JP6360573B1 - 頭部固定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で頭部固定の操作性の向上を図りつつ、撮影中の頭部の揺れを効果的に抑えることが可能な頭部固定装置を提供する。
【解決手段】頭部固定装置6は、X線撮影装置に用いられ患者の頭部を固定する頭部固定装置である。頭部固定装置6は、患者の左右のこめかみ部にそれぞれ当接する一対のパッド631,631を有する頭部押さえ手段63を備えている。一対のパッド631,631は、患者に対して近接離反移動可能である。
【選択図】図3

Description

本発明は、X線撮影装置に用いられ被検者の頭部を固定する頭部固定装置に関する。
歯科用のX線撮影装置では、撮影時に被検者の頭部を所定位置に安定的に位置決めして精度の高い画像を得るために、被検者の頭部を固定する頭部固定装置が用いられている。
特許文献1には、前後に移動可能な前頭部押さえ部材で被検者の前頭部を固定し、左右に移動可能な側頭部押さえ部材で被検者の側頭部を左右から固定する頭部固定装置を備えたX線撮影装置が記載されている(段落[0055]、図9参照)。
特開2010−148676号公報
特許文献1に記載された従来の頭部固定装置は、側頭部の両側2箇所および前頭部の1箇所の合計3箇所を保持することができ、撮影中の頭部の揺れを抑えるのに有効である。
しかし、従来の頭部固定装置を用いた頭部固定の操作は、側頭部を固定する際の左右方向の運動と、前頭部を固定する際の前後方向の運動との2アクションとなる。このため、操作が煩雑であるとともに移動機構も2つ必要で構成が複雑になることから改善の余地があった。
本発明は、前記した事情に鑑みてなされたものであり、簡易な構成で頭部固定の操作性の向上を図りつつ、撮影中の頭部の揺れを効果的に抑えることが可能な頭部固定装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、X線撮影装置に用いられ被検者の頭部を固定する頭部固定装置であって、前記被検者の前頭部における左右の部分に相当する左右のこめかみ部にそれぞれ当接する一対のパッドを有する頭部押さえ手段を備え、一対の前記パッドは、前記被検者に対して近接離反移動可能であり、一対の前記パッドは、前記被検者の左右方向に延びる軸線の周りで円周方向に移動可能であることを特徴とする。
この構成では、頭部固定の操作は一対のパッドを被検者にそれぞれ近接移動させる運動の1アクションで済み、操作が簡便になる。また、被検者の左右のこめかみ部が一対のパッドによって押さえられるため、被検者の頭部を左右方向および前後方向において同時に確実に位置決めできる。しかも、移動機構は、一対のパッドを被検者に対して近接離反移動させる移動機構の1つで済み、簡易かつ安価な構成を実現できる。さらに、頭部の揺れを抑えるために被検者に当接する箇所を、従来の側頭部の両側2箇所および前頭部の1箇所の合計3箇所から2箇所に減らすことができ、被検者の不快感を軽減できる。
すなわち、本発明によれば、簡易な構成で頭部固定の操作性の向上を図りつつ、撮影中の頭部の揺れを効果的に抑えることが可能な頭部固定装置を提供できる。
また、一対のパッドを軸線の周りで円周方向に移動させることによって、被検者に対して近接離反移動させることができる。
前記頭部固定装置において、一対の前記パッドは、前記被検者に当接する当接面をそれぞれ有し、一対の前記当接面の各法線の間の挟角は、90度〜150度に設定されていることが好ましい。
この構成では、被検者の頭部が一対のパッドから受ける各力と、被検者が頭部の位置を保つための力とが、頭部を中心とした円周方向において概ね均等に配分された方向から働く。このため、頭部の固定力が向上し、撮影中の頭部の揺れをより抑えることが可能となる。
前記頭部固定装置において、前記頭部押さえ手段は、一対の前記パッドが取り付けられているパッド取付部を有し、前記パッドは、柔軟性を有する介在部材を介して前記パッド取付部に取り付けられていることが好ましい。
この構成では、被検者の額面におけるこめかみ部にパッドが当接すると、柔軟性を有する介在部材が変形してパッドの当接面が額面に倣うようにパッドの角度が変化する。したがって、パッドは、被検者によって異なる額面のあらゆる湾曲度(角度)に対応できる。
前記頭部固定装置は、本体部と、前記本体部に取り付けられ、前記被検者の下顎部を支持する下顎部支持手段と、を備え、前記下顎部支持手段は、前記下顎部の下部に接触する接触面を持つ接触部材を有し、前記頭部押さえ手段は、一対の前記パッドを支持するパッド支持部材を有し、前記パッド支持部材は、前記軸線に沿う回動軸の周りで回動可能に前記本体部に取り付けられていることが好ましい。
この構成では、被検者の頭部を上下方向においても確実に位置決めでき、撮影中の頭部の揺れをより抑えることが可能となる。また、本体部に下顎部支持手段と頭部押さえ手段との両方を取り付けて一体化することができ、コンパクト化が図られる。
前記頭部固定装置において、前記回動軸は、前記軸線に沿う方向にスライド可能であり、前記接触面は、前記下顎部の下部の前側部分に接触するものであり、前記接触面上から外方に向けて延びる該接触面の法線ベクトルは、前記被検者の左右方向の成分を有しないことが好ましい。
この構成では、例えば診断の目的部位としての関心領域がどこかによって頭部の位置が左右方向にずれる場合であっても、その状態における頭部にあわせて、頭部の固定位置を調整しつつ該頭部を固定できる。これにより、より安定した撮影が可能となり、精度の高い画像を得ることができる。ここで、接触面の左右の傾きが存在しないため、頭部の位置が左右方向にずれたとしても、下顎部が接触面に干渉することはない。
前記頭部固定装置において、前記接触面は、前記被検者の後方に向かう方向において先端に近付くにしたがって下がるように傾斜する平面であることが好ましい。
この構成では、接触部材は、形状が簡単となるため製造が容易で安価となる。
前記頭部固定装置において、前記接触部材は、前記被検者の前後方向に移動可能であることが好ましい。
この構成では、例えば関心領域がどこかによって、あるいは複数のサイズの撮影視野のいずれが使用されるか等によって頭部の位置が前後方向にずれる場合であっても、接触部材を被検者の前後方向に移動させることによって、接触部材の接触面を被検者の下顎部の下部に接触させて頭部を位置決めできる。これにより、被検者の頭部をより安定化させることができる。
前記頭部固定装置は、前記本体部が設けられている基部を備え、前記本体部は、前記基部に対して上下方向に移動可能であることが好ましい。
この構成では、本体部とともに下顎部支持手段と頭部押さえ手段とを上下動させることができる。これにより、例えば、頭部の大きさや形状が異なる各被検者に対応する場合や、関心領域を上下方向にずらす場合にも対応可能となる。
本発明によれば、簡易な構成で頭部固定の操作性の向上を図りつつ、撮影中の頭部の揺れを効果的に抑えることが可能な頭部固定装置を提供できる。
本発明の一実施形態に係る頭部固定装置6を搭載した歯科用のX線撮影装置を示す側面図である。 図1に示される頭部固定装置の周辺を示す斜視図である。 図3(a)は、頭部固定装置の平面図、図3(b)は、頭部固定装置の側面図、図3(c)は、頭部固定装置の正面図である。 図4(a)は、プレートと小FOVとを模式的に示す平面図、図4(b)は、プレートと小FOVとを模式的に示す側面図である。 臼歯の撮影を説明するための図である。 前歯の撮影を説明するための図である。 頭部押さえ手段によって患者の頭部を押さえる様子を説明するための図である。 他の実施形態に係る頭部押さえ手段によって患者の頭部を押さえる様子を説明するための図である。 更なる他の実施形態に係る頭部押さえ手段によって患者の頭部を押さえる様子を説明するための図である。 本発明の更なる他の実施形態に係る頭部固定装置の周辺を示す斜視図である。 図10に示される頭部固定装置の側面図である。 図12(a)は、小FOVを用いた撮影を説明するための図、図12(b)は、中FOVを用いた撮影を説明するための図、図12(c)は、大FOVを用いた撮影を説明するための図である。
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、以下に示す各図において、共通する部分には同一の参照符号を付し、重複した説明を適宜省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る頭部固定装置6を搭載した歯科用のX線撮影装置1を示す側面図である。
図1に示すように、X線撮影装置1は、支柱部2と、支柱部2に対して鉛直方向(上下方向)に移動自在に配設されたスライド本体部3とを備えている。スライド本体部3は、鉛直方向に延伸するスライド鉛直部31と、該スライド鉛直部31の上端に基端側が取り付けられ水平方向に延伸するスライド水平部32とを有している。スライド本体部3のスライド水平部32の下面側には、アーム4が、鉛直方向に沿う回転中心軸C1の周りに回転自在に配設されている。
X線撮影装置1は、被写体にX線束L(図4参照、以下同様)を照射するX線源11と、被写体を透過したX線束Lを検出するX線撮像手段12と、X線源11およびX線撮像手段12を支持する支持部材であるアーム4と、アーム4を回転中心軸C1の周りに回転させる旋回手段5と、を備えている。旋回手段5は、スライド水平部32に配設されている。また、X線撮影装置1は、旋回手段5やX線源11等の各部の動作を制御する制御装置と、X線撮像手段12が取得した投影画像を処理する画像処理手段とを備えている(いずれも図示せず)。
X線撮影装置1において、被写体は、図示しない被検者としての患者の頭部における患部周辺に相当する。撮影を行う場合、患者は、アーム4の内側において頭部固定装置6によって頭部を固定して配置される。頭部固定装置6は、支持アーム33を介して、スライド鉛直部31に固定されている。そして、X線撮影装置1は、患者の頭部が固定された状態で、アーム4を被写体の回りに回転してCT撮影を行う。
X線源11およびX線撮像手段12は、被写体を挟んで、互いに対峙するようにアーム4に配設されている。そして、サーボモータ等を備える旋回手段5によりアーム4を旋回させて、X線源11およびX線撮像手段12を被写体の周りに回転させ、X線源11から照射されたX線束Lが被写体を透過してX線撮像手段12で検出される。
X線源11から照射されたX線束Lの範囲(広がり)を規制するスリット13が、アーム4に配設されている。このスリット13によって絞られたX線束Lが被写体を通過してX線撮像手段12で検出される。スリット13は、X線束Lの広がりを調整可能である。スリット13を配設したことで、散乱線の量を低減させることによって画質を向上させることができる。
X線撮影装置1は、CT撮影においてX線束Lの広がりが異なる複数種類(ここでは、大小2種類)の撮影モードを備えている。X線束Lの広がりが大きい方の撮影モードでは、直径の大きい撮影視野(以下、「FOV」ともいう)が得られる。また、X線束Lの広がりが小さい撮影モードでは、直径の小さいFOVが得られる。本実施形態では、局所撮影モードは、X線束Lの広がりが最小(ここでは大小2種類のうちの小さい方)の撮影モードである小FOV撮影モードであり、小FOV撮影モードで得られるFOVを小FOVと呼ぶ。なお、局所撮影モードは、X線束Lの広がりが異なる複数の撮影モードのうちの1歯または2歯撮影用の撮影モードとも定義され得る。
X線撮像手段12は、受光面が矩形の平面センサからなり、例えばCMOSセンサ、CCDセンサ、CdTeセンサ、その他のイメージセンサで構成されている。
図2は、図1に示される頭部固定装置6の周辺を示す斜視図である。図3(a)は、頭部固定装置6の平面図、図3(b)は、頭部固定装置6の側面図、図3(c)は、頭部固定装置6の正面図である。
図2、図3に示すように、頭部固定装置6は、基部61と、本体部62と、頭部押さえ手段63と、下顎部支持手段64とを備えている。頭部固定装置6は、患者の頭部の固定位置が調整可能となるように構成されている。
基部61の正面部には、操作パネル611が配設されている。操作者は、操作パネル611を通して、X線撮影装置1の各種動作を実行させることができる。基部61の側面部には、支持アーム33の先端部が接続されている。
基部61には、本体部62が設けられている。本体部62は、基部61に対して上下方向A1(図3(b)参照)に移動可能である。本体部62に設けられたレバー等の操作部材621を例えば押し上げるように操作することによって本体部62の上下動がフリーとなり、操作部材621の押し上げを解除すると本体部62が上下方向において固定されるようになっている。
頭部押さえ手段63は、患者の左右のこめかみ部103,103(図7参照)にそれぞれ当接する一対のパッド631,631と、一対のパッド631,631を支持するパッド支持部材632とを有している。ここで、こめかみ部は、厳密なこめかみ位置のほか、概ねこめかみ位置付近をも含む趣旨であり、前頭部における左右の部分に相当する。
一対のパッド631,631は、患者に対して近接離反移動可能である。本実施形態では、一対のパッド631,631は、患者の左右方向に延びる軸線C2の周りで円周方向A2(図3(b)参照)に移動可能となっている。具体的には、一対のパッド631,631を支持するパッド支持部材632が、軸線C2に沿う回動軸635の周りで回動可能に本体部62に取り付けられている。パッド支持部材632の先端側の部分のみ、回動の様子を破線で示す(図3(b)参照)。また、レバー等の操作部材638の操作によって、パッド支持部材632の回動をフリーにしたり禁止(固定)したりすることが可能となっている。
パッド支持部材632は、パッド631が取り付けられているパッド取付部633と、左右に配置される一対の支持板634,634とを有している。パッド取付部633の左右の端部は、一対の支持板634,634の各先端部にそれぞれ固定されている。また、一対の支持板634,634の基端部は、本体部62にそれぞれ回動可能に取り付けられている。パッド631は、柔軟性を有する介在部材637(図3(a)参照)を介してパッド取付部633に取り付けられている。介在部材637は、例えばゴム製であり、略円柱または略円筒状を呈している。
一対のパッド631,631は、患者に当接する当接面636をそれぞれ有している。一対の当接面636,636の各法線の間の挟角α(図7参照)は、90度〜150度、好ましくは110度〜130度、より好ましくは約120度に設定されている。ただし、挟角αは、前記値に必ずしも限定されるものではない。
回動軸635は、軸線C2に沿うA3方向(図3(c)参照)にスライド可能となっている。したがって、頭部押さえ手段63の全体が、軸線C2に沿うA3方向にスライド可能となる。患者の左側の支持板634の周辺のみ、スライドの様子を破線で示す(図3(c)参照)。また、ノブ等の操作部材622の操作によって、回動軸635のスライド移動をフリーにしたり禁止(固定)したりすることが可能となっている。
下顎部支持手段64は、本体部62の上部に取り付けられており、患者の下顎部を支持する。下顎部支持手段64は、本体部62の上面部に設置された基体641と、基体641の患者側の端部に設けられた接触部材642とを有している。
接触部材642は、患者の下顎部の下部の前側部分に接触する接触面643を持つ。接触面643上から外方に向けて延びる該接触面643の法線ベクトルV(図3(b)参照)は、上下方向の成分および患者の前後方向の成分を有しているが、患者の左右方向の成分を有していない。すなわち、法線ベクトルVの患者の左右方向の成分はゼロとなっている。つまり、接触面643の左右の傾きは存在しない。ここでは、接触面643は、患者の後方に向かう方向において先端に近付くにしたがって下がるように傾斜する平面である。
下顎部支持手段64の基体641には、上下方向に貫通する長孔644が形成されている。長孔644は、上下方向から見て患者の前後方向に長い長円を呈している。基体641の長孔644には、バイトプレート部材65が貫通している。接触部材642を備える下顎部支持手段64は、患者の前後方向A4(図3(a)参照)に移動可能となっている。基体641の前側端部周辺のみ、移動の様子を破線で示す(図3(a)参照)。
バイトプレート部材65は、CT撮影時に患者が噛むプレート651と、プレート651を支持するL字状の支持棒652とを有している。バイトプレート部材65は、支持棒652の下端部が本体部62に設置されているブロック653に形成された穴部(図示せず)に挿入されることによって、本体部62に固定される。バイトプレート部材65は、ブロック653に対して着脱可能である。なお、プレート651が支持棒652に対して着脱可能に構成されてもよい。
図1に示すように、プレート651と回転中心軸C1との水平方向の相対位置が固定されている。本実施形態では、プレート651と回転中心軸C1との水平方向における位置は、それぞれ固定されている。また、プレート651は、回転中心軸C1の延長線上に配置されている。
図4(a)は、プレート651と小FOV14とを模式的に示す平面図、図4(b)は、プレート651と小FOV14とを模式的に示す側面図である。
図4に示すように、バイトプレート部材65のプレート651は、小FOV撮影モードで得られる小FOV14の直径D1以下の直径D2を持つ円板状を呈しており、水平に配置されている。ここで、水平とは、厳密な水平のほか、略水平をも含む趣旨である。回転中心軸C1の延長線は、プレート651の中心(平面視した図形の図心)を通っている。
なお、プレート651は円板状に限定されるものではない。例えば、プレート651は、楕円板状、四角板状等を呈していてもよい。この場合、プレート651の水平方向の最大長さが、小FOV14の直径D1以下に設定されることが好ましい。
次に、以上のように構成されたX線撮影装置1を用いてCT撮影を行うX線撮影方法について、図5〜図7を参照しながら説明する。
図5は、臼歯の撮影を説明するための図である。図6は、前歯の撮影を説明するための図である。図7は、頭部押さえ手段63によって患者の頭部を押さえる様子を説明するための図である。
まず、患者がバイトプレート部材65のプレート651を噛む。このとき、患者は、診断の目的部位に対応する歯や部位で回転中心軸C1の延長線上にあるプレート651を噛む。すなわち、診断の目的部位としての関心領域が臼歯101である場合、患者は、図5に示すように臼歯101でプレート651を噛む。一方、関心領域が前歯102である場合、患者は、図6に示すように前歯102でプレート651を噛む。
続いて、患者がプレート651を噛んだ状態における患者の頭部にあわせて、頭部固定装置6によって頭部の固定位置が調整されるとともに該頭部が固定される。例えば、関心領域が臼歯101である場合、患者の頭部は、左側または右側、および前側に寄せて固定される。また、関心領域が前歯102である場合、患者の頭部は、左右方向の中央側、および後側に寄せて固定される。このとき、図7に示すように、患者の左右のこめかみ部103,103が一対のパッド631,631によって押さえられる。
続いて、患者がプレート651を噛んだ状態において、旋回手段5がアーム4を回転させてX線源11およびX線撮像手段12を被写体の周りで旋回させながら、X線撮像手段12が被写体を透過したX線束Lを検出する。
CT撮影により得られた投影画像は、画像処理手段(図示せず)において所定の画像処理が施されて、CT画像が生成される。生成されたCT画像は、必要に応じて外部記憶装置(図示せず)に保存され得る。
前記したように、本実施形態に係る頭部固定装置6は、X線撮影装置1に用いられ患者の頭部を固定する頭部固定装置である。頭部固定装置6は、患者の左右のこめかみ部103,103にそれぞれ当接する一対のパッド631,631を有する頭部押さえ手段63を備えている。一対のパッド631,631は、患者に対して近接離反移動可能である。
このような本実施形態では、頭部固定の操作は一対のパッド631,631を患者にそれぞれ近接移動させる運動の1アクションで済み、操作が簡便になる。また、患者の左右のこめかみ部103,103が一対のパッド631,631によって押さえられるため、患者の頭部を左右方向および前後方向において同時に確実に位置決めできる。しかも、移動機構は、一対のパッド631,631を患者に対して近接離反移動させる移動機構の1つで済み、簡易かつ安価な構成を実現できる。さらに、頭部の揺れを抑えるために患者に当接する箇所を、従来の側頭部の両側2箇所および前頭部の1箇所の合計3箇所から2箇所に減らすことができ、患者の不快感を軽減できる。
すなわち、本実施形態によれば、簡易な構成で頭部固定の操作性の向上を図りつつ、撮影中の頭部の揺れを効果的に抑えることが可能な頭部固定装置6を提供できる。
また、本実施形態では、一対のパッド631,631は、患者に当接する当接面636をそれぞれ有し、一対の当接面636の各法線の間の挟角αは、90度〜150度に設定されている。この構成では、患者の頭部が一対のパッド631,631から受ける各力と、患者が頭部の位置を保つための力とが、頭部を中心とした円周方向において概ね均等に配分された方向から働く。このため、頭部の固定力が向上し、撮影中の頭部の揺れをより抑えることが可能となる。
また、本実施形態では、頭部押さえ手段63は、一対のパッド631,631が取り付けられているパッド取付部633を有し、パッド631は、柔軟性を有する介在部材637を介してパッド取付部633に取り付けられている。この構成では、患者の額面におけるこめかみ部103にパッド631が当接すると、柔軟性を有する介在部材637が変形してパッド631の当接面636が額面に倣うようにパッド631の角度が変化する。したがって、パッド631は、患者によって異なる額面のあらゆる湾曲度(角度)に対応できる。
また、本実施形態では、一対のパッド631,631は、患者の左右方向に延びる軸線C2の周りで円周方向に移動可能である。この構成では、一対のパッド631,631を軸線C2の周りで円周方向A2に移動させることによって、患者に対して近接離反移動させることができる。
また、本実施形態では、頭部固定装置6は、本体部62と、本体部62に取り付けられ、患者の下顎部を支持する下顎部支持手段64と、を備えている。下顎部支持手段64は、患者の下顎部の下部に接触する接触面643を持つ接触部材642を有している。そして、頭部押さえ手段63は、一対のパッド631,631を支持するパッド支持部材632を有し、パッド支持部材632は、軸線C2に沿う回動軸635の周りで回動可能に本体部62に取り付けられている。この構成では、患者の頭部を上下方向においても確実に位置決めでき、撮影中の頭部の揺れをより抑えることが可能となる。また、本体部62に下顎部支持手段64と頭部押さえ手段63との両方を取り付けて一体化することができ、コンパクト化が図られる。
また、本実施形態では、回動軸635は、軸線C2に沿う方向にスライド可能である。また、接触面643は、患者の下顎部の下部の前側部分に接触するものであり、接触面643上から外方に向けて延びる該接触面643の法線ベクトルVは、患者の左右方向の成分を有しない。この構成では、例えば診断の目的部位としての関心領域がどこかによって頭部の位置が左右方向にずれる場合であっても、その状態における頭部にあわせて、頭部の固定位置を調整しつつ該頭部を固定できる。これにより、より安定した撮影が可能となり、精度の高い画像を得ることができる。ここで、接触面643の左右の傾きが存在しないため、頭部の位置が左右方向にずれたとしても、下顎部が接触面643に干渉することはない。
また、本実施形態では、接触面643は、患者の後方に向かう方向において先端に近付くにしたがって下がるように傾斜する平面である。この構成では、接触部材642は、形状が簡単となるため製造が容易で安価となる。
また、本実施形態では、接触部材642は、患者の前後方向に移動可能である。この構成では、例えば関心領域がどこかによって頭部の位置が前後方向にずれる場合であっても、接触部材642を患者の前後方向に移動させることによって、接触部材642の接触面643を患者の下顎部の下部に接触させて頭部を位置決めできる。これにより、患者の頭部をより安定化させることができる。
また、本実施形態では、頭部固定装置6は、本体部62が設けられている基部61を備え、本体部62は、基部61に対して上下方向に移動可能である。この構成では、本体部62とともに下顎部支持手段64と頭部押さえ手段63とを上下動させることができる。これにより、例えば、頭部の大きさや形状が異なる各患者に対応する場合や、関心領域を上下方向にずらす場合にも対応可能となる。
図8は、他の実施形態に係る頭部押さえ手段63aによって患者の頭部を押さえる様子を説明するための図である。図8に示す他の実施形態では、一対のパッド631,631は、図示しない前後方向の移動機構によって、患者の前後方向B1に移動可能である。この構成では、一対のパッド631,631を患者の前後方向B1に移動させることによって、患者に対して近接離反移動させることができる。
図9は、更なる他の実施形態に係る頭部押さえ手段63bによって患者の頭部を押さえる様子を説明するための図である。図9に示すように、頭部押さえ手段63bは、左右に分割された一対のパッド取付部633a,633bと、パッド取付部633aの内面に形成された歯部に噛合するとともにパッド取付部633bの外面に形成された歯部に噛合するギア639とを有している。図9に示す更なる他の実施形態では、一対のパッド631,631は、図示しない駆動手段によりギア639が回転させられることによって、患者の左右方向B2に移動可能である。この構成では、一対のパッド631,631を患者の左右方向B2に移動させることによって、患者に対して近接離反移動させることができる。
次に、図10〜図12を参照して、本発明の更なる他の実施形態について、前記した実施形態と相違する点を説明し、共通する点の説明を省略する。
図10は、本発明の更なる他の実施形態に係る頭部固定装置6aの周辺を示す斜視図である。図11は、図10に示される頭部固定装置6aの側面図である。図12(a)は、小FOV14を用いた撮影を説明するための図、図12(b)は、中FOV15を用いた撮影を説明するための図、図12(c)は、大FOV16を用いた撮影を説明するための図である。なお、図12において、符号「H」は患者の頭部を示す。
図10、図11に示す頭部固定装置6aは、前記した実施形態に係る下顎部支持手段64(図2、図3参照)とは異なる下顎部支持手段64aを備えている。下顎部支持手段64aは、本体部62の上面部に設置された基体641と、基体641の患者側の端部に設けられた接触部材642aとを有している。接触部材642aは、患者の下顎部の下部に接触する接触面643aを持つ。接触面643aは、患者の下顎部の下部を載せられるような皿状乃至お椀状を呈している。これにより、下顎の位置が定まるようになっている。ただし、接触面643aは、患者の下顎部の下部の前面に接触する馬蹄形を呈する壁面として形成されていてもよい。接触部材642aを備える下顎部支持手段64aは、患者の前後方向A4に移動可能となっている。
図10〜図12に示す本発明の更なる他の実施形態では、X線撮影装置1は、CT撮影においてX線束Lの広がりが異なる大中小3種類の撮影モードを備えている。したがって、3種類の撮影モードに対応して、直径の小さいFOVである小FOV14(図12(a)参照)、直径が中程度の大きさのFOVである中FOV15(図12(b)参照)、直径の大きいFOVである大FOV14(図12(c)参照)、がそれぞれ得られる。この場合、図12(a)〜(c)に示すように、複数のサイズのFOV14〜16に歯列を無駄なく納めるためには、患者の頭部Hを前後方向に移動させる必要がある。
この実施形態では、皿状等を呈する接触面643a持つ接触部材642aを前後方向に移動させ、患者の下顎部の下部を接触面643aに載せることで、各FOV14〜16に対応した位置に患者の頭部Hを位置決めすることができる。そして、頭部押さえ手段63のパッド631を軸線C2の周りで円周方向A2に移動させ、患者のこめかみ部103(図7参照)に当接させることによって、患者の頭部Hを安定的に固定することができる。図11において、患者の頭部を後側に移動させた場合を破線で示す。
このように、図10〜図12に示す実施形態では、例えば複数のサイズのFOV14〜16のいずれが使用されるかによって頭部の位置が前後方向にずれる場合であっても、接触部材642aを患者の前後方向に移動させることによって、接触部材642aの接触面643aを患者の下顎部の下部に接触させて頭部を位置決めできる。これにより、患者の頭部をより安定化させることができる。
以上、本発明について、実施形態に基づいて説明したが、本発明は、前記実施形態に記載した構成に限定されるものではなく、前記実施形態に記載した構成を適宜組み合わせ乃至選択することを含め、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。また、前記実施形態の構成の一部について、追加、削除、置換をすることができる。
例えば、前記実施形態では、X線撮影装置1は、CT撮影が可能な装置として構成されているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、X線撮影装置1は、CT撮影に加えて、パノラマ撮影が可能な装置として構成されていてもよい。
1 X線撮影装置
11 X線源
12 X線撮像手段
13 スリット
14〜16 FOV
2 支柱部
3 スライド本体部
31 スライド鉛直部
32 スライド水平部
33 支持アーム
4 アーム
5 旋回手段
6 頭部固定装置
61 基部
611 操作パネル
62 本体部
621,622,638 操作部材
63,63a,63b 頭部押さえ手段
631 パッド
632 パッド支持部材
633,633a,633b パッド取付部
634 支持板
635 回動軸
636 当接面
637 介在部材
639 ギア
64,64a 下顎部支持手段
641 基体
642,642a 接触部材
643,643a 接触面
644 長孔
65 バイトプレート部材
651 プレート
652 支持棒
653 ブロック
101 臼歯
102 前歯
103 こめかみ部
C1 回転中心軸
C2 軸線
D1 小FOVの直径
D2 プレートの直径
L X線束
V 法線ベクトル
α 挟角

Claims (8)

  1. X線撮影装置に用いられ被検者の頭部を固定する頭部固定装置であって、
    前記被検者の前頭部における左右の部分に相当する左右のこめかみ部にそれぞれ当接する一対のパッドを有する頭部押さえ手段を備え、
    一対の前記パッドは、前記被検者に対して近接離反移動可能であり、
    一対の前記パッドは、前記被検者の左右方向に延びる軸線の周りで円周方向に移動可能であることを特徴とする頭部固定装置。
  2. 一対の前記パッドは、前記被検者に当接する当接面をそれぞれ有し、
    一対の前記当接面の各法線の間の挟角は、90度〜150度に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の頭部固定装置。
  3. 前記頭部押さえ手段は、一対の前記パッドが取り付けられているパッド取付部を有し、
    前記パッドは、柔軟性を有する介在部材を介して前記パッド取付部に取り付けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の頭部固定装置。
  4. 本体部と、
    前記本体部に取り付けられ、前記被検者の下顎部を支持する下顎部支持手段と、を備え、
    前記下顎部支持手段は、前記下顎部の下部に接触する接触面を持つ接触部材を有し、
    前記頭部押さえ手段は、一対の前記パッドを支持するパッド支持部材を有し、
    前記パッド支持部材は、前記軸線に沿う回動軸の周りで回動可能に前記本体部に取り付けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれ一項に記載の頭部固定装置。
  5. 前記回動軸は、前記軸線に沿う方向にスライド可能であり、
    前記接触面は、前記下顎部の下部の前側部分に接触するものであり、
    前記接触面上から外方に向けて延びる該接触面の法線ベクトルは、前記被検者の左右方向の成分を有しないことを特徴とする請求項に記載の頭部固定装置。
  6. 前記接触面は、前記被検者の後方に向かう方向において先端に近付くにしたがって下がるように傾斜する平面であることを特徴とする請求項に記載の頭部固定装置。
  7. 前記接触部材は、前記被検者の前後方向に移動可能であることを特徴とする請求項から請求項のいずれか一項に記載の頭部固定装置。
  8. 前記本体部が設けられている基部を備え、
    前記本体部は、前記基部に対して上下方向に移動可能であることを特徴とする請求項から請求項のいずれか一項に記載の頭部固定装置。
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