JP6362520B2 - エレベータの安全装置 - Google Patents

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本発明は、エレベータの安全装置に関するものである。
エレベータの安全装置としては、例えば、特許文献1に開示された装置がある。この装置では、昇降路内に、メッセンジャーワイヤーを設置し、メッセンジャーワイヤーにガイドされる形で、移動錘が上下する。
しかしながら、かかる装置では、エレベータが急停止した際に、運転方向によっては、一瞬、調速機ロープのテンションが抜ける恐れがある。
また、エレベータの安全装置である非常止め装置には、慣性動作により非常止めを動作させるものがある。慣性系の質量は、調速機ロープと、調速機綱車と、調速機張り車との合計値である。
非常止めの慣性動作をさせるための工夫としては、調速機綱車または調速機張り車の質量を増加させることがあった。具体的には、調速機綱車または調速機張り車の質量を増加させるために、調速機綱車の大径化または調速機張り車の大径化が考えられる。
特開平7−228445号公報
しかしながら、上述したように、調速機綱車の大径化または調速機張り車の大径化といった手法で調速機張り車の大型化を行った場合、調速機ロープの取り回しに必要なエリアが広がり、他のエレベータ機器と干渉する恐れがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、調速機張り車の大型化に依拠することなく、慣性動作による非常止め動作の安定化を促進することができる、エレベータの安全装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明は、かごに設けられた非常止めと、調速機綱車および調速機張り車に支持されたループ部と、前記非常止めおよび前記ループ部を接続する非常止め作動部とを備えたエレベータの安全装置であって、前記ループ部は、調速機ロープと、前記調速機ロープに直列に連結されるを含んでいる。
本発明のエレベータの安全装置によれば、調速機張り車の大型化に依拠することなく、慣性動作による非常止め動作の安定化を促進することができる。
本発明の実施の形態1のエレベータの安全装置を含む、エレベータの全体を示す図である。 本発明の実施の形態2に関し、ループ部における非常止め作動部近傍の部分を示す図である。 本発明の実施の形態3に関する、図1と同態様の図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面に基づいて説明する。なお、図中、同一符号は同一又は対応部分を示すものとする。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1のエレベータの安全装置を含む、エレベータの全体を示す図である。エレベータ1は、上下に延びる昇降路3と、その中を移動可能に設けられたかご5および釣り合い錘7とを備えている。かご5は、昇降路を画定している壁に固定されて上下に延びるかごガイドレール9に沿って案内される。また、釣り合い錘7も、上下に延びる図示省略する釣り合い錘ガイドレールに沿って案内される。
昇降路3の上方には、機械室11が設けられている。機械室11には、巻上機13および調速機15が設けられている。巻上機13の巻上機綱車13aおよびそらせ車17には、メインロープ19が巻き掛けられている。かご5及び釣り合い錘7は、メインロープ19に吊り下げられている。巻上機13によってメインロープ19が駆動されると、かご5及び釣り合い錘7が相互に上下逆方向に昇降される。
エレベータの安全装置は、かご5に設けられた非常止め51と、調速機綱車15aおよび調速機張り車15bに支持されたループ部53と、非常止め作動部55とを備える。
非常止め51は、かご5と一体的に昇降するようにかご5に設けられている。非常止め51の構成は、特に、限定されるものではなく、公知の態様でよい。非常止め作動部55から入力された作動力によって、図示しないブレーキシューが、かごガイドレール9に押し付けられて、摩擦力による制動力がかご5に付与される。すなわち、非常止め51は、このように機能するものであればよい。
非常止め作動部55の構成もまた、特に、限定されるものではなく、公知の態様でよい。非常止め作動部55は、非常止め51とループ部53との間を接続しており、かご5が、急激に、ループ部53の速度(ループ部53の停止状態を意味する速度ゼロも含む)と異なる速度となったときに、かご5とループ部53との速度差に応じて、非常止め51を作動させることができる構成であればよい。一例であるが、非常止め作動部55は、リンク機構として引上板61と、引上レバー63とを含んでいる。
ループ部53は、調速機ロープ71と、慣性動作用の錘73と、制振ばね75と、非常止め作動部55が連結される作用部77とを含んでいる。ループ部53は、調速機綱車15aおよび調速機張り車15bを両端として上下に長く延びる閉じたループ形状を有している。ループ部53は、少なくとも、かご5が昇降路3内で昇降する範囲内において部分的に周回動作を行う。また、調速機ロープ71は、可撓性を備えており、調速機綱車15aおよび調速機張り車15bに巻き掛けられたときには、調速機綱車15aおよび調速機張り車15bのガイド円弧に沿って湾曲する。
図1に示されるように、調速機綱車15aの最上端と、調速機張り車15bの最下端とを結ぶ仮想ラインを境に、かご側F、および、かご側と反対側Rを区分けした場合、ループ部53のかご側では、上から、調速機ロープ71、錘73、制振ばね75、作用部77、調速機ロープ71の順に並んでいる。
このように構成された本実施の形態1によれば、次のような利点が得られる。まず、慣性動作によって、より機敏に非常止めを動作させようとした場合、調速機ロープを含む慣性系の質量を増加させる対応が考えられ、さらにその場合、調速機綱車または調速機張り車の質量を増加させる対応が考えられる。しかしながら、調速機綱車または調速機張り車の質量を増加させるために、調速機綱車の大径化または調速機張り車の大径化を行うと、調速機ロープの取り回しに必要なエリアが広がり、他のエレベータ機器と干渉する恐れがある。これに対して、本実施の形態1では、ループ部内に、具体的には、制振ばねの上部に、錘を設けたので、調速機綱車の径および調速機張り車の径は既存のまま変更することなく、慣性系の質量を増加させることができる。すなわち、調速機張り車の大型化に依拠することなく、慣性動作による非常止め動作の安定化を促進することができる。
また、調速機綱車、調速機張り車、非常止め作動部および非常止めには変更を加えず、従来から使用しているものが使用可能となるため、専用設計と比較して機器コストが安価となる。エレベータのモダニゼーション等において、慣性系の質量を増加させなくてはならない時でも、錘の後付が容易に可能となる。また、錘は、制振ばねや作用部(引上げ棒)の近傍に取り付けられるので、機器同士の干渉の抑制がしやすい。また、エレベータ急停止時でも、作用部(引上げ棒)に取付けられている制振バネにより、調速機ロープのテンションが抜けることがない。
実施の形態2.
次に、図2を用いて本発明の実施の形態2について説明する。図2は、本発明の実施の形態2に関し、ループ部における非常止め作動部近傍の部分を示す図である。なお、本実施の形態2は、以下に説明する部分を除いては、上述した実施の形態1と同様であるものとする。
本発明は、制振ばねの上部に錘を設けることに限定されるものではなく、ループ部に錘が設けられていれば他の態様でもよい。本実施の形態2は、その一例である。本実施の形態2においても、ループ部153は、調速機ロープ71と、錘73と、制振ばね75と、非常止め作動部55が連結される作用部77とを含んでおり、ループ部のかご側Fでは、上から、調速機ロープ71、制振ばね75、作用部77、調速機ロープ71、錘73、調速機ロープ71の順に並んでいる。
このような本実施の形態2によっても、実施の形態1と同様な利点が得られている。
実施の形態3.
次に、図3を用いて本発明の実施の形態3について説明する。図3は、本発明の実施の形態3に関する、図1と同態様の図である。本発明の実施の形態3に関する、図1と同態様の図である。なお、本実施の形態3は、以下に説明する部分を除いては、上述した実施の形態1と同様であるものとする。
本実施の形態3もまた、制振ばねの上部に錘を設けていない本発明の一例である。本実施の形態3においても、ループ部253は、調速機ロープ71と、錘73と、制振ばね75と、非常止め作動部55が連結される作用部77とを含んでおり、ループ部253のかご側Fには、調速機ロープ71と、制振ばね75と、作用部77とが設けられており、ループ部253のかご側と反対側Rには、調速機ロープ71と、錘73とが設けられている。
このような本実施の形態3によっても、実施の形態1と同様な利点が得られている。また、特に、本実施の形態3では、ループ部253のかご側Fの構成は、既存の構成から全く変更の必要がないという利点がある。
以上、好ましい実施の形態を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の改変態様を採り得ることは自明である。
1 エレベータ、3 昇降路、5 かご、15 調速機、15a 調速機綱車、15b 調速機張り車、51 非常止め、53,153,253 ループ部、55 非常止め作動部、71 調速機ロープ、73 錘、75 制振ばね、77 作用部。

Claims (4)

  1. かごに設けられた非常止めと、
    調速機綱車および調速機張り車に支持されたループ部と、
    前記非常止めおよび前記ループ部を接続する非常止め作動部とを備えたエレベータの安全装置であって、
    前記ループ部は、調速機ロープと、前記調速機ロープに直列に連結されるを含んでいる
    エレベータの安全装置。
  2. 前記ループ部は、前記調速機ロープと、前記錘と、ばねと、前記非常止め作動部が連結される作用部とを含んでおり、
    前記ループ部のかご側では、上から、前記調速機ロープ、前記錘、前記ばね、前記作用部、前記調速機ロープの順に並んでいる、
    請求項1のエレベータの安全装置。
  3. 前記ループ部は、前記調速機ロープと、前記錘と、ばねと、前記非常止め作動部が連結される作用部とを含んでおり、
    前記ループ部のかご側では、上から、前記調速機ロープ、前記ばね、前記作用部、前記調速機ロープ、前記錘、前記調速機ロープの順に並んでいる、
    請求項1のエレベータの安全装置。
  4. 前記ループ部は、前記調速機ロープと、前記錘と、ばねと、前記非常止め作動部が連結される作用部とを含んでおり、
    前記ループ部のかご側には、前記調速機ロープと、前記ばねと、前記作用部とが設けられており、
    前記ループ部のかご側と反対側には、前記調速機ロープと、前記錘とが設けられている、
    請求項1のエレベータの安全装置。
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