JP6344290B2 - 平面形状測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、平面形状測定装置に関する。
鋼板を圧延する圧延機の入側または出側には、被圧延材である平板の平面形状を測定するための平面形状測定装置が設置される。特許文献1及び特許文献2には、操業を効率的にするため、搬送される平板を停止させることなく、一次元カメラを用いて平面形状を測定する方法が提案されている。一次元カメラは、撮像対象から放射されるエネルギを受光する受光素子を線状に配置したカメラである。撮像対象がスラブあるいはそれを圧延した高温の平板の場合、一次元カメラは平板の輻射エネルギを受光し、受光した輻射エネルギの大きさに応じた輝度レベルの信号を出力する。よって、一次元カメラを用いれば、平板が有る部分と無い部分との境界、つまり、平板のエッジをカメラが出力する信号の輝度レベルに基づいて検出することができる。
上記の各特許文献で提案されている測定方法では、視野が平板の搬送方向に平行になるように一次元カメラを設置し、搬送方向に垂直な方向に視野を走査することが行われている。一次元カメラにより得られた撮像データから平板の両側のエッジを検出することにより、エッジ間の距離から平板の長さを測定することができる。また、特許文献2には、視野が平板の搬送方向に垂直になるように一次元カメラを設置し、搬送方向に平行な方向に視野を走査することも開示されている。これによれば、平板の両側のエッジを検出し、エッジ間の距離から平板の幅を測定することができる。さらに、上記の各特許文献には、長さ測定用あるいは幅測定用のカメラを2台並べて設置し、走査により得られた2つのカメラの撮像データから平板の搬送方向に対する傾き角度や平板の曲がりを測定することが開示されている。
特開平10−103927号公報 特開平11−44516号公報
しかしながら、上記の各特許文献で提案されている測定方法には、以下に述べるように測定精度の点において改良の余地がある。
カメラが撮像する平板の表面温度とカメラで得られた撮像画の輝度レベルとの関係は、アイリス値や露光時間など、カメラの受光特性を決定するパラメータの設定によって決まる。カメラが出力する信号の輝度レベルには上限があるため、上記の各特許文献で提案されている測定方法を実施する上では、想定される平板の表面温度に合わせたパラメータの設定が必要とされる。高温の平板をカメラで撮像したときの撮像画の輝度レベルは、平板の表面温度に対して敏感に変化する。例えば、表面温度が700℃のときの輝度レベルを基準としたとき、表面温度が800℃のときの輝度レベルの相対比は5倍であり、表面温度が900℃のときの輝度レベルの相対比は18倍にもなる。このため、実際の平板の温度が想定温度よりあまりに高い場合には、撮像画の輝度レベルが上限値に達してしまうおそれがある。また、輝度レベルが上限値に達しなくとも、平板が無い部分と有る部分との境界部分での輝度レベルが上昇する結果、エッジを正確に検知できなくなるおそれがある。逆に、実際の平板の温度が想定温度よりあまりに低い場合には、平板が有る部分の輝度レベルが低くなることで平板が無い部分との境界が曖昧になる結果、エッジを正確に検知できなくなるおそれがある。
また、一次元カメラの視野を走査することで平板の平面形状を測定する方法では、視野を走査する間に平板が移動あるいは回転することの影響を排除することが困難である。このため、平板の曲がり、直角度の変形などを正確に測定できない。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、圧延ラインで搬送される平板の平面形状を精度良く測定できる平面形状測定装置を提供することを目的とする。
本発明に係る平面形状測定装置は、圧延ラインで搬送される平板を撮像する二次元カメラと、平板の温度情報を検知する温度情報検知装置と、二次元カメラの受光特性を決定するパラメータと、平板の温度との対応関係を記憶した記憶装置と、温度情報検知装置で検知された温度情報と、対応関係とに基づいて、パラメータの設定を決定し、決定したパラメータの設定を二次元カメラに対して指令するパラメータ設定指令装置と、二次元カメラによる撮像データから平板の平面形状を特定するプロフィール値を演算するプロフィール値演算装置と、を備える平面形状測定装置において、平板の温度情報を受信する受信装置をさらに備え、パラメータ設定指令装置は、受信装置で受信した温度情報と、温度情報検知装置で検知された温度情報と、対応関係とに基づいて、パラメータの設定を決定し、決定したパラメータの設定を二次元カメラに対して指令することを特徴とするものである。
また、本発明に係る平面形状測定装置は、圧延ラインで搬送される平板を撮像する二次元カメラと、平板の温度情報を検知する温度情報検知装置と、二次元カメラの受光特性を決定するパラメータと、平板の温度との対応関係を記憶した記憶装置と、温度情報検知装置で検知された温度情報と、対応関係とに基づいて、パラメータの設定を決定し、決定したパラメータの設定を二次元カメラに対して指令するパラメータ設定指令装置と、二次元カメラによる撮像データから平板の平面形状を特定するプロフィール値を演算するプロフィール値演算装置と、を備える平面形状測定装置において、温度情報検知装置は、平板の搬送方向に対して垂直な方向の線状の視野を有する一次元カメラと、一次元カメラにより撮像された平板の撮像データから平板の撮像画の輝度レベルを演算する輝度レベル演算装置と、を含み、一次元カメラの視野と、二次元カメラの視野とが隣り合っており、一次元カメラの撮像データに基づいて、二次元カメラの視野に平板が入ったことを検知する板有無検知装置と、板有無検知装置により二次元カメラの視野に平板が入ったことが検知された場合に、二次元カメラに撮像を指令する撮像指令装置と、をさらに備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、圧延ラインで搬送される平板の平面形状を精度良く測定することが可能となる。
本発明の実施の形態1の平面形状測定装置を示す構成図である。 幅方向撮像器を用いた平板の検知方法を説明するための図である。 幅方向撮像器を用いた平板の検知方法を説明するための図である。 図1に示す平面形状測定装置の動作フローを示す図である。 平板の表面温度と撮像画の輝度レベルとの関係の一例を示す図である。 表面温度ごとの基準温度に対する輝度レベルの相対比の一例を示す表である。 平板の表面温度に対するカメラの露光時間の設定の一例を示す図である。 本発明の実施の形態2の平面形状測定装置である。 ピークホールド処理装置の機能を説明するための図である。 ピークホールド処理装置の機能を説明するための図である。 図8に示す平面形状測定装置の動作フローを示す図である。 本発明の実施の形態3の平面形状測定装置である。 図12に示す平面形状測定装置の撮像時の動作を説明するための図である。 図12に示す平面形状測定装置の動作フローを示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において共通する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1の平面形状測定装置を示す構成図である。図1に示す本実施の形態1の平面形状測定装置1は、平板(鋼板)100を熱間圧延する熱間圧延ラインにおいて、搬送される平板100の平面形状を、平板を停止させることなく搬送状態のまま測定する装置である。以下の説明では、平板100の長手方向を長さ方向と称し、平板100の長手方向及び厚さ方向の双方に対して垂直な方向を幅方向(または板幅方向)と称する。平板100は、長手方向が搬送方向にほぼ平行になるように搬送される。本実施の形態1の平面形状測定装置1は、例えば、粗圧延機の入側または出側において、平板100の平面形状を測定する。圧延される前の平板100(スラブ)の寸法は、例えば、長さ2000mm程度、幅1000mm程度、厚さ300mm程度である。
図1に示すように、本実施の形態の平面形状測定装置1は、平面形状撮像器8を備える。平面形状撮像器8は、二次元の視野を有する二次元カメラである。平面形状撮像器8は、光学信号である画像を電気に変換する撮像素子を備える。撮像素子としては、例えば、CCDエリアイメージセンサ、CMOSエリアイメージセンサなどを用いることができる。平面形状撮像器8の視野は、平板100が通過する領域を包含する。平面形状撮像器8は、平板100の平面形状を上方から撮像する。平面形状撮像器8は、平板100の平面形状の静止画を撮像する。平板100が動いていても、露光時間を比較的短くすることで、平面形状撮像器8は、平板100の平面形状の静止画を撮像できる。平面形状撮像器8は、平板100の位置から、例えば20m〜25m程度の高さに設置される。平面形状撮像器8の視野は、平板100が通過する高さにおいて、例えば長さ7m程度、幅6m程度の広さを有する。
平面形状測定装置1は、幅方向撮像器7を備える。幅方向撮像器7は、線状の視野を有する一次元カメラである。幅方向撮像器7は、例えば、CCDリニアイメージセンサ、CMOSリニアイメージセンサなどの撮像素子を備える。幅方向撮像器7の視野は、平板100の搬送方向に対して垂直になるようにされる。幅方向撮像器7の視野は、平面形状撮像器8の視野に対し、搬送方向の上流側に隣接する。
平面形状測定装置1を構成する以下の各装置の機能は、コンピュータにおいて、メモリに記憶されたプログラムをプロセッサが実行することによって実現することができる。複数組のプロセッサ及びメモリが連携しても良い。
平面形状測定装置1は、測定開始指令受信装置3を備える。測定開始指令受信装置3は、外部から発信される測定開始指令を受信する。測定開始指令を発信する図示しない装置は、平板100が平面形状撮像器8の視野内に搬送されてくるタイミングに同期するように、測定開始指令を発信する。当該装置は、例えば、平板100の搬送速度と搬送ピッチとに基づいて計算されたタイミングで、測定開始指令を発信する。
平面形状測定装置1は、幅方向撮像器7を平板100の検知に使用する。平面形状測定装置1は、測定開始タイミング発生装置4及び板有無検知装置17を備える。以下、幅方向撮像器7を用いた平板100の検知方法について、図2及び図3を用いて説明する。
図2において長方形の枠で示すように、平板100が搬送されるライン上には、平板100の平面形状の測定を行う測定範囲28が予め定められている。測定範囲28は、平面形状撮像器8の視野に相当する。幅方向撮像器7の視野27は、測定範囲28(平面形状撮像器8の視野)に対し、搬送方向の上流側の近傍(直近)にある。平板100が搬送方向において測定範囲28及び視野27の上流側の位置100aにあるとき、外部の装置から測定開始指令が発信される。測定開始指令受信装置3が外部から測定開始指令を受信すると、その指令は測定開始タイミング発生装置4に送られる。測定開始指令を受け、測定開始タイミング発生装置4は、幅方向撮像器7に対して測定指令を出す。測定指令を受け、幅方向撮像器7は、撮像を開始する。
板有無検知装置17は、幅方向撮像器7の撮像データの輝度レベルに基づいて、測定範囲28に平板100が入ったことを検知する。図3のグラフ(a)は、平板100が測定範囲28及び視野27の上流の位置100aにあるときの幅方向撮像器7の撮像信号の一例である。グラフ(a)では、板幅方向のどの位置の輝度レベルも板有検知閾値レベルを超えていない。板有検知閾値レベルは、平板100が視野内に有る場合の輝度レベルと無い場合の輝度レベルとを明確に区別することができるレベルに設定されている。この場合、板有無検知装置17は、平板100を検知していないことを表す板無信号を出力する。
搬送されている平板100は、やがて、測定範囲28へ進入してくる。図3のグラフ(b)は、平板100が測定範囲28へ進入する途中の位置100b(図2参照)にあるときの幅方向撮像器7の撮像信号の一例である。グラフ(b)では、板幅方向の中央部の輝度レベルが板有検知閾値レベルを超えている。この場合、板有無検知装置17は、平板100を検知していることを表す板有信号を出力する。
搬送されている平板100は、やがて、測定範囲28の中へ完全に進入する。図3のグラフ(c)は、平板100が測定範囲28内に完全に入ったときの幅方向撮像器7の撮像信号の一例である。グラフ(c)では、板幅方向のどの位置の輝度レベルも板有検知閾値レベルを超えていない。この場合、板有無検知装置17は、平板100を検知していないことを表す板無信号を出力する。
板有無検知装置17が出力する信号が、平板100を検知している板有信号から平板100を検知していない板無信号に変化したとき、測定開始タイミング発生装置4は、平面形状撮像器8に対して測定開始指令を出す。測定開始指令を受け、平面形状撮像器8は、平板100の静止画像を撮像し、その撮像データを収集する。
平面形状測定装置1は、平面形状撮像器8による撮像で得られた撮像データを処理するために、幅エッジ座標演算装置9a、長さエッジ座標演算装置9b、エッジ座標間幅演算装置10a、エッジ座標間長さ演算装置10b、幅エッジ中央座標演算装置11a、長さエッジ中央座標演算装置11b、傾斜角演算装置12、幅プロフィール演算装置13、長さ方向曲り形状演算装置14、長さプロフィール演算装置15、及び幅方向曲り形状演算装置16を備える。これらの装置は、平板100の平面形状を特定するプロフィール値を演算するプロフィール値演算装置を構成する。
幅エッジ座標演算装置9aは、平面形状撮像器8が撮像した撮像画を画像処理することで、平板100のエッジを検出し、平板100の幅を測定するためのエッジ座標を演算する。長さエッジ座標演算装置9bは、平面形状撮像器8が撮像した撮像画を画像処理することで、平板100のエッジを検出し、平板100の長さを測定するためのエッジ座標を演算する。
エッジ座標間幅演算装置10aは、幅エッジ座標演算装置9aの演算結果に基づき、立ち上がりエッジ座標と立下りエッジ座標との間隔を演算することで、平板100の幅を演算する。エッジ座標間長さ演算装置10bは、長さエッジ座標演算装置9bの演算結果に基づき、立ち上がりエッジ座標と立下りエッジ座標との間隔を演算することで、平板100の長さを演算する。
幅エッジ中央座標演算装置11aは、幅エッジ座標演算装置9aの演算結果に基づき、立ち上がりエッジ座標と立下りエッジ座標との中央値を、平板100の長さ方向に沿って演算する。長さエッジ中央座標演算装置11bは、長さエッジ座標演算装置9bの演算結果に基づき、立ち上がりエッジ座標と立下りエッジ座標との中央値を、平板100の幅方向に沿って演算する。
傾斜角演算装置12は、幅エッジ中央座標演算装置11a及び長さエッジ中央座標演算装置11bの演算結果に基づき、平板100の傾き角度(正規の向きに対する平板100の回転角度)を演算する。
幅プロフィール演算装置13は、傾斜角演算装置12の演算結果に基づき、エッジ座標間幅演算装置10aの検算結果を補正することで、平板100の幅が平板100の長さ方向に沿ってどのように変化するかを示すプロフィール(以下、「幅プロフィール」と称する)を演算する。長さプロフィール演算装置15は、傾斜角演算装置12の演算結果に基づき、エッジ座標間長さ演算装置10bの検算結果を補正することで、平板100の長さが平板100の幅方向に沿ってどのように変化するかを示すプロフィール(以下、「長さプロフィール」と称する)を演算する。
長さ方向曲り形状演算装置14は、傾斜角演算装置12の演算結果に基づき、幅エッジ中央座標演算装置11aの検算結果を補正することで、平板100の幅の中心位置が平板100の長さ方向に沿ってどのように曲がっているかを示すプロフィール(以下、「長さ方向曲がり形状」と称する)を演算する。幅方向曲り形状演算装置16は、傾斜角演算装置12の演算結果に基づき、長さエッジ中央座標演算装置11bの検算結果を補正することで、平板100の長さの中心位置が平板100の幅方向に沿ってどのように曲がっているかを示すプロフィール(以下、「幅方向曲がり形状」と称する)を演算する。
幅プロフィール演算装置13、長さ方向曲り形状演算装置14、長さプロフィール演算装置15及び幅方向曲り形状演算装置16は、平板100の平面形状のゆがみに関するデータを演算するゆがみ演算装置の例である。本実施の形態1の平面形状測定装置1では、これらのゆがみ演算装置を備えたことで、平板100の直角度の変形、平板100の中心線の曲がりなどの、平板100の平面形状のゆがみを正確に測定できる。
ここで、カメラの受光特性を決定するパラメータ値を固定したとき、平板100の表面温度により撮像画の輝度レベルがどのように変化するかの一例を図5に示す。図5に示すグラフの縦軸は、表面温度が700℃のときの輝度レベルを基準としたときの各表面温度の輝度レベルの相対比を対数軸で表示している。図5に示すグラフの横軸は、平板100の表面温度である。このグラフより、横軸の平板100の表面温度に対して、敏感に輝度レベルは変わることが分かる。図5に示す平板100の表面温度と輝度レベルとの関係を表にまとめたものが図6である。この表には、様々な基準温度について、表面温度ごとに基準温度に対する輝度レベルの相対比が記載されている。例えば、700℃を基準温度としたときの800℃での輝度レベルの相対比は5である。これは、700℃を基準にして輝度レベルの上限値が設定されているとすれば、実際の表面温度が800℃であった場合には上限の500%の光を受光することを意味する。このように輝度レベルが上限値を大きく上回っている撮像画からはエッジを検出することは難しい。逆に、輝度レベルが上限値に対してあまりに低い撮像画からエッジを検出することも難しい。撮像画の輝度レベルは、受光特性を決定するパラメータ値を変えることで調整することができる。よって、撮像画からエッジを正確に検出するには、上記のパラメータ値が、搬送されてくる平板100の表面温度との関係で、適切な値になっていることが望ましい。
本実施の形態の平面形状測定装置1は、幅方向撮像器7及び平面形状撮像器8の露光時間を調整することにより、平板100の表面温度の高低によらず、撮像画の輝度レベルを適正なものとする。平面形状測定装置1は、平板温度情報受信装置2、露光時間テーブル記憶装置5、及び、露光時間設定指令装置6を備える。平板温度情報受信装置2は、外部から発信される平板100に関する表面温度情報を受信する。表面温度情報を発信する図示しない装置は、平面形状測定装置1の上流に配置された温度計(例えば放射温度計)で平板100の表面温度を計測し、その温度計測値を表面温度情報として発信する。あるいは、温度計から平面形状測定装置1までの搬送区間内の熱の収支に基づく温度モデルを用いて表面温度を計算し、その温度計算値を表面温度情報として発信する。
露光時間テーブル記憶装置5には、幅方向撮像器7及び平面形状撮像器8の露光時間と、平板100の表面温度とを対応付ける露光時間テーブルが記憶されている。露光時間は、カメラ(幅方向撮像器7及び平面形状撮像器8)の受光特性を決定するパラメータの一例である。露光時間テーブルのイメージを図7に示す。図7に示す露光時間テーブルでは、平板100の表面温度が高いほど露光時間は短くされている。露光時間設定指令装置6は、平板温度情報受信装置2が受信した表面温度情報と、露光時間テーブルが規定する対応関係とに基づいて、露光時間の設定を幅方向撮像器7及び平面形状撮像器8に対して指令する。幅方向撮像器7及び平面形状撮像器8は、露光時間設定指令装置6からの指令に従って露光時間の設定を行う。
なお、本発明では、カメラ(幅方向撮像器7及び平面形状撮像器8)の受光特性を決定するパラメータとして、露光時間に代えて、例えばアイリス値(F値)を制御しても良い。すなわち、平板100の表面温度が高いほど、アイリス値(F値)を大きくしてカメラの絞りを絞るように調整しても良い。機械的な調整が必要なアイリス値に比べ、電気的な調整で済む露光時間の方が応答性に優れている。なお、カメラの受光特性を決定するパラメータには、他に、シャッター速度、露出値などが含まれる。
上述した通り、撮像画の輝度レベルは、平板100の表面温度に対して敏感に変化する。撮像画の輝度レベルとして、望ましい態様は、輝度レベルが飽和しているが過飽和ではない撮像画、または、輝度レベルが非飽和であって低すぎない撮像画である。
例えば、実際の平板100の表面温度が800℃であるにも係わらず、何らかの要因により、外部から受信した表面温度情報が700℃になっていたとする。この場合、700℃のときの輝度レベルが上限値の100%となるように平面形状撮像器8の露光時間が設定されているならば、平面形状撮像器8は輝度レベルの上限値の500%の光を受光することになる。その結果、平面形状撮像器8の撮像画は、輝度レベルが過飽和の状態となる。輝度レベルが過飽和の撮像画では、平板100が無い部分の撮像信号のすそのが持ち上がってしまい、エッジの正確な座標を演算することが難しくなり、平板100の平面形状を正確に測定することが難しい。
このため、露光時間テーブルによる露光時間の設定は、表面温度情報に対して、輝度レベルが80%程度となるように設定されることが望ましい。ところが、例えば、実際の平板100の表面温度が700℃であるにも係わらず、何らかの要因により、外部から受信した表面温度情報が800℃になっていたとする。この場合、800℃のときの輝度レベルが上限値の80%となるように平面形状撮像器8の露光時間が設定されていると、平面形状撮像器8が受光する光は輝度レベルの上限値の80%の5分の1、すなわち、16%まで低下してしまう。その結果、平面形状撮像器8の撮像画の輝度レベルは、低すぎる状態となる。輝度レベルが低すぎる撮像画では、平板100が有る部分の輝度レベルと無い部分の輝度レベルとの間の差が小さくなるため、エッジの正確な座標を演算することが難しくなり、平板100の平面形状を正確に測定することが難しい。
以上のような事項に鑑み、本実施の形態の平面形状測定装置1は、輝度レベル演算装置18をさらに備える。輝度レベル演算装置18は、幅方向撮像器7の撮像データから撮像信号をサンプリングし、撮像画の輝度レベルを演算する。幅方向撮像器7の撮像画の輝度レベルは、平板100の表面温度情報として利用できる。露光時間設定指令装置6は、輝度レベル演算装置18で演算された輝度レベルに基づいて、幅方向撮像器7及び平面形状撮像器8の露光時間の設定を調整する。露光時間設定指令装置6は、例えば、輝度レベル演算装置18で演算された輝度レベルから平板100の実際の表面温度を推定し、推定した表面温度に適した露光時間を露光時間テーブルを参照して決定する。露光時間設定指令装置6は、輝度レベル演算装置18で演算された輝度レベルと、平板温度情報受信装置2で受信した表面温度情報とに基づいて、平板100の実際の表面温度を推定しても良い。あるいは、露光時間設定指令装置6は、撮像画の輝度レベルが上限値に達して且つ過飽和の場合、現在設定されている露光時間に所定の減少係数をかけることにより露光時間を短くしても良い。また、露光時間設定指令装置6は、撮像画の輝度レベルが低すぎる場合、現在設定されている露光時間に所定の増加係数をかけることにより露光時間を長くしても良い。
圧延機のロールとの接触、水冷などによって平板100の表面温度が一時的に低下した後、平板100の内部からの熱伝導による復熱効果で、平板100の表面温度が再び上昇する場合がある。このため、平板100の表面温度は、時々刻々変化する場合がある。ゆえに、平面形状撮像器8が平板100を撮像するときの平板100の表面温度は、外部から受信する平板100の表面温度情報に基づいて精度良く予測することが難しい場合がある。
本実施の形態の平面形状測定装置1は、平面形状撮像器8が平板100を撮像する直前に、幅方向撮像器7で平板100を撮像し、得られた撮像画の輝度レベルを演算して、平面形状撮像器8の露光時間の設定を調整するように構成される。このような構成によれば、外部からの平板100の表面温度情報の誤差が大きい場合でも、明るすぎず暗すぎずの適切な明るさの撮像画を得ることができ、エッジの正確な座標を演算して長さや幅を正確に測定することができる。
平面形状撮像器8へ設定される露光時間は、通常、1μ秒から10m秒程度の範囲内で設定される。従って、平板100が移動中に平面形状撮像器8が撮像しても、収集した撮像画は、静止画と同等の画像が得られる。このため、平板100の移動による画像の乱れの測定結果への影響は、無視できる範囲である。
次に、本実施の形態1の平面形状測定装置1の動作フローの一例を図4に示すフローチャートを参照して説明する。
ステップS101:装置の外部から発信される平板100に関する表面温度情報を平板温度情報受信装置2が受信する。
ステップS102:露光時間設定指令装置6は、露光時間テーブル記憶装置5に記憶された露光時間テーブルを参照して、平板温度情報受信装置2が受信した表面温度情報に対応する、幅方向撮像器7及び平面形状撮像器8の露光時間を取得する。
ステップS103:露光時間設定指令装置6は、幅方向撮像器7に対して、ステップS102で取得した露光時間を設定する。
ステップS104:装置の外部から発信される測定開始指令を測定開始指令受信装置3が受信する。
ステップS105:測定開始タイミング発生装置4は、測定を開始するタイミングを検知するための準備を幅方向撮像器7に対して指示する。
ステップS106:平板100が幅方向撮像器7の視野27へ進入すると、幅方向撮像器7の撮像信号より、板有無検知装置17は、板有りを検知する。
ステップS107:輝度レベル演算装置18は、幅方向撮像器7の撮像信号の輝度レベルをサンプリングし、輝度レベルを演算する。
ステップS108:平板100の全体が平面形状撮像器8の視野(測定範囲28)内に入ると、幅方向撮像器7の撮像信号より、板有無検知装置17は、板無しを検知する。
ステップS109:露光時間設定指令装置6は、輝度レベル演算装置18の演算結果に基づき、露光時間テーブルを参照し、平面形状撮像器8に対して、適切な露光時間を設定する。
ステップS110:板有無検知装置17が板無しを検知すると、測定開始タイミング発生装置4は、測定開始を平面形状撮像器8へ指示する。平面形状撮像器8により、視野(測定範囲28)内を移動する平板100の平面形状の撮像画を収集する。
ステップS111:幅エッジ座標演算装置9aは、平面形状撮像器8の撮像結果から、平板100の幅を測定するためのエッジ座標を演算する。長さエッジ座標演算装置9bは、平面形状撮像器8の撮像結果から、平板100の長さを測定するためのエッジ座標を演算する。
ステップS112:エッジ座標間幅演算装置10aは、幅エッジ座標演算装置9aで演算された立ち上がりエッジ座標と立下りエッジ座標との間隔を演算することで、平板100の幅を演算する。
ステップS113:幅エッジ中央座標演算装置11aは、幅エッジ座標演算装置9aで演算された立ち上がりエッジ座標と立下りエッジ座標との中央値を、平板100の長さ方向に沿って演算する。
ステップS114:エッジ座標間長さ演算装置10bは、長さエッジ座標演算装置9bで演算された立ち上がりエッジ座標と立下りエッジ座標との間隔を演算することで、平板100の長さを演算する。
ステップS115:長さエッジ中央座標演算装置11bは、長さエッジ座標演算装置9bで演算された立ち上がりエッジ座標と立下りエッジ座標との中央値を、平板100の幅方向に沿って演算する。
ステップS116:傾斜角演算装置12は、幅エッジ中央座標演算装置11aで演算された複数点の座標に基づき、平板100の傾斜角を演算する。
ステップS117:傾斜角演算装置12は、長さエッジ中央座標演算装置11bで演算された複数点の座標に基づき、平板100の傾斜角を演算する。
ステップS118:幅プロフィール演算装置13は、傾斜角演算装置12で演算された傾き角度を用いて、エッジ座標間幅演算装置10aの検算結果を補正することで、平板100の幅プロフィールを演算する。
ステップS119:長さ方向曲り形状演算装置14は、傾斜角演算装置12で演算された傾き角度を用いて、幅エッジ中央座標演算装置11aの検算結果を補正することで、平板100の長さ方向曲がり形状を演算する。
ステップS120:長さプロフィール演算装置15は、傾斜角演算装置12で演算された傾き角度を用いて、エッジ座標間長さ演算装置10bの検算結果を補正することで、平板100の長さプロフィールを演算する。
ステップS121:幅方向曲り形状演算装置16は、傾斜角演算装置12で演算された傾き角度を用いて、長さエッジ中央座標演算装置11bの検算結果を補正することで、平板100の幅方向曲がり形状を演算する。
本実施の形態の平面形状測定装置1では、一つの二次元カメラ(平面形状撮像器8)が短時間の露光時間内に撮像した静止画に相当する撮像画から、傾斜角演算装置12によって平板100の傾き角度を演算しているので、傾き角度を正確に測定できる。そのため、本実施の形態によれば、平板100の幅プロフィール、長さ方向曲がり形状、長さプロフィール、及び幅方向曲がり形状を正確に測定できる。
これに対し、平板搬送方向に対して垂直な方向に視野を有する幅測定用の二つの一次元カメラを同時に走査することで平板100を撮像し、それらの撮像画から平板100の傾き角度を演算するようにした場合には、平板100の直角度の変形の影響及び撮像中の平板100の移動の影響を受けるため、平板100の幅プロフィールを正確に測定できない可能性があり、平板100の長さ方向曲がり形状も正確に測定できない可能性がある。また、平板搬送方向に対して平行な方向に視野を有する長さ測定用の二つの一次元カメラを同時に走査することで平板100を撮像し、それらの撮像画から平板100の傾き角度を演算するようにした場合には、平板100の直角度の変形の影響及び撮像中の平板100の移動の影響を受けるため、平板100の長さプロフィールを正確に測定できない可能性があり、平板100の幅方向曲がり形状も正確に測定できない可能性がある。
本実施の形態では、露光時間設定指令装置6は、平面形状撮像器8の受光特性を決定するパラメータを設定するパラメータ設定指令装置としての機能を有する。また、幅方向撮像器7及び輝度レベル演算装置18は、平板100の表面温度情報を検知する温度情報検知装置としての機能を有する。本発明では、平面形状撮像器8が平板100を撮像する直前に平板100の表面温度を放射温度計(図示省略)で測定し、その測定結果に基づいて、平面形状撮像器8の露光時間等のパラメータを調整しても良い。本実施の形態1の平面形状測定装置1は、平板温度情報受信装置2を備えるが、本発明では、平板温度情報受信装置2は無くても良い。本発明では、外部からの表面温度情報を受信せず、温度情報検知装置で検知された平板100の表面温度情報に基づいて、パラメータ設定指令装置が平面形状撮像器8の受光特性を決定するパラメータを設定しても良い。
実施の形態2.
次に、図8から図11を参照して、本発明の実施の形態2について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一符号を付し説明を省略する。
図8は、本発明の実施の形態2の平面形状測定装置を示す構成図である。図8に示す本実施の形態2の平面形状測定装置1は、実施の形態1の構成に加えて、幅方向撮像器7の撮像データの輝度レベルの最大値を保持するピークホールド処理装置19をさらに備える。ピークホールド処理装置19は、板有無検知装置17が平板100が有ることを検知している状態の間に、幅方向撮像器7の撮像データの輝度レベルの最大値を保持し続ける。輝度レベル演算装置18は、板有無検知装置17が平板100が有ることを検知している状態の間にピークホールド処理装置19によってピークホールド処理された幅方向撮像器7の撮像データの輝度レベルを演算する。ピークホールド処理装置19は、幅方向撮像器7で検知された複数個所の温度情報のうち、最も高い温度の情報を保持する機能を有する。
図9及び図10を参照して、ピークホールド処理装置19の機能についてさらに説明する。平板100の温度は、水で冷却されていない状態で、自然空冷されている状態では、中央部の温度が高く、端部の温度は中央部に比べて低い傾向にあり、温度分布は平滑化されたなだらかな変化となっている。図9中のグラフは、そのような状態の平板100が幅方向撮像器7の視野27を通過したときの幅方向撮像器7の撮像データの輝度レベルの変化を示すグラフである。このグラフの輝度レベルは、平板100の幅方向の中心位置(図9中のA−A位置)の輝度レベルである。このグラフの横軸上の位置は、グラフの上に示した平板100の長さ方向の位置に対応している。図9に示す場合には、板有無検知装置17が平板100が有ることを検知している状態の間の輝度レベルを複数回サンプリングし、それらの平均値を演算することで、平板100の表面温度を精度良く検知できる。
熱間圧延ラインでは、平板100は、水で冷却される。冷却水が掛けられた部分の表面温度は一時的に低下していることがある。図10中のグラフ(a)は、冷却水によって表面温度が局所的に低下した状態の平板100が幅方向撮像器7の視野27を通過したときの幅方向撮像器7の撮像データの輝度レベルの変化を示すグラフである。このグラフ(a)の輝度レベルは、平板100の幅方向の中心位置(図10中のA−A位置)の輝度レベルである。このグラフ(a)の横軸上の位置は、グラフ(a)の上に示した平板100の長さ方向の位置に対応している。
図10に示すように、水冷の影響で平板100の表面温度が局所的に低下した部分で、幅方向撮像器7の撮像データの輝度レベルにも落ち込みが発生する。幅方向撮像器7の撮像データの輝度レベルをグラフ(a)のように複数個所でサンプリングし、それらの平均値を演算する方法で平板100の表面温度を演算した場合には、輝度レベルの局所的な落ち込みに演算結果が影響され、平面形状撮像器8の適切な露光時間の設定ができないという問題がある。すなわち、平板100の表面温度が実際よりも低く演算されることで、平面形状撮像器8の露光時間が適正値より長く設定されてしまう。
図10中のグラフ(b)は、ピークホールド処理装置19によってピークホールド処理された幅方向撮像器7の撮像データの輝度レベルの変化を示すグラフである。ピークホールド処理装置19は、板有無検知装置17が平板100が有ることを検知している状態の間のA−A位置の複数個所の輝度レベルをサンプリングし、サンプリングされた輝度レベルの最大値を保持する。すなわち、ピークホールド処理装置19は、幅方向撮像器7の撮像信号に基づき、平板100の搬送方向に、輝度レベルをピークホールドする。
輝度レベル演算装置18は、板有無検知装置17が平板100が有ることを検知している状態の間にピークホールド処理装置19によってピークホールド処理された幅方向撮像器7の撮像データの輝度レベルを演算する。これにより、水冷の影響で平板100の表面温度が局所的に低下した部分を除いた部分の平板100の表面温度情報を精度良く検知できる。その結果、平面形状撮像器8の露光時間を適切に設定できる。
次に、本実施の形態2の平面形状測定装置1の動作フローの一例を図11に示すフローチャートを参照して説明するが、実施の形態1の動作フロー(図4)との相違点を中心に説明し、同様の点は説明を省略する。本実施の形態2の動作フローは、実施の形態1の動作フロー(図4)のステップS107に代えてステップS130及びステップS131があること以外は、実施の形態1の動作フローと同じである。図11に示すように、本実施の形態2の動作フローは、ステップS106、ステップS130、ステップS131、ステップS108の順に実行されるステップを含む。
ステップS106で、平板100が幅方向撮像器7の視野27へ進入し、板有無検知装置17が、幅方向撮像器7の撮像信号より、板有りを検知すると、本実施の形態2の平面形状測定装置1は、次の動作を行う。
ステップS130:ピークホールド処理装置19は、平板100の搬送方向に輝度レベルをピークホールドするように、幅方向撮像器7の撮像信号を処理する。
ステップS131:輝度レベル演算装置18は、ピークホールド処理装置19によってピークホールド処理された幅方向撮像器7の撮像データの輝度レベルを演算する。
ステップS108:平板100の全体が平面形状撮像器8の視野(測定範囲28)内に入ると、幅方向撮像器7の撮像信号より、板有無検知装置17は、板無しを検知する。
ステップS109:露光時間設定指令装置6は、輝度レベル演算装置18の演算結果に基づき、露光時間テーブルを参照し、平面形状撮像器8に対して、適切な露光時間を設定する。
本実施の形態2では、露光時間設定指令装置6は、ピークホールド処理装置19によってピークホールド処理された幅方向撮像器7の撮像データの輝度レベルを輝度レベル演算装置18が演算した演算結果に基づき、露光時間を設定する。このため、平板100の水冷による局所的な表面温度の低下の影響を受けることなく、平面形状撮像器8に対して、より適切な露光時間を設定できる。本実施の形態2では、幅方向撮像器7、輝度レベル演算装置18、及びピークホールド処理装置19は、平板100の表面温度情報を検知する温度情報検知装置としての機能を有する。
実施の形態3.
次に、図12から図14を参照して、本発明の実施の形態3について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一符号を付し説明を省略する。
図12は、本発明の実施の形態3の平面形状測定装置を示す構成図である。図8に示す本実施の形態3の平面形状測定装置1は、実施の形態1の構成に加えて、連続撮像指令装置20をさらに備える。
輝度レベル演算装置18は、実施の形態1と同様にして、板有無検知装置17が板有り検知状態の間に、幅方向撮像器7の輝度レベルを演算する。露光時間設定指令装置6は、平面形状撮像器8の撮像前に、輝度レベル演算装置18で演算された輝度レベルと、露光時間テーブル記憶装置5に記憶された露光時間テーブルとに基づいて、複数の異なる露光時間の設定値を、連続撮像指令装置20に指示する。
露光時間設定指令装置6は、例えば次のようにして、複数の異なる露光時間を設定する。露光時間設定指令装置6は、輝度レベル演算装置18で演算された輝度レベルから平板100の表面温度を推定し、露光時間テーブルを参照し、推定表面温度に適した露光時間と、推定表面温度より高い温度または推定表面温度より低い温度に適した露光時間とを設定する。例えば3つの異なる露光時間を設定する場合には、推定表面温度に適した露光時間と、(推定表面温度+25℃)に適した露光時間と、(推定表面温度+50℃)に適した露光時間とを設定する。あるいは、推定表面温度に適した露光時間と、(推定表面温度+25℃)に適した露光時間と、(推定表面温度−25℃)に適した露光時間とを設定する。
連続撮像指令装置20は、平面形状撮像器8へ、複数回連続して撮像することを指示する。連続撮像指令装置20は、平面形状撮像器8へ各回の撮像を指示するとき、露光時間設定指令装置6から指令された複数の異なる露光時間の設定値に基づき、各回で異なる露光時間を指示する。平面形状撮像器8は、複数回連続して撮像する旨の指令を受けて、露光時間が異なる複数の撮像画100d,100e,100f,・・・,100nを収集する。
幅エッジ座標演算装置9aは、平面形状撮像器8が撮像した複数の撮像画を画像処理し、撮像画ごとに、平板100のエッジを検出し、平板100の幅を測定するためのエッジ座標を演算する。長さエッジ座標演算装置9bは、平面形状撮像器8が撮像した複数の撮像画を画像処理し、撮像画ごとに、平板100のエッジを検出し、平板100の長さを測定するためのエッジ座標を演算する。
エッジ座標間幅演算装置10aは、幅エッジ座標演算装置9aの演算結果に基づき、平面形状撮像器8が撮像した複数の撮像画ごとに、立ち上がりエッジ座標と立下りエッジ座標との間隔を演算することで、平板100の幅を演算する。エッジ座標間幅演算装置10aは、複数の撮像画ごとの演算結果の平均値を、最終的な演算結果としても良い。または、エッジ座標間幅演算装置10aは、複数の撮像画ごとの演算結果のうち最も正確な演算結果を、最終的な演算結果としても良い。
ここで、最も正確な演算結果とは、例えば、以下のような演算結果である。例えば最小二乗法等の方法により、演算結果をN次曲線で近似する。近似曲線から大きく外れるデータは、ノイズと考えられる。ノイズとなるデータの割合が最も小さい演算結果が、最も正確な演算結果と考えられる。よって、近似曲線から大きく外れるデータの割合が最も小さい演算結果を最も正確な演算結果することができる。
エッジ座標間長さ演算装置10bは、長さエッジ座標演算装置9bの演算結果に基づき、平面形状撮像器8が撮像した複数の撮像画ごとに、立ち上がりエッジ座標と立下りエッジ座標との間隔を演算することで、平板100の長さを演算する。エッジ座標間長さ演算装置10bは、上記と同様にして、複数の撮像画ごとの演算結果の平均値、または、複数の撮像画ごとの演算結果のうち最も正確な演算結果を、最終的な演算結果としても良い。
幅エッジ中央座標演算装置11aは、幅エッジ座標演算装置9aの演算結果に基づき、立ち上がりエッジ座標と立下りエッジ座標との中央値を、平板100の長さ方向に沿って演算する。幅エッジ中央座標演算装置11aは、上記と同様にして、複数の撮像画ごとの演算結果の平均値、または、複数の撮像画ごとの演算結果のうち最も正確な演算結果を、最終的な演算結果としても良い。
長さエッジ中央座標演算装置11bは、長さエッジ座標演算装置9bの演算結果に基づき、立ち上がりエッジ座標と立下りエッジ座標との中央値を、平板100の幅方向に沿って演算する。長さエッジ中央座標演算装置11bは、上記と同様にして、複数の撮像画ごとの演算結果の平均値、または、複数の撮像画ごとの演算結果のうち最も正確な演算結果を、最終的な演算結果としても良い。
傾斜角演算装置12は、幅エッジ中央座標演算装置11a及び長さエッジ中央座標演算装置11bの演算結果に基づき、搬送方向に対する平板100の傾き角度を演算する。傾斜角演算装置12は、上記と同様にして、複数の撮像画ごとの演算結果の平均値、または、複数の撮像画ごとの演算結果のうち最も正確な演算結果を、最終的な演算結果としても良い。
幅プロフィール演算装置13は、傾斜角演算装置12の演算結果に基づき、エッジ座標間幅演算装置10aの検算結果を補正することで、平板100の幅プロフィールを演算する。幅プロフィール演算装置13は、上記と同様にして、複数の撮像画ごとの演算結果の平均値、または、複数の撮像画ごとの演算結果のうち最も正確な演算結果を、最終的な演算結果としても良い。
長さプロフィール演算装置15は、傾斜角演算装置12の演算結果に基づき、エッジ座標間長さ演算装置10bの検算結果を補正することで、平板100の長さプロフィールを演算する。長さプロフィール演算装置15は、上記と同様にして、複数の撮像画ごとの演算結果の平均値、または、複数の撮像画ごとの演算結果のうち最も正確な演算結果を、最終的な演算結果としても良い。
長さ方向曲り形状演算装置14は、傾斜角演算装置12の演算結果に基づき、幅エッジ中央座標演算装置11aの検算結果を補正することで、平板100の長さ方向曲がり形状を演算する。長さ方向曲り形状演算装置14は、上記と同様にして、複数の撮像画ごとの演算結果の平均値、または、複数の撮像画ごとの演算結果のうち最も正確な演算結果を、最終的な演算結果としても良い。
幅方向曲り形状演算装置16は、傾斜角演算装置12の演算結果に基づき、長さエッジ中央座標演算装置11bの検算結果を補正することで、平板100の幅方向曲がり形状を演算する。幅方向曲り形状演算装置16は、上記と同様にして、複数の撮像画ごとの演算結果の平均値、または、複数の撮像画ごとの演算結果のうち最も正確な演算結果を、最終的な演算結果としても良い。
本実施の形態3では、連続撮像指令装置20を設け、平面形状撮像器8が、複数の異なる露光時間の指令を受けて、複数の異なる露光時間の撮像画を収集する。異なる露光時間で複数回連続して撮像された複数の画像から得られた演算結果の平均値、または最も正確な演算結果を、各演算装置の演算結果とすることで、演算結果がより安定し、より精度の高い演算結果が得られる。
前述したように、圧延機のロールとの接触、水冷などによって平板100の表面温度が一時的に低下した後、平板100の内部からの熱伝導による復熱効果で、平板100の表面温度が再び上昇することがある。このため、平板100の表面温度は、時々刻々変化する場合がある。そのような場合であっても、本実施の形態3によれば、明るすぎず暗すぎずの適切な明るさの撮像画を選択できるので、より正確なエッジ座標が求められ、より精度の高い演算結果が得られる。
図13は、本実施の形態3の撮像時の動作を説明するための図である。図13を参照して、本実施の形態3の平面形状測定装置1の幅方向撮像器7及び平面形状撮像器8が平板100を撮像するときの動作を説明する。
図13において、平板100が搬送方向において平面形状撮像器8の測定範囲28及び幅方向撮像器7の視野27の上流側の位置100aにあるとき、外部の装置から測定開始指令が発信される。測定開始指令受信装置3が外部から測定開始指令を受信すると、その指令は測定開始タイミング発生装置4に送られる。測定開始指令を受け、測定開始タイミング発生装置4は、幅方向撮像器7に対して測定指令を出す。測定指令を受け、幅方向撮像器7は、撮像を開始する。
搬送されている平板100は、やがて、測定範囲28へ進入してくる。平板100が測定範囲28へ進入する途中の位置100bにあるとき、板有無検知装置17は、幅方向撮像器7の撮像信号に基づき、板有信号を出力する。
搬送されている平板100は、やがて、測定範囲28の中へ完全に進入する。板有無検知装置17が出力する信号が、平板100を検知している板有信号から平板100を検知していない板無信号に変化したとき、測定開始タイミング発生装置4は、連続撮像指令装置20に対して測定開始指令を出す。連続撮像指令装置20は、露光時間設定指令装置6から受けた、複数の異なる露光時間の設定値を平面形状撮像器8に対して指令する。平面形状撮像器8は、平板100が測定範囲28内を移動する間に複数回連続して撮像することで、複数の撮像画100d,100e,100f,・・・,100nを収集する。これらの複数の撮像画100d,100e,100f,・・・,100nは、露光時間設定指令装置6により設定された、互いに異なる露光時間にて撮像される。図13では、3枚の撮像画100d,100e,100fを撮像した例を示す。平面形状撮像器8の撮像の回数(撮像画の枚数)は、3枚に限定されるものではなく、2枚あるいは4枚以上でも良い。
次に、本実施の形態3の平面形状測定装置1の動作フローの一例を図14に示すフローチャートを参照して説明するが、実施の形態1の動作フロー(図4)との相違点を中心に説明し、同様の点は説明を省略する。本実施の形態3の動作フローは、実施の形態1の動作フロー(図4)のステップS109及びステップS110に代えてステップS140及びステップS141があること以外は、実施の形態1の動作フローと同じである。図14に示すように、本実施の形態3の動作フローは、ステップS107、ステップS108、ステップS140、ステップS141、ステップS111の順に実行されるステップを含む。
ステップS107:輝度レベル演算装置18は、幅方向撮像器7の撮像信号の輝度レベルをサンプリングし、輝度レベルを演算する。
ステップS108:平板100の全体が平面形状撮像器8の視野(測定範囲28)内に入ると、幅方向撮像器7の撮像信号より、板有無検知装置17は、板無しを検知する。
ステップS140:露光時間設定指令装置6は、輝度レベル演算装置18の演算結果に基づき、露光時間テーブルを参照して複数の異なる露光時間を設定し、それらの設定値を連続撮像指令装置20に指示する。
ステップS141:板有無検知装置17が板無しを検知すると、測定開始タイミング発生装置4は、測定開始指令を出す。測定開始指令は、連続撮像指令装置20を経由して、平面形状撮像器8へ伝えられる。平面形状撮像器8は、連続撮像指令装置20からの指令に基づき、複数回連続して撮像する。平面形状撮像器8は、連続撮像指令装置20からの指令に基づき、各回で異なる露光時間で撮像する。これにより、平面形状撮像器8は、露光時間の異なる複数の撮像画100d,100e,100f,・・・,100nを収集する。
ステップS111:幅エッジ座標演算装置9aは、平面形状撮像器8が撮像した複数の撮像画を画像処理し、撮像画ごとに、平板100のエッジを検出し、平板100の幅を測定するためのエッジ座標を演算する。長さエッジ座標演算装置9bは、平面形状撮像器8が撮像した複数の撮像画を画像処理し、撮像画ごとに、平板100のエッジを検出し、平板100の長さを測定するためのエッジ座標を演算する。
ステップS112以下では、各演算装置が、複数の撮像画ごとに演算し、複数の撮像画ごとの演算結果の平均値、または、複数の撮像画ごとの演算結果のうち最も正確な演算結果を、最終的な演算結果としても良い。または、ステップS111で、幅エッジ座標演算装置9a及び長さエッジ座標演算装置9bが、複数の撮像画ごとのエッジ座標の演算結果のうち最も正確なエッジ座標の演算結果を選択し、ステップS112以下では、各演算装置が、その選択された最も正確なエッジ座標の演算結果を用いて演算しても良い。
本実施の形態3では、露光時間設定指令装置6及び連続撮像指令装置20は、平面形状撮像器8の受光特性を決定するパラメータを複数の異なる値に設定し、当該複数の異なる値のパラメータを順次用いて平板100を複数回連続して撮像することを平面形状撮像器8に指令するパラメータ設定指令装置としての機能を有する。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明では、上述した複数の実施の形態を任意に組み合わせて実施しても良い。
1 平面形状測定装置、2 平板温度情報受信装置、3 測定開始指令受信装置、4 測定開始タイミング発生装置、5 露光時間テーブル記憶装置、6 露光時間設定指令装置、7 幅方向撮像器、8 平面形状撮像器、9a 幅エッジ座標演算装置、9b 長さエッジ座標演算装置、10a エッジ座標間幅演算装置、10b エッジ座標間長さ演算装置、11a 幅エッジ中央座標演算装置、11b 長さエッジ中央座標演算装置、12 傾斜角演算装置、13 幅プロフィール演算装置、14 長さ方向曲り形状演算装置、15 長さプロフィール演算装置、16 幅方向曲り形状演算装置、17 板有無検知装置、18 輝度レベル演算装置、19 ピークホールド処理装置、20 連続撮像指令装置、27 視野、28 測定範囲、100 平板、100a,100b 位置、100d,100e,100f,100n 撮像画

Claims (5)

  1. 圧延ラインで搬送される平板を撮像する二次元カメラと、
    前記平板の温度情報を検知する温度情報検知装置と、
    前記二次元カメラの受光特性を決定するパラメータと、前記平板の温度との対応関係を記憶した記憶装置と、
    前記温度情報検知装置で検知された温度情報と、前記対応関係とに基づいて、前記パラメータの設定を決定し、決定した前記パラメータの設定を前記二次元カメラに対して指令するパラメータ設定指令装置と、
    前記二次元カメラによる撮像データから前記平板の平面形状を特定するプロフィール値を演算するプロフィール値演算装置と、
    を備える平面形状測定装置において、
    前記平板の温度情報を受信する受信装置をさらに備え、
    前記パラメータ設定指令装置は、前記受信装置で受信した温度情報と、前記温度情報検知装置で検知された温度情報と、前記対応関係とに基づいて、前記パラメータの設定を決定し、決定した前記パラメータの設定を前記二次元カメラに対して指令することを特徴とする平面形状測定装置。
  2. 圧延ラインで搬送される平板を撮像する二次元カメラと、
    前記平板の温度情報を検知する温度情報検知装置と、
    前記二次元カメラの受光特性を決定するパラメータと、前記平板の温度との対応関係を記憶した記憶装置と、
    前記温度情報検知装置で検知された温度情報と、前記対応関係とに基づいて、前記パラメータの設定を決定し、決定した前記パラメータの設定を前記二次元カメラに対して指令するパラメータ設定指令装置と、
    前記二次元カメラによる撮像データから前記平板の平面形状を特定するプロフィール値を演算するプロフィール値演算装置と、
    を備える平面形状測定装置において、
    前記温度情報検知装置は、
    前記平板の搬送方向に対して垂直な方向の線状の視野を有する一次元カメラと、
    前記一次元カメラにより撮像された前記平板の撮像データから前記平板の撮像画の輝度レベルを演算する輝度レベル演算装置と、
    を含み、
    前記一次元カメラの視野と、前記二次元カメラの視野とが隣り合っており、
    前記一次元カメラの撮像データに基づいて、前記二次元カメラの視野に前記平板が入ったことを検知する板有無検知装置と、
    前記板有無検知装置により前記二次元カメラの視野に前記平板が入ったことが検知された場合に、前記二次元カメラに撮像を指令する撮像指令装置と、
    をさらに備えることを特徴とする平面形状測定装置。
  3. 前記温度情報検知装置は、前記平板の複数個所の温度情報を検知し、それらの検知された温度情報のうち最も高い温度の情報を保持することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の平面形状測定装置。
  4. 前記パラメータ設定指令装置は、前記パラメータを複数の異なる値に設定し、当該複数の異なる値の前記パラメータを順次用いて前記平板を複数回連続して撮像することを前記二次元カメラに指令することを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の平面形状測定装置。
  5. 前記二次元カメラによる撮像データから前記平板の平面形状のゆがみに関するデータを演算するゆがみ演算装置を備えることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の平面形状測定装置。
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