JP6365062B2 - 露光装置および露光方法 - Google Patents

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Description

本発明は、露光装置および露光方法に関するものである。
サンプルの加工方法としてフォトリソグラフィー加工とエッチング加工を用いた方法が知られている。そして、特許文献1には、フォトリソグラフィー加工に含まれる露光工程を行うための露光装置が開示されている。特許文献1の図5に記載の露光装置は、サンプルの表面側から当該面に対して斜めに第1走査光を走査しつつ、裏面側から当該面に対して斜めに第2走査光を走査することで、サンプルの表面および裏面への露光と共に、側面への露光を可能とし、露光工程の削減を図っている。しかしながら、特許文献1の図5の構成では、第1、第2走査光が共にサンプルの同じ側面に走査されるため、一度の露光工程で1つの側面しか露光することができない。したがって、露光工程の削減が十分に図られているとは言えない。
特開2013−186291号公報
本発明の目的は、より多くの面を同時に露光することができ、効率的な露光が可能な露光装置および露光方法を提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例の露光装置は、被露光物を保持する保持部と、
前記被露光物の第1主面側に位置し、第1方向に走査する第1露光光を前記被露光物に入射する第1露光光入射部と、
前記被露光物の前記第1主面の反対側である第2主面側に位置し、第2方向に走査する第2露光光を前記被露光物に入射する第2露光光入射部と、
前記保持部、前記第1露光光入射部、および前記第2露光光入射部を、前記第1方向と前記第2方向に交差する第3方向に相対的に移動させる移動手段と、を有し、
前記第1露光光は、前記第1主面の法線方向に対して前記第3方向の一方側に傾いた方向から前記被露光物に入射し、
前記第2露光光は、前記第2主面の法線方向に対して前記第3方向の他方側に傾いた方向から前記被露光物に入射し、
前記第3方向は、前記第1露光光および前記第2露光光に対する前記被露光物の傾きに沿った方向であることを特徴とする。
これにより、より多くの面を同時(同一工程中)に露光することができ、効率的な露光が可能な露光装置を提供することができる。
[適用例2]
本適用例の露光装置では、前記被露光物は、前記第1主面と前記第2主面に接続する側面を有し、
前記第1露光光によって、前記第1主面と前記側面の第1部分が露光され、
前記第2露光光によって、前記第2主面と前記側面の第2部分が露光されることが好ましい。
これにより、より多くの面を同時に露光することができる。
[適用例3]
本適用例の露光装置では、前記第1部分と前記第2部分の少なくとも一方には、互いに法線方向が異なる複数の面が含まれていることが好ましい。
これにより、さらに多くの面を同時に露光することができる。
[適用例4]
本適用例の露光装置では、前記第2方向は、前記第1方向に沿っていることが好ましい。
このように、第1露光光の走査方向と第2露光光の操作方法とを合わせることで、例えば、露光パターンを決定するプログラム等の作成が容易となる。
[適用例5]
本適用例の露光装置では、前記第1露光光の走査中心軸と前記第2露光光の走査中心軸は、同一直線上に沿っていることが好ましい。
このように設定することで、第1露光光および第2露光光の光軸の調整を行い易くなる。
[適用例6]
本適用例の露光装置では、前記第1露光光と前記第2露光光の少なくとも一方の前記入射角を調整することができる入射角調整手段を有することが好ましい。
これにより、より精度よく被露光基板を露光することができる。
[適用例7]
本適用例の露光方法は、第1方向に走査する第1露光光を被露光物の第1主面側から入射し、第2方向に走査する第2露光光を前記第1主面の反対側である第2主面側から入射し、前記第1露光光および前記第2露光光の入射位置を前記第1方向と前記第2方向に交差する第3方向に移動させることで、前記被露光物を露光する工程を含み、
前記工程では、前記第1露光光は、前記第1主面の法線方向に対して前記第3方向の一方側に傾いた方向から前記被露光物に入射し、前記第2露光光は、前記第2主面の法線方向に対して前記第3方向の他方側に傾いた方向から前記被露光物に入射し、
前記第3方向は、前記第1露光光および前記第2露光光に対する前記被露光物の傾きに沿った方向であることを特徴とする。
これにより、より多くの面を同時(同一工程中)に露光することができ、効率的な露光が可能となる。
[適用例8]
本適用例の露光方法では、前記被露光物は、前記第1主面と前記第2主面に接続する側面を有し、
前記第1露光光は、前記第1主面と前記側面の第1部分を露光し、
前記第2露光光は、前記第2主面と前記側面の第2部分を露光することが好ましい。
これにより、より多くの面を同時に露光することができる。
本発明の好適な実施形態に係る露光装置の構成図である。 図1に示す露光装置の保持ユニットを示す側面図である。 図1に示す露光装置により露光される被露光基板の一例を示す図であり、(a)が平面図、(b)が同図(a)中のA−A線断面図である。 図3に示す被露光基板の露光方法を説明する断面図である。 図3に示す被露光基板の露光方法を説明する断面図である。 図3に示す被露光基板の別の露光方法を説明する平面図および側面図である。 製造物の一例としての振動素子を示し、(a)が平面図、(b)が同図(a)中のB−B線断面図である。 図7に示す振動素子が有する励振電極のパターニング方法を説明する断面図である。 製造物の一例としての波長可変フィルターを示す断面図である。 製造物の一例としての発光素子を示す断面図である。 図10中のC−C線断面図である。 製造物の一例としてのインクジェットヘッドを示す断面図である。 製造物の一例としてのメタルマスクを有する基材を示す断面図である。 図13に示すメタルマスクの製造方法を示す断面図である。
以下、本発明の露光方法および露光装置を添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
まず、本発明の露光方法および露光装置の第1実施形態について説明する。
図1は、本発明の好適な実施形態に係る露光装置の構成図である。図2は、図1に示す露光装置の保持ユニットを示す側面図である。図3は、図1に示す露光装置により露光される被露光基板の一例を示す図であり、(a)が平面図、(b)が同図(a)中のA−A線断面図である。図4は、図3に示す被露光基板の露光方法を説明する断面図である。図5は、図3に示す被露光基板の露光方法を説明する断面図である。図6は、図3に示す被露光基板の別の露光方法を説明する平面図および側面図である。なお、図1および図2では、説明の便宜上、互いに直交する3軸として、x軸、y軸およびz軸を図示している。また、以下では、x軸に平行な方向を「x軸方向」とも言い、y軸に平行な方向を「y軸方向」とも言い、z軸に平行な方向を「z軸方向」とも言う。
1.露光装置
図1に示す露光装置100は、被露光基板(被露光物)200を露光するのに用いられる露光装置である。このような露光装置100は、保持した被露光基板200を移動させる保持ユニット110と、被露光基板200に対して、表面(第1主面)側からレーザー光(露光光)LL1を入射する第1露光光入射ユニット(第1露光光入射部)120Aと、被露光基板200に対して裏面(第2主面)側からレーザー光(露光光)LL2を入射する第2露光光入射ユニット(第2露光光入射部)120Bと、を有しており、被露光基板200を表面側および裏面側から同時に露光することのできる両面露光型の露光装置である。
≪第1露光光入射ユニット≫
第1露光光入射ユニット120Aは、レーザー光LL1を出射するレーザー光源130Aと、レーザー光源130Aの駆動を制御するレーザー光源制御部140Aと、レーザー光LL1を光学補正する光学レンズ系150Aと、レーザー光LLを走査するポリゴンミラー160Aと、ミラー170Aと、を有している。
レーザー光源130Aは、レーザー光源制御部140Aによって制御され、被露光基板200を決められたパターンで露光できるように所定タイミングでレーザー光LL1を出射する。レーザー光源130Aから出射されたレーザー光LL1は、ミラー170Aで反射した後、ポリゴンミラー160Aの反射面161に入射する。ポリゴンミラー160Aは、モーター等の図示しない駆動源によって軸Jまわりに回転駆動しており、入射したレーザー光LL1を一次元的に走査(主走査)する。
光学レンズ系150Aは、図1に示すように、レーザー光源130Aとミラー170Aとの間に配置されているコリメーターレンズ151、第1ズームレンズ152、第2ズームレンズ153および第1シリンドリカルレンズ154と、ポリゴンミラー160Aと保持ユニット110との間に配置されているfθレンズ155および第2シリンドリカルレンズ156と、を有している。
これらレンズのうち、コリメーターレンズ151は、レーザー光LL1を平行光とするためのレンズである。また、第1ズームレンズ152は、レーザー光LL1をz軸方向に拡大するレンズであり、第2ズームレンズ153は、レーザー光LL1をy軸方向に拡大するレンズである。レーザー光源130Aから出射されるレーザー光LL1の断面形状は、一般的に真円でない(楕円である)ため、第1、第2ズームレンズ152、153によってレーザー光LL1の断面形状(縦横比)を補正し、その断面形状をほぼ真円とする。また、第1シリンドリカルレンズ154および第2シリンドリカルレンズ156は、ポリゴンミラー160Aの反射面161の所謂「面倒れ」によるレーザー光LL1の走査位置のずれを補正し、面倒れの有無に関わらず、同じ位置にレーザー光LL1を結像させるためのレンズである。また、fθレンズ155は、レーザー光LL1を被露光基板200に等速で走査するためのレンズである。このような構成の光学レンズ系150Aを設けることで、被露光基板200に精度よくレーザー光LL1を入射することができる。
≪第2露光光入射ユニット≫
第2露光光入射ユニット120Bは、レーザー光LL2を出射するレーザー光源130Bと、レーザー光源130Bの駆動を制御するレーザー光源制御部140Bと、レーザー光LL2を光学補正する光学レンズ系150Bと、レーザー光LL2を走査するポリゴンミラー160Bと、ミラー170Bと、を有している。このような第2露光光入射ユニット120Bは、上述した第1露光光入射ユニット120Aと同様の構成である。そのため、第2露光光入射ユニット120Bの詳細な説明は、省略する。
このような第2露光光入射ユニット120Bは、保持ユニット110(保持ユニット110に保持された被露光基板200)を介して第1露光光入射ユニット120Aと対向して配置されている。具体的に説明すると、保持ユニット110に保持された被露光基板200の表面側に第1露光光入射ユニット120Aが位置し、裏面側に第2露光光入射ユニット120Bが位置している。第1、第2露光光入射ユニット120A、120Bをこのような配置とすることで、被露光基板200の表面側に第1露光光入射ユニット120Aからのレーザー光LL1を入射させ、裏面側に第2露光光入射ユニット120Bからのレーザー光LL2を入射させることができ、被露光基板200を表裏面側から同時露光することができる。
特に、本実施形態では、第2露光光入射ユニット120Bは、レーザー光LL2の走査方向(第2方向)がレーザー光LL1の走査方向(第1方向)に沿うように配置されている。このようにレーザー光LL1、LL2の走査方向を揃えることで、例えば、被露光基板200の表面側を所定パターンで露光するためのレーザー光LL1のON(入射)/OFF(非入射)パターンと、裏面側を所定パターンで露光するためのレーザー光LL2のON/OFFパターンと、を同じようにしてプログラムすることができるので、第1、第2露光光入射ユニット120A、120Bの制御が比較的簡単となり、より効率的に被露光基板200を露光することができる。また、レーザー光LL1、LL2の走査方向を揃えることで、被露光基板200の移動方向(副走査方向)を、各レーザー光LL1、LL2の走査方向(主走査方向)に対して直交させることができるので、被露光基板200を効率的に露光することができる。
また、本実施形態では、第1、第2露光光入射ユニット120A、120Bは、レーザー光LL1の走査面(走査されたレーザー光LL1の軌跡で規定される面)とレーザー光LL2の走査面(走査されたレーザー光LL2の軌跡で規定される面)とが同一面内に位置している。これにより、レーザー光LL1、LL2の光軸調整が容易となり、被露光基板200をより精度よく露光することができる。なお、第1、第2露光光入射ユニット120A、120Bは、さらに、レーザー光LL1の走査中心軸(走査角の二等分線)とレーザー光LL2の走査中心軸(走査角の二等分線)とが一致していること、すなわち、同一直線上に沿って位置していることが好ましい。これにより、上述した効果をより効果的に発揮することができる。
また、第1露光光入射ユニット120Aからのレーザー光LL1は、そのビームウェスト部分およびその近傍のビーム径が小さい領域が被露光基板200に入射するように設計されており、同様に、第2露光光入射ユニット120Bからのレーザー光LL2は、そのビームウェスト部分およびその近傍のビーム径が小さい領域が被露光基板200に入射するように設計されている。これにより、被露光基板200を微細に精度よく露光することができる。
≪保持ユニット≫
保持ユニット110は、被露光基板200を保持した状態で、レーザー光LL1、LL2の走査方向(主走査方向)に交差(直交)する方向(第3方向。副走査方向)に移動することができる。したがって、保持ユニット110を副走査方向に移動させつつ、レーザー光LL1、LL2を主走査方向に走査することで、保持ユニット110に保持された被露光基板200に対して2次元的にレーザー光LL1、LL2が入射し、これにより、被露光基板200を所定パターンで露光することができる。
また、保持ユニット110は、図2に示すように、その法線方向に沿う軸J1まわりに回転することもできる。これにより、保持した被露光基板200を所望の向きとすることができる。また、保持ユニット110は、x軸に沿い、レーザー光LL1、LL2の走査面内に位置する軸J2まわりに回動することができる。これにより、レーザー光LL1、LL2の走査面に対する被露光基板200の傾きを変化させることができ、被露光基板200に対するレーザー光LL1、LL2の入射角を調整することができる。
すなわち、保持ユニット110は、被露光基板200を移動させる移動手段として機能する共に、レーザー光LL1、LL2の入射角を調節する入射角調整手段としても機能する。
ここで、保持ユニット110の移動方向(副走査方向)は、保持ユニット110の傾きに応じて変化し、保持ユニット110は、その傾きに沿って移動する。保持ユニット110がこのように移動することで、保持ユニット110の移動中、被露光基板200に対してほぼ一定の径のレーザー光LL1、LL2を入射することができる。そのため、露光パターニングにムラ(粗密)が生じ難く、被露光基板200を均質に露光することができる。
なお、保持ユニット110の移動方向(副走査方向)は、特に限定されないが、鉛直方向に近い程好ましい。これにより、保持ユニット110に保持された被露光基板200が水平面に対して立った状態となるため、例えば、被露光基板200が水平面に沿った状態と比較して、被露光基板200の撓みを低減することができる。したがって、被露光基板200に対して精度よくレーザー光LL1、LL2を入射することができ、被露光基板200を精度よく露光することができる。なお、前述したように、保持ユニット110の移動方向は、保持ユニット110の傾斜によっても異なるため、例えば、z軸を鉛直方向と一致させてもよいし、また、頻繁に用いる保持ユニット110の傾斜角がある場合には、その傾斜角での保持ユニット110の移動方向を鉛直方向に一致させてもよい。
このような保持ユニット110の形状としては、特に限定されないが、本実施形態では、被露光基板200の縁部を保持する構成となっている。これにより、被露光基板200の表面および裏面を共に露出させることができる。
以上、露光装置100の構成について簡単に説明した。このような露光装置100によれば、保持ユニット110の移動とレーザー光LL1、LL2の出射タイミングとを同期させることにより、被露光基板200を所定パターンで露光することができる。そのため、従来から知られているような露光装置(例えば、特開2006−210426に記載の装置)で用いられるような露光マスクが不要となり、露光マスクの製造期間および製造コスト等を省くことができる。したがって、露光装置100は、前記従来の露光装置に対して、安価にかつ迅速に露光を行うことができる。特に、定められた露光パターン(理想パターン)に対して実際の露光パターン(現実パターン)がずれてしまう場合、そのずれを補正するために、前記従来の露光装置では露光マスクを作り直す必要があるのに対して、露光装置100ではレーザー光源130A、130Bからのレーザー光LL1、LL2の出射タイミングを補正すればよい。この点から言っても、露光装置100は、前記従来の露光装置に対して、安価にかつ迅速に露光を行うことができる。
なお、露光装置100の構成は、光を走査して被露光基板200を露光することができれば、上記の構成に限定されない。例えば、光学レンズ系150A、150Bは、それぞれ、上記の各種レンズの内の少なくとも1つのレンズが省略されていてもよいし、上記各種レンズ以外の機能を有するレンズが含まれていてもよい。また、レーザー光LL1、LL2を走査する手段として、ポリゴンミラー160A、160Bに替えて、ミラー面を軸Jまわりに回動させて光走査を行うSiMEMSデバイスを用いてもよい。また、上記の構成では、第1、第2露光光入射ユニット120A、120Bに対して保持ユニット110が傾斜・回転可能になっているが、保持ユニット110が傾斜・回転できず、その姿勢が一定に定められていてもよい。また、反対に、保持ユニット110に対して第1、第2露光光入射ユニット120A、120Bが傾斜・回転する構成となっていてもよい。これによれば、保持ユニット110の移動方向を鉛直方向に固定することができるため、前述したような被露光基板200の撓みをより効果的に低減することができる。また、上記の構成では、第1、第2露光光入射ユニット120A、120Bに対して保持ユニット110が副走査方向に移動する構成となっているが、反対に、保持ユニット110に対して第1、第2露光光入射ユニット120A、120Bが副走査方向に移動する構成となっていてもよい。
2.露光方法
次に、露光装置100を用いた被露光基板200の露光方法について説明する。
まず、図3に基づいて、被露光基板200の一例について説明する。被露光基板200は、平面視が矩形状をなし、シリコン、水晶等で構成された基板210と、基板210上に成膜されている金属膜Mと、金属膜M上に成膜されているレジスト膜Rと、を有している。また、被露光基板200は、表裏関係にある表面201および裏面202と、表面201および裏面202を接続する4つの側面203、204、205、206と、を有している。なお、4つの側面203〜206のうち、側面203、205が対向して配置され、側面204、206が対向して配置されている。また、側面203〜206は、それぞれ、表面201および裏面202に対して直交している。
このような被露光基板200が有するレジスト膜Rを露光装置100で露光することにより、レジスト膜Rから金属膜MをパターニングするためのレジストマスクRMが形成される。なお、レジスト膜Rは、露光された部分(レーザー光LLが照射された部分)が除去されるポジ型であってもよいし、露光された部分が残るネガ型であってもよい。
このような被露光基板200は、露光装置100によって次のように露光される。
≪露光方法1≫
被露光基板200の露光方法は、レーザー光LL1によって表面201および側面203上のレジスト膜Rを露光し、レーザー光LL2によって裏面202および側面205上のレジスト膜Rを露光する第1露光工程と、レーザー光LL1によって側面204上のレジスト膜Rを露光し、レーザー光LL2によって側面206上のレジスト膜Rを露光する第2露光工程と、を含んでいる。
[第1露光工程]
まず、被露光基板200を用意し、用意した被露光基板200を保持ユニット110で保持する。次に、必要に応じて、保持ユニット110を軸J1まわりに回転させ、側面203、205の向き合う方向(離間方向)を副走査方向と一致させる。また、必要に応じて、保持ユニット110を軸J2まわりに傾斜させて、表面201および側面203に対するレーザー光LL1の入射角θinがそれぞれ約45°(表面201と側面203のなす角θの半分。すなわちθ/2)となり、裏面202および側面205に対するレーザー光LL2の入射角θinがそれぞれ約45°(裏面202と側面205のなす角θの半分。すなわちθ/2)となるように被露光基板200の姿勢を調整する。すなわち、表面201の法線方向L201に対して副走査方向前方側(一方側)へ約45°傾斜した入射角でレーザー光LL1が被露光基板200に入射すると共に、裏面202の法線方向L202に対して副走査方向後方側(他方側)へ約45°傾斜した入射角でレーザー光LL2が被露光基板200に入射するように、被露光基板200の姿勢を調整する。
そして、被露光基板200の向きおよび傾きを調整し終えたら、保持ユニット110の移動とレーザー光LL1、LL2の出射タイミングの同期を取りながら、レーザー光LL1、LL2を走査しつつ、保持ユニット110を副走査方向へ移動する。これにより、図4に示すように、被露光基板200の表面201および前方を向く側面203(第1部分)上のレジスト膜Rにレーザー光LL1が入射し、当該部分が所定パターンで露光されると共に、被露光基板200の裏面202および後方を向く側面205(第2部分)上のレジスト膜Rにレーザー光LL2が入射し、当該部分が所定パターンで露光される。
このように、一度の露光工程で、被露光基板200の4面を露光することができるので、被露光基板200の露光を効率的に行うことができる。特に、本実施形態では、各面に対するレーザー光LL1、LL2の入射角θinを45°に揃えているため、各面でのレーザー光LL1、LL2のスポット形状および面積をほぼ一定に揃えることができる。したがって、各面に対して粗密の少ないより均質な露光を行うことができる。加えて、各面での露光量(単位面積当たりのエネルギー量)を揃えることができるため、露光不足の部分や露光過多の部分の発生が低減され、各面に対してより均質な露光を行うことができる。なお、レーザー光LL1の表面201および側面203に対する入射角θinは、これら各面にレーザー光LL1を入射することができれば、上述した約45°に限定されないが、上述した効果を発揮するために、θ/2±15°の範囲内であることが好ましく、θ/2±5°の範囲内であることがより好ましい。レーザー光LL2の裏面202および側面205に対する入射角θinについても同様である。
[第2露光工程]
まず、第1露光工程と同様に、例えば、保持ユニット110を軸J1まわりに90°回転させて、被露光基板200の側面204、206の向き合う方向(離間方向)を副走査方向と一致させる。また、必要に応じて、保持ユニット110を軸J2まわりに傾斜させて、側面204に対するレーザー光LL1の入射角θinが約45°となり、側面206に対するレーザー光LL2の入射角θinが約45°となるように被露光基板200の姿勢を調整する。
そして、被露光基板200の姿勢を調整し終えたら、保持ユニット110の移動とレーザー光LL1、LL2の出射タイミングの同期を取って、レーザー光LL1、LL2を走査しつつ、保持ユニット110を副走査方向へ移動させる。これにより、図5に示すように、副走査方向の前方側を向く側面204上のレジスト膜Rにレーザー光LL1が入射し、当該部分が所定のパターンで露光されると共に、副走査方向の後方側を向く側面206上のレジスト膜Rにレーザー光LL2が入射し、当該部分が所定のパターンで露光される。このように、側面204、206についても、第1露光工程における各面に対する入射角θinと同じ入射角でレーザー光LL1、LL2を入射することで、側面204、206を第1露光工程で露光した面とほぼ等しい条件(レーザー光LL1、LL2のスポット面積、露光量等)で露光することができる。したがって、レジスト膜Rの全域をより均質に露光することが可能となる。
以上のような露光方法によれば、第1、第2露光工程によって、被露光基板200の6面全てに対して露光を行うことができる。すなわち、より多くの面を少ない露光工程で露光することができ、被露光基板200の露光を効率的に行うことができる。特に、本実施形態のように入射角θinを揃えることで、異なる面間での露光量のバラつきを抑えることができるため、露光ムラが低減され、レジスト膜Rを均質に露光することができる。なお、本実施形態では、表面201および裏面202上のレジスト膜Rを第1露光工程で露光しているが、当該箇所のレジスト膜Rは、側面204、206と共に第2露光工程で露光してもよい。
≪露光方法2≫
また、被露光基板200は、次のような露光方法によっても露光することができる。被露光基板200の露光方法は、レーザー光LL1によって表面201および側面203、204上のレジスト膜Rを露光し、レーザー光LL2によって裏面202および側面205、206上のレジスト膜Rを露光する露光工程を含んでいる。
[露光工程]
まず、被露光基板200を用意し、用意した被露光基板200を保持ユニット110で保持する。次に、必要に応じて、保持ユニット110を軸J1まわりに回転させ、例えば、側面203、204の間の角と側面205、206の間の角とを結ぶ対角線の延在方向を副走査方向と一致させる。また、必要に応じて、保持ユニット110を軸J2まわりに傾斜させて、表面201の法線方向L201に対して副走査方向前方側へ傾斜した入射角でレーザー光LL1が被露光基板200に入射し、裏面202の法線方向L202に対して副走査方向後方側へ傾斜した入射角でレーザー光LL2が被露光基板200に入射するように、被露光基板200の姿勢を調整する。
そして、被露光基板200の向きおよび傾きを調整し終えたら、保持ユニット110の移動とレーザー光LL1、LL2の出射タイミングの同期を取りながら、レーザー光LL1、LL2を走査しつつ、保持ユニット110を副走査方向へ移動させる。これにより、図6に示すように、被露光基板200の表面201および側面203、204(第1部分)にレーザー光LL1が入射し、当該部分のレジスト膜Rが所定のパターンで露光されると共に、被露光基板200の裏面202および側面205、206(第2部分)にレーザー光LL2が入射し、当該部分のレジスト膜Rが所定のパターンで露光される。
このような露光方法によれば、レーザー光LL1によって、表面201および法線方向の異なる側面203、204の計3面上のレジスト膜Rを同時に露光することができ、レーザー光LL2によって、裏面202および法線方向の異なる側面205、206の計3面上のレジスト膜Rを同時に露光することができる。そのため、より少ない露光工程で効率的に被露光基板200の露光を行うことができる。特に、本実施形態では、一度の露光工程で、被露光基板200の全面を露光することができる。
以上、本発明の露光方法および露光装置を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
次に、本発明の露光装置や露光方法を用いて製造することのできる製造物(被露光基板を含む物)の具体的な例を幾つか例示する。ただし、製造物としては、下記に挙げる例に限定されるものではない。
≪振動素子≫
図7は、製造物の一例としての振動素子を示し、(a)が平面図、(b)が同図(a)中のB−B線断面図である。図8は、図7に示す振動素子が有する励振電極のパターニング方法を説明する断面図である。
図7(a)に示す振動素子500は、基部510と、基部510から延出する一対の振動腕520、530と、を有する音叉型の水晶振動素子である。また、振動腕520、530にはその延在方向に沿って複数の貫通孔521、531が形成されている。また、振動素子500は、図7(b)に示すように、振動腕520、530の側面(外側面および内側面)に配置された励振電極541、542を有しており、励振電極541、542間に交番電圧を印加することで、振動腕520、530が面内逆相モードで屈曲振動するようになっている。
以上のような振動素子500においては、励振電極541、542を上述した露光装置100および露光方法を用いて形成することができる。例えば、まず、振動腕520、530の全面に金属膜Mおよびポジ型のレジスト膜Rを順に成膜したものを用意する。次に、図8(a)に示すように、約45°の入射角θinでレーザー光LL1、LL2を入射し、表裏面および側面上のレジスト膜Rを露光する。さらに残りの面についても同様に露光を行い、現像することで、図8(b)に示すように、励振電極541、542の形状に対応したレジストマスクRMが形成され、このレジストマスクRMを介して金属膜Mをエッチングした後、レジストマスクRMを除去することで、励振電極541、542を形成することができる。
なお、図7では、音叉型の振動子について説明したが、振動子の構成はこれに限定されず、例えば、双音叉型の振動子であってもよいし、メサ型、逆メサ型等のATカット水晶振動子であってもよしい、基部と、基部から一方側へ延出する一対の駆動腕と、基部から他方側へ延出する一対の検出腕と、を有するH型の振動型ジャイロセンサー素子であってもよいし、基部と、基部から両側へ延出する一対の検出腕と、基部から一対の検出腕と直交する方向の両側へ延出する一対の接続腕と、一方の接続腕の先端部から両側へ延出する一対の駆動腕と、他方の接続腕の先端部から両側へ延出する一対の振動腕と、を有するWT型の振動型ジャイロセンサー素子であってもよい。
≪波長可変フィルター≫
図9は、製造物の一例としての波長可変フィルターを示す断面図である。
図9に示す波長可変フィルター600は、共にガラス板から形成されている固定基板610および可動基板620を備え、これらが対向して接合されている。また、固定基板610は、周囲から突出した凸状の反射膜設置部611を有し、反射膜設置部611の上面には固定反射膜630が設けられている。一方、可動基板620は、周囲よりも薄肉な環状の保持部621と、この保持部621の内側に位置し、保持部621を弾性変形させつつ固定基板610に対して変位可能な可動部622とを有し、可動部622の下面には可動反射膜640が設けられている。固定反射膜630および可動反射膜640は、ギャップG1を介して対向配置されており、このギャップG1は、静電アクチュエーター650で調整することができる。
静電アクチュエーター650は、固定基板610の上面に反射膜設置部611の周囲を囲むように配置された環状の固定電極651と、可動基板620の下面に固定電極651と対向するように配置された環状の可動電極652とを有し、固定電極651は、引出配線653によって引き出され、可動電極652は、引出配線654によって引き出されている。このような静電アクチュエーター650では、固定電極651および可動電極652の間に電圧を印加することにより発生する静電力を利用してギャップG1を調整することができる。このように、ギャップG1を調整することで、波長可変フィルター600に入射した検査対象光から所定の目的波長の光を取り出すことができる。
以上のような波長可変フィルター600においては、例えば、固定電極651および引出配線653を上述した露光装置100および露光方法を用いて形成することができる。また、同様に、可動電極652および引出配線654を上述した露光装置100および露光方法を用いて形成することができる。なお、具体的な露光方法については前述した振動素子500とほぼ同様の手順であるため、その説明を省略する。
≪発光素子≫
図10は、製造物の一例としての発光素子を示す断面図である。図11は、図10中のC−C線断面図である。
図10および図11に示す発光素子700は、SLD(スーパールミネッセントダイオード)であって、基板702と、第1クラッド層704と、活性層706と、第2クラッド層708と、コンタクト層709と、第1電極712と、第2電極714と、絶縁部720とが積層した構成となっている。
基板702は、例えばn型のGaAs基板である。また、第1クラッド層704は、例えばn型のInGaAlP層である。また、第2クラッド層708は、例えばp型のInGaAlP層である。また、活性層706は、例えばInGaPウェル層とInGaAlPバリア層とから構成される量子井戸構造を3つ重ねた多重量子井戸(MQW)構造である。
活性層706は、光出射部730が形成される第1側面731と、第1側面731に対して傾斜した第2側面732および第3側面733を有している。なお、第2、第3側面732、733は、それぞれ、発光素子700を貫通する貫通孔741、742の内周面で構成されている。このような活性層706の一部は、第1利得領域751、第2利得領域752および第3利得領域753からなる利得領域群750を構成し、この利得領域群が複数設けられている。
このような構成の発光素子700では、第1電極712と第2電極714との間に、第1クラッド層704、活性層706および第2クラッド層708からなるpinダイオードの順バイアス電圧を印加すると、活性層706に利得領域751、752、753を生じ、利得領域751、752、753において電子と正孔との再結合が起こって発光が生じる。この生じた光を起点として、連鎖的に誘導放出が起こり、利得領域751、752、753内で光の強度が増幅される。そして、強度が増幅された光は、光出射部730から光Lとして出射される。
コンタクト層709と第2クラッド層708の一部とは、柱状部722を構成する。柱状部722の平面形状は、利得領域群750の平面形状と同じである。言い換えれば、柱状部722の平面形状によって、第1、第2電極712、714間の電流経路が決定され、その結果、利得領域群750の平面形状が決定される。
第1電極712は、基板702の下の全面に形成されており、第2電極714は、コンタクト層709上に形成されている。第2電極714の平面形状は、例えば、利得領域群750の平面形状と同じである。これら第1、第2電極712、714は、例えば、Cr層、AuZn層、Au層の順で積層した金属積層体である。
以上のような発光素子700においては、例えば、第2電極714を上述した露光方法を用いて形成することができる。また、例えば、貫通孔741、742を上述した露光方法を用いて形成することができる。なお、具体的な露光方法については、前述した振動素子500とほぼ同様の手順であるため、その説明を省略する。
≪インクジェットヘッド≫
図12は、製造物の一例としてのインクジェットヘッドを示す断面図である。
図12に示すインクジェットヘッド800は、ノズル基板811、流路形成基板812、振動板813、リザーバー形成基板814およびコンプライアンス基板815が順に積層された積層基板810と、振動板813上に配置された複数の圧電素子820と、圧電素子820を覆うように振動板813上に設けられた配線形成部830と、配線形成部830上に配置されたICパッケージ840とを有している。このようなインクジェットヘッド800は、圧電素子820が振動板813を振動させることで、圧力発生室890内の圧力を変化させ、ノズル基板811に形成された吐出口891からインクIを液滴として吐出するように構成されている。
配線形成部830は、例えば、シリコン基板をウエットエッチング(異方性エッチング)することで、リザーバー形成基板814と一括形成されている。このような配線形成部830は、一対の傾斜面831、832と、傾斜面831、832の上端同士を連結する上面833とを有し、傾斜面831、832の傾斜角が約54°となっている。また、配線形成部830は、下面に開口する凹部を有し、この凹部と振動板813とで画成された空間に圧電素子820が配置されている。また、配線形成部830の上面833および傾斜面831、832には配線839が配置されており、この配線839が圧電素子820に電気的に接続されている。
ICパッケージ840は、各圧電素子820の駆動を独立して制御することができる回路を含み、半田や金バンプ等の導電性固定部材を介して配線形成部830の上面に固定されると共に、配線839と電気的に接続されている。
以上のようなインクジェットヘッド800においては、例えば、配線839を上述した露光装置100および露光方法を用いて形成することができる。なお、具体的な露光方法については、前述した振動素子500とほぼ同様の手順であるため、その説明を省略する。
≪メタルマスク≫
図13は、製造物の一例としてのメタルマスクを有する基材を示す断面図である。図14は、図13に示すメタルマスクの製造方法を示す断面図である。
図13に示すメタルマスク910は、例えば、水晶基板やシリコン基板等の基材900をドライエッチングによりパターニングする際のマスクである。このようなメタルマスク910も上述した露光装置100および露光方法を用いて形成することができる。簡単に説明すると、まず、基材900を用意し、図14(a)に示すように、スパッタ、蒸着等によって基材900の表裏面にめっき成長用のシード層920を形成する。次に、シード層920上にレジスト膜Rを成膜し、このレジスト膜Rを上述した露光方法で露光することで、図14(b)に示すように、メタルマスク910の形状に対応した開口を有するレジストマスクRMを得る。次に、電解めっき、無電解めっき等によって、レジストマスクRMの開口内にめっき層930を成膜し、レジストマスクRMおよびめっき層930からはみ出ているシード層920を除去することで、図14(c)に示すように、メタルマスク910が得られる。
100……露光装置
110……保持ユニット
120A……第1露光光入射ユニット
120B……第2露光光入射ユニット
130A、130B……レーザー光源
140A、140B……レーザー光源制御部
150A、150B……光学レンズ系
151……コリメーターレンズ
152……第1ズームレンズ
153……第2ズームレンズ
154……第1シリンドリカルレンズ
155……fθレンズ
156……第2シリンドリカルレンズ
160A、160B……ポリゴンミラー
161……反射面
170A、170B……ミラー
200……被露光基板
201……表面
202……裏面
203、204、205、206……側面
210……基板
500……振動素子
510……基部
520、530……振動腕
521、531……貫通孔
541、542……励振電極
600……波長可変フィルター
610……固定基板
611……反射膜設置部
620……可動基板
621……保持部
622……可動部
630……固定反射膜
640……可動反射膜
650……静電アクチュエーター
651……固定電極
652……可動電極
653……引出配線
654……引出配線
700……発光素子
702……基板
704……第1クラッド層
706……活性層
708……第2クラッド層
709……コンタクト層
712……第1電極
714……第2電極
720……絶縁部
722……柱状部
730……光出射部
731……第1側面
732……第2側面
733……第3側面
741、742……貫通孔
750……利得領域群
751……第1利得領域
752……第2利得領域
753……第3利得領域
800……インクジェットヘッド
810……積層基板
811……ノズル基板
812……流路形成基板
813……振動板
814……リザーバー形成基板
815……コンプライアンス基板
820……圧電素子
830……配線形成部
831、832……傾斜面
833……上面
839……配線
840……ICパッケージ
890……圧力発生室
891……吐出口
900……基材
910……メタルマスク
920……シード層
930……めっき層
G1……ギャップ
I……インク
J、J1、J2……軸
201、L202……法線方向
LL1、LL2……レーザー光
L……光
M……金属膜
R……レジスト膜
RM……レジストマスク
θin……入射角

Claims (8)

  1. 被露光物を保持する保持部と、
    前記被露光物の第1主面側に位置し、第1方向に走査する第1露光光を前記被露光物に入射する第1露光光入射部と、
    前記被露光物の前記第1主面の反対側である第2主面側に位置し、第2方向に走査する第2露光光を前記被露光物に入射する第2露光光入射部と、
    前記保持部、前記第1露光光入射部、および前記第2露光光入射部を、前記第1方向と前記第2方向に交差する第3方向に相対的に移動させる移動手段と、を有し、
    前記第1露光光は、前記第1主面の法線方向に対して前記第3方向の一方側に傾いた方向から前記被露光物に入射し、
    前記第2露光光は、前記第2主面の法線方向に対して前記第3方向の他方側に傾いた方向から前記被露光物に入射し、
    前記第3方向は、前記第1露光光および前記第2露光光に対する前記被露光物の傾きに沿った方向であることを特徴とする露光装置。
  2. 前記被露光物は、前記第1主面と前記第2主面に接続する側面を有し、
    前記第1露光光によって、前記第1主面と前記側面の第1部分が露光され、
    前記第2露光光によって、前記第2主面と前記側面の第2部分が露光される請求項1に記載の露光装置。
  3. 前記第1部分と前記第2部分の少なくとも一方には、互いに法線方向が異なる複数の面が含まれている請求項2に記載の露光装置。
  4. 前記第2方向は、前記第1方向に沿っている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の露光装置。
  5. 前記第1露光光の走査中心軸と前記第2露光光の走査中心軸は、同一直線上に沿っている請求項1ないし4のいずれか1項に記載の露光装置。
  6. 前記第1露光光と前記第2露光光の少なくとも一方の前記入射角を調整することができる入射角調整手段を有する請求項1ないし5のいずれか1項に記載の露光装置。
  7. 第1方向に走査する第1露光光を被露光物の第1主面側から入射し、第2方向に走査する第2露光光を前記第1主面の反対側である第2主面側から入射し、前記第1露光光および前記第2露光光の入射位置を前記第1方向と前記第2方向に交差する第3方向に移動させることで、前記被露光物を露光する工程を含み、
    前記工程では、前記第1露光光は、前記第1主面の法線方向に対して前記第3方向の一方側に傾いた方向から前記被露光物に入射し、前記第2露光光は、前記第2主面の法線方向に対して前記第3方向の他方側に傾いた方向から前記被露光物に入射し、
    前記第3方向は、前記第1露光光および前記第2露光光に対する前記被露光物の傾きに沿った方向であることを特徴とする露光方法。
  8. 前記被露光物は、前記第1主面と前記第2主面に接続する側面を有し、
    前記第1露光光は、前記第1主面と前記側面の第1部分を露光し、
    前記第2露光光は、前記第2主面と前記側面の第2部分を露光する請求項7に記載の露光方法。
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