JP6358332B2 - センサネットワークシステム - Google Patents

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Description

本発明は、センサネットワークシステム、センサネットワークシステムにおいて使用されるデータ伝送方法、及びセンサネットワークシステムにおいて使用されるセンサノードに係わる。
センサネットワークシステムは、センシング対象領域に多数のセンサノードを有し、それらのセンサノードを用いてデータを収集する。各センサノードは、1または複数のセンサを備え、センシングデータを取得する。例えば、海の水質を調査するシステムでは、各センサノードは、水質を検出するセンサを含み、検出した水質を表すデータを生成する。また、地すべりを監視するシステムでは、各センサノードは、地盤の歪を検出するセンサを含み、検出した歪を表すデータを生成する。そして、各センサノードは、取得したセンシングデータをサーバへ送信する。
近年では、各センサノードが移動することができるセンサネットワークシステムが実用化されている。例えば、ITS(Intelligent Transport Systems)分野においては、各車両(及び、人)にそれぞれセンサノードが取り付けられる。この場合、センサノードは、無線通信でセンシングデータをサーバへ送信する。
なお、監視センタへ海水浴客の現在位置を通知できるようにするシステムが提案されている(例えば、特許文献1)。また、省電力化と通信信頼性の向上とを両立させたセンサ情報収集方法が提案されている(例えば、特許文献2)。さらに、各センサノードで収集されたデータをシンクノードまで確実に送信できるデータ送信方法が提案されている(例えば、特許文献3)。
特開2005−348011号公報 特開2010−193413号公報 特開2006−287565号公報
センサノードが移動することができるセンサネットワークシステムでは、各センサノードがデータを直接的にサーバへ送信することが多い。この場合、各センサノードは、無線信号がサーバまで到達可能な送信電力でデータを送信する。このため、各センサノードの消費電力が大きくなってしまう。
ここで、例えば、各センサノードは、そのセンサノードに内蔵されたバッテリで動作するものとする。この場合、データ送信の消費電力が大きいと、バッテリの寿命が短くなってしまう。すなわち、センサノードが動作できる期間が短くなってしまう。そして、センサネットワークシステムにおいて、使用可能なセンサノードの個数が少なくなると、収集した情報の価値も低下してしまう。
本発明の1つの側面に係わる目的は、センサネットワークシステムにおいて使用されるセンサノードの消費電力を削減することである。
本発明の1つの態様のセンサネットワークシステムは、複数のセンサノードおよび前記複数のセンサノードからデータを収集するサーバを含む。前記複数のセンサノードの中の第1のセンサノードは、データを取得したときに、前記データを前記サーバへ直接送信するための第1のエネルギーと、前記データを他のセンサノードへ送信するための第2のエネルギーと、前記データを前記第1のセンサノード内に保持するための第3のエネルギーに基づいて、前記データを前記サーバへ直接送信する第1の送信モードまたは前記データを前記他のセンサノードへ送信する第2の送信モードを選択する。そして、前記第1のセンサノードは、選択した送信モードで前記データを前記サーバまたは前記他のセンサノードへ送信する。
上述の態様によれば、センサネットワークシステムにおいて使用されるセンサノードの消費電力が削減される。
本発明の1つの実施形態に係わるセンサネットワークシステムの一例を示す図である。 センサノードのハードウェア構成の一例を示す図である。 センサノードのプロセッサにより提供される機能を説明する図である。 送信データおよびビーコン信号のフォーマットの例を示す図である。 平均バッテリ残量および標準偏差について説明する図である。 センサノードからデータ収集サーバへのデータ伝送の実施例を示す図(その1)である。 センサノードからデータ収集サーバへのデータ伝送の実施例を示す図(その2)である。 センサノードからデータ収集サーバへのデータ伝送の実施例を示す図(その3)である。 センサノードからデータ収集サーバへのデータ伝送の実施例を示す図(その4)である。 センサノードからデータ収集サーバへのデータ伝送の実施例を示す図(その5)である。 センサノードからデータ収集サーバへのデータ伝送の実施例を示す図(その6)である。 センサノードからデータ収集サーバへのデータ伝送の実施例を示す図(その7)である。 センサノードの動作を示すフローチャートである。 ビーコン応答処理を示すフローチャートである。 データ循環評価を示すフローチャートである。 リアルタイム性評価を示すフローチャートである。 バッテリ残量評価を示すフローチャートである。 マルチホップ通信処理を示すフローチャートである。 送信電力更新処理を示すフローチャートである。
図1は、本発明の1つの実施形態に係わるセンサネットワークシステムの一例を示す。図1に示す実施例では、センサネットワークシステム100は、複数のセンサノード1および複数のセンサノード1からデータを収集するデータ収集サーバ2を含む。なお、図1において、各センサノード1は、楕円形のシンボルで表されている。
センサノード1は、1または複数のセンサを含むセンサデバイスである。また、センサノード1は、無線リンクを介して信号を送信および受信することができる。すなわち、センサノード1は、無線ネットワークにおいて、データを処理することができ、周囲の環境を検知することができ、他のセンサノードおよびサーバと通信を行うことができる。
センサネットワークシステム100は、センシング対象フィールドに多数のセンサノード1を配置(または、散布)することにより構成される。センシング対象フィールドは、この実施例では、環境データを収集すべき領域を意味する。また、各センサノード1は、移動可能であるものとする。例えば、センサノード1が車両に取り付けられたときは、車両が走行すると、センサノード1の位置が変化する。また、センサノード1が海に散布されたときは、波および潮によってセンサノード1の位置が変化する。なお、図1に示す破線矢印は、センサノード1が移動している状態を表している。
センサノード1は、センサを用いて環境を検知することができる。そして、センサにより環境が検知されたときは、センサノード1は、この検知結果を表す環境データを生成する。例えば、センサノード1が温度センサを有するときは、センサノード1は温度データを生成する。そして、センサノード1は、環境データを生成すると、その環境データをデータ収集サーバ2へ送信する。ただし、センサノード1は、下記の2つの送信モードを使用可能である。
(1)マルチホップ通信モード
(2)ダイレクト通信モード
センサノード1は、マルチホップ通信モードを選択したときは、生成した環境データを他のセンサノードへ送信する。この場合、環境データを受信したセンサノードは、マルチホップ通信モードまたはダイレクト通信モードを選択し、選択した送信モードでその環境データを送信する。一方、センサノード1は、ダイレクト通信モードを選択したときは、取得した環境データをデータ収集サーバ2へ直接的に送信する。
このとき、センサノード1は、様々な要因を考慮して送信モードを選択することができる。この実施例では、センサノード1は、下記の要因に基づいて送信モードを選択する。
(1)消費エネルギー評価(センサノード1の消費電力を小さくする)
(2)リアルタイム性評価(指定された所定の時間内に環境データをデータ収集サーバ2に到着させる)
(3)バッテリ残量評価(センシング対象フィールド内の複数のセンサノード1のバッテリ残量のばらつきを小さくする)
(4)データ循環評価(マルチホップ通信において環境データがセンシング対象フィールド内で循環してしまう状態を回避する)
なお、この出願においては、「エネルギー」は例えば「電力」で表されるものとする。ここで、センサノード1が環境データを送信するために必要な電力は、無線信号の到達距離に依存する。したがって、例えば、個々のセンサノード1の消費電力を小さくするためには、ダイレクト通信モードを選択するよりも、マルチホップ通信モードを選択する方が好ましい。ただし、他の要因(2)〜(4)に係わる要求を満足するためには、センサノード1はダイレクト通信モードで環境データを送信することがある。なお、各センサノード1が送信モードを選択する方法については、後で詳しく説明する。
このように、各センサノード1は、ダイレクト通信モードまたはマルチホップ通信モードで、環境データをデータ収集サーバ2へ向けて送信する。この結果、データ収集サーバ2は、複数のセンサノード1においてそれぞれ検知された環境データを収集することができる。そして、データ収集サーバ2は、収集した環境データに基づいて、例えば、センシング対象フィールドの環境を分析する。
なお、上述の記載では、センサネットワークシステム100は複数のセンサノード1およびデータ収集サーバ2を含むが、本発明はこの構成に限定されるものではない。たとえば、センサネットワークシステム100はデータ収集サーバ2を含まなくてもよい。すなわち、複数のセンサノード1により構成されるネットワークを「センサネットワークシステム」と呼ぶようにしてもよい。
センサノード1は、自ノード内のセンサによる検知結果から環境データを生成することができる。また、センサノード1は、他のノードから環境データを受信することがある。以下の記載では、センサノード1が環境データを取得する動作は、自ノード内のセンサによる検知結果から環境データを生成する動作、及び、他のノードから環境データを受信する動作を含むものとする。
上述の記載では、センサノード1が環境データを取得するが、本発明はこの構成に限定されるものではない。すなわち、センサノード1は、環境データ以外のデータを取得してもよい。よって、以下の記載では、センサノード1からデータ収集サーバ2へ送信される様々なデータを、単に「データ」と呼ぶことがある。
図2は、センサノード1のハードウェア構成の一例を示す。センサノード1は、図2に示すように、バッテリ11、環境発電素子(Energy-harvesting device)12、センサ13、プロセッサ14、RF送受信器15を有する。
バッテリ11は、電気エネルギーを蓄積する。そして、バッテリ11は、センサ13、プロセッサ14、RF送受信器15に電力を供給する。環境発電素子12は、電波、光、温度、または振動などを利用して電気エネルギーを生成することができる。環境発電素子12により生成される電気エネルギーは、バッテリ11に蓄積される。
センサ13は、センサの種別に対応する状態または環境を検知する。例えば、センサ13が温度センサであれば、センサ13はセンサノード1の周辺の温度を検出する。プロセッサ14は、センサノード1がデータを取得したときに、送信モードを選択する。「センサノード1がデータを取得したとき」は、「センサ13による検知結果からデータを生成したとき」および「他のセンサノード1からデータを受信したとき」を含む。また、プロセッサ14は、メモリおよび時計を含むものとする。
RF送受信器15は、プロセッサ14により選択された送信モードで、センサノード1が取得したデータを送信する。すなわち、マルチホップ通信モードが選択されたときは、RF送受信器15は、後述するビーコンを利用して特定されるセンサノード1へデータを送信する。一方、ダイレクト通信モードが選択されたときは、RF送受信器15は、データをデータ収集サーバ2へ直接的に送信する。また、RF送受信器15は、他のセンサノード1およびデータ収集サーバ2から無線信号を受信することができる。なお、RF送受信器15において、他のセンサノード1との間で無線信号を送信および受信するための回路、およびデータ収集サーバ2との間で無線信号を送信および受信するための回路は、互いに独立していてもよい。
上述のセンサノード1において、プロセッサ14は、必要に応じて起動される構成であってもよい。この場合、例えば、センサ13は、検知した値が変化したときに、プロセッサ14を起動してもよい。また、センサ13は、検知指示が与えられたときに、検知結果をプロセッサ14へ出力するようにしてもよい。検知指示は、例えば、データ収集サーバ2からセンサノード1へ与えられえる。或いは、プロセッサ14が検知指示を生成できるようにしてもよい。
なお、センサノード1は、環境発電素子12を有していなくてもよい。この場合、バッテリ11が切れると、センサノード1は動作できなくなる。ただし、バッテリ11を交換すれば、センサノード1は動作を継続することができる。また、センサノード1は、図2に示していない他の回路要素を有していてもよい。
図3は、センサノード1のプロセッサ14により提供される機能を説明する図である。プロセッサ14は、与えられたプログラムを実行することにより、データ取得部21、データ処理部22、ビーコン生成部23、ビーコン応答部24、送信モード選択部25、送信電力更新部26を提供することができる。ただし、これらの機能の一部は、ハードウェア回路で実現してもよい。また、プロセッサ14は、図3に示していない他の機能を提供することもできる。
データ取得部21は、センサ13から検知結果を表すデータを取得する。また、データ取得部21は、RF送受信器15が他のセンサノード1から受信するデータを取得する。データ処理部22は、データ取得部21により取得されたデータから送信データを生成する。
図4(a)は、送信データのフォーマットの一例を示す。送信データは、この実施例では、宛先アドレス(DA)、送信元アドレス(SA)、データID、平均バッテリ残量、標準偏差、ホップ数、タイムスタンプ、センシング値を含む。
宛先アドレスは、マルチホップ通信モードが選択されたときは、後述するビーコンを利用して特定されるセンサノード1を表す。また、ダイレクト通信モードが選択されたときは、宛先アドレスは、データ収集サーバ2を表す。送信元アドレスは、センサノード(自ノード)1を表す。データIDは、センサネットワークシステム100内で各データを識別する。平均バッテリ残量は、データを生成したセンサノード1から自ノードまでの経路上の各センサノード1のバッテリ残量の平均を表す。また、標準偏差は、データを生成したセンサノード1から自ノードまでの経路上の各センサノード1のバッテリ残量の標準偏差を表す。ホップ数は、データを生成したセンサノード1から自ノードまでのホップ数を表す。したがって、このホップ数は、データを生成したセンサノード1から自ノードまでの経路上のセンサノード1の個数に相当する。タイムスタンプは、データが生成された時刻を表す。センシング値は、センサ13により検知された値を表す。
なお、送信データは、図4(a)に示していない他の情報要素を含んでいてもよい。また、センサノード1は、複数のセンサノードにおいてそれぞれ検知されたセンシング値をまとめて次ノードまたはデータ収集サーバ2へ送信してもよい。たとえば、センサノードA、B、C、...を介してデータがマルチホップ転送されるものとする。また、センサノードA、B、Cは、それぞれデータA、B、Cを生成するものとする。この場合、センサノードAは、データAをセンサノードBへ送信する。センサノードBは、データBおよび受信したデータAをまとめてセンサノードCへ送信する。センサノードCは、データCおよび受信したデータA、Bをまとめて次ノードへ送信する。この場合、データ送信回数が少なくなるので、各センサノード1の消費電力および/またはセンサネットワークシステム100全体の消費電力が削減され、また、データ収集サーバ2におけるデータ受信処理の負荷が削減される。
図5は、平均バッテリ残量および標準偏差について説明する図である。この例では、センサノード1wにおいて生成されたデータが、センサノード1x、1yを経由してセンサノード1zまで伝送されるものとする。なお、センサノード1w、1x、1y、1zに対して表記されている値「100」「80」「60」「70」は、バッテリ11の残量を表す。
センサノード1wのバッテリ11の残量は「100」である。したがって、センサノード1wからセンサノード1xへ伝送されるデータに格納される平均バッテリ残量および標準偏差は、以下の通りである。
平均バッテリ残量:100(センサノード1wのバッテリ残量)
標準偏差:なし
センサノード1xのバッテリ11の残量は「80」である。したがって、センサノード1xからセンサノード1yへ伝送されるデータに格納される平均バッテリ残量および標準偏差は、以下の通りである。
平均バッテリ残量:90(センサノード1w、1xのバッテリ残量の平均)
標準偏差:10(センサノード1w、1xのバッテリ残量の標準偏差)
センサノード1yのバッテリ11の残量は「60」である。したがって、センサノード1yからセンサノード1zへ伝送されるデータに格納される平均バッテリ残量および標準偏差は、以下の通りである。
平均バッテリ残量:80(センサノード1w、1x、1yのバッテリ残量の平均)
標準偏差:16.3(センサノード1w、1x、1yのバッテリ残量の標準偏差)
平均バッテリ残量および標準偏差は、データを受信したセンサノード1において送信モードを選択する際に使用される。例えば、図5に示すセンサノード1zは、センサノード1yから受信するデータに格納されている平均バッテリ残量および標準偏差、およびセンサノード1zのバッテリ残量に基づいて、マルチホップ通信モードまたはダイレクト通信モードを選択してもよい。なお、平均バッテリ残量および標準偏差を利用して送信モードを選択する方法(即ち、バッテリ残量評価)の実施例は、後で説明する。
ビーコン生成部23は、ビーコン信号を生成する。ビーコン信号は、図4(b)に示すように、宛先アドレス(DA)、送信元アドレス(SA)、データサイズ情報を含む。ビーコン信号は、図4(a)に示すデータの送信先ノードをサーチするために使用されるので、宛先アドレスには、例えば、マルチキャストアドレスが設定される。送信元アドレスは、センサノード(自ノード)1を表す。データサイズ情報は、図4(a)に示すデータのサイズを表す。
ビーコン応答部24は、センサノード1がビーコン信号を受信したときに、ビーコン応答を生成する。ただし、ビーコン応答部24は、この実施例では、受信したビーコン信号に対応するデータをデータ収集サーバ2へ送信することが可能であるときに、ビーコン応答を生成する。
送信モード選択部25は、データ処理部22により生成されるデータを送信する送信モード(マルチホップ通信モードまたはダイレクト通信モード)を選択する。送信電力更新部26は、ビーコン信号を送信するための送信電力を決定する。なお、この実施例では、マルチホップ通信モードでデータを送信するときの送信電力は、ビーコン信号の送信電力と同じである。送信モード選択部25および送信電力更新部26の処理については、後で詳しく説明する。
次に、図6〜図12を参照しながら、センサノード1からデータ収集サーバ2へのデータ伝送の実施例を示す。この実施例では、図6に示すセンサノード1aにおいて検知された値を表すデータ(以下、データA)が、データ収集サーバ2へ伝送される。なお、図6において幾つかのセンサノード1に付与されている矢印は、センサノードの移動を表している。この矢印の意味は、図7〜図12においても同じである。
センサノード1aは、図7に示すように、ビーコン信号を送信する。このとき、センサノード1aは、送信電力更新部26により決定されている送信電力でビーコン信号を送信する。そして、ビーコン信号は、送信電力に対応する範囲内に位置しているセンサノード1により受信される。以下の説明では、ビーコン信号が到達する範囲を「ビーコン範囲」と呼ぶことがある。
ビーコン信号は、図4(b)に示すように、データサイズ情報を含む。図7に示すケースでは、センサノード1aから送信されるビーコン信号は、データAのサイズを表すデータサイズ情報を含む。そして、このビーコン信号を受信したセンサノード1は、データサイズ情報に基づいて、ダイレクト通信モードでデータAをデータ収集サーバ2へ送信できるか否かを判定する。
センサノード1aのビーコン信号を受信したセンサノード1は、ダイレクト通信モードでデータAをデータ収集サーバ2へ送信できるときは、ビーコン応答を返送する。図7に示す例では、センサノード1bからセンサノード1aへビーコン応答が返送されている。
センサノード1aは、センサノード1bからビーコン応答を受信すると、データAをデータ収集サーバ2へ送信するための送信モードを選択する。この例では、送信モードとしてマルチホップ通信モードが選択されるものとする。この場合、センサノード1aは、ビーコン応答の送信元モード(すなわち、センサノード1b)へデータAを送信する。この結果、センサノード1aにおいて検知された値を表すデータAは、センサノード1bにより受信される。
尚、センサノード1aは、複数のノードからビーコン応答を受信したときは、例えば、最初にビーコン応答を返送してきたノードへデータAを送信する。また、センサノード1aは、所定時間内にビーコン応答を受信できなかったときは、マルチホップ転送をあきらめて、ダイレクト通信モードでデータAをデータ収集サーバ2へ送信する。
図8〜図11は、それぞれ図7と同様のマルチホップ転送を示す。すなわち、図8〜図11においては、マルチホップ転送により、データAが順番に転送されていく。具体的には以下の通りである。
図8において、センサノード1bはビーコン信号を送信し、センサノード1cは、そのビーコン信号に対応するビーコン応答を返送する。また、センサノード1bは、データAをデータ収集サーバ2へ送信するための送信モードを選択する。この例では、マルチホップ通信モードが選択される。この場合、センサノード1bは、ビーコン応答の送信元モード(すなわち、センサノード1c)へデータAを送信する。この結果、センサノード1aにおいて検知された値を表すデータAは、センサノード1cまで転送される。
図9において、センサノード1cはビーコン信号を送信し、センサノード1dは、そのビーコン信号に対応するビーコン応答を返送する。また、センサノード1cは、データAをデータ収集サーバ2へ送信するための送信モードを選択する。この例では、マルチホップ通信モードが選択される。この場合、センサノード1cは、ビーコン応答の送信元モード(すなわち、センサノード1d)へデータAを送信する。この結果、センサノード1aにおいて検知された値を表すデータAは、センサノード1dまで転送される。
図10において、センサノード1dはビーコン信号を送信し、センサノード1eは、そのビーコン信号に対応するビーコン応答を返送する。また、センサノード1dは、データAをデータ収集サーバ2へ送信するための送信モードを選択する。この例では、マルチホップ通信モードが選択される。この場合、センサノード1dは、ビーコン応答の送信元モード(すなわち、センサノード1e)へデータAを送信する。この結果、センサノード1aにおいて検知された値を表すデータAは、センサノード1eまで転送される。
図11において、センサノード1eはビーコン信号を送信し、センサノード1fは、そのビーコン信号に対応するビーコン応答を返送する。また、センサノード1eは、データAをデータ収集サーバ2へ送信するための送信モードを選択する。この例では、マルチホップ通信モードが選択される。この場合、センサノード1eは、ビーコン応答の送信元モード(すなわち、センサノード1f)へデータAを送信する。この結果、センサノード1aにおいて検知された値を表すデータAは、センサノード1fまで転送される。
センサノード1fは、センサノード1a〜1eと同様に、データAをデータ収集サーバ2へ送信するための送信モードを選択する。この実施例では、センサノード1fは、ダイレクト通信モードを選択する。そうすると、センサノード1fは、図12に示すように、データAをデータ収集サーバ2へ直接的に送信する。このとき、データAの宛先アドレスは、データ収集サーバ2である。また、センサノード1fは、ダイレクト通信モードのために予め指定されている送信電力でデータAをデータ収集サーバ2へ送信する。
尚、図4(a)に示す送信データ中の「平均バッテリ残量」「標準偏差」「ホップ数」は、センサノード1においてバッテリ残量評価を行うために使用される。したがって、センサノード1fは、データ収集サーバ2への送信データから「平均バッテリ残量」「標準偏差」「ホップ数」を削除してもよい。
なお、図6〜図12に示す実施例では、以下の状態が検出されたときに、センサノード1fはダイレクト通信モードを選択する。
(1)「データAを隣接ノードへ送信するエネルギーEn」および「データAをセンサノード1f内に保持するエネルギーEh」の和が、「データAをデータ収集サーバ2へ直接的に送信するエネルギーEs」以上である。
(2)データAの測定時刻(センサノード1aにおいてデータAが生成された時刻)からの経過時間が所定の閾値時間以上である。
(3)センサノード1fのバッテリ残量は、センサノード1a〜1eのバッテリ残量の平均および標準偏差に基づいて決まる参照バッテリ残量以上である。参照バッテリ残量は、例えば「バッテリ残量の平均+2×バッテリ残量の標準偏差」で算出される。ただし、参照バッテリ残量は、他の方法で計算してもよい。
なお、上記(1)〜(3)は、消費エネルギー評価、リアルタイム性評価、バッテリ残量評価に相当する。また、センサノード1fは、データ循環評価も行う。ただし、図6〜図12に示す例では、データAは、過去にセンサノード1fによって処理されていないので、データ循環評価に基づいてダイレクト通信モードが選択されることはない。
このように、データを取得したセンサノード1は、そのデータをデータ収集サーバ2へ送信するための送信モードを選択する。このとき、センサノード1は、消費エネルギー評価、リアルタイム性評価、バッテリ残量評価、又はデータ循環評価によってダイレクト通信モードが選択されない限りは、マルチホップ通信モードでデータを送信する。ここで、ダイレクト通信モードと比較して、マルチホップ通信モードの送信電力(すなわち、消費エネルギー)は小さい。したがって、センサネットワークシステム100においては、各センサノード1の消費電力が削減され得る。この結果、バッテリ切れに起因して動作が停止するセンサノード1の個数が削減される。
リアルタイム性評価を行うことにより、データ収集サーバ2は、各センサノード1で生成されたデータを遅延なく収集することができる。また、データ循環評価を行うことにより、データ収集サーバ2は、各センサノード1で生成されたデータを確実に収集することができる。
さらに、バッテリ残量評価を行うことにより、他のセンサノードと比較してバッテリ残量の多いセンサノード1において、ダイレクト通信モードが実行されやすくなる。このため、センサネットワークシステム100内の複数のセンサノード1のバッテリ残量のばらつきが抑制される。すなわち、バッテリ残量評価を導入することによっても、バッテリ切れに起因して動作が停止するセンサノード1の個数が削減される。
図13は、センサノード1の動作を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、プロセッサ14によって実行される。この実施例では、プロセッサ14は、予め決められたイベントが発生したときに起動されて、図13に示すフローチャートの処理を実行するものとする。具体的には、センサ13からプロセッサ14へ検知結果が与えられたとき、又は、センサノード1が他のセンサノードからビーコン信号を受信したときに、プロセッサ14は起動される。したがって、以下では、上述のイベントが発生した後の処理について説明する。
S1において、プロセッサ14は、発生したイベントがセンシングであるかビーコン信号の受信であるかを判定する。センサノード1が他のセンサノードからビーコン信号を受信したときは、プロセッサ14の処理はS2へ進む。一方、センサ13から検知結果が与えられたときは、プロセッサ14の処理はS11へ進む。ここでは、まず、センサ13による検知結果がプロセッサ14に与えられたものとする。
センサ13による検知結果が与えられると、データ処理部22は、その検知結果を表すデータを生成する。このとき、データ処理部22は、S11において、タイムスタンプを作成する。このタイムスタンプは、データが生成された時刻(センサ13による測定時刻)を表す。続いて、S12において、データ処理部22は、このデータを識別するデータIDを生成する。タイムスタンプおよびデータIDは、図4(a)に示すように、送信データ内に格納される。なお、タイムスタンプおよびデータIDは、センサネットワークシステム100でデータが転送されるときに、書き換えられることはない。
送信モード選択部25は、S5においてリアルタイム性評価を行い、S6においてバッテリ残量評価を行う。そして、S5またはS6においてダイレクト通信モードが選択されたときは、プロセッサ14の処理はS8へ進む。一方、ダイレクト通信モードが選択されなかったときは、プロセッサ14の処理はS7へ進む。
S7において、送信モード選択部25は、マルチホップ通信モードを選択してもよいか判定する。そして、マルチホップ通信モードが選択されたときは、プロセッサ14は、RF送受信器15を利用して、S7の処理の中で特定されたセンサノード1へデータを送信する。
一方、S5、S6、またはS7においてダイレクト通信モードが選択されたときは、S8においてダイレクト通信モードでデータが送信される。この場合、プロセッサ14は、RF送受信器15を利用して、データを直接的にデータ収集サーバ2へ送信する。
S7またはS8が実行された後、送信電力更新部26は、S9において、次のビーコン信号を送信するための送信電力の設定値を更新する。1つの実施例としては、マルチホップ通信モードでデータが送信されたときは、送信電力更新部26は、送信電力の設定値を小さくする。一方、ダイレクト通信モードでデータが送信されたときは、送信電力更新部26は、送信電力の設定値を大きくする。
センサノード1が他のセンサノードからビーコン信号を受信したときは、プロセッサ14の処理はS2へ進む。S2において、ビーコン応答部24は、受信したビーコン信号に対応するビーコン応答を生成する。このビーコン応答は、RF送受信器15によりビーコン信号の送信元ノードへ返送される。なお、後で詳しく説明するが、S2は、受信したビーコン信号に対して応答するか否かを判定する処理を含む。そして、受信したビーコン信号に対して応答しないと判定されたときは、プロセッサ14の処理は終了する。
プロセッサ14は、ビーコン応答を返送した後、データを待ち受ける。そして、プロセッサ14は、S3において、ビーコン信号の送信元ノードからデータを受信する。但し、S2のビーコン応答から所定時間内にデータを受信できなかった場合は、プロセッサ14の処理は終了する。
S4において、送信モード選択部25は、データ循環評価を行う。そして、データ循環評価においてダイレクト通信モードが選択されたときは、プロセッサ14の処理はS8へ進む。一方、ダイレクト通信モードが選択されなかったときは、プロセッサ14の処理はS5へ進む。S5〜S9の処理は、上述した通りである。
次に、図6〜図12に示す実施例を参照しながら図13に示すフローチャートの処理を説明する。ここでは、センサノード1a、1b、1fの動作について記載する。
センサノード1aにおいて、センサ13により検知された値がプロセッサ14に与えられる。この場合、S11においてタイムスタンプが作成され、S12においてデータIDが生成される。この後、S5〜S7においてダイレクト通信モードは選択されないものとする。そうすると、センサノード1aは、S7において、センサノード1bへデータAを送信する。
センサノード1bは、図7に示すように、センサノード1aからビーコン信号を受信する。よって、センサノード1bは、S2において、ビーコン応答をセンサノード1aへ返送する。この後、センサノード1bは、S3において、センサノード1aからデータAを受信する。このとき、S4〜S7においてダイレクト通信モードは選択されないものとする。そうすると、センサノード1bは、S7において、センサノード1cへデータAを送信する。
センサノード1fは、図11に示すように、センサノード1eからビーコン信号を受信する。よって、センサノード1fは、S2において、ビーコン応答をセンサノード1eへ返送する。この後、センサノード1fは、S3において、センサノード1eからデータAを受信する。ところが、センサノード1fにおいて、S4〜S7のいずれか1つのステップでダイレクト通信モードが選択される。そうすると、センサノード1fは、S8において、図12に示すように、データAを直接的にデータ収集サーバ2へ送信する。
なお、図13に示すフローチャートの手順は、1つの実施例であって、矛盾のない範囲で変更してもよい。たとえば、S5およびS6が実行される順序を入れ替えてもよい。また、たとえば、S7の中でリアルタイム性評価が実行される場合は、S5を省略してもよい。さらに、センサ13により検知された値がプロセッサ14に与えられたときは(S1:センシング)、S5およびS6は実行しなくてもよい。
図14は、ビーコン応答処理を示すフローチャートである。ビーコン応答処理は、センサノード1がビーコン信号を受信したときに実行される。なお、ビーコン応答処理は、図13のS2に対応する。
S21において、ビーコン応答部24は、受信したビーコン信号に格納されているデータサイズ情報を取得する。このデータサイズ情報は、ビーコン信号の送信元ノードから受信することが予想されるデータのサイズを表す。
S22において、ビーコン応答部24は、予想送信エネルギーを計算する。予想送信エネルギーは、ビーコン信号に対応するデータをダイレクト通信モードでデータ収集サーバ2へ送信するために要するエネルギーを表す。このエネルギーは、送信データのサイズおよび送信電力に依存する。送信データのサイズは、上述のデータサイズ情報により表される。また、ダイレクト通信モードの送信電力は、この実施例では、すべてのセンサノード1において同じであり、予め指定されているものとする。
S23において、ビーコン応答部24は、バッテリ11の残量を検出する。そして、ビーコン応答部24は、S24において、予想送信エネルギーおよびバッテリ11の残量に基づいて、ビーコン応答を返送するか否かを判定する。
予想送信エネルギーに対してバッテリ11の残量が十分に大きいときは、ビーコン応答部24は、S25において、ビーコン応答を生成する。このビーコン応答は、RF送受信器15により、受信したビーコン信号の送信元ノードへ返送される。一方、予想送信エネルギーに対してバッテリ11の残量が十分に大きくないときは、プロセッサ14の処理は終了する。
図15は、データ循環評価を示すフローチャートである。データ循環評価は、図13のS4に相当する。すなわち、データ循環評価は、センサノード1が他のセンサノードからデータを受信したときに実行される。
S31において、送信モード選択部25は、センサネットワークシステム100内でデータ循環が発生しているか否かを判定する。このとき、送信モード選択部25は、受信データのデータIDを検出する。そして、送信モード選択部25は、受信データのデータIDが、プロセッサ14のメモリに保持されているデータIDと一致すれば、データ循環が発生していると判定する。なお、プロセッサ14は、新たなデータを生成したとき、又は他のセンサノードから新たなデータを受信したときに、そのデータのデータIDを所定のメモリ領域に記録するものとする。
受信データのデータIDがメモリに保持されているデータIDと一致するときは、送信モード選択部25は、センサノード1が過去に送信したデータが他のセンサノードを経由してセンサノード1に戻ってきたと判定する。すなわち、データ循環が発生していると判定される。そうすると、プロセッサ14の処理は、図13のS8へ進む。この場合、センサノード1は、ダイレクト通信モードで、受信データを直接的にデータ収集サーバ2へ送信する。
一方、受信データのデータIDがメモリに保持されているデータIDと一致しないときには、送信モード選択部25は、S32において、受信データのデータIDを所定のメモリ領域に記録する。この後、プロセッサ14の処理は、図13のS5(リアルタイム性評価)へ進む。なお、メモリに記録されたデータIDは、所定時間が経過した後に削除されるようにしてもよい。
図16は、リアルタイム性評価を示すフローチャートである。リアルタイム性評価は、図13のS5に相当する。
S41において、送信モード選択部25は、受信データに付与されているタイムスタンプを抽出する。このタイムスタンプは、センサによる検知に基づいてデータが生成された時刻(以下、データ生成時刻)を表す。そして、送信モード選択部25は、データ生成時刻からの経過時間が予め指定された閾値時間以上であるか否かを判定する。データ生成時刻をt1、現在時刻をt2、閾値時間をTとすると、「t2−t1≧T」を満足するか否かが判定される。
データ生成時刻からの経過時間が閾値時間以上であったときは、プロセッサ14の処理は、図13のS8へ進む。この場合、センサノード1は、ダイレクト通信モードで、受信データを直接的にデータ収集サーバ2へ送信する。この結果、データ収集サーバ2は、センサノード1で生成されたデータを遅延なく受信することができる。一方、データ生成時刻からの経過時間が閾値時間未満であったときは、プロセッサ14の処理は、図13のS6(バッテリ残量評価)へ進む。
図17は、バッテリ残量評価を示すフローチャートである。バッテリ残量評価は、図13のS6に相当する。
S51において、送信モード選択部25は、受信データに付与されている平均バッテリ残量および標準偏差に基づいて参照バッテリ残量を算出する。参照バッテリ残量は、例えば、下式で計算される。
参照バッテリ残量=平均バッテリ残量+2×標準偏差
ただし、参照バッテリ残量は、他の方法で算出してもよい。例えば、参照バッテリ残量は「平均バッテリ残量+標準偏差」であってもよい。或いは、標準偏差を使用することなく参照バッテリ残量を算出してもよい。例えば、参照バッテリ残量は「K×平均バッテリ残量(K>1)」であってもよい。
S52において、送信モード選択部25は、自ノードのバッテリ11の残量(即ち、自ノードバッテリ残量)と参照バッテリ残量とを比較する。そして、自ノードバッテリ残量が参照バッテリ残量以上であるときは、送信モード選択部25は、周辺のノードのバッテリの残量と比較して、自ノードのバッテリ11の残量が多いと判定する。そうすると、プロセッサ14の処理は、図13のS8へ進む。この場合、センサノード1は、ダイレクト通信モードで、受信データを直接的にデータ収集サーバ2へ送信する。一方、自ノードバッテリ残量が参照バッテリ残量よりも少ないときは、プロセッサ14の処理は、図13のS7(マルチホップ通信処理)へ進む。
このように、バッテリ残量評価によれば、周辺のノードと比較してバッテリ残量の多いセンサノード1においては、消費電力の大きいダイレクト通信モードが優先的に選択される。この結果、センサネットワークシステム100の複数のセンサノードにおいてバッテリ残量のばらつきが抑制される。
図18は、マルチホップ通信処理を示すフローチャートである。マルチホップ通信処理は、図13のS7に相当する。
S61において、送信モード選択部25は、消費エネルギー評価を行う。消費エネルギー評価では、送信モード選択部25は、「データを隣接ノードへ送信するエネルギー(ノード間通信エネルギーEn)」と「データをセンサノード1内に保持するエネルギー(データ保持エネルギーEh)」との和と、「データをデータ収集サーバ2へ直接的に送信するエネルギー(ダイレクト通信エネルギーEs)」とを比較する。
ノード間通信エネルギーEnは、送信データのサイズおよび図19に示す更新処理により決定される送信電力に基づいて算出される。データ保持エネルギーEhは、S65において算出される。ダイレクト通信エネルギーEsは、送信データのサイズおよびダイレクト通信モードの送信電力に基づいて算出される。ダイレクト通信モードの送信電力は、この実施例では、すべてのセンサノード1において同じであり、予め指定されているものとする。
ノード間通信エネルギーEnおよびデータ保持エネルギーEhの和が、ダイレクト通信エネルギーEs以上であれば(S61:No)、マルチホップ通信モードよりもダイレクト通信モードの方が消費エネルギーが少ないと判定される。この場合、プロセッサ14の処理は、図13のS8へ進む。そして、センサノード1は、ダイレクト通信モードで、受信データを直接的にデータ収集サーバ2へ送信する。ノード間通信エネルギーEnおよびデータ保持エネルギーEhの和が、ダイレクト通信エネルギーEsよりも小さいときは、プロセッサ14の処理はS62へ進む。
S62は、図16に示すリアルタイム性評価の処理と実質的に同じである。すなわち、データ生成時刻からの経過時間が閾値時間以上であれば、プロセッサ14の処理は、図13のS8へ進む。この場合、センサノード1は、ダイレクト通信モードで、受信データを直接的にデータ収集サーバ2へ送信する。一方、データ生成時刻からの経過時間が閾値時間未満であれば、プロセッサ14の処理はS63へ進む。
S63〜S64において、ビーコン生成部23は、ビーコン信号を生成する。ビーコン信号の一例は、図4(b)を参照して説明した通りである。そして、ビーコン生成部23は、RF送受信器15を利用して、生成したビーコン信号を送信する。ビーコン信号の送信電力は、図19に示す更新処理により決定される。この後、送信モード選択部25は、所定時間、ビーコン信号に対応するビーコン応答を待ち受ける。
なお、S63において送信されるビーコン信号は、ビーコン範囲内に位置するセンサノード1により受信される。そして、このビーコン信号を受信したセンサノード1は、図14に示すビーコン応答処理を実行する。すなわち、ビーコン信号を受信したセンサノード1のうち、データ収集サーバ2へデータを送信することが可能なセンサノード1が、ビーコン応答を返送する。
所定時間内にビーコン応答が返送されてきたときは(S64:Yes)、送信モード選択部25は、マルチホップ通信モードを選択する。この場合、S66においてデータ処理部22は、図4(a)に示す平均バッテリ残量、標準偏差、およびホップ数を更新する。このとき、受信データに記録されている平均バッテリ残量、ホップ数、及び自ノードのバッテリ残量に基づいて、新たな平均バッテリ残量が算出される。また、受信データに記録されている平均バッテリ残量、標準偏差、ホップ数、及び自ノードのバッテリ残量に基づいて、新たな標準偏差が算出される。さらに、ホップ数は1だけインクリメントされる。
S67において、プロセッサ14は、RF送受信器15を利用してデータを送信する。データの宛先は、ビーコン応答の送信元ノードである。すなわち、マルチホップ転送が実行される。このとき、RF送受信器15は、図19に示す更新処理により決定される送信電力でデータを送信する。
一方、所定時間内にビーコン応答が返送されてこなかったときは(S64:No)、送信モード選択部25は、S65において、データ保持エネルギーEhを更新する。データ保持エネルギーEhは、下式に従って更新される。
Eh=Eh+Eh(Δt)
Ehの初期値はゼロである。Eh(Δt)は、メモリに保持されるデータのサイズに比例する関数である。Δtは、データ取得部21がデータを取得したときからの経過時間を表す。即ち、センサ13により検知された値がプロセッサ14に与えられたときは、Δtは、その値がプロセッサ14に与えられたときからの経過時間を表す。また、センサノード1が他のセンサノードからデータを受信したときは、Δtは、データ受信時刻からの経過時間を表す。この実施例では、データ保持エネルギーEhは、経過時間に比例して増加していくものとする。
S61〜S65の処理は、プロセッサ14がビーコン応答を受信するまで繰り返し実行される。ただし、S61〜S65が繰り返し実行されている期間中は、S65の処理によって、データ保持エネルギーEhが徐々に増加してゆく。そして、ノード間通信エネルギーEnおよびデータ保持エネルギーEhの和が、ダイレクト通信エネルギーEsにまで増加すると、S61の判定結果が「No」となる。この場合、送信モード選択部25によってダイレクト通信モードが選択されることになる。同様に、S61〜S65が繰り返し実行されている期間中に、データ生成時刻からの経過時間が閾値時間に達すると、S62の判定結果が「Yes」となる。この場合も、送信モード選択部25によりダイレクト通信モードが選択されることになる。
このように、マルチホップ通信処理においては、ビーコン応答の送信元ノードへデータが送信される。ただし、プロセッサ14がビーコン応答を受信できないときは、ダイレクト通信モードが選択され、データはデータ収集サーバ2へ送信される。
図19は、送信電力更新処理を示すフローチャートである。送信電力更新処理は、図13のS9に相当する。
送信電力更新処理においては、マルチホップ通信の送信電力が更新される。ここで、この実施例では、上述したビーコン信号の送信電力は、マルチホップ通信の送信電力と同じである。すなわち、ビーコン範囲は、マルチホップ通信の送信電力に依存する。
ビーコン範囲が広い場合、そのビーコン範囲内に位置するセンサノード1の数が多くなることが期待される。すなわち、ビーコン範囲が広い場合、ビーコン信号およびビーコン応答によるビーコン通信が成功する確率が高くなる。したがって、ビーコン通信が成功する確率を高くするためには、マルチホップ通信の送信電力が大きいことが好ましい。ところが、マルチホップ通信の送信電力が大きいと、センサノード1の消費エネルギーが大きくなり、センサノード1の寿命が短くなるおそれがある。よって、マルチホップ通信の送信電力は、ビーコン通信が成功する確率を高く維持しながら、可能な限り小さくすることが好ましい。
ただし、各センサノード1が移動可能なセンサネットワークシステムにおいては、ノード間の距離が一定ではないので、好適なマルチホップ通信の送信電力を予め決めることは困難である。また、好適なマルチホップ通信の送信電力は、センシング対象フィールド内に設けられるセンサノードの個数(または、密度)、センサネットワークシステムにおいて実行されるアプリケーションなどに依存する。そこで、センサネットワークシステム100においては、マルチホップ通信の送信電力は、各センサノード1においてそれぞれ動的に決定される。
S71において、送信電力更新部26は、実行された送信モードを特定する。マルチホップ通信モードでデータが送信されたときは、ビーコン通信が成功したと判定される。この場合、ビーコン範囲が十分に広いと考えられる。したがって、送信電力更新部26は、S72において、次のビーコン信号を送信するための送信電力が所定電力だけ小さくなるように、RF送受信器15に指示を与える。
一方、ダイレクト通信モードでデータが送信されたときは、ビーコン通信が失敗した可能性があると判定される。この場合、ビーコン範囲が小さ過ぎる可能性があると考えられる。したがって、送信電力更新部26は、S73において、次のビーコン信号を送信するための送信電力が所定電力だけ大きくなるように、RF送受信器15に指示を与える。
このように、各センサノード1が移動可能なセンサネットワークシステム100においては、データを取得したセンサノード1の近傍に他のセンサノードが存在しないことがある。すなわち、マルチホップ通信を行うことができないケースが発生し得る。このため、データを取得したセンサノード1は、消費エネルギー評価、リアルタイム性評価、バッテリ残量評価、データ循環評価に基づいて、好適な送信モードを選択する。1つの実施例では、これらの全ての評価においてマルチホップ通信モードが選択された場合に限って、マルチホップ通信モードでデータが送信される。一方、少なくとも1つの評価においてダイレクト通信モードが選択された場合には、ダイレクト通信モードでデータ収集サーバ2へデータが送信される。この結果、各センサノードの消費エネルギーが抑制されることに加えて、センサネットワークシステム全体の消費エネルギーの削減、および複数のセンサノードのバッテリ残量のばらつきの抑制が実現される。

Claims (10)

  1. 複数のセンサノードおよび前記複数のセンサノードからデータを収集するサーバを含むセンサネットワークシステムであって、
    前記複数のセンサノードの中の第1のセンサノードは、データを取得したときに、前記データを前記サーバへ直接送信するための第1のエネルギーと、前記データを他のセンサノードへ送信するための第2のエネルギーと、前記データを前記第1のセンサノード内に保持するための第3のエネルギーを算出し、
    前記第2のエネルギーおよび前記第3のエネルギーの和が前記第1のエネルギー以上であるときは、前記第1のセンサノードは、前記データを前記サーバへ直接送信する第1の送信モードで前記データを前記サーバへ送信し、前記第2のエネルギーおよび前記第3のエネルギーの和が前記第1のエネルギーよりも小さいときは、前記第1のセンサノードは、前記データを前記他のセンサノードへ送信する第2の送信モードで前記データを前記他のセンサノードへ送信する
    ことを特徴とするセンサネットワークシステム。
  2. 前記データが生成されたときからの経過時間が予め指定された閾値時間を越えたときには、前記第1のセンサノードは、前記第1の送信モードで前記データを前記サーバへ送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載のセンサネットワークシステム。
  3. 前記第1のセンサノードから送信されたデータが他のセンサノードを経由して前記第1のセンサノードへ戻ってきたときは、前記第1のセンサノードは、前記第1の送信モードで前記データを前記サーバへ送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載のセンサネットワークシステム。
  4. 前記第1のセンサノードのバッテリ残量が、前記データを生成したセンサノードから前記第1のセンサノードまでの経路上の各センサノードのバッテリ残量の平均に基づいて算出される参照バッテリ残量以上であるときは、前記第1のセンサノードは、前記第1の送信モードで前記データを前記サーバへ送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載のセンサネットワークシステム。
  5. 前記第1のセンサノードのバッテリ残量が、前記データを生成したセンサノードから前記第1のセンサノードまでの経路上の各センサノードのバッテリ残量の平均および標準偏差に基づいて算出される参照バッテリ残量以上であるときは、前記第1のセンサノードは、前記第1の送信モードで前記データを前記サーバへ送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載のセンサネットワークシステム。
  6. 前記第1のセンサノードは、前記データを取得したときに、ビーコン信号を送信し、
    前記ビーコン信号を受信したセンサノードは、前記データを前記サーバへ直接送信することができると判定したときは、前記ビーコン信号に対応するビーコン応答を前記第1のセンサノードへ送信し、
    前記第1のセンサノードが前記ビーコン応答を受信し、且つ、前記第2のエネルギーおよび前記第3のエネルギーの和が前記第1のエネルギーよりも小さいときに、前記第1のセンサノードは、前記第2の送信モードで前記ビーコン応答の送信元のセンサノードへ前記データを送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載のセンサネットワークシステム。
  7. 前記第1のセンサノードは、前記第1の送信モードでデータを送信したときは、次のビーコン信号を送信するための送信電力を大きくする
    ことを特徴とする請求項に記載のセンサネットワークシステム。
  8. 前記第1のセンサノードは、前記第2の送信モードでデータを前記サーバへ送信したときは、次のビーコン信号を送信するための送信電力を小さくする
    ことを特徴とする請求項またはに記載のセンサネットワークシステム。
  9. 複数のセンサノードおよび前記複数のセンサノードからデータを収集するサーバを含むセンサネットワークシステムにおいて使用されるデータ伝送方法であって、
    前記複数のセンサノードの中の第1のセンサノードは、データを取得したときに、前記データを前記サーバへ直接送信するための第1のエネルギーと、前記データを他のセンサノードへ送信するための第2のエネルギーと、前記データを前記第1のセンサノード内に保持するための第3のエネルギーを算出し、
    前記第2のエネルギーおよび前記第3のエネルギーの和が前記第1のエネルギー以上であるときは、前記第1のセンサノードは、前記データを前記サーバへ直接送信する第1の送信モードで前記データを前記サーバへ送信し、前記第2のエネルギーおよび前記第3のエネルギーの和が前記第1のエネルギーよりも小さいときは、前記第1のセンサノードは、前記データを前記他のセンサノードへ送信する第2の送信モードで前記データを前記他のセンサノードへ送信する
    ことを特徴とするデータ伝送方法。
  10. 複数のセンサノードおよび前記複数のセンサノードからデータを収集するサーバを含むセンサネットワークシステムにおいて使用されるセンサノードであって、
    センサと、
    プロセッサと、
    無線送受信器と、を有し、
    前記プロセッサは、
    前記センサにより生成された、又は前記無線送受信器が受信したデータを取得し、
    前記データを前記サーバへ直接送信するための第1のエネルギーと、前記データを他のセンサノードへ送信するための第2のエネルギーと、前記データを保持するための第3のエネルギーを算出し、
    前記第2のエネルギーおよび前記第3のエネルギーの和が前記第1のエネルギー以上であるときは、前記データを前記サーバへ直接送信する第1の送信モードを選択し、前記第2のエネルギーおよび前記第3のエネルギーの和が前記第1のエネルギーよりも小さいときは、前記データを前記他のセンサノードへ送信する第2の送信モードを選択し、
    前記無線送受信器は、前記プロセッサにより選択された送信モードで前記データを前記サーバまたは前記他のセンサノードへ送信する
    ことを特徴とするセンサノード。
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