JP6345828B1 - 安全帯 - Google Patents

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Abstract

【課題】胴ベルト型及びハーネス型の安全帯を着脱可能な構造を有する安全帯を提供する。【解決手段】作業者の肩部に装着される肩ベルト201A,201Bと、前記肩と一体に設けられ、前記作業者の腿部に装着される腿ベルト203A,203Bと、前記肩ベルト及び前記腿ベルトの結合位置において前記肩ベルト及び前記腿ベルトとともに一体に設けられるバックル217A,217Bと、を含むハーネス型安全帯2と、前記作業者の胴に装着される胴ベルト301と、前記胴ベルトと一体に設けられ、前記バックルに対して着脱自在に装着される連結金具304A,304Bと、を含む胴ベルト型安全帯3と、を備えた安全帯1である。【選択図】図7A

Description

本発明は、高所で作業を行う際に着用する安全帯に関する。
高所で作業を行う作業者の墜落を阻止するための着用具として、胴ベルト型やハーネス型の安全帯が知られている(例えば特許文献1,2)。
特開2009−112369号公報 特開2013−81597号公報
胴ベルト型の安全帯は、作業者の胴の周囲に装着される胴ベルトと、構造物と胴ベルトとの間に繋がれる命綱(ロープ、ストラップ等)と、を含んで構成されている。胴ベルト型の安全帯の場合、電力線が架設された電柱上における保守点検作業に適した構造を有しているが、作業者が足場を誤って踏み外してしまった場合、墜落の際の衝撃が作業者の腰に集中し、腰を痛める虞があった。一方、ハーネス型の安全帯は、作業者の肩及び腿に連続するように装着されるベルトと、構造物とベルトとの間に繋がれる命綱(ロープ、ストラップ等)と、を含んで構成されている。ハーネス型の安全帯の場合、電力線が架設された電柱上における保守点検作業に適した構造を有している訳ではないが、作業者が誤って足場を踏み外してしまった場合であっても、墜落の際の衝撃が作業者の両肩及び両腿に分散し、作業者の1箇所に集中するようなことはない。このように、胴ベルト型及びハーネス型の安全帯は、夫々固有の構造を有していることから、高所作業の内容に応じて使い分けられているのが現状である。
そこで、本発明は、胴ベルト型及びハーネス型の安全帯を着脱可能な構造を有する安全帯を提供することを目的とする。
前述した課題を解決する主たる本発明は、作業者の肩部に装着される肩ベルトと、前記肩ベルトと一体に設けられ、前記作業者の腿部に装着される腿ベルトと、前記肩ベルト及び前記腿ベルトの結合位置において前記肩ベルト及び前記腿ベルトとともに一体に設けられるバックルと、を含むハーネス型安全帯と、前記作業者の胴に装着される胴ベルトと、前記胴ベルトと一体に設けられ、前記バックルに対して着脱自在に装着される連結金具と、前記胴ベルトに重なり合って装着される補助ベルトと、を含む胴ベルト型安全帯と、を備えた安全帯であって、前記連結金具は、前記バックルに嵌入される嵌入片と、前記嵌入片が前記バックルの方向を向いた状態で前記胴ベルトが挿通される挿通孔と、前記嵌入片及び前記挿通孔が一体に設けられる金具本体と、を含み、前記金具本体は、前記嵌入片が前記補助ベルトから遠ざかるように、前記嵌入片とは反対側の端から前記嵌入片に近づくにつれて傾斜する形状を呈する
本発明の他の特徴については、添付図面及び本明細書の記載により明らかとなる。
本発明によれば、高所作業の内容に応じて、ハーネス型安全帯及び胴ベルト型安全帯を一体として使用することも別体として使用することも可能になる。
本実施形態に係る安全帯の一部を構成するハーネス型安全帯であって、作業者の背部となる側から示す図である。 本実施形態に係る安全帯の他の一部を構成する胴ベルト型安全帯を示す図である。 本実施形態に係る安全帯の他の一部を構成する胴ベルト型安全帯に装着される一方の連結金具を示す斜視図である。 本実施形態に係る安全帯の他の一部を構成する胴ベルト型安全帯に装着される他方の連結金具を示す斜視図である。 本実施形態に係る安全帯において、一方の連結金具を図3Aにおける+Yの側から−Yの側を眺めたときの平面図である。 本実施形態に係る安全帯において、他方の連結金具を図3Bにおける−Yの側から+Yの側を眺めたときの平面図である。 本実施形態に係る安全帯において、一方の連結金具を図3Aにおける+Xの側から−Xの側を眺めたときの平面図である。 本実施形態に係る安全帯において、一方の連結金具を図3Bにおける+Xの側から−Xの側を眺めたときの平面図である。 本実施形態に係る安全帯において、一方の連結金具が環状金具に隣り合っている様子を示す図である。 本実施形態に係る安全帯において、バックルに連結金具を連結する前の状態を作業者の背部となる側から示す図である。 本実施形態に係る安全帯において、バックルに連結金具を連結した後の状態を作業者の背部となる側から示す図である。 本実施形態に係る安全帯を着用した状態において、バックルに連結金具を連結する前の状態を作業者の背部の側から示す図である。 本実施形態に係る安全帯を着用した状態において、バックルに連結金具を連結した後の様子を作業者の背部の側から示す図である。 作業者が本実施形態に係る安全帯を着用し、電柱上において高所作業を行う様子を示す図である。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
図1は、本実施形態に係る安全帯の一部を構成するハーネス型安全帯であって、作業者の背部の側から示す図である。図2は、本実施形態に係る安全帯の他の一部を構成する胴ベルト型安全帯を示す図である。図3Aは、本実施形態に係る安全帯の他の一部を構成する胴ベルト型安全帯に装着される一方の連結金具を示す斜視図である。図3Bは、本実施形態に係る安全帯の他の一部を構成する胴ベルト型安全帯に装着される他方の連結金具を示す斜視図である。図4Aは、本実施形態に係る安全帯において、一方の連結金具を図3Aにおける+Yの側から−Yの側を眺めたときの平面図である。図4Bは、本実施形態に係る安全帯において、他方の連結金具を図3Bにおける−Yの側から+Yの側を眺めたときの平面図である。図5Aは、本実施形態に係る安全帯において、一方の連結金具を図3Aにおける+Xの側から−Xの側を眺めたときの平面図である。図5Bは、本実施形態に係る安全帯において、一方の連結金具を図3Bにおける+Xの側から−Xの側を眺めたときの平面図である。尚、X軸は後述する挿通孔の長手方向に沿う軸であり、Y軸は後述する胴ベルトを挿通孔に挿通する方向に沿う軸であり、Z軸はX軸及びY軸に直交する軸である。図6は、本実施形態に係る安全帯において、一方の連結金具が環状金具に隣り合っている様子を示す図である。図7Aは、本実施形態に係る安全帯において、バックルに連結金具を連結する前の状態を作業者の背部となる側から示す図である。図7Bは、本実施形態に係る安全帯において、バックルに連結金具を連結した後の状態を作業者の背部となる側から示す図である。図8Aは、本実施形態に係る安全帯を着用した状態において、バックルに連結金具を連結する前の状態を作業者の背部の側から示す部分拡大図である。図8Bは、本実施形態に係る安全帯を着用した状態において、バックルに連結金具を連結した後の様子を作業者の背部の側から示す部分拡大図である。図9は、作業者が本実施形態に係る安全帯を着用し、電柱上において高所作業を行う様子を示す図である。
以下、図1〜図9を参照しつつ、本実施形態に係る安全帯について説明する。
===安全帯の構成例===
安全帯1は、作業者が高所作業を行う際に墜落しないように着用する着用具であって、ハーネス型安全帯2と、ハーネス型安全帯2に対して着脱可能な胴ベルト型安全帯3と、を含んで構成されている。尚、ハーネス型安全帯2及び胴ベルト型安全帯3を着脱する手段としてバックルを使用するが、バックルとして、例えば槍形状を呈する嵌入片が嵌入されるサイドリリース型のバックルを使用することとする。そして、バックルは、素材として例えばポリアセタールを用いて形成されている。
<<ハーネス型安全帯の一例>>
ハーネス型安全帯2は、一対の肩ベルト201A,201Bと、胸ベルト202と、一対の腿ベルト203A,203Bと、一対の中継ベルト204A,204B,205A,205B,218A,218Bと、尻当て206と、ランヤード(命綱)207と、一対のバックル217A,217Bと、を含んで構成されている。ベルト201A,201B,202,203A,203B,204A,204B,205A,205Bと尻当て206は、素材として例えばナイロンを用いて形成されている。又、ランヤード207は、中芯の素材として例えばアラミド繊維を用い、表皮の素材として例えばポリエステル繊維を用いて形成されている。又、ランヤード207は、ハーネス型安全帯2を構造物(不図示)に引っ掛けるためのフック208を含み、フック208は、素材として例えばクロムモリブデンやアルミ軽合金等を用いて形成されている。
作業者の右肩部及び左肩部に夫々対応する肩ベルト201A,201Bは、長尺形状を呈し、作業者がハーネス型安全帯2を装着したときに作業者の背部に対向する位置において交差した形状(たすき掛けの形状)を呈するように結合されている。肩ベルト201Aは、作業者の右腕を通して右肩部に装着されるように、作業者の右腰部に対向する位置において肩ベルト201A全体が環形状を呈するように縫合されている。肩ベルト201Aは、作業者の右胸部に対向する位置に肩ベルト201Aの長さを調節するためのベルト止め209Aを有している。同様に、肩ベルト201Bは、作業者の左腕を通して左肩部に装着されるように、作業者の左腰部に対向する位置において肩ベルト201B全体が環形状を呈するように縫合されている。肩ベルト201Bは、作業者の右胸部に対向する位置に肩ベルト201Bの長さを調節するためのベルト止め209Bを有している。
中継ベルト204A,205Aは、肩ベルト201Aの縫合位置210Aから先に延びる2本のベルトであって、肩ベルト201Aと腿ベルト203Aとの間を中継する。つまり、中継ベルト204A,205Aにおける肩ベルト201Aとは反対側の端部は、環形状を呈する腿ベルト203Aと縫合されている。同様に、中継ベルト204B,205Bは、肩ベルト201Bの縫合位置210Bから先に延びる2本のベルトであって、肩ベルト201Bと腿ベルト203Bとの間を中継する。つまり、中継ベルト204B,205Bにおける肩ベルト201Bとは反対側の端部は、環形状を呈する腿ベルト203Bと縫合されている。肩ベルト201A,201Bは、作業者の背部と対向する交差位置211を境として左右対称となるように形成されている。
胸ベルト202は、長尺形状を呈し、例えば肩ベルト201Aにおける作業者の右胸部に対向する位置に縫合されている。胸ベルト202の先端には、槍形状を呈する嵌入片212がベルト2取り付けられている。バックル213は、嵌入片212が着脱自在に装着され、肩ベルト201Bにおける作業者の左胸部に対向する位置であって嵌入片212が嵌入される位置に取り付けられている。嵌入片212がバックル213に嵌入されると、肩ベルト201A,201Bが胸ベルト202を介して結合され、肩ベルト201A,201Bは作業者の右肩部及び左肩部から外れなくなる。
作業者の右腿部に対応する腿ベルト203Aは、長尺形状を呈し、作業者の右脚を通して右腿部に装着されるように環形状に結合されている。腿ベルト203Aは、作業者の右腿部に対向する位置に腿ベルト203Aの長さを調節するためのベルト止め214Aを有している。そして、腿ベルト203Aは、ベルト止め214Aが作業者の右腿部に対向する位置となるように、中継ベルト204A,205Aの端部に縫合されている。同様に、作業者の左腿部に対応する腿ベルト203Bは、長尺形状を呈し、作業者の左脚を通して左腿部に装着されるように環形状に結合されている。腿ベルト203Bは、作業者の左腿部に対向する位置に腿ベルト203Bの長さを調節するためのベルト止め214Bを有している。そして、腿ベルト203Bは、ベルト止め214Bが作業者の左腿部に対向する位置となるように、中継ベルト204B,205Bの端部に縫合されている。腿ベルト203A,203Bは、作業者の背部と対向する肩ベルト201A,201Bの交差位置211を境として左右対称となるように形成されている。
尻当て206は長尺形状を呈し、尻当て206の両端は腿ベルト203A,203Bにおける作業者の臀部に対向する位置に縫合されている。
肩ベルト201A,201Bの交差位置211には中継ベルト215を介して例えばD形状を呈する環状金具216が取り付けられ、環状金具216にはフック208が取り付けられている側とは反対側のランヤード207の端部が取り付けられている。
バックル217Aは、中継ベルト218Aに取り付けられ、中継ベルト218Aのバックル217Aとは反対側の端部は、作業者の右腰部の位置となる縫合位置210Aに重なるように縫合されている。バックル217Bは、中継ベルト218Bに取り付けられ、中継ベルト218Bのバックル217Bとは反対側の端部は、作業者の左腰部の位置となる縫合位置210Bに重なるように縫合されている。
以上説明したような構成を備えているハーネス型安全帯2は、嵌入片212をバックル213に嵌入し、肩ベルト201A,201B及び腿ベルト203A,203Bの長さを調節することによって、単体で着用することも可能である。
<<胴ベルト型安全帯の一例>>
胴ベルト型安全帯3は、胴ベルト301と、補助ベルト302と、D型の環状金具303A,303B,303Cと、連結金具304A,304Bと、を含んで構成されている。胴ベルト301及び補助ベルト302は、素材として例えばナイロンを用いて形成されている。
胴ベルト301は、作業者の胴部に装着されるように長尺形状を呈している。胴ベルト301には、作業者が胴ベルト301を装着したときに作業者の右腰部となる位置に連結金具304Aが着脱自在に装着され、作業者が胴ベルト301を装着したときに作業者の左腰部となる位置に連結金具304Bが着脱自在に装着されている。
補助ベルト302は、作業者の胴部に胴ベルト301と重なり合って装着されるように長尺形状を呈している。補助ベルト302の幅は胴ベルト301の幅に比べて広く、補助ベルト302の長さは胴ベルト301の長さに比べて短く形成されている。補助ベルト302は、作業者が補助ベルト302を装着したときに作業者の右腰部、左腰部、後腰部となる3か所の位置に胴ベルト301を通して押えるためのベルト押え305A,305B,305Cを有している。更に、補助ベルト302は、作業者が補助ベルト302を装着したときに作業者の右腰部となる位置(ベルト押え305Aに隣り合う位置)に環状金具303Aを有し、作業者が補助ベルト302を装着したときに作業者の左腰部となる位置(ベルト押え305Bに隣り合う位置)に環状金具303Bを有し、作業者が補助ベルト302を装着したときに作業者の右腰部と後腰部との間となる位置に環状金具303Cを有している。
胴ベルト301は、補助ベルト302の環状金具303A,303B,303C及びベルト押え305A,305B,305Cに通すことによって、補助ベルト302に重なり合うように装着される。このとき、連結金具304Aは、環状金具303Aのベルト押え305Aとは反対側であって環状金具303A,303Cの間に装着され、連結金具304Bは、環状金具303Bのベルト押え305Bとは反対側に装着される。
<<連結金具の一例>>
連結金具304Aは、金具本体306Aと、嵌入片307Aと、挿通孔308A,309Aを含んで構成されている。嵌入片307A及び挿通孔308A,309Aは、金具本体306Aに対して一体に設けられている。
嵌入片307Aは、ハーネス型安全帯2のバックル217Aに嵌入される槍形状を呈する1個の突出片である。嵌入片307Aは、バックル217Aと向き合うように金具本体306Aから斜めに突出して形成されている。上記の斜めの方向とは、胴ベルト301の長手方向とは直交する方向を基準としてベルト押え305Cの側に傾いた方向のことである。連結金具304Aは、環状金具303A,303Cで挟まれる領域において胴ベルト301の長手方向に沿ってスライド可能であって、作業者がハーネス型安全帯2と胴ベルト型安全帯3をともに着用して作業を行う状況によっては、連結金具304Aが環状金具303Cに隣り合う場合がある。この場合、嵌入片307Aが環状金具303Cの側に傾いていることから、バックル217Aが連結金具304Aと連結された際に環状金具303Cに干渉する虞がある。そこで、図6に示すように、嵌入片307Aは、バックル217Aが環状金具303Cに干渉しないように、胴ベルト301の長手方向とは直交する方向において環状金具303Cから所定距離Xだけ離れた位置まで金具本体306Aから延在して形成されている。
挿通孔308A,309Aは、胴ベルト301が挿通される一対の長孔である。挿通孔308A,309Aは、胴ベルト301が挿通される方向に沿って隣り合って形成されている。更に、図5Aに示すように、挿通孔308A,309Aは、胴ベルト301の挿通が容易となるように、胴ベルト301に臨む方向に対称的に傾斜して形成されている。
胴ベルト301及び補助ベルト302は重なり合っていることから、バックル217Aが連結金具304Aと連結された際に補助ベルト302に干渉する虞がある。そこで、金具本体306Aは、バックル217Aが補助ベルト302に干渉しないように、胴ベルト301と対向する側の面が凹んでなる湾曲形状を呈し、且つ、嵌入片307Aとは反対側の端から嵌入片307Aに近づくにつれて、嵌入片307Aが胴ベルト301から遠ざかる方向に傾斜する形状を呈する傾斜面310Aを有している。
連結金具304Bは、金具本体306Bと、嵌入片307Bと、挿通孔308B,309Bを含んで構成されている。嵌入片307B及び挿通孔308B,309Bは、金具本体306Bに対して一体に設けられている。
嵌入片307Bは、ハーネス型安全帯2のバックル217Bに嵌入される槍形状を呈する1個の突出片である。嵌入片307Bは、バックル217Bと向き合うように金具本体306Bから斜めに突出して形成されている。上記の斜めの方向とは、胴ベルト301の長手方向とは直交する方向を基準としてベルト押え305Cの側に対称的に傾いた方向である。嵌入片307Bは、嵌入片307Aとは対称的な形状を呈することとなる。
挿通孔308B,309Bは、胴ベルト301が挿通される一対の長孔である。挿通孔308B,309Bは、胴ベルト301が挿通される方向に沿って隣り合って形成されている。更に、図5Bに示すように、挿通孔308B,309Bは、胴ベルト301の挿通が容易となるように、胴ベルト301に臨む方向に対称的に傾斜して形成されている。
胴ベルト301及び補助ベルト302は重なり合っていることから、バックル217Bが連結金具304Bと連結された際に補助ベルト302に干渉する虞がある。そこで、金具本体306Bは、バックル217Bが補助ベルト302に干渉しないように、胴ベルト301と対向する側の面が凹んでなる湾曲形状を呈し、且つ、嵌入片307Bとは反対側の端から嵌入片307Bに近づくにつれて、嵌入片307Bが胴ベルト301から遠ざかる方向に傾斜する形状を呈する傾斜面310Bを有している。
尚、作業者が補助ベルト302を装着したときに作業者の左腰部と後腰部との間となる位置に環状金具303Cと同様の環状金具(不図示)を設ける場合、嵌入片307Bは、バックル217Bが上記の環状金具に干渉しないように、胴ベルト301の長手方向とは直交する方向において上記の環状金具から所定距離Xだけ離れた位置まで金具本体306Bから延在して形成されることとなる。
以上説明したような構成を備えている胴ベルト型安全帯3は、バックル217A,217Bのそれぞれに嵌入片307A,307Bを嵌入し、肩ベルト201A,201B及び腿ベルト203A,203Bの長さを調節することによって、ハーネス型安全帯2と一体で着用することが可能になる。例えば電力線が架設される電柱上において保守点検作業等の高所作業を行う際に安全帯1を着用する場合、胴ベルト型安全帯3の環状金具303A,303Bに対してランヤード207を取り付けるか、ランヤード207とは別のランヤード(不図示)を取り付けて、U字吊りの機能を実現すればよい。又、胴ベルト型安全帯3は、雄側バックル3F,3Gの夫々を雌側バックル2JN,2MNに嵌入せず、バックル217A,217Bのそれぞれに嵌入片307A,307Bを嵌入しないことによって、単体で着用することも可能である。例えば電力線が架設される電柱上において保守点検作業等の高所作業を行う際に胴ベルト型安全帯3を着用する場合、胴ベルト型安全帯3の環状金具303A,303Bに対してランヤード207を取り付けて、U字吊りの機能を実現すればよい。
===安全帯の着用手順の一例===
先ず、作業者は、腿ベルト203Aに右脚を通して腿ベルト203Aを右腿部に装着し、腿ベルト203Bに左脚を通して腿ベルト203Bを左脚部に装着し、肩ベルト201Aに右腕を通して肩ベルト201Aを右肩部に装着し、肩ベルト201Bに左腕を通して肩ベルト201Bを左肩部に装着する。
次に、作業者は、バックル213に嵌入片212を嵌入し、胸ベルト202を介して肩ベルト201A,201Bを結合する。
次に、作業者は、肩ベルト201A,201B及び腿ベルト203A,203Bの長さを最適な長さとなるように調節する。尚、上記の着用手順のみを実施することによって、ハーネス型安全帯2を単体で使用することも可能である。
次に、作業者は、胴ベルト型安全帯3を手にとってバックル217A,217Bのそれぞれに嵌入片307A,307Bを嵌入し、ハーネス型安全帯2及び胴ベルト型安全帯3を連結する。
次に、作業者は、胴ベルト型安全帯3を作業者の胴周りに装着する。
最後に、作業者は、作業内容に応じて、ランヤード207をハーネス型安全帯2の環状金具216に取り付けるか胴ベルト型安全帯3の環状金具303A,303Bに取り付ける。
このようにして、作業者は、高所作業を行うことが可能になる。
===まとめ===
以上説明したように、本実施形態に係る安全帯1は、作業者の肩部に装着される肩ベルト201A(201B)と、肩ベルト201A(201B)と一体に設けられ、作業者の腿部に装着される腿ベルト203A(203B)と、肩ベルト201A(201B)及び腿ベルト203A(203B)の結合位置210A(210B)において肩ベルト201A(201B)及び腿ベルト203A(203B)とともに一体に設けられるバックル217A(217B)と、を含むハーネス型安全帯2と、作業者の胴に装着される胴ベルト301と、胴ベルト301と一体に設けられ、バックル217A(217B)に対して着脱自在に装着される連結金具304A(304B)と、を含む胴ベルト型安全帯3と、を備えている。本実施形態によれば、高所作業の内容に応じて、ハーネス型安全帯2及び胴ベルト型安全帯3を一体として使用することも別体として使用することも可能になる。更に、バックル217A(217B)は、ハーネス型安全帯2の縫合位置210A(210B)に中継ベルト218A(218B)を介して取り付けられる付属部品であって、ハーネス型安全帯2の使用に支障を来すことがないため、作業者が安全帯1を着用して高所作業を行っている最中に落下した場合であっても、ハーネス型安全帯2に加わる荷重は胴ベルト型安全帯3に伝わらず、作業者の怪我を最小限に抑えることが可能になる。
又、本実施形態に係る安全帯1において、連結金具304A(304B)は、バックル217A(217B)に嵌入される嵌入片307A(307B)と、嵌入片307A(307B)がバックル217A(217B)の方向を向いた状態で胴ベルト301が挿通される挿通孔308A,309A(308B,309B)と、を含む。
又、本実施形態に係る安全帯1において、胴ベルト型安全帯3は、胴ベルト301に重なり合って装着される補助ベルト302を含み、連結金具304A(304B)は、嵌入片307A(307B)及び挿通孔308A,309A(308B,309B)が一体に設けられる金具本体306A(306B)を含み、金具本体306A(306B)は、バックル217A(217B)が補助ベルト302に干渉しないように、嵌入片307A(307B)とは反対側の端から嵌入片307A(307B)に近づくにつれて、嵌入片307A(307B)が補助ベルト302から遠ざかる方向に傾斜する形状を呈する傾斜面310A(301B)を有している。
又、本実施形態に係る安全帯1において、補助ベルト302は、胴ベルト301が挿通される環状金具303A,303B,303Cを含み、嵌入片307Aは、連結金具304Aが環状金具303Cに隣り合った際に、連結金具304Aに装着されたバックル217Aが環状金具303Cに干渉しないように、金具本体306Aから延在して形成されている。特に、嵌入片307Aは、胴ベルト301の長手方向とは直交する方向において、環状金具303Cから所定距離Xだけ離れるように、金具本体306Aから延在して形成されている。
又、本実施形態に係る安全帯1において、挿通孔308A,309A(308B,309B)は、胴ベルト301が挿通される方向に沿って隣り合って形成される一対の長孔である。特に、挿通孔308A,309A(308B,309B)は、胴ベルト301に臨む方向に対称的に傾斜して形成されている。
尚、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
例えば、作業者がハーネス型安全帯2のみを着用する場合、バックル217A(217B)に嵌入する嵌入片を有する工具吊下具(不図示)を装着し、電柱上において高所作業を行う際に必要となる工具類を携行することとしてもよい。
1 安全帯
2 ハーネス型安全帯
3 胴ベルト型安全帯
201A,201B 肩ベルト
202 胸ベルト
203A,203B 腿ベルト
204A,204B,205A,205B,215,218A,218B 中継ベルト
206 尻当て
207 ランヤード
208 フック
209A,209B,214A,214B ベルト止め
210A,210B 縫合位置
211 交差位置
212 嵌入片
213,217A,217B バックル
216 環状金具
301 胴ベルト
302 補助ベルト
303A,303B,303C 環状金具
304A,304B 連結金具
305A,305B,305C ベルト押え
306A,306B 金具本体
307A,307B 嵌入片
308A,308B,309A,309B 挿通孔
310A,310B 傾斜面

Claims (5)

  1. 作業者の肩部に装着される肩ベルトと、前記肩ベルトと一体に設けられ、前記作業者の腿部に装着される腿ベルトと、前記肩ベルト及び前記腿ベルトの結合位置において前記肩ベルト及び前記腿ベルトとともに一体に設けられるバックルと、を含むハーネス型安全帯と、
    前記作業者の胴に装着される胴ベルトと、前記胴ベルトと一体に設けられ、前記バックルに対して着脱自在に装着される連結金具と、前記胴ベルトに重なり合って装着される補助ベルトと、を含む胴ベルト型安全帯と、
    を備え
    前記連結金具は、前記バックルに嵌入される嵌入片と、前記嵌入片が前記バックルの方向を向いた状態で前記胴ベルトが挿通される挿通孔と、前記嵌入片及び前記挿通孔が一体に設けられる金具本体と、を含み、
    前記金具本体は、前記嵌入片が前記補助ベルトから遠ざかるように、前記嵌入片とは反対側の端から前記嵌入片に近づくにつれて傾斜する形状を呈する
    ことを特徴とする安全帯。
  2. 前記補助ベルトは、前記胴ベルトが挿通される環状金具を含み、
    前記嵌入片は、前記連結金具が前記環状金具に隣り合った際に、前記連結金具に装着された前記バックルが前記環状金具に干渉しないように、前記金具本体から延在して形成される
    ことを特徴とする請求項に記載の安全帯。
  3. 前記嵌入片は、前記連結金具が前記環状金具に隣り合った際に、前記環状金具から所定距離だけ離れるように、前記金具本体から延在して形成される
    ことを特徴とする請求項に記載の安全帯。
  4. 前記挿通孔は、前記胴ベルトが挿通される方向に沿って隣り合って形成される一対の長孔である
    ことを特徴とする請求項〜請求項の何れか一項に記載の安全帯。
  5. 前記一対の長孔は、前記胴ベルトに臨む方向に対称的に傾斜して形成される
    ことを特徴とする請求項に記載の安全帯。
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