JP6345803B2 - 部分放電検出装置及び部分放電検出方法 - Google Patents

部分放電検出装置及び部分放電検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、産業用モータ、インバータ等の電機品の故障検出方式に関する。
回転機の固定子巻線は、稼働中のストレスによって絶縁劣化が発生する。そして、絶縁劣化が進展すると、最終的に絶縁破壊事故に至る。絶縁破壊を防止し、電機品の稼働率を向上させるため、回転機で発生する部分放電信号を検出して故障予兆を検出する予兆診断技術がある。
本技術分野に関する従来技術として、特開平11−94897号公報(特許文献1)がある。特許文献1には、「部分放電とノイズを含んだ全パルスを検出する検出手段と、前記検出手段で検出したパルスから部分放電計測に必要な信号量を取り出しデジタル化する信号処理手段と、前記信号処理手段で処理したデジタル信号を計測データとして一時保存する第1記憶手段と、前記第1記憶手段にアクセスして計測データを保存すると共に、部分放電信号とノイズの特性量に基づく第1演算処理によって前記計測データを信号とノイズとに識別し、ノイズ除去後の信号を部分放電として表示すると共に保存する電子計算手段と、を備える」ことが記載されている。
特開平11−94897号公報
従来の部分放電検出方法は、センシングデータから部分放電信号とノイズを適切に識別するためには、センシングデータの信号強度が大きい必要がある。センシングデータの信号強度が微弱の場合は、部分放電信号とノイズの識別が困難であるという課題があった。
本発明の目的は、センサシングデータに含まれる部分放電の信号強度が微弱であっても、部分放電信号の検出精度を高めることができる部分放電検出装置及び検出方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、その一例を挙げるならば、部分放電検出装置であって、回転機への電圧印加により発生する部分放電信号およびノイズ信号を受けるセンサ部と、回転機の駆動電圧の周期に同期した同期信号を生成する同期信号発生部と、センサ部で受けたセンサ信号を同期信号の周期で積算して積算波形を生成する積算処理部と、センサ信号の積算波形から部分放電とノイズを分離して部分放電量を算出する部分放電検出部と、部分放電量をもとに回転機の異常を判定する判定部とを備える。
本発明によれば、センサ信号に含まれる微弱な部分放電信号を高精度に検出可能な部分放電検出装置及び部分放電検出方法を提供することができる。
実施例1に係る部分放電検出装置の構成の一例を示すブロック図。 実施例1に係る積算処理の一例を示す波形図。 実施例1に係る部分放電検出装置の動作の一例を示すフローチャート。 実施例1に係るユーザI/F12の表示画面の一例。 実施例2に係る積算処理の一例を示す波形図。 実施例2に係るユーザI/F12の表示画面の一例。 実施例3に係る部分放電検出装置の構成の一例を示すブロック図。 実施例3に係る交差点検出処理の一例を示すタイミング図。 実施例3に係る圧縮伸張処理の一例を示す波形図。 実施例4に係る部分放電検出装置の構成の一例を示すブロック図。 実施例4に係る積算処理の一例を示すタイミング図。 実施例4に係るユーザI/F12の表示画面の一例。
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
図1は、本実施例に係る部分放電検出装置の構成を示すブロック図である。図1において、1は回転機、2は回転機1に三相電力を供給する駆動電源、3は駆動電源2から回転機1に給電するための給電ケーブル(U、V、W相)である。4は電流センサであり、部分放電検出センサとして機能し、給電ケーブル3の三相分を一括して貫通するように設置されている。電流センサ4により検出された電流センサ信号4aは、部分放電信号およびノイズ信号を含んでおり、予兆診断部5に供給される。
予兆診断部5において、増幅部6は、電流センサ信号4aを入力し、信号振幅の増幅と電流/電圧変換を施し、A/D変換部7に出力する。また、増幅部6は、ハイパスフィルタ回路を備えており、これにより電流センサ信号4aに含まれる低周波ノイズを除去し、高い周波数成分から成る部分放電信号が抽出される。A/D変換部7は、増幅部6からのアナログ信号をサンプリングしてデジタル信号に変換し、積算処理部8に出力する。また、A/D変換部7では、変換したデジタル信号値と基準値とを引き算し、その絶対値をデジタル信号値に置換してもよい。基準値とは、回転機1が無負荷時に取得したデジタル信号値の平均値、または駆動電源2の停止時に取得したデジタル信号値の平均値、またはユーザによる任意の設定値などである。上記置換処理により、電流センサ信号4aの極性を正符号のみで処理可能となる。これにより、部分放電信号が両極性で発生した場合に、積算処理部8の積算処理によって部分放電信号が相殺されてしまう事態を回避することができる。
同期信号発生部11は、駆動電源2が駆動する交流信号の1周期と同期した同期信号11aを生成し、積算処理部8に出力する。同期信号11aの生成は、駆動電源2が駆動する周波数情報を予め同期信号発生部11にインプットし、この情報をもとに同期信号発生部11で生成してもよいし、駆動電源2から駆動周波数に関する制御情報を入力する手段を設けて、この情報をもとに同期信号発生部11で生成してもよい。
積算処理部8は、同期信号11aに同期して、A/D変換部7からのデジタル信号の積算処理を指定回数実行し、指定回数の積算が完了した積算データを部分放電検出部9に出力する。
部分放電検出部9は、積算データを解析して部分放電成分とノイズ成分を分離し、部分放電量を算出する。部分放電検出部9は、算出した部分放電量を判定部10に通知し、判定部10は、受信した部分放電量をPCやタブレット型端末などで構成されるユーザI/F12を介して部分放電量を表示する。
図1において、部分放電検出装置としては、電流センサ4、予兆診断部5、ユーザI/F12で構成される。
以下、図2を用いて、積算処理の詳細を説明する。図2は、本実施例における積算処理および部分放電量算出処理の一例を説明するための波形図である。図2は、同期信号発生部11の同期信号11aに同期して、A/D変換部7からのデジタル信号についてm周期分の積算処理を行ったものである。
図2において、21は部分放電信号、22、23はノイズ(23は、単発的または駆動周波数に同期して発生する高周波ノイズを想定)である。また、第1周期からm周期までのデータを積算した第1〜m周期積算データ内に記載した24は、積算波形の波高値である積算波形の振幅が閾値よりも大きい波形を抽出するための振幅判定閾値である。部分放電検出部9は、振幅判定閾値24以上の積算データ(25a、25b、25c)を抽出し、部分放電成分の候補とする。部分放電検出部9は、続いて、抽出した部分放電成分の候補に対し、振幅判定閾値24を底辺とする波形幅(ΔTa、ΔTb、ΔTc)を算出する。この結果、波形幅が波形幅判定閾値(ΔTthと呼ぶ)以上の積算データを部分放電成分と判定する。例えば、ΔTa>ΔTth、ΔTb<ΔTth、ΔTc>ΔTthの場合、25a、25cは部分放電成分、25bはノイズ成分となる。ここで、振幅判定閾値24には、回転機1が無負荷時に取得したデジタル信号値、または駆動電源2の停止時に取得したデジタル信号値を利用してデジタル信号値の標準偏差σを求め、標準偏差σのN倍(N=124、・・・)を設定してもよいし、あるいはユーザによる任意の設定値を用いてもよい。波形幅判定閾値ΔTthについては、ユーザにより任意に設定可能であるが、部分放電現象が回転機1の駆動周期と同期せずばらつきをもって発生することから、例えば、事前検証により部分放電の発生タイミングの分布を確認し、発生分布幅よりも小さい値をΔTthに設定すればよい。
部分放電検出部9は、部分放電成分を抽出後、ΔTa、ΔTcの積算データの合計値、すなわち、面積の加算値である26aと26cのを求め、これを部分放電量とし、判定部10に通知する。判定部10は、受信した部分放電量をユーザI/F12を介して部分放電量を表示する。また、判定部10は、部分放電量が規定の数値よりも大きい場合は、回転機1の故障や故障予兆と判断し、駆動電源制御信号10aにより、駆動電源2を停止、または出力低下などの対応を行う。
図3は、部分放電検出装置の動作の一例を示すフローチャートである。図3において、ステップS301〜S304は、上記説明のとおり、積算処理を規定回数実行し(S301)、積算データを振幅判定閾値24および波形幅判定閾値ΔTthにより部分放電成分を検出し(S302)、部分放電成分を検出した場合は部分放電量を算出し(S303)、部分放電量をユーザI/F12を介して通知する(S304)。
次に、ステップS305では、ステップS301〜S304の一連の処理を規定回数実行したか否かを判定し、規定回数実行した場合は終了、規定回数実行していない場合はステップS306に進み、一定時間、例えば1時間とか半日等の待ち時間後、ステップS301〜S304が実行される。これらのステップにより、定期的に部分放電量を計測し、部分放電量の時間変化をモニタリングすることができる。また、最新の部分放電量と過去に取得した部分放電量を比較することにより、劣化予兆を検出することができる。
図4は、ユーザI/F12の表示画面の一例である。41は、部分放電量の時間変動を示すグラフであり、故障判定閾値を設けて、部分放電量が閾値を超えた場合は、故障発生が近いと判定し、判定部10が駆動電源制御信号10aを介して駆動電源2を停止、または出力低下などの対応を行う。また、42は予兆診断部5における各種パラメータをユーザが設定するためのパラメータ設定画面である。なお、基準値や振幅判定閾値、故障判定閾値に関しては、電流値[A]による設定のほか、電荷量[C]による設定ができるようにしても良い。また電圧でも良い。
なお、上記実施例において、ノイズの影響が小さい場合は、波形幅判定閾値は省略して、振幅判定閾値のみで部分放電成分と判定しても良い。これにより処理が簡単となる。また、故障判定閾値を設けず、ユーザサイドで部分放電量の時間変動を示すグラフから判断しても良い。
以上のように、本実施例は、部分放電検出装置であって、回転機への電圧印加により発生する部分放電信号およびノイズ信号を受けるセンサ部と、回転機の駆動電圧の周期に同期した同期信号を生成する同期信号発生部と、センサ部で受けたセンサ信号を同期信号の周期で積算して積算波形を生成する積算処理部と、センサ信号の積算波形から部分放電とノイズを分離して部分放電量を算出する部分放電検出部と、部分放電量をもとに回転機の異常を判定する判定部とを備える。
また、回転機の部分放電を検出する部分放電検出方法であって、回転機に設置された部分放電検出センサからの検出センサ信号を、回転機の駆動電圧の周期ごとに積算して積算波形を生成し、積算波形から部分放電とノイズを分離して部分放電量を算出し、部分放電量をもとに回転機の異常を判定するように構成する。
言い換えれば、本実施例は、部分放電は回転機の駆動電流の周期に応じて発生するので、駆動電流の周期毎に部分放電信号を積算することで部分放電信号を高精度に検出できる。
よって、本実施例によれば、回転機の駆動信号周期と同期した電流センサ信号の積算処理を行い、積算データを元に部分放電成分とノイズ成分を分別することで、微弱な部分放電信号を高精度に検出できるため、回転機の故障予兆を早期に検出することができる。また、センサ信号に含まれる微弱な部分放電信号を高精度に検出可能な部分放電検出装置及び部分放電検出方法を提供することができる。
図5は、本実施例における積算処理および部分放電量算出処理の一例を説明するための波形図である。なお、本実施例における部分放電検出装置の構成は、実施例1と同一であり、その説明は省略する。
図5において、積算処理部8は、同期信号発生部11からの同期信号11aの1周期区間を小区間に等分割し、小区間ごとに積算処理を行う。積算処理部8は、A/D変換部7からのデジタル信号と、規定のカウント閾値51とを比較してその大小を判定し、当該小区間にカウント閾値51以上のデジタル信号が含まれる場合は当該小区間の積算値を1、当該小区間にカウント閾値51以上のデジタル信号が含まれない場合は当該小区間の積算値を0として積算処理を行う(符号52を参照)。
部分放電検出部9では、積算データをもとに部分放電成分とノイズ成分を分別する。具体的には、積算カウント閾値53を設けて、積算データの中から積算値が積算カウント閾値53以上の小区間を抽出する(54a〜54f)。次に、部分放電検出部9は、抽出した小区間が隣り合う連続区間数wを求める。そして、連続区間数wが連続区間判定閾値(ΔWthと呼ぶ)以上であれば、それらの区間を部分放電成分と判定する。例えば、ΔWth=2とした場合、小区間54a、54bにより連続区間数w=2、区間54d、54e、54fにより連続区間数w=3が得られ、これらは部分放電成分と判定される。一方、小区間54cは、連続区間数w=1であるため、ノイズ成分と判定される。部分放電検出部9は、上記処理により部分放電成分を検出後、小区間54a、54b、54d、54e、54fの合計値を求め、これを部分放電量とし、判定部10に通知する。判定部10は、受信した部分放電量をユーザI/F12を介して部分放電量を表示する。また、判定部10は、部分放電量が規定の数値よりも大きい場合は、回転機1の故障や故障予兆と判断し、駆動電源制御信号10aにより、駆動電源2を停止、または出力低下などの対応を行う。
図6は、ユーザI/F12の表示画面の一例である。図4で示した実施例1のユーザI/Fとの差異は、予兆診断部5のパラメータ設定画面61である。すなわち、図4のパラメータ設定画面42と比較して、振幅判定閾値、故障判定閾値の代わりに、カウント閾値51、積算カウント閾値53、連続区間判定閾値ΔWthに変更した構成となっている。
なお、上記実施例において、ノイズの影響が小さい場合は、連続区間判定閾値は省略して、積算カウント閾値のみで部分放電成分と判定しても良い。これにより処理が簡単となる。
以上、本実施例の部分放電検出装置は、回転機1の駆動信号周期を複数の小区間に分割し、小区間ごとに信号量の大小に基づいた積算処理を行うようにしたことで、実施例1と比較して積算処理に必要な演算負荷を低減することができる。
図7は、本実施例における部分放電検出装置の構成図であり、実施例1の図1で示した対応する構成部分には同一の符号を付している。
本実施例の特徴は、給電ケーブル3の相電流を検出するための電流センサ74を取り付け、信号周期検出部71を設けて、駆動電源2が出力する駆動信号の周期変動を検出する構成としたこと、また、A/D変換部7と積算処理部8の間に、バッファ部72と圧縮伸張部73を設けて、デジタル信号の圧縮伸張処理を施す構成としたことである。その他の構成は実施例1の図1と同じであるため、詳細な説明は省略する。
図7において、電流センサ74は、駆動電源2が出力する三相信号(U、V、W相)の何れかに取り付けられ、検出された電流センサ信号74aを信号周期検出部71に出力する。信号周期検出部71は、電流センサ信号74aの電流波形と基準レベルとが交差するポイントを検出し、交差ポイントを検出するとバッファ部72に交差検出信号71aを出力する。すなわち、図1で示した、電流センサ4は、三相分を一括して貫通するように設置されているので、その電流センサ信号4aは周期が分からない。そのために、何れか1相に設置した電流センサ74で、電流センサ信号74aの周期を検出する。
図8は、信号周期検出部71における交差点検出処理の一例を示すタイミング図である。信号周期検出部71は、電流センサ信号74aと基準レベルを比較し、電流センサ信号74aが負側から正側に変化する交差ポイントを検出する。信号周期検出部71は、交差ポイントを検出すると、交差検出信号71aを出力する。なお、基準レベルは、電流センサ信号74aの振幅の中心付近に設定されることが望ましい。また、電流センサ信号74aに部分放電信号や高周波ノイズが含まれている場合、基準レベル付近で発生したこれらの信号成分により、交差ポイントを誤検出することがある。このため、電流センサ信号74aにローパスフィルタを適用して部分放電信号や高周波ノイズを除去し、その後に基準レベルとの交差ポイントを検出することが望ましい。
バッファ部72は、A/D変換部7からのデジタル信号を一時蓄積する。バッファ部72は、信号周期検出部71からの交差検出信号71aを受信すると、1つ前の交差検出信号71aを受信した時点から蓄積されたデジタル信号をFIFOで圧縮伸張部73に出力する。
図9は、圧縮伸張部73における圧縮伸張処理の一例を示す波形図である。同図において、72aは、バッファ部72からのバッファ出力信号72aであり、圧縮伸張処理が行われる前のデジタル信号波形である。73aは、圧縮伸張処理が行われた後のデジタル信号波形であり、圧縮伸張信号73aとして積算処理部8に出力される。図9に示すように、第1周期を積算周期Tiと規定し、第2周期以降において積算周期Tiからの差異(バッファ出力信号72aのデータ数増減)が生じた場合は、積算周期Tiと一致するように、バッファ出力信号72aの圧縮伸張を行う。圧縮処理の場合は、バッファ出力信号72aのデータ間引き、伸張処理の場合は、バッファ出力信号72aのデータ補間などが実施される。同図の例では、駆動電源2が出力する駆動信号の周波数が徐々に高くなっていく様子を示しており、第1周期に対して第2周期以降の周期が短縮されるため、第2周期以降に対して伸張処理が施されている。後段の積算処理部8では、圧縮伸張信号73aを入力し、実施例1と同様の積算処理が行われる。
なお、本実施例は、実施例2と組合せても良い。
以上、本実施例の部分放電検出装置は、駆動電源2が出力する信号周期の変化を検出し、積算処理の周期が信号周期と一致するように電流センサ信号の圧縮伸張処理を施すようにした。このため、駆動電源2の信号周期が変化しても、中断なく積算処理を継続して実行することができる。
図10は、本実施例における部分放電検出装置の構成図であり、実施例1の図1で示した対応する構成部分には同一の符号を付している。
本実施例の特徴は、給電ケーブル3の相電圧を検出するための電圧センサ102を取り付け、駆動電圧検出部101を設けて、駆動電源2が出力する駆動信号の電圧変動を検出する構成としたこと、また、駆動電圧の大きさ応じて積算処理を分割して行う構成としたことである。
図10において、電圧センサ102は、駆動電源2が出力する三相信号(U、V、W相)の何れかに取り付けられ、検出された電圧センサ信号102aを駆動電圧検出部101に出力する。駆動電圧検出部101は、電圧センサ信号102aと、同期信号発生部11からの同期信号11aをもとに、同期信号11aの区間内における電圧センサ信号102aの電圧レベルを測定し、電圧レベル情報101aを積算処理部8に出力する。電圧レベルは、最大値、平均値、実効値などが用いられる。
図11は、積算処理部8における積算処理の一例を示すタイミング図である。図11(a)は、横軸を時間、縦軸を駆動電圧(すなわち、駆動電圧検出部101より受信した電圧レベル情報101a)としたグラフである。駆動電圧に対し、Vth1とVth2(Vth1>Vth2)の2つの電圧レベルを設定し、Vth1以上の駆動電圧を領域H、Vth2以上かつVth1未満の駆動電圧を領域M、Vth2未満の駆動電圧を領域Lとする。
図11(b)は、積算処理H、M、Lを設けて、駆動電圧に応じて適用される積分処理を切り替える様子を示している。すなわち、駆動電圧が領域Hを遷移しているときは積算処理H(H1)、領域Mを遷移しているときは積算処理M(M1、M2、M3)、領域Lを遷移しているときは積算処理L(L1、L2)が適用される。積算処理H、M、Lはそれぞれ指定回数の積算処理を行った後、それぞれの積算データを部分放電検出部9に出力し、他の実施例と同様の部分放電量の算出処理がそれぞれの積算データに対して行われる。
Vth1、Vth2の閾値は、具体的には例えば、Vth1は回転機1の定格電圧、Vth2は定格電圧の75%や50%などの電圧を設定すればよい。また、閾値は2つに限定されるものではなく、1つであってもよく、また3つ以上を設定してもよい。なお、駆動電圧検出部101での電圧検出処理は、駆動信号1周期分の処理時間を要するため、積算処理部8での積算処理に対して、1周期分の遅延が発生する。電圧レベル情報101aの1周期分のミスマッチを回避するため、積算処理部8では、A/D変換部7からのデジタル信号を1周期分遅延させてから積算処理を行う構成とすることが望ましい。
図12は、ユーザI/F12の表示画面の一例である。121は、駆動電圧の大きさに応じて積算処理を分割して行うために必要となるパラメータ設定であり、駆動電圧閾値Vth1、Vth2のほか、積算処理H、M、Lのそれぞれに対して積算回数、振幅判定閾値、波形幅判定閾値を設定することもできる。また、122は、部分放電量のモニタリング画面であり、123は積算処理H、124は積算処理M、125は積算処理Lの時間変化を示す。また、126は故障予兆判定閾値であり、127は故障判定閾値である。積算処理Hは、高い駆動電圧に対する部分放電量の推移であるため、積算処理M、積算処理Lと比較して部分放電量が多く検出されるため、積算処理Hの時間変化を監視することで、故障予兆を早期に検出することができる。例えば、積算処理Hが故障予兆判定閾値126を超えた場合には、故障予兆として早期に検出でき、判定部10から、例えばアラーム等を発することができる。
一方、積算処理M、積算処理Lは、積算処理Hと比較して低い駆動電圧に対する部分放電量の推移であるため、回転機1の絶縁劣化が比較的進行した段階で部分放電量が検出され始めることになる。特に積算処理Lは、最も低い駆動電圧に対する部分放電量の推移であるため、故障診断の用途に利用することが可能であり、例えば、積算処理Lが故障判定閾値127を超えた場合には、絶縁劣化による故障発生が近いと判断し、判定部10から駆動電源2を制御して駆動電源2を停止、または出力低下などを行う。なお、本実施例では、積算処理Mによる部分放電量については、特に故障判定を行わないが、積算処理LとHの中間として、積算処理LとHの故障判定の補助を行う処理としても良い。
以上、本実施例の部分放電検出装置は、稼働中回転機1の駆動電圧の大きさに応じて積算処理を分割して行うことを可能とした。これにより、高い駆動電圧に対する積算データを利用して故障予兆を早期に検出できると共に、低い駆動電圧に対する積算データを利用して故障間近であることを検出し、駆動電源2の動作を停止、または低下させることができる。
さらに、本実施例の部分放電検出装置は、鉄道や自動車に用いられる回転機に対して適用が可能である。例えば、鉄道に取り付けられた部分放電検出装置において、積算処理Lが、故障判定閾値127を超えた場合、駆動電圧を徐々に低下させていくことで、走行中の鉄道を安全に停止させることができる。また、自動車に取り付けられた部分放電検出装置において、積算処理Lが故障判定閾値127を超えた場合、自車の周囲に安全に停止できる場所があるときは、駆動電圧を徐々に低下させていき、自動運転制御と連動して、停止場所まで安全に自動車を誘導することができる。もし、周囲に停止できる場所がない場合は、広範囲で停止可能な場所を検索し、停止可能な場所に到着するまで絶縁劣化による故障が生じない大きさに駆動電圧を低下させる制御を行うことで、安全に自動車を誘導することができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…回転機、2…駆動電源、3…給電ケーブル、4…電流センサ、4a…電流センサ信号、5…予兆診断部、6…増幅部、7…A/D変換部、8…積算処理部、9…部分放電検出部、10…判定部、10a…駆動電源制御信号、11…同期信号発生部、11a…同期信号、12…ユーザI/F、21…部分放電信号、22,23…ノイズ、26a,26c…部分放電量、41,122…部分放電量の時間変動グラフ、42,61,121…パラメータ設定画面、71…信号周期検出部、71a…交差点検出信号、72…バッファ部、72a…バッファ出力信号、73…圧縮伸張部、73a…圧縮伸張信号、74…電流センサ、74a…電流センサ信号、101…駆動電圧検出部、101a…電圧レベル情報、102…電圧センサ、102a…電圧センサ信号

Claims (8)

  1. 回転機への電圧印加により発生する部分放電信号およびノイズ信号を受けるセンサ部と、
    前記回転機の駆動電圧の周期に同期した同期信号を生成する同期信号発生部と、
    前記センサ部で受けたセンサ信号を前記同期信号の周期で積算して積算波形を生成する積算処理部と、
    前記センサ信号の積算波形から部分放電とノイズを分離して部分放電量を算出する部分放電検出部と、
    前記部分放電量をもとに回転機の異常を判定する判定部と、を備え
    前記部分放電検出部は、前記積算波形から波高値および波形幅がそれぞれ所定の閾値よりも大きい積算波形を抽出し、抽出した積算波形の面積を部分放電量とすることを特徴とする部分放電検出装置。
  2. 回転機への電圧印加により発生する部分放電信号およびノイズ信号を受けるセンサ部と、
    前記回転機の駆動電圧の周期に同期した同期信号を生成する同期信号発生部と、
    前記センサ部で受けたセンサ信号を前記同期信号の周期で積算して積算波形を生成する積算処理部と、
    前記センサ信号の積算波形から部分放電とノイズを分離して部分放電量を算出する部分放電検出部と、
    前記部分放電量をもとに回転機の異常を判定する判定部と、を備え、
    前記積算処理部は、前記同期信号の周期を小区間に分割し、該小区間内における所定値以上の前記センサ部で受けたセンサ信号値の有無を前記同期信号の周期で小区間ごとに積算カウントし、
    前記部分放電検出部は、前記積算カウントの結果から部分放電とノイズを分離して部分放電量を算出し、
    さらに、前記部分放電検出部は、前記積算カウントの結果から、前記積算カウントの値が所定値以上、且つ、前記積算カウントの値が所定値以上の小区間が所定区間連続する小区間を抽出し、抽出した小区間の積算カウントの合計値を部分放電量とすることを特徴とする部分放電検出装置。
  3. 回転機への電圧印加により発生する部分放電信号およびノイズ信号を受けるセンサ部と、
    前記回転機の駆動電圧の周期に同期した同期信号を生成する同期信号発生部と、
    前記センサ部で受けたセンサ信号を前記同期信号の周期で積算して積算波形を生成する積算処理部と、
    前記センサ信号の積算波形から部分放電とノイズを分離して部分放電量を算出する部分放電検出部と、
    記部分放電量をもとに回転機の異常を判定する判定部と、を備え、
    前記同期信号発生部における同期信号の周期が変化した場合に、基準周期の時間長となるように前記センサ信号の圧縮伸張処理を行う圧縮伸張処理部を有し、
    前記積算処理部は、前記圧縮伸張処理部からの出力信号を前記基準周期で積算することを特徴とする部分放電検出装置。
  4. 回転機への電圧印加により発生する部分放電信号およびノイズ信号を受けるセンサ部と、
    前記回転機の駆動電圧の周期に同期した同期信号を生成する同期信号発生部と、
    前記センサ部で受けたセンサ信号を前記同期信号の周期で積算して積算波形を生成する積算処理部と、
    前記センサ信号の積算波形から部分放電とノイズを分離して部分放電量を算出する部分放電検出部と、
    前記部分放電量をもとに回転機の異常を判定する判定部と、を備え、
    前記回転機の駆動電圧を検出する駆動電圧検出部を有し、
    前記積算処理部は、前記駆動電圧検出部で検出された駆動電圧情報を入力し、駆動電圧を複数レベルに分割して分割電圧レベルごとに前記センサ部で受けたセンサ信号を前記同期信号の周期で積算することを特徴とする部分放電検出装置。
  5. 回転機の部分放電を検出する部分放電検出方法であって、
    前記回転機に設置された部分放電検出センサからの検出センサ信号を、前記回転機の駆動電圧の周期ごとに積算して積算波形を生成し、
    該積算波形から部分放電とノイズを分離して部分放電量を算出し、
    該部分放電量をもとに回転機の異常を判定し、
    前記積算波形から波高値および波形幅がそれぞれ所定の閾値よりも大きい積算波形を抽出し、
    抽出した積算波形の面積を部分放電量とすることを特徴とする部分放電検出方法
  6. 回転機の部分放電を検出する部分放電検出方法であって、
    前記回転機に設置された部分放電検出センサからの検出センサ信号を、前記回転機の駆動電圧の周期ごとに積算して積算波形を生成し、
    該積算波形から部分放電とノイズを分離して部分放電量を算出し、
    該部分放電量をもとに回転機の異常を判定し、
    前記駆動電圧の周期を小区間に分割し、該小区間内における所定値以上の前記検出センサ信号の有無を、前記駆動電圧の周期で前記小区間ごとに積算カウントし、
    前記積算カウントの結果から部分放電とノイズを分離して部分放電量を算出し、
    さらに、前記積算カウントの結果から、前記積算カウントの値が所定値以上、且つ、前記積算カウントの値が所定値以上の小区間が所定区間連続する小区間を抽出し、抽出した小区間の積算カウントの合計値を部分放電量とすることを特徴とする部分放電検出方法
  7. 回転機の部分放電を検出する部分放電検出方法であって、
    前記回転機に設置された部分放電検出センサからの検出センサ信号を、前記回転機の駆動電圧の周期ごとに積算して積算波形を生成し、
    該積算波形から部分放電とノイズを分離して部分放電量を算出し、
    該部分放電量をもとに回転機の異常を判定し、
    前記駆動電圧の周期が変化した場合に、基準周期の時間長となるように、前記検出センサ信号の圧縮伸張処理を行ない、
    前記圧縮伸張処理した信号を前記基準周期で積算することを特徴とする部分放電検出方法
  8. 回転機の部分放電を検出する部分放電検出方法であって、
    前記回転機に設置された部分放電検出センサからの検出センサ信号を、前記回転機の駆動電圧の周期ごとに積算して積算波形を生成し、
    該積算波形から部分放電とノイズを分離して部分放電量を算出し、
    該部分放電量をもとに回転機の異常を判定し、
    前記回転機の駆動電圧を検出し、
    該駆動電圧を複数レベルに分割して分割電圧レベルごとに前記検出センサ信号を前記回転機の駆動電圧の周期ごとに積算することを特徴とする部分放電検出方法。
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