JP2010262879A - 温度調節装置、電力貯蔵装置、温度制御プログラム、および温度制御方法 - Google Patents

温度調節装置、電力貯蔵装置、温度制御プログラム、および温度制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】二次電池の温度を的確に制御する。
【解決手段】電力貯蔵装置1が備える温度調節装置10は、二次電池20の端子201の温度を測定する端子温度センサ120(端子温度測定手段)と、二次電池20の側面202の温度を測定する側面温度センサ130(側面温度測定手段)と、二次電池20を加温するダクトヒータ140(加温手段)と、二次電池20を冷却するファン150(冷却手段)と、端子温度センサ120および側面温度センサ130が測定した温度に基づいて二次電池20の温度調節を行う制御部110(制御手段)と、を備える。制御部110は、ダクトヒータ140およびファン150の少なくとも一方を用いて、端子201の温度と側面202の温度とが、予め定められた温度範囲に収まるように二次電池20を温度調節する。
【選択図】図1

Description

本発明は、二次電池の温度調節の技術に関する。
二次電池の温度が低温である場合、当該二次電池の内部抵抗が大きくなるため、当該二次電池を効率よく充放電することができない。また、二次電池の温度が高温である場合に当該二次電池を充放電させると、当該二次電池の劣化が常温よりも速く進む。また、二次電池が高温の場合に当該二次電池を充放電すると、常温時よりも当該二次電池内部の反応が激しくなるため、発熱が大きくなるなど安全上も好ましくない。したがって、二次電池を充放電する場合、低温および高温を避けて充放電することが望ましい。
二次電池の温度を適温に保つための技術として以下のような技術が知られている。例えば特許文献1に開示されている電源システムでは、待機時に二次電池の温度が予め定められた温度よりも低い場合に、電源部の廃熱により温度が上昇した空気を送風ファンによって当該二次電池に送風するとともに、当該二次電池をパルス充放電させて、当該二次電池の温度を上昇させる。
また、例えば特許文献2に開示されている充放電システムは、二次電池の充電初期に大電流で充電することで当該二次電池を昇温させ、その後充電中の二次電池を冷却ファンによって冷却することで、当該二次電池の充電時の温度を予め定められた温度範囲に保つ。
二次電池の温度を適温に保つためには、当該二次電池の温度を測定することが当然に必要となる。特許文献1には、二次電池に隣接させてサーミスタを設置し当該二次電池の温度を測定することが開示されている。特許文献2には、二次電池の負極側に熱伝導プレートを押し当て、当該熱伝導プレートの温度を測定することで当該二次電池の温度を測定することが開示されている。さらに、特許文献3には、複数個の二次電池からほぼ等距離の位置に配置された温度センサを用いて、当該複数個の二次電池の平均的な温度を測定する充電回路が開示されている。
特開2007−215254号公報 特開2006−73406号公報 特開平5−336676号公報
しかしながら、特許文献1〜3に開示されている温度測定方法のように、二次電池の任意の1箇所について温度計測を行い、その計測結果に基づき温度調節を行っても、所期の温度調節が的確に行えない場合があった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであり、二次電池全体の温度を的確に調節することを目的とする。
本発明者が鋭意研究を行った結果、二次電池の温度は当該温度を測定する部位によって異なることが判明した。本発明は、かかる知見に基づき完成されたものである。
本発明の請求項1に係る温度調節装置は、端子と側面とを有する二次電池の温度調節装置であって、前記端子の温度を測定する端子温度測定手段と、前記側面の温度を測定する側面温度測定手段と、前記二次電池を加温する加温手段と、前記二次電池を冷却する冷却手段と、前記端子温度測定手段および前記側面温度測定手段が測定した温度に基づいて前記二次電池の温度調節を行う制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記加温手段および前記冷却手段の少なくとも一方を用いて、前記端子の温度と前記側面の温度とが、予め定められた温度範囲に収まるように前記二次電池を温度調節する。
本発明の請求項6に係る温度制御プログラムは、端子と側面とを有する二次電池の温度を調節する温度制御プログラムであって、前記端子の温度を測定する第1のステップと、前記側面の温度を測定する第2のステップと、前記第1のステップで測定した前記端子の温度と前記第2のステップで測定した前記側面の温度とが、予め定められた温度範囲に収まるように前記二次電池を温度調節する第3のステップと、をコンピュータに実行させる。
本発明の請求項10に係る温度制御方法は、端子と側面とを有する二次電池の温度を調節する温度制御方法であって、前記端子の温度を測定する第1のステップと、前記側面の温度を測定する第2のステップと、前記第1のステップで測定した前記端子の温度と前記第2のステップで測定した前記側面の温度とが、予め定められた温度範囲に収まるように前記二次電池を温度調節する第3のステップと、を備える。
請求項1、6、10のいずれかに係る発明によれば、当該二次電池全体を目標とする温度に温度調節できる。前記二次電池の外側表面において、前記端子は温度が最も低く、前記側面は最も温度が高いので、前記端子と前記側面との両者が、予め定められた温度範囲に収まるように前記二次電池を温度調節すれば、当該二次電池全体を目標とする温度に温度調節できるからである。
本発明の請求項2に係る温度調節装置は、請求項1に係る温度調節装置において、前記制御手段は、前記端子温度測定手段が測定した前記端子の温度が、予め定められた第1の閾値以下である場合に、当該端子の温度が当該第1の閾値を上回るまで、前記加温手段によって前記二次電池を加温し、前記側面温度測定手段が測定した前記側面の温度が、前記第1の閾値よりも高温である予め定められた第2の閾値以上である場合に、当該側面の温度が当該第2の閾値を下回るまで、前記冷却手段によって前記二次電池を冷却する温度調節を行う。
本発明の請求項7に係る温度制御プログラムは、請求項6に係る温度制御プログラムにおいて、前記第3のステップは、前記第1のステップで測定した前記端子の温度と予め定められた第1の閾値とを比較する第4のステップと、前記第2のステップで測定した前記側面の温度と前記第1の閾値よりも高温である予め定められた第2の閾値とを比較する第5のステップと、前記第4のステップで前記端子の温度が予め定められた第1の閾値以下である場合には、当該端子の温度が当該第1の閾値を上回るまで前記二次電池を加温し、前記第5のステップで前記側面の温度が前記第2の閾値以上である場合には、当該側面の温度が当該第2の閾値を下回るまで前記二次電池を冷却する第6のステップと、を備える。
本発明の請求項11に係る温度制御方法は、請求項10に係る温度制御方法において、前記第3のステップは、前記第1のステップで測定した前記端子の温度と予め定められた第1の閾値とを比較する第4のステップと、前記第2のステップで測定した前記側面の温度と前記第1の閾値よりも高温である予め定められた第2の閾値とを比較する第5のステップと、前記第4のステップで前記端子の温度が予め定められた第1の閾値以下である場合には、当該端子の温度が当該第1の閾値を上回るまで前記二次電池を加温し、前記第5のステップで前記側面の温度が前記第2の閾値以上である場合には、当該側面の温度が当該第2の閾値を下回るまで前記二次電池を冷却する第6のステップと、を備える。
請求項2、7、11のいずれかに係る発明によれば、前記二次電池は、低温側の第1の閾値と高温側の第2の閾値との間の温度になるように、その温度が調節される。そして、低温側の温度判定は、前記二次電池の外側表面において最も温度が低い前記端子の温度に基づいて、高温側の温度判定は、前記二次電池の外側表面において最も温度が高い前記側面の温度に基づいてなされる。したがって、前記二次電池の温度を、目標とする温度範囲内に確実に調節することができる。
本発明の請求項3に係る温度調節装置は、請求項2に係る温度調節装置において、前記二次電池は、当該二次電池を充電する充電手段および当該二次電池が放電した電力を消費する放電回路に接続された二次電池であって、前記第1の閾値は、前記二次電池の充電時および放電時の使用推奨温度の下限であり、前記第2の閾値は、前記二次電池の充電時および放電時の使用推奨温度の上限であり、前記制御手段は、前記二次電池の充電時および放電時に前記温度調節を行う。
本発明の請求項8に係る温度制御プログラムは、請求項7に係る温度制御プログラムにおいて、前記二次電池は、当該二次電池を充電する充電手段および当該二次電池が放電した電力を消費する放電回路に接続された二次電池であって、前記第1の閾値は、前記二次電池の充電時および放電時の使用推奨温度の下限であり、前記第2の閾値は、前記二次電池の充電時および放電時の使用推奨温度の上限であり、前記二次電池の充電時および放電時に前記第1〜第6のステップをコンピュータに実行させる。
本発明の請求項12に係る温度制御方法は、請求項11に係る温度制御方法において、前記二次電池は、当該二次電池を充電する充電手段および当該二次電池が放電した電力を消費する放電回路に接続された二次電池であって、前記第1の閾値は、前記二次電池の充電時および放電時の使用推奨温度の下限であり、前記第2の閾値は、前記二次電池の充電時および放電時の使用推奨温度の上限であり、前記二次電池の充電時および放電時に前記第1〜第6のステップを実行する。
請求項3、8、12のいずれかに係る発明によれば、前記二次電池の充電時および放電時に、当該二次電池の温度が使用推奨温度の下限から上限の間の温度に調節される。したがって、前記二次電池を、好ましい温度条件で充電および放電することができる。
本発明の請求項4に係る温度調節装置は、請求項2または3に係る温度調節装置において、前記二次電池は、当該二次電池を充電する充電手段および当該二次電池が放電した電力を消費する放電回路に接続された二次電池であって、前記二次電池の充放電のスケジュールを記憶する記憶手段をさらに備え、前記第1の閾値は、前記二次電池の急速充電時の使用推奨温度の下限であり、前記第2の閾値は、前記二次電池の急速充電時の使用推奨温度の上限であり、前記制御手段は、前記二次電池の放電が急速充電前の放電であるときは、当該放電時に前記温度制御を行う。
本発明の請求項9に係る温度制御プログラムは、請求項7または8に係る温度制御プログラムにおいて、前記二次電池は、当該二次電池を充電する充電手段および当該二次電池が放電した電力を消費する放電回路に接続された二次電池であって、前記第1の閾値は、前記二次電池の急速充電時の使用推奨温度の下限であり、前記第2の閾値は、前記二次電池の急速充電時の使用推奨温度の上限であり、前記二次電池の放電が急速充電前の放電であるときは、当該放電時に前記第1〜第6のステップをコンピュータに実行させる。
本発明の請求項13に係る温度制御方法は、請求項11または12に係る温度制御方法において、前記二次電池は、当該二次電池を充電する充電手段および当該二次電池が放電した電力を消費する放電回路に接続された二次電池であって、前記第1の閾値は、前記二次電池の急速充電時の使用推奨温度の下限であり、前記第2の閾値は、前記二次電池の急速充電時の使用推奨温度の上限であり、前記二次電池の放電が急速充電前の放電であるときは、当該放電時に前記第1〜第6のステップを実行する。
請求項4、9、13のいずれかに係る発明によれば、前記二次電池の放電が急速充電前の放電であるときは、当該放電時に、当該二次電池の温度が急速充電時の使用推奨温度の下限から上限の間の温度に調節される。したがって、放電終了後、直ちに急速充電を開始できる。そのため、放電後に短時間のインターバルで行われる次の放電に備えて急速充電をする場合に、余裕を持って充電を完了することができる。
本発明の請求項5に係る電力貯蔵装置は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の温度調節装置を備え、当該温度調節装置が温度調節を行う二次電池に電力を貯蔵する。
請求項5に係る発明によれば、電力貯蔵装置は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の温度調節装置を備え、当該温度調節装置が温度調節を行う二次電池に電力を貯蔵するので、当該電力貯蔵装置において、請求項1〜4に記載の発明の効果を得ることができる。
本発明によれば、二次電池の外側表面において、温度が最も低い前記端子と最も温度が高い前記側面との2箇所が、いずれも予め定められた温度範囲に収まるように前記二次電池を温度調節するので、当該二次電池全体を目標とする温度に温度調節できる。したがって、前記二次電池を充放電する場合に、当該二次電池を効率よく充電または放電できる温度に保つことができるとともに、当該二次電池が高温環境下で充放電されるために劣化することを抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る電力貯蔵装置の概略を示すブロック図である。 周囲温度一定の状態における二次電池の充放電試験結果の一例を示す図であり、電池側面および端子の温度、電流値、ならびに電圧値の経時変化を、同一の時系列で示す図である。 本発明の一実施形態に係る電力貯蔵装置が備える温度調節装置が、二次電池の急速充電時および急速充電前の放電時に行う温度調節を示すフローチャートである。 図3に示す温度調節の続きを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る電力貯蔵装置が備える温度調節装置が、二次電池の通常の充電時および放電時に行う温度調節を示すフローチャートである。 図5に示す温度調節の続きを示すフローチャートである。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態につき詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る電力貯蔵装置1の概略を示すブロック図である。電力貯蔵装置1は、温度調節装置10、二次電池20、および交流直流変換部60を備える。電力貯蔵装置1は外部電源2に接続され、電力貯蔵装置1および外部電源2には、負荷3が接続されている。
電力貯蔵装置1は、例えば商用電源である外部電源2から電力の供給を受けて、二次電池20に電力を貯蔵する。通常は、外部電源2のみから負荷3に電源が供給されている。負荷平準化動作時には、電力貯蔵装置1は、二次電池20に貯蔵した電力を負荷3に供給する。
温度調節装置10は、例えばリチウムイオン電池である二次電池20の温度を調節する。温度調節装置10は、二次電池20が通常の充電時および放電時には、二次電池20の充電時および放電時の使用推奨温度の範囲内、例えば二次電池20がリチウムイオン電池であれば、例えば−10℃から50℃の温度範囲に二次電池20の温度を調節する。また、温度調節装置10は、二次電池20が急速充電前の放電時には、二次電池20の急速充電時の使用推奨温度の範囲内、例えば二次電池20がリチウムイオン電池であれば、例えば10℃から30℃の温度範囲に二次電池20の温度を調節する。温度調節装置10の詳細な構成、および温度調節の詳細については後に詳しく説明する。
二次電池20は、例えばリチウムイオン電池であり、端子201と側面202とを有する。端子201には端子温度センサ120(端子温度測定手段)が、側面202には側面温度センサ130(側面温度測定手段)が、それぞれ取付けられている。
交流直流変換部60は、二次電池20の充電時には、外部電源2から供給される交流電力を直流電力に変換して二次電池20に供給する整流器として機能し、二次電池20の放電時には、二次電池20から放電される直流電力を、負荷3に応じた電圧値または電流値もしくは電力値の交流電力に変換して負荷3に供給するインバータとして機能する。
また交流直流変換部60は、外部電源2から供給される電力を用いて、例えば定電圧・定電流充電方式で二次電池20を充電する。
さらに交流直流変換部60と外部電源2との間には、連系リアクトル70が設けられている。負荷平準化動作時に交流直流変換部60は、Vの位相をVの位相よりも進ませることで、二次電池20に貯蔵されている電力を負荷3に供給する。二次電池20の充電時に交流直流変換部60は、Vの位相をVの位相よりも遅らせることで外部電源2の電力を二次電池20に供給する。なお、交流直流変換部60が、Vの位相とVの位相とを等しくした場合は、二次電池20は充電も放電もされない待機状態となる。
温度調節装置10の詳細な構成について、以下に説明する。温度調節装置10は、制御部110(制御手段)、端子温度センサ120、側面温度センサ130、ダクトヒータ140(加温手段)、およびファン150(冷却手段)を備える。
端子温度センサ120は、二次電池20の端子201に取付けられた温度センサであり、端子201の温度を測定する。側面温度センサ130は、二次電池20の側面202に取付けられた温度センサであり、側面202の温度を測定する。
ダクトヒータ140は、二次電池20とファン150との間に設置され、後述のヒータ制御部1123の指示に基づいて、二次電池20を加温する際にはオンに、二次電池20を冷却する際にはオフにされる。
ファン150は、二次電池20を加温または冷却する際に、後述のファン制御部1124の指示に基づいて、電力貯蔵装置1が設置されている室内または室外の空気を、二次電池20に向けて送風する。ダクトヒータ140がオンの場合は、前記空気がダクトヒータ140によって加温されて二次電池20に送風されるので、二次電池20が加温される。ダクトヒータ140がオフの場合は、前記空気が加温されることなく二次電池20に送風されるので、充放電による発熱で周囲温度よりも高温になっている二次電池20が冷却される。
制御部110は、CPU(Central Processing Unit)111、記憶部117、および計時部118を備え、温度調節装置10の制御とともに、電力貯蔵装置1全体の制御も行う。CPU111は、記憶部117に予め格納されている温度制御プログラムおよび充放電制御プログラムを実行することで、ソフトウェア的に温度制御部112および充放電制御部113を具備するように機能する。なお、温度制御部112および充放電制御部113を、ハードウェアとしてCPU111内部にそれぞれ設けることも可能である。
温度制御部112は、低温判定部1121、高温判定部1122、ヒータ制御部1123、ファン制御部1124を具備するように機能する。
低温判定部1121は、以下の3通りの場合に、端子温度センサ120が測定した端子201の温度が、それぞれの場合の使用推奨温度の下限値以上であるか否かを判定する(以下の3通りの場合に使用推奨温度の下限値以上と判定することを、低温判定という)。(1)二次電池20が充電時の場合は、端子201の温度が二次電池20の充電時の使用推奨温度の下限値、例えば−10℃以上であるか否かを低温判定部1121は判定する。(2)二次電池20が放電時の場合は、端子201の温度が二次電池20の放電時の使用推奨温度の下限値、例えば−10℃以上であるか否かを低温判定部1121は判定する。(3)二次電池20の放電が急速充電前の放電もしくは充電が急速充電の場合には、端子201の温度が二次電池20の急速充電時の使用推奨温度の下限値、例えば10℃以上であるか否かを低温判定部1121は判定する。
高温判定部1122は、以下の3通りの場合に、側面温度センサ130が測定した側面202の温度が、それぞれの場合の使用推奨温度の上限値以下であるか否かを判定する(以下の3通りの場合に使用推奨温度の上限値以下と判定することを、高温判定という)。(1)二次電池20が充電時の場合は、側面202の温度が二次電池20の充電時の使用推奨温度の上限値、例えば50℃以下であるか否かを高温判定部1122は判定する。(2)二次電池20が放電時の場合は、側面202の温度が二次電池20の放電時の使用推奨温度の上限値、例えば50℃以下であるか否かを高温判定部1122は判定する。(3)二次電池20の放電が急速充電前の放電もしくは充電が急速充電の場合には、側面202の温度が二次電池20の急速充電時の使用推奨温度の上限値、例えば30℃以下であるか否かを高温判定部1122は判定する。
ヒータ制御部1123は、低温判定部1121の判定結果に応じて、ダクトヒータ140のオン、オフを制御する。すなわち、低温判定時にはダクトヒータ140をオンにし、それ以外の場合には、ダクトヒータ140をオフにする。
ファン制御部1124は、低温判定部1121および高温判定部1122の判定結果に応じて、ファン150のオン、オフを制御する。すなわち、低温判定時および高温判定時にはファン150をオンにし、それ以外の場合には、ファン150をオフにする。
温度調節装置10が、端子201の温度に基づいて低温判定を行い、側面202の温度に基づいて高温判定を行う理由を、充電時および放電時における二次電池20の側面202の温度と端子201の温度との関係を確認した試験結果を示す図2に基づいて説明する。
図2は、直列に接続したリチウムイオン電池を用いて、周囲温度を一定(設定値20℃、実測値約22℃)に保った状態で行った充放電試験結果の一例を示す図であり、電池側面および端子の温度、電流値、ならびに電圧値の経時変化を、同一の時系列で示す図である。
この試験では、充放電サイクルを3回繰り返し、前記リチウムイオン電池は自然冷却されている。また、この試験では、一回の充放電サイクルは、前記リチウムイオン電池を定電流で充電し電圧値が設定値になった時点で充電を終了する充電期間、充電終了後に前記リチウムイオン電池を一定の時間、待機状態にする放電前待機期間、続いて前記リチウムイオン電池を4C弱の電流で定電力放電する放電期間、および、放電後の前記リチウムイオン電池を、充電前に一定の時間、待機状態にする充電前待機期間からなる。
図2に示す充放電試験結果によれば、側面および端子の温度は、放電開始とともに上昇を始め、放電終了時にピークに達している。図2に示す充放電試験では、0.2C程度の小電流で充電しているため、充電時の発熱量よりも放熱量が勝り、側面および端子の温度は、次の放電開始までに周囲温度近くまで下降している。そして、側面温度は端子温度よりも常に高温であることが図2に示す充放電試験結果から確認できる。二次電池20の充電時および放電時には、二次電池20内部の反応によって二次電池20の温度が上昇するが、側面202の方が端子201よりも当該反応部位に近いので、二次電池20の温度は、側面202の温度の方が端子201の温度よりも高くなるためと考えられる。
図2に示す通り、側面温度は端子温度よりも常に高温となるので、上述の通り、温度調節装置10は、側面202よりも温度が低い端子201の温度に基づいて低温判定を行い、端子201よりも温度が高い側面202の温度に基づいて高温判定を行うのである。このように低温側の温度と高温側の温度とを、それぞれ安全側で測定するので、温度調節装置10は、二次電池20の温度を目標とする温度範囲内に確実に調節することができる。
二次電池の急速充電時の使用推奨温度の温度範囲は、通常の充電時の使用推奨温度の温度範囲よりも狭くなる。低温では内部抵抗が大きくなるために、急速充電に必要な大電流を二次電池に流すことができず、一方、高温で大電流を流すと、二次電池内部の反応が常温時よりも激しくなるため、発熱および発熱による二次電池の劣化等の不都合を生じるからである。例えばリチウムイオン電池の場合、通常の充電時の使用推奨温度は、下限が−10℃程度、上限が50℃程度であるのに対して、急速充電時の使用推奨温度は、下限が10℃程度、上限が30℃程度とされている。
ここで、図2に示すリチウムイオン電池の側面温度に注目すると、放電時には側面温度が30℃を超えている。すなわち、リチウムイオン電池を自然冷却する場合、放電直後に当該リチウムイオン電池を急速充電できない場合があることが分かる。リチウムイオン電池とは急速充電時の使用推奨温度の温度範囲に違いはあるものの、放電直後に急速充電できない場合は、二次電池全般についてありえる。
しかしながら、例えば負荷平準化や停電補償等、放電直後に急速充電が必要とされる二次電池の用途が存在する。例えば二次電池を用いてオフィスビルの負荷平準化を行う場合を想定する。この場合、電力需要が大きくなる午前中に二次電池に貯蔵された電力を供給して負荷平準化を行い、電力需要が低下する昼休みに急速充電を行う。再び電力需要が大きくなる午後の負荷平準化補償に備えるためである。また、停電補償の場合は、次の停電補償に備える必要があるため、停電補償終了後直ちに急速充電を行う必要がある。
電力貯蔵装置1は、温度調節装置10が備える温度制御部112が、例えばリチウムイオン電池である二次電池20の急速充電時もしくは急速充電前の放電時に、二次電池20の温度を、急速充電時の使用推奨温度の下限から上限の間の温度である例えば10℃〜30℃に調節する。したがって、放電終了後、直ちに二次電池20の急速充電を開始できる。そのため、放電後に短時間のインターバルで行われる次の放電に備えて急速充電をする場合に、余裕を持って充電を完了することができる。
また二次電池20の通常の充電時および放電時には、温度制御部112は、二次電池20の温度を充電時および放電時の使用推奨温度の下限から上限の間の温度に調節する。したがって、二次電池20を、好ましい温度条件で充放電することができる。
再び図1を参照して、充放電制御部113は、充放電切替指示部1131、充電制御部1132、および放電制御部1133を具備するように機能する。
充放電切替指示部1131は、記憶部117に記憶されている充放電スケジュールおよび計時部118が出力するクロック信号に基づいて、二次電池20を充電するか放電するかを判断し、交流直流変換部60に充放電の切替を指示する。
充電制御部1132は、図略のセンサが測定した二次電池20の電圧値および電流値に基づいて、二次電池20の充電時に交流直流変換部60が二次電池20に印加する電圧値および電流値を決定する。充電制御部1132は、交流直流変換部60に指示して、前記電圧値および前記電流値で二次電池20を充電させる。
放電制御部1133は、二次電池20の放電時に、図略のセンサが測定した負荷3の電圧値および電流値ならびに電力値の少なくとも1つに基づいて、負荷3に供給する交流電力の電圧値および電流値ならびに電力値の少なくとも1つを決定する。さらに、放電制御部1133は、二次電池20から放電される直流電力を、前記電圧値および前記電流値ならびに前記電力値に変換して負荷3に供給するよう交流直流変換部60に指示する。
記憶部117は、例えばROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等を備え、温度制御部112を動作させるための温度制御プログラム、充放電制御部113を動作させるための充放電制御プログラム、および二次電池20の充放電スケジュール等を記憶する。
計時部118は、一定周期でクロック信号を発生させるクロック発信器を備え、このクロック信号を、温度制御部112および充放電制御部113に出力する。当該クロック信号および記憶部117が記憶する充放電スケジュールに基づいて、温度制御部112および充放電制御部113は、二次電池20の放電が、通常の放電か急速充電前の放電かを判定する。
図3および図4は、電力貯蔵装置1が備える温度調節装置10が、二次電池20の急速充電時および急速充電前の放電時に行う温度調節を示すフローチャートである。
充放電制御部113が二次電池20の放電を開始すると(ステップS1)、温度制御部112は、計時部118が発信するクロック信号および記憶部117が記憶する充放電スケジュールに基づいて、二次電池20の放電が、通常の放電か急速充電前の放電かを判定する(ステップS2)。二次電池20の放電が急速充電前の放電であれば(ステップS2でYES)、ステップS3に進む。二次電池20の放電が通常の放電であれば(ステップS2でNO)、通常の放電時の温度制御を行う(図5の丸付数字2に進む)。
ステップS3において、低温判定部1121は、端子温度センサ120が測定した端子201の温度が、二次電池20の急速充電時の使用推奨温度の下限値である10℃以上であるか否かを判定する。
端子201の温度が10℃未満であると低温判定部1121が判定した場合は(ステップS3でNO)、二次電池20を加温するために、ヒータ制御部1123はダクトヒータ140をオンにし、ファン制御部1124はファン150をオンにする。このとき、ダクトヒータ140によって加温された空気が二次電池20に送風されるので、二次電池20は加温される。二次電池20が加温され端子201の温度が10℃以上になると(ステップS5でYES)、ヒータ制御部1123はダクトヒータ140をオフにし、ファン制御部1124はファン150をオフにして、二次電池20の加温を停止する(ステップS6)。
一方、端子201の温度が10℃以上であると低温判定部1121が判定した場合は(ステップS3でYES)、高温判定部1122は、側面温度センサ130が測定した側面202の温度が、二次電池20の急速充電時の使用推奨温度の上限値である30℃以下であるか否かを判定する(ステップS7)。側面202の温度が30℃を超えていると高温判定部1122が判定した場合は(ステップS7でNO)、二次電池20を冷却するために、ファン制御部1124はファン150をオンにする(ステップS8)。このとき、二次電池20に送風される空気の温度は、二次電池20の周囲温度であるので、放電によって周囲温度よりも高温となっている二次電池20が冷却される。二次電池20が冷却され側面202の温度が30℃以下となると(ステップS9でYES)、ファン制御部1124はファン150をオフにして二次電池20の冷却を停止する(ステップS10)。
ステップS6またはステップS10に到達した場合、もしくはステップS7でYESの場合は、ステップS11に進んで、充放電制御部113は、計時部118が発信するクロック信号および記憶部117が記憶する充放電スケジュールに基づいて、二次電池20の放電を終了させるか否かを判定する。放電終了のタイミングであれば(ステップS11でYES)、充放電制御部113は、二次電池20の放電を停止し、直ちに二次電池20の急速充電を開始する(ステップS12)。
放電終了のタイミングでなければ(ステップS11でNO)、充放電制御部113は二次電池20の放電を継続し、ステップS3に戻って、低温判定部1121は、端子温度センサ120が測定した端子201の温度が、二次電池20の急速充電時の使用推奨温度の下限値である10℃以上であるか否かを判定する。二次電池20の放電が終了するまで、温度制御部112は、ステップS3からステップS10までの温度制御のステップを繰り返す。
急速充電開始から急速充電終了までの、温度制御部112による温度制御(ステップS13〜ステップS20)は、急速充電前の放電時における温度制御(ステップS3〜ステップS10)と同様であり、ステップS13〜ステップS20は、ステップS3〜ステップS10にそれぞれ対応する。二次電池20の急速充電が完了しなければ(ステップS21でNO)、二次電池20の急速充電が完了するまで、温度制御部112は、ステップS13からステップS20までの温度調節のステップを繰り返す。
充放電制御部113は、二次電池20が所定の充電状態になると二次電池20の急速充電を終了させ(ステップS21でYES)、計時部118が発信するクロック信号および記憶部117が記憶する充放電スケジュールに基づいて、二次電池20を放電させるか否かを判定する(ステップS22)。放電開始のタイミングであれば(ステップS22でYES)、充放電制御部113は、二次電池20の放電を開始する。放電開始のタイミングでなければ(ステップS22でNO)、充放電制御部113は、放電開始のタイミングになるまで二次電池20を待機状態とする(ステップS22がループする)。
図5および図6は、電力貯蔵装置1が備える温度調節装置10が、二次電池20の通常の充電時および放電時に行う温度調節を示すフローチャートである。
二次電池20の放電が通常の放電であれば(図3のステップS2でNO)、温度制御部112は、二次電池20について通常の放電時の温度制御を行う(ステップS101〜ステップS108)。通常の放電時の温度制御は、端子201の温度についての閾値判定の値を−10℃、側面202の温度についての閾値判定の値を50℃に置き換えれば、図3に示す急速充電前の放電時における温度制御(ステップS3〜ステップS10)と同様であり、ステップS101〜ステップS108は、ステップS3〜ステップS10にそれぞれ対応する。
ステップS104またはステップS108に到達した場合、もしくはステップS105でYESの場合は、ステップS109に進んで、充放電制御部113は、計時部118が発信するクロック信号および記憶部117が記憶する充放電スケジュールに基づいて、二次電池20の放電を終了させるか否かを判定する。放電終了のタイミングであれば(ステップS109でYES)、充放電制御部113は、二次電池20の放電を終了させ、計時部118が発信するクロック信号および記憶部117が記憶する充放電スケジュールに基づいて、二次電池20の充電を開始するか否かを判定する(ステップS110)。
放電終了のタイミングでなければ(ステップS109でNO)、充放電制御部113は二次電池20の放電を継続し、ステップS101に戻って、低温判定部1121は、端子温度センサ120が測定した端子201の温度が、二次電池20の急速充電時の使用推奨温度の下限値である10℃以上であるか否かを判定する。二次電池20の放電が終了するまで、温度制御部112は、ステップS101からステップS108までの温度制御のステップを繰り返す。
ステップS110の判定において、充電開始のタイミングであれば(ステップS110でYES)、充放電制御部113は、二次電池20の充電を開始する(ステップS111)。充電開始のタイミングでなければ(ステップS110でNO)、充放電制御部113は、放電開始のタイミングになるまで二次電池20を待機状態とする(ステップS110がループする)。
二次電池20の充電開始が開始されると(ステップS111)、温度制御部112は、二次電池20について通常の充電時の温度制御を行う(ステップS112〜ステップS119)。通常の充電時の温度制御は、端子201の温度についての閾値判定の値を−10℃、側面202の温度についての閾値判定の値を50℃に置き換えれば、図4に示す急速充電時における温度制御(ステップS13〜ステップS20)と同様であり、ステップS112〜ステップS119は、ステップS13〜ステップS20にそれぞれ対応する。二次電池20の充電が完了しなければ(ステップS120でNO)、二次電池20の充電が完了するまで、温度制御部112は、ステップS112からステップS119までのステップを繰り返す。
充放電制御部113は、二次電池20が所定の充電状態になると二次電池20の充電を終了させ(ステップS120でYES)、計時部118が発信するクロック信号および記憶部117が記憶する充放電スケジュールに基づいて、二次電池20を放電させるか否かを判定する(ステップS121)。放電開始のタイミングであれば(ステップS121でYES)、充放電制御部113は、二次電池20の放電を開始する(図3の丸付数字1に進む)。放電開始のタイミングでなければ(ステップS121でNO)、充放電制御部113は、放電開始のタイミングになるまで二次電池20を待機状態とする(ステップS121がループする)。
上記実施形態に係る電力貯蔵装置1によれば、二次電池20の外側表面において、温度が最も低い端子201と最も温度が高い側面202との2箇所が、いずれも予め定められた温度範囲に収まるように、温度調節装置10が二次電池20の温度を調節するので、二次電池20全体を目標とする温度に温度調節できる。したがって、二次電池20を充放電する場合に、二次電池20を効率よく充電および放電できる温度に保つことができるとともに、二次電池20が高温環境下で充放電されるために劣化することを抑制することができる。
以上、本発明の一実施形態に係る電力貯蔵装置1について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば次のような変形実施形態を取ることもできる。
(1)上記実施形態では、ファン150を用いて二次電池20を冷却し、ファン150およびダクトヒータ140を用いて二次電池20を加温しているが、加温手段および冷却手段は、これらに限定されるものではなく、二次電池を加温および冷却できる構成であればよい。例えば冷却手段としてペルチェ素子を採用して、二次電池を周囲温度よりも低温に冷却できるようにしてもよい。このようにすれば、屋外や、屋内であっても空調設備のない建物に電力貯蔵装置を設置したことにより、夏の酷暑時に二次電池の周囲温度が使用推奨温度を超える場合にも、当該電力貯蔵装置に本発明を適用することができる。
(2)上記実施形態では、電力を貯蔵する二次電池としてリチウムイオン電池を用いているが、これに換えてニッケル水素電池等の他の二次電池を用いることもできる。
(3)上記実施形態では、電力貯蔵装置1を負荷平準化に用いる場合についてのみ説明したが、電力貯蔵装置1は、停電補償の用途にも用いることができる。
1 電力貯蔵装置
2 外部電源
3 負荷
10 温度調節装置
110 制御部(制御手段)
112 温度制御部
1121 低温判定部
1122 高温判定部
1123 ヒータ制御部
1124 ファン制御部
113 充放電制御部
1131 充放電切替指示部
1132 充電制御部
1133 放電制御部
117 記憶部
118 計時部
120 端子温度センサ(端子温度測定手段)
130 側面温度センサ(側面温度測定手段)
140 ダクトヒータ(加温手段)
150 ファン(冷却手段)
20 二次電池
201 端子
202 側面
60 交流直流変換部

Claims (13)

  1. 端子と側面とを有する二次電池の温度調節装置であって、
    前記端子の温度を測定する端子温度測定手段と、
    前記側面の温度を測定する側面温度測定手段と、
    前記二次電池を加温する加温手段と、
    前記二次電池を冷却する冷却手段と、
    前記端子温度測定手段および前記側面温度測定手段が測定した温度に基づいて前記二次電池の温度調節を行う制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記加温手段および前記冷却手段の少なくとも一方を用いて、前記端子の温度と前記側面の温度とが、予め定められた温度範囲に収まるように前記二次電池を温度調節する温度調節装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記端子温度測定手段が測定した前記端子の温度が、予め定められた第1の閾値以下である場合に、当該端子の温度が当該第1の閾値を上回るまで、前記加温手段によって前記二次電池を加温し、
    前記側面温度測定手段が測定した前記側面の温度が、前記第1の閾値よりも高温である予め定められた第2の閾値以上である場合に、当該側面の温度が当該第2の閾値を下回るまで、前記冷却手段によって前記二次電池を冷却する温度調節を行う請求項1に記載の温度調節装置。
  3. 前記二次電池は、当該二次電池を充電する充電手段および当該二次電池が放電した電力を消費する放電回路に接続された二次電池であって、
    前記第1の閾値は、前記二次電池の充電時および放電時の使用推奨温度の下限であり、
    前記第2の閾値は、前記二次電池の充電時および放電時の使用推奨温度の上限であり、
    前記制御手段は、前記二次電池の充電時および放電時に前記温度調節を行う請求項2に記載の温度調節装置。
  4. 前記二次電池は、当該二次電池を充電する充電手段および当該二次電池が放電した電力を消費する放電回路に接続された二次電池であって、
    前記二次電池の充放電のスケジュールを記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記第1の閾値は、前記二次電池の急速充電時の使用推奨温度の下限であり、
    前記第2の閾値は、前記二次電池の急速充電時の使用推奨温度の上限であり、
    前記制御手段は、前記二次電池の放電が急速充電前の放電であるときは、当該放電時に前記温度制御を行う請求項2または3に記載の温度調節装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の温度調節装置を備え、当該温度調節装置が温度調節を行う二次電池に電力を貯蔵する電力貯蔵装置。
  6. 端子と側面とを有する二次電池の温度を調節する温度制御プログラムであって、
    前記端子の温度を測定する第1のステップと、
    前記側面の温度を測定する第2のステップと、
    前記第1のステップで測定した前記端子の温度と前記第2のステップで測定した前記側面の温度とが、予め定められた温度範囲に収まるように前記二次電池を温度調節する第3のステップと、をコンピュータに実行させる温度制御プログラム。
  7. 前記第3のステップは、
    前記第1のステップで測定した前記端子の温度と予め定められた第1の閾値とを比較する第4のステップと、
    前記第2のステップで測定した前記側面の温度と前記第1の閾値よりも高温である予め定められた第2の閾値とを比較する第5のステップと、
    前記第4のステップで前記端子の温度が予め定められた第1の閾値以下である場合には、当該端子の温度が当該第1の閾値を上回るまで前記二次電池を加温し、前記第5のステップで前記側面の温度が前記第2の閾値以上である場合には、当該側面の温度が当該第2の閾値を下回るまで前記二次電池を冷却する第6のステップと、を備える請求項6に記載の温度制御プログラム。
  8. 前記二次電池は、当該二次電池を充電する充電手段および当該二次電池が放電した電力を消費する放電回路に接続された二次電池であって、
    前記第1の閾値は、前記二次電池の充電時および放電時の使用推奨温度の下限であり、
    前記第2の閾値は、前記二次電池の充電時および放電時の使用推奨温度の上限であり、
    前記二次電池の充電時および放電時に前記第1〜第6のステップをコンピュータに実行させる請求項7に記載の温度制御プログラム。
  9. 前記二次電池は、当該二次電池を充電する充電手段および当該二次電池が放電した電力を消費する放電回路に接続された二次電池であって、
    前記第1の閾値は、前記二次電池の急速充電時の使用推奨温度の下限であり、
    前記第2の閾値は、前記二次電池の急速充電時の使用推奨温度の上限であり、
    前記二次電池の放電が急速充電前の放電であるときは、当該放電時に前記第1〜第6のステップをコンピュータに実行させる請求項7または8に記載の温度制御プログラム。
  10. 端子と側面とを有する二次電池の温度を調節する温度制御方法であって、
    前記端子の温度を測定する第1のステップと、
    前記側面の温度を測定する第2のステップと、
    前記第1のステップで測定した前記端子の温度と前記第2のステップで測定した前記側面の温度とが、予め定められた温度範囲に収まるように前記二次電池を温度調節する第3のステップと、を備える温度制御方法。
  11. 前記第3のステップは、
    前記第1のステップで測定した前記端子の温度と予め定められた第1の閾値とを比較する第4のステップと、
    前記第2のステップで測定した前記側面の温度と前記第1の閾値よりも高温である予め定められた第2の閾値とを比較する第5のステップと、
    前記第4のステップで前記端子の温度が予め定められた第1の閾値以下である場合には、当該端子の温度が当該第1の閾値を上回るまで前記二次電池を加温し、前記第5のステップで前記側面の温度が前記第2の閾値以上である場合には、当該側面の温度が当該第2の閾値を下回るまで前記二次電池を冷却する第6のステップと、を備える請求項10に記載の温度制御方法。
  12. 前記二次電池は、当該二次電池を充電する充電手段および当該二次電池が放電した電力を消費する放電回路に接続された二次電池であって、
    前記第1の閾値は、前記二次電池の充電時および放電時の使用推奨温度の下限であり、
    前記第2の閾値は、前記二次電池の充電時および放電時の使用推奨温度の上限であり、
    前記二次電池の充電時および放電時に前記第1〜第6のステップを実行する請求項11に記載の温度制御方法。
  13. 前記二次電池は、当該二次電池を充電する充電手段および当該二次電池が放電した電力を消費する放電回路に接続された二次電池であって、
    前記第1の閾値は、前記二次電池の急速充電時の使用推奨温度の下限であり、
    前記第2の閾値は、前記二次電池の急速充電時の使用推奨温度の上限であり、
    前記二次電池の放電が急速充電前の放電であるときは、当該放電時に前記第1〜第6のステップを実行する請求項11または12に記載の温度制御方法。
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