JP6369803B2 - 蓄電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、蓄電池を備え、再生可能エネルギーをもとにする発電装置と接続可能な蓄電装置に関する。
近年、系統電源に接続された蓄電装置に、例えば太陽光発電装置等の再生可能エネルギーをもとに発電する発電装置を連携させる蓄電システムが開発されている。蓄電池は直流であり系統電源は交流であるため、両者の間にはインバータが設けられる。
このような蓄電システムの中には、発電装置が発電する直流電力を交流電力に変換するDC/AC変換装置を備え、発電装置を交流電源である系統電源と併用するものが存在する。これらの蓄電システムでは、系統電源、蓄電池、または太陽光発電装置の少なくともいずれか一つが供給する電力が、負荷に供給される(特許文献1参照)。
特開2010−130836号公報
このような蓄電システムでは、発電装置の出力をDC/AC変換装置の定格範囲内に収める必要がある。このため、再生可能エネルギーをもとに発電される電力の上限値はDC/AC変換装置の定格電力に制限されることになり、利用可能な電力量が制限されうる。
本発明のある目的は、再生可能エネルギーをもとに発電された電力の利用可能な量を増加させる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の蓄電装置は、蓄電池と、直流側端子と交流側端子とを有し、蓄電池を直流側端子に接続する双方向インバータと、再生可能エネルギーをもとに発電する第1発電装置に接続された第1インバータの交流側端子と接続可能な第1電気接続端子と、第1発電装置とは別の第2発電装置に接続された第2インバータの交流側端子と接続可能な第2電気接続端子と、双方向インバータの交流側端子と、第1電気接続端子と、第2電気接続端子とを導通させるための交流電流路とを備える。第1電気接続端子と第2電気接続端子とは、交流電流路に並列接続される。
本発明によれば、再生可能エネルギーをもとに発電された電力の利用可能な量を増加させる技術を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る蓄電システムの構成を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態に係る蓄電装置の系統連系運転モードを説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る蓄電装置の自立運転モードを説明するための図である。 蓄電池の放電電力と、第1インバータの出力電力と第2インバータの出力電力との総和との遷移を模式的に示す図である。 実施の形態に係る蓄電池管理部が実行する処理の流れを説明するフローチャートである。 実施の形態に係る蓄電装置が系統連系運転モードにおいて、蓄電池管理部が実行する処理の流れを説明するフローチャートである。 実施の形態に係る蓄電装置が自立運転モードにおいて、蓄電池管理部が実行する処理の流れを説明するフローチャートである。
本発明を好適な実施形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。
本発明の実施の形態は、系統電源に接続される蓄電装置であって、さらに太陽光発電装置とも連携する蓄電装置に関する。当該蓄電装置は、例えば産業施設、公共施設、商業施設、オフィスビル、住居などに設置される。電力会社が時間帯別電気料金制度を採用している場合、夜間の時間帯の電気料金は、昼間の時間帯の電気料金よりも安く設定される。例えば、23:00〜翌日の7:00までの電気料金が他の時間帯より安く設定される。したがって夜間に系統電源から蓄電池に充電し、蓄電池に蓄えられた電力を昼間に使用することにより電気料金を抑えることができる。電力会社側から見ると電力使用量が平準化されることになる。
蓄電池に蓄えられた電力は、系統電源が停電したとき特定負荷(例えば、電灯、エレベータ、コンピュータサーバ等)を動作させるためのバックアップ電源として用いられる。特定負荷は系統電源の停電時にて、優先的に蓄電池または太陽光発電システムから電力供給を受けることができる予め設定された負荷である。本明細書では、それ以外の負荷を一般負荷という。
図1は、本発明の実施の形態に係る蓄電システム1の構成を模式的に示す図である。蓄電システム1は、蓄電装置100、第1太陽電池200a、第2太陽電池200b、第1インバータ300a、第2インバータ300b、系統電源400、分電盤500、一般負荷600、および特定負荷700を含む。
系統電源400は電力会社から供給される商用電源である。系統電源400は、分電盤500を介して蓄電装置100と電気的に接続される。分電盤500は、漏電ブレーカや配線用ブレーカを備え、系統電源400が供給する電力を安全に使用するために用いられる。一般負荷600は、分電盤500と電気的に接続される。一般負荷600は、分電盤500を介して系統電源400から供給される交流電力で動作する。
第1太陽電池200aと第2太陽電池200bとはともに、光起電力効果を利用した発電装置である。第1太陽電池200aを構成する太陽電池にはシリコン系、化合物系、有機系のいずれを使用してもよい。図1に示す例では、蓄電システム1は第1太陽電池200aと第2太陽電池200bとの2台の太陽電池を備えるが、蓄電システム1が備える太陽電池の台数は2台に限られず、3台以上であってもよい。以下本明細書において、第1太陽電池200aと第2太陽電池200bとを特に区別する場合を除き、単に「太陽電池200」と総称する。太陽電池200は、再生可能エネルギーである太陽光をもとに発電する発電装置の一種である。
第1インバータ300aは直流側端子と交流側端子とを備え、直流側端子は第1太陽電池200aに接続される。第1インバータ300aは、第1太陽電池200aが発電した直流電力を交流電力に変換するDC/ACインバータである。第1インバータ300aは、出力する交流電圧を可変に構成されている。これにより、第1インバータ300aは、第1太陽電池200aが発電する電力を調整することができる。
第2インバータ300bは、第1インバータ300aとは別の装置であるが、第1インバータ300aと同様に、DC/ACインバータである。第2インバータ300bは、直流側端子と交流側端子を備え、交流側端子が第2太陽電池200bと接続されている。第2インバータ300bは、第2太陽電池200bが発電する直流電力を交流電力に変換し、また、その電力を調整することができる。
図1に示す例では、蓄電システム1が2台の太陽電池200を備えるため、第1インバータ300aと第2インバータ300bとの2台のインバータを備えている。蓄電システム1が備える太陽電池200の台数が増えれば、インバータの数も増える。このため、蓄電システム1が備えるインバータの数は2台に限られず、3台以上であってもよい。以下本明細書において、第1インバータ300aと第2インバータ300bとを特に区別する場合を除き、単に「インバータ300」と総称する。
蓄電装置100は、蓄電池10、双方向パワーコンディショナ20、蓄電池管理部30、電源切替部40、ヒータ50、第1電気接続端子60a、第2電気接続端子60b、通信接続端子70、第1接点信号端子80a、および第2接点信号端子80bを含む。
双方向パワーコンディショナ20は、双方向インバータ22と制御部24とを含む。双方向インバータ22は直流側端子と交流側端子とを有し、蓄電池10を直流側端子に接続する。双方向インバータ22は制御部24の制御の下、蓄電池10に充電するとき交流電力から直流電力に変換し、蓄電池10から放電するとき直流電力から交流電力に変換する。
双方向インバータ22の交流側端子は、電源切替部40に接続される。電源切替部40は、第1スイッチ42、第2スイッチ44、および第3スイッチ46を備える。実施の形態に係る蓄電装置100において、第1スイッチ42、第2スイッチ44、および第3スイッチ46はリレーを使用することを想定する。なお、リレーの代わりにパワーMOSFET(metal-oxide-semiconductor field-effect transistor)などの半導体スイッチを用いてもよい。
電源切替部40はまた、双方向インバータ22と接続する端子とは別の端子において、分電盤500を介して系統電源400と接続する。電源切替部40はさらに別の端子において、特定負荷700と接続する。なお、電源切替部40が備える第1スイッチ42、第2スイッチ44、および第3スイッチ46の具体的な動作については後述する。
電源切替部40と特定負荷700を結ぶ経路には、第1電気接続端子60aと第2電気接続端子60bとが並列接続される。ここで第1電気接続端子60aは、第1インバータ300aの交流側端子と接続可能な端子である。また第2電気接続端子60bは、第2インバータ300bの交流側端子と接続可能な端子である。第1太陽電池200aが発電した電力は第1インバータ300aで交流電力に変換された後、第1電気接続端子60aを介して蓄電装置100に入力される。同様に、第2太陽電池200bが発電した電力は第2インバータ300bで交流電力に変換された後、第2電気接続端子60bを介して蓄電装置100に入力される。
したがって、双方向インバータ22の交流側端子と電源切替部40とを結ぶ経路、分電盤500と電源切替部40とを結ぶ経路、特定負荷700、第1電気接続端子60a、および第2電気接続端子60bと電源切替部40とを結ぶ経路、ならびに電源切替部40は、交流電力が流れる交流電流路を形成する。蓄電池10が放電する電力、系統電源400から供給される電力、および太陽電池200が発電する電力は、蓄電装置100内において交流電力が導通される単一の交流電流路によってリンクされる。
蓄電池10は、充放電自在で繰り返し使用できる、パッケージ化された二次電池である。蓄電池10は、直列または直並列接続された複数の蓄電池セル(不図示)を含む。本実施の形態では蓄電池セルとしてリチウムイオン電池を使用することを想定する。なお、リチウムイオン電池の代わりにニッケル水素電池、鉛電池など他の種類の電池を使用してもよい。蓄電池10は、系統電源400が供給する電力と太陽電池200により発電された電力との少なくともいずれか一方の電力によって充電される。
ヒータ50は、蓄電池10を加熱するためのヒータである。ヒータ50は、蓄電池10内の蓄電池セルの温度を上昇させるために使用される。ヒータ50は、双方向インバータ22から供給される電力で駆動するが、蓄電池10が放電可能な状態にあるときは、蓄電池10の放電電力で駆動することもできる。
蓄電池管理部30は、主に蓄電池10の充放電を制御するが、第1インバータ300aの出力電力の上限値と、第2インバータ300bの出力電力の上限値も制御する。蓄電池管理部30は、蓄電池10、双方向パワーコンディショナ20、電源切替部40、ヒータ50、および通信接続端子70との間に、それぞれ制御信号を送受信するための送信経路を備える。これらの通信経路では、例えばRS−232CやRS−485等のシリアル通信規格に準拠した制御信号が流通する。
特に、蓄電池管理部30と蓄電池10との間の通信経路は光ファイバが用いられ、装置間が絶縁される。また、通信接続端子70は、第1インバータ300aと第2インバータ300bとを数珠つなぎに一列にデイジーチェーン接続する制御信号の通信経路に接続可能である。これにより、蓄電池管理部30、第1インバータ300a、および第2インバータ300bは、この順序で直線上にデイジーチェーン接続される。
すなわち、蓄電池管理部30が送信した制御信号はまず第1インバータ300aに到達する。第1インバータ300aは受信した制御信号を第2インバータ300bに転送するとともに、受信したことを示す信号を蓄電池管理部30に送信する。第2インバータ300bは第1インバータ300aから受信した制御信号を受信すると、受信したことを示す信号を第1インバータ300aに戻す。第1インバータ300aは第2インバータ300bから受信した信号を蓄電池管理部30に戻す。これにより、蓄電池管理部30は、制御信号がインバータ300に届いた否かを検出することができる。蓄電池管理部30は、インバータ300がデイジーチェーン接続された通信経路に制御信号を送信することで、インバータ300の出力電力を制御する。
第1接点信号端子80aは、双方向パワーコンディショナ20内の制御部24と接続される接点信号用の端子である。第1接点信号端子80aは、第1インバータ300aと接続可能な端子である。ここで接点信号は、第1インバータ300aの動作を停止させるための外部停止信号として機能する。例えば日暮れ後等において第1太陽電池200aの発電が停止した場合、第1インバータ300aは、第1太陽電池200aの発電が停止したことを示す信号を、通信経路を介して蓄電池管理部30に送信する。これは例えば、第1インバータ300aは、所定の時間(例えば30分間)第1太陽電池200aの発電が停止しているか否かを監視し、発電の停止が継続している場合は日暮れとして検出することで実現できる。蓄電池管理部30は、第1インバータ300aから日暮れを示す信号を受信した場合、制御部24に接点信号を送信させる。
第2接点信号端子80bは、第1接点信号端子80aとは異なる端子であるが、双方向パワーコンディショナ20内の制御部24と接続される接点信号用の端子である点で第1接点信号端子80aと共通する。第2接点信号端子80bは、第2インバータ300bと接続可能な端子である。制御部24は、蓄電池管理部30の制御の下、第2インバータ300bに接点信号をアサートしたり、ネゲートしたりする。これにより、蓄電池管理部30は、インバータ300の動作の停止および再開を制御することができる。
なお、接点信号は、例えば制御部24が双方向インバータ22との間で通信エラーを検出した場合や、双方向インバータ22の動作不良を検出した場合に、インバータ300の動作を停止する場合等にも用いられる。この場合、制御部24は、蓄電池管理部30の制御に非依存に、自主的に接点信号をアサートする。また、蓄電池管理部30は、インバータ300がデイジーチェーン接続された通信経路の通信異常を検知した場合にも、制御部24に接点信号を送信させる。蓄電池管理部30は、インバータ300の信号を受信しない場合、通信経路の通信異常として検知する。
実施の形態に係る蓄電装置100は、系統連系運転モードまたは自立運転モードのいずれかの運転モードで運転される。系統連系運転モードは、系統電源400からの電力供給がある場合、すなわち系統電源400が通電中に、蓄電装置100が選択する運転モードである。一方、自立運転モードは基本的に、系統電源400の停電時に選択される運転モードである。
図2は、本発明の実施の形態に係る蓄電装置100の系統連系運転モードを説明するための図である。系統連系運転モードでは、図2に示すように、蓄電池管理部30は第1スイッチ42をオン、第2スイッチ44をオフに制御し、第3スイッチ46を第2スイッチ44側ではなく系統電源400側の端子に接続するよう制御する。系統連系モードでは系統電源400、太陽電池200、蓄電池10が単一の交流電流路(図2において蓄電装置100内の太線参照)を介して導通する。
蓄電装置100が系統連系運転モードの場合、蓄電池10を充電するときは、双方向インバータ22は、第1スイッチ42を介して供給される交流電力を直流電力に変換する。第1スイッチ42は、系統連系運転モード時には系統電源400とインバータ300とに電気的に接続されているため、蓄電池10は系統電源400が供給する電力とインバータ300の出力電力との少なくともいずれか一方の電力で充電される。
系統連系運転モードにて蓄電池10から放電する場合、双方向パワーコンディショナ20の双方向インバータ22は、系統電源400の周波数に同期した周波数および位相で交流電流路に電流を流す。すなわち、系統連系運転モードにおいては、双方向インバータ22は系統電源400と協働して運転する。特定負荷700は、分電盤500および第3スイッチ46を介して系統電源400から供給される交流電力を取得することができる。特定負荷700はまた、第1スイッチ42および第3スイッチ46を介して、双方向インバータ22から供給される蓄電池10の電力を取得することもできる。特定負荷700はさらに、第1電気接続端子60aを介して、第1太陽電池200aが発電した電力を取得することもできる。同様に、特定負荷700は、第2電気接続端子60bを介して、第2太陽電池200bが発電した電力を取得することもできる。
図3は、本発明の実施の形態に係る蓄電装置100の自立運転モードを説明するための図である。図3に示すように、自立運転モードでは、蓄電池管理部30は、第1スイッチ42をオフ、第2スイッチ44をオンに制御し、第3スイッチ46を第2スイッチ44側の端子に接続するように制御する。これにより、蓄電装置100が自立運転モードとなると、太陽電池200および蓄電池10は、系統電源400および一般負荷600から電気的に切り離される。
自立運転モードにて蓄電池10から放電する場合、双方向パワーコンディショナ20の双方向インバータ22は、系統電源400から自立した周波数および位相で交流電流路に電流を流す。自立運転モードで形成される交流電流路(図3の蓄電装置100内の太線参照)には特定負荷700は電気的に接続されるが、一般負荷600は電気的に遮断される。したがって系統電源400の停電時に、特定負荷700のみが、蓄電池10に蓄えられた電力や太陽電池200により発電された電力の供給を受ける。
以上、実施の形態に係る蓄電システム1の構成、および蓄電装置100の系統連系運転モードと自立運転モードとの2つの運転モードについて説明した。次に、蓄電装置100の各運転モードに特有の制御処理について説明する。
まず、蓄電装置100が系統連系運転モードで運転時に実行される処理を説明する。
実施の形態に係る蓄電装置100は、出力の最大値として規定される定格電力Prが定められている。限定しない例として、蓄電装置100が系統連系運転モードで運転中の定格電力Prは20[kW]である。また、限定はしないが、第1インバータ300aおよび第2インバータ300bの出力電力の最大値は、それぞれ11[kW]であり、蓄電池10の最大放電電力は10[kW]である。
いま、蓄電池10の放電電力をPb、第1インバータ300aの出力電力をP1、第2インバータ300bの出力電力をP2、P1とP2との和である総和電力をPsとする。このとき、第1インバータ300aおよび第2インバータ300bの出力電力の最大値はそれぞれ11[kW]であり、蓄電池10の最大放電電力は10[kW]である。このため、総和電力Psと放電電力Pbとの合計が、定格電力Prを上回ることも起こりうる。
そこで蓄電池管理部30は、双方向パワーコンディショナ20内の制御部24を介して、双方向インバータ22から蓄電池10の放電電力Pbを取得する。蓄電池管理部30はまた、第1インバータ300aと第2インバータ300bとをデイジーチェーン接続する通信経路を介して、第1インバータ300aの出力電力P1と第2インバータ300bの出力電力P2とを取得する。
蓄電池管理部30は、蓄電装置100内の図示しない記憶部から、系統連系運転モード時における蓄電装置100の定格電力Prを取得する。蓄電池管理部30は、蓄電池10の放電電力Pbと第1インバータ300aの出力電力P1と第2インバータ300bの出力電力P2との総和が、統連系運転モード時における蓄電装置100の定格電力Prを上回る場合、総和が定格電力Prとなるように、各電力を調整する。
具体的には、蓄電池管理部30は、第1インバータ300aの出力電力P1と第2インバータ300bの出力電力P2との総和Psが所定の制御量ΔPだけ増加するように、第1インバータ300aと第2インバータ300bとの少なくともいずれか一方の出力電力の上限値を上昇させる。ここで「所定の制御量」とは、インバータ300の出力電力の最大値を変更する際に、一度の操作で変更可能な量として定められた電力量である。ΔPの値はインバータ300の性能等を考慮して実験により定めればよいが、例えば0.5[kW]である。
蓄電池管理部30は、インバータ300の出力電力の最大値を変更すると、実際の制御に反映させるために、少なくとも3秒間は変更を待機する。蓄電池管理部30は、インバータ300の出力電力の最大値を、制御量ΔPよりも大きな量の変更をする場合は、3秒経過後にさらに変更する。
蓄電池管理部30は、例えば、第1インバータ300aの出力電力P1をP1+ΔP/2に変更し、第2インバータ300bの出力電力P2をP2+ΔP/2に変更する。これにより、第1インバータ300aの出力電力P1と第2インバータ300bの出力電力P2との総和Psは、Ps+ΔPに変更される。続いて蓄電池管理部30は、蓄電池10の放電電力Pbを、定格電力Pr−(Ps+ΔP)に変更する。これにより、太陽電池200の発電電力がPs+ΔP以上であれば、蓄電池10の放電電力Pbと第1インバータ300aの出力電力P1と第2インバータ300bの出力電力P2との総和は、定格電力Prと等しくなる。
ここで、太陽電池200の発電電力が十分ある場合には、太陽電池200の発電電力を利用し、蓄電池10の電力の使用量を抑える方が、蓄電池10の蓄電量を保持できるため好ましい。そこで蓄電池管理部30は、上述した処理を繰り返す。これにより、インバータ300の出力電力はΔPずつ増加し、蓄電池10の放電電力PbはΔPずつ減少する。蓄電池10の放電電力Pbが0に達するか、あるいは、第1インバータ300aの出力電力の上限値が第1太陽電池200aの発電可能な電力に達し、かつ第2インバータ300bの出力電力の上限値が第2太陽電池の発電可能な電力に達するか、のいずれかの条件を満たすまで、上記の処理を繰り返す。これにより、蓄電池10の放電量を抑制することができる。
図4は、蓄電池10の放電電力Pbと、第1インバータ300aの出力電力P1と第2インバータ300bの出力電力P2との総和Psとの遷移を模式的に示す図である。図4に示すように、蓄電池管理部30は、インバータ300の出力電力の総和PsをΔP増やす分、蓄電池10の放電電流PbをΔPだけ減らす。この処理を繰り返すことで、蓄電池10の放電電力Pbを段階的に減少させることができる。
なお上記では、蓄電池管理部30は、制御量ΔPを蓄電装置100に接続される太陽電池200の数(すなわち2台)で除算した値を、それぞれ対応するインバータ300に設定する出力電力の上限値に加算する場合について説明した。この他、蓄電池管理部30は、ひとつのインバータ300(例えば、第1インバータ300a)の出力電力の上限値にΔPを加算し、残りのインバータ300(例えば、第2インバータ300b)の出力電力の上限値は変更しなくてもよい。インバータ300の出力電力の総和Psを制御量ΔPだけ増加させるのが目的だからである。
続いて、蓄電装置100が自立運転モードで運転時に実行される処理を説明する。
蓄電装置100が自立運転モードで運転しているとき、電力供給源は蓄電池10および太陽電池200であり、電力消費源は特定負荷700である。蓄電装置100が自立運転モードで運転しているとき、インバータ300の出力電力の総和Psが特定負荷700の電力消費を上回る場合、余った電力は蓄電池10の充電に回される。特に、特定負荷700における電力消費がなく、かつ蓄電池10が満充電の場合には、インバータ300の出力電力が消費できないため、蓄電池管理部30はインバータ300の出力を抑制し、太陽電池200の発電を実質的に停止させる。
また、蓄電池10が満充電でなくても、蓄電池10を充電することができない場合もあり得る。一般に、蓄電池10には、蓄電池10の放電が許可される温度である放電許可温度範囲と、充電が許可される温度である充電許可温度範囲が定められている。ここで、例えば蓄電システム1が寒冷地で使用される場合には、蓄電池10の温度が低く、充電や放電が許可されないことも起こりうる。
そこで蓄電池管理部30は、双方向インバータ22自立運転時において、太陽電池200が発電する電力に余剰がある際に、蓄電池10の温度が蓄電池10に充電することが許可される充電許可温度を下回る場合、インバータ300の出力電力の総和Psがヒータ50で消費される電力だけとなるように、インバータ300の出力電力を制御する。なお、蓄電池10の温度は、蓄電池10に備えられる図示しない温度センサから取得できる。
より具体的に、蓄電池管理部30は、まずヒータ50の消費電力Phを取得する。続いて蓄電池管理部30は、取得した消費電力Phを蓄電装置100に接続される太陽電池200の数(図1に示す例では2台)で除算した値を、それぞれ対応するインバータ300の出力電力の上限値として設定する。これにより、インバータ300の出力電力は全てヒータ50で消費されることになり、蓄電池10が充電されることを抑制できる。
なお、ヒータ50の消費電力Phは、ヒータ50で実際に消費される電力の他、蓄電装置100を動作するために最低限必要な待機電力も含む。待機電力には、例えば蓄電池管理部30の動作に必要な電力や双方向インバータ22の動作に必要な電力である。
ヒータ50によって蓄電池10が暖められ、蓄電池10の温度が充電許可温度範囲に入った場合、蓄電池管理部30はヒータ50を停止する。蓄電池管理部30はまた、蓄電池10に定められた充電電流および充電電圧の範囲内となるように、インバータ300の出力電力の上限値を設定する。これにより、太陽電池200で発電された電力で蓄電池10を充電することができる。
図5は、実施の形態に係る蓄電池管理部30が実行する処理の流れを説明するフローチャートである。本フローチャートにおける処理は、例えば蓄電装置100が起動したときに開始する。
蓄電池管理部30は、双方向パワーコンディショナ20内の制御部24に問い合わせ、双方向インバータ22の動作モードを取得する(S2)。双方向インバータ22の動作モードが系統連系運転モードの場合(S4の系統連系)、蓄電池管理部30は系統連系運転時の制御を実行する(S6)。双方向インバータ22の動作モードが自立運転モードの場合(S4の自立)、蓄電池管理部30は自立運転時の制御を実行する(S8)。
図6は、実施の形態に係る蓄電装置100が系統連系運転モードにおいて、蓄電池管理部30が実行する処理の流れを説明するフローチャートであり、図5におけるステップS6を詳細に説明する図である。
蓄電池管理部30は、系統連系運転モード時における蓄電装置100の定格電力Prを取得する(S10)。蓄電池管理部30は、通信経路を介して、第1インバータ300aの出力電力の上限値M1を初期化する(S11)。蓄電池管理部30はまた、通信経路を介して、第2インバータ300bの出力電力の上限値M2を初期化する(S12)。具体例としては、蓄電池管理部30は、上限値M1および上限値M2を初期化するために、それぞれ0.5[kW]に設定する。
蓄電池管理部30は通信経路を介して第1インバータ300aの出力電力P1を取得する(S13)。蓄電池管理部30はまた、通信経路を介して第2インバータ300bの出力電力P2を取得する(S14)。蓄電池管理部30はさらに、制御部24を介して双方向インバータ22がDC/AC変換している蓄電池10の放電電力Pbを取得する(S15)。
蓄電池管理部30は、蓄電池10の放電電力Pbを、Pr−(M1+M2−ΔP)に設定する(S16)。蓄電池管理部はまた、第1インバータ300aの出力電力の上限値M1を、P1+ΔP/2に設定する(S17)。蓄電池管理部30はさらに、第2インバータ300bの出力電力の上限値M2を、P2+ΔP/2に設定する(S18)。
蓄電池10の放電が終了しない間は(S19のN)、ステップ13に戻ってステップ13〜ステップ18の処理を継続する。蓄電池10の放電が終了する(S19のY)と、本フローチャートにおける処理は終了する。
図7は、実施の形態に係る蓄電装置100が自立運転モードにおいて、蓄電池管理部30が実行する処理の流れを説明するフローチャートであり、図5におけるステップS8を詳細に説明する図である。なお、蓄電装置100の運転モードが自立運転モードに遷移すると、蓄電池管理部30は、第1インバータ300aの出力電力の上限値M1と第2インバータ300bの出力電力の上限値M2とを初期化するために、それぞれ例えば0.5[kW]に設定する。
蓄電池管理部30は、蓄電池10の充電量を取得する(S28)。蓄電池10が満充電でない場合(S30のN)、蓄電池管理部30は、蓄電池10の温度を取得する(S32)。蓄電池10の温度が充電許可温度未満の場合(S34のN)、蓄電池管理部30は、ヒータ50の消費電力Phを取得する(S36)。蓄電池管理部30は第1インバータ300aの出力電力の上限値M1と第2インバータ300bの出力電力の上限値M2とを設定する(S38)。蓄電池管理部30は、ヒータ50の動作が停止している場合にはヒータ50の動作を開始する(S40)。蓄電池10の温度が充電許可温度に達するまで、蓄電池管理部30は、ステップS32からステップS40の処理を繰り返す。
ここで蓄電池管理部30は、以下の処理を実行することで、第1インバータ300aの出力電力の上限値M1と第2インバータ300bの出力電力の上限値M2とを設定する。すなわち、蓄電池管理部30は、上限値M1を(Ph−P1−P2)/2+P1に設定し、上限値M2を(Ph−P1−P2)/2+P2に設定する。この動作を繰り返すことにより、いわば漸化式のように、P1とP2との合計がPhと一致するようにM1とM2とが設定される。なお、上記の2式は、M1=(Ph+P1−P2)/2、M2=(Ph−P1+P2)/2と変形することもできる。
蓄電池10の温度が充電許可温度以上の場合(S34のY)、蓄電池管理部30は、ヒータ50が動作中であれば動作を停止する(S42)。続いて蓄電池管理部30は、蓄電池10に定められた充電電流および充電電圧の範囲内となるように、インバータ300の出力電力の上限値を設定する(S44)。蓄電池管理部30は、制御部24に指示して、双方向インバータ22に太陽電池200で発電された電力で蓄電池10を充電させる(S46)。
蓄電池10が満充電の場合(S30のY)、蓄電池管理部30は、インバータ300の出力電力を絞り、実質的に太陽電池200の発電を禁止する(S48)。蓄電池管理部30が太陽電池200の発電を禁止するか、太陽電池200が発電した電力で蓄電池10の充電を開始すると、本フローチャートにおける処理は終了する。
以上説明したように、実施の形態に係る蓄電装置100によれば、再生可能エネルギーをもとに発電された電力の利用可能な量を増加させることができる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
例えば、上記の説明では、蓄電装置100が自立運転モードにおいて、蓄電池10が満充電か否かに応じて実行する制御処理を説明した。この他に、蓄電池管理部30は、蓄電池10の温度、充電電圧の大きさ、および充電電流の大きさを定常監視し、それらの値が大きくなりすぎないように、インバータ300の出力電力の上限値を抑制してもよい。
例えば、蓄電池管理部30は、蓄電池10の充電電圧を監視し、充電電圧が所定の上限電圧(例えば4.1[V])を超過した場合、太陽電池200の発電を停止させる。その後、蓄電池管理部30は、蓄電池10の充電電圧が所定の電圧範囲(例えば4.02[V]〜4.04[V])に収まるように、インバータ300の出力電力の上限値を設定する。これにより、蓄電池10が過電圧となることを抑制できる。
別の例として、蓄電池管理部30は、蓄電池10の温度および充電電流を監視し、蓄電池10の温度が充電を禁止すべき充電禁止温度の場合、以下の処理を実行する。すなわち、蓄電池10の温度が充電禁止温度の場合、かつ蓄電池10の充電電流が所定の上限電流(例えば16[A])を超過した場合、蓄電池管理部30は、太陽電池200の発電を停止させる。その後、蓄電池管理部30は、蓄電池10の充電電流が所定の充電電流範囲(例えば11[A]〜13[A])に収まるように、インバータ300の出力電力の上限値を設定する。これにより、蓄電池10が過電流となることを抑制できる。
ここで、蓄電池10の充電電流が充電電流範囲のうちどの値となるように設定するかは、蓄電池管理部30や双方向パワーコンディショナ20、ヒータ50、および図示しないファン等で消費する消費電力に応じて変更する。この消費電力は温度によって異なってもよい。
上記の説明では、蓄電池管理部30が、電源切替部40の動作を制御する場合について説明した。これに代えて、双方向パワーコンディショナ20の制御部24が、電源切替部40の動作を制御するようにしてもよい。あるいは、蓄電池管理部30や制御部24とはことなる別の装置が、電源切替部40の動作を制御するようにしてもよい。
上記の説明では、蓄電池管理部30は、制御量ΔPを蓄電装置100に接続されている太陽電池200の数で除算した値を、それぞれ対応するインバータ300に設定する出力電力の上限値に加算する場合について説明した。ここで、仮に蓄電装置100に5台の太陽電池200が接続されているが、そのうち2台の太陽電池200は、例えば日暮れや影の下に入ったため発電できなかったり、何らかの原因で故障していて発電できなかったりする場合を考える。このとき、蓄電装置100に接続されている太陽電池200のうち、発電している太陽電池の数は3台となる。この場合、蓄電池管理部30は、蓄電装置100に接続されている太陽電池200のうち、少なくとも発電中の太陽電池200の数(上記の例では3以上の数)で、制御量ΔPを除算するようにしてもよい。なお、蓄電池管理部30は、太陽電池200が発電中であるか否かは、上述した日暮れを示す信号や、デイジーチェーン接続された通信経路の通信異常を検知することによって検知することができる。
なお、実施の形態は、以下に記載する項目によって特定されてもよい。
[項目1]
蓄電池10と、
直流側端子と交流側端子とを有し、前記蓄電池10を直流側端子に接続する双方向インバータ22と、
再生可能エネルギーをもとに発電する第1発電装置に接続された第1インバータ300aの交流側端子と接続可能な第1電気接続端子60aと、
前記第1発電装置とは別の第2発電装置に接続された第2インバータ300bの交流側端子と接続可能な第2電気接続端子60bと、
前記双方向インバータの交流側端子と、前記第1電気接続端子60aと、前記第2電気接続端子60bとを導通させるための交流電流路とを備え、
前記第1電気接続端子60aと前記第2電気接続端子60bとは、前記交流電流路に並列接続されることを特徴とする蓄電装置100。
これにより、蓄電装置100は、再生可能エネルギーである太陽光をもとに発電する発電装置である太陽電池200を複数台設置できる。したがって、発電装置が1台の場合と比較して、再生可能エネルギーをもとに発電された電力の利用可能な量を増加することができる。
[項目2]
前記蓄電池10の充放電と、前記第1インバータ300aの出力電力の上限値と、前記第2インバータ300bの出力電力の上限値とを制御する蓄電池管理部30と、
前記蓄電池管理部30に接続された通信接続端子70とをさらに備え、
前記通信接続端子70は、前記第1インバータ300aと前記第2インバータ300bとを数珠つなぎに一列にデイジーチェーン接続された制御信号の通信経路に接続可能であることを特徴とする項目1に記載の蓄電装置100。
これにより、蓄電池管理部30は、第1インバータ300aの出力電力と第2インバータ300bの出力電力とを制御することができる。
[項目3]
前記交流電流路は系統電源400とも導通し、
前記双方向インバータ22が前記系統電源400と協働で動作する系統連系運転時において、前記蓄電池10が放電する放電電力Pbと、前記第1インバータ300aの出力電力P1と、前記第2インバータ300bの出力電力P2との総和電力Psが、前記蓄電装置100に定められた定格電力Prを上回る場合、前記蓄電池管理部30は、
(1)出力電力P1と出力電力P2との合計が制御量ΔPだけ増加するように、前記第1インバータ300aと前記第2インバータ300bとの少なくともいずれか一方の出力電力の上限値を上昇させ、(2)出力電力P1と出力電力P2と制御量ΔPとの総和を定格電力Prから減算した値を、放電電力Pbとして設定する電力制御処理を実行することを特徴とする項目2に記載の蓄電装置100。
これにより、蓄電池10の放電電力とインバータ300の出力電力との総和を、蓄電装置100の定格電力の範囲内に押さえることができる。また蓄電池10の放電電力を抑え、蓄電池10の蓄電量を維持することができる。
[項目4]
前記蓄電池管理部30は、
制御量ΔPを前記蓄電装置100に接続されている発電装置のうち、少なくとも発電している発電装置の数で除算した値を、それぞれ対応するインバータ300に設定する出力電力の上限値に加算することを特徴とする項目3に記載の蓄電装置100。
これにより、ひとつひとつのインバータ300の出力電力の上限値の変更は小さくなるため、応答速度を向上させることができる。また、何らかの原因であるインバータ300の出力電力の上限値が変更されなくても、少なくとも他のインバータ300の出力電力の上限値は変更できるので、一定の効果を担保することもできる。
[項目5]
前記双方向インバータ22から電力を供給されて動作し、前記蓄電池10を暖めるヒータ50をさらに備え、
前記双方向インバータ22が前記系統電源400から自立して動作する自立運転時において、前記蓄電池10の温度が当該蓄電池10に充電することが許可される充電許可温度を下回る場合、前記蓄電池管理部30は、
前記蓄電装置に接続される各インバータの出力電力の総和が、前記ヒータの消費電力Phとなるように、各インバータの出力電力の上限値を設定することを特徴とする項目3または4に記載の蓄電装置100。
これにより、インバータ300の出力電力は全てヒータ50で消費されるため、充電が許可されない蓄電池10が充電されることを抑制できる。
1 蓄電システム、 10 蓄電池、 20 双方向パワーコンディショナ、 22 双方向インバータ、 24 制御部、 30 蓄電池管理部、 40 電源切替部、 42 第1スイッチ、 44 第2スイッチ、 46 第3スイッチ、 50 ヒータ、 60a 第1電気接続端子、 60b 第2電気接続端子、 70 通信接続端子、 80a 第1接点信号端子、 80b 第2接点信号端子、 100 蓄電装置、 200 太陽電池、 300 インバータ、 400 系統電源、 500 分電盤、 600 一般負荷、 700 特定負荷。

Claims (4)

  1. 蓄電池と、
    直流側端子と交流側端子とを有し、前記蓄電池を直流側端子に接続する双方向インバータと、
    再生可能エネルギーをもとに発電する第1発電装置に接続された第1インバータの交流側端子と接続可能な第1電気接続端子と、
    前記第1発電装置とは別の第2発電装置に接続された第2インバータの交流側端子と接続可能な第2電気接続端子と、
    前記双方向インバータの交流側端子と、前記第1電気接続端子と、前記第2電気接続端子とを導通させるための交流電流路と
    前記蓄電池の充放電と、前記第1インバータの出力電力の上限値と、前記第2インバータの出力電力の上限値とを制御する蓄電池管理部とを備え、
    前記第1電気接続端子と前記第2電気接続端子とは、前記交流電流路に並列接続され
    前記交流電流路は系統電源とも導通し、
    前記双方向インバータが前記系統電源と協働で動作する系統連系運転時において、前記蓄電池が放電する放電電力Pbと、前記第1インバータの出力電力P1と、前記第2インバータの出力電力P2との総和電力Psが、本蓄電装置に定められた定格電力Prを上回る場合、前記蓄電池管理部は、
    1)出力電力P1と出力電力P2との合計が制御量ΔPだけ増加するように、前記第1インバータと前記第2インバータとの少なくともいずれか一方の出力電力の上限値を上昇させ、(2)出力電力P1と出力電力P2と制御量ΔPとの総和を定格電力Prから減算した値を、放電電力Pbとして設定する電力制御処理を実行することを特徴とする蓄電装置。
  2. 記蓄電池管理部に接続された通信接続端子とをさらに備え、
    前記通信接続端子は、前記第1インバータと前記第2インバータとを数珠つなぎに一列にデイジーチェーン接続された制御信号の通信経路に接続可能であることを特徴とする請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記蓄電池管理部は、
    制御量ΔPを、前記蓄電装置に接続されている発電装置のうち、少なくとも発電している発電装置の数で除算した値を、それぞれ対応するインバータに設定する出力電力の上限値に加算することを特徴とする請求項1または2に記載の蓄電装置。
  4. 前記双方向インバータから電力を供給されて動作し、前記蓄電池を暖めるヒータをさらに備え、
    前記双方向インバータが前記系統電源から自立して動作する自立運転時において、前記蓄電池の温度が当該蓄電池に充電することが許可される充電許可温度を下回る場合、前記蓄電池管理部は、
    前記蓄電装置に接続される各インバータの出力電力の総和が、前記ヒータの消費電力Phとなるように、各インバータの出力電力の上限値を設定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の蓄電装置。
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