JP6369660B1 - 連続焼鈍炉 - Google Patents

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Abstract

予熱帯、加熱帯、均熱帯及び冷却帯を備えた鋼板の連続焼鈍炉であって、加熱帯に設けられたハースロールの軸方向両端部に冷却ガスを吹き付けて冷却するハースロール冷却装置などの冷却手段を有しており、冷却手段は、予熱帯の雰囲気ガスを冷却ガスとして用いる。

Description

本発明は、予熱帯を擁する連続焼鈍炉に関する。
従来、予熱帯、加熱帯、均熱帯及び冷却帯を備えており、各帯に設けられた凸型のクラウン形状を有するハースロールによって鋼板を搬送させながら、鋼板の焼鈍処理を行う連続焼鈍炉が知られている。また、このような連続焼鈍炉においては、一般に、加熱帯に設けられたハースロールの軸方向両端部に、冷却装置によって冷却ガスを吹き付けることにより、ハースロールが凹型のクラウン形状となるようなサーマルクラウンを低減させて、鋼板が蛇行するのを抑制することが知られている(特許文献1など)。
特開平7−331336号公報
しかしながら、従来、前記冷却ガスとしては、ラジアントチューブによって加熱した加熱帯の雰囲気ガスを、熱交換器によって冷却水と熱交換を行い冷却して用いていたため、エネルギー効率が悪いといった問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、エネルギー効率の悪化を抑えつつ、鋼板の蛇行を抑制することができる連続焼鈍炉を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る連続焼鈍炉は、予熱帯、加熱帯、均熱帯及び冷却帯を備えた鋼板の連続焼鈍炉であって、前記加熱帯に設けられたハースロールの軸方向両端部に冷却ガスを吹き付けて冷却する冷却手段を有しており、前記冷却手段は、前記予熱帯の雰囲気ガスを前記冷却ガスとして用いることを特徴とするものである。
また、本発明に係る連続焼鈍炉は、上記の発明において、前記予熱帯及び前記加熱帯は、該予熱帯及び該加熱帯を接続する連通部を介して連通しており、前記連通部を通って前記予熱帯から前記加熱帯に鋼板が搬送されており、前記冷却手段によって前記冷却ガスを前記ハースロールの軸方向両端部に吹き付けることで、前記連通部を介して前記加熱帯の雰囲気ガスが前記予熱帯に流入することを特徴とするものである。
また、本発明に係る連続焼鈍炉は、上記の発明において、前記予熱帯には、ファンとダクトと熱交換器とによって、前記加熱帯に設けられたラジアントチューブからの燃焼排ガスの熱を利用しつつ、該予熱帯の雰囲気ガスを循環させるための循環系統が構成されており、前記冷却手段は、前記ダクトから分岐させた前記雰囲気ガスを前記冷却ガスとして用いることを特徴とするものである。
また、本発明に係る連続焼鈍炉は、上記の発明において、前記鋼板の板厚及び板幅に応じて、前記冷却手段による前記ハースロールの軸方向両端部の冷却の実行有無を制御する制御手段を有することを特徴とするものである。
また、本発明に係る連続焼鈍炉は、上記の発明において、先行する鋼板の板幅に対して後行する鋼板の板幅の広がり量が所定量よりも大きいときには、後行する鋼板の搬送が開始される前に、前記冷却手段による前記ハースロールの軸方向両端部の冷却の実行を開始することを特徴とするものである。
本発明に係る連続焼鈍炉においては、冷却手段が、加熱帯の雰囲気ガスよりも温度の低い予熱帯の雰囲気ガスを冷却ガスとして、ハースロールの軸方向両端部に吹き付けて冷却するため、エネルギー効率の悪化を抑えつつ、鋼板の蛇行を抑制することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る連続焼鈍ラインの構成を示す概略図である。 図2は、予熱帯の雰囲気ガスの循環系統やハースロール冷却装置などの説明図である。 図3は、ハースロール冷却装置に設けられたチャンバの説明図である。 図4は、予熱帯と加熱帯との間での雰囲気ガスの循環についての説明図である。 図5は、幅狭の鋼板に働くセンタリング力についての説明図である。 図6は、ハースロール冷却装置の使用及び不使用と、鋼板の板厚及び板幅との関係を示したグラフである。 図7(a)は、ハースロール冷却装置を不使用で先行する鋼板を搬送した場合を示す図である。図7(b)は、先行する鋼板よりも幅広の鋼板を後行させて搬送した場合を示す図である。
以下に、本発明に係る連続焼鈍炉を備えた連続焼鈍ラインの一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態によって本発明が限定されるものではない。
図1は、実施形態に係る連続焼鈍ライン100の構成を示す概略図である。図1に示される連続焼鈍ライン100は、ペイオフリール101a,101b、溶接機102、洗浄設備103、テンションレベラ104、入側ルーパ105、連続焼鈍炉106、ウォータークエンチ設備107、出側ルーパ108、調圧ミル109、トリマー110、オイラー111、シャー112、及び、テンションリール113a,113bなどを備えている。
ペイオフリール101a,101bは、連続焼鈍ライン100に通板する鋼板2をコイル状に巻いたものである。このペイオフリール101a,101bを巻き戻すことにより、連続焼鈍ライン100に通板する鋼板2が連続焼鈍ライン100に順次送出される。また、連続焼鈍ライン100に通板する鋼板2は、先行の鋼板2の後端と後行の鋼板2の先端とを後段の溶接機102が溶接することにより、連結して連続焼鈍ライン100に通板される。
洗浄設備103では、鋼板2が液剤中等を高速通板することにより、鋼板2に付着した油脂等が取り除かれる。その後、鋼板2は、テンションレベラ104により歪みを矯正して、入側ルーパ105に搬入される。
入側ルーパ105は、後段の焼鈍処理のために、鋼板2の張力を保ちながら鋼板2を一時待機させるためのものである。入側ルーパ105によってタイミング調整された鋼板2は、連続焼鈍炉106に搬入される。
連続焼鈍炉106は、鋼板搬送方向上流側から下流側に向かって、予熱帯106a、加熱帯106b、均熱帯106c及び冷却帯106dが配置されている。予熱帯106a、加熱帯106b、均熱帯106c及び冷却帯106dには、上部及び下部に1つ以上のハースロール16(図2参照)が配置されており、これらハースロール16を起点に180度折り返されることで、鋼板2は上下方向に複数回搬送され、複数パスを形成する。また、一部のハースロール16では、鋼板2を折り返すことなく直角に方向転換させて、鋼板2を次の帯へと移動させる。ハースロール16は、ロール表面に軸方向中央部の径が軸方向両端部の径よりも大きくなるようなテーパーを有する凸型のクラウン形状となっている。これにより、ハースロール16によって搬送される鋼板2を、自動的にハースロール16の軸方向中央にセンタリングさせることが可能となり、鋼板2の幅方向への蛇行を抑制することができる。
連続焼鈍炉106においては、予熱帯106aと加熱帯106bとは、それぞれの帯の下部同士を接続する連通部106eを介して連通し、加熱帯106bと均熱帯106cとは、それぞれの帯の下部同士を接続する連通部106fを介して連通し、均熱帯106cと冷却帯106dとは、それぞれの帯の下部同士を接続する連通部106gを介して連通している。
予熱帯106aでは、その下部に設けられた開口部(鋼板導入部)から鋼板2が導入され、後述するような循環系統によって、後述するラジアントチューブの燃焼排ガスと熱交換したガスにより鋼板2を加熱する。加熱帯106b及び均熱帯106cでは、加熱手段としてラジアントチューブ(不図示)を用いて、鋼板2を間接加熱することができる。鋼板2を加熱帯106b及び均熱帯106cで所定温度に加熱焼鈍した後、冷却帯106dで鋼板2を冷却する。なお、本実施形態においては、予熱帯106aにおける雰囲気ガス温度が200[℃]程度であり、加熱帯106bにおける雰囲気ガス温度が700[℃]〜800[℃]である。
焼鈍後の鋼板2は、ウォータークエンチ設備107を経由して、出側ルーパ108に搬入される。出側ルーパ108は、後段の後処理のために、鋼板2の張力を保ちながら鋼板2を一時待機させるためのものである。調圧ミル109は、出側ルーパ108から送出された鋼板2を調質圧延するための設備である。調質圧延された鋼板2は、トリマー110やオイラー111やシャー112で構成される後処理部を経由して、テンションリール113a,113bに巻き取られる。トリマー110は、鋼板2から不要部分を切断する。オイラー111は、鋼板2にオイルを塗る。シャー112は、検査プロセスで検出された不良部を切断する。
また、連続焼鈍ライン100には、連続焼鈍ライン100の操業を管理するプロセスコンピュータ(不図示)が設けられている。このプロセスコンピュータは、例えば、ペイオフリール101a,101bを巻き戻して通板される鋼板2の搬送順序、鋼板2の搬送速度、鋼板2を構成する鋼板2の規格や板厚や板幅や長さ、連続焼鈍炉106の各帯の炉温などを管理している。
ここで、加熱帯106bでは、ハースロール16が鋼板2と接触していない部分の温度は、加熱帯106bの雰囲気ガスによって加熱されて上昇する。一方、加熱帯106bの入側付近においては、加熱帯106bの雰囲気温度に比べて、予熱帯106aから連通部106eを介して加熱帯106bに入る鋼板2の温度が低く、ハースロール16の鋼板2と接触している部分の温度は、鋼板2の温度に近くなる。そのため、ハースロール16の軸方向で中央部よりも両端部のほうが高温となるような温度分布ができる。そして、熱膨張差により、ハースロール16の当初の凸型のクラウン形状が維持されず、ロール表面に軸方向中央部の径が軸方向両端部の径よりも小さくなるようなテーパーを有する凹型のクラウン形状となると、ハースロール16によって搬送される鋼板2を、自動的にハースロール16の軸方向中央にセンタリングさせることができなくなり、鋼板2の蛇行が発生しやすくなってしまう。なお、ハースロール16に予め付与したクラウンに対して、鋼板2の接触等による温度変化でハースロール16に生じるクラウンをサーマルクラウンと称する。
図2は、予熱帯106aの雰囲気ガスの循環系統やハースロール冷却装置80などの説明図である。図3は、ハースロール冷却装置80に設けられたチャンバ81の説明図である。図2に示すように、予熱帯106aには、ファン10と循環ダクト20と熱交換器40とによって、加熱帯106bに設けられたラジアントチューブからの燃焼排ガスの熱を利用しつつ、予熱帯106aの雰囲気ガスを循環させるための循環系統が構成されている。この循環系統では、加熱帯106bのラジアントチューブ60などから排出される燃焼排ガスを熱交換器40に通すことによって、熱交換器40に接続された循環ダクト20を流れる循環ガスが加熱される。そして、このように加熱された循環ガスを予熱帯106a内に設けられたチャンバ50から、予熱帯106aを通過する鋼板2に吹き付けて鋼板2を加熱するように構成している。
また、循環ダクト20におけるファン10よりも下流側で熱交換器40よりも上流側には、循環ダクト20から分岐する分岐ダクト30が設けられており、循環ダクト20を流れる循環ガスの一部が分岐ダクト30に流入するようになっている。なお、分岐ダクト30には、遮断弁91と、流調弁92と、圧力計93と、チャンバ81に接続された分配管31とが設けられている。予熱帯106aからファン10によって循環ダクト20に送り込まれた循環ガスの一部は、循環ダクト20から分岐する分岐ダクト30に流入し、分配管31を介してチャンバ81に送り込まれる。そして、図3に示すように、チャンバ81に送り込まれた循環ガスは、冷却ガスとして噴射口81a,81bからハースロール16の軸方向両端部に吹き付けられ、ハースロール16の軸方向両端部が冷却される。
本実施形態においては、予熱帯106aの循環系統で用いられるファン10を、予熱帯106aから加熱帯106bのチャンバ81に雰囲気ガスを送るファンとして兼用している。よって、予熱帯106aから加熱帯106bのチャンバ81に雰囲気ガスを送るための専用のファンが不要となるため、その分、低コスト化を図ることができる。
実施形態に係る連続焼鈍炉106においては、ハースロール16とラジアントチューブ60との間に、鋼板2が通過可能なスリットが設けられた防熱板70が設けられており、ラジアントチューブ60からの輻射熱を防熱板70で遮蔽することによって、ハースロール16近傍における雰囲気ガスの温度上昇を低減させている。これにより、防熱板70を設けない場合よりも、ハースロール16の鋼板2と接触する部分と、ハースロール16の鋼板2と接触しない部分との温度差を低減させている。なお、加熱帯106bにおいて、防熱板70によりラジアントチューブ60側の空間と区分けされたハースロール16側の空間内には温度計3が設けられている。
本実施形態においては、加熱帯106bの入側付近に設けられた、ハースロール16と防熱板70との間であってハースロール16の下方に、ハースロール16の軸方向両端部に対応させて2つの噴射口81a,81bが設けられたチャンバ81が配置されている。このチャンバ81は、予熱帯106aの雰囲気ガスを冷却ガスとして、各噴射口81a,81bからハースロール16の軸方向両端部に吹き付けて冷却する冷却手段を構成している。そして、予熱帯106aの雰囲気ガスを冷却ガスとして、チャンバ81によりハースロール16の軸方向両端部に吹き付けることで、加熱帯106bの雰囲気ガスによって加熱されたハースロール16の軸方向両端部を、加熱帯106bの雰囲気ガスよりも温度の低い予熱帯106aの雰囲気ガス(冷却ガス)によって冷却することができ、加熱帯106bのハースロール16のサーマルクラウンを低減させて、鋼板2の蛇行を抑制することができる。
また、加熱帯106bの雰囲気ガスよりも温度の低い予熱帯106aの雰囲気ガスを、ハースロール16の軸方向両端部に吹き付けて冷却するための冷却ガスとして用いることによって、前記冷却ガスとして、ラジアントチューブ60によって加熱された加熱帯106bの雰囲気ガスを冷却して用いる必要が無いため、エネルギー効率の悪化を抑制することができる。さらには、前記冷却ガスを得るため専用の加熱帯106bの雰囲気ガスを冷却する冷却装置が不要なため、その分、低コスト化や設備の小型化を図ることが可能となる。
図4は、予熱帯106aと加熱帯106bとの間での雰囲気ガスの循環についての説明図である。実施形態に係る連続焼鈍炉106においては、予熱帯106a内の雰囲気ガスをファン10によって予熱帯106aから加熱帯106bに送り込むことにより、予熱帯106aの内圧が減圧されるとともに、加熱帯106bの内圧が増圧される。そのため、加熱帯106bの雰囲気ガスが、予熱帯106aと加熱帯106bとを接続する連通部106eを通って、予熱帯106aに流入するような気流が発生する。これにより、連通部106eや予熱帯106aの出側に位置する鋼板2が、加熱帯106bの雰囲気ガスによって加熱帯106bに入る前に加熱されるため、加熱帯106bの入側付近における鋼板2の温度と、加熱帯106bの雰囲気ガス温度との温度差を小さくすることができる。よって、加熱帯106bの入側付近において、ハースロール16の鋼板2と接触する部分の温度と、ハースロール16の鋼板2と接触しない部分の温度との温度差が小さくなり、ハースロール16の軸方向の温度勾配を低減させ、熱膨張差により凹型のクラウン形状となるようなサーマルクラウンが、ハースロール16に生じるのを抑制することができる。
図5は、幅狭の鋼板に働くセンタリング力についての説明図である。凸型のクラウン形状であるハースロール16においては、ロール表面のテーパーで鋼板2をセンタリングする力が働くが、図5に示すように、鋼板2の板幅が狭いほど、ハースロール16のテーパーにかかる面積が小さくなり、センタリング力も小さくなるため蛇行しやすくなる。また、鋼板2の厚みが薄く剛性が低いと、ハースロール16のテーパーでのセンタリング力が、鋼板2の剛性に対して強すぎる場合には、鋼板2に座屈(絞り)が発生するおそれがある。特に、ハースロール16の軸方向両端部を冷却ガスによって冷却することで、鋼板2と接触するハースロール16の軸方向中央部が軸方向両端部よりも大きく熱膨張し、凸型のクラウン形状のテーパー角度が大きくなってしまうと、薄物幅広の鋼板2を用いた場合に、上述した座屈(絞り)が顕著となるおそれがある。なお、鋼板2が幅広ほど、ハースロール16の鋼板2と接触しない部分が少なくなるため、ハースロール16の軸方向で温度勾配が小さく熱膨張差も小さくなり、凸型のクラウン形状を維持することができ蛇行が生じ難くなる。
そのため、連続焼鈍炉106に通す鋼板2のサイズから、蛇行しやすく絞りが発生しにくい厚物幅狭の鋼板2を連続焼鈍炉106に通して焼鈍を行うときにだけ、加熱帯106bに設けたチャンバ81から冷却ガスをハースロール16の軸方向両端部に吹き付けるようにしてもよい。例えば、図6中の斜線で示した範囲の板厚t及び板幅Wの関係を満たす場合には、ハースロール16の軸方向両端部を冷却する冷却装置を使用し、それ以外の範囲の板厚t及び板幅Wの関係を満たす場合には、ハースロール16の軸方向両端部を冷却する冷却装置を不使用とする。
また、冷却装置を使用する場合においては、チャンバ81からハースロール16の軸方向両端部に吹き付ける冷却ガスの圧力を、板厚及び板幅の条件に応じて設定してもよい。実施形態に係る連続焼鈍炉106においては、チャンバ81からハースロール16の軸方向両端部に吹き付けられる冷却ガスの圧力調整を、プロセスコンピュータによる自動制御で実行可能となっている。プロセスコンピュータは、連続焼鈍炉106に通板される鋼板2の板厚及び板幅に関する情報をデーターベースなどから取得し、圧力計93によって検知された分岐ダクト30内を流れる冷却ガスの圧力に基づいて、流調弁92の開度を調整することにより、鋼板2の板厚及び板幅の条件に応じた冷却ガスの圧力調整を行う。そして、例えば、条件1として、板厚が0.21[mm]以上、且つ、板幅が800[mm]以下の関係を満たす場合には、冷却ガスの圧力を1.4[kPa]とする。また、条件2として、板厚が0.23[mm]以上、且つ、板幅が830[mm]以下の関係を満たす場合には、冷却ガスの圧力を1.7[kPa]とする。また、条件3として、板厚が0.30[mm]以上、且つ、板幅が860[mm]以下の関係を満たす場合には、冷却ガスの圧力を1.7[kPa]とする。
実施形態に係る連続焼鈍炉106においては、分岐ダクト30に設けられた遮断弁91が、プロセスコンピュータによる制御によって自動で開閉可能になっている。そして、プロセスコンピュータは、厚物幅狭の鋼板2を連続焼鈍炉106に通すときに、遮断弁91を開状態にして、予熱帯106aの循環ガスの一部を分岐ダクト30を介して加熱帯106bに設けられたチャンバ81に送り込み、チャンバ81からハースロール16の軸方向両端部に冷却ガスを吹き付けて冷却する。一方、プロセスコンピュータは、厚物幅狭以外の鋼板2を連続焼鈍炉106に通すときに、遮断弁91を閉状態にして、分岐ダクト30に流入した予熱帯106aの循環ガスがチャンバ81に送られないようにし、チャンバ81からハースロール16の軸方向両端部に冷却ガスを吹き付けないようにする。これにより、厚物幅狭の鋼板2を連続焼鈍炉106に通して焼鈍を行うときに蛇行が発生するのを抑えることができるとともに、薄物幅広の鋼板2を連続焼鈍炉106に通して焼鈍を行うときに座屈(絞り)が発生するのを抑制することができる。
図7(a)は、ハースロール冷却装置80を不使用で先行する鋼板2を搬送した場合を示す図である。図7(b)は、先行する鋼板2よりも幅広の鋼板2を後行させて搬送した場合を示す図である。
連続焼鈍ライン100においては、ペイオフリール101a,101bにそれぞれ巻かれた鋼板2のうち、先行する鋼板2の後端と後行する鋼板2の先端とを溶接機102によって溶接することにより連結して通板するが、この際に、先行する鋼板2と後行する鋼板2の材質やサイズなどが異なる場合がある。そして、先行する鋼板2と後行する鋼板2との組み合わせにより、図7(a)に示すように、先行する鋼板2ではハースロール冷却装置80を使用しなくてもハースロール16のサーマルクラウンによる蛇行は発生しないが、図7(b)に示すように、先行する鋼板2の板幅に対して後行する鋼板2の板幅の広がり量が所定量よりも大きいと、後行する鋼板2ではハースロール冷却装置80を使用しないとハースロール16のサーマルクラウンによって蛇行する場合がある。この場合に、後行する鋼板2の通板が開始されてから、ハースロール冷却装置80によってハースロール16の軸方向両端部の冷却を開始しても、ハースロール16の軸方向両端部の温度を下げるには時間がかかるため、後行する鋼板2が連続焼鈍炉106に通板されるまでに、蛇行を抑制できる程度にサーマルクラウンを低減できる温度まで、ハースロール16の軸方向両端部の冷却が間に合わないおそれがある。
そのため、実施形態に係る連続焼鈍ライン100においては、プロセスコンピュータが先行する鋼板2と後行する鋼板2それぞれの板幅を監視しており、先行する鋼板2の板幅に対する後行する鋼板2の板幅の広がり量が所定量よりも大きいときには、後行する鋼板2の通板が開始される前に、ハースロール冷却装置80によるハースロール16の軸方向両端部の冷却を開始する。すなわち、後行する鋼板2の通板が開始される前に、先行する鋼板2の通板時には閉じていた遮断弁91を開けて、チャンバ81からハースロール16の軸方向両端部に冷却ガスを吹き付けて冷却を開始する。これにより、後行する鋼板2が連続焼鈍炉106に通板される前に、蛇行を抑制できる程度にサーマルクラウンを低減できる温度まで、ハースロール16の軸方向両端部の冷却を間に合わせることができる。よって、先行する鋼板2の板幅に対して後行する鋼板2の板幅の広がり量が所定量よりも大きい場合に生じ得る、後行する鋼板2の蛇行を抑制することができる。
本発明によれば、エネルギー効率の悪化を抑えつつ、鋼板の蛇行を抑制することができる連続焼鈍炉を提供することができる。
2 鋼板
3 温度計
10 ファン
16 ハースロール
20 循環ダクト
30 分岐ダクト
31 分配管
40 熱交換器
50 チャンバ
60 ラジアントチューブ
70 防熱板
80 ハースロール冷却装置
81 チャンバ
81a 噴射口
81b 噴射口
91 遮断弁
92 流調弁
93 圧力計
100 連続焼鈍ライン
101a ペイオフリール
101b ペイオフリール
102 溶接機
103 洗浄設備
104 テンションレベラ
105 入側ルーパ
106 連続焼鈍炉
106a 予熱帯
106b 加熱帯
106c 均熱帯
106d 冷却帯
107 ウォータークエンチ設備
108 出側ルーパ
109 調圧ミル
110 トリマー
111 オイラー
112 シャー
113a テンションリール
113b テンションリール

Claims (5)

  1. 予熱帯、加熱帯、均熱帯及び冷却帯を備えた鋼板の連続焼鈍炉であって、
    前記加熱帯に設けられたハースロールの軸方向両端部に冷却ガスを吹き付けて冷却する冷却手段を有しており、
    前記冷却手段は、前記予熱帯の雰囲気ガスを前記冷却ガスとして用いることを特徴とする連続焼鈍炉。
  2. 請求項1に記載の連続焼鈍炉において、
    前記予熱帯及び前記加熱帯は、該予熱帯及び該加熱帯を接続する連通部を介して連通しており、
    前記連通部を通って前記予熱帯から前記加熱帯に鋼板が搬送されており、
    前記冷却手段によって前記冷却ガスを前記ハースロールの軸方向両端部に吹き付けることで、前記連通部を介して前記加熱帯の雰囲気ガスが前記予熱帯に流入することを特徴とする連続焼鈍炉。
  3. 請求項1または2に記載の連続焼鈍炉において、
    前記予熱帯には、ファンとダクトと熱交換器とによって、前記加熱帯に設けられたラジアントチューブからの燃焼排ガスの熱を利用しつつ、該予熱帯の雰囲気ガスを循環させるための循環系統が構成されており、
    前記冷却手段は、前記ダクトから分岐させた前記雰囲気ガスを前記冷却ガスとして用いることを特徴とする連続焼鈍炉。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の連続焼鈍炉において、
    前記鋼板の板厚及び板幅に応じて、前記冷却手段による前記ハースロールの軸方向両端部の冷却の実行有無を制御する制御手段を有することを特徴とする連続焼鈍炉。
  5. 請求項4に記載の連続焼鈍炉において、
    先行する鋼板の板幅に対して後行する鋼板の板幅の広がり量が所定量よりも大きいときには、後行する鋼板の搬送が開始される前に、前記冷却手段による前記ハースロールの軸方向両端部の冷却を開始することを特徴とする連続焼鈍炉。
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