JP6352039B2 - 情報処理装置、及び情報処理装置の制御方法 - Google Patents

情報処理装置、及び情報処理装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、接触センサの検出結果に応じて、所定の処理を実行することが可能な情報処理装置に関する。
従来、スマートフォンなどの情報処理装置に備えられたセンサによる検出結果に応じて、情報処理装置にて実行する処理を決定する技術がある。例えば、特許文献1には、情報処理装置である携帯端末の両端に静電容量センサの電極を配置し、両方の電極に触れたか否か、および触れた指の本数により、携帯端末にて実行する処理を決定する技術が開示されている。
特許文献1に記載されているようなセンサ(接触センサ)は、周囲の環境の変化によって、物体が非接触のときのセンサ値が変化する場合がある。例えば、静電容量センサの場合、センサの周囲の温度変化によって、物体が非接触のときに検出されるセンサ値が変化してしまう。このとき物体が接触したか否かを判定するための閾値が不変であると、センサの誤動作(例えば、ユーザが接触センサに触れているのに、触れていないと判定するなど)が生じ得る。このような問題の解決策として、物体が非接触であると判断されるときのセンサ値を取得し、当該センサ値に合わせて所定の時間間隔で閾値を変化させる技術がある。
図9は、従来の情報処理装置におけるセンサ値と閾値との関係を示すタイミングチャートである。図9に示すように、従来は、所定のタイミングでセンサ値を取得することによって、物体が非接触のときのセンサ値としての基準レベルを設定し、当該基準レベルと一定の差を有する値を閾値としていた。これにより、センサ値の変化に追従するようにして閾値を変化させ、センサの周囲の温度変化によって生じ得る誤動作を防止していた。
特開2011−119959号公報(2011年6月16日公開)
しかしながら、上記のようなセンサを備えた情報処理装置は、RFノイズなどの外乱によって誤動作が発生してしまうという問題がある。以下、具体的に説明する。
図10は、従来の情報処理装置におけるセンサ値と閾値との関係を示すタイミングチャートである。図10に示すように、例えば、時刻t1において、ノイズの影響を受けてセンサ値が上昇(増大)し始め、時刻t2において、センサ値の変化に追従するように基準レベルを上昇させ、時刻t3においてノイズの影響が無くなることによってセンサ値が低下(減少)する場合を考える。
ノイズの影響によるセンサ値の変化は、温度変化の影響によるセンサ値の変化に比べて急峻であるため、時刻t2から時刻t3までの期間におけるセンサ値の低下に対して、基準レベル及び閾値を十分な速度で追従変化させることができない。
その結果、時刻t3においてセンサ値が閾値を下回り、ユーザが接触センサに触れていないにもかかわらず触れていると接触判定するなどの誤動作をしてしまう。
以上のように、ノイズの影響に基づくセンサ値の変化に追従させて基準レベル及び閾値を変化させた場合、意図しないタイミングでセンサ値が閾値を下回り、誤動作をしてしまう。
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであって、その目的は、ノイズの影響による接触センサの誤動作を抑制した情報処理装置、及び情報処理装置の制御方法を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る情報処理装置は、把持部を把持したユーザの手が接触する位置に設けられた、センサ値を出力する接触センサを備えており、上記把持部が把持されていない状態における上記センサ値を表すための基準値が設定されており、上記センサ値が、上記基準値と所定の差を有する値である接触閾値を超えた場合に、上記把持部が把持されたと認識する情報処理装置であって、上記センサ値の変化に伴い、上記基準値を変更する基準値変更手段を備えており、上記基準値変更手段は、上記センサ値が、上記基準値の変更を制限するために設定された第1の値を超えることなく変化した場合に、上記センサ値の変化を追従させるように上記基準値を変更するとともに、上記センサ値が上記第1の値を超えて変化した場合に、当該センサ値の変化を追従させることなく上記基準値を設定する補正モードを実行することを特徴とする。
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る情報処理装置の制御方法は、把持部を把持したユーザの手が接触する位置に設けられた、センサ値を出力する接触センサを備えており、上記把持部が把持されていない状態における上記センサ値を表すための基準値が設定されており、上記センサ値が、上記基準値と所定の差を有する値である接触閾値を超えた場合に、上記把持部が把持されたと認識する情報処理装置の制御方法であって、上記センサ値の変化に伴い、上記基準値を変更する基準値変更ステップを含んでおり、上記基準値変更ステップにおいて、上記センサ値が、上記基準値の変更を制限するために設定された第1の値を超えることなく変化した場合に、上記センサ値の変化を追従させるように上記基準値を変更するとともに、上記センサ値が上記第1の値を超えて変化した場合に、当該センサ値の変化を追従させることなく上記基準値を設定する補正モードを実行することを特徴とする。
本発明の一態様によれば、ノイズの影響による接触センサの誤動作を抑制した情報処理装置、及び情報処理装置の制御方法を提供することができる。
本発明の実施形態1に係る携帯端末の要部構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係る携帯端末(情報処理装置)の外観を示す概略図である。 本発明の実施形態1に係る携帯端末(情報処理装置)におけるセンサ値、基準レベル、及び閾値の関係を示すタイミングチャートである。 本発明の実施形態2に係る携帯端末(情報処理装置)におけるセンサ値と基準レベルとの関係を示すタイミングチャートである。 本発明の実施形態2に係る携帯端末(情報処理装置)におけるセンサ値と基準レベルとの関係を示すタイミングチャートである。 本発明の実施形態2に係る携帯端末(情報処理装置)の基準値変更部の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態3に係る携帯端末(情報処理装置)におけるセンサ値と基準レベルとの関係を示すタイミングチャートである。 発明の実施形態3に係る携帯端末(情報処理装置)の基準値変更部の動作を説明するためのフローチャートである。 従来の情報処理装置におけるセンサ値と閾値との関係を示すタイミングチャートである。 従来の情報処理装置におけるセンサ値と閾値との関係を示すタイミングチャートである。
以下、本発明の実施形態について、詳細に説明する。以下の特定の項目(実施形態)における構成について、それが他の項目で説明されている構成と同じである場合は、説明を省略する場合がある。また、説明の便宜上、各項目に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、適宜その説明を省略する。
また、以下の説明では情報処理装置の一例として携帯端末を例に、また把持部として携帯端末の筺体を例にして説明するが、これに限定されるものではなく、人が把持する部分を有する機器であれば本発明を適用できる。情報処理装置としては、例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、リモコン、ドライヤー、掃除機、その他ハンドルで操作する情報処理装置等が含まれる。
〔実施形態1〕
<携帯端末1の構成>
図2は、本実施形態に係る携帯端末1(情報処理装置)の外観を示す概略図である。携帯端末1は、筐体の少なくとも1つの面に表示部10(タッチパネル等)を備えている。なお、表示部10を備える面を携帯端末1の「正面」と呼称する。また、携帯端末1は、携帯端末1の筐体を把持したユーザの手が携帯端末1に接触する位置に、接触センサ11を備えている。例えば、図2に示すように、携帯端末1は、上記正面の長辺と隣接する2つの面(当該2つの面を携帯端末1の「側面」と呼称する)に、それぞれ1つずつの接触センサ11を備えている。なお、接触センサ11の数、および、接触センサ11が配置される範囲は、図2に示すような例に限定されず、例えば、接触センサ11が上記各側面に複数配置されてもよいし、接触センサ11が側面全体に配置されてもよい。接触センサ11は、筐体の外に露出してもよいし、筐体の中に配置されていてもよい。
図1は、携帯端末1の要部構成の一例を示すブロック図である。携帯端末1は、接触センサ11、把持判定部12(把持判定手段)、およびホスト制御部13を備える情報処理装置である。なお、図1では図面の見やすさを考慮し、一部矢印を省略している。
接触センサ11は、ユーザの手などの物体の接近又は接触を検出するセンサである。本実施形態では、接触センサ11は静電容量センサであるが、この例に限定されるものではない。接触センサ11として、圧力センサ、光センサなどを使用することもできる。なお、静電容量センサは、静電容量センサとユーザの手との間に筐体が介在しても、手の近接(筐体と手との接触)を検出することができる。接触センサ11は、把持判定部12からの指示に基づいて、物体の接触の有無に応じたセンサ値を把持判定部12に出力する。具体的には接触センサ11は、筐体の側面に配置された電極の静電容量の変化に応じたセンサ値を、把持判定部12に出力する。例えば、接触センサ11の出力信号の電位をセンサ値とする場合、筐体が把持されたときに電位が下降するか上昇するかは接触センサの種類によって異なる。ここでは、説明を統一するため、筐体が把持されるに伴ってセンサ値が変化する方向を、負方向と定義する。すなわち、筐体が把持されたときのセンサ値は、把持されていないときのセンサ値より小さい。
ホスト制御部13は、携帯端末1のホスト側の制御を主に担う。ホスト制御部13は、例えば表示部10の制御を行う。ホスト制御部13は、把持判定部12における把持の有無の判定結果に応じて、表示部10の表示を変更する。
<把持判定部12の構成>
把持判定部12は、センサ制御部21、接触判定部22(接触判定手段)、較正部23、及び基準値変更部24(基準値変更手段)を備える。また、把持判定部12は、記憶部(図示せず)を備える。記憶部は、基準レベル(基準値)、把持閾値、および解放閾値などを記憶する。把持判定部12の各部は、記憶部からこれらの記憶された値を読み書きすることができる。
基準レベルは、筐体がユーザに把持されていないときのセンサ値を表すためのものである。把持閾値は、筐体が把持されていることを判定するための閾値(接触閾値)である。解放閾値は、把持から解放された(手が離れた)ことを判定するための閾値である。例えば、把持閾値は、基準レベルより小さい値に設定される。解放閾値は、基準レベルより小さく、かつ把持閾値より大きい値に設定される。基準レベルと把持閾値との差および基準レベルと解放閾値との差は、あらかじめ設定されている。すなわち基準レベルが決まれば、それに応じて把持閾値および解放閾値は自ずと決まる。このように、基準レベルは、把持の有無を判定するための基準(把持閾値、解放閾値)を与えるために変更可能に設定される変数である。ここでは、把持の有無をヒステリシスに判定するために把持閾値と解放閾値とは異なるが、同じ値としてもよい。また、基準レベル、把持閾値、および解放閾値は、接触センサ11ごとにそれぞれ設定される。
把持判定部12は、センサ値と閾値(把持閾値)とを比較し、センサ値が閾値を超えた場合に、筐体が把持されたと判定(認識)する。言い換えると、把持判定部12は、基準レベルとセンサ値との差分を算出し、上記差分が所定の値を超えた場合に、筐体が把持されたと判定する。
なお、「センサ値が閾値を超えた場合」は、「センサ値が閾値を越えた場合」と言い換えることができる。すなわち、ここでいう「センサ値が閾値を超えた場合」は、センサ値が閾値を跨いで変化することを意味し、センサ値が閾値を上回る場合と下回る場合とを含む。
具体的には、筐体が把持されるに伴ってセンサ値が変化する方向が正方向である場合、「センサ値が閾値を超えた場合」とは、センサ値が閾値を上回る場合を意味し、筐体が把持されるに伴ってセンサ値が変化する方向が負方向である場合、「センサ値が閾値を超えた場合」とは、センサ値が閾値を下回る場合を意味する。
筐体が把持されるに伴ってセンサ値が変化する方向を正方向とするか負方向とするかは、接触センサ11をはじめとする携帯端末1の設計に応じて適宜選択することができる。
以下では、筐体が把持されるに伴ってセンサ値が変化する方向が負方向である携帯端末1を例に挙げて説明する。
(センサ制御部21)
センサ制御部21は、所定のタイミングで接触センサ11を動作させ、接触センサ11の出力としてセンサ値を取得する。センサ制御部21は、一定期間ごとに接触センサ11からセンサ値を取得する。接触センサ11が複数ある場合、センサ制御部21は、一定期間ごとにそれぞれの接触センサ11からセンサ値を取得する。センサ制御部21は、センサ値を、接触判定部22、及び基準値変更部24に出力する。
(接触判定部22)
接触判定部22は、センサ値と把持閾値とを比較し、センサ値が把持閾値より小さくなった場合、ユーザの手が(筐体を介して)接触センサ11に接触していると判定する。また、接触判定部22は、現時点で接触センサ11が接触状態であることを記憶する。さらに、接触判定部22は、センサ値と解放閾値とを比較し、センサ値が解放閾値より大きくなった場合、ユーザの手が接触センサ11から離れた(把持から解放された)と判定する。また、接触判定部22は、現時点で接触センサ11が非接触状態であることを記憶する。センサ値が把持閾値以上かつ解放閾値以下の場合、接触判定部22は、直前の状態(接触状態または非接触状態)が継続していると判定し、その状態を記憶し続ける。
接触判定部22は、複数の(両側の)接触センサ11が接触状態である場合、ユーザの手が筐体(携帯端末1)を把持していると判定する。例えば、片方の側面の接触センサ11だけが接触状態で、他方の側面の接触センサ11が非接触状態の場合、接触判定部22は、ユーザの手が筐体を把持していないと判定してもよい。なお、携帯端末1に設けられた接触センサ11が1つだけの場合、接触判定部22は、その接触センサ11の接触状態に基づいて把持の有無を判定する(把持判定ステップ)。接触判定部22は、把持の有無の判定結果情報を、ホスト制御部13に出力する。なお、以下の説明では簡単のため、1つの接触センサ11の接触状態の判定について説明する。
(較正部23)
較正部23は、所定のタイミングでセンサ制御部21からセンサ値を取得し、センサ値に基づいて基準レベルを較正する。例えば較正部23は、一定期間ごとに基準レベルの較正を行う。また、較正部23は、携帯端末1の電源がオンになった時、および、把持判定の機能がオンに設定された時などにも基準レベルの較正を行う。較正部23は、センサ値を複数回取得し、複数のセンサ値の平均値(または中間値)を基準レベルとして設定する。基準レベルが変更されると、基準レベル値を変更した情報に基づいて、把持閾値および解放閾値も変更される。これにより、温度などの環境変化に応じて、非接触時のセンサ値を表すための基準レベルを較正することができる。
(基準値変更部24)
基準値変更部24は、補正モードを実行する。補正モード実行中、基準値変更部24は、必要に応じて基準レベルを変更し(基準値変更ステップ)、変更後の基準レベルを接触判定部22に出力する。
基準値変更部24は、基準レベルの変更を制限するために設定された上限値(第1の値)を記憶している。
基準値変更部24は、補正モード実行中、センサ値が上限値を超えることなく変化した場合、センサ値の変化を追従させるように基準レベルを変更する。
一方で、基準値変更部24は、補正モード実行中、センサ値が上限値を超えて変化した場合、センサ値の変化を追従させることなく基準レベルを設定する。具体的には、センサ値が上限値を超えて変化した場合、基準値変更部24は基準レベルを変更しなくてもよい。また、例えば、センサ値が上限値を超えて変化した場合、基準値変更部24は、基準レベルを上限値の値に設定してもよい。
従来の携帯端末では、RFノイズなどの影響によりセンサ値が上昇した場合に、センサ値を追従するように基準レベル及び閾値を上昇させていた。そのため、突如RFノイズの影響が無くなることによってセンサ値が低下した場合、センサ値が閾値を越え(下回り)、ユーザが接触センサに触れていないにもかかわらず触れていると接触判定するなどの誤動作をしてしまう。
これに対して、本実施形態の携帯端末1では、基準値変更部24は、補正モード実行中、センサ値が上限値を超えて変化した場合、センサ値の変化を追従させることなく基準レベルを設定する。具体的には、例えば、センサ値が上限値を超えて変化した場合、基準レベルは上限値を超えない値に設定される。その結果、基準レベル及び閾値の上昇にも制限がかかる。
これにより、突如RFノイズの影響が無くなりセンサ値が急激に低下した場合であっても、センサ値が容易に閾値を越えることがないため、誤動作を抑制することができる。
なお、筐体が把持されるに伴ってセンサ値が変化する方向を負方向と定義した場合、上限値は、筐体が把持されていない状態におけるセンサ値よりも大きい値に設定される。反対に、筐体が把持されるに伴ってセンサ値が変化する方向を正方向と定義した場合、上限値は、筐体が把持されていない状態におけるセンサ値よりも小さい値に設定される。
本実施形態の携帯端末1の基準値変更部24は、常時補正モードを実行する。
(動作例)
以下、本実施形態におけるセンサ値と基準レベルとの関係、及び携帯端末1の制御方法について、具体例に基づいて説明する。
図3は、本実施形態の携帯端末におけるセンサ値、基準レベル、及び閾値の関係を示すタイミングチャートである。
図3に示す例では、時刻t1において、基準レベルは既に上限値に達している。ノイズの影響を受けて時刻t1から時刻t2にかけてセンサ値が上昇し、センサ値が上限値を超えた値となった場合、基準値変更部24は基準レベルを変更しない。従って、閾値も変更されない。なお、図中の点線は、上限値を設けることなく、センサ値の変化に追従させて基準レベルを変更した場合の本来の基準レベルの値を示す。
本実施形態の携帯端末1の基準値変更部24によれば、時刻t3において、ノイズの影響が無くなるなどして、突如、センサ値が低下した場合であっても、センサ値が容易に閾値を下回ることがない。これにより、ユーザが接触センサに触れていないにもかかわらず触れていると接触判定するなどの誤動作を抑制することができる。このとき、基準レベルの上限値より下にて、センサ値が温度などの環境の変化により下る場合は、基準レベルの上限値より下部においては、追従制御は行ってもよいものとする。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図4〜図6に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態の携帯端末1の基準値変更部24は、実施形態1の携帯端末の基準値変更部とは異なり、基準レベルが予め定められた補正モード実行閾値を超えて変更された場合に、補正モードに移行する。以下、図面を参照して具体的に説明する。
図4及び図5は、本実施形態の携帯端末におけるセンサ値と基準レベルとの関係を示すタイミングチャートである。
図4及び図5に示すように、本実施形態の携帯端末1には、補正モード実行閾値JLaが設定されている。
図4及び図5に示すように、ユーザが携帯端末1を把持することによって、時刻t0においてセンサ値が低下し始め、センサ値が補正モード実行閾値JLa以下まで低下する。
センサ値が補正モード実行閾値JLa以下まで低下した状態で、時刻t1において較正部23による較正が行われた場合、基準レベルは、補正モード実行閾値JLa以下の値に設定される。具体的には、基準レベルは、較正前の値であるZ2(第1基準値)から、携帯端末1がユーザに把持された状態のセンサ値であるref(0)(第2基準値)に変更される。
時刻t1において、基準レベルが、補正モード実行閾値JLaを超えてref(0)に変更された場合、時刻t1以降、基準値変更部24は、上述の補正モードを実行する。
このとき、基準値変更部24は、ref(0)に所定の値Laを加えた値を上限値(第1の値)として設定する。なお、上限値は、携帯端末1がユーザに把持された状態のセンサ値であるref(0)以上であって、較正前の基準レベルの値であるZ2以下であることが好ましい。そのため、上限値は必要なければ設定しなくてもよく、また、場合によっては、較正前の基準レベルではなく、他の値であってもよい。
基準値変更部24は、補正モード実行中、所定の時間間隔Saで順次センサ値を取得する。基準値変更部24は、センサ値が上限値を超えることなく変化した場合、センサ値の変化を追従させるように基準レベルを変更するとともに、センサ値が上限値を超えて変化した場合、基準レベルを上限値に設定する。
図4に示す例では、時刻t2及び時刻t3において、センサ値は上限値を超えることなく上昇しており、このとき、基準値変更部24は、センサ値の変化を追従させるように基準レベルを変更する。なお、図4に示す例では、時刻t3おいて、センサ値は上限値と等しい値まで上昇しており、基準レベルは上限値に等しい値に設定されている。
また、図5に示す例では、時刻t4において、センサ値は上限値を超えて上昇しており、このとき、基準値変更部24は、上限値を基準レベルとして設定する。
図4中の時刻t3、及び図5中の時刻t4における基準レベルのように、基準レベルが上限値に等しい値に設定されたとき、基準値変更部24は補正モードを終了する。
なお、本実施形態において、上述した上限値に加えて、実施形態1で説明したような、筐体が把持されていない状態におけるセンサ値よりも大きい値としての上限値が設定されていてもよい。
(フローチャート)
上記の基本動作について、フローチャートを参照して説明する。図6は、基準値変更部24の動作を説明するためのフローチャートである。
把持判定部12の機能開始後、所定のタイミングで較正部23による較正(キャリブレーション)が行われる(S11)。次に、基準値変更部24は、所定の時間間隔でセンサ値を取得し、センサ値とセンサ値取得時の基準レベル(Ba)とを比較する(S12)。S12において、センサ値が基準レベル(Ba)以下である場合(S12でNO)には再度較正が行われるタイミングを待ち、センサ値が基準レベル(Ba)よりも大きい場合(S12でYES)には基準レベル(Ba)と上限値(La)とを比較する(S13)。S13において、基準レベル(Ba)が上限値(La)以上である場合(S13でNO)には補正モードを終了し、基準レベル(Ba)が上限値(La)よりも小さい場合(S13でYES)には、取得したセンサ値を基準レベルとして設定する(S14)。S14の後は、再度S12に戻り、取得したセンサ値を基準レベル(Ba)と比較し(S12)、基準レベル(Ba)を上限値(La)と比較し(S13)、基準レベル(Ba)が上限値(La)以上となるまでS12からS14を繰り返す。
基準値変更部24が上記の動作をすることにより、ユーザが携帯端末1を把持した状態で較正部23による較正が行われることによって基準レベルが極端に低下した場合であっても、早期に基準レベルを上限値まで上昇させることができ、正常に把持判定をすることができる。
さらに、上限値を設けているため、ノイズの影響によって基準レベル及び閾値が極端に上昇することもない。そのため、ノイズの影響が無くなるなどして、突如、センサ値が低下した場合であっても、容易にセンサ値が閾値を下回ることがない。これにより、ユーザが接触センサに触れていないにもかかわらず触れていると接触判定するなどの誤動作を抑制することができる。
なお、補正モード実行中、基準値変更部24は、図4の時刻t2から時刻t3までの期間に示すように、センサ値が基準レベルを下回った場合、基準レベルを変更しないことが好ましい。すなわち、補正モード実行中、基準値変更部24は、基準レベルを、上昇する方向にのみ変更することが好ましい。これにより、早期に基準レベルを上限値まで上昇させることができる。
また、図5に示すように、補正モード終了後、時刻t5において、センサ値が上限値よりも大きい値となった場合、基準値変更部24は、センサ値の上昇に応じて基準レベルを追従制御で上昇させてもよい。
また、図示はしないが、補正モード実行閾値JLaは、閾値(把持閾値)と等しい値であってもよい。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、図7〜図8に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。また、以下の説明では、実施形態2との相違する点のみ説明するものとし、重複する説明は適宜省略する。
図7は、本実施形態の携帯端末におけるセンサ値と基準レベルとの関係を示すタイミングチャートである。
図7に示すように、ユーザが携帯端末1を把持することによって、時刻t0においてセンサ値が低下し始め、センサ値が補正モード実行閾値JLa以下まで低下する。
センサ値が補正モード実行閾値JLa以下まで低下した状態で、時刻t1において較正部23による較正が行われた場合、基準レベルは、補正モード実行閾値JLa以下の値に設定される。具体的には、基準レベルは、較正前の値であるZ2(第1基準値)から、携帯端末1がユーザに把持された状態のセンサ値であるref(0)(第2基準値)に変更される。このとき、基準値変更部24は、携帯端末1がユーザに把持される前の基準レベルの値であるZ2を保持する。
時刻t1において、基準レベルが、補正モード実行閾値JLaを超えてref(0)に変更された場合、時刻t1以降、基準値変更部24は、上述の補正モードを実行する。
本実施形態の基準値変更部24は、絶対値であるLaを上限値として設定する。Laは、ref(0)以上であってZ2以下の値であることが好ましい。
また、本実施形態の基準値変更部24は、携帯端末1がユーザに把持される前の基準レベルの値であるZ2を、上限値として設定してもよい。これにより、補正モード実行中に、携帯端末1がユーザに把持される前の基準レベルの値であるZ2を超えない範囲で、基準レベルを上昇させることができる。
(フローチャート)
上記の基本動作について、フローチャートを参照して説明する。図8は、基準値変更部24の動作を説明するためのフローチャートである。
把持判定部12の機能開始後、接触判定部22がセンサ値と閾値とを比較することによってユーザのタッチ操作を検出する(S21)。タッチ操作が検出された場合(S21でYES)、基準値変更部24は、センサ値と補正モード実行閾値JLaとを比較する(S22)。センサ値がJLa以上の場合(S22でNO)、再度タッチ操作が検出されるタイミングを待ち、センサ値がJLaより小さい場合(S22でYES)、基準値変更部24は、そのときの基準レベルZ2を保持する(S23)。その後、較正部23による較正(キャリブレーション)が行われる(S24)。次に、基準値変更部24は、所定の時間間隔でセンサ値を取得し、センサ値とセンサ値取得時の基準レベル(Ba)とを比較する(S25)。S25において、センサ値が基準レベル(Ba)以下である場合(S25でNO)には再度較正が行われるタイミングを待ち、センサ値が基準レベル(Ba)よりも大きい場合(S25でYES)には基準レベル(Ba)と上限値(La)とを比較する(S26)。S26において、基準レベル(Ba)が上限値(La)以上である場合(S26でNO)には補正モードを終了し、基準レベル(Ba)が上限値(La)よりも小さい場合には、取得したセンサ値を基準レベルとして設定する(S27)。S27の後は、再度S25に戻り、取得したセンサ値を基準レベル(Ba)と比較し(S25)、基準レベル(Ba)を上限値(La)と比較し(S26)、基準レベル(Ba)が上限値(La)以上となるまでS25からS27を繰り返す。
〔ソフトウェアによる実現例〕
携帯端末1の制御ブロック(特に把持判定部12)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、携帯端末1は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る情報処理装置(携帯端末1)は、把持部を把持したユーザの手が接触する位置に設けられた、センサ値を出力する接触センサ(11)を備えており、上記把持部が把持されていない状態における上記センサ値を表すための基準値(基準レベル)が設定されており、上記センサ値が、上記基準値と所定の差を有する値である接触閾値を超えた場合に、上記把持部が把持されたと認識する情報処理装置であって、上記センサ値の変化に伴い、上記基準値を変更する基準値変更手段(基準値変更部24)を備えており、上記基準値変更手段は、上記センサ値が、上記基準値の変更を制限するために設定された第1の値(上限値)を超えることなく変化した場合に、上記センサ値の変化を追従させるように上記基準値を変更するとともに、上記センサ値が上記第1の値を超えて変化した場合に、当該センサ値の変化を追従させることなく上記基準値を設定する補正モードを実行することを特徴とする。
上記の構成によれば、基準値変更手段は、センサ値が第1の値を超えて変化した場合に、センサ値の変化を追従させることなく基準値を設定する。具体的には、例えば、センサ値が上限値を超えて変化した場合、基準レベルは上限値を超えない値に設定される。その結果、基準レベル及び閾値の上昇にも制限がかかる。
これにより、突如RFノイズの影響が無くなりセンサ値が急激に低下した場合であっても、センサ値が容易に閾値を越えることがないため、誤動作を抑制することができる。
本発明の態様2に係る情報処理装置は、上記態様1において、把持されるに伴って上記センサ値が変化する方向を負方向と定義した場合、上記第1の値は、上記把持部が把持されていない状態における上記センサ値よりも大きい値に設定されており、把持されるに伴って上記センサ値が変化する方向を正方向と定義した場合、上記第1の値は、上記把持部が把持されていない状態における上記センサ値よりも小さい値(負の方向)に設定されている構成であってもよい。
本発明の態様3に係る情報処理装置は、上記態様1において、ある時刻における上記基準値である第1基準値(基準レベルZ2)が、予め定められた補正モード実行閾値(JLa)を超えて上記第1基準値とは異なる第2基準値(基準レベルref(0))に変更された場合、上記基準値変更手段は上記補正モードを実行し、上記第1の値は、上記第2基準値以上、かつ、上記第1基準値以下の値である構成であってもよい。
上記の構成によれば、基準値が補正モード実行閾値を超えて変化した場合、第1の値を上限値として基準値を変化前の値に戻すことができる。
そのため、例えば、ユーザが把持部を把持した状態で基準値の較正が行われることによって、基準値が、ユーザが把持部を把持した状態のセンサ値まで極端に低下した場合であっても、早期に基準値を較正前の値に戻すことができ、正常に把持判定をすることができる。
さらに、基準レベルの上昇は第1の値によって制限されるため、ノイズの影響によって基準値及び閾値が極端に上昇することもない。そのため、突如RFノイズの影響が無くなりセンサ値が急激に低下した場合であっても、センサ値が容易に閾値を越えることがないため、誤動作を抑制することができる。
本発明の態様4に係る情報処理装置は、上記態様3において、上記補正モードにおいて、上記基準値変更手段は、上記センサ値が上記第1の値を超えて変化した場合に、上記第1の値を上記基準値として設定する構成であってもよい。
上記の構成によれば、センサ値が第1の値を超えて変化した場合に、基準値を第1の値まで変化させることができる。そのため、基準レベルが極端に低下した後、早期に基準レベルを較正前の値に戻すことができ、正常に把持判定をすることができる。
なお、上記態様3または4において、上記第1の値は、上記第1基準値に等しい値である構成であってもよい。
なお、上記態様3または4において、上記第1の値は、上記第2基準値に所定の値を加えた値である構成であってもよい。
なお、上記態様3または4において、上記補正モード実行閾値は、上記接触閾値と等しい値である構成であってもよい。
本発明の態様5に係る情報処理装置の制御方法は、把持部を把持したユーザの手が接触する位置に設けられた、センサ値を出力する接触センサを備えており、上記把持部が把持されていない状態における上記センサ値を表すための基準値が設定されており、上記センサ値が、上記基準値と所定の差を有する値である接触閾値を超えた場合に、上記把持部が把持されたと認識する情報処理装置の制御方法であって、上記センサ値の変化に伴い、上記基準値を変更する基準値変更ステップを含んでおり、上記基準値変更ステップにおいて、上記センサ値が、上記基準値の変更を制限するために設定された第1の値を超えることなく変化した場合に、上記センサ値の変化を追従させるように上記基準値を変更するとともに、上記センサ値が上記第1の値を超えて変化した場合に、当該センサ値の変化を追従させることなく上記基準値を設定する補正モードを実行することを特徴とする。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、接触センサを備える情報処理装置(スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、リモコン、ドライヤー、掃除機、その他ハンドルで操作する情報処理装置など)に利用することができる。
1 携帯端末(情報処理装置)
11 接触センサ
24 基準値変更部
JLa 補正モード実行閾値
Z2 基準レベル(第1基準値)

Claims (4)

  1. 把持部を把持したユーザの手が接触する位置に設けられた、センサ値を出力する接触センサを備えており、
    上記把持部が把持されていない状態における上記センサ値を表すための基準値が設定されており、
    上記センサ値が、上記基準値と所定の差を有する値である接触閾値を超えた場合に、上記把持部が把持されたと認識する情報処理装置であって、
    上記センサ値の変化に伴い、上記基準値を変更する基準値変更手段を備えており、
    上記基準値変更手段は、上記センサ値が、上記基準値の変更を制限するために設定された第1の値を超えることなく変化した場合に、上記センサ値の変化を追従させるように上記基準値を変更するとともに、上記センサ値が上記第1の値を超えて変化した場合に、上記第1の値を上記基準値として設定する補正モードを実行することを特徴とする情報処理装置。
  2. 把持されるに伴って上記センサ値が変化する方向を負方向と定義した場合、上記第1の値は、上記把持部が把持されていない状態における上記センサ値よりも大きい値に設定されており、
    把持されるに伴って上記センサ値が変化する方向を正方向と定義した場合、上記第1の値は、上記把持部が把持されていない状態における上記センサ値よりも小さい値に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 把持部を把持したユーザの手が接触する位置に設けられた、センサ値を出力する接触センサを備えており、
    上記把持部が把持されていない状態における上記センサ値を表すための基準値が設定されており、
    上記センサ値が、上記基準値と所定の差を有する値である接触閾値を超えた場合に、上記把持部が把持されたと認識する情報処理装置であって、
    上記センサ値の変化に伴い、上記基準値を変更する基準値変更手段を備えており、
    上記基準値変更手段は、ある時刻における上記基準値である第1基準値が、予め定められた補正モード実行閾値を超えて上記第1基準値とは異なる第2基準値に変更された場合において、上記センサ値が、上記基準値の変更を制限するために設定された第1の値を超えることなく変化した場合に、上記センサ値の変化を追従させるように上記基準値を変更するとともに、上記センサ値が上記第1の値を超えて変化した場合に、上記第1の値を上記基準値として設定する補正モードを実行し、
    上記第1の値は、上記第2基準値以上、かつ、上記第1基準値以下の値であることを特徴とする情報処理装置。
  4. 把持部を把持したユーザの手が接触する位置に設けられた、センサ値を出力する接触センサを備えており、
    上記把持部が把持されていない状態における上記センサ値を表すための基準値が設定されており、
    上記センサ値が、上記基準値と所定の差を有する値である接触閾値を超えた場合に、上記把持部が把持されたと認識する情報処理装置の制御方法であって、
    上記センサ値の変化に伴い、上記基準値を変更する基準値変更ステップを含んでおり、
    上記基準値変更ステップにおいて、上記センサ値が、上記基準値の変更を制限するために設定された第1の値を超えることなく変化した場合に、上記センサ値の変化を追従させるように上記基準値を変更するとともに、上記センサ値が上記第1の値を超えて変化した場合に、上記第1の値を上記基準値として設定する補正モードを実行することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
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