JP6345043B2 - スリップシート用原紙 - Google Patents

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Description

本発明は、スリップシート用原紙に関する。
荷物を搬送や保管する際に使用する台であるパレットの代替としてスリップシート(シートパレット)が使用される場合がある。スリップシートは、その上に荷物を載置して端部が引っ張られることにより、床や搬送装置の上を滑ることで荷物を移動させる。
スリップシートには高い引張強さが必要とされるため、従来のスリップシートは、主に樹脂によって形成されている。中には紙を基材とするスリップシートもあるが、紙を補強するために樹脂繊維を含む層を設けている(特開平5−278740号公報参照)。また、複数の紙基材を樹脂製接着剤で積層したスリップシートも実用化されている。さらには、紙の表面に樹脂の層を積層して補強することも考えられる。
このように、紙基材と樹脂とを積層したスリップシートは、製造工程が複雑であるため高価である。また、通常の紙は、溶解してパルプを回収することにより再生が可能であるが、樹脂の層を有するスリップシートは、パルプの回収が容易ではないため、再生が困難である。さらに樹脂の層を有するスリップシートは、樹脂層同士がブロッキングを生じやすくスリップシートの輸送や保管時に作業性を低下させる問題を有する。
特開平5−278740号公報
上記不都合に鑑みて、本発明は、スリップシート用途における十分な強度を有し、ブロッキングの問題が発生せず、かつパルプの再生が容易なスリップシート用原紙を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた発明は、表層、1又は複数の中層及び裏層を抄き合わせて形成されるスリップシート用原紙であって、坪量が500g/m以上900g/m以下であり、密度が0.65g/cm以上であり、縦方向の引張強さが40kN/m以上であり、上記表層、中層及び裏層が、針葉樹クラフトパルプを80質量%以上含み、離解して得られる離解パルプのろ水度が400cc以上600cc以下であることを特徴とする。
当該スリップシート用原紙は、表層、1又は複数の中層及び裏層のそれぞれが原料パルプ中に針葉樹クラフトパルプを80質量%以上含むこと、及び当該スリップシート用原紙を離解して得られる離解パルプのろ水度が上記範囲内であることにより、坪量が900g/m以下であっても、樹脂による補強をすることなく、スリップシートとして必要とされる40kN/m以上の引張強さを可能とする。このため、当該スリップシート用原紙は、安価に提供できると共に、樹脂による補強が不要であるため、樹脂同士のブロッキングの問題が発生せず、通常の古紙と同様にパルプを容易に再生できる。
上記針葉樹クラフトパルプが20以上70以下のカッパー価を有する未晒パルプであるとよい。このように上記針葉樹クラフトパルプが上記範囲のカッパー価を有する未晒パルプであることにより、パルプ中に含有されるステロールのエステル化合物により、パルプ繊維が良好な滑性を示すと共に適度な剛直性や耐折れ性を有し、かつパルプ中に残存するリグニンの作用によってより高い強度を有する。
当該スリップシート原紙における縦方向の超音波パルスの縦波伝播速度の横方向の超音波パルスの縦波伝播速度に対する縦横比としては、1.2以上2.2以下が好ましく、横方向の引張強さの縦方向の引張強さに対する比(Y/T比)としては、0.4以上0.6以下が好ましい。このように超音波パルスの縦波伝播速度の縦方向と横方向との縦横比及び引張強さの横方向と縦方向との比(Y/T比)が上記範囲内であることにより、当該スリップシート用原紙を用いたスリップシートは、載置する荷物が軽い場合には、横方向に引っ張って移動させても破断やスリップシートの撚れが生じ難い。
ここで、「坪量」とは、JIS−P−8124(2005)に準拠して測定される値である。「密度」とは、JIS−P−8118(1998)に準拠して測定される値である。「引張強さ」とは、JIS−P−8113(2009)に準拠して測定される値である。「離解」とは、JIS−P−8220−1(2012)に準拠して行われる操作を意味する。「ろ水度」とは、JIS−P−8121(1995)に準拠して測定される値である。「カッパー価」とは、JIS−P−8211(2011)に準拠して測定される値である。「超音波パルスの縦波伝播速度」とは、例えば野村商事株式会社の「SST−210(SONIC SHEET TESTER−210)」で測定される値である。また、「縦方向」とは、抄紙方向(MD:Machine Direction)を意味し、「横方向」とは、上記縦方向に垂直な方向(CD:Cross Direction)を意味する。
以上のように、本発明のスリップシート用原紙は、針葉樹クラフトパルプを使用したことにより、樹脂層等によって補強することなく、スリップシート用途における十分な強度を有し、ブロッキングの問題が発生せず、かつパルプの再生が容易なスリップシート用原紙を提供することができる。
本発明の一実施形態のスリップシート用原紙の構成を示す模式的断面図である。
以下、適宜図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を詳説する。
[スリップシート用原紙]
図1のスリップシート用原紙は、表層1、複数の中層2及び裏層3を抄き合わせて形成される。このように多層に抄き合せ抄紙することにより、別の紙の貼り合わせや樹脂塗工等による補強を行うことなく、スリップシートに要求される強度を得やすくすることができる。
中層の数の下限としては、2層が好ましく、4層がより好ましい。一方、中層の数の上限としては、7層が好ましく、5層がより好ましい。中層の数が上記下限に満たない場合、当該スリップシート用原紙の強度が不十分となるおそれがある。また、中層の数が上記上限を超える場合、生産性が低下するおそれや、当該スリップシート用原紙の製造コストが過度に高くなるおそれがある。
(原料パルプ)
表層1、中層2及び裏層3は、それぞれ原料パルプ中に針葉樹クラフトパルプを含む。針葉樹クラフトパルプはパルプ繊維自体が比較的大きな強度を有し、広葉樹クラフトパルプと比べて多孔質な性状由来の柔軟性を有するので、当該スリップシート用原紙が必要な強度及び耐磨耗性を有し、磨滅による当該スリップシート用原紙表面の撚れを防止することができる。
針葉樹クラフトパルプとしては、針葉樹未晒クラフトパルプが特に好ましい。針葉樹クラフトパルプは、比較的大きな強度を有し、特にリグニン及びステロールのエステル化合物があまり除去されていない針葉樹未晒クラフトパルプは、パルプ中に残存するリグニンの作用によって強度がより大きく、かつパルプ中に残存するステロールのエステル化合物によりパルプ繊維が良好な滑性を示すと共に適度な剛直性や耐折れ性を有する。このため、針葉樹未晒クラフトパルプを用いることで、当該スリップシート用原紙に大きな強度と好適な作業性とを付与することができる。
また、上記針葉樹クラフトパルプは、未晒しパルプ(NUKP)であることが好ましい。この針葉樹クラフトパルプのカッパー価の下限としては、20が好ましく、40がより好ましく、50がさらに好ましい。一方、針葉樹クラフトパルプのカッパー価の上限としては、70が好ましく、65がより好ましい。針葉樹クラフトパルプのカッパー価が上記下限に満たない場合、パルプ中のリグニンの含有量が少ないので強度が不十分となるおそれや、パルプ中のステロールのエステル化合物の含有量が少ないので適度な剛直性や耐折れ性が得られず、作業性を低下させるおそれがある。また、針葉樹クラフトパルプのカッパー価が上記上限を超える場合、パルプ繊維の柔軟性が低下し耐折れ性が低いことにより紙層形成時に密度の低下を招き、パルプ繊維同士の接着性が不足して却って当該スリップシート用原紙の強度が不十分となるおそれや、当該スリップシート用原紙の内部に隙間が形成されて予期しない吸水による強度低下等のトラブルを生じるおそれがある。
原料パルプにおける針葉樹クラフトパルプの含有量の下限としては、80質量%であり、90質量%以上が好ましく、100質量%がさらに好ましい。一方、原料パルプにおける針葉樹クラフトパルプの含有量の上限としては、100質量%である。上記針葉樹クラフトパルプの含有量が上記下限に満たない場合、強度の小さい他の種類のパルプの含有量が相対的に大きくなるので、当該スリップシート用原紙の引張強さ、剛直性又は滑性が不十分となるおそれがある。
針葉樹クラフトパルプを主原料に用いるが、本発明の課題解決に影響を及ぼさない範囲において、例えば広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)、広葉樹未晒クラフトパルプ(LUKP)、広葉樹半晒クラフトパルプ(LSBKP)、広葉樹亜硫酸パルプ、針葉樹亜硫酸パルプ等の化学パルプ、ストーングランドパルプ(SGP)、加圧ストーングランドパルプ(PGW)、リファイナーグランドパルプ(RGP)、サーモメカニカルパルプ(TMP)、ケミグランドパルプ(CGP)、砕木パルプ(GP)、サーモメカニカルパルプ(TMP)等の機械パルプ、茶古紙、クラフト封筒古紙、雑誌古紙、新聞古紙、チラシ古紙、オフィス古紙、段ボール古紙、上白古紙、ケント古紙、模造古紙、地券古紙等から製造される離解古紙パルプ、離解・脱墨古紙パルプ、離解・脱墨・漂白古紙パルプ、あるいはケナフ、麻、葦等の非木材繊維から化学的に又は機械的に製造されたパルプ等の公知の種々のパルプから一種又は二種以上を適宜選択して使用することができる。
また、当該スリップシート用原紙は、各層に必要に応じて内添剤を添加することができる。この内添剤としては、例えば硫酸バンド等の薬品定着剤、ロジン等のサイズ剤、澱粉等の紙力増強剤、ポリアクリルアミド等の濾水・歩留り向上剤、ポリアミドポリアミンエピクロルヒドリン系樹脂等の耐水化剤、消泡剤、塩基性染料、酸性染料、アニオン性直接染料、カチオン性直接染料等の染料等を本発明の課題解決に影響を及ぼさない範囲において適宜用いることができる。
当該スリップシート用原紙は、内添剤として、特に、紙力増強剤、サイズ剤及び薬品定着剤を含むこともできる。
紙力増強剤の含有は、当該スリップシート用原紙の強度を向上させるのに寄与するが、スリップシート用原紙を過度に剛直にすることによって、折れ、破断、磨滅等が多くなるおそれがあるので、表層よりも内層への紙力増強剤の含有量を多くすることが好ましい。
紙力増強剤としては、従来から紙用途に用いられるもの、例えばポリアクリルアミド(PAM)、酸化澱粉、カチオン化澱粉等の一種又は二種以上を適宜選択して用いることができる。
サイズ剤の含有は、当該スリップシート用原紙の吸湿を抑制し、吸湿による強度低下を防止する。
サイズ剤としては、例えばロジン系サイズ剤、アルキルケテンダイマー、スチレンマレイン酸、アルケニル無水コハク酸等の一種又は二種以上を本発明の課題解決に影響を及ぼさない範囲において適宜選択して用いることができる。これらのサイズ剤は、当該スリップシート用原紙の滑性を大きくする作用を有するが、滑性が大きくなることによって、当該スリップシート用原紙を用いたスリップシートの床面に対する滑り性がよくなる半面、スリップシート上に載置した荷物の滑りを生じさせるという不都合が生じるおそれがある。このため、サイズ剤としては、当該スリップシート用原紙の滑性を大きくする効果が比較的小さいロジン系サイズ剤が特に好ましい。
薬品定着剤は、サイズ剤等をパルプに定着させるために用いられる。
薬品定着剤としては、他の内添剤の種類に応じて選択されるが、例えば硫酸バンド等を用いることができる。
当該スリップシート用原紙の坪量の下限としては、500g/mであり、550g/mが好ましい。一方、当該スリップシート用原紙の坪量の上限としては、900g/mであり、700g/mが好ましい。当該スリップシート用原紙の坪量が上記下限に満たない場合、当該スリップシート用原紙の引張強さが不十分となるおそれがある。また、当該スリップシート用原紙の坪量が上記上限を越える場合、スリップシートへの加工適性が不十分となったり、当該スリップシート用原紙が過度に高価となったりするおそれがあると共に、当該スリップシート用原紙を用いたスリップシートの柔軟性が不足して取扱い性が悪くなるおそれがある。
当該スリップシート用原紙の密度の下限としては、0.65g/cmであり、0.67g/cmが好ましく、0.7g/cmがより好ましい。一方、当該スリップシート用原紙の密度の上限としては、0.85g/cmが好ましく、0.8g/cmがより好ましく、0.77g/cmがさらに好ましい。当該スリップシート用原紙の密度が上記下限に満たない場合、当該スリップシート用原紙の引張強さが不十分となるおそれや、スリップシート使用時において表層の磨耗や磨滅が生じやすくなるおそれがある。また、当該スリップシート用原紙の密度が上記上限を超える場合、当該スリップシート用原紙の柔軟性が不十分となり、耐折性が低下するおそれがある。
当該スリップシート用原紙の縦方向の引張強さの下限としては、40kN/mであり、50kN/mが好ましい。当該スリップシート用原紙の縦方向の引張強さが上記下限に満たない場合、当該スリップシート用原紙を用いたスリップシートがプッシュプル方式のフォークリフトの使用によりハンドリングする際に破断するおそれがある。
また、当該スリップシート用原紙を理解して得られる離解パルプのろ水度の下限としては、400ccであり、450ccが好ましく、500ccがより好ましい。一方、上記離解パルプのろ水度の上限としては、600ccであり、580ccが好ましく、560ccがより好ましい。上記離解パルプのろ水度が上記下限に満たない場合、繊維が過度の叩解により切断されており、当該スリップシート用原紙の引張強さが不十分となるおそれや、当該スリップシート用原紙を用いたスリップシートの使用時の耐摩擦性が不足したり撚れが発生したりするおそれがある。また、上記離解パルプのろ水度が上記上限を超える場合、当該スリップシート用原紙が嵩高くなるおそれや、当該スリップシート用原紙の内部に隙間が形成されて予期しない吸水による強度低下が生じるおそれや、耐折性が低下するおそれがある。また、離解パルプのろ水度は後述する当該スリップシート用原紙の平滑度等の表面性について影響を及ぼすため、所望の表面性を得るためにも離解パルプのろ水度が上記範囲内となるよう調整することが好ましい。
当該スリップシート用原紙の縦方向の超音波パルスの縦波伝播速度の横方向の超音波パルスの縦波伝播速度に対する縦横比の下限としては、1.2が好ましく、1.5がより好ましい。一方、当該スリップシート用原紙の縦方向の超音波パルスの縦波伝播速度の横方向の超音波パルスの縦波伝播速度に対する縦横比の上限としては、2.2が好ましく、1.8がより好ましい。当該スリップシート用原紙の縦方向の超音波パルスの縦波伝播速度の横方向の超音波パルスの縦波伝播速度に対する縦横比が上記下限に満たない場合、当該スリップシート用原紙の縦方向の強度が不十分となるおそれがある。また、当該スリップシート用原紙の縦方向の超音波パルスの縦波伝播速度の横方向の超音波パルスの縦波伝播速度に対する縦横比が上記上限を超える場合、当該スリップシート用原紙の横方向の強度が不十分となるおそれがある。
なお、当該スリップシート用原紙の縦方向の超音波パルスの縦波伝播速度の横方向の超音波パルスの縦波伝播速度に対する縦横比を上記範囲内とするためには、縦方向の超音波パルスの縦波伝播速度を大きくしやすい丸網を用いて抄紙することが好ましい。丸網抄紙機は、順流式丸網パッドや逆流式丸網パッドを用いる抄紙装置であり、家庭紙及び多層抄合せ紙の製造装置として広く普及しているが、その原理から超音波パルスの縦波伝播速度の縦横比が比較的高く、典型的には2.5以上3.5以下となる。丸網抄紙機を使用して当該スリップシート用原紙を抄紙する場合、超音波パルスの縦波伝播速度の縦横比は、抄紙速度、原料濃度、シリンダーのサクション等を変更することにより調整することが可能である。また、長網抄紙機を使用して当該スリップシート用原紙を抄紙する場合、超音波パルスの縦波伝播速度の縦横比は、抄紙の際の原料噴出速度(ジェットスピード)とワイヤー速度との比(J/W比)、ジェットの着地点、シェーキングの振幅の程度等を変更することにより調整することが可能である。
当該スリップシート用原紙の横方向の引張強さの縦方向の引張強さに対する比(Y/T比)の下限としては、0.4が好ましく、0.45がより好ましく、0.46がさらに好ましい。一方、上記横方向の引張強さの縦方向の引張強さに対する比の上限としては、0.6が好ましく、0.55がより好ましく、0.53がさらに好ましい。上記横方向の引張強さの縦方向の引張強さに対する比が上記下限に満たない場合、当該スリップシート用原紙を用いたスリップシートが、磨耗や磨滅により撚れが生じやすくなったりするおそれや、使用時に破れやすくなるおそれがある。また、上記横方向の引張強さの縦方向の引張強さに対する比が上記上限を超える場合、縦方向の引張強さを十分に大きくできないおそれがある。
当該スリップシート用原紙の表面及び裏面のベック平滑度の下限としては、0.5秒が好ましく、1秒がより好ましく、2秒がさらに好ましい。一方、当該スリップシート用原紙の表面及び裏面のベック平滑度の上限としては、7秒が好ましく、5秒がより好ましく、3.5秒がさらに好ましい。当該スリップシート用原紙の表面及び裏面のベック平滑度が上記下限に満たない場合、搬送時の床面との擦れにより紙粉や撚れが発生しやすく製品寿命が短くなるおそれがある。また、当該スリップシート用原紙の表面及び裏面のベック平滑度が上記上限を超える場合、当該スリップシート用原紙を用いたスリップシートが使用の際に、床面や架台等との間に過剰な摩擦を生じ、搬送が困難となるおそれや、表面が滑りやすく、スリップシートからの荷物の滑落や荷崩れが生じやすくなるおそれがある。ここで、「ベック平滑度」とは、JIS−P−8119(1998)に準拠して測定される値である。
また、当該スリップシート用原紙の表面と裏面とのベック平滑度の差の上限としては、4秒が好ましく、2.8秒がより好ましい。表面と裏面とのベック平滑度の差が上記上限を超える場合、当該スリップシート用原紙を用いたスリップシートの表裏の滑りやすさの差が大きくなり、表裏を逆にして使用すると搬送性不良や荷崩れ等の不具合を生じるおそれがある。
当該針葉樹クラフトパルプを主原料とするスリップシート用原紙の表面及び裏面の抄紙方向の静摩擦係数の上限としては、0.55が好ましく、0.52がより好ましい。一方、当該スリップシート用原紙の表面及び裏面の抄紙方向の静摩擦係数の下限としては、0.25が好ましく、0.28がより好ましい。上記静摩擦係数が上記上限を超える場合、当該スリップシート用原紙を用いたスリップシートの使用の際、床面や架台等との間に過剰な摩擦を生じ、搬送が困難となるおそれや、当該スリップシート用原紙を用いたスリップシートの破断を招くおそれがある。また、上記静摩擦係数が上記下限に満たない場合、当該スリップシート用原紙を用いたスリップシートの上に載置した荷物の滑りや荷崩れが生じやすくなるおそれがある。ここで、「静摩擦係数」とは、JIS−P−8147(2010)に準拠して測定される値である。
また、当該スリップシート用原紙の表面と裏面との静摩擦係数の差の上限としては、0.15が好ましく、0.12がより好ましい。表面と裏面との静摩擦係数の差が上記上限を超える場合、当該スリップシート用原紙を用いたスリップシートの表裏の滑りやすさの差が大きく、表裏を逆にして使用すると荷崩れや破断等の不具合を生じるおそれがある。
当該スリップシート用原紙の表面及び裏面には塗工を行ってもよいが、パルプの再生を妨げる樹脂の塗工は行わない。なお、当該スリップシート用原紙の表面及び裏面には、カレンダー等の装置適性を向上させるための本発明の構成を外れない範囲で剥離剤等を適宜塗工してもよい。
当該スリップシート用原紙の表面及び裏面の正反射平滑度の上限としては、32μmが好ましく、28μmがより好ましい。正反射平滑度は所定の圧力下での平坦性を示す指標であり、スリップシートのように、シートに荷重をかけた際の平坦性を評価する指標として好適である。当該スリップシート用原紙の表面及び裏面の正反射平滑度が上記上限を超える場合、当該スリップシート用原紙を用いたスリップシートの摩擦が過大となり、使用時に過度の力が加わることによってスリップシートが破断するおそれがある。なお、「正反射平滑度」とは、東洋精機製作所製のマイクロトポグラフを使用して24.4kg/cmの圧力でプリズムの一面に圧着し、波長0.5μmの光を用いて測定されるRp値を意味する。
当該スリップシート用原紙の上記ベック平滑度、静摩擦係数、正反射平滑度等の表面性は、平坦化処理等の物理的処理によって調整することが可能であるが、上述のように原料パルプとして所定範囲内のカッパー価を有する針葉樹未晒クラフトパルプを用いることによって、上記表面性を所望の範囲に調整することが容易となる。
当該スリップシート用原紙の表面及び裏面のブリストー吸水度の上限としては、400mL/mが好ましく、300mL/mがより好ましい。ブリストー吸水度は、当該スリップシート用原紙の水濡れによる撚れや破断のしやすさの指標として好適である。当該スリップシート用原紙のブリストー吸水度が上記上限を超える場合、当該スリップシート用原紙が吸湿により強度が低下し、スリップシートとして使用する際に破断するおそれがある。なお、「ブリストー吸水度」とは、JAPAN TAPPI紙パルプ試験方法No.51(2000)「紙及び板紙−液体吸収性試験方法−ブリストー法」に準拠し、液として蒸留水を用い、吸収時間20msでの液体転移量として測定される値である。
当該スリップシート用原紙の透気度の下限としては、20秒が好ましく、30秒がより好ましい。一方、当該スリップシート用原紙の透気度の上限としては、80秒が好ましく、60秒がより好ましい。透気度は、当該スリップシート用原紙の強度の指標とされる。当該スリップシート用原紙の透気度が上記下限に満たない場合、当該スリップシート用原紙の密度が小さくなり、過度に嵩高くなるおそれがある。また、当該スリップシート用原紙の透気度が上記上限を超える場合、強度の小さいパルプの比率が高くなり、十分な強度が得られないおそれがある。なお、「透気度」とは、JIS−P−8117(2009)に準拠して測定される値である。
<利点>
当該スリップシート用原紙は、原料パルプとして80質量%以上の針葉樹クラフトパルプを使用し、かつ多層に抄紙する等の上記条件を備えることによって、坪量を大きくする等のコスト増を避けながら、樹脂で補強することなく、スリップシートに必要とされる強度を有するものとされる。このように、当該スリップシート用原紙は、樹脂による補強がないので、使用済みのスリップシートのパルプを容易に再生することができる。
[その他の実施形態]
上記実施形態は、本発明の構成を限定するものではない。従って、上記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて上記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらはすべて本発明の範囲に属するものと解釈されるべきである。
例えば、上記実施形態では、当該スリップシート用原紙を用いたスリップシートが表裏を逆にしても使用できるよう、両面の平滑度及び静摩擦係数の差が小さいものとしたが、当該スリップシート用原紙は、意図的に表裏の平滑性が異なるよう抄紙したものであってもよい。
このように表裏の平滑性に差を設ける場合、当該スリップシート用原紙の表層の繊維配向角の絶対値の下限としては、3°が好ましく、5°がより好ましい。一方、当該スリップシート用原紙の表層の繊維配向角の絶対値の上限としては、10°が好ましく、8°がより好ましい。表層の繊維配向角の絶対値が上記下限に満たない場合、当該スリップシート用原紙を用いたスリップシートの表面が縦方向に滑りやすく、搬送時に荷崩れを生じるおそれがある。また、表層の繊維配向角の絶対値が上記上限を超える場合、当該スリップシート用原紙を用いたスリップシート表層の縦方向の引張強さが不十分となるおそれがある。なお、この繊維配向角の調整は、当該スリップシート用原紙の製造工程において、原料噴出速度(ジェットスピード)とワイヤー速度との比(J/W比)、ジェットの着地点、シェーキングの振幅の程度を変更することにより調整が可能である。
また、当該スリップシート用原紙の裏層の繊維配向角の絶対値の下限としては、0.5°が好ましく、0.7°がより好ましい。一方、当該スリップシート用原紙の裏層の繊維配向角の絶対値の上限としては、3°が好ましく、2.5°がより好ましい。裏層の繊維配向角の絶対値が上記下限に満たない場合、当該スリップシート用原紙を用いたスリップシートの横方向の引張強さが不十分となるおそれがある。また、裏層の繊維配向角の絶対値が上記上限を超える場合、当該スリップシート用原紙の裏面の摩擦が過大となるおそれがある。
以下、実施例に基づき本発明を詳述するが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるものではない。
表1に示す条件で、表層、複数の中層及び裏層を有するスリップシート用原紙の実施例1〜11及び比較例1〜5を抄紙した。
実施例1〜11及び比較例1〜5は、表層及び裏層を形成するための表裏層用スラリーと複数の中層を形成するための中層用スラリーとをそれぞれ調整し、円網多層抄紙機を用いて抄紙した。
表裏層用スラリー及び中層用スラリーの原料パルプとしては、カッパー価が異なる複数種類の針葉樹未晒クラフトパルプ(NUKP)と、段ポール古紙パルプ(WP)とを使用した。また、表裏層用スラリー及び中層用スラリーには、硫酸バンドを35kg/t、紙力増強剤としてハリマ化成株式会社の「ハーマイドRB−28」を40kg/t、及びサイズ剤として星光PMC株式会社の「AL1344」を15kg/tそれぞれ添加した。
表層及び裏層の抄紙は、表層及び裏層の合計坪量が表に示す値となるように条件を設定し、中層の抄紙は、1以上の中層の合計坪量が表に示す値となるように条件を設定して行った。
Figure 0006345043
上記スリップシート用原紙の実施例1〜11並びに比較例1〜5について、坪量、厚み、密度、離解パルプろ水度、引張強さ、ベック平滑度、正反射平滑度及び静摩擦係数を測定した結果、並びにこれらのスリップシート用原紙を用いたスリップシートの使用耐性及び作業性について評価した結果を表2に示す。なお、各値の測定及び評価は下記の方法により行った。
(坪量)
JIS−P−8124(2005)に準拠して測定した。
(厚み)
JIS−P−8118(1998)に準拠して測定した。
(密度)
JIS−P−8118(1998)に準拠して測定した。
(離解パルプろ水度)
JIS−P−8220−1(2012)に準拠してサンプルを離解して得られるパルプについてJIS−P−8121(1995)に準拠して測定した。
(引張強さ)
JIS−P−8113(2009)に準拠して測定した。
(ベック平滑度)
JIS−P−8119(1998)に準拠して測定した。
(正反射平滑度)
東洋精機製作所製のマイクロトポグラフを使用し、24.4kg/cmの圧力でプリズムの一面に圧着し、波長0.5μmの光を用いてRp値を測定した。
(静摩擦係数)
JIS−P−8147(2010)に準拠して、スリップシート用原紙の裏面同士の縦方向の静摩擦係数を測定した。
(使用耐性)
各スリップシート用原紙を用いたスリップシートの上に、質量100kgの紙製巻取り(紙管に巻き付けた長尺紙)をその鏡面を下にして載置し、ロールクランプ付きフォークリフトにてアスファルト路面上を直線距離で20m搬送した後、使用した後のスリップシートを目視にて観察し、下記の判断指標で評価した。
◎:破れがなく、撚れや紙粉の発生も殆ど見られなかった。
○:破れがなく、撚れや紙粉の発生が僅かに見られた。
△:破れがなく、撚れや紙粉の発生が見られたが、継続使用に差し支えなかった。
×:破れ、撚れ又は紙粉の発生が生じ、継続使用が困難であった。
(作業性)
各スリップシート用原紙を用いたスリップシートの上に、質量100kgの紙製巻取り(紙管に巻き付けた長尺紙)をその鏡面を下にして載置し、ロールクランプ付きフォークリフトにてアスファルト路面上を直線距離で20m搬送し、使用中の状態を下記の判断指標で評価した。
◎:特に問題はなかった。
○:使用に問題はないが、搬送音や変形が僅かに生じた。
△:使用に堪え得る範囲ながら、搬送時にカールや蛇行が生じた。
×:クランプ装着が容易でなかったり、搬送時に過度のシワや蛇行が生じた。
Figure 0006345043
以上のように、上記実施形態1〜11のスリップシート用原紙を用いたスリップシートは、比較例1〜5を用いたスリップシートとは異なり、十分な使用耐性及び作業性を有していた。つまり、スリップシート用原紙の実施形態1〜11は、スリップシート用途における十分な強度を有していた。また、上記実施形態1〜11は、樹脂の層を有していないので、試験を行うまでもなく、ブロッキングの問題が発生せず、かつパルプの再生が容易である。
本発明のスリップシート用原紙は、スリップシートを形成するために好適に用いることができる。
1 表層
2 中層
3 裏層

Claims (3)

  1. 表層、1又は複数の中層及び裏層を抄き合わせて形成されるスリップシート用原紙であって、
    坪量が500g/m以上900g/m以下であり、
    密度が0.65g/cm以上であり、
    縦方向の引張強さが40kN/m以上であり、
    上記表層、中層及び裏層が、針葉樹クラフトパルプを80質量%以上含み、
    離解して得られる離解パルプのろ水度が400cc以上600cc以下であることを特徴とするスリップシート用原紙。
  2. 上記針葉樹クラフトパルプが20以上70以下のカッパー価を有する未晒パルプである請求項1に記載のスリップシート用原紙。
  3. 縦方向の超音波パルスの縦波伝播速度の横方向の超音波パルスの縦波伝播速度に対する縦横比が1.2以上2.2以下であり、横方向の引張強さの縦方向の引張強さに対する比が0.4以上0.6以下である請求項1又は請求項2に記載のスリップシート用原紙。
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