JP6352779B2 - 車両用ドアロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両ドアに取付けられる車両用ドアロック装置に関する。
従来、車両用ドアロック装置(以下、単に「ドアロック装置」ともいう)として、ストライカと係合するフルラッチ位置とストライカとの係合が解除されるアンラッチ位置との間で回動可能に構成されたラッチのラッチ位置を検出するためのドアスイッチを備えたものが知られている。この種のドアロック装置の一つが、例えば下記特許文献1に開示されている。このドアロック装置では、ラッチの位置に応じて作動するカーテシスイッチ(ドアスイッチ)がラッチのカム面に周接するように構成されている。このカーテシスイッチは、ラッチとともにラッチ収容部(ラッチボディ)に収容されている。
特開2005−282223号公報
(発明が解決しようとする課題)
上記特許文献1に開示のドアロック装置の場合、防水措置がなされていないラッチ収容部(非防水領域)にカーテシスイッチが収容されるため、防水性を確保するためにこのカーテシスイッチとして高価な防水型のドアスイッチを使用する必要がある。そこで、ドアロック装置に要するコストを低減するために、ロック機構が組付けられるアクチュエータハウジングの領域にカーテシスイッチを設けるという対策が考えられる。アクチュエータハウジングは電装部品を収容することからそのアクチュエータハウジングの領域には防水措置がなされているところ、このような対策によれば、カーテシスイッチとして防水型のスイッチよりも安価な非防水型のスイッチを使用することができ、ドアロック装置に要するコストを低減することが可能になる。一方で、アクチュエータハウジングにカーテシスイッチを設ける場合には、更にドアロック装置全体をよりコンパクトに構成する要請が高い。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的の1つは、ロック機構が組付けられるアクチュエータハウジングにラッチ位置を検出するためのドアスイッチを備えた車両用ドアロック装置を小型化するのに有効な技術を提供する。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するため、本発明に係る車両用ドアロック装置は、車両ドアに取付けられるものであり、ラッチ、ロック機構、ドアスイッチ、スイッチレバー及びレバー回動量調整機構を含む。ラッチは、車体に設けられたストライカと係合するフルラッチ位置とストライカとの係合が解除されるアンラッチ位置との間でラッチ軸を中心に回動可能に構成される。ロック機構は、ラッチをストライカとの係合が解除可能なアンロック状態、或いはストライカとの係合が解除不能なロック状態に設定する。ドアスイッチは、ロック機構が組み付けられるアクチュエータハウジングに設けられ、ラッチの位置に応じて作動する。スイッチレバーは、アクチュエータハウジングからラッチ軸と交差する方向に延出するレバー軸を中心に回動可能に構成され、ラッチがフルラッチ位置からアンラッチ位置(好ましくはハーフラッチ位置)へと回動する途中の切替え位置まで回動したときにドアスイッチの作動状態をオフ状態からオン状態に切替え、且つラッチが切替え位置からアンラッチ位置までの領域に位置するときにドアスイッチの作動状態をオン状態に維持するようにラッチに連動して回動する。
レバー回動量調整機構は、ラッチがフルラッチ位置から切替え位置までの領域において回動する第1の回動状態のときに比べて、ラッチが切替え位置からアンラッチ位置までの領域において回動する第2の回動状態のときの方が、ラッチの回動量に対するスイッチレバーの回動量の比率が下がるように、スイッチレバーの回動量を調整する。要するに、このレバー回動量調整機構によれば、ラッチが第1の回動状態から第2の回動状態に移行した場合に、このラッチに連動して回動するスイッチレバーの回動量を移行前よりも下げることができる。従って、ラッチがフルラッチ位置から切替え位置に達してドアスイッチの作動状態がオフ状態からオン状態になった後は、ラッチがアンラッチ位置に向けて更に回動してもスイッチレバーが必要以上に回動するのを防止できる。この場合、ドアスイッチの作動状態がオン状態になった後にオン状態になる前と同様の回動量でスイッチレバーを余分に回動させる必要がなく、スイッチレバーを回動させるための構造が大型化するのを防止できる。その結果、車両用ドアロック装置を小型化することができる。また、防水措置がなされたアクチュエータハウジングの領域にドアスイッチを設けることにより、ドアスイッチとして防水型のスイッチよりも安価な非防水型のスイッチを使用できる。
上記構成の車両用ドアロック装置では、スイッチレバーは、レバー軸に取付けられるボス部からラッチに向けて延出して当該ラッチをフルラッチ位置に向けて押圧する係合アームを備えるとともに、係合アームがラッチをフルラッチ位置に向けて押圧する方向にレバースプリングによって弾性付勢されるのが好ましい。この場合、レバー回動量調整機構は、第1係合面及び第2係合面を含むのが好ましい。第1係合面は、ラッチの第1の回動状態においてレバースプリングの弾性付勢力に抗して係合アームのアーム先端部が摺動するときにラッチの回動量に対するスイッチレバーの回動量の比率を一定とするようにラッチに設けられる。第2係合面は、ラッチの第2の回動状態においてレバースプリングの弾性付勢力に抗してアーム先端部が摺動するときにラッチの回動量に対するスイッチレバーの回動量の比率を第1の回動状態のときよりも下げるようにラッチに設けられる。これにより、部品点数を増やすことなく既存の部品であるラッチに設けられた第1係合面及び第2係合面を利用してレバー回動量調整機構を構築することができ、ドアロック装置の製品コストが高くなるのを防止できる。
上記構成の車両用ドアロック装置では、レバー回動量調整機構は、第1係合面がラッチのラッチ外周カム面を用いて構成され、第2係合面がラッチの回動面に沿って延在するラッチ両側面のうちレバー軸寄りの一方のラッチ側面を用いて構成されるのが好ましい。この場合、ラッチの各部位のうち第2係合面として利用される一方のラッチ側面は、係合アームのアーム先端部と対向する位置関係にあり、ラッチ外周カム面(第1係合面から連続した外周面)を第2係合面として利用する場合に比べてラッチの外郭が大きくなるのを防止できる。
以上のように、本発明によれば、ロック機構が組付けられるアクチュエータハウジングにラッチ位置を検出するためのドアスイッチを備えた車両用ドアロック装置を小型化することが可能になった。
図1は、本実施の形態の車両用ドアロック装置100の内部構造を示す図である。 図2は、図1中のラッチ連動部170をラッチ112がフルラッチ位置にある状態にて車両内方から視た図である。 図3は、図2に示されるラッチ連動部170を車両後方から視た図である。 図4は、図1中のラッチ連動部170をラッチ112が切替え位置P2にある状態にて車両内方から視た図である。 図5は、図4に示されるラッチ連動部170を車両後方から視た図である。 図6は、図1中のラッチ連動部170をラッチ112がハーフラッチ位置P3にある状態にて車両内方から視た図である。 図7は、図6に示されるラッチ連動部170を車両後方から視た図である。 図8は、図1中のラッチ連動部170をラッチ112がアンラッチ位置P4にある状態にて車両内方から視た図である。 図9は、図8に示されるラッチ連動部170を車両後方から視た図である。 図10は、変更例に係る車両用ドアロック装置200の内部構造を示す図である。 図11は、図10中のラッチ連動部270をラッチ112がフルラッチ位置P1にある状態にて車両内方から視た図である。 図12は、図11に示されるラッチ連動部270を車両後方から視た図である。 図13は、図10中のラッチ連動部270をラッチ112が切替え位置P2にある状態にて車両内方から視た図である。 図14は、図13に示されるラッチ連動部270を車両後方から視た図である。 図15は、図10中のラッチ連動部270をラッチ112がハーフラッチ位置P3にある状態にて車両内方から視た図である。 図16は、図15に示されるラッチ連動部270を車両後方から視た図である。 図17は、図10中のラッチ連動部270をラッチ112がアンラッチ位置P4にある状態にて車両内方から視た図である。 図18は、図17に示されるラッチ連動部270を車両後方から視た図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。尚、当該図面では、車両前方及び車両後方をそれぞれ矢印X1及び矢印X2で示し、車両上方及び車両下方をそれぞれ矢印Y1及び矢印Y2で示し、車両左方及び車両右方をそれぞれ矢印Z1及び矢印Z2で示している。車両ドアに取付けられる前の状態の車両用ドアロック装置に対して、また車両ドアに取付けられた後の状態の車両用ドアロック装置に対して、これらの方向を適用することができる。また、本明細書では、所定の軸を中心に回る態様を「回動」という文言を用いて表現しているが、この文言に代えて「回転」或いは「揺動」という文言を用いることもできる。
図1に示す本実施の形態の車両用ドアロック装置(以下、単に「ドアロック装置」ともいう)100は、車両ドアDRのドアアウタパネル(車外側パネル)とドアインナパネル(車内側パネル)とによって区画される領域に取付けられる。図1にはこの車両ドアDRの典型例として前席右側の車両ドアが記載されている。
ドアロック装置100は、樹脂製のアクチュエータハウジング101を備えている。このアクチュエータハウジング101は、車両前後方向X1,X2に沿って平板状に延在する平板部を備え、この平板部にロック機構120等の構成要素が組み付けられている。
ラッチ機構110は、周知のように、車両ドアDRを車体BDに対して閉じた状態で保持するためのものである。このラッチ機構110は、アクチュエータハウジング101に固定される樹脂製のラッチボディ111と、車体BDに固定されたストライカSTに対して係合及び離脱が可能なラッチ112と、を備えている。ラッチボディ111は、アクチュエータハウジング101の平板部と交差する方向(車両左右方向)に沿って平板状に延在する。ラッチ112は、ラッチボディ111に立設形成されたラッチ軸112aによって回動可能に支持されており、ストライカSTに対して噛み合い方向及び噛み合い解除方向の双方向に回転することができるように構成されている。この場合、ラッチ112のラッチ軸112aは、車両前後方向X1,X2に沿って延在している。ラッチ112は、ストライカSTと係合するアンラッチ位置と、ストライカSTとの係合が解除されるフルラッチ位置と、アンラッチ位置とフルラッチ位置との間のハーフラッチ位置と、を含む複数の位置に設定される。ラッチ112は、フルラッチ位置とアンラッチ位置との間でラッチ軸112aを中心に回動可能に構成されている。ラッチ112がフルラッチ位置においてストライカSTと係合して、その係合状態が維持されることで、車両ドアDRが閉じた状態(ラッチ状態)に保持される。一方で、ラッチ112とストライカSTとの係合が解除されてストライカSTがアンラッチ位置においてラッチ112から離脱することで、車両ドアDRが閉じた状態から開いた状態(アンラッチ状態)に移行する。このラッチ112が本発明の「ラッチ」に相当する。
ラッチ112には、車両ドアDRの開閉状況に応じて車内照明等を制御するためにそのラッチ位置を検出するドアスイッチ(「カーテシスイッチ」ともいう)140が割り当てられている。このドアスイッチ140が本発明の「ドアスイッチ」に相当する。このドアスイッチ140は、アクチュエータハウジング101に設けられ、金属製の一対のドアスイッチターミナル140a,140aを介して、樹脂製のコネクタ160にて電源供給用の外部端子に接続される。このドアスイッチ140によれば、ラッチ112の回動位置がフルラッチ位置にあるか否かが検出される。
本実施形態では、ドアスイッチターミナル140a,140aがコネクタ160等の電装部品が組み付けられるアクチュエータハウジング101の領域は防水措置がなされた領域として構成されている。このため、アクチュエータハウジング101にドアスイッチ140を設けることにより、このドアスイッチ140として防水型のスイッチよりも安価な非防水型のスイッチを使用できる。また、ドアスイッチ140からの配線はドアスイッチターミナル140a,140aを介してコネクタ160に集約されるため、車両側の結線作業が一回で済み合理的である。
ラッチ112とドアスイッチ140との間には、これらラッチ112及びドアスイッチ140の双方に係合するスイッチレバー141が介装されている。このスイッチレバー141は、アクチュエータハウジング101から延出するレバー軸102を中心に回動可能に構成され、且つレバースプリング141aによって図1中の右周り方向に弾性付勢されている。この場合、スイッチレバー141のレバー軸102は、ラッチ112のラッチ軸112aと直交する車両左右方向に沿ってアクチュエータハウジング101から延出している。スイッチレバー141は、ドアスイッチ140の作動状態をオフ状態とオン状態との間で切替えるための係合凸部140bと係合するように構成されている。
ロック機構120は、ラッチ機構110のラッチ112をストライカSTとの係合が解除可能なアンロック状態、或いはストライカSTとの係合が解除不能なロック状態に設定する機能を果たす。このロック機構120は、アクティブレバー121、インサイドオープンレバー122、アウトサイドオープンレバー123、アクチュエータ130等を備えている。このロック機構120が本発明の「ロック機構」に相当する。
アクティブレバー121は、オープンリンク(図示省略)をアンロック位置(第1位置)に設定するアンロック位置と当該オープンリンクをロック位置(第2位置)に設定するロック位置との間で、アクチュエータハウジング101に設けられたレバー支持軸121aを中心にいずれか一方の方向に回動するように構成されている。また、インサイドオープンレバー122或いはアウトサイドオープンレバー123の操作によって、オープンリンクがアンロック位置とロック位置との間で作動するように構成されている。車両ドアDRの閉鎖状態においてオープンリンクがアンロック位置に設定されると、ドアハンドルのドア開放操作によってラッチ機構110がラッチ状態からアンラッチ状態へと移行して車両ドアDRが解錠される。一方で、車両ドアDRの閉鎖状態においてオープンリンクがロック位置に設定されると、ドアハンドルのドア開放操作がなされてもラッチ機構110がラッチ状態のままで保持されて車両ドアDRが解錠されない。
アクティブレバー121は、施解錠操作部材の操作によって前述のアンロック位置とロック位置との間で回動(「揺動」或いは「回転」ともいう)するように構成されている。施解錠操作部材には、車両ドアDRの内側に設けられたロックノブ(図示省略)、車両ドアDRの外側から操作可能なキーシリンダ(図示省略)、アクチュエータ130を作動させるためのリモコン(図示省略)等が挙げられる。具体的に説明すると、アクティブレバー121の操作部121bは、操作ケーブル(図示省略)を介してロックノブに連結される。アクティブレバー121の係合部121cは、ロッキングコントロールレバー151、キースイッチレバー152、アウトサイドロッキングレバー153等を介してキーシリンダと連係している。
アクチュエータ130は、施解錠操作部材の1つであるリモコンの操作によって作動する電動モータ131と、電動モータ131のモータ軸に設けられたウォームギヤ132と、ウォームギヤ132に係合するギヤ歯133aを有し且つアクティブレバー121に係合する円環状のホイールギヤ133と、によって構成されている。電動モータ131は、金属製の一対のモータターミナル131a,131aを介して、樹脂製のコネクタ160にて電源供給用の外部端子に接続される。このため、電動モータ131の駆動力は、ウォームギヤ132及びギヤ歯133aを介してホイールギヤ133に伝達され、ホイールギヤ133が円中心まわりに回転することによってアクティブレバー121が回動する。
次に、上記構成のドアスイッチ140及びスイッチレバー141をラッチ112に連動して作動させるラッチ連動部170について図2〜図9を参照しつつ詳細に説明する。
図2及び図3に示されるように、ラッチ112は、車両上下方向Y1,Y2及び車両左右方向Z1,Z2の二方向によって規定される平面上に平板状に延在し、概ね平行に延在する第1係止爪113及び第2係止爪114を備えている。このラッチ112において、係止爪113,114が互いに対向する領域はストライカSTを受け入れるためのストライカ受容部115として構成される。このラッチ112は、金属素材の表面に樹脂材料が被覆されることによって成形された構成であるのが好ましい。
一方で、スイッチレバー141は、レバー軸102に取付けられる円筒状のボス部142からラッチ112に向けて延出する第1係合アーム143と、ボス部142からドアスイッチ140に向けて延出する第2係合アーム144とを備えている。このスイッチレバー141は、コイルバネ部材であるレバースプリング141aによって矢印D1方向に常時に弾性付勢された状態で、第1係合アーム143のアーム先端部143aにてラッチ112に係合し、且つ第2係合アーム144のアーム先端部144aにてドアスイッチ140の係合凸部140bに係合するように構成されている。即ち、スイッチレバー141は、第1係合アーム143にてラッチ112をフルラッチ位置P1に向けて押圧し、且つ第1係合アーム143がラッチ112をフルラッチ位置P1に向けて押圧する方向(矢印D1方向)にレバースプリング141aによって弾性付勢されている。このスイッチレバー141及び第1係合アーム143がそれぞれ、本発明の「スイッチレバー」及び「係合アーム」に相当する。また、レバースプリング141aが本発明の「レバースプリング」に相当する。
尚、第1係合アーム143のアーム先端部143a及び第2係合アーム144のアーム先端部144aのうちの少なくとも一方は、係合対象に対して円滑に摺動可能となるように、係合対象との係合面が曲面形状をなすように構成されるのが好ましい。
ラッチ112は、いずれもスイッチレバー141の第1係合アーム143との係合のために使用される第1係合面116及び第2係合面117を備えている。第1係合面116は、ラッチ112のラッチ外郭を規定する外周面のうちラッチ軸112aを挟んでストライカ受容部115とは反対側に位置するラッチ外周カム面を用いて構成されている。これに対して、第2係合面117は、ラッチ112の回動面に沿って延在するラッチ両側面のうちレバー軸102寄りの一方のラッチ側面を用いて構成されている。ここでいう第1係合面116及び第2係合面117がそれぞれ本発明の「第1係合面」及び「第2係合面」に相当する。
ラッチ112は、図2及び図3中のフルラッチ位置P1にあるときに、ポール(図示省略)との係合によってフルラッチ位置P1に位置決めされるため、ラッチ軸112aを中心とした時計回り方向(図3中のD2方向)への回転が阻止される。即ち、フルラッチ位置P1においてラッチ112のロック解錠方向(アンラッチ方向)への回転が阻止される。その結果、車両ドアDRは全閉状態に保持される。また、ラッチ112がフルラッチ位置P1にあるとき、スイッチレバー141の第1係合アーム143の車両前後方向X1,X2の水平距離(水平面上におけるレバー軸102からアーム先端部143aまでの投影距離)はLaとなる。この水平距離Laは、レバー軸102とラッチ112の両側面のうちスイッチレバー141に対向する側面(ラッチ背面)である第2係合面117との間の車両前後方向X1,X2の間隔Lを上回る。従って、スイッチレバー141は、レバースプリング141aの弾性付勢力によって第1係合アーム143のアーム先端部143aにおいてラッチ112の第1係合面116に上方から当接する。また、スイッチレバー141は、第2係合アーム144のアーム先端部144aにおいてドアスイッチ140の係合凸部140bをオフ位置からオン位置へと押圧しない。このため、ラッチ112がフルラッチ位置P1にあるときにはドアスイッチ140の作動状態はオン状態にならない。
その後、ラッチ112がラッチ軸112aを中心にフルラッチ位置P1からアンラッチ位置(「ラッチ解除位置」或いは「ラッチオープン位置」ともいう)P4(即ち、ハーフラッチ位置P3)に向けて回動する。このとき、スイッチレバー141は、第1係合アーム143のアーム先端部143aがラッチ112の第1係合面116によって押し上げられるため、レバースプリング141aの弾性付勢力に抗してレバー軸102を中心に図4中の矢印D1方向と反対方向に回動する。図4及び図5が参照されるように、ラッチ112がアンラッチ位置P4(即ち、ハーフラッチ位置P3)へと回動する途中の切替え位置(スイッチオン位置)P2まで回動したときに、ドアスイッチ140の作動状態をオフ状態からオン状態に切替えるようにスイッチレバー141がラッチ112に連動して回動する。即ち、スイッチレバー141が第2係合アーム144のアーム先端部144aにおいてドアスイッチ140の係合凸部140bをオフ位置からオン位置へと押圧するため、ドアスイッチ140の作動状態がオン状態になる。その結果、例えば車内照明が点灯する。この場合、フルラッチ位置P1からハーフラッチ位置P3までの間で切替え位置P2が設定される。また、このとき、スイッチレバー141の水平距離Lbは前記の水平距離Laを下回るものの間隔Lを上回る。従って、第1係合アーム143のアーム先端部143aは、ラッチ112の第1係合面116を車両前方X1へと摺動する。
図6及び図7が参照されるように、ラッチ112が更にラッチ軸112aを中心に切替え位置P2からアンラッチ位置P4に向けてハーフラッチ位置P3まで回動することによって、スイッチレバー141は、第1係合アーム143のアーム先端部143aがラッチ112の第1係合面116によって押し上げられ、レバースプリング141aの弾性付勢力に抗してレバー軸102を中心に図6中の矢印D1方向と反対方向に回動する。その結果、スイッチレバー141が第2係合アーム144のアーム先端部144aにおいてドアスイッチ140の係合凸部140bに摺接することによって、ドアスイッチ140の作動状態がオン状態に維持される。また、このとき、スイッチレバー141の水平距離Lcは間隔Lを僅かに上回る。従って、第1係合アーム143のアーム先端部143aは、ラッチ112の第1係合面116から角部116a(第1係合面116と第2係合面117との境界部)へと移動する。
図8及び図9が参照されるように、ラッチ112が更にラッチ軸112aを中心にハーフラッチ位置P3からアンラッチ位置P4まで回動することによって、スイッチレバー141の水平距離Ldは前記の水平距離Lcを若干下回り、間隔Lに概ね一致する。この場合、スイッチレバー141の第1係合アーム143のアーム先端部143aとラッチ112との係合箇所が第1係合面116から第2係合面117に切替わり、この第1係合アーム143のアーム先端部143aが第2係合面117を摺動する。即ち、スイッチレバー141自体の回動位置は殆ど変化することなく、このスイッチレバー141に対するラッチ112の相対位置のみが変化する。その結果、ドアスイッチ140の作動状態はオン状態に維持される。要するに、スイッチレバー141は、ラッチ112が切替え位置P2からアンラッチ位置P4までの領域に位置するときにドアスイッチ140の作動状態をオン状態に維持するようにラッチ112に連動して回動する。また、第1係合アーム143のアーム先端部143aが第2係合面117を摺動する状態に移行することによって、ラッチ112に作用するレバースプリング141aの弾性付勢力が強まるのを阻止できる。
上記構成のラッチ連動部170によれば、ラッチ112がフルラッチ位置P1からアンラッチ位置P4まで回動する途中の中間位置(切替え位置P2又はハーフラッチ位置P3)で、スイッチレバー141の第1係合アーム143のアーム先端部143aが係合する領域がラッチ112の第1係合面116から第2係合面117へと移行する。このため、ラッチ112がフルラッチ位置P1から切替え位置P2までの領域において回動する第1の回動状態のときに比べて、ラッチ112が切替え位置P2からアンラッチ位置P4までの領域において回動する第2の回動状態のときの方が、ラッチ112の回動量に対するスイッチレバー141の回動量の比率が下がる。この目的のために、ラッチ112の第1係合面116及び第2係合面117は、スイッチレバー141の回動量を調整するレバー回動量調整機構180を構成している。このレバー回動量調整機構180が本発明の「レバー回動量調整機構」に相当する。
第1係合面116は、ラッチ112の第1の回動状態においてレバースプリング141aの弾性付勢力に抗して第1係合アーム143のアーム先端部143aが摺動するときにラッチ112の回動量に対するスイッチレバー141の回動量の比率を一定とするようにラッチ112に設けられている。一方で、第2係合面117は、ラッチ112の第2の回動状態においてレバースプリング141aの弾性付勢力に抗して第1係合アーム143のアーム先端部143aが摺動するときにラッチ112の回動量に対するスイッチレバー141の回動量の比率を第1の回動状態のときよりも下げるようにラッチ112に設けられている。
このレバー回動量調整機構180によれば、ラッチ112が第1の回動状態から第2の回動状態に移行した場合に、このラッチ112に連動して回動するスイッチレバー141の回動量を移行前よりも下げることができる。従って、ラッチ112がフルラッチ位置P1から切替え位置P2に達してドアスイッチ140の作動状態がオフ状態からオン状態になった後は、ラッチ112がアンラッチ位置P4に向けて更に回動してもスイッチレバー141が必要以上に回動するのを防止できる。この場合、ドアスイッチ140の作動状態がオン状態になった後にオン状態になる前と同様の回動量でスイッチレバー141を余分に回動させる必要がなく、スイッチレバー141を回動させるための構造が大型化するのを防止できる。その結果、車両用ドアロック装置100を小型化することができる。要するに、ラッチ112がフルラッチ位置P1からアンラッチ位置P4まで回動する間、ラッチ112の回動量に対するスイッチレバー141の回動量が常に一定となる構造を用いると、切替え位置P2からアンラッチ位置P4までスイッチレバー141が無駄に回動することになる。これに関して、本実施の形態によれば、スイッチレバー141を切替え位置P2からアンラッチ位置P4まで大きく回動させる構造を要しない。
また、本実施の形態によれば、部品点数を増やすことなく既存の部品であるラッチ112に設けられた第1係合面116及び第2係合面117を利用してレバー回動量調整機構180を構築することができ、ドアロック装置100の製品コストが高くなるのを防止できる。特に、ラッチ112の各部位のうち第2係合面と117して利用される一方のラッチ側面は、第1係合アーム143のアーム先端部143aと対向する位置関係にあり、ラッチ外周カム面(第1係合面から連続した外周面)を第2係合面117として利用する場合に比べてラッチ112の外郭が大きくなるのを防止できる。
尚、ラッチ112の第2の回動状態では、スイッチレバー141が僅かに回動する構成、或いはスイッチレバー141の回動量がゼロ(全く回動しない状態)になる構成を採用するのが好ましい。本構成の場合、ドアスイッチ140の作動状態がオン状態になった位置でアンラッチ位置P4に向けて回動するラッチ112に対してスイッチレバー141の回動を規制する必要があるが、このスイッチレバー141の回動を規制するための規制手段としてストッパ等の新たな部材を用いる必要がないため部品点数が増えるのを防止できる。
本発明では、必要に応じてスイッチレバー141の回動を規制する規制手段としてストッパ等の部材を用いることもできる。この場合、上記のドアロック装置100に代えて図10に示されるようなドアロック装置200を採用することもできる。このドアロック装置200は、実質的にラッチ連動部270及びレバー回動量調整機構280の構造のみにおいてドアロック装置100と相違している。従って、以下の説明では、図11〜図18を参照しつつラッチ連動部270及びレバー回動量調整機構280の構造のみを詳細に説明し、その他の構成要素についての説明は省略する。
図11及び図12に示されるように、ラッチ連動部270は、上記構成のドアスイッチ140及びスイッチレバー141をラッチ112に連動して作動させる機能を果たす。ラッチ112は、ラッチ本体から車両前方X1に向けて延出するラッチ延出部118を備えている。このラッチ延出部118のうちラッチ軸112a側に位置する下面118aは、スイッチレバー141の第1係合アーム143のアーム先端部143aが係合する係合面として構成されている。
スイッチレバー141は、レバースプリング141aによって矢印D3方向に常時に弾性付勢された状態で、第1係合アーム143のアーム先端部143aにてラッチ112に係合し、且つ第2係合アーム144のアーム先端部144aにてドアスイッチ140の係合凸部140bに係合するように構成されている。即ち、スイッチレバー141は、第1係合アーム143にてラッチ112をアンラッチ位置P4に向けて押圧し、且つ第1係合アーム143がラッチ112をアンラッチ位置P4に向けて押圧する方向(矢印D3方向)にレバースプリング141aによって弾性付勢されている。また、ラッチ112がフルラッチ位置P1からアンラッチ位置P4に向けて回動する途中で後述のハーフラッチ位置P3に達したときに、スイッチレバー141の矢印D3方向の動作は、アクチュエータハウジング101に立設形成されたストッパ103によって阻止されるように構成されている。
ラッチ112は、図11及び図12中のフルラッチ位置P1にあるときに、ポール(図示省略)との係合によってフルラッチ位置P1に位置決めされるため、ラッチ軸112aを中心とした時計回り方向(図12中のD4方向)への回転が阻止される。即ち、フルラッチ位置P1においてラッチ112のロック解錠方向(アンラッチ方向)への回転が阻止される。その結果、車両ドアDRは全閉状態に保持される。また、ラッチ112がフルラッチ位置P1にあるとき、スイッチレバー141は、レバースプリング141aの弾性付勢力によって第1係合アーム143のアーム先端部143aにおいてラッチ112のラッチ延出部118の下面118aに下方から当接する。また、スイッチレバー141は、第2係合アーム144のアーム先端部144aにおいてドアスイッチ140の係合凸部140bをオフ位置からオン位置へと押圧しない。このため、ラッチ112がフルラッチ位置P1にあるときにはドアスイッチ140の作動状態はオン状態にならない。
その後、ラッチ112がラッチ軸112aを中心にフルラッチ位置P1からアンラッチ位置P4(即ち、ハーフラッチ位置P3)に向けて回動すると、スイッチレバー141は、ラッチ延出部118の動作に追従しつつレバースプリング141aの弾性付勢力にしたがってレバー軸102を中心に図13中の矢印D3方向に回動する。図13及び図14が参照されるように、ラッチ112がアンラッチ位置P4(即ち、ハーフラッチ位置P3)へと回動する途中の切替え位置P2まで回動したときに、ドアスイッチ140の作動状態をオフ状態からオン状態に切替えるようにスイッチレバー141がラッチ112に連動して回動する。この場合、フルラッチ位置P1からハーフラッチ位置P3までの間で切替え位置P2が設定される。このとき、第1係合アーム143のアーム先端部143aは、ラッチ112のラッチ延出部118の下面118aを車両前方X1へと摺動する。
図15及び図16が参照されるように、ラッチ112が更にラッチ軸112aを中心に切替え位置P2からアンラッチ位置P4に向けてハーフラッチ位置P3まで回動することによって、スイッチレバー141は、レバースプリング141aの弾性付勢力にしたがってレバー軸102を中心に図15中の矢印D3方向に回動する。その結果、スイッチレバー141が第2係合アーム144のアーム先端部144aにおいてドアスイッチ140の係合凸部140bに摺接することによって、ドアスイッチ140の作動状態がオン状態に維持される。このハーフラッチ位置P3では、図15に示されるようにスイッチレバー141の矢印D3方向の動作がストッパ103によって阻止され、且つ図16に示されるように第1係合アーム143のアーム先端部143aとラッチ延出部118の下面118aとの係合が解除される。
図17及び図18が参照されるように、ラッチ112が更にラッチ軸112aを中心にハーフラッチ位置P3からアンラッチ位置P4まで回動しても、スイッチレバー141は、レバースプリング141aの弾性付勢力によって第1係合アーム143がストッパ103の押し付けられた状態が維持される。その結果、スイッチレバー141は、ハーフラッチ位置P3のときのままの位置に保持される。即ち、スイッチレバー141自体の回動位置は全く変化することなく、このスイッチレバー141に対するラッチ112の相対位置のみが変化する。その結果、ドアスイッチ140の作動状態はオン状態に維持される。要するに、スイッチレバー141は、ラッチ112が切替え位置P2からアンラッチ位置P4までの領域に位置するときにドアスイッチ140の作動状態をオン状態に維持するようにラッチ112に連動して回動する。
上記構成のラッチ連動部270によれば、ラッチ112がフルラッチ位置P1からアンラッチ位置P4まで回動する途中の中間位置(ハーフラッチ位置P3)で、スイッチレバー141の第1係合アーム143のアーム先端部143aが係合する領域がラッチ112のラッチ延出部118の下面118aからストッパ103へと移行する。このため、ラッチ112がフルラッチ位置P1から切替え位置P2までの領域において回動する第1の回動状態のときに比べて、ラッチ112が切替え位置P2からアンラッチ位置P4までの領域において回動する第2の回動状態のときの方が、ラッチ112の回動量に対するスイッチレバー141の回動量の比率が下がる(具体的には、この比率がゼロになる)。この目的のために、ラッチ112のラッチ延出部118及びストッパ103は、スイッチレバー141の回動量を調整するレバー回動量調整機構280を構成している。このレバー回動量調整機構280が本発明の「レバー回動量調整機構」に相当する。このレバー回動量調整機構280を用いる場合も、レバー回動量調整機構180を用いた場合に得られる前述の作用効果と同様の作用効果を得ることができる。例えば、ラッチ延出部118のみを利用してレバー回動量調整機構を構築する場合には、このラッチ延出部118を図12中の車両左方Z1に余分に延ばす必要がありラッチ112が大型化するが、本実施の形態ではラッチ延出部118にストッパ103を組み合わせることによってレバー回動量調整機構を構築するため、ラッチ112が大型化するのを阻止できる。
本発明は、上記の典型的な実施形態のみに限定されるものではなく、種々の応用や変形が考えられる。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
上記のドアロック装置100では、ラッチ112がフルラッチ位置P1からアンラッチ位置P4まで回動する途中で、スイッチレバー141の第1係合アーム143のアーム先端部143aが係合する領域がラッチ112の第1係合面116から第2係合面117へと移行する場合について記載したが、本発明では、ラッチ112がフルラッチ位置P1からアンラッチ位置P4まで回動する途中でスイッチレバー141の回動量を下げることができれば、第1係合アーム143のアーム先端部143aが常にラッチ112の第1係合面116に係合するような構成を採用することもできる。
本発明では、上記のドアロック装置100,200の本質的な構造を車両の各車両ドアに適用することができる。例えば、車両前席用の左右のドアや、車両後席用の左右のドア、更には車両後部のドア(バックドア)等に、本発明に係るドアロック装置100,200の本質的な構造を適用することができる。
100,200…(車両用)ドアロック装置、101…アクチュエータハウジング、102…レバー軸、103…ストッパ、110…ラッチ機構、111…ラッチボディ、112…ラッチ、112a…ラッチ軸、113…第1係止爪、114…第2係止爪、115…ストライカ受容部、116…第1係合面、116a…角部、117…第2係合面、118…ラッチ延出部、118a…下面、120…ロック機構、121…アクティブレバー、121a…レバー支持軸、121b…操作部、121c…係合部、122…インサイドオープンレバー、123…アウトサイドオープンレバー、130…アクチュエータ、131…電動モータ、131a…モータターミナル、132…ウォームギヤ、133…ホイールギヤ、133a…ギヤ歯、140…ドアスイッチ、140a…ドアスイッチターミナル、140b…係合凸部、141…スイッチレバー、141a…レバースプリング、142…ボス部、143…第1係合アーム、143a…アーム先端部、144…第2係合アーム、144a…アーム先端部、151…ロッキングコントロールレバー、152…キースイッチレバー、153…アウトサイドロッキングレバー、160…コネクタ、170,270…ラッチ連動部、180,280…レバー回動量調整機構、P1…フルラッチ位置、P2…切替え位置、P3…ハーフラッチ位置、P4…アンラッチ位置

Claims (3)

  1. 車両ドアに取付けられる車両用ドアロック装置であって、
    車体に設けられたストライカと係合するフルラッチ位置と前記ストライカとの係合が解除されるアンラッチ位置との間でラッチ軸を中心に回動可能に構成されたラッチと、
    前記ラッチを前記ストライカとの係合が解除可能なアンロック状態、或いは前記ストライカとの係合が解除不能なロック状態に設定するロック機構と、
    前記ロック機構が組み付けられるアクチュエータハウジングに設けられ、前記ラッチのラッチ位置を検出するドアスイッチと、
    前記アクチュエータハウジングから前記ラッチ軸と交差する方向に延出するレバー軸を中心に回動可能に構成され、前記ラッチが前記フルラッチ位置から前記アンラッチ位置へと回動する途中の切替え位置まで回動したときに前記ドアスイッチの作動状態をオフ状態からオン状態に切替え、且つ前記ラッチが前記切替え位置から前記アンラッチ位置までの領域に位置するときに前記ドアスイッチの作動状態をオン状態に維持するように前記ラッチに連動して回動するスイッチレバーと、
    前記ラッチが前記フルラッチ位置から前記切替え位置までの領域において回動する第1の回動状態のときに比べて、前記ラッチが前記切替え位置から前記アンラッチ位置までの領域において回動する第2の回動状態のときの方が、前記ラッチの回動量に対する前記スイッチレバーの回動量の比率が下がるように、前記スイッチレバーの回動量を調整するレバー回動量調整機構と、
    を含む、車両用ドアロック装置。
  2. 請求項1に記載の車両用ドアロック装置であって、
    前記スイッチレバーは、前記レバー軸に取付けられるボス部から前記ラッチに向けて延出して当該ラッチを前記フルラッチ位置に向けて押圧する係合アームを備えるとともに、前記係合アームが前記ラッチを前記フルラッチ位置に向けて押圧する方向にレバースプリングによって弾性付勢され、
    前記レバー回動量調整機構は、前記ラッチの前記第1の回動状態において前記レバースプリングの弾性付勢力に抗して前記係合アームのアーム先端部が摺動するときに前記ラッチの回動量に対する前記スイッチレバーの回動量の比率を一定とするように前記ラッチに設けられた第1係合面と、前記ラッチの前記第2の回動状態において前記レバースプリングの弾性付勢力に抗して前記アーム先端部が摺動するときに前記ラッチの回動量に対する前記スイッチレバーの回動量の比率を前記第1の回動状態のときよりも下げるように前記ラッチに設けられた第2係合面と、を含む、車両用ドアロック装置。
  3. 請求項2に記載の車両用ドアロック装置であって、
    前記レバー回動量調整機構は、前記第1係合面が前記ラッチのラッチ外周カム面を用いて構成され、前記第2係合面が前記ラッチの回動面に沿って延在するラッチ両側面のうち前記レバー軸寄りの一方のラッチ側面を用いて構成されている、車両用ドアロック装置。
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