という)を算出する。
したがって、乗り入れ元指定貸出単価が「4円/玉」、乗り入れ先貸出単価が「2.5円/玉」であることから、最小公倍数は「20」と算出することができる。
なお、それぞれの貸出単価に「100」を乗算しているのは、貸出単価の数値を小数第二位まで対応させるためである。
この最小公倍数は、乗り入れ元口座から貯玉を引き出す際の最小単位数であり、乗り入れ先貸出単価に換算したときに、小数点以下の端数を生じさせない数値となっている。
(1)で算出した最小公倍数にもとづいて、乗り入れ元の口座の貯玉数から引き出し可能な最大の遊技媒体数(引き出し可能貯玉数)を算出する。具体的には、乗り入れ先貸出単価と乗り入れ元指定貸出単価との公倍数(最小公倍数の倍数)であって、乗り入れ元口座の貯玉数に一致又は近似する数値を引き出し可能貯玉数として算出する。
例えば、乗り入れ元口座の貯玉数を最小公倍数で除算することで得られた商を第一の商とし、この第一の商に最小公倍数を乗算し、この乗算により得られた積を引き出し可能貯玉数とする。
具体的な演算式は、
乗り入れ元口座の貯玉数÷最小公倍数=第一の商+余り
第一の商×最小公倍数=引き出し可能貯玉数
とすることができ、例えば、
101玉÷20=5余り1
20×5=100
によって、引き出し可能貯玉数(公倍数)は「100玉」と算出できる。
すなわち、引き出し可能貯玉数の「100玉」は、乗り入れ先貸出単価と乗り入れ元指定貸出単価の双方で割り切れ、双方の貸出単価に換算しても端数が生じることのない数値となる。
これにより、割り切れなかった端数分を、切り上げ又は切り捨てすることなく、口座に残すため、遊技場側又は遊技者が、この端数分の貯玉を損することがなくなる。
(2)で算出した引き出し可能貯玉数を、乗り入れ先貸出単価の数量に換算する。
具体的な演算式は、
引き出し可能貯玉数×貸出単価比(乗り入れ元指定貸出単価÷乗り入れ先貸出単価)
とすることができ、例えば、
100玉×(4円/玉÷2.5円/玉)=160玉
によって、換算後貯玉数は「160玉」と算出することができる。
このように、乗り入れ元の口座から引き出す貯玉数を調整することで、異なる貸出単価間における貯玉数の換算を、端数が生じることなく行うことができる。
再プレイ機90は、本発明における貯遊技媒体付与手段の一例として動作する情報処理装置であって、少なくとも、会員管理装置60との間で貯玉に関する情報(貯玉数,換算後貯玉数等)を送受信する通信機能と、再プレイに関する各画面を遊技者に選択可能に表示する表示機能と、貯玉の範囲内において遊技者に遊技媒体を払い出す貯玉払出機能(再プレイ機能)と、再プレイにより払い出した遊技媒体数分を貯玉数から減算する貯玉減算機能と、遊技者による一回の再プレイの引き出し要求によって貯玉から引き出す遊技媒体数(引出単位数)を補正する引出単位数補正機能等を備えた装置である。
また、再プレイ機90は、図4に示すように、会員管理装置60等との間で所定の情報を送受信する通信部94、再プレイ機90が備える各種機能を実行するためのプログラムやデータを記憶する記憶部95、カード挿入口91に挿入されたカードから会員IDを読み取る読取部96、遊技媒体を払い出す払出部97、CPUにより構成され再プレイ機90が備える各種機能を制御する制御部98、所定の演算処理を実行する演算部99を内部に備えており、制御部98が、これら各部を制御することにより、以下のような特徴的な動作を行う。
そして、再プレイ機90は、受信した貯玉データ(貯玉数、換算貯玉数)を記憶部95に記憶する。この貯玉数は、貸出単価ごとに設けられた口座別に記憶され、例えば、4円/玉はA玉、2円/玉はB玉、20円/枚はC枚、5円/枚はD枚等というように記憶される。換算後貯玉数は、例えば、2円用の再プレイ機90aの場合には、4円口座,2.5円口座,1円口座等のそれぞれの貯玉数を2円/玉で換算した、換算後の貯玉数が記憶される。
また、再プレイ機90は、通信部94を介して、会員データ(会員ID、暗証番号等)や機体ID等を会員管理装置60へ送信する。
例えば、再プレイ機90は、タッチパネル部93に再プレイに関する各画面を表示する。
具体的には、再プレイを行う際に貯玉から引き出す数量を選択可能な「再プレイ数選択画面」(図5参照)、再プレイの乗り入れを行う際の乗り入れ元となる口座を指定可能な「乗り入れ元口座選択画面」(図6参照)、「乗り入れ元口座選択画面」において選択された結果を表示する「乗り入れ元口座決定画面」(図7参照)、再プレイの乗り入れを行う際に貯玉から引き出す数量を選択可能な「乗り入れ時引出単位数選択画面」(図8参照)、再プレイの乗り入れによって貯玉の払い出し結果を表示する「乗り入れ時払出結果画面」(図9参照)等を表示する。なお、これらの画面の具体的な表示態様については後述する。
具体的には、再プレイ機90は、遊技者により乗り入れ操作がされずに、引き出し操作がされた場合には、遊技コーナーごとに使用が許容されている乗り入れ先貸出単価の口座の貯玉から遊技媒体を払い出す。
一方、再プレイ機90は、遊技者により乗り入れ操作がされた後に、引き出し操作がされた場合には、遊技コーナーごとに使用が許容されていない乗り入れ元貸出単価の口座の貯玉を、遊技コーナーごとに使用が許容されている乗り入れ先貸出単価の貯玉として振り替えて遊技媒体を払い出すようになっている。
引出単位数は、例えば、「再プレイ数選択画面(図5参照)」、「乗り入れ時引出単位数選択画面(図8参照)」における再プレイ数ボタンに表示され、再プレイ数ボタンが遊技者により選択されると、表示されている引出単位数の遊技媒体が払い出されるようになっている。
例えば、引出単位数は、図5に示すように、再プレイ数ボタンに「125」、「250」、「500」、「1000」のように表示される。なお、引出単位数は、これらの数値に限るものではなく、任意の数値とすることができ、再プレイ機90ごと又は貸出単価ごとに設定してもよい。
また、引出単位数は、例えば、遊技場管理装置50で記憶、管理することで、遊技場ごと又は再プレイ機90ごとに、引出単位数を設定するようにしてもよい。この場合、再プレイ機90は、所定のタイミングで遊技場管理装置50から引出単位数を受信する構成としてもよい。
具体的には、再プレイ機90は、「再プレイ数選択画面」(図5)において、遊技者により乗り入れ操作がされずに、引き出し操作(再プレイ数ボタンの選択)がされた場合には、選択された再プレイ数ボタンに対応する引出単位数を、乗り入れ先貸出単価に係る口座の貯玉数から減算する。
つまり、再プレイの乗り入れを行わない際には、乗り入れ先口座の貯玉数から引出単位数分が減算される。
つまり、再プレイの乗り入れを行う際には、遊技者により選択された引出単位数を乗り入れ元指定貸出単価で換算した遊技媒体数(引出貯玉数)が、乗り入れ元指定貸出単価に係る口座の貯玉数から減算されるようになっている。
このように再プレイによって引き出された遊技媒体数分を減算した貸出単価ごとの貯玉数は、通信部94を介して会員管理装置60へ送信される。
例えば、2円/玉の遊技コーナーに設置された再プレイ機90において、遊技者により4円口座からの乗り入れが指定され、さらに、引出単位数として「125玉」が選択された場合では、この引出単位数「125玉」を、乗り入れ元指定貸出単価の「4円/玉」で換算して得た引出貯玉数は62.5玉となり、0.5玉の端数が生じてしまう。この場合、端数分を切り上げ又は切り捨てすると、遊技場側又は遊技者が損をすることになる。
具体的には、遊技者により選択された引出単位数を、乗り入れ元指定貸出単価で換算したときに整数となるような数値を求め、この数値を新たな引出単位数とすることで、引出単位数を補正するようになっている(後述の引出単位数補正処理)。
具体的には、再プレイ機90は、記憶部95に、再プレイ機90において再プレイの乗り入れの許可又は禁止を管理するための乗り入れフラグを記憶している。例えば、再プレイの乗り入れを禁止する場合には乗り入れフラグに「1」を、再プレイの乗り入れを許可する場合には乗り入れフラグに「0」を記憶する。
なお、乗り入れフラグは、例えば、遊技場管理装置50で記憶、管理してもよい。この場合、例えば、上記のように再プレイ機90単位で乗り入れフラグを管理してもよく、あるいは、遊技場単位、すなわち、全ての再プレイ機90に対して一括に乗り入れフラグを設定し、管理するようにしてもよい。これらの場合には、再プレイ機90は、所定のタイミングで遊技場管理装置50から乗り入れフラグを受信する構成としてもよい。
次に、「引出単位数補正処理」について具体的に説明する。
再プレイ機90は、演算部99が引出単位数補正手段として動作することで、引出単位数を乗り入れ元指定貸出単価で換算した遊技媒体数(引出貯玉数)が整数となるような数値を算出し、この数値を新たな引出単位数とすることで、引出単位数を補正する。
具体的には、再プレイ機90は、引出単位数補正処理として、会員管理装置60における貯玉数換算処理と同様の「最小公倍数算出処理」と、算出した最小公倍数にもとづいて遊技者により選択された引出単位数のうち引き出し可能な最大の遊技媒体数を算出する「引き出し可能単位数算出処理」とを実行する。
また、遊技者により選択された引出単位数が「125玉」の場合で説明する。
「引出貯玉数」=「引出単位数」×貸出単価比(「乗り入れ先貸出単価」÷「乗り入れ元指定貸出単価」)
ところが、この右辺の数値の組合せよっては、引出貯玉数が整数とならない場合があり、特に、貸出単価比が整数とならないときには、引出貯玉数は整数とならない。
そこで、引出単位数補正処理では、以下に示すように、(1)最小公倍数算出処理と(2)引き出し可能単位数算出処理によって、「引出単位数」に一致又は近似する最小公倍数の倍数を求めることで、引出貯玉数が整数となるように処理するようになっている。
具体的には、「乗り入れ元指定貸出単価に100を乗算した数値」と「乗り入れ先貸出単価に100を乗算した数値」の最小公倍数を求め、この最小公倍数を100で除算した数値を算出する。
したがって、乗り入れ元指定貸出単価が「4円/玉」、乗り入れ先貸出単価が「2円/玉」であることから、最小公倍数は「4」と算出することができる。
この最小公倍数は、乗り入れ元口座から貯玉を引き出す際の最小単位数であり、乗り入れ先貸出単価に換算したときに、小数点以下の端数を生じさせない数値となっている。
(1)で算出した最小公倍数にもとづいて、引出単位数のうち引き出し可能な最大の数値(新たな引出単位数)を算出する。具体的には、乗り入れ先貸出単価と乗り入れ元指定貸出単価との公倍数(最小公倍数の倍数)であって、引出単位数に一致又は近似する数値を新たな引出単位数として算出する。
例えば、引出単位数を最小公倍数で除算することで得られた商を第一の商とし、この第一の商に最小公倍数を乗算し、この乗算により得られた積を新たな引出単位数とする。
具体的な演算式は、
引出単位数÷最小公倍数=第一の商+余り
第一の商×最小公倍数=新たな引出単位数
とすることができ、例えば、
125÷4=31余り1
4×31=124
によって、新たな引出単位数は「124玉」と算出できる。
そして、この新たな引出単位数を、記憶部95に記憶されている引出単位数に代えて更新する。
すなわち、新たな引出単位数の「124玉」は、乗り入れ先貸出単価と乗り入れ元指定貸出単価の双方で割り切れ、双方の貸出単価に換算しても端数が生じることのない数値となる。
なお、次の各画面の説明では、2円用の再プレイ機90aを用いているものとし、遊技者から乗り入れ元口座として4円口座が指定されたものとして説明する。
再プレイ数ボタンは、記憶部95に記憶される引出単位数が表示され、遊技者により選択されると、この引出単位数分の遊技媒体が貯玉から払い出されるようになっている。
例えば、図5(a)に示すように、2円口座の貯玉数(100玉)が、最小の引出単位数(125玉)より少ない場合は、「再プレイ数選択画面」では、全部ボタンと乗り入れボタンが選択できるが、引出単位数が表示されている再プレイ数ボタンは選択できないようになっている。
また、図5(b)に示すように、2円口座の貯玉数が、0玉の場合は、「再プレイ数選択画面」では、乗り入れボタンのみが選択でき、それ以外のボタンは選択できないようになっている。
さらに、図5(c)に示すように、2円口座の貯玉数(10000玉)が、最大の引出単位数(1000玉)より多い場合は、「再プレイ数選択画面」では、再プレイ数ボタンが選択できるが、それ以外のボタンは選択できないようになっている。
例えば、遊技場で予め設定されている貸出単価ごとに、それぞれの貸出単価の口座に記憶されている貯玉数、この貯玉数を乗り入れ先貸出単価で換算した換算後貯玉数、所定のメッセージ(操作案内など)等が表示される。
具体的には、貸出単価(4円/玉(4パチ)、1円/玉(1パチ)、0.5円/玉(0.5パチ))の口座の貯玉数と、この貯玉数を乗り入れ先貸出単価(2円/玉)で換算した換算後貯玉数と、操作案内等が表示される。
このように、乗り入れ先貸出単価とは異なる各貸出単価の口座に記憶されている貯玉数と、貯玉数を乗り入れ先貸出単価で換算した換算後貯玉数を一覧で表示することによって、遊技者は、現在預け入れている各貸出単価の口座の貯玉数と、各貸出単価の口座から乗り入れを行った際に払い出しが可能な遊技媒体数を一目で確認することができる。さらに、ある貸出単価の口座に貯玉が存在することを遊技者が忘れているような場合であっても、その存在を改めて遊技者に認識させることもできる。
つまり、タッチパネル部93は、再プレイの乗り入れの際に、乗り入れ元となる口座を遊技者から指定可能に表示するようになっている。
例えば、「乗り入れ元口座選択画面」において、遊技者により乗り入れ元として4円口座が指定された場合には、指定された4円口座の貯玉数(10000玉)、この4円口座の貯玉数が乗り入れ先貸出単価(2円/玉)で換算された換算後貯玉数(20000玉)、乗り入れを決定するための決定ボタン(はい,いいえ)、所定のメッセージ(操作案内など)等が表示される。
このように、乗り入れを行う口座が指定された後に確認画面を表示し、再度、乗り入れの確認を遊技者に行わせることによって、例えば、遊技者が乗り入れ元の口座の指定を誤ったような場合などの誤操作を防止することができる。
例えば、4円口座から2円口座に乗り入れた際の換算数(換算後貯玉数(20000玉))と、引出単位数が表示された再プレイ数ボタンと、操作案内等が表示される。
つまり、「乗り入れ時引出単位数選択画面」では、乗り入れ元の4円口座の貯玉数(10000玉)を、乗り入れ先の貸出単価(2円/玉)と同価値となるように換算した換算後貯玉数(20000玉)から、再プレイにより引き出す遊技媒体数(引出単位数)が選択可能に表示される。
例えば、引出単位数の「125玉」は、再プレイの乗り入れの際に、異なる貸出単価双方で割り切れる数値である「124玉」に補正され、この補正された「124玉」が、図8に示すように、再プレイ数ボタンに表示される。
例えば、「乗り入れ時引出単位数選択画面」において選択された引出単位数、引出貯玉数、この引出貯玉数を乗り入れ元指定貸出単価に係る口座の貯玉数から減算して残った貯玉数等が表示される。
具体的には、「乗り入れ時引出単位数選択画面」において「124玉」が遊技者から選択された場合には、この引出単位数の「124玉」と、124玉を乗り入れ元指定貸出単価(4円/玉)で換算した「62玉」と、この62玉を4円口座に記憶された貯玉数(10000玉)から減算した残りの貯玉数の「9938玉」と、操作案内等が表示される。
このように、再プレイの乗り入れを行った際に、実際に払い出される遊技媒体数と、乗り入れ元の貯玉の使用数と、乗り入れ元の貯玉の残数とを、同時に表示することによって、遊技者は、再プレイの乗り入れによる貯玉の払い出しの状況を一目で認識できる。
図10は、本実施形態に係る再プレイによる貯玉の払い出しに関する処理手順を示す動作手順図である。
図11は、本実施形態に係る再プレイ機で実行される乗り入れ処理を示すフローチャートである。
また、再プレイ機90は、タッチパネル部93において暗証番号の入力がされたか否かを判定する(S11)。再プレイ機90は、タッチパネル部93から暗証番号の入力がされるまで待機し(S11:NO)、暗証番号の入力がされたと判定した場合には(S11:YES)、入力された暗証番号を記憶部95に記憶する。
次いで、再プレイ機90は、通信部94を介して会員データ(会員ID、暗証番号等)と自身の機体IDを会員管理装置60へ送信する(S12)。
会員管理装置60は、受信した会員IDと暗証番号を、会員データベースの会員ID及び暗証番号と照会し、その会員ID及び暗証番号と一致するか否かの認証を行う(S14)。認証の結果、会員管理装置60は、一致すると判断した場合には(S14:YES)、当該会員IDに対応する貯玉の引き出し(再プレイ)を許可する。
一方、認証の結果、会員管理装置60は、一致しないと判断した場合には(S14:NO)、S11へ処理を移行して、暗証番号を再入力させる。
具体的には、会員管理装置60は、例えば遊技場管理装置50に記憶されている機体データベースから、該機体IDに対応する再プレイ機90及びこの再プレイ機90で予め設定される乗り入れ先貸出単価を取得する。
具体的には、会員管理装置60は、特定した乗り入れ先貸出単価と異なる乗り入れ元貸出単価に係る口座に記憶されている貯玉数を、乗り入れ先貸出単価で換算する。
この換算によって得た換算後貯玉数は、記憶部62の貸出単価ごとに設けられた口座に記憶することなく、例えば、記憶部62のRAM領域に記憶される。
次いで、会員管理装置60は、貸出単価ごとに設けられた口座別の貯玉数と換算後貯玉数を、記憶部62から読み取り、再プレイ機90へ送信する(S16)。
次いで、再プレイ機90は、図5に示す「再プレイ数選択画面」をタッチパネル部93に表示し(S18)、「再プレイ数選択画面」において、遊技者から乗り入れ操作(乗り入れボタンの選択)がされたか否かを判定する(S19)。
遊技者により乗り入れ操作(乗り入れボタンの選択)がされない場合には(S19:NO)、さらに、タッチパネル部93において、遊技者により引き出し操作(再プレイ数ボタン又は全部ボタンの選択)がされたか否かを判定する(S20)。
再プレイ機90は、遊技者により引き出し操作がされたと判定し(S20:YES)、このとき、再プレイ数ボタンが選択操作されたと判定した場合には、選択された再プレイ数ボタンに表示されている引出単位数分の遊技媒体を払い出す。一方、全部ボタンが選択操作されたと判定した場合には、乗り入れ先貸出単価に係る口座の貯玉数の全てを払い出す。
具体的には、再プレイ機90は、遊技者により選択された引出単位数分を乗り入れ先貸出単価に係る口座の貯玉数から減算し、この減算後の残りの貯玉数を記憶部95に更新して記憶する。
S19において、遊技者により乗り入れ操作(乗り入れボタンの選択)がされた場合には(S19:YES)、再プレイ機90は、乗り入れ処理を行う(S22)。なお、乗り入れ処理の動作については後述する。
再プレイ機90は、遊技者により終了操作がされていないと判定した場合(S23:NO)、S19へ処理を移行して、再プレイ処理を続ける。一方、再プレイ機90は、遊技者から終了操作がされたと判定した場合には(S23:YES)、記憶部95に記憶されている貸出単価ごとの口座別の貯玉数を、会員管理装置60へ送信するとともに(S24)、会員カードを排出して(S25)、再プレイ機90が実行する一連の処理を終了する。
会員管理装置60は、通信部61を介して、貯玉が引き出されたことで減算された残りの貯玉数を再プレイ機90から受信し(S26)、この受信した貯玉数を、記憶部62の貸出単価ごとに設けられた口座の貯玉数に代えて更新する(S27)。
まず、再プレイ機90は、図5に示す「再プレイ数選択画面」において、遊技者により乗り入れボタンが選択されると、図6に示す「乗り入れ元口座選択画面」をタッチパネル部93に表示する(S30)。
再プレイ機90は、「乗り入れ元口座選択画面」において、遊技者により乗り入れ元の口座が指定されたか否かを判定する(S31)。
再プレイ機90は、遊技者により乗り入れ元の口座が指定されたと判定した場合には(S31:YES)、図7に示す「乗り入れ元口座決定画面」をタッチパネル部93に表示する(S32)。
再プレイ機90は、遊技者により決定ボタン(いいえ)が選択されたと判定した場合には(S33:NO)、S30へ処理を移行して、「乗り入れ元口座選択画面」の表示を行う。一方、再プレイ機90は、遊技者により決定ボタン(はい)が選択されたと判定した場合には(S33:YES)、さらに、引出単位数の補正が必要か否かを判定する(S34)。
つまり、S34では、再プレイ機90は、記憶部95に予め記憶されている引出単位数(例えば、「125」、「250」、「500」、「1000」)を、乗り入れ元指定貸出単価で換算した際に、割り切れずに端数が生じるか否かを判定する。
一方、再プレイ機90は、端数が生じると判定し、引出単位数の補正が必要であると判定した場合には(S34:YES)、上記の引出単位数補正処理を実行させ、引出単位数の補正を行う(S35)。次いで、再プレイ機90は、「乗り入れ時引出単位数選択画面」を表示する(S36)。このとき、「乗り入れ時引出単位数選択画面」の再プレイ数ボタンに表示される引出単位数は、補正後の引出単位数が表示される。
再プレイ機90は、遊技者により引き出し操作がされたと判定し(S37:YES)、このとき、再プレイ数ボタンが選択操作されたと判定した場合には、選択された再プレイ数ボタンに表示されている引出単位数分の遊技媒体を払い出す。一方、全部ボタンが選択操作されたと判定した場合には、乗り入れ先貸出単価に係る口座の貯玉数の全てを払い出す。
具体的には、再プレイ機90は、「乗り入れ時引出単位数選択画面」において、遊技者から選択された引出単位数にもとづいて、乗り入れ元指定貸出単価に応じた引出貯玉数を算出するとともに、この引出貯玉数を乗り入れ元指定貸出単価に係る口座の貯玉数から減算する。そして、この減算後の残りの貯玉数を、記憶部95に更新して記憶する。
次いで、再プレイ機90は、図9に示す「乗り入れ時払出結果画面」を表示する(S39)。具体的には、「乗り入れ時引出単位数選択画面」において遊技者から選択された引出単位数、この引出単位数を乗り入れ元指定貸出単価で換算した引出貯玉数、この引出貯玉数を乗り入れ元指定貸出単価に係る口座の貯玉数から減算して残った貯玉数等が表示される。
また、異なる貸出単価間において貯玉数を換算する際に、この貯玉数に一致又は近似するとともに、双方の貸出単価で割り切れる数値(引き出し可能貯玉数)を算出することで、換算時に端数が生じないため、遊技場及び遊技者が端数分の貯玉を損することがなくなる。
次に、本発明の遊技用システム及び遊技媒体付与方法の第二実施形態について、図12〜図15を参照して説明する。
図12に示すように、本実施形態の遊技用システムSは、第一実施形態と比較すると、遊技機100と一対一で対応して設けられる各台計数機1を備えるとともに、持ち玉管理装置110が遊技場内に配置されている点で相違する。
本実施形態では、第一実施形態における遊技媒体貸出機20、計数装置70及び再プレイ機90の各機能を各台計数機1が備えており、この各台計数機1が、各台計数機1に併設された遊技機100で獲得した遊技媒体を計数するとともに、計数した遊技媒体数(計数値)を遊技場に預け入れが可能であり、かつ、預け入れた貯玉を引き出し可能に構成されることにより、遊技機100において再プレイすることができるようになっている。
なお、本実施形態において、第一実施形態と同様の構成部分については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
各台計数機1は、本発明における貯遊技媒体付与手段の一例として動作し、少なくとも、遊技機100で獲得した遊技媒体を計数する計数機能と、計数により得た計数値を会員管理装置60に送信して貯玉させる貯玉機能と、貯玉の範囲内において遊技者に遊技媒体を払い出す貯玉払出機能(再プレイ機能)と、計数値を持ち玉管理装置110に送信して記憶させる持ち玉機能と、各装置との間で所定の情報を送受信する通信機能と、所定の表示を行う表示機能等を備えた装置である。
計数部10は、計数センサ10a、レバー11、受皿12を備え、計数手段として動作し、例えば、遊技機100の下皿(不図示)から投下される遊技媒体を受皿12で貯留し、レバー11を操作すると、受皿12の底面を開閉するシャッター(不図示)が動作することで、受皿12に貯留されている遊技媒体の貯留又は投下を選択することができる。そして、機内へ投下された遊技媒体は、例えば、計数センサ10aによって検出される。
台間部20´は、所定の紙幣を投入する紙幣投入口21、会員カードを挿入/返却可能な会員カード挿入口22、液晶ディスプレイなどで構成され会員認証を行うための暗証番号の入力や所定の選択操作等の入力及び遊技に関する情報や貯玉に関する情報等を表示する台間表示器23、遊技の終了時などに会員カード等を返却するための精算ボタン24を外部に備える。
具体的には、台間表示器23は、図15に示すように、第一実施形態と同様に遊技者による操作に応じて図15(a)〜図15(e)を表示する。
なお、本実施形態では、図15(a)が第一実施形態の図5と対応し、図15(b)が第一実施形態の図6と対応し、図15(c)が第一実施形態の図7と対応し、図15(d)が第一実施形態の図8と対応し、図15(e)が第一実施形態の図9と対応する画面である。
例えば、再プレイ数ボタンが非表示となっており、これは、各台計数機1が、再プレイによる一回の引き出し要求によって貯玉から引き出す遊技媒体数(引出単位数)を一定数(例えば、125玉)としているためである。
なお、これに限らず、第一実施形態と同様に再プレイ数ボタンを表示し、遊技者によって引出単位数を選択可能としてもよい。
具体的には、持ち玉管理装置110は、遊技者により所定の終了操作(精算ボタン24の操作など)がされることで、計数値と媒体ID(会員カードの会員IDやICコインのコインID等)を各台計数機1から受信し、この計数値と媒体IDを、入力日(日付)ごとに記憶する。この場合、計数値は、貸出単価ごとに設けられた口座別に記憶される。
また、遊技者による引き出し要求に応じて、媒体IDと関連付けされた計数値を、該当する各台計数機1に送信する。
なお、持ち玉管理装置110は、図2と同様の内部構成を備えている。
例えば、持ち玉管理装置110は、遊技場の営業時間終了後に、この当日分の持ち玉データ(計数値)をクリアする処理を行う。また、持ち玉管理装置110は、この当日分の持ち玉データ(計数値)をクリアする処理を行う際に、当日分の持ち玉データ(計数値)を、媒体IDに関連付けて、会員管理装置60に送信する。すなわち、翌日以降は、会員管理装置60に貯玉として記憶するようになっている。
本実施形態では、各台計数機1と会員管理装置60との間で再プレイによる貯玉の払出処理が行なわれる。
第一実施形態における再プレイによる貯玉の払出処理と異なる点としては、上述したように、S18の「再プレイ数選択画面」及びS36の「乗り入れ時引出単位数選択画面」において、再プレイ数ボタンが非表示であり、引出単位数が一定数となる点を除いては、第一実施形態と同様の処理(S10〜S27)が行なわれる。
したがって、本実施形態においては、第一実施形態と同様の処理が行われるため、詳細な説明は省略する。
次に、本発明の遊技用システム及び遊技媒体付与方法の他の実施形態について説明する。
以下に示す他の実施形態では、遊技機100を、図示しない封入式遊技機(封入式パチンコ機、封入式スロットマシン)とした点が、第一実施形態及び第二実施形態と異なる。
なお、本実施形態において、第一実施形態及び第二実施形態と同様の構成部分については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
データ表示器は、本発明における表示手段の一例として動作し、上述した実施形態における再プレイ機90のタッチパネル部93や各台計数機1の台間表示器23と同様の機能を有する。
すなわち、データ表示器は、上述した再プレイに関する各画面を遊技者に対して表示するとともに、遊技者から選択操作を受け付ける。
このカードユニットは、本発明における貯遊技媒体付与手段の一例として動作し、第一実施形態における再プレイ機90及び第二実施形態における各台計数機1の各機能を備えており、少なくとも、封入式遊技機との間で遊技データ(例えば、アウト数,セーフ数,大当り回数,スタート回数等)やデータ表示器での操作に応じた操作信号や現金,プリペイドカード又は会員カードの投入に応じて遊技者に貸し出す電子遊技媒体数等を送受信するとともに、会員管理装置60との間で貯玉に関する情報(貯玉数,換算後貯玉数等)を送受信する通信機能と、
貯玉の範囲内において遊技者に電子遊技媒体を付与する貯玉付与機能(再プレイ機能)等を備えた装置である。
また、異なる貸出単価間において貯玉数を換算する際に、この貯玉数に一致又は近似する乗り入れ先貸出単価と乗り入れ元指定貸出単価との公倍数(引き出し可能な貯玉数)を算出することで、換算後の貯玉数に端数が生じないため、遊技場及び遊技者が端数分の貯玉を損することがなくなる。
例えば、上述した特許文献1に記載の技術では、以下のような問題があった。
再プレイの乗り入れを行う際に、遊技媒体払出装置に予め設定された一の貸出単価と異なる他の貸出単価に係る口座に記憶された貯遊技媒体数を、一の貸出単価の数量に換算し、この換算後の貯遊技媒体数を、他の貸出単価に係る口座内に更新して記憶するとともに、換算時に割り切れなかった余り分の貯遊技媒体数も、そのまま他の貸出単価に係る口座内に記憶するという、一の口座内で2種類の貸出単価が混在する二重管理を行うようになっている。
例えば、遊技者が、遊技場に貸出単価(2円/玉)に係る口座(2円口座)に1001玉を預け入れてある場合、4円コーナーに設置された遊技媒体払出装置において、乗り入れ元となる2円口座から乗り入れ先となる4円口座へ乗り入れを行う際に、乗り入れ元の2円口座の1001玉を、乗り入れ先の4円/玉で換算したときの、換算後の貯遊技媒体数(1001玉×(2円÷4円)≒500玉)を、2円口座内に更新して記憶するとともに、換算時に割り切れなかった余り分の貯遊技媒体数(余り1玉)も、そのまま2円口座内に記憶するようになっている。
すなわち、再プレイの乗り入れを行う際に、一の口座(2円口座)内に、一の貸出単価(4円/玉)の貯遊技媒体数と、他の貸出単価(2円/玉)の余り分の貯遊技媒体数が、混在して記憶されることになる。
これにより、一の口座内で、異なる複数の貸出単価の貯遊技媒体を二重に管理することになるため、貯遊技媒体を管理するための制御プログラムが複雑になるとともに、一の口座内で複数の貸出単価の貯遊技媒体数を格納するための記憶領域が必要となる問題があった。
これに対して、本発明は、再プレイの乗り入れを行う際に、遊技媒体付与手段で遊技媒体の払い出しが許容される一の貸出単価と異なる他の貸出単価に係る口座の貯遊技媒体数を、一の貸出単価の数量に換算し、換算後の貯遊技媒体数を、貸出単価ごとに設けられた口座と別の記憶手段に記憶するため、一の口座内で異なる複数の貸出単価の貯遊技媒体数を管理することがなく、複雑な制御プログラムが不要となり、記憶容量を抑えることができる。
また、遊技場で現在遊技に使用できない貸出単価が存在し、この使用できない貸出単価に係る口座に遊技者が貯玉を持つ場合には、この口座に関する表示態様を、遊技に使用できる他の貸出単価に係る口座に関する表示態様と異なるように表示することによって、遊技者に、使用できない貸出単価に係る口座の貯玉を、再プレイの乗り入れによって優先して使用させることを促すことができる。
例えば、上述した実施形態では、会員管理装置60に貯遊技媒体数換算手段を備えるように説明したが、貯遊技媒体数換算手段を、遊技媒体付与手段(再プレイ機90又は各台計数機1等)に備えてもよい。この場合、遊技媒体付与手段(再プレイ機90又は各台計数機1等)は、会員管理装置60の記憶部62から貯玉数のみを受信し、受信した貯玉数にもとづいて貯玉数換算処理を行なってもよい。
また、当日分の貯玉を持ち玉管理装置110に管理させるとともにこの貯玉数(計数値)と、会員管理装置60において管理される前日以前の貯玉数との合算値に基づいて再プレイの乗り入れを行うこともできる。
1 各台計数機(遊技媒体付与手段)
23 台間表示器(表示手段、引出要求受付手段)
60 会員管理装置(管理手段)
66 演算部(貯遊技媒体換算手段)
90 再プレイ機(遊技媒体付与手段)
93 タッチパネル部(表示手段、引出要求受付手段)
99 演算部(引出遊技媒体数減算手段)
100 遊技機
Claims (7)
- 遊技場で獲得した遊技媒体数を管理可能な管理手段と、第1貸出単価に対応付けられると共に遊技媒体を遊技者に付与可能な第1遊技媒体付与手段と、当該第1貸出単価とは異なる第2貸出単価に対応付けられると共に遊技媒体を遊技者に付与可能な第2遊技媒体付与手段と、を備える遊技用システムであって、
前記第1貸出単価が対応付けられた遊技媒体数を記憶可能な第1遊技媒体数記憶手段と、
前記第2貸出単価が対応付けられた遊技媒体数を記憶可能な第2遊技媒体数記憶手段と、
前記第2遊技媒体数記憶手段に記憶された遊技媒体数に基づいて前記第1貸出単価に応じた遊技媒体数である換算遊技媒体数を算出可能な換算遊技媒体数算出手段と、
前記換算遊技媒体数手段によって換算された換算遊技媒体数を記憶可能な換算遊技媒体数記憶手段と、
前記第2遊技媒体数記憶手段に記憶された遊技媒体数を利用して、前記第1遊技媒体付与手段によって遊技媒体が付与されることに基づいて、当該第2遊技媒体数記憶手段に記憶された遊技媒体数を減算可能な遊技媒体数減算手段と、
を備え、
前記第1遊技媒体付与手段は、
前記第2遊技媒体数記憶手段に記憶された遊技媒体数を利用して遊技媒体を付与する場合に、前記換算遊技媒体数記憶手段に記憶された換算遊技媒体数の範囲内で、遊技媒体を付与することが可能であり、
前記遊技媒体数減算手段は、
前記換算遊技媒体数算出手段によって換算遊技媒体数が算出されたことに基づいて、前記第2遊技媒体数記憶手段に記憶された遊技媒体数を減算しない
ことを特徴とする遊技用システム。 - 前記換算遊技媒体数算出手段は、
前記第1貸出単価と前記第2貸出単価との最小公倍数の倍数に基づいて前記第1貸出単価に応じた換算遊技媒体数を算出する
ことを特徴とする請求項1記載の遊技用システム。 - 前記遊技媒体数減算手段により減算された遊技媒体数に関する情報と、当該遊技媒体数減算後における前記第2遊技媒体数記憶手段に記憶された遊技媒体数に関する情報と、を同時に表示可能な表示手段を備えた
ことを特徴とする請求項1又は2記載の遊技用システム。 - 第3貸出単価に対応付けられると共に遊技媒体を遊技者に付与可能な第3遊技媒体付与手段が、前記遊技場において存在しない場合でも、当該第3貸出単価が対応付けられた遊技媒体数を記憶可能な第3遊技媒体数記憶手段と、
前記第2遊技媒体数記憶手段に記憶された遊技媒体数に関する情報を第1表示態様で表示可能な表示手段と、
を備え、
前記表示手段は、
前記第3遊技媒体数記憶手段に記憶された遊技媒体数に関する情報を前記第1表示態様とは異なる第2表示態様で表示可能である
ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の遊技用システム。 - 前記表示手段は、
前記第3遊技媒体数記憶手段に記憶された遊技媒体数に関する情報を前記第2表示態様で表示すると共に、前記第3遊技媒体数記憶手段に記憶された遊技媒体数の利用を促す情報の表示を行うことが可能である
ことを特徴とする請求項4記載の遊技用システム。 - 前記第1遊技媒体付与手段は、
所定の操作を受け付けたことに基づいて、前記第1遊技媒体数記憶手段に記憶された遊技媒体数を利用して、第1遊技媒体数の遊技媒体を付与可能であり、
所定の操作を受け付けたことに基づいて、前記第2遊技媒体数記憶手段に記憶された遊技媒体数を利用して、第2遊技媒体数の遊技媒体を付与可能であり、
前記第1遊技媒体数と前記第2遊技媒体数とは、異なる数である
ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の遊技用システム。 - 遊技場で獲得した遊技媒体数が管理されている場合において、第1貸出単価に対応付けられると共に遊技媒体を遊技者に付与可能な第1遊技媒体付与工程と、当該第1貸出単価とは異なる第2貸出単価に対応付けられると共に遊技媒体を遊技者に付与可能な第2遊技媒体付与工程と、を有する遊技媒体付与方法であって、
前記第1貸出単価が対応付けられた遊技媒体数を記憶可能な第1遊技媒体数記憶工程と、
前記第2貸出単価が対応付けられた遊技媒体数を記憶可能な第2遊技媒体数記憶工程と、
前記第2遊技媒体数記憶工程において記憶された遊技媒体数に基づいて前記第1貸出単価に応じた遊技媒体数である換算遊技媒体数を算出可能な換算遊技媒体数算出工程と、
前記換算遊技媒体数工程において換算された換算遊技媒体数を記憶可能な換算遊技媒体数記憶工程と、
前記第2遊技媒体数記憶工程において記憶された遊技媒体数を利用して、前記第1遊技媒体付与工程において遊技媒体が付与されることに基づいて、当該第2遊技媒体数記憶工程において記憶された遊技媒体数を減算可能な遊技媒体数減算工程と、
を有し、
前記第1遊技媒体付与工程は、
前記第2遊技媒体数記憶工程において記憶された遊技媒体数を利用して遊技媒体を付与する場合に、前記換算遊技媒体数記憶工程において記憶された換算遊技媒体数の範囲内で、遊技媒体を付与することが可能であり、
前記遊技媒体数減算工程は、
前記換算遊技媒体数算出工程において換算遊技媒体数が算出されたことに基づいて、前記第2遊技媒体数記憶工程において記憶された遊技媒体数を減算しない
ことを特徴とする遊技媒体付与方法。
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