JP6357742B2 - 相補型電力変調を使用する帯域内管理データ変調 - Google Patents

相補型電力変調を使用する帯域内管理データ変調 Download PDF

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Description

ここに開示される実施形態は、光通信ネットワークにおける管理データの帯域内変調に関する。
電気通信システム、ケーブルテレビジョンシステム、およびデータ通信ネットワークは、遠隔地点間で大量の情報を迅速に搬送するために光ネットワークを使用する。光ネットワークにおいて、情報は、光信号の形態で光ファイバまたは他の光学媒体を介して搬送される。光ネットワークは、光ネットワーク内で種々の動作を行うように構成されている増幅器、分散補償器、多重化/分波(多重分離)フィルタ、波長選択スイッチ、カプラ等の構成要素を含む。光ネットワークは、ソース情報、目的地情報、および経路情報や、光ネットワークの他の管理情報を含む、光ネットワークに関連している任意の数の特性を示す管理データを通信できる。
ここで請求される主題は、いかなる欠点も解決する実施形態または上記のような環境においてのみ動作する実施形態に制限されない。むしろ、この背景は、ここで記述される幾つかの実施形態を実践できる一例としての技術領域を例示するためにのみ提供されているに過ぎない。
実施形態の1つの態様によれば、管理データを光信号上に変調する方法は、管理データに基づいて、光信号の第1偏光成分の第1電力レベルを増加すること、を含む。この方法は、管理データに基づいて、光信号の第2偏光成分の第2電力レベルを減少すること、をさらに含む。第2電力レベルの減少は、光信号の総電力が実質的に一定であるように、第1電力レベルの増加と実質的に同じである。
実施形態の目的と利点は、少なくとも請求項において特に指摘される要素、特徴、およびその組み合わせにより実現かつ達成できる。前記の一般的な記述と、下記の詳細な記述の両者は例であり、説明するためのものであり、請求される本発明を制限するものではないことは理解されるべきである。
実施形態を、付随する図面を使用して、追加的な特徴および詳細とともに記述かつ説明する。
図1Aは、光ネットワークの例としての実施形態を示している。 図1Bは、相補型電力変調を示す例としてのグラフを示している。 図2は、電気ドメインにおいて光信号用の管理データを変調するように構成されている光送信器の例としての実施形態を示している。 図3は、光ドメインにおいて相補型電力変調を行うように構成されている光送信器の例としての実施形態を示している。 図4は、光ドメインにおいて相補型電力変調を行うように構成されている光送信器の他の例としての実施形態を示している。 図5は、光ドメインにおいて相補型電力変調を行うように構成されている光送信器の他の例としての実施形態を示している。 図6は、光信号から管理データを復調するように構成されているコヒーレント光受信器の例としての実施形態を示している。 図7は、相補型電力変調を復調するように構成されている管理データ検出器(SV検出器)の例としての構成を示している。 図8は、光信号上に管理データを変調するための例としての方法のフローチャートであり、すべてが本開示の幾つかの実施形態に従って配置されている。
本開示の実施形態を、付随する図面を参照して説明する。
図1Aは、本開示の少なくとも幾つかの実施形態に従って配置されている光ネットワーク100の実施形態の例を示している。一般的に、光ネットワーク100は、光ネットワークのメインデータを搬送するために使用される同じ波長帯域またはチャネル内で管理データを通信できるように構成され、これを「帯域内管理信号方式」と称する。管理データは、それに制限されるわけではないが、ソース情報、目的地情報、および経路情報、および光ネットワークの他の管理情報を含む、光ネットワーク100の管理に関連している情報を含む。幾つかの実施形態においては、管理データは、光ネットワーク100内の光信号の経路エラーを検出するために使用される。
下記に更に詳細に記述するように、光ネットワーク100は、帯域内管理データ変調を、管理データの制御チャネル変調を通して、管理データのシンボルレート(例えば、幾つかの実施形態における数十メガボー(Mbaud)未満のレート)と比較して相対的に高速なシンボルレート(例えば、幾つかの実施形態における数ギガボー(Gbaud)を超えるレート)においてメインデータも搬送する光信号上に行う。光ネットワーク100の1つ以上のノード102は、メインデータに関連しているオーバヘッドを使用することなく管理データを変調するように構成される。更に、帯域内管理データ変調は、光信号を生成するノード102の光送信器のレーザの位相および/または周波数のドリフトによる、光信号の電力の変動がほとんどまたは全くなく、および、管理データに対する影響がほとんどまたは全くないように行う。
帯域内管理データ変調は、光学ドメインまたは電気ドメインで実現される。光学ドメインで実現する場合は、1つ以上の「追加的」光学構成要素が、ノード102の光送信器における帯域内管理データ変調を達成するために設けられるが、それらの光学構成要素は、帯域内管理データ変調が電気ドメインで実現される実施形態においては設けられない。同様に、光ネットワーク100のノード102の1つ以上の受信器は、光学ドメインまたは電気ドメインにおいて管理データを復調するように構成される。下記に更に詳細に記述されるように、同じまたは他の実施形態においては、1つ以上のノード102の管理データ検出器(「SV検出器」)は、管理データを復調するように構成される。電気ドメインで実現されるときは、光学ドメインにおいて管理データを復調するために使用される1つ以上の「追加的」光学構成要素は省略される。
例示した実施形態において、光ネットワーク100はメッシュ光ネットワークとして示されている。しかし、光ネットワーク100は、ターミナルノードを有する二地点間光ネットワーク、リング光ネットワーク、メッシュ光ネットワーク、または、任意の他の適切な光ネットワーク、または光ネットワークの組み合わせを含む任意の適切な光ネットワークであってよい。
ノード102は、光ファイバで搬送される光信号を介して、互いに情報を通信するように構成できる。光信号は、情報を有する1つ以上の光のビームを、光のビームが、情報の搬送波(「キャリア」とも呼ばれる)として作用するように変調することにより生成される。任意の適切な変調方式が、情報を符号化するために使用され、この中には、それらに制限されるわけではないが、二重偏光四位相偏移変調(DP−QPSK)方式、DP−8PSK変調方式、DP−16PSK変調方式、または任意の適用可能な二重偏光直交振幅変調(DP−QAM)方式(例えば、DP−QAM、DP−8QAM、DP−16QAMなど)を含む二重偏光(DP)変調方式のような、任意の適切な偏光多重化または二重偏光変調方式が含まれる。
各光ビーム上に変調された情報は、メインデータと管理データを含む。メインデータは、顧客データ、または、例えば、光ネットワーク100のユーザによる使用のために光ネットワーク100を通して送信された他のデータを含む。前述したように、管理データは、光ネットワーク100の管理に関連している情報を含み、その例は上記に示した。図2〜5に関して下記に詳細に記述されるように、ノード102の1つ以上の光送信器は、管理データのシンボルレートが、メインデータのシンボルレートと比較して相対的に遅くなるように、光信号上に管理データを変調するように構成される。相対的に低速な管理データのシンボルレートは、管理データの光信号上の帯域内送信が、これもまた光信号上で送信されるメインデータとほとんどまたは全く干渉しないようにすることを可能にする。
低速な帯域内変調は、直交偏光成分間の相補型電力変調(「相補型電力変調」とも称され、図1Bに関して記述されている)を含む1つ以上の変調方式を使用して行う。下記に図2〜5に関して詳細に検討されるように、1つ以上の光送信器を、幾つかの実施形態においては、電気ドメインにおいて管理データを変調するように構成され、代替の実施形態においては、光ドメインにおいて管理データを変調するように構成される。
図1Bは、相補型電力変調を示す例としてのグラフ120と122を示しており、本開示の少なくとも幾つかの実施形態に従って配置されている。管理データの相補型電力変調に対しては、直交偏光方向を有している光信号の成分(例えば、X偏光を有している成分とY偏光を有している成分)の電力を、管理データに基づいて変えることにより、管理データは、相対的に遅いシンボルレート(光信号上で変調されたメインデータのシンボルレートと比較して)で、光信号上で変調される。1つの偏光成分に関連している信号の電力における増加または減少は、直交偏光成分に関連している信号の電力における減少または増加それぞれに対応する。従って、光信号の総電力は実質的に一定である。
例えば、図1Bのグラフ120と122において示されているように、時間t1の前の時間において、光信号のY偏光成分113は、その上で変調された管理データに基づいて、光信号のX偏光成分114よりも高い電力レベルを有する。時間t1において、管理データにおける変更に従って、X偏光成分114の電力は増加され、Y偏光成分113の電力は減少される。図1Bは、光信号の直交偏光成分の電力レベルを変更することにより、光信号上へどのようにして管理データを変調できるかを例示している。更に、グラフ120と122により例示されているように、時間t1において、X偏光成分114の電力は、Y偏光成分113の電力における減少と同じ程度だけ増加される。従って、光信号の総電力(図1Bにおいては「総電力」として示されている)は、グラフ122に示されているように実質的に一定である。
更に、管理データは、TSVの管理データシンボル周期と関連している変調レートを有し、メインデータは、Tdのメインデータシンボル周期に関連している変調レートを有する。グラフ120と122により例示されているように、管理データシンボル周期TSVは、相対的に遅い帯域内管理データ変調レート(メインデータシンボルレートと比較して)により、メインデータシンボル周期Tdよりも実質的に長い。遅い相補型電力変調のために、各偏光成分における変調深度は、相対的に小さく、変調深度が、メインデータの性能をほとんどまたは全く落とさないようにする。従って、そのような実施形態は、光信号上の管理データの帯域内送信が、これもまた光信号上で送信されるメインデータとの干渉をほとんどまたは全く起こさないようする。
図1Bに関して記述した相補型電力変調の実施形態に対しては、本開示の範囲を逸脱することなく変形、追加、または省略を行うことができる。例えば、グラフ120と122は、相補型電力変調の単なる概念的描写である。光信号の直交偏光方向に関連している異なる成分の電力における増加と減少の実際の程度は、特別な設計上の制約と考慮に従って変化する。更に、X偏光成分114とY偏光成分113の方向とラベルは、単に2つの成分の偏光方向が互いに対して実質的に直交し得るということを示しているに過ぎない。2つの直交XおよびY偏光成分の実際の方向は変化する。
図1Aに戻って、上記のように、1つ以上のノード102は、上述したような相補型電力変調を使用して光信号上へ変調された管理データを復調するように構成されている1つ以上の受信器および/またはSV検出器を含む。従って、1つ以上の受信器は、光信号から管理データを復調して抽出するように構成されているコヒーレント光受信器を含む(図6に関して記述されている)。同じ、または代替の実施形態において、1つ以上のSV検出器は、光信号のタップ信号を受信して、タップ信号から直交偏光成分を分離するように構成されている同調可能フィルタと、偏光計と、信号プロセッサと、を含み、管理データが、タップ信号から検出且つ抽出される(図7に関して詳細に記述されている)。幾つかの実施形態において、SV検出器は、光受信器に含み、他の実施形態において、SV検出器は、光受信器とは別である。
従って、光ネットワーク100は、管理データシンボルレートと比較して、相対的に速いシンボルレートでメインデータも搬送している光信号上へ、相対的に遅いシンボルレートで管理データを変調するように構成される。そのような構成により、(1)管理データの低速の検出が可能になり、(2)帯域内管理データの変調、送信、および復調のための追加的な光学構成要素を含まないことが可能になり(幾つかの実施形態において)、(3)メインデータに関連しているオーバヘッドを使用しないことが可能になり、(4)同じ光信号上で送信される管理データとメインデータ間の干渉がほとんどまたは全くないようにすることが可能になり、(5)光信号の総電力においてほとんどまたは全くバラツキを生じさせないことが可能になる。
光ネットワーク100に対しては、本開示の範囲を逸脱することなく変形、追加、または省略を行うことができる。例えば、光ネットワーク100は、示されたものよりも、より多くのまたはより少ないノード102を含んでもよい。更に、各ノード102は、異なる機能を有してもよい。また、上記のようにメッシュ光ネットワークとして示されているが、光ネットワーク100は、リングまたは二地点間光ネットワークのような、光信号を送信するための任意の適切な光ネットワークであってもよい。
上記のように、光受信器は、光信号の生成に先立って、電気ドメインにおいて光信号に対して管理データを変調するように構成される。図2は、電気ドメインにおいて光信号に対して管理データを変調するように構成されている光送信器202の例としての実施形態を示しており、本開示の少なくとも幾つかの実施形態に従って配置されている。図1Aの1つ以上のノード102は、例えば、1つ以上の光送信器202を含む。例示されている実施形態においては、光送信器202はDP−QPSK変調を行うように構成される。しかし、下記に記述される帯域内管理データ変調を行うための同じ原理を、任意の適用可能な偏光多重化または二重偏光変調方式を行うように構成されている任意の光送信器に関して適用してもよい。
光送信器202は、チャネルに関連している特別な波長範囲内において光のビームを生成するように構成されているレーザ206または他の光信号源を含む。幾つかの実施形態においては、レーザ206は、1つ以上の波長範囲に関連していてもしていなくてもよい1つ以上の波長範囲にわたって同調する。レーザ206により生成された光のビームは、キャリアの役割を果たすことが可能な2つの光のビームに分割できるスプリッタ(SP)208に向けられる。スプリッタ208は、ビームの1つを、光I(同相)Q(直角位相)変調器(以後、「IQ変調器」と呼ぶ)210に向ける。スプリッタ208は、他のビームをIQ変調器211に向ける。
IQ変調器210は、電気駆動信号XI’(下記に更に詳細に説明する)と電気駆動信号XQ’(下記に更に詳細に説明する)に関連しているデータを、IQ変調器210で受信したビーム上に変調して、二重偏光(または偏光多重化)光信号の第1偏光成分を生成するように構成される。同様に、IQ変調器211は、電気駆動信号YI’(下記に更に詳細に説明する)と電気駆動信号YQ’(下記に更に詳細に説明する)に関連しているデータを、IQ変調器211で受信したビーム上に変調して、二重偏光(または偏光多重化)光信号の第2偏光成分を生成するように構成される。
例示されている実施形態においては、第2偏光成分は、半波長板213に向けられる。半波長板213は、第2偏光成分の偏光が、第1偏光成分の偏光に対して直角となるように、DP−QPSK変調方式に従って、第2偏光成分の偏光を回転するように構成される。例示されている実施形態においては、変調されたデータをその上に有している回転された第2偏光成分はY偏光方向を有し、Y偏光信号と称する。Y偏光信号と実質的に直交している偏光を有し、変調されたデータをその上に有している第1偏光成分は、従って、X偏光方向を有し、X偏光信号と称する。XおよびY偏光信号は、偏光ビーム結合器(PBC)214に向けられる。
PBC214は、XおよびY偏光信号を、XおよびY偏光信号両者を含むキャリアを有する単一の光信号に合成するように構成されている任意のシステム、装置、または機器を含む。従って、PBC214から出射する光のビームは、それぞれがXおよびY偏光信号を含むXおよびY偏光成分を有する光信号を含む。同じまたは代替の実施形態においては、変調されたXおよびY偏光信号はそれぞれ、PBC214に向けられる前に、リターンツーゼロ(RZ)パルスカーバ(図2においては明示されてない)に向けられる。更に他の実施形態においては、RZパルスカーバは、スプリッタ208の前の光送信器202に含まれてもよい。
電気駆動信号XQ’、XI’、YQ’、およびYI’は、管理(SV)データ216と統合されたメインデータ218を含む。例示されている実施形態においては、メインデータ218は、DP−QPSK変調方式に従う同相X偏光データ(XI)と直角位相X偏光データ(XQ)を含むX偏光データと共に、同相Y偏光データ(YI)と直角位相Y偏光データ(YQ)を含むY偏光データを含む。
光送信器202の処理ユニット220は、管理データ216を、XI、XQ、YI、およびYQを含むXおよびY偏光データを含むメインデータ218と統合して、メインデータ218と管理データ216の両者を含む駆動信号XQ’、XI’、YQ’、およびYI’を生成するように構成される。上述のように、IQ変調器210は、駆動信号XQ’とXI’を、IQ変調器210により受信されたビーム上に変調し、IQ変調器は211は、駆動信号YQ’とYI’を、IQ変調器211により受信されたビーム上に変調する。
処理ユニット220は、下記に記述するように、処理ユニット220の動作を行うように構成されている任意の適切なシステム、装置、または機器を含む。例えば、処理ユニット220は、プロセッサと、プロセッサに通信可能に結合されている1つ以上のコンピュータ読取り可能記憶媒体を含む。1つ以上のコンピュータ読取り可能記憶媒体は、処理ユニット220のプロセッサにより読み取りできる処理ユニット220の動作を行うための指示を含む。代替的に、または追加的に、処理ユニット220は、IQ変調器210と211それぞれにより受信された信号がアナログ信号を含むように、デジタル・アナログ変換器(DAC)を含むか、またはデジタル・アナログ変換器(DAC)に結合される。
本開示の幾つかの実施形態において、処理ユニット220は、管理データ216の、メインデータ218(生成されて光送信器202により出射されるときの)を搬送する光信号上への変調が、図1Bに関して上記に説明した相補型電力変調であることが明確に示されるように、管理データ216をメインデータ218と統合するように構成される。例えば、処理ユニット220は下記の方程式に基づいて、管理データ216の相補型電力変調であることを明確に示す駆動信号XI’、XQ’、YI’、およびYQ’を生成する時間の関数として、管理データ216(ds(t))に関して、メインデータ218と関連しているXおよびY偏光データ(例えば、XI、XQ、YI、およびYQ)に対して演算を行うように構成される。
XQ’=(1−ads(t))XQ、XI’=(1−ads(t))XIおよび
YQ’=(1−a(1−ds(t)))YQ、YI’=(1−a(1−ds(t)))YI
ここで、aは管理信号の変調深度を決定する定数を含み、a2は実質的に1未満である(例えば、a2<<1)。これらの方程式に基づいて、光信号のX偏光(Px)とY偏光(Py)の光電力は、下記のような比例式で表わせる。
x∝|XI’+iXQ’|2/|XI+iXQ|2≒1−2ads(t)、ここでa2<<1および
y∝|YI’+iYQ’|2/|YI+iYQ|2≒1−2a(1−ds(t))、ここでa2<<1
幾つかの実施形態においては、下記の記述のように、位相偏移変調(PSK)を使用して、管理データは、パイロットトーン管理キャリア上へ変調される。管理キャリア波は、幾つかの例においては、数十MHz未満であることが可能なキャリア周波数fsを有する。そのような実施形態において、XI’、XQ’、YI’、およびYQ’は、下記の方程式に基づいて生成される。
XI’=[1+acos(2πfst+πds(t))]XI、
XQ’=[1+acos(2πfst+πds(t))]XQ、
YI’=[1−acos(2πfst+πds(t))]XI、
YQ’=[1−acos(2πfst+πds(t))]XQ
管理信号のキャリア周波数に関連している上記の方程式において、光信号のX偏光およびY偏光の平均光電力PxとPyはそれぞれ、下記の比例式で表せる。
x∝1+2acos(2πfst+πds(t))、ここで、a2<<1および
y∝1−2acos(2πfst+πds(t))、ここで、a2<<1
例えば、(1)管理キャリア波があるときと、(2)管理キャリア波がないときの光信号の総電力は、PxとPyの合計に等しく、両者の場合に実質的に一定である。
上述したように、IQ変調器210と211は、光信号に関連しているキャリア上に駆動信号XI’、XQ’、YI’、およびYQ’を変調する。従って、処理ユニット220は、光信号上への管理データ216の相補型電力変調として明確に示す電気ドメインにおける上記の演算を行う。
従って、光送信器202は、光ネットワーク(例えば、図1の光ネットワーク100)における送信のためのメインデータ218と管理データ216を含む光信号を生成するように構成される。上述したように、光送信器202は、光信号上の管理データ216の相補型電力変調が明確になるように、電気ドメインにおいて管理データ216を変調する。従って、光送信器202は、光学構成要素を追加することなく光信号上へ管理データ216を変調するので、上述した変調を実現するためのコストおよび/または複雑性を削減する。
光送信器202に対しては、本開示の範囲を逸脱することなく変形、追加、または省略を行うことができる。例えば、光送信器202は、DP−QPSK変調を行うものとして記述され例示されている。しかし、管理データ216の上述した変調は、適用可能な偏光多重化または二重偏光光信号を送信できる任意の光送信器により行われる。更に、管理データ216の変調は、電気ドメインにおいて行われると記述したが、光送信器202に類似する光送信器は、光ドメインにおいて管理データ216の相補型電力変調を行うように構成してもよい。
例えば、下記に示される図3〜5は、下記に説明するように、光ドメインにおいて管理データ316、416、および516の光信号上への相補型電力変調を行うように構成されている光送信器302、402、および502の例としての実施形態を示している。図1Aのノード102の1つ以上の光送信器は、例えば、図3〜5の光送信器302、402、および502のいずれかとして実現される。
図3は、光ドメインにおいて管理データ316の相補型電力変調を行うように構成されている光送信器302の例としての実施形態を示しており、本開示の少なくとも幾つかの実施形態に従って配置されている。例示されている実施形態において、光送信器302は、DP−QPSK変調を行うように構成される。より一般的には、図3に関して記述した相補型電力変調の実現は、任意の適用可能な偏光多重化または二重偏光変調を行うように構成されている任意の光送信器に関して実現される。
図3の光送信器302は、レーザ306と、スプリッタ(SP)308と、IQ変調器310および311と、半波長板313と、PBC314を含み、これらは、図2に関して上述したレーザ206と、スプリッタ208と、IQ変調器210および211と、半波長板213と、PBC214それぞれと、動作と配置において実質的に類似している。しかし、下記に記述するように、光送信器302は、電気ドメインではなく、光ドメインにおいて管理データ316の相補型電力変調を行うように構成される。
IQ変調器310および311は、XI、XQ、YI、およびYQを含むメインデータ318を、IQ変調器310および311により受信されたそれぞれのキャリア上へ変調するように構成される。例えば、IQ変調器310は、スプリッタ308からIQ変調器310により受信されたキャリア上で、X偏光データ、XI、およびXQを変調する。更に、IQ変調器311は、スプリッタ308からIQ変調器311により受信されたキャリア上で、Y偏光データ、YI、およびYQを変調する。IQ変調器310から出射し、X偏光データと共に変調された、結果としての第1偏光成分は、振幅変調器(AM)315aに向けられる。同様に、IQ変調器311から出射し、Y偏光データと共に変調された、結果としての第2偏光成分は、振幅変調器(AM)315bに向けられる。
振幅変調器315aおよび315bは、第1および第2偏光成分それぞれの電力(つまり、振幅)を調整することにより、管理データ316を受信し、第1および第2偏光成分それぞれの上へ管理データ316を変調するように構成される。振幅変調器315aおよび315bは、管理データ316を第1および第2偏光成分上それぞれへ変調するときに、1つの偏光成分の電力における増加が、他の偏光成分の電力における実質的に等しい大きさの減少により補償できるように構成される。従って、光送信器302から出射する光信号の総電力は実質的に一定である。
例えば、相補型電力変調は、管理データ316に関連しているデジタル表示の「1」が光信号のX偏光の電力における増加と、光信号のY偏光の電力における減少を示し、またはその逆もあるように構成される。このように、幾つかの実施形態においては、管理データ316に関連しているデジタル表示「1」に対して、振幅変調器315aは、第1偏光成分(X偏光を有することができる)の電力を増加するように構成され、振幅変調器315bは、振幅変調器315aにより提供された電力における増加と実質的に同じ程度の第2偏光成分(半波長板313を通過した後のY偏光を有することができる)の電力を減少するように構成される。
同様に、相補型電力変調は、管理データ316に関連しているデジタル表示の「0」が光信号のX偏光の電力における減少と、光信号のY偏光の電力における増加と示し、またはその逆もあるように構成される。このように、幾つかの実施形態においては、管理データ316に関連しているデジタル表示「0」に対して、振幅変調器315aは、第1偏光成分(X偏光を有することができる)の電力を減少するように構成され、振幅変調器315bは、振幅変調器315aにより提供された電力における減少と実質的に同じ程度の第2偏光成分(半波長板313を通過した後のY偏光を有することができる)の電力を増加するように構成される。
図2の管理データ216に関して上述したのと同様に、管理データ316の変調レートは、メインデータ318の変調レートよりも実質的に遅い。更に、管理データの変調深度は、メインデータが実質的に影響を受けないような遅い変調レートのために、十分に小さい。従って、光信号上の管理データ316の送信が、光信号上のメインデータ318の送信にほとんどまたは全く干渉しない。
振幅変調器315aは、管理データ316とX偏光データ両者と共に変調された第1偏光成分をPBC314に向けるように構成される。図2に関して上述したのと同様に、X偏光データと管理データ316と共に変調された第1偏光成分は、X偏光を有し、X偏光信号と称される。
振幅変調器315bは、管理データ316とY偏光データ両者と共に変調された第2偏光成分を半波長板313に向けるように構成される。半波長板313は、図2に関して上述したのと同様に、回転され且つ変調された第2偏光成分がY偏光信号と称されるように、受信した第2偏光成分にY偏光を与えるために、受信した第2偏光成分の偏光を回転する。半波長板313は、Y偏光信号をPBC314に向ける。PBC314は、光ネットワーク上の送信のために、XおよびY偏光信号を単一の光信号に合成する。従って、光送信器302により送信された光信号は、相補型電力変調を使用して変調された管理データ316と、DP−QPSK変調を使用して変調されたメインデータ318を含む。
図3に対しては、本開示の範囲を逸脱することなく変形、追加、または省略を行うことができる。例えば、光送信器302は、明示されていない他の構成要素(例えば、光送信器302の種々の動作を制御するように構成されている処理ユニット)を含むことができる。更に、DP−QPSK変調を実行する状況において記述されているが、光送信器302は、任意の適切な偏光多重化または二重偏光光信号に対して、相補型電力変調を行うように構成できる。
図4は、光ドメインにおいて、管理データ416の相補型電力変調を行うように構成されている光送信器402の他の例としての実施形態を示しており、本開示の少なくとも幾つかの実施形態に従って配置されている。図4の光送信器402は、上述した光送信器202に類似しており、レーザ406と、スプリッタ(SP)408と、IQ変調器410および411と、半波長板413と、PBC414を含み、これらは、図2に関して上述したレーザ206と、スプリッタ208と、IQ変調器210および211と、半波長板213と、PBC214それぞれと、動作と配置において実質的に類似している。更に、光送信器402はDP−QPSK変調の状況において記述されている。しかし、記述した相補型電力変調の実現は、任意の適用可能な偏光多重化または二重偏光変調を行うように構成されている任意の適用可能な光送信器に適用される。
更に、下記に記述するように、光送信器402は、電気ドメインではなく、光ドメインにおいて管理データ416の相補型電力変調を行うように構成される。例示されている実施形態において、光送信器402は、管理データ416(図2と図3それぞれの管理データ216と316に類似している)を、XおよびY偏光信号をそれぞれ含むXおよびY偏光成分を有する光信号へのPBC414によるXおよびY偏光信号の合成後の光信号上へ変調するように構成される。対照的に、上記に説明したように、図3の光送信器302は、図3の光送信器302のPBC314によるXおよびY偏光信号の合成前のXおよびY偏光信号上それぞれへ、管理データ316を変調するように構成される。
図4の例示されている実施形態において、光送信器402は、X偏光振幅変調器(X−Pol. AM)415aとY偏光振幅変調器(Y−Pol. AM)415bを含む。X偏光振幅変調器415aとY偏光振幅変調器415bは、光送信器402に含んでも、光送信器402とは別であってもよい。X偏光振幅変調器とY偏光振幅変調器は、PBC414から光信号を受信するように構成される。
X偏光振幅変調器415aとY偏光振幅変調器415bは、管理データ416を受信して、管理データ416を、光信号のXおよびY偏光成分それぞれの電力(つまり、振幅)を調整することにより、PBC414から受信した光信号上へ変調するように構成される。図3に関して上述した振幅変調器315aと315bと同様に、X偏光振幅変調器415aとY偏光振幅変調器415bは、管理データ416を光信号上へ変調するときに、一方の偏光成分の電力における増加が、他方の偏光成分の電力における実質的に等しい大きさの減少により補償できるように構成される。従って、光信号は、光送信器402から出射する光信号の総電力もまた実質的に一定であっても、管理データ416を含む。
図2と図3それぞれの管理データ216と316に関して上述したのと同様に、管理データ416の変調レートは、メインデータ418の変調レートよりも実質的に遅い。更に、管理データの変調深度は、メインデータが実質的に影響されないように、十分に小さい。従って、光信号上の管理データ416の送信は、光信号上のメインデータ418の送信にほとんどまたは全く干渉しない。
図4に対しては、本開示の範囲を逸脱することなく変形、追加、または省略を行うことができる。例えば、光送信器402は他の明示されていない構成要素(例えば、光送信器402の種々の動作を制御するように構成されている処理ユニット)を含むことができる。更に、DP−QPSK変調を行う状況において記述されているが、光送信器402は、任意の適切な偏光多重化または二重偏光光信号に対して相補型電力変調を行うように構成される。更に、幾つかの実施形態において、Y偏光振幅変調器415bは、X偏光振幅変調器415aの前に、PBC414から光信号を受信するように構成される。更に他の実施形態において、X偏光振幅変調器415aとY偏光振幅変調器415bは、同時に変調を行うように構成される。
図5は、光ドメインにおいて管理データ516の相補型電力変調を行うように構成されている光送信器502の他の例としての実施形態を示しており、本開示の少なくとも幾つかの実施形態に従って配置されている。図5の光送信器502は、上述した光送信器202と類似しており、レーザ506と、スプリッタ(SP)508と、IQ変調器510および511と、半波長板513と、PBC514と、を含み、これらは、図2に関して上述したレーザ206と、スプリッタ208と、IQ変調器210および211と、半波長板213と、PBC214と、それぞれ動作と配置において実質的に類似している。
更に、光送信器502は、電気ドメインではなく、光ドメインにおいて管理データ516の相補型電力変調を行うように構成される。しかし、光送信器502は、図3の振幅変調器315aおよび315bと、図4のX偏光振幅変調器415aおよびY偏光振幅変調器415bのような振幅変調器の代わりに、偏光回転装置517aと517bを使用する相補型電力変調を行うように構成される。
偏光回転装置517aは、メインデータ518のX偏光データ(例えば、XI、XQ)と共に変調されたX偏光信号をIQ変調器510から受信するように構成される。同様に、偏光回転装置517bは、メインデータ518のY偏光データ(例えば、YIおよびYQ)と共に変調されたY偏光信号を、IQ変調器511と半波長板513から受信するように構成される。
偏光回転装置517aおよび517bは、光送信器502から送信された光信号のXおよびY偏光信号の電力を、XおよびY偏光信号それぞれの偏光方向を回転することにより調整するように構成される。回転された偏光信号は、PBC514により合成されるときにその電力を失い、それにより、合成された光信号の関連している偏光成分が、回転された偏光方向を有する偏光信号を含まない光信号の偏光成分よりも低い電力を有することになる。従って、偏光回転装置517aおよび517bは、管理データ516に基づいて、Xおよび/またはY偏光信号それぞれの偏光方向を回転することにより、光送信器502により送信された光信号上へ管理データ516を変調する。更に、偏光回転装置517aおよび517bは、X偏光の電力における増加が、Y偏光の電力における実質的に等しい大きさの減少に対応するように、およびその逆が可能なように回転を行うように構成される。従って、光送信器502から出射する光信号の総電力は、それぞれの偏光信号の電力が変化しても、実質的に一定である。
管理データ216、316、および416に関して上述したのと同様に、管理データ516の変調レートは、メインデータ518の変調レートよりも実質的に遅い。更に、管理データの変調深度は、メインデータが実質的に影響されないように、十分に小さい。従って、光信号上の管理データ516の送信は、光信号上のメインデータ518の送信にほとんどまたは全く干渉しない。
図5に対しては、本開示の範囲を逸脱することなく変形、追加、または省略を行うことができる。例えば、光送信器502は、明示されていない他の構成要素(例えば、光送信器502の種々の動作を制御するように構成されている処理ユニット)を含むことができる。更に、DP−QPSK変調を実行する状況において記述されてはいるが、光送信器502は、任意の適切な偏光多重化または二重偏光光信号に対して、相補型電力変調を行うように構成できる。
上記のように、図1の光ネットワーク100のノード102のような光ネットワークのノードは、相補型電力変調を使用して変調された光信号から管理データを抽出する(例えば、復調する)ように構成されている光受信器もまた含む。図6は、光信号から管理データを復調するように構成されているコヒーレント光受信器600の例としての実施形態を示しており、本開示の少なくとも幾つかの実施形態に従って配置されている。コヒーレント光受信器600の例示されている実施形態は、DP−QPSK光信号の復調を行うように構成されている。しかし、光信号からの管理データの復調を行うための同じ原理は、偏光多重化または二重偏光光信号の復調を行うように構成されている任意の適用可能なコヒーレント光受信器に関して適用される。
コヒーレント光受信器600は、光信号601を受信するように且つ、その直交X’およびY’偏光成分に従って光信号を分割してそれぞれのX’およびY’偏光信号を光信号から分離するように構成されているPBS604aを含む。プライム符号(’)は、送信器により出射されたXおよびY偏光信号に関して、光受信器600において受信されたX’およびY’偏光信号の実際の偏光方向が、光ネットワークの光ファイバ送信線における光信号の偏光回転により異なる可能性もあることを示している。
PBS604aは、X’偏光信号を光ハイブリッド606aに向け、Y’偏光信号を光ハイブリッド606bに向ける。コヒーレント光受信器600は、さらに、基準信号を生成するように構成されている局部発振器(LO)602も含む。PBS604bは、局部発振器602に光学的に結合させ、基準信号を受信し、その基準信号を、基準信号の直交X’およびY’偏光成分に分割するように構成される。PBS604bは、基準信号のX’偏光成分を光ハイブリッド606aに向け、基準信号のY’偏光成分を光ハイブリッド606bに向ける。
光ハイブリッド606aは、基準信号のX’偏光成分を、光信号のX’偏光信号と共に含まれているIおよびQチャネル信号のそれぞれと混合して、混合X’偏光IおよびQチャネル信号(Ix’とQx’)を生成するように構成される。光ハイブリッド606aは、Ix’とQx’を平衡検出器608aと608bそれぞれに向ける。同様に、光ハイブリッド606bは、基準信号のY’偏光成分を、光信号のY’偏光信号のIおよびQチャネル信号と混合して、混合Y’偏光IおよびQチャネル信号(Iy’とQy’)を生成するように構成される。光ハイブリッド606bは、Iy’とQy’を平衡検出器608cと608dそれぞれに向ける。
平衡検出器608a〜608dのそれぞれは、Ix’、Qx’、Iy’、およびQy’それぞれを、異なるX’およびY’偏光IとQチャネル光信号に関連している電気信号(EIx’、EQx’、EIyy、およびEQy’それぞれ)に変換するように構成されている任意の適切なシステム、装置または機器を含む。例えば、平衡検出器608a〜608dのそれぞれは、光信号を受信して、受信した信号に基づいて電気信号を生成するように構成されているフォトダイオードを含む。
コヒーレント光受信器600は、さらに、平衡検出器608a〜608dそれぞれに通信可能に結合されているアナログ・デジタル変換器(ADC)610a〜610dも含む。ADC610a〜610dのそれぞれは、平衡検出器608a〜608dそれぞれにより生成された電気信号EIx’、EQx’、EIy’、およびEQy’(すべてアナログ信号であってよい)それぞれを、デジタル信号EIx”、EQx”、EIy”、およびEQy”それぞれに変換するように構成されている任意の適切なシステム、装置、または機器を含む。
コヒーレント光受信器600は、EIx”とEQx”を合成して、下記の方程式で表わすことができるX’偏光電気信号Exoを生成する。
xo=EIx”+jEQx
同様に、コヒーレント光受信器600は、EIy”とEQy”を合成して、下記の方程式で表わすことができるY’偏光電気信号Eyoを生成する。
yo=EIy”+jEQy
xoとEyoは、それぞれ、上述した相補型電力変調に基づいてExoとEyoにおいてコード化された管理データを抽出するように構成されるデジタル信号処理(DSP)回路612により受信する。
例えば、DSP回路612は、相補型電力変調方式を使用して変調された管理データを、光信号601の水平および垂直(水平/垂直)偏光成分と、プラスおよびマイナス(+/−)45度(π/4)偏光成分と、左および右(左右)円形偏光成分を決定するために、Ex0およびEy0を含むJonesベクトルE(k)からStokesベクトルを計算することにより抽出する。DSP回路612は、水平/垂直偏光成分の電力間の差、+/−45度偏光成分の電力間の差、および/または左右円形偏光成分の電力間の差を決定できる。下記に検討するように、異なる偏光成分(例えば、水平/垂直、+/−45度、および左右円形)間の電力差の少なくとも1つは、光信号601のX’およびY’偏光に関連している電力における差を示す。上記のように、管理データの相補型電力変調において、X’およびY’偏光間の相対的な電力は、管理データに従って変化する。従って、異なる偏光成分(例えば、水平/垂直、+/−45度、および左右円形)間の電力差の少なくとも1つは、光信号601のX’およびY’偏光上で変調された管理データを示す。
交互に、または追加的に、DSP回路612は、測定された電力差が、管理データの相補型電力変調を表すように、ある時間(例えば、管理データのシンボル周期)における異なる偏光成分間の電力差を平均する。更に、そのような平均により、管理データがより正確に抽出されるように、ノイズのような要因によるランダムな電力のゆらぎを取り除く。
DSP回路612は、光信号601の異なる偏光成分(例えば、水平/垂直、+/−45度、および左右円形)間の電力差を、関連しているネットワークを通しての光信号601の伝搬の間の、光信号601の変調されたX’およびY’偏光の偏光方向の、可能性のある回転を明らかにするために決定する。例えば、幾つかの例においては、X’およびY’偏光は、光ネットワークを通しての送信中に回転し、X’およびY’偏光が、コヒーレント光受信器600において、それぞれ実質的に水平および垂直に向けられる。他の例においては、X’およびY’偏光は、光ネットワークを通しての送信中に回転し、X’およびY’偏光は、コヒーレント光受信器600において、プラスおよびマイナス45度方向に更に向く。更に他の例においては、X’およびY’偏光は、ネットワークを通しての送信中に回転し、コヒーレント光受信器600において、円偏光にされる。
従って、水平/垂直偏光成分、+/−45度偏光成分、および左右円形偏光成分の少なくとも1つの間の電力差は、X’およびY’偏光の方向に依存する、光信号601のX’およびY’偏光間の電力差を示す。このため、DSP回路612は、水平/垂直偏光成分、+/−45度偏光成分、および左右円形偏光成分の少なくとも1つにおける電力差により示されるようなX’およびY’偏光の変化する電力を検出することにより、相補型電力変調を使用して光信号601上で変調された管理データを抽出する。
幾つかの実施形態において、DSP回路612は、水平/垂直偏光成分、+/−45度偏光成分、および左右円形偏光成分間の電力差を合計して、光信号601のX’およびY’偏光間の電力差を決定する。そのような実施形態において、DSP回路612は、光信号601のX’およびY’偏光の方向をより良好に表すための合計中の、水平/垂直偏光成分、+/−45度偏光成分、および左右円形偏光成分間の電力差に適用される重み付けファクタを調整する。従って、X’およびY’偏光間の電力差は、より正確に決定される。幾つかの実施形態において、重み付けファクタは、光信号601に関連しているアイ開口に基づいて決定され、アイ開口は、重み付けファクタがより正確に光信号601のX’およびY’偏光の方向を示すようになるにつれて改良され得る。更に、これらの重み付けファクタは定期的に更新され、環境擾乱による送信中の光信号の偏光のランダムドリフトを補償する。
従って、本開示の幾つかの実施形態において、DSP回路612は、水平/垂直偏光成分、+/−45度偏光成分、および左右円形偏光成分間の平均電力差を決定するためにJonesベクトルE(k)を使用することにより、光信号601のX’およびY’偏光の相補型電力変調の復調を行うように構成される。本開示の代替の実施形態においては、下記に記述するように、偏光依存損失(PDL)の分析を通して、光信号601のX’およびY’偏光の相補型電力変調の復調を行うように構成される。
PDLは通常、光信号の1つの偏光(例えば、X偏光)が、光信号の他の偏光(例えば、Y偏光)より多くの損失があり、異なる偏光間の電力が等しくときに起こる。従って、光信号601の相補型電力変調は、相補型電力変調により生成された光信号601のXおよびY偏光間の電力差によるPDLとして明確に示す。
DSP回路612は、有限インパルス応答(FIR)フィルタのタップ係数における調整を通してPDLを補償するように構成されている適応FIRフィルタを含む適応等化器を含む。DSP回路612は、FIRフィルタ係数に基づいてPDLを決定するように構成される。従って、DSP回路612は、平均PDLが管理データの相補型電力変調を示すように、管理データのシンボル周期に関連している時間における光信号601の平均PDLを決定するように構成される。従って、本開示の幾つかの実施形態において、DSP回路612は、PDLの分析と、DSP回路612の適応等化器により行われた補償に基づいて、光信号601のXおよびY偏光の相補型電力変調の復調を行うように構成される。
従って、上述したように、コヒーレント光受信器600は、相補型電力変調により光信号601上で変調された管理データを復調するように構成されているDSP回路612を含む。そのような構成により、追加的な光学構成要素を組み込むことなく管理データの復調が可能になり、管理データの相補型電力変調を実現するためのコストを削減できる。
コヒーレント光受信器600に対しては、本開示の範囲を逸脱することなく変形、追加、または省略を行うことができる。例えば、コヒーレント光受信器600はDP−QPSK光信号を受信して、それに対して演算を行うように記述されたが、上記の原理を、任意の適切な偏光多重化または二重偏光光信号に関して適用できる。更に、記述された構成要素の数と、それらの動作は、例示の目的のためのみのものである。リストされているコヒーレント光受信器600の構成要素は、具体的には列挙していない、いかなる数の他の動作も行うことができる。更に、コヒーレント光受信器600は、任意の数の動作を行うように構成されている任意の数の追加的構成要素を含むことができる。
本開示の幾つかの実施形態においては、SV検出器は、相補型電力変調の復調を行うように構成される。管理データの相対的に遅い変調レートにより、SV検出器は、メインデータを受信して復調するように構成されている光送信器と比較して、相対的に低速光検出器と電子機器を含むことが可能になる。従って、SV検出器は、相対的に低いコストで実現できる。SV検出器は、光受信器に含むこともでき、光ネットワークの分離した独立構成要素であることもできる。
図7は、相補型電力変調を復調するように構成されSV検出器700の例としての構成を示しており、本開示の少なくとも幾つかの実施形態に従って配置されている。SV検出器700は、光信号を受信し、受信した光信号の部分をタップして(引き出して)タップ光信号701を得るように構成される。SV検出器700は、タップ光信号701を、同調可能周波数弁別器702に向けるように構成される。
同調可能光フィルタ702は、タップ光信号701のターゲットチャネルと関連し、符号化された管理データ(SVデータ)を含むチャネルの波長範囲に同調される。同調可能光フィルタ702は、偏光計703に光学的に結合でき、タップ光信号(特別なチャネルに従ってフィルタ処理されている)を偏光計703に向けるように構成される。
偏光計703は、光ドメインにおいて、水平/垂直偏光成分、+/−45度偏光成分、および左右円形偏光成分に従ってタップ光信号701を分割するように構成され、これは、電気ドメインにおける代表的な水平/垂直偏光成分、+/−45度偏光成分、および左右円形偏光成分への、図6の光信号601を表すJonesベクトルE(k)からStokesベクトルを決定する記述に類似している。
例えば、偏光計703は、同調可能光フィルタ702からタップ光信号703を受信し、タップ光信号703を3つの信号に分割するように構成されている1×3カプラ704含む。偏光計703は、3つの光信号のうちの1つを、タップ光信号701の水平/垂直偏光成分を検出し、タップ光信号701の水平および垂直偏光成分を表す電気信号を生成するように構成されている偏光コントローラ706aと、PBS708aと、検出器710aと、ローパスフィルタ(LPF)712aと、に向ける。偏光コントローラ706bと、PBS708bと、検出器710bと、LPF712bとは、タップ光信号701から分割された3つの信号のうちの別の1つを受信し、タップ光信号701の+/−45度偏光成分を検出し、プラスおよびマイナス45度偏光成分を表す電気信号を生成するように同様に構成される。更に、偏光コントローラ706cと、PBS708cと、検出器710cと、LPF712cとは、タップ光信号701から分割された3つの信号のうちの残りの1つを受信し、タップ光信号701の左右円形偏光成分を検出し、左および右円形偏光成分を表す電気信号を生成するように同様に構成される。
SV検出器700の信号処理回路714(図7ではDSPと示されている)は、偏光計からの水平/垂直偏光成分と、+/−45度偏光成分と、左右円形偏光成分と、を表す電気信号を受信するように構成される。信号処理回路714は、偏光計703から受信したときの、水平/垂直偏光成分の電力間の差と、+/−45度偏光成分の電力間の差と、および/または左右円形偏光成分の電力間の差を決定するように構成される。
図6に関して上記に検討したように、異なる偏光成分(例えば、水平/垂直、+/−45度、および左右円形)間の電力差の少なくとも1つは、タップ光信号701のX’およびY’偏光に関連している電力における差を示す。更に、上記のように、管理データの相補型電力変調において、X’およびY’偏光間の相対的電力は、管理データに従って変化する。従って、異なる偏光成分間の電力差の少なくとも1つは、タップ光信号701のX’およびY’偏光上へ変調された管理データ(SVデータ)を示す。
更に、そして図6のDSP回路612に類似して、幾つかの実施形態において、信号処理回路714は、水平/垂直、+/−45度、および左右円形偏光成分間の電力差を合計して、タップ光信号701のXおよびY偏光間の電力差を決定する。そのような実施形態において、信号処理回路714は、XおよびY偏光間の電力差がより正確に決定されるように、タップ光信号701のXおよびY偏光の方向をより良好に表すための合計の間、水平/垂直偏光成分、+/−45度偏光成分、および左右円形偏光成分間の電力差に適用される重み付けファクタを調整する。幾つかの実施形態において、重み付けファクタは、タップ光信号701に関連しているアイ開口に基づいて決定され、アイ開口は、重み付けファクタがより正確にタップ光信号701のXおよびY偏光の方向を示すようになるにつれて改良され得る。更に、これらの重み付けファクタは、環境擾乱による送信中の光信号の偏光のランダムドラフトを補償するように定期的に更新される。
従って、本開示の幾つかの実施形態において、SV検出器700は、タップ光信号701のX’およびY’偏光の相補型電力変調の復調を行うように構成されている同調可能光フィルタ702、偏光計703、および信号処理回路714を含む。SV検出器700は、タップ光信号701の異なる偏光成分を分離し、水平/垂直偏光成分、+/−45度偏光成分、および/または左右円形偏光成分間の平均電力差を決定して、タップ光信号701のX’およびY’偏光間の電力差を決定することによりそのような復調を行う。
図7のSV検出器700に対しては、本開示の範囲を逸脱することなく変形、追加、または省略を行うことができる。例えば、検出器710a〜710cは平衡検出器として示されているが、他の実施形態においては、1つ以上の検出器710a〜710cは、非平衡(シングルエンド)検出器であってもよい。更に、SV検出器700は、明確に記述した以外の動作を行うように構成されている他の構成要素を含むことができる。
図8は、管理データを光信号上に変調する例としての方法800のフローチャートであり、本開示の少なくとも幾つかの実施形態に従って配置されている。方法800は、上述した光送信器202、302、402および502の任意の1つのような、光ネットワークの任意の適切な構成要素により実現される。分離したステップとして例示されているが、方法800の種々のステップは、所望の実現形態に従って、追加的ステップに分割され、より少ないステップに組み合わせ、または削除することができる。更に、異なるステップの実行順序は、所望する実現形態に従って変えることができる。
方法800は、ステップ802において開始し、光送信器は、光信号上へ変調される管理データを受信する。ステップ804において、光送信器は管理データに基づいて、光信号の第1偏光成分の第1電力レベルを増加する。例えば、光送信器は、光信号のX偏光または光信号のY偏光成分の電力レベルを増加する。
ステップ806において、光送信器は、管理データに基づいて、光信号の第2偏光成分の第2電力レベルを減少する。第2電力レベルの減少は、光信号の総電力が実質的に一定であるように、第1電力レベルの増加と実質的に同じ大きさである。例えば、X偏光成分の電力レベルがステップ804において増加すると、Y偏光成分の電力レベルは、ステップ806において、図1Bに関して上述したように、X偏光成分の電力における増加と実質的に同じ量だけ減少する。ステップ806に続いて、方法800は終了する。従って、方法800は、相補型電力変調による光信号上の管理データを変調するように実現される。
この技術に精通した者は、ここで開示されたこの工程、および他の工程および方法に対して、これらの工程および方法で行われる機能が、異なる順序で実現できるということを認識するであろう。更に、概略のステップと動作は例として示されているに過ぎず、開示された実施形態の本質を損なうことなくステップと動作の幾つかは随意的であってよく、より少ないステップと動作に組み合わせることができ、または追加的なステップと動作に拡張することができる。
例えば、方法800は、光信号から管理データを復調するための1つ以上の光受信器により行われる動作を更に含むようにしてもよい。更に、記述された変調は、方法800の所望された実現形態に従って、光ドメインまたは電気ドメインにおいて行われる。
更に、ここで記述された実施形態は、下記に更に詳細に検討するように、種々のコンピュータハードウェアまたはソフトウェアモジュールを含む特別な目的または多目的のコンピュータの使用を含む。
ここで記述した実施形態は、コンピュータ読取り可能媒体であって、その上に格納されているコンピュータ実行可能指令またはデータ構造を携帯または有するためのコンピュータ読取り可能媒体を使用して実現される。そのようなコンピュータ読取り可能媒体は、多目的または特別な目的のコンピュータによりアクセスできる任意の利用可能な媒体であってもよい。例として、しかし制限されるわけではないが、そのようなコンピュータ読取り可能媒体は、コンピュータ実行可能指令またはデータ構造の形式の所望のプログラムコードを携帯または格納するために使用され、多目的または特別な目的のコンピュータによりアクセス可能な、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM、または他の光記憶装置、磁気ディスク記憶装置、または他の磁気記憶装置、または他の記憶媒体を含む具体的なコンピュータ読取り可能記憶媒体を含む。上記の記憶媒体を組み合わせたものもまたコンピュータ読取り可能媒体の範囲内に含める。
コンピュータ実行可能指令は、例えば、多目的コンピュータ、特別な目的のコンピュータ、または特別な目的の処理装置に、ある機能または機能群を行わせる指令およびデータを含む。主題は、構造的特徴および/または方法論的動作に特定な表現で記述してきたが、付随する請求項において定義される主題は、必ずしも上述した特定の特徴または動作に制限されないということは理解されるべきである。上述した特定の特徴および動作は、請求項を実現する例としての形態である。
ここで使用されているように、「モジュール」または「構成要素」の用語は、コンピューティングシステム上で実行されるソフトウェアオブジェクトまたはルーティンのことを意味することができる。ここで記述された異なる構成要素、モジュール、エンジン、およびサービスは、コンピューティングシステム上で実行されるオブジェクトまたは工程として実現される(例えば、別のスレッドとして)。ここで記述されたシステムと方法は、好ましくはソフトウェアで実現されるが、ハードウェアまたはソフトウェアとハードウェアの組み合わせによる実現もまた可能であり考慮もされている。この記述において、「コンピューティングエンティティ」は、上記で定義したように任意のコンピューティングシステムであってもよく、コンピューティングシステム上で作動する任意のモジュールまたは変調の組み合わせであってもよい。
ここで引用したすべての例および条件付き表現は、発明者により従来の技術を更に推し進めるために提供された発明と概念を読者が理解するのを支援する教育的目的のためであり、そのように特定的に引用した例と条件に制限されるものではないと解釈されるべきである。本開示の実施形態を詳細に記述したが、種々の変更、置換、および改造が、本開示の精神と範囲を逸脱することなく実施形態に対して行えるということは理解されたい。

Claims (20)

  1. 光ネットワークの管理に関連する管理データを光信号上へ変調する方法であって、
    前記管理データに基づいて、光信号の第1偏光成分の第1電力レベルを増加することと、
    前記管理データに基づいて、前記光信号の第2偏光成分の第2電力レベルを減少すること、を含み、
    前記光信号の総電力が実質的に一定であるように、前記第2電力レベルの前記減少が、前記第1電力レベルの前記増加と実質的に同じである方法。
  2. 前記光信号の前記第1偏光成分の前記第1電力レベルを増加し、前記光信号の前記第2偏光成分の前記第2電力レベルを減少することは、電気ドメインにおいて前記光信号の前記第1偏光成分の前記第1電力レベルを増加し、前記光信号の前記第2偏光成分の前記第2電力レベルを減少する駆動信号を生成し、前記生成された駆動信号に基づいて光信号を変調することを更に含む請求項1に記載の方法。
  3. 前記光信号の前記第1偏光成分の前記第1電力レベルを増加し、前記光信号の前記第2偏光成分の前記第2電力レベルを減少するように、光ドメインにおける動作を行うことを更に含む請求項1に記載の方法。
  4. 前記第1偏光成分と前記第2偏光成分の少なくとも1つに基づいて、偏光ビーム合成器(PBC)により、前記第1偏光成分の前記第1電力レベルが増加され、前記第2偏光成分の前記第2電力レベルが減少されるように、前記PBCによる前記第1偏光成分と前記第2偏光成分の前記光信号への合成の前に、前記管理データに基づいて前記第1偏光成分と前記第2偏光成分の少なくとも1つを回転することを更に含む請求項3に記載の方法。
  5. コヒーレント光受信器を使用して、前記光信号から前記管理データを復調することを更に含む請求項1に記載の方法。
  6. 管理データ検出器の同調可能フィルタと、偏光計と、信号プロセッサと、を使用して、前記光信号から前記管理データを復調することを更に含む請求項1に記載の方法。
  7. Jonesベクトルに基づいて、前記光信号から前記管理データを復調することを更に含む請求項1に記載の方法。
  8. 前記光信号の偏光依存損失(PDL)の分析に基づいて、前記光信号から前記管理データを復調することを更に含む請求項1に記載の方法。
  9. 光送信器を備え、光信号上へ光ネットワークの管理に関連する管理データを変調するシステムであって、
    前記光送信器は、
    前記管理データを受信し、
    前記管理データに基づいて、光信号の第1偏光成分の第1電力レベルを増加し、
    前記管理データに基づいて、前記光信号の第2偏光成分の第2電力レベルを減少し、
    前記光信号を出射し、
    前記光信号の総電力が実質的に一定であるように、前記第2電力レベルの前記減少が、前記第1電力レベルの前記増加と実質的に同じであるように構成されているシステム。
  10. 前記光送信器は、前記光信号の前記第1偏光成分の前記第1電力レベルを増加し、前記光信号の前記第2偏光成分の前記第2電力レベルを減少することは、電気ドメインにおいて前記光信号の前記第1偏光成分の前記第1電力レベルを増加し、前記光信号の前記第2偏光成分の前記第2電力レベルを減少する駆動信号を生成し、前記生成された駆動信号に基づいて光信号を変調することを更に含む請求項9に記載のシステム。
  11. 前記光送信器は、前記光信号の前記第1偏光成分の前記第1電力レベルを増加し、前記光信号の前記第2偏光成分の前記第2電力レベルを減少するように、光ドメインにおいて動作を行うように更に構成されている請求項9に記載のシステム。
  12. 前記光送信器は、
    前記管理データに基づいて、前記第1偏光成分の前記第1電力レベルを増加するように構成されている第1振幅変調器と、
    前記管理データに基づいて、前記第2偏光成分の前記第2電力レベルを減少するように構成されている第2振幅変調器と、を備える請求項11に記載のシステム。
  13. 前記光送信器は、
    前記第1偏光成分と前記第2偏光成分を前記光信号に合成するように構成されている偏光ビーム合成器(PBC)と、
    前記PBCに光学的に結合されている第1偏光回転装置および第2偏光回転装置と、を備え、
    前記第1偏光回転装置および第2偏光回転装置は、
    前記PBCによる前記第1偏光成分と前記第2偏光成分の前記光信号への合成の前に、前記管理データに基づいて前記第1偏光成分と前記第2偏光成分の少なくとも1つを回転し、前記第1偏光成分と前記第2偏光成分の少なくとも1つの前記回転に基づいて、前記PBCにより、前記第1偏光成分の前記第1電力レベルが増加され、前記第2偏光成分の前記第2電力レベルが減少されるように、構成されている請求項11に記載のシステム。
  14. 前記光送信器に光学的に結合されている光受信器を更に備え、
    前記光受信器は、
    前記光信号を受信し、
    前記光信号から前記管理データを復調するように、構成されている請求項9に記載のシステム。
  15. 前記光受信器は、前記光信号から前記管理データを復調するように構成されているコヒーレント光受信器を備える請求項14に記載のシステム。
  16. 前記光受信器に光学的に結合されている管理データ検出器を更に備え、
    前記管理データ検出器は、
    前記光信号を受信し、
    同調可能光フィルタ、偏光計、および信号プロセッサを使用して前記光信号から前記管理データを復調するように、構成されている請求項14に記載のシステム。
  17. 前記光受信器は、Jonesベクトルに基づいて、前記光信号から前記管理データを復調するように構成されている請求項14に記載のシステム。
  18. 前記光受信器は、偏光依存損失(PDL)の分析に基づいて、前記光信号から前記管理データを復調するように構成されている請求項14に記載のシステム。
  19. コンピュータ指令を実行して、システムに、光ネットワークの管理に関連する管理データを光信号上へ変調するための動作を行わせるように構成されているプロセッサであって、前記動作は、
    前記管理データに基づいて、光信号の第1偏光成分の第1電力レベルを増加することと、
    前記管理データに基づいて、前記光信号の第2偏光成分の第2電力レベルを減少することと、を備え、
    前記光信号の総電力が実質的に一定であるように、前記第2電力レベルの前記減少が、前記第1電力レベルの前記増加と実質的に同じであるプロセッサ。
  20. 前記動作は、前記光信号の前記第1偏光成分の前記第1電力レベルを増加し、前記光信号の前記第2偏光成分の前記第2電力レベルを減少する駆動信号を生成し、前記生成された駆動信号に基づいて光信号を変調する、電気ドメインにおける動作を行うことを含む請求項19に記載のプロセッサ。
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