JP6348357B2 - 情報提供装置、通信システム及び情報提供方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のユーザに情報を提供する技術に関する。
近年、自動車などの車両は、ACCやLKAなど特定の車両機能を提供する様々な装置を備えている。これらの車両機能は車両のユーザ(主にドライバ)の負担軽減や利便性向上に有効であるが、ユーザによってはこれらの車両機能をどのような状況で使用するのが好ましいかを把握していない場合がある。このため、車両機能の使用が好ましい状況となると、当該車両機能の使用を提案する情報提供装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2008−261703号公報
しかしながら、従来の情報提供装置においては、車両機能の使用が好ましいと判断する判断条件を情報提供装置の内部に保持していた。このため、車両機能の使用が好ましいか否かが画一的に判断され、環境や位置などに応じた適切な車両機能の使用の提案を柔軟に行うことができない。
例えば、ある車両機能(例えば、ACCなど)の使用が好ましいか否かを、走行中の道路が高速道路であるか否かに基づいて判断することが考えられる。しかしながら、走行中の道路が高速道路以外の場合であっても、当該車両機能の使用が好ましい状況も生じ得る。しかしながら、従来の情報提供装置では、走行中の道路が高速道路でない場合は車両機能の使用は好ましくないと画一的に判断されるため、当該車両機能の使用が好ましい状況であってもその使用の提案を適切に行うことができない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、車両機能の使用の提案を適切に行うことができる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、車両で用いる情報提供装置であって、前記車両の走行環境を取得する第1取得手段と、前記車両が備える車両機能の使用が好ましいと判断するための判断条件を、所定のサーバ装置からネットワークを介して取得する第2取得手段と、前記走行環境が前記判断条件を満足した場合に、前記車両機能の使用を前記車両のユーザに提案する提案手段とを備え、前記提案手段は、前記ユーザの前記車両機能の使用状況及び直近の前記ユーザの車両機能の使用時点からの経過時間に基づいて、前記車両機能の使用を前記ユーザに提案するか否かを判断する。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の情報提供装置において、前記使用状況とは、直近の車両機能の使用を前記ユーザへ提案時の前記ユーザの車両機能の使用状況であり、前期提案手段は、前記使用状況が不使用であり前記経過時間が第1の所定時間を超過した場合、前記車両機能の使用を前記ユーザに提案する。
また、請求項3の発明は、請求項1ないし2のいずれかに記載の情報提供装置において、前記使用状況とは、直近の車両機能の使用を前記ユーザへ提案時の前記ユーザの車両機能の使用状況であり、前期提案手段は、前記使用状況が使用であり、前記経過時間が第2の所定時間を超過した場合、前記車両機能の使用を前記ユーザに提案しない。
また、請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3に記載の情報提供装置において、前記提案手段は、前記ユーザの前記車両機能の使用状況を、前記サーバ装置から前記ネットワークを介して取得する。
また、請求項5の発明は、サーバ装置と、車両で用いる情報提供装置とを含む通信システムであって、前記サーバ装置は、前記車両が備える車両機能の使用が好ましいと判断するための判断条件を設定する設定手段、を備え、前記情報提供装置は、前記車両の走行環境を取得する第1取得手段と、前記判断条件を前記サーバ装置からネットワークを介して取得する第2取得手段と、前記走行環境が前記判断条件を満足した場合に、前記車両機能の使用を前記車両のユーザに提案する提案手段とを備え、前記設定手段は、前記ユーザの前記車両機能の使用状況及び直近の前記ユーザの車両機能の使用時点からの経過時間に基づいて、前記車両機能の使用を前記ユーザに提案する。
また、請求項6の発明は、車両のユーザに情報を提供する情報提供方法であって、(a)前記車両の走行環境を取得する工程と、(b)前記車両が備える車両機能の使用が好ましいと判断するための判断条件を、所定のサーバ装置からネットワークを介して取得する工程と、(c)前記走行環境が前記判断条件を満足した場合に、前記車両機能の使用を前記車両のユーザに提案する工程とを備え、前記(c)工程では、前記ユーザの前記車両機能の使用状況及び直近の前記ユーザの車両機能の使用時点からの経過時間に基づいて、前記車両機能の使用を前記ユーザに提案する。
請求項1ないし3、5又は6の発明によれば、ユーザの使用状況に基づいて車両機能の使用を提案するか否かを判断するため、ユーザの要請に合うように車両機能の使用の提案を適切に行うことができる。
また、特に請求項4の発明によれば、ユーザの使用状況をサーバ装置から取得するため、ユーザが車両を乗り換えた場合であっても当該ユーザに車両機能の使用の提案を適切に行うことができる。


図1は、通信システムの概要を示す図である。 図2は、第1の実施の形態の情報提供装置の構成を主に示す図である。 図3は、サーバ装置の構成を主に示す図である。 図4は、ユーザ別データの例を示す図である。 図5は、機能別データの例を示す図である。 図6は、第1の実施の形態の通信システムの処理の流れを示す図である。 図7は、第1の実施の形態の通信システムの処理の流れを示す図である。 図8は、第1の実施の形態の判断条件テーブルの例を示す図である。 図9は、ユーザ判定処理の詳細な流れを示す図である。 図10は、車両機能の使用を提案するメッセージの例を示す図である。 図11は、第2の実施の形態の判断条件テーブルの例を示す図である。 図12は、第2の実施の形態の通信システムの処理の流れを示す図である。 図13は、車両機能を実行した旨のメッセージの例を示す図である。 図14は、第3の実施の形態の情報提供装置の構成を主に示す図である。 図15は、第3の実施の形態の通信システムの処理の流れを示す図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
<1.第1の実施の形態>
<1−1.システムの概要>
図1は、本実施の形態に係る通信システム100の概要を示す図である。通信システム100は、自動車などの車両5に関するデータを蓄積する機関であるデータセンター10に設けられるサーバ装置1と、車両5に搭載される情報提供装置2とを備えている。サーバ装置1と情報提供装置2とはインターネットなどのネットワーク9を介して通信可能となっている。
なお、図中では、一つの車両5のみを示しているが、実際には通信システム100に関連して複数の車両5が存在している。そして、それら複数の車両5はそれぞれ情報提供装置2を備えている。複数の車両5のユーザはそれぞれ、情報提供装置2を用いて通信システム100の機能を利用できる。
情報提供装置2は、車両5に搭載され、当該車両5のユーザ(主にドライバ)に情報を提供する。情報提供装置2は、車載ネットワーク58を介して、当該車両5が備える機能提供装置50と信号の送受信が可能である。機能提供装置50は、車両5のユーザの負担軽減や利便性向上に有効な車両機能を提供する。機能提供装置50は、例えば、以下のような車両機能を提供する装置が含まれる。
・ACC(Adaptive Cruise Control)
・LKA(Lane Keeping Assist system)
・TSR(Traffic Sign Recognition)
・LDW(Lane Departure Warning)
・BSD(Blind Spot Detection)
・FCW(Forward Collision Warning)
・HAC(Hill-start Assist Control)
・MAV(Multi Angle Vision)
・スノーモード
・ナイトビュー
通常、一つの車両5は、上記の車両機能を提供する装置の全てを備えているわけではなく、上記の車両機能を提供する装置のうちの一部を機能提供装置50として選択的に備えている。したがって、車両5が備える機能提供装置50の種類は、車両5ごとに異なる。なお、上記の車両機能は例であり、上記以外の車両機能を提供する装置が機能提供装置50に含まれてよい。
情報提供装置2は、車両5の走行環境に基づいて、車両機能の使用が好ましいか否かを判断する。情報提供装置2は、この判断に用いる判断条件をサーバ装置1からネットワーク9を介して取得する。そして、情報提供装置2は、走行環境が判断条件を満足した場合に、車両機能の使用が好ましいと判断して、当該車両機能の使用を車両5のユーザに提案する。以下、このような通信システム100の構成及び処理について詳細に説明する。
<1−2.情報提供装置の構成>
図2は、情報提供装置2の構成とともに、情報提供装置2に関連する構成を併せて示す図である。情報提供装置2は、ディスプレイ21と、スピーカ22と、情報処理部3とを主に備えている。
ディスプレイ21は、車両5のユーザに提供する情報を表示する表示装置である。ディスプレイ21は、その画面がユーザから視認できるように車両5の車室内の適位置に配置される。ディスプレイ21は、タッチパネル機能を有し、ユーザの操作を受け付ける操作部としても機能する。また、スピーカ22は、車室内の適位置に設けられ、各種の音声を車両5の車室内に出力する。
情報処理部3は、各種の情報を処理するとともに、ユーザに提供すべき情報を出力するようにディスプレイ21及びスピーカ22を制御する。情報処理部3は、外部通信部31と、情報出力部32と、車内通信部33と、位置取得部34と、記憶部35と、制御部30とを備えている。
外部通信部31は、LTEやWiMAXなどの無線通信規格を利用した通信機能を備えており、ネットワーク9を介して通信を行う。情報提供装置2は、外部通信部31により、サーバ装置1との間で信号の送受信を行うことが可能となる。なお、外部通信部31は、所定のサーバ装置1のみならず、ネットワーク9に接続された他の通信装置との間でも信号の送受信できることが望ましい。
情報出力部32は、画像信号をディスプレイ21に送信し、ユーザに提供すべき情報に係る画像をディスプレイ21に表示させる。また、情報出力部32は、音声信号をスピーカ22に送信し、ユーザに提供すべき情報に係る音声をスピーカ22に出力させる。
車内通信部33は、CANなどの車載ネットワーク58に接続され、車両5に設けられる他の電子装置と通信を行う。このような他の電子装置は、上述した機能提供装置50の他に、周辺監視装置51、ユーザ監視装置52、車両監視装置53、及び、車載情報装置54などが含まれる。車内通信部33は、車載ネットワーク58を介して、これらの電子装置50〜54から信号を受信するとともに、これらの電子装置50〜54に信号を送信する。なお、車両5は、これらの電子装置51〜54のうちの一部のみを備えていてもよい。
周辺監視装置51は、車両5の周辺を監視して、車両5の周辺の物体(人物や他の車両等)に関する情報を取得する装置である。周辺監視装置51は、車両5の前方及び後方の物体の位置を検出するレーダ、車両5の周辺の画像を取得する車載カメラ、及び、車両5の近傍に存在する物体を検出するクリアランスソナーなどを含む。
ユーザ監視装置52は、車両5のユーザを監視して、該ユーザに関する情報を取得する装置である。ユーザが所持する携帯装置の情報を読み取る読取装置、ユーザの画像を取得する車内カメラ、及び、ユーザの生体情報を検出する生体センサなどを含む。生体センサは、例えば、ユーザと直接的に接触するステアリングホイールなどの部位に配置される。
車両監視装置53は、車両5自体を監視して、車両5自体に関する情報を取得する装置である。車両監視装置53は、車両5の速度を取得する車速センサ、及び、車両5にかかる加速度を検出する加速度センサなどを含む。
車載情報装置54は、ユーザに各種のコンテンツを提供する装置である。車載情報装置54は、記録媒体やデータに基づいて映像や音声を再生する再生装置、及び、目的地までのルートをユーザに案内するナビゲーション装置などを含む。
また、情報処理部3の位置取得部34は、車両5の現在の位置を示す情報である現在位置を取得する。位置取得部34は、例えばGPSを含み、複数の衛星からの信号を受信して車両5の現在位置を緯度及び経度で取得する。
記憶部35は、情報提供装置2の動作に必要な各種の情報を記憶する。記憶部35は、例えば、フラッシュメモリなどの不揮発性の記憶装置である。記憶部35は、ファームウェアとなるプログラム35aを記憶している。このプログラム35aは、メモリカードなどの記録媒体からの読み出しにより取得され、記憶部35に予め記憶される。なお、プログラム35aは、ネットワーク9に接続された通信装置からダウンロードするなど、他の手法で取得されてもよい。
制御部30は、例えば、CPU、RAM、及び、ROMなどを備えるマイクロコンピュータであり、情報提供装置2の全体を制御する。制御部30のCPUが記憶部35に記憶されたプログラム35aを実行する(プログラム35aに従った演算処理を行う)ことにより、制御部30として必要な各種の機能が実現される。
図2に示す、環境取得部30a、条件取得部30b、適否判断部30c、ユーザ判定部30d、ユーザ提案部30e、及び、機能実行部30fは、プログラム35aの実行により実現される制御部30の機能のうちの一部である。
環境取得部30aは、車両5の走行環境を取得する。車両5の走行環境とは、該車両5が走行する道路や周辺などの状況を示す情報であり、例えば、日時、道路種別、渋滞及び天候などが含まれる。環境取得部30aは、走行環境をサーバ装置1からネットワーク9を介して取得する。
条件取得部30bは、車両5が備える車両機能の使用が好ましいと判断するための判断条件を取得する。条件取得部30bは、サーバ装置1からネットワーク9を介して判断条件を取得する。車両5が例えばACC、LKA及びスノーモードなどのように互いに異なる複数の車両機能を備える場合は、条件取得部30bは、それら複数の車両機能それぞれの判断条件を取得する。
適否判断部30cは、車両5が備える車両機能の使用が好ましいか否かを判断する。適否判断部30cは、環境取得部30aが取得した走行環境が条件取得部30bが取得した判断条件を満足するか否かに基づいて、車両機能の使用が好ましいか否かを判断する。車両5が例えばACC、LKA及びスノーモードなどのように互いに異なる複数の車両機能を備える場合は、適否判断部30cは、それら複数の車両機能それぞれの使用が好ましいか否かを個別に判断する。
ユーザ判定部30dは、適否判断部30cが車両機能の使用が好ましいと判断した場合に、当該車両機能の使用をユーザに提案するか否かを判定する。ユーザ判定部30dは、過去におけるユーザの車両機能の使用状況に基づいて、車両機能の使用のユーザへの提案が必要か否かを判定する。ユーザ判定部30dは、サーバ装置1からネットワーク9を介してユーザの使用状況を取得する。
ユーザ提案部30eは、ユーザ判定部30dが車両機能の使用のユーザへの提案が必要と判定した場合に、ディスプレイ21等を利用して車両機能の使用をユーザに提案する。この提案に応答して、ユーザは車両機能の使用を承認、あるいは、否認する。
機能実行部30fは、ユーザ提案部30eの提案に応答してユーザが車両機能の使用を承認した場合に、当該車両機能を実行する。機能実行部30fは、車内通信部33を介して当該車両機能を提供する機能提供装置50に信号を送信して、当該車両機能を実行する。
ユーザは、このようにユーザ提案部30eの提案に承認することで車両機能を実行させることができる。また、このような提案への承認以外に、ユーザは、通常の操作部を自発的に操作することにより、所望のタイミングで所望の車両機能を実行させることも、もちろん可能である。
ユーザが、提案を承認、または、操作部の操作により車両機能を実行させた場合は、制御部30は、当該車両機能を使用したことを示す使用状況データを、ネットワーク9を介してサーバ装置1へ送信する。このような使用状況データは、車両機能を使用した時点(提案の承認の時点/操作部の操作の時点)における位置(現在位置)、及び、走行環境(日時、道路種別、渋滞及び天候など)を含んでいる。
また、ユーザが、提案を否認して車両機能を使用しなかった場合も、制御部30は、当該車両機能の提案を否認したことを示す使用状況データを、ネットワーク9を介してサーバ装置1へ送信する。このような使用状況データは、提案を否認した時点における位置、及び、走行環境を含んでいる。
通信システム100に係る複数の車両5の情報提供装置2はそれぞれ、このような使用状況データを随時にサーバ装置1に送信する。このため、サーバ装置1においては、通信システム100に係る複数の車両5のユーザの使用状況データが蓄積されることになる。
<1−3.サーバ装置の構成>
次に、サーバ装置1の構成について説明する。図3は、主にサーバ装置1の構成を示す図である。サーバ装置1は、CPU10、RAM11及びROM12を備えるコンピュータである。また、サーバ装置1は、ネットワーク9を介して通信を行う通信部13と、不揮発性の記憶装置であるハードディスク14とを備えている。サーバ装置1は、通信部13により、車両5に搭載された情報提供装置2との間で信号の送受信を行うことが可能となる。
ハードディスク14には、プログラム16が記憶されている。CPU10がプログラム16を実行する(プログラム16に従った演算処理を行う)ことにより、サーバ装置1として必要な機能部が実現される。図4に示す、受信処理部10a、送信処理部10b及び条件設定部10cは、プログラム16の実行により実現される機能部の一部である。
受信処理部10aは、車両5の情報提供装置2から受信した使用状況データ等のデータを処理する。送信処理部10bは、車両5の情報提供装置2に対して送信するデータを処理する。また、条件設定部10cは、車両5が備える車両機能の使用が好ましいと判断するための判断条件を設定する。
また、ハードディスク14には、データベース15が記憶されている。このデータベース15においては、地図データ15a、渋滞データ15b、天候データ15c、ユーザ別データ15d、及び、機能別データ15eが含まれている。
地図データ15aは、通信システム100に係る車両5が走行する可能性のある地域の地図に関する情報を含んでいる。地図データ15aは、例えば、各道路の道路種別(高速道路か一般道か)を含んでいる。
渋滞データ15bは、通信システム100に係る車両5が走行する可能性のある地域の渋滞に関する情報を含んでいる。渋滞データ15bは、例えば、現在の渋滞有無(渋滞が有るか無いか)を位置に関連付けて含んでいる。
天候データ15cは、通信システム100に係る車両5が走行する可能性のある地域の天候に関する情報を含んでいる。天候データ15cは、例えば、現在の天候(晴、雨、曇、雪など)を位置に関連付けて含んでいる。
また、ユーザ別データ15d、及び、機能別データ15eは、通信システム100に係る複数の車両5の情報提供装置2それぞれから受信した使用状況データを分類して蓄積したものである。ユーザ別データ15dは、通信システム100を利用するユーザごとに、使用状況データを分類したものである。ユーザ別データ15dは、ユーザの識別情報に関連付けて登録される。一方、機能別データ15eは、通信システム100において利用される車両機能ごとに、使用状況データを分類したものである。機能別データ15eは、車両機能の識別情報に関連付けて登録される。
図4は、一のユーザに係るユーザ別データ15dの一例を示す図である。ユーザ別データ15dは、テーブル形式のデータであり、複数のレコードRaを有している。各レコードRaは、一つの車両機能に対応しており、当該車両機能に関する直近のユーザの対応が登録される。このようなユーザ別データ15dは、過去における当該ユーザの各車両機能に関する使用状況を表すものとなる。
各レコードRaにおいては、車両機能を識別するための「車両機能名」と、直近のユーザの対応がなされた時点の「日時」と、直近のユーザの対応の具体的内容を示す「ユーザ対応」とが関連付けられている。
ユーザが提案を承認または操作部の操作により車両機能を使用した場合は、当該車両機能のレコードRaの「ユーザ対応」には「使用」が登録される。一方、ユーザが提案を否認して車両機能を使用しなかった場合は、当該車両機能のレコードRaの「ユーザ対応」には「否認」が登録される。また、ユーザが、当該車両機能を使用したことがなく、かつ、当該車両機能の使用の提案もされたことがない場合は、当該車両機能のレコードRaの「日時」及び「ユーザ対応」は空欄(Null)とされる。
また、図5は、一の車両機能に係る機能別データ15eの一例を示す図である。機能別データ15eは、テーブル形式のデータであり、複数のレコードRbを有している。各レコードRbは、当該車両機能の一回の使用ごとの状況を示している。すなわち、通信システム100に係る複数の車両5のいずれかのユーザが、当該車両機能を使用するごとに一つのレコードRbが追加される。このような機能別データ15eは、複数の車両5のユーザの当該車両機能に関する使用状況を表すものとなる。
各レコードRbにおいては、使用したユーザを識別するための「ユーザID」と、当該車両機能を使用した時点の「位置」と、走行環境(「日時」「道路種別」「渋滞有無」「天候」など)とが関連付けられている。
受信処理部10aは、車両5の情報提供装置2から使用状況データを受信すると、このようなデータベース15のユーザ別データ15d及び機能別データ15eの内容を更新し、受信した使用状況データの内容を反映する。
<1−4.通信システムの処理>
次に、通信システム100の処理について説明する。図6及び図7は、通信システム100の処理の流れを示す図である。以下では、一の車両5に注目して通信システム100の処理の流れを説明する。以下、注目する車両5を「対象車両」といい、対象車両のユーザを「対象ユーザ」という。
対象車両の情報提供装置2が起動すると、まず、制御部30が対象ユーザを識別し、対象ユーザの識別情報を取得する(ステップS21)。制御部30は、ユーザ監視装置52が取得する対象ユーザに関する情報に基づいて、対象ユーザを識別する。制御部30は、例えば、対象ユーザが所持する携帯装置の情報、対象ユーザの画像、あるいは、対象ユーザの生体情報などに基づいて対象ユーザを識別できる。
次に、制御部30は、対象車両が備える車両機能の種類を取得する(ステップS22)。制御部30は、車内通信部33を介して機能提供装置50に信号を送信して、どのような種類の車両機能を対象車両が備えているかを把握する。通常、一つの車両5は、ACC、LKA及びスノーモードなどのように複数の車両機能を備えている。以下、対象車両は、互いに異なる複数の車両機能を備えているものとして説明する。
次に、位置取得部34が、複数の衛星からの信号に基づいて、対象車両の現在位置を取得する(ステップS23)。
次に、環境取得部30aが、対象車両の現在位置における走行環境を取得する(ステップS24)。環境取得部30aは、走行環境を要求するための環境要求信号をサーバ装置1に送信する。この環境要求信号は、位置取得部34が取得した対象車両の現在位置を含んでいる。
この環境要求信号に応答して、サーバ装置1の送信処理部10bは、走行環境を情報提供装置2に送信する(ステップS11)。送信処理部10bは、データベース15内の地図データ15a、渋滞データ15b、及び、天候データ15c等を参照して、対象車両の現在位置における道路種別、渋滞有無、及び、天候などを走行環境として取得して、ネットワーク9を介して情報提供装置2に送信する。これにより、環境取得部30aは、対象車両の現在位置における走行環境をサーバ装置1からネットワーク9を介して取得する。さらに、環境取得部30aは、サーバ装置1または制御部30の計時機能を利用して、現在の日時を走行環境の一部として取得する。
このように環境取得部30aは、対象車両の走行環境をサーバ装置1からネットワーク9を介して取得するため、車両5が走行環境を検出する装置を備えていなくても、走行環境を取得することができる。
次に、条件取得部30bが、対象車両が備える車両機能の使用が好ましいと判断するための判断条件をサーバ装置1から取得する。条件取得部30bは、まず、判断条件を要求するための条件要求信号をサーバ装置1に送信する(ステップS25)。この条件要求信号は、対象車両の現在位置、及び、対象車両が備える複数の車両機能の識別情報を含んでいる。
この条件要求信号に応答して、サーバ装置1の条件設定部10cは、対象車両が備える車両機能の判断条件を設定する(ステップS12)。条件設定部10cは、データベース15内の機能別データ15eのうちから、対象車両が備える車両機能に関する機能別データ15eを選択する。条件設定部10cは、この機能別データ15eを参照し、対象車両の現在位置の近傍(例えば、半径1km以内)において、通信システム100に係る複数の車両5のユーザが当該車両機能を実際に使用した場合の走行環境を統計的に把握する。換言すれば、条件設定部10cは、対象車両の現在位置の近傍において、対象車両以外の複数の他車両のユーザ(不特定多数のユーザ)が、どのような走行環境において当該車両機能を実際に使用しているかを統計的に把握する。そして、条件設定部10cは、その把握した走行環境に基づいて判断条件を設定する。
例えば、車両機能を使用したユーザの8割以上が、道路種別が高速道路、かつ、渋滞が無しの場合に、車両機能を使用しているような場合は、条件設定部10cは、「道路種別」=「高速道路」、「渋滞有無」=「無し」という判断条件を設定する。機能別データ15eの「日時」は早朝、朝、昼、夕方、夜、深夜などの時間帯に分類される。そして、複数の車両5のユーザが車両機能を使用した時間帯に特定の傾向がある場合は、判断条件として「時間帯」が設定される。
条件設定部10cは、このような判断条件を、対象車両が備える複数の車両機能それぞれに関して設定する。これにより、条件設定部10cは、図8に示すような判断条件テーブルT1を生成する。判断条件テーブルT1は、対象車両が備える複数の車両機能にそれぞれ対応する複数の判断条件を含んでいる。判断条件テーブルT1は、テーブル形式のデータであり、複数のレコードRcを有している。各レコードRcは、一つの車両機能に対応しており、当該車両機能に関して設定された判断条件を示している。
各レコードRcにおいては、車両機能を識別するための「車両機能名」と、その車両機能の使用が好ましいと判断するための判断条件となる走行環境(「時間帯」「道路種別」「渋滞有無」「天候」など)とが対応付けられている。図8の例では、ACCについての判断条件は、「道路種別」=「高速道路」、「渋滞有無」=「無し」となっている。
前述のように、条件設定部10cは、対象車両の現在位置の近傍における、複数の車両5のユーザの実際の使用状況に基づいて判断条件を設定する。このため、現在位置の近傍において過去に複数のユーザが判断した判断結果(人間による判断結果)を反映した適切な判断条件を柔軟に設定することができる。
条件設定部10cは、対象車両の現在位置に応じて判断条件を設定することから、対象車両の現在位置が変われば判断条件が変わることもある。例えば、対象車両の現在位置が移動した場合は、ACCについての判断条件が「道路種別」=「一般道」、「渋滞有無」=「無し」に変わることもあり得る。
条件設定部10cは、このような判断条件テーブルT1を生成すると、判断条件テーブルT1をネットワーク9を介して情報提供装置2に送信する(ステップS13)。これにより、条件取得部30bは、対象車両が備える複数の車両機能にそれぞれの判断条件を含む判断条件テーブルT1を、サーバ装置1からネットワーク9を介して取得する(ステップS26)。
以降、環境取得部30aが取得した対象車両の走行環境と、条件設定部10cが取得した判断条件テーブルT1とに基づいて、適否判断部30cが、対象車両が備える複数の車両機能それぞれの使用が好ましいか否かを判断する。
まず、適否判断部30cは、対象車両が備える複数の車両機能のうちの一つを、判断の対象とする「対象機能」として選択する(図7のステップS27)。
次に、適否判断部30cは、対象車両の走行環境が、判断条件テーブルT1に含まれる対象機能の判断条件を満足するか否かを判断する(ステップS28)。例えば、対象機能がACCであり、判断条件テーブルT1が図8に示すものである場合においては、対象車両の走行環境が「道路種別」=「高速道路」、「渋滞有無」=「無し」の判断条件を満足するか否かを適否判断部30cが判断する。
対象車両の走行環境が対象機能の判断条件を満足しない場合は(ステップS28にてNo)、適否判断部30cは対象機能の使用が好ましくないと判断し、処理はそのままステップS35に進む。
一方、対象車両の走行環境が対象機能の判断条件を満足する場合は(ステップS28にてYes)、適否判断部30cは対象機能の使用が好ましいと判断する。この場合は、続いて、ユーザ判定部30dが、ユーザ判定処理(ステップS29)を実行して、対象機能の使用を対象ユーザに提案するか否かを判定する。
車両機能の使用が好ましい状況において一律にユーザにその使用を提案したとすると、そのような提案が煩わしいと感じるユーザが存在する。一方で、車両機能の操作方法を知らない、あるいは、忘れたために、車両機能の使用を積極的に提案して欲しいと感じるユーザも存在する。このため、ユーザ判定部30dは、ユーザ判定処理(ステップS29)において、対象ユーザの要請に合うように、対象ユーザの対象機能に関する過去の使用状況に基づいて対象機能の使用を対象ユーザに提案するか否かを判定する。
図9は、このユーザ判定処理(ステップS29)の詳細な流れを示す図である。
まず、ユーザ判定部30dは、対象ユーザの対象機能に関する過去の使用状況を表すユーザ別データ15dを、サーバ装置1から取得する(ステップS41)。条件取得部30bは、ユーザ別データ15dを要求するためのデータ要求信号をサーバ装置1に送信する。データ要求信号は、図6のステップS21で取得された対象ユーザの識別情報を含んでいる。
このデータ要求信号に応答して、サーバ装置1の送信処理部10bは、対象ユーザのユーザ別データ15dをネットワーク9を介して情報提供装置2に送信する(ステップS15)。これにより、ユーザ判定部30dは、ユーザ別データ15dをサーバ装置1からネットワーク9を介して取得する。
次に、ユーザ判定部30dは、ユーザ別データ15d(図4参照。)における対象機能のレコードRaの「ユーザ対応」を参照し、対象機能に関する直近の対象ユーザの対応が「否認」であるか否かを判定する(ステップS42)。
対象機能に関する直近の対象ユーザの対応が「否認」である場合は(ステップS42にてYes)、対象ユーザは対象機能の使用を望んでいないと考えられる。このため、原則的には、ユーザ判定部30dは、対象機能の使用の提案は「不要」と判断する(ステップS47)。
ただし、直近の対象ユーザの対応がなされた時点から比較的長時間(例えば半年)が経過している場合は、対象ユーザが変心して対象機能の使用を望むことも考えられる。このため、直近の対象ユーザの対応がなされた時点から第1閾値時間(例えば半年)が経過している場合は(ステップS43にてYes)、ユーザ判定部30dは、対象機能の使用の提案は「必要」と判断する(ステップS46)。
また、対象機能に関する直近の対象ユーザの対応が「否認」でない場合は(ステップS42にてNo)、次に、ユーザ判定部30dは、対象機能に関する直近の対象ユーザの対応が「使用」であるか否かを判定する(ステップS44)。
対象機能に関する直近の対象ユーザの対応が「使用」である場合は(ステップS44にてYes)、対象ユーザは対象機能の使用の経験があることから、対象機能の使用を希望する対象ユーザは自発的に操作部を操作して対象機能を使用すると考えられる。このため、原則的には、ユーザ判定部30dは、対象機能の使用の提案は「不要」と判断する(ステップS48)。
ただし、直近の対象ユーザの対応がなされた時点からある程度の時間(例えば1ヶ月)が経過している場合は、対象ユーザが対象機能の操作方法を忘れている可能性がある。このため、直近の対象ユーザの対応がなされた時点から第2閾値時間(例えば1ヶ月)が経過している場合は(ステップS45にてYes)、ユーザ判定部30dは、対象機能の使用の提案は「必要」と判断する(ステップS46)。
また、対象機能に関する直近の対象ユーザの対応が「否認」及び「使用」のいずれでもない場合は(ステップS44にてNo)、対象ユーザは対象機能の使用の経験が無いと考えられる。この場合は、対象ユーザに対象機能の利便性を経験してもらうため、ユーザ判定部30dは、対象機能の使用の提案は「必要」と判断する(ステップS46)。
このように、ユーザ判定部30dは、対象ユーザの対象機能に関する過去の使用状況に基づいて、対象機能の使用を対象ユーザに提案するか否かを判定する。このため、対象ユーザの要請に合わせて、対象ユーザに提案するか否かを適切に判定することができる。
図7に戻り、ユーザ判定処理(ステップS29)が完了すると、このユーザ判定処理の判定結果に応じた処理がなされる。ユーザ判定処理において対象機能の使用の提案が「不要」と判断された場合は(ステップS30にてNo)、対象機能の使用の提案はなされず、処理はそのままステップS35に進む。
一方、ユーザ判定処理において対象機能の使用の提案が「必要」と判断された場合は(ステップS30にてYes)、ユーザ提案部30eが対象機能の使用を対象ユーザに提案する(ステップS31)。この場合は、ユーザ提案部30eが情報出力部32を制御し、図10に示すように、対象機能の使用を提案するメッセージをディスプレイ21の画面に表示させる。この際、メッセージの表示に合わせてスピーカから所定の音声が出力されることが望ましい。
また、このディスプレイ21の画面には、承認ボタン21aと否認ボタン21bとの2つのコマンドボタンがさらに表示される。対象ユーザは、これら2つのコマンドボタンのいずれかをタッチする。これにより、対象ユーザは、対象機能の使用の提案に応答して、対象機能の使用を承認、あるいは、否認することができる。
対象ユーザが対象機能の使用を承認した場合は(ステップS32にてYes)、機能実行部30fは、車内通信部33を介して対象機能を提供する機能提供装置50に所定の信号を送信して、対象機能を実行する(ステップS33)。したがって、対象ユーザは、提案に応答して承認するのみで対象機能を容易に実行させることができる。続いて、制御部30が、対象機能を使用したことを示す使用状況データをネットワーク9を介してサーバ装置1へ送信する(ステップS34)。
一方、対象ユーザが対象機能の使用を否認した場合は(ステップS32にてNo)、機能実行部30fは対象機能を実行せず、制御部30が、対象機能の提案を否認したことを示す使用状況データをネットワーク9を介してサーバ装置1へ送信する(ステップS34)。
このように送信された使用状況データは、サーバ装置1に受信される。サーバ装置1の受信処理部10aは、受信した使用状況データの内容を反映するように、データベース15のユーザ別データ15d及び機能別データ15eの内容を更新する(ステップS14)。
このようにして一つの車両機能に関する処理が完了すると、適否判断部30cが、対象車両が備える複数の車両機能のうち対象機能とされていない車両機能があるか否かを判定する(ステップS35)。そして、存在していた場合は(ステップS35にてYes)、処理はステップS27に戻り、複数の車両機能のうちの次の一つが新たな対象機能として選択され、上記と同様にしてその対象機能の使用が好ましいか否かが判断される。このような処理が繰り返され、対象車両が備える全ての車両機能について使用が好ましいか否かが判断されることになる。
全ての車両機能について使用が好ましいか否かが判断されると(ステップS35にてNo)、処理は図6のステップS23に戻り、対象車両の現在位置が新たに取得され、上記と同様の処理が再び繰り返されることになる。
以上のように、本実施の形態の情報提供装置2においては、環境取得部30aが車両5の走行環境を取得し、条件取得部30bが車両5が備える車両機能の使用が好ましいと判断するための判断条件を所定のサーバ装置1からネットワーク9を介して取得する。そして、ユーザ提案部30eは、走行環境が判断条件を満足した場合に車両機能の使用をユーザに提案する。このようにサーバ装置1から取得した判断条件に基づいて、車両機能の使用が好ましいか否かが判断されるため、車両機能の使用の提案を適切に行うことができる。
また、位置取得部34が車両5の現在の位置である現在位置を取得し、環境取得部30aが車両5の現在位置における走行環境を取得するとともに、条件取得部30bが車両5の現在位置に応じた判断条件を取得する。このため、車両5の現在位置に基づいて車両機能の使用が好ましいか否かを判断でき、車両機能の使用の提案をさらに適切に行うことができる。
また、サーバ装置1の条件設定部10cは、通信システム100に係る複数の車両5のユーザの車両機能の使用状況に応じて判断条件を設定する。このため、複数のユーザの実際の使用状況を反映した適切な判断条件を柔軟に設定することができる。そして、このような実際の使用状況を反映した判断条件に基づいて車両機能の使用が好ましいか否かが判断されるため、車両機能の使用の提案をさらに適切に行うことができる。
また、ユーザ判定部30dが、過去におけるユーザの車両機能の使用状況に基づいて車両機能の使用をユーザに提案するか否かを判定する。このため、ユーザの要請に合うように車両機能の使用の提案を適切に行うことができる。
また、過去におけるユーザの車両機能の使用状況を表すユーザ別データ15dはサーバ装置1に記憶され、ユーザ判定部30dはユーザ別データ15dをサーバ装置1からネットワーク9を介して取得する。このため、ユーザが車両5を乗り換えた場合であっても、サーバ装置1に記憶された当該ユーザのユーザ別データ15dに基づいて、該ユーザに車両機能の使用の提案を適切に行うことができる。
<2.第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態の通信システム100の構成及び動作は、第1の実施の形態とほぼ同様であるため、以下、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
第1の実施の形態では、複数の車両機能のいずれかの判断条件を走行環境が満足した場合は、ユーザ提案部30eが、該判断条件に対応する車両機能の使用を提案していた。そして、その提案に応答してユーザが車両機能の使用を承認した場合に、機能実行部30fが当該車両機能を実行していた。これに対して、第2の実施の形態では、複数の車両機能のいずれかの判断条件を走行環境が満足した場合において、該判断条件に対応する車両機能が特定機能のときは、機能実行部30fはユーザの承認が無くても当該車両機能を自動的に実行するようになっている。
車両5が備える複数の車両機能のうち、このように自動的に実行される特定機能は予め定められる。例えば、MAVなど、画像や情報を表示する機能は、特定機能とすることが望ましい。一方で、例えば、ACCなど、アクセル及びステアリング等のドライバの操作に介入する機能は、特定機能とすることは望ましくない。車両5が備える複数の車両機能のうちのいずれを特定機能とするかは、ユーザが好みに応じて設定できるようになっていてもよい。
本実施の形態では、車両5が備える複数の車両機能のうちのいずれが特定機能であるかは、条件取得部30bがサーバ装置1から取得する判断条件テーブルによって定められる。
図11は、第2の実施の形態の判断条件テーブルT2の例を示す図である。本実施の形態の判断条件テーブルT2も、テーブル形式のデータであり、複数のレコードRcを有している。各レコードRcは、一つの車両機能に対応しており、当該車両機能に関して設定された判断条件を示している。これとともに、各レコードRcには「特定機能」の項目が存在し、「特定機能」には「Yes」または「No」のいずれかが登録されている。「特定機能」に「Yes」が登録されているレコードRcの車両機能が特定機能となる。
第2の実施の形態の通信システム100の処理の流れは、ユーザ判定処理において対象機能の使用の提案が「必要」と判断された場合(図7のステップS30にてYes)の後が、第1の実施の形態と一部異なっている。図12は、第2の実施の形態の通信システム100の処理の流れのうち、第1の実施の形態と異なる部分を主に示している。
ユーザ判定処理において対象機能の使用の提案が「必要」と判断された場合(ステップS30にてYes)は、機能実行部30fが、対象機能が特定機能であるか否かを判定する(ステップS301)。この対象機能は、走行環境が満足した判断条件に対応する車両機能に相当する。機能実行部30fは、判断条件テーブルT2を参照して、対象機能が特定機能であるか否かを判定する。
対象機能が特定機能でない場合は(ステップS301にてNo)、第1の実施の形態と同様に、ユーザ提案部30eが対象機能の使用を対象ユーザに提案する(ステップS31)。そして、対象ユーザが対象機能の使用を承認した場合は(ステップS32にてYes)、機能実行部30fは対象機能を実行する(ステップS33)。
これに対して、対象機能が特定機能である場合は(ステップS301にてYes)、ユーザ提案部30eによる対象ユーザへの提案が省略され、機能実行部30fはユーザの承認が無くても対象機能を自動的に実行する(ステップS33)。
このように機能実行部30fがユーザの承認無く対象機能を自動的に実行した場合は、機能実行部30fが情報出力部32を制御し、図13に示すように、対象機能を自動的に実行した旨を示すメッセージをディスプレイ21の画面に表示させる。この際、メッセージの表示に合わせてスピーカから所定の音声が出力されることが望ましい。
また、このディスプレイ21の画面には、OKボタン21cとキャンセルボタン21dとの2つのコマンドボタンがさらに表示される。対象ユーザは、これら2つのコマンドボタンのうちキャンセルボタン21dにタッチすることで、自動的に実行された対象機能の実行を停止することができる。
このように第2の実施の形態においては、ある車両機能の使用が好ましいと判断された場合は、機能実行部30fは、当該車両機能が特定機能のときは、ユーザが承認せずとも当該車両機能を自動的に実行する。このため、ユーザの操作の負担を大きく低減できる。
<3.第3の実施の形態>
次に、第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態の通信システム100の構成及び動作は、第1の実施の形態とほぼ同様であるため、以下、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
第1の実施の形態では、車両5の現在位置において車両機能の使用が好ましいか否かが判断されていた。これに対して、第3の実施の形態では、車両5が走行する予定の位置である予定位置が導出され、この車両5の予定位置において車両機能の使用が好ましいか否かが判断されるようになっている。
図14は、第3の実施の形態の情報提供装置2の構成を主に示す図である。第3の実施の形態の情報提供装置2は、プログラム35aの実行により実現される制御部30の機能のうちの一つとして、位置導出部30gを備えている。その他の構成は、第1の実施の形態と同様である。
位置導出部30gは、車両5が走行する予定の位置である予定位置を導出する。位置導出部30gは、車両5の現在位置と、目的地までのルートと、車両5の速度とに基づいて、車両5が所定時間後(例えば10分後)に走行する予定の位置を予定位置として導出する。
第3の実施の形態の通信システム100の処理の流れは、第1の実施の形態と一部異なっている。第3の実施の形態の通信システム100においては、第1の実施の形態における車両5の「現在位置」に代えて、車両5の「予測位置」が用いられる。したがって、環境取得部30aが車両5の予測位置における走行環境を取得するとともに、条件取得部30bが車両5の予測位置に応じた判断条件を取得する。
図15は、第3の実施の形態の通信システム100の処理の流れのうち、第1の実施の形態と異なる部分を主に示している。
まず、制御部30が、対象ユーザを識別するとともに(ステップS21)、対象車両が備える車両機能の種類を取得する(ステップS22)。
次に、位置導出部30gは、位置取得部34から車両5の現在位置、車載情報装置54に含まれるナビゲーション装置から目的地までのルート、車両監視装置53から車両5の速度をそれぞれ取得する(ステップS231)。そして、位置導出部30gは、これらの車両5の現在位置と、目的地までのルートと、車両5の速度とに基づいて、車両5の予定位置を導出する(ステップS232)。
次に、環境取得部30aが、対象車両の予定位置における走行環境を取得する(ステップS24)。環境取得部30aは、対象車両の予定位置を含む環境要求信号をサーバ装置1に送信する。これにより、環境取得部30aは、対象車両の予定位置における走行環境をサーバ装置1からネットワーク9を介して取得する。また、環境取得部30aは、現在の日時に所定時間(例えば10分)を加算した日時を、走行環境の一部として取得する。
次に、条件取得部30bが、対象車両の予定位置における判断条件を取得する。条件取得部30bは、対象車両の予定位置を含む条件要求信号をサーバ装置1に送信する(ステップS25)。条件要求信号に応答して、サーバ装置1の条件設定部10cは、対象車両が備える車両機能の判断条件を設定する(ステップS12)。条件設定部10cは、対象車両の予定位置の近傍における、複数の車両5のユーザの実際の使用状況に基づいて判断条件を設定する。
そして、条件設定部10cが、判断条件テーブルT1をネットワーク9を介して情報提供装置2に送信する(ステップS13)。これにより、条件取得部30bは、対象車両が備える複数の車両機能にそれぞれの判断条件を含む判断条件テーブルT1を、サーバ装置1からネットワーク9を介して取得する(ステップS26)。
以降、環境取得部30aが取得した対象車両の走行環境と、条件設定部10cが取得した判断条件テーブルT1とに基づいて、適否判断部30cが、対象車両が備える複数の車両機能それぞれの使用が好ましいか否かを判断する。したがって、車両5の予測位置に基づいて車両機能の使用が好ましいか否かを判断できる。
このように第3の実施の形態においては、車両の予定位置に基づいて車両機能の使用が好ましいか否かを判断するため、車両機能の使用の提案を事前に行うことができる。例えば、ある車両機能(例えば,ACCなど)の使用が好ましい状況となるのに先立って、該車両機能の使用の提案をユーザにすることができる。このため、ユーザは、該車両機能の使用が好ましい状況となった場合に当該車両機能を速やかに使用できる。
<4.他の実施の形態>
以下、他の実施の形態について説明する。上記実施の形態及び以下で説明する形態を含む全ての形態は、適宜に組み合わせ可能である。
<4−1.ユーザのタイプ>
条件設定部10cは、ユーザのタイプを考慮して判断条件を設定してもよい。ユーザは、例えば、熟練ドライバ、初心者ドライバなどのタイプに分類することができる。このようなユーザのタイプは、予め設定することができる。条件設定部10cは、データベース15内の機能別データ15eのうちから、対象ユーザと同じタイプのユーザのレコードRbのみを利用して判断条件を設定する。これによれば、ユーザのタイプを考慮した判断条件に基づいて、車両機能の使用が好ましいか否かが判断されるため、車両機能の使用の提案をさらに適切に行うことができる。
<4−2.ユーザの体調>
条件設定部10cは、ユーザの体調を考慮して判断条件を設定してもよい。ユーザは、例えば、眠たい、疲れたなど体調が刻々と変化する。このようなユーザの体調は、生体センサなどの情報に基づいて取得できる。条件設定部10cは、データベース15内の機能別データ15eのうちから、対象ユーザと同じ体調のユーザのレコードRbのみを利用して判断条件を設定する。これによれば、ユーザの体調を考慮した判断条件に基づいて、車両機能の使用が好ましいか否かが判断されるため、車両機能の使用の提案をさらに適切に行うことができる。
<4−3.車両の使用用途>
条件設定部10cは、車両5の使用用途を考慮して判断条件を設定してもよい。ユーザは、例えば、レジャーやビジネスなど様々な使用用途で車両5を利用する。このような使用用途は、目的地までのルートなどの情報に基づいて取得できる。条件設定部10cは、データベース15内の機能別データ15eのうちから、対象ユーザと同じ使用用途のレコードRbのみを利用して判断条件を設定する。これによれば、車両5の使用用途を考慮した判断条件に基づいて、車両機能の使用が好ましいか否かが判断されるため、車両機能の使用の提案をさらに適切に行うことができる。
<4−4.その他の変形例>
上記実施の形態では、情報提供装置2は車両5に搭載される車載装置として説明したが、ユーザが車両5に持ち込むタブレット端末やスマートフォンなどの携帯情報端末が情報提供装置2として機能してもよい。
また、上記実施の形態では、情報提供装置2と電子装置51〜54とは別の装置として説明していたが、情報提供装置2は、電子装置51〜54のうちのいずれかの装置と一体化されてもよい。例えば、情報提供装置2は、車載情報装置54の一つであるナビゲーション装置と一体化されてもよい。
また、上記実施の形態では、環境取得部30aは、主にサーバ装置1から対象車両の走行環境を取得していた。これに対し、環境取得部30aは、対象車両自体が備える装置から走行環境の一部または全部を取得してもよい。例えば、対象車両がナビゲーション装置を備えている場合は、環境取得部30aは、現在位置または予定位置における道路種別をナビゲーション装置から取得できる。また、環境取得部30aは、所定のサーバ装置1以外の通信装置から、走行環境の一部または全部を取得してもよい。例えば、環境取得部30aは、天候情報を提供する通信装置から、現在位置または予定位置における天候を取得できる。
また、条件設定部10cは、車両5における同乗者の有無に応じて、車両機能の使用の提案の内容を変更してもよい。例えば、同乗者に乗り物酔いの傾向がある場合は、車両5の挙動に関わる車両機能の使用の提案をしないようにしてもよい。
また、上記実施の形態において一つのブロックとして説明した機能は必ずしも単一の物理的要素によって実現される必要はなく、分散した物理的要素によって実現されてよい。また、上記実施の形態で複数のブロックとして説明した機能は単一の物理的要素によって実現されてもよい。また、車両内の装置と車両外の装置とに任意の一つの機能に係る処理を分担させ、これら装置間において通信によって情報の交換を行うことで、全体として当該一つの機能が実現されてもよい。
また、上記実施の形態においてプログラムの実行によってソフトウェア的に実現されると説明した機能の全部又は一部は電気的なハードウェア回路により実現されてもよい。また、上記実施の形態において一つのブロックとして説明した機能が、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。
1 サーバ装置
2 情報提供装置
5 車両
9 ネットワーク
10c 条件設定部
30a 環境取得部
30b 条件取得部
30c 適否判断部
30d ユーザ判定部
30e ユーザ提案部
30f 機能実行部
T1 判断条件テーブル

Claims (6)

  1. 車両で用いる情報提供装置であって、
    前記車両の走行環境を取得する第1取得手段と、
    前記車両が備える車両機能の使用が好ましいと判断するための判断条件を、所定のサーバ装置からネットワークを介して取得する第2取得手段と、
    前記走行環境が前記判断条件を満足した場合に、前記車両機能の使用を前記ユーザに提案する提案手段とを備え、
    前記提案手段は、前記ユーザの前記車両機能の使用状況及び直近の前記ユーザの車両機能の使用時点からの経過時間に基づいて、前記車両機能の使用を前記ユーザに提案するか否かを判断することを特徴とする情報提供装置。
  2. 請求項1に記載の情報提供装置において、
    前記使用状況とは、直近の車両機能の使用を前記ユーザへ提案時の前記ユーザの車両機能の使用状況であり、
    前期提案手段は、前記使用状況が不使用であり前記経過時間が第1の所定時間を超過した場合、前記車両機能の使用を前記ユーザに提案することを特徴とする情報提供装置。
  3. 請求項1ないし請求項2のいずれかに記載の情報提供装置において、
    前記使用状況とは、直近の車両機能の使用を前記ユーザへ提案時の前記ユーザの車両機能の使用状況であり、
    前期提案手段は、前記使用状況が使用であり、前記経過時間が第2の所定時間を超過した場合、前記車両機能の使用を前記ユーザに提案しないことを特徴とする情報提供装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の情報提供装置において、
    前記提案手段は、前記ユーザの前記車両機能の使用状況を、前記サーバ装置から前記ネットワークを介して取得することを特徴とする情報提供装置。
  5. サーバ装置と、車両で用いる情報提供装置とを含む通信システムであって、
    前記サーバ装置は、前記車両が備える車両機能の使用が好ましいと判断するための判断条件を設定する設定手段を備え、
    前記情報提供装置は、前記車両の走行環境を取得する第1取得手段と、前記判断条件を前記サーバ装置からネットワークを介して取得する第2取得手段と、前記走行環境が前記判断条件を満足した場合に、前記車両機能の使用を前記車両のユーザに提案する提案手段とを備え、
    前記設定手段は、前記ユーザの前記車両機能の使用状況及び直近の前記ユーザの車両機能の使用時点からの経過時間に基づいて、前記車両機能の使用を前記ユーザに提案することを特徴とする通信システム。
  6. 車両のユーザに情報を提供する情報提供方法であって、
    (a)前記車両の走行環境を取得する工程と、
    (b)前記車両が備える車両機能の使用が好ましいと判断するための判断条件を、所定
    のサーバ装置からネットワークを介して取得する工程と、
    (c)前記走行環境が前記判断条件を満足した場合に、前記車両機能の使用を前記車両
    のユーザに提案する工程と、
    を備え、
    前記(c)工程では、前記ユーザの前記車両機能の使用状況及び直近の前記ユーザの車両機能の使用時点からの経過時間に基づいて、前記車両機能の使用を前記ユーザに提案することを特徴とする情報提供方法。
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