JP6340881B2 - シート製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シート製造装置に関する。
従来、チョップドストランドガラス繊維と樹脂とをブロワーで混合して複合材製品を形成する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特表2007−508964号公報
しかしながら、ハウジング内に羽根を備えたブロワーにおいて、チョップドストランドガラス繊維と樹脂と混合する際、羽根を回転させるだけでは十分な混合が得られない、という課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例にかかるシート製造装置は、少なくとも繊維と樹脂とを混合する混合部と、前記混合部で混合した混合物を用いてシートを成形する成形部と、を備えるシート製造装置であって、前記混合部は、回転部と、前記回転部を囲うハウジング部と、前記ハウジング部において前記回転部と対向する位置に、内側へ突出した突部と、を有することを特徴とする。
この構成によれば、繊維と樹脂とが回転部の回転による流動の際、ハウジング部の内部の突部に衝突する。これにより、繊維と樹脂とを分散させやすくして、混合させやすくすることができる。
[適用例2]上記適用例にかかるシート製造装置の前記回転部は、回転する回転軸と、前記回転軸の延設方向に延び前記回転軸とともに回転する複数の羽根と、を有し、前記突部は、前記羽根と対向することを特徴とする。
この構成によれば、羽根で混合される繊維や樹脂を羽根に対向する突部に衝突しやすくすることができる。
[適用例3]上記適用例にかかるシート製造装置の前記突部は、前記羽根に対して、回転する前記羽根による遠心力の方向に離間して配置されることを特徴とする。
この構成によれば、繊維や樹脂は回転する羽根の遠心力により移動した際に、遠心力の方向に羽根から離間して突部に衝突しやすくなる。これにより、繊維と樹脂とを分散させ、混合させやすくすることができる。
[適用例4]上記適用例にかかるシート製造装置の前記ハウジング部は、前記繊維及び前記樹脂を導入する導入口を有し、前記突部は、前記回転軸の延設方向において前記導入口側に位置し、前記羽根に対して前記回転軸の延設方向に離間して配置されたことを特徴とする。
この構成によれば、導入口から導入された繊維や樹脂が突部に衝突して分散しやすくなる。
[適用例5]上記適用例にかかるシート製造装置の前記回転部は、前記羽根と前記羽根の間に、前記羽根よりも前記回転軸の半径方向における長さの短い突起部を有することを特徴とする。
この構成によれば、複数の羽根の間で移動する繊維や樹脂を突起部に衝突させることで分散しやすくすることができる。
[適用例6]本適用例にかかるシート製造装置は、少なくとも繊維と樹脂とを混合する混合部と、前記混合部で混合した混合物を用いてシートを成形する成形部と、を備えるシート製造装置であって、前記混合部は、回転部と、前記回転部を支持するとともに前記回転部を囲うハウジング部と、を有し、前記回転部は、回転する回転軸と、前記回転軸の延設方向に延び前記回転軸とともに回転する複数の羽根と、前記羽根と前記羽根の間に、前記羽根よりも前記回転軸の半径方向における長さの短い突起部と、を有することを特徴とする。
また、本適用例にかかるシー持するとともに前記回転部を囲うハウジング部と、を有し、前記回転部は、回転する回転軸と、前記回転軸の延設方向に延び前記回転軸とともに回転する複数の羽根と、前記羽根と前記羽根の間に、前記羽根よりも前記回転軸の半径方向における長さの短い突起部と、を有し、前記羽根と前記突起部は、前記回転軸から半径方向外側に向かうように伸びて設けられることを特徴とする。
この構成によれば、繊維と樹脂とが羽根と羽根の間にある突起部に衝突しやすくなるので、繊維と樹脂との混合効率を上げることができる。
シート製造装置の構成を示す概略図。 第1実施形態にかかる混合部の構成を示す概略図。 第1実施形態にかかる混合部の構成を示す概略図。 第2実施形態にかかる混合部の構成を示す概略図。 第2実施形態にかかる混合部の構成を示す概略図。 第3実施形態にかかる混合部の構成を示す概略図。 第3実施形態にかかる混合部の構成を示す概略図。 第4実施形態にかかる混合部の構成を示す概略図。 第4実施形態にかかる混合部の構成を示す概略図。 変形例にかかる羽根の構成を示す概略図。
以下、本発明の第1から第4実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、各部材等を認識可能な程度の大きさにするため、各部材等の尺度を実際とは異ならせて示している。
(第1実施形態)
まず、シート製造装置の構成について説明する。シート製造装置は、例えば、純パルプシートや古紙などの原料(被解繊物)Puを新たなシートPrに形成する技術に基づくものである。本実施形態にかかるシート製造装置は、少なくとも繊維と樹脂とを混合する混合部と、混合部で混合した混合物を用いてシートを成形する成形部と、を備えるシート製造装置であって、混合部は、回転部と、回転部を支持するとともに回転部を囲うハウジング部と、ハウジング部において回転部と対向する位置に、内側へ突出した突部と、を有するものである。以下、具体的にシート製造装置の構成について説明する。
図1は、本実施形態にかかるシート製造装置の構成を示す概略図である。図1に示すように、本実施形態のシート製造装置1は、投入部10と、粗砕部20と、解繊部30と、分級部40と、選別部50と、添加物供給部60と、混合部300と、堆積部70と、成形部200等を備えている。そして、これらの部材を制御する制御部を備えている。
投入部10は、粗砕部20に古紙Puを投入するものである。投入部10は、例えば、複数枚の古紙Puを重ねて貯めておくトレー11と、トレー11中の古紙Puを粗砕部20に連続して投入可能な自動送り機構12等を備えている。シート製造装置1に投入する古紙Puとしては、例えば、オフィスで現在主流となっているA4サイズの用紙等である。
粗砕部20は、供給された古紙Puを数センチメートル角の紙片に裁断するものである。粗砕部20では、粗砕刃21を備え、通常のシュレッダーの刃の切断幅を広げたような装置を構成している。これにより、供給された古紙Puを容易に紙片に裁断することができる。そして、分断された粗砕紙は、搬送路201を介して解繊部30に供給される。
解繊部30は、回転する回転刃(図示せず)を備え、粗砕部20から供給された粗砕紙(繊維を含む被解繊物)を繊維状に解きほぐす解繊を行うものである。なお、本実施形態の解繊部30は、空気中で乾式で解繊を行うものである。解繊部30の解繊処理により、印刷されたインクやトナー、にじみ防止材等の紙への塗工材料等は、数十μm以下の粒(以下、「インク粒」という)となって繊維と分離する。したがって、解繊部30から出る解繊物は、紙片の解繊により得られる繊維とインク粒である。そして、回転刃に隣接して配置される送風羽根の回転によって気流が発生する機構となっており、搬送路202を介して解繊された繊維はこの気流に乗って空気中で分級部40に搬送される。なお、必要に応じて解繊部30に搬送路202を介して解繊された繊維を分級部40に搬送させるための気流を発生させる気流発生装置を別途設けてもよい。
分級部40は、導入された導入物を気流により分級するものである。本実施形態では、導入物としての解繊物をインク粒と繊維とに分級する。分級部40は、例えば、サイクロンを適用することにより、搬送された繊維をインク粒と脱墨繊維(脱墨解繊物)とに気流分級することができる。なお、サイクロンに替えて他の種類の気流式分級器を利用してもよい。この場合、サイクロン以外の気流式分級器としては、例えば、エルボージェットやエディクラシファイヤー等が用いられる。気流式分級器は旋回気流を発生させ、解繊物のサイズと密度により受ける遠心力の差によって分離、分級するもので、気流の速度、遠心力の調整により、分級点を調整することができる。これにより比較的小さく密度の低いインク粒と、インク粒より大きく密度の高い繊維とに分けられる。繊維からインク粒を除去することを脱墨と言う。
本実施形態の分級部40は接線入力方式のサイクロンであり、解繊部30から解繊物が導入される入口40aと、入口40aが接線方向についた筒部41と、筒部41の下部に続く円錐部42と、円錐部42の下部に設けられる下部取出口40bと、筒部41の上部中央に設けられる微粉排出のための上部排気口40cとから構成される。円錐部42は鉛直方向下方にむかって径が小さくなる。
分級処理において、分級部40の入口40aから導入された解繊物をのせた気流は、筒部41、円錐部42で円周運動に変わり、遠心力がかかり分級される。そして、インク粒より大きく密度の高い繊維は下部取出口40bへ移動し、比較的小さく密度の低いインク粒は空気とともに微粉として上部排気口40cへ導出され、脱墨が進行する。そして、分級部40の上部排気口40cからインク粒が多量に含まれた短繊維混合物が排出される。そして、排出されたインク粒が多量に含まれる短繊維混合物は、分級部40の上部排気口40cに接続された搬送路206を介して受け部80に回収される。一方、分級部40の下部取出口40bから搬送路203を介して分級された繊維を含む分級物が選別部50に向けて空気中で搬送される。分級部40から選別部50へは、分級される際の気流によって搬送されてもよいし、上方にある分級部40から重力で下方にある選別部50に搬送されてもよい。なお、分級部40の上部排気口40cや搬送路206等に、上部排気口40cから短繊維混合物を効率よく吸引するための吸引部等を配置してもよい。
選別部50は、分級部40により分級された繊維を含む分級物を複数の開口を有するドラム部51から通過させて選別するものである。さらに、具体的には、分級部40により分級された繊維を含む分級物を、開口を通過する通過物と、開口を通過しない残留物と、に選別するものである。本実施形態の選別部50では、分級物を回転運動により空気中で分散させる機構を備えている。
そして、選別部50の選別により開口を通過した通過物(解繊物)は混合部300に搬送される。詳細には、選別部50と混合部300とは搬送路204aで接続されている。そして、選別部50の選別により開口を通過した通過物(解繊物)は、ホッパー部56で受けてから搬送路204aを介して混合部300に空気中で搬送される。選別部50から堆積部70へは、気流を発生させる図示しないブロワーによって搬送されてもよいし、上方にある選別部50から下方にある堆積部70に重力で搬送されてもよい。一方、選別部50の選別により開口を通過しなかった残留物は、送り路としての搬送路205を介して再び被解繊物として解繊部30に戻される。これにより、残留物は廃棄されずに再使用(再利用)される。
また、搬送路204aにおける選別部50と混合部300との間には、搬送される通過物(解繊物)に対して添加物を供給する添加物供給部60が設けられている。添加物としては樹脂(例えば、融着樹脂あるいは熱硬化性樹脂)等の他、例えば、難燃剤、白色度向上剤、シート力増強剤やサイズ剤等である。添加物の形態は、紛体であってもよいし、繊維体であってもよい。そして、これらの添加物は、添加物供給部60に設けられた添加物貯留部61に貯留される。そして、添加物貯留部61に貯留された添加物は、スクリューフィーダー等の排出機構によって供給口62から搬送路204bに向けて供給される。
混合部300は、空気中で搬送された少なくとも繊維と樹脂とを混合して混合物を形成するものであり、例えば、ブロワーである。選別部50から搬送される通過物(繊維)と添加物供給部60から供給された樹脂とが導入口301から混合部300の内部に導入され、混合部300内部で繊維と樹脂とが混合される。そして、繊維と樹脂とが混合された混合物が排出口302から搬送路204bに向けて排出され、堆積部70に空気中で搬送される。なお、混合部300の詳細な構成は後述する。
堆積部70は、搬送路204bから投入された混合物を用いて堆積させてウエブWを形成するものである。堆積部70は、繊維と樹脂とを空気中に均一に分散させる機構と、分散された繊維と樹脂とをメッシュベルト73上に堆積する機構を有している。なお、本実施形態にかかるウエブWとは、繊維と樹脂とを含む物体の構成形態を言う。従って、ウエブの加熱時や加圧時や切断時や搬送時等において寸法等の形態が変化した場合であってもウエブとして示している。
まず、繊維を空気中に均一に分散させる機構として、堆積部70には、繊維及び樹脂が内部に投入されるフォーミングドラム71が配置されている。そして、フォーミングドラム71を回転駆動させることにより通過物(繊維)中に樹脂(添加剤)を均一に混ぜることができる。フォーミングドラム71には複数の小孔を有するスクリーンが設けられている。そして、フォーミングドラム71を回転駆動させて、通過物(繊維)中に樹脂(添加剤)を均一に混ぜるとともに、小孔を通過した繊維や繊維と樹脂の混合物を空気中に均一に分散させることができる。
フォーミングドラム71の下方には、張架ローラー72によって張架されるメッシュが形成されているエンドレスのメッシュベルト73が配されている。そして、張架ローラー72のうちの少なくとも1つが自転することで、このメッシュベルト73が一方向に移動するようになっている。
また、フォーミングドラム71の鉛直下方には、メッシュベルト73を介して、鉛直下方に向けた気流を発生させる吸引部としてのサクション装置75が設けられている。サクション装置75によって、空気中に分散された繊維をメッシュベルト73上に吸引することができる。
そして、フォーミングドラム71の小孔スクリーンを通過した繊維等は、サクション装置75による吸引力によって、メッシュベルト73上に堆積される。このとき、メッシュベルト73を一方向に移動させることにより、繊維と樹脂を含み長尺状に堆積させたウエブWを形成することができる。フォーミングドラム71からの分散とメッシュベルト73の移動を連続的に行うことで、帯状の連続したウエブWが成形される。なお、メッシュベルト73は金属製でも、樹脂製でも、不織布でもよく、繊維が堆積でき、気流を通過させることができれば、どのようなものであってもよい。なお、メッシュベルト73のメッシュの穴径が大きすぎるとメッシュの間に繊維が入り込み、ウエブW(シート)を成形したときの凸凹になり、一方、メッシュの穴径が小さすぎると、サクション装置75による安定した気流を形成しづらい。このため、メッシュの穴径は適宜調整することが好ましい。サクション装置75はメッシュベルト73の下に所望のサイズの窓を開けた密閉箱を形成し、窓以外から空気を吸引し箱内を外気より負圧にすることで構成できる。
メッシュベルト73上に成形されたウエブWは、搬送部100によって搬送される。本実施形態の搬送部100は、メッシュベルト73から最終的にシートPr(ウエブW)としてスタッカー160に投入されるまでの間のウエブWの搬送過程を示している。従って、メッシュベルト73の他、各種ローラー等は搬送部100の一部として機能する。搬送部としては、搬送ベルトや搬送ローラーなどの少なくとも一つがあればよい。具体的には、まず、搬送部100の一部であるメッシュベルト73上に成形されたウエブWは、メッシュベルト73の回転移動により、搬送方向(図中の矢印)に従って搬送される。次いで、ウエブWは、メッシュベルト73から搬送方向(図中の矢印)に従って搬送される。
ウエブWの搬送方向における堆積部70の下流側に加圧部140が配置されている。なお、本実施形態の加圧部140は、ウエブWを加圧するローラー141を有する加圧部140である。ローラー141と張架ローラー72の間にウエブWを通過させることにより、ウエブWを加圧することができる。これにより、ウエブWの強度を向上させることができる。
ウエブWの搬送方向における加圧部140の下流側には、切断部前ローラー120が配置されている。切断部前ローラー120は、一対のローラー121を有している。一対のローラー121のうち、一方が駆動制御ローラーであり、他方が従動ローラーである。
また、切断部前ローラー120を回転させる駆動伝達部にはワンウエイクラッチが用いられている。ワンウエイクラッチは、一方の方向のみに回転力を伝達するクラッチ機構を有し、逆方向に対して空転するように構成されている。これにより、切断部後ローラー125と切断部前ローラー120との速度差でウエブWに過度のテンションが掛けられた際、切断部前ローラー120側で空転するため、ウエブWへのテンションが抑制され、ウエブWが引きちぎられることを防止できる。
ウエブWの搬送方向における切断部前ローラー120の下流側には、搬送されるウエブWの搬送方向と交差する方向にウエブWを切断する切断部110が配置されている。切断部110は、カッターを備え、連続状のウエブWを所定の長さに設定された切断位置に従って枚葉状(シート状)に切断する。切断部110は、例えば、ロータリーカッターを適用することができる。これによれば、ウエブWを搬送させながら切断が可能となる。従って、切断時にウエブWの搬送を停止させないので、製造効率を向上させることができる。なお、切断部110は、ロータリーカッターの他、各種カッターを適用してもよい。
切断部110よりウエブWの搬送方向の下流側には、切断部後ローラー125が配置されている。切断部後ローラー125は、一対のローラー126を有している。一対のローラー126のうち、一方が駆動制御ローラーであり、他方が従動ローラーである。
本実施形態では、切断部前ローラー120と切断部後ローラー125との速度差によってウエブWにテンションをかけることができる。そして、ウエブWにテンションをかけた状態で切断部110を駆動してウエブWを切断するように構成されている。
切断部後ローラー125よりもウエブWの搬送方向の下流側には、ウエブWを加熱する加熱部150が配置されている。本実施形態の加熱部150はウエブWを加熱加圧する一対の加熱加圧ローラー151が配置されている。当該加熱部150は、ウエブWに含まれる繊維同士を樹脂を介して結着(定着)させるものである。加熱加圧ローラー151の回転軸中心部にはヒーター等の加熱部材が設けられており、当該一対の加熱加圧ローラー151間にウエブWを通過させることにより、搬送されるウエブWに対して加熱加圧することができる。そして、ウエブWは一対の加熱加圧ローラー151によって加熱加圧されることで、樹脂が溶けて繊維と絡みやすくなるとともに繊維間隔が短くなり繊維間の接触点が増加する。これにより、密度が高まってウエブWとしての強度が向上する。
加熱部150よりもウエブWの搬送方向の下流側に、ウエブWの搬送方向に沿ってウエブWを切断する後切断部130が配置されている。後切断部130は、カッターを備え、ウエブWの搬送方向における所定の切断位置に従って切断する。これにより、所望するサイズのシートPr(ウエブW)が成形される。そして、切断されたシートPr(ウエブW)はスタッカー160等に積載される。なお、本実施形態では、堆積部70、搬送部100や加熱部150は、ウエブWを用いてシートPrを成形する成形部200の一部である。
また、上記実施形態にかかるシートとは、古紙や純パルプなどの繊維を含むものを原料とし、シート状にしたものを主に言う。しかし、そのようなものに限らず、ボード状やウエブ状(や凸凹を有する形状で)あってもよい。また、原料としてはセルロースなどの植物繊維やPET(ポリエチレンテレフタレート)、ポリエステルなどの化学繊維や羊毛、絹などの動物繊維であってもよい。本願においてシートとは、紙と不織布に分かれる。紙は、薄いシート状にした態様などを含み、筆記や印刷を目的とした記録紙や、壁紙、包装紙、色紙、ケント紙などを含む。不織布は紙より厚いものや低強度のもので、不織布、繊維ボード、ティッシュペーパー、キッチンペーパー、クリーナー、フィルター、液体吸収材、吸音体、緩衝材、マットなどを含む。
また、上記本実施形態において古紙とは、主に印刷された紙を指すが、紙として成形されたものを原料とするのであれば使用したか否かに関わらず古紙とみなす。
次に、混合部の構成について説明する。図2及び図3は、本実施形態にかかる混合部の構成を示し、図2(a)は混合部の外観斜視図であり、図2(b)は平断面図であり、図2(c)は側断面図であり、図3(d)は回転部の一部の構成を示す斜視図であり、図3(e)は混合物の流動過程を模式した模式図である。
図2(a)、図2(b)及び図2(c)に示すように、混合部300は、回転部310と、回転部310を支持するとともに回転部310を覆うハウジング部380と、ハウジング部380において回転部310と対向する位置に、内側へ突出した突部370と、を備えている。
ハウジング部380は、搬送路204aに接続される導入口301と、搬送路204bに接続される排出口302と、を備えている。導入口301から繊維及び樹脂が導入され、導入された繊維及び繊維は回転部310によって混合される。そして、繊維と樹脂とが混合された混合物は回転部310の回転による遠心力により排出口302に流動され、繊維と樹脂とが混合された混合物が排出口302から排出されるように構成されている。なお、本実施形態のハウジング部380の内部空間は、略円柱形状を成している。
回転部310は、円柱状の回転軸320を備え、当該回転軸320は、回転軸320を軸中心回りに回転させる回転手段としてのモーター309に接続されている。そして、ハウジング部380は、回転軸320を支持する軸受部330を備えている。本実施形態の軸受部330は、ハウジング部380の一部壁部に内設されている。軸受部330は、例えば、玉軸受やころ軸受等を適用することができる。
また、回転軸320の延設方向Rに見た時に、ハウジング部380の導入口301の領域(開口された領域)の内部に回転軸320が含まれている。本実施形態では、回転軸320の延設方向Rに見た時に、導入口301の領域(開口された領域)のほぼ中心部に対応する位置に回転軸320の頂部が位置するように、回転軸320が配置されている(図2(b)参照)。これにより、導入口301から回転部310に向けて繊維と樹脂とを効率よく導入することができる。また、軸受部330は、延設方向Rにおいて導入口301から離れる側のハウジング部380の壁部に配置されている。これにより、導入口301から導入された繊維や樹脂を軸受部330周辺部分に届きにくくすることができる。
さらに、回転部310は、図2(c)及び図3(d)に示すように、回転軸320の延設方向Rに延び回転軸320とともに回転する複数の羽根350を有している。なお、本実施形態では、回転軸320の延設方向Rに垂直な面を有し回転軸320と一体に回転する板部340を有し、複数の羽根350が、板部340の延設方向Rに延びる方向に設けられている。なお、板部340は、延設方向Rに見た時に、回転軸320を中心とした円形を成し、所定の厚みを有している。また、延設方向Rに垂直方向における板部340の端部とハウジング部380との間には所定寸法を有する隙間が形成されている。
羽根350は、板部340の延設方向Rに対応する面のうち、導入口301が配置された方向の面に設けられている。また、羽根350は、板部340の中心部から端部にかけて曲面を有する、いわゆるターボ型の羽根形状を有している。羽根350は複数(本実施形態では、6個)設けられ、複数の羽根350が一定の間隔で配置されている。
そして、ハウジング部380において羽根350と対向するように突部370が設けられている。本実施形態では、突部370として第1突部370aと第2突部370bとを有し、第1突部370aは、羽根350に対して、回転する羽根350による遠心力の方向に離間して配置されている。具体的には、延設方向Rに対して垂直方向におけるハウジング部380の内壁面380aに複数の第1突部370aが設けられている。また、図2(b)及び図2(c)に示すように、本実施形態の第1突部370aは内壁面380aから回転軸320方向に向けて凸形状を有する三角柱を成している。第1突部370aの頂部における頂辺の方向は、延設方向Rに略平行である。そして、複数の第1突部370aは等間隔で配置されている。なお、第1突部370aの大きさや個数等は、混合部300の寸法規模や繊維や樹脂の導入量等により適宜設定することができる。
第2突部370bは、回転軸320の延設方向Rにおいて導入口301側に位置し、羽根350に対して回転軸320の延設方向Rに離間して配置されている。さらに具体的には、延設方向Rおいて導入口301側に対応するハウジング部380の内壁面380bに複数の第2突部370bが設けられている。また、図2(b)及び図2(c)に示すように、本実施形態の第2突部370bは内壁面380bから羽根350の方向に向けて凸形状を有する三角柱を成している。また、第2突部370bの頂部における頂辺の方向は、延設方向Rに略垂直である。そして、本実施形態では、4つの第2突部370bが90°間隔で均等に配置されている(図2(b)参照)。なお、第2突部370bの大きさや個数等は、混合部300の寸法規模や繊維や樹脂の導入量等により適宜設定することができる。
また、ハウジング部380の導入口301は、延設方向Rにおいて羽根350側に配置されている。そして、回転軸320における羽根350側は軸支されない。すなわち、延設方向Rにおいて導入口301に対向する側で回転軸320を軸支する軸受部330が設けられている。これにより、導入口301から導入される繊維や樹脂の流動が阻害されることなく、効率よく羽根350側に流動させることができる。そして、ハウジング部380内部に流動された繊維や樹脂は回転部310の回転により混ぜ合わされる。導入された繊維及び樹脂は、図3(e)に示すように、回転部310の回転による羽根350の遠心力によってハウジング部380の内壁面380a方向に流動されながら羽根350の回転方向に移動し、最終的に排出口302から排出される。ここで、ハウジング部380の内壁面380a方向に流動された繊維及び樹脂は、内壁面380aに設けられた第1突部370aに衝突しながら移動する。これにより、第1突部370aに衝突した繊維及び樹脂は分散され、繊維と樹脂との混合が促進される。また、導入された繊維及び樹脂は、内壁面380bに設けられた第2突部370bに衝突しながら移動する。第2突部370bに衝突した繊維及び樹脂は分散され、繊維と樹脂との混合が促進される。なお、本実施形態の排出口302は、延設方向Rに対して垂直方向に開口するように設けられている。すなわち、排出口302が回転軸320の回転方向に沿った方向に設けられているので、回転部310によって発生した流れによって混合物を効率よく排出させることがでる。
以上、上記実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
導入口301から導入された繊維と樹脂とが回転部310の複数の羽根350等の回転によりハウジング部380の内部に設けられた第1突部370aや第2突部370bに衝突して分散されやすくなり、混合させやすくすることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。本実施形態のシート製造装置は、少なくとも繊維と樹脂とを混合する混合部と、混合部で混合した混合物を用いてシートを成形する成形部と、を備えるシート製造装置であって、混合部は、回転部と、回転部を支持するとともに回転部を囲うハウジング部と、を有し、回転部は、回転する回転軸と、回転軸の延設方向に延び記回転軸とともに回転する複数の羽根と、羽根と羽根の間に、羽根よりも回転軸の半径方向における長さの短い突起部と、を有するものである。なお、本実施形態のシート製造装置1aの基本構成については第1実施形態におけるシート製造装置1の構成と同様なので説明を省略する(図1参照)。以下、第1実施形態と異なる構成、すなわち、混合部の構成について説明する。
図4及び図5は、本実施形態にかかる混合部の構成を示し、図4(a)は混合部の平断面図であり、図4(b)は側断面図であり、図5(c)は回転部の一部を示す斜視図であり、図5(d)は混合物の流動過程を模式した模式図である。
図4(a)に示すように、本実施形態の混合部300aは、回転部310aと、回転部310aの一部を支持するとともに回転部310aを覆うハウジング部380と、を備えている。ハウジング部380は、搬送路204aに接続される導入口301と、搬送路204bに接続される排出口302と、を備えている。導入口301から繊維及び樹脂が導入され、導入された繊維及び樹脂は回転部310aによって混合される。そして、繊維と樹脂とが混合された混合物は回転部310aの回転による遠心力により排出口302に流動され、繊維と樹脂とが混合された混合物が排出口302から排出されるように構成されている。なお、本実施形態の混合部300aのハウジング部380の基本構成は第1実施形態にかかる混合部300のハウジング部380の構成と同様なので説明を省略する。
回転部310aは、円柱状の回転軸320を備え、当該回転軸320は、回転軸320を軸中心回りに回転させる回転手段としてのモーター309に接続されている。また、回転部310aは、回転軸320を支持する軸受部330を備えている。本実施形態の軸受部330は、ハウジング部380の一部壁部に内設されている。軸受部330は、例えば、玉軸受やころ軸受等を適用することができる。
また、回転部310aは、図4(b)及び図5(c)に示すように、回転軸320の延設方向Rに延び回転軸320とともに回転する複数の羽根350を有している。なお、本実施形態では、回転軸320の延設方向Rに垂直な面を有し回転軸320と一体に回転する板部340を有し、複数の羽根350が、板部340の延設方向Rに延びる方向に設けられている。なお、板部340は、延設方向Rに見た時に、回転軸320を中心とした円形を成し、所定の厚みを有している。また、延設方向Rに垂直方向における板部340の端部とハウジング部380との間には所定寸法を有する隙間が形成されている。
羽根350は、板部340の延設方向Rに対応する面のうち、導入口301が配置された方向の面に設けられている。また、羽根350は、板部340の中心部から端部にかけて曲面を有する、いわゆるターボ型の羽根形状を有している。羽根350は複数(本実施形態では、6個)設けられ、複数の羽根350が一定の間隔で配置されている。
さらに、羽根350と羽根350の間に、羽根350よりも回転軸320の半径方向における長さの短い突起部390が配置されている。本実施形態では、隣接する羽根350同士に渡って帯状に形成された突起部390が設けられている。さらに、本実施形態の突起部390は、回転軸320の近傍に設けられた第1突起部390aと、回転軸320から第1突起部390aが配置された位置よりも、回転軸320から離れた位置に設けられた第2突起部390bと、が配置されている。第1突起部390a及び第2突起部390bは、平面視において板部340の端部に向けて凸部となる曲面を有している(図4(a)参照)。また、断面視において、板部340の面から第1突起部390a及び第2突起部390bの各頂部までの高さは、板部340の面から羽根350の頂部までの高さよりも低くなっている(図4(b)参照)。
また、ハウジング部380の導入口301は、延設方向Rにおいて羽根350側に配置されている。そして、回転軸320における羽根350側は軸支されない。すなわち、延設方向Rにおいて導入口301に対向する側で回転軸320を軸支する軸受部330が設けられている。これにより、導入口301から導入される繊維や樹脂の流動が阻害されることなく、効率よく羽根350側に流動させることができる。そして、ハウジング部380内部に流動された繊維や樹脂は回転部310aの回転により混ぜ合わされる。具体的には、図5(d)に示すように、導入口301から導入された繊維及び樹脂は、回転部310aの回転で羽根350の遠心力によってハウジング部380の内壁面380a方向に流動(図中の矢印)されながら羽根350の回転方向に移動し、最終的に排出口302から排出される。ここで、導入口301から導入された繊維及び樹脂は、回転軸320付近から羽根350の外周方向に移動される際、羽根350と第1突起部390aと第2突起部390bとに衝突しながら移動していく。羽根350や第1突起部390a及び第2突起部390bに衝突した繊維及び樹脂は分散され、繊維と樹脂との混合が促進される。そして、繊維及び樹脂はハウジング部380の内壁面380aに沿って流動し、排出口302から排出される。
以上、上記実施形態によれば、第1実施形態の効果に加え、以下の効果を得ることができる。
回転部310aは、複数の羽根350と、隣接する羽根350の間に設けられた第1突起部390a及び第2突起部390bとを備え、導入口301からハウジング部380内部に導入された繊維や樹脂は、複数の羽根350や第1突起部390a及び第2突起部390bに衝突しながら移動する。これにより、繊維と樹脂との分散効率を上げ、繊維と樹脂との混合効率を高めることができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。本実施形態のシート製造装置は、少なくとも繊維と樹脂とを混合する混合部と、混合部で混合した混合物を用いてシートを成形する成形部と、を備えるシート製造装置であって、混合部は、回転部と、回転部を支持するとともに回転部を囲うハウジング部と、を有し、回転部は、回転する回転軸と、回転軸の延設方向に延び前記回転軸とともに回転する複数の羽根と、羽根と羽根の間に、羽根よりも回転軸の半径方向における長さの短い突起部と、を有するものである。なお、本実施形態のシート製造装置1bの基本構成については第1実施形態におけるシート製造装置1の構成と同様なので説明を省略する(図1参照)。以下、第1実施形態と異なる構成、すなわち、混合部の構成について説明する。
図6及び図7は、本実施形態にかかる混合部の構成を示し、図6(a)は混合部の平断面図であり、図6(b)は側断面図であり、図7(c)は回転部の一部を示す斜視図であり、図7(d)は混合物の流動過程を模式した模式図である。
図6(a)及び図6(b)に示すように、本実施形態の混合部300bは、回転部310bと、回転部310bの一部を支持するとともに回転部310bを覆うハウジング部380と、を備えている。ハウジング部380は、搬送路204aに接続される導入口301と、搬送路204bに接続される排出口302と、を備えている。導入口301から繊維及び樹脂が導入され、導入された繊維及び樹脂は回転部310bによって混合される。そして、繊維と樹脂とが混合された混合物は回転部310bの回転による遠心力により排出口302に流動され、繊維と樹脂とが混合された混合物が排出口302から排出されるように構成されている。なお、本実施形態の混合部300bのハウジング部380の基本構成は第1実施形態にかかるハウジング部380の構成と同様なので説明を省略する。
回転部310bは、円柱状の回転軸320を備え、当該回転軸320は、回転軸320を軸中心回りに回転させる回転手段としてのモーター309に接続されている。また、回転部310bは、回転軸320を支持する軸受部330を備えている。本実施形態の軸受部330は、ハウジング部380の一部壁部に内設されている。軸受部330は、例えば、玉軸受やころ軸受等を適用することができる。
また、回転部310bは、図6(b)及び図7(c)に示すように、回転軸320の延設方向Rに延び回転軸とともに回転する複数の羽根350を有している。なお、本実施形態では、回転軸320の延設方向Rに垂直な面を有し回転軸320と一体に回転する板部340を有し、複数の羽根350が、板部340の延設方向Rに延びる方向に設けられている。なお、板部340は、延設方向Rに見た時に、回転軸320を中心とした円形を成し、所定の厚みを有している。また、延設方向Rに垂直方向における板部340の端部とハウジング部380との間には所定寸法を有する隙間が形成されている。
羽根350は、板部340の延設方向Rに対応する面のうち、導入口301が配置された方向の面に設けられている。また、羽根350は、板部340の中心部から端部にかけて曲面を有する、いわゆるターボ型の羽根形状を有している。羽根350は複数(本実施形態では、6個)設けられ、複数の羽根350が一定の間隔で配置されている。
さらに、羽根350と羽根350の間に、羽根350よりも回転軸320の半径方向における長さの短い突起部390が配置されている。本実施形態では、隣接する羽根350間に、回転軸320から板部340の円周方向端部に向かって第3突起部390c(突起部390)が設けられている。当該、第3突起部390cは、回転軸320を中心とする板部340の半径、或いは、1つの羽根350の回転軸320から板部340の周辺部方向への長さのおよそ1/4から1/2の長さを有している。また、第3突起部390cは、羽根350の形状と同様に、凸部の曲面を有している。(図6(a)参照)。また、断面視において、板部340の面から第3突起部390cの頂部までの高さは、板部340の面から羽根350の頂部までの高さと同じか、または、より低く設定される(図6(b)参照)。
また、ハウジング部380の導入口301は、延設方向Rにおいて羽根350側に配置されている。そして、回転軸320における羽根350側は軸支されない。すなわち、延設方向Rにおいて導入口301に対向する側で回転軸320を軸支する軸受部330が設けられている。これにより、導入口301から導入される繊維や樹脂の流動が阻害されることなく、効率よく羽根350側に流動させることができる。そして、ハウジング部380内部に流動された繊維や樹脂は回転部310bの回転により混ぜ合わされる。具体的には、図7(d)に示すように、導入口301から導入された繊維及び樹脂は、回転部310bの回転で羽根350の遠心力によってハウジング部380の内壁面380a方向に流動(図中の矢印)されながら羽根350の回転方向に移動し、最終的に排出口302から排出される。ここで、導入口301から導入された繊維及び樹脂は、回転軸320付近から羽根350の外周方向に移動される際、羽根350と第3突起部390cとに衝突しながら移動していく。羽根350や第3突起部390cに衝突した繊維及び樹脂は分散され、繊維と樹脂との混合が促進される。そして、繊維及び樹脂はハウジング部380の内壁面380aに沿って流動し、排出口302から排出される。
以上、上記実施形態によれば、第1及び第2実施形態の効果に加え、以下の効果を得ることができる。
回転部310bは、複数の羽根350と、隣接する羽根350の間に設けられた第3突起部390cとを備え、導入口301からハウジング部380内部に導入された繊維や樹脂は、複数の羽根350や第3突起部390cに衝突しながら移動する。これにより、繊維と樹脂との分散効率を上げ、繊維と樹脂との混合効率を高めることができる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態について説明する。本実施形態のシート製造装置は、少なくとも繊維と樹脂とを混合する混合部と、混合部で混合した混合物を用いてシートを成形する成形部と、を備えるシート製造装置であって、混合部は、回転部と、回転部を支持するとともに回転部を囲うハウジング部と、を有し、回転部は、回転する回転軸と、回転軸の延設方向に延び回転軸とともに回転する複数の羽根と、羽根と羽根の間に、羽根よりも回転軸の半径方向における長さの短い突起部と、を有し、ハウジング部において回転軸と対向する位置に、内側に突出した突部を有するものである。なお、本実施形態のシート製造装置1cの基本構成については第1実施形態におけるシート製造装置1の構成と同様なので説明を省略する(図1参照)。以下、第1実施形態と異なる構成、すなわち、混合部の構成について説明する。
図8及び図9は、本実施形態にかかる混合部の構成を示し、図8(a)は混合部の平断面図であり、図8(b)は側断面図であり、図9(c)は混合物の流動過程を模式した模式図である。
図8(a)及び図8(b)に示すように、本実施形態の混合部300cは、回転部310aと、回転部310aの一部を支持するとともに回転部310aを覆うハウジング部380と、を備えている。ハウジング部380は、搬送路204aに接続される導入口301と、搬送路204bに接続される排出口302と、を備えている。導入口301から繊維及び樹脂が導入され、導入された繊維及び樹脂は回転部310bによって混合される。そして、繊維と樹脂とが混合された混合物は回転部310aの回転による遠心力により排出口302に流動され、繊維と樹脂とが混合された混合物が排出口302から排出されるように構成されている。なお、本実施形態の混合部300cのハウジング部380の基本構成は第1実施形態にかかるハウジング部380の構成と同様なので説明を省略する。
また、図8(a)及び図8(b)に示すように、混合部300cは、回転部310aと、回転部310aを支持するとともに回転部310aを覆うハウジング部380と、ハウジング部380において回転部310aと対向する位置に、内側へ突出した突部370と、を備えている。
回転部310aは、円柱状の回転軸320を備え、当該回転軸320は、回転軸320を軸中心回りに回転させる回転手段としてのモーター309に接続されている。また、回転部310aは、回転軸320を支持する軸受部330を備えている。本実施形態の軸受部330は、ハウジング部380の一部壁部に内設されている。軸受部330は、例えば、玉軸受やころ軸受等を適用することができる。
また、回転軸320の延設方向Rに見た時に、ハウジング部380の導入口301の領域(開口された領域)の内部に回転軸320が含まれている。本実施形態では、回転軸320の延設方向Rに見た時に、導入口301の領域(開口された領域)のほぼ中心部に対応する位置に回転軸320の頂部が位置するように、回転軸320が配置されている。これにより、導入口301から回転部310に向けて繊維と樹脂とを効率よく導入することができる。また、軸受部330は、延設方向Rにおいて導入口301から離れる側のハウジング部380の壁部に配置されている。これにより、導入口301から導入された繊維や樹脂を軸受部330に届きにくくすることができる。
さらに、回転部310aは、回転軸320の延設方向Rに延び回転軸とともに回転する複数の羽根350を有している。なお、本実施形態では、回転軸320の延設方向Rに垂直な面を有し回転軸320と一体に回転する板部340を有し、複数の羽根350が、板部340の延設方向Rに延びる方向に設けられている。また、板部340は、延設方向Rに見た時に、回転軸320を中心とした円形を成し、所定の厚みを有している。また、延設方向Rに垂直方向における板部340の端部とハウジング部380との間には所定寸法を有する隙間が形成されている。
羽根350は、板部340の延設方向Rに対応する面のうち、導入口301が配置された方向の面に設けられている。また、羽根350は、板部340の中心部から端部にかけて曲面を有する、いわゆるターボ型の羽根形状を有している。羽根350は複数(本実施形態では、6個)設けられ、複数の羽根350が一定の間隔で配置されている。
さらに、羽根350と羽根350の間に、羽根350よりも回転軸320の半径方向における長さの短い突起部390が配置されている。本実施形態では、隣接する羽根350同士に渡って帯状に形成された突起部390が設けられている。さらに、本実施形態の突起部390は、回転軸320の近傍に設けられた第1突起部390aと、回転軸320から第1突起部390aが配置された位置よりも、回転軸320から離れた位置に設けられた第2突起部390bと、が配置されている。第1突起部390a及び第2突起部390bは、平面視において板部340の端部に向けて凸部となる曲面を有している(図8(a)参照)。また、断面視において、板部340の面から第1突起部390a及び第2突起部390bの各頂部までの高さは、板部340の面から羽根350の頂部までの高さよりも低くなっている(図8(b)参照)。
そして、ハウジング部380において羽根350と対向するように突部370が設けられている。本実施形態では、突部370として第1突部370aと第2突部370bとを有し、第1突部370aは、羽根350に対して、回転する羽根350による遠心力の方向に離間して配置されている。具体的には、延設方向Rに対して垂直方向におけるハウジング部380の内壁面380aに複数の第1突部370aが設けられている。また、本実施形態の第1突部370aは内壁面380aから回転軸320方向に向けて凸形状を有する三角柱を成している。第1突部370aの頂部における頂辺の方向は、延設方向Rに略平行である。そして、複数の第1突部370aは等間隔で配置されている。なお、第1突部370aの大きさや個数等は、混合部300cの寸法規模や繊維や樹脂の導入量等により適宜設定することができる。
第2突部370bは、回転軸320の延設方向Rにおいて導入口301側に位置し、羽根350に対して回転軸320の延設方向Rに離間して配置されている。さらに具体的には、延設方向Rおいて導入口301側に対応するハウジング部380の内壁面380bに複数の第2突部370bが設けられている。また、本実施形態の第2突部370bは内壁面380bから羽根350の方向に向けて凸形状を有する三角柱を成している。また、第2突部370bの頂部における頂辺の方向は、延設方向Rに略垂直である。そして、本実施形態では、4つの第2突部370bが90°間隔で均等に配置されている(図8(a)参照)。なお、第2突部370bの大きさや個数等は、混合部300cの寸法規模や繊維や樹脂の導入量等により適宜設定することができる。
また、ハウジング部380の導入口301は、延設方向Rにおいて羽根350側に配置されている。そして、回転軸320における羽根350側は軸支されない。すなわち、延設方向Rにおいて導入口301に対向する側で回転軸320を軸支する軸受部330が設けられている。これにより、導入口301から導入される繊維や樹脂の流動が阻害されることなく、効率よく羽根350側に流動させることができる。そして、ハウジング部380内部に流動された繊維や樹脂は回転部310aの回転により混ぜ合わされる。そして、導入口301から導入された繊維及び樹脂は、図9(c)に示すように、回転部310aの回転で羽根350の遠心力によってハウジング部380の内壁面380a方向に流動(図中の矢印)されながら羽根350の回転方向に移動し、最終的に排出口302から排出される。ここで、導入口301から導入された繊維及び樹脂は、回転軸320付近から羽根350の外周方向に移動される際、羽根350と第1突起部390aと第2突起部390bとに衝突しながら移動していく。羽根350や第1突起部390a及び第2突起部390bに衝突した繊維及び樹脂は分散され、繊維と樹脂との混合が促進される。そして、回転部310aの回転による羽根350の遠心力によってハウジング部380の内壁面380a方向に流動されながら羽根350の回転方向に移動し、最終的に排出口302から排出されるが、ここで、さらに、ハウジング部380の内壁面380a方向に流動された繊維及び樹脂は、内壁面380aに設けられた第1突部370aに衝突しながら移動する。第1突部370aに衝突した繊維及び樹脂は分散され、繊維と樹脂との混合が促進される。また、導入された繊維及び樹脂は、内壁面380bに設けられた第2突部370bに衝突しながら移動する。第2突部370bに衝突した繊維及び樹脂は分散され、繊維と樹脂との混合が促進される。なお、本実施形態の排出口302は、延設方向Rに対して垂直方向に開口するように設けられている。すなわち、排出口302が回転軸320の回転方向に沿った方向に設けられているので、回転部310によって発生した流れによって混合物を効率よく排出させることがでる。
以上、上記実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
導入口301から導入された繊維と樹脂とが、複数の羽根350や第1突起部390a及び第2突起部390bに衝突しながら移動する。さらに、繊維と樹脂とが、ハウジング部380の内壁面380aに設けられた第1突部370aや第2突部370bに衝突しながら移動する。これにより、繊維と樹脂との分散効率を上げ、繊維と樹脂との混合効率を高めることができる。
本発明は上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良などを加えることが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)上記実施形態の羽根350は、板部340の中心部から端部にかけて曲面を有する、いわゆるターボ型の羽根形状を有したが、この構成に限定されない。図10は、変形例1にかかる羽根の構成を示す概略図(斜視図)である。図10に示すように、羽根350aは、板部340の中心部から端部にかけて平坦面を有する板形状(プレート型)であってもよい。さらに、羽根350aと羽根350aの間に、羽根350aよりも回転軸320の半径方向における長さの短い突起部390を配置してもよい。例えば、図10(a)に示すように、隣接する羽根350a同士に渡って帯状に形成された突起部391を設けてもよい。さらに、本変形例の突起部391は、回転軸320の近傍に設けられた突起部391aと、回転軸320から突起部391aが配置された位置よりも、回転軸320から離れた位置に設けられた突起部391bと、が配置されている。突起部391a,391bは、板部340の面から頂部に向けて凸形状を有する三角柱を成している。板部340の面から突起部391a,391bの各頂部までの高さは、板部340の面から羽根350aの頂部までの高さよりも低くなっている。このようにしても、導入口301からハウジング部380内部に導入された繊維や樹脂は、複数の羽根350aや突起部391a,391bに衝突しながら移動する。これにより、繊維と樹脂との分散効率を上げ、繊維と樹脂との混合効率を高めることができる。
また、図10(b)に示すように、プレート型の羽根350aと羽根350aの間に、回転軸320から板部340の円周部に向かって突起部391cを設けてもよい。当該、突起部391cは、回転軸320を中心とする板部340の半径、或いは、1つの羽根350aの回転軸320から板部340の周辺部方向への長さのおよそ1/4から1/2の長さを有している。また、突起部391cは、羽根350aの形状と同様に、板部340の中心部から端部にかけて平坦面を有する板形状(プレート型)である。また、板部340の面から突起部391cの頂部までの高さは、板部340の面から羽根350aの頂部までの高さと同じか、または、より低く設定される。このようにしても、導入口301からハウジング部380内部に導入された繊維や樹脂は、複数の羽根350aや突起部391cに衝突しながら移動する。これにより、繊維と樹脂との分散効率を上げ、繊維と樹脂との混合効率を高めることができる。
(変形例2)上記第4実施形態では、第1突部370aと第2突部370bとを備えたが、これに限定されない。例えば、第2突部370bを省略した構成であってもよい。このようにすれば、混合部300cの構造を簡略化し、繊維と樹脂との分散効率を上げ、繊維と樹脂との混合効率を高めることができる。
(変形例3)上記実施形態では、延設方向Rにおける導入口301側の回転軸320の先端形状は平坦面としたが、これに限定されない。例えば、回転軸320の先端部の形状が円錐形状であってもよい。このようにすれば、導入口301から導入される繊維や樹脂が回転軸320に衝突することなく、円滑にハウジング部380内部に導入することができる。
(変形例4)上記第1から第4実施形態の各構成や上記変形例における各構成を任意に組み合わせて混合部を構成してもよい。このようにすれば、使用環境の自由度を高めることができる。
1,1a,1b,1c…シート製造装置、10…投入部、20…粗砕部、30…解繊部、40…分級部、50…選別部、60…添加物供給部、70…堆積部、100…搬送部、150…加熱部、200…成形部、300,300a,300b,300c…混合部、301…導入口、302…排出口、310,310a,310b…回転部、320…回転軸、330…軸受部、340…板部、350,350a…羽根、370…突部、370a…第1突部、370b…第2突部、380…ハウジング部、380a…内壁面、380b…内壁面、390…突起部、390a…第1突起部、390b…第2突起部、390c…第3突起部、391,391a,391b,391c…突起部。

Claims (6)

  1. 少なくとも繊維と樹脂とを混合する混合部と、
    前記混合部で混合した混合物を用いてシートを成形する成形部と、を備えるシート製造装置であって、
    前記混合部は、
    回転部と、
    前記回転部を囲うハウジング部と、
    前記ハウジング部において前記回転部と対向する位置に、内側へ突出した突部と、を有することを特徴とするシート製造装置。
  2. 請求項1に記載のシート製造装置において、
    前記回転部は、
    回転する回転軸と、
    前記回転軸の延設方向に延び前記回転軸とともに回転する複数の羽根と、を有し、
    前記突部は、前記羽根と対向することを特徴とするシート製造装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のシート製造装置において、
    前記突部は、
    前記羽根に対して、回転する前記羽根による遠心力の方向に離間して配置されることを特徴とするシート製造装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載のシート製造装置において、
    前記ハウジング部は、
    前記繊維及び前記樹脂を導入する導入口を有し、
    前記突部は、
    前記回転軸の延設方向において前記導入口側に位置し、前記羽根に対して前記回転軸の延設方向に離間して配置されたことを特徴とするシート製造装置。
  5. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のシート製造装置において、
    前記回転部は、
    前記羽根と前記羽根の間に、前記羽根よりも前記回転軸の半径方向における長さの短い突起部を有することを特徴とするシート製造装置。
  6. 少なくとも繊維と樹脂とを混合する混合部と、
    前記混合部で混合した混合物を用いてシートを成形する成形部と、を備えるシート製造装置であって、
    前記混合部は、
    回転部と、前記回転部を支持するとともに前記回転部を囲うハウジング部と、を有し、
    前記回転部は、
    回転する回転軸と、
    前記回転軸の延設方向に延び前記回転軸とともに回転する複数の羽根と、
    前記羽根と前記羽根の間に、前記羽根よりも前記回転軸の半径方向における長さの短い突起部と、を有し、
    前記羽根と前記突起部は、前記回転軸から半径方向外側に向かうように伸びて設けられることを特徴とするシート製造装置。
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