JP6370524B1 - ゲート駆動回路 - Google Patents

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Abstract

直流電源(7)に対して、第1及び第2のスイッチング素子(1)(2)からなる直列回路と第3及び第4のスイッチング素子(3)(4)からなる直列回路とを並列接続し、第1及び第2のスイッチング素子(1)(2)の接続点である第1のノード(11)と、第3及び第4のスイッチング素子(3)(4)の接続点である第2のノード(12)との間にリアクトル(6)を接続し、第1のノード(11)を半導体スイッチ(9)のゲート端子に接続し、第2のスイッチング素子(2)と直流電源(7)の負極端子の間にダイオード(8)を接続し、かつ第1〜第4のスイッチング素子(1)〜(4)をそれぞれオン・オフ動作を制御するスイッチング制御回路(50)を備える。

Description

この発明は、制御対象となる半導体スイッチをオン・オフ駆動するゲート駆動回路に関するものである。
従来のゲート駆動回路では、直流電源の正極端子と第1のノードの間に、直列接続された第1のスイッチング素子と、第1のノードと直流電源の負極の間に、直列接続された第2のスイッチング素子と、直流電源の正極端子と第2のノードの間に、直列接続された第3のスイッチング素子と、第2のノードと直流電源の負極端子の間に、直列接続された第4のスイッチング素子と、第1のノードと第2のノードの間に接続されたリアクトルと、第1、第2、第3、第4のスイッチング素子のそれぞれオン・オフ動作を制御するスイッチング制御回路を備え、第1のノードを、駆動制御対象となる半導体スイッチのゲート端子に接続し、直流電源の負極を半導体スイッチのソース端子に接続することで、半導体スイッチの入力容量の蓄積電荷を直流電源側に電力回生させるようにして、ゲート駆動回路の損失を低減し、回路を小型化する方法がある(例えば下記の特許文献1参照)。
特開2016―123199号公報
しかしながら、特許文献1に示された単電源の電力回生型ゲート駆動技術を、例えば高電圧側アームと低電圧側アームの半導体スイッチで構成されるハーフブリッジまたはフルブリッジ回路からなるインバータに用いたとすると、高電圧側アームの半導体スイッチをターンオンしたときに、低電圧側アームの半導体スイッチのドレイン端子−ソース端子間電圧が上昇することで、低電圧側アームの半導体スイッチのゲート端子−ソース端子間電圧が持ち上がり、オフしている低電圧側アームの半導体スイッチがオンしてしまうといった誤動作を引き起こす不具合が生じる。
この発明は、前記のような問題点を解決するためになされたものであり、従来のような単電源の電力回生型ゲート駆動回路においても、該当半導体スイッチのゲート端子−ソース端子間へ負電圧を印加することができ、半導体スイッチの誤動作を防止することができることを目的としている。
この発明に係るゲート駆動回路は、
直流電源に対して、第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子からなる直列回路、および第3のスイッチング素子と第4のスイッチング素子からなる直列回路を並列に接続し、
上記第1のスイッチング素子と上記第2のスイッチング素子との互いの接続点である第1のノードと、上記第3のスイッチング素子と上記第4のスイッチング素子との互いの接続点である第2のノードとの間にリアクトルを接続し、
上記第1のノードを駆動制御対象となる半導体スイッチのゲート端子に接続し、
上記第2のスイッチング素子と上記直流電源の負極端子の間にダイオードを接続し、
上記第1、第2、第3、第4のスイッチング素子のそれぞれのオン・オフ動作を制御するスイッチング制御回路を備え、
上記スイッチング制御回路は、上記半導体スイッチがオンされている状態で上記第1のスイッチング素子をオフしかつ上記第4のスイッチング素子をオンすることにより、上記半導体スイッチの入力容量の蓄積電荷にてリアクトルを励磁した後、上記第4のスイッチング素子をオフすることにより上記半導体スイッチの入力容量の蓄積電荷を上記直流電源へ電力回生するものである
この発明のゲート駆動回路によれば、駆動制御対象となる半導体スイッチがオフしているときに、上記半導体スイッチの入力容量の蓄積電荷をリアクトルにより電源側に電力回生しつつ、上記半導体スイッチのゲートソース間に負電圧を印加することが可能となる。したがって、従来のような単電源の電力回生型ゲート駆動回路においても、上記半導体スイッチの誤動作の発生を確実に防止することができる効果を奏する。
この発明の実施の形態1によるゲート駆動回路の構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態1によるゲート駆動回路の第1〜第4のスイッチング素子の動作を示すタイミングチャートである。 図2に示す第1〜第4のスイッチング素子の動作に伴う各部の電流、電圧の変化を示す動作波形図である。 図2に示す一つの動作期間における電流経路図である。 図2に示す一つの動作期間における電流経路図である。 図2に示す一つの動作期間における電流経路図である。 この発明の実施の形態1によるゲート駆動回路の変形例を示す回路図である。 この発明の実施の形態2によるゲート駆動回路の構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態2によるゲート駆動回路の第1〜第5のスイッチング素子の動作を示すタイミングチャートである。 図9に示す第1〜第5の各スイッチング素子の動作に伴う各部の電流、電圧の変化を示す動作波形図である。 図9に示す一つの動作期間における電流経路図である。 図9に示す一つの動作期間における電流経路図である。 図9に示す一つの動作期間における電流経路図である。 図9に示す一つの動作期間における電流経路図である。 図9に示す一つの動作期間における電流経路図である。 図9に示す一つの動作期間における電流経路図である。 図9に示す一つの動作期間における電流経路図である。 図9に示す一つの動作期間における電流経路図である。 図9に示す一つの動作期間における電流経路図である。 この発明の実施の形態2によるゲート駆動回路の変形例を示す回路図である。 この発明の実施の形態3によるゲート駆動回路の構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態3によるゲート駆動回路の第1〜第4のスイッチング素子の動作を示すタイミングチャートである。 図22に示す第1〜第4のスイッチング素子の動作に伴う各部の電流、電圧の変化を示す動作波形図である。 図22に示す一つの動作期間における電流経路図である。 図22に示す一つの動作期間における電流経路図である。 図22に示す一つの動作期間における電流経路図である。 この発明の実施の形態3によるゲート駆動回路の変形例を示す回路図である。 この発明の実施の形態4によるゲート駆動回路の第1〜第4のスイッチングの動作を示すタイミングチャートである。 図28に示す第1〜第4の各スイッチング素子の動作に伴う各部の電流、電圧の変化を示す動作波形図である。 図28に示す一つの動作期間における電流経路図である。
実施の形態1.
図1は、この実施の形態1におけるゲート駆動回路の構成を示す回路図である。
この実施の形態1のゲート駆動回路100は、入力容量10を備えた電圧駆動型の半導体スイッチ9を駆動制御対象として、1つの直流電源7で上記半導体スイッチ9をオン・オフ駆動するものである。
ゲート駆動回路100の具体的な構成としては、直流電源7に対して、第1のスイッチング素子1と第2のスイッチング素子2からなる直列回路、および第3のスイッチング素子3と第4のスイッチング素子4からなる直列回路、を共に並列に接続する。第1のスイッチング素子1と第2のスイッチング素子2との互いの接続点である第1のノード11と、第3のスイッチング素子3と第4のスイッチング素子4との互いの接続点である第2のノード12との間にリアクトル6を接続し、第1のノード11を駆動制御対象となる半導体スイッチ9のゲート端子に接続する。また、第2のスイッチング素子2と直流電源7の負極端子の間にダイオード8を接続している。さらに、第1、第2、第3、および第4のスイッチング素子1、2、3、4のそれぞれのオン・オフ動作を制御するスイッチング制御回路50を備えている。
ここで、直流電源7の直流電圧(以下、電源電圧と称す)をVdc、リアクトル6に流れる電流(以下、リアクトル電流と称す)をiL、半導体スイッチ9の入力容量10に流れる電流をig、半導体スイッチ9の入力容量10を介してゲート端子−ソース端子間に印加される電圧(以下、ゲートソース間電圧と称す)をVgsL、半導体スイッチ9のドレイン端子−ソース端子間に印加される電圧(以下、ドレインソース間電圧と称す)をVdsL、半導体スイッチ9のドレイン端子に流れる電流をidLとする。
また、第1のスイッチング素子1の駆動信号をQ1、第2のスイッチング素子2の駆動信号をQ2、第3のスイッチング素子3の駆動信号をQ3、第4のスイッチング素子4の駆動信号をQ4とする。また、リアクトル6のインダクタンス値をL、入力容量10の容量値をCissとする。また、リアクトル6と入力容量10で決まる共振周期をTとすれば、共振周期Tは次の(式1)で表すことができる。
Figure 0006370524
なお、この実施の形態1(図1)の回路構成において、第1〜第4のスイッチング素子1〜4は、ここでは一例として寄生のダイオードを備えたMOSFET(Metal−Oxide−Semiconductor Field Effect Transistor)として記載しているが、ダイオードとIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を並列に接続した構成でもよい。また、その他として、ダイオードを並列に接続したサイリスタやGTO(Gate Turn−Off thyristor)でもよい。以降、この実施の形態1では、第1〜第4のスイッチング素子1〜4はMOSFETと見なし、また、寄生ダイオードおよびダイオード8の順方向電圧はゼロと見なして説明する。
図2は、駆動制御対象となる半導体スイッチ9のオン・オフ動作に伴う、ゲート駆動回路100の第1〜第4のスイッチング素子1〜4の動作を示すタイミングチャートである。なお、ここでは駆動制御対象となる半導体スイッチ9がターンオフするのを期間T1から期間T3までの期間内とし、半導体スイッチ9がターンオンするのを期間T4から期間T6までの期間内とする。以下、上記の期間T1〜T6の6期間を次のように定義する。
(1)期間T1:リアクトル6の励磁期間
(2)期間T2:入力容量10の蓄積電荷Cissの電力回生期間および半導体スイッチ9のゲートヘの負電圧印加期間
(3)期間T3:半導体スイッチ9のオフ固定継続期間
(4)期間T4:リアクトル6の励磁期間
(5)期間T5:半導体スイッチ9のゲートへの正電圧印加期間
(6)期間T6:半導体スイッチ9のオン固定継続期間
図3は、図2に基づく第1〜第4のスイッチング素子1〜4の動作に伴う各部の電流、電圧の変化を示す動作波形図である。また、図4〜図6は上記の期間T1〜期間T3での電流経路を示す。以下、図3〜図6を用いて動作原理を説明する。
(1)期間T1:リアクトル6の励磁期間
この期間T1では、第1のスイッチング素子1がオン、第2、第3、第4のスイッチング素子2、3、4が共にオフしていて、半導体スイッチ9がオン固定されている状態から、第1のスイッチング素子1をオフすると共に、第4のスイッチング素子4を予め定めた時間taだけオンする。そうすると、図4に示すように、電流は、入力容量10からノード11に流れ込み、リアクトル6およびノード12を介して第4のスイッチング素子4に流れ込み、入力容量10に帰還する。
この電流経路によってリアクトル6と入力容量10の間で共振動作となり、ゲートソース間電圧VgsLは電源電圧Vdcから減少し、リアクトル電流iLはゼロから負極に増加する。この時、リアクトル6は入力容量10の蓄積電荷Cissによって、励磁される。
(2)期間T2:入力容量10の蓄積電荷Cissの電力回生期間および半導体スイッチ9のゲートヘの負電圧印加期間
この期間T2では、第4のスイッチング素子4をオフし、予め定めた時間tbだけ第2のスイッチング素子2をオフする。そうすると、図5に示すように、リアクトル6によってリアクトル電流iLが継続して流れるため、第3のスイッチング素子3の寄生ダイオードが導通し、直流電源7の正極に流れ込み、入力容量10に帰還する。この時、リアクトル6の励磁エネルギの一部は直流電源7に電力回生し、励磁エネルギの残りは直流電源7の負極から入力容量10へ流れ込むので、ゲートソース間電圧VgsLは負極に向けて、リアクトル電流iLは正極に向けてそれぞれ増加する。よって、半導体スイッチ9のゲートヘは負電圧が印加される。
(3)期間T3:半導体スイッチ9のオフ固定継続期間
この期間T3では、第2のスイッチング素子2をオンする。その際、図3に示すように、ゲートソース間電圧VgsLが負電圧、リアクトル電流iLがゼロであるため、第4のスイッチング素子4の寄生ダイオードが導通する。その結果、図6に示すように、電流は入力容量10から第4のスイッチング素子4の寄生ダイオードを介してノード12へ流れ込む。その後、ノード12からリアクトル6を介してノード11に流れ、入力容量10に帰還する。
電流がノード11から入力容量10へ流れ込むことで、ゲートソース間電圧VgsLは正極に向けて増加されるが、その際、第2のスイッチング素子2がオンしているので、ダイオード8により半導体スイッチ9のゲートソース間電圧VgsLはゼロにクランプされて半導体スイッチ9はオフを継続する。なお、ゲートソース間電圧VgsLの負極から正極への変化は、リアクトル6によって抑制されることは言うまでもない。
(4)期間T4:リアクトル6の励磁期間
この期間T4では、第3のスイッチング素子3をオンする。その結果、電流は直流電源7の正極から第3のスイッチング素子3を介してノード12に流れ込む。その後、ノード12からリアクトル6および第2のスイッチング素子2を介してダイオード8のカソードに流れ、直流電源7の負極に帰還する。この電流経路によりリアクトル6は励磁されるので、リアクトル電流iLは正極に増加する。
(5)期間T5:半導体スイッチ9のゲートへの正電圧印加期間
この期間T5では、第2のスイッチング素子2をオフする。この場合、リアクトル6によって、リアクトル電流iLは継続して流れ、入力容量10を充電する。その結果、ゲートソース間電圧VgsLは正極に向けて増加する。
(6)期間T6:半導体スイッチ9のオン固定継続期間
この期間T6では、第1のスイッチング素子1をオンする。そうすると、電流は直流電源7の正極から第1のスイッチング素子1および入力容量10を介して、直流電源7の負極に帰還する経路を形成する。この電流経路によりゲートソース間電圧VgsLは電源電圧Vdcにクランプされ、半導体スイッチ9はオンを継続する。
以上のように、ゲート駆動回路100を動作させることで、半導体スイッチ9のターンオフ時は、入力容量10の蓄積電荷Cissの一部をリアクトル6により直流電源7側に電力回生し、入力容量10の蓄積電荷Cissの残りを半導体スイッチ9のゲート−ソース間に負電圧として印加することが可能となる。したがって、従来のような負電源を設けなくても半導体スイッチ9の誤動作の発生を確実に防止することができ、簡素で小型化可能なゲート駆動回路100を得ることができる。
ここで、前記の期間T1で説明した予め定めた時間taについて説明する。
この時間taのゲートソース間電圧VgsLおよびリアクトル電流iLは、次の(式2)と(式3)で示すように三角関数で表すことができる。
Figure 0006370524
Figure 0006370524
上記の予め定めた時間taを、リアクトル6と入力容量10で決まる共振周期Tの4分の1より長く、かつリアクトル6と入力容量10で決まる共振周期Tの2分の1より短く設定したと仮定する。そうすると、ゲートソース間電圧VgsLとリアクトル電流iLは負の値になり、期間T1の一部において、半導体スイッチ9のゲート端子−ソース端子間に電圧VgsLとして負電圧を印加する期間を設けることができる。その結果、負電圧印加期間が増えるので、半導体スイッチ9に直列接続される図示しない高電圧側アームのターンオンのタイミング設定を容易化できるメリットがある。なお、リアクトル電流iLは負の値なので、リアクトル6は励磁されており、期間T2で励磁エネルギが直流電源7へ電力回生されることは言うまでもない。
さらに、前記の期間T2で説明した第2のスイッチング素子2をオフする予め定めた時間tbについて説明する。この時間tbを、ゲートソース間電圧VgsLがゼロ以下の時と仮定する。言い換えれば、ゲートソース間電圧VgsLが負の値の時に第2のスイッチング素子2をオンする。これにより期間T2において、第4のスイッチング素子4の寄生ダイオードを介した電流によるゲートソース間電圧VgsLの正極への増加を防止することができ、半導体スイッチ9の誤動作の抑制が可能となる。
図7は図1に示したゲート駆動回路の変形例を示すもので、図1と対応もしくは相当する構成部分には同一の符号を付す。
図7に示す構成のゲート駆動回路100において、図1の構成と異なる点は、半導体スイッチ9のゲート端子とソース端子の間に第2のコンデンサ22が並列接続されている。また、半導体スイッチ9のゲート端子に第1のツェナーダイオード31のカソード端子が接続されている。また、半導体スイッチ9のソース端子に第2のツェナーダイオード32のカソード端子が接続されている。さらに、第1のツェナーダイオード31のアノード端子と第2のツェナーダイオード32のアノード端子とが互いに接続されている。また、第1のスイッチング素子1と第1のノード11との間に第1の抵抗(Ron)41が接続され、第2のスイッチング素子2と第1のノード11の間に第2の抵抗42(Roff)が接続されている。
このように、第2のコンデンサ22を接続することで、半導体スイッチ9の入力容量を増加することができる。そのため、例えば半導体スイッチ9に直列接続される図示しない高電圧側アームをターンオンさせたときに、低電圧側アームとなる半導体スイッチ9のドレイン端子−ソース端子間の電圧VdsLが上昇することで発生するゲートソース間電圧VgsLの正極側への持ち上がりを抑制できる。したがって、半導体スイッチ9の誤動作の抑制が可能となる。
また、第2のツェナーダイオード32は、期間T1〜期間T3において半導体スイッチ9のゲート端子−ソース端子間に、負の過電圧を印加させない効果を提供する。また、第1のツェナーダイオード31は、例えば、期間T4以降に半導体スイッチ9をオン固定させる際において、半導体スイッチ9のゲート端子−ソース端子間に、正の過電圧を印加させない効果を提供する。
さらに、第1の抵抗41は、例えば、期間T3から半導体スイッチ9をオン固定させる際の、ゲートソース間電圧VgsLと電源電圧Vdcとの電位差に基づいた突入電流を防止する効果を提供する。また、第2の抵抗42は、期間T3においてゲートソース間電圧VgsLをクランプする際の、ゲートソース間電圧VgsLとダイオード8の順方向電圧の電位差に基づいた突入電流を防止する効果を提供する。なお、第1の抵抗41は別途追加して設けなくても、第1のスイッチング素子1の内部抵抗を利用してもよい。同様に、第2の抵抗42は別途追加して設けなくても、第2のスイッチング素子2の内部抵抗を利用してもよい。
図7に示したゲート駆動回路100におけるその他の構成および作用効果は、図1に示した構成の場合と同様であるから、詳しい説明は省略する。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、半導体スイッチ9のターンオフ時は、入力容量10の蓄積電荷Cissの一部をリアクトル6により直流電源7側に電力回生し、入力容量10の蓄積電荷Cissの残りを半導体スイッチ9のゲート端子−ソース端子間に負電圧として印加するようにしている。
しかし、上記実施の形態1の場合には、ゲートソース間電圧VgsLが負の値の際には、電流は第4のスイッチング素子4の寄生ダイオードを介して入力容量10に流れ込み、ゲートソース間電圧VgsLを正極に向けて充電する。この充電により、ゲート駆動回路100の損失が発生する。
これに対して、この実施の形態2では、半導体スイッチ9がターンオンする際にゲートソース間電圧VgsLを負の電圧値に保持し、その蓄積電荷Cissを直流電源7側に電力回生させるものである。以下、そのための構成と制御内容について具体的に説明する。
図8は、この発明の実施の形態2におけるゲート駆動回路の構成を示す回路図であり、図1に示した構成と対応もしくは相当する構成部分には同一の符号を付す。
この実施の形態2のゲート駆動回路100は、実施の形態1(図1)の回路構成に対して、第4のスイッチング素子4と直流電源7の負極端子の間に第5のスイッチング素子5が直列接続されている。また、ダイオード8のアノード端子およびカソード端子に第1のコンデンサ21が並列接続されている。さらに、スイッチング制御回路50は第5のスイッチング素子5を駆動させる駆動信号Q5が追加して設けられている。
図9は、駆動制御対象となる半導体スイッチ9のオン・オフ動作に伴うゲート駆動回路100の第1〜第5のスイッチング素子1〜5の動作を示すタイミングチャートである。なお、ここでは駆動制御対象となる半導体スイッチ9がターンオフするのを期間T1から期間T3までの期間内とし、半導体スイッチ9がターンオンするのを期間T4から期間T9までの期間内とする。以下、上記の期間T1〜期間T9の9期間を次のように定義する。
(1)期間T1:リアクトル6の励磁期間
(2)期間T2:入力容量10の蓄積電荷Cissの電力回生期間および半導体スイッチ9のゲートへの負電圧印加期間
(3)期間T3:半導体スイッチ9のオフ固定継続期間
(4)期間T4:入力容量10と第1のコンデンサ21による蓄積電荷の電力回生期間およびリアクトル6の励磁期間
(5)期間T5:入力容量10への電荷注入期間
(6)期間T6:リアクトル6への還流期間
(7)期間T7:リアクトル6の励磁電流による直流電源7への電力回生期間
(8)期間T8:リアクトル6の励磁電流による直流電源7への電力回生継続期間
(9)期間T9:半導体スイッチ9のオン固定継続期間
図10は、図9に基づく第1〜第5の各スイッチング素子1〜5の動作に伴う各部の電流、電圧の変化を示す動作波形図である。また、図11〜図19は上記の各動作期間T1〜T9での電流経路を示す。以下、図10〜図19を用いて動作原理を説明する。
(1)期間T1:リアクトル6の励磁期間
この期間T1では、第1のスイッチング素子1がオン、第2、第3、第4、第5のスイッチング素子2、3、4、5が共にオフしていて、半導体スイッチ9がオン固定されている状態から、第1のスイッチング素子1をオフすると共に、第4、第5のスイッチング素子4、5を予め定めた時間taだけオンする。そうすると、図11に示すように、電流は、入力容量10からノード11に流れ込み、リアクトル6およびノード12を介して第4、第5のスイッチング素子4、5に流れ込み、入力容量10に帰還する。
(2)期間T2:入力容量10の蓄積電荷Cissの電力回生期間および半導体スイッチ9のゲートへの負電圧印加期間
この期間T2では、第4のスイッチング素子4をオフし、予め定めた時間だけ第2のスイッチング素子2をオフする。そうすると、図12に示すように、リアクトル6によってリアクトル電流iLは継続して流れるため、第3のスイッチング素子3の寄生ダイオードが導通し、直流電源7の正極に流れ込む。そして、電流の一方は第1のコンデンサ21と第2のスイッチング素子2の寄生ダイオードとを介してリアクトル6に帰還し、電流の他方は入力容量10を介してリアクトル6に帰還する。
このように、電流の他方は直流電源7の負極から入力容量10へ流れ込むので、ゲートソース間電圧VgsLは、負極に増加する。第1のコンデンサ21の印加電圧は図示していないが、ゲートソース間電圧VgsLと同様に負極に増加することは言うまでもない。その後、リアクトル電流iLの値はゼロに近づいていき、ゲートソース間電圧VgsLはある負電圧の値になる。
(3)期間T3:半導体スイッチ9のオフ固定継続期間
この期間T3では、第2のスイッチング素子2をオンする。このとき、ゲートソース間電圧VgsLと第1のコンデンサ21の印加電圧とは共に負電圧であるが、一般的に第1のコンデンサ21の容量は、半導体スイッチ9の入力容量10よりも大きいので、ゲートソース間電圧VgsLと第1のコンデンサ21の印加電圧とに電圧差が生じる。
この電圧差をなくすように、電流は図13に示すように、第1のコンデンサ21から第2のスイッチング素子2を介して入力容量10に流れ込み、入力容量10を充電する。なお、ここでは第1のコンデンサ21により入力容量10を充電する例を示したが、入力容量10により第1のコンデンサ21を充電してもよい。いずれにしても、ゲートソース間電圧VgsLは負電圧の値のまま保持されるので、半導体スイッチ9はオフ状態に固定される。
(4)期間T4:入力容量10と第1のコンデンサ21による蓄積電荷の電力回生期間およびリアクトル6の励磁期間
この期間T4では、半導体スイッチ9がターンオンされた状態で、第2のスイッチング素子2および第3のスイッチング素子3を予め定めた時間tcだけオンする。そうすると、図14に示すように、電流は直流電源7の正極から第3のスイッチング素子3、および第2のノード12を介してリアクトル6に流れ込む。そして、この電流の一方は第1のノード11から第2のスイッチング素子2、第1のコンデンサ21を介して直流電源7の負極に帰還する。また、上記電流の他方は第1のノード11から入力容量10を介して直流電源7の負極に帰還する。
この電流経路により、入力容量10と第1のコンデンサ21は共に放電動作となり、ゲートソース間電圧VgsLは負の電圧値からゼロに近づいていく。この放電によって、入力容量10と第1のコンデンサ21の蓄積電荷はリアクトル6に電力回生される。
その後、ゲートソース間電圧VgsLがゼロになると、入力容量10に流れ込む電流igもゼロになり、ダイオード8が導通する。その結果、電流経路は、図示していないが、直流電源7の正極から第3のスイッチング素子3、第2のノード12を介してリアクトル6に流れ込み、第2のスイッチング素子2、ダイオード8を介して、直流電源7の負極に帰還する。この電流経路により、リアクトル6は励磁動作となり、リアクトル電流iLは正極へ増加する。
(5)期間T5:入力容量10への電荷注入期間
この期間T5では、第2のスイッチング素子2をオフする。その場合、図15に示すように、リアクトル6はリアクトル電流iLを継続して流すために、電流はリアクトル6から第1のノード11、入力容量10、直流電源7の負極に向かって流れ、入力容量10を充電する。
この電流経路により、入力容量10は充電動作となり、ゲートソース間電圧VgsLはゼロから電源電圧Vdcに近づいていく。その後、ゲートソース間電圧VgsLが電源電圧Vdcに達すると、第1のスイッチング素子1の寄生ダイオードが導通する。その場合でもリアクトル6はリアクトル電流iLを継続して流すため、電流経路は図示していないが、リアクトル6から第1のノード11、第1のスイッチング素子1の寄生ダイオード、第3のスイッチング素子3、第2のノード12に向かって流れる。すなわち、リアクトル6は還流動作をしている。
(6)期間T6:リアクトル6への還流期間
この期間T6では、第1のスイッチング素子1をオンする。この場合もリアクトル6はリアクトル電流iLを継続して流すため、図16に示すように、電流はリアクトル6から第1のノード11、第1のスイッチング素子1、第3のスイッチング素子3、第2のノード12に向かって流れる。すなわち、リアクトル6は還流動作を継続しているので、リアクトル電流iLの値は変化しない。
(7)期間T7:リアクトル6の励磁電流による直流電源7への電力回生期間
この期間T7では、第5のスイッチング素子5をオンし、第3のスイッチング素子3をオフにする。この場合もリアクトル6はリアクトル電流iLを継続して流すため、図17に示すように、電流はリアクトル6から第1のノード11、第1のスイッチング素子1を介して、直流電源7の正極に流れ込み、さらに直流電源7の負極から第5のスイッチング素子5、および第4のスイッチング素子4の寄生ダイオードを介してリアクトル6に帰還する。
この電流経路により、リアクトル6の励磁電力は直流電源7に電力回生されるので、リアクトル電流iLは正極から次第にゼロへ近づいていく。
(8)期間T8:リアクトル6の励磁電流による直流電源7への電力回生継続期間
この期間T8では、第4のスイッチング素子4をオンする。この場合もリアクトル6はリアクトル電流iLを継続して流すため、図18に示すように、電流はリアクトル6から第1のノード11、第1のスイッチング素子1を介して直流電源7の正極に流れ込み、さらに、直流電源7の負極から第5のスイッチング素子5、および第4のスイッチング素子4を介してリアクトル6に帰還する。
この電流経路により、リアクトル6の励磁電力は直流電源7に電力回生されるので、リアクトル電流iLは正極からゼロへ近づいていく。
(9)期間T9:半導体スイッチ9のオン固定継続期間
この期間T9では、第5のスイッチング素子5をオフにする。そうすると、図19に示すように、直流電源7の正極から第1のスイッチング素子1、入力容量10を介して、直流電源7の負極に帰還する電流経路を形成する。この電流経路により、ゲートソース間電圧VgsLは電源電圧Vdcにクランプされ、半導体スイッチ9はオンを継続する。
以上のように、ゲート駆動回路100を動作させることで、半導体スイッチ9のオフ固定継続期間T3に、ゲートソース間電圧VgsLを負の電圧値のまま保持することが可能となる。その後、半導体スイッチ9のターンオン期間(期間T4〜期間T9)に、入力容量10と第1のコンデンサ21の蓄積電荷はリアクトル6に電力回生されるので、実施の形態1と比べてゲート駆動回路100の損失の低減が可能となり、小型なゲート駆動回路100を得ることができる。
ここで、実施の形態2で説明した半導体スイッチ9のターンオン期間を、実施の形態1の期間T3の途中になるように設定したと仮定すると、ゲートソース間電圧VgsLが負の電圧値にあるので、入力容量10の蓄積電荷Cissを半導体スイッチ9のターンオン期間に電力回生することができる。
しかしながら、実施の形態1では、半導体スイッチ9のオフ固定継続期間T3にゲートソース間電圧VgsLを負の電圧値に保持することができない。つまり、オフ固定継続期間T3の終りにはゲートソース間電圧VgsLは最終的にゼロになる。これに対して、この実施の形態2では、オフ固定継続期間T3に、ゲートソース間電圧VgsLを負の電圧値に確実に保持することができる。その結果、負電圧印加期間が実施の形態1より増えるので、半導体スイッチ9に直列接続される図示しない高電圧側アームの半導体スイッチのターンオンタイミング設定を容易化できるメリットがある。
ここで、前記の期間T4で説明した予め定めた期間tcを、第1のコンデンサ21の印加電圧がゼロになるように設定したと仮定する。この印加電圧がゼロに達するまで、リアクトル6に電流を流すことができるので、第1のコンデンサ21に並列接続されている入力容量10の蓄積電荷Cissを、効率良くリアクトル6へ電力回生することが可能になる。
半導体スイッチ9のオフ固定時は、半導体スイッチ9のゲート端子から見て、入力容量10と第1のコンデンサ21は並列に接続される。すなわち、半導体スイッチ9の入力容量を増加することができる。そのため、実施の形態1で説明したように、半導体スイッチ9の誤動作の抑制が可能となることは言うまでもない。
また、第4のスイッチング素子4の駆動信号Q4と第5のスイッチング素子5の駆動信号Q5とは、図9、図10に示したように互いに異なる信号に設定している。このようにすれば、第4、第5の各スイッチング素子4、5がオンするタイミングを互いにずらすことができるので、過電流故障を低減する機能を有する。
図20は図8に示したゲート駆動回路の変形例を示すもので、図8と対応もしくは相当する構成部分には同一の符号を付す。
図20に示す構成のゲート駆動回路100において、図8の構成と異なる点は、半導体スイッチ9のゲート端子およびソース端子の間に第2のコンデンサ22が並列接続されている。また、半導体スイッチ9のゲート端子に第1のツェナーダイオード31のカソード端子が接続され、半導体スイッチ9のソース端子に第2のツェナーダイオード32のカソード端子が接続されている。さらに、第1のツェナーダイオード31のアノード端子と第2のツェナーダイオード32のアノード端子とが互いに接続されている。また、第1のスイッチング素子1と第1のノード11との間に第1の抵抗(Ron)41が接続され、第2のスイッチング素子2と第1のノード11との間に第2の抵抗(Roff)42が接続されている。
なお、図20において、第2のコンデンサ22、第1、第2のツェナーダイオード31、32、および第1、第2の抵抗41、42をそれぞれ設けたことによる作用効果は、実施の形態1と同様であるので、ここでは詳しい説明を省略する。また、図20に示したゲート駆動回路100におけるその他の構成および作用効果は、図8に示した構成の場合と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
実施の形態3.
図21は、この発明の実施の形態3におけるゲート駆動回路の構成を示す回路図であり、図1に示した構成と対応もしくは相当する構成部分には同一の符号を付す。
図21に示す構成のゲート駆動回路100は、実施の形態1で説明した図1の回路構成に対して、半導体スイッチ9に直列接続された対となる半導体スイッチ60と、その接続点に結線される誘導性負荷70とが追加して設けられている。
この実施の形態3では、低電圧側アームとなる半導体スイッチを第1の半導体スイッチ9と、これと対になる高電圧側アームとなる半導体スイッチを第2の半導体スイッチ60とした場合に、第2の半導体スイッチ60がターンオンしたときに、第1の半導体スイッチ9をセルフターンオンさせることで、第2の半導体スイッチ60のスイッチング損失を増加させることなく、リカバリサージ電圧を低減するものである。以下、その内容について具体的に説明する。
ここでは、第2の半導体スイッチ60のドレイン端子−ソース端子間に印加される電圧(以下、第2のドレインソース間電圧と称す)をVdsH、第1の半導体スイッチ9のドレイン端子−ソース端子間に印加される電圧(以下、第1のドレインソース間電圧と称す)をVdsLとする。
図22は、駆動制御対象となる第1、第2の半導体スイッチ9、60のオン・オフ動作に伴うゲート駆動回路100の第1〜第4の各スイッチング素子1〜4の動作を示すタイミングチャートである。なお、ここでは、駆動制御対象となる第1の半導体スイッチ9がターンオフするのを期間T1から期間T3までの期間内とし、第1の半導体スイッチ9がターンオンするのを期間T4から期間T6までの期間内とする。以下、上記の各期間T1〜T6の6期間を次のように定義する。
(1)期間T1:リアクトル6の励磁期間
(2)期間T2:第1の半導体スイッチ9のセルフターンオンの発生期間
(3)期間T3:第1の半導体スイッチ9のオフ固定継続期間
(4)期間T4:リアクトル6の励磁期間
(5)期間T5:第1の半導体スイッチ9のゲートへの正電圧印加期間
(6)期間T6:第1の半導体スイッチ9のオン固定継続期間
図23は、図22に基づく第1〜第4のスイッチング素子1〜4の動作に伴う各部の電流、電圧の変化を示す動作波形図である。また、図24〜図26は上記の動作期間T1〜T3での電流経路を示す。以下、図23〜図26を用いて動作原理を説明する。
(1)期間T1:リアクトル6の励磁期間
この期間T1では、第1の半導体スイッチ9がオン固定している状態から、第1のスイッチング素子1をオフし、第4のスイッチング素子4を予め定めた時間だけオンする。この予め定めた時間は、第2の半導体スイッチ60がターンオンによって第1の半導体スイッチ9がセルフターンオンさせるように設定する。
そうすると、図24に示すように、電流は入力容量10から第1のノード11に流れ込み、リアクトル6、第2のノード12を介して第4のスイッチング素子4に流れ込み、入力容量10に帰還する電流経路を形成する。この電流経路により、リアクトル6と入力容量10の間で共振動作となり、ゲートソース間電圧VgsLは電源電圧Vdcから減少し、入力容量10に流れる電流igはゼロから負極に増加する。
(2)期間T2:第1の半導体スイッチ9のセルフターンオン期間
この期間T2では、第4のスイッチング素子4をオフし、予め定めた時間だけ第2のスイッチング素子2をオフする。この予め定めた時間は、ゲートソース間電圧VgsLがゼロ以下と設定する。そうすると、図25に示すように、リアクトル6によってリアクトル電流iLは継続して流れるため、第3のスイッチング素子3の寄生ダイオードが導通する。その結果、電流は直流電源7に流れ込み、入力容量10に帰還する。ゲートソース間電圧VgsLは、電流が直流電源7の負極から入力容量10へ流れ込むことで、負極に増加する。しかし、前記の期間T1で、半導体スイッチ9がこの期間にセルフターンオンするように設定しているので、ゲートソース間電圧VgsLの値は、実施の形態1および実施の形態2で説明したゲートソース間電圧VgsLの値と比べてゼロに近い。
第1の半導体スイッチ9がオンからオフへ切り替わり、対となる第2の半導体スイッチ60がオフからオンに切り替わった後に、第1の半導体スイッチ9はセルフターンオンする。これは、ドレインソース間電圧VdsLが上昇することで、ゲートソース間電圧VgsLが持ち上がったことに起因する。このセルフターンオンによって、第1の半導体スイッチ9のドレイン端子からソース端子へ電流idLが流れることで、図23のドレインソース間電圧VdsLに関して斜線部で示したように、半導体スイッチ9のリカバリサージ電圧Vrsが低減する。
(3)期間T3:第1の半導体スイッチ9のオフ固定継続期間
この期間T3では、第2のスイッチング素子2をオンする。その場合、ゲートソース間電圧VgsLが正電圧であるため、ダイオード8が導通する。そうすると、図26に示すように、電流は入力容量10から第1のノード11に流れ込み、第2のスイッチング素子2とダイオード8を介して、入力容量10に帰還する。その際、第2のスイッチング素子2がオンしているので、ダイオード8により第1の半導体スイッチ9のゲートソース間電圧VgsLはゼロにクランプされてオフを継続する。
(4)期間T4:リアクトル6の励磁期間
この期間T4では、第3のスイッチング素子3をオンする。その結果、電流は直流電源7の正極から第3のスイッチング素子3を介して第2のノード12に流れ込む。続いて、第2のノード12からリアクトル6を介して第1のノード11に流れ込む。その後、第1のノード11から第2のスイッチング素子2を介してダイオード8のカソードに流れ、直流電源7の負極に帰還する。この電流経路によりリアクトル6は励磁される。
(5)期間T5:第1の半導体スイッチ9のゲートへの正電圧印加期間
この期間T5では、第2のスイッチング素子2をオフする。この場合、リアクトル6によって電流は継続して流れるので、入力容量10が充電される。その結果、ゲートソース間電圧VgsLは正極に増加する。
(6)期間T6:第1の半導体スイッチ9のオン固定継続期間
この期間T6では、第1のスイッチング素子1をオンする。そうすると、電流は直流電源7の正極から第1のスイッチング素子1、および入力容量10を介して直流電源7の負極に帰還する経路を形成する。この電流経路により、ゲートソース間電圧VgsLは電源電圧Vdcにクランプされ、半導体スイッチ9はオンを継続する。
リカバリサージ電圧Vrsを低減する手段としては、対となる第2の半導体スイッチ60のターンオン時間を遅くすることが一般的であるが、第2の半導体スイッチ60のスイッチング損失が増加する。これに対して、この実施の形態3では、上記の動作原理で説明したとおり、第2の半導体スイッチ60のターンオン時に、第1の半導体スイッチ9をセルフターンオンさせることで、第2の半導体スイッチ60のスイッチング損失を増加させることなく、リカバリサージ電圧Vrsの低減が可能になる。したがって、第1の半導体スイッチ9の過電圧による故障発生を抑制しつつ、対となる第2の半導体スイッチ60の損失を同時に低減する効果が得られる。
なお、ここでは、ゲート駆動回路100の回路構成として、実施の形態1(図1)と同じ構成のものを用いた例について示したが、実施の形態2で説明した図8を用いてもよいことは言うまでもない。
図27は、図21に示した構成の変形例を示すゲート駆動回路100であり、図21と対応もしくは相当する構成部分には同一の符号を付す。
図27に示す構成のゲート駆動回路100において、図21の構成と異なる点は、第1の半導体スイッチ9のゲート端子およびソース端子の間に第2のコンデンサ22が並列接続されている。また、第1の半導体スイッチ9のゲート端子に第1のツェナーダイオード31のカソード端子が接続されている。また、第1の半導体スイッチ9のソース端子に第2のツェナーダイオード32のカソード端子が接続されている。さらに、第1のツェナーダイオード31のアノード端子と第2のツェナーダイオード32のアノード端子とが互いに接続されている。また、第1のスイッチング素子1と第1のノード11との間に第1の抵抗(Ron)41が接続され、また第2のスイッチング素子2と第1のノード11との間に第2の抵抗(Roff)42が接続されている。
なお、図27の構成において、第2のコンデンサ22、第1、第2のツェナーダイオード31、32、および第1、第2の抵抗41、42をそれぞれ設けたことによる作用効果は、実施の形態1と同様であるので、ここでは詳しい説明を省略する。また、図27に示したゲート駆動回路100におけるその他の構成および作用効果は、図21に示した構成の場合と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
実施の形態4.
実施の形態4では、実施の形態1の期間T1に、第1のスイッチング素子1をオンする期間を追加することで、半導体スイッチ9のターンオフ損失を実施の形態1より低減させるものである。以下、その内容について具体的に説明する。
この実施の形態4のゲート駆動回路100は、実施の形態1(図1)の回路構成と同様であるから、詳しい説明は省略する。
図28は、駆動制御対象となる半導体スイッチ9のターンオフ動作に伴うゲート駆動回路100の第1〜第4のスイッチング素子1〜4の動作を示すタイミングチャートである。ここでは駆動制御対象となる半導体スイッチ9がターンオフするのを期間T1から期間T4までの期間で説明する。半導体スイッチ9がターンオンする期間内の動作は実施の形態1と同様であるから、詳しい説明は省略する。以下、上記の期間T1から期間T4までの4期間を次のように定義する。
(1)期間T1:リアクトル6の初期励磁期間
(2)期間T2:リアクトル6の励磁期間
(3)期間T3:入力容量10の蓄積電荷Cissの電力回生期間および半導体スイッチ9のゲートへの負電圧印加期間
(4)期間T4:半導体スイッチ9のオフ固定継続期間
図29の実線は、図28に基づく第1〜第4のスイッチング素子1〜4の動作に伴う各部の電流、電圧の変化を示す動作波形図である。一方、図29の破線は、実施の形態1(図2)のタイミングチャートに基づく各部の電流、電圧波形図である。さらに、実施の形態1と異なる動作期間T1の電流経路を図30に示す。期間T2から期間T4の電流経路は実施の形態1(図4〜図6)を同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。以下、図29〜図30を用いて動作原理を説明する。
(1)期間T1:リアクトル6の初期励磁期間
この期間T1では、実施の形態1(図2)と異なり、第1のスイッチング素子1がオンしている状態を継続する。第1のスイッチング素子1がオンを継続する時間は、第4のスイッチング素子4を予め定めた時間taより短く設定する。このとき、図30に示すように、電流は直流電源7から、第1のノード11に流れ込み、リアクトル6、第2のノード12を介して第4のスイッチング素子4に流れ込み、直流電源7に帰還する。
この電流経路によってリアクトル電流iLはゼロから負極に増加する。この時、リアクトル6は直流電源7の電源電圧Vdcによって、初期励磁される。
(2)期間T2:リアクトル6の励磁期間
この期間T2では、第1のスイッチング素子1をオフし、第4のスイッチング素子4は予め定めた時間taだけオンを継続する。そうすると、リアクトル6によってリアクトル電流iLが継続して流れるため、電流は図4に示すように流れる。この時、リアクトル6は初期励磁されているので、図29に示すとおり実施の形態1のリアクトル電流iL(破線)より大きい電流値になる。
(3)期間T3:入力容量10の蓄積電荷Cissの電力回生期間および半導体スイッチ9のゲートへの負電圧印加期間
この期間T3では、第4のスイッチング素子4をオフし、予め定めた時間tbだけ第2のスイッチング素子2をオフする。そうすると、電流は図5に示すように流れる。この時、リアクトル6は初期励磁されているので、図29に示すとおり実施の形態1のリアクトル電流iL(破線)より大きい電流値になる。
(4)期間T4:半導体スイッチ9のオフ固定継続期間
この期間T4では、第2のスイッチング素子2をオンする。このとき、電流は図6に示すように流れる。その結果、ゲートソース間電圧VgsLは図29に示すとおり正極に向けて増加されるが、第2のスイッチング素子2がオンしているので、ダイオード8により半導体スイッチ9のゲートソース間電圧VgsLはゼロにクランプされて半導体スイッチ9はオフを継続する。
ドレイン電流idL、ドレインソース間電圧VdsLの時間積で決まるターンオフ損失を低減するには、半導体スイッチ9の入力容量を放電させる電流、すなわちリアクトル電流iLの電流値を大きくする必要がある。この実施の形態4では、上記の動作原理で説明したとおり、第1のスイッチング素子1と第4のスイッチング素子4を同時オンする期間を設けることで、リアクトル電流iLの電流値を実施の形態1より大きくすることができる。したがって、実施の形態1と比べてターンオフ損失の低減が可能になり、半導体スイッチ9の冷却器を小型化することができる。
なお、ここでは、ゲート駆動回路100の回路構成として、実施の形態1で説明した図1と同じ構成のものを用いた例について示したが、実施の形態2で説明した図8を用いてもよいことは言うまでもない。
上記の実施の形態1〜4においては、低電圧側アームを構成する第1の半導体スイッチ9に上記実施の形態1〜4のゲート駆動回路を適用した例を説明したが、高電圧側アームを構成する第2の半導体スイッチ60に対して、上記実施の形態1〜4のゲート駆動回路を適用しても同様の効果が得られることは言うまでもない。
また、この発明は、上記の実施の形態1〜4の構成のみに限定されるものではなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、各実施の形態1〜4の構成の一部を変更したり、その構成を省略することができ、また、各実施の形態1〜4の構成を適宜組み合わせることが可能である。
1 第1のスイッチング素子、2 第2のスイッチング素子、3 第3のスイッチング素子、4 第4のスイッチング素子、5 第5のスイッチング素子、6 リアクトル、7 直流電源、8 ダイオード、9 半導体スイッチ(第1の半導体スイッチ)、11 第1のノード、12 第2のノード、21 第1のコンデンサ、22 第2のコンデンサ、31 第1のツェナーダイオード、32 第2のツェナーダイオード、41 第1の抵抗、42 第2の抵抗、50 スイッチング制御回路、60 第2の半導体スイッチ、70 誘導性負荷、100 ゲート駆動回路。

Claims (15)

  1. 直流電源に対して、第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子からなる直列回路、および第3のスイッチング素子と第4のスイッチング素子からなる直列回路を並列に接続し、
    上記第1のスイッチング素子と上記第2のスイッチング素子との互いの接続点である第1のノードと、上記第3のスイッチング素子と上記第4のスイッチング素子との互いの接続点である第2のノードとの間にリアクトルを接続し、
    上記第1のノードを駆動制御対象となる半導体スイッチのゲート端子に接続し、
    上記第2のスイッチング素子と上記直流電源の負極端子の間にダイオードを接続し、
    上記第1、第2、第3、第4のスイッチング素子のそれぞれのオン・オフ動作を制御するスイッチング制御回路を備え、
    上記スイッチング制御回路は、上記半導体スイッチがオンされている状態で上記第1のスイッチング素子をオフしかつ上記第4のスイッチング素子をオンすることにより、上記半導体スイッチの入力容量の蓄積電荷にてリアクトルを励磁した後、上記第4のスイッチング素子をオフすることにより上記半導体スイッチの入力容量の蓄積電荷を上記直流電源へ電力回生する、ゲート駆動回路。
  2. 上記スイッチング制御回路は、上記半導体スイッチのオン固定時には、上記第1のスイッチング素子を継続的にオン固定とするとともに、上記第2、第3、第4のスイッチング素子は継続的にオフ固定とし、また、上記半導体スイッチのオフ固定時は、上記第2のスイッチング素子を継続的にオン固定とするとともに、上記第1、第3、第4のスイッチング素子は継続的にオフ固定とし、上記半導体スイッチのターンオフ時には、上記半導体スイッチがオン固定になっている状態から上記第4のスイッチング素子を予め定めた時間だけオンした上記第4のスイッチング素子をオフしかつ上記第4のスイッチング素子をオフするよりも先に上記第1のスイッチング素子をオフし、上記第4のスイッチング素子がオフになった状態から上記第2のスイッチング素子を予め定めた時間だけオフし、その後に上記第2のスイッチング素子をオン固定することで、上記半導体スイッチをオフ固定させる請求項1に記載のゲート駆動回路。
  3. 直流電源に対して、第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子からなる直列回路、および第3のスイッチング素子と第4のスイッチング素子からなる直列回路を並列に接続し、
    上記第1のスイッチング素子と上記第2のスイッチング素子との互いの接続点である第1のノードと、上記第3のスイッチング素子と上記第4のスイッチング素子との互いの接続点である第2のノードとの間にリアクトルを接続し、
    上記第1のノードを駆動制御対象となる半導体スイッチのゲート端子に接続し、
    上記第2のスイッチング素子と上記直流電源の負極端子の間にダイオードを接続し、
    上記第1、第2、第3、第4のスイッチング素子のそれぞれのオン・オフ動作を制御するスイッチング制御回路を備え、
    上記スイッチング制御回路は、上記半導体スイッチのオン固定時には、上記第1のスイッチング素子を継続的にオン固定とするとともに、上記第2、第3、第4のスイッチング素子は継続的にオフ固定とし、また、上記半導体スイッチのオフ固定時は、上記第2のスイッチング素子を継続的にオン固定とするとともに、上記第1、第3、第4のスイッチング素子は継続的にオフ固定とし、上記半導体スイッチのターンオフ時には、上記半導体スイッチがオン固定になっている状態から上記第4のスイッチング素子を予め定めた時間だけオンして、上記半導体スイッチの入力容量の蓄積電荷にてリアクトルを励磁した後、上記第4のスイッチング素子をオフして上記半導体スイッチの入力容量の蓄積電荷を上記直流電源へ電力回生し、上記第4のスイッチング素子がオフになった状態から上記第2のスイッチング素子を予め定めた時間だけオフし、その後に上記第2のスイッチング素子をオン固定することで、上記半導体スイッチをオフ固定させる、ゲート駆動回路。
  4. 上記スイッチング制御回路は、上記半導体スイッチがオン固定になっている状態から上記第4のスイッチング素子をオンする予め定めた時間として、上記リアクトルと上記半導体スイッチの入力容量とで決まる共振周期の4分の1より長く、かつ上記共振周期の2分の1よりも短く設定するとともに、上記第4のスイッチング素子がオフになった状態から上記第2のスイッチング素子をオフする予め定めた時間として、上記半導体スイッチのゲート端子―ソース端子間電圧がゼロ以下の期間に設定する請求項2または請求項3に記載のゲート駆動回路。
  5. 上記第4のスイッチング素子と上記直流電源の負極端子の間に第5のスイッチング素子を直列接続するとともに、上記ダイオードに並列に第1のコンデンサを並列接続すると共に、
    上記スイッチング制御回路は、上記半導体スイッチのターンオン時において、上記半導体スイッチがオフ固定になっている状態から上記第2のスイッチング素子および上記第3のスイッチング素子を予め定めた時間だけオンして上記第2のノードから上記第1のノードへ電流を流して上記リアクトルを励磁した後、上記第2のスイッチング素子をオフして上記半導体スイッチの入力容量を充電し、次に上記第5のスイッチング素子をオンするとともに上記第3のスイッチング素子をオフして上記リアクトルの励磁電流を上記直流電源に電力回生し、その後に上記第1のスイッチング素子をオン固定することで上記半導体スイッチをオン固定させる請求項2から請求項4のいずれか1項に記載のゲート駆動回路。
  6. 上記スイッチング制御回路は、上記半導体スイッチがオフ固定になっている状態から上記第2のスイッチング素子および上記第3のスイッチング素子をオンする予め定めた時間として、上記第1のコンデンサの印加電圧がゼロに達するまでの期間に設定する請求項に記載のゲート駆動回路。
  7. 上記スイッチング制御回路は、上記第4のスイッチング素子の駆動信号と上記第5のスイッチング素子の駆動信号とを互いに異なる信号に設定する請求項または請求項に記載のゲート駆動回路。
  8. 上記半導体スイッチのゲート端子−ソース端子間に対して、第2のコンデンサを並列接続している請求項1から請求項のいずれか1項に記載のゲート駆動回路。
  9. 上記半導体スイッチのゲート端子に第1のツェナーダイオードのカソード端子を接続し、上記半導体スイッチのソース端子に第2のツェナーダイオードのカソード端子を接続し、上記第1のツェナーダイオードのアノード端子と上記第2のツェナーダイオードのアノード端子を接続し、かつ、上記第1のツェナーダイオードと上記第2のツェナーダイオードの各ツェナー電圧を互いに異なる値に設定している請求項1から請求項のいずれか1項に記載のゲート駆動回路。
  10. 上記第1のスイッチング素子と上記第1のノードとの間に第1の抵抗を接続し、上記第2のスイッチング素子と上記第1のノードとの間に第2の抵抗を接続し、かつ、上記第1の抵抗と上記第2の抵抗の各抵抗値を互いに異なる値に設定している請求項1から請求項のいずれか1項に記載のゲート駆動回路。
  11. 上記半導体スイッチを第1の半導体スイッチとし、上記第1の半導体スイッチに対して第2の半導体スイッチを直列接続し、かつ上記第1の半導体スイッチと上記第2の半導体スイッチの接続点に誘導性負荷が結線される場合において、
    上記スイッチング制御回路は、上記第1の半導体スイッチがオン固定になっている状態から上記第4のスイッチング素子をオンする予め定めた時間として、上記第2の半導体スイッチのターンオンによって上記第1の半導体スイッチがセルフターンオンするように設定する一方、上記第4のスイッチング素子がオフになった状態から上記第2のスイッチング素子をオフする予め定めた時間として、上記第1の半導体スイッチのゲート端子−ソース端子間電圧がゼロ以下の期間に設定する請求項2、請求項3、請求項、請求項、請求項のいずれか1項に記載のゲート駆動回路。
  12. 上記第1の半導体スイッチのゲート端子−ソース端子間に対して、第2のコンデンサを並列接続している請求項11に記載のゲート駆動回路。
  13. 上記第1の半導体スイッチのゲート端子に第1のツェナーダイオードのカソード端子を接続し、上記第1の半導体スイッチのソース端子に第2のツェナーダイオードのカソード端子を接続し、上記第1のツェナーダイオードのアノード端子と上記第2のツェナーダイオードのアノード端子を接続し、かつ、上記第1のツェナーダイオードと上記第2のツェナーダイオードの各ツェナー電圧を互いに異なる値に設定している請求項11または請求項12に記載のゲート駆動回路。
  14. 上記第1のスイッチング素子と上記第1のノードとの間に第1の抵抗を接続し、上記第2のスイッチング素子と上記第1のノードとの間に第2の抵抗を接続し、かつ、上記第1の抵抗と上記第2の抵抗の各抵抗値を互いに異なる値に設定している請求項11から請求項13のいずれか1項に記載のゲート駆動回路。
  15. 上記スイッチング制御回路は、上記第1のスイッチング素子がオン固定になっている状態から、オンを継続する時間を追加し、追加する時間は、上記第4のスイッチング素子をオンする予め定めた時間より短く設定する請求項2から請求項のいずれか1項に記載のゲート駆動回路。
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