JP6366138B2 - 搬送装置及び搬送方法 - Google Patents

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Description

本発明は、搬送装置及び搬送方法に関し、詳しくは、被搬送物の向きを変えて引き渡す搬送装置及び搬送方法に関する。
従来、使い捨てオムツ等の製造工程において、受け取った被搬送物の向きを搬送中に変えて引き渡す搬送装置が用いられている。
この種の搬送装置の一例を、図7に示す。図7において、左の図は搬送装置の断面図であり、中央の図はカム体6の外周面の展開図であり、右の図は保持部材7と被搬送物Aを示す説明図である。
図7に示すように、円筒状のカム体6の外側に移動部材5が配置されている。カム体6の外周面には、カム溝6a,6bが形成されている。移動部材5には、被搬送物Aを吸着し保持する2つの保持部材7をそれぞれ収納する凹部と、凹部に連通する貫通孔とが形成されている。保持部材7の下面には軸が固定され、この軸が移動部材5の貫通孔に挿通されることによって、保持部材7は移動部材5に回転自在に支持される。移動部材5から突出した軸の先端にはアームが固定され、アームには、カム溝6a,6bに係合する係合部が設けられている。アームと軸と保持部材7とは、一体に回転する。移動部材5が不図示の駆動部材によって駆動され、カム体6のまわりを移動すると、カム溝6a,6bと係合部とのカム結合によりアームが旋回し、保持部材7が回動する。すなわち、一方の保持部材7はカム溝6aと係合部との係合によって回動し、他方の保持部材7はカム溝6bと係合部との係合によって回動する。
特公平7−80610号公報
それぞれが搬送方向に延在し、かつ搬送方向と直交する方向に並んでいる状態で第1及び第2の被搬送物を受け取り、搬送中に第1及び第2の被搬送物の向きを変え、それぞれが搬送方向と交差する方向に延在し、かつ搬送方向に並んだ状態で第1及び第2の被搬送物を引き渡したい場合がある。
しかしながら、従来の装置の保持部材7は、搬送方向と直交する方向に並んだ凹部内で回動するため、第1及び第2の被搬送物を搬送方向に並んだ状態で引き渡すことができない。
かかる実情に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、それぞれが搬送方向に延在し、かつ搬送方向と直交する方向に並んでいる状態で第1及び第2の被搬送物を受け取り、搬送中に第1及び第2の被搬送物の向きを変え、それぞれが搬送方向と交差する方向に延在し、かつ搬送方向に並んだ状態で第1及び第2の被搬送物を引き渡すことができる搬送装置及び搬送方法を提供することである。
本発明は、上記課題を解決するために、以下のように構成した搬送装置を提供する。
搬送装置は、(a)円筒状の移動経路に沿って、前記移動経路の周方向に移動する移動部材と、(b)前記移動経路の径方向に延在するように、前記移動経路の軸方向と前記周方向とに互いに間隔を設けて、前記移動部材に回転自在に支持された第1及び第2の軸と、(c)第1の被搬送物を解除可能に保持し、前記第1の軸の回転に連動して、前記第1の軸が延在する方向と直交する方向に前記第1の軸から離れて前記第1の軸のまわりを回動する第1のパッドと、(d)第2の被搬送物を解除可能に保持し、前記第2の軸の回転に連動して、前記第2の軸が延在する方向と直交する方向に前記第2の軸から離れて前記第2の軸のまわりを回動する第2のパッドと、(e)前記移動経路の第1の位置を前記移動部材が通過するとき、前記第1のパッドと前記第2のパッドとが前記軸方向に並び、かつ、前記移動経路の第2の位置を前記移動部材が通過するとき、前記第1のパッドと前記第2のパッドとが前記周方向に並ぶように、前記第1及び第2の軸を回転させる回転駆動機構と、を備える。前記移動経路の前記第1の位置を前記移動部材が通過するとき、前記第1及び第2のパッドがそれぞれ前記第1及び第2の被搬送物の保持を開始し、前記移動経路の前記第2の位置を前記移動部材が通過するとき、前記第1及び第2のパッドがそれぞれ前記第1及び第2の被搬送物の保持を解除する。
上記構成によれば、移動経路の第1の位置を移動部材が通過するとき、第1のパッドと第2のパッドとが軸方向に並んでいるので、第1のパッドが第1の被搬送物を周方向、すなわち搬送方向に延在する状態で受け取り、第2のパッドが第2の被搬送物を周方向、すなわち搬送方向に延在する状態で受け取ることができる。そして、回転駆動機構が第1及び第2の軸を回転させ、第1及び第2の軸の回転に連動して第1及び第2のパッドが回動することによって、移動部材が移動経路の第2の位置を通過するとき、第1のパッドと第2のパッドとは周方向に並んでいるので、第1のパッドに保持されている第1の被搬送物と第2のパッドに保持されている第2の被搬送物とは、搬送方向と交差する方向に延在し、かつ周方向すなわち搬送方向に並んだ状態で引き渡すことができる。
回転機構として、例えば、第1及び第2の軸を回転させるためのモータ等を移動部材に設けても構わない。
好ましくは、前記回転駆動機構は、(a)前記移動経路に沿って延在する第1及び第2の案内部と、(b)前記第1の案内部に係合し、前記移動部材とともに移動する第1の係合部と、(c)前記第2の案内部に係合し、前記移動部材とともに移動する第2の係合部と、(d)前記第1係合部と前記第1の軸とを接続し、前記第1の係合部の前記第1の軸に対する相対移動を前記第1の軸の回転に変換する第1の接続機構と、(e)前記第2係合部と前記第2の軸とを接続し、前記第2の係合部の前記第2の軸に対する相対移動を前記第2の軸の回転に変換する第2の接続機構と、を含む。
この場合、移動部材の移動を利用して第1及び第2のパッドを確実に回動させることができ、構成を簡単にすることができる。
なお、第1及び第2の接続機構は、リンク機構や歯車機構等を含んでも構わない。
より好ましくは、前記接続機構は、(a)前記第1の軸に固定され、前記第1の軸から前記第1の軸が延在する方向と直交する方向に離れて前記第1の係合部が設けられた第1の回動部材と、(b)前記第2の軸に固定され、前記第2の軸から前記第2の軸が延在する方向と直交する方向に離れて前記第2の係合部が設けられた第2の回動部材と、を含む。
この場合、第1及び第2の係合部の移動は、リンク機構や歯車機構等を介さずに、第1及び第2の軸の回転に変換されるので、構成が簡単になる。
好ましくは、前記移動部材が前記第1の位置から前記第2の位置まで移動する間に前記第1のパッドが回動する角度は、90°より小さい。前記移動部材が前記第1の位置から前記第2の位置まで移動する間に前記第2のパッドが回動する角度は、90°より大きい。
この場合、第1の被搬送物と第2の被搬送物とを互いに平行に配置された状態で受け取り、V字状に配置された状態で引き渡すことができる。
また、本発明は、上記課題を解決するために、以下のように構成した搬送方法を提供する。
搬送方法は、第1乃至第3の工程を備える。前記第1の工程において、円筒状の移動経路の径方向に延在するように前記移動経路の軸方向と周方向とに互いに間隔を設けて第1及び第2の軸を回転自在に支持する移動部材を、前記移動経路に沿って前記周方向に移動させる。前記移動部材とともに移動する第1及び第2のパッドを、それぞれ前記第1及び第2の軸のまわりを前記第1及び第2の軸と直交する方向に前記第1及び第2の軸から離れて回動させて、前記移動経路の第1の位置を前記移動部材が通過するとき、前記第1及び第2のパッドを前記軸方向に並ばせ、前記前記第1及び第2のパッドに第1及び第2の被搬送物をそれぞれ保持する。前記第2の工程において、前記第1及び第2のパッドに前記第1及び第2の被搬送物をそれぞれ保持しながら、前記移動経路の前記第1の位置から第2位置まで、前記移動部材を前記移動経路に沿って前記周方向に移動させるとともに、前記第1及び第2のパッドを回動させて前記第1及び第2のパッドを前記周方向に並ばせる。前記第3の工程において、前記移動経路の前記第2の位置を前記移動部材が通過するときに、前記第1及び第2の被搬送物の保持を解除して、前記周方向に並ばせた前記第1及び第2のパッドからそれぞれ前記第1及び第2の被搬送物を引き渡す。
上記方法によれば、移動経路の第1の位置を移動部材が通過するとき、第1のパッドと第2のパッドとが軸方向に並んでいるので、第1のパッドが第1の被搬送物を周方向、すなわち搬送方向に延在する状態で受け取り、第2のパッドが第2の被搬送物を周方向、すなわち搬送方向に延在する状態で受け取ることができる。そして、第1及び第2のパッドを回動させることによって、移動部材が移動経路の第2の位置を通過するとき、第1のパッドと第2のパッドとは周方向に並んでいるので、第1のパッドに保持されている第1の被搬送物と第2のパッドに保持されている第2の被搬送物とは、搬送方向と交差する方向に延在し、かつ周方向すなわち搬送方向に並んだ状態で引き渡すことができる。
好ましくは、前記第1及び第2の工程において、(a)前記移動経路に沿って延在する第1の案内部に、前記移動部材とともに移動する第1の係合部を係合させ、(b)前記移動経路に沿って延在する第2の案内部に、前記移動部材とともに移動する第2の係合部を係合させ、(c)前記第1の軸に対する前記第1の係合部の相対移動を前記第1の軸の回転に変換し、(d)前記第2の軸に対する前記第2の係合部の相対移動を前記第2の軸の回転に変換し、(e)前記第1の軸の回転に連動して前記第1のパッドを回動させ、(f)前記第2の軸の回転に連動して前記第2のパッドを回動させる。
この場合、移動部材の移動を利用して第1及び第2のパッドを確実に回動させることができ、構成を簡単にすることができる。
好ましくは、前記第2の工程において、(a)前記移動部材が前記第1の位置から前記第2の位置まで移動する間に前記第1のパッドが回動する角度は、90°より小さく、(b)前記移動部材が前記第1の位置から前記第2の位置まで移動する間に前記第2のパッドが回動する角度は、90°より大きい。
この場合、第1の被搬送物と第2の被搬送物とを互いに平行に配置された状態で受け取り、V字状に配置された状態で引き渡すことができる。
本発明によれば、それぞれが搬送方向に延在し、かつ搬送方向と直交する方向に並んでいる状態で第1及び第2の被搬送物を受け取り、搬送中に第1及び第2の被搬送物の向きを変え、それぞれが搬送方向と交差する方向に延在し、かつ搬送方向に並んだ状態で第1及び第2の被搬送物を引き渡すことができる。
図1は搬送装置の全体構成を示す側面図である。(実施例1) 図2は移動ユニットの構成を示す断面図である。(実施例1) 図3は第1の位置での移動ユニットを示す平面図である。(実施例1) 図4は第2の位置での移動ユニットを示す平面図である。(実施例1) 図5は移動ユニットの動作を示す展開図である。(実施例1) 図6は移動ユニットの動作を示す展開図である。(実施例1) 図7は、搬送装置の断面図、展開図、説明図である。(従来例1)
以下、本発明の実施の形態として実施例について、図面を参照しながら説明する。
<実施例1> 実施例1の搬送装置10及び搬送方法について、図1〜図6を参照しながら説明する。
図1は、搬送装置10の全体構成を示す側面図である。図2は、搬送装置10の移動ユニット12を示す断面図である。図3は第1の位置10aでの移動ユニット12を示す平面図である。図4は第2の位置10bでの移動ユニット12を示す平面図である。
図1に示すように、搬送装置10は、移動部材20に第1及び第2のパッド22,23が配置された複数の移動ユニット12と、複数のアンビル16とが、周方向に交互に配置されている。
図2に示すように、移動部材20は、静止部材11に固定された環状の一対の案内レール11s,11tにそれぞれ係合する2つの係合部21を有し、案内レール11s,11tと係合部21との係合によって、円筒状の移動経路を移動自在に配置されている。
図1に示すように、移動部材20は、第1及び第2のリンク14,15を介して回転駆動部材13にリンク結合されている。アンビル16は、回転駆動部材13に固定されている。回転駆動部材13が回転すると、移動ユニット12は円筒状の移動経路に沿って回転する。移動経路の中心軸11xと、回転駆動部材13の回転中心軸13xとは位置がずれている。そのため、回転駆動部材13の回転に伴い、アンビル16は大略移動経路の径方向に進退し、移動ユニット12は位置によって移動速度が増減し、隣り合う移動ユニット12間の間隔が変わる。
図2〜図4に示すように、移動部材20には、第1及び第2の軸26,27が回転自在に、かつ、移動経路の径方向に延在するように支持されている。すなわち、第1及び第2の軸26,27の回転中心軸が、移動経路の径方向と平行又は略平行となり、第1及び第2の軸26,27の回転中心軸の延長線は、移動経路の中心軸と交差し、又は移動経路の中心軸の近傍を通る。
図2〜図4に示すように、第1及び第2のパッド22,23は、それぞれ、第1及び第2の軸26,27の径方向外側の端部に、第1及び第2のアーム24,25を介して固定されている。これによって、第1及び第2のパッド22,23は、第1及び第2の軸26,27に対して偏心した位置に固定され、第1及び第2の軸26,27と一体に回転する。すなわち、第1及び第2のパッド22,23は、第1及び第2の軸26,27の回転に連動して、第1及び第2の軸26,27が延在する方向(すなわち、第1及び第2の軸26,27の回転中心軸の方向)と直交する方向に第1及び第2の軸26,27から離れて第1及び第2の軸26,27のまわりを回動する。
第1及び第2のパッド22,23は、径方向外側の表面22a,23aに被搬送物2p,2qを解除可能に吸着し保持するようになっている。すなわち、表面22a,23aには、不図示の吸引孔が形成され、吸引孔と真空源との間を連通する吸引流路が第1及び第2のパッド22,23の内部等に形成されている。なお、被搬送物2p,2qを、静電気や磁力等によって、あるいは機械的なクランプ等によって、第1及び第2のパッド22,23に解除可能に保持するように構成しても構わない。
図2に示すように、第1及び第2の軸26,27の径方向内側の端部に、第1及び第2の回動部材28,29の一端が固定されている。第1及び第2の回動部材28,29の他端側には、径方向内側に突出する支持軸28p,29p(29pは図示せず)が設けられ、支持軸28p,29pに第1及び第2の係合部28x,29xが回転自在に支持されている。
なお、第1及び第2の係合部28x,29xは、回転自在でなくても構わない。もっとも、第1及び第2の係合部28x,29xが回転自在であれば、後述する第1及び第2の案内溝11p,11qとの摩擦抵抗が低減される。
静止部材11には、移動経路に沿って延在し、第1及び第2の係合部28x,29xが係合する溝状の第1及び第2の案内部11p,11qが設けられている。第1及び第2の案内部11p,11qは、移動経路の周方向に進むにしたがい移動経路の軸方向の位置が変わるように形成されている。
移動部材20が移動すると、第1及び第2の係合部28x,29xがそれぞれ第1及び第2の案内部11p,11qに係合しながら移動部材20とともに移動する。このとき、第1及び第2の係合部28x,29xが第1及び第2の軸26,27に対して相対移動し、これに伴って、第1及び第2の回動部材28,29が旋回し、第1及び第2の軸26,27が回転し、第1及び第2のパッド22,23が第1及び第2の軸26,27のまわりを回動する。
図3及び図4に示すように、第1及び第2の案内部11p,11qは、移動経路の第1の位置10aを移動部材20が通過するとき、第1及び第2のパッド22,23が移動経路の軸方向(図3において上下方向)に並び、かつ、移動経路の第2の位置10bを移動部材20が通過するとき、第1及び第2のパッド22,23が移動経路の周方向(図4において左右方向)に並ぶように、形成されている。
図5及び図6は、移動経路11rに沿って展開した展開図であり、移動ユニット12とその両側のアンビル16とが移動する様子を示している。図5の鎖線Aと図6の鎖線Bとは同じ位置である。
図5に示すように、第1の位置10aにおいて、第1及び第2のパッド22,23は、移動経路10rの軸方向(図5において上下方向)に並んでいる。このとき、第1及び第2のパッド22,23は互いに平行な状態であり、第1及び第2のパッド22,23は第1及び第2の被搬送物2p,2qを互いに平行に保持する。
移動ユニット12が矢印10dで示す方向に移動すると、第1及び第2の案内部11p,11qと第1及び第2の係合部28x,29xとの係合によって、第1及び第2のパッド22,23は、第1及び第2の軸26,27を中心として反時計方向に回動する。そして、図6に示すように、第2の位置10bにおいて、第1及び第2のパッド22,23は周方向(図6において左右方向)に並ぶ。このとき、第1及び第2のパッド22,23は互いに平行な位置から互い逆方向に同じ角度傾いてV字状に配置される。
すなわち、図5及び図6に示すように、第1の位置10aから第2の位置10bまでの間に、第1のパッド22が回動した角度は90°より小さく、第2のパッド23が回動した角度は90度より大きい。そのため、第1及び第2のパッド22,23はV字状に配置さ、第1及び第2のパッド22,23に保持されている第1及び第2の被搬送物2p,2qは、V字状に配置された状態で受け渡すことができる。
なお、第1の位置10aから第2の位置10bまでの間に、第1及び第2のパッド22,23が回動する角度は、適宜に選択することができる。例えば、移動部材20が第1の位置10aから第2の位置10bまで移動する間に第1及び第2のパッド22が回動する角度が90°であれば、第1及び第2の被搬送物2p,2qは、搬送方向に対して直角方向に延在し互いに平行に配置された状態で受け渡すことができる。
例えば、第1及び第2の被搬送物2p,2qは弾性部材であり、伸張した状態で第1および第2のパッド22,23に吸着され保持される。搬送装置10から受け渡された個片の第1及び第2の被搬送物2p,2qは、伸張した状態のまま、使い捨ておむつの基材ウェブ上の足入れ部となる部分の近傍、あるいはウエスト部となる部分の近傍に貼り付けられる。
また、第1のパッド22と第2のパッド23との距離は、第1の位置10aと第2の位置10bとで異ならせることができる。
次に、搬送装置10を用いて第1及び第2の被搬送物2p,2qを搬送する搬送方法について説明する。
(1) まず、搬送装置10は、円筒状の移動経路の径方向に延在するように移動経路の軸方向と周方向とに互いに間隔を設けて第1及び第2の軸26,27を回転自在に支持する移動部材20を、移動経路に沿って周方向に移動させ、移動部材20とともに移動する第1及び第2のパッド22,23を、それぞれ第1及び第2の軸26,27のまわりを第1及び第2の軸26,27と直交する方向に第1及び第2の軸26,27から離れて回動させて、移動経路の第1の位置10aを移動部材10が通過するとき、第1及び第2のパッド22,23を軸方向に並ばせる。
そして、図1に示すように、搬送装置10は、例えば矢印80で示す方向から搬送されてきた連続体の第1及び第2の被搬送物2p,2qを、移動部材20が第1の位置10aと通過するときに、第1及び第2のパッド22,23にそれぞれ保持する。このとき、図3に示したように、第1及び第2のパッド22,23は移動経路の軸方向に並んでおり、第1及び第2の被搬送物2p,2qは搬送方向に延在した状態で保持される(以上、第1の工程)。
(2) 次いで、第1及び第2の被搬送物2p,2qを第1及び第2のパッド22,23に保持しながら矢印82で示す方向に搬送する。搬送中の第1及び第2の被搬送物2p,2qは、矢印58で示す方向に回転するカッターユニット50のカッター刃52とアンビル16との間に、所定の周期で挟んで切断して、第1及び第2の被搬送物2p,2qを個片にする。搬送中に、図4及び図5に示したように、第1及び第2のパッド22,23が回動し、第1及び第2の被搬送物2p,2qの向きが変わる。すなわち、第1及び第2のパッド22,23に第1及び第2の被搬送物2p,2qをそれぞれ保持しながら、移動経路の第1の位置10aから第2の位置10bまで、移動部材20を移動経路に沿って周方向に移動させるとともに、第1及び第2のパッド22,23を回動させて第1及び第2のパッド22,23を周方向に並ばせる(以上、第2の工程)。
(3) 次いで、第2の位置10bで個片の第1及び第2の被搬送物2p,2qの保持を解除し、第1及び第2の被搬送物2p,2qを次工程に引き渡す。個片の第1及び第2の被搬送物2p,2qは、例えば矢印84で示す方向に搬送されていく。第2の位置10bでは、図4に示したように、第1及び第2のパッド22,23は移動経路の周方向に並んでおり、第1及び第2の被搬送物2p,2qは搬送方向に交差する方向に延在した状態で、次工程に引き渡される。すなわち、移動経路の第2の位置10bを移動部材20が通過するときに、第1及び第2の被搬送物2p,2qの保持を解除して、周方向に並ばせた第1及び第2のパッド22,23からそれぞれ第1及び第2の被搬送物2p,2qを引き渡す(以上、第3の工程)。
以上の工程によって、搬送装置10は、(a)移動部材20が第1の位置10aを通過するき、それぞれが搬送方向に延在し、かつ搬送方向と直交する方向に並んでいる状態で第1及び第2の被搬送物2p,2qを受け取り、(b)搬送中に第1及び第2の被搬送物2p,2qの向きを変え、(c)移動部材20が第2の位置10bを通過するとき、それぞれが搬送方向と交差する方向に延在し、かつ搬送方向に並んだ状態で第1及び第2の被搬送物2p,2qを引き渡すことができる。
<変形例1> 第1及び第2の軸26,27を回転させる回転駆動機構として、第1及び第2の軸26,27を回転駆動するモータ等を、移動部材20に設けても構わない。この場合、移動部材20の位置に応じたモータの制御等が必要である。
これに対し、実施例1のように、第1及び第2の案内部11p,11qと、第1及び第2の係合部28x,29xと、第1及び第2の回動部材28,29とを含む回転駆動機構によって、第1及び第2の軸26,27が移動部材20の移動に連動して回動するように構成すると、移動部材20の移動を利用して第1及び第2のパッド22,23を確実に回動させることができ、モータの制御等が不要となり、構成を簡単にすることができる。
<変形例2> 第1及び第2の係合部28x,29xと、第1及び第2の軸26,27とをそれぞれ接続し、第1及び第2の係合部28x,29xの移動をそれぞれ第1及び第2の軸26,27の回転に変換する第1及び第2の接続機構が、リンク機構や歯車機構等を含んでも構わない。
これに対し、実施例1のように、第1及び第2の係合部28x,29xと、第1及び第2の軸26,27とを、それぞれ第1及び第2の回動部材28,29で接続する第1及び第2の接続機構の場合、第1及び第2の係合部28x,29xの移動は、リンク機構や歯車機構等を介さずに、第1及び第2の軸26,27の回転に変換されるので、構成が簡単になる。
<変形例3> 第1及び第2の係合部28x,29xと、第1及び第2の案内部11p,11qとは、適宜に構成することができる。例えば、第1及び第2の案内部をレール等の突条とし、この突条に第1及び第2の係合部が係合するように構成してもよい。また、第1及び第2の案内部は、移動経路の軸方向に移動経路に隣接し、移動経路に沿うように設けても構わない。
<まとめ> 以上に説明した搬送装置10は、それぞれが搬送方向に延在し、かつ搬送方向と直交する方向に並んでいる状態で第1及び第2の被搬送物を受け取り、搬送中に第1及び第2の被搬送物の向きを変え、それぞれが搬送方向と交差する方向に延在し、かつ搬送方向に並んだ状態で第1及び第2の被搬送物を引き渡すことができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、種々変更を加えて実施することが可能である。
例えば、第1及び第2の位置は、移動経路の周方向に広がりのある範囲であってもよい。また、移動部材が第1及び第2の位置を通過する間に、第1及び第2の被搬送物を、同時に受け取り、引き渡しても、時間をずらして受け取り、引き渡しても構わない。
第1及び第2のパッドと第1及び第2の軸とが一体となって回転する場合を例示したが、第1及び第2のパッドが回動する角度と、第1及び第2の軸が回転する角度とが異なっても構わない。例えば、第1及び第2のパッドと第1及び第2の軸との間に遊星歯車等の減速機構を設けるなどして、第1及び第2のパッドが、第1及び第2の軸の回転と連動して回動するようにしても構わない。
2p 第1の被搬送物
2q 第2の被搬送物
10 搬送装置
10a 第1の位置
10b 第2の位置
10r 移動経路
11p 第1の案内部(第1の案内部)
11q 第2の案内部(第2の案内部)
20 移動部材
22 第1のパッド
23 第2のパッド
26 第1の軸
27 第2の軸
28 第1の回動部材
29 第2の回動部材
28x 第1の係合部
29x 第2の係合部

Claims (7)

  1. 円筒状の移動経路に沿って、前記移動経路の周方向に移動する移動部材と、
    前記移動経路の径方向に延在するように、前記移動経路の軸方向と前記周方向とに互いに間隔を設けて、前記移動部材に回転自在に支持された第1及び第2の軸と、
    第1の被搬送物を解除可能に保持し、前記第1の軸の回転に連動して、前記第1の軸が延在する方向と直交する方向に前記第1の軸から離れて前記第1の軸のまわりを回動する第1のパッドと、
    第2の被搬送物を解除可能に保持し、前記第2の軸の回転に連動して、前記第2の軸が延在する方向と直交する方向に前記第2の軸から離れて前記第2の軸のまわりを回動する第2のパッドと、
    前記移動経路の第1の位置を前記移動部材が通過するとき、前記第1のパッドと前記第2のパッドとが前記軸方向に並び、かつ、前記移動経路の第2の位置を前記移動部材が通過するとき、前記第1のパッドと前記第2のパッドとが前記周方向に並ぶように、前記第1及び第2の軸を回転させる回転駆動機構と、
    を備え、
    前記移動経路の前記第1の位置を前記移動部材が通過するとき、前記第1及び第2のパッドがそれぞれ前記第1及び第2の被搬送物の保持を開始し、前記移動経路の前記第2の位置を前記移動部材が通過するとき、前記第1及び第2のパッドがそれぞれ前記第1及び第2の被搬送物の保持を解除することを特徴とする、搬送装置。
  2. 前記回転駆動機構は、
    前記移動経路に沿って延在する第1及び第2の案内部と、
    前記第1の案内部に係合し、前記移動部材とともに移動する第1の係合部と、
    前記第2の案内部に係合し、前記移動部材とともに移動する第2の係合部と、
    前記第1係合部と前記第1の軸とを接続し、前記第1の係合部の前記第1の軸に対する相対移動を前記第1の軸の回転に変換する第1の接続機構と、
    前記第2係合部と前記第2の軸とを接続し、前記第2の係合部の前記第2の軸に対する相対移動を前記第2の軸の回転に変換する第2の接続機構と、
    を含むことを特徴とする、請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記接続機構は、
    前記第1の軸に固定され、前記第1の軸から前記第1の軸が延在する方向と直交する方向に離れて前記第1の係合部が設けられた第1の回動部材と、
    前記第2の軸に固定され、前記第2の軸から前記第2の軸が延在する方向と直交する方向に離れて前記第2の係合部が設けられた第2の回動部材と、
    を含むことを特徴とする、請求項2に記載の搬送装置。
  4. 前記移動部材が前記第1の位置から前記第2の位置まで移動する間に前記第1のパッドが回動する角度は、90°より小さく、
    前記移動部材が前記第1の位置から前記第2の位置まで移動する間に前記第2のパッドが回動する角度は、90°より大きいことを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一つに記載の搬送装置。
  5. 円筒状の移動経路の径方向に延在するように前記移動経路の軸方向と周方向とに互いに間隔を設けて第1及び第2の軸を回転自在に支持する移動部材を、前記移動経路に沿って前記周方向に移動させ、
    前記移動部材とともに移動する第1及び第2のパッドを、それぞれ前記第1及び第2の軸のまわりを前記第1及び第2の軸と直交する方向に前記第1及び第2の軸から離れて回動させて、
    前記移動経路の第1の位置を前記移動部材が通過するとき、前記第1及び第2のパッドを前記軸方向に並ばせ、前記前記第1及び第2のパッドに第1及び第2の被搬送物をそれぞれ保持する第1の工程と、
    前記第1及び第2のパッドに前記第1及び第2の被搬送物をそれぞれ保持しながら、前記移動経路の前記第1の位置から第2位置まで、前記移動部材を前記移動経路に沿って前記周方向に移動させるとともに、前記第1及び第2のパッドを回動させて、前記第1及び第2のパッドを前記周方向に並ばせる第2の工程と、
    前記移動経路の前記第2の位置を前記移動部材が通過するときに、前記第1及び第2の被搬送物の保持を解除して、前記周方向に並ばせた前記第1及び第2のパッドからそれぞれ前記第1及び第2の被搬送物を引き渡す第3の工程と、
    を備えたことを特徴とする、搬送方法。
  6. 前記第1及び第2の工程において、
    前記移動経路に沿って延在する第1の案内部に、前記移動部材とともに移動する第1の係合部を係合させ、
    前記移動経路に沿って延在する第2の案内部に、前記移動部材とともに移動する第2の係合部を係合させ、
    前記第1の軸に対する前記第1の係合部の相対移動を前記第1の軸の回転に変換し、
    前記第2の軸に対する前記第2の係合部の相対移動を前記第2の軸の回転に変換し、
    前記第1の軸の回転に連動して前記第1のパッドを回動させ、
    前記第2の軸の回転に連動して前記第2のパッドを回動させる、
    ことを特徴とする、請求項5に記載の搬送方法。
  7. 前記第2の工程において、
    前記移動部材が前記第1の位置から前記第2の位置まで移動する間に前記第1のパッドが回動する角度は、90°より小さく、
    前記移動部材が前記第1の位置から前記第2の位置まで移動する間に前記第2のパッドが回動する角度は、90°より大きいことを特徴とする、請求項5又は6に記載の搬送方法。
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