JP6372747B2 - タッチパネル装置およびタッチ位置検出機能付き表示装置 - Google Patents
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Description
はじめに図1を参照して、タッチ位置検出機能付き表示装置10について説明する。図1に示すように、タッチ位置検出機能付き表示装置10は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの表示装置15と、表示装置15の観察者側に配置されたタッチパネルセンサ30と、タッチパネルセンサ30の観察者側に配置された保護カバー12と、を組み合わせることによって構成されている。表示装置15は、表示面16aを有した表示パネル16と、表示パネル16に接続された表示制御部(図示せず)と、を有している。表示パネル16は、映像を表示することができるアクティブエリアA1と、アクティブエリアA1を取り囲むようにしてアクティブエリアA1の外側に配置された非アクティブエリア(額縁領域とも呼ばれる)A2と、を含んでいる。表示制御部は、表示されるべき映像に関する情報を処理し、映像情報に基づいて表示パネル16を駆動する。表示パネル16は、表示制御部の制御信号に基づいて、所定の映像を表示面16aに表示する。すなわち、表示装置15は、文字や図等の情報を映像として出力する出力装置としての役割を担っている。
次に図2を参照して、タッチパネルセンサ30の概略について説明する。図2は、観察者側から見た場合のタッチパネルセンサ30を示す平面図である。
次に図1および図5を参照して、保護カバー12について説明する。図1および図5において、保護カバー12の観察者側の面(以下、第1面とも称する)が符号12aで示されており、保護カバー12のタッチパネルセンサ30側の面(以下、第2面とも称する)が符号12bで示されている。
はじめに図6(a)に示すように、平坦な第1面112aおよび第2面112bを有する強化ガラスを準備する。強化ガラスを得る方法としては、例えば、化学強化や物理強化(風冷強化)が知られている。例えば化学強化においては、歪点以下の温度で、ガラス中に含まれるアルカリイオンを、よりイオン半径の大きな他のアルカリイオンに交換するという化学的な処理が実施される。これによって、イオンが交換された表層付近に圧縮応力を発生させることができる。例えば、強化ガラスの第1面112a上および第2面112b上の各点112fには、内側に向かう圧縮応力Fが働くようになる。一方、図示はしないが、強化ガラスの内部には、表面の圧縮応力Fと釣り合う引張応力が働いている。
次に、強化ガラスの第1面112aを、切削などによって加工する。これによって図6(b)に示すように、第1面112aに湾曲面113aを形成する。しかしながら、この際、第1面112aの圧縮応力層が除去されるため、第1面112aには引張応力F’が働くようになってしまう。この場合、第1面112aにクラックなどの傷が形成されると、引張応力F’は、傷を拡大させる方向に働く。このように、圧縮応力層が除去された後の強化ガラスは、傷に対して非常に弱いものとなってしまう。
はじめに第1検出パターン41について説明する。本実施の形態において、第1検出パターン41は、遮光性および導電性を有する第1導線51であって、各第1導線51の間に開口部51aが形成されるよう網目状に配置された第1導線51から構成されている。同様に、第2検出パターン46は、遮光性および導電性を有する第2導線56であって、各第2導線56の間に開口部56aが形成されるよう網目状に配置された第2導線56から構成されている。第1導線51および第2導線56は各々、図4に示すように、金属材料からなる金属層を含んでいる。なお第1導線51および第2導線56を構成する金属層には、その表面における光の反射を抑制するための黒化処理などが施されていてもよい。
第1導線51の場合と同様に、第2導線56においても、第2検出パターン46全体の面積のうち開口部56aによって占められる面積の比率を十分に確保することができる限りにおいて、第2導線56の寸法や形状が特に限られることはない。例えば図3Bに示す例において、第2検出パターン46は、菱形に形成された第2導線56を第2方向D2に沿って並べることによって構成されている。この場合、菱形の内角のうち鈍角になる内角が第2方向D2に沿って並ぶよう、第2導線56が構成されている。図3Bにおいて、第2検出パターン46の幅が符号W2で表されており、隣接する2つの第2検出パターン46の間の間隔が符号S2で表されている。
第1検出パターン41に接続されている第1額縁配線44aおよび第1端子部44b、並びに、第2検出パターン46に接続されている第2額縁配線49aおよび第2端子部49bは、第1検出パターン41並びに第2検出パターン46からの信号をタッチパネルセンサ30の外部に取り出すために設けられたものである。信号を適切に伝達することができる限りにおいて、第1額縁配線44aおよび第1端子部44b並びに第2額縁配線49aおよび第2端子部49bの具体的な構成が特に限られることはない。例えば第1額縁配線44aおよび第1端子部44bは、第1導線51と同一の層構成で第1導線51と同時に形成されるものであってもよい。同様に、第2額縁配線49aおよび第2端子部49bは、第2導線56と同一の層構成で第2導線56と同時に形成されるものであってもよい。
上述の本実施の形態においては、保護カバー12の第1面12aが湾曲面13aを含む例を示した。しかしながら、保護カバー12の第1面12aに付与される形状が湾曲面13aに限られることはなく、タッチパネル装置20やタッチ位置検出機能付き表示装置10に求められるデザイン性に応じて、様々な形状が保護カバー12の第1面12aに付与され得る。例えば図7に示すように、保護カバー12の第1面12aは、保護カバー12の中心部を含む平坦面13bと、平坦面13bの外縁から外側に向かうにつれてタッチパネルセンサ30側へ傾斜した傾斜面13cと、を含んでいてもよい。図7に示す変形例においても、保護カバー12の端部12dの厚みT2は、保護カバー12の中心部の厚みT1よりも小さくなっている。また好ましくは、本変形例においても、タッチパネルセンサ30のアクティブエリアAa1と非アクティブエリアAa2との間の境界に対応する位置における保護カバー12の厚みT3は、保護カバー12の中心部の厚みT1の50〜80%の範囲内になっている。
上述の本実施の形態においては、それぞれ一定のパターン幅を有する複数の第1検出パターン41および複数の第2検出パターン46が並べられる例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、複数の第1検出パターン41および複数の第2検出パターン46のパターン幅は、基材32上の位置に応じて適切に調整されてもよい。例えば、保護カバー12の厚みが位置によって異なる場合、外部導体と検出パターン41,46との間の静電容量も位置によって異なることになる。この結果、タッチ位置の検出感度が位置によって異なり得る。このような検出感度のばらつきを抑制するよう、保護カバー12の厚みに応じて、複数の第1検出パターン41および複数の第2検出パターン46のパターン幅を調整してもよい。
上述の本実施の形態および変形例においては、タッチパネルセンサ30の検出パターン41,46、額縁配線44a,49aおよび端子部44b,49bが、保護カバー12とは別個に設けられた基材32上に配置される例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図示はしないが、検出パターン41,46、額縁配線44a,49aおよび端子部44b,49bが保護カバー12の第2面12b上に配置されていてもよい。これによって基材32が不要になるため、基材32の厚みの分だけタッチパネル装置20およびタッチ位置検出機能付き表示装置10の厚みを低減することができる。
12 保護カバー
12a 第1面
12b 第2面
13a 湾曲面
13b 平坦面
13c 傾斜面
13d 湾曲面
15 表示装置
20 タッチパネル装置
30 タッチパネルセンサ
32 基材
41 第1検出パターン
46 第2検出パターン
Claims (4)
- タッチパネルセンサと、タッチパネルセンサの観察者側に配置された保護カバーと、を備えるタッチパネル装置であって、
前記タッチパネルセンサは、
タッチ位置を検出され得る領域に対応するアクティブエリアと、アクティブエリアの周辺に位置する非アクティブエリアと、を含む基材と、
前記アクティブエリアに配置された検出パターンと、
前記非アクティブエリアに配置され、前記検出パターンに電気的に接続された額縁配線と、を備え、
前記保護カバーは、観察者側の第1面と、前記タッチパネルセンサ側の平坦な第2面と、を含み、
前記保護カバーは、プラスチック成形体から構成されており、
前記保護カバーの前記第1面は、前記保護カバーの端部の厚みが前記保護カバーの中心部の厚みよりも小さくなるよう、構成されており、
前記保護カバーの前記第1面は、前記保護カバーの中心部を含む平坦面と、前記平坦面の外縁から外側に向かうにつれて前記タッチパネルセンサ側へ傾斜した傾斜面と、を含み、
前記タッチパネルセンサの前記検出パターンは、遮光性および導電性を有する複数の導線を網目状に配置することによって構成されている、タッチパネル装置。 - 前記タッチパネルセンサの前記アクティブエリアと前記非アクティブエリアとの間の境界に対応する位置における前記保護カバーの厚みが、前記保護カバーの中心部の厚みの50〜80%の範囲内になっている、請求項1に記載のタッチパネル装置。
- 前記保護カバーは、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂またはそれらの積層体から構成されている、請求項1又は2に記載のタッチパネル装置。
- 表示装置と、
前記表示装置の表示面上に配置されたタッチパネルセンサと、
タッチパネルセンサの観察者側に配置された保護カバー と、を備え、
前記タッチパネルセンサは、
タッチ位置を検出され得る領域に対応するアクティブエリアと、アクティブエリアの周辺に位置する非アクティブエリアと、を含む基材と、
前記アクティブエリアに配置された検出パターンと、
前記非アクティブエリアに配置され、前記検出パターンに電気的に接続された額縁配線と、を備え、
前記保護カバーは、観察者側の第1面と、前記タッチパネルセンサ側の平坦な第2面と、を含み、
前記保護カバーは、プラスチック成形体から構成されており、
前記保護カバーの前記第1面は、前記保護カバーの端部の厚みが前記保護カバーの中心部の厚みよりも小さくなるよう、構成されており、
前記保護カバーの前記第1面は、前記保護カバーの中心部を含む平坦面と、前記平坦面の外縁から外側に向かうにつれて前記タッチパネルセンサ側へ傾斜した傾斜面と、を含み、
前記タッチパネルセンサの前記検出パターンは、遮光性および導電性を有する複数の導線を網目状に配置することによって構成されている、タッチ位置検出機能付き表示装置。
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