JP6351255B2 - 撮像装置及び撮像方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、電子スチルカメラ及びビデオカメラ等の撮像装置におけるオートフォーカス技術に関するものである。
従来、電子スチルカメラやビデオカメラなどではオートフォーカス(AFとも記す)を行う場合、CCD(電荷結合素子)などを用いた撮像素子から得られる輝度信号の高域周波数成分が最大になるレンズ位置を合焦位置とする方式が用いられている。この方式の1つとして、次のスキャン方式が知られている。即ち、焦点検出範囲の全域に亘ってレンズを駆動しながら撮像素子から得られる輝度信号の高域周波数成分に基づく評価値(焦点評価値とも記す)をその都度に記憶していく。ここで、画面内での中央付近や被写体検出領域付近に焦点評価値を取得するための領域(以下、AF枠と記す)を設定し、設定した各AF枠での焦点評価値の最大値に相当するレンズ位置(以下、ピーク位置とも記す)を取得し、撮影時の合焦位置を決定する。
ところで、こうして得られるAF時の合焦結果を、撮影時の合焦位置決定のために使用するだけでなく、複数のAF枠を設定して画面内の距離の分布を取得して撮影時処理や画像処理時の判断に使用する場合がある。
例えば、特許文献1では、各被写体の被写体距離情報を取得して画面内をいくつかの領域に分割し、分割した領域ごとにシーンを判定して所定の画像処理を行う内容が開示されている。
特許文献2では、撮影画像を複数の領域に分割して、距離の分布に基づいて各領域の中でぼかし処理を実施する領域を決定する。この際に、手振れに起因する像ブレの検出量に応じて、距離の分布に対して施すノイズ除去フィルターの設定を調整するという内容が開示されている。
特開2012−04716号公報 特開2013−42371号公報
しかしながら、距離の分布が精度よく得られないと、誤った領域の分割処理を実施したり、判定を誤る可能性がある。例えば、手振れの影響が大きいことによってAFの測距誤差が大きくなる場合や、焦点距離やF値の設定に応じて焦点深度が深くなることによってAF結果のばらつき量が大きくなる場合などには、正しい距離の分布が得られなくなる。
上述の特許文献1に開示された従来技術においては、上記のように距離情報の精度についての判定を行っていないため、距離による領域分割を誤る場合もある。また、上述の特許文献2に開示された従来技術においては、手振れの影響を考慮しているものの、フィルターをかけることで元の距離情報が失われてかえって精度が悪くなる場合がある。また、手振れの度合いによってはフィルターを掛けても精度が維持できない場合も考えられる。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、距離分布を精度良く求め、その結果に基づいて距離分布に基づく画像処理あるいは撮影処理を適切に実施可能とすることである。
本発明に係わる撮像装置は、シーンに応じて、連写、AFブラケット撮影、AEブラケット撮影、ストロボブラケット撮影の少なくともいずれかを含む複数のブラケット撮影の中で、どのブラケット撮影を行うのかを決定するブラケット判定手段と、焦点距離及び露光条件に基づいて、撮像画像内における合焦状態の分布を取得するか否かを判定する分布取得判定手段と、前記分布取得判定手段により前記撮像画像内における合焦状態の分布を取得すると判定された場合に、フォーカスレンズを移動させながら、複数の焦点検出領域における合焦状態を検出して前記撮像画像内における合焦状態の分布を取得し前記分布に基づいて撮像画像内を複数の領域に分割し、前記フォーカスレンズの焦点調節を行い、前記分布取得判定手段により前記撮像画像内における合焦状態の分布を取得しないと判定された場合に、前記フォーカスレンズを移動させながら、予め設定された焦点検出領域における合焦状態を検出して、前記フォーカスレンズの焦点調節を行う焦点調節手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、距離分布を精度良く求め、その結果に基づいて距離分布に基づく画像処理あるいは撮影処理を適切に実施することが可能となる。
本発明を適用した撮像装置の一実施形態である電子カメラの構成を示すブロック図である。 電子カメラの動作について説明するフローチャートである。 図2におけるブラケット判定を説明するフローチャートである。 図2におけるスキャン方法の決定処理を説明するフローチャートである。 図2における本露光用AFスキャンを説明するフローチャートである。 図5におけるAF枠設定を説明する図である。 図2における画像処理のサブルーチンを説明するフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
<電子カメラのブロック図>
図1は本発明を適用した撮像装置の一実施形態である電子カメラの構成を示すブロック図である。
図1において、101はズーム機構を含む撮影レンズである。102は光量を制御する絞り及びシャッターである。103はAE処理部である。104は後述する撮像素子上に焦点を合わせる(焦点調節する)ためのフォーカスレンズである。105はAF処理部である。106はストロボである。107はEF処理部である。108はフォーカスレンズ104を介して結像された被写体からの反射光である被写体像を電気信号に変換する受光手段又は光電変換手段としての撮像素子である。109は撮像素子108の出力ノイズを除去するCDS回路やA/D変換前に行う非線形増幅回路を含むA/D変換部である。110は画像処理部である。112はフォーマット変換部である。
113は高速な内蔵メモリ(例えばランダムアクセスメモリなど、以下DRAMと記す)である。DRAM113は一時的な画像記憶手段としての高速バッファとして、あるいは画像の圧縮伸張における作業用メモリなどに使用される。114はメモリーカードなどの記録媒体とそのインターフェースからなる画像記録部である。115は撮影シーケンスなどシステムを制御するシステム制御部(以下CPUと記す)である。116は画像表示用メモリ(以下VRAMと記す)、117は画像表示の他、操作補助のための表示やカメラ状態の表示、さらに撮影時には撮影画面と測距領域を表示する操作表示部である。
118はカメラを外部から操作するための操作部である。操作部118には、例えば次のようなものが含まれる。撮像装置の撮影機能や画像再生時の設定などの各種設定を行うメニュースイッチ、撮影レンズのズーム動作を指示するズームレバー、撮影モードと再生モードの動作モード切換えスイッチ、などである。
121はAFやAE等の撮影スタンバイ動作を行うためのスイッチ(以下SW1と記す)である。122はSW1の操作後、撮影を行う撮影スイッチ(以下SW2と記す)である。123は画像処理部110で処理された画像信号を用いて被写体の検出を行い、検出した一つ又は複数の被写体の情報(位置・大きさ・信頼度)をCPU115に送る被写体検出モジュールである。なお、被写体の検出方法は、本発明の主眼点ではないため詳細な説明は省略する。125は、カメラ自体の動きを検出してカメラ動き情報をCPU115に送る角速度センサ部である。
<電子カメラの動作>
次に図2のフローチャートを参照しながら本実施形態の電子カメラの動作について説明する。
まずS201ではCPU115が、撮影準備を指示するSW1の状態(ON/OFF)を判定し、SW1の状態がON(オン)状態の場合はS203へ進み、OFF(オフ)状態の場合にはS202へ進む。
S202ではSW1待機中の動作を行い、操作表示部117に表示される画像のピントや露出を最適に保つように制御するとともに、後述するS203のブラケット判定に必要な情報を取得する。具体的には、AF処理部105では画面内の被写体へのピント追従を行い、AE処理部103では露出を適正に保つように制御するとともにブラケット判定で必要な露出情報の取得を行う。また、被写体検出モジュール123ではブラケット判定で必要な被写体の動き情報の取得を行う。
S203では、後述する手順に従って、撮影時に最適なブラケット処理(AFブラケット、AEブラケット、ストロボブラケット、連写)を判定するブラケット判定を行い、S204へ進む。
S204では、後述する手順に従って、SW1後のAFスキャン時に画面内の距離の分布(以下、距離マップ)を取得するためのAFスキャンを実施するかどうかを決定し、S205へ進む。S205ではAE処理部103で本露光用のAE処理を行い、S206へ進む。
S206では後述する手順に従って本露光用のAFを行い、S207へ進む。ここでは、撮影時の合焦位置(合焦状態)を決定するとともに、S204において距離マップを取得するためのAFスキャンを実施すると決定した場合は、AFスキャン結果に基づいて距離マップの取得も行う。
S207では、S206のAFスキャン結果に応じて、撮影時のブラケット処理を最終的に決定する。ここで、S206のAFスキャンの結果、画面内に距離差がなく、AFブラケットの効果のないシーンであると判断した場合は、AFブラケットを実施しないようにブラケット処理を変更する。
S208ではCPU115は撮影スイッチSW2の状態(ON/OFF)を判定し、SW2の状態がON状態の場合はS209へ進むが、OFF状態の場合にはS208へ戻る。
S209では、S207で決定したブラケット種別に基づき、後述する手順に従ってブラケット撮影を行い、S210へ進む。
S210では、S209でブラケット撮影を行った複数の撮影画像に対して、ブラケット種別に基づく画像処理を後述する手順に従って行い、本処理を終了する。
<ブラケット判定>
図3は、図2のS203におけるブラケット判定の処理を説明するフローチャートである。ここでは、SW1をONする前に得られた情報から撮影時に最適な処理を判定する。
ここで、焦点深度が深くなる影響や、手振れの影響により、AFばらつきが大きくなると距離マップの精度も悪くなる。また、フォーカスレンズ104の性能による像面湾曲の影響が大きい場合や、フォーカスレンズ104や撮像素子108が光軸に対して大きく傾いている場合は、距離マップに大きく影響する。そのため、像面湾曲や傾きの影響度合いを予め測定しておき、測定した値に基づいて個体ごとに距離マップの値を補正すること(以下、像面補正)によって距離マップの精度を保証するようにしている。しかし、焦点深度が深くなるに従い像面補正のための測定の精度が保てなくなり、像面補正の実施が難しくなる。
以上の状況を踏まえ、信頼できる距離マップが取得できる場合とは、AFスキャン実施時の焦点距離や絞りの設定等から、焦点深度の深さや手振れの影響を考慮し、AFばらつきが保証でき、かつ、像面補正が実施できるような場合を対象とする。
S301では、図2のS206におけるAFスキャン実施時の設定条件を予測し、信頼できる距離マップが取得できるシーンであるかどうかを判断し、S302へ進む。例えば、AFスキャン実施時において、撮影レンズ101の光学ズーム設定が予め決められた所定の焦点距離より短いような場合や、絞り102が予め決められた所定値よりも開放である場合(所定の範囲内である場合)は信頼できる距離マップが取得できると判定する。
S302では、SW1をONする直前の角速度センサ部125や被写体検出モジュール123での出力結果を参照してカメラまたは被写体が動いているシーンかどうかを判断する。そして、カメラまたは被写体が動いているシーンであればS309へ進み、動いていないシーンであればS303へ進む。
S303では、SW1をONする直前でのAE処理部103の出力結果から、所定以上暗くてストロボ発光の効果があるシーンか否かを判断する。そして、所定以上暗くてストロボ発光の効果があるシーンであると判定された場合はS308へ進み、ストロボ発光の効果があると判定されなかった場合はS304へ進む。
S304では、SW1をONする直前でのAE処理部103における画面内の露出分布を取得し、その結果から、画面内に露出差があるシーンや逆光シーンであると判定された場合はS307へ進む。また、画面内に露出差がなく逆光シーンでもない場合はS305へ進む。
S305では、S301において、信頼できる距離マップが取得できると判断した場合はS306へ進み、信頼できる距離マップが取得できないと判断した場合はS307へ進む。
S306では、撮影時の処理としてAFブラケットを行うと決定して本処理を終了する。S307では、撮影時の処理としてAEブラケットを行うと決定して本処理を終了する。S308では、撮影時の処理としてストロボブラケットを行うと決定して本処理を終了する。S309では、撮影時の処理として連写を行うと決定して本処理を終了する。
<スキャン方法の決定>
図4は、図2におけるS204のAFスキャン方法の決定の処理を説明するフローチャートである。ここでは、ブラケット種別およびAFスキャン時の設定条件に基づいて、距離マップ取得のためのAFスキャンを実施するかどうかを判定する。
S401では図2のS203のブラケット判定において、どのブラケット種別を実施すると判定したかを参照する。そして、AEブラケットおよびストロボブラケットを行うと判定した場合はS402へ進み、AFブラケットを実施すると判定した場合はS404へ進み、連写を行うと判定した場合はS405へ進む。
ここで、連写処理を行う場合とは、被写体またはカメラの動きによる影響から各AF枠での合焦精度も悪くなる。そのため、距離マップは取得せずに合焦位置を決めるためだけのAFスキャンを行うものとする。
また、AFブラケット処理を行う場合とは、図3のS301の距離マップ信頼性判定において、信頼できる距離分布が取得できると判定された場合であるため、距離マップを取得するためのAFスキャンを行うものとする。ここでは、AFスキャン時に手振れの影響が大きく、AFスキャンによって得られる距離マップの精度が低いような場合は、距離マップ取得可能ではないと判定する。一般的に、手振れの影響は焦点距離と露光時間の関係によって決まると言われているため、AFスキャン実施時の撮影レンズ101の光学ズーム倍率における焦点距離と露光時間が所定の条件を満たすかどうかによって、距離マップ取得の可否を判定している。
S402では、AFスキャン実施時の設定条件に基づいて、正しい距離マップを取得可能なAFの設定条件を満たすかどうかを判定し、S403へ進む。S403ではS402での距離マップ取得可能かの判定において、距離マップを取得可能であると判定した場合は、S404へ進み、取得可能ではないと判定した場合はS405へ進む。S404では、距離マップ取得用のAFスキャンを実施すると決定して、本処理を終了する。
S405では、合焦位置を決定するための通常のAFスキャンを実施すると決定して、本処理を終了する。
<AFスキャン>
図5は図2におけるS206のAF処理を説明するフローチャートである。ここでは、図2のS204のAFスキャン方式の決定処理において距離マップ取得スキャンを実施すると判定した際には、距離マップの取得と撮影時の合焦位置の決定のためのスキャンを行う。また、距離マップ取得スキャンを実施しないと判定した際には、撮影時の合焦位置を決定するためのAFスキャンを行う。
S501では図2のS204のAFスキャン方式の決定処理において距離マップ取得スキャンを実施すると判定したかを調べ、距離マップを取得するためのスキャンを行うと判定した際はS502へ進み、判定しなかった際はS508へ進む。
S502では画面内にN×M個のAF枠(焦点検出領域)を設定する。例えば、N=7、M=9とした場合、図6(a)のようなAF枠設定となる。またはAF枠の設定範囲は画面内の被写体検出モジュール123による被写体の検出位置を考慮して設定してもよい。
S503では、フォーカスレンズ104をスキャン開始位置へと移動させ、距離マップ取得のためにS502で設定した全てのAF枠でのピーク位置が見つかるまでAFスキャンを行う。ここでスキャン開始位置とは、たとえば無限遠などのAFスキャン可能な範囲の遠端の位置とする。
S504では、S503のAFスキャンの結果得られた各AF枠のピーク位置に基づき合焦位置を決定する。
S505では、図3のS301における距離マップの信頼性判定の結果を参照し、信頼できる距離マップが取得できる場合はS506へ進み、信頼できる距離マップが取得できない場合はS507へ進む。
S506では、像面湾曲やレンズ/撮像素子の傾きによってピーク位置の分布に誤差を持つ場合へ対応するための像面補正を行い、S511へ進む。ここでは、予め取得した像高ごとの誤差量を基に各AF枠のピーク位置を補正して距離マップを取得する。
S507では、距離マップの信頼性がないと判定されたことから、像面湾曲や倒れに対する像面補正の実施ができないシーンと判定し、各AF枠のピーク位置の補正は行わずに距離マップを取得し、S511へ進む。
図6(a)は、前方の花と背景の山を被写体とする場合を示しており、図6(b)は、前方の花と背景の山を撮影した際の距離マップを示している。前方の花はピーク位置が199〜202の範囲に分布しており、背景の山はピーク位置が100〜103の範囲に分布している。ピーク位置が近しい近接する枠同士でグルーピングを行うことで、図6(b)に示すように、撮像画像内をフォーカスエリア1(細かい点線で囲まれた領域)、2(粗い点線で囲まれた領域)、3(実線で囲まれた領域)の3つのエリアに分割することができる。ここで、フォーカスエリア1と2はピーク位置が近しいため、同じエリアとして統合することによって、フォーカスエリア1、2による背景のグループと、フォーカスエリア3による前方被写体グループに画面内を分割することができる。さらに、画像処理部110において色によって画面内を分割した結果と、距離による分割結果を合わせてグルーピングの精度を高めてもよい。
以上のようにしてS506またはS507によって得られた距離マップによって画面内を複数のグループに分割する。
S508では、被写体検出モジュール123により被写体を検出した場合は被写***置へAF枠を設定し、被写体未検出時は多枠のAF枠を設定し、S509へ進む。
S509では、合焦位置を決定するためのAFスキャンを行う。ここで、被写体検出時は被写体検出位置に設定したAF枠でピーク位置が見つかるまでスキャンを行い、被写体未検出時は多枠のAF枠の中からピーク位置が近しいAF枠の固まりが得られるまでスキャンを行う。
S510では、S509でスキャンした結果得られた各AF枠でのピーク位置から合焦位置を決定する。
S511では、S504またはS510において合焦位置が決められた場合は合焦位置へフォーカスレンズを駆動し、合焦位置が決められずに非合焦の場合は予め決められた定点と呼ばれる被写体存在確率の高い位置へフォーカスレンズを駆動する。
S512では操作表示部117に合焦枠/非合焦枠を表示する。合焦時は合焦位置と深度内にあるAF枠を合焦枠として表示し、非合焦時は中央など予め決められた位置に非合焦枠を表示し、本処理を終了する。
<撮影処理>
図7は、図2のS210における撮影画像に対する画像処理の動作を説明するフローチャートである。ここでは、図2のS203、S207におけるブラケット判定の結果および図2のS205の本露光用のAE処理の結果、S206の本露光用のAF処理によって得られたAE結果や距離マップに応じて適切な画像処理を実施する。
S701では、図2のS206の本露光用のAF処理において距離マップを取得したかどうかを調べ、距離マップを取得した場合はS702へ進み、取得しなかった場合はS706へ進む。
S702では、図2のS203、S207のブラケット判定の結果、撮影時にどのブラケット種別を実施するように判定されたかを調べ、AFブラケットを行う場合はS703へ進み、AEブラケットおよびストロボブラケットを行う場合はS704へ進む。
S703では、フォーカスブラケット撮影(フォーカスブラケット処理)を行った各撮影画像に対して、距離マップによるグルーピング結果や画面内の色の分布に基づいて画面内の主被写体領域を特定し、主要被写体領域以外に距離分布に応じたぼかし処理を施した画像を作成する。ここで、図3のS301における距離マップの信頼性判定において、距離マップが信頼できるシーンと判定した場合のみAFブラケット処理を行うように判定していることから、信頼できる距離マップを取得することができ、高度なぼかし処理を精度よく行うことができている。
S704では、距離マップの分布に応じて予め決められた所定のサイズの領域を残した簡易的なぼかし処理を行い、S705へ進む。ここで、簡易的なぼかし処理とは、例えば、距離マップにより遠景シーンであることが判定できた場合に、画面中心付近の所定サイズの領域以外にぼかし処理を施すことで、ジオラマ風の効果を得ることができる。ここでは、被写体領域を厳密に判断するわけではないため、高い信頼性の距離マップは必ずしも必要とはしない。
S705では、被写体の検出領域や距離マップや色の分布による領域分割結果に基づいて画面内の一部を切りだす処理を施した画像を作成し、S707へ進む。
S706では、被写体の検出結果や画面内での合焦位置に応じて、画面内の一部を切り出す処理を施した画像を生成し、S707へ進む。
S707では、被写体の検出結果や画面内の色分布、露出分布に応じて画面内に所定の色フィルターをかける処理を施し、本処理を終了する。
以上説明したように、AFスキャン時の設定条件に基づいて、距離マップが精度よく取得できるシーンであるかを判定することによって、距離マップを使った画像処理を適切に行うことが可能となる。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (11)

  1. シーンに応じて、連写、AFブラケット撮影、AEブラケット撮影、ストロボブラケット撮影の少なくともいずれかを含む複数のブラケット撮影の中で、どのブラケット撮影を行うのかを決定するブラケット判定手段と、
    焦点距離及び露光条件に基づいて、撮像画像内における合焦状態の分布を取得するか否かを判定する分布取得判定手段と、
    前記分布取得判定手段により前記撮像画像内における合焦状態の分布を取得すると判定された場合に、フォーカスレンズを移動させながら、複数の焦点検出領域における合焦状態を検出して前記撮像画像内における合焦状態の分布を取得し前記分布に基づいて撮像画像内を複数の領域に分割し、前記フォーカスレンズの焦点調節を行い、前記分布取得判定手段により前記撮像画像内における合焦状態の分布を取得しないと判定された場合に、前記フォーカスレンズを移動させながら、予め設定された焦点検出領域における合焦状態を検出して、前記フォーカスレンズの焦点調節を行う焦点調節手段と、を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記焦点調節手段は、前記ブラケット判定手段により連写を行うと判定された場合には、焦点距離及び露光条件によらず前記フォーカスレンズを移動させながら、予め設定された焦点検出領域における合焦状態を検出して、前記フォーカスレンズの焦点調節を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記ブラケット判定手段は、焦点距離及び絞り値が第1の条件を満たす場合は、前記AFブラケット撮影を行い、焦点距離及び絞り値が第1の条件を満たさない場合は、前記AFブラケット撮影を行わないと判定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記第1の条件とは、焦点調節を行う際の撮影レンズの焦点距離が所定の距離より短い場合、あるいは前記撮影レンズの絞り値が所定の値より小さい場合であることを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  5. 前記第1の条件とは、焦点調節を行う際の撮影レンズの焦点距離または絞り値が所定の範囲内である場合であることを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  6. 前記撮像画像内における合焦状態の分布に応じたぼかし処理を行う補正手段をさらに備え、前記第1の条件を満たす場合は、前記第1の条件を満たさない場合よりも前記補正手段の補正を強めることを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  7. 撮像画像内を複数の領域に分割した結果を用いて、撮影画像に対して第1の処理を行う第1の処理手段と、
    撮像画像内を複数の領域に分割した結果を用いて、前記第1の処理とは異なる第2の処理を行う第2の処理手段とを更に備え、
    前記AFブラケット撮影を行う際は前記第1の処理と前記第2の処理を行い、前記AFブラケット撮影を行わない場合は前記第2の処理を行うことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  8. 前記シーンとは、カメラ又は被写体が動いているシーン、ストロボ発光の効果があるシーン、画面内に露出差があるシーン、逆光シーンの少なくともいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  9. シーンに応じて、連写、AFブラケット撮影、AEブラケット撮影、ストロボブラケット撮影の少なくともいずれかを含む複数のブラケット撮影の中で、どのブラケット撮影を行うのかを決定するブラケット判定工程と、
    焦点距離及び露光条件に基づいて、撮像画像内における合焦状態の分布を取得するか否かを判定する分布取得判定工程と、
    前記分布取得判定工程により前記撮像画像内における合焦状態の分布を取得すると判定された場合に、フォーカスレンズを移動させながら、複数の焦点検出領域における合焦状態を検出して前記撮像画像内における合焦状態の分布を取得し前記分布に基づいて撮像画像内を複数の領域に分割し、前記フォーカスレンズの焦点調節を行い、前記分布取得判定工程により前記撮像画像内における合焦状態の分布を取得しないと判定された場合に、前記フォーカスレンズを移動させながら、予め設定された焦点検出領域における合焦状態を検出して、前記フォーカスレンズの焦点調節を行う焦点調節工程と、を備えることを特徴とする撮像方法。
  10. 請求項に記載の撮像方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  11. 請求項に記載の撮像方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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