JP6350267B2 - 情報案内システム、情報案内方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

情報案内システム、情報案内方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、地図上に位置する施設に関する情報を案内する情報案内システム、情報案内方法及びコンピュータプログラムに関する。
近年、車両の走行案内を行い、運転者が所望の目的地に容易に到着できるようにしたナビゲーション装置が車両に搭載されていることが多い。ここで、ナビゲーション装置とは、GPS受信機などにより自車の現在位置を検出し、その現在位置に対応する地図データをDVD−ROMやHDDなどの記録媒体またはネットワークを通じて取得して液晶モニタに表示することが可能な装置である。更に、かかるナビゲーション装置では、自車の現在位置の周辺にある施設や特定のエリア内(例えば目的地周辺)にある施設に関する情報を案内することも行われている。また、近年は携帯電話機、スマートフォン、タブレット型端末、パーソナルコンピュータ等においても上記ナビゲーション装置と同様の機能を有するものがある。
ここで、上記施設に関する情報を案内する際には、車両の現在位置情報やユーザの入力した条件に基づいて、ユーザの希望する条件に適合する施設を検索し、条件に適合した施設について案内することが一般的である。また、検索された施設をユーザに案内する場合には、例えば特開2014−32013号公報や特許第4723729号公報のように、検索された施設の名称をリスト状に表示したり、検索された施設の位置を特定するアイコンやマークを地図画像上に表示することにより行われる。また、検索された施設の位置を特定するアイコンやマークを地図画像上に表示する場合には、検索された全ての施設を含む縮尺で地図画像を表示することが行われている。
特開2014−32013号公報(第7頁、図6) 特許第4723729号公報(第8頁、図6)
ここで、上記特許文献1や上記特許文献2の記載の技術では、検索された全ての施設を含む縮尺で地図画像を表示するので、検索された施設が非常に広範囲に分布する場合には、表示される地図画像の縮尺が極めて小さくなる場合がある。例えば、検索された施設が北海道と沖縄にそれぞれ存在する場合には、日本全体が表示される縮尺で地図画像が表示されることとなっていた。
しかしながら、検索された施設の位置を特定するアイコンやマーク(例えば、施設のジャンル、ブランド、グループ等を示したPOIマーク)を地図画像上に表示できる縮尺には一般的に下限が存在し、上述したような極めて小さい縮尺で表示された地図画像には施設の位置を示すアイコンやマークを表示できない問題があった。また、仮にアイコンやマークを表示したとしても、地図画像の縮尺が小さすぎるのでアイコンやマークの位置からは施設の位置が実質的に特定することができない(例えば、施設のある都道府県程度しか特定できない)問題があった。
本発明は前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、検索された施設が広範囲に分布する場合であっても、施設の位置を特定するアイコンやマークを地図画像上に表示することが可能であり、更にユーザが地図画像上に表示されたアイコンやマークから施設の位置を適切に特定することを可能にした情報案内システム、情報案内方法及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため本発明に係る情報案内システムは、施設に関する施設情報を取得する施設情報取得手段と、前記施設情報に基づいて所定の検索条件に該当する施設を検索する施設検索手段と、前記施設検索手段により検索された施設である対象施設の内、少なくとも一部の施設の名称を表示装置に対してリスト状に表示する施設案内手段と、前記表示装置に対して前記対象施設の名称とともに地図画像を表示する地図表示手段と、前記表示装置に対して名称が表示されている前記対象施設である案内施設の位置を特定する情報を前記地図画像に重畳して表示する位置情報案内手段と、を有し、前記地図表示手段は、前記案内施設の位置を特定する情報を前記地図画像に重畳して表示可能な最小縮尺である表示最小縮尺で、前記案内施設の位置を含む領域の前記地図画像を表示する場合に、表示対象となる前記地図画像に含まれる前記案内施設を特定案内施設として特定し、前記特定案内施設の位置が含まれる縮尺で前記特定案内施設の位置が含まれる領域の前記地図画像を表示することを特徴とする。
また、本発明に係る情報案内方法は、施設情報取得手段が、施設に関する施設情報を取得するステップと、施設検索手段が、前記施設情報に基づいて所定の検索条件に該当する施設を検索するステップと、施設案内手段が、前記施設検索手段により検索された施設である対象施設の内、少なくとも一部の施設の名称を表示装置に対してリスト状に表示するステップと、地図表示手段が、前記表示装置に対して前記対象施設の名称とともに地図画像を表示するステップと、位置情報案内手段が、前記表示装置に対して名称が表示されている前記対象施設である案内施設の位置を特定する情報を前記地図画像に重畳して表示するステップと、を有し、前記地図表示手段は、前記案内施設の位置を特定する情報を前記地図画像に重畳して表示可能な最小縮尺である表示最小縮尺で、前記案内施設の位置を含む領域の前記地図画像を表示する場合に、表示対象となる前記地図画像に含まれる前記案内施設を特定案内施設として特定し、前記特定案内施設の位置が含まれる縮尺で前記特定案内施設の位置が含まれる領域の前記地図画像を表示することを特徴とする。
また、本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータを、施設に関する施設情報を取得する施設情報取得手段と、前記施設情報に基づいて所定の検索条件に該当する施設を検索する施設検索手段と、前記施設検索手段により検索された施設である対象施設の内、少なくとも一部の施設の名称を表示装置に対してリスト状に表示する施設案内手段と、前記表示装置に対して前記対象施設の名称とともに地図画像を表示する地図表示手段と、前記表示装置に対して名称が表示されている前記対象施設である案内施設の位置を特定する情報を前記地図画像に重畳して表示する位置情報案内手段と、して機能させる為のコンピュータプログラムであって、前記地図表示手段は、前記案内施設の位置を特定する情報を前記地図画像に重畳して表示可能な最小縮尺である表示最小縮尺で、前記案内施設の位置を含む領域の前記地図画像を表示する場合に、表示対象となる前記地図画像に含まれる前記案内施設を特定案内施設として特定し、前記特定案内施設の位置が含まれる縮尺で前記特定案内施設の位置が含まれる領域の前記地図画像を表示することを特徴とする。
前記構成を有する本発明に係る情報案内システム、情報案内方法及びコンピュータプログラムによれば、表示装置に表示する地図画像の縮尺を、検索された施設の分布と施設の位置を特定するアイコンやマーク等を地図画像上に表示することが可能な縮尺の下限とに基づいて適切な値に設定するので、検索された施設が広範囲に分布する場合であっても、施設の位置を特定するアイコンやマーク等を地図画像上に表示することが可能となる。また、検索された施設の分布が広範囲に分散する場合であっても地図画像の縮尺が小さくなりすぎることがないので、ユーザが地図画像上に表示されたアイコンやマーク等から施設の位置を適切に特定することが可能となる。
本実施形態に係るナビゲーション装置を示したブロック図である。 施設データの一例を示した図である。 本実施形態に係る施設案内処理プログラムのフローチャートである。 ステップ7において液晶ディスプレイに表示される施設案内画面を示した図である。 特定案内施設の特定方法について説明した図である。 ステップ12において液晶ディスプレイに表示される施設案内画面を示した図である。 ステップ14において液晶ディスプレイに表示される施設案内画面を示した図である。
以下、本発明に係る情報案内システムをナビゲーション装置に具体化した一実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係るナビゲーション装置1の概略構成について図1を用いて説明する。図1は本実施形態に係るナビゲーション装置1を示したブロック図である。
図1に示すように本実施形態に係るナビゲーション装置1は、ナビゲーション装置1が搭載された車両の現在位置を検出する現在位置検出部11と、各種のデータが記録されたデータ記録部12と、入力された情報に基づいて、各種の演算処理を行うナビゲーションECU13と、ユーザからの操作を受け付ける操作部14と、ユーザに対して車両周辺の地図や施設に関する案内情報を表示する液晶ディスプレイ15と、経路案内に関する音声ガイダンスを出力するスピーカ16と、記憶媒体であるDVDを読み取るDVDドライブ17と、プローブセンタやVICS(登録商標:Vehicle Information and Communication System)センタ等の情報センタとの間で通信を行う通信モジュール18と、から構成されている。
以下に、ナビゲーション装置1を構成する各構成要素について順に説明する。
現在位置検出部11は、GPS21、車速センサ22、ステアリングセンサ23、ジャイロセンサ24等からなり、現在の車両の位置、方位、車両の走行速度、現在時刻等を検出することが可能となっている。ここで、特に車速センサ22は、車両の移動距離や車速を検出する為のセンサであり、車両の駆動輪の回転に応じてパルスを発生させ、パルス信号をナビゲーションECU13に出力する。そして、ナビゲーションECU13は発生するパルスを計数することにより駆動輪の回転速度や移動距離を算出する。尚、上記4種類のセンサをナビゲーション装置1が全て備える必要はなく、これらの内の1又は複数種類のセンサのみをナビゲーション装置1が備える構成としても良い。
また、データ記録部12は、外部記憶装置及び記録媒体としてのハードディスク(図示せず)と、ハードディスクに記録された地図情報DB31や所定のプログラム等を読み出すとともにハードディスクに所定のデータを書き込む為のドライバである記録ヘッド(図示せず)とを備えている。尚、データ記録部12をハードディスクの代わりにメモリーカードやCDやDVD等の光ディスクにより構成しても良い。また、地図情報DB31は外部のサーバに格納させ、ナビゲーション装置1が通信により取得する構成としても良い。
ここで、地図情報DB31は、例えば、道路(リンク)に関するリンクデータ33、ノード点に関するノードデータ34、施設に関する施設データ35、地図を表示するための地図表示データ、各交差点に関する交差点データ、経路を探索するための探索データ、地点を検索するための検索データ等が記憶された記憶手段である。
また、リンクデータ33としては、道路を構成する各リンクに関してリンクの属する道路の幅員、勾(こう)配、カント、バンク、路面の状態、道路の車線数、車線数の減少する箇所、幅員の狭くなる箇所、踏切り等を表すデータが、コーナに関して、曲率半径、交差点、T字路、コーナの入口及び出口等を表すデータが、道路属性に関して、降坂路、登坂路等を表すデータが、道路種別に関して、国道、県道、細街路等の一般道のほか、高速自動車国道、都市高速道路、自動車専用道路、一般有料道路、有料橋等の有料道路を表すデータがそれぞれ記録される。
また、ノードデータ34としては、実際の道路の分岐点(交差点、T字路等も含む)や各道路に曲率半径等に応じて所定の距離毎に設定されたノード点の座標(位置)、ノードが交差点に対応するノードであるか等を表すノード属性、ノードに接続するリンクのリンク番号のリストである接続リンク番号リスト、ノードにリンクを介して隣接するノードのノード番号のリストである隣接ノード番号リスト、各ノード点の高さ(高度)等に関するデータ等が記録される。
また、施設データ35としては、ナビゲーション装置1において出発地、目的地、案内対象等となる施設に関する情報が記憶される。例えば、ホテル、旅館等の宿泊施設、ガソリンスタンド等の給油施設、ショッピングモール、スーパーマーケット、ショッピングセンタ、コンビニエンスストア等の商業施設、テーマパーク、ゲームセンタ等の娯楽施設、レストラン、バー、居酒屋等の飲食施設、公共駐車場等の駐車施設、交通施設、寺院、教会等の宗教施設、美術館、博物館等の公共施設等の施設に関する情報が該当する。
また、施設データ35は、施設毎に、施設の識別子である施設番号、施設の名称を示す施設名称、施設のジャンル(「駐車場」、「郵便局」、「レストラン」等)を示す施設ジャンル、施設の位置を示す位置座標等から構成されている。
ここで、図2は施設データ35の一例を示した図である。
例えば、図2に示す施設データ35の例では、座標(x1,y1)の地点において施設番号:「10001」に該当する『コンビニ○○チェーンA支店(ジャンル:コンビニエンスストア)』が存在することを示している。また、座標(x2,y2)の地点において施設番号:「10002」に該当する『×○駐車場B町第1(ジャンル:駐車場)』が存在することを示している。同様に他の施設に関する情報についても記憶されている。
そして、ナビゲーション装置1は、後述のように施設の検索処理を行う場合において、上記施設データ35を用いてユーザに指定された検索条件(例えばエリア、ジャンル、名称等)に該当する施設を検索し、検索条件に該当する施設に関する各種情報(名称や位置座標)を地図情報DB31から抽出する。そして、液晶ディスプレイ15に表示された地図画像の該当位置に対して施設の位置を特定するアイコンやマークを表示したり、施設の施設名称、現在位置からの距離、所要時間等の一覧をリスト状に表示することにより、施設に関する情報をユーザに対して案内する。また、ユーザが案内された施設を目的地や経由地に設定する操作を行った場合には、該施設を目的地や経由地に設定した案内経路を設定する。
また、ナビゲーションECU(エレクトロニック・コントロール・ユニット)13は、ナビゲーション装置1の全体の制御を行う電子制御ユニットであり、演算装置及び制御装置としてのCPU41、並びにCPU41が各種の演算処理を行うにあたってワーキングメモリとして使用されるとともに、経路が探索されたときの経路データ等が記憶されるRAM42、制御用のプログラムのほか、後述の施設案内処理プログラム(図3)等が記録されたROM43、ROM43から読み出したプログラムを記憶するフラッシュメモリ44等の内部記憶装置を備えている。尚、ナビゲーションECU13は、処理アルゴリズムとしての各種手段を構成する。例えば、施設情報取得手段は、施設に関する施設情報を取得する。施設検索手段は、施設情報に基づいて所定の検索条件に該当する施設を検索する。施設案内手段は、施設検索手段により検索された施設である対象施設の内、少なくとも一部の施設の名称を液晶ディスプレイ15に対してリスト状に表示する。地図表示手段は、液晶ディスプレイ15に対して対象施設の名称とともに地図画像を表示する。位置情報案内手段は、液晶ディスプレイ15に対して名称が表示されている対象施設である案内施設の位置を特定する情報を地図画像に重畳して表示する。
操作部14は、走行開始地点としての出発地及び走行終了地点としての目的地を入力する際等に操作され、各種のキー、ボタン等の複数の操作スイッチ(図示せず)から構成される。そして、ナビゲーションECU13は、各スイッチの押下等により出力されるスイッチ信号に基づき、対応する各種の動作を実行すべく制御を行う。また、施設の検索条件を入力する際や、表示された施設のリストをスクロールする際や、検索後に表示された施設を選択するのにも用いられる。尚、操作部14は液晶ディスプレイ15の前面に設けたタッチパネルによって構成することもできる。また、マイクと音声認識装置によって構成することもできる。
また、液晶ディスプレイ15には、道路を含む地図画像、交通情報、操作案内、操作メニュー、キーの案内、出発地から目的地までの案内経路、案内経路に沿った案内情報、ニュース、天気予報、時刻、メール、テレビ番組等が表示される。また、施設検索を行った際に、検索された施設に関する情報を表示する際にも用いられる。尚、液晶ディスプレイ15の代わりに、HUDやHMDを用いても良い。
また、スピーカ16は、ナビゲーションECU13からの指示に基づいて走行予定経路に沿った走行を案内する音声ガイダンスや、交通情報の案内を出力する。
また、DVDドライブ17は、DVDやCD等の記録媒体に記録されたデータを読み取り可能なドライブである。そして、読み取ったデータに基づいて音楽や映像の再生、地図情報DB31の更新等が行われる。
また、通信モジュール18は、交通情報センタ、例えば、VICSセンタやプローブセンタ等から送信された渋滞情報、規制情報、交通事故情報等の各情報から成る交通情報を受信する為の通信装置であり、例えば携帯電話機やDCMが該当する。
続いて、前記構成を有するナビゲーション装置1においてCPU41が実行する施設案内処理プログラムについて図3に基づき説明する。図3は本実施形態に係る施設案内処理プログラムのフローチャートである。ここで、施設案内処理プログラムはナビゲーション装置1において施設を検索する為の所定の操作を受け付けた場合に実行され、ユーザの希望する条件に該当する施設を検索するとともに、検索された施設に基づく案内を行うプログラムである。尚、以下の図3にフローチャートで示されるプログラムは、ナビゲーション装置1が備えているRAM42やROM43に記憶されており、CPU41により実行される。
先ず、施設案内処理プログラムではステップ(以下、Sと略記する)1において、CPU41は、ユーザによって指定された施設の検索条件を取得する。ここで、ユーザは施設の検索を行う場合に、先ず操作部14を用いて検索条件の入力を行う。尚、検索条件としては、施設の位置、名称、ジャンル等を指定することが可能である。例えば、施設の位置として“関東地区”、ジャンルとして“空港”を指定すれば、関東地区にある空港が検索されることとなる。
次に、S2においてCPU41は、データ記録部12に記憶された施設データ35に基づいて、前記S1で取得された検索条件に該当する施設の検索を行う。例えば、施設の位置として“関東地区”、ジャンルとして“空港”が検索条件として取得された場合には、先ず施設データ35(図2)に記憶された各施設の位置座標に基づいて、関東地区にある施設が抽出される。更に、抽出された施設の内、ジャンルが“空港”の施設のみが更に抽出される。そして、最終的に抽出された施設が検索条件に該当する施設(以下、対象施設という)となる。
続いて、S3においてCPU41は、前記S2で検索された対象施設の内、液晶ディスプレイ15に名称がリスト状に表示される対象となる対象施設(以下、案内施設という)を特定する。ここで、本実施形態に係るナビゲーション装置1では、検索条件に該当する施設の情報として、特に施設の名称と施設の位置の案内を行う。具体的には、前記S2で検索された対象施設の名称をリスト状に液晶ディスプレイ15に対して表示するとともに、同じく液晶ディスプレイ15に表示された地図画像上に施設の位置を特定する情報としてPOIマークを表示する。
そして、対象施設の名称をリスト状に表示するに際しては、一度に表示できる最大数(以下、最大表示数という)が設定されている。最大表示数は、液晶ディスプレイ15の画面の大きさ等によって適宜設定可能であるが、例えば6個とする。従って、前記S3においてCPU41は、例えばリストの表示順序が50音順である場合には、前記S2で検索された対象施設の施設名称を比較し、50音順で先頭から順に最大表示数の施設を案内施設として特定する。但し、前記S2で検索された対象施設が最大表示数より少ない場合(例えば1個や2個の場合)には、前記S2で検索された対象施設の全てが案内施設として特定される。
尚、前記S2で検索された対象施設が、液晶ディスプレイ15に対して一度に表示できる最大表示数(例えば6個)より多い場合には、最初は前記S3で特定された案内施設のみが液晶ディスプレイ15にリスト状に表示される。但し、ユーザの操作に基づいて表示されたリストをスクロールさせることによって、案内施設を他の対象施設へと切り替えることが可能である(S8)。また、リストの表示順序は、名称の50音順以外に、自車位置から近い順としても良いし、目的地が設定されている場合には目的地や案内経路から近い順としても良い。
一方、対象施設の位置の案内については、基本的に液晶ディスプレイ15に名称がリスト状に表示される全ての案内施設を対象にして行うが、後述のように案内施設が特に広範囲に分散している場合については一部の案内施設のみを対象にして行う。詳細については後述する。
次に、S4においてCPU41は、前記S3で特定された案内施設の施設名称を液晶ディスプレイ15に対してリスト状に表示する。
続いて、S5においてCPU41は、前記S3で特定された全ての案内施設の位置が地図画像内に含まれる最大縮尺(以下、表示最大縮尺という)を特定する。
その後、S6においてCPU41は、前記S5で特定された表示最大縮尺が、案内施設の位置を特定する情報であるPOIマークを地図画像に重畳して表示可能な最小縮尺(以下、表示最小縮尺という)よりも大きいか否か判定する。ここで、表示最小縮尺は、ナビゲーション装置1の出荷時において予め設定されており、本実施形態では特に液晶ディスプレイ15に対して250km四方の地図画像を表示可能な縮尺(例えば1/256万)とする。尚、表示最小縮尺はユーザ側において任意の縮尺(例えば1/128万、1/512万等)に設定可能に構成しても良い。
そして、前記S5で特定された縮尺が表示最小縮尺と同じ又は大きいと判定された場合(S6:YES)には、S7へと移行する。それに対して、前記S5で特定された縮尺が表示最小縮尺よりも小さいと判定された場合(S6:NO)には、S9へと移行する。
S7においてCPU41は、リスト状に表示された施設名称と同一画面上に地図画像についても表示する。また、液晶ディスプレイ15に施設名称が表示されている案内施設の位置を特定する情報としてPOIマークを案内施設毎に地図画像に重畳して表示する。尚、液晶ディスプレイ15に表示する地図画像の縮尺は、前記S5で特定された縮尺、即ち全ての案内施設の位置が地図画像内に含まれる最大縮尺とし、全ての案内施設の位置が含まれるように地図画像の表示領域を設定する。
ここで、図4は前記S7において液晶ディスプレイ15に表示される施設案内画面51を示した図である。尚、図4では、検索条件として“関東地区”にある“空港”が指定された場合に表示される施設案内画面51を示す。
図4に示すように施設案内画面51は、地図画像を表示する左画面52と、検索された施設の施設名称をリスト状に表示する右画面53の2つの表示領域から構成される。
ここで、右画面53には、案内施設の施設名称をリスト状に表示する情報表示スペース54が設けられている。また、情報表示スペース54の横にはスクロールバー55が配置される。そして、ユーザはスクロールバー55を上下に操作することによって、情報表示スペース54に表示される施設名称をスクロールし、他の名称へと切り替えることが可能となる。また、施設名称がユーザによって選択されると、選択された施設名称に対応する案内施設の詳細な情報(自車位置からの距離、営業時間、住所等)を表示したり、案内施設を目的地に設定する処理を実行する。
一方、左画面52は、上述したように全ての案内施設の位置が含まれる縮尺で地図画像56が表示される。また、自車の現在位置を含む場合には、自車位置マーク57についても地図画像56に重畳されて表示される。
更に、地図画像56には、情報表示スペース54に名称が表示された案内施設の位置を特定するPOIマーク61〜66が重畳して表示される。ここで、POIマーク61〜66は、施設のジャンル、ブランド、グループ等を示すマークであり、例えば空港のPOIマークは飛行機の形状を模したマークとなる。そして、図4に示す例では、『AB空港』、『BC空港』、『CD空港』、『DE空港』、『EF空港』、『FG空港』の6つの案内施設が情報表示スペース54にリスト状に表示されているので、これらの6つの案内施設の位置を示すPOIマーク61〜66が表示される。その結果、ユーザはPOIマーク61〜66が地図画像上で表示された位置を参照することによって、情報表示スペース54に名称が表示された各案内施設の位置を特定することが可能である。更に、POIマーク61〜66を含む範囲で可能な限り大きい縮尺で地図画像56が表示されるので、案内施設の位置をより正確に把握させることが可能となる。尚、地図画像56の縮尺は、表示された地図画像内に全ての案内施設の位置が含まれ、且つ表示最小縮尺よりも大きい縮尺であれば前記S5で特定された縮尺よりも小さい縮尺としても良い。また、地図画像56の表示範囲についても表示された地図画像内に全ての案内施設の位置が含まれるのであれば、その範囲は適宜変更可能である。
次に、S8においてCPU41は、液晶ディスプレイ15に表示された施設名称のリストをスクロールする操作を受け付けたか否かを判定する。例えば、図4に示す施設案内画面51が表示されている状態において、スクロールバー55を上下動する操作を受け付けた場合に、液晶ディスプレイ15に表示された施設名称のリストをスクロールする操作を受け付けたと判定する。
そして、液晶ディスプレイ15に表示された施設名称のリストをスクロールする操作を受け付けたと判定された場合(S8:YES)には、S3へと移行する。そして、受け付けたスクロール操作に応じて液晶ディスプレイ15に名称がリスト表示される対象となる案内施設を切り替えて、S3以降の処理を実行する。それに対して、液晶ディスプレイ15に表示された施設名称のリストをスクロールする操作を受け付けていないと判定された場合(S8:NO)には、当該施設案内処理プログラムを終了する。
一方、S9及びS10の処理は、前記S3で特定された全ての案内施設を対象として実行される。具体的には、リストの上位に表示される案内施設から順に実行し、全ての案内施設を対象にしてS9及びS10の処理が実行された後にS11へと移行する。
先ず、S9においてCPU41は、現時点で最もリストの上位に名称が表示される案内施設(以下、最上位施設という)の位置を中心として、表示最小縮尺で液晶ディスプレイ15に地図画像を表示すると仮定した場合に、処理対象の案内施設が地図画像に含まれるか否か判定する。尚、図5に示すように上下方向でリスト状に施設の名称を表示する場合には、上方に名称が表示された案内施設程、リストの上位に名称が表示される案内施設となる。従って、最上位施設は最も上方の情報表示スペース54に名称が表示された案内施設となる。尚、スクロールバー55を上下動する操作を受け付けた場合には、液晶ディスプレイ15に表示された施設名称のリストがスクロールするので、最上位施設もそれに伴って変更されることとなる。例えば、図5に示す施設案内画面51が液晶ディスプレイ15に表示される場合には、初期状態では『GH空港』が最上位施設であるが、その後にスクロールバー55を下方に動かす操作を受け付けた場合には、『HI空港』、『IJ空港』、『JK空港』、『KL空港』、『LM空港』の順に最上位施設が切り替わることとなる。
そして、図5に示す施設案内画面51が液晶ディスプレイ15に表示される場合には、最上位施設は『GH空港』となるので、『GH空港』の位置を中心とした表示最小縮尺で液晶ディスプレイ15に地図画像56を表示すると仮定した場合に、各案内施設(『GH空港』、『HI空港』、『IJ空港』、『JK空港』、『KL空港』、『LM空港』)が地図画像56に含まれるか否か判定されることとなる。具体的には、CPU41は、先ず『GH空港』の位置を中心とした表示最小縮尺で液晶ディスプレイ15に地図画像56を表示した場合の地図画像56の表示範囲を特定し、『GH空港』、『HI空港』、『IJ空港』、『JK空港』、『KL空港』、『LM空港』の位置座標が特定された表示範囲に含まれるか否かによって判定する。尚、最上位施設である『GH空港』は必ず含まれることとなるので、S9の処理対象から除外しても良い。その結果、図5に示す例では最上位施設である『GH空港』と、『GH空港』から比較的に近い距離にある『HI空港』、『JK空港』、『LM空港』は地図画像56に含まれると判定され、一方で『GH空港』から遠い距離にある『IJ空港』と『KL空港』については地図画像56に含まれないと判定される。
そして、最上位施設の位置を中心として、表示最小縮尺で液晶ディスプレイ15に地図画像を表示すると仮定した場合に、処理対象の案内施設が地図画像に含まれると判定された場合(S9:YES)には、処理対象の案内施設を特定案内施設として特定する(S10)。そして、CPU41は特定された特定案内施設についてフラッシュメモリ44等の記憶媒体に格納する。
一方、最上位施設の位置を中心として、表示最小縮尺で液晶ディスプレイ15に地図画像を表示すると仮定した場合に、処理対象の案内施設が地図画像に含まれないと判定された場合(S9:YES)には、処理対象の案内施設を特定案内施設として特定することなく、再度S9へと戻る。そして、処理対象となる案内施設を変更してS9以降の処理を再度実行する。その後、全ての案内施設を対象にしてS9及びS10の処理が実行された後には、S11へと移行する。
S11においてCPU41は、前記S10において特定された全ての特定案内施設をフラッシュメモリ44から読み出す。そして、特定案内施設が最上位施設のみであるか否か判定する。
そして、特定案内施設が最上位施設のみであると判定された場合(S11:YES)、即ち最上位施設の周辺に他の案内施設が存在しない場合には、S12へと移行する。それに対して、特定案内施設が最上位施設を含む複数の案内施設であると判定された場合(S11:NO)、即ち最上位施設の周辺に他の案内施設が存在する場合には、S13へと移行する。
S12においてCPU41は、リスト状に表示された施設名称と同一画面上に地図画像についても表示する。また、液晶ディスプレイ15に施設名称が表示されている案内施設の内、特に特定案内施設である最上位施設の位置を特定する情報としてPOIマークを地図画像に重畳して表示する。尚、液晶ディスプレイ15に表示する地図画像の縮尺は、表示最小縮尺、即ち案内施設の位置を特定する情報であるPOIマークを地図画像に重畳して表示可能な最小縮尺とし、最上位施設の位置が地図画像の中心となるように地図画像の表示領域を設定する。
ここで、図6は前記S12において液晶ディスプレイ15に表示される施設案内画面51を示した図である。尚、図6では、検索条件として“東北地区”にある“空港”が指定された場合に表示される施設案内画面51を示す。
図6に示す例では、上述したように最上位施設以外の案内施設(即ち最上位施設から遠く離れた位置にある案内施設)の位置については考慮されず、最上位施設を中心とした表示最小縮尺で地図画像56が表示される。また、地図画像56の縮尺は表示最小縮尺に設定されるので、POIマーク61については地図画像56に重畳して表示可能となる。従って、案内施設が広範囲に分散している場合であっても、ユーザは少なくとも最上位施設の位置についてはPOIマーク61によって特定することが可能となる。その後、S8へと移行する。
一方、S13においてCPU41は、前記S10で特定された全ての特定案内施設の位置が地図画像内に含まれる最大縮尺を特定する。
その後、S14においてCPU41は、リスト状に表示された施設名称と同一画面上に地図画像についても表示する。また、液晶ディスプレイ15に施設名称が表示されている案内施設の内、特に特定案内施設の位置を特定する情報としてPOIマークを特定案内施設毎に地図画像に重畳して表示する。尚、液晶ディスプレイ15に表示する地図画像の縮尺は、前記S13で特定された縮尺、即ち全ての特定案内施設の位置が地図画像内に含まれる最大縮尺とし、最上位施設の位置が地図画像の中心となるように(即ち、全ての特定案内施設の位置を含むように)地図画像の表示領域を設定する。
ここで、図7は前記S13において液晶ディスプレイ15に表示される施設案内画面51を示した図である。尚、図7では、検索条件として“中部地区”にある“空港”が指定された場合に表示される施設案内画面51を示す。
図7に示す例では、上述したように全ての特定案内施設の位置が含まれる縮尺で地図画像56が表示される。また、特定案内施設以外の案内施設(即ち最上位施設から遠く離れた位置にある案内施設)の位置については考慮されず、最上位施設を中心とした地図画像56が表示される。従って、ユーザは少なくとも最上位施設と最上位施設の周辺にある案内施設(図7に示す例では『GH空港』、『HI空港』、『JK空港』、『LM空港』)の位置についてはPOIマーク61、62、64、66によって特定することが可能となる。更に、POIマーク61、62、64、66を含む範囲で可能な限り大きい縮尺で地図画像56が表示されるので、特定案内施設の位置をより正確に把握させることが可能となる。尚、地図画像56の縮尺は、表示された地図画像内に全ての特定案内施設の位置が含まれ、且つ表示最小縮尺よりも大きい縮尺であれば前記S13で特定された縮尺よりも小さい縮尺としても良い。また、地図画像56の表示範囲についても表示された地図画像内に全ての特定案内施設の位置が含まれるのであれば、必ずしも最上位施設を中心に位置させる必要はない。その後、S8へと移行する。
以上詳細に説明した通り、本実施形態に係るナビゲーション装置1、ナビゲーション装置1による情報案内方法及びナビゲーション装置1で実行されるコンピュータプログラムでは、ユーザによって指定された検索条件に該当する施設を検索し(S2)、検索された施設に関する案内情報として、施設名称を液晶ディスプレイ15に対してリスト状に表示する(S4)。一方で、施設名称が表示された施設である案内施設の位置を特定するPOIマーク等を地図画像に重畳して表示可能な最小縮尺で地図画像を表示すると仮定した場合に表示対象となる地図画像に含まれる案内施設を特定案内施設として特定し(S10)、特定された全ての特定案内施設が含まれる縮尺で地図画像を表示するとともに、施設名称が表示された対象施設である案内施設の位置を特定するPOIマーク等を地図画像に重畳して表示する(S12、S14)ので、液晶ディスプレイ15に表示する地図画像の縮尺を、検索された施設の分布と施設の位置を特定するアイコンやマーク等を地図画像上に表示することが可能な縮尺の下限とに基づいて適切な値に設定することが可能となる。従って、検索された施設が広範囲に分布する場合であっても、施設の位置を特定するPOIマーク等を地図画像上に表示することが可能となる。また、検索された施設の分布が広範囲に分散する場合であっても地図画像の縮尺が小さくなりすぎることがないので、ユーザが地図画像上に表示されたアイコンやマーク等から施設の位置を適切に特定することが可能となる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、本実施形態では施設案内画面51の情報表示スペース54において施設名称のみを表示する構成としているが、施設名称以外の情報についても表示する構成としても良い。例えば、自車位置からの距離、所要時間、ジャンル、営業時間、住所等がある。
また、本実施形態では案内施設の位置を特定する情報としてPOIマークを地図画像に重畳して表示する構成としているが、POIマーク以外のマーク(例えば矩形や星形のマーク)、文字、記号等を案内施設の位置を特定する情報として表示する構成としても良い。
また、本実施形態では、全ての案内施設の位置が地図画像内に含まれる最大縮尺を表示最大縮尺として特定している(S5)が、全てではなく一部(例えば2/3や1/3)の特定案内施設の位置が含まれる最大縮尺を表示最大縮尺としても良い。更に、特定案内施設が複数ある場合に、全ての特定案内施設の位置が含まれる最大縮尺で地図画像を表示する(S14)こととしているが、全てではなく一部(例えば2/3や1/2)の特定案内施設の位置が含まれる最大縮尺で地図画像を表示する構成としても良い。
また、本発明はナビゲーション装置以外に、地図画像の表示機能を有する装置に対して適用することが可能である。例えば、携帯電話機、スマートフォン、タブレット型端末、パーソナルコンピュータ等(以下、携帯端末等という)に適用することも可能である。また、サーバと携帯端末等から構成されるシステムに対しても適用することが可能となる。その場合には、上述した施設案内処理プログラム(図4)の各ステップは、サーバと携帯端末等のいずれが実施する構成としても良い。
また、本発明に係る情報案内システムを具体化した実施例について上記に説明したが、情報案内システムは以下の構成を有することも可能であり、その場合には以下の効果を奏する。
例えば、第1の構成は以下のとおりである。
施設に関する施設情報を取得する施設情報取得手段と、前記施設情報に基づいて所定の検索条件に該当する施設を検索する施設検索手段と、前記施設検索手段により検索された施設である対象施設の内、少なくとも一部の施設の名称を表示装置に対してリスト状に表示する施設案内手段と、前記表示装置に対して前記対象施設の名称とともに地図画像を表示する地図表示手段と、前記表示装置に対して名称が表示されている前記対象施設である案内施設の位置を特定する情報を前記地図画像に重畳して表示する位置情報案内手段と、を有し、前記地図表示手段は、前記案内施設の位置を特定する情報を前記地図画像に重畳して表示可能な最小縮尺である表示最小縮尺で、前記施設案内手段により最もリストの上位に名称が表示されている前記案内施設である最上位施設の位置を含む領域の前記地図画像を表示する場合に、表示対象となる前記地図画像に含まれる前記案内施設を特定案内施設として特定し、前記特定案内施設の位置が含まれる縮尺で前記特定案内施設の位置が含まれる領域の前記地図画像を表示することを特徴とする。
上記構成を有する情報案内システムによれば、表示装置に表示する地図画像の縮尺を、検索された施設の分布と施設の位置を特定するアイコンやマーク等を地図画像上に表示することが可能な縮尺の下限とに基づいて適切な値に設定するので、検索された施設が広範囲に分布する場合であっても、施設の位置を特定するアイコンやマーク等を地図画像上に表示することが可能となる。また、検索された施設の分布が広範囲に分散する場合であっても地図画像の縮尺が小さくなりすぎることがないので、ユーザが地図画像上に表示されたアイコンやマーク等から施設の位置を適切に特定することが可能となる。
また、第2の構成は以下のとおりである。
前記地図表示手段は、前記表示最小縮尺で、前記施設案内手段により最もリストの上位に名称が表示されている前記案内施設である最上位施設の位置を含む領域の前記地図画像を表示する場合に、表示対象となる前記地図画像に含まれる前記案内施設を前記特定案内施設として特定することを特徴とする。
上記構成を有する情報案内システムによれば、地図画像上に位置を表示する施設を最上位施設の周辺にある施設に絞ることにより、全ての案内施設の位置を地図画像上に表示できない場合であっても、ユーザにとって重要となる施設の位置については表示することが可能となる。
また、第3の構成は以下のとおりである。
前記地図表示手段は、前記最上位施設の位置を中心として前記表示最小縮尺で前記地図画像を表示する場合に表示対象となる前記地図画像に含まれる前記案内施設を前記特定案内施設として特定することを特徴とする。
上記構成を有する情報案内システムによれば、ユーザにとって重要である最上位施設と最上位施設の周辺に位置する案内施設については案内対象に含めることが可能となる。従って、ユーザに対してより有益な情報の案内を行うことが可能となる。
また、第4の構成は以下のとおりである。
前記地図表示手段は、前記最上位施設の位置を中心とした前記地図画像を表示することを特徴とする。
上記構成を有する情報案内システムによれば、ユーザにとって重要である最上位施設の位置についてユーザに明確に把握させることが可能となる。また、案内施設が広範囲に分散している場合であっても、最上位施設の周辺の地図画像と最上位施設の位置については少なくとも案内対象とすることが可能となる。
また、第5の構成は以下のとおりである。
前記地図表示手段は、前記特定案内施設が前記最上位施設以外にない場合には、前記表示最小縮尺で前記最上位施設の位置を含む前記地図画像を表示することを特徴とする。
上記構成を有する情報案内システムによれば、案内施設が特に広範囲に分散している場合であっても、最上位施設の周辺の地図画像と最上位施設の位置については少なくとも案内対象とすることが可能となる。
また、第6の構成は以下のとおりである。
前記地図表示手段は、前記特定案内施設の位置が含まれる最大縮尺で前記地図画像を表示することを特徴とする。
上記構成を有する情報案内システムによれば、特定案内施設を含む範囲で可能な限り大きい縮尺で地図画像が表示されるので、特定案内施設の位置をより正確に把握させることが可能となる。
また、第7の構成は以下のとおりである。
前記案内施設の位置が含まれる前記地図画像の最大縮尺である表示最大縮尺を特定する縮尺特定手段と、前記表示最大縮尺が前記表示最小縮尺よりも小さいか否か判定する判定手段と、を有し、前記地図表示手段は、前記表示最大縮尺が前記表示最小縮尺よりも小さいと判定された場合には、前記特定案内施設の位置が含まれる縮尺で前記特定案内施設の位置が含まれる領域の前記地図画像を表示し、前記表示最大縮尺が前記表示最小縮尺と同じ又は大きいと判定された場合には、前記表示最大縮尺で前記案内施設の位置が含まれる領域の前記地図画像を表示することを特徴とする。
上記構成を有する情報案内システムによれば、特に案内施設の位置を含む縮尺で地図画像を表示すると、施設の位置を特定するアイコンやマーク等を地図画像上に表示することができない場合において、地図画像上に位置を表示する施設を絞ることにより、施設の位置を特定するアイコンやマーク等を地図画像上に適切に表示することが可能となる。
また、第8の構成は以下のとおりである。
ユーザの操作に基づいて、前記表示装置に対して名称が表示される対象となる前記対象施設を切り替える案内切替手段を有することを特徴とする。
上記構成を有する情報案内システムによれば、検索条件に該当する施設が多くある場合であっても、ユーザの操作によって名称や位置が案内対象となる施設を容易に変更することが可能となる。
また、第9の構成は以下のとおりである。
ユーザの操作に基づいて、前記表示装置に対して名称が表示される前記対象施設の順序を切り替えるリスト順位切替手段を有することを特徴とする。
上記構成を有する情報案内システムによれば、検索条件に該当する施設が多くある場合であっても、ユーザの操作によって優先的に案内される最上位施設を容易に切り替えることが可能となる。
1 ナビゲーション装置
13 ナビゲーションECU
15 液晶ディスプレイ
31 地図情報DB
41 CPU
42 RAM
43 ROM
51 施設案内画面
54 情報表示スペース
55 スクロールバー
56 地図画像
61〜66 POIマーク

Claims (11)

  1. 施設に関する施設情報を取得する施設情報取得手段と、
    前記施設情報に基づいて所定の検索条件に該当する施設を検索する施設検索手段と、
    前記施設検索手段により検索された施設である対象施設の内、少なくとも一部の施設の名称を表示装置に対してリスト状に表示する施設案内手段と、
    前記表示装置に対して前記対象施設の名称とともに地図画像を表示する地図表示手段と、
    前記表示装置に対して名称が表示されている前記対象施設である案内施設の位置を特定する情報を前記地図画像に重畳して表示する位置情報案内手段と、を有し、
    前記地図表示手段は、
    前記案内施設の位置を特定する情報を前記地図画像に重畳して表示可能な最小縮尺である表示最小縮尺で、前記案内施設の位置を含む領域の前記地図画像を表示する場合に、表示対象となる前記地図画像に含まれる前記案内施設を特定案内施設として特定し、
    前記特定案内施設の位置が含まれる縮尺で前記特定案内施設の位置が含まれる領域の前記地図画像を表示することを特徴とする情報案内システム。
  2. 前記地図表示手段は、前記表示最小縮尺で、前記施設案内手段により最もリストの上位に名称が表示されている前記案内施設である最上位施設の位置を含む領域の前記地図画像を表示する場合に、表示対象となる前記地図画像に含まれる前記案内施設を前記特定案内施設として特定することを特徴とする請求項1に記載の情報案内システム。
  3. 前記地図表示手段は、前記最上位施設の位置を中心として前記表示最小縮尺で前記地図画像を表示する場合に、表示対象となる前記地図画像に含まれる前記案内施設を前記特定案内施設として特定することを特徴とする請求項2に記載の情報案内システム。
  4. 前記地図表示手段は、前記最上位施設の位置を中心とした前記地図画像を表示することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の情報案内システム。
  5. 前記地図表示手段は、前記特定案内施設が前記最上位施設以外にない場合には、前記表示最小縮尺で前記最上位施設の位置を含む領域の前記地図画像を表示することを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の情報案内システム。
  6. 前記地図表示手段は、前記特定案内施設の位置が含まれる最大縮尺で前記地図画像を表示することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の情報案内システム。
  7. 前記案内施設の位置が含まれる前記地図画像の最大縮尺である表示最大縮尺を特定する縮尺特定手段と、
    前記表示最大縮尺が前記表示最小縮尺よりも小さいか否か判定する判定手段と、を有し、
    前記地図表示手段は、
    前記表示最大縮尺が前記表示最小縮尺よりも小さいと判定された場合には、前記特定案内施設の位置が含まれる縮尺で前記特定案内施設の位置が含まれる領域の前記地図画像を表示し、
    前記表示最大縮尺が前記表示最小縮尺と同じ又は大きいと判定された場合には、前記表示最大縮尺で前記案内施設の位置が含まれる領域の前記地図画像を表示することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の情報案内システム。
  8. ユーザの操作に基づいて、前記表示装置に対して名称が表示される対象となる前記対象施設を切り替える案内切替手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の情報案内システム。
  9. ユーザの操作に基づいて、前記表示装置に対して名称が表示される前記対象施設の順序を切り替えるリスト順位切替手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の情報案内システム。
  10. 施設情報取得手段が、施設に関する施設情報を取得するステップと、
    施設検索手段が、前記施設情報に基づいて所定の検索条件に該当する施設を検索するステップと、
    施設案内手段が、前記施設検索手段により検索された施設である対象施設の内、少なくとも一部の施設の名称を表示装置に対してリスト状に表示するステップと、
    地図表示手段が、前記表示装置に対して前記対象施設の名称とともに地図画像を表示するステップと、
    位置情報案内手段が、前記表示装置に対して名称が表示されている前記対象施設である案内施設の位置を特定する情報を前記地図画像に重畳して表示するステップと、を有し、
    前記地図表示手段は、
    前記案内施設の位置を特定する情報を前記地図画像に重畳して表示可能な最小縮尺である表示最小縮尺で、前記案内施設の位置を含む領域の前記地図画像を表示する場合に、表示対象となる前記地図画像に含まれる前記案内施設を特定案内施設として特定し、
    前記特定案内施設の位置が含まれる縮尺で前記特定案内施設の位置が含まれる領域の前記地図画像を表示することを特徴とする情報案内方法。
  11. コンピュータを、
    施設に関する施設情報を取得する施設情報取得手段と、
    前記施設情報に基づいて所定の検索条件に該当する施設を検索する施設検索手段と、
    前記施設検索手段により検索された施設である対象施設の内、少なくとも一部の施設の名称を表示装置に対してリスト状に表示する施設案内手段と、
    前記表示装置に対して前記対象施設の名称とともに地図画像を表示する地図表示手段と、
    前記表示装置に対して名称が表示されている前記対象施設である案内施設の位置を特定する情報を前記地図画像に重畳して表示する位置情報案内手段と、
    して機能させる為のコンピュータプログラムであって、
    前記地図表示手段は、
    前記案内施設の位置を特定する情報を前記地図画像に重畳して表示可能な最小縮尺である表示最小縮尺で、前記案内施設の位置を含む領域の前記地図画像を表示する場合に、表示対象となる前記地図画像に含まれる前記案内施設を特定案内施設として特定し、
    前記特定案内施設の位置が含まれる縮尺で前記特定案内施設の位置が含まれる領域の前記地図画像を表示することを特徴とするコンピュータプログラム。
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