JP6366362B2 - 温風暖房装置 - Google Patents

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Description

本発明は、吸込口から筐体内に吸い込んだ空気を燃焼器の燃焼排ガスと混合させることで空気の昇温を行って、昇温した空気を吹出口から吹き出す温風暖房装置に関する。
ガスファンヒーターや石油ファンヒーターなどの温風暖房装置は、吸い込んだ室内の空気を、燃焼器の燃焼排ガスと混合して再び室内へと吹き出すような温風循環式であり、暖房能力も大きく、室内全体を暖房することに最適の暖房機器である。
特許文献1には、空気を吸い込む吸込口(4)及び空気を吹き出す吹出口(6)を有する筐体(1)の内部に、燃料を燃焼する燃焼器(2)と、燃焼器(2)に供給する燃料量を調節する燃料量調節手段(7,8,9)と、吸込口(4)を介した筐体(1)内への空気の吸気と吹出口(6)を介した筐体(1)内からの空気の吹き出しとを行うように空気を流動させる空気流動手段(5,11)と、動作を制御する制御手段(22)とを備え、吸込口(4)から筐体(1)内に吸い込んだ空気を燃焼器(2)の燃焼排ガスと混合させることで空気の昇温を行って、昇温した空気を吹出口(6)から吹き出すように構成された温風暖房装置が記載されている。
加えて、特許文献1に記載の温風暖房装置は、吸込口(4)から筐体(1)内に吸い込む空気の温度を測定する吸込空気温度測定手段(13)と、運転に関する指示を使用者から受け付ける運転指示受付手段(14)とを備える。そして、制御手段(22)は、吸込空気温度測定手段(14)が測定する空気の温度が目標温度となるように、吸込空気温度測定手段(14)が測定する空気の温度と設定目標温度との温度差に基づいて、燃焼器(2)に供給する目標供給燃料量を決定し、その目標供給燃料量を燃料量調節手段(7,8,9)により燃焼器(2)へ供給させる。
特開平6−281138号公報
特許文献1に記載されているような温風暖房装置では、吸込口(4)から筐体(1)内に吸い込む空気の温度、即ち、室内の空気の温度が例えば22℃などの目標温度になるように燃焼器で燃焼される燃料量が調節されるため、吹出口から吹き出される温風の温度は上記目標温度よりも高い温度になる。例えば、燃焼器に最大燃料量を供給している最大燃焼時では、吹出口から吹き出される温風の温度は約100℃にもなることがある。そのため、人体がその高温の温風によって加熱された吹出口の部品に触れた場合には火傷又はそれに近い症状になる可能性もある。
このように、従来の温風暖房装置は、室内全体の空気を温めるという高い暖房能力を発揮させる場面であれば非常に有用であるが、その暖房能力の高さ故に、吹き出される温風の温度が高くなることに伴う問題もあった。そのため、暖房能力は低いが、温風が高温で吹き出すことや部品が高温になるといった問題が相対的に小さい電気式の暖房機器が使用されることもある。尚、このような電気式の暖房機器を使用した場合には、その暖房能力の低さ故に部屋全体を快適な温度まで暖めることができない。そのため、エアコンなども併せて運転させなければならず、結果として、暖房に要するコスト(電気代)が高くなるという課題があった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、暖房能力の高さは確保しながら、吹き出される温風の温度を所望の温度以下に調節できる温風暖房装置を提供する点にある。
上記目的を達成するための本発明に係る温風暖房装置の特徴構成は、空気を吸い込む吸込口及び空気を吹き出す吹出口を有する筐体の内部に、燃料を燃焼する燃焼器と、前記燃焼器に供給する燃料量を調節する燃料量調節手段と、前記吸込口を介した前記筐体内への空気の吸気と前記吹出口を介した前記筐体内からの空気の吹き出しとを行うように空気を流動させる空気流動手段と、動作を制御する制御手段とを備え、前記吸込口から前記筐体内に吸い込んだ空気を前記燃焼器の燃焼排ガスと混合させることで空気の昇温を行って、昇温した空気を前記吹出口から吹き出す温風暖房装置であって、
前記吸込口から前記筐体内に吸い込む空気の温度を測定する吸込空気温度測定手段と、
運転に関する指示を使用者から受け付ける運転指示受付手段とを備え、
前記制御手段は、
前記運転指示受付手段が第1暖房運転モードでの運転の実行指示を受け付けているとき、前記吸込空気温度測定手段が測定する空気の温度が設定目標温度となるように、前記吸込空気温度測定手段が測定する空気の温度と前記設定目標温度との温度差に基づいて、最小供給燃料量と最大供給燃料量との間の全供給燃料量範囲の中から前記燃焼器に供給する目標供給燃料量を決定し、当該目標供給燃料量を前記燃料量調節手段により前記燃焼器へ供給させ、並びに、
前記運転指示受付手段が第2暖房運転モードでの運転の実行指示を受け付けているとき、前記燃焼器への供給燃料量と当該供給燃料量で燃焼を行ったときに前記吸込口から前記筐体内に吸い込んだ空気の温度が前記吹出口から吹き出される間に上昇すると予測される予測上昇温度との関係が予め規定されている予測昇温特性、及び、前記吸込空気温度測定手段が測定する空気の温度に基づいて、前記吹出口から吹き出される空気の温度を所定の上限温風温度以下にできる前記燃焼器への上限供給燃料量を前記全供給燃料量範囲の中から決定し、前記吸込空気温度測定手段が測定する空気の温度が前記設定目標温度となるように、前記吸込空気温度測定手段が測定する空気の温度と前記設定目標温度との温度差に基づいて、前記最小供給燃料量と前記上限供給燃料量との間の供給燃料量範囲の中から前記燃焼器に供給する目標供給燃料量を決定し、当該目標供給燃料量を前記燃料量調節手段により前記燃焼器へ供給させる点にある。
上記特徴構成によれば、制御手段は、運転指示受付手段が第1暖房運転モードでの運転の実行指示を受け付けているとき、吸込口から筐体内に吸い込む空気の温度(例えば、温風暖房装置が設置されている室内空気の温度)が設定目標温度となるように燃焼器に供給する燃料量が調節される。その結果、温風暖房装置が設置されている室内の温度が使用者にとって快適な状態に近づくことなる。
また、本特徴構成の温風暖房装置は、吹出口から吹き出す空気の温度を測定するための温度測定手段は備えていないが、吸込口から筐体内に吸い込む空気の温度を測定する吸込空気温度測定手段を利用して、吹出口から吹き出す空気の温度を所定の上限温風温度以下にしつつ、吸込口から筐体内に吸い込む空気の温度(例えば、温風暖房装置が設置されている室内空気の温度)が設定目標温度となるように燃焼器に供給する燃料量を調節するような運転(第2暖房運転モード)も、上記第1暖房運転モードと切り換えて実行できる。
このような、吹出口から吹き出す空気の温度を測定するためのセンサ類を備えることなく、吹出口から吹き出す空気の温度を所望の温度以下とするような第2暖房運転モードを可能としたのは、燃焼器への供給燃料量が定まれば、その供給燃料量で燃焼を行ったときに吸込口から筐体内に吸い込んだ空気の温度が吹出口から吹き出される間に上昇すると予測される予測上昇温度を見積もることができるという知見に基づくものである。即ち、本特徴構成では、制御手段は、運転指示受付手段が第2暖房運転モードでの運転の実行指示を受け付けているとき、燃焼器への供給燃料量と当該供給燃料量で燃焼を行ったときに吸込口から筐体内に吸い込んだ空気の温度が吹出口から吹き出される間に上昇すると予測される予測上昇温度との関係が予め規定されている予測昇温特性、及び、吸込空気温度測定手段が測定する空気の温度に基づいて、吹出口から吹き出される空気の温度を所定の上限温風温度以下にできる燃焼器への上限供給燃料量を全供給燃料量範囲の中から決定し、吸込空気温度測定手段が測定する空気の温度が上記設定目標温度となるように、吸込空気温度測定手段が測定する空気の温度と上記設定目標温度との温度差に基づいて、最小供給燃料量と上限供給燃料量との間の供給燃料量範囲の中から燃焼器に供給する目標供給燃料量を決定し、当該目標供給燃料量を燃料量調節手段により燃焼器へ供給させる。このように、第2暖房運転モードでは、第1暖房運転モードの運転でも利用される吸込空気温度測定手段を用いることでコストの上昇を抑制しながら、吹出口から吹き出される空気の温度が上限温風温度以下となるような運転が行われる。
また、第1暖房運転モードと第2暖房運転モードとは、吸込空気温度測定手段が測定する空気の温度が設定目標温度となるように、吸込空気温度測定手段が測定する空気の温度と設定目標温度との温度差に基づいて、燃焼器に供給する目標供給燃料量が決定される点で同じであるが、その燃焼器に供給する目標燃料量が、第1暖房運転モードでは最小供給燃料量と最大供給燃料量との間で調節され、第2暖房運転モードでは最小燃料量と上限供給燃料量(≦最大供給燃料量)との間で調節されるという点で相違している。そして、上限供給燃料量は、吹出口から吹き出される空気の温度を所定の上限温風温度以下にできるような燃焼器への供給燃料量である。その結果、第1暖房運転モードでは、吸込口から筐体内に吸い込む空気の温度を設定目標温度にするために、吹出口から吹き出される空気の温度に上限は無いが、第2暖房運転モードでは、吹出口から吹き出される空気の温度を上限温風温度以下にするような運転を行うことができる。
このように、吸込口から筐体内に吸い込む空気の温度を設定目標温度にするという暖房能力の高さは第1暖房運転モード及び第2暖房運転モードの双方で確保しつつ、第2暖房運転モードでは、吹き出される温風の温度を上限温風温度以下に制限することで、使用者が高温の温風によって熱さを感じるといった問題を回避できる。
本発明に係る温風暖房装置の別の特徴構成は、前記運転指示受付手段は、使用者から前記第2暖房運転モードでの運転の実行及び停止を受け付けるための専用の運転モード切換スイッチを有する点にある。
上記特徴構成によれば、専用の運転モード切換スイッチを温風暖房装置に搭載しておくことで、温風暖房装置を第2暖房運転モードで運転させるときに使用者に求められる操作が分り易くなる。
本発明に係る温風暖房装置の更に別の特徴構成は、前記制御手段は、前記第1暖房運転モードで運転中に、前記運転指示受付手段が前記第2暖房運転モードでの運転の実行指示を受け付けたとき、前記第1暖房運転モードで運転中に前記吹出口から前記上限温風温度を超える高温の空気が吹き出される状態が所定期間以上継続していれば、前記吹出口から吹き出される空気の温度を前記上限温風温度未満の低温にした状態を一定期間継続させる温度低下処理を行った後で、前記第2暖房運転モードでの運転を開始させる点にある。
第1暖房運転モードで運転中に吹出口から相対的に高温の空気が吹き出される状態が所定期間以上継続していれば、その高温の空気に対して継続的に触れていた吹出口の部品も高温になっている可能性が高い。そのため、第1暖房運転モードでの運転から第2暖房運転モードでの運転に切り換えた時点では、吹出口の部品は未だ高温のままである可能性がある。そして、第2暖房運転モードで吹出口から吹き出される空気の温度が相対的に低い温度(上限温風温度以下)に抑えられているつもりで、使用者が吹出口に近付いてその吹出口の部品に触れてしまうと、未だ高温のままである吹出口の部品で火傷をしてしまう可能性がある。
ところが本特徴構成では、制御手段は、運転指示受付手段が第2暖房運転モードでの運転の実行指示を受け付けたとしても、第1暖房運転モードで運転中に吹出口から上限温風温度を超える高温の空気が吹き出される状態が所定期間以上継続していれば、吹出口から吹き出される空気の温度を上限温風温度未満の低温にした状態を一定期間継続させる温度低下処理を行った後で、第2暖房運転モードでの運転を開始させる。つまり、温度低下処理を行っている間に上限温風温度未満の低温の空気を吹出口の部品に対して触れさせることで、その吹出口の部品の温度を低下させることができる。その結果、第2暖房運転モードで運転中に、使用者が吹出口に近付いてその吹出口の部品に触れてしまったとしても、火傷をすることなどが無くなる。
本発明に係る温風暖房装置の更に別の特徴構成は、前記制御手段は、前記燃料量調節手段により前記燃焼器への燃料供給を遮断させた状態で前記温度低下処理を行う点にある。
上記特徴構成によれば、制御手段は、燃料量調節手段により燃焼器への燃料供給を遮断させた状態で温度低下処理を行うので、その温度低下処理の間は、燃焼排ガスを含まない低温の空気のみが吹出口に触れることになる。その結果、吹出口の部品の温度を効果的に低下させることができる。
本発明に係る温風暖房装置の更に別の特徴構成は、前記筐体の内部温度を測定する内部温度測定手段を備え、前記制御手段は、前記内部温度測定手段が測定した温度が所定の正常時上限温度以上になると、前記予測昇温特性に規定されている前記燃焼器への供給燃料量と前記予測上昇温度との関係において、前記供給燃料量が前記予測上昇温度に対して相対的に減少するような補正を行う点にある。
筐体の内部の空気の通り道に正常に空気が流れる状態であれば、筐体の内部には適切な流量の新鮮な空気が供給され続けるため、筐体の内部の温度が過度に上昇することはない。しかし、例えば、筐体の上記吸込口に塵埃等が付着すると、筐体の内部での空気の流れが悪くなる。そして、燃焼器には、燃焼される燃料量に対して必要な空気量よりも少ない量の空気しか供給できなくなるため、吹出口から吹き出す空気の温度も上昇することになる。その結果、第2暖房運転モードでの運転で、吹出口から吹き出される空気の温度を上限温風温度以下にしようとしても、実際に吹出口から吹き出される空気の温度は上限温風温度よりも大幅に高くなってしまう可能性がある。
ところが本特徴構成によれば、制御手段は、内部温度測定手段が測定した温度が所定の正常時上限温度以上になると、予測昇温特性に規定されている燃焼器への供給燃料量と予測上昇温度との関係において、供給燃料量が予測上昇温度に対して相対的に減少するような補正を行う。つまり、実際に吹出口から吹き出される空気の温度が上昇側に変化することを考慮に入れた上で、第2暖房運転モードでの運転が行われる。その結果、実際に吹出口から吹き出される空気の温度は上限温風温度よりも大幅に高くなる可能性を小さくできる。
本発明に係る温風暖房装置の更に別の特徴構成は、前記燃料量調節手段は、前記燃焼器へ供給する燃料量に対応する弁開度を段階的に変化させる比例弁を有し、
前記制御手段は、前記比例弁の弁開度を段階的に変化させることで、前記燃焼器へ供給する燃料量を段階的に変化させる点にある。
比例弁の弁開度が連続的に変化する場合、燃焼器へ供給される燃料量も連続的に変化する。その結果、上記予測昇温特性における予測上昇温度の値も、燃焼器へ供給する燃料量(比例弁の弁開度)の変化に応じて連続的に変化する値として用意しておく必要がある。従って、燃焼器へ供給する燃料量(比例弁の弁開度)に対する予測上昇温度の値を、実験によって決定する場合、燃焼器へ供給する燃料量(比例弁の弁開度)を細かく変化させる毎に、吸込口から筐体内に吸い込んだ空気の温度が吹出口から吹き出される間に上昇した温度を測定するという非常に手間のかかる実験を行う必要がある。
これに対して、本特徴構成によれば、制御手段は、比例弁の弁開度を段階的に変化させることで、燃焼器へ供給する燃料量を段階的に変化させる。つまり、上記予測昇温特性における予測上昇温度の値も、燃焼器へ供給する燃料量(比例弁の弁開度)の変化に応じて段階的に変化する値として用意しておけばよい。従って、燃焼器へ供給する燃料量(比例弁の弁開度)に対する予測上昇温度の値を、実験によって決定する場合であっても、燃焼器へ供給する燃料量(比例弁の弁開度)を段階的に変化させる毎に、吸込口から筐体内に吸い込んだ空気の温度が吹出口から吹き出される間に上昇した温度を測定するという比較的手間の小さい実験を行うだけでよい。
第1実施形態の温風暖房装置の概略的な構成図である。 第1実施形態の運転操作受付部の構成例を示す図である。 第1実施形態の設定室温表示部で表示される情報の遷移例を示す図である。 第1実施形態の温風暖房装置の機能ブロック図である。 第1実施形態の暖房運転を説明するフローチャートである。 第2実施形態の暖房運転を説明するフローチャートである。
<第1実施形態>
以下に図面を参照して第1実施形態の温風暖房装置100について説明する。
図1は、第1実施形態の温風暖房装置の概略的な構成図である。具体的には、図1(a)は温風暖房装置100の主要な構成部品の配置状態を示す正面透視図であり、図1(b)は温風暖房装置100を側部から見た断面図である。図示するように、温風暖房装置100は、空気を吸い込む吸込口70及び空気を吹き出す吹出口72を有する筐体10の内部に、燃料を燃焼する燃焼器20と、燃焼器20に供給する燃料量を調節する燃料量調節手段Fと、吸込口70を介した筐体10内への空気の吸気と吹出口72を介した筐体10内からの空気の吹き出しとを行うように空気を流動させる対流用ファン40(本発明の「空気流動手段」の一例)と、動作を制御する制御手段80とを備え、吸込口70から筐体10内に吸い込んだ空気を燃焼器20の燃焼排ガスと混合させることで空気の昇温を行って、昇温した空気を吹出口72から吹き出すように構成されている装置である。加えて、温風暖房装置100は、吸込口70から筐体10内に吸い込む空気の温度を測定する室内温度センサ1(本発明の「吸込空気温度測定手段」の一例)と、運転に関する指示を使用者から受け付ける運転操作受付部50(本発明の「運転指示受付手段」の一例)とを備える。
温風暖房装置100の筐体10には、背面に外気を燃焼用空気Aとして取り入れる吸込口70が設けられていると共に、前面に燃焼後の燃焼排ガスと空気との混合ガスを温風として吹き出す吹出口72が設けられている。また、吸込口70の外側には、塵埃を捕捉するためのエアフィルタ71が設定されている。
燃焼器20は、燃料ガスGを燃焼用空気Aと共に燃焼させる。具体的には、燃焼器20には、燃料ガスGを導く燃料ガス流路24が連通接続されており、その燃料ガス流路24には、燃料ガスGの流通を止める又は許容する第1電磁弁26a及び第2電磁弁26bと、燃料ガスGの流量を調整可能な比例弁25と、燃料ガスGを燃焼器20に向けて噴射する噴射ノズル23とが、上流側から下流側へ順に設けられている。このうち、第1電磁弁26a及び第2電磁弁26b及び比例弁25が、燃焼器20に供給する燃料量を調節する燃料量調節手段Fとして機能する。二つの電磁弁(第1電磁弁26a及び第2電磁弁26b)が設けられている理由は、燃料ガスGが燃料ガス流路24の下流側へ漏出することを、より確実に防止するためである。加えて、燃焼器20は、その燃焼室22に導かれた燃料ガスGと燃焼用空気Aとの混合気に点火する点火器21と、形成された火炎を検出して火炎の立ち消えを検知可能な火炎センサ4とを備えている。
本発明の空気流動手段としての対流用ファン40は、クロスフローファン41と、クロスフローファン41を周方向に回転させるファン駆動用モータ42とから構成されている。ファン駆動用モータ42が、クロスフローファン41を回転させることにより、吸込口70から筐体10の内部へと外気が取り入れられる。そして、筐体10の内部に吸い込まれた空気の一部は、燃焼用空気Aとして燃焼器20の燃焼室22へ導かれ、残りの空気は燃焼室22を迂回して流れながら燃焼器20の燃焼排ガスと混合される。これにより、吸込口70から筐体10の内部に吸い込まれた空気が昇温されて、吹出口72から筐体10の外部へと吹き出される。
筐体10の背面には、周囲の空気の温度を測定できる、即ち、温風暖房装置100が使用されている室内の空気の温度を測定できる室内温度センサ1が設けられている。つまり、この室内温度センサ1は、吸込口70から筐体10内に吸い込む空気の温度を測定する吸込空気温度測定手段として機能する。
図2は第1実施形態の運転操作受付部50の構成例を示す図であり、図3は第1実施形態の設定室温表示部57で表示される設定目標温度の遷移例を示す図であり、図4は、第1実施形態の温風暖房装置の機能ブロック図である。
運転操作受付部50は、筐体10の天面に設けられ、運転に関する指示を使用者から受け付ける。運転操作受付部50は、使用者等により操作させる操作スイッチとして、おやすみタイマースイッチS1と、おはようタイマースイッチS2と、エコ運転スイッチS3と、低温モードスイッチ(運転モード切換スイッチ)S4と、温度/時間設定スイッチ(温度設定スイッチ)S5(上方向スイッチS5a、下方向スイッチS5b)と、運転/停止スイッチS6とを有する。加えて、運転操作受付部50は、温風暖房装置100の状態を示す表示部として、おやすみタイマーの設定中に点灯されるおやすみタイマーランプ51と、おはようタイマーの設定中に点灯されるおはようタイマーランプ52と、エコ運転の実行中に点灯されるエコ運転ランプ53と、低温モード運転の実行中に点灯される低温モードランプ54と、吸込口70に設けられているフィルターの目詰まりを使用者に報知するために点灯されるフィルター掃除ランプ55と、運転が行われているときに点灯される運転状態表示ランプ56と、設定室温等を表す数字・文字・記号などを表示する設定室温表示部57と、現在室温等を表す数字・文字・記号などを表示する現在室温表示部58とを有する。
運転/停止スイッチS6は、運転の開始及び停止を指示するためのスイッチである。温風暖房装置100が運転を停止した状態にあるとき使用者が運転/停止スイッチS6を押し操作すると、制御手段80は、その操作を運転開始の指示として受け付けると共に運転状態表示ランプ56を点灯させる。また、温風暖房装置100が運転を行っている状態にあるときに使用者が運転/停止スイッチS6を押し操作すると、制御手段80は、その操作を運転停止の指示として受け付けると共に運転状態表示ランプ56を消灯させる。
制御手段80は、例えばマイクロコンピュータ等の演算処理機能及び例えば半導体メモリなどの情報記憶機能を有する電気回路部を用いて構成される装置である。そして、制御手段80は、温風暖房装置100を、通常モード(本発明の「第1暖房運転モード」に相当)での運転と低温モード(本発明の「第2暖房運転モード」に相当)での運転とを、使用者からの指示に応じて切り換えて実行する。本実施形態では、制御手段80は、後述する低温モードスイッチS4が「入り」操作されていなければ、通常モードでの運転の実行指示を受けていると判定し、低温モードスイッチS4が「入り」操作されていれば、低温モードでの運転の実行指示を受けていると判定する。つまり、本実施形態では、低温モードスイッチS4が本発明の「運転モード切換スイッチ」に相当する。
制御手段80は、通常モードでの運転の実行指示を受け付けているとき、吸込空気温度測定手段としての室内温度センサ1が測定する空気の温度が設定目標温度となるように、室内温度センサ1が測定する空気の温度と設定目標温度との温度差に基づいて、最小供給燃料量と最大供給燃料量との間の全供給燃料量範囲の中から燃焼器20に供給する目標供給燃料量を決定し、その目標供給燃料量を燃料量調節手段Fにより燃焼器20へ供給させる。本実施形態では、燃料量調節手段Fを構成する比例弁25は、燃焼器20へ供給する燃料量に対応する弁開度を段階的に変化させる段階比例弁である。そして、制御手段80は、比例弁25の弁開度を段階的に変化させることで、燃焼器20へ供給する燃料量を段階的に変化させる。表1に示すのは、燃料量調節手段Fが燃焼器20に供給可能な最小供給燃料量と最大供給燃料量との間の全供給燃料量範囲の例である。表1に示すように、比例弁25の弁開度は1段(最小供給燃料量)〜12段(最大供給燃料量)までの合計12段階ある。例えば、弁開度が1段のときの燃焼器20への供給燃料量は、暖房能力で0.76kWに相当する。そして、弁開度の段数が大きくなるにつれて、燃焼器20への供給燃料量(暖房能力)が多くなる。また、制御手段80は、燃焼器20への供給燃料量に応じた空気を燃焼器20に供給するべく、対流用ファン40の運転状態を制御する。
Figure 0006366362
制御手段80が通常モードで運転を行うときの上記設定目標温度は、使用者が温度/時間設定スイッチ(温度設定スイッチ)S5を操作して設定できる。例えば、制御手段80は、通常モードで運転を行っているとき、設定室温表示部57に使用者が入力した設定目標温度又は初期値を表示している。そして、使用者が上方向スイッチS5aを押し操作する毎にその温度の表示値が順次増加変更され、下方向スイッチS5bを押し操作する毎にその温度の表示値が順次減少変更される。
図3は、第1実施形態の設定室温表示部57で表示される設定目標温度の遷移例を示す図である。この例では、使用者は、12℃〜26℃までの温度を通常モードでの設定目標温度として1℃刻みで設定できる。図示は省略するが、このとき、現在室温表示部58には室内温度センサ1で測定されている温度が表示されている。加えて、使用者は、12℃よりも低い設定温度に対応する設定状態として「L(ロー)」を設定でき、26℃よりも高い設定温度に対応する設定状態として「H(ハイ)」を設定できる。例えば、「L(ロー)」が設定された場合には設定温度は10℃等の低温度となり、「H(ハイ)」が設定された場合には設定温度は45℃などの高温度になる。これらの設定状態は、上方向スイッチS5a及び下方向スイッチS5bを使用者が押し操作する毎に一段階ずつ順次設定変更される。
おやすみタイマースイッチS1は、運転停止の予約を行うためのスイッチである。使用者がおやすみタイマースイッチS1を「入り」操作すると、制御手段80は、その操作を、現在運転中である温風暖房装置100の運転停止の予約指示として受け付ける。例えば、使用者がおやすみタイマースイッチS1を「入り」操作すると、制御手段80は、おやすみタイマーランプ51を点灯させると共に、設定室温表示部57に、何分後に運転停止するのかを示す数字(初期値)を表示させる。そして、制御手段80は、温度/時間設定スイッチS5の上方向スイッチS5aを使用者が押し操作したことに応じてその表示された時間を増加させること、或いは、温度/時間設定スイッチS5の下方向スイッチS5bを使用者が押し操作したことに応じてその表示された時間を減少させることで、その表示された時間を運転停止するまでの残り時間として設定させる。但し、このおやすみタイマーで設定可能な時間は例えば60分を上限とする。
おはようタイマースイッチS2は、運転開始の予約を行うためのスイッチである。使用者がおはようタイマースイッチS2を「入り」操作すると、制御手段80は、その操作を、現在停止中である温風暖房装置100の運転開始の予約指示として受け付ける。例えば、使用者がおはようタイマースイッチS2を「入り」操作すると、制御手段80は、おはようタイマーランプ52を点灯させると共に、設定室温表示部57に、何時間後に運転開始するのかを示す数字(初期値)が表示される。そして、制御手段80は、温度/時間設定スイッチS5の上方向スイッチS5aを使用者が押し操作したことに応じてその表示された時間を増加させること、或いは、温度/時間設定スイッチS5の下方向スイッチS5bを使用者が押し操作したことに応じてその表示された時間を減少させることで、その表示された時間を運転開始するまでの残り時間として設定させる。
エコ運転スイッチS3は、温風暖房装置100で消費される燃料量を相対的に少なくさせる運転の実行を指令するためのスイッチである。使用者がエコ運転スイッチS3を「入り」操作すると、制御手段80は、その操作を、エコ運転の実行指示として受け付ける。例えば、使用者がエコ運転スイッチS3を押し操作すると、制御手段80は、エコ運転ランプ53を点灯させると共に、エコ運転モードでの運転を開始する。このエコ運転モードの運転では、制御手段80は、通常モードでの運転を行いつつ室内温度センサ1が測定した室内の温度が上記設定目標温度まで上昇すると30分間はその設定目標温度のままで運転を行い、その後、実際の運転制御上の目標温度を設定目標温度よりも1℃下げた状態で通常モードでの運転を継続する。尚、設定室温表示部57に表示される設定目標温度は、使用者が設定した設定目標温度のままである。そして、制御手段80は、更に30分間運転を行い、室内温度センサ1が測定した室内の温度が目標温度(設定目標温度よりも1℃低い温度)以上であれば、更に実際の運転制御上の設定温度を1℃下げる。このように、体感温度を大きく損なうことなく、徐々に設定室温を低くすることで、燃料費を節約することができる。
低温モードスイッチS4は、本発明の第2暖房運転モード(本実施形態で説明する低温モード)の実行を指令するためのスイッチである。低温モードスイッチS4が「入り」操作された状態にあると、制御手段80は温風暖房装置100を低温モードで動作させ、低温モードスイッチS4が「切り」操作された状態にあると、制御手段80は温風暖房装置100を通常モードで動作させる。上述のように、この低温モードスイッチS4は、通常モード(第1暖房運転モード)と低温モード(第2暖房運転モード)とを切り換える運転モード切換スイッチとして機能する。このように、低温モードスイッチS4は、使用者から低温モードでの運転の実行及び停止を受け付けるための専用の運転モード切換スイッチである。本実施形態では、使用者が低温モードスイッチS4を「入り」操作すると、その制御手段80は、運転を低温モードに切り換えると共に、低温モードスイッチS4が「入り」状態であることを記憶し、運転が停止された後も低温モードスイッチS4が「入り」状態であることを記憶し続けている。
筐体10の内部には、内部温度を測定する本体内用温度センサ2が設けられている。図1に示した例では、本体内用温度センサ2は、燃焼器20よりも下流側で、且つ、燃焼排ガスと空気とが混合された後の混合ガスが流れる部位での温度を測定する。そして、制御手段80は、本体内用温度センサ2の測定温度が、異常高温域に達していると判定した場合には、燃焼器20を停止する等の制御を行う。本体内用温度センサ2の測定温度がこのような異常高温域に達するのは、吸込口70に設けられているフィルターの目詰まりである可能性が高い。そのため、制御手段80は、本体内用温度センサ2の測定温度が異常高温域に達していると判定した場合には、この問題を使用者に報知するためにフィルター掃除ランプ55を点灯する。
更に、制御手段80等を構成する電気回路の途中には、その電気回路の温度が所定以上となった場合に、その電気回路を断線させる回路用温度ヒューズ3が設けられている。つまり、回路用温度ヒューズ3が所定の温度で溶断することで、電気回路の耐え得る温度を超える前に電気回路(即ち、制御手段80)の動作が停止されて温風暖房装置100の動作が停止され、その電気回路が熱によって故障することなどを防止している。
制御手段80は、運転指示受付手段としての低温モードスイッチS4が低温モード(第2暖房運転モード)での運転の実行指示を受け付けているとき、予測昇温特性及び室内温度センサ1が測定する空気の温度に基づいて、上述した全供給燃料量範囲の中から、吹出口72から吹き出される空気の温度を所定の上限温風温度以下にできる燃焼器への上限供給燃料量を決定し、室内温度センサ1が測定する空気の温度が設定目標温度(上記通常モードの設定目標温度と同じ)となるように、室内温度センサ1が測定する空気の温度と上記設定目標温度との温度差に基づいて、最小供給燃料量と上記上限供給燃料量との間の供給燃料量範囲の中から燃焼器20に供給する目標供給燃料量を決定し、その目標供給燃料量を燃料量調節手段Fにより燃焼器20へ供給させる。ここで、予測昇温特性は、燃焼器20への供給燃料量とその供給燃料量で燃焼を行ったときに吸込口70から筐体10内に吸い込んだ空気の温度が吹出口72から吹き出される間に上昇すると予測される予測上昇温度との関係を予め規定している。表2は、本実施形態で制御手段80が参照する予測昇温特性の例である。尚、表2に示す比例段数に対する予測上昇温度の値は、所定の条件下での実験結果に基づいて決定された値である。また、表2には、室温が22℃、7℃のときに、吹出口72から吹き出される空気の温度が何度になるのかを導出した例も併せて記載する。
本実施形態では、上限温風温度は予め制御手段80が記憶している一つの温度値(例えば、60℃)である。
Figure 0006366362
表2に示すように、例えば、比例弁25の弁開度の段数が12段であるときに燃焼器20へ供給される燃料量で燃焼が行われたとき、吸込口70から筐体10内に吸い込んだ室内空気の温度は、吹出口72から吹き出される間に64(K)だけ上昇されると予測できる。つまり、室温が7℃であれば、比例弁25の弁開度の段数を12段とすると、室温(7℃)に対して、その段数(12段)に該当する予測上昇温度(64K)を加算して得られる値(71℃)が、吹出口72から吹き出される空気の予測温度となる。同様に、比例弁25の弁開度の段数が9段であるときに燃焼器20へ供給される燃料量で燃焼が行われたとき、吸込口70から筐体10内に吸い込んだ室内空気の温度は、吹出口72から吹き出される間に52(K)だけ上昇されると予測できる。つまり、室内の温度が7℃であれば、59℃の温風が吹出口72から吹き出されると予測できる。
そして、制御手段80は、表2の予測昇温特性及び室内温度センサ1が測定する空気の温度に基づいて、吹出口72から吹き出される空気の温度を所定の上限温風温度以下にできる燃焼器20への上限供給燃料量を上述した全供給燃料量範囲の中から決定する。例えば、上限温風温度が60℃であり、室温が7℃である場合、比例弁25の弁開度が9段以下であれば、吹出口72から吹き出される空気の温度は上限温風温度(60℃)以下になると予測できる。そこで、制御手段80は、比例弁25の弁開度が9段であるときの燃料量を、燃焼器20への上限供給燃料量と決定する。更に、制御手段80は、室内温度センサ1が測定する空気の温度が上記設定目標温度となるように、室内温度センサ1が測定する空気の温度と上記設定目標温度との温度差に基づいて、最小供給燃料量と上限供給燃料量との間の供給燃料量範囲(この例では、比例弁25の弁開度が1段〜9段の範囲であるときの燃料量範囲)の中から燃焼器20に供給する目標供給燃料量(比例弁25の弁開度の段数)を決定し、その目標供給燃料量を燃料量調節手段Fにより燃焼器20へ供給させる。
このように、通常モードと低温モードとは、室内温度センサ1が測定する空気の温度が設定目標温度となるように、室内温度センサ1が測定する空気の温度と設定目標温度との温度差に基づいて、燃焼器20に供給する目標供給燃料量が決定される点で同じであるが、その燃焼器20に供給する目標燃料量が、通常モードでは最小供給燃料量と最大供給燃料量との間(上述した例では、比例弁25の弁開度が1段〜12段の間)で調節され、低温モードでは最小燃料量と上限供給燃料量との間(上述した例では、比例弁25の弁開度が1段〜9段の間)で調節されるという点で相違している。そして、上限供給燃料量は、吹出口72から吹き出される空気の温度を所定の上限温風温度以下にできるような燃焼器20への供給燃料量である。その結果、通常モードでは、吸込口70から筐体10内に吸い込む空気の温度を設定目標温度にするために、吹出口72から吹き出される空気の温度に上限は無いが、低温モードでは、吹出口72から吹き出される空気の温度を上限温風温度以下にするような運転を行うことができる。このように、吸込口70から筐体10内に吸い込む空気の温度を設定目標温度にするという暖房能力の高さは通常モード及び低温モードの双方で確保しつつ、低温モードでは、吹き出される温風の温度を上限温風温度以下に制限することで、使用者が高温の温風によって熱さを感じるといった問題を回避できる。
次に、温風暖房装置100の運転制御について説明する。
図5は、第1実施形態の暖房運転を説明するフローチャートである。制御手段80は、運転/停止スイッチが「入り」操作されると、工程#10に移行して運転開始処理を行う。制御手段80は、この運転開始処理において、温風暖房装置100を運転停止状態から運転状態へ切り替える場合、第1電磁弁26a及び第2電磁弁26bを開状態とし、比例弁25を所定の開度に設定して、燃料ガスGを噴射ノズル23から燃焼器20の燃焼室22へ噴射させる。制御手段80は、それと同時に、ファン駆動用モータ42を駆動させて対流用ファン40を働かせ、燃焼室22へ燃焼用空気Aを導く。そして、制御手段80は、点火器21により燃料ガスGと燃焼用空気Aとの混合気に点火して燃焼させる。
次に工程#11において制御手段80は、低温モードが「入り」状態であるか否かを判定し、低温モードが「入り」状態でない場合には工程#12に移行して通常モードでの運転を行い、低温モードが「入り」状態である場合には工程#13に移行して低温モードでの運転を行う。
工程#12において制御手段80は、通常モードでの運転、つまり、室内温度センサ1が測定する空気の温度と設定目標温度との温度差に基づいて、表1に例示した全供給燃料量範囲(即ち、比例段数の1段〜12段の範囲)の中から燃焼器20に供給する目標供給燃料量(即ち、設定する比例段数)を決定し、その目標供給燃料量を燃料量調節手段Fにより燃焼器20へ供給させる。その結果、室内温度センサ1が測定する空気の温度が設定目標温度よりも低いほど、目標供給燃料量が多くなるように(即ち、高い比例段数になるように)な制御が行われる。このように、制御手段80は、吸込口70から筐体10内に吸い込む空気の温度(即ち、温風暖房装置100が設置されている室内空気の温度)が設定目標温度となるように燃焼器20に供給する燃料量が調節されるので、温風暖房装置100が設置されている室内の温度が使用者にとって快適な状態に近づくことなる。
工程#13において制御手段80は、低温モードでの運転、つまり、表2に示した予測昇温特性及び室内温度センサ1が測定する空気の温度に基づいて、吹出口72から吹き出される空気の温度を上限温風温度以下にできる燃焼器20への上限供給燃料量を表2に示した全供給燃料量範囲の中から決定し(即ち、設定する比例弁25の比例段数の上限を、1段〜12段までの全比例段数の中から決定し)、室内温度センサ1が測定する空気の温度が上記設定目標温度となるように、室内温度センサ1が測定する空気の温度と上記設定目標温度との温度差に基づいて、最小供給燃料量と上限供給燃料量との間の供給燃料量範囲の中から燃焼器20に供給する目標供給燃料量を決定し、その目標供給燃料量を燃料量調節手段Fにより燃焼器20へ供給させる。例えば、制御手段80は、低温モードでの運転を行うとき、室内温度センサ1で測定される空気の温度が7℃であり、低温モードでの上限温風温度が60℃と予め設定されていれば、表2の予測昇温特性を参照して、比例弁25の弁開度の段数の上限(上限供給燃料量)を「9段」にさせる。そして、制御手段80は、室内温度センサ1が測定する空気の温度が上記設定目標温度となるように、室内温度センサ1が測定する空気の温度と上記設定目標温度との温度差に基づいて、比例弁25の弁開度が1段〜9段の範囲であるときの燃料量範囲の中から燃焼器20に供給する目標供給燃料量(比例弁25の弁開度の段数)を決定し、その目標供給燃料量を燃料量調節手段Fにより燃焼器20へ供給させる。
このように、低温モードでの運転では、例えば室温が7℃の場合において比例弁25の弁開度の段数が上限供給燃料量に対応する9段に調節されたとき、表2に示すように暖房能力は3.17kWとなる。一般的な電気暖房機器の暖房能力が1.2kWであることを考慮すると、低温モードであっても一般的な電気暖房機器の約2.5倍以上の暖房能力を発揮できていることになる。このように、使用者の安全性を特に考慮した低温モードで運転を行った場合であっても、温風暖房装置100が設置されている部屋の暖房を良好に行うことができる。更に、低温モードであっても十分な暖房能力が発揮されているため、複数の暖房機器や空調機器などを併用する必要性が低いため、ランニングコストを安くするこができる。
次に、工程#14において制御手段80は、運転/停止スイッチS6が「切り」操作されたか否かを判定し、「切り」操作されていなければ工程#11に帰還し、「切り」操作されていれば温風暖房装置100の運転を停止させる。
以上のように、本実施形態の温風暖房装置100は、吹出口72から吹き出す空気の温度を測定するための温度センサ等は備えていないが、吸込口70から筐体10内に吸い込む空気の温度を測定する室内温度センサ1を利用して、吹出口72から吹き出す空気の温度を所定の上限温風温度以下とするような低温モードでの運転も、上記通常モードと切り換えて実行できる。
<第2実施形態>
第2実施形態の温風暖房装置は、低温モードの運転を開始する前に温度低下処理を行うか否かを判定する点で上記実施形態と異なっている。以下に、第2実施形態の温風暖房装置について説明するが、上記実施形態と同様の構成については説明を省略する。
図6は、第2実施形態の暖房運転を説明するフローチャートである。図6に示すフローチャートの工程#30〜工程#32及び工程#35〜工程#36は、図5に示した工程#10〜工程#14と同様である。
通常モードで運転中に吹出口72から相対的に高温の空気が吹き出される状態が所定期間以上継続していれば、その高温の空気に対して継続的に触れていた吹出口72の部品も高温になっている可能性が高い。例えば、比例弁25の弁開度を表2の12段に調節した状態で燃焼していると、吹出口72での温風温度は室温が7℃の時では約71℃で、室温が22℃では86℃とかなりの高温になっている。そのため、通常モードでの運転から低温モードでの運転に切り換えた時点では、吹出口72の部品は未だ高温のままである可能性がある。そして、低温モードで吹出口72から吹き出される空気の温度が相対的に低い温度(上限温風温度以下)に抑えられているつもりで、使用者が吹出口72に近付いてその吹出口72の部品に触れてしまうと、未だ高温のままである吹出口72の部品で火傷をしてしまう可能性がある。
そこで、後述するように、制御手段80は、通常モードで運転中に、運転操作受付部50の低温モードスイッチS4が低温モードでの運転の実行指示を受け付けたとき、通常モードで運転中に吹出口72から相対的に高温の空気が吹き出される状態が所定期間以上継続していれば、吹出口72から吹き出される空気の温度を相対的に低温にした状態を一定期間継続させる温度低下処理を行った後で、低温モードでの運転を開始させる。
具体的には、先ず、制御手段80は、運転/停止スイッチS6が「入り」操作されると、工程#30に移行して運転開始処理を行う。この運転開始処理の内容は、第1実施形態の図5の工程#10で説明した内容と同様である。次に工程#31において制御手段80は、低温モードが「入り」状態であるか否かを判定し、低温モードが「入り」状態でない場合には工程#32に移行して通常モードでの運転を行い、低温モードが「入り」状態である場合には工程#33に移行する。
工程#32において制御手段80は、通常モードでの運転、つまり、室内温度センサ1が測定する空気の温度と設定目標温度との温度差に基づいて、表1に例示した全供給燃料量範囲(即ち、比例段数の1段〜12段の範囲)の中から燃焼器20に供給する目標供給燃料量(即ち、設定する比例段数)を決定し、その目標供給燃料量を燃料量調節手段Fにより燃焼器20へ供給させる。
工程#33において制御手段80は、低温モードが「入り」状態となる前の過去の所定期間以上(例えば1分間以上)の間、通常モードで運転中に吹出口72から相対的に高温(例えば、上限温風温度を超える温度)の空気が吹き出される状態が継続していたか否かを判定する。具体的には、制御手段80は、過去の所定期間以上(例えば1分間以上)の間、比例弁25の弁開度を表2に示したどの段数に調節していたのかを記憶している。その結果、制御手段80は、過去の所定期間以上(例えば1分間以上)の間に室内温度センサ1で測定された室内の温度(吸込口70から筐体10内に吸い込んだ空気の温度)と、表2に示した予測昇温特性とに基づいて、吹出口72から吹き出される空気の温度を導出できる。
そして、制御手段80は、過去の所定期間以上(例えば1分間以上)の間、通常モードで運転中に吹出口72から相対的に高温(例えば、上限温風温度を超える温度)の空気が吹き出される状態が継続していなければ工程#35に移行する。これに対して、制御手段80は、過去の所定期間以上(例えば1分間以上)の間、通常モードで運転中に吹出口72から相対的に高温(例えば、上限温風温度を超える温度)の空気が吹き出される状態が継続していたならば工程#34に移行する。
工程#34において制御手段80は、吹出口72から吹き出される空気の温度を相対的に低温にした状態を一定期間継続させる温度低下処理を実行する。例えば、制御手段80は、吹出口72から吹き出される空気の温度が、少なくとも上限温風温度未満となるように比例弁25の弁開度を調節して、一定期間(例えば1分30秒間など)継続的に運転させる。或いは、制御手段80は、燃料量調節手段Fにより燃焼器20への燃料供給を遮断させた状態で温度低下処理を行う。このとき、制御手段80は、吹出口72からは空気が継続的に吹き出されるように、対流用ファン40は動作させておく。
その後、工程#35において制御手段80は、低温モードでの運転、つまり、表2に示した予測昇温特性及び室内温度センサ1が測定する空気の温度に基づいて、吹出口72から吹き出される空気の温度を上限温風温度以下にできる燃焼器20への上限供給燃料量を表2に示した全供給燃料量範囲の中から決定し(即ち、設定する比例弁25の比例段数の上限を、1段〜12段までの全比例段数の中から決定し)、室内温度センサ1が測定する空気の温度が上記設定目標温度となるように、室内温度センサ1が測定する空気の温度と上記設定目標温度との温度差に基づいて、最小供給燃料量と上限供給燃料量との間の供給燃料量範囲の中から燃焼器20に供給する目標供給燃料量を決定し、その目標供給燃料量を燃料量調節手段Fにより燃焼器20へ供給させる。
次に、工程#36において制御手段80は、運転/停止スイッチS6が「切り」操作されたか否かを判定し、「切り」操作されていなければ工程#31に帰還し、「切り」操作されていれば温風暖房装置100の運転を停止させる。
以上のように、本実施形態では、温度低下処理を行っている間に相対的に低温の空気を吹出口72の部品に対して触れさせることで、その吹出口72の部品の温度を低下させることができる。その結果、低温モードで運転中に、使用者が吹出口72に近付いてその吹出口72の部品に触れてしまったとしても、火傷をすることなどが無くなる。
<別実施形態>
<1>
上記実施形態では、温風暖房装置100の構成について具体例を挙げて説明したが、その構成は適宜変更可能である。例えば、比例弁25が12段階の比例段数を有する例を説明したが、12段階よりも多い又は少ない比例段数を有する比例弁25を用いることもできる。他にも、比例弁25が、燃焼器20へ供給する燃料量に対応する弁開度を段階的に変化させる段階比例弁である例を説明したが、燃焼器20へ供給する燃料量に対応する弁開度を連続的に変化させる無段階比例弁を用いることもできる。
<2>
上記実施形態では、通常モード(第1暖房運転モード)及び低温モード(第2暖房運転モード)の設定目標温度等について具体的な数値を挙げて説明したが、それらの数値は適宜変更可能である。また、表1及び表2において、比例弁25の弁開度の比例段数と暖房出力との関係や、比例段数と予測上昇温度との関係についても具体的な数値を挙げて説明したが、それらの数値についても適宜変更可能である。
<3>
表2に示した予測昇温特性での供給燃料量(比例弁25の弁開度の段数)と予測上昇温度との関係を必要に応じて補正してもよい。
例えば、筐体10の内部の空気の通り道に正常に空気が流れる状態であれば、筐体10の内部には適切な流量の新鮮な空気が供給され続けるため、筐体10の内部の温度が過度に上昇することはない。しかし、例えば、筐体10の上記吸込口70のエアフィルタ71に塵埃等が付着すると、筐体10の内部での空気の流れが悪くなる。そして、燃焼器20には、燃焼される燃料量に対して必要な空気量よりも少ない量の空気しか供給できなくなるため、吹出口72から吹き出す空気の温度も上昇することになる。その結果、低温モードでの運転で、吹出口72から吹き出される空気の温度を上限温風温度以下にしようとしても、実際に吹出口72から吹き出される空気の温度は上限温風温度よりも大幅に高くなってしまう可能性がある。
そのような問題に鑑みて、制御手段80は、本体内用温度センサ2(内部温度測定手段)が測定した温度が所定の正常時上限温度以上になると、表2の予測昇温特性に規定されている燃焼器20への供給燃料量(比例弁25の弁開度の段数)と予測上昇温度との関係において、供給燃料量が予測上昇温度に対して相対的に減少するような補正(即ち、同じ予測上昇温度が、より少ない供給燃料量で得られるようにする補正)を行う。例えば、表2の予測上昇温度に対して例えば4℃ずつ加算することで、供給燃料量を予測上昇温度に対して相対的に減少させる補正(以下の、表3の補正例1を参照)や、表2の比例段数を例えば1ずつ減算することで、供給燃料量を予測上昇温度に対して相対的に減少させる補正(以下の、表4の補正例2を参照)などを行う。つまり、実際に吹出口72から吹き出される空気の温度が上昇側に変化することを考慮に入れた上で、温風温度固定モードでの運転が行われる。その結果、実際に吹出口72から吹き出される空気の温度は第2目標温度よりも大幅に高くなる可能性を小さくできる。
Figure 0006366362
Figure 0006366362
本発明は、暖房能力の高さは確保しながら、吹き出される温風の温度を所望の温度以下に調節できる温風暖房装置に利用可能である。
1 室内温度センサ(吸込空気温度測定手段)
2 本体内用温度センサ(内部温度測定手段)
10 筐体
20 燃焼器
25 比例弁(燃料量調節手段 F)
26a 第1電磁弁(燃料量調節手段 F)
26b 第2電磁弁(燃料量調節手段 F)
40 対流用ファン(空気流動手段)
50 運転操作受付部(運転指令受付手段)
S4 低温モードスイッチ(運転モード切換スイッチ)
S5 温度/時間設定スイッチ(温度設定スイッチ)
S5a 上方向スイッチ(温度設定スイッチ)
S5b 下方向スイッチ(温度設定スイッチ)
70 吸込口
72 吹出口
80 制御手段
100 温風暖房装置

Claims (6)

  1. 空気を吸い込む吸込口及び空気を吹き出す吹出口を有する筐体の内部に、燃料を燃焼する燃焼器と、前記燃焼器に供給する燃料量を調節する燃料量調節手段と、前記吸込口を介した前記筐体内への空気の吸気と前記吹出口を介した前記筐体内からの空気の吹き出しとを行うように空気を流動させる空気流動手段と、動作を制御する制御手段とを備え、前記吸込口から前記筐体内に吸い込んだ空気を前記燃焼器の燃焼排ガスと混合させることで空気の昇温を行って、昇温した空気を前記吹出口から吹き出す温風暖房装置であって、
    前記吸込口から前記筐体内に吸い込む空気の温度を測定する吸込空気温度測定手段と、
    運転に関する指示を使用者から受け付ける運転指示受付手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記運転指示受付手段が第1暖房運転モードでの運転の実行指示を受け付けているとき、前記吸込空気温度測定手段が測定する空気の温度が設定目標温度となるように、前記吸込空気温度測定手段が測定する空気の温度と前記設定目標温度との温度差に基づいて、最小供給燃料量と最大供給燃料量との間の全供給燃料量範囲の中から前記燃焼器に供給する目標供給燃料量を決定し、当該目標供給燃料量を前記燃料量調節手段により前記燃焼器へ供給させ、並びに、
    前記運転指示受付手段が第2暖房運転モードでの運転の実行指示を受け付けているとき、前記燃焼器への供給燃料量と当該供給燃料量で燃焼を行ったときに前記吸込口から前記筐体内に吸い込んだ空気の温度が前記吹出口から吹き出される間に上昇すると予測される予測上昇温度との関係が予め規定されている予測昇温特性、及び、前記吸込空気温度測定手段が測定する空気の温度に基づいて、前記吹出口から吹き出される空気の温度を所定の上限温風温度以下にできる前記燃焼器への上限供給燃料量を前記全供給燃料量範囲の中から決定し、前記吸込空気温度測定手段が測定する空気の温度が前記設定目標温度となるように、前記吸込空気温度測定手段が測定する空気の温度と前記設定目標温度との温度差に基づいて、前記最小供給燃料量と前記上限供給燃料量との間の供給燃料量範囲の中から前記燃焼器に供給する目標供給燃料量を決定し、当該目標供給燃料量を前記燃料量調節手段により前記燃焼器へ供給させる温風暖房装置。
  2. 前記運転指示受付手段は、使用者から前記第2暖房運転モードでの運転の実行及び停止を受け付けるための専用の運転モード切換スイッチを有する請求項1に記載の温風暖房装置。
  3. 前記制御手段は、前記第1暖房運転モードで運転中に、前記運転指示受付手段が前記第2暖房運転モードでの運転の実行指示を受け付けたとき、前記第1暖房運転モードで運転中に前記吹出口から前記上限温風温度を超える高温の空気が吹き出される状態が所定期間以上継続していれば、前記吹出口から吹き出される空気の温度を前記上限温風温度未満の低温にした状態を一定期間継続させる温度低下処理を行った後で、前記第2暖房運転モードでの運転を開始させる請求項1又は2に記載の温風暖房装置。
  4. 前記制御手段は、前記燃料量調節手段により前記燃焼器への燃料供給を遮断させた状態で前記温度低下処理を行う請求項3に記載の温風暖房装置。
  5. 前記筐体の内部温度を測定する内部温度測定手段を備え、
    前記制御手段は、前記内部温度測定手段が測定した温度が所定の正常時上限温度以上になると、前記予測昇温特性に規定されている前記燃焼器への供給燃料量と前記予測上昇温度との関係において、前記供給燃料量が前記予測上昇温度に対して相対的に減少するような補正を行う請求項1〜4の何れか一項に記載の温風暖房装置。
  6. 前記燃料量調節手段は、前記燃焼器へ供給する燃料量に対応する弁開度を段階的に変化させる比例弁を有し、
    前記制御手段は、前記比例弁の弁開度を段階的に変化させることで、前記燃焼器へ供給する燃料量を段階的に変化させる請求項1〜5の何れか一項に記載の温風暖房装置。
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