JP6371444B2 - 乗物用シート - Google Patents
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Description
前記した乗物用シートにおいて、前記ポンプは、全体が前記ブラケットの凹部の下端よりも上に入り込んだ状態で配置されている構成とすることができる。
前記した乗物用シートにおいて、前記ポンプは、前記連結部材の凹部を形成する前後方向に対向した一対の壁の間に配置されている構成とすることができる。
前記した乗物用シートにおいて、前記ポンプは、前記サブマリン規制部材よりも前方に配置されている構成とすることができる。
前記した乗物用シートにおいて、前記ポンプは、前記サブマリン規制部材の左右方向に延びる部分と平行に配置されている構成とすることができる。
前記した乗物用シートにおいて、前記ポンプは、ガスの送出口が設けられていない長手方向の一端部が前記左右の着座部サイドフレームの間の左右方向の端寄りに配置され、ガスの送出口が設けられた長手方向の他端部が前記左右の着座部サイドフレームの間の左右方向中央寄りに配置されるように設けられている構成とすることができる。
図1に示すように、乗物用シートの一例としての車両用シート1は、シート部2と、シート部2内に設けられたサポート装置3(図2参照)とを主に備えている。そして、シート部2は、乗員が着座する着座部4と、着座部4にリクライニング機構を介して固定されたシートバック5と、ヘッドレスト(図示省略)とを主に有している。
図1に示すように、着座部フレーム40は、着座部4の左右のフレームを構成する左右の着座部サイドフレーム41と、連結部材としてのパンフレーム42と、サブマリン規制部材としてのサブマリンパイプ43(図3,4参照)と、リア連結パイプ44と、ブラケットとしてのポンプ取付ブラケット6(図3〜5参照)とを主に備えている。各着座部サイドフレーム41およびパンフレーム42は、それぞれ、金属板をプレス加工するなどして形成されている。
ポンプ32は、クッション性を有する革袋61(図4参照)に入れられ、ポンプ取付ブラケット6の凹部6Aに入り込んだ状態でポンプ取付ブラケット6に取り付けられている(図5も参照)。これにより、ポンプ32は、パンフレーム42の凹部42Aに入り込んだ状態で、パンフレーム42の下に配置されている。
図1に示すように、シートバックフレーム50は、シートバック5の左右のフレームを構成する左右のシートバックサイドフレーム51と、接続部材としてのメンバーフレーム52と、左右のシートバックサイドフレーム51の上部同士を連結する略U形状のパイプフレーム53とを主に備えている。また、左右のシートバックサイドフレーム51の間には、空気袋取付部材としての受圧部材56が配置されている。
長穴71は、サイドブラケット7の上部において、第1固定部W1と第2固定部W2の間から、第3固定部W3が設けられた後側に向けて、前後方向に延びるように形成されている。そして、この長穴71は、後斜め下方に向けて傾斜している。
固定穴72は、円形の穴であり、サイドブラケット7の上部において、長穴71と第3固定部W3の間の下寄り(第3固定部W3寄り)に形成されている。
図11に示すように、空気袋31A,31Bは、空気袋31Aを前側に、空気袋31Bを後側にして重ねた状態で受圧部材56の被取付部56Aに取り付けられている。以下の説明においては、空気袋31Aを「前側空気袋31A」といい、空気袋31Bを「後側空気袋31B」ということがある。
図14に示すように、左の空気袋31Lは、空気袋31A,31Bと同様に、2枚の樹脂製のシート状部材を溶着することで形成されている。そして、空気袋31Lは、ポンプ32から供給された空気が入るエア室31Sと、プレート部材8(シートバックサイドフレーム51)との取付部分である取付部31Tと、逃げ部31Uとを主に有している。
取付部31Tは、空気袋31Lをプレート部材8に取り付けるためのタグ状の部分であり、空気袋31Lの後部の上端と下端からそれぞれ後方に向けて延びるように形成されている。空気袋31Lは、この取付部31T(後端部)がピン状のクリップ93によってプレート部材8に固定され、プレート部材8がシートバックサイドフレーム51に固定されることで、シートバックサイドフレーム51に取り付けられている。
図4に示すように、ポンプ32から制御ユニット33へ空気を供給するためのホース34は、一端がポンプ32の送出口32Aに接続され、パンフレーム42やシートスプリング45、リア連結パイプ44(図1参照)の下を通って後方へ向かい、図8に示すように、シートバックフレーム50の後を通って他端が制御ユニット33に接続されている。
結束バンド95Cは、メンバーフレーム52の上端、言い換えると、屈曲部58Aの下部近くに設けられている。これによれば、結束バンド95Cを屈曲部58Aから遠い位置、例えば、メンバーフレーム52の下端に設ける場合と比較して、ホース37(左供給管37Lおよび右供給管37R)の長さを短くすることができる。
ホース固定部82は、ホース37の端部とコネクタ37Cを固定する結束バンド94(図14参照)が取り付けられる部分であり、逃げ部81Bの底の上下方向における下側の部分から後方に向けて延出するように形成されている。このホース固定部82には、結束バンド94のクリップ部分が係合する貫通穴(符号省略)が設けられている。
次に、サポート装置3の作用について説明する。
空気袋31A,31Bによるサポート位置が調整された車両用シート1に乗員が着座すると、乗員の上体(腰部)は、図13に示すように、後方に配置された空気袋31A,31Bの左右方向中央部の厚みが薄い部分、すなわち、左右方向両端部に対して凹み状となる部分に収まるとともに、左右方向両端部(エア室31C)によって左右から包み込まれるように支持されることとなる。特に、本実施形態においては、所定領域Hでは、左右方向両端部だけにエア室31Cが形成されているので、所定領域H内に位置する左右のエア室31Cの可動範囲が大きくなっているため、空気袋31A,31Bは、乗員の上体に沿った形状に変形しやすい。これにより、乗員の腰部を後方から好適にサポートすることができる。
以上説明した車両用シート1によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
2 シート部
3 サポート装置
4 着座部
5 シートバック
6 ポンプ取付ブラケット
6A 凹部
6B 凸部
31A 空気袋
31B 空気袋
31L 空気袋
31R 空気袋
32 ポンプ
32A 送出口
40 着座部フレーム
41 着座部サイドフレーム
42 パンフレーム
42A 凹部
43 サブマリンパイプ
Claims (10)
- 着座部およびシートバックを有するシート部と、前記シート部内に設けられた乗員の腰部のサポート位置を調整可能なサポート装置とを備えた乗物用シートであって、
前記着座部の左右のフレームを構成する左右の着座部サイドフレームと、
左右方向に延びて前記左右の着座部サイドフレームを連結する連結部材と、
前記サポート装置を構成し、膨張または収縮することで前記サポート位置を変更する空気袋と、
前記空気袋にガスを供給するポンプと、
前記ポンプを前記連結部材に取り付けるための左右方向に延びるブラケットと、を備え、
前記ブラケットは、下から上に向けて凹む形状をなす凹部を有し、
前記ポンプは、中心軸線が前記ブラケットの凹部の下端よりも上に入り込んだ状態で前記ブラケットに取り付けられ、
前記連結部材は、下から上に向けて凹む形状をなす凹部を有し、
前記ブラケットは、前記連結部材の凹部に入り込んだ状態で前記連結部材に取り付けられていることを特徴とする乗物用シート。 - 前記ポンプは、ガスの送出口が前記ブラケットの凹部の下端よりも上に入り込んだ状態で配置されていることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
- 前記ポンプは、全体が前記ブラケットの凹部の下端よりも上に入り込んだ状態で配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の乗物用シート。
- 前記ブラケットは、
当該ブラケットの凹部の裏側に形成される凸部が、前記連結部材の凹部に入り込んだ状態で前記連結部材に取り付けられ、
前記ブラケットの凹部の底壁の左右方向の長さが、前記ブラケットの凹部の開口縁から左右方向外側に延びる壁の左右方向の長さよりも長いことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の乗物用シート。 - 前記ポンプは、前記連結部材の凹部を形成する前後方向に対向した一対の壁の間に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の乗物用シート。
- 前記左右の着座部サイドフレームの間に設けられたサブマリン規制部材を備え、
前記サブマリン規制部材は、前記連結部材の凹部に入り込んだ状態で配置されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の乗物用シート。 - 前記ポンプは、前記サブマリン規制部材よりも前方に配置されていることを特徴とする請求項6に記載の乗物用シート。
- 前記ポンプは、前記サブマリン規制部材の左右方向に延びる部分と平行に配置されていることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の乗物用シート。
- 前記ポンプは、中心軸線が前記連結部材の凹部に入り込んだ状態で配置されていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の乗物用シート。
- 前記ポンプは、ガスの送出口が設けられていない長手方向の一端部が前記左右の着座部サイドフレームの間の左右方向の端寄りに配置され、ガスの送出口が設けられた長手方向の他端部が前記左右の着座部サイドフレームの間の左右方向中央寄りに配置されるように設けられていることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の乗物用シート。
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